JPS6253740B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6253740B2 JPS6253740B2 JP54111928A JP11192879A JPS6253740B2 JP S6253740 B2 JPS6253740 B2 JP S6253740B2 JP 54111928 A JP54111928 A JP 54111928A JP 11192879 A JP11192879 A JP 11192879A JP S6253740 B2 JPS6253740 B2 JP S6253740B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- shift
- lock
- speed
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
本発明は直結クラツチ付のトルクコンバータを
備える車上自動変速機の制御に関し、特に直結ク
ラツチの自動ロツクアツプ制御に関する。 従来のこの種の自動変速機のロツクアツプ制御
は、ある特定の変速段(たとえば第3速又はオー
バドライブ)で、ある車速以上のときに、自動的
に、直結クラツチを接として該直結クラツチでト
ルクコンバータの出力軸をエンジン出力軸に直結
し、(ロツクアツプ)、それ以外のときは直結クラ
ツチを断としてエンジン出力軸にトルクコンバー
タの入力軸を接続する、という態様でおこなわれ
ている。トルクコンバータは、車輌の発進時、急
加速時、変速時等において負荷に応じて変速を行
うため、スムーズな発進、スムーズな加速、スム
ーズな変速等を可能とするとともに、エンジンの
ノツキング、エンスト等の不具合を起こしにくい
という特徴を持つている。 しかしながら負荷の小さい状態およびエンジン
回転が高い状態においては、フルードカツプリン
グ状態となり、変速が行われず、スリツプによる
パワーロスのみが生じるため燃費がわるくなると
いう問題点があつた。この問題点を改良するひと
つの方法が、さきほどふれた直結クラツチ付トル
クコンバータである。直結クラツチによりエンジ
ン出力軸をトルクコンバータの出力軸に直結(ロ
ツクアツプ)させることにより、パワーロスが減
少し、したがつて燃費上有利になる。 しかしながら従来においては、ロツクアツプは
第3速あるいはオーバドライブで速度が所定値以
上のときのみおこなわれているので燃費の向上は
わずかであるし、アクセルを深く踏み込んだとき
にはエンジンがノツキングを生じたり、トルクコ
ンバータのトルク増巾効果が得られないために動
力性能が不足するといつた不具合があつた。 ロツクアツプによる燃費向上効果と、トルクコ
ンバータによる変速効果という各々の利点を生か
すには後に述べるように複雑な制御が要求される
のであるが、従来のものは3速(第3速までの車
輛)あるいはオーバドライブ(第4速オーバドラ
イブを有する車輛)のある速度以上でロツクアツ
プするという単純な制御しかできないため、燃費
優先で低い速度でロツクアツプさせると動力性能
が大きく低下する。逆に動力性能優先で高い速度
でロツクアツプさせると通常走行時に燃費節減の
効果が低下してしまうという矛盾が生じるため、
ロツクアツプ車速の設定は燃費上の要求と動力性
能上の要求との妥協の結果であつたといえる。 本発明では各変速段にてロツクアツプ可能とし
トルクコンバータによる変速効果が効力を発揮す
る領域ではトルクコンバータ状態として動力性能
の低下を防止し、効力を発揮せぬ領域ではロツク
アツプ状態とし、さらに以上のロツクアツプ制御
を各変速段に適用してロツクアツプの使用を広範
囲として燃費を更に有利にすることを目的とす
る。 本発明者の検討によると、各変速段においてエ
ンジントルクとエンジン回転数の両者の組合せに
よつては、ロツクアツプとするのが有利な場合が
ある。以下これを説明すると、今、トルクコンバ
ータの後段の変速段設定用のトランスミツシヨン
のギヤ比1でロツクアツプ走行中のトルクコンバ
ータ出力軸のトルクをT0、出力軸の回転数をN0
とし、スロツトル開度が30%で第1図のA点でエ
ンジンが動作しているとすると、 T0A=TELU −(1) N0A=NELU −(2) 但し、 T0A:A点におけるトルクコンバータ出力軸のト
ルク、 TELU:A点におけるエンジントルク、 N0A:A点におけるトルクコンバータ出力軸の回
転速度、 NELU:A点におけるエンジン回転速度 である。 この走行状態からロツクアツプを解除してトル
クコンバータの入力軸をエンジン出力軸に結合
し、これによりエンジンの作動状態がB点に移つ
たとすると、 T0B=t×TETC −(3) N0B=e×NETC −(4) 但し、 T0B:B点におけるトルクコンバータ出力軸のト
ルク、 t:トルク比、トルクコンバータの出力トルク/
入力トルク、 TETC:B点におけるエンジントルク、 N0B:B点におけるトルクコンバータ出力軸の回
転速度、 e:トルクコンバータのスリツプ率 NETC:B点におけるエンジン回転数 となる。 今、A点とB点で車速を同じとするためには、 N0A=N0B −(5) であり、したがつて、 e=N0B/NETC =N0A/NETC =NELU/NETC −(6) トルク比t=T0B/TETCはトルクコンバータそ
れぞれにおいて第2図に示す如く一義的に定まつ
ており、エンジントルクは一般に第1図に実線で
示すように、高スロツトル開度のときを除き、回
転数の増加と共に減少する。 上記(3)式と(1)式より、 t≦TELU/TETCのときT0B≦T0A (7) である。 このT0B≦T0Aのときは、ロツクアツプ運転と
しても、ロツクアツプ解除運転時よりも大きいエ
ンジントルクT0Aが得られるので、ロツクアツプ
運転とする方が有利である。 そこで各スロツトル開度においてT0B=T0Aな
る点を求めて各点をつなぐと第3図に示す実線と
なり、斜線で示す範囲がロツクアツプ運転が有利
な領域である。次にエンジン回転数をトルクコン
バータ出力軸の回転数に変換し、これとスロツト
ル開度の関係からロツクアツプ運転が有利な領域
を求めると第4a図に示す斜線領域となる。 各変速段にそれぞれロツクアツプ運転が有利な
領域がある。これを第4b図に示す。なお、実線
は変速の境界を示し、「1,2,3,4」はそれ
ぞれ第1速、第2速、第3速および第4速を指
す。斜線が、それぞれ右方から第2速、第3速お
よび第4速におけるロツクアツプ運転が有利な領
域を示す。なお、第1速においてはロツクアツプ
運転が有利な領域が少なく、しかもすぐに第2速
に変更するので本発明においてはロツクアツプ運
転をせず常にトルクコンバータを接続するロツク
アツプ解除運転とする。それ故第1速領域にはロ
ツクアツプ運転が有利な領域は示していない。 このような、ロツクアツプ運転が有利な領域が
各変速段に存在するのに対応して、第4c図に示
すようにロツクアツプ運転領域を定める。第4c
図において、実線は右方からそれぞれ第2速、第
3速および第4速におけるロツクアツプとする境
界を示し、点線は右方からそれぞれ第2速、第3
速および第4速におけるロツクアツプ解除とする
境界を示す。このようにロツクアツプとロツクア
ツプ解除の境界を離しているのは、車速のわずか
な変動でロツクアツプとロツクアツプ解除が交互
に繰り返えされるという不安定状態を避けるため
である。このようにロツクアツプ運転およびロツ
クアツプ解除の境界を定めることにより、2以上
の変速段で該境界を参照して自動的にロツクアツ
プとロツクアツプ解除をしうる。 このように多くの変速段でロツクアツプ運転を
するときの問題点に、ロツクアツプ状態でアクセ
ルを解放すると、つまりエンジンブレーキをかけ
ると自動変速機およびエンジンのシヨツクが大き
いということ、および車速の一時的な変動が大き
く、運転が不安定になるということがある。多く
の変速段ロツクアツプをすると、アクセル解放時
にこのようなシヨツクは車速変動が多くなる。 本発明の第1の目的は、二以上の変速段におい
てロツクアツプ制御して自動変速機のパワー効率
を高め、燃費を向上するにおいて、アクセル解放
時のシヨツクや車速変動を低減することである。 本発明の好ましい1つの実施例においては、第
4c図に示す各境界は、スロツトル開度をアドレ
スとしてロツクアツプとする最低の車速値を読み
出し専用の半導体記憶装置(以下ROMと称す
る)に固定メモリする。以下説明の便宜上ROM
の各変速段についてのロツクアツプ境界およびロ
ツクアツプ解除境界を記憶したメモリ領域をテー
ブルと称し、次の第1表のように名称を付す。
備える車上自動変速機の制御に関し、特に直結ク
ラツチの自動ロツクアツプ制御に関する。 従来のこの種の自動変速機のロツクアツプ制御
は、ある特定の変速段(たとえば第3速又はオー
バドライブ)で、ある車速以上のときに、自動的
に、直結クラツチを接として該直結クラツチでト
ルクコンバータの出力軸をエンジン出力軸に直結
し、(ロツクアツプ)、それ以外のときは直結クラ
ツチを断としてエンジン出力軸にトルクコンバー
タの入力軸を接続する、という態様でおこなわれ
ている。トルクコンバータは、車輌の発進時、急
加速時、変速時等において負荷に応じて変速を行
うため、スムーズな発進、スムーズな加速、スム
ーズな変速等を可能とするとともに、エンジンの
ノツキング、エンスト等の不具合を起こしにくい
という特徴を持つている。 しかしながら負荷の小さい状態およびエンジン
回転が高い状態においては、フルードカツプリン
グ状態となり、変速が行われず、スリツプによる
パワーロスのみが生じるため燃費がわるくなると
いう問題点があつた。この問題点を改良するひと
つの方法が、さきほどふれた直結クラツチ付トル
クコンバータである。直結クラツチによりエンジ
ン出力軸をトルクコンバータの出力軸に直結(ロ
ツクアツプ)させることにより、パワーロスが減
少し、したがつて燃費上有利になる。 しかしながら従来においては、ロツクアツプは
第3速あるいはオーバドライブで速度が所定値以
上のときのみおこなわれているので燃費の向上は
わずかであるし、アクセルを深く踏み込んだとき
にはエンジンがノツキングを生じたり、トルクコ
ンバータのトルク増巾効果が得られないために動
力性能が不足するといつた不具合があつた。 ロツクアツプによる燃費向上効果と、トルクコ
ンバータによる変速効果という各々の利点を生か
すには後に述べるように複雑な制御が要求される
のであるが、従来のものは3速(第3速までの車
輛)あるいはオーバドライブ(第4速オーバドラ
イブを有する車輛)のある速度以上でロツクアツ
プするという単純な制御しかできないため、燃費
優先で低い速度でロツクアツプさせると動力性能
が大きく低下する。逆に動力性能優先で高い速度
でロツクアツプさせると通常走行時に燃費節減の
効果が低下してしまうという矛盾が生じるため、
ロツクアツプ車速の設定は燃費上の要求と動力性
能上の要求との妥協の結果であつたといえる。 本発明では各変速段にてロツクアツプ可能とし
トルクコンバータによる変速効果が効力を発揮す
る領域ではトルクコンバータ状態として動力性能
の低下を防止し、効力を発揮せぬ領域ではロツク
アツプ状態とし、さらに以上のロツクアツプ制御
を各変速段に適用してロツクアツプの使用を広範
囲として燃費を更に有利にすることを目的とす
る。 本発明者の検討によると、各変速段においてエ
ンジントルクとエンジン回転数の両者の組合せに
よつては、ロツクアツプとするのが有利な場合が
ある。以下これを説明すると、今、トルクコンバ
ータの後段の変速段設定用のトランスミツシヨン
のギヤ比1でロツクアツプ走行中のトルクコンバ
ータ出力軸のトルクをT0、出力軸の回転数をN0
とし、スロツトル開度が30%で第1図のA点でエ
ンジンが動作しているとすると、 T0A=TELU −(1) N0A=NELU −(2) 但し、 T0A:A点におけるトルクコンバータ出力軸のト
ルク、 TELU:A点におけるエンジントルク、 N0A:A点におけるトルクコンバータ出力軸の回
転速度、 NELU:A点におけるエンジン回転速度 である。 この走行状態からロツクアツプを解除してトル
クコンバータの入力軸をエンジン出力軸に結合
し、これによりエンジンの作動状態がB点に移つ
たとすると、 T0B=t×TETC −(3) N0B=e×NETC −(4) 但し、 T0B:B点におけるトルクコンバータ出力軸のト
ルク、 t:トルク比、トルクコンバータの出力トルク/
入力トルク、 TETC:B点におけるエンジントルク、 N0B:B点におけるトルクコンバータ出力軸の回
転速度、 e:トルクコンバータのスリツプ率 NETC:B点におけるエンジン回転数 となる。 今、A点とB点で車速を同じとするためには、 N0A=N0B −(5) であり、したがつて、 e=N0B/NETC =N0A/NETC =NELU/NETC −(6) トルク比t=T0B/TETCはトルクコンバータそ
れぞれにおいて第2図に示す如く一義的に定まつ
ており、エンジントルクは一般に第1図に実線で
示すように、高スロツトル開度のときを除き、回
転数の増加と共に減少する。 上記(3)式と(1)式より、 t≦TELU/TETCのときT0B≦T0A (7) である。 このT0B≦T0Aのときは、ロツクアツプ運転と
しても、ロツクアツプ解除運転時よりも大きいエ
ンジントルクT0Aが得られるので、ロツクアツプ
運転とする方が有利である。 そこで各スロツトル開度においてT0B=T0Aな
る点を求めて各点をつなぐと第3図に示す実線と
なり、斜線で示す範囲がロツクアツプ運転が有利
な領域である。次にエンジン回転数をトルクコン
バータ出力軸の回転数に変換し、これとスロツト
ル開度の関係からロツクアツプ運転が有利な領域
を求めると第4a図に示す斜線領域となる。 各変速段にそれぞれロツクアツプ運転が有利な
領域がある。これを第4b図に示す。なお、実線
は変速の境界を示し、「1,2,3,4」はそれ
ぞれ第1速、第2速、第3速および第4速を指
す。斜線が、それぞれ右方から第2速、第3速お
よび第4速におけるロツクアツプ運転が有利な領
域を示す。なお、第1速においてはロツクアツプ
運転が有利な領域が少なく、しかもすぐに第2速
に変更するので本発明においてはロツクアツプ運
転をせず常にトルクコンバータを接続するロツク
アツプ解除運転とする。それ故第1速領域にはロ
ツクアツプ運転が有利な領域は示していない。 このような、ロツクアツプ運転が有利な領域が
各変速段に存在するのに対応して、第4c図に示
すようにロツクアツプ運転領域を定める。第4c
図において、実線は右方からそれぞれ第2速、第
3速および第4速におけるロツクアツプとする境
界を示し、点線は右方からそれぞれ第2速、第3
速および第4速におけるロツクアツプ解除とする
境界を示す。このようにロツクアツプとロツクア
ツプ解除の境界を離しているのは、車速のわずか
な変動でロツクアツプとロツクアツプ解除が交互
に繰り返えされるという不安定状態を避けるため
である。このようにロツクアツプ運転およびロツ
クアツプ解除の境界を定めることにより、2以上
の変速段で該境界を参照して自動的にロツクアツ
プとロツクアツプ解除をしうる。 このように多くの変速段でロツクアツプ運転を
するときの問題点に、ロツクアツプ状態でアクセ
ルを解放すると、つまりエンジンブレーキをかけ
ると自動変速機およびエンジンのシヨツクが大き
いということ、および車速の一時的な変動が大き
く、運転が不安定になるということがある。多く
の変速段ロツクアツプをすると、アクセル解放時
にこのようなシヨツクは車速変動が多くなる。 本発明の第1の目的は、二以上の変速段におい
てロツクアツプ制御して自動変速機のパワー効率
を高め、燃費を向上するにおいて、アクセル解放
時のシヨツクや車速変動を低減することである。 本発明の好ましい1つの実施例においては、第
4c図に示す各境界は、スロツトル開度をアドレ
スとしてロツクアツプとする最低の車速値を読み
出し専用の半導体記憶装置(以下ROMと称す
る)に固定メモリする。以下説明の便宜上ROM
の各変速段についてのロツクアツプ境界およびロ
ツクアツプ解除境界を記憶したメモリ領域をテー
ブルと称し、次の第1表のように名称を付す。
【表】
そして走行中においては、変速段が第2速であ
るとロツクアツプ状態であるか否かを見て、ロツ
クアツプ状態であるとテーブルATCを特定してそ
の時点のスロツトル開度をアドレスとしてテーブ
ルATCの最高車速を読み出してその時点の車速と
比較し、後者が前者以下であるとロツクアツプ解
除(直結クラツチ解除)とし、後者が前者を越え
ているときにはそのままロツクアツプ状態を継続
とする。ロツクアツプ解除状態であるときにはテ
ーブルALUを特定してその時点のスロツトル開度
をアドレスとしてテーブルATCの最低速度を読み
出してその時点の車速と比較し、後者が前者以上
であるとロツクアツプ(直結クラツチオン)と
し、後者が前者に達していないときにはそのまま
ロツクアツプ解除状態を継続とする。第3速の場
合には、ロツクアツプ状態のときにはテーブルB
TCを参照しロツクアツプ解除状態のときにはテー
ブルBLUを参照し、また第4速の場合には、ロツ
クアツプ状態のときにはテーブルCTCを参照しロ
ツクアツプ解除状態のときにはCLUを参照する。
更に、スロツトル開度が実質上零のとき、すなわ
ちアクセルペダルを解放した状態においては、ロ
ツクアツプ解除すなわちトルクコンバータ接続を
おこなう。これは加速中に急激にアクセルペダル
を解放した場合やエンジンブレーキ時に、仮にロ
ツクアツプであるとエンジンに衝撃が加わり急激
な車速変化を生ずるので、これを防止するためで
ある。 以下に添付の図面を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。 第5図は、本発明の制御対象であるオーバドラ
イブ装置付流体式自動変速機の一例を示す概略図
である。この自動変速機は直結クラツチ付のトル
クコンバータ1、オーバドライブ機構2、前進3
段後進1段の歯車変速機構3を含んでおり、トル
クコンバータ1はポンプ5、タービン6およびス
テータ7を含む周知のものであり、ポンプ5は機
関クランク軸8と連結され、タービン6はタービ
ン軸9に連結されている。タービン軸9はトルク
コンバータ1の出力軸をなすものであり、これは
またオーバドライブ機構2の入力軸となつてお
り、オーバドライブ機構に於る遊星歯車装置のキ
ヤリア10に連結されている。また機関クランク
軸8とタービン軸9の間には直結クラツチ50が
設けられており、直結クラツチ50作動時には機
関クランク軸8とタービン軸9を機械的に連結す
る。キヤリア10によつて回転可能に支持された
プラネタリピニオン14はサンギア11およびリ
ングギア15と噛合つている。サンギア11とキ
ヤリア10の間にはオーバドライブ多板クラツチ
C0とオーバドライブ一方向クラツチF0が設けら
れており、更にサンギア11とオーバドライブ機
構を包含するハウジングあるいはオーバドライブ
ケース16の間にはオーバドライブ多板ブレーキ
B0が設けられている。 オーバドライブ機構2のリングギア15は歯車
変速機構3の入力軸23に連結されている。入力
軸23と中間軸29の間にはフロント多板クラツ
チC1が設けられており、また入力軸23とサン
ギア軸30の間にはリバース用の多板クラツチ
C2が設けられている。サンギア軸30とトラン
スミツシヨンケース18の間には多板ブレーキ
B1と一方向クラツチF1を介して多板ブレーキB2
が設けられている。サンギア軸30に設けられた
サンギア32はキヤリア33、該キヤリアによつ
て担持されたプラネタリピニオン34、該ピニオ
ンと噛合つたリングギア35、他の一つのキヤリ
ア36、該キヤリアにより担持されたプラネタリ
ニオン37、該ピニオンと噛合うリングギア38
と共に二列の遊星歯車機構を構成している。一方
の遊星歯車機構に於るリングギア35は中間軸2
9と連結されている。またこの遊星歯車機構に於
るキヤリア33は他方の遊星歯車機構に於るリン
グギア38と連結されており、これらキヤリアお
よびリングギアは出力軸39と連結されている。
また該他方の遊星歯車機構に於るキヤリア36と
トランスミツシヨンケース18の間には多板ブレ
ーキB3と一方向クラツチF2が設けられている。 かゝるオーバドライブ装置付流体式自動変速機
は以下に詳細に説明される油圧制御装置によりエ
ンジンの出力および車輛の車速に応じて各クラツ
チおよびブレーキの係合または解放が行われ、オ
ーバドライブ(O/D)を含む前進4段の変速ま
たは手動切換による後進1段の変速を行うように
なつている。 変速ギア位置とクラツチおよびブレーキの作動
状態を第2表に示す。
るとロツクアツプ状態であるか否かを見て、ロツ
クアツプ状態であるとテーブルATCを特定してそ
の時点のスロツトル開度をアドレスとしてテーブ
ルATCの最高車速を読み出してその時点の車速と
比較し、後者が前者以下であるとロツクアツプ解
除(直結クラツチ解除)とし、後者が前者を越え
ているときにはそのままロツクアツプ状態を継続
とする。ロツクアツプ解除状態であるときにはテ
ーブルALUを特定してその時点のスロツトル開度
をアドレスとしてテーブルATCの最低速度を読み
出してその時点の車速と比較し、後者が前者以上
であるとロツクアツプ(直結クラツチオン)と
し、後者が前者に達していないときにはそのまま
ロツクアツプ解除状態を継続とする。第3速の場
合には、ロツクアツプ状態のときにはテーブルB
TCを参照しロツクアツプ解除状態のときにはテー
ブルBLUを参照し、また第4速の場合には、ロツ
クアツプ状態のときにはテーブルCTCを参照しロ
ツクアツプ解除状態のときにはCLUを参照する。
更に、スロツトル開度が実質上零のとき、すなわ
ちアクセルペダルを解放した状態においては、ロ
ツクアツプ解除すなわちトルクコンバータ接続を
おこなう。これは加速中に急激にアクセルペダル
を解放した場合やエンジンブレーキ時に、仮にロ
ツクアツプであるとエンジンに衝撃が加わり急激
な車速変化を生ずるので、これを防止するためで
ある。 以下に添付の図面を参照して本発明を実施例に
ついて詳細に説明する。 第5図は、本発明の制御対象であるオーバドラ
イブ装置付流体式自動変速機の一例を示す概略図
である。この自動変速機は直結クラツチ付のトル
クコンバータ1、オーバドライブ機構2、前進3
段後進1段の歯車変速機構3を含んでおり、トル
クコンバータ1はポンプ5、タービン6およびス
テータ7を含む周知のものであり、ポンプ5は機
関クランク軸8と連結され、タービン6はタービ
ン軸9に連結されている。タービン軸9はトルク
コンバータ1の出力軸をなすものであり、これは
またオーバドライブ機構2の入力軸となつてお
り、オーバドライブ機構に於る遊星歯車装置のキ
ヤリア10に連結されている。また機関クランク
軸8とタービン軸9の間には直結クラツチ50が
設けられており、直結クラツチ50作動時には機
関クランク軸8とタービン軸9を機械的に連結す
る。キヤリア10によつて回転可能に支持された
プラネタリピニオン14はサンギア11およびリ
ングギア15と噛合つている。サンギア11とキ
ヤリア10の間にはオーバドライブ多板クラツチ
C0とオーバドライブ一方向クラツチF0が設けら
れており、更にサンギア11とオーバドライブ機
構を包含するハウジングあるいはオーバドライブ
ケース16の間にはオーバドライブ多板ブレーキ
B0が設けられている。 オーバドライブ機構2のリングギア15は歯車
変速機構3の入力軸23に連結されている。入力
軸23と中間軸29の間にはフロント多板クラツ
チC1が設けられており、また入力軸23とサン
ギア軸30の間にはリバース用の多板クラツチ
C2が設けられている。サンギア軸30とトラン
スミツシヨンケース18の間には多板ブレーキ
B1と一方向クラツチF1を介して多板ブレーキB2
が設けられている。サンギア軸30に設けられた
サンギア32はキヤリア33、該キヤリアによつ
て担持されたプラネタリピニオン34、該ピニオ
ンと噛合つたリングギア35、他の一つのキヤリ
ア36、該キヤリアにより担持されたプラネタリ
ニオン37、該ピニオンと噛合うリングギア38
と共に二列の遊星歯車機構を構成している。一方
の遊星歯車機構に於るリングギア35は中間軸2
9と連結されている。またこの遊星歯車機構に於
るキヤリア33は他方の遊星歯車機構に於るリン
グギア38と連結されており、これらキヤリアお
よびリングギアは出力軸39と連結されている。
また該他方の遊星歯車機構に於るキヤリア36と
トランスミツシヨンケース18の間には多板ブレ
ーキB3と一方向クラツチF2が設けられている。 かゝるオーバドライブ装置付流体式自動変速機
は以下に詳細に説明される油圧制御装置によりエ
ンジンの出力および車輛の車速に応じて各クラツ
チおよびブレーキの係合または解放が行われ、オ
ーバドライブ(O/D)を含む前進4段の変速ま
たは手動切換による後進1段の変速を行うように
なつている。 変速ギア位置とクラツチおよびブレーキの作動
状態を第2表に示す。
【表】
【表】
ここで〇は各クラツチおよびブレーキが係合状
態にありまた×はそれらが解放状態にあることを
示す。 上記自動変速機のクラツチC0,C1,C2および
ブレーキB0,B1,B2,B3およびトルクコンバー
タの直結クラツチ50を選択的に作用させ、自動
変速操作を行う油圧回路を第6図に示す。この第
6図に示す油圧回路は油溜め100、油ポンプ1
01、圧力調整弁102、補助圧力調整弁10
3、カツトバツク弁190、スロツトル弁20
0、マニユアル弁210、1−2シフト弁22
0、2−3シフト弁230、3−4シフト弁24
0、ローコーストモジユレータ弁250、インタ
ミデイエイトコーストモジユレータ弁255、ア
キユムレータ弁260,270,280、チエツ
ク弁付流量制御弁290,300,305,31
0、ソレノイド弁320,330、デユアルシー
ケンス弁340、クーラバイパス弁350、ロツ
クアツプクラツチコントロール弁360、ロツク
アツプコントロールソレノイド弁370、および
これら弁間とクラツチ、ブレーキの油圧サーボ連
結する油路からなる。 油溜め100より油圧ポンプ101により汲み
上げられた作動油は圧力調整弁102で所定の油
圧(ライン圧)に調整されて油路104および油
路103′へ供給される。油路103′を経て補助
圧力調整弁103に供給された圧油はスロツトル
弁200のスロツトル圧に応じ所定のトルクコン
バータ圧、潤滑油圧、およびクーラ圧に調圧され
る。油路104と連結されたマニユアル弁210
は、運転席に設けられたシフトレバーと連結され
ており、手動操作によりシフトレバーのレンジに
応じてP,R,N,D,3,2,Lの各位置に移
動される。第3表に各シフトレバー位置における
油路104と油路105,106,109,11
0との連通状態を示す。〇は連通している場合を
示す。
態にありまた×はそれらが解放状態にあることを
示す。 上記自動変速機のクラツチC0,C1,C2および
ブレーキB0,B1,B2,B3およびトルクコンバー
タの直結クラツチ50を選択的に作用させ、自動
変速操作を行う油圧回路を第6図に示す。この第
6図に示す油圧回路は油溜め100、油ポンプ1
01、圧力調整弁102、補助圧力調整弁10
3、カツトバツク弁190、スロツトル弁20
0、マニユアル弁210、1−2シフト弁22
0、2−3シフト弁230、3−4シフト弁24
0、ローコーストモジユレータ弁250、インタ
ミデイエイトコーストモジユレータ弁255、ア
キユムレータ弁260,270,280、チエツ
ク弁付流量制御弁290,300,305,31
0、ソレノイド弁320,330、デユアルシー
ケンス弁340、クーラバイパス弁350、ロツ
クアツプクラツチコントロール弁360、ロツク
アツプコントロールソレノイド弁370、および
これら弁間とクラツチ、ブレーキの油圧サーボ連
結する油路からなる。 油溜め100より油圧ポンプ101により汲み
上げられた作動油は圧力調整弁102で所定の油
圧(ライン圧)に調整されて油路104および油
路103′へ供給される。油路103′を経て補助
圧力調整弁103に供給された圧油はスロツトル
弁200のスロツトル圧に応じ所定のトルクコン
バータ圧、潤滑油圧、およびクーラ圧に調圧され
る。油路104と連結されたマニユアル弁210
は、運転席に設けられたシフトレバーと連結され
ており、手動操作によりシフトレバーのレンジに
応じてP,R,N,D,3,2,Lの各位置に移
動される。第3表に各シフトレバー位置における
油路104と油路105,106,109,11
0との連通状態を示す。〇は連通している場合を
示す。
【表】
2−3シフト弁230を制御する第1ソレノイ
ド弁320は、非通電時には弁口321を閉じて
オリフイス322を介し油路106と連絡した油
路111に油圧を生ぜしめ、通電時には弁口32
1を開いて排油口323から油路111の圧油を
排出させる。1−2シフト弁220および3−4
シフト弁240を制御する第2のソレノイド弁3
30は非通電時には弁口331を閉じてオリフイ
ス332を介し油路104と連絡した油路112
に油圧を生ぜしめ、通電時には弁口331を開い
て排油口333から油路112の圧油を排出させ
る。第4表に後記する電子回路により制御される
ソレノイド弁320および330の通電、非通電
と自動変速機のギヤ状態の関係を示す。
ド弁320は、非通電時には弁口321を閉じて
オリフイス322を介し油路106と連絡した油
路111に油圧を生ぜしめ、通電時には弁口32
1を開いて排油口323から油路111の圧油を
排出させる。1−2シフト弁220および3−4
シフト弁240を制御する第2のソレノイド弁3
30は非通電時には弁口331を閉じてオリフイ
ス332を介し油路104と連絡した油路112
に油圧を生ぜしめ、通電時には弁口331を開い
て排油口333から油路112の圧油を排出させ
る。第4表に後記する電子回路により制御される
ソレノイド弁320および330の通電、非通電
と自動変速機のギヤ状態の関係を示す。
【表】
1−2シフト弁220は、一方にばね221を
背設したスプール222を備え、第1速ではソレ
ノイド弁330は通電され油路112は排圧され
ているので、スプール222は油路113を経て
右端油室223に供給される油圧で図示右方に設
定され、第2速ではソレノイド弁330は非通電
され油路112に油圧が生じスプール222は図
示左方に設定される。第3,4速においては後記
する2−3シフト弁のスプール232が図示右方
に設定され油路113を通じて左端油室が排圧さ
れるのでスプール222は図示左方に固定され
る。 2−3シフト弁230は一方にバネ231を背
設したスプール232を備え、第1,2速ではソ
レノイド弁320が通電されており油路111に
油圧は生じていないのでスプール232は、ばね
231の作用で図示左方に設定され、第3,4速
ではソレノイド弁320が非通電され油路111
に油圧が生じ図示右方に設定される。 3−4シフト弁240は一方にばね241を背
設したスプール242を備え、第1,2速では油
路114を経て油室243にライン圧が入りスプ
ール242は図示左方に固定される。第3,4速
では油路114が排圧されると共に第3速はソレ
ノイド弁330が通電され油路112は排圧され
ているのでばね241の作用でスプール242は
図示左方に設定され、第4速ではソレノイド弁3
30が非通電され油路112に油圧が生じスプー
ル242は図示右方に設定される。 スロツトル弁200はアクセルペダルの踏み込
み量に応じインジケータ弁201がストロークし
て該弁201とバルブスプール202との間のば
ね203を圧縮しスロツトル圧を油路124に生
ぜしめる。 マニユアル弁210がN位置にあるときソレノ
イド弁330は非通電され油路112に油圧が生
じているので3−4シフト弁240は左端油室2
44に油圧が供給されスプール242は図示右方
に設定されている。この状態で油路104は3−
4シフト弁240を介して油路115と連絡し、
ブレーキB0は係合されており、油路120はド
レインボートと連絡して排圧されクラツチC0は
開放状態にあり、オーバドライブ機構8はオーバ
ドライブのギヤ係合がなされている。 マニユアル弁210をR位置に手動シフトする
と、油路110に油圧が生じスプール232が図
示左方に設定された2−3シフト弁230および
油路114を介して3−4シフト弁240の右端
油室243に油圧が供給される。これによりN−
Rシフト時1秒程の間オーバドライブ機構2にお
いてはオーバドライブのギヤ係合が保たれ、遊星
歯車機構8では後退のギヤ係合がなされる。N−
Rシフト後1秒間が経過すると油室243の油圧
は高くなりスプール242は図示左方へ移動し油
路104は油路120と連絡してクラツチC0に
油圧が供給され、油路115は排圧されるのでブ
レーキB0は開放されると共にクラツチC0は係合
され、オーバドライブ機構2は直結のギヤ係合と
なり、プラネタリギヤユニツトは通常の後進状態
となる。 また手動でN−Dシフトをした場合、第1速で
は1−2シフト弁220のスプール222は図示
右方にあり、ブレーキB1,B2に連絡する油路1
16,117は排圧され、ブレーキB2に連絡す
る油路118にも油圧が供給されていないのでブ
レーキB1,B2,B3は開放されている。 また第1速ではデユアルシーケンス弁340は
油路105から分枝した油路108を経て右端油
室341に供給されたライン圧により、背設され
たばね345を圧縮してスプール347は図示左
方に設定されている。 車速が予定の大きさになつたときコンピユータ
の出力でソレノイド弁330が非通電され、1−
2シフト弁220のスプール222は図示左方に
移動し、油路105,117を経て供給されたラ
イン圧、流量制御弁310とアキユムレータ28
0とを介してブレーキB2を除々に係合せしめる
と共に油路128を経てデユアルシーケンス弁3
40の左端油室346に供給される。これにより
ばね345の弾性力と漸増する油室346の油圧
の和がランド342に加わるライン圧より大きく
なつた時点スプール347は図示右方に動かされ
始める。設定した時間後スプール347が図示右
方に移動すると、ブレーキB1はソレノイド弁3
20の通電により2−3シフト弁230のスプー
ル232が図示左方にあるので、油路106→2
−3シフト弁230→油路113→インタミデユ
エイトコーストモジユレータ弁255→油路12
4→1−2シフト弁220→油路116→デユア
ルシーケンス弁340→油路125の順で油圧が
供給され係合する。これによりエンジンブレーキ
の働く第2速が得られる。この際デユアルシーケ
ンス弁340はブレーキB2が係合して変速機部
が2速状態になつた後ブレーキB1を係合せしめ
る係合のタイミングをとる作用をなす。 第3速へのシフトは車速、スロツトル開度等が
所定値に達したときコンピユータの出力でソレノ
イド弁320が非通電され、2−3シフト弁23
0のスプール232は図示右方に移動し、油路1
06,121、流量制御弁305を経て油圧が供
給されてクラツチC2が係合し、同時に1−2シ
フト弁220のスプール222が油室223の排
圧とばね221の作用で図示左方に固定されてな
される。 この第3速においては、デユアルシーケンス弁
340は油路121と分枝した油路122からラ
ンド342と該ランド342より所定寸法だけ大
径のランド343とで形成された油室344に供
給され、スプール347は図示左方に移動される
ので、油路125は排油口と連通して排圧されブ
レーキB1は解放される。 第4速へのシフトは上記と同様コンピユータの
出力でソレノイド弁330が非通電され、3−4
シフト弁のスプール242が図示右方に移動し、
油路120が排圧されると共に油路115に油圧
が供給され、クラツチC0が解放されると共にブ
レーキB0が係合してなされる。 第4速から第3速への4−3ダウンシフトは上
記3−4シフトと逆の順序でなされ、ソレノイド
弁330が通電され3−4シフト弁240のスプ
ール242は図示右方に移動し、油路115が排
圧されると共に油路120に油圧が供給され、ブ
レーキB0が開放されると共にクラツチC0が係合
してなされる。第3速から第2速への3−2ダウ
ンシフトは、ソレノイド弁320が通電され2−
3シフト弁230のスプール232は図示左方に
移動し、油路121が排圧されてクラツチC2が
解放し、これに伴ない一方向クラツチF1の係合
が終了した後、油路121から分枝した油路12
2とこれに連結された油室344が排圧され、デ
ユアルシーケンス弁340のスプール347は、
油路128から油室346に供給された油圧とば
ね345の弾性力でランド342に加えられた油
圧に抗して図示右方に動かされ、油路125は油
路116と連結され、ブレーキB1の係合が行な
われる。この際、デユアルシーケンス弁340は
一方向クラツチF1の係合とブレーキB1の係合と
の間の係合のタイミングをとる作用をなす。 マニユアル弁210が3位置にあるとき、第
1,2,3速は上記D位置のときと同様のシフト
がなされるが、油路106,114を経て3−4
シフト弁の右端油室243にライン圧が入りスプ
ール242を図示左方に固定するので、第4速へ
のシフトは生じない。またマニユアル弁210が
D位置で第4速の走行中に手動でD−3シフトを
行なつた場合、ただちに第3速にダウンシフトが
なされる。 マニュアル弁210が2位置にあるとき、第1
速はマニュアル弁がD位置にあるときと同じであ
り、第2速では油路106,116を経てブレー
キB1を係合させエンジンブレーキがきくように
されている。また第3速状態で走行中2位置に手
動シフトしたときは、予定した速度まで減速した
時点でコンピユータの出力がソレノイド弁320
を通電させ、3−2ダウンシフトを生じさせる。 マニュアル弁210が1位置にシフトされたと
きは、油路109に油圧が入り、2−3シフト弁
230の右端油室233にライン圧が供給されス
プール232は図示左方に固定され、即時に4−
2または3−2のダウンシフトが生じる。2−1
ダウンシフトは所定の車速まで減速したときコン
ピユータの出力でソレノイド弁330が非通電さ
れてなされる。また同時に油路109の油圧は油
路107、ローコーストモジユレータ弁250、
油路123,118を経てブレーキB3を係合さ
せる。 ロツクアツプクラツチコントロール弁360
は、ばねを背設したスプールを有し、ロツクアツ
プコントロールソレノイド弁370が消勢のとき
には、スプールの上端室と下端室が同圧であるた
めばね力で図示の如く下方に移動しており、直結
クラツチ50の油路Aに油路103′の油圧を、
油路Bに補助圧力調整弁103およびクーラバイ
パス弁350を介してドレイン油圧を与えてお
り、これにより直結クラツチ50を解除(非ロツ
クアツプ)している。ロツクアツプコントロール
ソレノイド弁370が付勢のときには、ロツクア
ツプクラツチコントロール弁360においてスプ
ールがばね力に抗して上方に駆動され、直結クラ
ツチ50の油路Aはドレイン油圧に、油路Bは油
路103′の油圧になり、これにより直結クラツ
チ50を結合(ロツクアツプ)する。 以上に説明した第6図の油圧回路においては、
一つのデユアルシーケンス弁340で1−2シフ
ト時と3−2ダウンシフト時とにおけるブレーキ
B1、ブレーキB2、一方向クラツチFの作用のタ
イミングをとることが可能である。 第7図に、ソレノイド弁330,320および
370を開閉制御して自動変速制御およびロツク
アツプ制御をおこなうデジタル電子制御装置40
0の概略構成を示す。デジタル電子制御装置40
0は、中央処理ユニツト又はマイクロプロセツサ
と呼ばれ、高度デジタル演算処理機能を有する大
規模集積半導体論理装置(以下においてCPUと
略称する)401を主たる構成要素とし、かつそ
の論理動作制御プログラム、および、各種データ
を固定記憶した読取専用の記憶装置(以下におい
てROMと略称する)402,ROM402の読取
データおよび一時的な入出力データを記憶し読出
す読み書き記憶装置(以下においてRAMと称す
る)403、入出力ポート404,クロツクパル
ス発振器405、分周器406、および、読み書
き記憶装置を指定するシステムコントローラ40
7で構成される。 CPU401とROM402およびRAM403
は、アドレスライン、データラインおよびクロツ
クパルスラインが共通につながれており、基本ク
ロツクは発振器405より発生され、各装置40
1〜403,406の基本クロツク入力端子に印
加される。分周器406はこの基本クロツクを分
周してCPU401の割込端子に印加する。この
実施例においては、割込み、車輛の走行状態より
坂路走行への変化、又は坂路走行さら平担路走行
への変化を検出し、これに対応して走行レンジ切
換の拘束又は走行レンジ切換の制御条件を変更す
るために、前記分周器406の出力パルス周期で
おこなわれる。CPU401における割込動作の
概略を第8図に従つて説明すると、後述する
ROM402のプログラムは、プログラムカウン
タによつて一番地づつ進められる。割込機能とは
CPU401の割込端子にパルスが印加されたと
き、プログラムカウンタの番地をある特定番地
(第8図では3CH番地)へ強制的に移動させる機
能であり、この割込機能を遂行させる割込命令は
CPU401に保持し、割込を実行するとエラー
になるようなプログラム番地では、割込命令を実
行しないようにしている。割込命令は割込が割込
可能なプログラムの番地ABHまで保持され、そ
こで割込が認識され、プログラムカウンタのコー
ドが特定の割込番地(第8図では3CH番地)に変
わり、その番地のプログラムの実行が終了する
と、割込命令認識番地の次の番地ACHへ戻る。 ROM402にはこのような割込検出および割
込実行のプログラムの他に、後述するところの、
平担路走行における走行速度レンジ判断プログラ
ムおよびその参照データ、走行速度レンジ切換プ
ログラム、坂路走行検出プログラムおよびその参
照データ、走行速度レンジ切換拘束プログラム、
拘束解除プログラム等々のプログラムデータ、お
よび、それらの判断、検出に供する参照データ、
ならびに、非ロツクアツプ拘束プログラム、ロツ
クアツプ一時解除プログラム、スロツトル開度加
速検出プログラム等のプログラムデータおよびそ
の実行に参照する定数データが格納されている。
これらのプログラムの実行は、主に、シフトレバ
ー位置(L,2,3,D,R等)、車速(自動変
速機の出力軸の回転速度)およびスロツトル開度
の各状態に応じておこなわれ、プログラムの実行
によりソレノイド弁320,330および370
が開閉制御される。 そのため、入出力ポート404に、シフトレバ
ー位置センサ410、車速信号発生器420、ス
ロツトル開度センサ430、およびソレノイドド
ライバ440,441,442が接続されてい
る。なお、第7図および以下の説明においては入
出力ポート404および分周器406がROM4
02,RAM403と別体となつているものとし
て説明するが、入出力ポートが1チツプ内に収め
られたROMおよびRAM、更には分周器および入
出力ポートが1チツプ内に収められたRAMも存
在する。したがつて図面上の表示ならびに以下に
説明する構成の説明は、1つの表現方式に従うも
のであつて、各装置又は素子をすべてその通りに
組合わせる必然性がない場合もあることに注目さ
れたい。 第9a図に、第8図に示すデジタル電子制御装
置400の、基本素子の一具体例を示す。この例
においては、ROM402は2つのチツプ402
−1と402−2で構成されている。 +5Vの定電圧が各部に印加され、かつスイツ
チ407が閉じられることにより、ROM402
−1,402−2のプログラムの先頭
(START)より制御動作が開始され、ROM40
2−1,402−2に格納したプログラムに従つ
て、後述する各動作が繰り返し続行される。+5V
の定電圧は第9b図に示す定電圧回路より与えら
れる。 車速ゼネレータ420は、第9c図に示すよう
に、変速機の出力軸に連結した永久磁石の回転を
検出する誘導コイル421とパルス化回路422
で構成されており、出力軸の回転数に比例する周
波数のパルスがパルス化回路422より出力され
る。この出力パルスは、カウンタCOUのカウン
トパルス入力端CLKに与えられる。カウンタ
COUのカウントコードはラツチLUTに与えられ
る。RAM403の出力端TimerOUTより定周期
のパルスが分周器FDEに与えられている間、こ
のラツチ動作とカウント動作が継続される。した
がつてラツチLUTの出力コードが車速を表わ
し、ROM402−1の入力ポートRA0〜RA7
に印加される。 ROM402−1の端子PB0〜PB7に、第9d
図に示す如くコネクタ451,452を介してシ
フトレバー位置センサ410のスイツチが接続さ
れる。また、RAM403のポートPA0〜PA7
に、第9f図に示す如くコネクタ453,454
を介してスロツトル開度センサ430が接続さ
れ、同様にRAM403のPB0〜7ポートに第9
g図に示す如きソレノイドドライバ440〜44
2が接続される。 スロツトル開度センサ430は、スロツトルバ
ルブの回動軸と連結され、この回動軸と共に回転
する軸431と、それに固着されたロータリ接点
(複数)と、接点数と等しい固定接片を有する、
ポテンシヨメータタイプのデジタルコード発生器
であり、その端子リード引出側の平面図を第10
a図に示し、そのZB−ZB線断面図を第10b図
に示す。デジタルコード発生器430は、4ビツ
トコードで0〜15の16ステツプのスロツトル開
度を表わすようにしたものであり、第1桁から第
4桁のそれぞれのビツト信号を出力する4本の出
力リード4321〜4324と一本のアース接続
リード432Gが円板状のプリント基板433の
分割プリント電極のそれぞれに接続されている。
プリント基板433の拡大平面図を第10c図に
示す。プリント基板433には第1桁〜第4桁の
各ビツト出力を得るための分割電極4331〜4
334とアース電位に維持される分割電極433
Gが形成されており、4個の分割電極4331〜
4334は、プリント基板433を90゜毎に4分
割した場合各分割部分に配置されている。このプ
リント基板433はハウジングベース434に固
着されている。軸431には弾性材で作られたス
ライダ435が固着されている。このスライダ4
35の平面図を第10d図に示す。このスライダ
435には、90゜の間隔で4本のアーム4351
〜4354が形成されており、かつアーム435
1と4354の間にもう1つのアーム435Gが
形成されている。これらのアーム4351〜43
54と435Gのそれぞれの先端部には、接点部
材4361〜4364,436Gのそれぞれが固
着されており、第10b図は示すようにハウジン
グにプリント基板433を固着し、かつ軸431
を固着した状態において、接点部材4361〜4
364のそれぞれは、分割電極4331〜433
2のそれぞれの最も外方にある凹凸の電極部分に
位置してその部分に接触し、接点部材436Gは
分割電極433Gの最も内側の弧状部に接触す
る。つまり、軸431の回動範囲(90゜)におい
て接点部材436Gは常に分割電極433Gに接触
するが、接点部材4361〜4364のそれぞれ
は、分割電極4331〜4334のそれぞれの、
最外方電極パターンに応じて、各分割電極に接触
したり、あるいはしなかつたりする。たとえば分
割電極4331について見ると、それに接点部材
4361が接触しているときはアース電位であ
り、それにスルーホールメツキおよび裏面電極を
介して接続された接続リード4321はアース電
位であるが、接点部材4361が接触していない
ときには接続リード4321および分割電極43
31は+5Vのレベルである。これは第9e図に
示すようにコネクタ453および454を介して
リード4321に+5Vの電圧が印加されるから
である。各分割電極4331〜4334には、こ
のように、軸431つまりスライダ435の回転
角に応じてアースレベル又は+5Vレベルとなる
電極パターンが形成されている。この実施例にお
いては、軸431の90゜の回動範囲を16分割して
スロツトル開度を16段階で表わすようにされてお
り、各分割電極4331〜4334の電極パター
ンは、軸431の回動角に対応して、第10e図
に示すように、グレイパターンでアースレベル
「0」と+5Vレベル「1」となるようにされてお
り、接続リード4321〜4324の出力θ1〜
θ4の4ビツトでスロツトル角度0〜15のそれ
ぞれを表わすようにされている。このようなグレ
イパターンとするのは、接点部材4361〜43
64が瞬間あるいは一時的に分割電極4331〜
4334と非接触状態になつても、その時点にコ
ードθ1〜θ4で表わされるスロツトル開度が実
際の開度と大差がないようにするためである。今
たとえばスロツトル開度3(0010)から4
(0100)にかわるとき、接点部材4363が分割
電極4334に接触するまでの過渡状態において
開度コードは0010のままで開度3を表わし、開度
4前後から離れた開度を表わすことがない。通常
の2進コードの場合には、たとえば開度3は0011
で表わされ開度4は0100で表わされるが、0011か
ら0100に変わる間に、0111(開度7)、0101(開
度5)、0000(開度0)、又は0001(開度1)など
の、開度3,4とは離れた開度を表わすコードを
生ずることがあるが、前述のスロツトル開度セン
サ430では、このような飛び離れたコードを生
ずることはない。 第11a図に同じ構造のソレノイドバルブ32
0,330,370の1つの背面を示し、その
ZIB−ZIB線断面図を第11b図に示す。このソ
レノイドバルブは、バルブプレート437とキヤ
リア438をスポツト溶接により接合し、バルブ
プレート437にオリフイスプレート439をプ
ロジエクシヨン溶接により接合した後、キヤリア
438の穴にスリーブ440を挿入してその先端
をバルブプレート437に当て、次いでスリーブ
440の後端にコア441の先端を押し付けてコ
イルケース442を装着した状態でバツクプレー
ト443にかしめによりキヤリア438およびコ
ア441の尾端を固着したものである。なお、4
44はプランジヤ、445は圧縮スプリングであ
る。このソレノイドバルブでは、バルブプレート
437の厚みとスリーブ440の長さの和でオリ
フイスプレート439とプランジヤ441の距離
すなわちプランジヤ作動空間が決定されており、
その精度はバルブプレート437の厚みとスリー
ブ440の長さの精度のみに依存し、プランジヤ
441の長さ誤差やバツクプレート443の厚み
誤差はプランジヤ444の作動空間の決定には影
響を及ぼさない。 この実施例においては、シフトレバー210の
ポジシヨンがドライブ「D」で平担路走行のとき
の、第1速から第2速へ(1→2)、第2速から
第3速へ(2→3)、第3速から第4速へ(3→
4)およびそれらの逆へ(4→3)、(3→2)、
(2→1)の変速における境界の速度は第12a
図に示すようにPD001〜PD006と定められ
ており、ROM402の6個のメモリ領域にそれ
ぞれスロツトル開度をアドレスとしてPD001
〜PD006の車速値がメモリされている。この
第12a図に示すパターンはシフトレバーが
“D”位置にあつて平担路走行において変速段切
換のための参照データとされ、また坂路走行の場
合には、坂路傾斜に応じてそのパターンに変更を
加えて変速段切換のための参照データとされ、シ
フトレバーが“3”,“2”および“1”位置にあ
るときには、それぞれ3→4,2→3および1→
2の変速段切換を拘止するパターンに変更され
る。つまり、第12a図に示すパターンが標準パ
ターンである。このパターンの変更は、シフトレ
バーのポジシヨンPOSiあるいは割込プログラム
で検出された坂路傾斜(SLOPE2,SLOPE4お
よびSLOPE8の3種)に基づいて、標準パター
ンをROM402−1,402−2からRAM40
3に書き込むときにおこなわれる。すなわち、シ
フトレバーが“3”位置にあるときには、標準パ
ターンをRAM403に書き込むときに、PD00
5を、第12b図に示すように、その車輛ではシ
フトレバーポジシヨン“3”および緩傾斜坂路
SLOPE8のときにはRAM403に第12c図に
示すように、PD005とPD006をスロツトル
開度THROに関係しない一定車速すなわちエン
ジン最高回転速度に対応するその車輛における第
3速で出し得る最高速度(140Km/h)に書き替
えて速度段切換のための参照データを作成する。
同様にしてシフトレバーポジシヨンおよび中傾斜
坂路SLOPE3のときには、第12d図に示すよ
うにPD02〜PD006を、スロツトルバルブ開
度THROに関係のない、第2速度及び第3速で
出し得る最高車速値として書き込む。また、シフ
トレバーポジシヨンが“L”のときおよび急傾斜
坂路2のときには、第12e図に示すように、す
べてのパターンPD001〜PD006を、スロツ
トル開度THROに関係のない、各速度段に対応
する最高車速値として書き込む。これらの各種モ
ードのパターンPD001〜PD006を参照した
速度段切換えは、次のようにしておこなわれる。
すなわち、分周器406(第7図)の出力パルス
に基づいて周期的におこなわれる割込プログラム
の実行により坂路が検出され、それに従つて前述
した第12a図〜第12e図に示す各モードの1
つが選択される。今平担路走行でシフトレバーポ
ジシヨンが“D”であると第12a図に示す各パ
ターンPD001〜PD006が特定され、現在の
速度段SRとスロツトル開度θを参照して、それ
らが例えばθ=9,SR=2であると、その速度
領域の境界パターンPD002とPD003のθ=
9の車速値Y1≒15とX2=70を読み取つて実際
の車速値ASと比較し、AS<15=Y1であれば2→
1変速指令を発し、AS≧70=X2であると2→3
変速指令を発し、15≦AS<70であると現状固定
のため変速指令を発しない。シフトレバーポジシ
ヨンが他の位置であるときや坂路8〜2であると
きには、それらに対応したモード(第12b図〜
第12d図)のパターンPD001〜PD006の
2つ(高速切換側と低速切換の境界)の車速値
が、現在の速度段を参照して選択され、実際の車
速がこれらの車速値と比較される。しかしながら
シフトレバー“D”で平担路走行であるときにす
べての速度段への切換が自動的におこなわれるの
に対して、シフトレバーポジシヨンが“3”,
“2”,“L”であるときや、坂路走行であるとき
には、それらに応じて高速側の参照パターンデー
タつまり車速比較データが各速度段においてエン
ジン最高回転に対応する車速値に決定されている
ので、万一運転者が、例えばシフトレバーポジシ
ヨン“3”のまま加速し第3速の最高速車に達す
ると変速が行われてエンジンのオーバラン(過回
転)を防止するようになつている。シフトダウン
パターンPD002,PD004,PD006もシ
フトさせるのは摘切なエンジンブレーキを得るた
めである。このように参照データであるシフトア
ツプパターンをスロツトルバルブの開度にかかわ
りなく高い車速値に固定することにより、坂路走
行において一時的な変速切換によるハンチングが
なくなる。なお、念のため上記した変速段の選択
をも少し具体的に説明すると、SLOP=2(第1
2d図)のときは、車輛が坂路を2速で走行して
いる際、変速比が適切でないので1速で走行する
ように、パターンPD001〜PD006が定めら
れている(第12d図)。よつて1→2変速点X
1,2→1変速点Y1を高速側(第12d図の例
ではX1=65Km/h,Y1=54Km/h)へ固定
し、他の変速点X2,Y2,X3,Y3について
も1→3変速、1→4変速が行われるのを防止す
るため、1→2変速点よりも高速側(第12d図
の例ではX2=106Km/h,Y2=96Km/h,X
3=140Km/h,Y3=129Km/h)へ各々固定さ
れている。SLOPE=4のときは、車輛が坂路を
3速で走行している際変速比が適切でないから、
2速又は1速で走行するように各パターンが定ま
つている。よつて1→2変速、2→1変速につい
ては平担路における変速パターンPD001,PD
002を用い、2→3変速点X2、3→2変速点
Y2を高速側(第12c図の例ではX2=106
Km/h,Y2=96Km/h)に固定する。更に
SLOP=2の場合と同様に3→4変速点X3、4
→3変速点Y3についてもX2Y2より高速側へ
固定する。SLOPE=8(第12b図)のとき
は、車輛が4速で走行している際変速比が適切で
ないから、3速、2速又は1速で走行するように
各パターンが定められる。よつて、1→2変速、
2→1変速、2→3変速、3→2変速については
平担路にかける変速パターンPD001,PD00
2,PD003,PD004を用い、3→4変速X
3、4→3変速Y3を高速側(第12b図の例で
はX3=140Km/h,Y3=129Km/h)へ固定す
る。シフトレバー位置センサーによつて読込まれ
たシフトレバー位置は、POSi2としてRAM40
3又はCPU401の内部RAMの所定アドレスに
記憶され前回に記憶されたPOSi2は、前回のシ
フトレバー位置としてPOSi1のメモリアドレス
へ記憶されるシフトレバーが“N”および“R”
の場合は、そのままプログラムの先頭へ戻るが、
プログラムの先頭へ戻る前にソレノイド320,
330について必要なコントロールを行う。現在
の変速段は、RAM403又はCPU401の内部
RAMの所定アドレスに記憶されている。変速段
は、本実施例においては、1速、2速、3速、4
速の4段であるから、変速する場合に、比較すべ
き変速点は3点あることになる。たとえば現変速
段が第1速の場合、現実の変速を無視すれば可能
な次の変速モード変速は、1→2変速、1→3変
速、1→4変速である。現変速段が2速の場合
は、2→1変速、2→3変速、2→4変速、現変
速段が3速の場合は、3→4変速、3→2変速、
3→1変速、現変速段が4速の場合は、4→3変
速、4→2変速、4→1変速である。以上のよう
にして、現変速段に対して3つの変速点を作るこ
とができる。この3つの変速点をPAX1,PAX
2,PAX3とすると、現変速段に対して6つの
変速点(1→2:X1,2→1:Y1,2→3:
X3,3→2:Y2,3→4:X3,4→3:Y
3)の中から必要な3つの変速点PAX1,PAX
2,PAX3を決定することができる。これを第
5表に示す。
背設したスプール222を備え、第1速ではソレ
ノイド弁330は通電され油路112は排圧され
ているので、スプール222は油路113を経て
右端油室223に供給される油圧で図示右方に設
定され、第2速ではソレノイド弁330は非通電
され油路112に油圧が生じスプール222は図
示左方に設定される。第3,4速においては後記
する2−3シフト弁のスプール232が図示右方
に設定され油路113を通じて左端油室が排圧さ
れるのでスプール222は図示左方に固定され
る。 2−3シフト弁230は一方にバネ231を背
設したスプール232を備え、第1,2速ではソ
レノイド弁320が通電されており油路111に
油圧は生じていないのでスプール232は、ばね
231の作用で図示左方に設定され、第3,4速
ではソレノイド弁320が非通電され油路111
に油圧が生じ図示右方に設定される。 3−4シフト弁240は一方にばね241を背
設したスプール242を備え、第1,2速では油
路114を経て油室243にライン圧が入りスプ
ール242は図示左方に固定される。第3,4速
では油路114が排圧されると共に第3速はソレ
ノイド弁330が通電され油路112は排圧され
ているのでばね241の作用でスプール242は
図示左方に設定され、第4速ではソレノイド弁3
30が非通電され油路112に油圧が生じスプー
ル242は図示右方に設定される。 スロツトル弁200はアクセルペダルの踏み込
み量に応じインジケータ弁201がストロークし
て該弁201とバルブスプール202との間のば
ね203を圧縮しスロツトル圧を油路124に生
ぜしめる。 マニユアル弁210がN位置にあるときソレノ
イド弁330は非通電され油路112に油圧が生
じているので3−4シフト弁240は左端油室2
44に油圧が供給されスプール242は図示右方
に設定されている。この状態で油路104は3−
4シフト弁240を介して油路115と連絡し、
ブレーキB0は係合されており、油路120はド
レインボートと連絡して排圧されクラツチC0は
開放状態にあり、オーバドライブ機構8はオーバ
ドライブのギヤ係合がなされている。 マニユアル弁210をR位置に手動シフトする
と、油路110に油圧が生じスプール232が図
示左方に設定された2−3シフト弁230および
油路114を介して3−4シフト弁240の右端
油室243に油圧が供給される。これによりN−
Rシフト時1秒程の間オーバドライブ機構2にお
いてはオーバドライブのギヤ係合が保たれ、遊星
歯車機構8では後退のギヤ係合がなされる。N−
Rシフト後1秒間が経過すると油室243の油圧
は高くなりスプール242は図示左方へ移動し油
路104は油路120と連絡してクラツチC0に
油圧が供給され、油路115は排圧されるのでブ
レーキB0は開放されると共にクラツチC0は係合
され、オーバドライブ機構2は直結のギヤ係合と
なり、プラネタリギヤユニツトは通常の後進状態
となる。 また手動でN−Dシフトをした場合、第1速で
は1−2シフト弁220のスプール222は図示
右方にあり、ブレーキB1,B2に連絡する油路1
16,117は排圧され、ブレーキB2に連絡す
る油路118にも油圧が供給されていないのでブ
レーキB1,B2,B3は開放されている。 また第1速ではデユアルシーケンス弁340は
油路105から分枝した油路108を経て右端油
室341に供給されたライン圧により、背設され
たばね345を圧縮してスプール347は図示左
方に設定されている。 車速が予定の大きさになつたときコンピユータ
の出力でソレノイド弁330が非通電され、1−
2シフト弁220のスプール222は図示左方に
移動し、油路105,117を経て供給されたラ
イン圧、流量制御弁310とアキユムレータ28
0とを介してブレーキB2を除々に係合せしめる
と共に油路128を経てデユアルシーケンス弁3
40の左端油室346に供給される。これにより
ばね345の弾性力と漸増する油室346の油圧
の和がランド342に加わるライン圧より大きく
なつた時点スプール347は図示右方に動かされ
始める。設定した時間後スプール347が図示右
方に移動すると、ブレーキB1はソレノイド弁3
20の通電により2−3シフト弁230のスプー
ル232が図示左方にあるので、油路106→2
−3シフト弁230→油路113→インタミデユ
エイトコーストモジユレータ弁255→油路12
4→1−2シフト弁220→油路116→デユア
ルシーケンス弁340→油路125の順で油圧が
供給され係合する。これによりエンジンブレーキ
の働く第2速が得られる。この際デユアルシーケ
ンス弁340はブレーキB2が係合して変速機部
が2速状態になつた後ブレーキB1を係合せしめ
る係合のタイミングをとる作用をなす。 第3速へのシフトは車速、スロツトル開度等が
所定値に達したときコンピユータの出力でソレノ
イド弁320が非通電され、2−3シフト弁23
0のスプール232は図示右方に移動し、油路1
06,121、流量制御弁305を経て油圧が供
給されてクラツチC2が係合し、同時に1−2シ
フト弁220のスプール222が油室223の排
圧とばね221の作用で図示左方に固定されてな
される。 この第3速においては、デユアルシーケンス弁
340は油路121と分枝した油路122からラ
ンド342と該ランド342より所定寸法だけ大
径のランド343とで形成された油室344に供
給され、スプール347は図示左方に移動される
ので、油路125は排油口と連通して排圧されブ
レーキB1は解放される。 第4速へのシフトは上記と同様コンピユータの
出力でソレノイド弁330が非通電され、3−4
シフト弁のスプール242が図示右方に移動し、
油路120が排圧されると共に油路115に油圧
が供給され、クラツチC0が解放されると共にブ
レーキB0が係合してなされる。 第4速から第3速への4−3ダウンシフトは上
記3−4シフトと逆の順序でなされ、ソレノイド
弁330が通電され3−4シフト弁240のスプ
ール242は図示右方に移動し、油路115が排
圧されると共に油路120に油圧が供給され、ブ
レーキB0が開放されると共にクラツチC0が係合
してなされる。第3速から第2速への3−2ダウ
ンシフトは、ソレノイド弁320が通電され2−
3シフト弁230のスプール232は図示左方に
移動し、油路121が排圧されてクラツチC2が
解放し、これに伴ない一方向クラツチF1の係合
が終了した後、油路121から分枝した油路12
2とこれに連結された油室344が排圧され、デ
ユアルシーケンス弁340のスプール347は、
油路128から油室346に供給された油圧とば
ね345の弾性力でランド342に加えられた油
圧に抗して図示右方に動かされ、油路125は油
路116と連結され、ブレーキB1の係合が行な
われる。この際、デユアルシーケンス弁340は
一方向クラツチF1の係合とブレーキB1の係合と
の間の係合のタイミングをとる作用をなす。 マニユアル弁210が3位置にあるとき、第
1,2,3速は上記D位置のときと同様のシフト
がなされるが、油路106,114を経て3−4
シフト弁の右端油室243にライン圧が入りスプ
ール242を図示左方に固定するので、第4速へ
のシフトは生じない。またマニユアル弁210が
D位置で第4速の走行中に手動でD−3シフトを
行なつた場合、ただちに第3速にダウンシフトが
なされる。 マニュアル弁210が2位置にあるとき、第1
速はマニュアル弁がD位置にあるときと同じであ
り、第2速では油路106,116を経てブレー
キB1を係合させエンジンブレーキがきくように
されている。また第3速状態で走行中2位置に手
動シフトしたときは、予定した速度まで減速した
時点でコンピユータの出力がソレノイド弁320
を通電させ、3−2ダウンシフトを生じさせる。 マニュアル弁210が1位置にシフトされたと
きは、油路109に油圧が入り、2−3シフト弁
230の右端油室233にライン圧が供給されス
プール232は図示左方に固定され、即時に4−
2または3−2のダウンシフトが生じる。2−1
ダウンシフトは所定の車速まで減速したときコン
ピユータの出力でソレノイド弁330が非通電さ
れてなされる。また同時に油路109の油圧は油
路107、ローコーストモジユレータ弁250、
油路123,118を経てブレーキB3を係合さ
せる。 ロツクアツプクラツチコントロール弁360
は、ばねを背設したスプールを有し、ロツクアツ
プコントロールソレノイド弁370が消勢のとき
には、スプールの上端室と下端室が同圧であるた
めばね力で図示の如く下方に移動しており、直結
クラツチ50の油路Aに油路103′の油圧を、
油路Bに補助圧力調整弁103およびクーラバイ
パス弁350を介してドレイン油圧を与えてお
り、これにより直結クラツチ50を解除(非ロツ
クアツプ)している。ロツクアツプコントロール
ソレノイド弁370が付勢のときには、ロツクア
ツプクラツチコントロール弁360においてスプ
ールがばね力に抗して上方に駆動され、直結クラ
ツチ50の油路Aはドレイン油圧に、油路Bは油
路103′の油圧になり、これにより直結クラツ
チ50を結合(ロツクアツプ)する。 以上に説明した第6図の油圧回路においては、
一つのデユアルシーケンス弁340で1−2シフ
ト時と3−2ダウンシフト時とにおけるブレーキ
B1、ブレーキB2、一方向クラツチFの作用のタ
イミングをとることが可能である。 第7図に、ソレノイド弁330,320および
370を開閉制御して自動変速制御およびロツク
アツプ制御をおこなうデジタル電子制御装置40
0の概略構成を示す。デジタル電子制御装置40
0は、中央処理ユニツト又はマイクロプロセツサ
と呼ばれ、高度デジタル演算処理機能を有する大
規模集積半導体論理装置(以下においてCPUと
略称する)401を主たる構成要素とし、かつそ
の論理動作制御プログラム、および、各種データ
を固定記憶した読取専用の記憶装置(以下におい
てROMと略称する)402,ROM402の読取
データおよび一時的な入出力データを記憶し読出
す読み書き記憶装置(以下においてRAMと称す
る)403、入出力ポート404,クロツクパル
ス発振器405、分周器406、および、読み書
き記憶装置を指定するシステムコントローラ40
7で構成される。 CPU401とROM402およびRAM403
は、アドレスライン、データラインおよびクロツ
クパルスラインが共通につながれており、基本ク
ロツクは発振器405より発生され、各装置40
1〜403,406の基本クロツク入力端子に印
加される。分周器406はこの基本クロツクを分
周してCPU401の割込端子に印加する。この
実施例においては、割込み、車輛の走行状態より
坂路走行への変化、又は坂路走行さら平担路走行
への変化を検出し、これに対応して走行レンジ切
換の拘束又は走行レンジ切換の制御条件を変更す
るために、前記分周器406の出力パルス周期で
おこなわれる。CPU401における割込動作の
概略を第8図に従つて説明すると、後述する
ROM402のプログラムは、プログラムカウン
タによつて一番地づつ進められる。割込機能とは
CPU401の割込端子にパルスが印加されたと
き、プログラムカウンタの番地をある特定番地
(第8図では3CH番地)へ強制的に移動させる機
能であり、この割込機能を遂行させる割込命令は
CPU401に保持し、割込を実行するとエラー
になるようなプログラム番地では、割込命令を実
行しないようにしている。割込命令は割込が割込
可能なプログラムの番地ABHまで保持され、そ
こで割込が認識され、プログラムカウンタのコー
ドが特定の割込番地(第8図では3CH番地)に変
わり、その番地のプログラムの実行が終了する
と、割込命令認識番地の次の番地ACHへ戻る。 ROM402にはこのような割込検出および割
込実行のプログラムの他に、後述するところの、
平担路走行における走行速度レンジ判断プログラ
ムおよびその参照データ、走行速度レンジ切換プ
ログラム、坂路走行検出プログラムおよびその参
照データ、走行速度レンジ切換拘束プログラム、
拘束解除プログラム等々のプログラムデータ、お
よび、それらの判断、検出に供する参照データ、
ならびに、非ロツクアツプ拘束プログラム、ロツ
クアツプ一時解除プログラム、スロツトル開度加
速検出プログラム等のプログラムデータおよびそ
の実行に参照する定数データが格納されている。
これらのプログラムの実行は、主に、シフトレバ
ー位置(L,2,3,D,R等)、車速(自動変
速機の出力軸の回転速度)およびスロツトル開度
の各状態に応じておこなわれ、プログラムの実行
によりソレノイド弁320,330および370
が開閉制御される。 そのため、入出力ポート404に、シフトレバ
ー位置センサ410、車速信号発生器420、ス
ロツトル開度センサ430、およびソレノイドド
ライバ440,441,442が接続されてい
る。なお、第7図および以下の説明においては入
出力ポート404および分周器406がROM4
02,RAM403と別体となつているものとし
て説明するが、入出力ポートが1チツプ内に収め
られたROMおよびRAM、更には分周器および入
出力ポートが1チツプ内に収められたRAMも存
在する。したがつて図面上の表示ならびに以下に
説明する構成の説明は、1つの表現方式に従うも
のであつて、各装置又は素子をすべてその通りに
組合わせる必然性がない場合もあることに注目さ
れたい。 第9a図に、第8図に示すデジタル電子制御装
置400の、基本素子の一具体例を示す。この例
においては、ROM402は2つのチツプ402
−1と402−2で構成されている。 +5Vの定電圧が各部に印加され、かつスイツ
チ407が閉じられることにより、ROM402
−1,402−2のプログラムの先頭
(START)より制御動作が開始され、ROM40
2−1,402−2に格納したプログラムに従つ
て、後述する各動作が繰り返し続行される。+5V
の定電圧は第9b図に示す定電圧回路より与えら
れる。 車速ゼネレータ420は、第9c図に示すよう
に、変速機の出力軸に連結した永久磁石の回転を
検出する誘導コイル421とパルス化回路422
で構成されており、出力軸の回転数に比例する周
波数のパルスがパルス化回路422より出力され
る。この出力パルスは、カウンタCOUのカウン
トパルス入力端CLKに与えられる。カウンタ
COUのカウントコードはラツチLUTに与えられ
る。RAM403の出力端TimerOUTより定周期
のパルスが分周器FDEに与えられている間、こ
のラツチ動作とカウント動作が継続される。した
がつてラツチLUTの出力コードが車速を表わ
し、ROM402−1の入力ポートRA0〜RA7
に印加される。 ROM402−1の端子PB0〜PB7に、第9d
図に示す如くコネクタ451,452を介してシ
フトレバー位置センサ410のスイツチが接続さ
れる。また、RAM403のポートPA0〜PA7
に、第9f図に示す如くコネクタ453,454
を介してスロツトル開度センサ430が接続さ
れ、同様にRAM403のPB0〜7ポートに第9
g図に示す如きソレノイドドライバ440〜44
2が接続される。 スロツトル開度センサ430は、スロツトルバ
ルブの回動軸と連結され、この回動軸と共に回転
する軸431と、それに固着されたロータリ接点
(複数)と、接点数と等しい固定接片を有する、
ポテンシヨメータタイプのデジタルコード発生器
であり、その端子リード引出側の平面図を第10
a図に示し、そのZB−ZB線断面図を第10b図
に示す。デジタルコード発生器430は、4ビツ
トコードで0〜15の16ステツプのスロツトル開
度を表わすようにしたものであり、第1桁から第
4桁のそれぞれのビツト信号を出力する4本の出
力リード4321〜4324と一本のアース接続
リード432Gが円板状のプリント基板433の
分割プリント電極のそれぞれに接続されている。
プリント基板433の拡大平面図を第10c図に
示す。プリント基板433には第1桁〜第4桁の
各ビツト出力を得るための分割電極4331〜4
334とアース電位に維持される分割電極433
Gが形成されており、4個の分割電極4331〜
4334は、プリント基板433を90゜毎に4分
割した場合各分割部分に配置されている。このプ
リント基板433はハウジングベース434に固
着されている。軸431には弾性材で作られたス
ライダ435が固着されている。このスライダ4
35の平面図を第10d図に示す。このスライダ
435には、90゜の間隔で4本のアーム4351
〜4354が形成されており、かつアーム435
1と4354の間にもう1つのアーム435Gが
形成されている。これらのアーム4351〜43
54と435Gのそれぞれの先端部には、接点部
材4361〜4364,436Gのそれぞれが固
着されており、第10b図は示すようにハウジン
グにプリント基板433を固着し、かつ軸431
を固着した状態において、接点部材4361〜4
364のそれぞれは、分割電極4331〜433
2のそれぞれの最も外方にある凹凸の電極部分に
位置してその部分に接触し、接点部材436Gは
分割電極433Gの最も内側の弧状部に接触す
る。つまり、軸431の回動範囲(90゜)におい
て接点部材436Gは常に分割電極433Gに接触
するが、接点部材4361〜4364のそれぞれ
は、分割電極4331〜4334のそれぞれの、
最外方電極パターンに応じて、各分割電極に接触
したり、あるいはしなかつたりする。たとえば分
割電極4331について見ると、それに接点部材
4361が接触しているときはアース電位であ
り、それにスルーホールメツキおよび裏面電極を
介して接続された接続リード4321はアース電
位であるが、接点部材4361が接触していない
ときには接続リード4321および分割電極43
31は+5Vのレベルである。これは第9e図に
示すようにコネクタ453および454を介して
リード4321に+5Vの電圧が印加されるから
である。各分割電極4331〜4334には、こ
のように、軸431つまりスライダ435の回転
角に応じてアースレベル又は+5Vレベルとなる
電極パターンが形成されている。この実施例にお
いては、軸431の90゜の回動範囲を16分割して
スロツトル開度を16段階で表わすようにされてお
り、各分割電極4331〜4334の電極パター
ンは、軸431の回動角に対応して、第10e図
に示すように、グレイパターンでアースレベル
「0」と+5Vレベル「1」となるようにされてお
り、接続リード4321〜4324の出力θ1〜
θ4の4ビツトでスロツトル角度0〜15のそれ
ぞれを表わすようにされている。このようなグレ
イパターンとするのは、接点部材4361〜43
64が瞬間あるいは一時的に分割電極4331〜
4334と非接触状態になつても、その時点にコ
ードθ1〜θ4で表わされるスロツトル開度が実
際の開度と大差がないようにするためである。今
たとえばスロツトル開度3(0010)から4
(0100)にかわるとき、接点部材4363が分割
電極4334に接触するまでの過渡状態において
開度コードは0010のままで開度3を表わし、開度
4前後から離れた開度を表わすことがない。通常
の2進コードの場合には、たとえば開度3は0011
で表わされ開度4は0100で表わされるが、0011か
ら0100に変わる間に、0111(開度7)、0101(開
度5)、0000(開度0)、又は0001(開度1)など
の、開度3,4とは離れた開度を表わすコードを
生ずることがあるが、前述のスロツトル開度セン
サ430では、このような飛び離れたコードを生
ずることはない。 第11a図に同じ構造のソレノイドバルブ32
0,330,370の1つの背面を示し、その
ZIB−ZIB線断面図を第11b図に示す。このソ
レノイドバルブは、バルブプレート437とキヤ
リア438をスポツト溶接により接合し、バルブ
プレート437にオリフイスプレート439をプ
ロジエクシヨン溶接により接合した後、キヤリア
438の穴にスリーブ440を挿入してその先端
をバルブプレート437に当て、次いでスリーブ
440の後端にコア441の先端を押し付けてコ
イルケース442を装着した状態でバツクプレー
ト443にかしめによりキヤリア438およびコ
ア441の尾端を固着したものである。なお、4
44はプランジヤ、445は圧縮スプリングであ
る。このソレノイドバルブでは、バルブプレート
437の厚みとスリーブ440の長さの和でオリ
フイスプレート439とプランジヤ441の距離
すなわちプランジヤ作動空間が決定されており、
その精度はバルブプレート437の厚みとスリー
ブ440の長さの精度のみに依存し、プランジヤ
441の長さ誤差やバツクプレート443の厚み
誤差はプランジヤ444の作動空間の決定には影
響を及ぼさない。 この実施例においては、シフトレバー210の
ポジシヨンがドライブ「D」で平担路走行のとき
の、第1速から第2速へ(1→2)、第2速から
第3速へ(2→3)、第3速から第4速へ(3→
4)およびそれらの逆へ(4→3)、(3→2)、
(2→1)の変速における境界の速度は第12a
図に示すようにPD001〜PD006と定められ
ており、ROM402の6個のメモリ領域にそれ
ぞれスロツトル開度をアドレスとしてPD001
〜PD006の車速値がメモリされている。この
第12a図に示すパターンはシフトレバーが
“D”位置にあつて平担路走行において変速段切
換のための参照データとされ、また坂路走行の場
合には、坂路傾斜に応じてそのパターンに変更を
加えて変速段切換のための参照データとされ、シ
フトレバーが“3”,“2”および“1”位置にあ
るときには、それぞれ3→4,2→3および1→
2の変速段切換を拘止するパターンに変更され
る。つまり、第12a図に示すパターンが標準パ
ターンである。このパターンの変更は、シフトレ
バーのポジシヨンPOSiあるいは割込プログラム
で検出された坂路傾斜(SLOPE2,SLOPE4お
よびSLOPE8の3種)に基づいて、標準パター
ンをROM402−1,402−2からRAM40
3に書き込むときにおこなわれる。すなわち、シ
フトレバーが“3”位置にあるときには、標準パ
ターンをRAM403に書き込むときに、PD00
5を、第12b図に示すように、その車輛ではシ
フトレバーポジシヨン“3”および緩傾斜坂路
SLOPE8のときにはRAM403に第12c図に
示すように、PD005とPD006をスロツトル
開度THROに関係しない一定車速すなわちエン
ジン最高回転速度に対応するその車輛における第
3速で出し得る最高速度(140Km/h)に書き替
えて速度段切換のための参照データを作成する。
同様にしてシフトレバーポジシヨンおよび中傾斜
坂路SLOPE3のときには、第12d図に示すよ
うにPD02〜PD006を、スロツトルバルブ開
度THROに関係のない、第2速度及び第3速で
出し得る最高車速値として書き込む。また、シフ
トレバーポジシヨンが“L”のときおよび急傾斜
坂路2のときには、第12e図に示すように、す
べてのパターンPD001〜PD006を、スロツ
トル開度THROに関係のない、各速度段に対応
する最高車速値として書き込む。これらの各種モ
ードのパターンPD001〜PD006を参照した
速度段切換えは、次のようにしておこなわれる。
すなわち、分周器406(第7図)の出力パルス
に基づいて周期的におこなわれる割込プログラム
の実行により坂路が検出され、それに従つて前述
した第12a図〜第12e図に示す各モードの1
つが選択される。今平担路走行でシフトレバーポ
ジシヨンが“D”であると第12a図に示す各パ
ターンPD001〜PD006が特定され、現在の
速度段SRとスロツトル開度θを参照して、それ
らが例えばθ=9,SR=2であると、その速度
領域の境界パターンPD002とPD003のθ=
9の車速値Y1≒15とX2=70を読み取つて実際
の車速値ASと比較し、AS<15=Y1であれば2→
1変速指令を発し、AS≧70=X2であると2→3
変速指令を発し、15≦AS<70であると現状固定
のため変速指令を発しない。シフトレバーポジシ
ヨンが他の位置であるときや坂路8〜2であると
きには、それらに対応したモード(第12b図〜
第12d図)のパターンPD001〜PD006の
2つ(高速切換側と低速切換の境界)の車速値
が、現在の速度段を参照して選択され、実際の車
速がこれらの車速値と比較される。しかしながら
シフトレバー“D”で平担路走行であるときにす
べての速度段への切換が自動的におこなわれるの
に対して、シフトレバーポジシヨンが“3”,
“2”,“L”であるときや、坂路走行であるとき
には、それらに応じて高速側の参照パターンデー
タつまり車速比較データが各速度段においてエン
ジン最高回転に対応する車速値に決定されている
ので、万一運転者が、例えばシフトレバーポジシ
ヨン“3”のまま加速し第3速の最高速車に達す
ると変速が行われてエンジンのオーバラン(過回
転)を防止するようになつている。シフトダウン
パターンPD002,PD004,PD006もシ
フトさせるのは摘切なエンジンブレーキを得るた
めである。このように参照データであるシフトア
ツプパターンをスロツトルバルブの開度にかかわ
りなく高い車速値に固定することにより、坂路走
行において一時的な変速切換によるハンチングが
なくなる。なお、念のため上記した変速段の選択
をも少し具体的に説明すると、SLOP=2(第1
2d図)のときは、車輛が坂路を2速で走行して
いる際、変速比が適切でないので1速で走行する
ように、パターンPD001〜PD006が定めら
れている(第12d図)。よつて1→2変速点X
1,2→1変速点Y1を高速側(第12d図の例
ではX1=65Km/h,Y1=54Km/h)へ固定
し、他の変速点X2,Y2,X3,Y3について
も1→3変速、1→4変速が行われるのを防止す
るため、1→2変速点よりも高速側(第12d図
の例ではX2=106Km/h,Y2=96Km/h,X
3=140Km/h,Y3=129Km/h)へ各々固定さ
れている。SLOPE=4のときは、車輛が坂路を
3速で走行している際変速比が適切でないから、
2速又は1速で走行するように各パターンが定ま
つている。よつて1→2変速、2→1変速につい
ては平担路における変速パターンPD001,PD
002を用い、2→3変速点X2、3→2変速点
Y2を高速側(第12c図の例ではX2=106
Km/h,Y2=96Km/h)に固定する。更に
SLOP=2の場合と同様に3→4変速点X3、4
→3変速点Y3についてもX2Y2より高速側へ
固定する。SLOPE=8(第12b図)のとき
は、車輛が4速で走行している際変速比が適切で
ないから、3速、2速又は1速で走行するように
各パターンが定められる。よつて、1→2変速、
2→1変速、2→3変速、3→2変速については
平担路にかける変速パターンPD001,PD00
2,PD003,PD004を用い、3→4変速X
3、4→3変速Y3を高速側(第12b図の例で
はX3=140Km/h,Y3=129Km/h)へ固定す
る。シフトレバー位置センサーによつて読込まれ
たシフトレバー位置は、POSi2としてRAM40
3又はCPU401の内部RAMの所定アドレスに
記憶され前回に記憶されたPOSi2は、前回のシ
フトレバー位置としてPOSi1のメモリアドレス
へ記憶されるシフトレバーが“N”および“R”
の場合は、そのままプログラムの先頭へ戻るが、
プログラムの先頭へ戻る前にソレノイド320,
330について必要なコントロールを行う。現在
の変速段は、RAM403又はCPU401の内部
RAMの所定アドレスに記憶されている。変速段
は、本実施例においては、1速、2速、3速、4
速の4段であるから、変速する場合に、比較すべ
き変速点は3点あることになる。たとえば現変速
段が第1速の場合、現実の変速を無視すれば可能
な次の変速モード変速は、1→2変速、1→3変
速、1→4変速である。現変速段が2速の場合
は、2→1変速、2→3変速、2→4変速、現変
速段が3速の場合は、3→4変速、3→2変速、
3→1変速、現変速段が4速の場合は、4→3変
速、4→2変速、4→1変速である。以上のよう
にして、現変速段に対して3つの変速点を作るこ
とができる。この3つの変速点をPAX1,PAX
2,PAX3とすると、現変速段に対して6つの
変速点(1→2:X1,2→1:Y1,2→3:
X3,3→2:Y2,3→4:X3,4→3:Y
3)の中から必要な3つの変速点PAX1,PAX
2,PAX3を決定することができる。これを第
5表に示す。
【表】
シフトレバー位置による変速点の変更はたとえ
ば前述の第12a図、第12b図に示すように固
定する(第12a図では“D”レンジ及び第12
b図では“3”レンジの例が示してある)。シフ
トレバー“D”のときは変更しない。“3”レン
ジの時は、3→4変速が行われないように、
PAX3(3→4変速点)を高速側(例えば223
Km/h)へ固定する。“2”レンジの時は、第1
2e図に示つように2→3変速、3→4変速が行
ななわれないようにPAX2(2→3変速点)と
PAX3(3→4変速点)を高速側へ固定する。
“L”レンジの時は、第12d図に示すように1
→2変速、2→3変速、3→4変速が行なわれな
いようにPAX1(1→2変速点)とPAX2(2
→3変速点)とPAX3(3→4変速点)を高速
側へ固定する。次に車速(RPM)と3つの変速
点を比較し、その時点の車速による変速段を決定
する。すなわち変速段は、車速(RPM)、シフト
レバー位置POSi2および道路状況SLOPとにより
決定する。このようにして現変速段に対する次の
変速段が決定されると、第4表に示すようにソレ
ノイド弁320および330を動作させるべく出
力がおこなわれる。 次に前述の割込について説明する。この割込は
すでに触れたように坂路検出と坂路解除をするも
のである。まず坂路検出を説明すると、車の走行
中の運転方程式は次のように表わされる。 T=μrW+μaSV2+α/100W +0.278(W+ΔW)/gdV/dt −(8) ここで T:車のけん引力(Kg) μr:ころがり低抗係数 μa:空気抵抗係数 W:車の重量(Kg) ΔW:車の回転部分の相当重量(Kg) S:車の前面投影面積(m2) V:車速(Km/h) dV/bt:車の加速度(Km/h sec) α:路面の勾配(%)(α=sinβ;βは路面傾
斜) g:重量の加速度(9.8m/sec2) 平担路を定常走行しているときのけん引力を
TOとおくと、(8)式より TO=μrW+μaSV2 −(9) (8),(9)式の関係をT−V線図上にえがくと第13
a図のようになる。いま、曲線T上である走行状
態Aを考えると、そのときの車速はVA、けん引
力はTAで表わされ、また同一速度VAなる定常走
行状態はT0曲線上の走行状態A0で表わされけん
引力はTA0である。走行状態AとA0におけるけ
ん引力の差TA−TA0は平担路定常走行状態に対
する車への負荷状態を表わし(8),(9)式より次のよ
うに導かれる。 TA−TA0=μ/100W+0.278W+ΔW/gdV/
dt(10) (10)式の関係をα対dV/dt線図上に表わすと第1
3 b図のように直線LAであらわされる。 当然のことながら第13b図上で平担路定常走
行状態が原点0で表わされ、その他のどのような
走行状態も第13b図上で一義的に表わすことが
できることは明白である。 走行状態がAであるときは第13b図から明ら
かなように平担路走行の場合は加速度
g(TA−TA0)/0.278(W+ΔW)で加速状
態にあり、もし加速度が 零である場合には勾配100(TA−TA0)/Wの坂
路を走 行していることになる。 同様にして路面勾配がα1であるときには加速
度は(dV/dt)1である。したがつて、どのような 走行状態においても、けん引力Tと車速Vおよび
加速度dV/dtを検出することにより坂路の勾配を一 義的に知ることができる。 尚、これまでは車の重量Wに関しては一定とい
う暗黙の仮定のもとに説明してきたが、(10)式から
明らかなように、重量Wは勾配α,加速度
(dV/dt)とともに車への負荷としては等価の関係
に あり、図上で破線LA 1はLAよりも重量が増した
状態を表わし、LAとLA 1の間では同じ加速度
(dV/dt)1を検出した場合であつてもα1,α1
1と いうように異つた坂路を走行していることにな
る。又同じ坂路α1を走行している場合には異つ
た加速度(dV/dt)1,(dV/dt)1 1を検出
することにな る。 したがつて以下においては車の重量については
ふれずに坂路を検出して変速を制御する方法につ
いて説明を進めていくが、坂路を「車の重量」又
は「坂路と車の重量を組合せたもの」とおきかえ
てもよいことは明らかである。 以上が坂路検出の原理である。 けん引力Tに対しては車輪駆動軸のトルク、ス
ロツトルの開度、エンジンの吸気管負圧等々を検
出することにより代用することもできる。 以後はスロツトル開度を用いて説明を進めてい
く。 1STギアでの色々な走行状態をスロツトル開度
−車速線図上に表わしたものが第14a図に示す
如くなり、図中パラメータとしての路面傾斜は加
速度0の場合である。 同様にしてこの実施例においては、各ギア段に
おいて第15a図、第15b図および第15c図
に示す如く、スロツトル開度と車速から定まる登
坂路走行領域、平担路走行領域(解除条件領域)
および降坂路走行領域を定めて、各領域は、
ROM402−1,402−2にスロツトル開度
をアドレスとして各領域の低速側の車速値と高速
側の車速値をメモリしておくことにより参照デー
タとして保持されており、坂路検出において、ソ
レノイド320,330の付勢状態に対応する変
速段レジスタのメモリデータを参照して走行ギア
段を把握し、スロツトル開度に対応する上記走行
ギア段のROMデータの登坂路の低速側L1に対
して実際の車速を比較して、坂路走行か否かを求
める。 解除条件検出ならびに坂路走行解除において
は、現在保持している坂路検出データがSLOPE
=8,4,2のいずれかにあるかを見て、ROM
データの解除条件の車速データの低速側SL1以上
に実車速が入つているか否かで平担路走行か否か
を判断し、解除走行が満されていると、坂路走行
(第12b図、第12c図あるいは第12d図)
を解除する。つまり、変速参照データを第12a
図に示す形に戻す。このようにROMデータを用
いて、負荷状況に応じて変速段のシフトアツプを
各走行段に応じた範囲で拘束するのは、坂路走行
や重負荷走行における変速の頻繁なアツプダウン
を防止するためである。このように坂路および負
荷に応じた変速制御をすることにより、ハンチン
グにない走行速度で、しかも坂路傾斜や車輛負荷
に適合した加減速特性が得られ、アクセルを踏ん
でも減速してしまうとか、あるいはエンジンブレ
ーキが弱いためブレーキを頻繁に使用してブレー
キ焼付を起こすとか、という従来の問題点が改善
され、円滑かつ合理的な自動変速制御がおこなわ
れる。 シフトレバーがN位置からD位置に、あるいは
N位置からR位置に変更されたときの衝撃を防止
するため、ソレノイド弁320および330のN
からDへの変更(第4表)およびNからRへの変
更(第4表)においてはそれらの付勢の切換をシ
フトレバーの位置変更より一定時間たとえば1秒
遅らせる。この1秒の時限は、ROM402に格
納された。0.01秒の時限(タイマー)プログラム
を100回遂行することにより得られる。 すでに説明したように、第2速、第3速および
第4速におけるロツクアツプ制御は、第1表に示
すテーブルALU,…CTCと、スロツトル開度およ
び実車速を参照しておこなわれ、これらのテーブ
ルは定数データとしてROM402にメモリされ
ている。ロツクアツプはスロツトル開度0で解除
し、かつ変速の直前から変速の直後まで所定時間
の間解除される。変速の前のロツクアツプ解除時
限(ロツクアツプ解除から変速までの時間)およ
び変速の後のロツクアツプ解除拘束時限(変速し
てからロツクアツプ是非の判定を開始するまでの
時間)は、いずれもスロツトル開度およびスロツ
トル開度の変化分を変数(アドレス)として、第
16a〜16b図に示す如く定められており、
ROM402にメモリされている。そして「変
速」となるとまずスロツトル開度をRAM403
又はCPU401の内部RAMにメモリし、次いで
0.1秒後のスロツトル開度を取り込んでその値よ
りメモリスロツトル開度を減算してスロツトル開
度変化分を求めてRAM403又はCPU401の
内部RAMにメモリして、現在のスロツトル開度
をアドレスとしてROM402より第16a図に
示すデータを読み出し、かつスロツトル開度変化
分をアドレスとしてROM402より第16b図
に示すデータを読み出して、これらを加えた値に
時限を設定し、0.01秒の時限プログラムをくり返
し遂行して設定時限となる変速をおこなう。そし
て変速をおこなうと前述と同様にしてスロツトル
開度を読み、スロツトル開度変化分を求めて
ROM402より第16c図および第16d図の
データを読んでそれらを加えた時限を設定し、時
限オーバとなると、変速によつてかわつた変速段
におけるロツクアツプ制御を開始する。このよう
にスロツトル開度およびスロツトル開度変化率で
ロツクアツプ解除および解除拘束時限を定めるの
は、変速時およびロツクアツプ投入時のシヨツク
を低減するためである。 次にフローチヤートを参照して上記実施例の全
体的な動作フローを説明する。まず、前述した各
動作において参照されるROM402に固定メモ
リされたデータを要約し、各データのメモリ領域
を説明の便宜上テーブル又は固定レジスタと称す
ると、それらのメモリ内容は次の第6表に示す通
りである。
ば前述の第12a図、第12b図に示すように固
定する(第12a図では“D”レンジ及び第12
b図では“3”レンジの例が示してある)。シフ
トレバー“D”のときは変更しない。“3”レン
ジの時は、3→4変速が行われないように、
PAX3(3→4変速点)を高速側(例えば223
Km/h)へ固定する。“2”レンジの時は、第1
2e図に示つように2→3変速、3→4変速が行
ななわれないようにPAX2(2→3変速点)と
PAX3(3→4変速点)を高速側へ固定する。
“L”レンジの時は、第12d図に示すように1
→2変速、2→3変速、3→4変速が行なわれな
いようにPAX1(1→2変速点)とPAX2(2
→3変速点)とPAX3(3→4変速点)を高速
側へ固定する。次に車速(RPM)と3つの変速
点を比較し、その時点の車速による変速段を決定
する。すなわち変速段は、車速(RPM)、シフト
レバー位置POSi2および道路状況SLOPとにより
決定する。このようにして現変速段に対する次の
変速段が決定されると、第4表に示すようにソレ
ノイド弁320および330を動作させるべく出
力がおこなわれる。 次に前述の割込について説明する。この割込は
すでに触れたように坂路検出と坂路解除をするも
のである。まず坂路検出を説明すると、車の走行
中の運転方程式は次のように表わされる。 T=μrW+μaSV2+α/100W +0.278(W+ΔW)/gdV/dt −(8) ここで T:車のけん引力(Kg) μr:ころがり低抗係数 μa:空気抵抗係数 W:車の重量(Kg) ΔW:車の回転部分の相当重量(Kg) S:車の前面投影面積(m2) V:車速(Km/h) dV/bt:車の加速度(Km/h sec) α:路面の勾配(%)(α=sinβ;βは路面傾
斜) g:重量の加速度(9.8m/sec2) 平担路を定常走行しているときのけん引力を
TOとおくと、(8)式より TO=μrW+μaSV2 −(9) (8),(9)式の関係をT−V線図上にえがくと第13
a図のようになる。いま、曲線T上である走行状
態Aを考えると、そのときの車速はVA、けん引
力はTAで表わされ、また同一速度VAなる定常走
行状態はT0曲線上の走行状態A0で表わされけん
引力はTA0である。走行状態AとA0におけるけ
ん引力の差TA−TA0は平担路定常走行状態に対
する車への負荷状態を表わし(8),(9)式より次のよ
うに導かれる。 TA−TA0=μ/100W+0.278W+ΔW/gdV/
dt(10) (10)式の関係をα対dV/dt線図上に表わすと第1
3 b図のように直線LAであらわされる。 当然のことながら第13b図上で平担路定常走
行状態が原点0で表わされ、その他のどのような
走行状態も第13b図上で一義的に表わすことが
できることは明白である。 走行状態がAであるときは第13b図から明ら
かなように平担路走行の場合は加速度
g(TA−TA0)/0.278(W+ΔW)で加速状
態にあり、もし加速度が 零である場合には勾配100(TA−TA0)/Wの坂
路を走 行していることになる。 同様にして路面勾配がα1であるときには加速
度は(dV/dt)1である。したがつて、どのような 走行状態においても、けん引力Tと車速Vおよび
加速度dV/dtを検出することにより坂路の勾配を一 義的に知ることができる。 尚、これまでは車の重量Wに関しては一定とい
う暗黙の仮定のもとに説明してきたが、(10)式から
明らかなように、重量Wは勾配α,加速度
(dV/dt)とともに車への負荷としては等価の関係
に あり、図上で破線LA 1はLAよりも重量が増した
状態を表わし、LAとLA 1の間では同じ加速度
(dV/dt)1を検出した場合であつてもα1,α1
1と いうように異つた坂路を走行していることにな
る。又同じ坂路α1を走行している場合には異つ
た加速度(dV/dt)1,(dV/dt)1 1を検出
することにな る。 したがつて以下においては車の重量については
ふれずに坂路を検出して変速を制御する方法につ
いて説明を進めていくが、坂路を「車の重量」又
は「坂路と車の重量を組合せたもの」とおきかえ
てもよいことは明らかである。 以上が坂路検出の原理である。 けん引力Tに対しては車輪駆動軸のトルク、ス
ロツトルの開度、エンジンの吸気管負圧等々を検
出することにより代用することもできる。 以後はスロツトル開度を用いて説明を進めてい
く。 1STギアでの色々な走行状態をスロツトル開度
−車速線図上に表わしたものが第14a図に示す
如くなり、図中パラメータとしての路面傾斜は加
速度0の場合である。 同様にしてこの実施例においては、各ギア段に
おいて第15a図、第15b図および第15c図
に示す如く、スロツトル開度と車速から定まる登
坂路走行領域、平担路走行領域(解除条件領域)
および降坂路走行領域を定めて、各領域は、
ROM402−1,402−2にスロツトル開度
をアドレスとして各領域の低速側の車速値と高速
側の車速値をメモリしておくことにより参照デー
タとして保持されており、坂路検出において、ソ
レノイド320,330の付勢状態に対応する変
速段レジスタのメモリデータを参照して走行ギア
段を把握し、スロツトル開度に対応する上記走行
ギア段のROMデータの登坂路の低速側L1に対
して実際の車速を比較して、坂路走行か否かを求
める。 解除条件検出ならびに坂路走行解除において
は、現在保持している坂路検出データがSLOPE
=8,4,2のいずれかにあるかを見て、ROM
データの解除条件の車速データの低速側SL1以上
に実車速が入つているか否かで平担路走行か否か
を判断し、解除走行が満されていると、坂路走行
(第12b図、第12c図あるいは第12d図)
を解除する。つまり、変速参照データを第12a
図に示す形に戻す。このようにROMデータを用
いて、負荷状況に応じて変速段のシフトアツプを
各走行段に応じた範囲で拘束するのは、坂路走行
や重負荷走行における変速の頻繁なアツプダウン
を防止するためである。このように坂路および負
荷に応じた変速制御をすることにより、ハンチン
グにない走行速度で、しかも坂路傾斜や車輛負荷
に適合した加減速特性が得られ、アクセルを踏ん
でも減速してしまうとか、あるいはエンジンブレ
ーキが弱いためブレーキを頻繁に使用してブレー
キ焼付を起こすとか、という従来の問題点が改善
され、円滑かつ合理的な自動変速制御がおこなわ
れる。 シフトレバーがN位置からD位置に、あるいは
N位置からR位置に変更されたときの衝撃を防止
するため、ソレノイド弁320および330のN
からDへの変更(第4表)およびNからRへの変
更(第4表)においてはそれらの付勢の切換をシ
フトレバーの位置変更より一定時間たとえば1秒
遅らせる。この1秒の時限は、ROM402に格
納された。0.01秒の時限(タイマー)プログラム
を100回遂行することにより得られる。 すでに説明したように、第2速、第3速および
第4速におけるロツクアツプ制御は、第1表に示
すテーブルALU,…CTCと、スロツトル開度およ
び実車速を参照しておこなわれ、これらのテーブ
ルは定数データとしてROM402にメモリされ
ている。ロツクアツプはスロツトル開度0で解除
し、かつ変速の直前から変速の直後まで所定時間
の間解除される。変速の前のロツクアツプ解除時
限(ロツクアツプ解除から変速までの時間)およ
び変速の後のロツクアツプ解除拘束時限(変速し
てからロツクアツプ是非の判定を開始するまでの
時間)は、いずれもスロツトル開度およびスロツ
トル開度の変化分を変数(アドレス)として、第
16a〜16b図に示す如く定められており、
ROM402にメモリされている。そして「変
速」となるとまずスロツトル開度をRAM403
又はCPU401の内部RAMにメモリし、次いで
0.1秒後のスロツトル開度を取り込んでその値よ
りメモリスロツトル開度を減算してスロツトル開
度変化分を求めてRAM403又はCPU401の
内部RAMにメモリして、現在のスロツトル開度
をアドレスとしてROM402より第16a図に
示すデータを読み出し、かつスロツトル開度変化
分をアドレスとしてROM402より第16b図
に示すデータを読み出して、これらを加えた値に
時限を設定し、0.01秒の時限プログラムをくり返
し遂行して設定時限となる変速をおこなう。そし
て変速をおこなうと前述と同様にしてスロツトル
開度を読み、スロツトル開度変化分を求めて
ROM402より第16c図および第16d図の
データを読んでそれらを加えた時限を設定し、時
限オーバとなると、変速によつてかわつた変速段
におけるロツクアツプ制御を開始する。このよう
にスロツトル開度およびスロツトル開度変化率で
ロツクアツプ解除および解除拘束時限を定めるの
は、変速時およびロツクアツプ投入時のシヨツク
を低減するためである。 次にフローチヤートを参照して上記実施例の全
体的な動作フローを説明する。まず、前述した各
動作において参照されるROM402に固定メモ
リされたデータを要約し、各データのメモリ領域
を説明の便宜上テーブル又は固定レジスタと称す
ると、それらのメモリ内容は次の第6表に示す通
りである。
【表】
【表】
同様にRAM403又はCPU401の内部PAM
の、一時データをメモリする領域を説明の便宜上
テーブル又はレジスタと呼ぶこととし、次の第7
表に示すようなデータが適宜メモリされるものと
する。なお、実際にはRAM403又はCPU40
1の内部RAMの1つのアドレスに時系列で別個
のデータを一時メモリすることがあり、必ずしも
第7表に示す如く各メモリ領域がただ1つ又は1
組のデータにのみ割り当てられるわけではないこ
とに注意されたい。つまり1つのあるいは1グル
ープのアドレスを、時系列で異つたテーブル名あ
るいはレジスタ名で使用することもある。
の、一時データをメモリする領域を説明の便宜上
テーブル又はレジスタと呼ぶこととし、次の第7
表に示すようなデータが適宜メモリされるものと
する。なお、実際にはRAM403又はCPU40
1の内部RAMの1つのアドレスに時系列で別個
のデータを一時メモリすることがあり、必ずしも
第7表に示す如く各メモリ領域がただ1つ又は1
組のデータにのみ割り当てられるわけではないこ
とに注意されたい。つまり1つのあるいは1グル
ープのアドレスを、時系列で異つたテーブル名あ
るいはレジスタ名で使用することもある。
【表】
【表】
第17a図から第17d図に、第6表および第
7表に示すテーブル又はレジスタを参照した、デ
ジタル電子制御装置400の自動変速制御および
自動ロツクアツプ制御の動作フローを示し、第1
7e図および第17f図に、割込でおこなう自動
坂路検出設定および解除設定の動作フローを示
す。以下、これらの図面を参照してデジタル電子
制御装置400の動作を説明する。 イグニツシヨンキーの装着に応答してデジタル
電子制御装置400の電源が投入され、装置40
0は電源投入に応答して、その制御対象機器、回
路の電源を、ROM402に固定メモリされてい
る電源投入シーケンスプログラムデータに基づい
て遂次投入する(第17a図のSTART)。そし
て第7表に示すテーブルおよびレジスタをすべて
クリアする。次に初期設定として、シフトレバー
ポジシヨンを読んでPOSレジスタ1にメモリする
(第17a図初期設定)。次に以下のフローに移
り、スロツトル開度および車速を読んでそれぞれ
THROレジスタおよび車速レジスタ1にメモリ
する。先にPOSレジスタ1に読み込んでいるレバ
ー位置(N:ニユートラル)からレバー位置が変
更(車ドライブ)されるのを検出するため、ま
ず、POSレジスタ1の内容をPOSレジスタ2にメ
モリし、次いでシフトレバー位置を読んでPOSレ
ジスタ1にメモリする。 (a):そしてPOSレジスタ1の内容を見て、それが
Nであると末だ車ドライブ設定(シフトレバー
位置の変更)がなされていないので、SOL1レ
ジスタ,SOL2レジスタおよびSOL3レジスタ
のメモリをすべてクリアし、ソレノイド弁32
0,330および370をすべて非通電とす
る。なお、イグニツシヨンキー装置直後は前述
の通りそれらのレジスタはクリアされており、
したがつてソレノイド弁320,330および
370のいずれも非通電であるので、クリアを
再度おこなう必要はないが、これは、Nより他
のシフトレバー位置からNにシフトされたとき
に、N条件に設定する、という意味がある。 (b):POSレジスタがRでPOSレジスタ2がNであ
ると(ステツプ=YES)、シフトレバーがN
−Rシフトされたことになるので、シヨツクの
防止のためまずタイマーレジスタNにROMレ
ジスタJのシヨツク防止時限をメモリする。そ
してN設定としてに戻り、ステツプ,で
POS1,POS2レジスタのいずれもRをメモリ
し、これによりステツプ,およびを通過
してステツプでYESとなり、タイマーレジ
スタNの内容から1を引いて残値をそれに更新
メモリし(カウントダウン)、0.01のタイマー
プログラムを実行し、それがタイマーオーバと
なると、タイマーレジスタNの内容が0(タイ
ムオーバ)となつていないと−〜を経
て、またタイマーレジスタNのカウントダウン
と0.01秒のタイマープログラムの実行をおこな
う。以下同様である。そしてタイマーレジスタ
Nのメモリが0となると、シヨツク防止時間が
経過したことになるので、に移り、R走行セ
ツト(第17b図の−)。なお、前述の時
限動作中にシフトレバーポジシヨンがかわる
と、そのとき必ずNになるので一度前記(a)とな
る。 (c):POSレジスタ1がRでPOSレジスタ2がNで
あると(ステツプ=YES)、シフトレバーが
N→Dとシフトされたことになるので、シヨツ
ク防止のためまずはタイマーレジスタNに
POMレジスタJのシヨツク防止時限をメモリ
する。そしてN設定としてに戻り、ステツプ
,でPOS1,POS2レジスタのいずれもDを
メモリし、これによりステツプ〜を通過し
てステツプでYESとなり、車が略停止であ
るか否かを見て略停止であると、変速段レジス
タに第1速を示す1をメモリし、シヨツク防止
時限を開始する。そして時限オーバとなるとス
テツプに移る。なお、車が略停止でないとき
には、あるいは、略停止でなくなつたときに
は、時限開始や継続をおこなう必要はなく(シ
ヨツクがないので)、ステツプに移る。 (d):シフトレバーが3,2又はLのときには時限
カウントをしないでステツプに移る。 (e):シフトレバーポジシヨンはステツプ,,
,のいずれかで検出されるはずであるが、
シフトレバーの読み取りが万一誤ることも考慮
して、,〜のいずれでもシフトレバーポ
ジシヨンが検出されないと、ステツプを経て
ステツプに戻るようにしている。 以上の各動作でシフトレバーポジシヨンの検
出と、それに対応した設定がおこなわれる。 次にステツプにおいて平担路における自動
変速参照データすなわち標準データをROMの
テーブルD1〜D6のそれぞれより読み出し、
RAMテーブルD1〜D6のそれぞれにメモリす
る。 そしてシフトレバーポジシヨンおよび坂路傾
斜(SLOPE2,4,8)に応じてRAMテーブ
ルD1〜D6のデータを書替える(第17b図)。
つまり、第12a図に示す如き標準データを、
第12b図、第12c図あるいは第12d図に
示すデータに書替える。シフトレバーがDで平
担路であると書替えはない。なお、SLOPEレ
ジスタには、前述した割込でおこなわれる坂路
検出・解除のフロー(詳細は第17e図以下)
で坂路傾斜がメモリされており、このSLOPE
レジスタのメモリデータを参照しておこなわれ
る。 以下、このようにデータを書込んだRAMテ
ーブルD1〜D6と、変速段レジスタのメモリを
参照して自動変速制御がおこなわれ、また
ROM402のテーブルALU,ATC,BLU,BT
C,CLUおよびCTCと変速段レジスタのメモリ
データを参照して自動ロツクアツプ制御がおこ
なわれる。これらの制御フローは第17b図の
ステツプ以下である。 (f):まず第1速で走行中であると(ステツプ=
YES)、スロツトル開度(THROレジスタ1の
メモリデータ)をアドレスとしてRAMテーブ
ルD1の車速を読み出し、これにより実車速
(車速レジスタ1のデータ)が大きいかを見る
(ステツプ)。そしてYESであるとSOL1〜
SOL3レジスタおよびソレノイド弁のオンオフ
を第2速に設定し、変速段レジスタに第2速を
示す2を更新メモリする。第1速においてはロ
ツクアツプをしないが、第2速においてはロツ
クアツプをする可能性があるので、第17c図
の以下のロツクアツプ判定タイミングAの時
限(第2速に変速してからロツクアツプするま
での最低時間)を経てからに戻る。に戻つ
てからは−を経由してでYESとなつて
ロツクアツプとすべきかの判定がおこなわれる
が、すでに時限をとつているので、=YES
に読いて「ロツクアツプとすべき」と判定さ
れ、ロツクアツプ(SOL3レジスタ=「1」、ソ
レノイド弁370通電)となつても、ロツクア
ツプによるシヨツクはまず無い。 (g):第2速の走行中(ステツプ=YES)にお
いては、THROレジスタ1のメモリデータを
アドレスとしてRAMテーブルD2の車速を読み
出し、これよりも車速レジスタ1の車速が小さ
いかを見る。つまり第1速への変速が必要かを
見る。そして小さいと2→1の変速をおこない
変速段レジスタ1をメモリし、に戻る。大き
い場合には、RAMテーブルD3の車速を読み出
し、これよりも車速レジスタ1の車速が大きい
かを見る。つまり第3速への変速が必要かを見
る。そして第3速への変速が必要であると、
SOL3レジスタのメモリが「1」であるか、つ
まりロツクアツプ状態かを見て、「1」である
とSOL3レジスタをクリアして「0」としてロ
ツクアツプを解除し、変速タイミングBの時限
をおこなう。この変速タイミングE(第17b
図の−−第17c図の−)において
は、まずスロツトル開度の0.5秒(0.01秒タイ
マーの50回の遂行)の間の変化を見てこれをス
ロツトル開度変化分として、これをアドレスと
してテーブルKbより時限値を読み、また
THROレジスタ1のデータをアドレスとして
テーブルKaより時限値を読み、両者を加えた
値をタイマーレジスタBにメモリし、0.01秒タ
イマープログラムをレジスタBのメモリデータ
が表わす回数実行することにより、スロツトル
開度およびその変化分に対応した、ロツクアツ
プ解除から変速(2→3)までのシヨツク防止
タイミングをとる。そして変速タイミングとな
ると、第17b図の−に示す如く、第3速
へ切換え、変速段レジスタに3をメモリし、そ
して第3速においてすぐにロツクアツプとしな
いようにロツクアツプ判定タイミングAをとつ
てに戻る。このロツクアツプ判定タイミング
Aも、変速タイミングBと同様に実行される
が、スロツトル開度およびその変化分に対応す
る時限値は、テーブルKcおよびテーブルKdの
ものとされる。第3速への変速が必要でないと
きには、まずSOL3レジスタに「1」がメモリ
されているかでロツクアツプ状態であるかを見
て、NOであるとスロツトル開度(THROレジ
スタ1のメモリデータ)でアドレスしてテーブ
ルALUの車速を読み、これよりも車速レジスタ
1の車速が大であるかを見る。大であるとロツ
クアツプ要であるので第17c図のに進んで
SOL3レジスタに「1」をメモリしてソレノイ
ド弁370を通電にセツトし、ロツクアツプと
する。すでにロツクアツプであると、THRO
レジスタ1のスロツトル開度が0であるかを見
て、0であるとシヨツク防止のためロツクアツ
プを解除する。0でないときには、車速がロツ
クアツプ域をはずれているかを見るため、
THROレジスタ1のデータをアドレスとして
テーブルATCより車速を読み、これよりも車速
レジスタ1の車速が小さいかを見る。そして小
さければロツクアツプを解除し、小さくなけれ
ばロツクアツプでよいのでに戻る。 (h):第3速で走行中の場合の、変速判定制御およ
びロツクアツプ判定制御も、前記(g)で説明した
第2速走行中の場合と同様である。但し、第3
速においては、3→2変速判定でRAMテーブ
ルD4が参照され、3→4変速判定でRAMテー
ブルD5が参照され、ロツクアツプ判定でテー
ブルBLUが参照され、ロツクアツプ解除判定で
テーブルBTCが参照される。(第17c図の
以降および第17d図の−)。 (i):第4速で走行中の場合も前記(g)の第2速走行
中の場合とほぼ同様であるが、4→3変速判定
でRAMテーブルD6が参照され、上段への変速
および変速判定はなく、ロツクアツプ判定でテ
ーブルCLUが参照され、ロツクアツプ解除判定
でテーブルCTCが参照される。 次に割込で坂路走行、解除を検出し、
SLOPEレジスタに坂路傾斜データをメモリす
るフローを第17e図および第17f図に示
し、これを説明する。なお、第15a図〜第1
5c図を参照すると、理解が容易であろう。 (j):まず変速段が第4速のとき(第15c図を参
照)、L1(テーブルG1)およびSL1(テーブ
ルG2)の間に車速があり、かつ前回割込時の車
速より大きいか等しくしかも前回割込時のスロ
ツトル開度より今回割込時のスロツトル開度が
小さくなつていないとき、すなわち車輛が加速
していないときには、アクセルが踏まれている
にもかかわらず加速しない状態(すなわち車輛
の負荷が大きいとか、坂路を登つている状態)
であるとしてSLOPEレジスタに8をメモリす
る。 (K):変速段が第3速の場合(第15c図および第
15b図参照)には、上記(j)と同様にSLOPE
4の判定がおこなわれると共に、(j)でおこなわ
れたSLOPE8の解除の判定がおこなわれる。
SLOPE4の判定の場合は(j)と同じであるがテ
ーブルF1とF2が参照される。SLOPE8の解除
は第15c図のSL1(テーブルG2)より車速が
大きく、前回割込時の車速より今回割込時の車
速の方が大きいか等しくしかも前回割込時のス
ロツトル開度より今回割込時のスロツトル開度
が小さいか等しいときは、平担路走行であると
してSLOPEレジスタ8をクリアする。 (l):変速段が第2速の場合(第15a図および第
15b図参照)にも、上記(k)と同様にSLOPE
2の判定とSLOPE4の解除の判定がおこなわ
れる。但しSLOPE2の判定にはテーブルE1と
E2が参照される。またSLOPE4解除と判定さ
れた場合、SLOPEレジスタには8がメモリさ
れる。SLOPE2の解除は変速段が第1速の場
合におこなわれ、その手順は(k)の場合と同様で
ある。このような坂路検出・解除フローの最後
において、今回割込時の車速およびスロツトル
開度をそれぞれ車速レジスタ2およびTHRO
レジスタ2にメモリする。 以上の通り本発明においては、第4速のみなら
ず第2速および第3速においても、ロツクアツプ
が好ましい領域を予め記憶装置にメモリしてお
き、このメモリを参照して自動的にロツクアツプ
とロツクアツプ解除をおこなうロツクアツプ制御
において、アクセル解放時にはロツクアツプを自
動的に解除するので、自動変速機やエンジンにシ
ヨツクを与えることは少なく、また車速の変動も
少ない。
7表に示すテーブル又はレジスタを参照した、デ
ジタル電子制御装置400の自動変速制御および
自動ロツクアツプ制御の動作フローを示し、第1
7e図および第17f図に、割込でおこなう自動
坂路検出設定および解除設定の動作フローを示
す。以下、これらの図面を参照してデジタル電子
制御装置400の動作を説明する。 イグニツシヨンキーの装着に応答してデジタル
電子制御装置400の電源が投入され、装置40
0は電源投入に応答して、その制御対象機器、回
路の電源を、ROM402に固定メモリされてい
る電源投入シーケンスプログラムデータに基づい
て遂次投入する(第17a図のSTART)。そし
て第7表に示すテーブルおよびレジスタをすべて
クリアする。次に初期設定として、シフトレバー
ポジシヨンを読んでPOSレジスタ1にメモリする
(第17a図初期設定)。次に以下のフローに移
り、スロツトル開度および車速を読んでそれぞれ
THROレジスタおよび車速レジスタ1にメモリ
する。先にPOSレジスタ1に読み込んでいるレバ
ー位置(N:ニユートラル)からレバー位置が変
更(車ドライブ)されるのを検出するため、ま
ず、POSレジスタ1の内容をPOSレジスタ2にメ
モリし、次いでシフトレバー位置を読んでPOSレ
ジスタ1にメモリする。 (a):そしてPOSレジスタ1の内容を見て、それが
Nであると末だ車ドライブ設定(シフトレバー
位置の変更)がなされていないので、SOL1レ
ジスタ,SOL2レジスタおよびSOL3レジスタ
のメモリをすべてクリアし、ソレノイド弁32
0,330および370をすべて非通電とす
る。なお、イグニツシヨンキー装置直後は前述
の通りそれらのレジスタはクリアされており、
したがつてソレノイド弁320,330および
370のいずれも非通電であるので、クリアを
再度おこなう必要はないが、これは、Nより他
のシフトレバー位置からNにシフトされたとき
に、N条件に設定する、という意味がある。 (b):POSレジスタがRでPOSレジスタ2がNであ
ると(ステツプ=YES)、シフトレバーがN
−Rシフトされたことになるので、シヨツクの
防止のためまずタイマーレジスタNにROMレ
ジスタJのシヨツク防止時限をメモリする。そ
してN設定としてに戻り、ステツプ,で
POS1,POS2レジスタのいずれもRをメモリ
し、これによりステツプ,およびを通過
してステツプでYESとなり、タイマーレジ
スタNの内容から1を引いて残値をそれに更新
メモリし(カウントダウン)、0.01のタイマー
プログラムを実行し、それがタイマーオーバと
なると、タイマーレジスタNの内容が0(タイ
ムオーバ)となつていないと−〜を経
て、またタイマーレジスタNのカウントダウン
と0.01秒のタイマープログラムの実行をおこな
う。以下同様である。そしてタイマーレジスタ
Nのメモリが0となると、シヨツク防止時間が
経過したことになるので、に移り、R走行セ
ツト(第17b図の−)。なお、前述の時
限動作中にシフトレバーポジシヨンがかわる
と、そのとき必ずNになるので一度前記(a)とな
る。 (c):POSレジスタ1がRでPOSレジスタ2がNで
あると(ステツプ=YES)、シフトレバーが
N→Dとシフトされたことになるので、シヨツ
ク防止のためまずはタイマーレジスタNに
POMレジスタJのシヨツク防止時限をメモリ
する。そしてN設定としてに戻り、ステツプ
,でPOS1,POS2レジスタのいずれもDを
メモリし、これによりステツプ〜を通過し
てステツプでYESとなり、車が略停止であ
るか否かを見て略停止であると、変速段レジス
タに第1速を示す1をメモリし、シヨツク防止
時限を開始する。そして時限オーバとなるとス
テツプに移る。なお、車が略停止でないとき
には、あるいは、略停止でなくなつたときに
は、時限開始や継続をおこなう必要はなく(シ
ヨツクがないので)、ステツプに移る。 (d):シフトレバーが3,2又はLのときには時限
カウントをしないでステツプに移る。 (e):シフトレバーポジシヨンはステツプ,,
,のいずれかで検出されるはずであるが、
シフトレバーの読み取りが万一誤ることも考慮
して、,〜のいずれでもシフトレバーポ
ジシヨンが検出されないと、ステツプを経て
ステツプに戻るようにしている。 以上の各動作でシフトレバーポジシヨンの検
出と、それに対応した設定がおこなわれる。 次にステツプにおいて平担路における自動
変速参照データすなわち標準データをROMの
テーブルD1〜D6のそれぞれより読み出し、
RAMテーブルD1〜D6のそれぞれにメモリす
る。 そしてシフトレバーポジシヨンおよび坂路傾
斜(SLOPE2,4,8)に応じてRAMテーブ
ルD1〜D6のデータを書替える(第17b図)。
つまり、第12a図に示す如き標準データを、
第12b図、第12c図あるいは第12d図に
示すデータに書替える。シフトレバーがDで平
担路であると書替えはない。なお、SLOPEレ
ジスタには、前述した割込でおこなわれる坂路
検出・解除のフロー(詳細は第17e図以下)
で坂路傾斜がメモリされており、このSLOPE
レジスタのメモリデータを参照しておこなわれ
る。 以下、このようにデータを書込んだRAMテ
ーブルD1〜D6と、変速段レジスタのメモリを
参照して自動変速制御がおこなわれ、また
ROM402のテーブルALU,ATC,BLU,BT
C,CLUおよびCTCと変速段レジスタのメモリ
データを参照して自動ロツクアツプ制御がおこ
なわれる。これらの制御フローは第17b図の
ステツプ以下である。 (f):まず第1速で走行中であると(ステツプ=
YES)、スロツトル開度(THROレジスタ1の
メモリデータ)をアドレスとしてRAMテーブ
ルD1の車速を読み出し、これにより実車速
(車速レジスタ1のデータ)が大きいかを見る
(ステツプ)。そしてYESであるとSOL1〜
SOL3レジスタおよびソレノイド弁のオンオフ
を第2速に設定し、変速段レジスタに第2速を
示す2を更新メモリする。第1速においてはロ
ツクアツプをしないが、第2速においてはロツ
クアツプをする可能性があるので、第17c図
の以下のロツクアツプ判定タイミングAの時
限(第2速に変速してからロツクアツプするま
での最低時間)を経てからに戻る。に戻つ
てからは−を経由してでYESとなつて
ロツクアツプとすべきかの判定がおこなわれる
が、すでに時限をとつているので、=YES
に読いて「ロツクアツプとすべき」と判定さ
れ、ロツクアツプ(SOL3レジスタ=「1」、ソ
レノイド弁370通電)となつても、ロツクア
ツプによるシヨツクはまず無い。 (g):第2速の走行中(ステツプ=YES)にお
いては、THROレジスタ1のメモリデータを
アドレスとしてRAMテーブルD2の車速を読み
出し、これよりも車速レジスタ1の車速が小さ
いかを見る。つまり第1速への変速が必要かを
見る。そして小さいと2→1の変速をおこない
変速段レジスタ1をメモリし、に戻る。大き
い場合には、RAMテーブルD3の車速を読み出
し、これよりも車速レジスタ1の車速が大きい
かを見る。つまり第3速への変速が必要かを見
る。そして第3速への変速が必要であると、
SOL3レジスタのメモリが「1」であるか、つ
まりロツクアツプ状態かを見て、「1」である
とSOL3レジスタをクリアして「0」としてロ
ツクアツプを解除し、変速タイミングBの時限
をおこなう。この変速タイミングE(第17b
図の−−第17c図の−)において
は、まずスロツトル開度の0.5秒(0.01秒タイ
マーの50回の遂行)の間の変化を見てこれをス
ロツトル開度変化分として、これをアドレスと
してテーブルKbより時限値を読み、また
THROレジスタ1のデータをアドレスとして
テーブルKaより時限値を読み、両者を加えた
値をタイマーレジスタBにメモリし、0.01秒タ
イマープログラムをレジスタBのメモリデータ
が表わす回数実行することにより、スロツトル
開度およびその変化分に対応した、ロツクアツ
プ解除から変速(2→3)までのシヨツク防止
タイミングをとる。そして変速タイミングとな
ると、第17b図の−に示す如く、第3速
へ切換え、変速段レジスタに3をメモリし、そ
して第3速においてすぐにロツクアツプとしな
いようにロツクアツプ判定タイミングAをとつ
てに戻る。このロツクアツプ判定タイミング
Aも、変速タイミングBと同様に実行される
が、スロツトル開度およびその変化分に対応す
る時限値は、テーブルKcおよびテーブルKdの
ものとされる。第3速への変速が必要でないと
きには、まずSOL3レジスタに「1」がメモリ
されているかでロツクアツプ状態であるかを見
て、NOであるとスロツトル開度(THROレジ
スタ1のメモリデータ)でアドレスしてテーブ
ルALUの車速を読み、これよりも車速レジスタ
1の車速が大であるかを見る。大であるとロツ
クアツプ要であるので第17c図のに進んで
SOL3レジスタに「1」をメモリしてソレノイ
ド弁370を通電にセツトし、ロツクアツプと
する。すでにロツクアツプであると、THRO
レジスタ1のスロツトル開度が0であるかを見
て、0であるとシヨツク防止のためロツクアツ
プを解除する。0でないときには、車速がロツ
クアツプ域をはずれているかを見るため、
THROレジスタ1のデータをアドレスとして
テーブルATCより車速を読み、これよりも車速
レジスタ1の車速が小さいかを見る。そして小
さければロツクアツプを解除し、小さくなけれ
ばロツクアツプでよいのでに戻る。 (h):第3速で走行中の場合の、変速判定制御およ
びロツクアツプ判定制御も、前記(g)で説明した
第2速走行中の場合と同様である。但し、第3
速においては、3→2変速判定でRAMテーブ
ルD4が参照され、3→4変速判定でRAMテー
ブルD5が参照され、ロツクアツプ判定でテー
ブルBLUが参照され、ロツクアツプ解除判定で
テーブルBTCが参照される。(第17c図の
以降および第17d図の−)。 (i):第4速で走行中の場合も前記(g)の第2速走行
中の場合とほぼ同様であるが、4→3変速判定
でRAMテーブルD6が参照され、上段への変速
および変速判定はなく、ロツクアツプ判定でテ
ーブルCLUが参照され、ロツクアツプ解除判定
でテーブルCTCが参照される。 次に割込で坂路走行、解除を検出し、
SLOPEレジスタに坂路傾斜データをメモリす
るフローを第17e図および第17f図に示
し、これを説明する。なお、第15a図〜第1
5c図を参照すると、理解が容易であろう。 (j):まず変速段が第4速のとき(第15c図を参
照)、L1(テーブルG1)およびSL1(テーブ
ルG2)の間に車速があり、かつ前回割込時の車
速より大きいか等しくしかも前回割込時のスロ
ツトル開度より今回割込時のスロツトル開度が
小さくなつていないとき、すなわち車輛が加速
していないときには、アクセルが踏まれている
にもかかわらず加速しない状態(すなわち車輛
の負荷が大きいとか、坂路を登つている状態)
であるとしてSLOPEレジスタに8をメモリす
る。 (K):変速段が第3速の場合(第15c図および第
15b図参照)には、上記(j)と同様にSLOPE
4の判定がおこなわれると共に、(j)でおこなわ
れたSLOPE8の解除の判定がおこなわれる。
SLOPE4の判定の場合は(j)と同じであるがテ
ーブルF1とF2が参照される。SLOPE8の解除
は第15c図のSL1(テーブルG2)より車速が
大きく、前回割込時の車速より今回割込時の車
速の方が大きいか等しくしかも前回割込時のス
ロツトル開度より今回割込時のスロツトル開度
が小さいか等しいときは、平担路走行であると
してSLOPEレジスタ8をクリアする。 (l):変速段が第2速の場合(第15a図および第
15b図参照)にも、上記(k)と同様にSLOPE
2の判定とSLOPE4の解除の判定がおこなわ
れる。但しSLOPE2の判定にはテーブルE1と
E2が参照される。またSLOPE4解除と判定さ
れた場合、SLOPEレジスタには8がメモリさ
れる。SLOPE2の解除は変速段が第1速の場
合におこなわれ、その手順は(k)の場合と同様で
ある。このような坂路検出・解除フローの最後
において、今回割込時の車速およびスロツトル
開度をそれぞれ車速レジスタ2およびTHRO
レジスタ2にメモリする。 以上の通り本発明においては、第4速のみなら
ず第2速および第3速においても、ロツクアツプ
が好ましい領域を予め記憶装置にメモリしてお
き、このメモリを参照して自動的にロツクアツプ
とロツクアツプ解除をおこなうロツクアツプ制御
において、アクセル解放時にはロツクアツプを自
動的に解除するので、自動変速機やエンジンにシ
ヨツクを与えることは少なく、また車速の変動も
少ない。
第1図はエンジン回転数とエンジントルクの関
係を示すグラフ第2図はトルクコンバータのスリ
ツプ率とトルク比の関係を示すグラフ、第3図は
エンジン回転数とエンジントルクの両者で定まる
ロツクアツプが適当な領域を示すグラフである。
第4a図は、第3図に示すロツクアツプが適当な
領域をトルクコンバータの出力軸回転数とスロツ
トル開度を指標として示すグラフ、第4b図は車
速とスロツトル開度および変速段で定まるロツク
アツプが適当な領域を示すグラフ、第4c図は、
ロツクアツプが適当な領域のみでロツクアツプ運
転するための、量子化したロツクアツプ運転境界
およびロツクアツプ解除境界を示すグラフであ
る。第5図は、本発明を適用する自動変速機の1
つを示すブロツク線図、第6図はこの自動変速機
の動作を制御する油圧制御システムを示すブロツ
ク線図、第7図はこの油圧制御システムのソレノ
イド弁320,330および370の通電を制御
するデジタル電子制御装置の構成を示すブロツク
図である。第8図は第7図に示す制御装置の割込
動作を説明するためのプログラムを示す次第図で
ある。第9a図は第7図に示す制御装置の主要部
を更に詳細に示すブロツク図、第9b図は電源回
路を示す回路図、第9c図は車速検出回路を示す
回路図、第9d図はシフトレバー位置センサ41
0およびそれを入出力ポート404に接続するコ
ネクタを示す回路図、第9e図はスロツトル開度
センサの接続回路を示す回路図、第9f図はソレ
ノイドドライバを示す回路図である。第10a図
はスロツトル開度センサ430の平面図、第10
b図はそのZB−ZB線断面図、第10c図はその
プリント基板433を拡大して示す平面図、第1
0d図はそのスライダ435を示す平面図、第1
0e図はスロツトル開度センサ430の出力コー
ドを示す平面図である。第11a図は第6図に示
すソレノイドバルブ320,330および370
の1つを示す正面図、第11b図はそのZIB−
ZIB線断面図である。第12a図はROM402に
格納されている変速段切換参照タービンを示すグ
ラフ、第12b図、第12c図および第12d図
は、第12a図に示すデータを参照してRAM4
03に書き込まれる変速段切換参照データを示す
グラフである。第13a図はけん引力と車速の関
係を示すグラフ、第13b図は路面勾配と加速度
との関係を示すグラフである。第14a図、第1
4b図、第14c図および第14d図は、各変速
段における坂路傾斜と車速の関係を示すグラフで
ある。第15a図、第15b図および第15c図
は、各変速段における坂路走行領域および平担路
走行領域を示すグラフである。第16a図は、ロ
ツクオンを解除してから変速をするまでの、スロ
ツトル開度に対する拘束時間を示すグラフ、第1
6b図はスロツトル開度加速度に対する拘束時間
を示すグラフである。第16c図は、変速してか
らロツクオンするまでの、スロツトル開度に対す
る拘束時間を示すグラフ、第16d図はスロツト
ル開度加速度に対する拘束時間を示すグラフであ
る。第17a図、第17b図、第17c図および
第17d図は、ROM402に固定メモリされて
いる制御プログラムデータに基づいて、デジタル
電子制御装置400がおこなう変速判定、変速制
御、ロツクオン判定、ロツクオン制御等の動作を
示すフローチヤートである。第17e図および第
17f図は、ROM402に固定メモリされてい
る割込プログラムデータに基づいて、デジタル電
子制御装置400がおこなう坂路検出・解除の動
作を示すフローチヤートである。 1:トルクコンバータ、2:オーバドライブ機
構、3:歯車変速機構、5:ポンプ、6:タービ
ン、7:ステータ、8:クランク軸、9:タービ
ン軸、10:キヤリア、11:サンギア、C0:
多板クラツチ、F0:一方向クラツチ、14:プ
ラネタリピニオン、15:リングギア、16:ケ
ース、B0:多板ブレーキ、50:直結クラツ
チ、100:油溜、102:圧力調整弁、21
0:マニユアルシフトバルブ、220:1−2シ
フト弁、230:2−3シフト弁、370:ロツ
クアツプコントロールソレノイドバルブ、32
0,330:切換ソレノイドバルブ、400:デ
ジタル電子制御装置。
係を示すグラフ第2図はトルクコンバータのスリ
ツプ率とトルク比の関係を示すグラフ、第3図は
エンジン回転数とエンジントルクの両者で定まる
ロツクアツプが適当な領域を示すグラフである。
第4a図は、第3図に示すロツクアツプが適当な
領域をトルクコンバータの出力軸回転数とスロツ
トル開度を指標として示すグラフ、第4b図は車
速とスロツトル開度および変速段で定まるロツク
アツプが適当な領域を示すグラフ、第4c図は、
ロツクアツプが適当な領域のみでロツクアツプ運
転するための、量子化したロツクアツプ運転境界
およびロツクアツプ解除境界を示すグラフであ
る。第5図は、本発明を適用する自動変速機の1
つを示すブロツク線図、第6図はこの自動変速機
の動作を制御する油圧制御システムを示すブロツ
ク線図、第7図はこの油圧制御システムのソレノ
イド弁320,330および370の通電を制御
するデジタル電子制御装置の構成を示すブロツク
図である。第8図は第7図に示す制御装置の割込
動作を説明するためのプログラムを示す次第図で
ある。第9a図は第7図に示す制御装置の主要部
を更に詳細に示すブロツク図、第9b図は電源回
路を示す回路図、第9c図は車速検出回路を示す
回路図、第9d図はシフトレバー位置センサ41
0およびそれを入出力ポート404に接続するコ
ネクタを示す回路図、第9e図はスロツトル開度
センサの接続回路を示す回路図、第9f図はソレ
ノイドドライバを示す回路図である。第10a図
はスロツトル開度センサ430の平面図、第10
b図はそのZB−ZB線断面図、第10c図はその
プリント基板433を拡大して示す平面図、第1
0d図はそのスライダ435を示す平面図、第1
0e図はスロツトル開度センサ430の出力コー
ドを示す平面図である。第11a図は第6図に示
すソレノイドバルブ320,330および370
の1つを示す正面図、第11b図はそのZIB−
ZIB線断面図である。第12a図はROM402に
格納されている変速段切換参照タービンを示すグ
ラフ、第12b図、第12c図および第12d図
は、第12a図に示すデータを参照してRAM4
03に書き込まれる変速段切換参照データを示す
グラフである。第13a図はけん引力と車速の関
係を示すグラフ、第13b図は路面勾配と加速度
との関係を示すグラフである。第14a図、第1
4b図、第14c図および第14d図は、各変速
段における坂路傾斜と車速の関係を示すグラフで
ある。第15a図、第15b図および第15c図
は、各変速段における坂路走行領域および平担路
走行領域を示すグラフである。第16a図は、ロ
ツクオンを解除してから変速をするまでの、スロ
ツトル開度に対する拘束時間を示すグラフ、第1
6b図はスロツトル開度加速度に対する拘束時間
を示すグラフである。第16c図は、変速してか
らロツクオンするまでの、スロツトル開度に対す
る拘束時間を示すグラフ、第16d図はスロツト
ル開度加速度に対する拘束時間を示すグラフであ
る。第17a図、第17b図、第17c図および
第17d図は、ROM402に固定メモリされて
いる制御プログラムデータに基づいて、デジタル
電子制御装置400がおこなう変速判定、変速制
御、ロツクオン判定、ロツクオン制御等の動作を
示すフローチヤートである。第17e図および第
17f図は、ROM402に固定メモリされてい
る割込プログラムデータに基づいて、デジタル電
子制御装置400がおこなう坂路検出・解除の動
作を示すフローチヤートである。 1:トルクコンバータ、2:オーバドライブ機
構、3:歯車変速機構、5:ポンプ、6:タービ
ン、7:ステータ、8:クランク軸、9:タービ
ン軸、10:キヤリア、11:サンギア、C0:
多板クラツチ、F0:一方向クラツチ、14:プ
ラネタリピニオン、15:リングギア、16:ケ
ース、B0:多板ブレーキ、50:直結クラツ
チ、100:油溜、102:圧力調整弁、21
0:マニユアルシフトバルブ、220:1−2シ
フト弁、230:2−3シフト弁、370:ロツ
クアツプコントロールソレノイドバルブ、32
0,330:切換ソレノイドバルブ、400:デ
ジタル電子制御装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 トルクコンバータ出力軸の回転速度又はそれ
に対応する回転速度等の第1の指標と、エンジン
スロツトルバルブの開度又はそれに対応するエン
ジン作動状態を示す量等の第2の指標と、シフト
レバーポジシヨンおよび変速段等の第3の指標よ
り変速すべき変速段を判定して変速をおこない、
二以上の変速段のそれぞれにおいて少なくとも第
1の指標が予め定まつているロツクアツプ運転領
域にあるときにトルクコンバータをロツクアツプ
しその領域を外れるとロツクアツプを解除する、
車輛上トルクコンバータのロツクアツプ制御にお
いて、スロツトル開度が所定開度以下のときにロ
ツクアツプを解除することを特徴とする車輛上ト
ルクコンバータのロツクアツプ制御方法。 2 スロツトル開度を数段階に量子化してアクセ
ル解放時およびその直近のスロツトル開度を0と
し、量子化スロツトル開度が0のときロツクアツ
プを解除する前記特許請求の範囲第1項記載の、
車輛上トルクコンバータのロツクアツプ制御方
法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11192879A JPS5639353A (en) | 1979-09-01 | 1979-09-01 | Controlling method for lock-up of torque converter for vehicle |
| US06/181,537 US4393467A (en) | 1979-09-01 | 1980-08-26 | Lockup controlling system for variable speed, automatic transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11192879A JPS5639353A (en) | 1979-09-01 | 1979-09-01 | Controlling method for lock-up of torque converter for vehicle |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63206070A Division JPH01164860A (ja) | 1988-08-19 | 1988-08-19 | 車輌上トルクコンバータのロックアップ制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5639353A JPS5639353A (en) | 1981-04-15 |
| JPS6253740B2 true JPS6253740B2 (ja) | 1987-11-11 |
Family
ID=14573630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11192879A Granted JPS5639353A (en) | 1979-09-01 | 1979-09-01 | Controlling method for lock-up of torque converter for vehicle |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5639353A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08255136A (ja) * | 1995-03-17 | 1996-10-01 | Fumio Abe | 対話用卓上計算機 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57184751A (en) * | 1981-05-06 | 1982-11-13 | Toyota Motor Corp | Control system of automatic speed changer for vehicle |
| JPS57195956A (en) * | 1981-05-27 | 1982-12-01 | Toyota Motor Corp | Control method for automatic speed change gear for cars |
| JPS59187161A (ja) * | 1983-03-24 | 1984-10-24 | Mazda Motor Corp | 自動変速機のロツクアツプ制御装置 |
| US4584906A (en) * | 1983-04-26 | 1986-04-29 | Mazda Motor Corporation | Gear shift control for an automatic transmission of a vehicle |
| JPS59200862A (ja) * | 1983-04-27 | 1984-11-14 | Mazda Motor Corp | 自動変速機のロックアップ制御装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3734251A (en) * | 1971-11-18 | 1973-05-22 | Gen Motors Corp | Hydrodynamic unit with mechanical drive clutch |
| JPS5418196B2 (ja) * | 1973-06-23 | 1979-07-05 | ||
| JPS5644312B2 (ja) * | 1973-07-30 | 1981-10-19 |
-
1979
- 1979-09-01 JP JP11192879A patent/JPS5639353A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08255136A (ja) * | 1995-03-17 | 1996-10-01 | Fumio Abe | 対話用卓上計算機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5639353A (en) | 1981-04-15 |
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