JPS636505B2 - - Google Patents

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JPS636505B2
JPS636505B2 JP57129407A JP12940782A JPS636505B2 JP S636505 B2 JPS636505 B2 JP S636505B2 JP 57129407 A JP57129407 A JP 57129407A JP 12940782 A JP12940782 A JP 12940782A JP S636505 B2 JPS636505 B2 JP S636505B2
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JP
Japan
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polybutadiene
hydrogenated
polybutadienes
functional groups
molecule
Prior art date
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Application number
JP57129407A
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English (en)
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JPS5921544A (ja
Inventor
Mitsuo Yoshihara
Keichu Morikawa
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP57129407A priority Critical patent/JPS5921544A/ja
Publication of JPS5921544A publication Critical patent/JPS5921544A/ja
Publication of JPS636505B2 publication Critical patent/JPS636505B2/ja
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は光伝送用の光学ガラスフアイバを被
覆するための材料に関する。
光伝送用媒体として使用される光学ガラスフア
イバ(以下、単に光フアイバと称する)は、通常
その直径が200μm以下であり、また材質的に脆
いため、その製造中またはケーブル化の工程や保
管中に表面に傷が発生しやすく、この傷が応力集
中源になり、外部から応力が加わつた場合に容易
に光フアイバが破断する欠点を有する。この理由
で光フアイバをそのまま光伝送用媒体として使用
することは極めて困難である。したがつて、従来
より、光フアイバの表面にプラスチツク被覆を行
ない、これにより光フアイバ製造直後の初期強度
の維持および長期使用に耐える光フアイバの製造
方法が試みられてきた。
このような樹脂被覆材料としては、従来エポキ
シ樹脂やウレタン樹脂などが用いられているが、
硬化乾燥に長時間を要するため生産性に劣るほ
か、硬化不足に起因して光フアイバとの密着性が
充分でなく長期信頼性に欠けるきらいがある。ま
た、かかる従来の被覆材料は柔軟性に劣るためマ
イクロベンデイングにより伝送特性が損われる欠
点がある。
このため、この発明者らは、上記材料に代わる
ものとして、すでに、1分子中に2個以上の官能
基を有する1・4−ポリブタジエン類またはこれ
より誘導されて上記ポリブタジエン類の炭素−炭
素二重結合とは異なる重合性炭素−炭素二重結合
が導入された変性ポリブタジエン類を主材とした
被覆材料を提案し、これによつて乾燥硬化時間の
短縮や光フアイバとの密着性および被覆の柔軟性
の向上などを図るに至つた。
この発明は、上記の先行発明に引き続きさらに
検討を加えた結果、1分子中に2個以上の官能基
を有する1・4−ポリブタジエン類の分子内に含
まれる炭素−炭素二重結合に水素を付加してなる
いわゆる水素添加物が単独でまたは前記水素未添
加のものとの混合系で前記同様に光フアイバ用被
覆材料として好適に応用でき、とくにかかる水素
添加されたものを主材の一部もしくは全部とした
ものでは、高温に長時間放置したときの柔軟性の
維持に好結果が得られ、これに伴なう伝送特性の
一層の向上を図れることを見い出し、なされたも
のである。
すなわち、この発明は、(a)1分子中に2個以上
の官能基を有する水素添加1・4−ポリブタジエ
ン類、または、(b)上記a成分と1分子中に2個以
上の官能基を有する水素未添加の1・4−ポリブ
タジエン類との混合物、あるいは、(c)上記a成分
ないしb成分より誘導されて、a成分中に残存す
ることのあるあるいはb成分中に含まれている炭
素−炭素二重結合とは異なる重合性炭素−炭素二
重結合が導入された変性ポリブタジエン類、を主
材としたことを特徴とする光学ガラスフアイバ用
被覆材料に係るものである。
このように、この発明の被覆材料は、水素添加
1・4−ポリブタジエン類またはこれと水素未添
加の1・4−ポリブタジエン類との混合系あるい
はこれらの誘導体を主材としているため、これに
含まれる官能基あるいは重合性炭素−炭素二重結
合によつて加熱硬化ないし光硬化あるいは電子線
硬化できる性質を有し、その硬化速度が従来の被
覆材料に較べて速いことから、光フアイバの量産
性を大きく向上でき、また硬化不足に起因した密
着性の低下が抑えられる。
また、この発明の被覆材料から形成される硬化
被膜は、従来の熱硬化性樹脂を用いたものに較べ
また他のポリマーたとえば1・2−ポリブタジエ
ンなどに較べて非常に柔軟性にすぐれ、この柔軟
性によつて強度的に好結果が得られるだけでな
く、従来の熱硬化性樹脂にみられたマイクロベン
デイングなどに起因した伝送損失の増加が抑えら
れ、高信頼性の光フアイバの製造が可能となる。
とくに、水素添加1・4−ポリブタジエン類ない
しその誘導体を主材の一部もしくは全部としてい
ることから、この発明者らがすでに提案した水素
未添加の1・4−ポリブタジエン類ないしその誘
導体を単独で用いたものに較べて高温たとえば
150℃以上に長時間放置したときの柔軟性の低下
を抑止でき、これによつて高温条件下での伝送特
性の向上を図ることができる。
この発明において用いられるa成分としての1
分子中に2個以上の官能基を有する水素添加1・
4−ポリブタジエン類は、分子内に水酸基、カル
ボキシル基、イソシアネート基、エポキシ基など
の官能基を少なくとも2個有する、とくに好適に
は分子両未満に上記官能基を有する1・4−ポリ
ブタジエンを水素添加することにより得ることが
できる。また、上記水素添加反応後、さらに多官
能性化合物を反応させることにより、たとえば水
酸基含有の水素添加1・4−ポリブタジエンにジ
カルボン酸やジイソシアネート化合物を反応させ
るなどの方法で合成してもよい。
水素添加反応は、ラネー触媒などを用いた一般
の水素添加法に準じて行なうことができ、水素添
加率としては50%以上であることが望ましい。こ
れより低くなると高温条件下での被膜の柔軟性の
維持が難しくなる。なお、上記の説明によつて明
らかなように、この発明の水素添加1・4−ポリ
ブタジエン類には、1・4−ポリブタジエン類に
含まれる炭素−炭素二重結合が完全に水素添加さ
れていないものも当然に含まれる。
この発明の被覆材料の第1の態様としては、上
記のa成分つまり1分子中に2個以上の官能基を
有する水素添加1・4−ポリブタジエン類の2種
以上を主材とし、各ポリブタジエン類の官能基が
相互に反応する被覆材料とされたものである。ま
た第2の態様としては、b成分つまり上記a成分
としての1分子中に2個以上の官能基を有する水
素添加1・4−ポリブタジエン類の少なくとも1
種と、1分子中に2個以上の官能基を有する水素
未添加の1・4−ポリブタジエン類の少なくとも
1種とを主材とし、各ポリブタジエン類の官能基
が相互に反応する被覆材料とされたものである。
後者の態様において主材のひとつとして用いら
れる水素未添加の1・4−ポリブタジエン類は、
水素添加1・4−ポリブタジエン類の合成原料と
して記述した如き各種の官能基を有する1・4−
ポリブタジエンであつて、市販品をそのまま使用
してもよいし、必要ならたとえば水酸基含有の
1・4−ポリブタジエンにジカルボン酸やジイソ
シアネート化合物を反応させるなどの方法で合成
したものであつてもよい。
この水素未添加の1・4−ポリブタジエン類
は、これを多く使用しすぎると水素添加1・4−
ポリブタジエン類のもつとも大きな特徴である硬
化被膜に関する高温条件下でのすぐれた柔軟性を
損うおそれがあるため、一般には水素添加1・4
−ポリブタジエン類との合計重量中50重量%以
下、とくに好適には30重量%以下の使用割合とす
るのがよい。
この発明の被覆材料の第3の態様は、上記第1
および第2の態様が共に1・4−ポリブタジエン
類に含まれる官能基相互間の反応で硬化する被覆
材料とされたものであるのに対し、a成分ないし
b成分つまり1分子中に2個以上の官能基を有す
る水素添加1・4−ポリブタジエン類またはこれ
と1分子中に2個以上の官能基を有する水素未添
加の1・4−ポリブタジエン類との混合物を主材
として、これに上記各1・4−ポリブタジエン類
の官能基と反応する1・4−ポリブタジエン類以
外の多官能性化合物を配合してなる被覆材料とさ
れたものである。
この第3の態様の例としては、水酸基含有の水
素添加1・4−ポリブタジエンまたはこれと水酸
基含有の水素未添加の1・4−ポリブタジエンと
の混合物に、ヘキサンジイソシアネート、ドデカ
ンジイソシアネート、ジフエニルメタンジイソシ
アネート、ジフエニルエーテルジイソシアネート
の如きジイソシアネート化合物を配合した被覆材
料がある。また、イソシアネート基を有する水素
添加1・4−ポリブタジエンまたはこれとイソシ
アネート基を有する水素未添加の1・4−ポリブ
タジエンとの混合物に、ネオペンチルグリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコールなどのジオール類、ヘキサメチレンジア
ミン、ジアミノジフエニルメタン、ジアミノジフ
エニルエーテルなどのジアミン類、アジピン酸、
セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、無水フタル
酸、無水トリメリツト酸、セバシン酸ジメチルな
どの多塩基性酸またはそのエステル類などを配合
した被覆材料がある。
なお、前記第1および第2の態様からなる被覆
材料中に、上述した如き1・4−ポリブタジエン
類以外の各種の多官能性化合物を配合して被膜特
性の改善を図ることは可能である。
このように、この発明において、1分子中に2
個以上の官能基を有する水素添加1・4−ポリブ
タジエン類またはこれと上記同様の官能基を有す
る水素未添加の1・4−ポリブタジエン類との混
合系をそのまま主材として用いる場合は、上記3
者の態様にみられる如く、いずれも官能基間によ
る硬化反応を行なわせるものであり、このためそ
の官能基相互の反応性が非常に高いものでは必要
に応じて二液型とされる。
この発明の被覆材料の第4の態様は、c成分と
しての変性ポリブタジエン類を主材としたもので
あつて、この変性ポリブタジエン類は前記のa成
分ないしb成分から誘導されて、a成分中に残存
することのあるあるいはb成分中に含まれている
炭素−炭素二重結合とは異なる重合性炭素−炭素
二重結合が導入されていることを特徴とする。す
なわち、この変性ポリブタジエン類によれば、前
記の官能基硬化型の被覆材料に対して、分子内に
導入させた重合性炭素−炭素二重結合によつて熱
硬化ないし光硬化あるいは電子線硬化させうる被
覆材料を提供できる。
この変性ポリブタジエン類には、種々のタイプ
が含まれるが、そのひとつに、1分子中に2個以
上の官能基を有する水素添加1・4−ポリブタジ
エン類またはこれと上記同様の官能基を有する水
素未添加の1・4−ポリブタジエン類との混合物
と重合性炭素−炭素二重結合を有する多官能性化
合物とのポリ縮合反応物がある。代表的には、上
記官能基を有する水素添加ないし水素未添加の
1・4−ポリブタジエン類が水酸基含有の水素添
加ないし水素未添加の1・4−ポリブタジエン
で、かつ重合性炭素−炭素二重結合を有する多官
能性化合物がマレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸などの不飽和二塩基性酸または
その酸無水物の如き誘導体からなるポリエステル
縮合物がある。
上記ポリエステル縮合物を得るに当つて、水酸
基含有の水素添加ないし水素未添加の1・4−ポ
リブタジエンに対する不飽和二塩基性酸またはそ
の誘導体の使用割合は、水酸基1当量に対してカ
ルボキシル基当量が少なくとも0.5当量以上、好
適には0.7〜2.0当量となるような割合にして、
1・4−ポリブタジエンの未反応物ができるだけ
残存しないようにするのがよい。未反応物が残存
すると、重合性炭素−炭素二重結合を利用して硬
化させる場合に、硬化後の被膜特性が劣化するお
それがある。
ポリ縮合反応物は、もちろん上例の如きポリエ
ステル縮合物に限られることなく、水素添加ない
し水素未添加の1・4−ポリブタジエンの官能基
に応じた官能基を有する重合性炭素−炭素二重結
合を有する多官能性化合物を選定することによつ
て、たとえばポリウレタン縮合物、ポリイミド縮
合物、ポリアミド縮合物、ポリアミドイミド縮合
物などの種々の態様をとりうる。
かかるポリ縮合反応物からなる変性ポリブタジ
エン類をこの発明の被覆材料の主材として使用す
るときは、これ単独でも適宜の熱硬化触媒ないし
光増感剤の使用によつて熱硬化ないし光硬化ある
いは電子線硬化させることができるが、一般には
補助的にあるいは取扱い性をよくするために重合
性炭素−炭素二重結合を有する化合物を配合する
のが好ましい。
上記重合性炭素−炭素二重結合を有する化合物
のなかで、とくに好適なものは、アクリル酸エス
テル、メタクリル酸エステルおよびアリルエステ
ルである。具体的には、ブチルトリエチレングリ
コールアクリレート、ポリプロピレングリコール
メタクリレート、ネオペンチルグリコールジアク
リレート、ポリエステルジアクリレート、ポリエ
チレングリコールジアクリレート、ポリプロピレ
ングリコールジアクリレート、ジアリルアジペー
ト、ジアリルフタレート、ジエチレングリコール
ビス(アリルカーボネート)、トリアリルイソシ
アヌレートなどが挙げられる。
変性ポリブタジエン類の他の例は、1分子中に
2個以上の官能基を有する水素添加1・4−ポリ
ブタジエン類またはこれと上記同様の官能基を有
する水素未添加の1・4−ポリブタジエン類との
混合物と重合性炭素−炭素二重結合を有する単官
能性化合物との縮合反応物であり、とくに上記単
官能性化合物がアクリル基、メタクリル基または
アリル基を有するものが好適である。
上記縮合反応物は、たとえば水酸基含有の水素
添加ないし水素未添加の1・4−ポリブタジエン
に、アクリル酸やメタクリル酸またはこれらのク
ロライドの如きハライドあるいはメチルエステル
の如きエステルを反応させることにより、またイ
ソシアネート基含有の水素添加ないし水素未添加
の1・4−ポリブタジエンに2−ヒドロキシエチ
ルアクリレートないしメタクリレートの如きヒド
ロキシアルキルエステルやアリルアルコールなど
を反応させることにより、さらにカルボキシル基
含有の水素添加ないし水素未添加の1・4−ポリ
ブタジエンにグリシジルアクリレートないしメタ
クリレートの如きエポキシ基含有エステルやアリ
ルアルコールなどを反応させることにより得られ
るものである。このような縮合反応物からなる変
性ポリブタジエン類は、前記のポリ縮合反応物に
較べて熱硬化ないし光硬化あるいは電子線硬化し
やすいものである。
この発明の光フアイバ用被覆材料は、上述した
とおり、1分子中に2個以上の官能基を有する水
素添加1・4−ポリブタジエン類またはこれと上
記同様の官能基を有する水素未添加の1・4−ポ
リブタジエン類との混合物をそのまま主材として
用いる前記第1、第2および第3の如き態様と、
上記の1・4−ポリブタジエン類から誘導された
分子内に重合性炭素−炭素二重結合が導入された
変性ポリブタジエン類を主材として使用する前記
第4の態様とがあり、前者の場合は官能基間の反
応で、また後者の場合は主として重合性炭素−炭
素二重結合の熱重合ないし光重合あるいは電子線
重合によつて硬化される。
したがつて、官能基硬化の場合は硬化に際して
とくに開始剤を要しないが、重合硬化の場合は一
般にベンゾイルパーオキサイド、t−ブチルパー
オキシベンゾエートの如き熱硬化触媒やアセトフ
エノン、ベンゾフエノン、ベンゾイソプロピルエ
ーテルなどの光増感剤が用いられる。これら開始
剤は被覆材料全体の通常0.1〜10重量%程度でよ
い。
この発明の被覆材料には、必要に応じて変性用
樹脂や各種添加剤を含有していてもよく、また所
望ならば溶剤により希釈して用いてもよい。変性
用樹脂は、主材と同量以下、好ましくは1/4量以
下の範囲で用いられる。その具体例としては、エ
ポキシ樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエ
ーテル、ポリアミドイミド、シリコーン樹脂、フ
エノール樹脂などが挙げられる。また、上記添加
剤としては、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜
鉛、ジメチルアニリン、ジブチルスズジラウレー
トの如き硬化促進剤、有機ケイ素化合物、界面活
性剤などが挙げられる。
この発明において、光フアイバの被覆方法は、
常法により光フアイバの紡糸工程、つまり、光フ
アイバ用の棒状素材やブロツク状素材を加熱延伸
して所望径の光フアイバに紡糸する工程の直後
で、上記光フアイバの表面にこの発明の被覆材料
を塗布したのち、通常熱を加えまたは紫外線の如
き光をあるいは電子線を照射して硬化させればよ
い。
なお、上記光フアイバ用の棒状素材とは、一般
に石英系フアイバの母材と呼ばれるものであり、
ブロツク状素材とは、多成分系フアイバの二重る
つぼ法により紡糸されるものである。また、光フ
アイバの所望径とは、通常200μm以下である。
以上説明したように、この発明の光フアイバ用
被覆材料は、従来の材料に較べて硬化速度が速
く、光フアイバの生産性にすぐれるのみならず、
柔軟な被膜を形成してまた厚肉の被膜形成によつ
て、光フアイバの強度と信頼性を改善する。
以下に、実施例を挙げてこの発明を説明する
が、この発明はこれら実施例にのみ限定されるも
のではない。なお、以下、部とあるのは重量部を
意味する。
実施例 1 分子両末端に水酸基を有する水素未添加の1・
4−ポリブタジエン(水酸基含量0.83ミリ当量/
g)120g、ラネーニツケル触媒7gおよびジオ
キサン120g)を1のオートクレーブに入れ、
水素圧8Kg/cm2、反応温度70℃で水素添加を行な
い、水素添加率80%の水素添加1・4−ポリブタ
ジエン(水酸基含量0.8ミリ当量/g)を得た。
この水素添加1・4−ポリブタジエン238部と、
上記水素添加1・4−ポリブタジエンのトリレン
ジイソシアネート付加物(イソシアネート基含量
8重量%)100部と、ジブチルスズジアクリレー
ト0.05部とを混合して、この発明の光フアイバ用
被覆材料とした。混合直後の粘度は4500センチポ
イズ/60℃であり、150℃、5分の条件で硬化さ
せたのちの硬度はシヨア(Shore)A25であつた。
実施例 2 実施例1で得た水素添加1・4−ポリブタジエ
ンのトリレンジイソシアネート付加物100部、平
均分子量1000のポリプロピレングリコール95部お
よびジブチルスズジラウレート0.05部とを混合し
て、この発明の光フアイバ用被覆材料とした。混
合直後の粘度は1200センチポイズ/60℃、150℃、
5分の条件で硬化させたのちの硬度はシヨアA27
であつた。
実施例 3 実施例1で得た分子両末端に水酸基を有する水
素添加1・4−ポリブタジエン125gと無水マレ
イン酸4.9gとを300c.c.のフラスコに仕込み、110
〜125℃で3時間反応させ、酸価7、粘度22、500
センチポイズ/60℃のポリエステルを得た。この
ポリエステル70部にネオペンチルグリコールのジ
アクリレート30部とベンゾイルパーオキサイド2
部とを混合して、この発明の光フアイバ用被覆材
料とした。150℃、10分の条件で硬化させたのち
の硬度はシヨアA30であつた。
実施例 4 実施例1で得た分子両末端に水酸基を有する水
素添加1・4−ポリブタジエン125gを300c.c.のフ
ラスコに仕込み、トリレンジイソシアネート17.4
gを30〜40℃で1時間に亘つて滴下してイソシア
ネート付加物としたのち、さらに、30〜40℃で2
−ヒドロキシエチルアクリレート11.6gを1時間
で滴下して反応させることにより、分子両末端に
アクリル基を有する黄色透明な粘稠液体を得た。
この粘度は250ポイズ/50゜であつた。この粘稠液
体100部に、ベンゾインイソブチルエーテル5部
を混合して、この発明の光フアイバ用被覆材料と
した。
上記材料につき、80W/cmの高圧水銀ランプ2
燈を用い、コンベアスピード10m/分で硬化させ
たのちの硬度はシヨアA30であつた。
実施例 5 分子両末端に水酸基を有する水素未添加の1・
4−ポリブタジエン(水酸基含量0.83ミリ当量/
g)20部、上記原料を用いて実施例1の方法で得
た分子両末端に水酸基を有する水素添加1・4−
ポリブタジエン(水酸基含量0.8ミリ当量/g)
80部、同様に上記原料を用いて実施例1の方法で
得た分子両末端にイソシアネート基を有する水素
添加1・4−ポリブタジエン(イソシアネート基
含量8重量%)42部、ジブチルスズジアクリレー
ト0.05部とを混合して、この発明の光フアイバ用
被覆材料とした。
この材料の混合直後の粘度は2700センチポイ
ズ/60℃で、150℃、5分の条件で硬化させたの
ちの硬度はシヨアA25であつた。
比較例 1 分子両末端に水酸基を有する水素未添加の1・
4−ポリブタジエン(水酸基含量0.83ミリ当量/
g)120g、トリレンジイソシアネート17.4gお
よび2−ヒドロキシエチルアクリレート11.6gを
用いて、実施例4と同様に反応させて、分子両末
端にアクリル基を有する黄色透明な粘稠液体を得
た。この粘度は500ポイズ/50℃であつた。この
粘稠液体100部に、ベンゾインイソブチルエーテ
ル5部を混合して、光フアイバ用被覆材料とし
た。
この材料につき、実施例4と同様にして硬化さ
せたものの硬度はシヨアA50であつた。
比較例 2 ビスフエノール型エポキシアクリレート100部
に、ベンゾインイソブチルエーテル5部を混合し
て、光フアイバ用被覆材料とした。この粘度は
320ポイズ/50℃、硬度はシヨアD90であつた。
つぎに、上記実施例中とくに実施例4と比較例
1、2の被覆材料を用いて、以下の試験例1、2
に示されるとおり、実際に光フアイバを被覆し、
その性能をテストした。
試験例 1 30m/分の速度で紡糸した直径125μmの光フ
アイバの表面に、紡糸工程に引続く工程におい
て、実施例4に示した被覆材料を塗布した後、紫
外線(ランプ出力2kw2本)を照射して硬化させ
た。被覆後の光フアイバの外径は約250μmであ
り、表面は均一であつた。また、破断強度は6Kg
であり、−40℃まで伝送損失の増加は認められな
かつた。さらに、150℃で長時間放置したのちで
も−40℃以下での伝送損失の増加はほとんど認め
られなかつた。
一方、比較例1の被覆材料につき、上記同様の
試験を試みたところ、長時間放置以外は実施例4
とほぼ同様の結果となつたが、150℃で長時間放
置すると硬化被膜の硬度が徐々に増加し、−40℃
以下での伝送損失の増加が認められた。
試験例 2 試験例1と同様にして比較例2の被覆材料を用
いて光フアイバを被覆した。被覆後の光フアイバ
の外径は175〜215μmとばらついた。また、破壊
強度は5.5Kgであり、−40℃以下では伝送損失の急
激な増加が認められた。
以上に説明したように、この発明の光フアイバ
用被覆材料は、硬化速度が速いため、光フアイバ
の紡糸工程において速やかにかつ密着良好に被覆
でき、また、硬化後の柔軟性に富み、とくに高温
で長時間放置したのちでも上記柔軟性が維持され
るものであるため、伝送特性にすぐれる光フアイ
バ被覆体を得ることができる利点がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 1分子中に2個以上の官能基を有する水
    素添加1・4−ポリブタジエン類、または、 (b) 上記a成分と1分子中に2個以上の官能基を
    有する水素未添加の1・4−ポリブタジエン類
    との混合物、あるいは、 (c) 上記a成分ないしb成分より誘導されて、a
    成分中に残存することのあるあるいはb成分中
    に含まれている炭素−炭素二重結合とは異なる
    重合性炭素−炭素二重結合が導入された変性ポ
    リブタジエン類、 を主材としたことを特徴とする光学ガラスフアイ
    バ用被覆材料。 2 1分子中に2個以上の官能基を有する水素添
    加1・4−ポリブタジエン類の2種以上を主材と
    し、各ポリブタジエン類の官能基が相互に反応す
    るものである特許請求の範囲第1項記載の光学ガ
    ラスフアイバ用被覆材料。 3 1分子中に2個以上の官能基を有する水素添
    加1・4−ポリブタジエン類の少なくとも1種
    と、1分子中に2個以上の官能基を有する水素未
    添加の1・4−ポリブタジエン類の少なくとも1
    種とを主材とし、各ポリブタジエン類の官能基が
    相互に反応するものである特許請求の範囲第1項
    記載の光学ガラスフアイバ用被覆材料。 4 1分子中に2個以上の官能基を有する水素添
    加1・4−ポリブタジエン類またはこれと1分子
    中に2個以上の官能基を有する水素未添加の1・
    4−ポリブタジエン類との混合物を主材とし、こ
    れにこれらポリブタジエン類以外の多官能性化合
    物が配合されてなる特許請求の範囲第1項記載の
    光学ガラスフアイバ用被覆材料。 5 変性ポリブタジエン類が1分子中に2個以上
    の官能基を有する水素添加1・4−ポリブタジエ
    ン類またはこれと1分子中に2個以上の官能基を
    有する水素未添加の1・4−ポリブタジエン類と
    の混合物と重合性炭素−炭素二重結合を有する多
    官能性化合物とのポリ縮合反応物からなり、この
    反応物を主材としてなる特許請求の範囲第1項記
    載の光学ガラスフアイバ用被覆材料。 6 変性ポリブタジエン類が1分子中に2個以上
    の官能基を有する水素添加1・4−ポリブタジエ
    ン類またはこれと1分子中に2個以上の官能基を
    有する水素未添加の1・4−ポリブタジエン類と
    の混合物と重合性炭素−炭素二重結合を有する単
    官能性化合物との縮合反応物からなり、この反応
    物を主材としてなる特許請求の範囲第1項記載の
    光学ガラスフアイバ用被覆材料。
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