JPS6366323A - 銅合金フイラメント及びその製造法 - Google Patents
銅合金フイラメント及びその製造法Info
- Publication number
- JPS6366323A JPS6366323A JP61212948A JP21294886A JPS6366323A JP S6366323 A JPS6366323 A JP S6366323A JP 61212948 A JP61212948 A JP 61212948A JP 21294886 A JP21294886 A JP 21294886A JP S6366323 A JPS6366323 A JP S6366323A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- copper alloy
- filament
- melting point
- bamboo
- atomic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/06—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
- B22D11/0611—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a single casting wheel, e.g. for casting amorphous metal strips or wires
- B22D11/062—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars formed by a single casting wheel, e.g. for casting amorphous metal strips or wires the metal being cast on the inside surface of the casting wheel
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は銅合金フィラメント及びその製造法に関し、詳
細には、靭性や取扱い性が良好で特に繊維状磁性材料や
抵抗変化型温度センサー材等として有用な銅合金フィラ
メント及びその製造法に関するものである。
細には、靭性や取扱い性が良好で特に繊維状磁性材料や
抵抗変化型温度センサー材等として有用な銅合金フィラ
メント及びその製造法に関するものである。
[従来の技術]
たとえばCu−Mn−Al系の銅合金は磁性を有してお
り、磁性材料として様々の用途に適用することができ、
また抵抗変化型温度センサー用材料としての有効利用も
期待されている。
り、磁性材料として様々の用途に適用することができ、
また抵抗変化型温度センサー用材料としての有効利用も
期待されている。
ところで上記の様な銅合金をセンサー用材料等として実
用化していこうとすれば、できるだけ小形状化すると共
に更に電気抵抗を高めていく必要があり、そのためには
細線化するのが有効な手段の一つであると考えられる。
用化していこうとすれば、できるだけ小形状化すると共
に更に電気抵抗を高めていく必要があり、そのためには
細線化するのが有効な手段の一つであると考えられる。
しかしながら上記銅合金は硬質且つ脆弱であフて加工性
が劣悪であり、機械加工によって細線化することは非常
に困難である。
が劣悪であり、機械加工によって細線化することは非常
に困難である。
一方、脆弱な金属材料を細線化する方法の1つとして、
先に本願出願人より開示した特開昭55−84948号
公報記載の回転液中紡糸法が公知となっており、この方
法は極めて有用な方法として期待が寄せられている。
先に本願出願人より開示した特開昭55−84948号
公報記載の回転液中紡糸法が公知となっており、この方
法は極めて有用な方法として期待が寄せられている。
即ちこの方法は、回転する円筒状中空ドラムの内周面に
冷却用液体を注入し、これを遠心力によって内周面に押
圧し冷却用液体層を形成しておくと共に、該液体層内へ
溶融金属をジェットとして細線状に噴射して急冷凝固さ
せる方法であり、脆弱な金属材料であっても容易に細線
状とすることができる。
冷却用液体を注入し、これを遠心力によって内周面に押
圧し冷却用液体層を形成しておくと共に、該液体層内へ
溶融金属をジェットとして細線状に噴射して急冷凝固さ
せる方法であり、脆弱な金属材料であっても容易に細線
状とすることができる。
[発明が解決しようとする問題点コ
上記回転液中紡糸法を利用すれば、前述の様な銅合金で
あっても容易に細線状とすることができ、抵抗変化型温
度センサー等の実用化に道を開くことになるのではない
かと期待される。そこで銅合金に上述の回転液中紡糸法
を適用したところ、脆弱な銅合金であっても容易に細線
化できることが確認された。ところがこの様にして得ら
れた銅合金フィラメントのうち、特に太め(150μm
超)のものは非常に脆く、約90度以上曲げたときに簡
単に折断されてしまうため取扱いが困難であり汎用性に
乏しいことが分かった。尚150μm以下のものである
と折り曲げ箇所によっては折り曲げが可能であったり、
或は折り曲げ時に切断されてしまうものがあった。更に
80μm以下程度の細径フィラメントになると、殆んど
確実に180度曲げが可能であった。そこでこの銅合金
フィラメントの内部構造を見ると、上記の様な折り曲げ
切断を生じる箇所では、フィラメント軸に対して直交す
る横断面内には、常に(どの断面を見ても)2個以上の
結晶粒が存在しており、いわゆる多結晶質構造を有する
ものであることが確認された。これに対し竹の節の間状
(中実の柱状構造であって中空ではない)の単結晶質部
分では180度曲げが可能であり、銅合金フィラメント
が細径化するにつれて上述の様な単結晶質部分の比率が
増加し、80μm以下の金属フィラメントになればほぼ
全長に亘って竹の節の間状の単結晶質部が竹の節に相当
する粒界を介して連結されていることを見出した。そこ
で本発明者らは上記多結晶質部のみからなる銅合金フィ
ラメントの物性を改善すべく研究を進め、銅合金フィラ
メントの太さと無関係に当該フィラメントの少なくとも
一部に竹の節の間状の単結晶質部分を作ることができる
ならば、当該部分が優れた靭性を発揮し、当該部分にお
いては180度曲げが可能になるであろうと考えた。即
ち150μmφ以上の銅合金フィラメントであっても、
その中に、一部でも上述の様な単結晶化部分を形成する
ことができれば、機械的性質において靭性が改良され、
また電気的、磁気的性質においても興味のある特性に改
変されるのではないかとの期待が持たれたのである。
あっても容易に細線状とすることができ、抵抗変化型温
度センサー等の実用化に道を開くことになるのではない
かと期待される。そこで銅合金に上述の回転液中紡糸法
を適用したところ、脆弱な銅合金であっても容易に細線
化できることが確認された。ところがこの様にして得ら
れた銅合金フィラメントのうち、特に太め(150μm
超)のものは非常に脆く、約90度以上曲げたときに簡
単に折断されてしまうため取扱いが困難であり汎用性に
乏しいことが分かった。尚150μm以下のものである
と折り曲げ箇所によっては折り曲げが可能であったり、
或は折り曲げ時に切断されてしまうものがあった。更に
80μm以下程度の細径フィラメントになると、殆んど
確実に180度曲げが可能であった。そこでこの銅合金
フィラメントの内部構造を見ると、上記の様な折り曲げ
切断を生じる箇所では、フィラメント軸に対して直交す
る横断面内には、常に(どの断面を見ても)2個以上の
結晶粒が存在しており、いわゆる多結晶質構造を有する
ものであることが確認された。これに対し竹の節の間状
(中実の柱状構造であって中空ではない)の単結晶質部
分では180度曲げが可能であり、銅合金フィラメント
が細径化するにつれて上述の様な単結晶質部分の比率が
増加し、80μm以下の金属フィラメントになればほぼ
全長に亘って竹の節の間状の単結晶質部が竹の節に相当
する粒界を介して連結されていることを見出した。そこ
で本発明者らは上記多結晶質部のみからなる銅合金フィ
ラメントの物性を改善すべく研究を進め、銅合金フィラ
メントの太さと無関係に当該フィラメントの少なくとも
一部に竹の節の間状の単結晶質部分を作ることができる
ならば、当該部分が優れた靭性を発揮し、当該部分にお
いては180度曲げが可能になるであろうと考えた。即
ち150μmφ以上の銅合金フィラメントであっても、
その中に、一部でも上述の様な単結晶化部分を形成する
ことができれば、機械的性質において靭性が改良され、
また電気的、磁気的性質においても興味のある特性に改
変されるのではないかとの期待が持たれたのである。
本発明はこの様な期待を実現しようとするものであって
、具体的には長手方向の少なくとも一部に単結晶質構造
を有し、靭性や取扱い性が良好で且つ電気的、磁気的に
も優れた性質を持った銅合金フィラメントおよびその製
造方法を提供しようとするものである。
、具体的には長手方向の少なくとも一部に単結晶質構造
を有し、靭性や取扱い性が良好で且つ電気的、磁気的に
も優れた性質を持った銅合金フィラメントおよびその製
造方法を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段]
本発明に係る銅合金フィラメントの構成は、フィラメン
ト長手方向の少なくとも一部に、デンドライト状組織を
有しない単結晶が、竹の節状に形成された結晶粒界を境
にして連続的に連なった構造を有するものであるところ
に要旨を有するものであり、また本発明に係る製造法の
構成は、回転する円筒状ドラム内において遠心力により
形成された冷却液体中に、紡出ノズルを通して溶融鍔合
金を噴射し、冷却固化して得られる銅合金フィラメント
を、該銅合金の融点未満で且つ該融点の273以上の温
度で熱処理するところに要旨を有するものである。
ト長手方向の少なくとも一部に、デンドライト状組織を
有しない単結晶が、竹の節状に形成された結晶粒界を境
にして連続的に連なった構造を有するものであるところ
に要旨を有するものであり、また本発明に係る製造法の
構成は、回転する円筒状ドラム内において遠心力により
形成された冷却液体中に、紡出ノズルを通して溶融鍔合
金を噴射し、冷却固化して得られる銅合金フィラメント
を、該銅合金の融点未満で且つ該融点の273以上の温
度で熱処理するところに要旨を有するものである。
[作用]
合金を単結晶化させる技術としては、凝固法とひずみ焼
なまし法がよく知られている。即ち凝固法は溶融金属か
らの凝固を利用して単結晶を生成させる方法であり、一
方ひずみ焼なまし法は加工した金属を加熱(焼なまし)
して新しい結晶粒を生成させる再結晶技術を利用するも
のであるから、再結晶法とも呼ばれている。後者のひず
み焼なまし法は、線状あるいは板状に成形した金属材に
適度のひずみを与え、次いでこれを高温に加熱すること
によって行なわれるものである。
なまし法がよく知られている。即ち凝固法は溶融金属か
らの凝固を利用して単結晶を生成させる方法であり、一
方ひずみ焼なまし法は加工した金属を加熱(焼なまし)
して新しい結晶粒を生成させる再結晶技術を利用するも
のであるから、再結晶法とも呼ばれている。後者のひず
み焼なまし法は、線状あるいは板状に成形した金属材に
適度のひずみを与え、次いでこれを高温に加熱すること
によって行なわれるものである。
本発明者らは上記の様な知見を生かし、前述の如く多結
晶質で脆弱な銅合金フィラメントを単結晶質で柔軟性の
優れた単結晶質のものに改変することはできないかと考
え、ひずみ焼なまし法等を含めて色々実験を行なった。
晶質で脆弱な銅合金フィラメントを単結晶質で柔軟性の
優れた単結晶質のものに改変することはできないかと考
え、ひずみ焼なまし法等を含めて色々実験を行なった。
その結果、回転液中紡糸法によって得た多結晶質の銅合
金フィラメントを、予備焼なよしや線引きなどの処理に
よってひずみを与えるといったプロセスなしに、直接語
銅合金の融点未満で且つ該融点の273以上の温度で熱
処理すると、紡糸工程で形成した多結晶構造が改変され
て、フィラメント軸に対して横断し、不均一な間隔を有
する結晶粒界を有し、デンドライト状組織を持たない単
結晶質部分が継がった特徴的な構造のものとなることが
明らかとなった。そしてこの様な構造を有する銅合金フ
ィラメントは靭性が非常に良好であり、180度に密着
曲げした場合でも折断することのない極めて柔軟なもの
であることが確認された。尚木明細書において「竹の節
」とは、フィラメントの横断面方向に形成される結晶粒
界が顕微鏡で観察した場合にあたかも竹の節の様な外観
を呈する状態を槓杵するものであり、紡糸条件や熱処理
条件によって若干異なるが、フィラメントの長手方向に
約0.3〜20 mm (通常はフィラメント直径の約
2倍以上)の不規則な間隔で形成され、詰物の節の間は
デンドライト状組織を持たない単結晶質で構成される。
金フィラメントを、予備焼なよしや線引きなどの処理に
よってひずみを与えるといったプロセスなしに、直接語
銅合金の融点未満で且つ該融点の273以上の温度で熱
処理すると、紡糸工程で形成した多結晶構造が改変され
て、フィラメント軸に対して横断し、不均一な間隔を有
する結晶粒界を有し、デンドライト状組織を持たない単
結晶質部分が継がった特徴的な構造のものとなることが
明らかとなった。そしてこの様な構造を有する銅合金フ
ィラメントは靭性が非常に良好であり、180度に密着
曲げした場合でも折断することのない極めて柔軟なもの
であることが確認された。尚木明細書において「竹の節
」とは、フィラメントの横断面方向に形成される結晶粒
界が顕微鏡で観察した場合にあたかも竹の節の様な外観
を呈する状態を槓杵するものであり、紡糸条件や熱処理
条件によって若干異なるが、フィラメントの長手方向に
約0.3〜20 mm (通常はフィラメント直径の約
2倍以上)の不規則な間隔で形成され、詰物の節の間は
デンドライト状組織を持たない単結晶質で構成される。
以下この様な構造を竹状構造という。
本発明の銅合金フィラメントは上記の如く、竹状構造を
有するところに特徴を有しているが、フィラメントの全
体がこの様な竹状構造で構成されていなければならない
訳ではなく、フィラメントの少なくとも一部に前述の様
な竹状構造を有するものであれば、従来の多結晶質の銅
合金フィラメントに比べると柔軟性は著しく改善された
ものとなる。
有するところに特徴を有しているが、フィラメントの全
体がこの様な竹状構造で構成されていなければならない
訳ではなく、フィラメントの少なくとも一部に前述の様
な竹状構造を有するものであれば、従来の多結晶質の銅
合金フィラメントに比べると柔軟性は著しく改善された
ものとなる。
尚回転液中紡糸法で得た銅合金フィラメントを何ら予備
処理することなしに熱処理することによって前述の様な
竹状構造が得られる点については、理論的解明はなされ
ておらないが、おそらく紡糸時にフィラメントに導入さ
れたひずみが竹状構造の生成に重要な影響を及ぼし、熱
処理によってこのような竹状構造が生成したためであろ
うと推定される。何れにしても竹状構造を有する銅合金
フィラメントは非常に柔軟性の富んだものとなり、18
0度の密着曲げが可能であるほか引張試験においても伸
びが著しく大きくなり、工業的に見て取扱いの容易な材
料であり、竹状構造を有する銅合金フィラメントは更に
高次の加工が可能であり、伸線や圧延も可能である。ま
た竹状構造の銅合金フィラメントからその一部を切り出
し単結晶として使用することもで診る。この場合、同一
径の銅合金フィラメントより切り出されるので直径の揃
った単結晶が得られ、しかも軸方向に単結晶の方位が異
なったものが得られる。本発明で使用する銅合金として
は様々のものが考えられるが、中でも最も好ましいのは
、Mn:1〜35原子%、Al:5〜35原子%(Mn
とAlの和が6〜60原子%)、残部がCu及び不可避
不純物からなる銅合金である。しかして上記の好適成分
組成を外れる銅合金を用いた場合は、後で詳述する如く
回転液中紡糸法を採用し、その後所定の温度範囲で熱処
理を行なった場合でも、本発明で意図する様な竹状構造
のものが得られ難く、従って柔軟性も十分に改善され難
くなる。
処理することなしに熱処理することによって前述の様な
竹状構造が得られる点については、理論的解明はなされ
ておらないが、おそらく紡糸時にフィラメントに導入さ
れたひずみが竹状構造の生成に重要な影響を及ぼし、熱
処理によってこのような竹状構造が生成したためであろ
うと推定される。何れにしても竹状構造を有する銅合金
フィラメントは非常に柔軟性の富んだものとなり、18
0度の密着曲げが可能であるほか引張試験においても伸
びが著しく大きくなり、工業的に見て取扱いの容易な材
料であり、竹状構造を有する銅合金フィラメントは更に
高次の加工が可能であり、伸線や圧延も可能である。ま
た竹状構造の銅合金フィラメントからその一部を切り出
し単結晶として使用することもで診る。この場合、同一
径の銅合金フィラメントより切り出されるので直径の揃
った単結晶が得られ、しかも軸方向に単結晶の方位が異
なったものが得られる。本発明で使用する銅合金として
は様々のものが考えられるが、中でも最も好ましいのは
、Mn:1〜35原子%、Al:5〜35原子%(Mn
とAlの和が6〜60原子%)、残部がCu及び不可避
不純物からなる銅合金である。しかして上記の好適成分
組成を外れる銅合金を用いた場合は、後で詳述する如く
回転液中紡糸法を採用し、その後所定の温度範囲で熱処
理を行なった場合でも、本発明で意図する様な竹状構造
のものが得られ難く、従って柔軟性も十分に改善され難
くなる。
つぎに本発明に係る銅合金フィラメントの製造方法につ
いて説明する。本発明で採用される紡糸法の基本的構成
は前記特開昭55−64948号として開示した回転液
中紡糸法に従う。たとえば第1.2図はその方法を例示
する概略正面図及び一部破断側面図であり、回転ドラム
6を高速回転させることによってその内周面側に回転液
膜層8を形成する。そして該液膜層8の液面9に向けて
るつぼ1下面の噴出ノズル2から溶融銅合金をジェット
状に噴出させ、銅合金をフィラメント4状にして急冷凝
固させながら回転ドラム6の内周壁に巻回していく。図
中3は金属を溶融するためのヒーター、5は溶融銅合金
噴出用の不活性ガス、7はモータ、10はベルトを夫々
示す。そして回転液膜層の周速度を、噴出ノズル2から
の溶融銅合金噴出速度と実質的に同一かまたはそれより
やや早くしておけば、断面均一性の良好な銅合金フィラ
メントが得られ易い。またここで使用される冷却液は純
粋な液体、溶液、エマルシコン等のいずれであってもよ
いが、コスト及び冷却効率を総合して最も好ましいのは
水である0回転ドラムは横向きでも縦向きでもよいが、
該ドラム中の液膜層表面速度は400〜900m/zi
n程度、溶融銅合金の液膜層への進入角度は50〜80
°、噴出ノズル2と冷却液面9との距離は0.5〜10
mm程度が夫々好適である。ところで上記の様な回転液
中紡糸法によって得られる銅合金フィラメントは、その
横断面内に2個以上の結晶粒を有い且つフィラメント軸
方向にも多数の結晶粒を有する多結晶構造体であり非常
に脆弱なものであるが、この銅合金フィラメントを、該
銅合金の融点未満で且つ該融点の273以上の温度で0
.2〜5時間時間熱処理すると、竹状構造を有する柔軟
性の富んだものに改質される。しかし上記温度範囲を外
れるときは、その様な改質効果が得られない。尚この熱
処理は不活性ガス雰囲気あるいは真空中で熱処理するの
が好ましい。
いて説明する。本発明で採用される紡糸法の基本的構成
は前記特開昭55−64948号として開示した回転液
中紡糸法に従う。たとえば第1.2図はその方法を例示
する概略正面図及び一部破断側面図であり、回転ドラム
6を高速回転させることによってその内周面側に回転液
膜層8を形成する。そして該液膜層8の液面9に向けて
るつぼ1下面の噴出ノズル2から溶融銅合金をジェット
状に噴出させ、銅合金をフィラメント4状にして急冷凝
固させながら回転ドラム6の内周壁に巻回していく。図
中3は金属を溶融するためのヒーター、5は溶融銅合金
噴出用の不活性ガス、7はモータ、10はベルトを夫々
示す。そして回転液膜層の周速度を、噴出ノズル2から
の溶融銅合金噴出速度と実質的に同一かまたはそれより
やや早くしておけば、断面均一性の良好な銅合金フィラ
メントが得られ易い。またここで使用される冷却液は純
粋な液体、溶液、エマルシコン等のいずれであってもよ
いが、コスト及び冷却効率を総合して最も好ましいのは
水である0回転ドラムは横向きでも縦向きでもよいが、
該ドラム中の液膜層表面速度は400〜900m/zi
n程度、溶融銅合金の液膜層への進入角度は50〜80
°、噴出ノズル2と冷却液面9との距離は0.5〜10
mm程度が夫々好適である。ところで上記の様な回転液
中紡糸法によって得られる銅合金フィラメントは、その
横断面内に2個以上の結晶粒を有い且つフィラメント軸
方向にも多数の結晶粒を有する多結晶構造体であり非常
に脆弱なものであるが、この銅合金フィラメントを、該
銅合金の融点未満で且つ該融点の273以上の温度で0
.2〜5時間時間熱処理すると、竹状構造を有する柔軟
性の富んだものに改質される。しかし上記温度範囲を外
れるときは、その様な改質効果が得られない。尚この熱
処理は不活性ガス雰囲気あるいは真空中で熱処理するの
が好ましい。
[実施例]
実施例1
第1.2図に示した様な回転液中紡糸法を採用し、Cu
(りo)−Mn (25)−Al (26)原子%
組成の銅合金溶湯(融点は約920℃)を用いて直径1
80μmの銅合金フィラメントを作製した。冷却液とし
ては10℃の水を使用した。
(りo)−Mn (25)−Al (26)原子%
組成の銅合金溶湯(融点は約920℃)を用いて直径1
80μmの銅合金フィラメントを作製した。冷却液とし
ては10℃の水を使用した。
次いでこの銅合金フィラメントを、約0.5 torr
以下の減圧下800℃で3時間又は5時間熱処理した。
以下の減圧下800℃で3時間又は5時間熱処理した。
熱処理前の銅合金フィラメントは、横断面内に3個の結
晶粒を有し且つフィラメント軸方向にも多数の結晶粒が
並んだ多結晶構造のものであり、曲げると簡単に折れる
脆弱なものであったが、熱処理に付した2種のフィラメ
ントは、長手方向に約0.3〜20ma+の間隔で、フ
ィラメントを横断する方向の結晶粒界を有し、且つ結晶
粒界の間はデンドライト状組織を持たない単結晶質から
なる竹状構造を有するものであり、180度に密着面げ
した場合でも折断することのない柔軟なものであった。
晶粒を有し且つフィラメント軸方向にも多数の結晶粒が
並んだ多結晶構造のものであり、曲げると簡単に折れる
脆弱なものであったが、熱処理に付した2種のフィラメ
ントは、長手方向に約0.3〜20ma+の間隔で、フ
ィラメントを横断する方向の結晶粒界を有し、且つ結晶
粒界の間はデンドライト状組織を持たない単結晶質から
なる竹状構造を有するものであり、180度に密着面げ
した場合でも折断することのない柔軟なものであった。
実施例2
Cu (60) −Mn (20) −Al (20)
原子%、Cu (55)−Mn (20)−Al (2
5)及びCu (45)−Mn (30) −Al(2
5)原子%の組成を有する3 fiの銅合金溶湯(融点
は夫々約930℃、約920℃及び約950℃)を用い
て、実施例1と同様にして直径180μmの銅合金フィ
ラメントを作製し、次いで約0.5 torr以下の減
圧τ囲気下、900℃で3時間熱処理した。得られた各
熱処理物はほとんど全長に亘って竹状構造を有し、いず
れも180度密若曲げの可能な高柔軟性のものであった
。
原子%、Cu (55)−Mn (20)−Al (2
5)及びCu (45)−Mn (30) −Al(2
5)原子%の組成を有する3 fiの銅合金溶湯(融点
は夫々約930℃、約920℃及び約950℃)を用い
て、実施例1と同様にして直径180μmの銅合金フィ
ラメントを作製し、次いで約0.5 torr以下の減
圧τ囲気下、900℃で3時間熱処理した。得られた各
熱処理物はほとんど全長に亘って竹状構造を有し、いず
れも180度密若曲げの可能な高柔軟性のものであった
。
実施例3
Cu (65) −Mn (2)−Al (33)原子
%、Cu (58) −Mn (34)−Al (8)
原子%及びCu (92) −Mn (3)−Al (
5)原子%の各組成を有する銅合金(融点は夫々約10
30℃、約890℃、約1060℃)を使用した他は実
施例2と同様にして紡糸及び熱処理を行なった。
%、Cu (58) −Mn (34)−Al (8)
原子%及びCu (92) −Mn (3)−Al (
5)原子%の各組成を有する銅合金(融点は夫々約10
30℃、約890℃、約1060℃)を使用した他は実
施例2と同様にして紡糸及び熱処理を行なった。
得られたフィラメントは、いずれもほとんど全長に亘り
デンドライト状組織を持たない単結晶が竹状構造に連な
ったものであり、180度密着曲げ可能な柔軟性のすぐ
れたものであった。
デンドライト状組織を持たない単結晶が竹状構造に連な
ったものであり、180度密着曲げ可能な柔軟性のすぐ
れたものであった。
実施例4
Cu (50) −Mn (25)−Al (25)原
子%の組成を有する銅合金(融点は約920℃)を用い
て、実施例1と同様にして直径180μmのフィラメン
トを作製し、次いで約0.5 torr以下の減圧雰囲
気下、620℃および300℃でそれぞれ3時間又は5
時間の熱処理をした。620℃で熱処理したフィラメン
トはいずれも竹状構造を有し、180度に密着的げので
きる柔軟なものであったが、300℃で熱処理したフィ
ラメントはいずれも竹状構造とはならず、フィラメント
のどの断面においても2個以上の結晶粒を有する多結晶
質になっており、脆弱なものであった。
子%の組成を有する銅合金(融点は約920℃)を用い
て、実施例1と同様にして直径180μmのフィラメン
トを作製し、次いで約0.5 torr以下の減圧雰囲
気下、620℃および300℃でそれぞれ3時間又は5
時間の熱処理をした。620℃で熱処理したフィラメン
トはいずれも竹状構造を有し、180度に密着的げので
きる柔軟なものであったが、300℃で熱処理したフィ
ラメントはいずれも竹状構造とはならず、フィラメント
のどの断面においても2個以上の結晶粒を有する多結晶
質になっており、脆弱なものであった。
[発明の効果]
本発明は以上の様に構成されており、銅合金からなるフ
ィラメント本来の優れた磁気的、電気的特性を保持しつ
つ、その最大の欠点とされる脆弱さを改質して極めて柔
軟で曲げ易い特性を与えることができ、その取扱い性を
著しく改善することがでさた。その結果、たとえば抵抗
変化型温度センサー等への適用も容易となり、応用分野
の大幅な拡大を期待することができる。
ィラメント本来の優れた磁気的、電気的特性を保持しつ
つ、その最大の欠点とされる脆弱さを改質して極めて柔
軟で曲げ易い特性を与えることができ、その取扱い性を
著しく改善することがでさた。その結果、たとえば抵抗
変化型温度センサー等への適用も容易となり、応用分野
の大幅な拡大を期待することができる。
第1.2図は回転液中紡糸法を説明するための図であり
、第1図は概略正面図、第2図は一部断面側面図である
。 1:るつぼ 2:OJ!出ノズル3:ヒータ
ー 4:フィラメント5:不活性ガス
6:回転ドラム7:モータ 8:冷却液体 9:?!却液面 10:ベルト出願人 大
中 逸 雄 第1図 第2図
、第1図は概略正面図、第2図は一部断面側面図である
。 1:るつぼ 2:OJ!出ノズル3:ヒータ
ー 4:フィラメント5:不活性ガス
6:回転ドラム7:モータ 8:冷却液体 9:?!却液面 10:ベルト出願人 大
中 逸 雄 第1図 第2図
Claims (5)
- (1)フィラメント長手方向の少なくとも一部に、デン
ドライト状組織を有しない単結晶が、竹の節状に形成さ
れた結晶粒界を境にして連続的に連なつた構造を有する
ものであることを特徴とする銅合金フィラメント。 - (2)Cu−Mn−Al系合金が、Mn:1〜35原子
%、Al:5〜35原子%(但しMnとAlの和が6〜
60原子%)、並びに残部がCu及び不可避不純物であ
る特許請求の範囲第1項に記載の銅合金フィラメント。 - (3)溶融銅合金を溶融紡糸法によりフィラメント状と
した後、該銅合金の融点未満で且つ該融点の2/3以上
の温度で熱処理したものである特許請求の範囲第1又は
2項に記載の銅合金フィラメント。 - (4)回転する円筒状ドラム内において遠心力により形
成された冷却液体中に、紡出ノズルを通して溶融銅合金
を噴射し、冷却固化して得られる銅合金フィラメントを
、該銅合金の融点未満で且つ該融点の2/3以上の温度
で熱処理することを特徴とする銅合金フィラメントの製
造法。 - (5)銅合金が、Mn:1〜35原子%、Al:5〜3
5原子%(但しMnとAlの和が6〜60原子%)、並
びに残部がCu及び不可避不純物である特許請求の範囲
第4項に記載の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61212948A JPH07103492B2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 | 銅合金フイラメント及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61212948A JPH07103492B2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 | 銅合金フイラメント及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6366323A true JPS6366323A (ja) | 1988-03-25 |
| JPH07103492B2 JPH07103492B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=16630948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61212948A Expired - Lifetime JPH07103492B2 (ja) | 1986-09-09 | 1986-09-09 | 銅合金フイラメント及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07103492B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0280618A (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-20 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 導電性繊維及びその製法 |
| US6710130B2 (en) | 2001-03-30 | 2004-03-23 | Chisso Corporation | Propylene polymer composition and its foam moldings |
| JP2017518439A (ja) * | 2014-05-06 | 2017-07-06 | マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー | 溶融スピンによって製造されたオリゴ結晶性形状記憶合金ワイヤ |
-
1986
- 1986-09-09 JP JP61212948A patent/JPH07103492B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0280618A (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-20 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 導電性繊維及びその製法 |
| US6710130B2 (en) | 2001-03-30 | 2004-03-23 | Chisso Corporation | Propylene polymer composition and its foam moldings |
| JP2017518439A (ja) * | 2014-05-06 | 2017-07-06 | マサチューセッツ インスティテュート オブ テクノロジー | 溶融スピンによって製造されたオリゴ結晶性形状記憶合金ワイヤ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07103492B2 (ja) | 1995-11-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0580538B2 (ja) | ||
| US10889883B2 (en) | Continuous shape memory alloy wire production by melt spinning | |
| Nam et al. | Microstructures and shape memory characteristics of Ti–25Ni–25Cu (at.%) alloy ribbons | |
| JPH0445246A (ja) | 高力マグネシウム基合金 | |
| JPH07103492B2 (ja) | 銅合金フイラメント及びその製造法 | |
| CN120696248A (zh) | 一种高强高导铜合金线材及梯度挤压制备方法 | |
| JPH0336225A (ja) | 単結晶連鎖組織金属細線およびその製造方法 | |
| JPS6368245A (ja) | 銅合金フイラメントおよびその製造方法 | |
| JPH07316755A (ja) | Al基非晶質金属フィラメント | |
| JP2002003964A (ja) | 高い曲げ疲労特性を有する銅合金線、棒、帯等の長尺体及びその製造方法 | |
| US4946746A (en) | Novel metal fiber and process for producing the same | |
| JP2001107164A (ja) | Ni−Ti系形状記憶合金線材及びその製造方法 | |
| US5534083A (en) | Method for producing a reinforcing stainless steel wire-aluminum alloy composite structure and a product thereof | |
| JPH01150444A (ja) | 一方向樹枝状組織を有する高靭性及び高柔軟性の金属繊維 | |
| JPS6256393A (ja) | 竹状構造を有する金属フイラメントおよびその製造方法 | |
| JPH01150445A (ja) | 単結晶質金属繊維及びその製法 | |
| Clapp et al. | Flexible A‐15 superconducting tape via the amorphous state | |
| CN121046824B (zh) | 一种蒙烯单晶铜丝材料及其制备方法 | |
| JPH059184B2 (ja) | ||
| JPS6213427B2 (ja) | ||
| JPH0929399A (ja) | 非晶質金属細線の製造方法 | |
| JPS6375118A (ja) | 鉄系金属フイラメントおよびその製法 | |
| JPH0331457A (ja) | 形状記憶合金線条体の製造方法 | |
| JP2003268477A (ja) | 高延性Mg合金 | |
| JPH0316218B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |