JPS6337137B2 - - Google Patents
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- JPS6337137B2 JPS6337137B2 JP55067157A JP6715780A JPS6337137B2 JP S6337137 B2 JPS6337137 B2 JP S6337137B2 JP 55067157 A JP55067157 A JP 55067157A JP 6715780 A JP6715780 A JP 6715780A JP S6337137 B2 JPS6337137 B2 JP S6337137B2
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- Japan
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- polyamic acid
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- acid solution
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- Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
Description
この発明は、沸点の低いジオキサンを主成分と
する混合溶媒中に、ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物と芳香族ジアミンとから得なれた芳香族
ポリアミツク酸が、均一に溶解しているポリアミ
ツク酸溶液組成物に係るものである。 また、上記のポリアミツク酸溶液組成物を、ジ
オキサンを主成分とする混合溶媒中でのビフエニ
ルテトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミンと
の重合によつて直接調整する方法に係る。 この発明のポリアミツク酸溶液組成物は、沸点
の低いジオキサンを主成分とする溶媒が使用され
ており、常温での回転粘度が低いポリマー溶液で
あり、しかも安定な溶液組成物であるので、耐熱
性のポリイミド被覆膜の形成用のワニスとして、
好適に使用することができるものである。 従来、芳香族ポリアミツク酸溶液の調製方法と
しては、N−メチルピロリドン、ジメチルホルム
アミドなどのように沸点が150℃以上と高く、し
かも高価である有機溶媒中で、芳香族テトラカル
ボン酸二無水物と芳香族ジアミンとを、160℃以
下の重合温度で重合して、ポリアミツク酸を生成
させて、均一なポリアミツク酸溶液を調整する方
法がよく知られていた。 しかし、公知の調整方法で、ビフエニルテトラ
カルボン酸二無水物と芳香族ジアミンとを重合し
てポリアミツク酸溶液を調整した場合には、沸点
の高い溶媒が使用されていることおよび得られた
ポリマー溶液の回転粘度が高いことから、この芳
香族ポリアミツク酸溶液は、被覆用のワニスとし
て使用した際に、そのポリアミツク酸溶液の塗布
を均一に行うことが困難であり、しかも塗布後に
高沸点の溶媒を蒸発して除去し均一な被覆を形成
することが容易でなく、被覆の作業性が悪く、性
能の安定した被覆膜を形成することが困難であつ
た。 また、従来、沸点が150℃以下、特に100℃以下
の有機溶媒を使用して芳香族テトラカルボン酸二
無水物と芳香族ジアミンとを重合することについ
て、知られていなかつた。 一般に沸点が100℃以下の有機溶媒を重合溶媒
として使用して、ビフエニルテトラカルボン酸二
無水物と芳香族ジアミンとを重合しても、重合速
度が遅く、高分子量のポリアミツク酸を得るのに
長時間を要したり、高分子量のポリアミツク酸が
反応液から析出し沈澱・分離してしまつたり、あ
るいは、得られたポリアミツク酸溶液が長期間安
定に保存できないものであつたりするのである。 したがつて、沸点の低い有機溶媒中に芳香族ポ
リアミツク酸が溶解しているポリアミツク酸溶液
も知られていなかつたのである。 この発明者らは、低沸点の溶媒を重合溶媒とし
て使用して、低粘度のポリアミツク酸溶液組成物
を調整する方法、およびポリアミツク酸の低沸点
溶媒溶液組成物について、鋭意研究した結果、ジ
オキサンを主成分とする特定の混合溶媒を重合溶
媒に使用することによつて、ビフエニルテトラカ
ルボン酸二無水物と芳香族ジアミンとを、何らの
支障もなく重合して、ポリアミツク酸溶液組成物
が調整できることを見出し、この発明を完成し
た。 すなわち、この発明は、ジオキサン100重量部、
ジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリド
ン35〜80重量部および低級アルコール0〜75重量
部からなる混合溶媒中に、ビフエニルテトラカル
ボン酸二無水物と芳香族ジアミンとから得られた
ポリアミツク酸が5〜40重量部溶解されているポ
リアミツク酸溶液組成物に関するものである。 また、この発明は、前記の混合溶媒中で、ビフ
エニルテトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミ
ンとを、生成するポリアミツク酸の濃度が5〜40
重量部となるような量使用して、反応温度100℃
以下および反応時間0.5〜30時間で、重合するこ
とを特徴とするポリアミツク酸溶液組成物の調整
方法に関する。 この発明のポリアミツク酸溶液は、低沸点のジ
オキサンを主成分とする溶媒が使用されているの
で、被覆用ワニスとして使つて被覆した被膜から
溶媒を蒸発し除去するのが容易であり、熱エネル
ギーの消費が少なくてすむのである。 この発明のポリアミツク酸溶液組成物は、常温
で回転粘度が低いので、被覆用ワニスとして被覆
する際に均一な塗布が容易にできるのである。 したがつて、この発明のポリアミツク酸溶液組
成物は、作業性が極めてよく、省エネルギーとな
るものである。 この発明のポリアミツク酸溶液組成物は、ビフ
エニルテトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミ
ンとの重合によつて得られた芳香族ポリアミツク
酸を含有しているので、耐熱性、耐薬品性、電気
絶縁性および機械的強度の優れているポリイミド
被膜を形成することができるものである。 この発明の方法によれば、低沸点のジオキサン
を主成分とする溶媒中で、ビフエニルテトラカル
ボン酸二無水物と芳香族ジアミンとを重合して
も、沈澱を生ずることがなく、粘度の低いポリア
ミツク酸溶液組成物を、容易に直接調整すること
ができる。 また、この発明の方法によれば、芳香族ポリア
ミツク酸の濃度が5〜40重量%である高濃度のポ
リアミツク酸溶液組成物を調整することができ、
この高濃度のポリアミツク酸溶液組成物は、沈澱
を生ずることもなく、2カ月以上均一な溶液とし
て保存することができるものである。 以下、この発明について、さらに詳しく説明す
る。 この発明において使用されている溶媒は、ジオ
キサン100重量部、ジメチルホルムアミドまたは
N−メチルピロリドン35〜80重量部、好ましくは
40〜75重量部、および低級アルコール(炭素数1
〜4のアルキルアルコール)0〜75重量部からな
る混合溶媒である。 この発明において、ジオキサンとして1,4−
ジオキサン、1,3−ジオキサンなどを挙げるこ
とができる。 この発明において、溶媒の1成分であるジメチ
ルホルムアミドまたはN−メチルピロリドンの配
合割合は、ジオキサン100重量部に対して35重量
部より少なくなると、高分子量の芳香族ポリアミ
ツク酸が高濃度で均一に溶解していることができ
なくなり、ポリマーが析出して沈澱してしまうの
で、適当ではないのである。 また、この発明において、ジメチルホルムアミ
ドまたはN−メチルピロリドンの配合割合が、ジ
オキサン100重量部に対して80重量部より多くな
ると、ポリアミツク酸溶液を被覆用ワニスとして
使用して被覆してその被膜から溶媒を除去するこ
とが容易でなくなり、省エネルギーとならなくな
るので適当ではない。 なお、この発明では、低級アルコールが、ジオ
キサン100重量部に対して、0.05〜75重量部、特
に0.1〜73重量部の割合で配合されていると、重
合反応において、ポリマーの分子量をコントロー
ルして必要以上に高い分子量となることを防ぐこ
とができ、したがつて、常温での回転粘度の低い
ポリアミツク酸溶液組成物を得ることができるの
で好適であり、さらに、ポリアミツク酸溶液中の
ジオキサンとジメチルホルムアミドまたはN−メ
チルピロリドンとが液相分離してしまうのを防止
し、長期の保存安定性が増すので好適である。 その低級アルコールとは、炭素数1〜4のアル
キルアルコールであり、例えば、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブ
チルアルコールなどを挙げることができ、最適に
は、重合反応において、分子量のコントロールを
効果的にすることができるエチルアルコールを挙
げることができる。 この発明の方法では、重合反応において、前記
低級アルコールの使用量が増すに従つて、分子量
の低いポリアミツク酸が生成し、したがつてしだ
いに低い回転粘度のポリアミツク酸溶液組成物を
調製することができる。しかし、この発明の方法
で、低級アルコールの配合割合が、ジオキサン
100重量部に対して75重量部より多くなると、重
合反応の速度が低下したり、ポリアミツク酸が析
出し沈澱してしまうことになるので適当ではな
い。 この発明において、ポリアミツク酸は、ビフエ
ニルテトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミン
とを重合して得られた芳香族ポリアミツク酸であ
る。 そのポリアミツク酸は、次の一般式 (ただし、Rは、芳香族ジアミンのアミノ基を除
いた二価の芳香族残基である)で示される反復単
位を少なくとも80%、特に90%以上有するポリア
ミツク酸である。 このポリアミツク酸は、対数粘度(濃度;0.5
g/100ml溶媒、溶媒;N−メチルピロリドン、
測定温度;25℃)が、約0.5〜5、特に0.6〜4程
度であればよい。 なお、この発明のポリアミツク酸は、ポリマー
主鎖のイミド化しうる結合が、すべてアミド−酸
結合であることが、溶媒への溶解性の点から最適
であるが、ポリマー主鎖のイミド化しうる結合の
10%程度までイミド結合となつているポリアミツ
ク酸であつてもよい。 この発明の組成物は、前述の混合溶媒中に、前
記の芳香族ポリアミツク酸を、5〜40重量%、好
ましくは6〜35重量%均一に溶解しているポリア
ミツク酸溶液である。 その組成物は、ポリマーの分子量が増大するに
従つて、あるいはポリマー濃度が増大するに従つ
て、常温での回転粘度が増大するが、被覆用ワニ
スとしては、回転粘度(25℃)が、20〜20000ポ
アズ、特に30〜15000ポアズであればよく、さら
に好ましくは50〜10000ポアズ程度である。 この発明の方法においては、前述の混合溶媒中
で、ビフエニルテトラカルボン酸二無水物と芳香
族ジアミンとを、反応温度100℃以下、特に5〜
60℃、および反応時間0.5〜30時間、好ましくは
0.5〜20時間で、重合することによつて、前述の
反復単位を有するポリアミツク酸を生成させ、そ
のポリアミツク酸が均一に溶解しているポリアミ
ツク酸溶液組成物を調製するのである。 前記のビフエニルテトラカルボン酸二無水物と
は2,3,3′,4′−ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物、3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカ
ルボン酸二無水物、およびそれらの混合物のいず
れかのことである。 また、前記芳香族ジアミンとしては、一般式
する混合溶媒中に、ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物と芳香族ジアミンとから得なれた芳香族
ポリアミツク酸が、均一に溶解しているポリアミ
ツク酸溶液組成物に係るものである。 また、上記のポリアミツク酸溶液組成物を、ジ
オキサンを主成分とする混合溶媒中でのビフエニ
ルテトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミンと
の重合によつて直接調整する方法に係る。 この発明のポリアミツク酸溶液組成物は、沸点
の低いジオキサンを主成分とする溶媒が使用され
ており、常温での回転粘度が低いポリマー溶液で
あり、しかも安定な溶液組成物であるので、耐熱
性のポリイミド被覆膜の形成用のワニスとして、
好適に使用することができるものである。 従来、芳香族ポリアミツク酸溶液の調製方法と
しては、N−メチルピロリドン、ジメチルホルム
アミドなどのように沸点が150℃以上と高く、し
かも高価である有機溶媒中で、芳香族テトラカル
ボン酸二無水物と芳香族ジアミンとを、160℃以
下の重合温度で重合して、ポリアミツク酸を生成
させて、均一なポリアミツク酸溶液を調整する方
法がよく知られていた。 しかし、公知の調整方法で、ビフエニルテトラ
カルボン酸二無水物と芳香族ジアミンとを重合し
てポリアミツク酸溶液を調整した場合には、沸点
の高い溶媒が使用されていることおよび得られた
ポリマー溶液の回転粘度が高いことから、この芳
香族ポリアミツク酸溶液は、被覆用のワニスとし
て使用した際に、そのポリアミツク酸溶液の塗布
を均一に行うことが困難であり、しかも塗布後に
高沸点の溶媒を蒸発して除去し均一な被覆を形成
することが容易でなく、被覆の作業性が悪く、性
能の安定した被覆膜を形成することが困難であつ
た。 また、従来、沸点が150℃以下、特に100℃以下
の有機溶媒を使用して芳香族テトラカルボン酸二
無水物と芳香族ジアミンとを重合することについ
て、知られていなかつた。 一般に沸点が100℃以下の有機溶媒を重合溶媒
として使用して、ビフエニルテトラカルボン酸二
無水物と芳香族ジアミンとを重合しても、重合速
度が遅く、高分子量のポリアミツク酸を得るのに
長時間を要したり、高分子量のポリアミツク酸が
反応液から析出し沈澱・分離してしまつたり、あ
るいは、得られたポリアミツク酸溶液が長期間安
定に保存できないものであつたりするのである。 したがつて、沸点の低い有機溶媒中に芳香族ポ
リアミツク酸が溶解しているポリアミツク酸溶液
も知られていなかつたのである。 この発明者らは、低沸点の溶媒を重合溶媒とし
て使用して、低粘度のポリアミツク酸溶液組成物
を調整する方法、およびポリアミツク酸の低沸点
溶媒溶液組成物について、鋭意研究した結果、ジ
オキサンを主成分とする特定の混合溶媒を重合溶
媒に使用することによつて、ビフエニルテトラカ
ルボン酸二無水物と芳香族ジアミンとを、何らの
支障もなく重合して、ポリアミツク酸溶液組成物
が調整できることを見出し、この発明を完成し
た。 すなわち、この発明は、ジオキサン100重量部、
ジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリド
ン35〜80重量部および低級アルコール0〜75重量
部からなる混合溶媒中に、ビフエニルテトラカル
ボン酸二無水物と芳香族ジアミンとから得られた
ポリアミツク酸が5〜40重量部溶解されているポ
リアミツク酸溶液組成物に関するものである。 また、この発明は、前記の混合溶媒中で、ビフ
エニルテトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミ
ンとを、生成するポリアミツク酸の濃度が5〜40
重量部となるような量使用して、反応温度100℃
以下および反応時間0.5〜30時間で、重合するこ
とを特徴とするポリアミツク酸溶液組成物の調整
方法に関する。 この発明のポリアミツク酸溶液は、低沸点のジ
オキサンを主成分とする溶媒が使用されているの
で、被覆用ワニスとして使つて被覆した被膜から
溶媒を蒸発し除去するのが容易であり、熱エネル
ギーの消費が少なくてすむのである。 この発明のポリアミツク酸溶液組成物は、常温
で回転粘度が低いので、被覆用ワニスとして被覆
する際に均一な塗布が容易にできるのである。 したがつて、この発明のポリアミツク酸溶液組
成物は、作業性が極めてよく、省エネルギーとな
るものである。 この発明のポリアミツク酸溶液組成物は、ビフ
エニルテトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミ
ンとの重合によつて得られた芳香族ポリアミツク
酸を含有しているので、耐熱性、耐薬品性、電気
絶縁性および機械的強度の優れているポリイミド
被膜を形成することができるものである。 この発明の方法によれば、低沸点のジオキサン
を主成分とする溶媒中で、ビフエニルテトラカル
ボン酸二無水物と芳香族ジアミンとを重合して
も、沈澱を生ずることがなく、粘度の低いポリア
ミツク酸溶液組成物を、容易に直接調整すること
ができる。 また、この発明の方法によれば、芳香族ポリア
ミツク酸の濃度が5〜40重量%である高濃度のポ
リアミツク酸溶液組成物を調整することができ、
この高濃度のポリアミツク酸溶液組成物は、沈澱
を生ずることもなく、2カ月以上均一な溶液とし
て保存することができるものである。 以下、この発明について、さらに詳しく説明す
る。 この発明において使用されている溶媒は、ジオ
キサン100重量部、ジメチルホルムアミドまたは
N−メチルピロリドン35〜80重量部、好ましくは
40〜75重量部、および低級アルコール(炭素数1
〜4のアルキルアルコール)0〜75重量部からな
る混合溶媒である。 この発明において、ジオキサンとして1,4−
ジオキサン、1,3−ジオキサンなどを挙げるこ
とができる。 この発明において、溶媒の1成分であるジメチ
ルホルムアミドまたはN−メチルピロリドンの配
合割合は、ジオキサン100重量部に対して35重量
部より少なくなると、高分子量の芳香族ポリアミ
ツク酸が高濃度で均一に溶解していることができ
なくなり、ポリマーが析出して沈澱してしまうの
で、適当ではないのである。 また、この発明において、ジメチルホルムアミ
ドまたはN−メチルピロリドンの配合割合が、ジ
オキサン100重量部に対して80重量部より多くな
ると、ポリアミツク酸溶液を被覆用ワニスとして
使用して被覆してその被膜から溶媒を除去するこ
とが容易でなくなり、省エネルギーとならなくな
るので適当ではない。 なお、この発明では、低級アルコールが、ジオ
キサン100重量部に対して、0.05〜75重量部、特
に0.1〜73重量部の割合で配合されていると、重
合反応において、ポリマーの分子量をコントロー
ルして必要以上に高い分子量となることを防ぐこ
とができ、したがつて、常温での回転粘度の低い
ポリアミツク酸溶液組成物を得ることができるの
で好適であり、さらに、ポリアミツク酸溶液中の
ジオキサンとジメチルホルムアミドまたはN−メ
チルピロリドンとが液相分離してしまうのを防止
し、長期の保存安定性が増すので好適である。 その低級アルコールとは、炭素数1〜4のアル
キルアルコールであり、例えば、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブ
チルアルコールなどを挙げることができ、最適に
は、重合反応において、分子量のコントロールを
効果的にすることができるエチルアルコールを挙
げることができる。 この発明の方法では、重合反応において、前記
低級アルコールの使用量が増すに従つて、分子量
の低いポリアミツク酸が生成し、したがつてしだ
いに低い回転粘度のポリアミツク酸溶液組成物を
調製することができる。しかし、この発明の方法
で、低級アルコールの配合割合が、ジオキサン
100重量部に対して75重量部より多くなると、重
合反応の速度が低下したり、ポリアミツク酸が析
出し沈澱してしまうことになるので適当ではな
い。 この発明において、ポリアミツク酸は、ビフエ
ニルテトラカルボン酸二無水物と芳香族ジアミン
とを重合して得られた芳香族ポリアミツク酸であ
る。 そのポリアミツク酸は、次の一般式 (ただし、Rは、芳香族ジアミンのアミノ基を除
いた二価の芳香族残基である)で示される反復単
位を少なくとも80%、特に90%以上有するポリア
ミツク酸である。 このポリアミツク酸は、対数粘度(濃度;0.5
g/100ml溶媒、溶媒;N−メチルピロリドン、
測定温度;25℃)が、約0.5〜5、特に0.6〜4程
度であればよい。 なお、この発明のポリアミツク酸は、ポリマー
主鎖のイミド化しうる結合が、すべてアミド−酸
結合であることが、溶媒への溶解性の点から最適
であるが、ポリマー主鎖のイミド化しうる結合の
10%程度までイミド結合となつているポリアミツ
ク酸であつてもよい。 この発明の組成物は、前述の混合溶媒中に、前
記の芳香族ポリアミツク酸を、5〜40重量%、好
ましくは6〜35重量%均一に溶解しているポリア
ミツク酸溶液である。 その組成物は、ポリマーの分子量が増大するに
従つて、あるいはポリマー濃度が増大するに従つ
て、常温での回転粘度が増大するが、被覆用ワニ
スとしては、回転粘度(25℃)が、20〜20000ポ
アズ、特に30〜15000ポアズであればよく、さら
に好ましくは50〜10000ポアズ程度である。 この発明の方法においては、前述の混合溶媒中
で、ビフエニルテトラカルボン酸二無水物と芳香
族ジアミンとを、反応温度100℃以下、特に5〜
60℃、および反応時間0.5〜30時間、好ましくは
0.5〜20時間で、重合することによつて、前述の
反復単位を有するポリアミツク酸を生成させ、そ
のポリアミツク酸が均一に溶解しているポリアミ
ツク酸溶液組成物を調製するのである。 前記のビフエニルテトラカルボン酸二無水物と
は2,3,3′,4′−ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物、3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカ
ルボン酸二無水物、およびそれらの混合物のいず
れかのことである。 また、前記芳香族ジアミンとしては、一般式
【式】または
【式】
(ただし、R1またはR2は、水素、低級アルキル、
低級アルコキシなどの置換基であり、Aは、−O
−、−S−、−CO−、−SO2−、−SO−、−CH2−
などの二価の基である)で示される芳香族ジアミ
ンが、好ましい。 特に芳香族ジアミンとしては、4,4′−ジアミ
ノジフエニルエーテル、4,4′−ジアミノジフエ
ニルチオエーテル、4,4′−ジアミノベンゾフエ
ノン、4,4′−ジアミノジフエニルスルホン、
4,4′−ジアミノジフエニルメタンなどが好まし
く、最適には4.4′−ジアミノジフエニルエーテル
を挙げることができる。 この発明の方法において、ビフエニルテトラカ
ルボン酸二無水物と芳香族ジアミンとは、その両
成分をほぼ等モル使用することが最適であるが、
モノマー成分の片方が、他のモノマー成分に対し
て5モル%まで、特に2.5モル%まで多くなる分
には、かまわないのである。 この発明の方法において、反応温度が100℃よ
り高いと、生成するポリマーがイミド結合を多く
有するようになり、そのようなポリマーが反応液
から析出し沈澱して来るので適当ではない。 この発明のポリアミツク酸溶液組成物は、従来
公知の重合溶媒を使用して重合した芳香族ポリア
ミツク酸を、重合液から粉末で沈澱させ、その粉
末をろ別によつて単離し、そのポリアミツク酸粉
末を、この発明の方法で使用したジオキサンを主
成分とする前記混合溶媒に溶解して調製すること
もできる。 しかしながら、この発明の方法におけるポリア
ミツク酸溶液組成物を直接調製する方法は、前記
調製方法におけるポリアミツク酸の粉末を沈澱さ
せ単離する工程およびポリアミツク酸の粉末を混
合溶媒に溶解する工程がまつたくないので、工業
的にはるかに優れているのである。この発明の方
法では、重合溶媒として好適であり、しかも生成
したポリアミツク酸を充分安定に溶解することが
できるジオキサンを主成分とする混合溶媒を使用
している点において、特長があるのである。この
発明の方法において、低沸点のジオキサンを主成
分とする混合溶媒を重合溶媒として使用すること
によつて、芳香族ポリアミツク酸が5〜40重量%
溶解しているポリアミツク酸溶液組成物を、直接
調製することができるのである。 以下、実施例および比較例を示す。 実施例 1〜13 3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物8.826gおよび4,4′−ジアミノジフエ
ニルエーテル6.007gを使用し、第1表に示す組
成および使用量の混合溶媒中、第1表に示す反応
温度および反応時間で、常圧で重合して、ポリア
ミツク酸溶液組成物を調製した。 そのポリアミツク酸溶液組成物のポリアミツク
酸濃度、ポリアミツク酸の対数粘度(0.5g/100
mlN−メチルピロリドン、25℃)、およびポリア
ミツク酸溶液の回転粘度(25℃)を、第1表に示
す。 第1表において、次の略記号を使用する。 S−BPDA;3,3′,4,4′−ビフエニルテトラ
カルボン酸二無水物 DADE;4,4′−ジアミノジフエニルエーテル DMF;ジメチルホルムアミド NMP;N−メチルピロリドン EtOH;エチルアルコール なお、第1表においてジオキサンとしては、
1,4−ジオキサンを使用した。
低級アルコキシなどの置換基であり、Aは、−O
−、−S−、−CO−、−SO2−、−SO−、−CH2−
などの二価の基である)で示される芳香族ジアミ
ンが、好ましい。 特に芳香族ジアミンとしては、4,4′−ジアミ
ノジフエニルエーテル、4,4′−ジアミノジフエ
ニルチオエーテル、4,4′−ジアミノベンゾフエ
ノン、4,4′−ジアミノジフエニルスルホン、
4,4′−ジアミノジフエニルメタンなどが好まし
く、最適には4.4′−ジアミノジフエニルエーテル
を挙げることができる。 この発明の方法において、ビフエニルテトラカ
ルボン酸二無水物と芳香族ジアミンとは、その両
成分をほぼ等モル使用することが最適であるが、
モノマー成分の片方が、他のモノマー成分に対し
て5モル%まで、特に2.5モル%まで多くなる分
には、かまわないのである。 この発明の方法において、反応温度が100℃よ
り高いと、生成するポリマーがイミド結合を多く
有するようになり、そのようなポリマーが反応液
から析出し沈澱して来るので適当ではない。 この発明のポリアミツク酸溶液組成物は、従来
公知の重合溶媒を使用して重合した芳香族ポリア
ミツク酸を、重合液から粉末で沈澱させ、その粉
末をろ別によつて単離し、そのポリアミツク酸粉
末を、この発明の方法で使用したジオキサンを主
成分とする前記混合溶媒に溶解して調製すること
もできる。 しかしながら、この発明の方法におけるポリア
ミツク酸溶液組成物を直接調製する方法は、前記
調製方法におけるポリアミツク酸の粉末を沈澱さ
せ単離する工程およびポリアミツク酸の粉末を混
合溶媒に溶解する工程がまつたくないので、工業
的にはるかに優れているのである。この発明の方
法では、重合溶媒として好適であり、しかも生成
したポリアミツク酸を充分安定に溶解することが
できるジオキサンを主成分とする混合溶媒を使用
している点において、特長があるのである。この
発明の方法において、低沸点のジオキサンを主成
分とする混合溶媒を重合溶媒として使用すること
によつて、芳香族ポリアミツク酸が5〜40重量%
溶解しているポリアミツク酸溶液組成物を、直接
調製することができるのである。 以下、実施例および比較例を示す。 実施例 1〜13 3,3′,4,4′−ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物8.826gおよび4,4′−ジアミノジフエ
ニルエーテル6.007gを使用し、第1表に示す組
成および使用量の混合溶媒中、第1表に示す反応
温度および反応時間で、常圧で重合して、ポリア
ミツク酸溶液組成物を調製した。 そのポリアミツク酸溶液組成物のポリアミツク
酸濃度、ポリアミツク酸の対数粘度(0.5g/100
mlN−メチルピロリドン、25℃)、およびポリア
ミツク酸溶液の回転粘度(25℃)を、第1表に示
す。 第1表において、次の略記号を使用する。 S−BPDA;3,3′,4,4′−ビフエニルテトラ
カルボン酸二無水物 DADE;4,4′−ジアミノジフエニルエーテル DMF;ジメチルホルムアミド NMP;N−メチルピロリドン EtOH;エチルアルコール なお、第1表においてジオキサンとしては、
1,4−ジオキサンを使用した。
【表】
実施例 14
2,3,3′,4′−ビフエニルテトラカルボン酸
二無水物8.826gおよび4,4′−ジアミノジフエ
ニルエーテル6.007gを使用し、実施例8と同じ
組成の混合溶媒(1,4−ジオキサン100重量部、
DMF53.0重量部、EtOH23.5重量部)34.7g中、
反応温度25℃、反応時間16hrおよび常圧で、重合
して、ポリアミツク酸溶液組成物を調製した。 そのポリアミツク酸溶液組成物のポリマー濃度
は30重量%であり、その溶液中のポリマーの対数
粘度(0.5g/100mlN−メチルピロリドン、25
℃)は、1.03であり、そのポリアミツク酸溶液組
成物の回転粘度(25℃)は12000ポアズであつた。 実施例 15 実施例13と同じ組成の混合溶媒(1,4−ジオ
キサン100重量部、NMP53.0重量部、EtOH23.5
重量部)34.7gを使用し、2,3,3′,4′−ビフ
エニルテトラカルボン酸二無水物8.826gおよび
DADE6.007gを添加して、反応温度25℃、反応
時間16hrおよび常圧で、重合して、ポリアミツク
酸溶液組成物を調製した。 そのポリアミツク酸溶液組成物のポリマー濃度
は30重量%であり、その溶液中のポリマーの対数
粘度(0.5g/100mlN−メチルピロリドン、25
℃)は1.14であり、そのポリアミツク酸溶液組成
物の回転粘度(25℃)は12000ポアズであつた。 比較例 1 重合溶媒として、ジオキサンのみの溶媒を使用
したほかは、実施例1と同様に、重合を行つた
が、ポリアミツク酸が生成しなかつた。 比較例 2 重合溶媒として、ジオキサン100重量部と
DMF25重量部とからなる混合溶媒を使用したほ
かは、実施例1と同様に、重合を行つたが、ポリ
アミツク酸が生成しなかつた。 比較例 3 重合溶媒として、ジオキサン100重量部とエチ
ルアルコール23.5重量部とからなる混合溶媒を使
用したほかは、実施例1と同様に、重合を行つた
が、ポリアミツク酸が生成しなかつた。
二無水物8.826gおよび4,4′−ジアミノジフエ
ニルエーテル6.007gを使用し、実施例8と同じ
組成の混合溶媒(1,4−ジオキサン100重量部、
DMF53.0重量部、EtOH23.5重量部)34.7g中、
反応温度25℃、反応時間16hrおよび常圧で、重合
して、ポリアミツク酸溶液組成物を調製した。 そのポリアミツク酸溶液組成物のポリマー濃度
は30重量%であり、その溶液中のポリマーの対数
粘度(0.5g/100mlN−メチルピロリドン、25
℃)は、1.03であり、そのポリアミツク酸溶液組
成物の回転粘度(25℃)は12000ポアズであつた。 実施例 15 実施例13と同じ組成の混合溶媒(1,4−ジオ
キサン100重量部、NMP53.0重量部、EtOH23.5
重量部)34.7gを使用し、2,3,3′,4′−ビフ
エニルテトラカルボン酸二無水物8.826gおよび
DADE6.007gを添加して、反応温度25℃、反応
時間16hrおよび常圧で、重合して、ポリアミツク
酸溶液組成物を調製した。 そのポリアミツク酸溶液組成物のポリマー濃度
は30重量%であり、その溶液中のポリマーの対数
粘度(0.5g/100mlN−メチルピロリドン、25
℃)は1.14であり、そのポリアミツク酸溶液組成
物の回転粘度(25℃)は12000ポアズであつた。 比較例 1 重合溶媒として、ジオキサンのみの溶媒を使用
したほかは、実施例1と同様に、重合を行つた
が、ポリアミツク酸が生成しなかつた。 比較例 2 重合溶媒として、ジオキサン100重量部と
DMF25重量部とからなる混合溶媒を使用したほ
かは、実施例1と同様に、重合を行つたが、ポリ
アミツク酸が生成しなかつた。 比較例 3 重合溶媒として、ジオキサン100重量部とエチ
ルアルコール23.5重量部とからなる混合溶媒を使
用したほかは、実施例1と同様に、重合を行つた
が、ポリアミツク酸が生成しなかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ジオキサン100重量部、ジメチルホルムアミ
ドまたはN−メチルピロリドン35〜80重量部およ
び低級アルコール0〜75重量部からなる混合溶媒
中に、ビフエニルテトラカルボン酸二無水物と芳
香族ジアミンとから得られたポリアミツク酸が5
〜40重量部溶解されているポリアミツク酸溶液組
成物。 2 ジオキサン100重量部、ジメチルホルムアミ
ドまたはN−メチルピロリドン35〜80重量部およ
び低級アルコール0〜75重量部からなる混合溶媒
中で、ビフエニルテトラカルボン酸二無水物と芳
香族ジアミンとを、生成するポリアミツク酸の濃
度が5〜40重量部となるような量使用して、反応
温度100℃以下、および反応時間0.5〜30時間で、
重合することを特徴とするポリアミツク酸溶液組
成物の調製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6715780A JPS56163123A (en) | 1980-05-22 | 1980-05-22 | Polyamic acid solution composition and its preparation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6715780A JPS56163123A (en) | 1980-05-22 | 1980-05-22 | Polyamic acid solution composition and its preparation |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56163123A JPS56163123A (en) | 1981-12-15 |
| JPS6337137B2 true JPS6337137B2 (ja) | 1988-07-22 |
Family
ID=13336772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6715780A Granted JPS56163123A (en) | 1980-05-22 | 1980-05-22 | Polyamic acid solution composition and its preparation |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56163123A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4444979A (en) * | 1983-02-25 | 1984-04-24 | The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration | Polyphenylene ethers with imide linking groups |
| JPS6175602A (ja) * | 1984-09-21 | 1986-04-18 | Ube Ind Ltd | 誘電体共振器装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL7203719A (ja) * | 1972-03-20 | 1973-09-24 |
-
1980
- 1980-05-22 JP JP6715780A patent/JPS56163123A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56163123A (en) | 1981-12-15 |
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