JPS6325857A - 光磁気デイスクおよびその製造法 - Google Patents

光磁気デイスクおよびその製造法

Info

Publication number
JPS6325857A
JPS6325857A JP16808186A JP16808186A JPS6325857A JP S6325857 A JPS6325857 A JP S6325857A JP 16808186 A JP16808186 A JP 16808186A JP 16808186 A JP16808186 A JP 16808186A JP S6325857 A JPS6325857 A JP S6325857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
magnetic recording
magneto
recording film
optical disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16808186A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2548704B2 (ja
Inventor
Fumiyoshi Kirino
文良 桐野
Shinji Takayama
高山 新司
Katsuhiro Kaneko
金子 克弘
Yoshio Suzuki
良夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP61168081A priority Critical patent/JP2548704B2/ja
Publication of JPS6325857A publication Critical patent/JPS6325857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2548704B2 publication Critical patent/JP2548704B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザビームなどを用いて情報の書込み(記録
)、再生ならびに消去を行なう光磁気ディスクに係り、
特に高耐食性で優れた磁気および磁気光学特性の磁気記
録膜を有する耐久性ならびに信頼性の高い光磁気ディス
ク、および膜欠陥が少なく、下地層との接着性のよいカ
ー(K err )エンハンス膜や保護膜などの誘電体
膜を有する耐久性ならびに信頼性の高い光磁気ディスク
の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、高速高密度で、かつ大容量の情報の任意読出し書
換え可能な光磁気ディスクが注目されている。この光磁
気ディスクに用いられる磁気記録材料は、希土類元素お
よび鉄族元素を含む合金からなるものが主流であって、
種々の材料が研究されている。しかし、これらの磁気記
録材料は、使用される環境に対して活性であり、空気中
の水分や酸素と容易に反応して水酸化物や酸化物をその
表面に形成する。この反応は、光磁気ディスクの表面か
らしだいに磁気記録膜の内部へと進行していくために、
磁気記録膜の磁気および磁気光学特性を著しく低下させ
るという問題が生ずる。これは、光磁気ディスクの信頼
性を低下させることになり、実用化に際して大きな障害
となっていた。
現在までに、この磁気記録膜の腐食問題を解決する方法
として、(1)a気配8膜自身の耐食性を向上させる方
法、(2)磁気記録膜の表面あるいは界面に保護膜を設
けて外気を遮断する方法などが考えられている6特に、
前者のように磁気記除膜自身の耐食性を向上させること
ができれば。
保護膜を設ける工程が不要となり光磁気ディスクの製造
プロセスの簡略化をはかることが可能である。このため
に、磁気記録膜自身の耐食性を向上させる提案が多くな
されており、その代表例として、特公昭60−2121
7号公報および特公昭60−26825号公報がある。
しかし、磁気記録膜の耐食性向上と磁気および光磁気特
性とは相反する関係にあり、両者を同時に満足させる磁
気記録膜は未だ存在していない。
他方、光磁気ディスクを製造する場合に、例えば第9図
に示す構造の光磁気ディスクにおいて、基板26上に、
カーエンハンス膜27を形成し、その上に光磁気記録膜
28を製膜し、さらにその上部に保護膜29を、スパッ
タ法あるいは真空蒸着法によって順次積層させる方法に
よって光磁気ディスクを作製していた。しかし、上記の
誘電体を主体とするエンハンス膜および保護膜を製膜さ
せる場合に、真空蒸着法ではそれらの下地層との接着力
が弱く、またスパッタ法ではそれらの主地層表面近傍を
破壊あるいは損傷させたり、さらには膜形成速度が遅く
、膜形成の制御性が悪いなど多くの問題があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来、磁気記録膜自身の耐食性を向上させるために、磁
気記録材料に耐食性向上に有効な元素を添加することが
行なわれていた。これらの添加元素には磁気および磁気
光学的特性を低下させないで、かつ耐食性を向上させる
という条件が要求される。しかしながら上述したごとく
磁気および磁気光学特性と磁気記録膜の耐食性とは相反
する。
すなわち、添加元素により耐食性は向上するものの磁気
および磁気光学特性は低下してしまい、逆に磁気および
磁気光学特性の低下を抑制すると十分な耐食性が得られ
ないという問題があった。他方、光磁気ディスクを構成
する誘電体を主体とするカーエンハンス膜および保護膜
などの形成において、従来技術で用いられている真空蒸
着法では。
下地層との接着性が弱いなどの問題があり、またスパッ
タ法では、(1)下地層がプラズマにより破壊される、
(2)膜形成速度が遅い、(3)膜形成の制御性が悪い
、などの問題があった。さらに、これら膜形成技術は膜
形成の制御性が悪いので得られた膜の再現性に欠けると
いう欠点を有していた。
本発明の目的は、磁気および磁気光学特性を低下させる
ことなく高耐食性の磁気記録膜を有する耐久性に優れた
信頼性の高い光磁気ディスク、および光磁気ディスクを
構成するカーエンハンス膜あるいは保護膜などの誘電体
膜の製膜において、それぞれの下地層を破壊せず、膜欠
陥が少なく、かつ下地層との接着性が良好で、さらに高
速で制御性よく膜形成を行なうことのできる耐久性に優
れた信頼性の高い光磁気ディスクの製造方法を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記本発明の目的は、希土類光′素および鉄族元素の合
金からなる磁気記録膜、もしくは上記の合金に、原子%
で、Ti、 Ta、 Nb、 A11. Zr、 Ni
、Pt、Rh、Pdの群より選ばれる少なくとも1種の
元素をIO原子%以下含有する合金からなる磁気記録膜
に、該磁気記録膜の表面部に、大気中の酸素あるいは水
分を遮断するための、安定した不動態を形成させる元素
および磁気記録膜の表面部の酸化を促進させる元素であ
るP、As、Seの群より選ばれる少なくとも1種の元
素と、C,B、SL、Ge、He、Ne、Hの群より選
ばれる少なくとも1種の元素、もしくはP、As、Se
の群より選ばれる少なくとも1種の元素と、C,B、S
i、Ge、He、Ne、Hの群より選ばれる少なくとも
1種の元素と、Mo、W、Cr、Re、Ruの群より選
ばれる少なくとも1種の元素とを、上記磁気記録膜に対
して、その膜厚の1/2以下の深さに上記の元素をイオ
ン注入させることにより。
達成される。
上記本発明のイオン注入方法は、注入するイオンの元素
からなるターゲットからイオンを放出させ、これを加速
器によって10〜50kaVのイオン化エネルギーを印
加し、1×1016個/cd 〜3 X 1017a/
cJのイオン打込み量にすることが好ましい。
この場合、イオンの加速電圧を変えることによって磁気
記録膜へのイオン注入深度を自在にコントロールするこ
とができ、かつこのイオン注入プロセスは低温であるた
めに、プラスチックなどの耐熱性の低い基板を用いるこ
とができ、そのうえ打込む元素の純度、制御性ならびに
再現性よくイオン注入を行なうことができる。
また1本発明は希土類元素および鉄族元素の合金からな
る磁気記録膜に、酸素や窒素と反応して安定な酸化物あ
るいは窒化物を形成させる元素であるTi、 Ta、 
Nb、 A11. Zr、 Ni、 Cr、 Mo。
Wの群より選ばれる少なくとも1種の金属元素と、酸素
、窒素またはこれらの混合ガスとを同時に。
磁気記録膜の膜厚の1/2以下の深さにイオン注入する
か、もしくは上記の金属元素をイオン注入した後、酸素
、窒素またはこれらの混合ガスを、磁気記録膜の膜厚の
1/2以下の深さにイオン注入するか、あるいは上記の
安定な酸化物または窒化物の形成元素であるTi、 T
a、 Nb、 An、Zr、Niの群より選ばれる少な
くとも1種の金属元素を、あらかじめ磁気記録膜に10
原子%以下含有させておき、これに酸素、窒素またはこ
れらの混合ガスを、磁気記録膜の膜厚の1/2以下の深
さにイオン注入することにより、本発明の目的を達成す
ることができる。
上記本発明のイオン注入方法は、上述した方法と同様に
、ターゲットから注入イオンを放出させ、加速器によっ
て10〜50ka V範囲のイオン化エネルギーを印加
し、lX10”個/d〜3×10”個/dのイオン打込
み量にすることが好ましい。そして、注入した金属元素
のイオンを酸化または窒化させ、安定した酸化物または
窒化物を形成させるために注入する酸素、窒素またはこ
れらの混合ガスの導入条件は、ガス圧がI X 10−
” 〜5 X 10−’ T orrの範囲でイオン打
込みを行なうことが好ましい、そして、これらの酸素、
窒素またはこれらの混合ガスのイオン注入深度のコント
ロールは、イオンの加速電圧を変えることによって自在
に制御することができ、かつ低温でイオン注入が可能な
プロセスであるためプラスチックなどの耐熱性の低い安
価な基板を用いることができ、そのうえ制御性ならびに
再現性よくイオン注入を行なうことができる。
そして、本発明の磁気記録膜に、不動態化元素、酸化物
あるいは窒化物の形成元素をイオン打込み法によって注
入する深さは、ごくわずかのイオン注入深さであっても
耐食性の向上効果が生ずるが。
その深さが磁気記録膜の膜厚の1/2を超えると磁気記
録膜自身の磁気および磁気光学特性が劣化するので、イ
オン注入深さは磁気記録膜の膜厚の1/2以下が好まし
い。
さらに本発明は、希土類元素および鉄族元素の合金から
なる磁気記録膜、もしくは上記の合金に、原子%で、T
i、 Ta、 Nb、 AQ、Zr、 Ni、 Pt。
Rh、Pdの群より選ばれる少なくとも1種の元素を含
む合金からなる磁気記録膜を、酸素、窒素またはこれら
の混合ガスを含む雰囲気中で上記磁気記録膜の熱処理な
どによる表面処理を行ない。
その表面に安定した窒化物層または酸化物層あるいは窒
化物と酸化物の混合層を形成させるか、もしくは上述の
安定した不動態を形成させる元素、表面酸化を促進させ
る元素または安定した窒化物、酸化物を形成させる元素
をイオン注入した後に、その表面を、酸素、窒素または
これらの混合ガスを含む雰囲気中で熱処理などの表面処
理を行ない、より耐食性に優れた窒化物層または酸化物
層あるいは窒化物と酸化物との混合層を形成させること
により2本発明の目的を達成することができる。
さらには、光磁気ディスクを構成するカーエンハンス膜
、保護膜などであるSi3N4、TiN。
5iO1SiO、、Tie、などの誘電体膜を形成させ
る場合において、そのソースガスとして。
5L3N、の場合はSiH,とNH,など、TiNの場
合はTiC島、とNH,など、Si○の場合はSiH,
とH2、および02またはN20など、SiO、の場合
はSiH4と02など、TiC2の場合はTiCl14
とH,Oなどを用いて、低い基板温度(好ましくは90
℃以下)で1例えばレーザ励起の化学気相成長法(L−
CVD法)によって製膜することにより、本発明の目的
を達成することができる。すなわち、L−CVD法によ
ると、形成される誘電体膜の下地層を破壊あるいは損傷
させず、膜欠陥が少なく。
かつ下地層との接着性が良好で、さらに膜形成が高速で
制御性よく行なうことができ、磁気および磁気光学特性
が良好で、耐食性ならびに耐久性に優れた信頼性の高い
光磁気ディスクを効率よく得ることができる。
〔作用〕
本発明において、磁気記録膜の表面に不動態被膜を形成
させるためにP、As、Seなどの元素群、C,B、S
i、Ge、He、Ne、Hなどの元素群、Mo、W、C
r、Re、Ruなどの元素群のうちより選択される少な
くとも1種の不動態化元素および表面酸化促進元素を、
磁気記録膜の表面層にイオン注入させるか、もしくはあ
らかじめ磁気記録膜にTi、Ta、Nb、Al、Zr、
Ni、Pt、Rh、Pdなとの不動態化元素あるいは貴
金属元素を含有させておき、それに表面酸化促進元素を
イオン注入させると、この表面酸化促進元素の作用によ
り不動態化元素が磁気記録膜の表面に濃縮され、これら
の元素は磁気記録膜の表面で酸化物の不動態被膜となる
。この不動態被膜は、磁気記B膜の表面を緻密に均一に
覆うことになるので。
磁気記録膜は大気から完全に遮断され保護されることに
なる。また、上記の元素を磁気記録膜にイオン注入させ
る場合に、そのイオン注入の深さは、イオン打込みのエ
ネルギーにより自在に制御することが可能であり、磁気
記録膜の記録面側にまで打込み元素が到達しない、また
は磁気記録膜が加熱されないので、磁気および磁気光学
特性を低下させることがなく、耐食性を向上させること
ができるのである。
また、本発明において、磁気記録膜にあらかじめ安定な
酸化物あるいは窒化物を形成する元素、例えばTi、 
Ta、Nb、 An、 Zr−Ni、 Cr、 Mo。
Wなどの金属元素の少なくとも1種を含有させておき、
この磁気記録膜に酸素、窒素の1種以上含むガスをイオ
ン注入するか、あるいは上記の酸化物あるいは窒化物の
形成元素を含まない磁気記録膜に対して、上記の金属元
素と上記のガスとを同時にイオン注入するか、もしくは
上記の金属元素をイオン注入しその後に上記のガスをイ
オン注入させると、磁気記録膜の表面部近傍に安定した
緻密な酸化物層または窒化物層あるいはこれらの混合層
が形成され、これが大気中の酸素、水分などを遮断し磁
気記録膜を保護することになるから耐食性が著しく向上
することになる。他方、上記の金属元素およびガスのイ
オン注入深さは、上述のごとく自在に制御することがで
きるので、イオン注入層の深さは磁気記録膜の膜厚の1
/2以下に厳密に制御することができるので、磁気記録
膜の磁気および磁気光学特性を低下させることがない。
さらに、本発明において、希土類元素と鉄族元素との合
金よりなる磁気記録膜、または上述の不動態化元素、酸
化物あるいは窒化物形成元素を含む磁気記録膜、もしく
は上述のイオン注入処理を行なった磁気記録膜を、酸素
または窒素もしくはこれらの混合ガスを含む雰囲気によ
って熱処理あるいは表面処理を行なうことによっても、
上述と同様のHt密な保護膜を磁気記録膜の表面部に形
成させることができ、これによっても磁気記録膜の磁気
および磁気光学特性を劣化させずに耐食性を一段と向上
させることができる。
また、さらに本発明の光磁気ディスクを作製する場合に
、カーエンハンス膜、保護膜などの製膜において、通常
の化学気相成長法では、基板温度を400℃以上の高温
に加熱する必要があるが、本発明ではソースガスの励起
エネルギーに、高エネルギーを有するレーザ光を用いる
レーザ励起の化学気相成長法(L−CVD法)を用いる
ことにより、基板温度が90℃以下で製膜することがで
きるので、基板あるいは媒体構成材料に耐熱性を考慮し
ない安価な高分子材料を用いることが可能になる。さら
に、本発明のL−CVD法を用いることにより、下地層
あるいは基板表面部を破壊損傷することなく、かつ下地
層あるいは基板との間の接着力を著しく向上させること
ができる。そして、このL−CVD法を用いると高速で
、制御性よく製膜することができるので、光磁気ディス
クを再現性よく高効率で生産することが可能であり、酎
食性ならびに耐久性に優れた信頼性の高い高性能の光磁
気ディスクを得ることができる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を挙げ、図面を参照しながらさ
らに詳細に説明する。
(実施例 1) 光磁気ディスクの作製は、次のようにして行なった。ま
ず、洗浄した円形ディスク基板上に、Tb2. Fe、
4Go、なる組成を有する磁気記録膜を0.1.の膜厚
にスパッタ法により形成した。この時の条件は、放電ガ
スとしてArを用い、放電ガス圧5 X 10”” T
orr、投入RF(高周波)電力密度1.1W/cJ、
スパッタ時間は5分であった。引続き、この磁気記録膜
上に、イオン注入法によりCr、W、Mo、Re、Ru
を打込み、続いて、PlBあるいはP、C,Bを打込ん
だ。この時の打込み深度は150人とした。このように
して作製した光磁気ディスクの特性は、カー回転角θk
が0.33度、保持力Heが4.0kOe、キュリー温
度Tcが200℃であった。また、この光磁気ディスク
の動作特性を測定したところ、C/N (キャリア対ノ
イズ比)が50dB(レーザ出カフmW、外部磁場20
00e)であった。これらの特性は、本発明を用いてい
ないTbFeCoのみの磁気記録膜の場合と比較してな
んら差が見られなかった。
次に、この光磁気ディスクの寿命試験を行なった。寿命
の評価は、80℃で関係湿度(RH)が95%の高温、
高湿度環境にこのディスクを保存したときの飽和磁化の
経時変化および記録面側から測定したカー回転角の経時
変化を測定することにより行なった。その結果を第1図
に示す。図において、横軸に保存時間(時)を、縦軸に
は飽和磁化Msおよびカー回転角θにの変化率(%)を
初期の値を100としたときの相対値で示した。まず、
T b F e Coのみの場合、飽和磁化Msは曲線
1に示すように時間の経過とともに増大してゆき、50
0時間後で初期の約90%増加となった。これに対し1
本発明のイオン注入法によりCrあるいはMoモしてP
、CあるいはP、C,Bを打込んで作製したT b F
 e Co膜の場合は、曲線3に示すように飽和磁化M
sの変化は5%程度と著しく小さくなった。また、カー
回転角θにの変化は1本発明を用いない場合が500時
間後で約20%増加した。
これに対して1本発明の手法で作製した光磁気ディスク
のθには、まったく変化していなかった。
以上の結果より、本発明の手法を用いて作製した光磁気
ディスク用磁気記録膜の耐食性は、従来の手法により作
製した磁気記録膜と比較して著しく向上させることがで
きた。
(実施例 2) 光磁気ディスクの作製は、実施例1と同様の手法により
行なった。すなわち、洗浄した円形ディスク基板上にT
b2.Fe5.Go、X、 (X=Ti、 Ta。
Nb、 Ni)なる組成を有する0、1pの磁気記録膜
をスパッタ法により形成した。この時のスパッタ条件は
、実施例1と同様である。引続き、この磁気記8m上に
イオン注入法によりP、SLまたはAs、 Ge、また
はSe、Bを打込んだ、この時の打込み深度は、200
人とした。このようにして作製した光磁気ディスクの特
性は、θに=0.30” 。
He =3.0kOe、 Tc=180℃であった。ま
た、この光磁気ディスクの動作特性を測定したところ、
C/N=51dBであった。これらの特性は、本発明を
用いないで作製した磁気記録膜を有する光磁気ディスク
の特性となんら差が見られなかった。
特性測定後、このディスクの寿命試験を実施例1と同様
の手法で行なった。その結果を第2図に示す1図におい
て、横軸に保存時間(時)を、縦軸には飽和磁化Msの
変化率(%)を初期の値を100としたときの相対値で
それぞれ示した。まず、本発明のイオン注入法を用いな
いで作製した磁気記録膜の場合において、飽和磁化Ms
の変化を曲線5.6に示す。曲線5は磁気記録膜にT 
b F e Co N iを用いた場合で、曲線6はT
bFeCoX (X=Ti、Ta、Nb)の場合である
従来の手法では、耐食性向上のためにTi、 Ta。
Nb、Niを加えると飽和磁化の変化率を92%からN
iの場合が57%に、その他の場合が23%にそれぞれ
抑制される。これに対し、本発明のイオン注入法を用い
て作製した磁気記録膜において、曲線7はTbFeCo
Niを用いた場合であり、曲線8はTbFeCoX (
X=Ti、Ta、Nb)の場合であって、飽和磁化の変
化率はそれぞれ15%、5%と従来法より著しく抑制す
ることができた。
(実施例 3) 実施例1と同様の手法で光磁気ディスクの作製を行なっ
た。すなわち、洗浄した円形ディスク基板上にTb、a
Fe、、Go、X (X=Rh、Pt、Pd)なる組成
を有する0、1−の磁気記録膜をスパッタ法により形成
した。この時のスパッタ条件は、実施例1と同じである
。引続き、この磁気記録膜上にイオン打込み法によりP
、C,Bを注入した。
この時の打込み深度は、100人となるようにエネルギ
ーを制御した。このようにして作製した光磁気ディスク
の特性はθに=o、3Q°、Hc=5.0kOa、Tc
=180℃であフた。また、この光磁気ディスクの動作
特性を測定したところC/ N = 50d Bであっ
た。これらの光磁気ディスクの特性は、本発明の方法を
用いないで作製した磁気記録膜を用いた場合となんら差
がなかった。
磁気特性を測定後、このディスクの寿命試験を実施例1
と同様の手法で行ない、その結果を第3図に示す0図に
おいて、横軸に保存時間(時)を、縦軸には飽和磁化M
sの変化率(%)を初期値を100としたときの相対値
でそれぞれ示した。まず、本発明のイオン注入法を用い
ないで作製した磁気記録膜の場合の飽和磁化Msの変化
を曲線9に示す。従来の手法では、耐食性向上のために
Rh。
Pt、Pdを添加したときの飽和磁化の変化は、80℃
、95%RH中に500時間保存すると初期の1.95
倍に増加した。これに対し、イオン注入法により作製し
た磁気記録膜においては、曲線10に示すように、 S
OO時間後で1.10倍に増加した。このように、本発
明の磁気記録膜は飽和磁化の変化を著しく抑制できるこ
とがわかった。
(実施例 4) 光磁気ディスクの作製は、実施例1と同様の手法により
行なった。すなわち、洗浄した円形ディスク基板上にT
b1.Fe、、Co、X (X=Zr、 AfL、Ti
、 Ta)なる組成を有する厚さ0.1陣の磁気記録膜
をスパッタ法により形成した。この時のスパッタ条件は
、実施例1と同じである。引続き、この磁気記録膜上に
イオン打込み法によりP、B、Cを注入した。この時の
打込み深度が150人となるようにエネルギーを制御し
た。その後、加熱したN2または02もしくはOa /
 A r = 30 / 70中で10分間表面処理を
行なった。このようにして作製した光磁気ディスクの磁
気特性を測定したところ、θに=0.30” 、 Hc
=5.0kOe、 Tc==190℃であった。また、
この光磁気ディスクの動作特性を測定したところ、C/
N=48dBであった。これらの光磁気ディスクの特性
において、作製方法の違いによる差は見られなかった。
磁気特性を測定した後に、ディスクの寿命試験を実施例
1と同様の手法で行ない、その結果を第4図に示す。図
において、横軸に保存時間(時)を、縦軸には飽和磁化
Msの変化率(%)を初期値を100としたときの相対
値でそれぞれ示した。
まず、本発明のイオン注入法を用いないで作製した磁気
記録膜の場合の飽和磁化Msの変化を曲線11.12に
示す。従来の手法を用いて作製したTbFeCoX (
X=Zr、AQ)の飽和磁化の変化は。
曲線11に示すように500時間放置後で1.4倍とな
った。また、同様にして作製したTbFeCoX (X
=Ti、Ta)の場合は1曲線12に示すように1.2
倍となった。これに対して5本発明のイオン打込み法を
用いて作製した磁気記録膜の飽和磁化の変化を曲線13
.14に示す1曲線13は、T b F e Co X
(X=Zr、M)膜のMsの変化を、そして曲線14は
、TbFaCoX (X=Ti、Ta)膜のMsの変化
で、それぞれ、15%、5%と本発明を用いることによ
り飽和磁化の変化を著しく抑制できることが分かった。
(実施例 5) 光磁気ディスクの作製は、以下に述べる手順iて行なっ
た。洗浄したガラスまたは樹脂製の円形ディスク基板上
に、Tb、、 FeG4Co、もしくはTb、□Fe、
、Go、。なる組成を有する磁気記録膜を0.1−の膜
厚にスパッタ法により形成した。この時の条件は、Ar
を放電ガスとして用い、放電ガス圧5 X 10−’ 
Torr、投入RF電力密度1.lW/cd、そしてス
パッタ時間は5分であった。なお、スパッタ中は基板を
水冷した。磁気記録膜上にイオン注入法により、Ni、
Cr、Mo、W、NbあるいはZrと酸素とを打込んだ
、この時の打込み深度は150人とした。このようにし
て作製した光磁気ディスクの特性は、カー回転角θkが
0.35〜0.38χ 度、保持力Hcが5.0kOe、キュリー温度Tcが2
00℃であった。また、この光磁気ディスクの動作特性
を測定したところ、C/N (キャリア対ノイズ比)=
50〜53dB(レーザ出カフmW、外部磁場2000
e)であった。これらの特性は、本発明を用いていない
T b F e Coのみの場合となんら差は見られな
かった。
次に、この光磁気ディスクの寿命試験を行なった。ディ
スク寿命の評価は、80℃の温度で、関係湿度(RH)
が95%の高温、高湿度環境に、この作製したディスク
を保存したときの飽和磁化の経時変化を測定することに
より行なった。その結果を第5図に示す。図において、
横軸に高温、高湿度環境でのディスクの保存時間(時)
を、縦軸に飽和磁化Msの変化率(%)を、初期値を1
00としたときの相対値で示した。まず、TbFeCo
のみの場合、飽和磁化の変化は曲線15に示すように時
間の経過とともに増大してゆき、500時間後で初期値
の90%増加となった。これに対して、Mo、W、ある
いはZrと酸素とをイオン打込みして作製したT b 
F e Co膜の飽和磁化の変化は1曲線16に示すよ
うに500時間後で25%の増加となった。
また、CrあるいはNbと酸素とをイオン打込みして作
製した磁気記録膜の飽和磁化の変化は、曲線17に示す
ように500時間後でわずか6%の増加であった。
以上の結果より、本発明の手法を用いて作製した光磁気
ディスクの磁気記録膜の耐食性は、従来の手法により作
製した膜と比較して著しく向上させることができ1本発
明は磁気および磁気光学特性を低下させることなく耐食
性を向上させるのに有効であることが分かる。
(実施例 6) 光磁気ディスクの作製法は実施例5と同様である。すな
わち、円形ディスク基板上に、Tb2゜F e G 4
 Co @ sもしくはTb、、Fe、、Co1゜なる
組成を有する磁気記録膜を0.1−の膜厚にスパッタ法
により形成した。この時のスパッタ条件は実施例5と同
様である。続いて、磁気記録膜上にイオン注入法により
Ti、 Ta、あるいはMと窒素とを打込んだ。この時
の打込み深度は150人に制御した。
このようにして作製した光磁気ディスクの特性は、θに
=0.35’ 〜0.3g’ 、 Hc=5.0kOe
、Tc=200℃、であった。また、このディスクの動
作特性を測定したところ、C/N=50〜53d Bで
あった。
これらの特性は、本発明を用いないで作製したTbFe
Co膜となんら違いはなかった。
次に作製したディスクの寿命試験を行なった。
試験方法は実施例5と同様で、その結果を第6図に示す
。80℃で95%RHの環境下に500時間保存したと
きの飽和磁化の変化率(%)は1本発明を用いないで作
製したT b F e Co膜の場合(曲線15)は約
90%増加した。これに対し9本発明の方法を用いて作
製したT b F e Co膜にMと窒素を打込んだ場
合(曲線18)が約20%の増加、TiあるいはTaと
窒素とを打込んだ場合(曲線19)の両者に差はなく8
%の増加となり、飽和磁化の変化率は著しく小さかった
以上の結果から、本発明の方法を用いることにより、磁
気および磁気光学特性を低下させることなく磁気記録膜
の耐食性を著しく向上させることができた。
(実施例 7) 光磁気ディスクの作製法は実施例5と同様である。すな
わち、円形のディスク基板上に、Tb、。
Fe5sCosXs (X=Ti、 Ta、 Nb、 
An、 Zr、あるいはNi)なる組成を有する磁気記
録膜を0.1−の膜厚にスパッタ法により形成した。こ
の時のスパッタ条件は実施例5と同様である。続いて、
磁気記録膜上にイオン注入法により窒素あるいは酸素を
打込んだ。この時の打込み深度は250人とした。この
ようにして作製した光磁気ディスクの特性は、θに=0
.32’ 〜0.35’ 、 He =3.0kOe、
 Tcができた。
(実施例 8) 光磁気ディスクの作製法は、実施例5と同様である。す
なわち、円形のディスク基板上にTb2sFe5.Co
、Xs (X=Ti、 Ta、  Nb、 A(L、Z
rあるいはNi)膜なる組成を有する磁気記録膜を0.
1−の膜厚にスパッタ法により形成した。この時のスパ
ッタ条件は実施例5と同様である。続いて、200℃に
加熱した1気圧の0□、N2.または02/Ar=40
/60中で、1oon+ Q / minの流量で流し
て磁気記録膜表面を約1時間酸化または窒化処理を行な
った。このようにして作製した光磁気ディスクの特性は
、θb=0.32” 〜0.35°、 Hc=3.0k
oe、Tc=180℃であった5また。このディスクの
動作特性を測定したところ、C/N=49dBであった
。これらの特性は5本発明の方法を用いないで作製した
磁気記録膜のそれとなんら違いはみられなかった。
次に、ディスクの寿命試験を実施例5と同様の手法およ
び条件にて行なった。その結果を第8図【こ示す、80
℃、95%RHの環境下に500時間保存したときの飽
和磁化Msの変化率(%)は、本発明を用いないで作製
したT b F e Co X (X = A見。
Zr、またはNi)膜の場合は1曲線20に示すように
40%増加した。これに対し本発明の酸素または窒素で
表面処理した磁気記録膜は、曲線24に示すように12
%の増加と著しく減少した。また、T b F e C
o X (X = T i、 T a 、 N b )
膜の場合が、曲線21.25に示すように、15%の増
加から5%と大きく減少した。
このように、本発明の方法を用いることにより、磁気お
よび磁気光学特性を低下させることなく磁気記録膜の耐
食性を著しく向上させることができた。
(実施例 9) 作製した本発明の一例である光磁気ディスクの断面構造
の模式図を第9図に示す。光磁気ディ皮りの作製は、イ
ンライン方式のCVD−真空蒸着−スパッタ装置により
行なった。すなわち、洗浄したディスク基板26上に、
まず、S i H4を1%、NH,を5%、Ar残部を
ソースガスに用い、反応管内圧力5Torr、基板温度
80℃1反応時間2分にてレーザ励起化学気相成長法(
L−CVD法)によりカーエンハンス$21の形成を行
なった。膜厚は1200人とした。その後に、マグネト
ロンスパッタ法により(Gd1.5Tba、4)a、2
z (Fe、、5Coo、l)。、7.lなる組成を有
する磁気記録膜28を形成した。この時のスパッタ条件
は、Arを放電ガスとし、スパッタガス圧力5 X 1
0−’ Torr、投入RF高出力 W/aJ、スパッ
タ時間4分、膜厚は1000人とした。そして、引続き
、L−CVD法により保護膜29の形成を行なった。そ
の時のCVD条件は、先のカーエンハンス膜27形成の
場合と同様である。
このようにして作製した光磁気ディスクの特性は、カー
回転角θkが0.85度、保磁力Heが5.0koe、
キュリー温度Tcが200℃、 C/N (キャリア対
ノイズ比)が54d Bであった。このディスクの作製
を10回繰り返して行なったが、各光磁気特性のバラツ
キは、±2%と従来のオールスパッタ法によって製膜し
た場合の±7%に比べると著しく小さいことがわかった
。また、ピンホールなどの膜欠陥の密度を測定してみる
と、L−CVD法により製膜した厚さ1000人の膜で
1×102個/dとスパッタ法により形成した場合のl
Xl0’個/dと比べると著しく欠陥密度を低下させる
ことができた。また、L−CVD法による膜形成は低置
製膜であるので、従来のスパッタ法や真空蒸着法に比較
して内部応力も1710程度と小さく、かつ接着性もテ
ープ試験で膜の剥離はL−CVD法ではまったくないの
に対し、従来法では一部剥離が起るなどから接着性も著
しく向上したことが分かった。
このようにL−CVD法を用いることにより。
従来法と比べ安定した膜形成が行なえ、膜欠陥も少なく
、内部応力が低下し、下地層との接着性が向上し、かつ
膜形成速度が向上したことがわかった。
(実施例 10) 作製した光磁気ディスクの構造は、第9図に示すとおり
で、カーエンハンス膜27および保護膜29にSiOを
用いた他は実施例9と同様である。
SiO11%の形成は、ソースガスとしてSiH41%
、H,4%、021%、He残部、またはSiH41%
3N40 1%、He残部を用い1反応管内圧力3To
rr、基板温度80℃、反応時間2分にてL−CVD法
により行なった。形成したSiO膜の膜厚は、カーエン
ハンス膜27が1200人、保護膜29が1500人で
あった。
このようにして作製した光磁気ディスクの特性は、θに
=0.90’ 、 Hc=5.0kOe、 Tc=20
0℃、C/N=55dBであった。このディスクの作製
を繰り返し行なったが特性のバラツキは±3%であり、
従来法により作製したディスクのバラツキの±8%と比
較すると著しく小さかった。また、内部応力、下地層と
の接着性については実施例9と同じであった。
(実施例 11) 作製した光磁気ディスクの構造は第9図に示すとおりで
、カーエンハンス膜27にSL、N4を、保護膜29に
SiO2を用いた他は実施例9と同様である。また、S
i、N4膜の形成条件は実施例9と同様である。SiO
2膵の形成は、ソースガスとしてSiH41%、0.2
%、Ar残部を用い、反応圧力5Torr、基板温度8
0℃、反応時間2分にてL−CVD法により行なった。
各層の膜厚は、カーエンハンス膜27が1200人、そ
して保護膜29は1500人である。
このようにして作製した光磁気ディスクの特性は、θh
=0.85’ 、Hc=5kOe、Te=200℃、C
/N=54dBであった。ディスク特性再現性、内部応
力、接着性は実施例9と同様の結果が得られた。
(実施例 12) 作製した光磁気ディスクの構造は、第9図に飛すとおり
で、カーエンハンス膜27および保護膜29にTiC2
を用いた他は実施例9と同様にして行なった。T i 
O2膜の形成は、ソースガスとしてTiC1141%、
H,01%、Ar残部を用いた。ここで、 Tic:Q
、およびH,Oは常温で液体であるので、 TiC11
,およびH,O中にArをバブリングさせてTiCQ、
およびH,Oを含ませた。また濃度の調整は、T1Cf
14またはH2Oの温度を変化させ、蒸気圧を変えるこ
とで行なった。L−CVD条件;       は、圧
力5Torr、基板温度90℃、反応時間2分である。
このようにして作製した光磁気ディスクの特性は、θに
=0.80’ 、Hc=5.0kOe、 Tc=200
℃、C/N=53dBであった。ここで、カーエンハン
ス膜27の膜厚は1200人、そして保護膜29の膜厚
は1500人である6そして繰り返し作製によるディス
ク特性の再現性、内部応力、接着性は、実施例9におけ
る結果とほぼ同じであった。
(実施例 13) 作製した光磁気ディスクの構造は、第9図に示すとおり
で、カーエンハンス膜27および保護膜29にTiNを
用いた他は実施例9と同様である。
TiN[の形成は、ソースガスとしてTiCEL、1%
NH,5%、Ar残部を用いた。 TiC見、濃度の調
整は、実施例12と同じ手法によった。L−CVD条件
は実施例12と同様、圧力5Torr、基板温度90℃
、反応時間2分である。
このようにして作製した光磁気ディスクの特性は、θに
=0.87’ 、He=5kOe、Tc=200℃、C
/ N = 54d Bであった。ここで、各層の膜厚
は。
カーエンハンス膜27が1200人、保護膜29が15
00人である。そして繰り返し作製によるディスク特性
の再現性、内部応力そして接着性は、実施例9における
結果と同じであった。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したごとく、本発明の光磁気ディスクを
構成する磁気記録膜の表面部に、不動態化元素および酸
化促進元素をイオン注入して不動態化層を形成させた磁
気記録膜、あるいは酸素、窒素またはこれらの混合ガス
をイオン注入するか、もしくは上記のガス雰囲気で表面
処理を行なうことによって安定な酸化物または窒化物の
保護膜を形成させた磁気記録膜は、磁気記録膜の磁気お
よび磁気光学特性を劣化させることなく、耐食性を著し
く向上させることができるので、耐久性ならびに信頼性
の高い優れた性能を有する光磁気ディスクが得られる。
また、この場合において磁気記録膜上に別の保護膜を形
成させる必要がないから、光磁気ディスクの構造が簡略
化でき、製作プロセスも簡易化できる。
そして、光磁気ディスクを構成する各種の膜形成におい
て1本発明のL−CVD法を用いることによって、低い
温度で製膜が可能であるため、膜の内部応力が低減でき
、かつ高エネルギーを有する粒子が基板または下地層に
衝突することがないので、基板または下地層などを破壊
損傷させることがなく、また低温による製膜にかかわら
ず従来技術による方法よりも基板あるいは下地層との接
着力が大きく、さらにソースガスがレーザ光により十分
に大きな励起エネルギーが供給され、膜形成速度が大き
く、反応の制御性、均一性に優れており、膜形成の再現
性が著しく向上するので、膜欠陥が少なく良質のカーエ
ンハンス膜、保護膜などを有する耐食性ならびに耐久性
が良好で、優れた磁気および磁気光学特性を有する信頼
性の高い光磁気ディスクを2造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における実施例1の磁気記録膜の飽和磁
化およびカー回転角の経時変化率を示すグラフ、第2図
は実施例2の磁気記録膜の飽和磁化の経時変化率を示す
グラフ、第3図は実施例3の磁気記録膜の飽和磁化の経
時変化率を示すグラフ、第4図は実施例4の磁気記録膜
の飽和磁化の経時変化率を示すグラフ、第5図は実施例
5の磁気記録膜の飽和磁化の経時変化率を示すグラフ。 第6図は実施例6の磁気記録膜の飽和磁化の経時変化を
示すグラフ、第7図は実施例7の磁気記録膜の飽和磁化
の経時変化を示すグラフ、第8図は実施例8の磁気記録
膜の飽和磁化の経時変化を示すグラフ、第9図は実施例
9ないし13において作製した光磁気ディスクの構造を
示す模式図である。 1=TbFeCo膜のMs変化 2・・・TbFeCo膜のθに変化 3・・・イオン注入したTbFeCo膜のMs変化4・
・・イオン注入したTbFeCo膜のθに変化5−Tb
FeC:oNi膜 6−TbFeCoX  (X=Ti、Ta、Nb)tl
i7・・・イオン注入したTbFeCoNi膜8・・・
イオン注入したTbFeCoX (X=Ti、Ta、N
b)膜 9・・TbFeCoX (X=Pd、Rh、 Pt)膜
10−・・イオン注入したTbFaCoX (X=Pd
、Rh、Pt)膜 1l−TbFeCoX (X= Zr、 AQ)膜12
・=TbFeCoX (X=Ti、 Ta)膜13 ・
・・イオン注入したTbFeCoX (X=Zr、Aa
)股 14−・・イオン注入したTbFeCoX (X=Ti
、Ta)膜 15=TbFeCo膜 16・・・Mo、WまたはZrと酸素とをイオン注入し
たTbFeCo膜 17・・・CrまたはNbと酸素とをイオン注入したT
 b F e Co膜 18・・・Allと窒素をイオン注入したTbFeCo
膜19・・・TiまたはTaと窒素とをイオン注入した
T b F e Co膜 2O−TbFeCoX (X=AQ、ZrまたはNi)
 %21=4’bFeC:oX (X =Ti、 Ta
またはNb)膜22・・・酸素または窒素イオンを注入
したT b F e C。 X (X=Au、 ZrまたはNi)膜23・・・酸素
または窒素イオンを注入したT b F e C。 X (X=Ti、TaまたはN b )膜24・・・酸
素または窒素で表面処理したTbFeCoX(X=舷、
ZrまたはNi)膜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、希土類元素と鉄族元素との合金、もしくは希土類元
    素と鉄族元素との合金に、Ti、Ta、Nb、Al、Z
    r、Ni、Pt、Rh、Pdの群より選ばれる少なくと
    も1種の元素を10原子%以下含有する合金よりなる磁
    気記録膜を有する光磁気ディスクにおいて、上記磁気記
    録膜に、該磁気記録膜の膜厚の1/2以下の深さの耐食
    性保護膜を形成させた磁気記録膜を有することを特徴と
    する光磁気ディスク。 2、磁気記録膜に設ける耐食性保護膜は、P、As、S
    eの群より選ばれる少なくとも1種の元素およびC、B
    、Si、Ge、He、Ne、Hの群より選ばれる少なく
    とも1種の元素、もしくはP、As、Seの群より選ば
    れる少なくともHの群より選ばれる少なくとも1種の元
    素およびMo、W、Cr、Re、Ruの群より選ばれる
    少なくとも1種の元素を、イオン注入法によって磁気記
    録膜にイオン注入して形成させた耐食性保護膜であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光磁気デ
    ィスク。 3、磁気記録膜に、イオン注入法により耐食性保護膜を
    形成させる前、もしくは上記の耐食性保護膜を形成させ
    た後に、酸素、窒素のうちの少なくとも1種を含むガス
    、または上記のガスを含む希釈ガス雰囲気中で表面処理
    を行ない、酸化物または窒化物もしくはこれらの混合物
    よりなる耐食性保護膜を形成させた磁気記録膜を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に
    記載の光磁気ディスク。 4、希土類元素と鉄族元素との合金よりなる磁気記録膜
    に、酸素、窒素のうちの少なくとも1種を含むガスおよ
    びTi、Ta、Nb、Al、Zr、Ni、Cr、Mo、
    Wの群より選ばれる少なくとも1種の金属元素を、イオ
    ン注入法によって同時に上記磁気記録膜にイオン注入さ
    せるか、もしくは上記金属元素をイオン注入した後に、
    上記ガスを磁気記録膜にイオン注入して形成させた耐食
    性保護膜を有することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の光磁気ディスク。 5、希土類元素と鉄族元素との合金に、Ti、Ta、N
    b、Al、Zr、Niの群より選ばれる少なくとも1種
    の金属元素を10原子%以下含有する合金よりなる磁気
    記録膜に、酸素、窒素のうちの少なくとも1種を含むガ
    スを、イオン注入法によって上記磁気記録膜にイオン注
    入して形成させた耐食性保護膜を有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の光磁気ディスク。 6、磁気記録膜に、イオン注入法により耐食性保護膜を
    形成させる前、もしくは上記の耐食性保護膜を形成させ
    た後に、酸素、窒素のうちの少なくとも1種を含むガス
    、または上記のガスを含む希釈ガス雰囲気中で表面処理
    を行ない、酸化物または窒化物もしくはこれらの混合物
    よりなる耐食性保護膜を形成させた磁気記録膜を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項または第5項に
    記載の光磁気ディスク。 7、イオンの注入量は、1×10^1^6〜3×10^
    1^7個/cm^2であることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項ないし第6項のいずれか1項に記載の光磁気
    ディスク。 8、希土類元素と鉄族元素との合金、もしくは希土類元
    素と鉄族元素との合金に、Ti、Ta、Nb、Al、Z
    r、Ni、Pt、Rh、Pdの群より選ばれる少なくと
    も1種の元素を10原子%以下含有する合金よりなる磁
    気記録膜を有する光磁気ディスクの製造方法において、
    上記光磁気ディスクを構成する各種薄膜層の任意の層間
    に設けられるSi_3N_4、SiO、SiO_2、T
    iO_2、TiNのうちの少なくとも1種からなる誘電
    体膜を、ソースガスの励起エネルギーに、高エネルギー
    を有するレーザ光を用いるレーザ励起の化学気相成長法
    によって形成させることを特徴とする光磁気ディスクの
    製造法。 9、誘電体膜の形成において、Si_3N_4膜の形成
    にはSiH_4とNH_3を、SiO膜の形成にはSi
    H_4とH_2、およびO_2またはN_2Oを、Si
    O_2膜の形成にはSiH_4とO_2を、TiO_2
    膜の形成にはTiCl_4とH_2Oを、TiN膜の形
    成にはTiCl_4とNH_3を、それぞれソースガス
    として用い、90℃以下の基板温度で、レーザ励起の化
    学気相成長法によって形成させることを特徴とする特許
    請求の範囲第8項に記載の光磁気ディスクの製造法。
JP61168081A 1986-07-18 1986-07-18 光磁気デイスクおよびその製造法 Expired - Lifetime JP2548704B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61168081A JP2548704B2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18 光磁気デイスクおよびその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61168081A JP2548704B2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18 光磁気デイスクおよびその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6325857A true JPS6325857A (ja) 1988-02-03
JP2548704B2 JP2548704B2 (ja) 1996-10-30

Family

ID=15861492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61168081A Expired - Lifetime JP2548704B2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18 光磁気デイスクおよびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2548704B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5055364A (en) * 1989-11-13 1991-10-08 Eastman Kodak Company Magnetooptical recording element

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6017078A (ja) * 1983-07-11 1985-01-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 多層薄膜の製造方法
JPS60163248A (ja) * 1984-02-03 1985-08-26 Kyocera Corp 磁気記録素子
JPS62175946A (ja) * 1986-01-29 1987-08-01 Fujitsu Ltd 光磁気デイスク
JPS62200552A (ja) * 1986-02-28 1987-09-04 Hitachi Maxell Ltd 光磁気記録媒体の製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6017078A (ja) * 1983-07-11 1985-01-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 多層薄膜の製造方法
JPS60163248A (ja) * 1984-02-03 1985-08-26 Kyocera Corp 磁気記録素子
JPS62175946A (ja) * 1986-01-29 1987-08-01 Fujitsu Ltd 光磁気デイスク
JPS62200552A (ja) * 1986-02-28 1987-09-04 Hitachi Maxell Ltd 光磁気記録媒体の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5055364A (en) * 1989-11-13 1991-10-08 Eastman Kodak Company Magnetooptical recording element

Also Published As

Publication number Publication date
JP2548704B2 (ja) 1996-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS59188106A (ja) 光磁気記録媒体
US5772856A (en) Magneto-optical recording medium and method of manufacturing the same
JPS62267944A (ja) 磁気記録媒体
JP2548704B2 (ja) 光磁気デイスクおよびその製造法
KR920000427B1 (ko) 광자기 기록 매체
JPH02105351A (ja) 光記録媒体
JPS61276150A (ja) 光磁気記録用媒体
JP2539397B2 (ja) 光磁気記録媒体
JPS60231935A (ja) 光磁気記録媒体
JP2559432B2 (ja) 光磁気デイスク
JP2629062B2 (ja) 光磁気メモリ用媒体
JPH0695403B2 (ja) 光学的情報記録媒体
JPS62175946A (ja) 光磁気デイスク
JPS62232738A (ja) 光磁気記録用媒体
JPH01232550A (ja) 光ディスク用保護膜
JPS63291234A (ja) 光磁気記録媒体
JP2776846B2 (ja) 光ディスクの製造方法
JPS63155446A (ja) 光磁気記録媒体
JPH01296446A (ja) 光磁気記録用部材及びその製造方法
JPS61115257A (ja) 光磁気記録用媒体
JPH0695402B2 (ja) 光学的情報記録媒体
JPS6180637A (ja) 光磁気記録媒体の製造方法
JPH01169758A (ja) 光磁気記録媒体
JPS61115258A (ja) 光磁気記録用媒体
JPH03122846A (ja) 光磁気記録媒体