JPS6361440B2 - - Google Patents

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JPS6361440B2
JPS6361440B2 JP23433685A JP23433685A JPS6361440B2 JP S6361440 B2 JPS6361440 B2 JP S6361440B2 JP 23433685 A JP23433685 A JP 23433685A JP 23433685 A JP23433685 A JP 23433685A JP S6361440 B2 JPS6361440 B2 JP S6361440B2
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【発明の詳細な説明】
A 産業上の利用分野 本発明はポリビニルアルコール(以下ポリビニ
ルアルコールはPVAと略記する)系樹脂を主成
分とした紙表面コーテイング剤の改良された紙表
面処理法に関し、詳しくは紙表面にPVA系樹脂
を主成分として含む濃度0.1〜10重量%の水溶液
(A)を塗布し、次いで無水マレイン酸とジイソブテ
ンとの共重合体であつて、かつ全カルボキシル基
の95モル%を超える単位が塩基性塩である共重合
体を主成分として含む濃度0.5〜10重量%の水溶
液(B)を塗布する々ことを特徴とする紙の表面処理
法に関する。 B 従来の技術 従来、PVAは紙または板紙の表面コーテイン
グ剤として広汎に用いられている。それはPVA
が紙への接着性、造膜性に優れ、中でも特に優れ
たフイルム特性を示すため紙表面の強度、耐摩耗
性、耐油性などの紙表面物性、印刷適性を向上さ
せる作用機能を有するからである。しかしながら
紙表面の性能向上に完壁を期すことはできず、
PVA系水溶液を紙表面にコーテイングした場合、
抄紙された紙質により溶液の浸透性が多く十分に
性能が向上せず、特に表面摩擦係数が極端に低下
する欠点が生ずる。この表面摩擦係数の低下は、
製造後の運搬時、滑り現象を起す原因となり作業
能率、安全性、製品価値に著しい悪影響を及ぼす
ものである。こうした滑り現象は造膜された
PVAが水を媒体としつつ可塑性を保持して紙表
面が平滑化するために生じると考えられ、温度お
よび湿度が低くなる程発生の度合が大きくなる傾
向がある。またロールへの付着防止剤として使用
されているパラフイン、ステアリン酸カルシウ
ム、ポリエチレンなどのエマルジヨンは滑り現象
を一層助長させる効果を有することが確認されて
いる。 C 発明が解決しようとする問題点 この現象を防止するための方策として先に本出
願人は、滑り防止剤の併用によるPVAを主成分
とする紙用コーテイング組成物が有効であること
を見出し、特願昭52−83276号として特許出願を
行なつた。すなわち特願昭52−83276号はPVA系
樹脂と、エチレン性不飽和カルボン酸の一種また
は二種以上とジイソブテンとの共重合体の塩基性
塩を含有せしめた水溶液からなる紙用コーテイン
グ組成物に係わるもので、紙表面への一段塗布に
よる処理を前提にして発明が構成されている。 しかしながら、その後このコーテイング組成物
を用いた紙の表面処理方法について滑り防止効果
を更に高めるべく検討を重ねた結果、紙表面に
PVA系樹脂を主成分として含む濃度0.1〜10重量
%の水溶液(A)を塗布し、次いで無水マレイン酸と
ジイソブテンとの共重合体であつて、かつ全カル
ボキシル基の95モル%を超える単位が塩基性塩で
ある共重合体を主成分として含む濃度0.5〜10重
量%の水溶液(B)を塗布することによつて、PVA
が本来備えている接着性、造膜性、耐油性などの
諸物性を何ら損うことなく紙表面の滑り防止とい
う所期の目的をより効果的に達成出来ることを見
出し、本発明を完成するに至つた。 D 問題点を解決する為の手段 本発明の紙の表面処理法において、水溶液(A)と
して紙表面に塗布されるPVA系樹脂としては重
合度300〜3000の範囲、特に紙表面強度を向上さ
せる目的には1000〜3000の範囲のものが好まし
い。けん化度は紙質の耐水性が要求される場合は
95モル%以上のものが好ましいが、特にこの範囲
に限定されるものではない。水溶性、造膜性、粘
着性などPVAの性能を損わないものであれば、
官能基の一部をエステル化、アセタール化したり
あるいは重合体の一部を架橋したPVA系重合体、
又は共重合による変性PVA系重合体を用いるこ
とは何らさしつかえない。水溶性(A)にはPVA系
樹脂の他に通常PVAと併用して用いられる消泡
剤、ロール表面剥離剤、防錆剤、柔軟剤、耐水化
剤、光沢向上剤などを適当量添加せしめることが
できる。該水溶液濃度は0.1〜10重量%の範囲に
あることが必要である。通常実用に供せられる塗
布量は0.05〜2g/m2の範囲である。 次に水溶液(B)中に含まれる無水マレイン酸とジ
イソブテンとの共重合体であつて、かつ全カルボ
キシル基の95モル%を超える単位が塩基性塩であ
る共重合体について説明する。 無水マレイン酸とジイソブテンとは通常のラジ
カル開始剤の存在下で適当な溶媒を用いて重合さ
れる。この共重合体は組成分析の結果からジイソ
ブテンと無水マレイン酸のモル比がほぼ1:1で
あることが確認されている。また必要に応じて重
合時にスチレン、メチルビニルエーテルなどのモ
ノマーを少量共重合することができる。これらの
共重合体の鎖長を表わす尺度としてジメチルホル
ムアミド溶液中において30℃で測定した極限粘度
〔η〕を用いると、〔η〕=0.05〜1dl/g、特に
〔η〕=0.05〜0.3dl/gの大きさの共重合体を用
いるのが望ましい。 上記共重合体の全カルボキシル基の95モル%を
超える単位を塩基性塩とするには、アルカリ性物
質の共存下に共重合体中のカルボキシル基を塩基
性化すればよい。この目的のために使用されるア
ルカリ性物質としては苛性アルカリ、炭酸アルカ
リ、アンモニアあるいは有機アミン類など、さら
に具体的には水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化ア
ンモニウム、エタノールアミンなどがあげられる
が、ナトリウム塩を用いるのが最も実用的であ
る。 無水マレイン酸とジイソブテンとの共重合体で
あつて、かつ全カルボキシル基の95モル%を超え
る単位が塩基性塩である共重合体は更に塗布適性
を向上させる粘度調整用としてポリアクリルアミ
ド、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチルセルロ
ース(CMC)などを併用してもよいし、あるい
は消泡剤、防錆剤、耐水化剤、光沢仕上剤などを
併用しても差しつかえない。該水溶液の濃度は
0.5〜10重量%で実用に供され、紙表面への有効
塗布量は0.01g/m2以上が適当である。 紙表面への水溶液(A)および水溶液(B)の塗布は、
キヤレンダーサイズ、サイズプレス、タブサイ
ズ、ロールコーターなど公知の方法が用いられ
る。なお水溶液(B)の塗布は水溶液(A)の塗布後、紙
表面が一度乾燥してから行なつても所期の目的を
達成することができる。 E 作用及び発明の効果 本発明によれば、上質紙、板紙、段ボール用ラ
イナー、白ボール、マニラボールなど各種紙表面
の処理が可能で、紙表面層への塗被液の歩留りが
良好となるため紙自身の保水性と柔軟性が増し、
表面摩擦力が増大して紙表面の滑り防止効果に極
めて優れる。 以下実施例を挙げて本発明を説明する(なお実
施例において%は重量%を表わすものとする)。 実施例 1 窒素雰囲気下にオートクレープ中へジイソブテ
ン105gおよび無水マレイン酸96gを酢酸イソプ
ロピル1500mlに溶解した後、アゾビスイソブチロ
ニトリル2.5gを酢酸イソプロピル100mlに溶解し
た液を順次添加したのち約10分撹拌を行なつた。
オートクレーブを80℃の温水中に浸漬し、撹拌下
で6hr反応し白色沈澱物195gを得た。 このジイソブテン/無水マレイン酸共重合体
(後者50モル%、30℃、DMF中、極限粘度0.16)
に中和度1.0に相当するNaOHを加え溶解水溶液
とした。 一方、ボリビニルアルコール(以下PVAと略
記)(重合度1700、けん化度99モル%)3%水溶
液をつくり、この水溶液にノニオン性界面活性
剤、市販防錆剤(有機アミン、脂肪酸誘導体、カ
チオン性界面活性剤などの混合物)、消泡剤を少
量添加しPVA組成液を調整した。 前記共重合体の塩基性塩の水溶液を、この
PVA組成液に対し、PVA固形分に対して固形分
換算でそれぞれ1%、5%、10%添加混合し、
PVA含有濃度3%水溶液を作つた。 これらの液をサイズプレス機で、液温60℃、ニ
ツプ圧20Kg/cm、100m/minのスピードで、段
ボール用ライナー紙に塗布(吸液量18g/m2)乾
燥した。(対照例3,4,5) また前記共重合体の塩基性塩のそれぞれ1%、
5%、10%水溶液を調整し、これらの液を上述と
同じ様にして段ボール用ライナー紙に塗布、乾燥
した。(対照例6,7,8) 一方、前記PVA含有濃度3%水溶液を段ボー
ル用ライナーに塗布した後、PVA水溶液が乾燥
する前にジイソブテン/無水マレイン酸共重合体
の塩基性塩の0.5%、1%、5%及び8%水溶液
を続いて塗布(吸液量11g/m2)乾燥した。(本
発明1,2,3,4) またジイソブテン/無水マレイン酸共重合体の
塩基性塩0.5%及び1%水溶液を段ボール用ライ
ナーに塗布した後、前記PVA含有濃度3%水溶
液を続いて塗布、乾燥した。(対照例9,10) 更にまた、前記PVA含有濃度3%水溶液を段
ボール用ライナーに塗布した後、ジイソブテン/
無水マレイン酸共重合体の塩基性塩の0.1%ある
いは12%水溶液を続けて塗布、乾燥した。(対照
例11,12) また無水マレイン酸とジイソブテンとの等モル
共重合体(重合度100)の無水環をイソプロパノ
ールによつて100%セミエステル化し、更に開環
した無水環の酸基をアンモニアによつてアンモニ
ウム塩にしたもの(X−1)の1%水溶液を単独
であるいはPVA塗布後直ちに2段目の塗布液と
して用いて塗布紙を得た(対照例13,14) これらの塗布紙を温度20℃、湿度45%恒湿中に
おいて表面滑り角を測定した。結果を第1表に示
す。 また温度20℃、湿度65%恒湿中にて紙物性を測
定した結果を第2表に示す。
【表】
【表】 第1表に示す如本発明方法によつて紙表面を処
理したものは一段塗布したものに比べ極めて優れ
た滑り防止効果が得られることがわかる。
【表】
【表】 第1表、第2表に示される如く、本発明の方法
によつて得られる塗布紙はPVA単独の場合に比
べ、滑り角、吸水度において著しく優れ、PVA
とPDIB/MAn同時併用系の1段塗布に比べて滑
り角において優れ、PDIB/MAn単独の場合に比
べて滑り角、テーパー摩耗、印刷光沢において優
れ、本発明の方法と逆の2段塗布に比べて滑り
角、吸水度、印刷光沢において著しく優れ、本発
明の範囲外の濃度を用いる2段塗布に比べて滑り
角において著しく優れ、更に本発明のものと異な
るPDIB/MAn〔すなわち、無水マレイン酸とジ
イソブテンとの等モル共重合体(重合度100)の
無水環をイソプロパノールによつて100%セミエ
ステル化し、更に開環した無水環の酸基をアンモ
ニアによつてアンモニウム塩にしたもの(X−
1)〕の単独あるいは2段塗布に比べて滑り角、
吸水度、テーパー摩耗、印刷光沢において著しく
優れることが分かる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 紙表面をポリビニルアルコール系樹脂を主成
    分として含む濃度0.1〜10重量%の水溶液(A)およ
    び無水マレイン酸とジイソブテンとの共重合体で
    あつて、かつ全カルボキシル基の95モル%を超え
    る単位が塩基性塩である共重合体を主成分として
    含む濃度0.5〜10重量%の水溶液(B)をコーテイン
    グ組成物として用いて表面処理するにあたり、上
    記の濃度0.1〜10重量%の水溶液(A)を塗布したの
    ち濃度0.5〜10重量%の水溶液(B)を塗布すること
    を特徴とする紙の表面処理法。
JP23433685A 1985-10-18 1985-10-18 紙の表面処理法 Granted JPS61266698A (ja)

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JP23433685A JPS61266698A (ja) 1985-10-18 1985-10-18 紙の表面処理法

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JPS61266698A JPS61266698A (ja) 1986-11-26
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ID=16969393

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Cited By (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0446134U (ja) * 1990-08-27 1992-04-20
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JPH0674637U (ja) * 1993-03-26 1994-10-21 三和機材株式会社 杭支持層検出装置
JPH06299531A (ja) * 1993-04-13 1994-10-25 Kokudo Kiso:Kk 支持地盤性状の測定方法及び装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004019734A1 (de) * 2004-03-31 2005-11-03 Dresden Papier Gmbh Papiere mit hohem Durchdringungswiderstand gegen Fette und Öle und Verfahren zu deren Herstellung

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