JPS6352030B2 - - Google Patents

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JPS6352030B2
JPS6352030B2 JP3579079A JP3579079A JPS6352030B2 JP S6352030 B2 JPS6352030 B2 JP S6352030B2 JP 3579079 A JP3579079 A JP 3579079A JP 3579079 A JP3579079 A JP 3579079A JP S6352030 B2 JPS6352030 B2 JP S6352030B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sulfur
reaction
compound
dimethylamino
trithiane
Prior art date
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Expired
Application number
JP3579079A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55127387A (en
Inventor
Kazuo Konishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP3579079A priority Critical patent/JPS55127387A/ja
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、1,3−ジメルカプト−2−ジメチ
ルアミノプロパン()に硫黄を反応させること
を特徴とする5−ジメチルアミノ−1,2,3−
トリチアン()の製造法に関するものである。
本発明の目的化合物である5−ジメチルアミノ
−1,2,3−トリチアン()は文献公知の化
合物であり、殺昆虫、殺線虫及び殺菌性を有する
ことが特公昭50−34110に述べられている。この
化合物の製造法については、1,3−ジメルカプ
ト−2−ジメチルアミノプロパン()にエタノ
ール中でナトリウムエチラートの存在下に二塩化
硫黄を反応させるか、または2−ジメチルアミノ
プロパン−1,3−S−チオサルフエートモノナ
トリウム塩に水中でNa2S・9H2Oを反応させて得
られることが特公昭50−10596に述べられている。
また、N,N−ジメチル−2,3−ジクロロプロ
ピルアミンに含水エタノール中でテトラ硫化ナト
リウムを反応させて得られることが特開昭51−
136689に述べられている。
本発明者は、それより先に1,3−ビス(ベン
ゼンスルホニルチオ)−2−ジメチルアミノプロ
パン、2−ジメチルアミノプロパン−1,3−S
−チオサルフエートモノナトリウム塩及び1,3
−ジチオシアナート−2−ジメチルアミノプロパ
ンにそれぞれアルコール中または水中でNa2S・
9H2Oを反応させて、5−ジメチルアミノ−1,
2,3−トリチアン()を得ようと試みたが、
4−ジメチルアミノ−1,2−ジチオランを得る
にとどまつた〔アグリカルチユラル アンド バ
イオロジカル ケミストリー(Agricultural and
Biological Chemistry)、34、935(1970)〕。
そこで、その後もさらにより簡単に、収率よく、
高純度に目的化合物()を製造する方法を開発
すべく鋭意研究を続けてきたが、その結果ここに
反応上新規な知見を得て、これを基として本発明
を完成するに至つた。
本発明の原理化合物である1,3−ジメルカプ
ト−2−ジメチルアミノプロパン()は、本発
明者によつて、初めて創り出された化合物であ
り、その製造法は例えば、特公昭38−14916;
Arg.Biol.Chem.、34、935(1970)に詳しく述べ
られている。
一般にメルカプト化合物からトリスルフイド化
合物を合成するためには、二塩化硫黄が加硫試薬
としてよく用いられるが〔メト−デン デル オ
ルガニシエン ヘミイー:Methoden der
Organischen Chemie(Houben−Weyl)、、88
(1955);オルガニツク ケミストリ オブ バイ
ヴイラント サルフアー:Organic Chemistry
of Bivalent Sulfur、、387(1960)〕、二塩化硫
黄は過激な反応試薬であるため、通常脱酸剤の存
在下に低温と除湿条件が強いられる。それでもな
お、1,3−ジメルカプト化合物を分子内で加硫
閉環させて、分子内トリスルフイドすなわち、
1、2、3−トリチアン化合物を得ようとする時
は直線的なトリスルフイドの多量体生成がむしろ
優先し、樹脂化現象が著るしく、目的とする6員
環環状トリスルフイドすなわち1,2,3−トリ
チアン化合物の収率は極めて低いか、または全く
得られないことが多い。事実、先の特許文献特公
昭50−10596においても収率に関しては何ら記載
がない。
本発明者はかかる過激な加硫試薬を用いること
なく、1,3−ジメルカプト化合物()を温和
な条件で加硫閉環して、1,2,3−トリチアン
化合物()を製造する方法を種々探索し、その
結果通称元素状と称せられる硫黄を用いることに
よつて、1,3−ジメルカプト化合物のメルカプ
ト基の酸化と加硫反応を同時に進行させ、温和な
条件下に極めて簡単な操作で収率よく1,2,3
−トリチアン化合物を得る方法を新たに見出し、
これに基づいて本発明を完成した。
本発明の製造法に用いる硫黄は何ら特殊なもの
ではなく、通常SまたはS8の分子式で表わされる
市販の硫黄でよく、好ましくは微粉細化した粉末
またはコロイド状硫黄が望まれるが、結晶状、無
晶状、昇華品(通称硫黄華)などいずれの性状で
もよく、純度も試薬並であれば充分で、特に高純
度精製品を必要とすることはない。
本反応においては、硫黄は化学量論的には1,
3−ジメルカプト化合物()1モルに対して少
くとも2モル以上を用いることが必要であり、反
応中硫化水素の発生することから、1モルの硫黄
は1,3−ジメルカプト基の酸化(脱水素)に用
いられて自らは還元されて、硫化水素となり、も
う1モルの硫黄が加硫に使われると推定される。
本反応は通常有機溶媒中で室温でかきまぜるだ
けで円滑に進行し、多くの場合2−4時間でほぼ
完了する。しかし、一液または数日間室温に放置
しても差支えない。加熱は特に必要とはしない
が、硫化水素の反応系からの追い出しまたは反応
完結の促進を目的として、反応末期に短時間加熱
してもよい。但し、反応成績体の1,2,3−ト
リチアン化合物()の性質から考えて、高温長
時間はむしろ好ましくない。
本反応の反応溶媒としては、通常不活性溶媒と
称される溶媒が好ましく、中でも多少硫黄を溶解
するかまたは親和性のある溶媒が望ましく、例え
ば塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、塩
化エチレン、トリクロロエタン、二硫化炭素など
を用いることができる。また、ベンゼン、トルエ
ン、クロロベンゼンなど芳香族炭化水素またはそ
の他の溶媒を用いることもできる。
本反応は、触媒として塩基、特にアミンの存在
が好ましいが、本発明では原料化合物()がす
でに分子内にジメチルアミノ基を有しているの
で、特に加える必要はないが、所望によつては比
較的塩基性の強い脂肪族アミン、例えばエチルア
ミン、n−プロピルアミン、i−プロピルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、その他
の近縁アミン類を加えることができる。アミンの
添加量はメルカプト基当り1〜3モル%も加えれ
ば充分であり、多少の変動は差支えない。
本反応は硫化水素の発生が止んだ時点が一応の
反応完結の目安であり、反応を停止し、残存する
硫黄があればろ過によつて除き、反応液またはろ
液を減圧下に濃縮すれば目的物たる5−ジメチル
アミノ−1,2,3−トリチアン()が得られ
る。反応の過程は薄層クロマトグラフイによつて
追跡することが可能であり、紫外線照射(2536
Å、トリチアン環の形成)、ドラゲンドルフ試薬
噴霧(ジメチルアミノ基)または塩化パラジウム
溶液噴霧(2価硫黄)によつて検出できる。
反応成績体5−ジメチルアミノ−1,2,3−
トリチアン()は遊離塩基の状態では無色また
は微かに無色状を帯びた異臭を有する油状体であ
り、加熱により硫黄を分離して分解するので、必
要な際は例えばカラムクロマトグラフイーまたは
高速液体クロマトグラフイーなどの通常の手段で
精製することができる。また、ジメチルアミノ基
を分子内に有するために塩基性を示すので、多く
の無機・有機の酸塩として結晶性誘導体に導き、
再結晶によつて精製することもできる。本化合物
()の確認は、元素分析を初め、紫外線吸収ス
ペクトル、核磁気共鳴スペクトル、質量分析、ポ
ーラログラフイなどの通常の機器分析によつて行
なうことができる。中でも、1,2,3−トリチ
アン化合物()は260mμ付近に特有の紫外部
吸収を示すので、紫外線吸収スペクトルが有用で
ある。
以下、製造方法の一例として実施例を挙げて詳
しく説明するが、この具体例によつて、何ら反応
条件に制約を加えるものではない。
実施例 粉末硫黄1.28g(0.04モル)とn−プロピルア
ミン0.072g(0.0012モル)を塩化メチレン10ml
に加える。ついで、室温でかきまぜながら1,3
−ジメルカプト−2−ジメチルアミノプロパン
3.02g(0.02モル;沸点83−85℃/2.5mmHg)を
塩化メチレン10mlに溶かした溶液を約1時間を要
してゆつくり滴下する。直ちに反応液は橙色化
し、まもなく硫化水素の発生が始まる。滴下終了
後もそのまま室温でかきまぜ続け、一夜室温に放
置する。黄色透明な反応液を室温で減圧下に濃縮
し、残つた淡黄色油状体(3.42g)をシリカゲル
100gを用いてカラムクロマトグラフにかけ、塩
化メチレン、ついで塩化メチレン3:エーテル1
の混合溶媒で溶出させる。後者の溶出液を濃縮
し、残つた微黄色油状体を少量のエーテルに溶か
し、無水修酸エーテル溶液を加えて修酸塩に導
く。白色の粗修酸塩をろ取してエタノールから再
結晶すると、融点124〜125℃(分解)の無色板状
晶として、5−ジメチルアミノ−1,2,3−ト
リチアン()修酸塩が得られる。
紫外線吸収スペクトル λH2O nax:260mμ(ε=1330) なお、目的化合物()溶出後のカラムから、
さらに溶出を続け、副生物として4−ジメチルア
ミノ−1,2−ジチオランを得、同じく修酸塩と
して単離確認した。淡黄色リン片晶、融点174〜
175℃(分解) 紫外線吸収スペクトル λH2O nax:317mμ(ε=148)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 1,3−ジメルカプト−2−ジメチルアミノ
    プロパンに硫黄を反応させることを特徴とする5
    −ジメチルアミノ−1,2,3−トリチアンの製
    造法。
JP3579079A 1979-03-26 1979-03-26 Production of 5-dimethylamino-1,2,3-trithian Granted JPS55127387A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3579079A JPS55127387A (en) 1979-03-26 1979-03-26 Production of 5-dimethylamino-1,2,3-trithian

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3579079A JPS55127387A (en) 1979-03-26 1979-03-26 Production of 5-dimethylamino-1,2,3-trithian

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55127387A JPS55127387A (en) 1980-10-02
JPS6352030B2 true JPS6352030B2 (ja) 1988-10-17

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ID=12451702

Family Applications (1)

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JP3579079A Granted JPS55127387A (en) 1979-03-26 1979-03-26 Production of 5-dimethylamino-1,2,3-trithian

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6094979A (ja) * 1983-10-28 1985-05-28 Takeda Chem Ind Ltd 1,2,3−トリチアン誘導体の新規製造法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55127387A (en) 1980-10-02

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