JPS63409B2 - - Google Patents

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JPS63409B2
JPS63409B2 JP58134735A JP13473583A JPS63409B2 JP S63409 B2 JPS63409 B2 JP S63409B2 JP 58134735 A JP58134735 A JP 58134735A JP 13473583 A JP13473583 A JP 13473583A JP S63409 B2 JPS63409 B2 JP S63409B2
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JP
Japan
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naphthalene
distillation
oil
lactones
water
Prior art date
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Expired
Application number
JP58134735A
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English (en)
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JPS60109532A (ja
Inventor
Kenji Kageyama
Keiji Kubo
Shoji Takeya
Takeki Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumikin Kako KK
Original Assignee
Sumikin Kako KK
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Publication date
Application filed by Sumikin Kako KK filed Critical Sumikin Kako KK
Priority to JP13473583A priority Critical patent/JPS60109532A/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はナフタレン含有炭化水素油から、ナフ
タレンを分離回収する方法に関する。 ナフタレンは、無水フタル酸原料、染料中間
体、除虫剤、殺真菌剤、潤濶剤などとして重要な
有機化合物であるが、従来は、コールタールを分
留して得られる脱酸中油(脱酸ナフタレン油)か
ら放冷によつて析出するものを圧過で回収する
か、あるいは強制冷却し、遠心分離などによつて
分離回収して来た。しかし、強制冷却による分離
はコスト高であるのみならず、原料油中に含有さ
れている他の有用な有機化合物、例えばメチルナ
フタレン、ビフエニル、ジメチルナフタレン等が
若干含有される。 このため最近では蒸留による回収法が広く採用
されている。第1表は、本発明者らが行つたナフ
タレン含有炭化水素油の一つである脱酸後のナフ
タレン油を蒸留して95%ナフタリンを回収後の釜
残油の成分分析表であるが、表示の通り、釜残油
中にはまだかなりのナフタレンが残留し、かつメ
チルナフタレンが多量に含有されているのみなら
ず、キノリンやインドールのような含窒素化合
物、ベンゾチオフエンのような含硫黄化合物など
の相当量が含有されている。したがつて、これら
各種成分を分離する手段として当然精密蒸留する
ことが考えられる。 第2表は、第1表の釜残油を、本発明者らが精
密蒸留した成績の一例であるが、表示の通り、ナ
フタレンは数区画の留別区分にまたがつて留出さ
れ、当然その純度も高くない。むろん第1表およ
び第2表の数値そのものは、原料石炭、乾留温
度、コールタールの留別区分などによつて若干の
相違はあるにしても大筋は上述した通りである。 本発明者らは如上観点から、ナフタレン含有炭
化水素油中のナフタレンを、できるだけ容易に分
離回収する手段を研究し、γ・ラクトン類がナフ
タレンと共沸することを見出し、本発明に到達し
た。即ち本発明はナフタレン含有炭化水素油と
γ・ラクトン類を蒸留に付し、留取したナフタレ
ンとγ・ラクトン類の共沸留分からナフタレンを
分離することを特徴とするものである。 本発明の適用されるナフタレン含有炭化水素油
とは、すでに述べたところであるが、石炭の乾留
によつて得られたコールタールを分留して得られ
る中油(ナフタリン油)を、脱酸後蒸留してナフ
タレンを回収後の釜残油のほか、洗浄油、石油の
接触分解時の副生油等でナフタレンを5%以上含
有し、かつナフタレンより高沸点留分が主体の炭
化水素油である。 本発明に使用するγ・ラクトン類とは5員環
で、環内にエステル官能基−CO−O−を含む 一般式 で示される化合物であつて式中RはHまたは
C1〜12のアルキル基のものを列挙できる。しかし
アルキル基のC数が多いほど、換言すれば分子量
が増大するほど、ナフタレン含有炭化水素油への
溶解度が減じ、蒸留操作に不適となる。例えば、
γ・ブチロラクトンの場合、ナフタレンとの共沸
温度は常圧下約202〜204℃である。ナフタレン含
有炭化水素油に対するγ・ラクトン類の添加量は
実験的に1:0.2〜1:5の範囲にある。 本発明方法に使用する蒸留塔としては、棚段式
ないし充填式いずれであつても差支えない。蒸留
は常圧で行われるが、減圧で行うこともできる。
減圧の場合には、当然減圧度に応じて共沸温度は
低下する。蒸留に際しての還流比は1:1〜15:
1好ましくは、2:1〜3:1の範囲である。 上述したところにより留出して来る共沸物から
のナフタレンの分離には幾多の方法があるが、そ
の一例としては、これを容器内に入れ、常温の水
を添加すれば温度低下と共に粗ナフタレン結晶が
析出して来る。むろん添加する水の温度は低い方
が好ましく、単に添加するだけでなく、同時に撹
拌を行うことにより、晶析速度が早められ、また
晶析した粗ナフタレンの結晶相互が固結しないか
ら、ついで行われる過ないし遠心分離などによ
る固液の分離がし易くなる。また他の一例として
は、共沸物を冷却することによつてナフタレンを
析出させ、分離することなどもできる。こゝに得
られた粗ナフタレンの純度は概ね88%程度である
ので、必要あれば、ナフタレン蒸留、メタノール
洗滌などによつて精製する。 いま本発明方法を実施するに適した工程図であ
る第1図につき説明する。蒸留さるべき原料油K
たるナフタレン含有炭化水素油を、管路1におい
て、後述するところにより管路16を経て循環さ
れて来るγ・ラクトン類および管路2より新たに
補給されるγ・ラクトン類Lと混合し、蒸留塔3
に導入し、常法通り蒸留に付す。導入される原料
油とγ・ラクトン類との割合は1:0.2ないし、
1:5重量部程度である。γ・ラクトン類が、例
えばγ・ブチロラクトンである場合、常圧下塔頂
温度202〜204℃でナフタレンとγ・ブチロラクト
ンとの共沸物が留出して来るので、この共沸物を
管路4、これにつゞく管路7を経て混合槽8に導
入する。図中符6は、この蒸留における還流路で
あつて、還流比は1:1〜15:1、好ましくは
2:1〜3:1である。 混合槽8へは、管路15を通じて常音の水Wを
送給し、撹拌機によつて共沸物と水とを十分に混
合し、かつ連続的に管路9を経て、一種の過機
であるデカンタ型遠心分離機10へ導く、共沸物
は水との混合によつて冷却されるので、ナフタレ
ンは槽8および管路9内において粗結晶として析
出してくる。それで前記デカンタ10で固液2層
に分離され、液相であるγ・ラクトン類水溶液は
管路12を経て脱水塔13に導入され、こゝでト
ツピングを受けて、水とγ・ラクトン類とに分離
される。水は管路14より、新水の補給管路15
へ戻され使用される。またγ・ラクトン類は管路
16を経て、前述した管路1に循環して使用され
る。 デカンタ型遠心分離機10で粗結晶として分離
されたナフタレンNは、概ね純度88%程度であ
る。もしも、もつと精製されることが望まれる場
合には、メタノール洗浄、ナフタリン蒸留その他
公知の精製法等により処理すればよい。 蒸留塔3の釜残Rはむろんγ・ラクトン類と共
沸しない各種の物質、即ちナフタレン以外の二環
芳香族化合物や複素環化合物類などで、むろん若
干のγ・ラクトン類を含有する。これは管路5か
ら、図示工程外に導き、本発明方法外の適宜手段
により、必要に応じて有価化合物、例えばメチル
ナフタレンを回収する。 実施例 1 第1表所載の脱酸ナフタレン油を蒸留してナフ
タレンを回収後の釜残油500gに、γ・ブチロラ
クトン200g(原料油に対し0.4倍量)を混合し、
常圧下に共沸蒸留を行つた。使用した蒸留装置は
有効径30mm、有効長1200mmのヘリパツク充填塔を
有する精密蒸留装置である。 塔頂温度204℃以下、還流比2:1で、ナフタ
レンとγ・ブチロラクトンとの共沸留分271gが
留取された。この共沸留分の成分は、第3表に表
示した通りである。 この成績は、前述第2表の単蒸留(還流比15:
1)の成績に比してナフタレン収率が格段にすぐ
れていることがわかる。 つぎに第3表共沸留分に等量の水を添加し、約
50〜55℃の加温下に、30分間撹拌混合し、ついで
25℃まで温度を下げ、こゝに析出して来たナフタ
レンの粗結晶64.6gを取した。その純度は88.4
%であつた。液はむろんγ・ブチロラクトンと
水との混合物である。 つぎにまた、前記取した結晶ナフタレンに2
倍量のメタノールを加え、4℃で洗浄し、それに
よつて純度約96%の精製ナフタレン約52.2gを得
た。 なお、前記共沸留分からナフタレンを分離させ
る最適な水の添加量を求めるため、水の添加量を
変え、析出して来るナフタレン粗結晶中に含有さ
れるγ・ブチロラクトン量とナフタレン回収率を
測定して第4表の結果を得た。この表からわかる
ように、水の添加量が、共沸留分の0.4重量倍以
上である場合には、粗結晶中のγ・ブチロラクト
ン量は検出されないか痕跡程度となるが、0.2重
量倍では、かなりの量が残存する。したがつて共
沸留分に対する水の添加量は少くとも0.4重量倍
必要であると認められた。 実施例 2 実施例1と同じく、第1表組成の脱酸ナフタレ
ン油を蒸留してナフタレンを回収後の釜残油500
gに、γ・ブチロラクトン200gを添加混合し、
実施例1で用いた蒸留装置を用いて、50mmHgの
減圧下、還流比10:1で共沸蒸留を行つた。 118℃以下でγ・ブチロラクトンとナフタレン
との共沸留分267gを留取した。この共沸留分の
組成は第5表の通りである。 この留分に0.6倍量の水を加え、実施例1と同
じやり方でナフタレン結晶61.3gを得た。その純
度は88.4%であつた。 上述した実施例にも示される通り、本発明方法
によれば沸点の接近した各種有機化合物が共存し
ているがために単なる分留によつては、分離する
ことの困難なナフタレン含有炭化水素油中のナフ
タレンが、容易にγ・ラクトン類との共沸物とし
て分離回収できるのである。 本発明方法によれば、原流油たるナフタレン含
有炭化水素油中のナフタレンは、ほゞその全量が
共沸物として留取でき、合成樹脂原料として貴重
なメチルナフタレンは、ほゞその全量が釜残側に
残されるという利点がある。この釜残中のメチル
ナフタレンは、本発明者らの見出したジアルキレ
ングリコールとの共沸物として、他の釜残成分か
ら容易に分離回収することができるが、それは本
発明に属さない。
【表】
【表】
【表】
【表】 ※ 検出されず
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施するに適したナフタ
リン分離工程図である。 3:蒸留塔、8:混合槽、10:デカンタ型遠
心分離機、13:脱水塔、K:原料油、L:γ・
ラクトン類、N:ナフタレン、R:釜残、W:
水。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ナフタレン含有炭化水素油とγ・ラクトン類
    を蒸留に付し、留取した共沸留分からナフタレン
    を分離することを特徴とするナフタレン含有炭化
    水素油からナフタレンを回収する方法。
JP13473583A 1983-07-22 1983-07-22 ナフタレン含有炭化水素油からナフタレンを回収する方法 Granted JPS60109532A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13473583A JPS60109532A (ja) 1983-07-22 1983-07-22 ナフタレン含有炭化水素油からナフタレンを回収する方法

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JP13473583A JPS60109532A (ja) 1983-07-22 1983-07-22 ナフタレン含有炭化水素油からナフタレンを回収する方法

Publications (2)

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JPS60109532A JPS60109532A (ja) 1985-06-15
JPS63409B2 true JPS63409B2 (ja) 1988-01-07

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ID=15135362

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6299736B1 (en) * 1999-06-15 2001-10-09 Celanese International Corporation Process for recovering γ-butyrolactone from a mixture of heavy organics

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5716963B2 (ja) * 1973-08-31 1982-04-08

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JPS60109532A (ja) 1985-06-15

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