JPS6247943B2 - - Google Patents
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- JPS6247943B2 JPS6247943B2 JP12093584A JP12093584A JPS6247943B2 JP S6247943 B2 JPS6247943 B2 JP S6247943B2 JP 12093584 A JP12093584 A JP 12093584A JP 12093584 A JP12093584 A JP 12093584A JP S6247943 B2 JPS6247943 B2 JP S6247943B2
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Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
本発明は、プラスチツク成形型用押出ピンに関
するものであり、特に難燃性プラスチツク型成形
装置用押出ピンに関するものである。 プラスチツク用押出ピンとしては、一般に、使
用中折損しないよう充分の強靭性を有すること、
摺動面の耐摩耗性の大きいこと、耐食性の良好な
こと、使用中に寸法変化を生じないことなどの性
質が要求される。 従来のプラスチツク用押出ピンとしては、
SKS21、SKD11などの高炭素工具鋼をHRC60前
後の硬さに焼入・焼もどししたものが広く用いら
れてきたが、プラスチツクの用途が拡大され、難
燃性プラスチツクが電気、電子機器用に使用され
るようになつて、これらSKS21、SKD11製押出
ピンでは耐食性が不足することが明らかとなつ
た。 難燃性プラスチツクは、従来のプラスチツクに
ハロゲン化合物を主体とする難燃剤を添加してい
るため、射出成形時に塩素ガスなどのハロゲン系
腐食ガスを発生し、押出ピンを腐食させる問題を
生ずるからである。 腐食対策としてSUS420J2、SUS440Cなどのマ
ルテンサイト系ステンレス鋼を焼入・焼もどしし
て、HRC48〜55の硬さに調質した押出ピンが用
いられているが、耐食性が完全ではなく、ピツト
状の腐食が発生するので、充分な対策とはいえな
い。 本発明は、これらの問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は従来の押出ピンよりも耐食性
が優れており、耐摩耗性も良好であり、難燃性プ
ラスチツク用として有効に使用できる押出ピンを
提供することにある。 即ち、本発明は重量%で、Si0.5%以下、Mn0.6
%以下、Cr10.0〜17.0%、Ni3.0〜8.0%、Mo2.0
〜7.0%、Co8.0〜15.0%、Al0.1%以下、Ti0.3%
以下、残部鉄および若干の不純物を含む鋼より成
るプラスチツク成形型用押出ピンである。上記組
成の鋼の棒材は1020〜1040℃から空冷の溶体化処
理をし、ひきつづき−70℃以下の温度でサブゼロ
処理後所定の形状に加工したのち、510〜530℃で
時効処理し、HRC53〜55前後の硬さに析出硬化
させるが、これによりハロゲン系腐食ガスに対し
て優れた耐食性を発揮する。 次に本発明押出ピンの組成限定理由を述べる。
Cは不純物として存在するが靭性を低下させず、
また耐食性を劣化させないためにも0.06%以下に
制限される。Siは脱酸剤として添加するが、0.5
%をこえると靭性を低下するので、0.5%以下に
限定した。Mnもまた脱酸剤として添加し、また
熱間加工性を向上するが0.6%をこえると靭性を
低下するので、0.6%以下とした。Crは耐食性を
向上させるために添加するが、Crが10.0%未満で
は、その効果少なく、また17.0%をこえると加工
性がわるくなるので10.0〜17.0%とした。Niは基
質をマルテンサイト組織にし、かつ靭性を向上さ
せるために添加するが、3.0%未満ではその効果
少なく、また8.0%をこえるとオーステナイトが
残留するようになるので、3.0〜8.0%とした。 Moは、析出硬化を促進し、ま耐食性を向上さ
せるために添加するが、2.0%未満ではその効果
少なく、また7.0%をこえるとフエライトを生じ
て靭性を低下するので、2.0〜7.0%とした。 Coは、Moによる析出硬化を助長するために添
加するが、8.0%未満ではその効果少なく、また
15.0%をこえるとオーステナイトが残留するの
で、8.0〜15.0%とした。Alは脱酸剤として添加
するが0.1%をこえると靭性を低下するので、0.1
%以下とした。また、Tiは脱室、脱酸効果を有
するが、0.3%をこえると靭性を低下するので、
0.3%以下とした。 本発明の押出ピンを構成する鋼は、マルエージ
ング・ステンレス鋼であり、完全なマルテンサイ
ト組織とするために、1020〜1040℃空冷後、−70
℃以下の温度で、サブゼロ処理を行なう必要があ
る。 次に、本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。 第1表は、本発明押出ピンと従来製押出ピンの
化学組成を示す。表中、記号A1、A2、A3は、本
発明に係る押出ピン、記号BはSUS440C製押出
ピン、記号CはSUS420J2製押出ピンである。 第2表は、押出ピンの熱処理硬さ、ならびに耐
食性の比較を示したものである。記号A1、A2、
A3、は1030℃溶体化処理後−72℃×1h(時間)
のザブゼロ処理を行ない、さらに525℃×4h(時
間)の時効処理を施こしたもので、HRC54の硬
さを示した。 これらのピンの耐食性の比較を行なうため、押
出ピンと同じ条件で製作したφ6mm×50mm試片を
用いて腐食試験を行なつた。即ち、25℃の5%
H2SO4水溶液、5%Hcl水溶液及び5%HF水溶液
中に試片を夫々浸漬させて腐食減量を測定した。 この結果によれば、本発明に係る押出ピンを形
成している合金(記号A1、A2、A3)は、記号Bお
よびCで示された従来のものよりも、著しく優れ
た耐食性を示すことがわかる。 以上、説明した如く、本発明はCr10.0〜17.0
%、Ni3.0〜8.0%、Mo2.0〜7.0%、Co8.0〜15.0
%を主成分とする鋼の棒材を1020〜1040℃溶体化
処理、−72℃サブゼロ処理後、所定の形状に加工
し、ひきつづき510〜530℃で時効処理し、HR
C53〜55前後の析出硬化させた押出ピンであり、
塩酸ならびに硫酸及び弗酸に対する耐食性が非常
に良好であるので、難燃性プラスチツク用押出ピ
ンとして好適である。
するものであり、特に難燃性プラスチツク型成形
装置用押出ピンに関するものである。 プラスチツク用押出ピンとしては、一般に、使
用中折損しないよう充分の強靭性を有すること、
摺動面の耐摩耗性の大きいこと、耐食性の良好な
こと、使用中に寸法変化を生じないことなどの性
質が要求される。 従来のプラスチツク用押出ピンとしては、
SKS21、SKD11などの高炭素工具鋼をHRC60前
後の硬さに焼入・焼もどししたものが広く用いら
れてきたが、プラスチツクの用途が拡大され、難
燃性プラスチツクが電気、電子機器用に使用され
るようになつて、これらSKS21、SKD11製押出
ピンでは耐食性が不足することが明らかとなつ
た。 難燃性プラスチツクは、従来のプラスチツクに
ハロゲン化合物を主体とする難燃剤を添加してい
るため、射出成形時に塩素ガスなどのハロゲン系
腐食ガスを発生し、押出ピンを腐食させる問題を
生ずるからである。 腐食対策としてSUS420J2、SUS440Cなどのマ
ルテンサイト系ステンレス鋼を焼入・焼もどしし
て、HRC48〜55の硬さに調質した押出ピンが用
いられているが、耐食性が完全ではなく、ピツト
状の腐食が発生するので、充分な対策とはいえな
い。 本発明は、これらの問題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は従来の押出ピンよりも耐食性
が優れており、耐摩耗性も良好であり、難燃性プ
ラスチツク用として有効に使用できる押出ピンを
提供することにある。 即ち、本発明は重量%で、Si0.5%以下、Mn0.6
%以下、Cr10.0〜17.0%、Ni3.0〜8.0%、Mo2.0
〜7.0%、Co8.0〜15.0%、Al0.1%以下、Ti0.3%
以下、残部鉄および若干の不純物を含む鋼より成
るプラスチツク成形型用押出ピンである。上記組
成の鋼の棒材は1020〜1040℃から空冷の溶体化処
理をし、ひきつづき−70℃以下の温度でサブゼロ
処理後所定の形状に加工したのち、510〜530℃で
時効処理し、HRC53〜55前後の硬さに析出硬化
させるが、これによりハロゲン系腐食ガスに対し
て優れた耐食性を発揮する。 次に本発明押出ピンの組成限定理由を述べる。
Cは不純物として存在するが靭性を低下させず、
また耐食性を劣化させないためにも0.06%以下に
制限される。Siは脱酸剤として添加するが、0.5
%をこえると靭性を低下するので、0.5%以下に
限定した。Mnもまた脱酸剤として添加し、また
熱間加工性を向上するが0.6%をこえると靭性を
低下するので、0.6%以下とした。Crは耐食性を
向上させるために添加するが、Crが10.0%未満で
は、その効果少なく、また17.0%をこえると加工
性がわるくなるので10.0〜17.0%とした。Niは基
質をマルテンサイト組織にし、かつ靭性を向上さ
せるために添加するが、3.0%未満ではその効果
少なく、また8.0%をこえるとオーステナイトが
残留するようになるので、3.0〜8.0%とした。 Moは、析出硬化を促進し、ま耐食性を向上さ
せるために添加するが、2.0%未満ではその効果
少なく、また7.0%をこえるとフエライトを生じ
て靭性を低下するので、2.0〜7.0%とした。 Coは、Moによる析出硬化を助長するために添
加するが、8.0%未満ではその効果少なく、また
15.0%をこえるとオーステナイトが残留するの
で、8.0〜15.0%とした。Alは脱酸剤として添加
するが0.1%をこえると靭性を低下するので、0.1
%以下とした。また、Tiは脱室、脱酸効果を有
するが、0.3%をこえると靭性を低下するので、
0.3%以下とした。 本発明の押出ピンを構成する鋼は、マルエージ
ング・ステンレス鋼であり、完全なマルテンサイ
ト組織とするために、1020〜1040℃空冷後、−70
℃以下の温度で、サブゼロ処理を行なう必要があ
る。 次に、本発明を実施例によつて具体的に説明す
る。 第1表は、本発明押出ピンと従来製押出ピンの
化学組成を示す。表中、記号A1、A2、A3は、本
発明に係る押出ピン、記号BはSUS440C製押出
ピン、記号CはSUS420J2製押出ピンである。 第2表は、押出ピンの熱処理硬さ、ならびに耐
食性の比較を示したものである。記号A1、A2、
A3、は1030℃溶体化処理後−72℃×1h(時間)
のザブゼロ処理を行ない、さらに525℃×4h(時
間)の時効処理を施こしたもので、HRC54の硬
さを示した。 これらのピンの耐食性の比較を行なうため、押
出ピンと同じ条件で製作したφ6mm×50mm試片を
用いて腐食試験を行なつた。即ち、25℃の5%
H2SO4水溶液、5%Hcl水溶液及び5%HF水溶液
中に試片を夫々浸漬させて腐食減量を測定した。 この結果によれば、本発明に係る押出ピンを形
成している合金(記号A1、A2、A3)は、記号Bお
よびCで示された従来のものよりも、著しく優れ
た耐食性を示すことがわかる。 以上、説明した如く、本発明はCr10.0〜17.0
%、Ni3.0〜8.0%、Mo2.0〜7.0%、Co8.0〜15.0
%を主成分とする鋼の棒材を1020〜1040℃溶体化
処理、−72℃サブゼロ処理後、所定の形状に加工
し、ひきつづき510〜530℃で時効処理し、HR
C53〜55前後の析出硬化させた押出ピンであり、
塩酸ならびに硫酸及び弗酸に対する耐食性が非常
に良好であるので、難燃性プラスチツク用押出ピ
ンとして好適である。
【表】
Claims (1)
- 1 重量%で、Si0.5%以下、Mn0.6%以下、
Cr10.0〜17.0%、Ni3.0〜8.0%、Mo2.0〜7.0%、
Co8.0〜15.0%、Al0.1%以下、Ti0.3%以下、残
部鉄及び若干の不純物よりなるプラスチツク成形
型用押出ピン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12093584A JPS61565A (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | プラスチック成形型用押出ピン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12093584A JPS61565A (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | プラスチック成形型用押出ピン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61565A JPS61565A (ja) | 1986-01-06 |
| JPS6247943B2 true JPS6247943B2 (ja) | 1987-10-12 |
Family
ID=14798606
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12093584A Granted JPS61565A (ja) | 1984-06-12 | 1984-06-12 | プラスチック成形型用押出ピン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61565A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2361180A1 (en) * | 2000-11-03 | 2002-05-03 | Michael M. Antony | Thermal fatigue resistant stainless steel articles |
| US7985304B2 (en) | 2007-04-19 | 2011-07-26 | Ati Properties, Inc. | Nickel-base alloys and articles made therefrom |
| KR101147952B1 (ko) | 2011-11-14 | 2012-05-24 | (주) 동양에이.케이코리아 | 잔류응력 제거 열처리 공정 |
| US10563293B2 (en) | 2015-12-07 | 2020-02-18 | Ati Properties Llc | Methods for processing nickel-base alloys |
-
1984
- 1984-06-12 JP JP12093584A patent/JPS61565A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61565A (ja) | 1986-01-06 |
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