JPH0411592B2 - - Google Patents

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JPH0411592B2
JPH0411592B2 JP10200082A JP10200082A JPH0411592B2 JP H0411592 B2 JPH0411592 B2 JP H0411592B2 JP 10200082 A JP10200082 A JP 10200082A JP 10200082 A JP10200082 A JP 10200082A JP H0411592 B2 JPH0411592 B2 JP H0411592B2
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Description

【発明の詳細な説明】
近年、省資源の観点から耐候性にすぐれた塗料
の出現が強く望まれており、とりわけ自動車業界
においてはそうした要求が強く、5〜6年に及ぶ
メンテナンス・フリーの塗膜、つまり長期に亘つ
て光沢感を有し、しかもワツクスがけした場合に
おいてもワツクスによる色落ちのない塗膜を有し
た塗料の出現が待たれており、これが塗料業界に
おける設定目標ともなつている。 従来より、自動車の上塗り塗料用樹脂として
は、主にメタリツク用にはアクリル系樹脂がメラ
ミン・ホルムアルデヒド樹脂と組み合わせられ
て、またソリツド・カラー用には、やし油変性ま
たは合成脂肪酸変性の短油アルキド樹脂が同様の
メラミン樹脂と組み合わされて使用されてきた。 しかし、これらの樹脂はいずれも高度の耐候性
を有するに至らず、とくに自動車用の上塗り塗料
に用いる場合の致命的欠陥をともなつている。 しかるに、本発明者らは上述した如き従来型樹
脂の欠点を悉く解消させて、高度の耐候性を有す
ると共に、光沢および硬化性にもすぐれた樹脂を
得るべく鋭意研究した結果、特開昭57−36149号
公報に開示されている如き特定のアルキド樹脂の
ブレンドになる塗料用樹脂組成物について先に出
願しているが、さらに研究を進めて、自動車ソリ
ツド・カラー用として、特に有機顔料に対して分
散性のすぐれた塗料用アルキド樹脂を、そして、
かかる樹脂を用いて得られるアルキド樹脂塗料を
見い出すに及んで、本発明を完成させるに到つ
た。 すなわち、本発明は、主として、多価カルボン
酸成分と多価アルコール成分とを用いて得られる
アルキド樹脂を主たる被膜形成性成分として含有
するアルキド樹脂塗料において、該アルキド樹脂
が、カルボン酸成分として、脂環式カルボン酸対
芳香族カルボン酸のモル比が50:50〜95:5とな
る割合の両カルボン酸を、得られるアルキル樹脂
を基準として、これらの両カルボン酸に基ずく残
基が30重量%以上となるように用いると共に、エ
ステル形成性の無機または有機燐化合物を、得ら
れるアルキド樹脂を基準として、該無機または有
機燐化合物が、0.5〜5重量%となるように縮合
させて得られるものであり、しかも、油長が50%
以下のものであることから成る、当該アルキド樹
脂塗料を提供するものである。 本発明者らは、先の特開昭57−36149号公報に
記載されたように、屋外曝露や促進耐候テストの
上で、高光沢保持率を有する樹脂を得ることから
始まり、さらに進んで、ルチル型酸化チタンなど
で代表される無機顔料、あるいは、キナクリドン
系もしくはスレン系赤色顔料、アンザスロン系橙
色顔料またはキノフタロン系黄色顔料などで代表
される有機顔料への吸着力にすぐれること、加え
て、塗膜の劣化の促進因子である紫外線、熱、酸
素および水分などから、これらの顔料を保護し、
しかも、樹脂自身は、上記した如き劣化エネルギ
ーに対して抵抗力があるものでなければならぬこ
とが、この種のソリツド・カラー用の樹脂に、耐
候性を向上させるための条件であるとの結論を得
た。 因に、上記した酸化チタンの表面は水酸基で覆
われてはいるが、ひとたび、かかる顔料が、上記
した如き劣化促進因子たる紫外線、酸素または水
分に接し、ないしは、かかる雰囲気中に保持され
たさいには、これらの劣化エネルギーによりラジ
カルを発生して、樹脂自体の劣化にも及び、さら
に、この劣化を促進させるという作用をも有する
ものであり、本発明者らは、こうした顔料に起因
した樹脂の劣化機構から、この劣化機構に基づく
樹脂自体の崩壊を予防するための方策として、エ
ステル形成性の無機または有機燐化合物を縮合さ
せた樹脂を顔料へ吸着せしめることを見出したも
のであり、シクロヘキサン環を有するカルボン
酸、つまり、脂環式カルボン酸と芳香族カルボン
酸とのモル比が50:50〜95:5、好ましくは70:
30〜90:10なる両カルボン酸を、必須の酸成分と
して用いて得られるアルキド樹脂中に、有機燐化
合物を0.1〜5重量%、好ましくは0.25〜2重量
%なる範囲内で縮合せしめることにより、上述し
た如き目的に合致した樹脂が得られることをも明
らかにした。 縮合された無機または有機燐化合物の量が0.1
重量%未満である場合には、樹脂の顔料への吸着
力は弱く、本発明の目的を達成し得なくなるし、
一方、5重量%を超える場合には、この吸着力が
強すぎて、塗料系がチキソ性を帯び、しかも、樹
脂自体も加水分解を受け易くなるので、いずれも
好ましくない。 脂環式カルボン酸と芳香族カルボン酸とのモル
比が50:50を超えて脂環式のカルボン酸量が余り
に少なくなると、充分なる耐候性を発揮し得なく
なるし、一方、95:5を超えるような比率にし
て、芳香族カルボン酸量を余りに少なくすると、
充分な光沢および鮮映性を発揮し得なくなるの
で、いずれの場合も好ましくない。 本発明において言う前記有機燐化合物とは、ホ
スフイン酸を除いたすべての化合物を指称する
が、そのうちでも特に代表的なもののみを挙げる
にとどめれば、次のようなものである。 たとえば、一般式 もしくは 〔但し、両式中のRはフエニル基および/また
はC1〜C5なるアルキル基を表すものとする。〕 で示される燐酸ジアルキルもしくは燐酸トリアル
キル化合物、あるいは、一般式 〔但し、式中のRは前出の通りである。〕 で示される亜燐酸ジアルキル化合物を有効があ
り、トリメチルホスフエート、トリエチルホスフ
エート、トリフエニルホスフエート、ジーn−ブ
チルホスフエートもしくは「スーパーベツカミン
P−198」〔大日本インキ化学工業(株)製のC1〜C5
アルコールの燐酸エステル〕:ジメチルホスフア
イト、ジエチルホスフアイトまたは「アジトール
XL−180」(西ドイツ国へキスト社製の有機燐化
合物)などが有効である。 また、前記無機系燐化合物として代表的なもの
には燐酸、亜燐酸、五酸化燐またはトリポリ燐酸
などがあるが、操作の上からは上記した有機燐化
合物の使用が遥かに望ましい。 そして、かかる無機または有機燐化合物を樹脂
中に縮合せしめる方法としては、脂肪酸法では、
反応初期から当該化合物を投入せしめるのがよ
く、油法ではアルコール交換反応の終了直後に投
入させてエステル化反応を行うことが望ましい
が、アルキド樹脂の縮合反応の後半において付加
せしめることを妨げるものではない。こうした公
知慣用の縮合反応を通して、当該エステル形成性
の無機または有機燐化合物中の燐酸基は、樹脂中
の水酸基と容易に反応して、燐酸エステル結合の
形で、樹脂中に組み込まれるわけであるが、かか
る仕込みが当業者に至極、自明であることは、改
めて、言うまでもない。 ところで、本発明の樹脂として好ましい油長は
50%以下、特に好ましくは、5〜40%なる範囲内
である。50%を超えると、どうしても、塗料の皮
膜硬度が低くなるのみならず、顔料の分散性も著
しく劣るようになるので、いずれの場合も好まし
くない。 他方、本発明の樹脂の分子量もまた、重要なる
因子であり、本発明において言う数平均分子量と
は、次の計算式により算出されるものであるが、
ただし、有機燐化合物だけは、この計算に含まれ
ていない。 n=W/(K−P)eA 〔〕 〔ただし、式中のWは原料の仕込量から脱水量
を差し引いた分の重量を、つまり、生成した樹脂
の重量を、またKは、いわゆるK値として、別
に、全モル数/酸の当量で与えられるものであ
り、Pは反応率を、eAは酸の総当量数を表わすも
のである。〕 この計算式は、インターサイエンス・パブリツ
シヤーズ・デイビジヨンズ・オブ・ジヨン・ワイ
リー・アンド・サンズ(International
publishersdivisions of John Wiley and sons)
社から出版されたテイ・シー・パツトン(T.C.
Patton)著「アルキド・レジン・テクノロジー」
(“Alkyd Resin Technology”)の110頁に式18と
て掲載されているものである。 かくして算出された分子量が1000未満の場合に
は、塗膜の硬度および耐薬品性が悪くなり、一
方、6000を超える場合には、顔料に対する濡れが
不良となつて顔料の保護作用が弱くなり、しか
も、高分子量となりすぎてスプレー作業性が悪く
なり、結局の処、実用性に欠けるものとなるの
で、いずれも好ましくない。 ここにおいて、本発明の塗料を調製するに当つ
て用いられる当該アルキド樹脂について詳述する
ことによると、まず、核成分の主体をなす前記脂
環式カルボン酸として特に代表的なものには、
1,1−シクロヘキサンジカルボン酸、ヘキサヒ
ドロフタル酸、1,3−シクロヘキサンジカルボ
ン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸また
はメチルヘキサヒドロフタル酸などがあるが、こ
のほか、必要に応じて4−ターシヤリーブチルシ
クロヘキサンモノカルボン酸もしくはヘキサヒド
ロ安息香酸の如きシクロヘキサン系モノカルボン
酸とか、シクロヘキサン系ポリカルボン酸も、さ
らにはこれらのメチルエステルも同様に使用でき
る。 他方、前記芳香族カルボン酸として代表的なも
のには(無水)フタル酸、イソフタル酸またはテ
レフタル酸などがあるが、このほか、必要に応じ
て安息香酸、p−ターシヤリーブチル安息香酸ま
たはp−メチル安息香酸などの如きモノカルボン
酸も分子量調節剤として有効に使用しうるし、さ
らに無水トリメリツト酸または無水ピロメリツト
酸などの如きポリカルボン酸も、以上に記載され
た如き各種の酸成分と共に使用できる。 さらに、本発明塗料を調製するにさいして用い
られる当該アルキド樹脂には、以上に記述した酸
以外にも、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、テトラヒドロ無水フタル酸、テトラクロロ無
水フタル酸、無水ヘツト酸、無水ハイミツク酸、
無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸またはメ
チルシクロヘキセントリカルボン酸無水物などが
使用できる。 次いで、以上の酸成分と共に使用されるアルコ
ール成分としては特に制限はないが、そのうちで
も特に代表的なものにエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,3−ブチレングリコー
ル、1,6ーヘキサンジオール、ジエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ネオペンチル
グリコール、トリエチレングリコール、シクロヘ
キサンジメタノール、水添ビスフエノールA,グ
リセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトールまたはジペン
タエリスリトールなどがある。 また、油脂成分として代表的なものには、やし
油、水添やし油、「カーデユラE」(オランダ国シ
エル社製のバーサテイツク酸のグリシジルエステ
ル)またはオクチル酸などがあり、このほかに、
米ぬか油脂肪酸、トール油脂肪酸、大豆油、ひま
し油または脱水ひまし油なども使用できる。 本発明のアルキド樹脂は、以上に掲げられた各
種の原料を用い、公知の製造方法に従つて溶融法
または溶剤法のいずれかによつて調製される。 かくして得られる、本発明のアルキド樹脂塗料
は、特に自動車ソリツド・カラー用として使用さ
れ、高度の耐候性を有するのみならず、顔料分散
性、耐ワツクスがけ性、光沢ならびに硬化性にも
すぐれた塗膜を与えるものである。 次に、本発明を実施例および比較例により、一
層、具体的に説明するが、以下において部および
%は特に断りのない限り、すべて重量基準である
ものとする。 実施例 1 攪拌機、温度計、脱水トラツプ付還流冷却器お
よび窒素ガス導入装置の付いた四ツ口フラスコ
に、300部のやし油、0.15部の水酸化ナトリウム
および132部のトリメチロールプロパンを仕込ん
で250℃で1時間アルコール交換反応を行つたの
ち、さらに77部のトリメチロールプロパン、20部
の「スーパーベツカミン P−198」、94部のペン
タエリスリトール、351部のヘキサヒドロ無水フ
タル酸、44部の無水フタル酸、49部のp−ターシ
ヤリーブチル安息香酸および40部のキシレンを加
えて、160から180℃に3時間保持してから、180
〜220℃まで2時間を要して徐々に昇温し、さら
に、220℃で2時間の脱水反応を行い、次いで、
キシレンで不揮発分を60%に調整して、25℃での
ガードナー粘度(以下、これを「粘度」と略記す
る。)がVで、酸価が7.2で、かつ、水酸基価が75
なるアルキド樹脂の溶液を得た。 本例において用いられた「スーパーベツカミン
P−198」の酸価は430であり、本例における仕込
み組成に例えば、この「スーパーベツカミン P
−198」に帰する酸価は17.6になるし、一方、反
応後の樹脂溶液の酸価は7.2(固形分換算では、
12.0)である処から、樹脂中に燐化合物が縮合さ
れた形で含有されていることが知られよう。 また、このアルキド樹脂の数平均分子量は、次
のようにして計算されるが、まず、本例の仕込量
から、全モル数は6.890であり、酸の総当量数eA
は6.769であるから、K値は1.0178となるし、酸
価から酸の反応率Pは0.9684となるし、さらに、
総仕込量1.047部から脱水量47部を差し引くこと
により、樹脂の収量Wは1000部となるから、前掲
の計算式〔〕に従つて、求めるべき樹脂の数平
均分子量nは、約3000となる。 =1000/1.0178−0.9684)×6.769 =1000/0.3343 =2991 ここにおいて、上記した反応率Pは、次のよう
にして計算されるが、まず、生成樹脂の酸価が
7.2(固形分換算では12.0)であるから、反応後の
酸の当量は、 酸価×W/KOHのミリグラム当量 から、 12.0×1000/56100=0.2139 となり、したがつて、求めるべき酸の反応率P
は、 反応前の酸の当量eA−反応後の酸の当量/反応前の酸の
当量eA から、 6.769−0.2139/6.769=0.9684 となる。 以下の各実施例および比較例についての数平均
分子量も、同様にして求めることができる。それ
らは第2表に、まとめて示す。 実施例 2 やし油の400部、水酸化リチウムの0.2部および
ペンタエリスリトールの123部を仕込んで230℃で
1時間アルコール交換反応を行つたのち、これに
テレフタル酸の121部、1,3−シクロヘキサン
ジカルボン酸の275部、安息香酸の52部、ペンタ
エリスリトールの95部、ネオペンチルグリコール
の25部およびキシレンの40部と五酸化燐の5部と
の混合物を仕込んだ以外は、実施例1と同様にし
て粘度Z2〜Z3、酸化5.4および水酸基価66なるア
ルキド樹脂の溶液を得た。 実施例 3 「カーデユラE」の265部、ヘキサヒドロ無水
フタル酸の297部、イソフタル酸の184部、ペンタ
エリスリトールの123部、ネオペンチルグリコー
ルの155部、ヘキサヒドロ安息香酸の52部、「アジ
トールXL−180」の30部およびキシレン40部を用
いて、すぐさま160〜180℃で3時間の脱水縮合反
応から始まり、以後は実施例1と同様にして粘度
T−U、酸価4.8および水酸基価69なるアルキド
樹脂の溶液を得た。 実施例 4 やし油脂肪酸の142部、イソフタル酸の130部、
1,4−シクロヘキサンジカルボン酸の401部、
トリメチロールプロパンの194部、ネオペンチル
グリコールの95部、1,6−ヘキサンジオールの
168部、キシレンの40部および「スーパーベツカ
ミンP−198」の40部を用いて、実施例3と同様
にして粘度M、酸価6.0および水酸基価72なるア
ルキド樹脂の溶液を得た。 実施例 5 五酸化燐の代わりに、89%燐酸水溶液の7.8部
を使用するように変更した以外は、実施例2と同
様にして、粘度がZ3で、酸化が5.2で、かつ、水
酸基価が65なるアルキド樹脂の溶液を得た。 実施例 6 「カーデユラE」の112部、トリメチロールプ
ロパンの260部、1,6−ヘキサンジオールの189
部、イソフタル酸の212部、ヘキサヒドロ無水フ
タル酸の295部および亜燐酸の10部を用いるよう
に変更した以外は、実施例4と同様にして反応を
行なつたのち、キシレンで不揮発分を70%に調整
して、粘度Xで、酸価が6.6で、かつ、水酸基価
が133なるアルキド樹脂の溶液を得た。 実施例 7 やし油脂肪酸の96部、トリメチロールプロパン
の220部、ネオペンチルグリコールの242部、イソ
フタル酸の176部、ヘキサヒドロ無水フタル酸の
221部、アジピン酸の155部およびジ−n−ブチル
ホスフエートの10部を用いるように変更した以外
は、実施例4と同様にして反応を行なつたのち、
「ソルベツソ 100」(エクソン社製の芳香族炭化
水素系溶剤)で不揮発分を60%に調整し、粘度が
Yで、酸価が4.7で、かつ、水酸基価が80なるア
ルキド樹脂の溶液を得た。 実施例 8 やし油脂肪酸の94部、トリメチロールプロパン
の284部、ネオペンチルグリコールの82部、1,
6−ヘキサンジオールの100部、イソフタル酸の
222部、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸の
344部およびジエチルホスフアイトの5部を用い
るように変更した以外は、実施例4と同様にして
反応を行なつたのち、キシレンで不揮発分を65%
に調整して、粘度がZ3で、酸価が6.1で、かつ、
水酸基が91なるアルキド樹脂の溶液を得た。 比較例 1 やし油およびペンタエリスリトールの量をそれ
ぞれ380部および152部に増量し、かつ反応温度を
230℃に変更させた以外は、実施例1と同様にア
ルコール交換反応を行つたのち、さらに無水フタ
ル酸の376部、ペンタエリスリトールの94部、ト
リメチロールプロパンの48部、「スーパーベツカ
ミンP−198」の40部およびキシレンの40部を加
えるように変更した以外は、以後も実施例1と同
様にして粘度Z,酸価73および水酸基価4.2なる
アルキド樹脂の溶液を得た。 比較例 2 「スーパーベツカミンP−198」の使用を一切
欠いた以外は、実施例1と同様にして粘度U、酸
価6.0および水酸基価77なるアルキド樹脂の溶液
を得た。 比較例 3 やし油の320部、グリセリンの221部および水酸
化リチウムの0.15部を仕込んで230℃で1時間ア
ルコール交換反応を行つたのち、これにエチレン
グリコールの29部、ヘキサヒドロ無水フタル酸の
485部、およびキシレンの40部を加えるように変
更させた以外は、実施例1と同様にして粘度R−
S、酸価4.6および水酸基価66なるアルキド樹脂
の溶液を得た。 以上の各実施例および比較例で得られた各種の
アルキド樹脂を用いて、第1表に示される如き配
合により、各別に塗料を調製し、キシレン/「ソ
ルベツソ100」/「ブチルセロソルブ」/n−ブ
タノール=40/30/20/10(容積比)なる混合溶
剤で、No.4フオード・カツプで23秒となるように
希釈し、次いでこれをエアー・スプレーで30〜
35μmなる膜厚に塗装し、しかるのち140℃で30
分間焼付けを行つて試験片を作成した。 それぞれの試験片について各種の塗膜性能試験
を行つた。それらの結果は、まとめて第2表に示
す。
【表】
【表】
【表】
【表】 試験方法と判定評価基準 鮮映性:塗膜の表面状態を肉眼で判定 ◎……優秀 ○……良好 △……普通 ×……可 ××……不可 光 沢:村上式光沢計による∠60°反射率(%)
で表示 硬 度:「三菱ユニ」鉛筆による“きずつき”が、
もはや起ることのない最小限の硬度を以て
表示 H+……H〜2H F-……HB〜F 耐酸性:5%H2SO4水溶液を塗膜上に2〜3滴
落として一昼夜放置後の塗膜の“つや引
け”度合で判定 ◎……優秀 ○……良好 △……普通 ×……可 ××……不可 耐ガソリン性:「日石ゴールド・ガソリン」に2
時間浸漬後の塗膜の着色および/または軟
化度合いで判定 ◎……優秀 ○……良好 △……普通 ×……可 ××……不可 耐 候 性:促進耐候性の場合は、サンシヤイ
ン・ウエザオメーターにそれぞれ1000時間
および1500時間かけたのちの光沢保持率
(%)を以て表示 他方、屋外曝露の場合は、タイ国バンコク
市郊外にそれぞれ1年間および2年間曝露
させたのちの光沢保持率(%)を以て表示 ワツクスによる色落ち:ネルの布に「テンオー
ル」(米国ウイルソン社製カーワツクス)
を浸し、荷重300gで、それぞれ予め促進
耐候試験および屋外曝露試験を行つたのち
の塗膜を30回ラビングせしめて布への着色
度合を以て判定 顔料分散性:赤色顔料および黄色顔料としては、
それぞれ「フアストーゲン・スーパー・レ
ツドBN」をPCW10%で、および「フアス
トーゲン・イエロー4192」(大日本インキ
化学工業(株)製のベンズイミダゾロン系顔
料)をPCW15%で用い、サンドミルにて
1時間練肉させたのちの塗料の構造粘性の
有無で判定 良好……粘性がないもの 不良……粘性があるもの

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主として、多価カルボン酸成分と多価アルコ
    ール成分とを用いて得られるアルキド樹脂を主た
    る被膜形成性成分として含有するアルキド樹脂塗
    料において、該アルキド樹脂が、カルボン酸成分
    として、脂環式カルボン酸対芳香族カルボン酸の
    モル比が50:50〜95:5となる割合の両カルボン
    酸を、得られるアルキド樹脂を基準として、これ
    らの両カルボン酸に基づく残基が30重量%以上と
    なるように用いると共に、エステル形成性の無機
    または有機燐化合物を、得られるアルキド樹脂を
    基準として、該無機または有機燐化合物の残基
    が、0.5〜5重量%となるように縮合させて得ら
    れるものであり、しかも、油長が50%以下のもの
    であることを特徴とする、前記のアルキド樹脂塗
    料。
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