JPS6236880Y2 - - Google Patents
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- JPS6236880Y2 JPS6236880Y2 JP6239583U JP6239583U JPS6236880Y2 JP S6236880 Y2 JPS6236880 Y2 JP S6236880Y2 JP 6239583 U JP6239583 U JP 6239583U JP 6239583 U JP6239583 U JP 6239583U JP S6236880 Y2 JPS6236880 Y2 JP S6236880Y2
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- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
この考案は、反物、じゆうたん、その他の布地
を染色するに当り、特に広幅の布地を染色するに
適した拡布染色用液流染色機に関する。 〈従来の技術〉 従来、染液をノズルから噴流させて、被染物を
循環させながら染色を行なう液流染色機がある。 一般に、このような液流染色機は、染液を収容
する本槽と、一端に円錐形または角形ノズルを有
し他端が本槽に連結された斜降連結管とを備え、
本槽の底部から液送管を介して円錐形または角形
ノズルへ、染液を圧送するように構成されてい
た。 そして、被染物を、本槽から円錐形または角形
ノズルの噴流口を貫通するように通過させ、斜降
連結管をへて本槽へ循環するように無端状に投入
して、円錐形または角形ノズルよりの染液の噴流
により、被染物を循環移動させるように形成され
ていた。 〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、このような従来構成の液流染色機にお
いては、被染物を通過させるべき円錐形または角
形ノズルと、それに連結される斜降連結管は、そ
の構造上どちらも極めて限られた断面積のため、
装置における被染物の移動は、染液圧送ポンプ圧
の増強、即ちノズル噴出流の増大のみによつて図
られて来た。また、被染物は限られた断面積のノ
ズルの噴流口を通過させるため、被染物がことご
とくロープ状になり、本槽に入つてからの崩れ落
ち、液中遊泳等によるからみ、もつれが原因で運
転トラブルの発生の恐れがあつた。そのため本槽
の内幅を1ノズル当り500mm内外に設計製作せざ
るを得なかつた。従つて被染物の広がり幅は最大
500mm内外以下に制限されていた。 また、厚生地のものとしては、例えば鉄道車
両、バス、船舶、航空機等のシート(別珍、コー
ルテン類を含む)等は表面にブラシ状の値毛が設
されており、従来の円錐形ノズルの液流染色機で
は毛並が荒れて(つむじ曲り状)商品にならない
ため、やむなく第1図に示すように旧型のウイン
ス式染色機に被染物たる生地6を全幅(幅1.2〜
1.5mまたはそれ以上)に拡げて掛け染め加工を
行なつていたが、浴比が1:25以上と大きくその
染色時間も液流染色機の倍も長く、不経済であつ
た。 そのため、染液を大馬力による高速の高流量で
ノズルより噴射し、被染物を高速で循環移動させ
て、染色効率を高めるとともに、角筒断面の斜降
連結管を用いて循環移動時の被染物の捩れを防止
するように構成された繊維製品の液流染色機が提
案されている(例えば特公昭52−20589号公報参
照)。 しかし、上述のように構成された液流染色機に
あつては、染液が高速高流量で噴射されるため、
斜降連結管内が高圧になり、斜降連結管の外周に
円筒管を同心状に配設して二重管構造とする必要
があつた。そのため、構造が複雑化するとともに
装置がコスト高となり、更に、全幅(例えば1.2
m)に拡げた被染物を通過させるように斜降連結
管部を構成しようとすると、極めて巨大な円筒管
が必要となり、装置が大形化して設置上の困難が
生ずるとともに装置の姿勢が高くなり過ぎて作業
性が極めて悪くなるという問題があつた。 〈考案の目的〉 この考案の目的は、従来の液流染色機の不具合
を解消すべくなされたもので、広幅の布地を自然
の拡布の状態で染色できるようにするとともに簡
潔に小形に形成された拡布染色用液流染色機を提
供するものである。 〈問題点を解決するための手段〉 この考案の拡布染色用液流染色機は、 ノズル収納ケースに内蔵され、少なくとも1m
の幅員を有するとともに下流端部に末広がり状の
流出口を有する断面偏平形の被染物通過口を備
え、且つこの被染物通過口の上流端部において上
下より対向状に下流側に向かつて開口したスリツ
ト状収斂端を有するとともに上記スリツト状収斂
端の上流側に1次溢路を備え開口幅が少なくとも
1mを有する偏平ノズルと、少なくとも1mの幅
員を有し染液を収納する本槽と、一端を上記被染
物通過口の流出口に連結され他端を上記本槽に連
結されるとともに前記流出口の広がり分だけ前記
偏平ノズル開口幅よりも大きい幅員を有する断面
偏平形の斜降連結管と、上記本槽の底部と上記ノ
ズル収納ケースとの間を連結するとともに染液ポ
ンプを有する液送管と、上記偏平ノズルの上流側
に設けられた反駆動リールと、を備え、上記被染
物通過口と上記本槽との間を幅広の無端状被染物
を一定の方向に循環させて染色することを特徴と
するものであり、かかる構成により上記目的を達
成するものである。 〈実施例〉 以下この考案の構成を実施例図に基いて詳述す
る。 第2図は本考案染色機の縦断面図を示し、略U
字形をした本槽1には染液5が満たされ、本槽1
の出口端1Aは開放されてその上部に反駆動リー
ル3が設けられ、該反駆動リール3と本槽1の入
口端1Bとの間に斜降連結管12が設けられて、
この斜降連結管12の上方にノズル収納ケース9
が備えられている。本槽1の下方には熱交換用ヒ
ータ、フイルタ等を具備する染液ポンプ4が設置
され、本槽1の底部1Cと該染液ポンプ4の一端
とが接続され、その他端は液送管7を経由して上
方のノズル収納ケース9の下部と直結されてい
る。 本考案の特徴とする偏平ノズル2は、第3図、
第4図に示すように細長い箱形のノズル収納ケー
ス9に組込まれている。 ノズル収納ケース9には、その中央を上流側の
反駆動リール3側から、下流側の斜降連結管12
側へ貫通するように、断面が極めて偏平形状を有
する被染物通過口9Bが設けられている。この被
染物通過口9Bは、例えば被染物6の拡布状態の
幅員が1.5mであれば、それより僅かに大きい
1.52m程度の幅員が与えられ、縦方向hには実施
例では6cmの寸法が与えられている。また、被染
物通過口9Bの下流端部は、斜降連結管12と連
結する末広がり状に開口した流出口9Cが形成さ
れている。 そして、被染物通過口9Bの上流端部には、被
染物通過口9Bと同一幅員を有し、被染物通過口
9Bの上側と下側に対向状に配されて、被染物通
過口9Bを通過する被染物6に対し、夫々染液5
を斜め下流側に向かつて噴流するように開口した
偏平ノズル2が形成されている。 偏平ノズル2は、実施例では間隙が約4mmに形
成された1対のスリツト状収斂端2Aと、その稍
上流側に設けられて間隙が約10mmに形成された1
次溢路2Bとを備え、1次溢路2Bはノズル収納
ケース9内で染液室9Aと連通されている。 そして、染液5が、染液ポンプ4により圧送さ
れて染液湿9A内に充満すると、染液室9Aで流
れの方向が乱れて一定しない染液5は、1次溢路
2Bの方向へ流れ、1次溢路2Bにおいて一定方
向へ整流される。そして、染液5はスリツト状収
斂端2Aから被染物通過口9B幅と同じ噴出幅を
もつとともに、全幅に亘つて均等圧の高速薄膜状
噴流となつて、被染物通過口9B内の被染物6へ
向かつて噴出され、その噴出流の動圧により、被
染物6は、第3図の矢印の方向へ押しやられて移
動するように形成されている。 斜降管12は、その一端がノズル収納ケース9
の被染物通過口9Bの流出口9C下流端部に連設
されており、他端部は本槽1の入口端1Bに連設
されている。そして、斜降連結管12の断面形状
は、実施例では被染物通過口9Bの幅員に対し、
流出口9Cの水平方向の末広がり分だけ拡幅され
て1.52〜1.57mの幅員が与えられ、縦方向Hには
11cmの寸法を有する偏平筒形に形成されて、被染
物6が拡布幅のままで移動(第2図の矢印の方
向)できるように形成されている。この被染物通
過口9Bから斜降連結管12への、流出口9Cに
よる拡径により、偏平ノズル2よりの染液5噴出
流の圧力は、流出口9C部において減圧され、斜
降連結管12内は低圧となる。これにより斜降連
結管12は一重管構造で構成可能となり、更に斜
降連結管12の断面積を大きくして膨満状の被染
物6の通過が容易となり、被染物6の均染とリラ
ツクス作用が確実に与えられる。 更に、本槽1は、実施例では被染物通過口9B
の幅員より稍大きい1.57〜1.62mの幅員を有し、
染液5が満たされて、染液5内を被染物6が拡布
幅のままで移動できるように形成されている。そ
して、本槽1内の染液5は、染液ポンプ4によ
り、底部1Cから液送管7をへて偏平ノズル2へ
圧送されるように形成されている。 次にこの考案の作用を説明する。 被染物6はほぼ生地幅のまま自然拡布され、即
ち、生地幅が1.5mの被染物6は、1.5mの幅に拡
布された状態で拡布染色用液流染色機1内に投入
され、その長さ方向の両端部は接続されて無端状
に形成される。そして、被染物6は、本槽1内に
移動方向に対して、第2図に示すように不規則な
ジグザグ状に折りたたまれて収納され、更に、本
槽1の出口端1Aから反駆動リール3により染液
5外へ引揚げられ、つぎに傾斜したノズル収納ケ
ース9内に形成した被染物通過口9B内を拡布状
態のまま通過し、その後傾斜連結管12内を通過
し、本槽1の入口端1Bから染液5を満たした本
槽1内をジグザグ状に折りたたまれた状態で通過
する間に染色されて再び本槽1の出口端1Aへ導
かれてエンドレス状態で所定時間循環される。こ
のとき、本槽1内の染液5の一部は染液ポンプ4
によつて液送管7をへて上方のノズル収納ケース
9の底部から染液室9Aへ圧送され、その後第4
図に示すように偏平ノズル2の1次溢路2Bによ
り整流され、スリツト状収斂端2Aから被染物通
過口9B内を傾斜連結管12へ向つて移動中の被
染物6へ斜上方および斜下方から激しくかつ均等
に噴射される。これにより反駆動リール3をへて
自然拡布状態の被染物6は偏平ノズル2の有効幅
10へ一様にむらなく染液5が噴射されて均等に
染色加工される。 また、円筒状に編成されたメリヤス地等を折た
たんで偏平状にした被染物6を、染液5を高温に
して染色加工する場合、染液5中に気泡が発生
し、この気泡を含んだ染液5が被染物6に噴射さ
れ、それにより折たたんだ被染物6の内側に気泡
がたまり、被染物6が膨満状態となることがある
が、被染物通過口9Bより斜降連結管12が拡径
されているため、膨満状の被染物6は、斜降連結
管12内を円滑に移動するとともに、リラツクス
して均等に染色される。 更に、被染物6としては広幅物として鉄道車
両、バス、船舶、航空機等の厚生地で、表面にブ
ラシ状の毛が値設されているシートないし普通の
広幅シート地とか、劇場、ホール等の特厚広幅の
緞帳(ビロード)、片面刺繍を施したレース類
等、従来一般の在来型液流染色機では困難ないし
不可能と考えられていたものにも適用できる。 〈考案の効果〉 つぎにこの考案の効果を述べればつぎのとおり
である。 (1) 従来の円錐形または角形ノズルでは被染物は
ことごとくロープ状になつて循環されるため、
染液の浸透が不均衡になるが、この考案機では
自然拡布状態で移動中の被染物に染液が高速薄
膜状噴流となつて連続的に激しく噴射されて染
色加工されるため、迅速に染液が被染物へ浸透
し、染色助剤の添加量も節減され、染色能力も
向上して運転時間が短縮できた。なお、染液流
が生地の染色加工に効果的に作用するため、ポ
ンプ動力を従来よりも大幅に削減できた。 (2) 被染物通過口と斜降連結管とを、末広がり状
の流出口を介して末広がり分だけ拡径して連結
したので、偏平ノズルによる染液の圧力は減圧
され、斜降連結管を簡潔に構成でき、装置を小
形に形成することができた。また被染物に膨満
状態が生じても、被染物を円滑に移動させるこ
とができ、更に被染物をリラツクスさせて均等
に染色加工をすることができる。 また、偏平ノズルにより被染物の全幅に亘つ
て染液を噴出させるとともに、被染物を拡布状
態でリラツクスさせて染色加工ができるので、
従来の染色機による染色加工で発生する、中稀
と呼ばれる被染物の端縁部分と中央部分との濃
淡のむら付現象を解消できる効果がある。 (3) とくに特厚生地のビロード類を始め、片面刺
繍を施したレース類等の被染物を、たとえば従
来の在来型染色機で染色加工すると、被染物が
斜行して染色加工が容易ではなかつたが、この
考案機では被染物は自然拡布状態でジグザグ状
に密接移行するため、被染物の斜行や生地のト
ラブルは生じない。そして刺繍部分は左右交互
に2〜3重に重ねて偏平ノズル、本槽内を循環
させるように投入すれば、染色加工終了まで難
なく自然拡布状態のままを保つて高速染色され
る。 (4) 染色加工中、被染物は自然拡布状態のままで
あり、かつ生地のシワ、ケバ立ち等が生じない
ため、高速運転停止後、被染物の取出し後にお
ける後加工作業性が良好で、安定した品質の被
染物生産コストの低減に寄与する。 (5) 偏平ノズルの有効幅如何によつては、小幅、
中幅、薄生地の複数並列運転が可能で、偏平ノ
ズル2の被染物押込み作用による被染物の投入
も容易である。 (6) 被染物の生地幅、目付け等による投入量の増
減にかかわらず、ほぼ一定の低浴比が保てる。 次に実施例として偏平ノズルの寸法について述
べれば、生地の幅1.2mのもののノズル幅は1.22
mに、生地の幅が1.5mのものはノズル幅1.52m
とする。 また容量仕様の例として第1表に仕様例を示
す。
を染色するに当り、特に広幅の布地を染色するに
適した拡布染色用液流染色機に関する。 〈従来の技術〉 従来、染液をノズルから噴流させて、被染物を
循環させながら染色を行なう液流染色機がある。 一般に、このような液流染色機は、染液を収容
する本槽と、一端に円錐形または角形ノズルを有
し他端が本槽に連結された斜降連結管とを備え、
本槽の底部から液送管を介して円錐形または角形
ノズルへ、染液を圧送するように構成されてい
た。 そして、被染物を、本槽から円錐形または角形
ノズルの噴流口を貫通するように通過させ、斜降
連結管をへて本槽へ循環するように無端状に投入
して、円錐形または角形ノズルよりの染液の噴流
により、被染物を循環移動させるように形成され
ていた。 〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、このような従来構成の液流染色機にお
いては、被染物を通過させるべき円錐形または角
形ノズルと、それに連結される斜降連結管は、そ
の構造上どちらも極めて限られた断面積のため、
装置における被染物の移動は、染液圧送ポンプ圧
の増強、即ちノズル噴出流の増大のみによつて図
られて来た。また、被染物は限られた断面積のノ
ズルの噴流口を通過させるため、被染物がことご
とくロープ状になり、本槽に入つてからの崩れ落
ち、液中遊泳等によるからみ、もつれが原因で運
転トラブルの発生の恐れがあつた。そのため本槽
の内幅を1ノズル当り500mm内外に設計製作せざ
るを得なかつた。従つて被染物の広がり幅は最大
500mm内外以下に制限されていた。 また、厚生地のものとしては、例えば鉄道車
両、バス、船舶、航空機等のシート(別珍、コー
ルテン類を含む)等は表面にブラシ状の値毛が設
されており、従来の円錐形ノズルの液流染色機で
は毛並が荒れて(つむじ曲り状)商品にならない
ため、やむなく第1図に示すように旧型のウイン
ス式染色機に被染物たる生地6を全幅(幅1.2〜
1.5mまたはそれ以上)に拡げて掛け染め加工を
行なつていたが、浴比が1:25以上と大きくその
染色時間も液流染色機の倍も長く、不経済であつ
た。 そのため、染液を大馬力による高速の高流量で
ノズルより噴射し、被染物を高速で循環移動させ
て、染色効率を高めるとともに、角筒断面の斜降
連結管を用いて循環移動時の被染物の捩れを防止
するように構成された繊維製品の液流染色機が提
案されている(例えば特公昭52−20589号公報参
照)。 しかし、上述のように構成された液流染色機に
あつては、染液が高速高流量で噴射されるため、
斜降連結管内が高圧になり、斜降連結管の外周に
円筒管を同心状に配設して二重管構造とする必要
があつた。そのため、構造が複雑化するとともに
装置がコスト高となり、更に、全幅(例えば1.2
m)に拡げた被染物を通過させるように斜降連結
管部を構成しようとすると、極めて巨大な円筒管
が必要となり、装置が大形化して設置上の困難が
生ずるとともに装置の姿勢が高くなり過ぎて作業
性が極めて悪くなるという問題があつた。 〈考案の目的〉 この考案の目的は、従来の液流染色機の不具合
を解消すべくなされたもので、広幅の布地を自然
の拡布の状態で染色できるようにするとともに簡
潔に小形に形成された拡布染色用液流染色機を提
供するものである。 〈問題点を解決するための手段〉 この考案の拡布染色用液流染色機は、 ノズル収納ケースに内蔵され、少なくとも1m
の幅員を有するとともに下流端部に末広がり状の
流出口を有する断面偏平形の被染物通過口を備
え、且つこの被染物通過口の上流端部において上
下より対向状に下流側に向かつて開口したスリツ
ト状収斂端を有するとともに上記スリツト状収斂
端の上流側に1次溢路を備え開口幅が少なくとも
1mを有する偏平ノズルと、少なくとも1mの幅
員を有し染液を収納する本槽と、一端を上記被染
物通過口の流出口に連結され他端を上記本槽に連
結されるとともに前記流出口の広がり分だけ前記
偏平ノズル開口幅よりも大きい幅員を有する断面
偏平形の斜降連結管と、上記本槽の底部と上記ノ
ズル収納ケースとの間を連結するとともに染液ポ
ンプを有する液送管と、上記偏平ノズルの上流側
に設けられた反駆動リールと、を備え、上記被染
物通過口と上記本槽との間を幅広の無端状被染物
を一定の方向に循環させて染色することを特徴と
するものであり、かかる構成により上記目的を達
成するものである。 〈実施例〉 以下この考案の構成を実施例図に基いて詳述す
る。 第2図は本考案染色機の縦断面図を示し、略U
字形をした本槽1には染液5が満たされ、本槽1
の出口端1Aは開放されてその上部に反駆動リー
ル3が設けられ、該反駆動リール3と本槽1の入
口端1Bとの間に斜降連結管12が設けられて、
この斜降連結管12の上方にノズル収納ケース9
が備えられている。本槽1の下方には熱交換用ヒ
ータ、フイルタ等を具備する染液ポンプ4が設置
され、本槽1の底部1Cと該染液ポンプ4の一端
とが接続され、その他端は液送管7を経由して上
方のノズル収納ケース9の下部と直結されてい
る。 本考案の特徴とする偏平ノズル2は、第3図、
第4図に示すように細長い箱形のノズル収納ケー
ス9に組込まれている。 ノズル収納ケース9には、その中央を上流側の
反駆動リール3側から、下流側の斜降連結管12
側へ貫通するように、断面が極めて偏平形状を有
する被染物通過口9Bが設けられている。この被
染物通過口9Bは、例えば被染物6の拡布状態の
幅員が1.5mであれば、それより僅かに大きい
1.52m程度の幅員が与えられ、縦方向hには実施
例では6cmの寸法が与えられている。また、被染
物通過口9Bの下流端部は、斜降連結管12と連
結する末広がり状に開口した流出口9Cが形成さ
れている。 そして、被染物通過口9Bの上流端部には、被
染物通過口9Bと同一幅員を有し、被染物通過口
9Bの上側と下側に対向状に配されて、被染物通
過口9Bを通過する被染物6に対し、夫々染液5
を斜め下流側に向かつて噴流するように開口した
偏平ノズル2が形成されている。 偏平ノズル2は、実施例では間隙が約4mmに形
成された1対のスリツト状収斂端2Aと、その稍
上流側に設けられて間隙が約10mmに形成された1
次溢路2Bとを備え、1次溢路2Bはノズル収納
ケース9内で染液室9Aと連通されている。 そして、染液5が、染液ポンプ4により圧送さ
れて染液湿9A内に充満すると、染液室9Aで流
れの方向が乱れて一定しない染液5は、1次溢路
2Bの方向へ流れ、1次溢路2Bにおいて一定方
向へ整流される。そして、染液5はスリツト状収
斂端2Aから被染物通過口9B幅と同じ噴出幅を
もつとともに、全幅に亘つて均等圧の高速薄膜状
噴流となつて、被染物通過口9B内の被染物6へ
向かつて噴出され、その噴出流の動圧により、被
染物6は、第3図の矢印の方向へ押しやられて移
動するように形成されている。 斜降管12は、その一端がノズル収納ケース9
の被染物通過口9Bの流出口9C下流端部に連設
されており、他端部は本槽1の入口端1Bに連設
されている。そして、斜降連結管12の断面形状
は、実施例では被染物通過口9Bの幅員に対し、
流出口9Cの水平方向の末広がり分だけ拡幅され
て1.52〜1.57mの幅員が与えられ、縦方向Hには
11cmの寸法を有する偏平筒形に形成されて、被染
物6が拡布幅のままで移動(第2図の矢印の方
向)できるように形成されている。この被染物通
過口9Bから斜降連結管12への、流出口9Cに
よる拡径により、偏平ノズル2よりの染液5噴出
流の圧力は、流出口9C部において減圧され、斜
降連結管12内は低圧となる。これにより斜降連
結管12は一重管構造で構成可能となり、更に斜
降連結管12の断面積を大きくして膨満状の被染
物6の通過が容易となり、被染物6の均染とリラ
ツクス作用が確実に与えられる。 更に、本槽1は、実施例では被染物通過口9B
の幅員より稍大きい1.57〜1.62mの幅員を有し、
染液5が満たされて、染液5内を被染物6が拡布
幅のままで移動できるように形成されている。そ
して、本槽1内の染液5は、染液ポンプ4によ
り、底部1Cから液送管7をへて偏平ノズル2へ
圧送されるように形成されている。 次にこの考案の作用を説明する。 被染物6はほぼ生地幅のまま自然拡布され、即
ち、生地幅が1.5mの被染物6は、1.5mの幅に拡
布された状態で拡布染色用液流染色機1内に投入
され、その長さ方向の両端部は接続されて無端状
に形成される。そして、被染物6は、本槽1内に
移動方向に対して、第2図に示すように不規則な
ジグザグ状に折りたたまれて収納され、更に、本
槽1の出口端1Aから反駆動リール3により染液
5外へ引揚げられ、つぎに傾斜したノズル収納ケ
ース9内に形成した被染物通過口9B内を拡布状
態のまま通過し、その後傾斜連結管12内を通過
し、本槽1の入口端1Bから染液5を満たした本
槽1内をジグザグ状に折りたたまれた状態で通過
する間に染色されて再び本槽1の出口端1Aへ導
かれてエンドレス状態で所定時間循環される。こ
のとき、本槽1内の染液5の一部は染液ポンプ4
によつて液送管7をへて上方のノズル収納ケース
9の底部から染液室9Aへ圧送され、その後第4
図に示すように偏平ノズル2の1次溢路2Bによ
り整流され、スリツト状収斂端2Aから被染物通
過口9B内を傾斜連結管12へ向つて移動中の被
染物6へ斜上方および斜下方から激しくかつ均等
に噴射される。これにより反駆動リール3をへて
自然拡布状態の被染物6は偏平ノズル2の有効幅
10へ一様にむらなく染液5が噴射されて均等に
染色加工される。 また、円筒状に編成されたメリヤス地等を折た
たんで偏平状にした被染物6を、染液5を高温に
して染色加工する場合、染液5中に気泡が発生
し、この気泡を含んだ染液5が被染物6に噴射さ
れ、それにより折たたんだ被染物6の内側に気泡
がたまり、被染物6が膨満状態となることがある
が、被染物通過口9Bより斜降連結管12が拡径
されているため、膨満状の被染物6は、斜降連結
管12内を円滑に移動するとともに、リラツクス
して均等に染色される。 更に、被染物6としては広幅物として鉄道車
両、バス、船舶、航空機等の厚生地で、表面にブ
ラシ状の毛が値設されているシートないし普通の
広幅シート地とか、劇場、ホール等の特厚広幅の
緞帳(ビロード)、片面刺繍を施したレース類
等、従来一般の在来型液流染色機では困難ないし
不可能と考えられていたものにも適用できる。 〈考案の効果〉 つぎにこの考案の効果を述べればつぎのとおり
である。 (1) 従来の円錐形または角形ノズルでは被染物は
ことごとくロープ状になつて循環されるため、
染液の浸透が不均衡になるが、この考案機では
自然拡布状態で移動中の被染物に染液が高速薄
膜状噴流となつて連続的に激しく噴射されて染
色加工されるため、迅速に染液が被染物へ浸透
し、染色助剤の添加量も節減され、染色能力も
向上して運転時間が短縮できた。なお、染液流
が生地の染色加工に効果的に作用するため、ポ
ンプ動力を従来よりも大幅に削減できた。 (2) 被染物通過口と斜降連結管とを、末広がり状
の流出口を介して末広がり分だけ拡径して連結
したので、偏平ノズルによる染液の圧力は減圧
され、斜降連結管を簡潔に構成でき、装置を小
形に形成することができた。また被染物に膨満
状態が生じても、被染物を円滑に移動させるこ
とができ、更に被染物をリラツクスさせて均等
に染色加工をすることができる。 また、偏平ノズルにより被染物の全幅に亘つ
て染液を噴出させるとともに、被染物を拡布状
態でリラツクスさせて染色加工ができるので、
従来の染色機による染色加工で発生する、中稀
と呼ばれる被染物の端縁部分と中央部分との濃
淡のむら付現象を解消できる効果がある。 (3) とくに特厚生地のビロード類を始め、片面刺
繍を施したレース類等の被染物を、たとえば従
来の在来型染色機で染色加工すると、被染物が
斜行して染色加工が容易ではなかつたが、この
考案機では被染物は自然拡布状態でジグザグ状
に密接移行するため、被染物の斜行や生地のト
ラブルは生じない。そして刺繍部分は左右交互
に2〜3重に重ねて偏平ノズル、本槽内を循環
させるように投入すれば、染色加工終了まで難
なく自然拡布状態のままを保つて高速染色され
る。 (4) 染色加工中、被染物は自然拡布状態のままで
あり、かつ生地のシワ、ケバ立ち等が生じない
ため、高速運転停止後、被染物の取出し後にお
ける後加工作業性が良好で、安定した品質の被
染物生産コストの低減に寄与する。 (5) 偏平ノズルの有効幅如何によつては、小幅、
中幅、薄生地の複数並列運転が可能で、偏平ノ
ズル2の被染物押込み作用による被染物の投入
も容易である。 (6) 被染物の生地幅、目付け等による投入量の増
減にかかわらず、ほぼ一定の低浴比が保てる。 次に実施例として偏平ノズルの寸法について述
べれば、生地の幅1.2mのもののノズル幅は1.22
mに、生地の幅が1.5mのものはノズル幅1.52m
とする。 また容量仕様の例として第1表に仕様例を示
す。
【表】
第1図は旧ウインス式染色機の外観斜視図、第
2図〜第4図はこの考案の実施例を示し第2図は
本案染色機の縦断面図、第3図は染色作業中の同
ノズル部分の拡大断面図、第4図は第3図に示す
A−A線断面図である。 1……本槽、2……偏平ノズル、3……反駆動
リール、4……染液ポンプ、5……染液、6……
被染物、9……ノズル収納ケース。
2図〜第4図はこの考案の実施例を示し第2図は
本案染色機の縦断面図、第3図は染色作業中の同
ノズル部分の拡大断面図、第4図は第3図に示す
A−A線断面図である。 1……本槽、2……偏平ノズル、3……反駆動
リール、4……染液ポンプ、5……染液、6……
被染物、9……ノズル収納ケース。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 ノズル収納ケースに内蔵され、少なくとも1m
の幅員を有するとともに下流端部に末広がり状の
流出口を有する断面偏平形の被染物通過口を備
え、且つこの被染物通過口の上流端部において上
下より対向状に下流側に向かつて開口したスリツ
ト状収斂端を有するとともに前記スリツト状収斂
端の上流側に1次溢路を備え開口幅が少なくとも
1mを有する偏平ノズルと、 少なくとも1mの幅員を有し染液を収容する本
槽と、 一端を前記被染物通過口の流出口に連結され他
端を前記本槽に連結されるとともに前記流出口の
広がり分だけ前記偏平ノズル開口幅よりも大きい
幅員を有する断面偏平形の斜降連結管と、 前記本槽の底部と前記ノズル収納ケースとの間
を連結するとともに染液ポンプを有する液送管
と、 前記偏平ノズルの上流側に設けられた反駆動リ
ールと、 を備え、前記被染物通過口と前記本槽との間を
幅広の無端状被染物を一定の方向に循環させて染
色することを特徴とする拡布染色用液流染色機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6239583U JPS6032395U (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 拡布染色用液流染色機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6239583U JPS6032395U (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 拡布染色用液流染色機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6032395U JPS6032395U (ja) | 1985-03-05 |
| JPS6236880Y2 true JPS6236880Y2 (ja) | 1987-09-19 |
Family
ID=30192595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6239583U Granted JPS6032395U (ja) | 1983-04-26 | 1983-04-26 | 拡布染色用液流染色機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6032395U (ja) |
-
1983
- 1983-04-26 JP JP6239583U patent/JPS6032395U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6032395U (ja) | 1985-03-05 |
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