JPS6312879B2 - - Google Patents
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- JPS6312879B2 JPS6312879B2 JP54125019A JP12501979A JPS6312879B2 JP S6312879 B2 JPS6312879 B2 JP S6312879B2 JP 54125019 A JP54125019 A JP 54125019A JP 12501979 A JP12501979 A JP 12501979A JP S6312879 B2 JPS6312879 B2 JP S6312879B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- group
- isoglutamine
- analysis value
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Peptides Or Proteins (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は免疫アジユバント活性及び細菌感染予
防・治療効果を有し、かつ優れた制癌効果が認め
られる新規ムラミルジペプチド誘導体、更に詳し
くは、一般式()で示されるムラミルジペプチ
ド誘導体に関する。 (上記式中XはL−アラニン、L−セリン、L−
バリン、グリシン等のアミノ酸残基を、Yは−
OR又は
防・治療効果を有し、かつ優れた制癌効果が認め
られる新規ムラミルジペプチド誘導体、更に詳し
くは、一般式()で示されるムラミルジペプチ
ド誘導体に関する。 (上記式中XはL−アラニン、L−セリン、L−
バリン、グリシン等のアミノ酸残基を、Yは−
OR又は
【式】を意味
し、Rは分枝を有することもある低級乃至中級ア
ルキル基又はアラルキル基を、nは1〜6の整数
を、A1及びA2は各々独立して水素原子、中級乃
至高級ミコロイル基又は分枝及び/又は不飽和結
合を有することもある低級乃至高級脂肪酸残基を
意味し、Acylは低級アシル基を意味する。但し、
A1が水素原子でYが低級アルコキシ基である場
合を除く。) 本発明者等は、免疫アジユバント物質として有
用な人型結核菌、BCG、その他ミコバクテリア
ならびに細胞寄生性細菌の細胞壁のアジユバント
活性発現の最小構造単位であるN−アセチルムラ
ミルジペプチドの誘導体として、ムラミルジペプ
チド体の糖6位水酸基をミコール酸又は中乃至高
級脂肪酸でエステル化したエステル誘導体を、さ
らにはイソグルタミン部分のカルボキシル基にハ
イドロキシアルキルアミノ又はアルキレンジアミ
ンを介して同様の脂肪酸類を導入した誘導体が、
免疫アジユバント活性及び細菌感染防禦活性又は
抗腫瘍活性を有し、感染症の予防治療効果又は制
癌効果を期待しうることを見出し、先に出願した
(特開昭52−46020号、特開昭52−156812号、特願
昭53−37960号及び特願昭53−91893号参照)。 しかしながら、これ等ムラミルジペプチド誘導
体は治療的、実用的観点からして、細胞性免疫が
主役を演ずると考えられる細胞障害活性及び抗腫
瘍活性が必ずしも満足すべきものでない。 従つて、本発明者等は更に優れた細菌感染防禦
活性、免疫アジユバント活性(細胞障害活性)及
び/又は抗腫瘍活性を有する化合物について鋭意
検討を試みた結果、一般式()で示される化合
物が強いアジユバント活性及び細菌感染防禦活性
を有し、特に既存のムラミルジペプチド誘導体と
比べ優れた抗腫瘍活性を持つことを見出し本発明
を完成した。 本発明化合物の効果は下記する通り。 (1) 細胞傷害活性 試料は燐酸バツフアー生理食塩水(PBS)
に懸濁し、マストサイトーマP815−X2腫瘍細
胞2×104個とともにC57BL/6Jマウス(1群
10匹)腹腔内に投与し、Brunner等の方法
(Immunology18、501〜515、1970)により測
定した。
ルキル基又はアラルキル基を、nは1〜6の整数
を、A1及びA2は各々独立して水素原子、中級乃
至高級ミコロイル基又は分枝及び/又は不飽和結
合を有することもある低級乃至高級脂肪酸残基を
意味し、Acylは低級アシル基を意味する。但し、
A1が水素原子でYが低級アルコキシ基である場
合を除く。) 本発明者等は、免疫アジユバント物質として有
用な人型結核菌、BCG、その他ミコバクテリア
ならびに細胞寄生性細菌の細胞壁のアジユバント
活性発現の最小構造単位であるN−アセチルムラ
ミルジペプチドの誘導体として、ムラミルジペプ
チド体の糖6位水酸基をミコール酸又は中乃至高
級脂肪酸でエステル化したエステル誘導体を、さ
らにはイソグルタミン部分のカルボキシル基にハ
イドロキシアルキルアミノ又はアルキレンジアミ
ンを介して同様の脂肪酸類を導入した誘導体が、
免疫アジユバント活性及び細菌感染防禦活性又は
抗腫瘍活性を有し、感染症の予防治療効果又は制
癌効果を期待しうることを見出し、先に出願した
(特開昭52−46020号、特開昭52−156812号、特願
昭53−37960号及び特願昭53−91893号参照)。 しかしながら、これ等ムラミルジペプチド誘導
体は治療的、実用的観点からして、細胞性免疫が
主役を演ずると考えられる細胞障害活性及び抗腫
瘍活性が必ずしも満足すべきものでない。 従つて、本発明者等は更に優れた細菌感染防禦
活性、免疫アジユバント活性(細胞障害活性)及
び/又は抗腫瘍活性を有する化合物について鋭意
検討を試みた結果、一般式()で示される化合
物が強いアジユバント活性及び細菌感染防禦活性
を有し、特に既存のムラミルジペプチド誘導体と
比べ優れた抗腫瘍活性を持つことを見出し本発明
を完成した。 本発明化合物の効果は下記する通り。 (1) 細胞傷害活性 試料は燐酸バツフアー生理食塩水(PBS)
に懸濁し、マストサイトーマP815−X2腫瘍細
胞2×104個とともにC57BL/6Jマウス(1群
10匹)腹腔内に投与し、Brunner等の方法
(Immunology18、501〜515、1970)により測
定した。
【表】
(2) 微生物感染防禦効果
本発明化合物及び対照化合物の感染防禦効果
を以下のごとき方法で求めた。 本発明化合物及び対照化合物は1μmole/ml
のPBS(PH7.4)溶液となるよう調製した。 調製した薬剤液の0.2mlを感染24時間前に皮
下投与した。 感染は表2に示す如くE.coli E77156の2段
階の接種菌量によりSTD−ddYマウス(5週
令、25g)の背部に皮下感染した。 なお、高接種菌量を感染した薬剤無処置対照
群は全例死亡するが、低接種菌量の対照群は大
部分が死亡するが5〜20%程度生在する場合も
あつた。効果判定は感染7日後のマウス生存率
(%)から求めた。 その結果、表2で示される通り本発明化合物
は優れた感染防禦効果を呈した。
を以下のごとき方法で求めた。 本発明化合物及び対照化合物は1μmole/ml
のPBS(PH7.4)溶液となるよう調製した。 調製した薬剤液の0.2mlを感染24時間前に皮
下投与した。 感染は表2に示す如くE.coli E77156の2段
階の接種菌量によりSTD−ddYマウス(5週
令、25g)の背部に皮下感染した。 なお、高接種菌量を感染した薬剤無処置対照
群は全例死亡するが、低接種菌量の対照群は大
部分が死亡するが5〜20%程度生在する場合も
あつた。効果判定は感染7日後のマウス生存率
(%)から求めた。 その結果、表2で示される通り本発明化合物
は優れた感染防禦効果を呈した。
【表】
* 生存率は表中記載化合物処置群と無処置
群の差を示した。
(3) 抗腫瘍活性 BALB/C雌マウスのメチルコラントレン
で誘発した線維肉種細胞(Meth.A)5×104個
と試料をPBSPH7.4に懸濁し、同系のBALB/
Cマウスの皮内に投与し、4週間後の線維肉種
の増殖抑制効果を調べた。(表−3)
群の差を示した。
(3) 抗腫瘍活性 BALB/C雌マウスのメチルコラントレン
で誘発した線維肉種細胞(Meth.A)5×104個
と試料をPBSPH7.4に懸濁し、同系のBALB/
Cマウスの皮内に投与し、4週間後の線維肉種
の増殖抑制効果を調べた。(表−3)
【表】
* 完全腫瘍増殖抑制マウス数/使
用マウス数
表1〜表3に記した本発明化合物1〜7及び対
照化合物1〜2は下記の通り。 本発明化合物−1:N−アセチルムラミル−L−
アラニル−D−イソグルタミンオクチルエステ
ル 本発明化合物−2:N−アセチルムラミル−L−
アラニル−D−イソグルタミンステアリルエス
テル 本発明化合物−3:6−O−ステアロイル−N−
アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグ
ルタミンステアリルエステル 本発明化合物−4:6−O−ステアロイル−N−
アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグ
ルタミンメチルエステル 本発明化合物−5:N−アセチルムラミル−L−
アラニル−D−イソグルタミン1−メトキシカ
ルボニル−5−ステアロイルアミノペンチルア
ミド 本発明化合物−6:6−O−ノカルドミコロイル
−N−アセチルムラミル−L−セリル−D−イ
ソグルタミンメチルエステル 本発明化合物−7:N−アセチルムラミル−L−
バリル−D−イソグルタミン1−メトキシカル
ボニル−5−ノカルドミコロイルアミノペンチ
ルアミド 対照化合物−1:N−アセチルムラミル−L−ア
ラニル−D−イソグルタミン 対照化合物−2:N−アセチルムラミル−L−バ
リル−D−イソグルタミン1−カルボキシ−5
−ノカルドミコロイルアミノペンチルアミド 本発明化合物は下記反応工程に従つて製するこ
とができる。 (式中置換基A1、A2及びX、Y、nは前記定義
の通り。) 即ち、本発明化合物()はアシルムラミン酸
()に式()で示される化合物を反応させる
方法(a法)を採用してもよく、ムラミルジペプ
チド体()に式()で示される化合物を反応
させる方法(b法)を、又、アシルムラミルジペ
プチド体()はムラミルジペプチド体()を
ジアゾメタン体()と反応させる方法(c法)
を採用してもよい。 a法を採用する場合に於ける縮合反応即ち、
()+()→()の反応は一般にペプチド合
成で繁用される縮合方法、カルボジイミド法、ア
イントツプ法、活性エステル法及び酸無水物法等
が採用しうる。 例えば、式()で示される化合物と式()
で示される化合物をN,N−ジメチルホルムアミ
ド又はテトラヒドロフラン或はこれらの混合物に
溶解し、これにN−ヒドロキシコハク酸イミド、
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロ
キシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシ
イミド、ペンタクロロフエノール等の一種とカル
ボジイミド(ジシクロヘキシルカルボジイミド又
は1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−カルボジイミド或はその塩酸塩)と要すれ
ば、有幾塩基例えばトリエチルアミン、N−メチ
ルモルホリン、N−エチルモルホリンを加え、通
常0〜約60℃程度で数時間〜約2日間反応させる
ことによつて達せられる。 b法を採用する場合に於ける縮合反応、即ち
()+()→()の反応に際しては()の
活性体、例えば活性エステル体、酸無水物体、酸
クロライド体等が採用される。 例えば式()で示される化合物の酸クロリイ
ド体と式()で示される化合物をテトラヒドロ
フラン又はクロロホルム或はこれらの混合溶媒中
にて反応させる。要すればピリジン等の有機塩基
の存在下、約−15〜60℃程度、好ましくは0〜25
℃で数十分〜約1日間反応させることによつて達
せられる。 c法を採用する場合に於ける縮合反応、即ち
()+()→()又は()+()→()
の反応に際しては式()又は()で示される
化合物を、エーテル、テトラヒドロフラン、ベン
ゼン、クロロホルム或はこれらの混合溶媒中でジ
アゾメタン体()、例えばジアゾメタン、フエ
ニルジアゾメタン、ジフエニルジアゾメタンの一
種を加え、約0〜50℃程度、好ましくは約20℃付
近で数分〜約18時間程度反応させることによつて
達せられる。 a法及びb法を採用するに際して式()及び
()で示される化合物の糖1位水酸基を糖の合
成化学で通常使用されるアラルキル基、例えば低
級アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基もしくは
低級アルコキシ基等の一個以上が置換することも
あるベンジル基等で保護したものを採用すれば縮
合反応における副反応を減少させうるので望まし
い。この際、縮合反応後、必要ならば保護基を脱
離し、常法にて処理することにより目的化合物を
得る。 本発明化合物の製造に使用する原料化合物、即
ち式()で示される化合物は下記の方法に従つ
て製しうる。 即ち、式()で示される化合物を製するに
は、式 (式中X、A2及びnは前記定義の通り、Zは通
常のペプチド合成に繁用されるアミノ基の保護基
が使用される。例えばハロゲン原子、ニトロ基、
低級アルコキシ基等の置換基を有することもある
ベンジルオキシカルボニル基、t−ブトキシカル
ボニル基等が挙げられる。)のいずれからも製す
ることができる。 例えば()又は()にジアゾメタン体(例
えばジアゾメタン、フエニルジアゾメタン、ジフ
エニルジアゾメタンが挙げられる)を常法に従つ
て反応させる方法を採用してもよく、又式R−W
(XII)(式中Rは前記定義の通り、Wはメタンスル
ホニル基、p−トルエンスルホニル基又はハロゲ
ン原子等を意味する反応活性体)と式()又は
()の金属塩(好ましくは周期律表族で、例
えばナトリウム、カリウム、リチウム、セシウム
等が挙げられる。)をN,N−ジメチルホルムア
ミド又はヘキサメチルホスホロアミド等の溶媒中
で室温〜約120℃程度、好ましくは約20〜40℃で
約15分間〜3日間反応し縮合させることができ
る。この縮合反応は反応溶媒としてベンゼン等の
極性の低い溶媒中で18−crown6の存在下約1〜
24時間、室温〜還流させる方法も採用しうる。か
くして得られる式 又は (式中X、R、A2、Z、nは前記定義の通り)
で示される化合物を次いで適当な保護基の脱離条
件を採用し、保護基を脱離すれば式()の化合
物が製される。 例えば、ベンジルオキシカルボニル基の脱離に
は接触還元法又は臭化水素−酢酸処理法が適して
おり、t−ブトキシカルボニル基やp−メトキシ
ベンジルオキシカルボニル基の除去にはトリフル
オロ酢酸や又は塩酸/テトラヒドロフラン等で処
理するのが望ましい。 式()で示される化合物を採用する場合は式
()及び()のR導入の反応条件がほぼ同様
に採用される。即ち、ジアゾメタン体、R−W等
と先に示した方法を適応すればよい。次いで適当
な保護基の脱離条件を採用し、保護基を脱離後、
式Z−X−OH()(式中Z及びXは前記定義
の通り)で示される保護アミノ酸と一般にペプチ
ド合成で繁用される縮合方法(前記記載の方法及
び条件がほぼ同様に採用しうる。)を採用して縮
合する。次いで適当な保護基の脱離条件を採用
し、保護基を脱離すれば式()の化合物が製さ
れる。 本発明化合物の構成単位の一つであるミコール
酸は各種細菌の全菌体、細胞壁、結合脂質等を加
水分解し、次いで活性アルミナ、硅酸等を用いる
カラムクロマトグラフイーで精製することにより
製しうる。 ミコール酸とは本来アツセリーノによりα−炭
素に長鎖分枝状アルキル基を、β−炭素に水酸基
を有する高級脂肪酸と定義されているが
(Asselineau J:The Bacterial Lipids、
Hermann Paris1966)、上述の方法で製されるミ
コール酸は一般に数種の混合物として取得される
のが通常である。勿論、更に厳密な精製分離を行
なつて完全な単一化合物或は純粋な合成品を本発
明の目的化合物製造のために供することが可能で
ある。しかしながら、本発明の課題たる生物学的
活性の点からは完全なるミコール酸の純粋化を要
求するものでなく、数種の混合物状態での使用で
十分であると考えられる。 一般にミコール酸のうちで高級のものは、人型
結核菌、牛型結核菌、鳥型結核菌その他のミコバ
クテリア属(例えば、Mycobacterium phlei、
Mycobacterium smegmatis)から得られ、α炭
素に炭素数22〜24の分枝状アルキル基をβ炭素に
水酸基を有する総炭素数約70〜90の高級脂肪酸で
ある(これを以下ミコミコール酸と称する。)。 又、中級のミコール酸としてはノカルドミコー
ル酸、コリノミコール酸、アースロバクターミコ
ール酸等が挙げられ、これ等はα−炭素に炭素数
約8〜16個の分枝状アルキル基を、β炭素に水酸
基を有する総炭素数約28〜70の高級脂肪酸であ
る。 ノカルドミコール酸を得る菌としては、ノカル
デイア属の細菌(例えばNocardia asteroides、
Nocardia ruba、Nocardia polychromogens、
Nocardia brasiliensis等)が、コリノミコール
酸を得る菌としてはコリネバクテリウム属及びア
ースロバクター属の細菌、例えば
Corynebacterium diphteriae、
Corynebacterium pseudotuberculosis、C.
xerosis、C.renale、Arthrobacter simplex、A.
flavescens等が挙げられる。従つて、本明細書に
於て使用されるミコール酸という語はα−炭素に
炭素数8〜24個程度の分枝状アルキル基をβ−炭
素に水酸基を有する総炭素数28〜90程度の高級脂
肪酸の単一もしくは混合物等を意味するものとす
る。 本発明実施のために使用したミコール酸の代表
例を示せば以下の通り。 Γノカルデイア・アステロイデス131菌 (Nocardia asteroides131)の全菌体をア
ルカリ加水分解し、常法によりメチルエステル
とし、次いで硅酸、カラムクロマトグラフイー
で精製後加水分解し、遊離し、中級ミコール酸
を得た。得られた中級ミコール酸の平均分子式
は酸滴定及び元素分析よりC51H97O3.6であつ
た。 Γミコバクテリウムツベルクロシス菌 Mycobacterium tuberculosis strain
Aoyama B)のロウ区分をアルカリ加水分解
し、次いで活性アルミナカラムクロマトグラフ
イーに付して得た。得られたミコミコール酸の
平均分子式は酸滴定及び元素分析より
C80H158O3.5であつた。 又、本発明に於て使用される合成高級脂肪酸と
は下記参考例にその代表例を示すが、総炭素数20
〜60の直鎖状高級脂肪酸又はα−炭素に中乃至高
級アルキル基を有する分枝状高級脂肪酸が挙げら
れる。又これ等高級脂肪酸はβ炭素に水酸基等の
置換基を有してもよい。 以下実施例及び参考例を挙げて本発明を説明す
る。 実施例 1 t−ブトキシカルボニル−D−イソグルタミン
615mgをメタノール15mlに溶解し、氷冷下炭酸セ
シウム815mgの水溶液2mlを加える。次いで減圧
濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミドを加えて
共沸脱水する。残留物を25mlのN,N−ジメチル
ホルミアミドに懸濁し、氷冷下オクチルブロミド
530mgを加えて、徐々に室温にもどし、約18時間
撹拌反応する。反応後、減圧濃縮し、残渣に水を
加え、析出する沈殿を濾取する。酢酸エチルに溶
解し水洗後、溶媒留去し得られた残留物を酢酸エ
チル−石油エーテルにて再結晶しt−ブトキシカ
ルボニル−D−イソグルタミンオクチルエステル
717mgを得る。融点108.5〜109℃(分解)。 〔α〕25 D+5.3゜(C=1.7、クロロホルム) 元素分析値 C18H34N2O5として 計算値(%) C 60.31、H 9.56、N 7.81 分析値(%) C 60.68、H 9.46、N 7.85 上記化合物717mgをクロロホルム15mlに溶解し、
氷冷下、トリフルオロ酢酸15mlを加える。徐々に
室温にもどし約1時間撹拌後、減圧濃縮乾固す
る。残留物をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、
氷冷下トリエチルアミンを加えて約PH7とし、次
いでt−ブトキシカルボニル−L−アラニン350
mg、N−ヒドロキシコハク酸イミド230mg及びジ
シクロヘキシルカルボジイミド410mgを加える。
30分後、室温にもどし約18時間撹拌し、析出した
ジシクロヘキシル尿素を濾去後、減圧濃縮する。
残留物を酢酸エチルに溶解し、5%クエン酸水溶
液、水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順
次先浄後、酢酸エチルを留去する。残留物はシリ
カゲルクロマトグラフイーに付し、クロロホルム
−メタノール(30:1)で溶出する目的画分を集
め、減圧濃縮することにより570mgのt−ブトキ
シカルボニル−L−アラニル−D−イソグルタミ
ンオクチルエステルが得られる。融点89〜90℃
(分解)。 〔α〕25 D−8.9゜(C=0.8、メタノール) 元素分析値 C21H39N3O6として 計算値(%) C 58.72、H 9.15、N 9.78 分析値(%) C 58.89、H 9.06、N 9.85 上記化合物2.57gに氷冷下トリフルオロ酢酸10
mlを加え徐々に室温にもどし30分間撹拌反応後、
減圧濃縮し、残留物を乾燥エーテルで洗浄後、10
mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解、氷冷
下N−メチルモルホリンで約PH7とする。次いで
1−α−O−ベンジル−4,6−O−ベンジリデ
ン−N−アセチルムラミン酸のN−ヒドロキシコ
ハク酸イミドエステル(5.4mmole相当)のN,
N−ジメチルホルムアミド溶液30ml、N−メチル
モルホリン0.59mlを加える。30分後、徐々に室温
にもどし約18時間撹拌反応後、減圧濃縮し、残留
物にエーテルを加えて析出する結晶を濾取、次い
でN,N−ジメチルホルムアミド−エーテルから
再結晶し、4.05gの1−α−O−ベンジル−4,
6−O−ベンジリデン−N−アセチルムラミル−
L−アラニル−D−イソグルタミンオクチルエス
テルを得る。融点229〜231.5℃(分解)。 〔α〕25 D+73.1゜(C=0.7、N,N−ジメチルホル
ムアミド) 元素分析値 C41H58N4O11として 計算値(%) C 62.90、H 7.47、N 7.16 分析値(%) C 62.95、H 7.45、N 7.36 上記化合物3.70gを60%酢酸水溶液35mlに懸濁
し沸騰水浴上30分間撹拌反応後、減圧濃縮する。
残留物に水を加えて析出する結晶を濾取、これを
メタノール−エーテルから再結晶し2.44gの1−
α−O−ベンジル−N−アセチルムラミル−L−
アラニル−D−イソグルタミンオクチルエステル
が得られる。融点190〜192℃(分解)。 〔α〕25 D+83.3゜(C=0.6、メタノール) 元素分析値 C33H52N4O11として 計算値(%) C 58.22、H 7.70、N 8.23 分析値(%) C 58.32、H 7.73、N 7.91 上記化合物680mgを酢酸20mlに溶解しパラジウ
ム炭素の存在下室温で加水素分解に付す。触媒を
濾去後、減圧留去し、得られる残留物をシリカゲ
ルクロマトグラフイーに付す。クロロホルム−メ
タノール(30:1)で溶出する目的画分を集めて
減圧濃縮することにより330mgのN−アセチルム
ラミル−L−アラニル−D−イソグルタミンオク
チルエステルが得られる。融点170〜173℃(分
解)。 〔α〕25 D+35.4(C=0.5、酢酸−水=25:1、72
時間後) 元素分析値 C26H44N4O11として 計算値(%) C 53.05、H 7.53、N 9.52 分析値(%) C 53.36、H 7.75、N 9.25 実施例 2 実施例1とほぼ同様の反応条件によりt−ブト
キシカルボニル−D−イソグルタミン615mgにス
テアリルブロミド915mgを反応させて1.07gのt
−ブトキシカルボニル−D−イソグルタミンステ
アリルエステルが得られる。融点110〜111℃(分
解)。 〔α〕25 D+3.9゜(C=1.4、クロロホルム) 元素分析値 C28H54N2O5・1/2H2Oとして 計算値(%) C 66.23、H 10.92、N 5.52 分析値(%) C 66.13、H 10.67、N 4.90 上記化合物998mgを実施例1とほぼ同様の条件
によりt−ブトキシカルボニル−L−アラニン
350mgと縮合させ780mgのt−ブトキシカルボニル
−L−アラニル−D−イソグルタミンステアリル
エステルが得られる。融点87〜88℃(分解)。 上記化合物は、また次の如く製することができ
る。即ちt−ブトキシカルボニル−L−アラニル
−D−イソグルタミン3.5gをテトラヒドロフラ
ンに溶解、メタノール10mlを加えた後、氷冷下、
炭酸セシウム3.94gの水溶液5mlを加える。次い
で減圧濃縮し、残留物にN,N−ジメチルホルム
アミドを加えて共沸脱水後、30mlのN,N−ジメ
チルホルムアミドに懸濁し、氷冷下ステアリルブ
ロミド4.03gを加える。徐々に室温にもどし約18
時間反応する。反応後、減圧濃縮し、酢酸エチル
に溶解後水洗する。次いで酢酸エチルを留去し、
残留物をシリカゲルクロマトグラフイーに付し、
クロロホルム−メタノール(30:1)で溶出する
目的画分を減圧濃縮乾固することにより3.29gが
得られる。融点87〜88℃(分解)。 〔α〕25 D−6.7゜(C=0.8、メタノール) 元素分析値 C31H59N3O6として 計算値(%) C 65.34、H 10.44、N 7.37 分析値(%) C 65.06、H 10.24、N 7.44 上記化合物3.19gを実施例1とほぼ同様の反応
条件により1−α−O−ベンジル−4,6−O−
ベンジリデン−N−アセチルムラミン酸のN−ヒ
ドロキシコハク酸イミドエステル(5.09mmole
相当)と反応させることにより4.42gの1−α−
O−ベンジル−4,6−O−ベンジリデン−N−
アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグル
タミンステアリルエステルが得られる。融点239
〜241.5℃(分解)。 〔α〕25 D+60.7゜(C=0.5、N,N−ジメチルホル
ムアミド) 元素分析値 C51H78N4O11・H2Oとして 計算値(%) C 65.08、H 8.57、N 5.95 分析値(%) C 64.95、H 8.28、N 6.04 上記化合物4.10gを60%酢酸溶液800mlに懸濁
し、沸騰水浴上1時間撹拌反応後、減圧濃縮す
る。残留物をシリカゲルクロマトグラフイーに付
し、クロロホルム−メタノール(30:1)で溶出
する目的画分を集めて減圧濃縮乾固することによ
り2.17gの1−α−O−ベンジル−N−アセチル
ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミンス
テアリルエステルが得られる。融点200〜201℃
(分解)。 〔α〕25 D+73.1゜(C=0.8、酢酸) 元素分析値 C43H72N4O11として 計算値(%) C 62.90、H 8.84、N 6.82 分析値(%) C 62.91、H 8.74、N 6.72 上記化合物600mgを実施例1とほぼ同様の条件
で加水素分解に付し313mgのN−アセチルムラミ
ル−L−アラニル−D−イソグルタミンステアリ
ルエステルが得られる。融点181〜182℃(分解)。 〔α〕25 D+31.4゜(C=0.7、酢酸−水=50:2、48
時間後) 元素分析値 C36H66N4O11・1/2CH3COOHとし て 計算値(%) C 58.40、H 9.01、N 7.36 分析値(%) C 58.22、H 8.85、N 6.98 実施例 3 1−α−O−ベンジル−N−アセチルムラミル
−L−アラニル−D−イソグルタミンオクチルエ
ステル1.09gをピリジン40mlに溶解し、−10℃に
氷冷下ステアリン酸クロライド1.94gのクロロホ
ルム溶液20mlを加える。約1時間10℃に保つたの
ち徐々に室温にもどし30分間反応する。再度−10
℃に冷却下ステアリン酸クロライド1.94gのクロ
ロホルム溶液20mlを加える。10℃で2時間撹拌反
応後、氷冷下メタノール20mlを加え、次いで減圧
濃縮して得られた残留物に水を加える。析出した
結晶を濾取、n−ヘキサン洗浄後、シリカゲルク
ロマトグラフイーに付す。クロロホルム−メタノ
ール酢酸(30:1:0.1)で溶出する目的画分を
集め減圧濃縮乾固することにより0.99gの1−α
−O−ベンジル−6−O−ステアロイル−N−ア
セチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタ
ミンオクチルエステルが得られる。融点198〜199
℃(分解)。 〔α〕25 D+65.8(C=1.2、酢酸) 元素分析値 C51H88N4O12として 計算値(%) C 64.53、H 9.34、N 5.90 分析値(%) C 64.49、H 8.97、N 5.94 上記化合物600mgを酢酸50mlに溶解し、パラジ
ウム−炭素存在下、室温で加水素分解反応に付
す。触媒を濾去後、減圧濃縮し、得られる残留物
をシリカゲルクロマトグラフイーに付す。クロロ
ホルム−メタノール(30:1)にて溶出する目的
画分を集めて減圧濃縮乾固し380mgの6−O−ス
テアロイル−N−アセチルムラミル−L−アラニ
ル−D−イソグルタミンオクチルエステルが得ら
れる。融点189〜191℃(分解) 〔α〕25 D+31.3(C=0.6、酢酸−水=50:2、24
時間後) 元素分析値 C44H82N4O12として 計算値(%) C 61.51、H 9.62、N 6.52 分析値(%) C 61.18、H 9.27、N 6.44 実施例 4 1−α−O−ベンジル−N−アセチルムラミル
−L−アラニル−D−イソグルタミンステアリル
エステル1.00gを実施例3とほぼ同様の反応条件
によりステアリン酸クロライドと反応させること
により1.17gの1−α−O−ベンジル−6−O−
ステアロイル−N−アセチルムラミル−L−アラ
ニル−D−イソグルタミンステアリルエステルが
得られる。融点192〜194℃(分解)。 〔α〕25 D+55.6゜(C=0.9、酢酸) 元素分析値 C61H106N4O12として 計算値(%) C 67.24、H 9.99、N 5.14 分析値(%) C 67.42、H 9.68、N 5.10 上記化合物763mgを実施例3とほぼ同様の反応
条件により加水素分解反応に付し329mgの6−O
−ステアロイル−N−アセチル−L−アラニル−
D−イソグルタミンステアリルエステルが得られ
る。融点198.5〜199.5℃(分解)。 〔α〕25 D+28.0゜(C=0.5、酢酸:水=50:2、48
時間後) 元素分析値 C54H102N4O12・1/2H2Oとして 計算値(%) C 64.32、H 10.30、N 5.56 分析値(%) C 64.46、H 10.12、N 5.50 実施例 5 t−ブトキシカルボニル−L−アラニル−D−
イソグルタミン2.0gをテトラヒドロフラン20ml
に溶解し、ジアゾメタンのエーテル溶液を反応液
がわずかに黄色となるまで加えて30分間放置後、
溶媒を留去し、残留物をテトラヒドロフラン−n
−ヘキサンから再結晶することにより1.87gのt
−ブトキシカルボニル−L−アラニル−D−イソ
グルタミンメチルエステルが得られる。融点150
〜152℃(分解)。 〔α〕25 D−9.6゜(C=0.7、メタノール) 元素分析値 C14H25N3O6として 計算値(%) C 50.74、H 7.60、N 12.69 分析値(%) C 50.55、H 7.52、N 12.36 上記化合物1.50gをジクロルメタン10mlに溶解
し、氷冷下、トリフルオロ酢酸10mlを加えて5分
間後、徐々に室温にもどし30分間撹拌する。反応
液を減圧濃縮乾固して得られた残留物を乾燥エー
テルで洗浄後、N,N−ジメチルホルムアミド10
mlに溶解する。氷冷下N−メチルモルホリンで約
PH7とする。次いで、1−α−O−ベンジル−
4,6−O−ベンジリデン−N−アセチルムラミ
ン酸のN−ヒドロキシコハク酸イミドエステル
(4.12mmole相当)のN,N−ジメチルホルムア
ミド溶液30ml、N−メチルモルホリン0.45mlを加
える。30分後、徐々に室温にもどし約18時間撹拌
反応する。次いで減圧濃縮し、残留物にエーテル
を加え、析出する結晶を濾取、90%エタノールで
洗浄し3.0gの粗1−α−O−ベンジル−4,6
−O−ベンジリデン−N−アセチルムラミル−L
−アラニル−D−イソグルタミンメチルエステル
(融点259〜261℃(分解))が得られる。さらに精
製することなく上記化合物に60%酢酸30mlを加
え、沸騰水浴上1時間撹拌反応後、減圧濃縮し残
留物に水を加え、析出する結晶を濾取する。これ
をメタノール−エーテルから再結晶し1.89gの1
−α−O−ベンジル−N−アセチルムラミル−L
−アラニル−D−イソグルタミンメチルエステル
が得られる。融点210.5〜213℃(分解)。 〔α〕25 D+104.7゜(C=0.8、メタノール) 元素分析値 C26H38N4O11として 計算値(%) C 53.60、H 6.57、N 9.62 分析値(%) C 53.76、H 6.68、N 9.28 上記化合物1.60gをピリジン40mlに懸濁し、−
10℃に冷却する。ステアリン酸クロライド3.33g
のクロロホルム溶液30mlを加え、10℃で1時間30
分撹拌反応する。氷冷下、メタノール10mlを加え
た後、減圧濃縮し、得られた残留物に水を加え、
析出する析出を濾取、加温したn−ヘキサンで洗
浄後、シリカゲルクロマトグラフイーに付す。ク
ロロホルム−メタノール−酢酸(30:1:0.1)
で溶出する目的画分を集めて減圧濃縮乾固し1.07
gの1−α−O−ベンジル−6−O−ステアロイ
ル−N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−
イソグルタミンメチルエステルが得られる。融点
186〜187℃(分解)。 〔α〕25 D+74.8゜(C=0.6、酢酸) 元素分析値 C44H72N4O12として 計算値(%) C 62.24、H 8.55、N 6.60 分析値(%) C 62.33、H 8.51、N 6.84 上記化合物800mgを実施例3とほぼ同様の反応
条件により加水素分解に付し、660mgの6−O−
ステアロイル−N−アセチルムラミル−L−アラ
ニル−D−イソグルタミンメチルエステルが得ら
れる。融点180〜182℃(分解)。 〔α〕25 D+36.6゜(C=0.6、酢酸:水=50:2、24
時間後) 元素分析値 C37H66N4O12・1/2H2Oとして 計算値(%) C 57.88、H 8.79、N 7.30 分析値(%) C 57.87、H 8.69、N 7.25 実施例 6 6−O−ノカルドミコロイル−N−アセチルム
ラミル−L−セリル−D−イソグルタミン300mg
をテトラヒドロフラン10mlに溶解し、ジアゾメタ
ンのエーテル溶液を反応液がわずかに黄色となる
まで加え、10分間放置後、酢酸0.2mlを加え、溶
媒を留去する。残留物をシリカゲルクロマトグラ
フイーに付し、クロロホルム−メタノール(20:
1)で溶出する目的画分を集め、減圧濃縮し、テ
トラヒドロフラン−メタノール−水から再結晶し
206mgの6−O−ノカルドミコロイル−N−アセ
チルムラミル−L−セリル−D−イソグルタミン
メチルエステルを得る。融点148〜150℃(分解)。 〔α〕25 D+30.7゜(C=0.6、テトラヒドロフラン−
水=50:1、24時間後) 元素分析値 C71H129O14.6N4として 計算値(%) C 67.00、H 10.24、N 4.40 分析値(%) C 67.24、H 10.66、N 4.28 実施例 7 L−アラニル−D−イソグルタミンベンジルエ
ステル塩酸塩368mgにN,N−ジメチルホルムア
ミド5mlを加え、氷冷下、N−メチルモルホリン
0.1mlを加える。次いで6−O−ミコミコロイル
−N−アセチルムラミン酸1.3gのテトラヒドロ
フラン溶液10mlを加え−10℃に冷却する。N−ヒ
ドロキシコハク酸イミド113mg、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド203mg及びN−メチルモルホリ
ン0.1mlを加え、30分後室温にもどし、約18時間
撹拌反応する。反応液を減圧濃縮し、残留物をク
ロロホルムに溶解する。不溶のジシクロヘキシル
尿素を濾去し、クロロホルムを留去する。残留物
をシリカゲルクロマトグラフイーに付し、クロロ
ホルム・アセトン・メタノール(20:2:1)で
溶出する目的画分を集め減圧濃縮する。水を加え
て析出した結晶をベンゼン−アセトン−メタノー
ルから再結晶し778mgの6−O−ミコミコロイル
−N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イ
ソグルタミンベンジルエステルが得られる。融点
77〜80℃。 〔α〕25 D+16.4゜(C=0.5、テトラヒドロフラン:
水=50:1、28時間後) 元素分析値 C106H194O13.5N4・2H2Oとして 計算値(%) C 71.64、H 11.25、N 3.15 分析値(%) C 71.60、H 11.02、N 3.47 実施例 8 N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イ
ソグルタミン1−カルボキシ−5−ステアロイル
アミノペンチルアミド300mgをテトラヒドロフラ
ン50mlに懸濁し、ジアゾメタンのエーテル溶液を
わずかに黄色となるまで加える。室温で約18時間
放置後、氷冷下、反応液の黄色が消失するまで酢
酸を加える。減圧濃縮し、残留物をシリカゲルク
ロマトグラフイーに付す。クロロホルム−メタノ
ール(30:1)で溶出する目的画分を集めて減圧
濃縮することにより105mgのN−アセチルムラミ
ル−L−アラニル−D−イソグルタミン1−メト
キシカルボニル−5−ステアロイルアミノペンチ
ルアミドが得られる。融点175〜177℃(分解)。 〔α〕25 D+16.9゜(C=0.5、N,N−ジメチルホル
ムアミド−水=50:2、17時間後) 元素分析値 C44H80N6O13・2H2Oとして 計算値(%) C 56.39、H 9.03、N 8.97 分析値(%) C 56.35、H 8.72、N 8.67 実施例 9 N−アセチルムラミル−L−バリル−D−イソ
グルタミン1−カルボキシ−5−ノカルドミコロ
イルアミノペンチルアミド300mgをテトラヒドロ
フラン8mlに溶解し、ジアゾメタンのエーテル溶
液を反応液がわずかに黄色に着色するまで加え
る。2時間放置後、減圧濃縮し残留物にエーテル
を加えて析出する結晶を濾取する。次いで水、メ
タノール、エーテルで順次洗浄し237mgのN−ア
セチルムラミル−L−バリル−D−イソグルタミ
ン1−メトキシカルボニル−5−ノカルドミコロ
イルアミノペンチルアミドを得る。融点203〜205
℃(分解)。 元素分析値 C79H145O14.6N6として 計算値(%) C 67.15、H 10.37、N 5.95 分析値(%) C 66.99、H 10.21、N 6.08 参考例 本発明化合物の構成単位として使用される合成
高級脂肪酸の代表例を示す。 Γトリアコンタン酸 融点97〜99℃ 元素分析値 C30H60O2として 計算値(%) C 79.58、H 13.36 分析値(%) C 79.35、H 13.23 Γ2−ドコシルテトラコサン酸 融点87〜89℃ Γ2−テトラデシルヘキサデカン酸 融点79.5〜75℃ 元素分析値 C30H60O2として 計算値(%) C 79.57、H 13.36 分析値(%) C 79.57、H 13.35 Γ2−ドコシル−3−ヒドロキシヘキサコサン酸 融点89〜90℃ 元素分析値 C48H96O3として 計算値(%) C 79.93、H 13.42 分析値(%) C 79.79、H 13.48 Γ3−ヒドロキシ−2−テトラデシルオクタデカ
ン酸 融点72〜75℃ 元素分析値 C32H64O3として 計算値(%) C 77.36、H 12.98 分析値(%) C 77.46、H 13.15
用マウス数
表1〜表3に記した本発明化合物1〜7及び対
照化合物1〜2は下記の通り。 本発明化合物−1:N−アセチルムラミル−L−
アラニル−D−イソグルタミンオクチルエステ
ル 本発明化合物−2:N−アセチルムラミル−L−
アラニル−D−イソグルタミンステアリルエス
テル 本発明化合物−3:6−O−ステアロイル−N−
アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグ
ルタミンステアリルエステル 本発明化合物−4:6−O−ステアロイル−N−
アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグ
ルタミンメチルエステル 本発明化合物−5:N−アセチルムラミル−L−
アラニル−D−イソグルタミン1−メトキシカ
ルボニル−5−ステアロイルアミノペンチルア
ミド 本発明化合物−6:6−O−ノカルドミコロイル
−N−アセチルムラミル−L−セリル−D−イ
ソグルタミンメチルエステル 本発明化合物−7:N−アセチルムラミル−L−
バリル−D−イソグルタミン1−メトキシカル
ボニル−5−ノカルドミコロイルアミノペンチ
ルアミド 対照化合物−1:N−アセチルムラミル−L−ア
ラニル−D−イソグルタミン 対照化合物−2:N−アセチルムラミル−L−バ
リル−D−イソグルタミン1−カルボキシ−5
−ノカルドミコロイルアミノペンチルアミド 本発明化合物は下記反応工程に従つて製するこ
とができる。 (式中置換基A1、A2及びX、Y、nは前記定義
の通り。) 即ち、本発明化合物()はアシルムラミン酸
()に式()で示される化合物を反応させる
方法(a法)を採用してもよく、ムラミルジペプ
チド体()に式()で示される化合物を反応
させる方法(b法)を、又、アシルムラミルジペ
プチド体()はムラミルジペプチド体()を
ジアゾメタン体()と反応させる方法(c法)
を採用してもよい。 a法を採用する場合に於ける縮合反応即ち、
()+()→()の反応は一般にペプチド合
成で繁用される縮合方法、カルボジイミド法、ア
イントツプ法、活性エステル法及び酸無水物法等
が採用しうる。 例えば、式()で示される化合物と式()
で示される化合物をN,N−ジメチルホルムアミ
ド又はテトラヒドロフラン或はこれらの混合物に
溶解し、これにN−ヒドロキシコハク酸イミド、
1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N−ヒドロ
キシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシ
イミド、ペンタクロロフエノール等の一種とカル
ボジイミド(ジシクロヘキシルカルボジイミド又
は1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−カルボジイミド或はその塩酸塩)と要すれ
ば、有幾塩基例えばトリエチルアミン、N−メチ
ルモルホリン、N−エチルモルホリンを加え、通
常0〜約60℃程度で数時間〜約2日間反応させる
ことによつて達せられる。 b法を採用する場合に於ける縮合反応、即ち
()+()→()の反応に際しては()の
活性体、例えば活性エステル体、酸無水物体、酸
クロライド体等が採用される。 例えば式()で示される化合物の酸クロリイ
ド体と式()で示される化合物をテトラヒドロ
フラン又はクロロホルム或はこれらの混合溶媒中
にて反応させる。要すればピリジン等の有機塩基
の存在下、約−15〜60℃程度、好ましくは0〜25
℃で数十分〜約1日間反応させることによつて達
せられる。 c法を採用する場合に於ける縮合反応、即ち
()+()→()又は()+()→()
の反応に際しては式()又は()で示される
化合物を、エーテル、テトラヒドロフラン、ベン
ゼン、クロロホルム或はこれらの混合溶媒中でジ
アゾメタン体()、例えばジアゾメタン、フエ
ニルジアゾメタン、ジフエニルジアゾメタンの一
種を加え、約0〜50℃程度、好ましくは約20℃付
近で数分〜約18時間程度反応させることによつて
達せられる。 a法及びb法を採用するに際して式()及び
()で示される化合物の糖1位水酸基を糖の合
成化学で通常使用されるアラルキル基、例えば低
級アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基もしくは
低級アルコキシ基等の一個以上が置換することも
あるベンジル基等で保護したものを採用すれば縮
合反応における副反応を減少させうるので望まし
い。この際、縮合反応後、必要ならば保護基を脱
離し、常法にて処理することにより目的化合物を
得る。 本発明化合物の製造に使用する原料化合物、即
ち式()で示される化合物は下記の方法に従つ
て製しうる。 即ち、式()で示される化合物を製するに
は、式 (式中X、A2及びnは前記定義の通り、Zは通
常のペプチド合成に繁用されるアミノ基の保護基
が使用される。例えばハロゲン原子、ニトロ基、
低級アルコキシ基等の置換基を有することもある
ベンジルオキシカルボニル基、t−ブトキシカル
ボニル基等が挙げられる。)のいずれからも製す
ることができる。 例えば()又は()にジアゾメタン体(例
えばジアゾメタン、フエニルジアゾメタン、ジフ
エニルジアゾメタンが挙げられる)を常法に従つ
て反応させる方法を採用してもよく、又式R−W
(XII)(式中Rは前記定義の通り、Wはメタンスル
ホニル基、p−トルエンスルホニル基又はハロゲ
ン原子等を意味する反応活性体)と式()又は
()の金属塩(好ましくは周期律表族で、例
えばナトリウム、カリウム、リチウム、セシウム
等が挙げられる。)をN,N−ジメチルホルムア
ミド又はヘキサメチルホスホロアミド等の溶媒中
で室温〜約120℃程度、好ましくは約20〜40℃で
約15分間〜3日間反応し縮合させることができ
る。この縮合反応は反応溶媒としてベンゼン等の
極性の低い溶媒中で18−crown6の存在下約1〜
24時間、室温〜還流させる方法も採用しうる。か
くして得られる式 又は (式中X、R、A2、Z、nは前記定義の通り)
で示される化合物を次いで適当な保護基の脱離条
件を採用し、保護基を脱離すれば式()の化合
物が製される。 例えば、ベンジルオキシカルボニル基の脱離に
は接触還元法又は臭化水素−酢酸処理法が適して
おり、t−ブトキシカルボニル基やp−メトキシ
ベンジルオキシカルボニル基の除去にはトリフル
オロ酢酸や又は塩酸/テトラヒドロフラン等で処
理するのが望ましい。 式()で示される化合物を採用する場合は式
()及び()のR導入の反応条件がほぼ同様
に採用される。即ち、ジアゾメタン体、R−W等
と先に示した方法を適応すればよい。次いで適当
な保護基の脱離条件を採用し、保護基を脱離後、
式Z−X−OH()(式中Z及びXは前記定義
の通り)で示される保護アミノ酸と一般にペプチ
ド合成で繁用される縮合方法(前記記載の方法及
び条件がほぼ同様に採用しうる。)を採用して縮
合する。次いで適当な保護基の脱離条件を採用
し、保護基を脱離すれば式()の化合物が製さ
れる。 本発明化合物の構成単位の一つであるミコール
酸は各種細菌の全菌体、細胞壁、結合脂質等を加
水分解し、次いで活性アルミナ、硅酸等を用いる
カラムクロマトグラフイーで精製することにより
製しうる。 ミコール酸とは本来アツセリーノによりα−炭
素に長鎖分枝状アルキル基を、β−炭素に水酸基
を有する高級脂肪酸と定義されているが
(Asselineau J:The Bacterial Lipids、
Hermann Paris1966)、上述の方法で製されるミ
コール酸は一般に数種の混合物として取得される
のが通常である。勿論、更に厳密な精製分離を行
なつて完全な単一化合物或は純粋な合成品を本発
明の目的化合物製造のために供することが可能で
ある。しかしながら、本発明の課題たる生物学的
活性の点からは完全なるミコール酸の純粋化を要
求するものでなく、数種の混合物状態での使用で
十分であると考えられる。 一般にミコール酸のうちで高級のものは、人型
結核菌、牛型結核菌、鳥型結核菌その他のミコバ
クテリア属(例えば、Mycobacterium phlei、
Mycobacterium smegmatis)から得られ、α炭
素に炭素数22〜24の分枝状アルキル基をβ炭素に
水酸基を有する総炭素数約70〜90の高級脂肪酸で
ある(これを以下ミコミコール酸と称する。)。 又、中級のミコール酸としてはノカルドミコー
ル酸、コリノミコール酸、アースロバクターミコ
ール酸等が挙げられ、これ等はα−炭素に炭素数
約8〜16個の分枝状アルキル基を、β炭素に水酸
基を有する総炭素数約28〜70の高級脂肪酸であ
る。 ノカルドミコール酸を得る菌としては、ノカル
デイア属の細菌(例えばNocardia asteroides、
Nocardia ruba、Nocardia polychromogens、
Nocardia brasiliensis等)が、コリノミコール
酸を得る菌としてはコリネバクテリウム属及びア
ースロバクター属の細菌、例えば
Corynebacterium diphteriae、
Corynebacterium pseudotuberculosis、C.
xerosis、C.renale、Arthrobacter simplex、A.
flavescens等が挙げられる。従つて、本明細書に
於て使用されるミコール酸という語はα−炭素に
炭素数8〜24個程度の分枝状アルキル基をβ−炭
素に水酸基を有する総炭素数28〜90程度の高級脂
肪酸の単一もしくは混合物等を意味するものとす
る。 本発明実施のために使用したミコール酸の代表
例を示せば以下の通り。 Γノカルデイア・アステロイデス131菌 (Nocardia asteroides131)の全菌体をア
ルカリ加水分解し、常法によりメチルエステル
とし、次いで硅酸、カラムクロマトグラフイー
で精製後加水分解し、遊離し、中級ミコール酸
を得た。得られた中級ミコール酸の平均分子式
は酸滴定及び元素分析よりC51H97O3.6であつ
た。 Γミコバクテリウムツベルクロシス菌 Mycobacterium tuberculosis strain
Aoyama B)のロウ区分をアルカリ加水分解
し、次いで活性アルミナカラムクロマトグラフ
イーに付して得た。得られたミコミコール酸の
平均分子式は酸滴定及び元素分析より
C80H158O3.5であつた。 又、本発明に於て使用される合成高級脂肪酸と
は下記参考例にその代表例を示すが、総炭素数20
〜60の直鎖状高級脂肪酸又はα−炭素に中乃至高
級アルキル基を有する分枝状高級脂肪酸が挙げら
れる。又これ等高級脂肪酸はβ炭素に水酸基等の
置換基を有してもよい。 以下実施例及び参考例を挙げて本発明を説明す
る。 実施例 1 t−ブトキシカルボニル−D−イソグルタミン
615mgをメタノール15mlに溶解し、氷冷下炭酸セ
シウム815mgの水溶液2mlを加える。次いで減圧
濃縮し、N,N−ジメチルホルムアミドを加えて
共沸脱水する。残留物を25mlのN,N−ジメチル
ホルミアミドに懸濁し、氷冷下オクチルブロミド
530mgを加えて、徐々に室温にもどし、約18時間
撹拌反応する。反応後、減圧濃縮し、残渣に水を
加え、析出する沈殿を濾取する。酢酸エチルに溶
解し水洗後、溶媒留去し得られた残留物を酢酸エ
チル−石油エーテルにて再結晶しt−ブトキシカ
ルボニル−D−イソグルタミンオクチルエステル
717mgを得る。融点108.5〜109℃(分解)。 〔α〕25 D+5.3゜(C=1.7、クロロホルム) 元素分析値 C18H34N2O5として 計算値(%) C 60.31、H 9.56、N 7.81 分析値(%) C 60.68、H 9.46、N 7.85 上記化合物717mgをクロロホルム15mlに溶解し、
氷冷下、トリフルオロ酢酸15mlを加える。徐々に
室温にもどし約1時間撹拌後、減圧濃縮乾固す
る。残留物をテトラヒドロフラン50mlに溶解し、
氷冷下トリエチルアミンを加えて約PH7とし、次
いでt−ブトキシカルボニル−L−アラニン350
mg、N−ヒドロキシコハク酸イミド230mg及びジ
シクロヘキシルカルボジイミド410mgを加える。
30分後、室温にもどし約18時間撹拌し、析出した
ジシクロヘキシル尿素を濾去後、減圧濃縮する。
残留物を酢酸エチルに溶解し、5%クエン酸水溶
液、水、5%炭酸水素ナトリウム水溶液、水で順
次先浄後、酢酸エチルを留去する。残留物はシリ
カゲルクロマトグラフイーに付し、クロロホルム
−メタノール(30:1)で溶出する目的画分を集
め、減圧濃縮することにより570mgのt−ブトキ
シカルボニル−L−アラニル−D−イソグルタミ
ンオクチルエステルが得られる。融点89〜90℃
(分解)。 〔α〕25 D−8.9゜(C=0.8、メタノール) 元素分析値 C21H39N3O6として 計算値(%) C 58.72、H 9.15、N 9.78 分析値(%) C 58.89、H 9.06、N 9.85 上記化合物2.57gに氷冷下トリフルオロ酢酸10
mlを加え徐々に室温にもどし30分間撹拌反応後、
減圧濃縮し、残留物を乾燥エーテルで洗浄後、10
mlのN,N−ジメチルホルムアミドに溶解、氷冷
下N−メチルモルホリンで約PH7とする。次いで
1−α−O−ベンジル−4,6−O−ベンジリデ
ン−N−アセチルムラミン酸のN−ヒドロキシコ
ハク酸イミドエステル(5.4mmole相当)のN,
N−ジメチルホルムアミド溶液30ml、N−メチル
モルホリン0.59mlを加える。30分後、徐々に室温
にもどし約18時間撹拌反応後、減圧濃縮し、残留
物にエーテルを加えて析出する結晶を濾取、次い
でN,N−ジメチルホルムアミド−エーテルから
再結晶し、4.05gの1−α−O−ベンジル−4,
6−O−ベンジリデン−N−アセチルムラミル−
L−アラニル−D−イソグルタミンオクチルエス
テルを得る。融点229〜231.5℃(分解)。 〔α〕25 D+73.1゜(C=0.7、N,N−ジメチルホル
ムアミド) 元素分析値 C41H58N4O11として 計算値(%) C 62.90、H 7.47、N 7.16 分析値(%) C 62.95、H 7.45、N 7.36 上記化合物3.70gを60%酢酸水溶液35mlに懸濁
し沸騰水浴上30分間撹拌反応後、減圧濃縮する。
残留物に水を加えて析出する結晶を濾取、これを
メタノール−エーテルから再結晶し2.44gの1−
α−O−ベンジル−N−アセチルムラミル−L−
アラニル−D−イソグルタミンオクチルエステル
が得られる。融点190〜192℃(分解)。 〔α〕25 D+83.3゜(C=0.6、メタノール) 元素分析値 C33H52N4O11として 計算値(%) C 58.22、H 7.70、N 8.23 分析値(%) C 58.32、H 7.73、N 7.91 上記化合物680mgを酢酸20mlに溶解しパラジウ
ム炭素の存在下室温で加水素分解に付す。触媒を
濾去後、減圧留去し、得られる残留物をシリカゲ
ルクロマトグラフイーに付す。クロロホルム−メ
タノール(30:1)で溶出する目的画分を集めて
減圧濃縮することにより330mgのN−アセチルム
ラミル−L−アラニル−D−イソグルタミンオク
チルエステルが得られる。融点170〜173℃(分
解)。 〔α〕25 D+35.4(C=0.5、酢酸−水=25:1、72
時間後) 元素分析値 C26H44N4O11として 計算値(%) C 53.05、H 7.53、N 9.52 分析値(%) C 53.36、H 7.75、N 9.25 実施例 2 実施例1とほぼ同様の反応条件によりt−ブト
キシカルボニル−D−イソグルタミン615mgにス
テアリルブロミド915mgを反応させて1.07gのt
−ブトキシカルボニル−D−イソグルタミンステ
アリルエステルが得られる。融点110〜111℃(分
解)。 〔α〕25 D+3.9゜(C=1.4、クロロホルム) 元素分析値 C28H54N2O5・1/2H2Oとして 計算値(%) C 66.23、H 10.92、N 5.52 分析値(%) C 66.13、H 10.67、N 4.90 上記化合物998mgを実施例1とほぼ同様の条件
によりt−ブトキシカルボニル−L−アラニン
350mgと縮合させ780mgのt−ブトキシカルボニル
−L−アラニル−D−イソグルタミンステアリル
エステルが得られる。融点87〜88℃(分解)。 上記化合物は、また次の如く製することができ
る。即ちt−ブトキシカルボニル−L−アラニル
−D−イソグルタミン3.5gをテトラヒドロフラ
ンに溶解、メタノール10mlを加えた後、氷冷下、
炭酸セシウム3.94gの水溶液5mlを加える。次い
で減圧濃縮し、残留物にN,N−ジメチルホルム
アミドを加えて共沸脱水後、30mlのN,N−ジメ
チルホルムアミドに懸濁し、氷冷下ステアリルブ
ロミド4.03gを加える。徐々に室温にもどし約18
時間反応する。反応後、減圧濃縮し、酢酸エチル
に溶解後水洗する。次いで酢酸エチルを留去し、
残留物をシリカゲルクロマトグラフイーに付し、
クロロホルム−メタノール(30:1)で溶出する
目的画分を減圧濃縮乾固することにより3.29gが
得られる。融点87〜88℃(分解)。 〔α〕25 D−6.7゜(C=0.8、メタノール) 元素分析値 C31H59N3O6として 計算値(%) C 65.34、H 10.44、N 7.37 分析値(%) C 65.06、H 10.24、N 7.44 上記化合物3.19gを実施例1とほぼ同様の反応
条件により1−α−O−ベンジル−4,6−O−
ベンジリデン−N−アセチルムラミン酸のN−ヒ
ドロキシコハク酸イミドエステル(5.09mmole
相当)と反応させることにより4.42gの1−α−
O−ベンジル−4,6−O−ベンジリデン−N−
アセチルムラミル−L−アラニル−D−イソグル
タミンステアリルエステルが得られる。融点239
〜241.5℃(分解)。 〔α〕25 D+60.7゜(C=0.5、N,N−ジメチルホル
ムアミド) 元素分析値 C51H78N4O11・H2Oとして 計算値(%) C 65.08、H 8.57、N 5.95 分析値(%) C 64.95、H 8.28、N 6.04 上記化合物4.10gを60%酢酸溶液800mlに懸濁
し、沸騰水浴上1時間撹拌反応後、減圧濃縮す
る。残留物をシリカゲルクロマトグラフイーに付
し、クロロホルム−メタノール(30:1)で溶出
する目的画分を集めて減圧濃縮乾固することによ
り2.17gの1−α−O−ベンジル−N−アセチル
ムラミル−L−アラニル−D−イソグルタミンス
テアリルエステルが得られる。融点200〜201℃
(分解)。 〔α〕25 D+73.1゜(C=0.8、酢酸) 元素分析値 C43H72N4O11として 計算値(%) C 62.90、H 8.84、N 6.82 分析値(%) C 62.91、H 8.74、N 6.72 上記化合物600mgを実施例1とほぼ同様の条件
で加水素分解に付し313mgのN−アセチルムラミ
ル−L−アラニル−D−イソグルタミンステアリ
ルエステルが得られる。融点181〜182℃(分解)。 〔α〕25 D+31.4゜(C=0.7、酢酸−水=50:2、48
時間後) 元素分析値 C36H66N4O11・1/2CH3COOHとし て 計算値(%) C 58.40、H 9.01、N 7.36 分析値(%) C 58.22、H 8.85、N 6.98 実施例 3 1−α−O−ベンジル−N−アセチルムラミル
−L−アラニル−D−イソグルタミンオクチルエ
ステル1.09gをピリジン40mlに溶解し、−10℃に
氷冷下ステアリン酸クロライド1.94gのクロロホ
ルム溶液20mlを加える。約1時間10℃に保つたの
ち徐々に室温にもどし30分間反応する。再度−10
℃に冷却下ステアリン酸クロライド1.94gのクロ
ロホルム溶液20mlを加える。10℃で2時間撹拌反
応後、氷冷下メタノール20mlを加え、次いで減圧
濃縮して得られた残留物に水を加える。析出した
結晶を濾取、n−ヘキサン洗浄後、シリカゲルク
ロマトグラフイーに付す。クロロホルム−メタノ
ール酢酸(30:1:0.1)で溶出する目的画分を
集め減圧濃縮乾固することにより0.99gの1−α
−O−ベンジル−6−O−ステアロイル−N−ア
セチルムラミル−L−アラニル−D−イソグルタ
ミンオクチルエステルが得られる。融点198〜199
℃(分解)。 〔α〕25 D+65.8(C=1.2、酢酸) 元素分析値 C51H88N4O12として 計算値(%) C 64.53、H 9.34、N 5.90 分析値(%) C 64.49、H 8.97、N 5.94 上記化合物600mgを酢酸50mlに溶解し、パラジ
ウム−炭素存在下、室温で加水素分解反応に付
す。触媒を濾去後、減圧濃縮し、得られる残留物
をシリカゲルクロマトグラフイーに付す。クロロ
ホルム−メタノール(30:1)にて溶出する目的
画分を集めて減圧濃縮乾固し380mgの6−O−ス
テアロイル−N−アセチルムラミル−L−アラニ
ル−D−イソグルタミンオクチルエステルが得ら
れる。融点189〜191℃(分解) 〔α〕25 D+31.3(C=0.6、酢酸−水=50:2、24
時間後) 元素分析値 C44H82N4O12として 計算値(%) C 61.51、H 9.62、N 6.52 分析値(%) C 61.18、H 9.27、N 6.44 実施例 4 1−α−O−ベンジル−N−アセチルムラミル
−L−アラニル−D−イソグルタミンステアリル
エステル1.00gを実施例3とほぼ同様の反応条件
によりステアリン酸クロライドと反応させること
により1.17gの1−α−O−ベンジル−6−O−
ステアロイル−N−アセチルムラミル−L−アラ
ニル−D−イソグルタミンステアリルエステルが
得られる。融点192〜194℃(分解)。 〔α〕25 D+55.6゜(C=0.9、酢酸) 元素分析値 C61H106N4O12として 計算値(%) C 67.24、H 9.99、N 5.14 分析値(%) C 67.42、H 9.68、N 5.10 上記化合物763mgを実施例3とほぼ同様の反応
条件により加水素分解反応に付し329mgの6−O
−ステアロイル−N−アセチル−L−アラニル−
D−イソグルタミンステアリルエステルが得られ
る。融点198.5〜199.5℃(分解)。 〔α〕25 D+28.0゜(C=0.5、酢酸:水=50:2、48
時間後) 元素分析値 C54H102N4O12・1/2H2Oとして 計算値(%) C 64.32、H 10.30、N 5.56 分析値(%) C 64.46、H 10.12、N 5.50 実施例 5 t−ブトキシカルボニル−L−アラニル−D−
イソグルタミン2.0gをテトラヒドロフラン20ml
に溶解し、ジアゾメタンのエーテル溶液を反応液
がわずかに黄色となるまで加えて30分間放置後、
溶媒を留去し、残留物をテトラヒドロフラン−n
−ヘキサンから再結晶することにより1.87gのt
−ブトキシカルボニル−L−アラニル−D−イソ
グルタミンメチルエステルが得られる。融点150
〜152℃(分解)。 〔α〕25 D−9.6゜(C=0.7、メタノール) 元素分析値 C14H25N3O6として 計算値(%) C 50.74、H 7.60、N 12.69 分析値(%) C 50.55、H 7.52、N 12.36 上記化合物1.50gをジクロルメタン10mlに溶解
し、氷冷下、トリフルオロ酢酸10mlを加えて5分
間後、徐々に室温にもどし30分間撹拌する。反応
液を減圧濃縮乾固して得られた残留物を乾燥エー
テルで洗浄後、N,N−ジメチルホルムアミド10
mlに溶解する。氷冷下N−メチルモルホリンで約
PH7とする。次いで、1−α−O−ベンジル−
4,6−O−ベンジリデン−N−アセチルムラミ
ン酸のN−ヒドロキシコハク酸イミドエステル
(4.12mmole相当)のN,N−ジメチルホルムア
ミド溶液30ml、N−メチルモルホリン0.45mlを加
える。30分後、徐々に室温にもどし約18時間撹拌
反応する。次いで減圧濃縮し、残留物にエーテル
を加え、析出する結晶を濾取、90%エタノールで
洗浄し3.0gの粗1−α−O−ベンジル−4,6
−O−ベンジリデン−N−アセチルムラミル−L
−アラニル−D−イソグルタミンメチルエステル
(融点259〜261℃(分解))が得られる。さらに精
製することなく上記化合物に60%酢酸30mlを加
え、沸騰水浴上1時間撹拌反応後、減圧濃縮し残
留物に水を加え、析出する結晶を濾取する。これ
をメタノール−エーテルから再結晶し1.89gの1
−α−O−ベンジル−N−アセチルムラミル−L
−アラニル−D−イソグルタミンメチルエステル
が得られる。融点210.5〜213℃(分解)。 〔α〕25 D+104.7゜(C=0.8、メタノール) 元素分析値 C26H38N4O11として 計算値(%) C 53.60、H 6.57、N 9.62 分析値(%) C 53.76、H 6.68、N 9.28 上記化合物1.60gをピリジン40mlに懸濁し、−
10℃に冷却する。ステアリン酸クロライド3.33g
のクロロホルム溶液30mlを加え、10℃で1時間30
分撹拌反応する。氷冷下、メタノール10mlを加え
た後、減圧濃縮し、得られた残留物に水を加え、
析出する析出を濾取、加温したn−ヘキサンで洗
浄後、シリカゲルクロマトグラフイーに付す。ク
ロロホルム−メタノール−酢酸(30:1:0.1)
で溶出する目的画分を集めて減圧濃縮乾固し1.07
gの1−α−O−ベンジル−6−O−ステアロイ
ル−N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−
イソグルタミンメチルエステルが得られる。融点
186〜187℃(分解)。 〔α〕25 D+74.8゜(C=0.6、酢酸) 元素分析値 C44H72N4O12として 計算値(%) C 62.24、H 8.55、N 6.60 分析値(%) C 62.33、H 8.51、N 6.84 上記化合物800mgを実施例3とほぼ同様の反応
条件により加水素分解に付し、660mgの6−O−
ステアロイル−N−アセチルムラミル−L−アラ
ニル−D−イソグルタミンメチルエステルが得ら
れる。融点180〜182℃(分解)。 〔α〕25 D+36.6゜(C=0.6、酢酸:水=50:2、24
時間後) 元素分析値 C37H66N4O12・1/2H2Oとして 計算値(%) C 57.88、H 8.79、N 7.30 分析値(%) C 57.87、H 8.69、N 7.25 実施例 6 6−O−ノカルドミコロイル−N−アセチルム
ラミル−L−セリル−D−イソグルタミン300mg
をテトラヒドロフラン10mlに溶解し、ジアゾメタ
ンのエーテル溶液を反応液がわずかに黄色となる
まで加え、10分間放置後、酢酸0.2mlを加え、溶
媒を留去する。残留物をシリカゲルクロマトグラ
フイーに付し、クロロホルム−メタノール(20:
1)で溶出する目的画分を集め、減圧濃縮し、テ
トラヒドロフラン−メタノール−水から再結晶し
206mgの6−O−ノカルドミコロイル−N−アセ
チルムラミル−L−セリル−D−イソグルタミン
メチルエステルを得る。融点148〜150℃(分解)。 〔α〕25 D+30.7゜(C=0.6、テトラヒドロフラン−
水=50:1、24時間後) 元素分析値 C71H129O14.6N4として 計算値(%) C 67.00、H 10.24、N 4.40 分析値(%) C 67.24、H 10.66、N 4.28 実施例 7 L−アラニル−D−イソグルタミンベンジルエ
ステル塩酸塩368mgにN,N−ジメチルホルムア
ミド5mlを加え、氷冷下、N−メチルモルホリン
0.1mlを加える。次いで6−O−ミコミコロイル
−N−アセチルムラミン酸1.3gのテトラヒドロ
フラン溶液10mlを加え−10℃に冷却する。N−ヒ
ドロキシコハク酸イミド113mg、ジシクロヘキシ
ルカルボジイミド203mg及びN−メチルモルホリ
ン0.1mlを加え、30分後室温にもどし、約18時間
撹拌反応する。反応液を減圧濃縮し、残留物をク
ロロホルムに溶解する。不溶のジシクロヘキシル
尿素を濾去し、クロロホルムを留去する。残留物
をシリカゲルクロマトグラフイーに付し、クロロ
ホルム・アセトン・メタノール(20:2:1)で
溶出する目的画分を集め減圧濃縮する。水を加え
て析出した結晶をベンゼン−アセトン−メタノー
ルから再結晶し778mgの6−O−ミコミコロイル
−N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イ
ソグルタミンベンジルエステルが得られる。融点
77〜80℃。 〔α〕25 D+16.4゜(C=0.5、テトラヒドロフラン:
水=50:1、28時間後) 元素分析値 C106H194O13.5N4・2H2Oとして 計算値(%) C 71.64、H 11.25、N 3.15 分析値(%) C 71.60、H 11.02、N 3.47 実施例 8 N−アセチルムラミル−L−アラニル−D−イ
ソグルタミン1−カルボキシ−5−ステアロイル
アミノペンチルアミド300mgをテトラヒドロフラ
ン50mlに懸濁し、ジアゾメタンのエーテル溶液を
わずかに黄色となるまで加える。室温で約18時間
放置後、氷冷下、反応液の黄色が消失するまで酢
酸を加える。減圧濃縮し、残留物をシリカゲルク
ロマトグラフイーに付す。クロロホルム−メタノ
ール(30:1)で溶出する目的画分を集めて減圧
濃縮することにより105mgのN−アセチルムラミ
ル−L−アラニル−D−イソグルタミン1−メト
キシカルボニル−5−ステアロイルアミノペンチ
ルアミドが得られる。融点175〜177℃(分解)。 〔α〕25 D+16.9゜(C=0.5、N,N−ジメチルホル
ムアミド−水=50:2、17時間後) 元素分析値 C44H80N6O13・2H2Oとして 計算値(%) C 56.39、H 9.03、N 8.97 分析値(%) C 56.35、H 8.72、N 8.67 実施例 9 N−アセチルムラミル−L−バリル−D−イソ
グルタミン1−カルボキシ−5−ノカルドミコロ
イルアミノペンチルアミド300mgをテトラヒドロ
フラン8mlに溶解し、ジアゾメタンのエーテル溶
液を反応液がわずかに黄色に着色するまで加え
る。2時間放置後、減圧濃縮し残留物にエーテル
を加えて析出する結晶を濾取する。次いで水、メ
タノール、エーテルで順次洗浄し237mgのN−ア
セチルムラミル−L−バリル−D−イソグルタミ
ン1−メトキシカルボニル−5−ノカルドミコロ
イルアミノペンチルアミドを得る。融点203〜205
℃(分解)。 元素分析値 C79H145O14.6N6として 計算値(%) C 67.15、H 10.37、N 5.95 分析値(%) C 66.99、H 10.21、N 6.08 参考例 本発明化合物の構成単位として使用される合成
高級脂肪酸の代表例を示す。 Γトリアコンタン酸 融点97〜99℃ 元素分析値 C30H60O2として 計算値(%) C 79.58、H 13.36 分析値(%) C 79.35、H 13.23 Γ2−ドコシルテトラコサン酸 融点87〜89℃ Γ2−テトラデシルヘキサデカン酸 融点79.5〜75℃ 元素分析値 C30H60O2として 計算値(%) C 79.57、H 13.36 分析値(%) C 79.57、H 13.35 Γ2−ドコシル−3−ヒドロキシヘキサコサン酸 融点89〜90℃ 元素分析値 C48H96O3として 計算値(%) C 79.93、H 13.42 分析値(%) C 79.79、H 13.48 Γ3−ヒドロキシ−2−テトラデシルオクタデカ
ン酸 融点72〜75℃ 元素分析値 C32H64O3として 計算値(%) C 77.36、H 12.98 分析値(%) C 77.46、H 13.15
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 で示される新規ムラミルジペプチド誘導体。 (上記式中XはL−アラニン、L−セリン、L−
バリン、グリシン等のアミノ酸残基を、Yは−
OR又は【式】を意味 し、Rは分枝を有することもある低級乃至中級ア
ルキル基又はアラルキル基を、nは1〜6の整数
を、A1及びA2は各々独立して水素原子、中級乃
至高級ミコロイル基又は分枝及び/又は不飽和結
合を有することもある低級乃至高級脂肪酸残基を
意味し、Acylは低級アシル基を意味する。但し、
A1が水素原子でありかつYが低級アルコキシ基
である場合は除く。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12501979A JPS5649396A (en) | 1979-09-28 | 1979-09-28 | Novel muramyldipeptide derivative |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12501979A JPS5649396A (en) | 1979-09-28 | 1979-09-28 | Novel muramyldipeptide derivative |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5649396A JPS5649396A (en) | 1981-05-02 |
| JPS6312879B2 true JPS6312879B2 (ja) | 1988-03-23 |
Family
ID=14899838
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12501979A Granted JPS5649396A (en) | 1979-09-28 | 1979-09-28 | Novel muramyldipeptide derivative |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5649396A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3213650A1 (de) * | 1982-04-14 | 1983-10-27 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | N-glycosylierte carbonsaeureamid-derivate, verfahren zu ihrer herstellung sowie ihre verwendung zur beeinflussung der koerpereigenen abwehr |
| JPS59172497A (ja) * | 1983-03-22 | 1984-09-29 | Dai Ichi Seiyaku Co Ltd | 新規ムラミルペプチド誘導体 |
| JPS61275299A (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-05 | Akira Hasegawa | デオキシムラミルジペプチド誘導体 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH613709A5 (en) * | 1975-12-10 | 1979-10-15 | Ciba Geigy Ag | Process for the preparation of glucosamine derivatives |
-
1979
- 1979-09-28 JP JP12501979A patent/JPS5649396A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5649396A (en) | 1981-05-02 |
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