JPS6237621B2 - - Google Patents
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- JPS6237621B2 JPS6237621B2 JP57156909A JP15690982A JPS6237621B2 JP S6237621 B2 JPS6237621 B2 JP S6237621B2 JP 57156909 A JP57156909 A JP 57156909A JP 15690982 A JP15690982 A JP 15690982A JP S6237621 B2 JPS6237621 B2 JP S6237621B2
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- C07C45/29—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by oxidation of hydroxy groups
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Description
“ジヤーナル・オブ・メデイシナル・ケミスト
リー(J.Med.Chem.)”、第9巻、1966年、第527
頁〜536頁、には、抗炎症性作用を有する2,3
−ビス−(p−メトキシ−フエニル)−インドール
が記載されている。付加的に、この刊行物には、
2つの化合物2−(4−メトキシ−フエニル)−イ
ンドール及び2−(4−メトキシ−フエニル)−3
−メチル−インドールも述べられており、この場
合2−(4−メトキシ−フエニル)−3−メチル−
インドールに関しては、同様に抗炎症性作用が記
載されている。更に、次のインドール化合物は、
別のインドール化合物の製造に対する出発物質と
して公知である:2−(4−ヒドロキシ−フエニ
ル)−インドール、2−(4−メトキシ−フエニル
−5−メトキシ)−インドール、1−メチル−2
−(4−メトキシ−フエニル)−インドール、1−
メチル−2−(3,4−ジプロポキシ−フエニ
ル)−インドール、1−エチル−2−(3,4−ジ
ヒドロキシ−フエニル)−インドール、1−エチ
ル−2−(3,4−ジメトキシ−フエニル)−イン
ドール、1−プロピル−2−(4−プロポキシ−
フエニル)−6−メトキシ−インドール及び2−
(3,5−ジメトキシ−フエニル)−5−メトキシ
インドール。 このためには、次のものを参照:“ジヤーナ
ル・オブ・ザ・ケミカル・ソサイエテイ(J.
Chem.Soc.)”、第59巻、1963年、第4593頁〜第
4595頁:“オーストレイリアン・ジヤーナル・オ
ブ・ケミストリー(Aust.J.Chem.)”、第28巻、
1975年、第65頁〜第80頁;ベルギー国特許第
621047号明細書及び米国特許第3023221号明細
書。 本発明は、一般式: 〔式中、R1及びR2はヒドロキシ基、ハロゲン
原子又は水素原子であり、この場合基R1及びR2
の1個はヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノイ
ルオキシ基でなければならず、R3はC1〜C6−ア
ルキル基であり、R4は水素原子又はC1〜C6のア
ルキル基であり、R5はヒドロキシ基又はC2〜C6
−アルカノイルオキシ基であり、R6及びR7は水
素原子又はハロゲン原子である〕で示される化合
物、その製造法及び該化合物を含有する抗腫瘍剤
に関する。 本発明による化合物は、僅かな発情作用を有す
るにすぎないが、著しい抗発情作用を(例えば、
マウスの子宮に対して)有する。本発明による化
合物は、それが3H−17β−エストラジオールを
受容体から排除し、腫瘍細胞の成長に対して阻止
作用を有し、殊にホルモン依存性の乳房腫瘍細胞
の成長を阻止することによりエストラジオール−
受容体との顕著な親和性を有する。例えば、本発
明による化合物は、7,12−ジメチル−ベンズア
ントラセン−(DMBA)−誘発された、スプレグ
−ドーリー(Sprague−Dawley)ラツトのホル
モン依存性の乳房癌腫の腫瘍成長を阻止し、例え
ばホルモン依存性の腫瘍(例えば、乳房癌腫、子
宮内膜癌腫、前立腺癌腫、黒腫)を治療するのに
好適である。更に、本発明による化合物は、ホル
モン依存性の癌腫細胞(例えば、ホルモン依存性
の乳房癌腫細胞)に対して細胞静止作用も有す
る。 式の本発明による化合物の場合、存在する
C2〜C6−アルカノイルオキシ基は、直鎖状又は
分枝鎖状であることができる。殊に、アルキル基
の場合には、メチル−、エチル−、プロピル−又
はブチル基が重要であり、かつアルカノイルオキ
シ基の場合には、アセチル−、プロピオニル−又
はブチリル基が重要である。式の化合物がハロ
ゲン原子を有する場合には、それは殊に塩素−臭
素−又は弗素原子が重要である。 式のこのような化合物は、例えば良好な抗腫
瘍作用を有し、その際R1は、インドール環の5
又は6位でヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノ
イルオキシ基を表わし、R5は、フエニル環の4
位でヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノイルオ
キシ基を表わし、R3は、C1〜C4−アルキル基
(殊に、C1〜C3−アルキル基)であり、R4は、水
素原子又はC1〜C6−アルキル基(殊に、C1〜C3
−アルキル基)であり、R2は、水素原子又はハ
ロゲン原子を表わし、R6は、水素原子、フエニ
ル環の3位でヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカ
ノイルオキシ基を表わすか又はフエニル環の2位
でハロゲン原子を表わし、R7は水素原子を表わ
すか又はフエニル環の6位でハロゲン原子を表わ
す。殊に、基R1およびR5が同一か又は異なり、
ヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノイルオキシ
基を表わし、この場合R1がインドール環の5又
は6位で存在しかつR5がフエニル環の4位で存
在し、R3がC1〜C3−アルキル基であり、R4が水
素原子又はC1〜C3−アルキル基であり、かつ基
R2,R6及びR7がそれぞれ水素原子であるような
式の化合物は、重要である。 更に、基R1及びR5が同一か又は異なり、ヒド
ロキシ基又はC2〜C6−アルカノイルオキシ基を
表わし、この場合R1がインドール環の5又は6
位で存在しかつR5がフエニル環の4位で存在
し、R3がC1〜C3−アルキル基を表わし、R4が水
素原子又はC1〜C3−アルキル基を表わし、R2が
インドール環の4位でハロゲン原子(殊に、
Cl)を表わし、かつR6及びR7が同一か又は異な
り、フエニル環の2位ないしは2位及び6位で水
素原子又はハロゲン原子(殊に、Cl)を表わす
ような式の化合物は、重要である。 式は、予想されるエナンチオマー及びジアス
テレオマーも包含する。化合物がラセミ化合物で
ある場合には、この化合物は、自体公知の方法
で、例えば光学活性の酸により光学活性の異性体
に分割することができる。しかし、最初からエナ
ンチオマー又は場合によりジアステレオマーの出
発物質を使用することもでき、この場合には、さ
らに最終生成物として相当する純粋な光学活性形
ないしはジアステレオマー立体配置が得られる。 式の目的生成物において、R3が水素原子で
ある場合には、C1〜C6−アルキル基を導入しな
ければならない。このアルキル化は、自体公知の
方法で行なわれる。アルキル化剤としては、例え
ば次のものがそれに該当する:式:アルキル
Hal,ArSO2Oアルキル及びSO2(Oアルキル)
2のエステル、この場合Halは、ハロゲン原子
(殊に、塩素、臭素又は沃素)であり、Arは、例
えば1個又はそれ以上の低級アルキル基又は塩素
原子もしくは臭素原子によつて置換されていても
よいフエニル−又はナフチル基のような芳香族基
であり、アルキルは、C1〜C6−アルキル基であ
る。例は、p−トルオールスルホンン酸−C1〜
C6−アルキルエステル、低級C1〜C6−ジアルキ
ルスルフエート及び類似物である。アルキル化反
応は、場合によりアルカリ金属炭酸塩
(K2CO3)、アルカリ金属水酸化物(NaOH,
KOH)、ピリジン又は別の常用の第三アミンのよ
うな常用の酸結合剤で添加下で、0℃〜200℃、
有利に20℃〜150℃の温度で低級アルコール(メ
タノール、エタノール、イソプロパノール)、低
級ケトン(アセトン、メチルエチルケトン)、低
級ハロゲン化アルカン(クロロホルム、塩化メチ
レン、ジクロルエタン)、ジオキサン、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、芳香族炭
化水素(ベンゾール、トルオール、キシロール)
又はピリジンのような不活性溶剤中で行なわれ
る。しかし、このアルキル化は、第1にR3が水
素原子である式のアルキル化すべき化合物か
ら、それをジオキサン、テトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド、ベンゾール、トルオール又
はキシロールのような不活性溶剤中又はアンモニ
ア水中でアルカリ金属、アルカリ金属水素化物又
はアルカリ金属アミド(殊に、ナトリウム又はナ
トリウム化合物)と−70℃〜120℃の温度で反応
させ、次いでアルキル化剤(例えば、C1〜C6−
アルキルヨージド又はC1〜C6−アルキルブロミ
ド)を−70℃〜+50℃の温度で添加することによ
りアルカリ金属化合物を得るようにして行なうこ
ともできる。 更に、R4が水素原子である式の化合物にC1
〜C6−アルキル基を導入することができる。こ
のアルキル化は、例えば“ジヤーナル・オブ・オ
ーガニツク・ケミストリー(J.Org.Chem.)”第
22巻、1957年、第1134頁、の記載と同様にして脂
肪族飽和C1〜C6−アルデヒドで約0℃の温度で
低級アルコール(メタノール、エタノール)中で
酸(ハロゲン化水素、硫酸、酢酸)の存在下で行
なうことができる。この反応で最初に形成された
アルコールから脱水することによつて相当する不
飽和化合物が生成され、この不飽和化合物は、例
えば貴金属触媒の存在下でこのために常用の溶剤
(メタノール)中で水素添加される。しかし、R4
の導入は、R4が水素原子である式の化合物
を、α,β−不飽和C4〜C6ケトン又はC1〜C6−
アルキルエステルα,β−不飽和C3〜C-6−カル
ボン酸と、50℃〜200℃の温度で無水酢酸/氷酢
酸のような溶剤中で反応させ(“J.Amer.Chem.
Soc.”、第79巻、1957年、第2819頁〜第2821頁、
参照)、引続きケトー又はカルボアルコキシ基を
例えばLiAlH4/AlCl3で無水エーテル中で室温で
還元する(Kraak他、“Tetrahedron”、第24巻、
1968年、第3381頁〜第3398頁、参照)ことによつ
ても可能である。 基R1〜R2及びR5のいずれか1個又はそれ以上
がヒドロキシ基である式の目的生成物は、ヒド
ロキシ基に対してC2〜C6−アルカノイル基によ
つてアシル化することができる。このアシル化
は、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ベンゾ
ール、トルオールのような不活性溶剤ないしは懸
濁剤中で0℃〜200℃、有利に20℃〜150℃の温度
で行なうことができる。アシル化剤としては、次
のものがこれに該当する:場合によつてはアルカ
リ金属炭酸塩、アルカリ金属水酸化物、アルカリ
金属アルコラートのような酸結合剤又は第三アミ
ン、例えばトリエチルアミン又はピリジンを添加
した、ケテン及び2〜6個のC−原子を有する脂
肪族カルボン酸の酸ハロゲン化物(クロリド、ブ
ロミド、ヨージド)、酸無水物又は酸エステル。
ピリジンは、同時に溶剤として使用してもよい。
エステルは、殊に前記カルボン酸と、低級脂肪族
アルコールとのエステルである。アシル化は、第
1に反応させるべき化合物から、それをジオキサ
ン、ジメチルホルムアミド、ベンゾール又はトル
オールのような不活性溶剤中でアルカリ金属、ア
ルカリ金属水素化物又はアルカリ金属アミド(殊
に、ナトリウム又はナトリウム化合物)と、0℃
〜150℃の温度で反応させ、次いでアシル化剤を
添加することにより、アルカリ金属化合物を得る
ようにして行なうこともできる。 式の化合物中のC2〜C6−アルカノイル基
は、加溶媒分解により再び離脱することができ、
これによつて相当する式の遊離ヒドロキシ−イ
ンドール化合物が得られる。この加溶媒分解によ
る離脱は、例えば希酸又は塩基性物質(炭酸カ
リ、ソーダ、アルカリ水溶液、アルコール性アル
カリ溶液、NH3)で10℃〜150℃、殊に20℃〜100
℃の温度で鹸化することによつて行なわれる。 このために、溶剤ないしは懸濁剤としては、例
えば次のものがこれに該当する:水、低級脂肪族
アルコール、環式エーテル、例えばジオキサン又
はテトラヒドロフラン、脂肪族エーテル、ジメチ
ルホルムアミド等及びこれら薬剤の混合物。 基R1,R2及びR5の1個又はそれ以上がC1〜C6
−アルコキシ基を表わすような式の化合物は、
式の本発明による化合物を製造するための出発
物質であり、例えば特許請求の範囲第2項〜第4
項に記載の方法により得ることができる。基
R1,R2及びR5の1個又はそれ以上がアルコキシ
基を表わすかかる化合物は、エーテル分解するこ
とによつて相当するヒドロキシ化合物に変換され
る。このエーテル分解は、例えば溶剤なしにか又
は不活性溶剤中で三臭化硼素、三弗化硼素、塩化
アルミニウム、四塩化珪素、三臭化アルミニウ
ム、ナトリウムメチルチオラート、(CH3)3SiCl
+NaIで−70℃〜200℃の温度で行なわれる。こ
のエーテル分解のための溶剤としては、例えば次
のものがこれに該当する:例えば塩化メチレンの
ような脂肪族ハロゲン化炭化水素、ベンゾール、
トルオール、キシロールのような芳香族炭化水
素、クロルベンゾール、ジクロルベンゾール、ジ
メチルホルムアミド、アセトニトリル。 更に、このエーテル分解は、濃沃化水素酸、ピ
リジン塩酸塩、臭化水素酸、メチルマグネシウム
ヨージドにより溶剤を用いるか又は溶剤を用いる
ことなしに20℃〜250℃の温度で行なうこともで
きる。この最後に記載した分解に対する溶剤とし
ては、例えば次のものがこれに該当する:1〜6
個のC−原子からなるアルキル基を有する脂肪族
エーテル。 こうして得られるヒドロキシ−インドールの単
離は、有利に相当するアシル化合物、例えばアセ
チル化合物により行なわれる。このためには、エ
ーテル分解で得られる反応混合物を、インドール
化合物を溶解する有機薬剤(例えば、酢酸エステ
ル、クロロホルム)で抽出し、この抽出剤を除去
した後に得られる残滓を低級脂肪族酸無水物(例
えば、無水酢酸)で不活性溶剤中で塩基性物質の
存在下で20℃〜200℃の温度で処理する。一般
に、このアシル化は、既述した方法で行なわれ
る。 前記の製造法の場合には、出発物質中で存在す
るヒドロキシ基を自体公知の保護基によつて保護
するのも有利である。多くの場合、このような保
護基は、既に開始剤組成物それ自体の製造に必要
である。この保護基は、最終生成物から容易に離
脱することができる。それは、加溶媒分解により
簡易に離脱しうるアシル基であるか又は例えばベ
ンジル基のような水素添加により離脱しうる基で
ある。この加溶媒分解により離脱しうる保護基
は、例えば希鉱酸で溶剤又は懸濁剤(低級アルコ
ール)中で10℃〜150℃の温度で鹸化することに
よつて離脱される。しかし、保護基の種類に応じ
て既に反応の間に離脱も行なわれる。このこと
は、例えばヒドロキシ基がベンジル基又はカルボ
ベンゾキシ基によつて保護されており、方法が水
素添加過程を包含する場合の事情である。保護基
が反応の間に離脱されない場合には、反応生成物
の1回の後処理が必要であり、この場合には、さ
らに保護基は、例えば前記の条件下で離脱され
る。 保護基としては、例えば次のものがこれに該当
する:ベンジル基、α−フエニルエチル基、ベン
ゾール核中で置換されたベンジル基、例えばp−
ブロム−又はp−ニトロベンジル基、カルボベン
ゾキシ基、カルボベンズチオ基、トリフルオルア
セチル基、フタリル基、トリチル基、p−トルオ
ールスルホニル基及び類似物、しかしこの場合に
は、付加的に例えば第三ブチルカルボキシ基のよ
うな簡単なアシル基も適当である。 ベンジル保護基の離脱は、例えば接触水素添加
によつて行なわれる。触媒としては、例えば常用
の微細な金属触媒、例えば貴金属触媒、例えばラ
ニー−ニツケル、白金又は殊にパラジウムがこれ
に該当する。水素添加は、普通の温度又は高めら
れた温度で実施することができる。好ましくは、
約20℃〜200℃の温度範囲内で、場合によつては
高められた圧力(1〜100バール、殊に1〜50バ
ール)下で作業する。ベンジル保護基ないしはα
−フエニルエチル基の離脱は、エーテル分解の既
述した条件下で行なつてもよい。 方法a)に対して。 この方法は、溶剤を用いてか又は溶剤なしに20
℃〜250℃、殊に50℃〜200℃の温度で実施され
る。溶剤としては、例えば次のものがこれに該当
する:ハロゲン化芳香族炭化水素(クロルベンゾ
ール、ジクロルベンゾール)、7〜11個の炭素原
子を有するシクロパラフイン(例えば、シクロア
ルカン富有の石油ないしは例えばナフサのような
沸点100℃以下を有する石油留出物の一定の留
分)、場合によつてはアルキル置換された芳香族
炭化水素、例えばベンゾール、トルオール、キシ
ロール、メチルナフタリン、脂肪族アルコール、
例えばエタノール、プロパノール、第三ブタノー
ル、低級アルカン酸(酢酸、プロピオン酸)、ア
セトニトリル、エチレンゴリコール、ニトロベン
ゾール、環式エーテル(ジオキサン)、ジメチル
オキシエタン)、水ないしは水性媒体。 この方法は、酸性PH(3〜4)下ないしは酸性
縮合剤の存在下で実施するのが屡々有利である
(殊に、X=NH2及びY=Hである場合)。このよ
うな縮合剤は、次に例示されている:強有機又は
無機酸、又はこれらの混合物、例えばハロゲン化
水素酸(HCl、アルコール性HCl,HBr)、硫酸
(例えば、アルコール性硫酸)、燐酸、有機スルホ
ン酸(殊に、芳香族スルホン酸、例えばベンゾー
ルスルホン酸又はp−トルオールスルホン酸)、
ポリ燐酸、トリクロル酢酸、氷酢酸、又は酢酸と
鉱酸とからなる混合物(例えば、氷酢酸/硫酸、
氷酢酸/ハロゲン化水素酸、殊に氷酢酸/
HCl)。更に、縮合剤としては、次のものがこれ
に該当する:塩化亜鉛、塩化銅()、塩化錫
()、塩化ニツケル()、塩化コバルト、塩化
白金、臭化銅()又はさらに使用される芳香族
アミンの塩酸塩。 この方法は、不活性雰囲気中、例えば窒素雰囲
気下で実施するのが有利である。式のXがアミ
ノ基を表わし、かつ式のYが水素原子を表わす
場合、縮合剤としては、場合によりグリニヤール
試薬、三弗化硼素又はコバルト−、銅−もしくは
ニツケル粉末、又はカチオン交換体、スルホサリ
チル酸又はポリ燐酸塩−C1〜C6−アルキルエス
テルがこれに該当する。 XがNH2でありかつYがHである場合には、勿
論、最初に生じるヒドラゾンを単離し、次いで第
1にインドール環の閉鎖を実施することもでき
る。 Yがピリジニウム基である場合には、有利にハ
ロゲン化物(例えば、クロリド、ブロミド)が重
要である。Y及び隣接した水素原子がN2基であ
る場合には、相当するフエニルジアゾーアルキル
ケトンが重要である。このようなジアゾケトン
は、例えばブレーズ(Blades)、ワイルズ
(Wilds)著、“ジヤーナル・オブ・オーガニツ
ク・ケミストリー(J.Org.Chem.)”、第21巻、
1956年、第1013頁〜第1021頁、の記載と同様にし
て得ることができる。 Xがアミノ基を表わす式の出発物質は、それ
が公知でない場合に例えば次のようにして得るこ
とができる:Xが水素原子である式の化合物を
ニトロ化し、こうして得られるニトロソ化合物を
亜鉛/氷酢酸、ナトリウム/アルコール、
LiAlH4又は水素により貴金属触媒の存在下で還
元することによる(このため、E.Mu¨ller、
“Houben−Weyl Methoden der Organischen
Chemie”、第10/2巻、第1頁〜第71頁、G.
Thieme Verlag(Stuttgart)社刊、1967年、参
照)。 Yがハロゲン原子である式の出発物質は、例
えばブラツドレイ(W.Bradley)、シユバルツエ
ンバツハ(G.Schwarzenbach)著、“ジヤーナ
ル・オブ・ザ・ケミカル・ソサエテイ(J.Chem.
Soc.)(London)”、第1928巻、第2904頁〜第2912
頁、の記載と同様にして相当する(基R4〜R7を
有する)ω−ジアゾアセトフエノン及びハロゲン
化水素から得ることができる。このω−ジアゾア
セトフエノンは、相当する塩化ベンゾイル及びジ
アゾメタンから常法で得ることができる。こうし
て得られたフエナシルハロゲン化物から、Yがヒ
ドロキシ基を表わすような式の出発物質は、例
えば炭酸バリウム水溶液で100℃で処理すること
によつて得ることができる(O.Fischer、M.
Busch、“Berichte der Deutschen Chemischen
Gesellschaft”、第24巻、1891年、第2679頁〜第
2683頁、参照)。 Yがピリジニウム基である式の出発物質は、
例えば相当する(基R4,R5,R6及びR7によつて
置換された)ω−ジアゾアセトフエノンをピリジ
ニウム塩、例えばピリジニウムハロゲン化物と反
応させることによつて得ることができる(このた
め、King、Miller、“J.Amer.Chem.Soc.”、第70
巻、1948年、第4154頁〜第4160頁、参照)。 方法b)に対して。 この方法は、溶剤を用いるか又は溶剤なしに
150℃〜250℃の温度で実施される。溶剤として
は、例えば次のものがこれに該当する:トリクロ
ルベンゾール、トリエチレングリコール、ジエチ
レングリコールジエチルエーテル。 出発物質は、例えば次のようにして得ることが
できる:一般式: 〔式中、R1,R2及びHalはそれぞれ前記のもの
を表わす〕で示される化合物は、ホルムアルデヒ
ドで酸性媒体中でハロゲン原子に対してオルト位
で処理することによつてヒドロキシメチル基に導
入される(式: 〔式中、R1,R2及びHalはそれぞれ前記のもの
を表わす〕で示される化合物)。 このヒドロキシメチル基は、相当するアルデヒ
ド基に酸化され、こうして得られるアルデヒド
は、アミン(R3−NH2)と反応させることによつ
て式: 〔式中、R1,R2,R3及びHalはそれぞれ前記の
ものを表わす〕で示される相当するイミンないし
はアルキルイミンに変換される。次に、この化合
物は、例えばベンズピナコールの存在下で不活
性溶剤中で加熱することによつて式: 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5及びR6はそれぞ
れ前記のものを表わし、存在するフエノール性ヒ
ドロキシ基はC1〜C6−アルキル基によつてエー
テル化されていてもよく、R3はさらに水素原子
であつてもよく、Halは塩素原子、臭素原子又は
沃素原子を表わす〕で示される化合物に変換され
る。式の化合物への変換のもう1つの方法は、
アルミニウムでHgCl2及びエタノールの存在下で
不活性溶剤中で還元二量体化することである。こ
の反応は、参考例3でその際に使用される出発物
質を製造するために記載した方法と同様にして行
なわれる。 方法c)に対して。 この方法は、溶剤を用いてか又は溶剤なしに例
えば200℃〜380℃の温度で実施される。この反応
時間は、一般に10分間〜3時間の間にある。溶剤
を使用する場合には、例えば高沸点のN,N−ジ
アルキルアミン、例えばN,N−ジエチルアニリ
ンが当てはまる。アミドとしては、殊にアンモニ
アのアルカリ金属アミド(NaNH2,KNH2)又は
芳香族アミン(例えばo−トルイジン)のアルカ
リ金属アミドがこれに該当し、その際アルカリ金
属は、殊にナトリウム又はカリウムである。 式: 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6及びR7はそ
れぞれ前記のものを表わす〕で示される開始剤組
成物は、例えばN−ベンゾイル−o−トルイジド
の合成と同様にして相当する(基R1,R2,R3及
びR4によつて置換された)o−アルキルアニリ
ン及び相当する(基R5〜R7によつて置換され
た)塩化ベンゾイルから製造することができる
(このため、P.Jacobson、L.Huber、“Berichte
der Deutschen Chemischen Gesellschaft”、第
41巻、1908年、第660頁〜第671頁、参照)。 方法d)に対して。 この方法に対する還元剤としては、例えば氷酢
酸中の鉄−又は亜鉛粉末、アンモニア性水溶液中
の硫酸鉄()又は水酸化鉄()、塩酸溶液中
のSnCl2、又は水素添加触媒(貴金属触媒、例え
ば白金−又はパラジウム触媒、ラニー−ニツケル
触媒)の存在下での水素がこれに該当する。還元
は、一般に20℃〜130℃で実施される。水素で還
元する場合には、例えば20℃〜50℃で飽和脂肪族
又は脂環式エーテル(例えば、ジエチルエーテ
ル)、又は低級アルカノールと低級脂肪族カルボ
ン酸とからなるエステル(エチルアセテート)の
ような溶剤中で作業する。別に示された還元剤を
使用する場合には、特に高められた温度、例えば
50℃〜130℃で氷酢酸、塩酸、アンモニア水のよ
うな溶剤中で作業する。 式 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6及びR7はそ
れぞれ前記のものを表わす〕で示されるの出発物
質は、例えば2′−ニトロ−デスオキシベンゾイン
の合成と同様にして相当する(基R1〜R7によつ
て置換された)デスオキシベンゾインをニトロ化
することによつて得ることができる(このため、
A.Pictet、“Berichte der Deutschen
Chemischen Gesellschaft”、第19巻、1886年、
第1063頁〜第1066頁;O.List、“Berichte der
Deutschen Chemischen Gesellschaft”、第26
巻、1893年、第2451頁〜第2457頁、参照)。 更に、式の出発物質は、公知方法で式: 〔式中、R1,R2及びR4はそれぞれ前記のもの
を表わす〕で示される化合物を、式XI: 〔式中、R5,R6及びR7はそれぞれ前記のもの
を表わし、RはC1〜C6−アルキル基を表わす〕
で示される化合物と反応させることによつて得る
ことができる。この反応は、例えばC1〜C4−ジ
アルキルエーテル中でアルカリ金属アルコラート
(カリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド)
の存在下で0℃〜100℃の温度で行なわれる。 本発明による化合物は、製薬学的組成物を製造
するのに好適である。製薬学的組成物ないしは医
薬品は、本発明による化合物の1種類又はそれ以
上、又はその混合物を別の薬理作用を有する物質
と一緒に含有することができる。製薬学的調製剤
を製造するためには、常用の製薬学的担持剤及び
助剤を使用することができる。この医薬品は、経
腸的、非経口的、経口的又は経舌的に使用するこ
とができる。例えば、投与は、錠剤、カプセル
剤、丸剤、施糖衣剤又は坐薬の形で行なうことが
できる。液剤としては、例えば次のものがこれに
該当する:油溶液もしくは本溶液又は油性懸濁液
もしくは水性懸濁液、エマルジヨン、注射可能な
水溶液及び油溶液又は水性懸濁液及び油性懸濁
液。 薬理学的又は製薬学的記載 本発明による化合物は、製薬学的組成物及び製
薬学的調製剤を製造するのに好適である。製薬学
的組成物ないしは医薬品は、作用物質として本発
明による化合物の1種類又はそれ以上を、場合に
よつては別の薬理作用ないしは製薬学的作用を有
する物質との混合物で含有する。医薬品の製造
は、公知方法で行なわれ、この場合には、公知か
つ常用の製薬学的助剤ならびにその他の常用の担
持剤及び稀釈剤を使用することができる。 この種の担持剤及び助剤としては、例えば次の
刊行物に助剤として薬学、美容術及び一定分野に
対して望まれているか又は記載されているような
物質がこれに該当する:“ウルマンス・エンツイ
クロペデイー・デル−テヒニツシエン・ヒエミー
(Ullmanns Encyklopa¨die der technischen
Chemie)”、第4巻、1953年、第1頁〜第39頁;
“ジヤーナル・オブ・フアーマシユーテイカル・
サイエンシーズ(Journal of Pharmaceutical
Sciences)”、第52巻、1963年、第918頁以降、チ
エツチユ−リンデンワルト(H.v.Czetsch‐
Lindenwald)、“ヒルフスシユトツフエーフユア
ーフアルマツイー・ウント・アングレンツエンデ
ーゲビーテ(Hilfsstoffe fu¨r Pharmazie
und angrenzende Gebiete)”;“フアルマツオ
イテイツシエ・インドウストリー(Pham.Ind.
)”、第2号、1961年、第72頁以降;フイードラー
(Dr.H.P.Fiedler)、“レキシコーン・デル・ヒル
フスシユトツフエ・フユア・フアルマツイー、コ
ズメテイーク・ウント・アングレンツエンデ・ゲ
ビーテ(Lexikon der Hilfsstoffe fu¨r
Pharmazie、Kosmetik und angrenzende
Gebiete)”、カントール(Cantor KG.
(Aulendorf in Wu¨rttemberg在))社刊、1971
年。 このための例は、ゼラチン、天然糖、例えば蔗
糖又は乳糖、レシチン、ペクチン、澱粉(例え
ば、トウモロコシ澱粉)、アルギン酸、チロース
(Tylose)、タルク、石松子、珪酸(例えば、コ
ロイド珪酸)、セルロース、セルロース誘導体
(例えば、セルロース−ヒドロキシ基が部分的に
低級飽和脂肪族アルコール及び/又は低級飽和脂
肪族オキシアルコールでエーテル化されているセ
ルロースエーテル、例えばメチルオキシプロピル
セルロース)、ステアリン酸塩、12〜22個のC原
子を有する脂肪酸、殊に飽和脂肪酸(例えば、ス
テアリン酸)のマグネシウム−及びカルシウム
塩、乳化剤、油脂、殊に植物油脂(例えば、落花
生油、ヒマシ油、オリーブ油、胡麻油、綿実油、
トウモロコシ油、小麦胚芽油、ヒマワリ実油、タ
ラー肝油、飽和脂肪酸のモノ、ジ−及びトリグリ
セリドならびにこれらの混合物)、製薬学的に認
容性の1価又は多価アルコール及びポリグリコー
ル、例えばポリエチレングリコールならびにその
誘導体、脂肪族飽和又は不飽和脂肪酸(2〜22個
のC原子、殊に10〜18個のC原子)と、1価脂肪
族アルコール(1〜20個のC原子)又は多価アル
コール、例えばエーテル化されていてもよいグリ
コール、グリセリン、ジエチレングリコール、ペ
ンタエリトリツト、ソルビツト、マンニツト等と
のエステル、ベンジルベンゾエート、ジオキソラ
ン、グリセリンホルマーレ、テトラヒドロフルフ
リルアルコール、C1〜C12−アルコールを有する
ポリグリコールエーテル、ジメチルアセトアミ
ド、ラクトアミド、乳酸塩、炭酸エチル、シリコ
ーン(殊に、平均粘度のジメチルポリシロキサ
ン)、炭酸マグネシウム及び類似物である。 溶液を製造するためには、例えば水が当てはま
るか又は例えばエタノール、1,2−プロピレン
グリコール、ポリグリコール及びその誘導体、ジ
メチルスルホキシド、脂肪アルコール、トリグリ
セリド、グリセリンの部分エステル、パラフイン
及び類似物のような生理的に認容性の有機溶剤が
当てはまる。 調製剤を製造する場合には、公知かつ常用の溶
解補助剤、又は乳化剤を使用することができる。
溶解補助剤及び乳化剤としては、例えば次のもの
がこれらに該当する:ポリビニルピロリドン、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、例えばソルビタントリ
オレエート、レシチン、アラビアゴム、トラガカ
ント、ポリオキシエチル化ソルビタンモノオレエ
ート、ポリオキシエチル化脂肪、ポリオキシエチ
ル化オレオトリグリセリド、リノール化オレオト
リドグリセリド、脂肪アルコールのポリエチレン
オキシド−縮合生成物、アルキルフエノール又は
脂肪酸、又はさらに1−メチル−3−(2−ヒド
ロキシエチル)−イミダゾリドン−(2)。この場
合、ポリオキシエチル化とは、当該物質がポリオ
キシエチレン鎖を有し、その重合度が一般に2〜
40の間、殊に10〜20の間にある。 このようなポリオキシエチル化物質は、例えば
ヒドロキシル基含有化合物(例えば、モノ−又は
ジグリセリド、又は例えば油酸基を有するような
不飽和化合物)を酸化エチレンと反応させること
によつて得ることができる(例えば、グリセリド
1モル当り酸化エチレン40モル)。 オレオトリグリセリドの例は、オリーブ油、落
花生油、ヒマシ油、胡麻油、綿実油、トウモロコ
シ油である(Dr.H.P.Fiedler“Lexikon der
Hilfsstoffe fu¨r Pharmazie、Kosmetik und
angrenzende Gebiete”、1971年、第191頁〜195
頁、も参照)。 更に、保存剤、安定剤、緩衝剤、例えば燐酸水
素カルシウム、コロイド状水酸化アルミニウム、
矯味剤、酸化防止剤及び錯形成剤(例えば、エチ
レンジアミノ四酢酸)ならびに類似物の添加は、
可能である。場合によつては、作用物質分子を安
定化するために生理的に認容性の酸又は緩衝液で
約3〜7のPH範囲に調節することができる。一般
には、できるだけ中和ないし弱酸性(PH5まで)
のPH価が有利である。 酸化防止剤としては、例えばメタ重亜硫酸ナト
リウム、アスコルビン酸、没食子酸、没食子酸−
アルキルエステル、ブチルヒドロキシアニソー
ル、ノルジヒドログアヤレツト酸、トコフエロー
ルならびにトコフエロール+相乗剤(重金属を錯
形成によつて形成する物質、例えばレシチン、ア
スコルビン酸、燐酸)が使用される。相乗剤の添
加は、トコフエロールの酸化防止作用を著しく増
大させる。 保存剤としては、例えばソルビン酸、p−ヒド
ロキシ安息香酸エステル(例えば、低級アルキル
エステル)、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ト
リクロルイソブチルアルコール、フエノール、ク
レゾール、ベンズエトニウムクロリド及びホルマ
リン誘導体がこれに該当する。 本発明による化合物の製薬学的取扱及び生薬学
的取扱は、普通の標準法により行なわれる。例え
ば、作用物質及び助剤ないしは担持剤は、(例え
ば、常用の混合装置により)撹拌又は均質化する
ことによつて良好に混合され、この場合一般に
は、20℃〜80℃、有利に20℃〜50℃の温度、殊に
室温で作業される。更に、次の刊行物に指摘され
る:ズツカー(Sucker)、フツクス(Fuchs)、
シユパイザー(Speiser)、“フアルマツオイテイ
ツシエ・テヒノロギー(Pharmazeutische
Technologie)”、テイーメ(Thieme−Verlag
(Stuttgart))社刊、1978年。 作用物質ないしは医薬品は、皮膚又は粘膜上か
又は体内に、例えば経口的、経腸的、経肺的、経
直腸的、経鼻的、経膣的、経舌的、静脈内、動脈
内、心臓内、筋肉内、腹膜内、皮内、皮下に投与
することができる。 更に、殊に別の医薬品作用物質、なかんずくス
テロイドホルモン及び/又は別の癌化学療法薬の
添加も可能であるか又は有利である。 本発明による化合物は、7,12−ジメチルベン
ズ〔ア〕−アントラセン−誘発された、ラツトの
ホルモン依存性乳癌で成長を確定した腫瘍に対す
る良好な阻止作用及び新しい腫瘍の数の減少を示
す。 例えば、前記の試験法において体重(ラツト)
1Kg当り4mgの用量で初期腫瘍面は、明らかに下
廻る。50%までの軽快率が観察される。この作用
は、公知の医薬品タモキシフエンの作用よりも良
好である。最小の作用用量は、皮下で0.5〜2
mg/Kgの間にある。 作用に対する共通の用量範囲としては、前記の
試験法において例えば皮下で0.5〜20mg/Kg、殊
に2〜6mg/Kgがこれに該当する。本発明による
化合物は、例えばホルモン依存性乳癌の治療に関
係する。他の使用法は、例えば子宮内膜癌、前立
腺癌及び黒腫である。 製薬学的調製剤は、一般に本発明による作用成
分10〜150mg、有利に10〜30mgを含有する。 投与は、例えば錠剤、カプセル剤、丸剤、施糖
衣剤の形又は液状で行なうことができる。液状の
使用形としては、例えば次のものがこれに該当す
る:油性溶液又はアルコール性溶液もしくは水溶
液ならびに懸濁液及びエマルジヨン。好ましい使
用形は、作用物質10〜30mgを含有する錠剤である
か又は作用物質5〜20%を含有する溶液である。 本発明による作用成分の個々の用量は、例えば a 経口的医薬形において50〜150mg、有利に20
mgであることができ、 b 非経口的医薬形(例えば、皮下又は筋肉内)
において10〜100mg、有利に30mgであることが
できる。 例えば、作用物質10〜30mgの含有する錠剤1〜
5個1日3回が望ましいか又は例えば筋肉内又は
皮下注射において作用物質10〜30mgを有する容量
5〜10mlのアンプル1個1日1〜3回が望まし
い。経口投与においては、最小の日用量は例えば
10mgであり;経口投与における最大の日用量は、
150mgを越えてはならない。 マウスでの本発明による化合物の正確な毒性
(LD50mg/Kgによつて表示した;Miller及び
Tainterによる方法:“Proc.Soc.Exper.Biol.a.
Med.”第57巻、1944年、第261頁)は、例えば経
口投与において1000mg/Kgを越える(例えば、
2000〜3000mg/Kg及びそれ以上)。 試験報告 スプレグ−ドーリー(Sprague−Dawley)−ラ
ツトのDMBA−誘発された乳癌に対する抑制
作用(DMBA=7,12−ジメチルベンズ
〔ア〕−アントラセン) 方法: 雌のスプレグ−ドーリー−ラツト(動物の食
餌:アルトロミン(Altromin)R、水任意量)
に生後50日目でオリーブ油1ml中に溶解した7,
12−ジメチルベンズ〔a〕−アントラセン20mgを
食道ゾンデにより経口投与する。腫瘍の発生を動
物の1週間の触診によつて追跡する。動物の約90
%は、誘発後35日目から70日目の間に治療試験に
適当な腫瘍を形成する。腫瘍面積を変形されたノ
ギスにより経皮測定し、最大直径と、それに垂直
にある直径との積から得る。5mm未満の直径を触
診後に評価する。試験を全腫瘍面積が140mm2を越
えるような動物に対してのみ実施する。動物をそ
れぞれの試験群がほぼ同じ腫瘍数及び腫瘍初期面
積(試験に応じて1900〜2500mm2)、ならびに腫瘍
の同じ平均日数を有するように割当て;1群当り
の数は、動物8〜10匹である。オリーブ油中に溶
解したか又は懸濁させた試験物質を1週間に5回
皮下投与し;金曜日に2倍の用量を与える。腫瘍
面積及び動物の体重を1週間に2回測定する。治
療時間は28日間である。腫瘍の抑制を評価するた
めに次の判断基準を選択した: 1 治療群と対象群の腫瘍の成長比; a 治療後にもはや触診不可能である腫瘍
(CR=完全な寛解傾向)、 b 腫瘍面積が初期面積の50%未満になつた腫
瘍(PR=部分的な寛解傾向)、 c 腫瘍面積が初期面積の50〜150%であつた
腫瘍(ST=静的腫瘍) d 腫瘍面積が初期面積の150%よりも大きく
なつた腫瘍(PT=進行性腫瘍)。 治療の間に新たに発生する腫瘍(新しい腫
瘍)を試験開始時に存在する(b)とは別個にリス
トアツプする。 2 治療開始時の腫瘍面積に対する試験終了時の
試験群の全動物の百分率での腫瘍面積変化率の
平均値。 試験の統計的評価は、マン(Mann)及びホイ
ツトニー(Whitney)によるウイルコキソン
(Wilcoxon)のU−試験で行なつた〔マン(H.B.
Mann)、ホイツトニー(D.R.Whitney)著、“ア
ン・マス・スタト(Ann.Math.Stat.)”、1947年、
第18巻、第50頁〕。 結果を第1表に示す:
リー(J.Med.Chem.)”、第9巻、1966年、第527
頁〜536頁、には、抗炎症性作用を有する2,3
−ビス−(p−メトキシ−フエニル)−インドール
が記載されている。付加的に、この刊行物には、
2つの化合物2−(4−メトキシ−フエニル)−イ
ンドール及び2−(4−メトキシ−フエニル)−3
−メチル−インドールも述べられており、この場
合2−(4−メトキシ−フエニル)−3−メチル−
インドールに関しては、同様に抗炎症性作用が記
載されている。更に、次のインドール化合物は、
別のインドール化合物の製造に対する出発物質と
して公知である:2−(4−ヒドロキシ−フエニ
ル)−インドール、2−(4−メトキシ−フエニル
−5−メトキシ)−インドール、1−メチル−2
−(4−メトキシ−フエニル)−インドール、1−
メチル−2−(3,4−ジプロポキシ−フエニ
ル)−インドール、1−エチル−2−(3,4−ジ
ヒドロキシ−フエニル)−インドール、1−エチ
ル−2−(3,4−ジメトキシ−フエニル)−イン
ドール、1−プロピル−2−(4−プロポキシ−
フエニル)−6−メトキシ−インドール及び2−
(3,5−ジメトキシ−フエニル)−5−メトキシ
インドール。 このためには、次のものを参照:“ジヤーナ
ル・オブ・ザ・ケミカル・ソサイエテイ(J.
Chem.Soc.)”、第59巻、1963年、第4593頁〜第
4595頁:“オーストレイリアン・ジヤーナル・オ
ブ・ケミストリー(Aust.J.Chem.)”、第28巻、
1975年、第65頁〜第80頁;ベルギー国特許第
621047号明細書及び米国特許第3023221号明細
書。 本発明は、一般式: 〔式中、R1及びR2はヒドロキシ基、ハロゲン
原子又は水素原子であり、この場合基R1及びR2
の1個はヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノイ
ルオキシ基でなければならず、R3はC1〜C6−ア
ルキル基であり、R4は水素原子又はC1〜C6のア
ルキル基であり、R5はヒドロキシ基又はC2〜C6
−アルカノイルオキシ基であり、R6及びR7は水
素原子又はハロゲン原子である〕で示される化合
物、その製造法及び該化合物を含有する抗腫瘍剤
に関する。 本発明による化合物は、僅かな発情作用を有す
るにすぎないが、著しい抗発情作用を(例えば、
マウスの子宮に対して)有する。本発明による化
合物は、それが3H−17β−エストラジオールを
受容体から排除し、腫瘍細胞の成長に対して阻止
作用を有し、殊にホルモン依存性の乳房腫瘍細胞
の成長を阻止することによりエストラジオール−
受容体との顕著な親和性を有する。例えば、本発
明による化合物は、7,12−ジメチル−ベンズア
ントラセン−(DMBA)−誘発された、スプレグ
−ドーリー(Sprague−Dawley)ラツトのホル
モン依存性の乳房癌腫の腫瘍成長を阻止し、例え
ばホルモン依存性の腫瘍(例えば、乳房癌腫、子
宮内膜癌腫、前立腺癌腫、黒腫)を治療するのに
好適である。更に、本発明による化合物は、ホル
モン依存性の癌腫細胞(例えば、ホルモン依存性
の乳房癌腫細胞)に対して細胞静止作用も有す
る。 式の本発明による化合物の場合、存在する
C2〜C6−アルカノイルオキシ基は、直鎖状又は
分枝鎖状であることができる。殊に、アルキル基
の場合には、メチル−、エチル−、プロピル−又
はブチル基が重要であり、かつアルカノイルオキ
シ基の場合には、アセチル−、プロピオニル−又
はブチリル基が重要である。式の化合物がハロ
ゲン原子を有する場合には、それは殊に塩素−臭
素−又は弗素原子が重要である。 式のこのような化合物は、例えば良好な抗腫
瘍作用を有し、その際R1は、インドール環の5
又は6位でヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノ
イルオキシ基を表わし、R5は、フエニル環の4
位でヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノイルオ
キシ基を表わし、R3は、C1〜C4−アルキル基
(殊に、C1〜C3−アルキル基)であり、R4は、水
素原子又はC1〜C6−アルキル基(殊に、C1〜C3
−アルキル基)であり、R2は、水素原子又はハ
ロゲン原子を表わし、R6は、水素原子、フエニ
ル環の3位でヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカ
ノイルオキシ基を表わすか又はフエニル環の2位
でハロゲン原子を表わし、R7は水素原子を表わ
すか又はフエニル環の6位でハロゲン原子を表わ
す。殊に、基R1およびR5が同一か又は異なり、
ヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノイルオキシ
基を表わし、この場合R1がインドール環の5又
は6位で存在しかつR5がフエニル環の4位で存
在し、R3がC1〜C3−アルキル基であり、R4が水
素原子又はC1〜C3−アルキル基であり、かつ基
R2,R6及びR7がそれぞれ水素原子であるような
式の化合物は、重要である。 更に、基R1及びR5が同一か又は異なり、ヒド
ロキシ基又はC2〜C6−アルカノイルオキシ基を
表わし、この場合R1がインドール環の5又は6
位で存在しかつR5がフエニル環の4位で存在
し、R3がC1〜C3−アルキル基を表わし、R4が水
素原子又はC1〜C3−アルキル基を表わし、R2が
インドール環の4位でハロゲン原子(殊に、
Cl)を表わし、かつR6及びR7が同一か又は異な
り、フエニル環の2位ないしは2位及び6位で水
素原子又はハロゲン原子(殊に、Cl)を表わす
ような式の化合物は、重要である。 式は、予想されるエナンチオマー及びジアス
テレオマーも包含する。化合物がラセミ化合物で
ある場合には、この化合物は、自体公知の方法
で、例えば光学活性の酸により光学活性の異性体
に分割することができる。しかし、最初からエナ
ンチオマー又は場合によりジアステレオマーの出
発物質を使用することもでき、この場合には、さ
らに最終生成物として相当する純粋な光学活性形
ないしはジアステレオマー立体配置が得られる。 式の目的生成物において、R3が水素原子で
ある場合には、C1〜C6−アルキル基を導入しな
ければならない。このアルキル化は、自体公知の
方法で行なわれる。アルキル化剤としては、例え
ば次のものがそれに該当する:式:アルキル
Hal,ArSO2Oアルキル及びSO2(Oアルキル)
2のエステル、この場合Halは、ハロゲン原子
(殊に、塩素、臭素又は沃素)であり、Arは、例
えば1個又はそれ以上の低級アルキル基又は塩素
原子もしくは臭素原子によつて置換されていても
よいフエニル−又はナフチル基のような芳香族基
であり、アルキルは、C1〜C6−アルキル基であ
る。例は、p−トルオールスルホンン酸−C1〜
C6−アルキルエステル、低級C1〜C6−ジアルキ
ルスルフエート及び類似物である。アルキル化反
応は、場合によりアルカリ金属炭酸塩
(K2CO3)、アルカリ金属水酸化物(NaOH,
KOH)、ピリジン又は別の常用の第三アミンのよ
うな常用の酸結合剤で添加下で、0℃〜200℃、
有利に20℃〜150℃の温度で低級アルコール(メ
タノール、エタノール、イソプロパノール)、低
級ケトン(アセトン、メチルエチルケトン)、低
級ハロゲン化アルカン(クロロホルム、塩化メチ
レン、ジクロルエタン)、ジオキサン、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、芳香族炭
化水素(ベンゾール、トルオール、キシロール)
又はピリジンのような不活性溶剤中で行なわれ
る。しかし、このアルキル化は、第1にR3が水
素原子である式のアルキル化すべき化合物か
ら、それをジオキサン、テトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド、ベンゾール、トルオール又
はキシロールのような不活性溶剤中又はアンモニ
ア水中でアルカリ金属、アルカリ金属水素化物又
はアルカリ金属アミド(殊に、ナトリウム又はナ
トリウム化合物)と−70℃〜120℃の温度で反応
させ、次いでアルキル化剤(例えば、C1〜C6−
アルキルヨージド又はC1〜C6−アルキルブロミ
ド)を−70℃〜+50℃の温度で添加することによ
りアルカリ金属化合物を得るようにして行なうこ
ともできる。 更に、R4が水素原子である式の化合物にC1
〜C6−アルキル基を導入することができる。こ
のアルキル化は、例えば“ジヤーナル・オブ・オ
ーガニツク・ケミストリー(J.Org.Chem.)”第
22巻、1957年、第1134頁、の記載と同様にして脂
肪族飽和C1〜C6−アルデヒドで約0℃の温度で
低級アルコール(メタノール、エタノール)中で
酸(ハロゲン化水素、硫酸、酢酸)の存在下で行
なうことができる。この反応で最初に形成された
アルコールから脱水することによつて相当する不
飽和化合物が生成され、この不飽和化合物は、例
えば貴金属触媒の存在下でこのために常用の溶剤
(メタノール)中で水素添加される。しかし、R4
の導入は、R4が水素原子である式の化合物
を、α,β−不飽和C4〜C6ケトン又はC1〜C6−
アルキルエステルα,β−不飽和C3〜C-6−カル
ボン酸と、50℃〜200℃の温度で無水酢酸/氷酢
酸のような溶剤中で反応させ(“J.Amer.Chem.
Soc.”、第79巻、1957年、第2819頁〜第2821頁、
参照)、引続きケトー又はカルボアルコキシ基を
例えばLiAlH4/AlCl3で無水エーテル中で室温で
還元する(Kraak他、“Tetrahedron”、第24巻、
1968年、第3381頁〜第3398頁、参照)ことによつ
ても可能である。 基R1〜R2及びR5のいずれか1個又はそれ以上
がヒドロキシ基である式の目的生成物は、ヒド
ロキシ基に対してC2〜C6−アルカノイル基によ
つてアシル化することができる。このアシル化
は、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ベンゾ
ール、トルオールのような不活性溶剤ないしは懸
濁剤中で0℃〜200℃、有利に20℃〜150℃の温度
で行なうことができる。アシル化剤としては、次
のものがこれに該当する:場合によつてはアルカ
リ金属炭酸塩、アルカリ金属水酸化物、アルカリ
金属アルコラートのような酸結合剤又は第三アミ
ン、例えばトリエチルアミン又はピリジンを添加
した、ケテン及び2〜6個のC−原子を有する脂
肪族カルボン酸の酸ハロゲン化物(クロリド、ブ
ロミド、ヨージド)、酸無水物又は酸エステル。
ピリジンは、同時に溶剤として使用してもよい。
エステルは、殊に前記カルボン酸と、低級脂肪族
アルコールとのエステルである。アシル化は、第
1に反応させるべき化合物から、それをジオキサ
ン、ジメチルホルムアミド、ベンゾール又はトル
オールのような不活性溶剤中でアルカリ金属、ア
ルカリ金属水素化物又はアルカリ金属アミド(殊
に、ナトリウム又はナトリウム化合物)と、0℃
〜150℃の温度で反応させ、次いでアシル化剤を
添加することにより、アルカリ金属化合物を得る
ようにして行なうこともできる。 式の化合物中のC2〜C6−アルカノイル基
は、加溶媒分解により再び離脱することができ、
これによつて相当する式の遊離ヒドロキシ−イ
ンドール化合物が得られる。この加溶媒分解によ
る離脱は、例えば希酸又は塩基性物質(炭酸カ
リ、ソーダ、アルカリ水溶液、アルコール性アル
カリ溶液、NH3)で10℃〜150℃、殊に20℃〜100
℃の温度で鹸化することによつて行なわれる。 このために、溶剤ないしは懸濁剤としては、例
えば次のものがこれに該当する:水、低級脂肪族
アルコール、環式エーテル、例えばジオキサン又
はテトラヒドロフラン、脂肪族エーテル、ジメチ
ルホルムアミド等及びこれら薬剤の混合物。 基R1,R2及びR5の1個又はそれ以上がC1〜C6
−アルコキシ基を表わすような式の化合物は、
式の本発明による化合物を製造するための出発
物質であり、例えば特許請求の範囲第2項〜第4
項に記載の方法により得ることができる。基
R1,R2及びR5の1個又はそれ以上がアルコキシ
基を表わすかかる化合物は、エーテル分解するこ
とによつて相当するヒドロキシ化合物に変換され
る。このエーテル分解は、例えば溶剤なしにか又
は不活性溶剤中で三臭化硼素、三弗化硼素、塩化
アルミニウム、四塩化珪素、三臭化アルミニウ
ム、ナトリウムメチルチオラート、(CH3)3SiCl
+NaIで−70℃〜200℃の温度で行なわれる。こ
のエーテル分解のための溶剤としては、例えば次
のものがこれに該当する:例えば塩化メチレンの
ような脂肪族ハロゲン化炭化水素、ベンゾール、
トルオール、キシロールのような芳香族炭化水
素、クロルベンゾール、ジクロルベンゾール、ジ
メチルホルムアミド、アセトニトリル。 更に、このエーテル分解は、濃沃化水素酸、ピ
リジン塩酸塩、臭化水素酸、メチルマグネシウム
ヨージドにより溶剤を用いるか又は溶剤を用いる
ことなしに20℃〜250℃の温度で行なうこともで
きる。この最後に記載した分解に対する溶剤とし
ては、例えば次のものがこれに該当する:1〜6
個のC−原子からなるアルキル基を有する脂肪族
エーテル。 こうして得られるヒドロキシ−インドールの単
離は、有利に相当するアシル化合物、例えばアセ
チル化合物により行なわれる。このためには、エ
ーテル分解で得られる反応混合物を、インドール
化合物を溶解する有機薬剤(例えば、酢酸エステ
ル、クロロホルム)で抽出し、この抽出剤を除去
した後に得られる残滓を低級脂肪族酸無水物(例
えば、無水酢酸)で不活性溶剤中で塩基性物質の
存在下で20℃〜200℃の温度で処理する。一般
に、このアシル化は、既述した方法で行なわれ
る。 前記の製造法の場合には、出発物質中で存在す
るヒドロキシ基を自体公知の保護基によつて保護
するのも有利である。多くの場合、このような保
護基は、既に開始剤組成物それ自体の製造に必要
である。この保護基は、最終生成物から容易に離
脱することができる。それは、加溶媒分解により
簡易に離脱しうるアシル基であるか又は例えばベ
ンジル基のような水素添加により離脱しうる基で
ある。この加溶媒分解により離脱しうる保護基
は、例えば希鉱酸で溶剤又は懸濁剤(低級アルコ
ール)中で10℃〜150℃の温度で鹸化することに
よつて離脱される。しかし、保護基の種類に応じ
て既に反応の間に離脱も行なわれる。このこと
は、例えばヒドロキシ基がベンジル基又はカルボ
ベンゾキシ基によつて保護されており、方法が水
素添加過程を包含する場合の事情である。保護基
が反応の間に離脱されない場合には、反応生成物
の1回の後処理が必要であり、この場合には、さ
らに保護基は、例えば前記の条件下で離脱され
る。 保護基としては、例えば次のものがこれに該当
する:ベンジル基、α−フエニルエチル基、ベン
ゾール核中で置換されたベンジル基、例えばp−
ブロム−又はp−ニトロベンジル基、カルボベン
ゾキシ基、カルボベンズチオ基、トリフルオルア
セチル基、フタリル基、トリチル基、p−トルオ
ールスルホニル基及び類似物、しかしこの場合に
は、付加的に例えば第三ブチルカルボキシ基のよ
うな簡単なアシル基も適当である。 ベンジル保護基の離脱は、例えば接触水素添加
によつて行なわれる。触媒としては、例えば常用
の微細な金属触媒、例えば貴金属触媒、例えばラ
ニー−ニツケル、白金又は殊にパラジウムがこれ
に該当する。水素添加は、普通の温度又は高めら
れた温度で実施することができる。好ましくは、
約20℃〜200℃の温度範囲内で、場合によつては
高められた圧力(1〜100バール、殊に1〜50バ
ール)下で作業する。ベンジル保護基ないしはα
−フエニルエチル基の離脱は、エーテル分解の既
述した条件下で行なつてもよい。 方法a)に対して。 この方法は、溶剤を用いてか又は溶剤なしに20
℃〜250℃、殊に50℃〜200℃の温度で実施され
る。溶剤としては、例えば次のものがこれに該当
する:ハロゲン化芳香族炭化水素(クロルベンゾ
ール、ジクロルベンゾール)、7〜11個の炭素原
子を有するシクロパラフイン(例えば、シクロア
ルカン富有の石油ないしは例えばナフサのような
沸点100℃以下を有する石油留出物の一定の留
分)、場合によつてはアルキル置換された芳香族
炭化水素、例えばベンゾール、トルオール、キシ
ロール、メチルナフタリン、脂肪族アルコール、
例えばエタノール、プロパノール、第三ブタノー
ル、低級アルカン酸(酢酸、プロピオン酸)、ア
セトニトリル、エチレンゴリコール、ニトロベン
ゾール、環式エーテル(ジオキサン)、ジメチル
オキシエタン)、水ないしは水性媒体。 この方法は、酸性PH(3〜4)下ないしは酸性
縮合剤の存在下で実施するのが屡々有利である
(殊に、X=NH2及びY=Hである場合)。このよ
うな縮合剤は、次に例示されている:強有機又は
無機酸、又はこれらの混合物、例えばハロゲン化
水素酸(HCl、アルコール性HCl,HBr)、硫酸
(例えば、アルコール性硫酸)、燐酸、有機スルホ
ン酸(殊に、芳香族スルホン酸、例えばベンゾー
ルスルホン酸又はp−トルオールスルホン酸)、
ポリ燐酸、トリクロル酢酸、氷酢酸、又は酢酸と
鉱酸とからなる混合物(例えば、氷酢酸/硫酸、
氷酢酸/ハロゲン化水素酸、殊に氷酢酸/
HCl)。更に、縮合剤としては、次のものがこれ
に該当する:塩化亜鉛、塩化銅()、塩化錫
()、塩化ニツケル()、塩化コバルト、塩化
白金、臭化銅()又はさらに使用される芳香族
アミンの塩酸塩。 この方法は、不活性雰囲気中、例えば窒素雰囲
気下で実施するのが有利である。式のXがアミ
ノ基を表わし、かつ式のYが水素原子を表わす
場合、縮合剤としては、場合によりグリニヤール
試薬、三弗化硼素又はコバルト−、銅−もしくは
ニツケル粉末、又はカチオン交換体、スルホサリ
チル酸又はポリ燐酸塩−C1〜C6−アルキルエス
テルがこれに該当する。 XがNH2でありかつYがHである場合には、勿
論、最初に生じるヒドラゾンを単離し、次いで第
1にインドール環の閉鎖を実施することもでき
る。 Yがピリジニウム基である場合には、有利にハ
ロゲン化物(例えば、クロリド、ブロミド)が重
要である。Y及び隣接した水素原子がN2基であ
る場合には、相当するフエニルジアゾーアルキル
ケトンが重要である。このようなジアゾケトン
は、例えばブレーズ(Blades)、ワイルズ
(Wilds)著、“ジヤーナル・オブ・オーガニツ
ク・ケミストリー(J.Org.Chem.)”、第21巻、
1956年、第1013頁〜第1021頁、の記載と同様にし
て得ることができる。 Xがアミノ基を表わす式の出発物質は、それ
が公知でない場合に例えば次のようにして得るこ
とができる:Xが水素原子である式の化合物を
ニトロ化し、こうして得られるニトロソ化合物を
亜鉛/氷酢酸、ナトリウム/アルコール、
LiAlH4又は水素により貴金属触媒の存在下で還
元することによる(このため、E.Mu¨ller、
“Houben−Weyl Methoden der Organischen
Chemie”、第10/2巻、第1頁〜第71頁、G.
Thieme Verlag(Stuttgart)社刊、1967年、参
照)。 Yがハロゲン原子である式の出発物質は、例
えばブラツドレイ(W.Bradley)、シユバルツエ
ンバツハ(G.Schwarzenbach)著、“ジヤーナ
ル・オブ・ザ・ケミカル・ソサエテイ(J.Chem.
Soc.)(London)”、第1928巻、第2904頁〜第2912
頁、の記載と同様にして相当する(基R4〜R7を
有する)ω−ジアゾアセトフエノン及びハロゲン
化水素から得ることができる。このω−ジアゾア
セトフエノンは、相当する塩化ベンゾイル及びジ
アゾメタンから常法で得ることができる。こうし
て得られたフエナシルハロゲン化物から、Yがヒ
ドロキシ基を表わすような式の出発物質は、例
えば炭酸バリウム水溶液で100℃で処理すること
によつて得ることができる(O.Fischer、M.
Busch、“Berichte der Deutschen Chemischen
Gesellschaft”、第24巻、1891年、第2679頁〜第
2683頁、参照)。 Yがピリジニウム基である式の出発物質は、
例えば相当する(基R4,R5,R6及びR7によつて
置換された)ω−ジアゾアセトフエノンをピリジ
ニウム塩、例えばピリジニウムハロゲン化物と反
応させることによつて得ることができる(このた
め、King、Miller、“J.Amer.Chem.Soc.”、第70
巻、1948年、第4154頁〜第4160頁、参照)。 方法b)に対して。 この方法は、溶剤を用いるか又は溶剤なしに
150℃〜250℃の温度で実施される。溶剤として
は、例えば次のものがこれに該当する:トリクロ
ルベンゾール、トリエチレングリコール、ジエチ
レングリコールジエチルエーテル。 出発物質は、例えば次のようにして得ることが
できる:一般式: 〔式中、R1,R2及びHalはそれぞれ前記のもの
を表わす〕で示される化合物は、ホルムアルデヒ
ドで酸性媒体中でハロゲン原子に対してオルト位
で処理することによつてヒドロキシメチル基に導
入される(式: 〔式中、R1,R2及びHalはそれぞれ前記のもの
を表わす〕で示される化合物)。 このヒドロキシメチル基は、相当するアルデヒ
ド基に酸化され、こうして得られるアルデヒド
は、アミン(R3−NH2)と反応させることによつ
て式: 〔式中、R1,R2,R3及びHalはそれぞれ前記の
ものを表わす〕で示される相当するイミンないし
はアルキルイミンに変換される。次に、この化合
物は、例えばベンズピナコールの存在下で不活
性溶剤中で加熱することによつて式: 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5及びR6はそれぞ
れ前記のものを表わし、存在するフエノール性ヒ
ドロキシ基はC1〜C6−アルキル基によつてエー
テル化されていてもよく、R3はさらに水素原子
であつてもよく、Halは塩素原子、臭素原子又は
沃素原子を表わす〕で示される化合物に変換され
る。式の化合物への変換のもう1つの方法は、
アルミニウムでHgCl2及びエタノールの存在下で
不活性溶剤中で還元二量体化することである。こ
の反応は、参考例3でその際に使用される出発物
質を製造するために記載した方法と同様にして行
なわれる。 方法c)に対して。 この方法は、溶剤を用いてか又は溶剤なしに例
えば200℃〜380℃の温度で実施される。この反応
時間は、一般に10分間〜3時間の間にある。溶剤
を使用する場合には、例えば高沸点のN,N−ジ
アルキルアミン、例えばN,N−ジエチルアニリ
ンが当てはまる。アミドとしては、殊にアンモニ
アのアルカリ金属アミド(NaNH2,KNH2)又は
芳香族アミン(例えばo−トルイジン)のアルカ
リ金属アミドがこれに該当し、その際アルカリ金
属は、殊にナトリウム又はカリウムである。 式: 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6及びR7はそ
れぞれ前記のものを表わす〕で示される開始剤組
成物は、例えばN−ベンゾイル−o−トルイジド
の合成と同様にして相当する(基R1,R2,R3及
びR4によつて置換された)o−アルキルアニリ
ン及び相当する(基R5〜R7によつて置換され
た)塩化ベンゾイルから製造することができる
(このため、P.Jacobson、L.Huber、“Berichte
der Deutschen Chemischen Gesellschaft”、第
41巻、1908年、第660頁〜第671頁、参照)。 方法d)に対して。 この方法に対する還元剤としては、例えば氷酢
酸中の鉄−又は亜鉛粉末、アンモニア性水溶液中
の硫酸鉄()又は水酸化鉄()、塩酸溶液中
のSnCl2、又は水素添加触媒(貴金属触媒、例え
ば白金−又はパラジウム触媒、ラニー−ニツケル
触媒)の存在下での水素がこれに該当する。還元
は、一般に20℃〜130℃で実施される。水素で還
元する場合には、例えば20℃〜50℃で飽和脂肪族
又は脂環式エーテル(例えば、ジエチルエーテ
ル)、又は低級アルカノールと低級脂肪族カルボ
ン酸とからなるエステル(エチルアセテート)の
ような溶剤中で作業する。別に示された還元剤を
使用する場合には、特に高められた温度、例えば
50℃〜130℃で氷酢酸、塩酸、アンモニア水のよ
うな溶剤中で作業する。 式 〔式中、R1,R2,R3,R4,R5,R6及びR7はそ
れぞれ前記のものを表わす〕で示されるの出発物
質は、例えば2′−ニトロ−デスオキシベンゾイン
の合成と同様にして相当する(基R1〜R7によつ
て置換された)デスオキシベンゾインをニトロ化
することによつて得ることができる(このため、
A.Pictet、“Berichte der Deutschen
Chemischen Gesellschaft”、第19巻、1886年、
第1063頁〜第1066頁;O.List、“Berichte der
Deutschen Chemischen Gesellschaft”、第26
巻、1893年、第2451頁〜第2457頁、参照)。 更に、式の出発物質は、公知方法で式: 〔式中、R1,R2及びR4はそれぞれ前記のもの
を表わす〕で示される化合物を、式XI: 〔式中、R5,R6及びR7はそれぞれ前記のもの
を表わし、RはC1〜C6−アルキル基を表わす〕
で示される化合物と反応させることによつて得る
ことができる。この反応は、例えばC1〜C4−ジ
アルキルエーテル中でアルカリ金属アルコラート
(カリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド)
の存在下で0℃〜100℃の温度で行なわれる。 本発明による化合物は、製薬学的組成物を製造
するのに好適である。製薬学的組成物ないしは医
薬品は、本発明による化合物の1種類又はそれ以
上、又はその混合物を別の薬理作用を有する物質
と一緒に含有することができる。製薬学的調製剤
を製造するためには、常用の製薬学的担持剤及び
助剤を使用することができる。この医薬品は、経
腸的、非経口的、経口的又は経舌的に使用するこ
とができる。例えば、投与は、錠剤、カプセル
剤、丸剤、施糖衣剤又は坐薬の形で行なうことが
できる。液剤としては、例えば次のものがこれに
該当する:油溶液もしくは本溶液又は油性懸濁液
もしくは水性懸濁液、エマルジヨン、注射可能な
水溶液及び油溶液又は水性懸濁液及び油性懸濁
液。 薬理学的又は製薬学的記載 本発明による化合物は、製薬学的組成物及び製
薬学的調製剤を製造するのに好適である。製薬学
的組成物ないしは医薬品は、作用物質として本発
明による化合物の1種類又はそれ以上を、場合に
よつては別の薬理作用ないしは製薬学的作用を有
する物質との混合物で含有する。医薬品の製造
は、公知方法で行なわれ、この場合には、公知か
つ常用の製薬学的助剤ならびにその他の常用の担
持剤及び稀釈剤を使用することができる。 この種の担持剤及び助剤としては、例えば次の
刊行物に助剤として薬学、美容術及び一定分野に
対して望まれているか又は記載されているような
物質がこれに該当する:“ウルマンス・エンツイ
クロペデイー・デル−テヒニツシエン・ヒエミー
(Ullmanns Encyklopa¨die der technischen
Chemie)”、第4巻、1953年、第1頁〜第39頁;
“ジヤーナル・オブ・フアーマシユーテイカル・
サイエンシーズ(Journal of Pharmaceutical
Sciences)”、第52巻、1963年、第918頁以降、チ
エツチユ−リンデンワルト(H.v.Czetsch‐
Lindenwald)、“ヒルフスシユトツフエーフユア
ーフアルマツイー・ウント・アングレンツエンデ
ーゲビーテ(Hilfsstoffe fu¨r Pharmazie
und angrenzende Gebiete)”;“フアルマツオ
イテイツシエ・インドウストリー(Pham.Ind.
)”、第2号、1961年、第72頁以降;フイードラー
(Dr.H.P.Fiedler)、“レキシコーン・デル・ヒル
フスシユトツフエ・フユア・フアルマツイー、コ
ズメテイーク・ウント・アングレンツエンデ・ゲ
ビーテ(Lexikon der Hilfsstoffe fu¨r
Pharmazie、Kosmetik und angrenzende
Gebiete)”、カントール(Cantor KG.
(Aulendorf in Wu¨rttemberg在))社刊、1971
年。 このための例は、ゼラチン、天然糖、例えば蔗
糖又は乳糖、レシチン、ペクチン、澱粉(例え
ば、トウモロコシ澱粉)、アルギン酸、チロース
(Tylose)、タルク、石松子、珪酸(例えば、コ
ロイド珪酸)、セルロース、セルロース誘導体
(例えば、セルロース−ヒドロキシ基が部分的に
低級飽和脂肪族アルコール及び/又は低級飽和脂
肪族オキシアルコールでエーテル化されているセ
ルロースエーテル、例えばメチルオキシプロピル
セルロース)、ステアリン酸塩、12〜22個のC原
子を有する脂肪酸、殊に飽和脂肪酸(例えば、ス
テアリン酸)のマグネシウム−及びカルシウム
塩、乳化剤、油脂、殊に植物油脂(例えば、落花
生油、ヒマシ油、オリーブ油、胡麻油、綿実油、
トウモロコシ油、小麦胚芽油、ヒマワリ実油、タ
ラー肝油、飽和脂肪酸のモノ、ジ−及びトリグリ
セリドならびにこれらの混合物)、製薬学的に認
容性の1価又は多価アルコール及びポリグリコー
ル、例えばポリエチレングリコールならびにその
誘導体、脂肪族飽和又は不飽和脂肪酸(2〜22個
のC原子、殊に10〜18個のC原子)と、1価脂肪
族アルコール(1〜20個のC原子)又は多価アル
コール、例えばエーテル化されていてもよいグリ
コール、グリセリン、ジエチレングリコール、ペ
ンタエリトリツト、ソルビツト、マンニツト等と
のエステル、ベンジルベンゾエート、ジオキソラ
ン、グリセリンホルマーレ、テトラヒドロフルフ
リルアルコール、C1〜C12−アルコールを有する
ポリグリコールエーテル、ジメチルアセトアミ
ド、ラクトアミド、乳酸塩、炭酸エチル、シリコ
ーン(殊に、平均粘度のジメチルポリシロキサ
ン)、炭酸マグネシウム及び類似物である。 溶液を製造するためには、例えば水が当てはま
るか又は例えばエタノール、1,2−プロピレン
グリコール、ポリグリコール及びその誘導体、ジ
メチルスルホキシド、脂肪アルコール、トリグリ
セリド、グリセリンの部分エステル、パラフイン
及び類似物のような生理的に認容性の有機溶剤が
当てはまる。 調製剤を製造する場合には、公知かつ常用の溶
解補助剤、又は乳化剤を使用することができる。
溶解補助剤及び乳化剤としては、例えば次のもの
がこれらに該当する:ポリビニルピロリドン、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、例えばソルビタントリ
オレエート、レシチン、アラビアゴム、トラガカ
ント、ポリオキシエチル化ソルビタンモノオレエ
ート、ポリオキシエチル化脂肪、ポリオキシエチ
ル化オレオトリグリセリド、リノール化オレオト
リドグリセリド、脂肪アルコールのポリエチレン
オキシド−縮合生成物、アルキルフエノール又は
脂肪酸、又はさらに1−メチル−3−(2−ヒド
ロキシエチル)−イミダゾリドン−(2)。この場
合、ポリオキシエチル化とは、当該物質がポリオ
キシエチレン鎖を有し、その重合度が一般に2〜
40の間、殊に10〜20の間にある。 このようなポリオキシエチル化物質は、例えば
ヒドロキシル基含有化合物(例えば、モノ−又は
ジグリセリド、又は例えば油酸基を有するような
不飽和化合物)を酸化エチレンと反応させること
によつて得ることができる(例えば、グリセリド
1モル当り酸化エチレン40モル)。 オレオトリグリセリドの例は、オリーブ油、落
花生油、ヒマシ油、胡麻油、綿実油、トウモロコ
シ油である(Dr.H.P.Fiedler“Lexikon der
Hilfsstoffe fu¨r Pharmazie、Kosmetik und
angrenzende Gebiete”、1971年、第191頁〜195
頁、も参照)。 更に、保存剤、安定剤、緩衝剤、例えば燐酸水
素カルシウム、コロイド状水酸化アルミニウム、
矯味剤、酸化防止剤及び錯形成剤(例えば、エチ
レンジアミノ四酢酸)ならびに類似物の添加は、
可能である。場合によつては、作用物質分子を安
定化するために生理的に認容性の酸又は緩衝液で
約3〜7のPH範囲に調節することができる。一般
には、できるだけ中和ないし弱酸性(PH5まで)
のPH価が有利である。 酸化防止剤としては、例えばメタ重亜硫酸ナト
リウム、アスコルビン酸、没食子酸、没食子酸−
アルキルエステル、ブチルヒドロキシアニソー
ル、ノルジヒドログアヤレツト酸、トコフエロー
ルならびにトコフエロール+相乗剤(重金属を錯
形成によつて形成する物質、例えばレシチン、ア
スコルビン酸、燐酸)が使用される。相乗剤の添
加は、トコフエロールの酸化防止作用を著しく増
大させる。 保存剤としては、例えばソルビン酸、p−ヒド
ロキシ安息香酸エステル(例えば、低級アルキル
エステル)、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ト
リクロルイソブチルアルコール、フエノール、ク
レゾール、ベンズエトニウムクロリド及びホルマ
リン誘導体がこれに該当する。 本発明による化合物の製薬学的取扱及び生薬学
的取扱は、普通の標準法により行なわれる。例え
ば、作用物質及び助剤ないしは担持剤は、(例え
ば、常用の混合装置により)撹拌又は均質化する
ことによつて良好に混合され、この場合一般に
は、20℃〜80℃、有利に20℃〜50℃の温度、殊に
室温で作業される。更に、次の刊行物に指摘され
る:ズツカー(Sucker)、フツクス(Fuchs)、
シユパイザー(Speiser)、“フアルマツオイテイ
ツシエ・テヒノロギー(Pharmazeutische
Technologie)”、テイーメ(Thieme−Verlag
(Stuttgart))社刊、1978年。 作用物質ないしは医薬品は、皮膚又は粘膜上か
又は体内に、例えば経口的、経腸的、経肺的、経
直腸的、経鼻的、経膣的、経舌的、静脈内、動脈
内、心臓内、筋肉内、腹膜内、皮内、皮下に投与
することができる。 更に、殊に別の医薬品作用物質、なかんずくス
テロイドホルモン及び/又は別の癌化学療法薬の
添加も可能であるか又は有利である。 本発明による化合物は、7,12−ジメチルベン
ズ〔ア〕−アントラセン−誘発された、ラツトの
ホルモン依存性乳癌で成長を確定した腫瘍に対す
る良好な阻止作用及び新しい腫瘍の数の減少を示
す。 例えば、前記の試験法において体重(ラツト)
1Kg当り4mgの用量で初期腫瘍面は、明らかに下
廻る。50%までの軽快率が観察される。この作用
は、公知の医薬品タモキシフエンの作用よりも良
好である。最小の作用用量は、皮下で0.5〜2
mg/Kgの間にある。 作用に対する共通の用量範囲としては、前記の
試験法において例えば皮下で0.5〜20mg/Kg、殊
に2〜6mg/Kgがこれに該当する。本発明による
化合物は、例えばホルモン依存性乳癌の治療に関
係する。他の使用法は、例えば子宮内膜癌、前立
腺癌及び黒腫である。 製薬学的調製剤は、一般に本発明による作用成
分10〜150mg、有利に10〜30mgを含有する。 投与は、例えば錠剤、カプセル剤、丸剤、施糖
衣剤の形又は液状で行なうことができる。液状の
使用形としては、例えば次のものがこれに該当す
る:油性溶液又はアルコール性溶液もしくは水溶
液ならびに懸濁液及びエマルジヨン。好ましい使
用形は、作用物質10〜30mgを含有する錠剤である
か又は作用物質5〜20%を含有する溶液である。 本発明による作用成分の個々の用量は、例えば a 経口的医薬形において50〜150mg、有利に20
mgであることができ、 b 非経口的医薬形(例えば、皮下又は筋肉内)
において10〜100mg、有利に30mgであることが
できる。 例えば、作用物質10〜30mgの含有する錠剤1〜
5個1日3回が望ましいか又は例えば筋肉内又は
皮下注射において作用物質10〜30mgを有する容量
5〜10mlのアンプル1個1日1〜3回が望まし
い。経口投与においては、最小の日用量は例えば
10mgであり;経口投与における最大の日用量は、
150mgを越えてはならない。 マウスでの本発明による化合物の正確な毒性
(LD50mg/Kgによつて表示した;Miller及び
Tainterによる方法:“Proc.Soc.Exper.Biol.a.
Med.”第57巻、1944年、第261頁)は、例えば経
口投与において1000mg/Kgを越える(例えば、
2000〜3000mg/Kg及びそれ以上)。 試験報告 スプレグ−ドーリー(Sprague−Dawley)−ラ
ツトのDMBA−誘発された乳癌に対する抑制
作用(DMBA=7,12−ジメチルベンズ
〔ア〕−アントラセン) 方法: 雌のスプレグ−ドーリー−ラツト(動物の食
餌:アルトロミン(Altromin)R、水任意量)
に生後50日目でオリーブ油1ml中に溶解した7,
12−ジメチルベンズ〔a〕−アントラセン20mgを
食道ゾンデにより経口投与する。腫瘍の発生を動
物の1週間の触診によつて追跡する。動物の約90
%は、誘発後35日目から70日目の間に治療試験に
適当な腫瘍を形成する。腫瘍面積を変形されたノ
ギスにより経皮測定し、最大直径と、それに垂直
にある直径との積から得る。5mm未満の直径を触
診後に評価する。試験を全腫瘍面積が140mm2を越
えるような動物に対してのみ実施する。動物をそ
れぞれの試験群がほぼ同じ腫瘍数及び腫瘍初期面
積(試験に応じて1900〜2500mm2)、ならびに腫瘍
の同じ平均日数を有するように割当て;1群当り
の数は、動物8〜10匹である。オリーブ油中に溶
解したか又は懸濁させた試験物質を1週間に5回
皮下投与し;金曜日に2倍の用量を与える。腫瘍
面積及び動物の体重を1週間に2回測定する。治
療時間は28日間である。腫瘍の抑制を評価するた
めに次の判断基準を選択した: 1 治療群と対象群の腫瘍の成長比; a 治療後にもはや触診不可能である腫瘍
(CR=完全な寛解傾向)、 b 腫瘍面積が初期面積の50%未満になつた腫
瘍(PR=部分的な寛解傾向)、 c 腫瘍面積が初期面積の50〜150%であつた
腫瘍(ST=静的腫瘍) d 腫瘍面積が初期面積の150%よりも大きく
なつた腫瘍(PT=進行性腫瘍)。 治療の間に新たに発生する腫瘍(新しい腫
瘍)を試験開始時に存在する(b)とは別個にリス
トアツプする。 2 治療開始時の腫瘍面積に対する試験終了時の
試験群の全動物の百分率での腫瘍面積変化率の
平均値。 試験の統計的評価は、マン(Mann)及びホイ
ツトニー(Whitney)によるウイルコキソン
(Wilcoxon)のU−試験で行なつた〔マン(H.B.
Mann)、ホイツトニー(D.R.Whitney)著、“ア
ン・マス・スタト(Ann.Math.Stat.)”、1947年、
第18巻、第50頁〕。 結果を第1表に示す:
【表】
参考例1 (出発化合物の製造)
2−(4−メトキシ−フエニル)−6−メトキシ
−インドール m−アニシジン54.5g(0.45モル)とN,N−
ジメチル−アニリン70mlとの混合物(この混合物
を浴温170℃に加熱する)にキシロール230ml中の
4−メトキシ−α−ブロム−アセトフエノン33g
(0.16モル)の溶液を滴加する。冷却後、この溶
液に酢酸エステルを添加し、これを2N HClで振
出する。この水相を再び酢酸エステルで振出し、
合した有機相を数回2N HClで振出する。水での
洗浄及び乾燥後、溶剤を真空中で除去する。結晶
性残滓を少量の酢酸エステルで無色で洗浄する。
収量:18.8g、融点:228℃〜230℃。 参考例2 (出発物質の製造) 1−メチル−2−(4−メトキシ−フエニル)−
6−メトキシ−インドール アンモニア水200mlに少量ずつナトリウム0.06
グラム原子を加える。無水テトラヒドロフラン
100ml中の2−(4−メトキシ−フエニル)−6−
メトキシ−インドール8.85g(35ミリモル)の溶
液を−70℃でこのナトリウムアミド溶液に滴加
し、これをなお半時間撹拌し、次いでこれに無水
テトラヒドロフラン30ml中の沃化メチル6g(42
ミリモル)を滴加する。更に、30分後、冷却浴を
除去し、アンモニアを1晩中蒸発させる。この残
滓に注意深く水を添加し、次にこの溶液をエーテ
ルで抽出する。この有機相を洗浄し、乾燥し、溶
剤を回転蒸発器中で除去する。この残滓をエタノ
ールから再結晶させる。収量:8.63g、融点:
163℃〜166℃。 実施例 1 1−メチル−2−(4−アセトキシ−フエニ
ル)−6−アセトキシ−インドール 無水塩化メチレン50ml中の1−メチル−2−
(4−メトキシ−フエニル)−6−メトキシ−イン
ドール2.14g(8ミリモル)の溶液に−70℃で
BBr33.4ml(35ミリモル)を注入器で加える。30
分後、冷却浴を除去し、1晩中撹拌する。この反
応混合物を氷冷却下で注意深く飽和炭酸水素ナト
リウム溶液に注入する。この反応混合物を3回酢
酸エステルで抽出し、合した有機相を炭酸水素ナ
トリウム溶液で洗浄し、水で洗浄し、乾燥し、溶
剤を回転蒸発器中で除去する。こうして得られた
残滓に無水酢酸6g及びピリジン6gを加え、こ
れを2時間沸騰加熱する。冷却後、この溶液を氷
上に流し込み、塩化メチレンで抽出し、有機相を
2回2N HClで洗浄する。この溶剤を回転蒸発器
中で乾燥し、除去した後、この残滓を塩化メチレ
ンで珪酸ゲル上でクロマトグラフイー処理し、引
続きこれをエタノールから再結晶させる。収量:
1.77g、融点:118℃〜120℃。 実施例 2 1−メチル−2−(4−ヒドロキシ−フエニ
ル)−6−ヒドロキシ−インドール 1−メチル−2−(4−アセトキシ−フエニ
ル)−6−アセトキシ−インドール0.3gをメタノ
ール20cm3に溶解し、この溶液に窒素雰囲気下で
2N苛性ソーダ液3mlを添加し、これを室温で2
時間撹拌する。この溶液を2N塩酸で酸性にした
後に塩化メチレンで振出し、乾燥し、溶剤を真空
下で除去し;この生成物を少量の塩化メチレンで
結晶させる。収量:0.21g、融点:200℃〜204
℃。 参考例1,2及び実施例1,2に記載されてい
るのと同じ方法で、第1表に記載の次式: で示される化合物及び相当するジアセテートが得
られる。第1表中で第2欄及び第3欄にフエニル
−OHないしはインドール−OHの位置が1つだ
け記載されている場合には、それは、インドール
−ないしはフエニル環がそれぞれヒドロキシ基1
個だけを有することを意味する。
−インドール m−アニシジン54.5g(0.45モル)とN,N−
ジメチル−アニリン70mlとの混合物(この混合物
を浴温170℃に加熱する)にキシロール230ml中の
4−メトキシ−α−ブロム−アセトフエノン33g
(0.16モル)の溶液を滴加する。冷却後、この溶
液に酢酸エステルを添加し、これを2N HClで振
出する。この水相を再び酢酸エステルで振出し、
合した有機相を数回2N HClで振出する。水での
洗浄及び乾燥後、溶剤を真空中で除去する。結晶
性残滓を少量の酢酸エステルで無色で洗浄する。
収量:18.8g、融点:228℃〜230℃。 参考例2 (出発物質の製造) 1−メチル−2−(4−メトキシ−フエニル)−
6−メトキシ−インドール アンモニア水200mlに少量ずつナトリウム0.06
グラム原子を加える。無水テトラヒドロフラン
100ml中の2−(4−メトキシ−フエニル)−6−
メトキシ−インドール8.85g(35ミリモル)の溶
液を−70℃でこのナトリウムアミド溶液に滴加
し、これをなお半時間撹拌し、次いでこれに無水
テトラヒドロフラン30ml中の沃化メチル6g(42
ミリモル)を滴加する。更に、30分後、冷却浴を
除去し、アンモニアを1晩中蒸発させる。この残
滓に注意深く水を添加し、次にこの溶液をエーテ
ルで抽出する。この有機相を洗浄し、乾燥し、溶
剤を回転蒸発器中で除去する。この残滓をエタノ
ールから再結晶させる。収量:8.63g、融点:
163℃〜166℃。 実施例 1 1−メチル−2−(4−アセトキシ−フエニ
ル)−6−アセトキシ−インドール 無水塩化メチレン50ml中の1−メチル−2−
(4−メトキシ−フエニル)−6−メトキシ−イン
ドール2.14g(8ミリモル)の溶液に−70℃で
BBr33.4ml(35ミリモル)を注入器で加える。30
分後、冷却浴を除去し、1晩中撹拌する。この反
応混合物を氷冷却下で注意深く飽和炭酸水素ナト
リウム溶液に注入する。この反応混合物を3回酢
酸エステルで抽出し、合した有機相を炭酸水素ナ
トリウム溶液で洗浄し、水で洗浄し、乾燥し、溶
剤を回転蒸発器中で除去する。こうして得られた
残滓に無水酢酸6g及びピリジン6gを加え、こ
れを2時間沸騰加熱する。冷却後、この溶液を氷
上に流し込み、塩化メチレンで抽出し、有機相を
2回2N HClで洗浄する。この溶剤を回転蒸発器
中で乾燥し、除去した後、この残滓を塩化メチレ
ンで珪酸ゲル上でクロマトグラフイー処理し、引
続きこれをエタノールから再結晶させる。収量:
1.77g、融点:118℃〜120℃。 実施例 2 1−メチル−2−(4−ヒドロキシ−フエニ
ル)−6−ヒドロキシ−インドール 1−メチル−2−(4−アセトキシ−フエニ
ル)−6−アセトキシ−インドール0.3gをメタノ
ール20cm3に溶解し、この溶液に窒素雰囲気下で
2N苛性ソーダ液3mlを添加し、これを室温で2
時間撹拌する。この溶液を2N塩酸で酸性にした
後に塩化メチレンで振出し、乾燥し、溶剤を真空
下で除去し;この生成物を少量の塩化メチレンで
結晶させる。収量:0.21g、融点:200℃〜204
℃。 参考例1,2及び実施例1,2に記載されてい
るのと同じ方法で、第1表に記載の次式: で示される化合物及び相当するジアセテートが得
られる。第1表中で第2欄及び第3欄にフエニル
−OHないしはインドール−OHの位置が1つだ
け記載されている場合には、それは、インドール
−ないしはフエニル環がそれぞれヒドロキシ基1
個だけを有することを意味する。
【表】
【表】
例3〜8の場合には、参考例1と同様にしてそ
のつどm−又はp−アニシジン0.2モルを4−メ
トキシ−又は3−メトキシ−α−ブロム−アセト
フエノン0.06モルと反応させ、得られる反応生成
物を参考例2と同様にして相当量の沃化エチル、
沃化プロピル又は沃化ブチルで1位でアルキル化
し、次に実施例1によりメトキシ基を離脱し、ア
セチル化し、実施例2により2個のアセチル基を
加水分解する。 例9〜17の場合には、例2と同様にしてそのつ
どm−又はp−アニシジン0.2モルを4−メトキ
シ−又は3−メトキシ−α−ブロム−プロピオフ
エノン0.06モルと反応させ、例2と同様にしてア
ルキル化し、実施例1及び実施例2によりメトキ
シ基を離脱し、アセチル化し、引続きアセチル基
を除去する。 例18〜20の場合には、例1と同様にしてそのつ
どm−又はp−アニシジン0.2モルを4−メトキ
シ−α−ブロム−ブチロフエノン0.06モルと反応
させ、例2と同様にしてアルキル化し、実施例1
及び実施例2によりメトキシ基を離脱し、アセチ
ル化し、引続きアセチル基を除去する。 参考例3 (出発物質の製造) 1−メチル−2−(2,6−ジクロル−4−メ
トキシ−フエニル)−4−クロル−6−メトキ
シ−インドール メソ−N,N′−ジメチル−1,2−ビス−
(2,6−ジクロル−4−メトキシ−フエニル)−
エチレンジアミン2.1gを丸底フラスコ中で15分
間215℃に加熱する。冷却後、この溶液を石油エ
ーエル/塩化メチレン(1:1)で珪酸ゲルでク
ロマトグラフイー処理する。収量:1.25g、融
点:146℃〜148℃。 出発物質は、例えば次のようにして得られる: 3,5−ジクロルアニソール100g、パラホル
ムアルデヒド30g及び濃塩酸1500mlの混合物を濃
硫酸15.2mlの添加後に7時間60℃に加熱する。冷
却後、この溶液を2回塩化メチレンで抽出し、水
で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、溶剤を真空中で
除去する。残留する油に1N苛性ソーダ液1及
びジオキサン0.5を添加し、これを撹拌しなが
ら4時間還流下に煮沸する。冷却後、この溶液を
前記のようにして後処理する。この残滓に少量の
クロロホルムを添加し、この場合ジ置換生成物が
晶出され、これを分離する。この濾液を濃縮後に
珪酸ゲルで石油エーテル(40℃〜60℃)/ジエー
テル(1:1)クロマトグラフイー処理する。パ
ラ置換生成物は、Rf値約0.6を有する。収量:17
〜25g;融点:64℃〜66℃(石油エーテル)。 次に、こうして得られた置換ベンジルアルコー
ル28gをベンゾール750ml中で活性褐石60gの添
加後に脱水機で10時間加熱する。冷却後、この溶
液を吸引濾過し、溶剤を真空中で除去する。得ら
れた2,6−ジクロル−4−メトキシ−ベンズア
ルデヒドをメタノールから再結晶させる。収量:
18〜20g;融点:107℃〜109℃。 2,6−ジクロル−4−メトキシベンズアルデ
ヒド10gを少量のクロロホルムに溶解して溶液を
準備し、これに少量の水中のメチレンアミンの10
%過剰量を滴加する。この溶液を室温でなお1時
間撹拌し、クロロホルムで抽出し、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥し、溶剤を回転蒸発器中で除去す
る。残留する油を高真空中で蒸留する。収量:凝
固する油8.0g。 更に、こうして得られた2,6−ジクロル−4
−メトキシベンズアルデヒド−メチルイミン8g
をイソプロパノール180ml中のベンズピナコール
13.5gと一緒に還流下で24時間煮沸する。溶剤を
回転蒸発器中で除去した後、この残滓をエーテル
に溶解し、この溶液を数回2N塩酸で抽出する。
この水相を2N苛性ソーダ液でアルカリ性にし、
クロロホルムで抽出する。この溶剤を回転蒸発器
中で乾燥し、除去した後、エタノールから再結晶
させ、この場合メソージアリールエチレンジアミ
ンが得られる。収量:2.5g、融点:183℃〜185
℃。 実施例 21 1−メチル−2−(2,6−ジクロル−4−ヒ
ドロキシ−フエニル)−4−クロル−6−ヒド
ロキシ−インドール 無水塩化メチレン50ml中の1−メチル−2−
(2,6−ジクロル−4−メトキシ−フエニル)−
4−クロル−6−メトキシ−インドール3.0gの
溶液に−70℃でBBr33.4ml(35ミリモル)を注入
器で添加する。30分後、冷却浴を除去し、1晩中
撹拌する。この反応混合物を氷冷却下で注意深く
飽和炭酸水素ナトリウム溶液に注入する。沈殿物
を吸引濾過し、水で洗浄し、メタノール1水から
再沈殿させる。収量:2.4g、融点:215℃〜216
℃。 参考例3及び実施例21と同様にして、第2表に
記載の次式: で示される化合物が得られる。
のつどm−又はp−アニシジン0.2モルを4−メ
トキシ−又は3−メトキシ−α−ブロム−アセト
フエノン0.06モルと反応させ、得られる反応生成
物を参考例2と同様にして相当量の沃化エチル、
沃化プロピル又は沃化ブチルで1位でアルキル化
し、次に実施例1によりメトキシ基を離脱し、ア
セチル化し、実施例2により2個のアセチル基を
加水分解する。 例9〜17の場合には、例2と同様にしてそのつ
どm−又はp−アニシジン0.2モルを4−メトキ
シ−又は3−メトキシ−α−ブロム−プロピオフ
エノン0.06モルと反応させ、例2と同様にしてア
ルキル化し、実施例1及び実施例2によりメトキ
シ基を離脱し、アセチル化し、引続きアセチル基
を除去する。 例18〜20の場合には、例1と同様にしてそのつ
どm−又はp−アニシジン0.2モルを4−メトキ
シ−α−ブロム−ブチロフエノン0.06モルと反応
させ、例2と同様にしてアルキル化し、実施例1
及び実施例2によりメトキシ基を離脱し、アセチ
ル化し、引続きアセチル基を除去する。 参考例3 (出発物質の製造) 1−メチル−2−(2,6−ジクロル−4−メ
トキシ−フエニル)−4−クロル−6−メトキ
シ−インドール メソ−N,N′−ジメチル−1,2−ビス−
(2,6−ジクロル−4−メトキシ−フエニル)−
エチレンジアミン2.1gを丸底フラスコ中で15分
間215℃に加熱する。冷却後、この溶液を石油エ
ーエル/塩化メチレン(1:1)で珪酸ゲルでク
ロマトグラフイー処理する。収量:1.25g、融
点:146℃〜148℃。 出発物質は、例えば次のようにして得られる: 3,5−ジクロルアニソール100g、パラホル
ムアルデヒド30g及び濃塩酸1500mlの混合物を濃
硫酸15.2mlの添加後に7時間60℃に加熱する。冷
却後、この溶液を2回塩化メチレンで抽出し、水
で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、溶剤を真空中で
除去する。残留する油に1N苛性ソーダ液1及
びジオキサン0.5を添加し、これを撹拌しなが
ら4時間還流下に煮沸する。冷却後、この溶液を
前記のようにして後処理する。この残滓に少量の
クロロホルムを添加し、この場合ジ置換生成物が
晶出され、これを分離する。この濾液を濃縮後に
珪酸ゲルで石油エーテル(40℃〜60℃)/ジエー
テル(1:1)クロマトグラフイー処理する。パ
ラ置換生成物は、Rf値約0.6を有する。収量:17
〜25g;融点:64℃〜66℃(石油エーテル)。 次に、こうして得られた置換ベンジルアルコー
ル28gをベンゾール750ml中で活性褐石60gの添
加後に脱水機で10時間加熱する。冷却後、この溶
液を吸引濾過し、溶剤を真空中で除去する。得ら
れた2,6−ジクロル−4−メトキシ−ベンズア
ルデヒドをメタノールから再結晶させる。収量:
18〜20g;融点:107℃〜109℃。 2,6−ジクロル−4−メトキシベンズアルデ
ヒド10gを少量のクロロホルムに溶解して溶液を
準備し、これに少量の水中のメチレンアミンの10
%過剰量を滴加する。この溶液を室温でなお1時
間撹拌し、クロロホルムで抽出し、硫酸マグネシ
ウム上で乾燥し、溶剤を回転蒸発器中で除去す
る。残留する油を高真空中で蒸留する。収量:凝
固する油8.0g。 更に、こうして得られた2,6−ジクロル−4
−メトキシベンズアルデヒド−メチルイミン8g
をイソプロパノール180ml中のベンズピナコール
13.5gと一緒に還流下で24時間煮沸する。溶剤を
回転蒸発器中で除去した後、この残滓をエーテル
に溶解し、この溶液を数回2N塩酸で抽出する。
この水相を2N苛性ソーダ液でアルカリ性にし、
クロロホルムで抽出する。この溶剤を回転蒸発器
中で乾燥し、除去した後、エタノールから再結晶
させ、この場合メソージアリールエチレンジアミ
ンが得られる。収量:2.5g、融点:183℃〜185
℃。 実施例 21 1−メチル−2−(2,6−ジクロル−4−ヒ
ドロキシ−フエニル)−4−クロル−6−ヒド
ロキシ−インドール 無水塩化メチレン50ml中の1−メチル−2−
(2,6−ジクロル−4−メトキシ−フエニル)−
4−クロル−6−メトキシ−インドール3.0gの
溶液に−70℃でBBr33.4ml(35ミリモル)を注入
器で添加する。30分後、冷却浴を除去し、1晩中
撹拌する。この反応混合物を氷冷却下で注意深く
飽和炭酸水素ナトリウム溶液に注入する。沈殿物
を吸引濾過し、水で洗浄し、メタノール1水から
再沈殿させる。収量:2.4g、融点:215℃〜216
℃。 参考例3及び実施例21と同様にして、第2表に
記載の次式: で示される化合物が得られる。
【表】
製薬学的調製剤(錠剤)の例
作用物質(例えば、実施例1による化合物)
1.0Kgを乳糖5.0Kgと混合し、この混合物を水1.35
Kg中のゼラチン0.15Kgの溶液と一緒に公知方法で
造粒する。トウモロコシ澱粉0.64Kg及びステアリ
ン酸マグネシウム0.21Kgを混入した後、重量140
mg、直径7mm及び曲率半径5mmの錠剤を圧縮す
る。錠剤の破壊強さは、60〜70Nである
(Heberlein−破壊強さ試験機)。全錠剤は、作用
物質20mgを含有する。
1.0Kgを乳糖5.0Kgと混合し、この混合物を水1.35
Kg中のゼラチン0.15Kgの溶液と一緒に公知方法で
造粒する。トウモロコシ澱粉0.64Kg及びステアリ
ン酸マグネシウム0.21Kgを混入した後、重量140
mg、直径7mm及び曲率半径5mmの錠剤を圧縮す
る。錠剤の破壊強さは、60〜70Nである
(Heberlein−破壊強さ試験機)。全錠剤は、作用
物質20mgを含有する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式: 〔式中、R1及びR2はヒドロキシ基、ハロゲン
原子又は水素原子であり、この場合基R1及びR2
の1つはヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノイ
ルオキシ基でなければならず、R3はC1〜C6−ア
ルキル基であり、R4は水素原子又はC1〜C6−ア
ルキル基であり、R5はヒドロキシ基又はC2〜C6
−アルカノイルオキシ基であり、R6及びR7は水
素原子又はハロゲン原子である〕で示される化合
物。 2 一般式: 〔式中、R1及びR2はヒドロキシ基、ハロゲン
原子又は水素原子であり、この場合基R1及びR2
の1つはヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノイ
ルオキシ基でなければならず、R3はC1〜C6−ア
ルキル基であり、R4は水素原子又はC1〜C6−ア
ルキル基であり、R5はヒドロキシ基又はC2〜C6
−アルカノイルオキシ基であり、R6及びR7は水
素原子又はハロゲン原子である〕で示される化合
物の製造法において、一般式: 〔式中、R1,R2及びR3はそれぞれ前記のもの
を表わし、R3はさらに水素原子であつてもよ
く、Xは水素原子又はアミノ基を表わす〕で示さ
れる化合物を、一般式: 〔式中、R4,R5,R6及びR7はそれぞれ前記の
ものを表わし、YはXが水素原子を表わす場合に
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ピリジニウム基で
あるか又は水素原子と一緒にN2基であり、この
場合上記一般式及び中に存在するフエノール
性ヒドロキシ基は、C1〜C6−アルキル基によつ
てエーテル化されていてもよい〕で示される化合
物とインドール環の閉鎖下に縮合し、引続き存在
するエーテル基を離脱し、出発物質においてR3
が水素原子である場合には、C1〜C6−アルキル
基をインドール環の1位に導入することを特徴と
する、一般式の化合物の製造法。 3 一般式: 〔式中、R1及びR2はヒドロキシ基、ハロゲン
原子又は水素原子であり、この場合基R1及びR2
の1つはヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノイ
ルオキシ基でなければならず、R3はC1〜C6−ア
ルキル基であり、R4は水素原子又はC1〜C6−ア
ルキル基であり、R5はヒドロキシ基又はC2〜C6
−アルカノイルオキシ基であり、R6及びR7は水
素原子又はハロゲン原子である〕で示される化合
物の製造法において、一般式: 〔式中、R1,R2及びR3はそれぞれ前記のもの
を表わし、R3はさらに水素原子であつてもよ
く、Xは水素原子又はアミノ基を表わす〕で示さ
れる化合物を、一般式: 〔式中、R4,R5,R6及びR7はそれぞれ前記の
ものを表わし、YはXがアミノ基を表わす場合に
水素原子であり、この場合上記一般式及び中
に存在するフエノール性ヒドロキシ基は、C1〜
C6−アルキル基によつてエーテル化されていて
もよい〕で示される化合物とインドール環の閉鎖
下に縮合し、引続き存在するエーテル基を離脱
し、出発物質においてR3が水素原子である場合
には、C1〜C6−アルキル基をインドール環の1
位に導入することを特徴とする、一般式の化合
物の製造法。 4 作用物質として、一般式: 〔式中、R1及びR2はヒドロキシ基、ハロゲン
原子又は水素原子であり、この場合基R1及びR2
の1つはヒドロキシ基又はC2〜C6−アルカノイ
ルオキシ基でなければならず、R3はC1〜C6−ア
ルキル基であり、R4は水素原子又はC1〜C6−ア
ルキル基であり、R5はヒドロキシ基又はC2〜C6
−アルカノイルオキシ基であり、R6及びR7は水
素原子又はハロゲン原子である〕で示される化合
物を、常用の製薬学的担持剤及び/又は希釈剤と
一緒に含有することを特徴とする、抗腫瘍剤。 5 癌を制圧する、特許請求の範囲第4項記載の
抗腫瘍剤。
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