JPS636268B2 - - Google Patents
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- JPS636268B2 JPS636268B2 JP54130621A JP13062179A JPS636268B2 JP S636268 B2 JPS636268 B2 JP S636268B2 JP 54130621 A JP54130621 A JP 54130621A JP 13062179 A JP13062179 A JP 13062179A JP S636268 B2 JPS636268 B2 JP S636268B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cobalt
- manganese
- acid
- precipitate
- carbonate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/584—Recycling of catalysts
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- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はテレフタル酸の製造に用いられ、そし
て回収された触媒の安定化方法に関する。さらに
詳しくは、酢酸中でコバルトおよびマンガンを含
む触媒の存在下にパラキシレンを分子状酸素で酸
化して得られる反応混合物からテレフタル酸を分
離除去し、続いて蒸留等によつて酢酸を実質的に
除去して得られる反応母液濃縮物を焼成し、焼成
物を硫酸に溶解した溶液から回収したコバルトお
よびマンガンの炭酸塩を安定化する方法に関す
る。 テレフタル酸を工業的に製造する方法として、
パラキシレンを原料とし、コバルト化合物および
マンガン化合物を触媒とし、酢酸を溶媒として、
分子状酸素含有ガスで液相酸化する方法が一般に
実施されている。この方法において、液相酸化反
応の反応混合物から過、遠心分離等によりテレ
フタル酸が分離され、続いてこの反応母液から蒸
留等により酢酸が回収される。酢酸が実質的に除
去された残留物(反応母液濃縮物)中には、反応
に用いられたコバルト、マンガンをはじめ、反応
中間体であるパラトルイル酸、4−カルボキシベ
ンズアルデヒドその他の有機不純物、さらには装
置の腐蝕により生じる鉄、ニツケル、クロム、モ
リブデン、銅、鉛などの材質金属が含まれてい
る。反応母液より、コバルトおよびマンガンを回
収し、これをパラキシレンの液相酸化反応に再使
用することは、テレフタル酸を経済的に製造する
ために必須である。使用した触媒を回収する方法
として、反応母液濃縮物を焼成して、焼成物を硫
酸中に溶解し、中和によつて析出する沈澱を分離
した後、炭酸イオンを加えて、コバルトおよびマ
ンガンを炭酸塩として回収する方法が知られてい
る。この方法で回収されたコバルトおよびマンガ
ンの炭酸塩を空気中に放置しておくか、あるいは
空気を含んだ状態で保存しておくと、製造直後は
鮮やかな紫色を呈しているが、徐々に外観が褐色
ないし黒色となり、パラキシレンの液相酸化触媒
として再使用する為に酢酸水溶液に溶解した場合
に、褐色の沈澱が析出する。この沈澱は、主とし
てコバルトとマンガンの酸化物から成るが、設備
の流路を閉塞したり、触媒の流量変動の原因とな
る。この様なコバルトおよびマンガンの炭酸塩の
変質現象は、コバルトおよびマンガンの一部が自
動酸化により、3価以上の高次の酸化物となる為
と考えられる。 本発明者等はこのようなコバルトおよびマンガ
ンの炭酸塩の変質現象を防止する方法を鋭意検討
した結果、本発明に到達したものである。 即ち、本発明によれば、酢酸中でコバルトおよ
びマンガン触媒の存在下にパラキシレンを分子状
酸素で酸化し、得られる反応混合物からテレフタ
ル酸および酢酸を実質的に除去した反応母液濃縮
物を焼成して得られる焼成物を硫酸に溶解したの
ち、中和によつて析出する沈澱を分離除去し、し
かるのち炭酸イオンを加えてコバルトおよびマン
ガンを沈澱させ沈澱物を取得することにより炭酸
塩として回収されたコバルトおよびマンガン触媒
に、無機酸または有機酸又はこれらの混合物を該
炭酸塩1重量部当り0.001重量部以上添加するこ
とにより、前述のような変質現象を起こさない安
定なコバルトおよびマンガンの炭酸塩結晶を得る
ことができる。 反応母液濃縮物の焼成は通常300〜1500℃、好
ましくは400〜1200℃の範囲で行なわれるが、空
気の存在下(燃焼)であつても、不存在下(乾
留)であつてもよい。 次いで、焼成物を硫酸に溶解するが、この際塩
素イオンや臭素イオンを含む塩、過酸化水素、亜
硫酸塩等の無機化合物や、ギ酸、シユウ酸、アル
デヒド類、デンプン、ブドウ糖などの有機化合物
などの還元剤を併用してもよい。また焼成物を溶
解させるために用いられる硫酸は、ほとんど水を
含まないものであつても、また水を含んでいるも
のであつてもよい。焼成物は水溶性の塩を含んで
いるが、予め水洗によつて除去してもよいし、水
洗せずに上記の硫酸溶液を行なつてもよい。この
溶解工程での加熱温度、時間を選ぶことにより、
コバルト、マンガンの95%以上を溶解させること
ができる。通常は、50〜100℃の温度範囲および
1〜50時間の範囲から選ばれる。 硫酸溶液中に鉄、クロム、銅などの不純物が限
度以上に存在する場合には、既知の方法により、
その除去を行なう。即ち鉄、クロムについては、
PH4〜6として沈澱物として除去し、必要であれ
ば過酸化水素又は空気により鉄を2価から3価に
することにより完全に沈澱除去する方法が用いら
れる。又銅は硫化アルカリ等を加えて硫化銅とし
て除去することができる。 こうして得られたコバルトおよびマンガンの溶
液に炭酸アルカリ又は重炭酸アルカリを加えるこ
とにより、コバルトおよびマンガンの炭酸塩が得
られる。代表的な炭酸アルカリ又は重炭酸アルカ
リとして、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウムが挙げられ
る。この場合、炭酸アルカリ又は重炭酸アルカリ
の溶液にコバルト、マンガンの溶液を加えてもよ
いし、又、両溶液を同時にかくはん槽に投入する
方法をとつてもよい。コバルトおよびマンガンの
炭酸塩は沈澱となつて析出するのでこれを適当な
固液分離方法、たとえば遠心分離や過によりと
りだして、必要であれば水洗を行なう。水洗の方
法は遠心分離や過のケーク上に水をふりかけて
もよいし、再び水中に投入してスラリーとして洗
浄してもよい。 本発明方法に於ては、得られたコバルトおよび
マンガンの炭酸塩に、この炭酸塩1重量部当り
0.001重量部以上、好ましくは0.01重量部以上の
無機酸又は有機酸又はこれらの混合物を添加す
る。0.001重量部未満では、触媒の安定化効果を
殆ど期待することができない。添加量が0.001重
量部以上であれば、添加量に応じてそれなりの効
果が得られるわけであるが、添加量が0.05重量部
を越えても、もはやそれ以上の効果は期待でき
ず、むしろ長期保存中に触媒の形態が変わる等の
不都合が生じる場合がある。無機酸又は有機酸の
具体的添加方法としては、これらの酸をそのまま
の状態であるいは水溶液として添加して撹拌する
か、又はガス状でコバルト、マンガンの炭酸塩に
吸収させる方法が挙げられる。この場合、必要で
あれば水分の一部を除く為に風乾又は乾燥機等に
よる加熱乾燥を行なう。又、上記のコバルトおよ
びマンガンの炭酸塩の固液分離した時に、ケーク
の上にふりかける方法をとつてもよい。 この目的に使用しうる酸としては、無機酸では
臭化水素酸、硫酸、リン酸、ホウ酸など、有機酸
ではシユウ酸、プロピオン酸、酪酸、安息香酸な
どのカルボン酸類が使用し得る。 この様な処理を行なつたコバルトおよびマンガ
ンの炭酸塩結晶は空気中、又は空気を含んだ状態
で長期間、たとえば1年程度放置しても、製造直
後と同じ紫色の外観であり、褐色ないし黒色に変
化することがなく、酢酸水溶液に溶解しても不溶
性の沈澱をほとんど生成しない。 本発明の趣旨は、コバルトおよびマンガンの硫
酸溶液から炭酸アルカリとの反応で得られたコバ
ルト、マンガンの炭酸塩に対して、酸を少量存在
させるという非常に単純な操作により、長期間の
保存に対しても変質を示さない安定な物にするこ
とができるという点にある。 次に実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。実施例および比較例中、%は重量にもとずく
値である。 実施例 1 酢酸を溶媒とし、触媒として酢酸コバルト、酢
酸マンガン(Mn/Coのメタル重量比は0.95)お
よび臭化ナトリウム(Br/Coの重量比は2.80)
を使用し、パラキシレンを液相空気酸化してテレ
フタル酸を製造し、反応混合物からテレフタル酸
を分離した反応母液を蒸留して酢酸を回収し、反
応母液濃縮物を得た。この反応母液濃縮物500g
を空気雰囲気中約500℃で焼成して、焼成物105g
を得た。これを水洗乾燥すると42gとなつた。 この33gを希硫酸に加え、少量のデンプンを加
えて60℃に加熱して溶解し、炭酸ソーダでPHを
4.5とした後、過して液540gを得た。この
液中のコバルト濃度は2.2%、マンガン濃度は1.4
%であつた。これに15%濃度の炭酸ソーダ水溶液
を加えてPHを8.2とし、ヌツチエで過した後、
リンス水を加えて洗浄し、湿ケーク59gを得た。
この湿ケークにHBr蒸気を室湿で吸収させた。
HBrの吸収量は、この一部を希硫酸に溶解させ
て測定したところ1.2gであつた。このものの製
造直後および6ケ月後の色と溶解残渣量は表1の
ようであつた。 尚、溶解残渣量の測定は次の様に行なつた。
200ml三角フラスコに水45g、酢酸45mlを入れ、
87℃で撹拌しながらコバルト、マンガンの炭酸塩
20gを加え、120分間同温度で撹拌後、東洋紙
NO5Cの紙で過して水で沈澱を洗浄し、洗液
と液を合わせてCo、Mnの含有量を定量する。
沈澱は濃塩酸に加熱溶解して、Co、Mnの含有量
を定量する。両定量値の合計に対する沈澱部分の
割合を%で表示したものが表1の数値である。 実施例 2 実施例1と同様に処理して得た湿ケーク59gに
対して、5%濃度の硫酸水溶液47gを添加して撹
拌するとスラリー状となつた。これを風乾して、
水分の一部を蒸発させケーク55gを得た。このも
のの性状を表1に示す。 実施例 3 実施例1と同様に処理して得た湿ケーク59gに
対して、20%濃度のプロピオン酸水溶液8.9gを
加え撹拌してほぼ均一とし、水分の一部を風乾さ
せて、水分率25%のコバルト、マンガンの炭酸塩
55gを得た。このものの性状を表1に示す。 比較例 実施例1において、HBr蒸気の吸収を全く行
なわなかつた場合の湿ケークの性状は表1のよう
であつた。 【表】
て回収された触媒の安定化方法に関する。さらに
詳しくは、酢酸中でコバルトおよびマンガンを含
む触媒の存在下にパラキシレンを分子状酸素で酸
化して得られる反応混合物からテレフタル酸を分
離除去し、続いて蒸留等によつて酢酸を実質的に
除去して得られる反応母液濃縮物を焼成し、焼成
物を硫酸に溶解した溶液から回収したコバルトお
よびマンガンの炭酸塩を安定化する方法に関す
る。 テレフタル酸を工業的に製造する方法として、
パラキシレンを原料とし、コバルト化合物および
マンガン化合物を触媒とし、酢酸を溶媒として、
分子状酸素含有ガスで液相酸化する方法が一般に
実施されている。この方法において、液相酸化反
応の反応混合物から過、遠心分離等によりテレ
フタル酸が分離され、続いてこの反応母液から蒸
留等により酢酸が回収される。酢酸が実質的に除
去された残留物(反応母液濃縮物)中には、反応
に用いられたコバルト、マンガンをはじめ、反応
中間体であるパラトルイル酸、4−カルボキシベ
ンズアルデヒドその他の有機不純物、さらには装
置の腐蝕により生じる鉄、ニツケル、クロム、モ
リブデン、銅、鉛などの材質金属が含まれてい
る。反応母液より、コバルトおよびマンガンを回
収し、これをパラキシレンの液相酸化反応に再使
用することは、テレフタル酸を経済的に製造する
ために必須である。使用した触媒を回収する方法
として、反応母液濃縮物を焼成して、焼成物を硫
酸中に溶解し、中和によつて析出する沈澱を分離
した後、炭酸イオンを加えて、コバルトおよびマ
ンガンを炭酸塩として回収する方法が知られてい
る。この方法で回収されたコバルトおよびマンガ
ンの炭酸塩を空気中に放置しておくか、あるいは
空気を含んだ状態で保存しておくと、製造直後は
鮮やかな紫色を呈しているが、徐々に外観が褐色
ないし黒色となり、パラキシレンの液相酸化触媒
として再使用する為に酢酸水溶液に溶解した場合
に、褐色の沈澱が析出する。この沈澱は、主とし
てコバルトとマンガンの酸化物から成るが、設備
の流路を閉塞したり、触媒の流量変動の原因とな
る。この様なコバルトおよびマンガンの炭酸塩の
変質現象は、コバルトおよびマンガンの一部が自
動酸化により、3価以上の高次の酸化物となる為
と考えられる。 本発明者等はこのようなコバルトおよびマンガ
ンの炭酸塩の変質現象を防止する方法を鋭意検討
した結果、本発明に到達したものである。 即ち、本発明によれば、酢酸中でコバルトおよ
びマンガン触媒の存在下にパラキシレンを分子状
酸素で酸化し、得られる反応混合物からテレフタ
ル酸および酢酸を実質的に除去した反応母液濃縮
物を焼成して得られる焼成物を硫酸に溶解したの
ち、中和によつて析出する沈澱を分離除去し、し
かるのち炭酸イオンを加えてコバルトおよびマン
ガンを沈澱させ沈澱物を取得することにより炭酸
塩として回収されたコバルトおよびマンガン触媒
に、無機酸または有機酸又はこれらの混合物を該
炭酸塩1重量部当り0.001重量部以上添加するこ
とにより、前述のような変質現象を起こさない安
定なコバルトおよびマンガンの炭酸塩結晶を得る
ことができる。 反応母液濃縮物の焼成は通常300〜1500℃、好
ましくは400〜1200℃の範囲で行なわれるが、空
気の存在下(燃焼)であつても、不存在下(乾
留)であつてもよい。 次いで、焼成物を硫酸に溶解するが、この際塩
素イオンや臭素イオンを含む塩、過酸化水素、亜
硫酸塩等の無機化合物や、ギ酸、シユウ酸、アル
デヒド類、デンプン、ブドウ糖などの有機化合物
などの還元剤を併用してもよい。また焼成物を溶
解させるために用いられる硫酸は、ほとんど水を
含まないものであつても、また水を含んでいるも
のであつてもよい。焼成物は水溶性の塩を含んで
いるが、予め水洗によつて除去してもよいし、水
洗せずに上記の硫酸溶液を行なつてもよい。この
溶解工程での加熱温度、時間を選ぶことにより、
コバルト、マンガンの95%以上を溶解させること
ができる。通常は、50〜100℃の温度範囲および
1〜50時間の範囲から選ばれる。 硫酸溶液中に鉄、クロム、銅などの不純物が限
度以上に存在する場合には、既知の方法により、
その除去を行なう。即ち鉄、クロムについては、
PH4〜6として沈澱物として除去し、必要であれ
ば過酸化水素又は空気により鉄を2価から3価に
することにより完全に沈澱除去する方法が用いら
れる。又銅は硫化アルカリ等を加えて硫化銅とし
て除去することができる。 こうして得られたコバルトおよびマンガンの溶
液に炭酸アルカリ又は重炭酸アルカリを加えるこ
とにより、コバルトおよびマンガンの炭酸塩が得
られる。代表的な炭酸アルカリ又は重炭酸アルカ
リとして、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸水素カリウムが挙げられ
る。この場合、炭酸アルカリ又は重炭酸アルカリ
の溶液にコバルト、マンガンの溶液を加えてもよ
いし、又、両溶液を同時にかくはん槽に投入する
方法をとつてもよい。コバルトおよびマンガンの
炭酸塩は沈澱となつて析出するのでこれを適当な
固液分離方法、たとえば遠心分離や過によりと
りだして、必要であれば水洗を行なう。水洗の方
法は遠心分離や過のケーク上に水をふりかけて
もよいし、再び水中に投入してスラリーとして洗
浄してもよい。 本発明方法に於ては、得られたコバルトおよび
マンガンの炭酸塩に、この炭酸塩1重量部当り
0.001重量部以上、好ましくは0.01重量部以上の
無機酸又は有機酸又はこれらの混合物を添加す
る。0.001重量部未満では、触媒の安定化効果を
殆ど期待することができない。添加量が0.001重
量部以上であれば、添加量に応じてそれなりの効
果が得られるわけであるが、添加量が0.05重量部
を越えても、もはやそれ以上の効果は期待でき
ず、むしろ長期保存中に触媒の形態が変わる等の
不都合が生じる場合がある。無機酸又は有機酸の
具体的添加方法としては、これらの酸をそのまま
の状態であるいは水溶液として添加して撹拌する
か、又はガス状でコバルト、マンガンの炭酸塩に
吸収させる方法が挙げられる。この場合、必要で
あれば水分の一部を除く為に風乾又は乾燥機等に
よる加熱乾燥を行なう。又、上記のコバルトおよ
びマンガンの炭酸塩の固液分離した時に、ケーク
の上にふりかける方法をとつてもよい。 この目的に使用しうる酸としては、無機酸では
臭化水素酸、硫酸、リン酸、ホウ酸など、有機酸
ではシユウ酸、プロピオン酸、酪酸、安息香酸な
どのカルボン酸類が使用し得る。 この様な処理を行なつたコバルトおよびマンガ
ンの炭酸塩結晶は空気中、又は空気を含んだ状態
で長期間、たとえば1年程度放置しても、製造直
後と同じ紫色の外観であり、褐色ないし黒色に変
化することがなく、酢酸水溶液に溶解しても不溶
性の沈澱をほとんど生成しない。 本発明の趣旨は、コバルトおよびマンガンの硫
酸溶液から炭酸アルカリとの反応で得られたコバ
ルト、マンガンの炭酸塩に対して、酸を少量存在
させるという非常に単純な操作により、長期間の
保存に対しても変質を示さない安定な物にするこ
とができるという点にある。 次に実施例により本発明を更に詳細に説明す
る。実施例および比較例中、%は重量にもとずく
値である。 実施例 1 酢酸を溶媒とし、触媒として酢酸コバルト、酢
酸マンガン(Mn/Coのメタル重量比は0.95)お
よび臭化ナトリウム(Br/Coの重量比は2.80)
を使用し、パラキシレンを液相空気酸化してテレ
フタル酸を製造し、反応混合物からテレフタル酸
を分離した反応母液を蒸留して酢酸を回収し、反
応母液濃縮物を得た。この反応母液濃縮物500g
を空気雰囲気中約500℃で焼成して、焼成物105g
を得た。これを水洗乾燥すると42gとなつた。 この33gを希硫酸に加え、少量のデンプンを加
えて60℃に加熱して溶解し、炭酸ソーダでPHを
4.5とした後、過して液540gを得た。この
液中のコバルト濃度は2.2%、マンガン濃度は1.4
%であつた。これに15%濃度の炭酸ソーダ水溶液
を加えてPHを8.2とし、ヌツチエで過した後、
リンス水を加えて洗浄し、湿ケーク59gを得た。
この湿ケークにHBr蒸気を室湿で吸収させた。
HBrの吸収量は、この一部を希硫酸に溶解させ
て測定したところ1.2gであつた。このものの製
造直後および6ケ月後の色と溶解残渣量は表1の
ようであつた。 尚、溶解残渣量の測定は次の様に行なつた。
200ml三角フラスコに水45g、酢酸45mlを入れ、
87℃で撹拌しながらコバルト、マンガンの炭酸塩
20gを加え、120分間同温度で撹拌後、東洋紙
NO5Cの紙で過して水で沈澱を洗浄し、洗液
と液を合わせてCo、Mnの含有量を定量する。
沈澱は濃塩酸に加熱溶解して、Co、Mnの含有量
を定量する。両定量値の合計に対する沈澱部分の
割合を%で表示したものが表1の数値である。 実施例 2 実施例1と同様に処理して得た湿ケーク59gに
対して、5%濃度の硫酸水溶液47gを添加して撹
拌するとスラリー状となつた。これを風乾して、
水分の一部を蒸発させケーク55gを得た。このも
のの性状を表1に示す。 実施例 3 実施例1と同様に処理して得た湿ケーク59gに
対して、20%濃度のプロピオン酸水溶液8.9gを
加え撹拌してほぼ均一とし、水分の一部を風乾さ
せて、水分率25%のコバルト、マンガンの炭酸塩
55gを得た。このものの性状を表1に示す。 比較例 実施例1において、HBr蒸気の吸収を全く行
なわなかつた場合の湿ケークの性状は表1のよう
であつた。 【表】
Claims (1)
- 1 酢酸中でコバルトおよびマンガン触媒の存在
下にパラキシレンを分子状酸素で酸化し、得られ
る反応混合物からテレフタル酸および酢酸を実質
的に除去した反応母液濃縮物を焼成して得られる
焼成物を硫酸に溶解したのち、中和によつて析出
する沈澱を分離除去し、しかるのち炭酸イオンを
加えてコバルトおよびマンガンを沈澱させ沈澱物
を取得することにより炭酸塩として回収されたコ
バルトおよびマンガン触媒に、無機酸または有機
酸又はこれらの混合物を該炭酸塩1重量部当り
0.001重量部以上添加することを特徴とする回収
酸化触媒の安定化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13062179A JPS5653750A (en) | 1979-10-08 | 1979-10-08 | Stabilizing method for recovered oxidation catalyst |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13062179A JPS5653750A (en) | 1979-10-08 | 1979-10-08 | Stabilizing method for recovered oxidation catalyst |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5653750A JPS5653750A (en) | 1981-05-13 |
| JPS636268B2 true JPS636268B2 (ja) | 1988-02-09 |
Family
ID=15038600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13062179A Granted JPS5653750A (en) | 1979-10-08 | 1979-10-08 | Stabilizing method for recovered oxidation catalyst |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5653750A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5656231A (en) * | 1979-10-11 | 1981-05-18 | Kuraray Yuka Kk | Stabilization of recovered oxidation catalyst |
| JPS60102939A (ja) * | 1983-11-09 | 1985-06-07 | Ube Ind Ltd | パラジウム塩触媒の回収再生方法 |
| CN1075468C (zh) * | 1998-05-25 | 2001-11-28 | 中国石化扬子石油化工公司 | 钴锰混合料的分离精制方法 |
| CN109734888B (zh) * | 2019-01-28 | 2020-12-25 | 上海炼升化工股份有限公司 | 一种使用pta残渣合成含磷聚酯多元醇的方法 |
| CN109824877B (zh) * | 2019-01-28 | 2020-12-25 | 上海炼升化工股份有限公司 | 一种使用pta残渣合成环保聚酯多元醇的方法 |
-
1979
- 1979-10-08 JP JP13062179A patent/JPS5653750A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5653750A (en) | 1981-05-13 |
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