JPS6356644B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6356644B2 JPS6356644B2 JP56105037A JP10503781A JPS6356644B2 JP S6356644 B2 JPS6356644 B2 JP S6356644B2 JP 56105037 A JP56105037 A JP 56105037A JP 10503781 A JP10503781 A JP 10503781A JP S6356644 B2 JPS6356644 B2 JP S6356644B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- cable
- conductive carbon
- carbon
- water immersion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
本発明は、ケーブルの耐水浸漬性を改善させる
電力ケーブル用半導電性組成物に関するものであ
る。 電力ケーブルに使用する半導電性組成物には、
従来、EVA、EEA、エチレンプロピレンゴム、
エチレン−αオレフイン共重合体もしくはこれら
に他の樹脂をブレンドしたベース樹脂などに、ア
セチレンブラツク、ケツチユンブラツクなどの導
電性カーボンブラツクなどを配合した組成物が使
用されている。 しかしながら、これらの組成物を用いたケーブ
ルでは耐水浸漬性が悪かつた。 そこで、本発明者等が種々の研究を行つたとこ
ろ、半導電性組成物に配合するカーボンの種類に
より、ケーブルの耐水トリー性が左右されること
を見出した。さらにまた、配合するカーボンのヨ
ウ素吸着量が100mg/g以下のカーボンを使用す
ることにより、耐水浸漬性の優れた電力ケーブル
が得られることを見出した。 本発明は、このような観点に立つてなされたも
ので、その目的とするところは、ケーブルの耐水
浸漬性を改善させる電力ケーブル用半導電性組成
物を提供するにある。 かかる本発明の特徴は、半導電性組成物のゴ
ム、プラスチツク材料に配合される導電性カーボ
ンとして、ヨウ素吸着量が100mg/g以下のもの
を使用する点にある。 ここで用いるヨウ素吸着量が100mg/g以下の
導電性カーボンとしては、例えばダイヤブラツク
H(商品名、三菱化成社製)、旭#70(商品名、旭
カーボン社製)、などを挙げることができる。 このようなヨウ素吸着量が100mg/g以下の導
電性カーボンを配合することにより、ケーブルの
耐水浸漬性が改善されるのは、ヨウ素吸着量が
100mg/gを越えた場合に生ずると思われる次の
悪循環が阻止されるからであると推論される。す
なわち、ヨウ素吸着量が100mg/gを越えると、
カーボン表面の活性が増大し、強すぎて半導電層
の押出し加工性が悪化し、これがため、半導電層
と絶縁層間に密着などの面で一体性のない界面不
整が生ずる。この界面不整が存在すると、水など
の浸入がし易くなり、この状態で課電されると、
水トリーが生ずるため、さらに水の浸入、浸漬が
増長され、ケーブル特性の悪化を招くという悪循
環が繰り返えされると考えられる。 また、使用するカーボンの平均粒子径は、好ま
しくは50〜60mμがよい。これより粒子径が大き
いカーボンでは導電率が悪化する傾向にあり、そ
のため、カーボン配合量を多くする必要が生じ、
コスト的に好ましくない。 尚、半導電性組成物に用いるゴム、プラスチツ
ク材料としては、熱可塑性樹脂で、従来と同様
の、EVA、EEA、エチレンプロピレンゴム、ハ
イエチレン−エチレンプロピレンゴム、エチレン
−αオレフイン共重合体もしくはこれらに他の樹
脂をブレンドしたものが使用でき、これらをベー
ス樹脂とし、これに導電性カーボンを配合すると
よい。また、必要に応じて老化防止剤、加工助
剤、過酸化物などの架橋剤を通常量配合しても、
耐水浸漬性に影響を及ぼすものではない。 以下、本発明の実施例について述べる。 CVケーブルとして、断面積50mm2の軟銅撚線導
体、3mm厚さで未架橋のポリエチレン押出被覆の
絶縁層を有するケーブルに、次表に示す各種の内
部半導電層を押出しにより設け、かつ6Kg/cm2の
飽和水蒸気で加熱架橋させて試料を作製した。 そして、水浸漬試験は試料ケーブルに導体注水
として水浸漬し、10KV、1KHzの高周波を40週間
課電し、AC耐圧を測定して行つた。 尚、比較のため、ヨウ素吸着量が100mg/gを
越える導電性カーボンを配合した同種ケーブルも
比較例として作製した。
電力ケーブル用半導電性組成物に関するものであ
る。 電力ケーブルに使用する半導電性組成物には、
従来、EVA、EEA、エチレンプロピレンゴム、
エチレン−αオレフイン共重合体もしくはこれら
に他の樹脂をブレンドしたベース樹脂などに、ア
セチレンブラツク、ケツチユンブラツクなどの導
電性カーボンブラツクなどを配合した組成物が使
用されている。 しかしながら、これらの組成物を用いたケーブ
ルでは耐水浸漬性が悪かつた。 そこで、本発明者等が種々の研究を行つたとこ
ろ、半導電性組成物に配合するカーボンの種類に
より、ケーブルの耐水トリー性が左右されること
を見出した。さらにまた、配合するカーボンのヨ
ウ素吸着量が100mg/g以下のカーボンを使用す
ることにより、耐水浸漬性の優れた電力ケーブル
が得られることを見出した。 本発明は、このような観点に立つてなされたも
ので、その目的とするところは、ケーブルの耐水
浸漬性を改善させる電力ケーブル用半導電性組成
物を提供するにある。 かかる本発明の特徴は、半導電性組成物のゴ
ム、プラスチツク材料に配合される導電性カーボ
ンとして、ヨウ素吸着量が100mg/g以下のもの
を使用する点にある。 ここで用いるヨウ素吸着量が100mg/g以下の
導電性カーボンとしては、例えばダイヤブラツク
H(商品名、三菱化成社製)、旭#70(商品名、旭
カーボン社製)、などを挙げることができる。 このようなヨウ素吸着量が100mg/g以下の導
電性カーボンを配合することにより、ケーブルの
耐水浸漬性が改善されるのは、ヨウ素吸着量が
100mg/gを越えた場合に生ずると思われる次の
悪循環が阻止されるからであると推論される。す
なわち、ヨウ素吸着量が100mg/gを越えると、
カーボン表面の活性が増大し、強すぎて半導電層
の押出し加工性が悪化し、これがため、半導電層
と絶縁層間に密着などの面で一体性のない界面不
整が生ずる。この界面不整が存在すると、水など
の浸入がし易くなり、この状態で課電されると、
水トリーが生ずるため、さらに水の浸入、浸漬が
増長され、ケーブル特性の悪化を招くという悪循
環が繰り返えされると考えられる。 また、使用するカーボンの平均粒子径は、好ま
しくは50〜60mμがよい。これより粒子径が大き
いカーボンでは導電率が悪化する傾向にあり、そ
のため、カーボン配合量を多くする必要が生じ、
コスト的に好ましくない。 尚、半導電性組成物に用いるゴム、プラスチツ
ク材料としては、熱可塑性樹脂で、従来と同様
の、EVA、EEA、エチレンプロピレンゴム、ハ
イエチレン−エチレンプロピレンゴム、エチレン
−αオレフイン共重合体もしくはこれらに他の樹
脂をブレンドしたものが使用でき、これらをベー
ス樹脂とし、これに導電性カーボンを配合すると
よい。また、必要に応じて老化防止剤、加工助
剤、過酸化物などの架橋剤を通常量配合しても、
耐水浸漬性に影響を及ぼすものではない。 以下、本発明の実施例について述べる。 CVケーブルとして、断面積50mm2の軟銅撚線導
体、3mm厚さで未架橋のポリエチレン押出被覆の
絶縁層を有するケーブルに、次表に示す各種の内
部半導電層を押出しにより設け、かつ6Kg/cm2の
飽和水蒸気で加熱架橋させて試料を作製した。 そして、水浸漬試験は試料ケーブルに導体注水
として水浸漬し、10KV、1KHzの高周波を40週間
課電し、AC耐圧を測定して行つた。 尚、比較のため、ヨウ素吸着量が100mg/gを
越える導電性カーボンを配合した同種ケーブルも
比較例として作製した。
【表】
【表】
この表から明らかなように、ヨウ素吸着量が
100mg/g以下の導電性カーボンを配合した内部
半導電層を設けた場合、浸水課電の前後で殆んど
AC耐圧が変らず、また水トリーの発生もなく、
ケーブルの耐水浸漬性が改善されていることがわ
かる。これに対し、ヨウ素吸着量が100mg/gを
越える導電性カーボンを配合した内部半導電層を
設けた場合は、浸水課電後のAC耐圧の低下が激
しく、かつまた水トリーの発生が多数あつて、ケ
ーブルの耐水浸漬性が悪いことがわかる。 尚、上記実施例においては、内部半導電層を設
けた場合についてであつたが、勿論これに限ら
ず、外部半導電層についても、同様の耐水浸漬性
の向上効果を得ることができることは言うまでも
ない。 以上の説明から明らかなように、本発明の半導
電性組成物にはヨウ素吸着量が100mg/g以下の
導電性カーボンを配合してあるため、この組成物
により内部または/および外部半導電層を設けた
場合、この半導電層と絶縁層間に界面不整がな
く、かつ水トリーの発生もない耐水浸漬性に優れ
た電力ケーブルを得ることができる。
100mg/g以下の導電性カーボンを配合した内部
半導電層を設けた場合、浸水課電の前後で殆んど
AC耐圧が変らず、また水トリーの発生もなく、
ケーブルの耐水浸漬性が改善されていることがわ
かる。これに対し、ヨウ素吸着量が100mg/gを
越える導電性カーボンを配合した内部半導電層を
設けた場合は、浸水課電後のAC耐圧の低下が激
しく、かつまた水トリーの発生が多数あつて、ケ
ーブルの耐水浸漬性が悪いことがわかる。 尚、上記実施例においては、内部半導電層を設
けた場合についてであつたが、勿論これに限ら
ず、外部半導電層についても、同様の耐水浸漬性
の向上効果を得ることができることは言うまでも
ない。 以上の説明から明らかなように、本発明の半導
電性組成物にはヨウ素吸着量が100mg/g以下の
導電性カーボンを配合してあるため、この組成物
により内部または/および外部半導電層を設けた
場合、この半導電層と絶縁層間に界面不整がな
く、かつ水トリーの発生もない耐水浸漬性に優れ
た電力ケーブルを得ることができる。
Claims (1)
- 1 ゴム、プラスチツクにヨウ素吸着量が100
mg/g以下の導電性カーボンを配合してなること
を特徴とする電力ケーブル用半導電性組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10503781A JPS587705A (ja) | 1981-07-07 | 1981-07-07 | 電力ケ−ブル用半導電性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10503781A JPS587705A (ja) | 1981-07-07 | 1981-07-07 | 電力ケ−ブル用半導電性組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS587705A JPS587705A (ja) | 1983-01-17 |
| JPS6356644B2 true JPS6356644B2 (ja) | 1988-11-09 |
Family
ID=14396805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10503781A Granted JPS587705A (ja) | 1981-07-07 | 1981-07-07 | 電力ケ−ブル用半導電性組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS587705A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0259950U (ja) * | 1988-10-24 | 1990-05-01 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51143881A (en) * | 1975-06-06 | 1976-12-10 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Semiconductor cable filling composition |
| JPS54152197A (en) * | 1978-05-23 | 1979-11-30 | Furukawa Electric Co Ltd:The | Manufacture of semiconductive mixture |
-
1981
- 1981-07-07 JP JP10503781A patent/JPS587705A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0259950U (ja) * | 1988-10-24 | 1990-05-01 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS587705A (ja) | 1983-01-17 |
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