JPS6223724B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6223724B2 JPS6223724B2 JP9281378A JP9281378A JPS6223724B2 JP S6223724 B2 JPS6223724 B2 JP S6223724B2 JP 9281378 A JP9281378 A JP 9281378A JP 9281378 A JP9281378 A JP 9281378A JP S6223724 B2 JPS6223724 B2 JP S6223724B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluorouracil
- compound
- antitumor
- fluorouracils
- uracils
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は、特定のウラシル類を含有する抗腫瘍
効果増強剤に関する。 癌化学療法に関する研究は従来より広範囲な分
野において行われているが、核酸代謝制御をねら
いとする癌の化学療法は1940年代後半より始ま
り、核酸代謝抑制剤として先ず6―メルカプトプ
リンが合成され、次いで5―フルオロウラシルが
見い出された。 5―フルオロウラシルは1957年ダシンスキーに
よつて合成され、ハイデルベルガーらによりその
抗腫瘍活性が見い出されて以来、広い抗腫瘍スペ
クトルをもち、特に腺癌に優れた効果をもつこと
から現在臨床で最も広く用いられている抗悪性腫
瘍剤の1つである。5―フルオロウラシルは核酸
関連代謝拮抗物質の代表的な化合物であることか
ら、これを基本骨格とする化合物の研究開発は現
在もなお活発に行われており、最近では2,3の
優れた化合物の報告がなされている。例えば、ソ
連で開発された1―(2―テトラヒドロフリル)
―5―フルオロウラシルは、いわゆる5―フルオ
ロウラシルのマスクドタイプ(masked type)
であり、生体内で徐々に5―フルオロウラシルに
変換するため、5―フルオロウラシルを投与した
場合にみられるような直接的な毒性がほとんどな
く、経口投与が可能な抗悪性腫瘍剤として、我国
においてその治療方法が確立された。しかしなが
ら、その反面、効果は5―フルオロウラシルより
も若干劣るといわれており、抗腫瘍効果と副作用
のバランスの上で、さらに優れた5―フルオロウ
ラシル誘導体の開発が望まれている。 1―(2―テトラヒドロフリル)―5―フルオ
ロウラシルは前記のように直接的副作用、例えば
経口投与した場合の消化器系への影響が軽減され
た点でその存在の意義は大であるが、残された問
題としてはいかにして抗腫瘍効果を高めるかにあ
ろうと思われる。一般に5―フルオロウラシルを
基本骨格とする誘導体は、生体内で5―フルオロ
ウラシルに変換することによりその抗腫瘍効果が
発現されるといわれているが、これが充分な効果
を発揮し得ない理由の1つは変換された5―フル
オロウラシルが、さらに分解、不活性化されてし
まうためにあると考えられる。ちなみに5―フル
オロウラシルを静脈内投与した場合の血中半減期
は約15〜20分といわれている。一方、下山らによ
れば5―フルオロウラシルのような代謝拮抗物質
の効果発現の作用機序である殺細胞様式は、時間
依存性であり、腫瘍組織内において一定レベルの
濃度を長時間持続するのが望ましいとされてい
る。このような点から、5―フルオロウラシル類
の抗腫瘍効果を高めるには生体内で変換された5
―フルオロウラシルの分解、不活性化を減ずる必
要があり、望ましくはこの現象が正常組織よりも
腫瘍組織においてより特異的なものであれば好ま
しいと考えられる。以上の観点より、本発明者は
鋭意研究を重ねた結果、5―フルオロウラシル類
にウラシルを配合することにより所期の目的が達
成され得ることを見い出し、先に特許出願した。 本発明者は前記発明に引き続き、5―フルオロ
ウラシル類の抗腫瘍効果を高めた抗腫瘍剤を得る
べく更に研究を重ねた結果、5―フルオロウラシ
ル類に対して特定のウラシル類が抗腫瘍効果増強
作用を有することを見い出し、本発明を完成する
に至つた。 即ち本発明は、1―n―ヘキシルカルバモイル
ウラシル、シトシン、シチジン及び2′―デオキシ
シチジンの中から選ばれた少くとも一種のウラシ
ル類を有効成分として含有し、5―フルオロウラ
シル類の有する抗腫瘍効果を増強させることを特
徴とする抗腫瘍効果増強剤に係る。本発明に依れ
ば、ウラシル類自体には抗腫瘍効果はほとんど認
められないが、これと5―フルオロウラシル類と
を併用することによつて抗腫瘍効果が著しく増大
し、治療係数も著しく増大する。 本発明で使用されるウラシル類のうち1―n―
ヘキシルカルバモイルウラシル以外の化合物は公
知化合物であり、公知の方法に従つて製造され
る。 1―n―ヘキシルカルバモイルウラシルは新規
化合物であり、後記する参考例に記載した方法に
より容易に製造される。 本発明で使用される5―フルオロウラシル類は
一般式 〔式中R1及びR2は同一又は相異なつて水素原
子、アルコキシメチル基、テトラヒドロフリル基
又はアルキルカルバモイル基を示す〕 で表わされる化合物であり、これらの式で表わさ
れる化合物を広く使用し得る。 一般式(1)で表わされる化合物のうち代表的なも
のを以下に掲げる。 Γ5―フルオロウラシル(化合物1) Γ1―(2―テトラヒドロフリル)―5―フルオ
ロウラシル(化合物2) Γ1,3―ビス(2―テトラヒドロフリル)―5
―フルオロウラシル(化合物3) Γ1―n―ヘキシルカルバモイル―5―フルオロ
ウラシル(化合物4) Γ1―エトキシメチル―5―フルオロウラシル
(化合物5) Γ3―(2―テトラヒドロフリル)―5―フルオ
ロウラシル(化合物6) またこれら一般式で表わされる化合物以外の化
合物でも5―フルオロウラシル誘導体であれば生
体内で5―フルオロウラシルに変換され、ウラシ
ル類と併用することにより抗腫瘍効果が増強され
るものと考えられる。 一般式(1)で表わされる化合物は公知の化合物で
あり、これらは公知の方法に従つて製造される。
例えば化合物1は特公昭36―3873号に、化合物2
は特公昭49―10510号に、化合物3は特開昭50―
50384号に、化合物4は特開昭50―148365号に、
化合物5は特開昭50―37787号に、化合物6は特
開昭52―68189号に記載されている。 本発明では5―フルオロウラシル類とウラシル
類とをそれぞれ別個に投与することもできるが、
両者を予め配合しておき、これらを配合剤として
投与することもできる。5―フルオロウラシル類
とウラシル類との使用割合は通常前者の1モルに
対して後者を0.5モル以上使用するのが良い。該
使用割合の後者の上限は、5―フルオロウラシル
類及びウラシル類の種類に応じて異なり一概には
言えないが、一般には前者1モルに対して後者を
100モルまで使用することもできる。また、前者
1モルに対して後者を50モル以下、更には20モル
以下使用すれば良い場合もある。本発明の抗腫瘍
効果増強剤又はその配合剤である抗腫瘍剤組成物
の投与単位形態としては各種の形態を治療目的に
応じて選択でき、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒
剤等の経口用剤、注射剤、坐剤等の非経口用剤等
を挙げることができる。斯かる投与単位形態に成
形するに際しては、担体としてこの分野で従来公
知のものが使用され、この分野で慣用されている
手段に従つて製造される。斯かる種々の投与単位
形態中に配合されるべき5―フルオロウラシル類
の量は5―フルオロウラシル類とウラシル類の種
類に応じて異なり特に限定することはできない
が、一般に経口用剤では10〜200mg、注射剤では
50〜1000mg、坐剤では250〜1000mgが望ましい。
また1日当りの投与量も5―フルオロウラシル類
とウラシル類の種類に応じて異なり特に限定する
ことはできないが、実際の臨床用量及び基礎的効
力実験から推定される臨床用量は1日当り5―フ
ルオロウラシル類として一般的には経口用剤では
20〜1200mg、注射剤では50〜2000mg、坐剤では
250〜2000mgであるのが望ましい。 次に本発明抗腫瘍効果増強剤の配合剤である抗
腫瘍剤組成物の代表的な処方例を掲げる。 処方例 1 化合物2 30mg デオキシシチジン 600mg 乳糖 330mg コーンスターチ 30mgヒドロキシプロピルセルロース 10mg 1包当り 1000mg 上記配合割合で顆粒剤を調製する。 処方例 2 化合物3 100mg シトシン 20mg 乳糖 45mg 結晶セルロース 50mg ステアリン酸マグネシウム 2mg タルク 3mgヒドロキシプロピルメチルセルロース 10mg 1錠当り 230mg 上記配合割合で錠剤を調製する。 処方例 3 化合物4 100mg 1―n―ヘキシルカルバモイルウラシル 200mg 乳糖 75mg 結晶セルロース 22mgステアリン酸マグネシウム 3mg 1カプセル当り 400mg 上記配合割合でカプセル剤を調製する。 処方例 4 化合物5 20mg シチジン 130mg 乳糖 740mg コーンスターチ 100mgヒドロキシプロピルメチルセルロース 10mg 1包当り 1000mg 上記配合割合で顆粒剤を調製する。 処方例 5 化合物1 50mg シチジン 200mg トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン 85mg注射用蒸留水 適量 1アンプル当り 5ml 上記配合割合で注射剤を調製する。 処方例 6 化合物6 500mg シトシン 555mgウイテプゾールW―35 945mg 1個当り 2000mg 上記配合割合で坐剤を調製する。 参考例 1―n―ヘキシルカルバモイルウラシルの製造 ウラシル4.5gをジメチルホルムアミド90mlに
懸濁し、n―ヘキシルイソシアネイト10.2gを加
えて室温で撹拌する。5時間後析出している沈澱
を取し、これを70℃加温下少量のジメチルホル
ムアミドにとかし、さらにエタノールを加えて放
冷する。析出した結晶を取後、エタノールで洗
つた後減圧乾燥する。 収量3.4g(35%)融点172〜173℃ 元素分析値(C11H17N3O3として) C H N 計算値(%) 55.22 7.16 17.56 分析値(%) 55.17 7.47 17.49 次に本発明抗腫瘍効果増強剤の配合剤である抗
腫瘍剤組成物のマウスにおける急性毒性試験、抗
腫瘍効果及び治療係数を示す。 (1) 急性毒性試験 体重22±1gのICR系雄性マウスを1群5匹と
して実験に使用した。使用薬剤は下記第1表〜第
4表に示す割合で5―フルオロウラシル類とウラ
シル類とを配合し、5%アラビアゴム溶液に懸濁
し、経口ゾンデにて強制的に投与した。投与量は
1ml/100gとなるように調製した。試験開始よ
り3週間にわたつて一般中毒症状、体重および死
亡の有無を連日観察した。LD50値の算出は3週
間後にUp and Down法により行つた。その結果
は第1表〜第4表の通りであり、その値は5―フ
ルオロウラシル類の量(mg/Kg)で表わした。 (2) 抗腫瘍試験 ザルコーマ180腫瘍細胞2×106個をICR系雄性
マウス(1群6匹)の背部皮下に接種した。腫瘍
細胞接種24時間後から下記第1表〜第4表に示す
割合で5―フルオロウラシル類とウラシル類とを
配合したものを5%アラビアゴム溶液に懸濁し、
1日1回連続7日間経口投与した。投与量は各薬
剤とも5dosesを設け、1ml/100gとなるように
調製した。腫瘍細胞接種後10日目に腫瘍を摘出
し、その重量を測定して薬剤投与群(T)と対照
群(C)との平均腫瘍重量比(T/C)を求め、投与
量と効果(T/C)の用量―反応曲線から50%腫
瘍抑制を示す用量(ED50)を求めた。その結果は
第1表〜第4表の通りであり、その値は5―フル
オロウラシル類の量(mg/Kg)で表わした。 (3) 治療係数 前記試験で得られた薬剤処置群のLD50値と
ED50値の比(LD50/ED50)をもつて治療係数とし
た。結果を第1表〜第4表に示した。
効果増強剤に関する。 癌化学療法に関する研究は従来より広範囲な分
野において行われているが、核酸代謝制御をねら
いとする癌の化学療法は1940年代後半より始ま
り、核酸代謝抑制剤として先ず6―メルカプトプ
リンが合成され、次いで5―フルオロウラシルが
見い出された。 5―フルオロウラシルは1957年ダシンスキーに
よつて合成され、ハイデルベルガーらによりその
抗腫瘍活性が見い出されて以来、広い抗腫瘍スペ
クトルをもち、特に腺癌に優れた効果をもつこと
から現在臨床で最も広く用いられている抗悪性腫
瘍剤の1つである。5―フルオロウラシルは核酸
関連代謝拮抗物質の代表的な化合物であることか
ら、これを基本骨格とする化合物の研究開発は現
在もなお活発に行われており、最近では2,3の
優れた化合物の報告がなされている。例えば、ソ
連で開発された1―(2―テトラヒドロフリル)
―5―フルオロウラシルは、いわゆる5―フルオ
ロウラシルのマスクドタイプ(masked type)
であり、生体内で徐々に5―フルオロウラシルに
変換するため、5―フルオロウラシルを投与した
場合にみられるような直接的な毒性がほとんどな
く、経口投与が可能な抗悪性腫瘍剤として、我国
においてその治療方法が確立された。しかしなが
ら、その反面、効果は5―フルオロウラシルより
も若干劣るといわれており、抗腫瘍効果と副作用
のバランスの上で、さらに優れた5―フルオロウ
ラシル誘導体の開発が望まれている。 1―(2―テトラヒドロフリル)―5―フルオ
ロウラシルは前記のように直接的副作用、例えば
経口投与した場合の消化器系への影響が軽減され
た点でその存在の意義は大であるが、残された問
題としてはいかにして抗腫瘍効果を高めるかにあ
ろうと思われる。一般に5―フルオロウラシルを
基本骨格とする誘導体は、生体内で5―フルオロ
ウラシルに変換することによりその抗腫瘍効果が
発現されるといわれているが、これが充分な効果
を発揮し得ない理由の1つは変換された5―フル
オロウラシルが、さらに分解、不活性化されてし
まうためにあると考えられる。ちなみに5―フル
オロウラシルを静脈内投与した場合の血中半減期
は約15〜20分といわれている。一方、下山らによ
れば5―フルオロウラシルのような代謝拮抗物質
の効果発現の作用機序である殺細胞様式は、時間
依存性であり、腫瘍組織内において一定レベルの
濃度を長時間持続するのが望ましいとされてい
る。このような点から、5―フルオロウラシル類
の抗腫瘍効果を高めるには生体内で変換された5
―フルオロウラシルの分解、不活性化を減ずる必
要があり、望ましくはこの現象が正常組織よりも
腫瘍組織においてより特異的なものであれば好ま
しいと考えられる。以上の観点より、本発明者は
鋭意研究を重ねた結果、5―フルオロウラシル類
にウラシルを配合することにより所期の目的が達
成され得ることを見い出し、先に特許出願した。 本発明者は前記発明に引き続き、5―フルオロ
ウラシル類の抗腫瘍効果を高めた抗腫瘍剤を得る
べく更に研究を重ねた結果、5―フルオロウラシ
ル類に対して特定のウラシル類が抗腫瘍効果増強
作用を有することを見い出し、本発明を完成する
に至つた。 即ち本発明は、1―n―ヘキシルカルバモイル
ウラシル、シトシン、シチジン及び2′―デオキシ
シチジンの中から選ばれた少くとも一種のウラシ
ル類を有効成分として含有し、5―フルオロウラ
シル類の有する抗腫瘍効果を増強させることを特
徴とする抗腫瘍効果増強剤に係る。本発明に依れ
ば、ウラシル類自体には抗腫瘍効果はほとんど認
められないが、これと5―フルオロウラシル類と
を併用することによつて抗腫瘍効果が著しく増大
し、治療係数も著しく増大する。 本発明で使用されるウラシル類のうち1―n―
ヘキシルカルバモイルウラシル以外の化合物は公
知化合物であり、公知の方法に従つて製造され
る。 1―n―ヘキシルカルバモイルウラシルは新規
化合物であり、後記する参考例に記載した方法に
より容易に製造される。 本発明で使用される5―フルオロウラシル類は
一般式 〔式中R1及びR2は同一又は相異なつて水素原
子、アルコキシメチル基、テトラヒドロフリル基
又はアルキルカルバモイル基を示す〕 で表わされる化合物であり、これらの式で表わさ
れる化合物を広く使用し得る。 一般式(1)で表わされる化合物のうち代表的なも
のを以下に掲げる。 Γ5―フルオロウラシル(化合物1) Γ1―(2―テトラヒドロフリル)―5―フルオ
ロウラシル(化合物2) Γ1,3―ビス(2―テトラヒドロフリル)―5
―フルオロウラシル(化合物3) Γ1―n―ヘキシルカルバモイル―5―フルオロ
ウラシル(化合物4) Γ1―エトキシメチル―5―フルオロウラシル
(化合物5) Γ3―(2―テトラヒドロフリル)―5―フルオ
ロウラシル(化合物6) またこれら一般式で表わされる化合物以外の化
合物でも5―フルオロウラシル誘導体であれば生
体内で5―フルオロウラシルに変換され、ウラシ
ル類と併用することにより抗腫瘍効果が増強され
るものと考えられる。 一般式(1)で表わされる化合物は公知の化合物で
あり、これらは公知の方法に従つて製造される。
例えば化合物1は特公昭36―3873号に、化合物2
は特公昭49―10510号に、化合物3は特開昭50―
50384号に、化合物4は特開昭50―148365号に、
化合物5は特開昭50―37787号に、化合物6は特
開昭52―68189号に記載されている。 本発明では5―フルオロウラシル類とウラシル
類とをそれぞれ別個に投与することもできるが、
両者を予め配合しておき、これらを配合剤として
投与することもできる。5―フルオロウラシル類
とウラシル類との使用割合は通常前者の1モルに
対して後者を0.5モル以上使用するのが良い。該
使用割合の後者の上限は、5―フルオロウラシル
類及びウラシル類の種類に応じて異なり一概には
言えないが、一般には前者1モルに対して後者を
100モルまで使用することもできる。また、前者
1モルに対して後者を50モル以下、更には20モル
以下使用すれば良い場合もある。本発明の抗腫瘍
効果増強剤又はその配合剤である抗腫瘍剤組成物
の投与単位形態としては各種の形態を治療目的に
応じて選択でき、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒
剤等の経口用剤、注射剤、坐剤等の非経口用剤等
を挙げることができる。斯かる投与単位形態に成
形するに際しては、担体としてこの分野で従来公
知のものが使用され、この分野で慣用されている
手段に従つて製造される。斯かる種々の投与単位
形態中に配合されるべき5―フルオロウラシル類
の量は5―フルオロウラシル類とウラシル類の種
類に応じて異なり特に限定することはできない
が、一般に経口用剤では10〜200mg、注射剤では
50〜1000mg、坐剤では250〜1000mgが望ましい。
また1日当りの投与量も5―フルオロウラシル類
とウラシル類の種類に応じて異なり特に限定する
ことはできないが、実際の臨床用量及び基礎的効
力実験から推定される臨床用量は1日当り5―フ
ルオロウラシル類として一般的には経口用剤では
20〜1200mg、注射剤では50〜2000mg、坐剤では
250〜2000mgであるのが望ましい。 次に本発明抗腫瘍効果増強剤の配合剤である抗
腫瘍剤組成物の代表的な処方例を掲げる。 処方例 1 化合物2 30mg デオキシシチジン 600mg 乳糖 330mg コーンスターチ 30mgヒドロキシプロピルセルロース 10mg 1包当り 1000mg 上記配合割合で顆粒剤を調製する。 処方例 2 化合物3 100mg シトシン 20mg 乳糖 45mg 結晶セルロース 50mg ステアリン酸マグネシウム 2mg タルク 3mgヒドロキシプロピルメチルセルロース 10mg 1錠当り 230mg 上記配合割合で錠剤を調製する。 処方例 3 化合物4 100mg 1―n―ヘキシルカルバモイルウラシル 200mg 乳糖 75mg 結晶セルロース 22mgステアリン酸マグネシウム 3mg 1カプセル当り 400mg 上記配合割合でカプセル剤を調製する。 処方例 4 化合物5 20mg シチジン 130mg 乳糖 740mg コーンスターチ 100mgヒドロキシプロピルメチルセルロース 10mg 1包当り 1000mg 上記配合割合で顆粒剤を調製する。 処方例 5 化合物1 50mg シチジン 200mg トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン 85mg注射用蒸留水 適量 1アンプル当り 5ml 上記配合割合で注射剤を調製する。 処方例 6 化合物6 500mg シトシン 555mgウイテプゾールW―35 945mg 1個当り 2000mg 上記配合割合で坐剤を調製する。 参考例 1―n―ヘキシルカルバモイルウラシルの製造 ウラシル4.5gをジメチルホルムアミド90mlに
懸濁し、n―ヘキシルイソシアネイト10.2gを加
えて室温で撹拌する。5時間後析出している沈澱
を取し、これを70℃加温下少量のジメチルホル
ムアミドにとかし、さらにエタノールを加えて放
冷する。析出した結晶を取後、エタノールで洗
つた後減圧乾燥する。 収量3.4g(35%)融点172〜173℃ 元素分析値(C11H17N3O3として) C H N 計算値(%) 55.22 7.16 17.56 分析値(%) 55.17 7.47 17.49 次に本発明抗腫瘍効果増強剤の配合剤である抗
腫瘍剤組成物のマウスにおける急性毒性試験、抗
腫瘍効果及び治療係数を示す。 (1) 急性毒性試験 体重22±1gのICR系雄性マウスを1群5匹と
して実験に使用した。使用薬剤は下記第1表〜第
4表に示す割合で5―フルオロウラシル類とウラ
シル類とを配合し、5%アラビアゴム溶液に懸濁
し、経口ゾンデにて強制的に投与した。投与量は
1ml/100gとなるように調製した。試験開始よ
り3週間にわたつて一般中毒症状、体重および死
亡の有無を連日観察した。LD50値の算出は3週
間後にUp and Down法により行つた。その結果
は第1表〜第4表の通りであり、その値は5―フ
ルオロウラシル類の量(mg/Kg)で表わした。 (2) 抗腫瘍試験 ザルコーマ180腫瘍細胞2×106個をICR系雄性
マウス(1群6匹)の背部皮下に接種した。腫瘍
細胞接種24時間後から下記第1表〜第4表に示す
割合で5―フルオロウラシル類とウラシル類とを
配合したものを5%アラビアゴム溶液に懸濁し、
1日1回連続7日間経口投与した。投与量は各薬
剤とも5dosesを設け、1ml/100gとなるように
調製した。腫瘍細胞接種後10日目に腫瘍を摘出
し、その重量を測定して薬剤投与群(T)と対照
群(C)との平均腫瘍重量比(T/C)を求め、投与
量と効果(T/C)の用量―反応曲線から50%腫
瘍抑制を示す用量(ED50)を求めた。その結果は
第1表〜第4表の通りであり、その値は5―フル
オロウラシル類の量(mg/Kg)で表わした。 (3) 治療係数 前記試験で得られた薬剤処置群のLD50値と
ED50値の比(LD50/ED50)をもつて治療係数とし
た。結果を第1表〜第4表に示した。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
本発明抗腫瘍剤の急性毒性試験、抗腫瘍効界及
び治療係数を前記と同様にして行ない得られた結
果を以下に示す。
び治療係数を前記と同様にして行ない得られた結
果を以下に示す。
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 1―n―ヘキシルカルバモイルウラシル、シ
トシン、シチジン及び2′―デオキシシチジンの中
から選ばれた少くとも一種のウラシル類を有効成
分として含有し、5―フルオロウラシル類の有す
る抗腫瘍効果を増強させることを特徴とする抗腫
瘍効果増強剤。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9281378A JPS5519245A (en) | 1978-07-28 | 1978-07-28 | Anti-malignant tumor agent composition |
| GB7908960A GB2016921B (en) | 1978-03-27 | 1979-03-14 | Anti cancer compositions containing uracil derivatives |
| CH272679A CH639274A5 (de) | 1978-03-27 | 1979-03-23 | Antikrebsmittel. |
| FR7907523A FR2420974A1 (fr) | 1978-03-27 | 1979-03-26 | Medicament a base de derives de l'uracile |
| DE2912112A DE2912112C2 (de) | 1978-03-27 | 1979-03-27 | Antikrebs-Präparat |
| IT67629/79A IT1119283B (it) | 1978-03-27 | 1979-03-27 | Composizione anti cancro |
| US06/552,263 US4650801A (en) | 1978-03-27 | 1983-11-16 | Anti-cancer compositions for delivering 5-fluorouracil |
| US06/932,516 US4914105A (en) | 1978-03-27 | 1986-11-20 | Anti-cancer compositions for delivering 5-fluorouracil |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9281378A JPS5519245A (en) | 1978-07-28 | 1978-07-28 | Anti-malignant tumor agent composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5519245A JPS5519245A (en) | 1980-02-09 |
| JPS6223724B2 true JPS6223724B2 (ja) | 1987-05-25 |
Family
ID=14064847
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9281378A Granted JPS5519245A (en) | 1978-03-27 | 1978-07-28 | Anti-malignant tumor agent composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5519245A (ja) |
-
1978
- 1978-07-28 JP JP9281378A patent/JPS5519245A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5519245A (en) | 1980-02-09 |
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