JPS634797B2 - - Google Patents
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- JPS634797B2 JPS634797B2 JP59117961A JP11796184A JPS634797B2 JP S634797 B2 JPS634797 B2 JP S634797B2 JP 59117961 A JP59117961 A JP 59117961A JP 11796184 A JP11796184 A JP 11796184A JP S634797 B2 JPS634797 B2 JP S634797B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- expanded graphite
- braided
- packing
- laminated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Sealing Devices (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
この発明は、バルブやポンプなどの軸貫通部の
スタフイングボツクスに詰めて使用する中芯入り
編組パツキンおよびその製造法の改良に関するも
のである。 従来、この種のパツキンで、とくに耐熱性が要
求されるパツキンとして、黒鉛と石綿繊維等の無
機繊維とからなる成形体を中芯(一般にサーモコ
アーと呼称されている)とし、その周囲を編組体
の外皮で被覆して構成したものが用いられてい
る。 また、上記構成の耐熱パツキンは、以下の方法
で製造されている。 (イ) 黒鉛と石綿繊維等の無機繊維とに樹脂、ゴム
等の有機質バインダーを加え、の混練物を断面
が正方形または円形の棒状物に押出し成形して
乾燥する。 (ロ) 前記押出し成形乾燥物を中芯とし、その周囲
を石綿等の無機繊維糸で袋状に編組する。 (ハ) 前記中芯および編組体の隙間を埋めるため、
ゴム、樹脂等をバインダーとする黒鉛等の無機
潤滑剤でコーテイング(表面処理と呼称)す
る。 (ニ) 前記表面処理を施した中芯入り編組体を二点
ローラで加圧して矩形化(扁平化処理と呼称)
する。 (ホ) 前記扁平化処理したものを金型に入れ、断面
が正方形で、リング状になるように加圧成形す
る。 しかし、耐熱シールを目的とするために、前記
のような材料で構成されたパツキンは、熱減量を
招くゴム、樹脂等のバインダーの添加量が、パツ
キン全体の数%以下に制限されるので、下記の欠
点がある。 (イ) 中芯が脆くて、崩れ易いため、中芯の製造工
程と編組体の被覆工程との一貫した連続製造設
備を構成することができない。 (ロ) 使用時における応力緩和が大きく、シール性
が悪い。 (ハ) ゴム、樹脂等のバインダーの炭化により、パ
ツキンがセラミツク状に硬化し、使用後、工具
によるパツキン取出し操作が極めて困難とな
る。 この発明は、前述した欠点を解消した耐熱用パ
ツキンおよびその製造方法を提供することを目的
とするものである。 この発明に係る中芯入り編組パツキンは、膨張
黒鉛シートが積層され、その積層面と平行する方
向に圧縮されたものが中芯とされ、その周囲が無
機繊維糸の編組体で被覆されている構成に特徴を
有するものである。 さらに、この発明によるパツキンの製造方法
は、所要数の長尺の膨張黒鉛シートを引き揃えて
積層しながら編組機に導き、その編組機により、
前記積層体を中芯とし、その周囲を無機繊維糸の
編組体で被覆し、その中芯入り編組体を所要の長
さに切断し、それを型枠に入れ、中芯を形成して
いる膨張黒鉛シートの積層面と平行する方向に圧
縮し、かつ全体をリング状に成形することを特徴
とするものである。 前記パツキンの中芯に用いる膨張黒鉛シート
は、例えば特許第574425号(特公昭44−23966号)
に開示されているように、接着剤を使用すること
なく、黒鉛粒子が「C」方向寸法に少なくとも80
倍に膨張され、少なくとも80Kg/m3の密度に圧縮
された周知の黒鉛シートが適用される。 以下、この発明を、その実施例を示した図面に
もとづいて説明する。 第1図は、この発明によるパツキンを製造する
ための編組機の概要を示したものである。 1a,1b,1c,1dはテーブル状の膨張黒
鉛シート1の巻込みボビンであつて、このボビン
は、積層しようとするシートの数だけ用意され
る。2aはシート積層体を縛りつける結束線2の
巻込みボビンであつて、例えば、銅、真鍮、モネ
ル、インコネルの金属細線(線径0.1〜0.2mm)が
用いられる。3はボビン2aを支持して回転する
台板である。 4a,4b,4c,4dは、ガラス繊維糸、金
属補強のカーボン繊維糸、硼素繊維糸などの無機
繊維糸4の巻込みボビンであつて、このボビンは
編組しようとする編組糸の数だけ用意され、各ボ
ビンを支持するスピンドルは歯車運動機構(図示
してない)によつて一定の軌跡に移動されるよう
になつている。5はダイス板、6は口金である。 上記編組機において、ボビン1a〜1dから引
き出された所要数のテープ状膨張黒鉛シート1
は、回転台板3に通される間に積層され、その出
口部位において、結束線2で所要のピツチをもつ
て螺旋状に結束され、ダイス5の口金6へ案内さ
れる。一方、ボビン4a〜4dから引き出されて
前記口金6に通される所定本数の無機繊維糸4
は、そのボビン支持スピンドルの運動により、口
金6の部位で、前記シート積層体のまわりに袋編
みに編み込まれ、口金6の出口では、膨張黒鉛シ
ートの積層体を中芯とする編組パツキンAが形成
される。 第2図に、その中芯入り編組パツキンAの断面
拡大斜視図を示してある。すなわち、テープ状膨
張黒鉛シート1からなる積層体は、後記する目的
のため、テープの巾を長辺aとし、積層厚みを短
辺bとする長方形断面に積層される。 上記のように形成された中芯入り編組パツキン
は、これを所要の長さに切断して金型に入れ、シ
ート積層体の積層面と平行する方向に加圧し、第
3図に示すように、シート積層体の断面がほゞ正
方形になるように圧縮すると共に全体をリング状
に成形して製品とする。 前述した中芯入り編組パツキンの製造方法によ
れば、テープ状の膨張黒鉛シートを積層して中芯
とするので、膨張黒鉛シート自体の脆弱性はシー
ト相互の積層効果によつて大巾に改善され、極め
て取扱い性のよい長尺の中芯が得られると共にこ
の中芯形成工程と編組体被覆工程とを一貫した連
続作業とすることができる。 また、膨張黒鉛シートの積層体の断面を予め長
方形とし、そのあとで正方形に圧縮する工程によ
れば、中芯入り編組体をリング状に成形する際の
二点ローラ掛け工程を省くことができる。 また、膨張黒鉛シートの積層体を、その積層面
と平行な方向に圧縮して成形すれば、膨張黒鉛シ
ートの特異な配向性により、積層シートは波形に
流動変形するため、積層体と編組体とのあいだの
隙間が埋められる。この隙間の充填効果は積層体
の圧縮比、すなわち前述した積層体のa/bの比
に関係し、その圧縮比は1.5〜3.0の範囲、好まし
くは2.0が最良であり、圧縮比が大きいほど前記
隙間はより完全に埋められる。したがつて、ゴム
や樹脂などをバインダーとする黒鉛混合物の処理
剤をコーテイングしないでも、隙間のない編組パ
ツキンが得られる。 その結果、膨張黒鉛パツキン単味と同程度に緻
密な成形体(密度=1.7〜1.8)が得られるため、
従来の編組パツキンに比べて応力緩和が著しく小
さく、シール性も大巾に向上した中芯入り編組パ
ツキンが得られる。 また、前記中芯入り編組パツキンは使用後硬化
しないので、スタフインボツクス外への取出し作
業も容易である。 なお、前記実施例では、膨張黒鉛シールの積層
体を断面長方形から正方形に圧縮した例が示され
ているが、断面正方形から長方形に圧縮したもの
でも得られる。 また、膨張黒鉛シートの積層体をつくる場合、
金属線で結束しないでも、編組機への導入口でシ
ートを集束保持する口金を配設しておけば、前記
結束線とほぼ同じ結束効果が得られる。 次に、この発明の実施例を下記に示す。 実施例 膨張黒鉛シートに、厚さ0.4mm、巾15mmの米国
ユニオンカーバイド社製グラフオイルシートを用
い、これを18層積層し、その積層体を速度3〜6
cm/secで回転台板(第1図参照)に導入し、出
口部で台板にセツトした線径0.2mmの銅線をピツ
チ50mmに巻き付け、これを周知の16打袋編みブレ
ーダーに連続的に供給し、その周りを東京製鋼(株)
製SUS316−L製ステンレス繊維ロービング(線
径8μ、繊維本数4000本)1本取、オモリ200g、
ギヤ比、上/下=55/50で袋編みし、この中芯入
り編組体を18.8mmに切断し、金型に挿入し、油圧
プレスにより、積層体の積層面と平行する方向か
ら面圧600Kgf/cm2で圧縮し、外径70mm、内径50
mm、高さ10mmのリング状編組パツキンを得た。 前記実施例のリング状編組パツキンについて、
次のごとき試験を実施した。なお、同一寸法の石
綿編組パツキンを比較供試体として準備し、この
2種のパツキンを以下に記載するような同一条件
で試験した。 第4図に示すように、前記実施例の編組パツキ
ンAと石綿編組パツキン(図面は省略)とをそれ
ぞれ弁棒6径50.0mm、スタフイングボツクス内径
70.4mmの同種の弁のグランド部7に挿入すると共
にそれぞれのパツキンと同一寸法の膨張黒鉛パツ
キンB4個をそれぞれの弁のグランド部に挿入し、
前記実施例のパツキンAと比較供試体の石綿編組
パツキンとを、前記膨張黒鉛パツキンB4個との
コンビネーシヨン(組合せパツキング)供試体に
対するバツクアツプリンクとした。 前記実施例のパツキンおよび石編組パツキンの
各々を面圧600Kgf/cm2で締付け、弁に650℃、
350Kgf/cm2の蒸気を流入させ、グランド部が温
度低下しないようにスタフイングボツクス外壁面
をヒータで650℃になるように加熱した状態で、
前記蒸気を8時間連続通気→16時間通気停止のパ
ターンを計5回繰り返し、1回のパターン中で弁
棒をストローク200mm、速度700mm/minで20回振
動させ、全パターンで合計100回摺動させ、この
試験の間、蒸気漏れ量をドレンの状態で測定し、
締付圧を動歪計→オシログラフによつて測定し
た。第1表はその測定結果である。
スタフイングボツクスに詰めて使用する中芯入り
編組パツキンおよびその製造法の改良に関するも
のである。 従来、この種のパツキンで、とくに耐熱性が要
求されるパツキンとして、黒鉛と石綿繊維等の無
機繊維とからなる成形体を中芯(一般にサーモコ
アーと呼称されている)とし、その周囲を編組体
の外皮で被覆して構成したものが用いられてい
る。 また、上記構成の耐熱パツキンは、以下の方法
で製造されている。 (イ) 黒鉛と石綿繊維等の無機繊維とに樹脂、ゴム
等の有機質バインダーを加え、の混練物を断面
が正方形または円形の棒状物に押出し成形して
乾燥する。 (ロ) 前記押出し成形乾燥物を中芯とし、その周囲
を石綿等の無機繊維糸で袋状に編組する。 (ハ) 前記中芯および編組体の隙間を埋めるため、
ゴム、樹脂等をバインダーとする黒鉛等の無機
潤滑剤でコーテイング(表面処理と呼称)す
る。 (ニ) 前記表面処理を施した中芯入り編組体を二点
ローラで加圧して矩形化(扁平化処理と呼称)
する。 (ホ) 前記扁平化処理したものを金型に入れ、断面
が正方形で、リング状になるように加圧成形す
る。 しかし、耐熱シールを目的とするために、前記
のような材料で構成されたパツキンは、熱減量を
招くゴム、樹脂等のバインダーの添加量が、パツ
キン全体の数%以下に制限されるので、下記の欠
点がある。 (イ) 中芯が脆くて、崩れ易いため、中芯の製造工
程と編組体の被覆工程との一貫した連続製造設
備を構成することができない。 (ロ) 使用時における応力緩和が大きく、シール性
が悪い。 (ハ) ゴム、樹脂等のバインダーの炭化により、パ
ツキンがセラミツク状に硬化し、使用後、工具
によるパツキン取出し操作が極めて困難とな
る。 この発明は、前述した欠点を解消した耐熱用パ
ツキンおよびその製造方法を提供することを目的
とするものである。 この発明に係る中芯入り編組パツキンは、膨張
黒鉛シートが積層され、その積層面と平行する方
向に圧縮されたものが中芯とされ、その周囲が無
機繊維糸の編組体で被覆されている構成に特徴を
有するものである。 さらに、この発明によるパツキンの製造方法
は、所要数の長尺の膨張黒鉛シートを引き揃えて
積層しながら編組機に導き、その編組機により、
前記積層体を中芯とし、その周囲を無機繊維糸の
編組体で被覆し、その中芯入り編組体を所要の長
さに切断し、それを型枠に入れ、中芯を形成して
いる膨張黒鉛シートの積層面と平行する方向に圧
縮し、かつ全体をリング状に成形することを特徴
とするものである。 前記パツキンの中芯に用いる膨張黒鉛シート
は、例えば特許第574425号(特公昭44−23966号)
に開示されているように、接着剤を使用すること
なく、黒鉛粒子が「C」方向寸法に少なくとも80
倍に膨張され、少なくとも80Kg/m3の密度に圧縮
された周知の黒鉛シートが適用される。 以下、この発明を、その実施例を示した図面に
もとづいて説明する。 第1図は、この発明によるパツキンを製造する
ための編組機の概要を示したものである。 1a,1b,1c,1dはテーブル状の膨張黒
鉛シート1の巻込みボビンであつて、このボビン
は、積層しようとするシートの数だけ用意され
る。2aはシート積層体を縛りつける結束線2の
巻込みボビンであつて、例えば、銅、真鍮、モネ
ル、インコネルの金属細線(線径0.1〜0.2mm)が
用いられる。3はボビン2aを支持して回転する
台板である。 4a,4b,4c,4dは、ガラス繊維糸、金
属補強のカーボン繊維糸、硼素繊維糸などの無機
繊維糸4の巻込みボビンであつて、このボビンは
編組しようとする編組糸の数だけ用意され、各ボ
ビンを支持するスピンドルは歯車運動機構(図示
してない)によつて一定の軌跡に移動されるよう
になつている。5はダイス板、6は口金である。 上記編組機において、ボビン1a〜1dから引
き出された所要数のテープ状膨張黒鉛シート1
は、回転台板3に通される間に積層され、その出
口部位において、結束線2で所要のピツチをもつ
て螺旋状に結束され、ダイス5の口金6へ案内さ
れる。一方、ボビン4a〜4dから引き出されて
前記口金6に通される所定本数の無機繊維糸4
は、そのボビン支持スピンドルの運動により、口
金6の部位で、前記シート積層体のまわりに袋編
みに編み込まれ、口金6の出口では、膨張黒鉛シ
ートの積層体を中芯とする編組パツキンAが形成
される。 第2図に、その中芯入り編組パツキンAの断面
拡大斜視図を示してある。すなわち、テープ状膨
張黒鉛シート1からなる積層体は、後記する目的
のため、テープの巾を長辺aとし、積層厚みを短
辺bとする長方形断面に積層される。 上記のように形成された中芯入り編組パツキン
は、これを所要の長さに切断して金型に入れ、シ
ート積層体の積層面と平行する方向に加圧し、第
3図に示すように、シート積層体の断面がほゞ正
方形になるように圧縮すると共に全体をリング状
に成形して製品とする。 前述した中芯入り編組パツキンの製造方法によ
れば、テープ状の膨張黒鉛シートを積層して中芯
とするので、膨張黒鉛シート自体の脆弱性はシー
ト相互の積層効果によつて大巾に改善され、極め
て取扱い性のよい長尺の中芯が得られると共にこ
の中芯形成工程と編組体被覆工程とを一貫した連
続作業とすることができる。 また、膨張黒鉛シートの積層体の断面を予め長
方形とし、そのあとで正方形に圧縮する工程によ
れば、中芯入り編組体をリング状に成形する際の
二点ローラ掛け工程を省くことができる。 また、膨張黒鉛シートの積層体を、その積層面
と平行な方向に圧縮して成形すれば、膨張黒鉛シ
ートの特異な配向性により、積層シートは波形に
流動変形するため、積層体と編組体とのあいだの
隙間が埋められる。この隙間の充填効果は積層体
の圧縮比、すなわち前述した積層体のa/bの比
に関係し、その圧縮比は1.5〜3.0の範囲、好まし
くは2.0が最良であり、圧縮比が大きいほど前記
隙間はより完全に埋められる。したがつて、ゴム
や樹脂などをバインダーとする黒鉛混合物の処理
剤をコーテイングしないでも、隙間のない編組パ
ツキンが得られる。 その結果、膨張黒鉛パツキン単味と同程度に緻
密な成形体(密度=1.7〜1.8)が得られるため、
従来の編組パツキンに比べて応力緩和が著しく小
さく、シール性も大巾に向上した中芯入り編組パ
ツキンが得られる。 また、前記中芯入り編組パツキンは使用後硬化
しないので、スタフインボツクス外への取出し作
業も容易である。 なお、前記実施例では、膨張黒鉛シールの積層
体を断面長方形から正方形に圧縮した例が示され
ているが、断面正方形から長方形に圧縮したもの
でも得られる。 また、膨張黒鉛シートの積層体をつくる場合、
金属線で結束しないでも、編組機への導入口でシ
ートを集束保持する口金を配設しておけば、前記
結束線とほぼ同じ結束効果が得られる。 次に、この発明の実施例を下記に示す。 実施例 膨張黒鉛シートに、厚さ0.4mm、巾15mmの米国
ユニオンカーバイド社製グラフオイルシートを用
い、これを18層積層し、その積層体を速度3〜6
cm/secで回転台板(第1図参照)に導入し、出
口部で台板にセツトした線径0.2mmの銅線をピツ
チ50mmに巻き付け、これを周知の16打袋編みブレ
ーダーに連続的に供給し、その周りを東京製鋼(株)
製SUS316−L製ステンレス繊維ロービング(線
径8μ、繊維本数4000本)1本取、オモリ200g、
ギヤ比、上/下=55/50で袋編みし、この中芯入
り編組体を18.8mmに切断し、金型に挿入し、油圧
プレスにより、積層体の積層面と平行する方向か
ら面圧600Kgf/cm2で圧縮し、外径70mm、内径50
mm、高さ10mmのリング状編組パツキンを得た。 前記実施例のリング状編組パツキンについて、
次のごとき試験を実施した。なお、同一寸法の石
綿編組パツキンを比較供試体として準備し、この
2種のパツキンを以下に記載するような同一条件
で試験した。 第4図に示すように、前記実施例の編組パツキ
ンAと石綿編組パツキン(図面は省略)とをそれ
ぞれ弁棒6径50.0mm、スタフイングボツクス内径
70.4mmの同種の弁のグランド部7に挿入すると共
にそれぞれのパツキンと同一寸法の膨張黒鉛パツ
キンB4個をそれぞれの弁のグランド部に挿入し、
前記実施例のパツキンAと比較供試体の石綿編組
パツキンとを、前記膨張黒鉛パツキンB4個との
コンビネーシヨン(組合せパツキング)供試体に
対するバツクアツプリンクとした。 前記実施例のパツキンおよび石編組パツキンの
各々を面圧600Kgf/cm2で締付け、弁に650℃、
350Kgf/cm2の蒸気を流入させ、グランド部が温
度低下しないようにスタフイングボツクス外壁面
をヒータで650℃になるように加熱した状態で、
前記蒸気を8時間連続通気→16時間通気停止のパ
ターンを計5回繰り返し、1回のパターン中で弁
棒をストローク200mm、速度700mm/minで20回振
動させ、全パターンで合計100回摺動させ、この
試験の間、蒸気漏れ量をドレンの状態で測定し、
締付圧を動歪計→オシログラフによつて測定し
た。第1表はその測定結果である。
【表】
前記第1表に示されるように、前記実施例のパ
ツキンは従来の石綿編組パツキンにくらべ、応力
緩和率ならびにシール性のすべての点において極
めて優れていることが認められた。また前記試験
後、市販のパツキン用工具によつてパツキン取出
しを行つた結果、前記実施例のパツキンは所要時
間20分で取出せたが、石綿編組パツキンは60分経
過後も取出せず、スタフイングボツクス底部から
水圧を負荷して取出すことができた。 前記実施例においては、編組パツキンの中芯
は、膨張黒鉛シートのみを積層したものが示され
ているが、この中芯に、たとえば、膨張黒鉛シー
ト間に金網シートを挿入して積層したものを使用
することにより、膨張黒鉛シートならびにパツキ
ン全体の強度を高めることができる。 前記膨張黒鉛シート間に挿入する金網の線材と
しては、SUS304、SUS316、SUS321、インコネ
ル、銅線などが良く、サイズは、太さ0.05〜0.3
mmの線材を、目の開きが1mm〜15mm角に形成した
ものが適している。 金網シート入りの膨張黒鉛シートの中芯は、た
とえば第1図に示した中芯入り編組パツキンの製
造装置において、テープ状膨張黒鉛シート1の巻
込みボビン1a,1b,1c,1dのあいだにテ
ープ状の金網シートの巻込みボビンを配置して両
者を引き揃えて送り出す手段をとることにより、
編組パツキンの一連の製造工程のなかで、特別な
設備を必要とすることなく、極めて簡単に得られ
る。 前記金網入り膨張黒鉛シートを中芯として製造
された編組パツキンは、前記実施例と同様に、シ
ート積層体の積層面と平行する方向に加圧成形さ
れるが、膨張黒鉛シートだけの中芯を加圧する場
合と比べ、金網シート入りの方の膨張黒鉛シート
は余計に圧縮され、密度が高められるから、使用
する膨張黒鉛シートの巾aと積層厚みbとの比
は、補強金網シートを使用しない場合に比較して
若干小さいしてもよい。 金網入り膨張黒鉛シートを中芯とした編組パツ
キンにあつては、膨張黒鉛シートの中芯入り編組
パツキンに加え、下記の効果が得られる。 (1) 金網シートとの圧着により、積層されたテー
プ状膨張黒鉛シートの折り曲げ強さ、引張り強
さ、引裂き強さが大巾に向上され、シートの供
給工程、編組工程、巻取り工程におけるシート
の切れや折れ曲がりによる製品不良がなくな
る。 (2) 編組パツキンの成型品は、その中芯に金網シ
ートが入つているため、パツキン全体の強度が
増大し、とくにパツキンの開口部(切り口)の
中芯吹き抜けに対する耐久性が増大する。 (3) 編組パツキン成型品とスタフイングボツクス
内の装填にあたり、軸に巻き回すためにパツキ
ンの開口部を開く場合、パツキン断面は変形す
るが、金網入り中芯をもつ編組パツキンでは、
前記変形の度合は、補強金網シートを使用しな
い場合に比べ少ない。 (4) 編組パツキン全体の強度が大となれば、取り
出し工具によるスタフインボツクスからの取り
出しが容易になる。 以上に述べたように、この発明によれば、膨張
黒鉛シートの積層体がその積層面と平行な方向に
圧縮されたものが中芯とされ、その周囲に無機繊
維糸の編組体が被覆されているので、膨張黒鉛シ
ートの特異な配向性が活かされ、すぐれた成形効
果とシール性効果を有する中芯入り編組パツキン
が得られる。 また、この発明によれば、長尺の膨張黒鉛シー
トを引き揃えて積層しながら編組機に導き、その
編組機において、前記積層体を中芯としてその周
囲を無機繊維糸の編組体で被覆し、それを所要の
長さに切断して型枠に入れ、前記積層体の積層面
と平行する方向に圧縮し、かつ全体をリング状に
成形するものであるから、中芯の成形工程と編組
体の被覆工程との一貫した連続作業が可能とな
り、シール性能のよい中芯入り編組パツキンが安
価に得られる。
ツキンは従来の石綿編組パツキンにくらべ、応力
緩和率ならびにシール性のすべての点において極
めて優れていることが認められた。また前記試験
後、市販のパツキン用工具によつてパツキン取出
しを行つた結果、前記実施例のパツキンは所要時
間20分で取出せたが、石綿編組パツキンは60分経
過後も取出せず、スタフイングボツクス底部から
水圧を負荷して取出すことができた。 前記実施例においては、編組パツキンの中芯
は、膨張黒鉛シートのみを積層したものが示され
ているが、この中芯に、たとえば、膨張黒鉛シー
ト間に金網シートを挿入して積層したものを使用
することにより、膨張黒鉛シートならびにパツキ
ン全体の強度を高めることができる。 前記膨張黒鉛シート間に挿入する金網の線材と
しては、SUS304、SUS316、SUS321、インコネ
ル、銅線などが良く、サイズは、太さ0.05〜0.3
mmの線材を、目の開きが1mm〜15mm角に形成した
ものが適している。 金網シート入りの膨張黒鉛シートの中芯は、た
とえば第1図に示した中芯入り編組パツキンの製
造装置において、テープ状膨張黒鉛シート1の巻
込みボビン1a,1b,1c,1dのあいだにテ
ープ状の金網シートの巻込みボビンを配置して両
者を引き揃えて送り出す手段をとることにより、
編組パツキンの一連の製造工程のなかで、特別な
設備を必要とすることなく、極めて簡単に得られ
る。 前記金網入り膨張黒鉛シートを中芯として製造
された編組パツキンは、前記実施例と同様に、シ
ート積層体の積層面と平行する方向に加圧成形さ
れるが、膨張黒鉛シートだけの中芯を加圧する場
合と比べ、金網シート入りの方の膨張黒鉛シート
は余計に圧縮され、密度が高められるから、使用
する膨張黒鉛シートの巾aと積層厚みbとの比
は、補強金網シートを使用しない場合に比較して
若干小さいしてもよい。 金網入り膨張黒鉛シートを中芯とした編組パツ
キンにあつては、膨張黒鉛シートの中芯入り編組
パツキンに加え、下記の効果が得られる。 (1) 金網シートとの圧着により、積層されたテー
プ状膨張黒鉛シートの折り曲げ強さ、引張り強
さ、引裂き強さが大巾に向上され、シートの供
給工程、編組工程、巻取り工程におけるシート
の切れや折れ曲がりによる製品不良がなくな
る。 (2) 編組パツキンの成型品は、その中芯に金網シ
ートが入つているため、パツキン全体の強度が
増大し、とくにパツキンの開口部(切り口)の
中芯吹き抜けに対する耐久性が増大する。 (3) 編組パツキン成型品とスタフイングボツクス
内の装填にあたり、軸に巻き回すためにパツキ
ンの開口部を開く場合、パツキン断面は変形す
るが、金網入り中芯をもつ編組パツキンでは、
前記変形の度合は、補強金網シートを使用しな
い場合に比べ少ない。 (4) 編組パツキン全体の強度が大となれば、取り
出し工具によるスタフインボツクスからの取り
出しが容易になる。 以上に述べたように、この発明によれば、膨張
黒鉛シートの積層体がその積層面と平行な方向に
圧縮されたものが中芯とされ、その周囲に無機繊
維糸の編組体が被覆されているので、膨張黒鉛シ
ートの特異な配向性が活かされ、すぐれた成形効
果とシール性効果を有する中芯入り編組パツキン
が得られる。 また、この発明によれば、長尺の膨張黒鉛シー
トを引き揃えて積層しながら編組機に導き、その
編組機において、前記積層体を中芯としてその周
囲を無機繊維糸の編組体で被覆し、それを所要の
長さに切断して型枠に入れ、前記積層体の積層面
と平行する方向に圧縮し、かつ全体をリング状に
成形するものであるから、中芯の成形工程と編組
体の被覆工程との一貫した連続作業が可能とな
り、シール性能のよい中芯入り編組パツキンが安
価に得られる。
第1図はこの発明の中芯入り編組パツキンの製
造方法の一例を図解した装置の構成図、第2図は
圧縮前の中芯入り編組パツキンの斜視図、第3図
は圧縮後のパツキンの斜視図、第4図は中芯入り
編組パツキンの性能試験装置の構成図である。 1……膨張黒鉛シート、1a〜1d……ボビ
ン、2……結束線、3……台板、4……無機繊維
糸、4a〜4d……ボビン、5……ダイス板、6
……口金、A……中芯入り編組パツキン。
造方法の一例を図解した装置の構成図、第2図は
圧縮前の中芯入り編組パツキンの斜視図、第3図
は圧縮後のパツキンの斜視図、第4図は中芯入り
編組パツキンの性能試験装置の構成図である。 1……膨張黒鉛シート、1a〜1d……ボビ
ン、2……結束線、3……台板、4……無機繊維
糸、4a〜4d……ボビン、5……ダイス板、6
……口金、A……中芯入り編組パツキン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 膨張黒鉛シートが積層され、その積層面と平
行する方向に圧縮されたものが中芯とされ、その
周囲が無機繊維糸の編組体で被覆されていること
を特徴とする中芯入り編組パツキン。 2 所要数の長尺の膨張黒鉛シートを引き揃えて
積層しながら編組機に導き、その編組機により、
前記積層体を中芯とし、その周囲を無機繊維糸の
編組体で被覆し、その中芯入り編組体を所要の長
さに切断し、それを型枠に入れ、中芯を形成して
いる膨張黒鉛シートの積層面と平行する方向に圧
縮し、かつ全体をリング状に成形することを特徴
とする中芯入り編組パツキンの製造方法。 3 膨張黒鉛シートを断面が長方形となるように
積層し、これを編組機に導き、その積層体の周囲
を無機繊維糸の編組体で被覆し、その中芯入り編
組体を所要の長さに切断して型枠に入れ、中芯を
形成している膨張黒鉛シートの積層面と平行する
方向に加圧して積層体がほゞ正方形となるように
圧縮する特許請求の範囲第2項記載の中芯入り編
組パツキンの製造方法。 4 膨張黒鉛シートの巾と積層厚みとの比が1.5
〜3.0の範囲で断面長方形になるように膨張黒鉛
シートを積層する特許請求の範囲第3項記載の中
芯入り編組パツキンの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59117961A JPS60260332A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 中芯入り編組パツキンおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59117961A JPS60260332A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 中芯入り編組パツキンおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60260332A JPS60260332A (ja) | 1985-12-23 |
| JPS634797B2 true JPS634797B2 (ja) | 1988-01-30 |
Family
ID=14724537
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59117961A Granted JPS60260332A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | 中芯入り編組パツキンおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60260332A (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS631863A (ja) * | 1986-06-18 | 1988-01-06 | Nippon Pillar Packing Co Ltd | グランドパツキン |
| JPH0446118Y2 (ja) * | 1986-06-30 | 1992-10-29 | ||
| JPH0527738Y2 (ja) * | 1987-05-12 | 1993-07-15 | ||
| JPH0723748B2 (ja) * | 1987-05-29 | 1995-03-15 | 日本ピラ−工業株式会社 | 密封部材 |
| JP2562603B2 (ja) * | 1987-06-10 | 1996-12-11 | 日本ピラー工業 株式会社 | パッキン |
| JPS6455476A (en) * | 1987-08-25 | 1989-03-02 | Nippon Pillar Packing | Spiral packing |
| JPH0276971A (ja) * | 1988-09-09 | 1990-03-16 | Agency Of Ind Science & Technol | グランドパッキン及びその製造法 |
| JP6165738B2 (ja) * | 2011-09-26 | 2017-07-19 | エー. ダブリュー. チェスタートン カンパニーA.W. Chesterton Company | 編組された両面圧縮パッキンシールおよびその製造方法ならびにその使用方法 |
| DK2901048T3 (en) | 2012-09-26 | 2019-03-25 | Chesterton A W Co | METHODS AND APPLIANCES FOR THE PREPARATION OF A COMPRESSION PACK SEAL, INCLUDING A DOUBLE SIDED WOVEN COAT AND PROCEDURES FOR USING IT |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5729854A (en) * | 1980-07-28 | 1982-02-17 | Hitachi Chem Co Ltd | Composite piled packing using expansion graphite formation |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP59117961A patent/JPS60260332A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60260332A (ja) | 1985-12-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |