JPS6235514B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6235514B2 JPS6235514B2 JP54013726A JP1372679A JPS6235514B2 JP S6235514 B2 JPS6235514 B2 JP S6235514B2 JP 54013726 A JP54013726 A JP 54013726A JP 1372679 A JP1372679 A JP 1372679A JP S6235514 B2 JPS6235514 B2 JP S6235514B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emulsion
- sheet
- liquid
- inner layer
- solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はシート状物の内層にエマルジヨンに均
一に付与する方法に関する(ここでいうエマルジ
ヨンは液−液、液−固およびその中間の系を含
む)。
一に付与する方法に関する(ここでいうエマルジ
ヨンは液−液、液−固およびその中間の系を含
む)。
近年、シート状物質に各種の樹脂等を付与し、
複合材として利用することは非常に広く行なわれ
だした。その代表的なものに、いわゆる人工皮革
がある。これらの場合付与する樹脂はポリウレタ
ン等の粘弾性物質であることが多い。これら樹脂
は溶液で付与される場合もあるし、エマルジヨン
の形で付与される場合もある。溶液の場合には、
必然的に脱溶媒の工程が必要となる。しかし、ポ
リマ溶媒は非常に引火性の強い物質や、毒性の強
い物質であることが多い。したがつて火災や、毒
性危険防止のため、溶媒回収に際して非常に多く
の注意をはらう必要があり、非常に高コストとな
つてしまう。これら種々問題があるため、溶液系
からエマルジヨン系へ移行すべく種々の検討が行
なわれているが、エマルジヨン系の場合には、エ
マルジヨンがシートに均一に付きにくいという、
大きな欠点があつた。すなわち、シート状物にエ
マルジヨンを含浸させ、乾燥すると、媒体中に分
散していた粒子が、乾燥中に移動して、シートの
表面に集中的に付着するという現象がみられた。
複合材として利用することは非常に広く行なわれ
だした。その代表的なものに、いわゆる人工皮革
がある。これらの場合付与する樹脂はポリウレタ
ン等の粘弾性物質であることが多い。これら樹脂
は溶液で付与される場合もあるし、エマルジヨン
の形で付与される場合もある。溶液の場合には、
必然的に脱溶媒の工程が必要となる。しかし、ポ
リマ溶媒は非常に引火性の強い物質や、毒性の強
い物質であることが多い。したがつて火災や、毒
性危険防止のため、溶媒回収に際して非常に多く
の注意をはらう必要があり、非常に高コストとな
つてしまう。これら種々問題があるため、溶液系
からエマルジヨン系へ移行すべく種々の検討が行
なわれているが、エマルジヨン系の場合には、エ
マルジヨンがシートに均一に付きにくいという、
大きな欠点があつた。すなわち、シート状物にエ
マルジヨンを含浸させ、乾燥すると、媒体中に分
散していた粒子が、乾燥中に移動して、シートの
表面に集中的に付着するという現象がみられた。
エマルジヨンがシート状物の内層まで均一に付
与できなければ、そのシートの物理的性質(たと
えば強伸度、柔軟性など)、風合、品位等に著し
く悪影響を与えることはもちろん、シートの加工
性にも重大な支障を与える場合がある。たとえば
シートを起毛してスエード調人工皮革を作る際、
エマルジヨンが表面に多く付着した場合は、ナツ
プの長さが不揃いになつたり、もつれたりして品
位のよい起毛品は得られない。エマルジヨンをシ
ート状物の内層まで均一に付与するためには、い
わゆるマイグレーシヨン防止剤と称する物質が使
用されている。しかし、これも効果が小さく根本
的解決とはなつていない現状である。またエマル
ジヨン付与シートを急激に凍結し、しかる後乾燥
するという方法も知られているが、凍結乾燥は非
常に高コストという、工業化するにはあまりに大
きなハンデイがある。
与できなければ、そのシートの物理的性質(たと
えば強伸度、柔軟性など)、風合、品位等に著し
く悪影響を与えることはもちろん、シートの加工
性にも重大な支障を与える場合がある。たとえば
シートを起毛してスエード調人工皮革を作る際、
エマルジヨンが表面に多く付着した場合は、ナツ
プの長さが不揃いになつたり、もつれたりして品
位のよい起毛品は得られない。エマルジヨンをシ
ート状物の内層まで均一に付与するためには、い
わゆるマイグレーシヨン防止剤と称する物質が使
用されている。しかし、これも効果が小さく根本
的解決とはなつていない現状である。またエマル
ジヨン付与シートを急激に凍結し、しかる後乾燥
するという方法も知られているが、凍結乾燥は非
常に高コストという、工業化するにはあまりに大
きなハンデイがある。
一方、エマルジヨンをシート状物の内層まで含
浸させたシート状物を直接液浴で凝固させる方法
は一般に採用されていない。その理由は、凝固の
際エマルジヨンの脱落量が多く凝固浴を汚染する
ことが回避できなかつたからである。
浸させたシート状物を直接液浴で凝固させる方法
は一般に採用されていない。その理由は、凝固の
際エマルジヨンの脱落量が多く凝固浴を汚染する
ことが回避できなかつたからである。
つまり、エマルジヨン系の場合には、エマルジ
ヨンをシート状物の内層まで均一にシートに付与
することを工業的に実施することは容易でなかつ
たのである。
ヨンをシート状物の内層まで均一にシートに付与
することを工業的に実施することは容易でなかつ
たのである。
本発明者らは、かかる問題の解決をするため鋭
意検討の結果、次の発明に致達した。すなわち、
本発明は次の構成を有する。
意検討の結果、次の発明に致達した。すなわち、
本発明は次の構成を有する。
「シート状物にエマルジヨンを内部まで含浸さ
せた後、乾式処理によりエマルジヨン媒体の一部
を蒸発させ、ついで湿式凝固することを特徴とす
るシート状物の内層にエマルジヨンを均一に付与
する方法」。
せた後、乾式処理によりエマルジヨン媒体の一部
を蒸発させ、ついで湿式凝固することを特徴とす
るシート状物の内層にエマルジヨンを均一に付与
する方法」。
本発明の代表的効果は以下に示すとおりであ
る。
る。
(1) きわめて簡単に効率よくエマルジヨンをシー
ト状物の内層まで均一に付与できる。凝固浴に
脱落するエマルジヨンはないが、きわめてわず
かである。
ト状物の内層まで均一に付与できる。凝固浴に
脱落するエマルジヨンはないが、きわめてわず
かである。
(2) シート状物の内層までエマルジヨンを均一に
付与できるため、製品物性がアツプした。また
製品の均一性がアツプした。このため製品用途
を大幅に拡大できた。
付与できるため、製品物性がアツプした。また
製品の均一性がアツプした。このため製品用途
を大幅に拡大できた。
(3) 多くの場合、有機溶液系から水系エマルジヨ
ン系に変更できる。この場合、安全面、溶剤等
に要する費用を大幅に削減できた。
ン系に変更できる。この場合、安全面、溶剤等
に要する費用を大幅に削減できた。
(4) きわめて簡単な操作であるため、ランニング
コストを大幅に削減できた。
コストを大幅に削減できた。
(5) スエード調人造皮革用基布として使用する場
合、非常に良好なナツプを有する皮革とできる
ポテンシヤルのあることが判明した(スエード
調人造皮革として非常に有効な基布としえ
た)。
合、非常に良好なナツプを有する皮革とできる
ポテンシヤルのあることが判明した(スエード
調人造皮革として非常に有効な基布としえ
た)。
以下さらに詳細に説明する。
本発明の効果は、たとえば多孔性を有するあら
ゆるシート状物に発揮しうる。特に広く適用され
るものとして、ナイロン、ポリエステル、アクリ
ル、コツトン、ガラス等からなる布帛類、あるい
はそれらを含む多孔性をもつ複合体があげられ
る。
ゆるシート状物に発揮しうる。特に広く適用され
るものとして、ナイロン、ポリエステル、アクリ
ル、コツトン、ガラス等からなる布帛類、あるい
はそれらを含む多孔性をもつ複合体があげられ
る。
エマルジヨンは有機液体系でも均一付与の効果
は達成し得るが、安定性、低毒性の面から水系で
あることが望ましい。エマルジヨンの種類に関し
ても、固体または液体、有機物または無機物、低
分子または高分子などいずれの場合にも本発明の
効果は達成できる。特に広く適用されるのは、粘
弾性物質、たとえばポリウレタン、天然ゴム、ポ
リ塩化ビニル(共重合体)、ポリアミド(共重合
体)、ポリアミノ酸、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリアクリル酸共重合体、ポリアクリル酸
エステル、NBR等、あるいはそれらを含む組成
物である。
は達成し得るが、安定性、低毒性の面から水系で
あることが望ましい。エマルジヨンの種類に関し
ても、固体または液体、有機物または無機物、低
分子または高分子などいずれの場合にも本発明の
効果は達成できる。特に広く適用されるのは、粘
弾性物質、たとえばポリウレタン、天然ゴム、ポ
リ塩化ビニル(共重合体)、ポリアミド(共重合
体)、ポリアミノ酸、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、ポリアクリル酸共重合体、ポリアクリル酸
エステル、NBR等、あるいはそれらを含む組成
物である。
またエマルジヨン中に耐候剤等の各種安定剤、
またマイグレーシヨン防止剤等が入つていても何
らさしつかえない。
またマイグレーシヨン防止剤等が入つていても何
らさしつかえない。
エマルジヨンの濃度は、シートの空孔度合、エ
マルジヨンの粘度等により大きく変化し、一概に
はいえない。しかし、シートから簡単には脱落し
ない程度の粘性を有することが必要である。
マルジヨンの粘度等により大きく変化し、一概に
はいえない。しかし、シートから簡単には脱落し
ない程度の粘性を有することが必要である。
またエマルジヨンの大きさは、エマルジヨンタ
イプ等により大幅にかわり一概にはいえないが、
大きいタイプのほうが望ましい。ポリウレタン等
高分子粘弾性物質の水系エマルジヨンの場合に
は、0.08μ以上の粒子大きさであることがエマル
ジヨン物の均一付与性からは望ましい。
イプ等により大幅にかわり一概にはいえないが、
大きいタイプのほうが望ましい。ポリウレタン等
高分子粘弾性物質の水系エマルジヨンの場合に
は、0.08μ以上の粒子大きさであることがエマル
ジヨン物の均一付与性からは望ましい。
次にエマルジヨンのシートへの付与方法は従来
一般の含浸により行なう。エマルジヨンのシート
内部への含浸が不充分であると、本発明の効果は
全く発現しないので、含浸は充分に行なう必要が
ある。この場合、シートへの付与ムラを防ぐため
シートのタイプ(厚さ、密度、空孔度等)、エマ
ルジヨンの粘度等を考慮し、適宜選定することが
望ましい。
一般の含浸により行なう。エマルジヨンのシート
内部への含浸が不充分であると、本発明の効果は
全く発現しないので、含浸は充分に行なう必要が
ある。この場合、シートへの付与ムラを防ぐため
シートのタイプ(厚さ、密度、空孔度等)、エマ
ルジヨンの粘度等を考慮し、適宜選定することが
望ましい。
人造皮革の基布等、比較的柔軟で高密度の繊維
状物よりなるものにポリウレタンや各種ゴム等の
エマルジヨンを付与するには、マングルを用いた
含浸が非常に有効である。また、エマルジヨンの
付与量は目的に応じて任意の値が採用される。
状物よりなるものにポリウレタンや各種ゴム等の
エマルジヨンを付与するには、マングルを用いた
含浸が非常に有効である。また、エマルジヨンの
付与量は目的に応じて任意の値が採用される。
たとえば、スエードタイプの合成皮革を製造す
る際、基布が不織布であれば不織布に対して10〜
150部が、基布が編織物の場合には編織物に対し
て1〜150部が望ましい。
る際、基布が不織布であれば不織布に対して10〜
150部が、基布が編織物の場合には編織物に対し
て1〜150部が望ましい。
こうした後、被含浸液の温度より20℃以上の高
温にシート状物をさらし、短時間シートを乾式処
理してシート表面部のエマルジヨン媒体の一部を
蒸発させる。
温にシート状物をさらし、短時間シートを乾式処
理してシート表面部のエマルジヨン媒体の一部を
蒸発させる。
蒸発量は、シート表面部のエマルジヨンが、凝
固浴において脱落を生じないか、あるいは脱落量
が非常に少なくなるのに十分なだけ濃縮されるの
に相当する量が必要である。その量はシートの構
造、厚さ、エマルジヨンの濃度、性質などにより
様々であるが、通常、エマルジヨン媒体の0.8〜
40%の範囲であり、特に望ましくは1.5〜30%で
ある。
固浴において脱落を生じないか、あるいは脱落量
が非常に少なくなるのに十分なだけ濃縮されるの
に相当する量が必要である。その量はシートの構
造、厚さ、エマルジヨンの濃度、性質などにより
様々であるが、通常、エマルジヨン媒体の0.8〜
40%の範囲であり、特に望ましくは1.5〜30%で
ある。
乾式処理の具体的方法は種々あるが、代表的な
のは加熱処理である。加熱処理には熱風加熱、赤
外線加熱、高周波加熱、スチーム処理等、あるい
はこれらの組合せがある。
のは加熱処理である。加熱処理には熱風加熱、赤
外線加熱、高周波加熱、スチーム処理等、あるい
はこれらの組合せがある。
加熱時間、温度はシートタイプ、エマルジヨン
濃度、粘度により大幅に変化する。加熱時間は加
熱方法により大幅にかわるが、エマルジヨン粘度
や濃度が高い場合には、非常に短時間でも有効で
ある。そして、加熱温度は最低、被含浸液(シー
ト状物に付与されるエマルジヨン液)より20℃以
上高くする。20℃未満であると効果は少ない。そ
してより好ましくは50℃以上高いことである。一
方、加熱最大温度(熱風方式等の場合、雰囲気温
度)は、200℃という高温にしても十分である。
しかしこうした場合、処理時間をごく短時間にす
る必要がある。
濃度、粘度により大幅に変化する。加熱時間は加
熱方法により大幅にかわるが、エマルジヨン粘度
や濃度が高い場合には、非常に短時間でも有効で
ある。そして、加熱温度は最低、被含浸液(シー
ト状物に付与されるエマルジヨン液)より20℃以
上高くする。20℃未満であると効果は少ない。そ
してより好ましくは50℃以上高いことである。一
方、加熱最大温度(熱風方式等の場合、雰囲気温
度)は、200℃という高温にしても十分である。
しかしこうした場合、処理時間をごく短時間にす
る必要がある。
こうして一度乾式処理したシートを湿式凝固す
る。凝固は、20℃以上の液相で行なう。すなわ
ち、エマルジヨン媒体と相溶性があり、エマルジ
ヨンの分散を破壊するような液中にシートを導く
ことにより、エマルジヨン媒体を抽出しエマルジ
ヨンをシート内に凝集沈着させることにより行な
う。多くは水、または塩の水溶液を用いる。その
他に物理的手段たとえば加熱、振動(超音波)な
どを併用することもある。
る。凝固は、20℃以上の液相で行なう。すなわ
ち、エマルジヨン媒体と相溶性があり、エマルジ
ヨンの分散を破壊するような液中にシートを導く
ことにより、エマルジヨン媒体を抽出しエマルジ
ヨンをシート内に凝集沈着させることにより行な
う。多くは水、または塩の水溶液を用いる。その
他に物理的手段たとえば加熱、振動(超音波)な
どを併用することもある。
凝固液は水系でも有機溶剤系でもよいが、回収
工程等が容易なので水系で行なうのが好ましい。
水系の場合、水温は高いほうが好ましく、特に好
ましいのは60℃以上である。また各種凝固促進剤
等を水系液に添加しておくのも特に好ましい方法
である。この湿式凝固時間はシート内部に付与さ
れたエマルジヨンも凝固するまで十分凝固するこ
とが好ましい。しかる後、乾燥し、エマルジヨン
の固定を行なう。その間、適宜シートセツト等を
加えることも有効な方法である。
工程等が容易なので水系で行なうのが好ましい。
水系の場合、水温は高いほうが好ましく、特に好
ましいのは60℃以上である。また各種凝固促進剤
等を水系液に添加しておくのも特に好ましい方法
である。この湿式凝固時間はシート内部に付与さ
れたエマルジヨンも凝固するまで十分凝固するこ
とが好ましい。しかる後、乾燥し、エマルジヨン
の固定を行なう。その間、適宜シートセツト等を
加えることも有効な方法である。
本発明は以上に述べたようにエマルジヨンの凝
固を2段化することにより均一化せしめたもので
あり、従来のエマルジヨンの凝固は1段であると
いう既成概念を全く打ちやぶるものである。
固を2段化することにより均一化せしめたもので
あり、従来のエマルジヨンの凝固は1段であると
いう既成概念を全く打ちやぶるものである。
さて、何故本発明の効果があらわれるかその理
由の詳細は不明であるが次のように考えられる。
すなわち、短時間の乾式処理であるため、分散粒
子は十分にマイグレーシヨンしなかつたという点
が考えられる。また前記もしたが、湿式凝固する
過程で、乾式時に発生したかないし、発生しかけ
たマイグレーシヨン構造が緩和されるとも考えら
れる。
由の詳細は不明であるが次のように考えられる。
すなわち、短時間の乾式処理であるため、分散粒
子は十分にマイグレーシヨンしなかつたという点
が考えられる。また前記もしたが、湿式凝固する
過程で、乾式時に発生したかないし、発生しかけ
たマイグレーシヨン構造が緩和されるとも考えら
れる。
本発明の一つの大きな利用分野にスエード調人
造皮革分野がある。従来スエード調人造皮革の製
造にあたつては、ほぼ100%粘弾性物質を溶液と
して付与する方法が採用されてきた。それは、エ
マルジヨンを従来一般方式で付与すると、マイグ
レーシヨンをおこし、シート表面にのみ付着して
しまい、シート内層には、エマルジヨンがほとん
ど付与されず、バフしてもナツプが全く発生しな
かつたためであつた。しかし、これも本方法の発
明により解決できた。
造皮革分野がある。従来スエード調人造皮革の製
造にあたつては、ほぼ100%粘弾性物質を溶液と
して付与する方法が採用されてきた。それは、エ
マルジヨンを従来一般方式で付与すると、マイグ
レーシヨンをおこし、シート表面にのみ付着して
しまい、シート内層には、エマルジヨンがほとん
ど付与されず、バフしてもナツプが全く発生しな
かつたためであつた。しかし、これも本方法の発
明により解決できた。
以下、実施例によりさらに詳しく発明の効果を
述べる。
述べる。
実施例 1
2デニール51mmのポリエステルからなるニード
ルパンチ不織布(目付515g/m2、厚さ3.7mm)に
30%の着色ポリウレタンエマルジヨンシートの内
層まで十分にを含浸付与した(エマルジヨン液の
着色は含金染料を液に添加して行なつた)。ウエ
ツトピツクアツプは450%であつた。本被含浸液
の温度は23℃であつた。本不織布を110℃の熱風
乾燥機で3分間処理した。不織布表面はエマルジ
ヨンを付与した直後に比較して、粘度アツプした
ことが見られた。この後、3%食塩水の70℃液中
に投入し、15分間放置した。この間の食塩水への
エマルジヨンの脱落は軽微であつた。その後、80
℃の熱風で40分乾燥し、さらに120℃でヒートセ
ツトした。厚さは3.5mmであつた。本テスト品の
断面を切つて、実体顕微鏡で観察したところ断面
全体にわたつて、ウレタンが均一に付着している
ことがわかつた。さらに本品を片面からバフし、
0.4mmまで削つたところ最後まで特に粗な面も出
なかつた。
ルパンチ不織布(目付515g/m2、厚さ3.7mm)に
30%の着色ポリウレタンエマルジヨンシートの内
層まで十分にを含浸付与した(エマルジヨン液の
着色は含金染料を液に添加して行なつた)。ウエ
ツトピツクアツプは450%であつた。本被含浸液
の温度は23℃であつた。本不織布を110℃の熱風
乾燥機で3分間処理した。不織布表面はエマルジ
ヨンを付与した直後に比較して、粘度アツプした
ことが見られた。この後、3%食塩水の70℃液中
に投入し、15分間放置した。この間の食塩水への
エマルジヨンの脱落は軽微であつた。その後、80
℃の熱風で40分乾燥し、さらに120℃でヒートセ
ツトした。厚さは3.5mmであつた。本テスト品の
断面を切つて、実体顕微鏡で観察したところ断面
全体にわたつて、ウレタンが均一に付着している
ことがわかつた。さらに本品を片面からバフし、
0.4mmまで削つたところ最後まで特に粗な面も出
なかつた。
比較例 1
実施例1と同一のエマルジヨンが付与された不
織布を110℃の熱風乾燥機で、重量が一定になる
まで乾燥した(乾燥時間30分)。
織布を110℃の熱風乾燥機で、重量が一定になる
まで乾燥した(乾燥時間30分)。
その後、120℃でヒートセツトした。厚さを測
定したところ3.6mmであつた。本テスト品の断面
を切つて、実施例1と同様に観察したところ、ポ
リウレタンは、シート表面には多く付与されてい
るが、内部にはほとんど付与されていなかつた。
本品を片面から厚さが0.4mmまでバフしたとこ
ろ、非常にバフしにくく毛羽立ち性も悪かつた。
0.4mm以上バフしたところ、急激に毛羽立ちはじ
めたがナツプの長さが不揃いのうえ、もつれてお
り品位のよくないものであつた。
定したところ3.6mmであつた。本テスト品の断面
を切つて、実施例1と同様に観察したところ、ポ
リウレタンは、シート表面には多く付与されてい
るが、内部にはほとんど付与されていなかつた。
本品を片面から厚さが0.4mmまでバフしたとこ
ろ、非常にバフしにくく毛羽立ち性も悪かつた。
0.4mm以上バフしたところ、急激に毛羽立ちはじ
めたがナツプの長さが不揃いのうえ、もつれてお
り品位のよくないものであつた。
実施例 2
島成分がポリエチレンテレフタレート、海成分
がポリスチレンよりなる高分子配列体繊維(島比
率55重量%、島数16本、3.5デニール、51mm)を
カード・クロスラツパーに通し、ウエツブとし、
さらに3000本/cm2ニードルパンチし、フエルトを
得た。フエルト目付510g/m2、厚さ2.83mmであ
つた。本フエルトを90℃の熱水中で約5分熱水処
理した。収縮率は面積収縮率で32.5%であつた。
乾燥後、完全ケン化タイプのポリビニールアルコ
ール(日本合成化学製PVA、ゴーセノールNL−
05)の14%水溶液を該収縮処理フエルトに含浸付
与し、130℃で乾燥した。断面を観察するとPVA
が表層にマイグレーシヨンしていることが見られ
た。PVA付量は対繊維29.8%であつた。次に本フ
エルトをトリクレンに漬け、マングルに15回通
し、ポリスチレン成分を除去した。除去率は98.7
%であつた。次にエマルジヨンポリウレタン(三
洋化成製エマルジヨンポリウレタン)の15%液を
脱海フエルトにマングルに3回通しエマルジヨン
をシート状物の内部まで十分に付与した。この時
のエマルジヨン液温度は18.5℃、雰囲気温度は17
℃であつた。次に110℃の熱風乾燥機で5分乾式
処理し、さらに70℃3%の食塩水中に投入し、20
分湿式処理した。この時、エマルジヨンの水中へ
の脱落はほとんどみられなかつた。次に90℃の熱
風乾燥機で恒量になるまで乾燥し、その後150℃
で10分ヒートセツトし、さらに90℃の熱水中でマ
ングルを15回通し、脱PVAを行なつた。その結
果、ウレタン付量は対繊維60部であることがわか
つた。さらにこれをスライスし、両面からバフし
たところ、非スライス面に美しいナツプの発生が
みられた。この後染加工を行なつたところ、良好
なスエード調人造皮革となつた。
がポリスチレンよりなる高分子配列体繊維(島比
率55重量%、島数16本、3.5デニール、51mm)を
カード・クロスラツパーに通し、ウエツブとし、
さらに3000本/cm2ニードルパンチし、フエルトを
得た。フエルト目付510g/m2、厚さ2.83mmであ
つた。本フエルトを90℃の熱水中で約5分熱水処
理した。収縮率は面積収縮率で32.5%であつた。
乾燥後、完全ケン化タイプのポリビニールアルコ
ール(日本合成化学製PVA、ゴーセノールNL−
05)の14%水溶液を該収縮処理フエルトに含浸付
与し、130℃で乾燥した。断面を観察するとPVA
が表層にマイグレーシヨンしていることが見られ
た。PVA付量は対繊維29.8%であつた。次に本フ
エルトをトリクレンに漬け、マングルに15回通
し、ポリスチレン成分を除去した。除去率は98.7
%であつた。次にエマルジヨンポリウレタン(三
洋化成製エマルジヨンポリウレタン)の15%液を
脱海フエルトにマングルに3回通しエマルジヨン
をシート状物の内部まで十分に付与した。この時
のエマルジヨン液温度は18.5℃、雰囲気温度は17
℃であつた。次に110℃の熱風乾燥機で5分乾式
処理し、さらに70℃3%の食塩水中に投入し、20
分湿式処理した。この時、エマルジヨンの水中へ
の脱落はほとんどみられなかつた。次に90℃の熱
風乾燥機で恒量になるまで乾燥し、その後150℃
で10分ヒートセツトし、さらに90℃の熱水中でマ
ングルを15回通し、脱PVAを行なつた。その結
果、ウレタン付量は対繊維60部であることがわか
つた。さらにこれをスライスし、両面からバフし
たところ、非スライス面に美しいナツプの発生が
みられた。この後染加工を行なつたところ、良好
なスエード調人造皮革となつた。
比較例 2
実施例2とエマルジヨン付与まで同一に行な
い、付与後、直接90℃の熱風で恒量になるまで乾
燥した。その後、実施例2と同一条件で、ヒート
セツト−脱PVA−スライス−バフを行なつた。
その結果、ナツプは少しは出たが、短く、もつれ
たものであつた。染加工後もやはり短く、もつれ
たみにくいものとなつた。
い、付与後、直接90℃の熱風で恒量になるまで乾
燥した。その後、実施例2と同一条件で、ヒート
セツト−脱PVA−スライス−バフを行なつた。
その結果、ナツプは少しは出たが、短く、もつれ
たものであつた。染加工後もやはり短く、もつれ
たみにくいものとなつた。
Claims (1)
- 1 シート状物にエマルジヨンを内部まで含浸さ
せた後、乾式処理によりエマルジヨン媒体の一部
を蒸発させ、ついで湿式凝固することを特徴とす
るシート状物の内層にエマルジヨンを均一に付与
する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1372679A JPS55107580A (en) | 1979-02-08 | 1979-02-08 | Providing of emulsion particles uniformly to sheet like article |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1372679A JPS55107580A (en) | 1979-02-08 | 1979-02-08 | Providing of emulsion particles uniformly to sheet like article |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55107580A JPS55107580A (en) | 1980-08-18 |
| JPS6235514B2 true JPS6235514B2 (ja) | 1987-08-03 |
Family
ID=11841242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1372679A Granted JPS55107580A (en) | 1979-02-08 | 1979-02-08 | Providing of emulsion particles uniformly to sheet like article |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55107580A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0474011U (ja) * | 1990-11-08 | 1992-06-29 | ||
| JP2010228075A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Fujibo Holdings Inc | 研磨パッド |
| EP2006439A4 (en) * | 2006-02-28 | 2012-08-08 | Kuraray Co | ARTIFICIAL LEATHER AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR |
-
1979
- 1979-02-08 JP JP1372679A patent/JPS55107580A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0474011U (ja) * | 1990-11-08 | 1992-06-29 | ||
| EP2006439A4 (en) * | 2006-02-28 | 2012-08-08 | Kuraray Co | ARTIFICIAL LEATHER AND MANUFACTURING METHOD THEREFOR |
| JP2010228075A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Fujibo Holdings Inc | 研磨パッド |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55107580A (en) | 1980-08-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6235514B2 (ja) | ||
| US3684556A (en) | Process for the production of a flexible synthetic,gas-permeable,multilayer sheet material having a napped outer surface | |
| US2097417A (en) | Rubber impregnated fibrous material | |
| JPH0655999B2 (ja) | スエ−ド調人工皮革の製造方法 | |
| US3776799A (en) | Process for bonding the fibers of a non-woven textile fabric | |
| US3536639A (en) | Method for producing vapor permeable polyurethane fibers | |
| US4072773A (en) | Porous sheet material and its production | |
| US3961107A (en) | Fiber fleece containing a polymeric reinforcing material, and process for the production of such fleece | |
| JP3009346B2 (ja) | 皮革様シート状物およびその製造方法 | |
| US3669784A (en) | Process for preparing a soft and tenacious nonwoven fabric | |
| JPS61160480A (ja) | コ−テイング布帛の製造方法 | |
| JPS6065184A (ja) | シ−ト状複合物の製造方法 | |
| US3490937A (en) | Process for providing an article with a porous resinous coating and the coating composition | |
| US3645668A (en) | Method of manufacturing smooth-surface sheet materials | |
| JPH0129915B2 (ja) | ||
| JPS6132432B2 (ja) | ||
| JPH08269875A (ja) | 皮革様シート状物およびその製造方法 | |
| JP2955205B2 (ja) | 皮革様シート状物およびその製造方法 | |
| JPS599574B2 (ja) | 柔軟なシ−ト状物の製造法 | |
| JPS62177286A (ja) | シワ付け加工方法 | |
| JPS59160415A (ja) | 防汚カーペットの製造方法 | |
| JPS61102484A (ja) | 防風性布帛の製造法 | |
| JPH01272870A (ja) | 抗菌性透湿防水布帛の製造方法 | |
| JPS5936713B2 (ja) | 寸法安定性に優れた皮革状シ−トの製造方法 | |
| JPS62103134A (ja) | 透湿性複合体 |