JPS634846B2 - - Google Patents
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- JPS634846B2 JPS634846B2 JP20994981A JP20994981A JPS634846B2 JP S634846 B2 JPS634846 B2 JP S634846B2 JP 20994981 A JP20994981 A JP 20994981A JP 20994981 A JP20994981 A JP 20994981A JP S634846 B2 JPS634846 B2 JP S634846B2
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- Japan
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- group
- copolymer
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- maleimide copolymer
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
この発明は、エポキシ基またはヒドロキシル基
を有する特定のN−置換マレイミド共重合体に、
特定の不飽和化合物を反応させて、前記共重合体
にα,β−エチレン性不飽和基を導入して、新規
な変性マレイミド共重合体を製造する方法に係
る。 この発明の方法によつて製造される変性マレイ
ミド共重合体は、ポリマー主鎖に、α,β−エチ
レン性不飽和結合を有する側鎖を多数有してお
り、また、一般的に用いられる有機溶媒に対して
優れた溶解性を有するので、種々の硬化性組成物
のベースポリマーとして使用することができ、そ
れらの硬化性組成物は、硬化剤の存在下に常温硬
化したり、加熱硬化することができ、また、放射
線や紫外線などのエネルギー線によつて硬化する
ことができるので、種々の成形物または硬化皮膜
を形成することができ、さらに、それらの成形物
または硬化皮膜が優れた耐熱性、電気絶縁性を示
すのである。 すなわち、この発明は、 一般式 (ただし、Rは水素またはメチル基であり、R1
は炭素数1〜6のアルキル基または芳香族基であ
る)で示される主鎖単位、および 一般式 (ただし、R2は
を有する特定のN−置換マレイミド共重合体に、
特定の不飽和化合物を反応させて、前記共重合体
にα,β−エチレン性不飽和基を導入して、新規
な変性マレイミド共重合体を製造する方法に係
る。 この発明の方法によつて製造される変性マレイ
ミド共重合体は、ポリマー主鎖に、α,β−エチ
レン性不飽和結合を有する側鎖を多数有してお
り、また、一般的に用いられる有機溶媒に対して
優れた溶解性を有するので、種々の硬化性組成物
のベースポリマーとして使用することができ、そ
れらの硬化性組成物は、硬化剤の存在下に常温硬
化したり、加熱硬化することができ、また、放射
線や紫外線などのエネルギー線によつて硬化する
ことができるので、種々の成形物または硬化皮膜
を形成することができ、さらに、それらの成形物
または硬化皮膜が優れた耐熱性、電気絶縁性を示
すのである。 すなわち、この発明は、 一般式 (ただし、Rは水素またはメチル基であり、R1
は炭素数1〜6のアルキル基または芳香族基であ
る)で示される主鎖単位、および 一般式 (ただし、R2は
【式】または−
CH2−CHR−OHであり、Rは水素またはメチル
基である)で示される主鎖単位からなるN−置
換マレイミド共重合体と、 前記共重合体中のエポキシ基または水酸基に対
して反応し得る酸基または酸誘導体基を有し、し
かもα,β−エチレン性不飽和基を有する不飽和
化合物とを、有機溶媒中で反応させて、前記共重
合体に不飽和基を導入することを特徴とする変性
マレイミド共重合体の製造法に関するものであ
る。 この発明の方法において使用するN−置換マレ
イミド共重合体は、 一般式 (ただし、RおよびR1は、前述と同じである)
で示されるN−置換マレイミドと、 一般式 CH2=CR−CO・O−R2 () (ただし、RおよびR2は、前述と同じである)
で示される(メタ)アクリレート化合物とを、有
機極性溶媒中、重合開示剤の存在下、重合温度5
〜150℃、好ましくは20〜120℃で、均一状態、懸
濁状態、または塊状にて、共重合して製造される
ポリマーまたはオリゴマーである。 前記の有機極性溶媒としては、例えば、テトラ
ヒドロフラン、シクロヘキサノン、ジメチルホル
ムアミド、ジオキサン、ベンゼン、メタノールな
どを挙げることができる。 前記の重合開始剤としては、公知のエチレン系
モノマーを付加重合することができる重合開始剤
であれば、どのような種類のものであつてもよ
く、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイ
ル、クメンヒドロペルオキシド、ジクミルペルオ
キシドなどの有機過酸化物、アゾビスイソブチロ
ニトリル、トリフエニルメチルアゾベンゼン、ア
ゾジベンゾイル、アゾビスイソ酪酸エチルなどの
アゾ化合物、n−ブチルリチウム、エチルリチウ
ム、ナフタリンナトリウム、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムブトキシドなどの有機アルカリ金
属化合物などのラジカル重合またはアニオン重合
をさせうる重合開始剤を挙げることができる。 なお、前記の共重合反応において、必要であれ
ば、ドデシルメルカプタン、チオグリコール、ブ
チルメルカプタン、四臭化炭素などの連鎖移動剤
を使用して、共重合体の分子量の調節を行つても
よい。 一般式において、R1は、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキ
シル基などの炭素数1〜6のアルキル基、あるい
は、フエニル基、フエニルフエニル基、フエニル
オキシフエニル基、または、前記フエニル基のベ
ンゼン核に直接結合している水素原子の少なくと
も1個が他の置換基、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基などの低級アルキル
基、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アルコキ
シカルボニル基、ハロゲン原子などで置換されて
いる置換フエニル基などの芳香族基である。R1
としては、特に、n−プロピル基、n−ブチル
基、n−ペンチル基などの炭素数3〜5のアルキ
ル基、フエニル基、低級アルキルフエニル基、ヒ
ドロキシフエニル基、低級アルコキシフエニル基
などの芳香族基が好適である。 前記の一般式で示されるN−置換マレイミド
としては、例えばN−プロピルマレイミド、N−
ブチルマレイミド、N−ペンチルマレイミド、N
−フエニルマレイミド、N−(P−メチルフエニ
ル)マレイミド、N−(m−メチルフエニル)マ
レイミド、N−(P−メトキシフエニル)マレイ
ミド、N−(m−メトキシフエニル)マレイミド、
N−(P−ヒドロキシフエニル)マレイミド、N
−(P−メトキシカルボニルフエニル)マレイミ
ド、N−(2,4−ジメチルフエニル)マレイミ
ド、N−(3,5−ジメトキシフエニル)マレイ
ミドなどを挙げることができる。 前述の基R2(グリシジルまたはヒドロキシアル
キル基)を有する一般式で示される(メタ)ア
クリレート化合物としては、例えば、グリシジル
アクリレート、グリシジルメタクリレート、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルアクリレート2−ヒドロキシプロピルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレ
ートを具体的に挙げることができる。 前述の共重合反応において、一般式のN−置
換マレイミドと、一般式の(メタ)アクリレー
ト化合物との使用量は、特に限定するものではな
いが、製造しようとするN−置換マレイミド共重
合体の主鎖単位/主鎖単位の比の0.5〜5倍
となるような値が、N−置換マレイミド/(メ
タ)アクリレート化合物の比となるように、各モ
ノマー使用量を調整することが好ましい。 この発明において、N−置換マレイミド共重合
体は、主鎖単位ととの比について特に限定す
るものではないが、主鎖単位/主鎖単位が、
0.1〜10、好ましくは0.2〜5モル比であればよ
い。 また、この発明において、N−置換マレイミド
共重合体は、30℃、テトラヒドロフランで測定し
た極限粘度が0.01〜3、特に0.02〜2であること
が好ましい。 この発明において、前述のN−置換マレイミド
共重合体と反応させる不飽和化合物は、前記共重
合体中のエポキシ基または水酸基に対して反応し
得る酸基または酸誘導体基を有し、しかもα,β
−エチレン性不飽和基を有する不飽和化合物であ
る。 その不飽和化合物の酸基としては、少なくとも
1個のカルボキシル基、ジカルボン酸無水物基な
どを好適に挙げることができ、また、不飽和化合
物の酸誘導体基としては、カルボン酸ハライド基
(例えば、−COX、Xは塩素、臭素、ヨウ素など
のハロゲン原子である)を挙げることができる。 また、不飽和化合物のα,β−エチレン性不飽
和基としては、具体的に、一般式−CO−CR=
CHR、または
基である)で示される主鎖単位からなるN−置
換マレイミド共重合体と、 前記共重合体中のエポキシ基または水酸基に対
して反応し得る酸基または酸誘導体基を有し、し
かもα,β−エチレン性不飽和基を有する不飽和
化合物とを、有機溶媒中で反応させて、前記共重
合体に不飽和基を導入することを特徴とする変性
マレイミド共重合体の製造法に関するものであ
る。 この発明の方法において使用するN−置換マレ
イミド共重合体は、 一般式 (ただし、RおよびR1は、前述と同じである)
で示されるN−置換マレイミドと、 一般式 CH2=CR−CO・O−R2 () (ただし、RおよびR2は、前述と同じである)
で示される(メタ)アクリレート化合物とを、有
機極性溶媒中、重合開示剤の存在下、重合温度5
〜150℃、好ましくは20〜120℃で、均一状態、懸
濁状態、または塊状にて、共重合して製造される
ポリマーまたはオリゴマーである。 前記の有機極性溶媒としては、例えば、テトラ
ヒドロフラン、シクロヘキサノン、ジメチルホル
ムアミド、ジオキサン、ベンゼン、メタノールな
どを挙げることができる。 前記の重合開始剤としては、公知のエチレン系
モノマーを付加重合することができる重合開始剤
であれば、どのような種類のものであつてもよ
く、例えば、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイ
ル、クメンヒドロペルオキシド、ジクミルペルオ
キシドなどの有機過酸化物、アゾビスイソブチロ
ニトリル、トリフエニルメチルアゾベンゼン、ア
ゾジベンゾイル、アゾビスイソ酪酸エチルなどの
アゾ化合物、n−ブチルリチウム、エチルリチウ
ム、ナフタリンナトリウム、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムブトキシドなどの有機アルカリ金
属化合物などのラジカル重合またはアニオン重合
をさせうる重合開始剤を挙げることができる。 なお、前記の共重合反応において、必要であれ
ば、ドデシルメルカプタン、チオグリコール、ブ
チルメルカプタン、四臭化炭素などの連鎖移動剤
を使用して、共重合体の分子量の調節を行つても
よい。 一般式において、R1は、メチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキ
シル基などの炭素数1〜6のアルキル基、あるい
は、フエニル基、フエニルフエニル基、フエニル
オキシフエニル基、または、前記フエニル基のベ
ンゼン核に直接結合している水素原子の少なくと
も1個が他の置換基、例えばメチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基などの低級アルキル
基、ヒドロキシル基、アルコキシル基、アルコキ
シカルボニル基、ハロゲン原子などで置換されて
いる置換フエニル基などの芳香族基である。R1
としては、特に、n−プロピル基、n−ブチル
基、n−ペンチル基などの炭素数3〜5のアルキ
ル基、フエニル基、低級アルキルフエニル基、ヒ
ドロキシフエニル基、低級アルコキシフエニル基
などの芳香族基が好適である。 前記の一般式で示されるN−置換マレイミド
としては、例えばN−プロピルマレイミド、N−
ブチルマレイミド、N−ペンチルマレイミド、N
−フエニルマレイミド、N−(P−メチルフエニ
ル)マレイミド、N−(m−メチルフエニル)マ
レイミド、N−(P−メトキシフエニル)マレイ
ミド、N−(m−メトキシフエニル)マレイミド、
N−(P−ヒドロキシフエニル)マレイミド、N
−(P−メトキシカルボニルフエニル)マレイミ
ド、N−(2,4−ジメチルフエニル)マレイミ
ド、N−(3,5−ジメトキシフエニル)マレイ
ミドなどを挙げることができる。 前述の基R2(グリシジルまたはヒドロキシアル
キル基)を有する一般式で示される(メタ)ア
クリレート化合物としては、例えば、グリシジル
アクリレート、グリシジルメタクリレート、2−
ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルアクリレート2−ヒドロキシプロピルア
クリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレ
ートを具体的に挙げることができる。 前述の共重合反応において、一般式のN−置
換マレイミドと、一般式の(メタ)アクリレー
ト化合物との使用量は、特に限定するものではな
いが、製造しようとするN−置換マレイミド共重
合体の主鎖単位/主鎖単位の比の0.5〜5倍
となるような値が、N−置換マレイミド/(メ
タ)アクリレート化合物の比となるように、各モ
ノマー使用量を調整することが好ましい。 この発明において、N−置換マレイミド共重合
体は、主鎖単位ととの比について特に限定す
るものではないが、主鎖単位/主鎖単位が、
0.1〜10、好ましくは0.2〜5モル比であればよ
い。 また、この発明において、N−置換マレイミド
共重合体は、30℃、テトラヒドロフランで測定し
た極限粘度が0.01〜3、特に0.02〜2であること
が好ましい。 この発明において、前述のN−置換マレイミド
共重合体と反応させる不飽和化合物は、前記共重
合体中のエポキシ基または水酸基に対して反応し
得る酸基または酸誘導体基を有し、しかもα,β
−エチレン性不飽和基を有する不飽和化合物であ
る。 その不飽和化合物の酸基としては、少なくとも
1個のカルボキシル基、ジカルボン酸無水物基な
どを好適に挙げることができ、また、不飽和化合
物の酸誘導体基としては、カルボン酸ハライド基
(例えば、−COX、Xは塩素、臭素、ヨウ素など
のハロゲン原子である)を挙げることができる。 また、不飽和化合物のα,β−エチレン性不飽
和基としては、具体的に、一般式−CO−CR=
CHR、または
【式】で示さ
れる不飽和基を挙げることができる。前記の一般
式においてRは水素またはメチル基である。 前記の不飽和化合物は、その分子量が約500以
下、特に400以下であるものが好ましい。 前記の不飽和化合物としては、例えば、アクリ
ル酸、メタクリル酸、ケイ皮酸、またはそれらの
酸ハライド化合物を好適に挙げることができ、さ
らに、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水フタ
ル酸、テトラヒドロフタル酸、またはそれらの酸
無水物と、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レートなどの水酸基含有(メタ)アクリレート化
合物との半エステル化合物、または、それらの半
エステル化合物の酸ハロゲン化物なども挙げるこ
とができる。 この発明の方法において、前記のN−置換マレ
イミド共重合体と、前記の不飽和化合物とを、有
機溶媒中で、反応させる場合には、適当な反応用
の触媒、例えばエステル化触媒の存在下に、上述
の反応を行うことが好ましい。 この発明において使用するN−置換マレイミド
共重合体が、置換基R2として
式においてRは水素またはメチル基である。 前記の不飽和化合物は、その分子量が約500以
下、特に400以下であるものが好ましい。 前記の不飽和化合物としては、例えば、アクリ
ル酸、メタクリル酸、ケイ皮酸、またはそれらの
酸ハライド化合物を好適に挙げることができ、さ
らに、無水マレイン酸、無水コハク酸、無水フタ
ル酸、テトラヒドロフタル酸、またはそれらの酸
無水物と、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリ
レートなどの水酸基含有(メタ)アクリレート化
合物との半エステル化合物、または、それらの半
エステル化合物の酸ハロゲン化物なども挙げるこ
とができる。 この発明の方法において、前記のN−置換マレ
イミド共重合体と、前記の不飽和化合物とを、有
機溶媒中で、反応させる場合には、適当な反応用
の触媒、例えばエステル化触媒の存在下に、上述
の反応を行うことが好ましい。 この発明において使用するN−置換マレイミド
共重合体が、置換基R2として
【式】(グリシジル基)を有する
主鎖単位を有する場合には、前記に反応用の触
媒として、トリエチルアミンベンジルクロライ
ド、テトラエチルアンモニウムクロライド、ヨウ
化トリメチルエチルアンモニウムなどの第4級ア
ンムニウム塩、または、トリエチルアミン、N,
N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチルアミノ
安息香酸エチルなどの第3級アミンを好適に挙げ
ることができ、さらに、N−置換マレイミド共重
合体が、置換器R2として−CH2−CHR−OH(ヒ
ドロキシアルキル)を有する主鎖単位を有する
場合には、前記の反応用の触媒として、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、ジメチルアニリ
ン、ピリジンなどの塩基性の第3級アミンを好適
に用いることができる。 また、この発明の方法において、反応系に、ハ
イドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ル、2,5−ジ−ターシヤリーブチル−P−クレ
ゾール、2,5−ジ−ターシヤリーブチルハイド
ロキノンなどの重合禁示剤を添化して、前述の反
応を行うことが好ましい。 この発明の方法において、N−置換マレイミド
共重合体と不飽和化合物との反応温度は、反応原
料、触媒などによつて変わるが、一般に−30〜
150℃、好ましくは−20〜120℃程度の範囲内であ
る。 前記の反応温度は、N−置換マレイミド共重合
体として、グリシジル基を有する主鎖単位を含
有する共重合体を使用し、触媒として、前記の第
4級アンモニウム塩を使用して、N−置換マレイ
ミド共重合体と不飽和化合物とを反応させる場合
には、50〜120℃、特に好ましくは70〜100℃であ
ることが好ましく、また、N−置換マレイミド共
重合体として、ヒドロキシアルキル基を有する主
鎖単位を含有する共重合体を使用し、触媒とし
て、前述の第3級アミンのような塩基性化合物を
使用する場合には、−20〜40℃、特に好ましくは
−10〜20℃であることが好ましい。 この発明の方法において使用する有機溶媒は、
前述の共重合反応において用いたと同じ溶媒を使
用することができ、例えば、テトラヒドロフラ
ン、シクロヘキサノン、N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセ
トアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジオキ
サン、ベンゼン、キシレン、メタノール、エタノ
ールなどを挙げることができる。 この発明の方法において、前記のN−置換マレ
イミド共重合体の使用量(Ag)に対する前記の
不飽和化合物の使用量は、前記の全N−置換マレ
イミド共重合体中の全主鎖単位を対応するモノマ
ー成分〔一般式で示される(メタ)アクリレー
ト化合物〕のモル数(Xモル)に次式によつて換
算して示すN−置換マレイミド共重合体の使用量
(Xモル)に対して、1〜10倍モル、好ましくは、
1.5〜5倍モルとなるような不飽和化合物の使用
量とすることが望ましい。 X;N−置換マレイミド共重合体のモノマー置
換(一般式で示されるモノマー)の使用
量(モル) A;N−置換マレイミド共重合体の使用量
(g) B;N−置換マレイミド共重合体中の主鎖単位
の含有率(モル%) C;一般式で示されるモノマーの分子量 D;一般式で示されるモノマーの分子量 この発明の方法によれば、N−置換マレイミド
共重合体中の主鎖単位の約20%以上、特に30〜
99%、さらに40〜95%程度を、変性して、α,β
−エチレン性不飽和結合を有する側鎖が結合して
いる主鎖単位とすることができる。 したがつて、この発明の方法によつて製造され
る変性マレイミド共重合体は、前述の主鎖単位
、主鎖単位および主鎖単位からなるポリマ
ー、あるいは、主鎖単位および主鎖単位から
なるポリマーである。 この発明の方法によつて製造される変性マレイ
ミド共重合体としては、 (a) 一般式()で示される主鎖単位10〜80モ
ル% (b) 一般式 または (ただし、Rは水素またはメチル基であり、
R3は水素、メチル基またはフエニル基である)
で示される主鎖単位10〜80モル%、および (c) 一般式()で示される主鎖単位40モル%
以下である変性マレイミド共重合体を、好適に
示すことができる。 この発明の方法で得られる変性マレイミド共重
合体は、ポリマーのテトラヒドロフラン溶液を使
用して、30℃で測定した粘度から比粘度ηspを求
めて、ηsp/C(C;濃度)の値を、濃度0%まで
外挿して求めた極限粘度が、0.01〜4、特に、
0.02〜3程度である。 さらに、この発明の方法で得られる変性マレイ
ミド共重合体は、軟化点が30〜200℃、特に50〜
180℃程度であり、分解点が、250〜350℃、特に
260〜340℃程度であり、通常の常温(20℃)にお
いて粉末状であり、種々の溶媒に対する溶解性が
高いものである。 以下、この発明の実施例などを示す。 合成例 1 〔N−置換マレイミド共重合体の合成〕 還流冷却器、撹拌機、温度計を備えた容量1
の三ツ口丸底フラスコに、フエニルマレイミド
50.5g(289mmol)と、アゾビスイソブチロニト
リル(以下AIBNと略す)1.100g(6.70mmol)
とを入れ、窒素ガスでフラスコ内を置換した後、
さらにテトラヒドロフラン(以下THFと略す)
482mlを加えて均一な溶液とし、次いで、グリシ
ジルメタクリレート41.0g(289mmol)を添加し
て、反応系の温度を60℃に昇温して、60℃に維持
し、窒素ガス雰囲気中、3時間、反応液の撹拌を
続け、共重合を行い、共重合体を生成させた。こ
の後、反応液を室温まで冷却し、反応液をエチル
エーテル2.5中に添加し、共重合体を析出させ
た。この共重合体を再びテトラヒドロフランに溶
解し、再度エチルエーテル中に投入して再沈澱さ
せて精製し、白色粉末のN−置換マレイミド共重
合体48.5g(収率53.3重量%)を得た。このN−
置換マレイミド共重合体は、元素分析値より算出
した全ポリマー中主鎖単位(+)に対する主
鎖単位の含有率をモル%で示す(以下マレイミ
ド含有率とする)と、28.6モル%であつた。 実施例 1 〔変性マレイミド共重合体の合成〕 合成例1で得られた共重合体8.0gr(全主鎖単位
の含有量を一般式で示される化合物の濃度で
示すと、37.9mmol)を温度計、還流冷却器、撹
拌機および空気吹込管を備えた200ml四ツ口丸底
フラスコに取り、ジオキサン156gを溶媒とし、
アクリル酸7.64g(106mmol)、トリエチルベン
ジルアンモニウムクロライド(以下、TEBACと
略す)1.72g、およびハイドロキノンモノメチル
エーテル(以下、MEHQと略す)0.172gを加
え、均一溶液とした後、空気を吹き込みながら90
℃で5時間反応を行なつた。反応開始時の反応液
の酸価34.4が、終了時には23.5になつていた。反
応液に水をゆつくりと加え、ポリマーを析出させ
た後、さらにアセトンで溶解し、水で析出させる
操作を3回くり返し精製した。得られたポリマー
は、アセトン溶液として脱水し、エーテルで沈澱
析出させた後、乾燥させた。微黄色の結晶7.15g
を得た。 この変性マレイミド共重合体の軟化点、分解点
および極限粘度をそれぞれ第2表に示した。ま
た、この変性マレイミド共重合体の、核磁気共鳴
スペクトル分析、赤外線吸収スペクトル分析およ
び高速液体クロマトグラフイー分析の結果をそれ
ぞれ第1図〜3図にチヤート図として示した。 なお、ポリマーの軟化点は、キヤピラリ法で求
めた値であり、ポリマーの分解点は、DSC−
TGA(デイフアレンシヤル・スキヤニング・カロ
リーメーター・サーモ・グラビイメトリツク・ア
ナリシス)装置を使用して、加熱時の重量減少の
開始温度で示した。 極限粘度〔η〕は、ポリマーのテトラヒドロフ
ラン溶液を使用して、30℃で測定した粘度から比
粘度ηspを求めて、ηsp/Cを濃度0%に外挿して
求めた値である。 第1図の核磁気共鳴スペクトル(NMR)チヤ
ートにおいて、7〜8ppmのピークはフエニルマ
レイミド基のフエニル基に係るものであり、
6ppm前後のピークはアクリロイル基に係るもの
である。第2図の赤外線吸収スペクトル(IR)
チヤートにおいて、810cm-1のピークはアクリロ
イル基に係るものであり、1780cm-1のピークがイ
ミド基に係るものである。第3図の液クロマトグ
ラフイー(液クロ)チヤートにおいて、横軸の1
目盛が2分間を示し、RIが屈接率を、UVが紫外
線吸光度を示す。 実施例 2、3 合成例1で得られた共重合体を用い、メタクリ
ル酸あるいは、ケイ皮酸を使用した他は、実施例
1と同様な方法で、第2表に示した条件で反応を
行なつた。 また反応率は、共重合体のエポキシ基に対す
る、酸の減少量より求めた。 この変性マレイミド共重合体の性質を第2表
に、また、IRおよび液クロチヤートをメタクリ
ル酸使用の変性物は第4図、第5図にケイ皮酸使
用の変性物は第6図、第7図にそれぞれ示した。 合成例 2〜7 第1表に示した種類と量のマレイミド化合物と
不飽和化合物を、合成例1と同様な方法で第1表
に示す条件で共重合した。 得られた共重合体のマレイミド含有率を第1表
に示した。 実施例 4 合成例2で得られた共重合体を用い、実施例1
と同様な方法で、第2表に示した条件で反応を行
なつた。反応率および、得られた変性マレイミド
共重合体の性質を第2表に示した。また、IRチ
ヤートを第8図に示した。 実施例 5 合成例3で得られた共重合体を用い、実施例1
と同様な方法で、第2表に示した条件で反応を行
なつた。反応率および、得られた変性マレイミド
共重合体の性質を第2表に示した。また、IRチ
ヤートを第9図に示した。 実施例 6 合成例4で得られた共重合体を用い、実施例1
と同様な方法で、第2表に示した条件で反応を行
なつた。反応率および、得られた変性マレイミド
共重合体の性質を第2表に示した。また、IRチ
ヤートを第10図に示した。 実施例 7 合成例5で得られた共重合体7.0gr(全主鎖単位
の含有量を一般式で示される化合物の濃度で
示すと32.4mmol)を温度計、滴下ロート、塩化
カルシウム管および撹拌機を備えた100ml四ツ口
フラスコに取り、テトラヒドロフラン60mlで溶解
した後、氷浴で0℃に冷却した。撹拌を続けなが
ら、そこへトリエチルアミン3.6g(35.6mmol)
をゆつくり滴下し、さらに、アクリル酸クロライ
ド2.93g(32.4mmol)のテトラヒドロフラン30
ml溶液を40分間かけてゆつくり滴下した。その状
態で30分間撹拌を続け、室温にして、さらに2時
間撹拌を行なつた。析出物を過後、液を2%
HCl水溶液300ml中に加え、ポリマーを析出させ
た。ポリマーは、さらに、アセトンで溶かし水で
再沈澱させた後、アセトン溶液として、脱水し、
エーテルにより沈澱析出した。沈澱したポリマー
を乾燥させ、白色粉末状の変性マレイミド共重合
体1.5gを得た。 この変性マレイミド共重合体の性質を第3表
に、また、IRチヤートを第11図に示した。 なお、反応率は、N−置換マレイミド共重合体
の水酸基価と変性マレイミド共重合体の水酸基価
とより求めた。 実施例 8 合成例5で得られた共重合体とメタクリル酸ク
ロライドを用い、実施例7と同様な方法で、第3
表に示した条件で反応を行つた。 得られた変性マレイミド共重合体の性質を第3
表に、また、NMR、IRおよび液クロチヤートを
第12図、第13図、第14図にそれぞれ示し
た。 実施例 9 合成例6で得られた共重合体とメタクリル酸ク
ロライドを用い、実施例7と同様な方法で、第3
表に示した条件で反応を行なつた。 得られた変性マレイミド共重合体の性質を第3
表に、また、IRチヤートを第15図に示した。 実施例 10 合成例7で得られた共重合体とメタクリル酸ク
ロライドを用い、実施例7と同様な方法で、第3
表に示した条件で反応を行なつた。 得られた変性マレイミド共重合体の性質を第3
表に、また、NMRおよびIRチヤートを第16
図、第17図にそれぞれ示した。 実施例 11 無水フタル酸(1モル)と2−ヒドロキシエチ
ルメタアクリレート(1.1モル)の半エステル化
物混合溶液29.2g(酸化合物106mmol)と合成例
1で得られた共重合体8gを、ジオキサン372g、
TEBAC4.09g、MEHQ0.409gとともに、実施
例1と同様な方法で反応した。酸価よりの反応率
は83%、収量9.0gであり、軟化点142〜148℃、
分解点298℃をもち、極限粘度は0.132であつた。
得られた変性マレイミド共重合体のIRチヤート
を第18図に示した。 参考例 1 実施例1で得られた変性マレイミド共重合体
100重量部、トリメチロールプロパントリアクリ
レート100重量部、およびベンゾインイソプロピ
ルエーテル5重量部からなる光硬化性組成分を調
製し、この組成物を銅板上に30μの厚さで塗布し
た。水銀ランプ(80W/cm)の光を照射し、硬化
させた皮膜は、260℃の半田浴中に10秒間浸して
も何ら変化せず、TGA(前記と同じ)での重量減
少開始温度は310℃であつた。
媒として、トリエチルアミンベンジルクロライ
ド、テトラエチルアンモニウムクロライド、ヨウ
化トリメチルエチルアンモニウムなどの第4級ア
ンムニウム塩、または、トリエチルアミン、N,
N−ジエチルアニリン、N,N−ジメチルアミノ
安息香酸エチルなどの第3級アミンを好適に挙げ
ることができ、さらに、N−置換マレイミド共重
合体が、置換器R2として−CH2−CHR−OH(ヒ
ドロキシアルキル)を有する主鎖単位を有する
場合には、前記の反応用の触媒として、トリエチ
ルアミン、トリブチルアミン、ジメチルアニリ
ン、ピリジンなどの塩基性の第3級アミンを好適
に用いることができる。 また、この発明の方法において、反応系に、ハ
イドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテ
ル、2,5−ジ−ターシヤリーブチル−P−クレ
ゾール、2,5−ジ−ターシヤリーブチルハイド
ロキノンなどの重合禁示剤を添化して、前述の反
応を行うことが好ましい。 この発明の方法において、N−置換マレイミド
共重合体と不飽和化合物との反応温度は、反応原
料、触媒などによつて変わるが、一般に−30〜
150℃、好ましくは−20〜120℃程度の範囲内であ
る。 前記の反応温度は、N−置換マレイミド共重合
体として、グリシジル基を有する主鎖単位を含
有する共重合体を使用し、触媒として、前記の第
4級アンモニウム塩を使用して、N−置換マレイ
ミド共重合体と不飽和化合物とを反応させる場合
には、50〜120℃、特に好ましくは70〜100℃であ
ることが好ましく、また、N−置換マレイミド共
重合体として、ヒドロキシアルキル基を有する主
鎖単位を含有する共重合体を使用し、触媒とし
て、前述の第3級アミンのような塩基性化合物を
使用する場合には、−20〜40℃、特に好ましくは
−10〜20℃であることが好ましい。 この発明の方法において使用する有機溶媒は、
前述の共重合反応において用いたと同じ溶媒を使
用することができ、例えば、テトラヒドロフラ
ン、シクロヘキサノン、N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N−ジエチルアセ
トアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジオキ
サン、ベンゼン、キシレン、メタノール、エタノ
ールなどを挙げることができる。 この発明の方法において、前記のN−置換マレ
イミド共重合体の使用量(Ag)に対する前記の
不飽和化合物の使用量は、前記の全N−置換マレ
イミド共重合体中の全主鎖単位を対応するモノマ
ー成分〔一般式で示される(メタ)アクリレー
ト化合物〕のモル数(Xモル)に次式によつて換
算して示すN−置換マレイミド共重合体の使用量
(Xモル)に対して、1〜10倍モル、好ましくは、
1.5〜5倍モルとなるような不飽和化合物の使用
量とすることが望ましい。 X;N−置換マレイミド共重合体のモノマー置
換(一般式で示されるモノマー)の使用
量(モル) A;N−置換マレイミド共重合体の使用量
(g) B;N−置換マレイミド共重合体中の主鎖単位
の含有率(モル%) C;一般式で示されるモノマーの分子量 D;一般式で示されるモノマーの分子量 この発明の方法によれば、N−置換マレイミド
共重合体中の主鎖単位の約20%以上、特に30〜
99%、さらに40〜95%程度を、変性して、α,β
−エチレン性不飽和結合を有する側鎖が結合して
いる主鎖単位とすることができる。 したがつて、この発明の方法によつて製造され
る変性マレイミド共重合体は、前述の主鎖単位
、主鎖単位および主鎖単位からなるポリマ
ー、あるいは、主鎖単位および主鎖単位から
なるポリマーである。 この発明の方法によつて製造される変性マレイ
ミド共重合体としては、 (a) 一般式()で示される主鎖単位10〜80モ
ル% (b) 一般式 または (ただし、Rは水素またはメチル基であり、
R3は水素、メチル基またはフエニル基である)
で示される主鎖単位10〜80モル%、および (c) 一般式()で示される主鎖単位40モル%
以下である変性マレイミド共重合体を、好適に
示すことができる。 この発明の方法で得られる変性マレイミド共重
合体は、ポリマーのテトラヒドロフラン溶液を使
用して、30℃で測定した粘度から比粘度ηspを求
めて、ηsp/C(C;濃度)の値を、濃度0%まで
外挿して求めた極限粘度が、0.01〜4、特に、
0.02〜3程度である。 さらに、この発明の方法で得られる変性マレイ
ミド共重合体は、軟化点が30〜200℃、特に50〜
180℃程度であり、分解点が、250〜350℃、特に
260〜340℃程度であり、通常の常温(20℃)にお
いて粉末状であり、種々の溶媒に対する溶解性が
高いものである。 以下、この発明の実施例などを示す。 合成例 1 〔N−置換マレイミド共重合体の合成〕 還流冷却器、撹拌機、温度計を備えた容量1
の三ツ口丸底フラスコに、フエニルマレイミド
50.5g(289mmol)と、アゾビスイソブチロニト
リル(以下AIBNと略す)1.100g(6.70mmol)
とを入れ、窒素ガスでフラスコ内を置換した後、
さらにテトラヒドロフラン(以下THFと略す)
482mlを加えて均一な溶液とし、次いで、グリシ
ジルメタクリレート41.0g(289mmol)を添加し
て、反応系の温度を60℃に昇温して、60℃に維持
し、窒素ガス雰囲気中、3時間、反応液の撹拌を
続け、共重合を行い、共重合体を生成させた。こ
の後、反応液を室温まで冷却し、反応液をエチル
エーテル2.5中に添加し、共重合体を析出させ
た。この共重合体を再びテトラヒドロフランに溶
解し、再度エチルエーテル中に投入して再沈澱さ
せて精製し、白色粉末のN−置換マレイミド共重
合体48.5g(収率53.3重量%)を得た。このN−
置換マレイミド共重合体は、元素分析値より算出
した全ポリマー中主鎖単位(+)に対する主
鎖単位の含有率をモル%で示す(以下マレイミ
ド含有率とする)と、28.6モル%であつた。 実施例 1 〔変性マレイミド共重合体の合成〕 合成例1で得られた共重合体8.0gr(全主鎖単位
の含有量を一般式で示される化合物の濃度で
示すと、37.9mmol)を温度計、還流冷却器、撹
拌機および空気吹込管を備えた200ml四ツ口丸底
フラスコに取り、ジオキサン156gを溶媒とし、
アクリル酸7.64g(106mmol)、トリエチルベン
ジルアンモニウムクロライド(以下、TEBACと
略す)1.72g、およびハイドロキノンモノメチル
エーテル(以下、MEHQと略す)0.172gを加
え、均一溶液とした後、空気を吹き込みながら90
℃で5時間反応を行なつた。反応開始時の反応液
の酸価34.4が、終了時には23.5になつていた。反
応液に水をゆつくりと加え、ポリマーを析出させ
た後、さらにアセトンで溶解し、水で析出させる
操作を3回くり返し精製した。得られたポリマー
は、アセトン溶液として脱水し、エーテルで沈澱
析出させた後、乾燥させた。微黄色の結晶7.15g
を得た。 この変性マレイミド共重合体の軟化点、分解点
および極限粘度をそれぞれ第2表に示した。ま
た、この変性マレイミド共重合体の、核磁気共鳴
スペクトル分析、赤外線吸収スペクトル分析およ
び高速液体クロマトグラフイー分析の結果をそれ
ぞれ第1図〜3図にチヤート図として示した。 なお、ポリマーの軟化点は、キヤピラリ法で求
めた値であり、ポリマーの分解点は、DSC−
TGA(デイフアレンシヤル・スキヤニング・カロ
リーメーター・サーモ・グラビイメトリツク・ア
ナリシス)装置を使用して、加熱時の重量減少の
開始温度で示した。 極限粘度〔η〕は、ポリマーのテトラヒドロフ
ラン溶液を使用して、30℃で測定した粘度から比
粘度ηspを求めて、ηsp/Cを濃度0%に外挿して
求めた値である。 第1図の核磁気共鳴スペクトル(NMR)チヤ
ートにおいて、7〜8ppmのピークはフエニルマ
レイミド基のフエニル基に係るものであり、
6ppm前後のピークはアクリロイル基に係るもの
である。第2図の赤外線吸収スペクトル(IR)
チヤートにおいて、810cm-1のピークはアクリロ
イル基に係るものであり、1780cm-1のピークがイ
ミド基に係るものである。第3図の液クロマトグ
ラフイー(液クロ)チヤートにおいて、横軸の1
目盛が2分間を示し、RIが屈接率を、UVが紫外
線吸光度を示す。 実施例 2、3 合成例1で得られた共重合体を用い、メタクリ
ル酸あるいは、ケイ皮酸を使用した他は、実施例
1と同様な方法で、第2表に示した条件で反応を
行なつた。 また反応率は、共重合体のエポキシ基に対す
る、酸の減少量より求めた。 この変性マレイミド共重合体の性質を第2表
に、また、IRおよび液クロチヤートをメタクリ
ル酸使用の変性物は第4図、第5図にケイ皮酸使
用の変性物は第6図、第7図にそれぞれ示した。 合成例 2〜7 第1表に示した種類と量のマレイミド化合物と
不飽和化合物を、合成例1と同様な方法で第1表
に示す条件で共重合した。 得られた共重合体のマレイミド含有率を第1表
に示した。 実施例 4 合成例2で得られた共重合体を用い、実施例1
と同様な方法で、第2表に示した条件で反応を行
なつた。反応率および、得られた変性マレイミド
共重合体の性質を第2表に示した。また、IRチ
ヤートを第8図に示した。 実施例 5 合成例3で得られた共重合体を用い、実施例1
と同様な方法で、第2表に示した条件で反応を行
なつた。反応率および、得られた変性マレイミド
共重合体の性質を第2表に示した。また、IRチ
ヤートを第9図に示した。 実施例 6 合成例4で得られた共重合体を用い、実施例1
と同様な方法で、第2表に示した条件で反応を行
なつた。反応率および、得られた変性マレイミド
共重合体の性質を第2表に示した。また、IRチ
ヤートを第10図に示した。 実施例 7 合成例5で得られた共重合体7.0gr(全主鎖単位
の含有量を一般式で示される化合物の濃度で
示すと32.4mmol)を温度計、滴下ロート、塩化
カルシウム管および撹拌機を備えた100ml四ツ口
フラスコに取り、テトラヒドロフラン60mlで溶解
した後、氷浴で0℃に冷却した。撹拌を続けなが
ら、そこへトリエチルアミン3.6g(35.6mmol)
をゆつくり滴下し、さらに、アクリル酸クロライ
ド2.93g(32.4mmol)のテトラヒドロフラン30
ml溶液を40分間かけてゆつくり滴下した。その状
態で30分間撹拌を続け、室温にして、さらに2時
間撹拌を行なつた。析出物を過後、液を2%
HCl水溶液300ml中に加え、ポリマーを析出させ
た。ポリマーは、さらに、アセトンで溶かし水で
再沈澱させた後、アセトン溶液として、脱水し、
エーテルにより沈澱析出した。沈澱したポリマー
を乾燥させ、白色粉末状の変性マレイミド共重合
体1.5gを得た。 この変性マレイミド共重合体の性質を第3表
に、また、IRチヤートを第11図に示した。 なお、反応率は、N−置換マレイミド共重合体
の水酸基価と変性マレイミド共重合体の水酸基価
とより求めた。 実施例 8 合成例5で得られた共重合体とメタクリル酸ク
ロライドを用い、実施例7と同様な方法で、第3
表に示した条件で反応を行つた。 得られた変性マレイミド共重合体の性質を第3
表に、また、NMR、IRおよび液クロチヤートを
第12図、第13図、第14図にそれぞれ示し
た。 実施例 9 合成例6で得られた共重合体とメタクリル酸ク
ロライドを用い、実施例7と同様な方法で、第3
表に示した条件で反応を行なつた。 得られた変性マレイミド共重合体の性質を第3
表に、また、IRチヤートを第15図に示した。 実施例 10 合成例7で得られた共重合体とメタクリル酸ク
ロライドを用い、実施例7と同様な方法で、第3
表に示した条件で反応を行なつた。 得られた変性マレイミド共重合体の性質を第3
表に、また、NMRおよびIRチヤートを第16
図、第17図にそれぞれ示した。 実施例 11 無水フタル酸(1モル)と2−ヒドロキシエチ
ルメタアクリレート(1.1モル)の半エステル化
物混合溶液29.2g(酸化合物106mmol)と合成例
1で得られた共重合体8gを、ジオキサン372g、
TEBAC4.09g、MEHQ0.409gとともに、実施
例1と同様な方法で反応した。酸価よりの反応率
は83%、収量9.0gであり、軟化点142〜148℃、
分解点298℃をもち、極限粘度は0.132であつた。
得られた変性マレイミド共重合体のIRチヤート
を第18図に示した。 参考例 1 実施例1で得られた変性マレイミド共重合体
100重量部、トリメチロールプロパントリアクリ
レート100重量部、およびベンゾインイソプロピ
ルエーテル5重量部からなる光硬化性組成分を調
製し、この組成物を銅板上に30μの厚さで塗布し
た。水銀ランプ(80W/cm)の光を照射し、硬化
させた皮膜は、260℃の半田浴中に10秒間浸して
も何ら変化せず、TGA(前記と同じ)での重量減
少開始温度は310℃であつた。
【表】
【表】
第1図、第12図および第16図は、実施例
1、8、10で得られた変性マレイミド共重合体の
NMRチヤート図である。第2図、第4図、第6
図、第8図、第9図、第10図、第11図、第1
3図、第15図、第17図、第18図は、実施例
1〜10で得られた変性マレイミド共重合体のIR
チヤートである。また、第3図、第5図、第7
図、第14図は、実施例1〜3および実施例8で
得られた変性マレイミド共重合体の液クロチヤー
トである。
1、8、10で得られた変性マレイミド共重合体の
NMRチヤート図である。第2図、第4図、第6
図、第8図、第9図、第10図、第11図、第1
3図、第15図、第17図、第18図は、実施例
1〜10で得られた変性マレイミド共重合体のIR
チヤートである。また、第3図、第5図、第7
図、第14図は、実施例1〜3および実施例8で
得られた変性マレイミド共重合体の液クロチヤー
トである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (ただし、Rは水素またはメチル基であり、R1
は炭素数1〜6のアルキル基または芳香族基であ
る)で示される主鎖単位、および 一般式 (ただし、R2は【式】または− CH2−CHR−OHであり、Rは水素またはメチル
基である)で示される主鎖単位からなるN−置
換マレイミド共重合体と、 前記共重合体中のエポキシ基または水酸基に対
して反応し得る酸基または酸誘導体基を有し、し
かもα,β−エチレン性不飽和基を有する不飽和
化合物とを、有機溶媒中で反応させて、前記共重
合体に不飽和基を導入することを特徴とする変性
マレイミド共重合体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20994981A JPS58113204A (ja) | 1981-12-28 | 1981-12-28 | 変性マレイミド共重合体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20994981A JPS58113204A (ja) | 1981-12-28 | 1981-12-28 | 変性マレイミド共重合体の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58113204A JPS58113204A (ja) | 1983-07-06 |
| JPS634846B2 true JPS634846B2 (ja) | 1988-02-01 |
Family
ID=16581329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20994981A Granted JPS58113204A (ja) | 1981-12-28 | 1981-12-28 | 変性マレイミド共重合体の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58113204A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050058062A (ko) * | 2003-12-11 | 2005-06-16 | 삼성전자주식회사 | 유기절연막 형성용 조성물 및 이를 사용하여 제조된유기절연막 |
| KR100758879B1 (ko) * | 2006-07-13 | 2007-09-14 | 제일모직주식회사 | 컬러필터 보호막용 일액형 열경화성 수지 조성물 |
| KR100907092B1 (ko) | 2007-09-07 | 2009-07-09 | 제일모직주식회사 | 컬러필터용 잉크 조성물, 이를 이용한 컬러필터용 화소의제조 방법, 및 이를 이용하여 제조된 컬러필터 |
-
1981
- 1981-12-28 JP JP20994981A patent/JPS58113204A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58113204A (ja) | 1983-07-06 |
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