JPS6323056B2 - - Google Patents

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JPS6323056B2
JPS6323056B2 JP57102125A JP10212582A JPS6323056B2 JP S6323056 B2 JPS6323056 B2 JP S6323056B2 JP 57102125 A JP57102125 A JP 57102125A JP 10212582 A JP10212582 A JP 10212582A JP S6323056 B2 JPS6323056 B2 JP S6323056B2
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JP
Japan
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lid
laminate
heat
resin
layer
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Application number
JP57102125A
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English (en)
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JPS591350A (ja
Inventor
Tadahiko Kuzura
Hiroshi Ueno
Kazusane Hirota
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
Priority to JP57102125A priority Critical patent/JPS591350A/ja
Publication of JPS591350A publication Critical patent/JPS591350A/ja
Publication of JPS6323056B2 publication Critical patent/JPS6323056B2/ja
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、易開封性ヒートシール蓋に関するも
ので、より詳細には、易開封性とヒートシール性
と内容物保存性乃至はガスバリヤー性との組合せ
特性に優れた金属箔―樹脂積層体から成る容器蓋
に関するものである。 従来、密封性能と同時に易開封性をも付与した
ヒートシール蓋としては、所謂ピーラブルシール
蓋と呼ばれるものが知られている。このピーラブ
ルシール蓋は、金属箔等の可撓性基体にヒートシ
ーラントの層を設けたものであり、ヒートシーラ
ントとしては、ポリエチレン等のオレフイン系樹
脂にワツクス、粘着付与剤、エラストマー等を配
合することによつて、シール強度を1Kg/15mmの
オーダーに調節したものが使用されている。この
種のピーラブルシール蓋は、内容物を充填した包
装体を加熱殺菌した場合の密封信頼性に欠けてお
り、厚生省告示17号(昭和52年8月1日施行)に
おいても、ヒートシールにより密封され、加圧加
熱殺菌される食品用の容器は、2.3Kg/15mm以上
のヒートシール強度を有することを義務づけてい
る。 しかして、このような高いシール強度で密封さ
れたヒートシール蓋は、ヒートシール界面での手
による剥離は到底困難であり、現状ではナイフ、
罐切等の工具を用いて開封を行つている。 一方、格別の器具を用いることなく手で容易に
開封できる蓋として、所謂イージイ・オープン罐
蓋がある。この罐蓋は、アルミ金属シートで形成
された罐蓋に開口用部分をスコアで区画し、この
開口用部分にリベツトを形成させて、この開口用
部分のリベツトでプル・リングを固定したもので
あり、罐胴部材のフランジ部と二重巻締して使用
されるものである。 このようなイージイ・オープン罐蓋は、加圧加
熱殺菌にも耐え、しかも優れた開封性を有する
が、高価なアルミ金属素材を多量に使用すること
及び複雑でしかも手数のかかる加工工程を必要と
することのため、前述した可撓性ヒートシール蓋
に比して価格がかなり高いという欠点を有する。 のみならず、このようなイージイ・オープン罐
蓋は、適用し得る容器が罐のように耐熱性の大き
いものに限定されるという用途上に制約がある。
即ち、このようなイージイ・オープン罐蓋は、絞
り成形で形成されたプラスチツク製のカツプ状容
器と二重巻締して、高度の信頼性のある密封を形
成させることが困難であり、しかも熱間充填やレ
トルト殺菌条件では、カツプのフランジがこの温
度で軟化するために確実な密封が一層困難なもの
となる。 また、蓋体に予め開口を設け、蓋体の容器内面
となる側に熱可塑性樹脂フイルムを貼着し、更に
開口部の覆いと共につまみ片を一体に樹脂の射出
成形により形成し、しかも樹脂フイルムと前記覆
いとをヒートシールにより接合させた易開封性容
器蓋も既に知られている。しかしながら、このタ
イプの易開封性容器蓋においては、開口部に樹脂
のみが存在するため、ガスバリヤー性が低く、内
容物の保存性の点で未だ不満足のものである。 従つて、本発明の目的は、蓋体本体が高いガス
バリヤー性を有し、容器本体との間に高いヒート
シール強度を有する密封部を形成することができ
ると共に、開封用区画部において、金属箔―樹脂
積層体の剪断による開封が格別の器具を使用する
ことなしに容易に行われる易開封性ヒートシール
蓋を提供するにある。 本発明の他の目的は、開封に際して、プラスチ
ツクのリブ間で区画された開封予定ラインに沿つ
て、金属箔―樹脂積層体の剪断が円滑にしかもき
れいに行い得る易開封性ヒートシール蓋を提供す
るにある。 本発明の更に他の目的は、プラスチツク製容
器、アルミ箔容器或いは紙―プラスチツク―アル
ミ箔積層容器のような二重巻締の困難な容器の密
封に好適に使用される易開封性ヒートシール蓋を
提供するにある。 本発明の更に他の目的は、高価な金属素材の使
用量が少なく、蓋体への加工も容易であり、従つ
てコストも比較的安価な易開封性ヒートシール蓋
を提供するにある。 本発明によれば、容器本体とヒートシール部を
形成して該容器本体を密封するための易開封性ヒ
ートシール蓋であつて、該蓋の本体は金属箔と少
なくとも一層で少なくとも最内表面層がヒートシ
ール性熱可塑性樹脂から成る内面材とを備えた積
層体から成り、該積層体の開封すべき部分には、
該内面材側に開封すべき輪カクの内周側に沿つた
内周リブと該輪カクの外周側に沿つた外周リブか
ら成る内方プラスチツク成形体が前記内面材と融
着一体化した形で設けられ、前記内面材は全体と
して金属箔に対し500g/15mm以上の接着強度、
3.0Kg以下の引裂強度及び300Kg/cm2以上の引張り
弾性率を有し、且つ蓋の外面側には、内周リブよ
りも内側の積層体の部分に対して接着固定された
開封用把持片が設けられていることを特徴とする
易開封性ヒートシール蓋が提供される。 本発明によればまた、容器本体とヒートシール
部を形成して該容器本体を密封するための易開封
性ヒートシール蓋であつて、該蓋の本体は金属箔
と少なくとも一層で少なくとも最内表面層がヒー
トシール性熱可塑性樹脂から成る内面材とを備え
た積層体から成り、該積層体の開封すべき部分に
は、該内面材側に開封すべき輪カクの内周側に沿
つた内周リブと該輪カクの外周側に沿つた外周リ
ブとから成る内方プラスチツク成形体が前記内面
材と融着一体化した形で設けられ、前記内面材は
全体として金属箔に対し500g/15mm以上の接着
強度、3.0Kg以下の引裂強度及び300Kg/cm2以上の
引張り弾性率を有し、且つ蓋の外面側には、積層
体に設けられた貫通孔を介して内周リブと一体化
され且つ貫通孔に対して密封関係にあるプラスチ
ツク開封用把持片が設けられていることを特徴と
する易開封性ヒートシール蓋が提供される。 本発明を、添付図面に示す具体例に基ずき以下
に詳細に説明する。 第1乃至第4図において、本発明の容器蓋は、
全体として1で示す蓋本体と、全体として2で示
す内方プラスチツク成形体と、全体として3で示
す開封用把持片から成つている。この蓋本体1
は、金属箔基質4と、その一方の表面に施された
内面材5とから成つており、金属箔基質4の他方
の表面には、所望により保護被覆6が形成されて
いてもよい。第1乃至4図に示す具体例において
は、この内面材5の最内面層側がヒートシール性
の熱可塑性樹脂フイルム7となつており、このフ
イルム7は後に詳述する接着剤層8を介して金属
箔基質4に対して接着されている。 上述した積層体から成る蓋本体1には開封すべ
き部分9が、この開封予定部9に対して、内方プ
ラスチツク成形体2及び開封用把持片3が、以下
に詳述する関係で設けられる。 即ち、蓋1の内側、即ち内面材5の側には、開
封すべき輪カク10の内周側に沿つて該輪カクよ
りも小寸法の内周リブ11と、該輪カク10の外
周側に沿つて該輪カクよりも大寸法の外周リブ1
2とが夫々位置するように内方プラスチツク成形
体2が設けられる。好適には、この内方プラスチ
ツク成形体2は、ヒートシールすべき周辺部13
と中心部14とを区画し、且つ蓋の形状を維持す
るためのリング部分15を有しており、このリン
グ部分15と一体に前記外周リブ12が設けられ
ている。この外周リブ12と内周リブ11とは破
断容易な小間隔の橋絡部16,16を介して一体
に設けられている。 内方プラスチツク成形体2は融着か或いは他の
接着剤等により蓋本体1に接合されている。 開封用把持片3は、一端に指を挿入して把持す
るためのリング状把持部17、他端に押裂用先端
18を有しており、また、この押裂用先端18に
近接して開封開始時にてこの作用を行なう支点1
9がある。この開封用把持片3は、蓋本体1の開
封予定部9の開封開始部(即ち第1図において曲
率の大きい端部)に押裂用先端18が位置するよ
うに、蓋体1の外側、即ち内面材層5と反対側で
開封予定部に前記支点19の位置乃至はその近接
位置で接合されている。 本発明の重要な特徴は、ヒートシール用内面材
4として、全体として、金属箔に対し500g/15
mm巾以上、特に800g/15mm巾以上の接着強度、
3.0Kg以下、特に0.005乃至2.0Kgの引裂強度及び
300Kg/cm2以上、特に1000Kg/cm2乃至50000Kg/cm2
の引張り弾性率を有する樹脂層を選択して金属箔
―樹脂積層体とし、この積層体1を近接する一対
のリブ11及び12に密着させ、これらのリブ間
での剪断破壊により開封を行なうようにしたこと
にある。 即ち、本発明は、樹脂フイルムと金属とから成
る積層体を、破断予定ラインに沿つて剪断により
正確にしかも円滑に開封を行わせるためには、金
属箔に対する内面材に関して一定の物性の選択と
近接した一対のリブで積層体を拘束してリブ間で
積層体の剪断を行うこととの組合せが有効である
との知見に基ずくものである。 一般に、金属箔とヒートシール性樹脂とを貼り
合せた積層体は、各種包装袋や蓋材として周知の
ものであるが、このような積層体を、手により一
定の方向に引裂こうとすると、金属箔とフイルム
とが異なつた方向に引裂かれたり、或いは金属箔
の引裂かれたエツジからフイルムがはみ出した形
で引裂かれる傾向が強い。これは、金属箔と樹脂
フイルムとが、積層体の剪断時にデラミネーシヨ
ン、即ち層間剥離を生じ易いこと、樹脂フイルム
が引裂時に過度に伸びる傾向があること及び積層
体の引裂位置の固定乃至は制限が行われていない
ことによるものと思われる。 本発明においては、先ず金属箔に対する接着強
度が500g/15mm巾以上、特に800g/15mm巾以上
の内面材を用いることにより、積層体のリブ間剪
断時における金属箔とフイルムとの層間剥離を防
止し、リブ間でこれに沿つて鋭利な剪断を行うた
めの一要件が満足されることになる。更に、本発
明に用いる内面材は、引裂強度が3.0Kg以下の小
さい値でありながら、しかも引張り弾性率が300
Kg/cm2以上でなければならないという一見相矛盾
する要件を必要とする。即ち、フイルムの引裂強
度が小さい程フイルムの引裂は容易であるが、こ
の引裂がきれいに行われるか否かはむしろ引張り
弾性率の大小に関連しており、むしろ引張り弾性
率の大きいフイルムの方がきれいな引裂きが行わ
れることがわかつた。例えば、柔軟でゴム弾性的
性質の大きい樹脂フイルムでは引裂強度そのもの
が小さい場合でも、引裂が進行しつつある点で樹
脂の伸びが大きいために、むしろ引裂は困難とな
る傾向がある。これに対して、引張り弾性率の大
きい樹脂フイルムでは、引裂が進行しつつある点
での伸びが小さいレベルに抑制されるために、む
しろ引裂が容易に行われるものと思われる。 金属箔に対する接着強度が前記値より小さい樹
脂フイルムでは、リブ間での剪断に際し、金属箔
との層間剥離が生じるため、この部分での鋭利な
剪断による開封が困難となり、また樹脂フイルム
の引張り弾性率が上記範囲よりも低い場合にも同
様なトラブルが生じる。更に、フイルムの引裂強
度が上記範囲よりも大きい場合には手による開封
操作が困難となる傾向がある。 本発明の目的に好適に使用し得る内面材は、そ
れ自体ヒートシール性を有すると共に、金属箔に
対し熱接着可能なものであり、カルボン酸、酸無
水物、カルボン酸塩、エステル、アミド、ウレ
ア、ウレタン等に基ずくカルボニル基
【式】 を1乃至1400ミリイクイバレント(meq)/100
g重合体、特に10乃至500meq/100g重合体の濃
度で含む熱可塑性樹脂の内、前述した物性を有す
るものが本発明の目的に有利に使用される。 このようなヒートシール性含カルボニル基熱可
塑性樹脂には、各種ホモ乃至コポリエステル、各
種ホモ乃至コポリアミド、コポリカーボネート、
オレフイン類と含カルボニル基単量体との共重合
体等が含まれ、例えば次に例示するものの内か
ら、前述した物性を満足するように選択される。 一般式 或いは 式中R1は炭素数2乃至6の炭化水素基、R2
は炭素数2乃至24のアルキレン基又はアリ
ーレン基である、 で表わされる反復単位から成るポリエステル。 ここで二塩基酸成分として、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、アジピン酸、セバチン酸、マレイン
酸、フマール酸等、グリコール成分として、エチ
レングリコール、テトラメチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジエチレングリコール、ト
リエチレングリコール等のうち、各々1つづつの
成分から成るホモポリマー、あるいはどちらか一
方もしくは双方の成分が複数である共重合ポリエ
ステルである。 用い得るポリエステルの最も適当な例は、高分
子量のコポリエステル、特に二塩基酸成分として
テレフタル酸単位及び他の二塩基酸単位を含有し
且つジオール成分としてテトラメチレングリコー
ル単位を含有する高分子コポリエステル、及び/
又は二塩基酸成分としてベンゼンジカルボン酸単
位を含有し、且つジオール成分としてテトラメチ
レングリコール単位と他のジオール単位とを含有
する高分子量コポリエステルであり、具体的に
は、 ポリテトラメチレン・テレフタレート/イソフ
タレート、 ポリテトラメチレン・テレフタレート/イソフ
タレート/アジペート、 ポリテトラメチレン・テレフタレート/アジペ
ート、 ポリテトラメチレン・テレフタレート/セバテ
ート、 ポリテトラメチレン/エチレン・テレフタレー
ト、 ポリテトラメチレン/ポリオキシエチレン・テ
レフタレート、 ポリテトラメチレン/ポリオキシエチレン・テ
レフタレート/イソフタレート 等が挙げられる。 これらのコポリエステルは単独で使用される他
に、複数種のブレンド物としても使用され、更に
ポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー、
エチレン酢酸ビニル共重合体、変性ポリプロピレ
ン等のポリオレフイン系の樹脂を一部ブレンドし
て用いる場合もある。 一般式 又は 式中nは3乃至13の数、mは4乃至11の数で
ある で表わされる反復単位から成るポリアミドおよび
コポリアミド類。 例えば、ポリ―ω―アミノカプロン酸、ポリ―
ω―アミノヘプタン酸、ポリ―ω―アミノカプリ
ル酸、ポリ―ω―アミノペラゴイン酸、ポリ―ω
―アミノデカン酸、ポリ―ω―アミノウンデカン
酸、ポリ―ω―アミノドデカン酸、ポリ―ω―ア
ミノトリデカン酸、ポリヘキサメチレンアジパミ
ド、ポリヘキサメチレンセバカミド、ポリヘキサ
メチレンドデカミド、ポリヘキサメチレントリデ
カミド、ポリデカメチレンアジパミド、ポリデカ
メチレンセバカミド、ポリデカメチレンドデカミ
ド、ポリデカメチレントリデカミド、ポリドデカ
メチレンアジパミド、ポリドデカメチレンセバカ
ミド、ポリドデカメチレンドデカミド、ポリドデ
カメチレントリデカミド、ポリトリデカメチレン
アジパミド、ポリトリデカメチレンセバカミド、
ポリトリデカメチレンドデカミド、ポリトリデカ
メチレントリデカミド、ポリヘキサメチレンアゼ
ラミド、ポリデカメチレンアゼラミド、ポリドデ
カメチレンアゼラミド、ポリトリデカメチレンア
ゼラミド。 これらのポリアミドは2種以上のブレンド物で
も、或いは各単量体の組合せから成るコポリアミ
ドの形でも、更にこれらを組合せブレンド物の形
でも使用できる。用いるポリアミドは少量であれ
ばダイマー酸等の異種成分で変性されていてもよ
い。 一般式 式中R3は炭素数8乃至15の炭化水素基、 で表わされるポリカーボネート。更に、脂肪族ジ
オキシ化合物、芳香族ジオキシ化合物等とのコポ
リカーボネート。 例えば、ポリ―p―キシレングリコールビスカ
ーボネート、ポリ―ジオキシジフエニル―メタン
カーボネート、ポリ―ジオキシジフエニルエタン
カーボネート、ポリ―ジオキシジフエニル2,2
―プロパンカーボネート、ポリ―ジオキシジフエ
ニル1,1―エタンカーボネート。 更に、ポリエチレン、ポリプロピレン、結晶性
エチレン―プロピレン共重合体等のポリオレフイ
ン類に、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸
等のエチレン系不飽和カルボン酸や、無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸等のエチレン系不飽和カル
ボン酸でグラフト重合させて成る酸変性ポリオレ
フインや、ビニルエステルとオレフイン類又は他
のビニルモノマーとの共重合体或いはその部分ケ
ン化物、例えば、エチレン/酢酸ビニル共重合
体、エチレン―酢酸ビニル共重合体部分ケン化物
や、オレフイン類と不飽和カルボン酸、或いは更
に他のビニルモノマーとの共重合体或いは該共重
合体をアルカリ金属、アルカリ土類金属、或いは
有機塩基で中和して得られるアイオノマー樹脂例
えば、米国デユポン社から市販されているサーリ
ン類やポリエチレン、ポリプロピレン、結晶性エ
チレンプロピレン共重合体、更に前記各種共重合
体を、酸素酸化、オゾン酸化或いはその他の酸化
剤等で酸化して或いはコロナ放電処理して得られ
る樹脂フイルムも、前述した物性要件を満足する
ものであれば当然使用できる。 これら内面材フイルムの厚みは、5乃至100ミ
クロン、特に10乃至70ミクロンの範囲にあるのが
よく、上記範囲よりも厚い場合にはやはりスコア
の剪断が困難となる場合があり、一方上記範囲よ
りも薄い場合にはヒートシール性能が低下する傾
向がある。 この内面材フイルムは、通常単層の構成でよい
が、所望によつては複層の構成とすることができ
る。例えば、内面材の内、金属箔と隣接する層
を、金属箔との接着性に特に優れた樹脂層とし、
この上の層をヒートシール性、特に低温ヒートシ
ール性やヒートシール作業性に優れた樹脂層とす
ることもできる。このような複層フイルムは、複
数個の樹脂を多重多層ダイを通して共押出し、こ
れを製膜することにより容易に得られる。この手
法を用いれば、金属箔に対して全く接着性を示さ
ないヒートシール性樹脂でも内面材の一部として
用いることが可能となる。 このタイプの代表的なものは、(a)プロピレンを
主体とする結晶性オレフイン樹脂若しくはエチレ
ンを主体とするメルトインデツクスが0.1乃至50
g/10分、特に1乃至40g/10分の範囲内にある
結晶性オレフイン系樹脂から成る層と、(b)主たる
構成オレフイン単量体を層(a)の樹脂のそれと共通
にする酸乃至は酸無水物変性オレフイン系樹脂の
層との組合せから成るものであり、層(b)が金属箔
と接するように施される。 本発明のこの好適な態様で使用するプロピレン
系樹脂は、重合体鎖中に第3級炭素原子が1個お
きに存在するという化学構造上の特徴を有し、そ
のために熱減成を受け易いという性質を有してい
る。更に、このプロピレン系重合体は高温で結晶
化が進行し易いという特徴もある。 かくして、プロピレン系樹脂フイルムを酸変性
プロピレン系樹脂層を介して金属箔に熱融着させ
ると、この酸変性プロピレン系樹脂が金属箔に対
して親和性の大きいカルボキシル基を有し、しか
もプロピレン系樹脂と主たる構成オレフイン単位
を共通にしていることに関連して、レトルト殺菌
や引裂きに耐える強固な層間接着が得られ、更に
プロピレン系樹脂フイルムの熱融着に生ずる減成
や結晶化によつて、フイルム自体の伸びが少なく
なり、これにより、リブに沿つた正確でしかも円
滑な引裂きが可能となるものである。 プロピレン系樹脂としては、アイソタクテイツ
ク・ポリプロピレンが最も好適であるが、エチレ
ン含有量が15モル%以下、特に10モル%以下であ
るという範囲内で結晶性プロピレン・エチレン共
重合体をも使用できる。これらのプロピレン系樹
脂は、一般に1乃至100g/10min、特に5乃至
100g/10minの融解指数(ASTMD―1505)を
有することが望ましい。プロピレン系樹脂フイル
ムの厚みが大きすぎるときには、リブ間での積層
体の引裂きが困難となり、また厚みが小さすぎる
ときには、ヒートシール性が低下するので、30乃
至150μ、特に50乃至100μの範囲とするのが好適
である。 本発明の別の好適態様においては、エチレン系
樹脂の内でもMI(ASTM―D―1238)が0.1乃至
50g/10分、特に1乃至40g/10分のものを選択
し、しかもこれを酸乃至は酸無水物変性エチレン
系樹脂層を介して金属箔に熱接着させることによ
り、金属箔と内面樹脂の剥離することなしに積層
体のリブ間で鋭利に破断されるようになり、優れ
た易開封性が得られ、開封部分の外観も良好であ
るという利点が達成されるものである。 このエチレン系樹脂のMIが上述した0.1g/10
分よりも小さい場合には、内面材の強靭性や伸度
が大きくなり過ぎる結果として、リブ間で正確に
内面材フイルムを破断することが困難となり、一
方MIが50g/10分よりも大きい場合には、蓋自
体の機械的強度が低下し、また皮膜形成自体も困
難であるという問題がある。 エチレン系樹脂としては、低―中―或いは高―
密度ポリエチレンの外に、エチレンリツチの結晶
性エチレン―プロピレン共重合体や結晶性エチレ
ン―ブテン―1共重合体、結晶性エチレン―酢酸
ビニル共重合体等が使用される。 エチレン系樹脂と酸変性ポリエチレンとの組合
せを使用する場合には、これら両層の厚みは合計
70ミクロン以下の厚み、特に30乃至50ミクロンの
厚みを有することが望ましい。 酸変性オレフイン系樹脂としては、オレフイン
系樹脂を、エチレン系不飽和カルボン酸乃至はそ
の無水物でグラフト変性したものが使用され、こ
こで内面材がプロピレン樹脂である場合には、酸
変性オレフイン系樹脂の幹ポリマーもプロピレン
樹脂であるものが、また内面材がエチレン樹脂で
ある場合には、酸変性オレフイン系樹脂の幹ポリ
マーもエチレン樹脂であるものが使用される。 好適な酸変性オレフイン系樹脂は、カルボキシ
ル基やその無水物を、1乃至600特に10乃至300ミ
リイクイバレント(meq)/100g重合体の濃度
で含有する。更に、この変性オレフイン系樹脂
は、積層体の易開封性や熱接着性の点で5g/
10min以上の融解指数を有することが好ましい。 変性に用いる酸乃至はその無水物としては次の
ものが単独或いは2種以上の組合せで使用され
る。 A エチレン系不飽和カルボン酸: アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フ
マル酸、クロトン酸、イタコン酸、シトラコン
酸、5―ノルボルネン―2,3―ジカルボン
酸。 B エチレン系不飽和無水カルボン酸: 無水マレイン酸、無水シトラコン酸、5―ノ
ルボルネン―2,3―ジカルボン酸無水物、テ
トラヒドロ無水フタル酸。 これらの内でも、無水マレイン酸変性ポリプロ
ピレンや無水マレイン酸変性ポリエチレンが本発
明の目的に最も好都合である。 変性処理は、グラフト共重合、末端処理等の公
知の手段で、前記単量体をオレフイン系樹脂の主
鎖又は側鎖に導入することにより行われる。例え
ば、オレフイン系樹脂から成る幹ポリマーと該基
含有エチレン系不飽和単量体とを、ラジカル開始
剤或いはラジカル開始手段の存在下に接触させる
ことにより、容易に変性オレフイン系樹脂とする
ことができる。上述した変性オレフイン系樹脂
は、一般に0.5乃至20μ、特に1乃至10μの厚みで
金属箔とオレフイン系樹脂層との間に介在させ
る。 更に、ヒートシール性を有する樹脂、例えばオ
レフイン系樹脂フイルムとイソシアネート系接着
剤層との組合せも、前述した内面層としての諸条
件が満足される範囲内で、本発明の目的に使用で
きる。 金属箔上に内面材を積層するには、金属箔上に
前述した内面材樹脂フイルムを施こし、この積層
体を熱処理して内面材を金属箔に熱接着させる。
この熱接着は樹脂の融点乃至は軟化点以上でその
分解温度よりも低い温度、特に150乃至350℃の温
度で行われる。この融着は、上記温度に維持され
た積層体を圧着ロールに通すことにより容易に行
われ、次いでこの積層体を冷却ロール(チルロー
ル)に通すことにより冷却する。本発明において
はこの際、融着から結晶化温度よりも低い温度迄
への冷却を、2秒以上、特に3秒以上となるよう
に徐冷して、内面材樹脂の結晶化度を可及的に高
めておくことが望ましい。 また、オレフイン樹脂内面材を備えた易開封性
ヒートシール蓋を製造には、金属箔に対して、オ
レフイン系樹脂フイルムを、変性オレフイン系樹
脂層を介して熱融着させる。この熱融着は種々の
手段で行い得る。例えば、金属箔に対して、変性
オレフイン系樹脂をフイルム、粉末、分散液或い
は溶液の形で塗布し、次いでこれを加熱して変性
オレフイン系樹脂を溶融させると共に、この上に
予め形成されたオレフイン系樹脂フイルムを重ね
合せて、金属箔に融着せしめる。変性オレフイン
系樹脂の塗装は、静電塗装、電気泳動塗装、ロー
ルコート、浸渣塗装、バーコート、溶射、流動浸
漬等により行うことができ、また押出コートでも
行い得る。塗布金属箔の加熱は、高周波誘導加
熱、赤外線加熱、熱風炉等により行うことができ
る。 更に、変性オレフイン系樹脂とオレフイン系樹
脂を別個に金属箔に施こす代りに、両樹脂を多層
多重ダイを通して共押出し、この共押出された二
層フイルムを金属箔に対して熱融着させてもよ
い。 本発明のプロピレン系樹脂を用いる態様におい
ては、この熱融着に際して、プロピレン系樹脂を
結晶化させ或いは結晶のサイズを大きくすること
が、前述した易開封性の点で特に望ましい。プロ
ピレン系樹脂の結晶化度は、該樹の密度と密接な
関連を有している。従来、プロピレン系樹脂を内
面材としたレトルトパウチ用積層体等において
は、パウチの強度やヒートシール性の見地から、
熱融着後の積層体を急冷し、結晶化を抑制するこ
とが行われている。これに対して、本発明におい
ては、後に詳述するような徐冷手段を採用して、
プロピレン系樹脂の密度を0.885g/c.c.以上、特
に0.890g/c.c.以上とする。また、この徐冷手段
により、球晶の大きさを、5μ以上、特に12μ以上
となるようにする。尚、球晶の大きさは、光散乱
法で求めることができる。 プロピレン系樹脂の融着は、その融点以上で分
解温度よりも低い温度、特に160乃至260℃の温度
で行われる。この融着は、上記温度に維持された
積層体を圧着ロールに通すことにより容易に行わ
れ、次いでこの積層体を冷却ロール(チルロー
ル)に通すことにより急冷する。本発明において
はこの際、融着から結晶化温度よりも低い温度迄
への冷却を、2秒以上、特に3秒以上となるよう
に徐冷するようにする。 本発明のエチレン系樹脂を用いる態様において
は、前述したエチレン系樹脂層と酸乃至は酸無水
物変性エチレン系樹脂層とは、全体としての厚み
が70ミクロンよりも小となるように、特に30乃至
50ミクロンの範囲となるように金属箔上に施こす
ことも易開封性の点で重要である。一般に、ヒー
トシール構造の包装体においては、ヒートシール
性等の見地からフイルム層の厚みは70ミクロン以
上とされているが、本発明のこの態様において
は、接着剤層をも含めて全体の内面側樹脂層の厚
みを70ミクロンよりも小さくすることにより、予
定ラインに正確に沿つた内面側樹脂層の破断を可
能とするものである。 内面側樹脂層の厚みを上記範囲に規制するため
には、予め形成されたエチレン系樹脂フイルムと
金属箔とを酸変性エチレン系樹脂で貼り合せる方
法は不利であり、エチレン系樹脂層と酸変性エチ
レン系樹脂層とを隣接関係位置で多層多重ダイを
通して共押出し、この共押出物を金属箔上にコー
トする方法、即ち共押出コート法が厚みの規制の
点から有利に用いられる。 尚、能率的ではないが、エチレン系樹脂の厚み
の小さいフイルムが入手できる場合には、酸変性
エチレン系樹脂を、サスペンジヨン、エマルジヨ
ン或いは溶液等の形で金属箔上に施こし、該酸変
性エチレン系樹脂層の上にエチレン系樹脂の薄手
フイルムを施し、熱融着を行うこともできる。 内面側樹脂層において、エチレン系樹脂内面材
は厚みが10乃至25ミクロン、一方酸変性エチレン
系樹脂層は厚みが5乃至10ミクロンの範囲となる
ようにするのが最も良い。 尚、エチレン系樹脂の熱融着は温度を160乃至
220℃とする点を除けばプロピレン系樹脂の場合
と同様に行われる。 本発明において、金属箔4としては、アルミ箔
の如き軽金属箔が好適に使用されるが、鉄箔、鋼
箔、ブリキ箔等を使用することも勿論可能であ
る。これらの金属箔は、アルマイト処理、ベーマ
イト処理、リン酸及び/又はクロム酸等による化
学処理、化成処理等の前処理を行つたものである
ことが、耐加熱殺菌性点では望ましい。 この金属箔4は、酸素、炭酸ガス、水蒸気等の
ガスや、香り成分等に対して遮断性を有するよう
な厚みであればよく、一般に7乃至100μ、特に
20乃至60μの厚みを有するものが有利に使用され
る。 金属箔4の外面には、保護層6を有することが
できる。保護層6としては、二軸延伸ポリエステ
ルフイルム、二軸延伸ポリプロピレンフイルム、
二軸延伸ナイロンフイルム等の薄手のプラスチツ
クフイルムや、エポキシ―フエノール系塗料、エ
ポキシ―ウリア系塗料、エポキシ―メラミン系塗
料、ビニル系塗料、アクリル系塗料、エポキシ―
アクリル系塗料等の塗膜や、各種紙、コート紙、
或いはこれらの組合せが用いられる。 このようにして形成される積層体をプレス成形
(絞り成形)して、打抜き、周囲カール部の形成
及びパネル部の絞り成形等の蓋への成形を行う。 本発明においては、上述した積層体から成る蓋
体1の内面側、即ちヒートシール性内面材5の側
に、近接位置関係にある内周リブ11と外周リブ
12とを密着させて設け、このリブ11とリブ1
2との間で前記積層体の剪断を行わせることも極
めて重要である。即ち、この内面材5に密着した
リブ11とリブ12とは、積層体1、特に内面材
5の剪断方向をリブ11とリブ12との間隙部に
制限し、その結果として積層体1の剪断を円滑に
しかも容易に行わせるという顕著な利点がある。
積層体1の剪断方向を位置づける手段として、積
層体1の金属箔4にスコアを設けたり、或いは積
層体1の外面側に一対のリブを設けることが考え
られるが、これらの場合には、内面材5の引裂方
向が規定されないため、積層体全体を円滑にしか
もきれいに剪断することが、本発明の場合に比し
て困難となる傾向がある。 本発明において、リブ11及び12を備えた内
方プラスチツク成形体2は、任意のプラスチツク
の成形により形成される。このプラスチツクは一
般には、熱可塑性樹脂から成るものが好適であ
り、この成形体は、例えば、射出成形、押圧乃至
はプレス成形、シート乃至はフイルムからの打抜
成形等の任意の手段で得られる。例えば、金型内
に蓋本体1を挿入して、溶融樹脂を射出成形乃至
は押圧成形を行うと、所望の内方プラスチツク成
形体2への成形と同時に、この成形体2の内面材
4への融着とが同時に行われる。かかる見地から
は、プラスチツク成形体2の形成に用いる樹脂
は、前述した内面材4と同種の樹脂であるか、或
いは内面材4の融着性を示す樹脂であることが好
ましい。勿論、内方プラスチツク成形体2を蓋本
体1と独立に製造し、このプラスチツク成形体2
を蓋本体1の内面側に、適当な接着剤、例えばイ
ソシアネート系接着剤、エポキシ系接着剤、酸変
性オレフイン系樹脂接着剤等を介して接着しても
よい。 次いで開封用把持片3を、蓋本体1の外側に前
述した接着剤等を介して接着し、本発明のヒート
シール蓋とする。 第1乃至4図に示すタイプの蓋においては、開
封に際し、把持片3のリング17を把持して上に
持ち上げ、その押裂用先端18をてこの作用によ
り蓋本体の積層シートと噛み合せることによつ
て、内周リブ11の外周で先ず積層体の押裂きが
行われる。次いでリング17を上に引張り上げる
ことにより、積層体の内周リブ11と外周リブ1
2との間での剪断が、橋絡部16,16との破断
と共に生じて開封が容易に行われる。 本発明においては、開封用把持片3と内方プラ
スチツク成形体2とはプラスチツクで一体に形成
し、開封開始に際し、把持片3を上に持上げるこ
とによつて、積層体1の引張りによる破断が生じ
るようにすることができる。 この態様を示す第5図、第6図及び第7図にお
いて、第1乃至4図と共通の部品は共通の引照数
字で示すが、蓋本体1には、その開封予定部9の
開封開始部(曲率の大きい部分)に近接してこれ
を貫通する小孔20が設けられる。蓋本体外側の
開封用把持片3と蓋本体内側の内方成形体2と
は、この小孔20を貫通して延びている連結部2
1を介して一体化される関係にプラスチツクで形
成されている。 即ち、この連結部21の蓋体1の外側には、前
記小孔20よりも大径のフランジ22、及び前記
連結部21の蓋体1の内側にも前記小孔20より
も大径で且つ内周リブ11と一体となつたフラン
ジ23が設けられており、かくして小孔20はフ
ランジ23との間で密封される関係となつてい
る。 本発明のこの態様において、上述した把持片
3、連結部21及び内方成形体2等は、小孔20
を設けた蓋本体1を、把持片3に相当するキヤビ
テイを備えた割型部分と内方成形体2等に相当す
るキヤビテイを備えた割型部を挾み、このキヤビ
テイ内に前述した熱可塑性樹脂を射出することに
より一体に成形される。 上述した点を除けば、この態様の蓋も、第1乃
至4図に関して既に詳述したのと同様な構成及び
製造手段を採用するものであるので、その詳細な
説明は省略する。 本発明の易開封性ヒートシール蓋は、第6図に
示す如く、ガスバリヤー性容器本体24の開口部
に施され、容器蓋フランジ25と蓋体周縁部13
との間でヒートシールにより密封される。特に、
本発明は二重巻締が適用不可能な易座屈性の容器
や、熱間充填、加熱殺菌等の処理を必要とする包
装容器の密封の用途に有利であり、特に真空成形
によるプラスチツクカツプ、プラグアシスト成
形、圧空成形等による一軸或いは二軸延伸プラス
チツクカツプ、絞り成形による金属箔容器等に対
するヒートシール蓋として好適に利用される。こ
のような用途の最も代表的な例として、紙基質及
びアルミ箔を備え、それらの内外面にヒートシー
ル性樹脂フイルム層を設けた紙製の容器、例えば
コンポジツト罐やカツプ状容器に対する蓋を挙げ
ることができる。 本発明を次の例で説明する。 実施例 1 外面にエポキシフエノール系塗料を塗装した厚
さ50μの軟質アルミ箔と融点が159℃、密度が0.90
g/cm3、MIが7.0g/10min、エチレン含有量が
4モル%のエチレン―プロピレン・ブロツク共重
合体から成る厚さ40μ、31引裂強度(JIS K6772)
0.30Kg、引張弾性率(ASTM D―638)13800
Kg/cm2のフイルムとの間にポリプロピレンに無水
マレイン酸がグラフトされた平均カルボキシル基
濃度が18.0meq/100g重合体、融点が161℃、メ
ルトインデツクス(MI)が30g/10minの変性
ポリプロピレンを直径が65mmφのスクリユーを有
する押出機によつてダイ部分における樹脂温度が
250℃の条件下で巾650mmのTダイから熔融押出し
を行い、温度が常温である直径が400mmφと200mm
φの一対の重ね合わせロールで圧着して、仮接着
を行つた。次いでこの仮接着された積層体を温度
が200℃に保持された直径が400mmφの熱処理ロー
ルと直径が200mmφのシリコールロールで熱圧着
を行い、直径が400mmφのチルロールと直径が200
mmφのシリコーンロールで冷却することにより、
構成がエポキシフエノール系塗料/50μアルミ
箔/10μ変性ポリプロピレン層/40μエチレンプ
ロピレンコポリマー層の積層体を得た。得られた
積層体のアルミ箔とエチレンプロピレンコポリマ
ー層との接着強度を測定したところ1400g/15mm
であつた。 また、熱処理前の前記仮接着積層体から10μ変
性ポリプロピレン層/50μエチレンプロピレンコ
ポリマー層から成る内面材を分離し、引裂強度及
び引張弾性率を測定したところ、それぞれ0.36Kg
と14100Kg/cm2であつた。 この積層材から円形のブランクを打抜き、成形
ダイによつて外径が74mmφで、直径が64mmφ、深
さ3mmのの同心円状で塗料面が凹面状になるよう
な形状の落し蓋を成形した。 次にこの成形された蓋中間体を射出成形機の金
型内に装填し、メルトインデツクスが12g/10
分、密度が0.90g/c.c.、融点が159℃のエチレン
―プロピレン―ブロツク共重合体を射出すること
により図1〜4に示すような開封用内外周リブを
有するプラスチツク成形体を内面プロピレン共重
合体層側に設けた。 次に、エポキシフエノール系塗料が塗装された
厚さ0.28mmのアルミ材から成形された第4図の3
に示すようなリングタブを前記蓋中間体の外面に
第1,2図に示すような位置にナイロン12系接着
剤を用い、高周波誘導加熱によつて熱融着させ
た。 次いで口部内径が65mm、深さが80mm、フランジ
部の巾及び厚さが3mmと0.8mmの円錐コツプ状に
成形された多層プラスチツク材料からなるカツプ
に水180c.c.を充填した後、前記の蓋を被せ、高周
波誘導加熱によりシールして密封した。多層プラ
スチツク材料の材料構成は、外側から、B/
B′/C/A/C/B′/Bである。ここでAはエ
チレン含有量が30%モル%、ケン化度が99.2%の
エチレン―酢酸ビニル共重合体ケン化物、Bはメ
ルトインデツクス(ASTM―1238)が1.4g/10
分、密度(ASTM D―1505)が0.91g/c.c.のア
イソタクポリプロピレン、Cは無水マレイン酸変
性ポリプロピレン、B′は前記A:B:Cの混合
比が実質的に5:93:2(重量比)の混合物を意
味する。このようにして作成した密封容器を120
℃、30分のレトルト殺菌処理を行つたところ容器
及び蓋には何ら異常が認められなかつた。又、こ
の容器の蓋をタブにより開口したところ所定の開
口予定部に沿つて円滑に開口が実施でき、かつフ
エザーリングやデラミネーシヨン等の欠陥がな
く、開口後の開口部の状態は良好であつた。 実施例 2 外面にビニル系保護コーテイングが施された厚
さ50μの軟質アルミ箔と酢酸ビニル含有量が5重
量%、メルトインデツクスが2.0g/10分、密度
0.92g/cm3のエチレン―酢酸ビニル共重合体から
成る厚さ40μのフイルムとの間に、酢酸ビニル含
有量が5重量%のエチレン―酢酸ビニル共重合体
に無水マレイン酸がグラフトされた平均カルボニ
ル基濃度が220meq/100g重合体、メルトインデ
ツクスが7g/10分の変性エチレン―酢酸ビニル
共重合体を実施例1と同様の押出機によつて熔融
押出を行い、仮接着積層体を得た。 次いでこの仮接着積層体を実施例1と同様の方
法で熱処理を行い、構成がビニル系保護コーテイ
ング/50μアルミ箔/10μ変性エチレン―酢酸ビ
ニル共重合体/エチレン―酢酸ビニル共重合体の
積層体を得た。 得られた積層体のアルミ箔とエチレン―酢酸ビ
ニル共重合体層の接着強度を測定したところ1100
g/15mmであつた。 また、実施例1と同様の方法で内面材の引裂強
度と引張弾性率を測定したところ、それぞれ0.2
Kgと1100Kg/cm2であつた。 この積層体から打抜き、成形を行い、MIが30
g/10分、密度が0.920g/cm3、融点が110℃の低
密度ポリエチレンを用いて実施例1と同様の開封
用リブを射出成形により設け、タブ付け加工を行
うことにより実施例1と同様の形状で外径が72mm
φの蓋を作成した。 次にポリエチレン―紙―アルミ箔ポリエチレン
のラミネートから成る直径が54mmφの底部、テー
パーを持つた高さ85mmの側壁部及び開口端がカー
ル状に成形された直径70mmの開口部を有する複合
容器にオレンジジユースをホツトパツクし、前記
蓋体をカツプの開口カール部に高周波シーラーに
よつてシールした。 この容器の蓋体上の開口用タブを引き上げるこ
とにより、開口したところ、所定の開口予定部に
沿つて円滑に開口が実施できた。開口後の開口部
の状態はデラミネーシヨンやフエザーリング等の
欠陥がなく良好であつた。 実施例 3〜5 外面にエポキシフエノール系塗料を塗装した厚
さ50μの軟質アルミ箔に表1に示す金属に熱接着
可能な熱可塑性樹脂内面層を表1に示す方法によ
つて熱接着し、冷却ロールで冷却することにより
積層体を得た。 これらの積層体から打抜き、成形を行い、表1
に示す射出成形グレードの各樹脂を用いて開封用
リブを射出成形により設け、タブ付け加工を行う
ことにより実施例1と同様の形状の蓋を作成し
た。 次いで、先端がカールされている巾3mmのフラ
ンジ部を有する口部が65mmで深さが30mmの円錐形
状のカツプを外面にエポキシフエノール系塗料を
塗装した厚さ120μの軟質アルミ箔と表1に示す
成形カツプ用内面樹脂フイルムとの積層体から成
形し、得られた成形カツプにコンデンスミルクを
充填した後、前記の蓋を各々被せ、高周波シーラ
ーによつて密封した。 このようにして作成した密封容器を120℃、30
分のレトルト殺菌処理を行つたところ容器には何
ら異常が認められなかつた。また、これらの容器
をタブを引き上げることにより、開口したとこ
ろ、所定の開口予定部に沿つて円滑に開口が実施
できた。開口後の開口部の状態はデラミネーシヨ
ンやフエザーリング等の欠陥がなく良好であつ
た。 比較例 1 実施例2で使用した厚さ50μの軟質アルミ箔に
有機チタネート系アンカー剤を塗布し、この塗布
面と実施例2で使用した厚さ40μのエチレン―酢
酸ビニル共重合体フイルムとの間にMIが7.0g/
10分、密度が0.920g/cm3、融点が110℃の低密度
ポリエチレンを溶融押出してサンドイツチラミネ
ーシヨンを行うことにより構成が保護コーテイン
グ層/50μアルミ箔/有機チタネート系アンカー
剤層/10μ低密度ポリエチレン/40μエチレン―
酢酸ビニル共重合体層の積層体を得た。 この積層体のアルミ箔と内面層との接着強度を
測定したところ、410g/15mmであつた。 この積層体から実施例2と同様の蓋を作成し、
実施例2と同様のオレンジジユースを充填した複
合カツプにヒートシールした。この容器を蓋の開
口部から開口したところ、開口予定部に沿つて切
断する途中でアルミ箔と低密度ポリエチレンの接
着界面で剥離、即ちデラミネーシヨンが発生し、
開口後の外観状態が著しく悪かつた。 比較例 2 実施例2における最内面樹脂層である酢酸ビニ
ル含有量5%のエチレン―酢酸ビニル共重合体の
代りに、酢酸ビニル含有量26wt%、MI=5、融
点95℃、厚さ40μ、引裂強度0.18Kg、引張弾性率
160Kg/cm2である。引張弾性率が低くて柔かいエ
チレン―酢酸ビニル共重合体フイルムを使用した
蓋を作製し、実施例2と同様にして開口テストを
行つたところ、内面のエチレン―酢酸ビニル内面
層が伸びるため開口予定部に沿つた開口が困難で
あつた。 なお、アルミ箔と内面層との接着強度は1080
Kg/cm2、接着層を含めた内層の引裂強度は0.21
Kg、引張弾性率は190Kg/cm2である。 実施例 6 外面にビニル系保護コーテイングが施された厚
さ50μの軟質アルミ箔を基材とし、押出樹脂とし
てMIが2.7Kg/10分、密度が0.920g/cm3、融点が
112℃、平均カルボキシル基濃度が180meq/100
g重合体の無水マレイン酸変性リニヤー低密度ポ
リエチレンを、また最内面層用としてMIが2.0
g/10分、密度が0.919g/cm3、融点が150℃のリ
ニヤー低密度ポリエチレンから成膜された厚さ
40μのフイルムを使用して、実施例2と同様の方
法により構成が保護コーテイング層/50μ軟質ア
ルミ箔/10μ変性LLDPE層/40μLLDPE層の積
層体を得た。 得られた積層体のアルミ箔と内面材との接着強
度を測定したところ1280g/15mmであつた。 また、実施例1と同様の方法で内面材の引裂強
度と引張弾性率を測定したところ、それぞれ0.34
Kgと1400Kg/cm2であつた。 この積層体から外径が90mmφで中心部に直径5
mmφの小孔を有する円形のブランクを打抜いた。
このブランクから成形ダイとカーラーにより外径
が72mmφで外周にカール部を有し、かつ直径64mm
φ、深さ3mmの同心円状でアルミ箔保護コーテイ
ング面が凹面状になるように成形された図7に示
す落し蓋状のものを成形した。 次に、成形、カーリングされた蓋中間体を射出
成形機の金型内に装填し、蓋中間体の小孔部から
MIが30g/10分、密度が0.92g/cm3、融点が110
℃の低密度ポリエチレンを射出することにより図
5〜7に示すような蓋体を得た。 次に実施例2で使用した紙複合カツプにオレン
ジジユースを充填し、前記蓋体をカツプの開口カ
ール部にシールした。 この容器の蓋をつまみリングを引き上げること
により飲み口を開けたところ、開口は容易であ
り、開口部でのフエザーリングやアルミ箔とプロ
ピレン共重合体層とのデラミネーシヨン等の欠陥
がなく、開口後の状態は良好であつた。 実施例 7 実施例1で使用した外面にエポキシフエノール
系塗料が塗装された厚さ50μのアルミ箔と実施例
1で使用した厚さ40μのエチレン―プロピレン・
ブロツク共重合体をウレタン系接着剤により積層
することにより、構成がエポキシフエノール系塗
料/50μアルミ箔/4μウレタン系塗料/40μエチ
レン―プロピレン共重合体層の積層体を得た。得
られた積層体のアルミ箔と内面材との接着強度は
900g/15mmであつた。 また、塩酸により積層体のアルミ箔を溶解剥離
することによりウレタン系接着剤/共重合体層の
内面材の引裂強度と引張弾性率を測定したとこ
ろ、それぞれ0.31Kgと12600Kg/cm2であつた。 この積層体を用いて実施例1と同様の蓋を作成
し、実施例1と同様の容器にシールして開口テス
トを行つたところ、フエザーリングやデラミネー
シヨン等の欠陥がなく、開口後の状態は良好であ
つた。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例である蓋体の平面
図であり、第2図は、第1図の蓋体の―に沿
つた断面図であり、第3図は第2図の蓋体のの
部分の拡大断面図であり、第4図は、第1図の蓋
体の分解斜視図であり、第5図は、他の実施例で
ある蓋体の平面図であり、第6図は、第5図の蓋
体を容器にシールした状態での断面図であり、第
7図は、第5図の蓋体の分解斜視図であつて、 引照数字1は蓋本体、2はプラスチツク成形
体、3は開封用把持片、4は金属箔、5は内面
材、6は保護被覆、7はヒートシール性熱可塑性
樹脂、8は接着剤層、9は開封予定部、11は内
周リブ、12は外周リブ、15はリング部分、1
6は橋絡部、17はリング状把持部、18は押裂
用先端、19は支点、20は小孔、21は連結
部、22はフランジ、23はフランジを夫々示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 容器本体とヒートシール部を形成して該容器
    本体を密封するための易開封性ヒートシール蓋で
    あつて、該蓋の本体は金属箔と少なくとも一層で
    少なくとも最内表面層がヒートシール性熱可塑性
    樹脂から成る内面材とを備えた積層体から成り、
    該積層体の開封すべき部分には、該内面材側に開
    封すべき輪カクの内周側に沿つた内周リブと該輪
    カクの外周側に沿つた外周リブとから成る内方プ
    ラスチツク成形体が前記内面材と融着一体化した
    形で設けられ、前記内面材は全体として金属箔に
    対し500g/15mm以上の接着強度、3.0Kg以下の引
    裂強度及び300Kg/cm2以上の引張り弾性率を有し、
    且つ蓋の外面側には、内周リブよりも内側の積層
    体の部分に対して接着固定された開封用把持片が
    設けられていることを特徴とする易開封性ヒート
    シール蓋。 2 容器本体とヒートシール部を形成して該容器
    本体と密封するための易開封性ヒートシール蓋で
    あつて、該蓋の本体は金属箔と少なくとも一層で
    少なくとも最内表面層がヒートシール性熱可塑性
    樹脂から成る内面材とを備えた積層体から成り、
    該積層体の開封すべき部分には、該内面材側に開
    封すべき輪カクの内周側に沿つた内周リブと該輪
    カクの外周側に沿つた外周リブとから成る内方プ
    ラスチツク成形体が前記内面材と融着一体化した
    形で設けられ、前記内面材は全体として金属箔に
    対し500g/15mm以上の接着強度、3.0Kg以下の引
    裂強度及び300Kg/cm2以上の引張り弾性率を有し、
    且つ蓋の外面側には、積層体に設けられた貫通孔
    を介して内周リブと一体化され且つ貫通孔に対し
    て密封関係にあるプラスチツク開封用把持片が設
    けられていることを特徴とする易開封性ヒートシ
    ール蓋。
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