JPS6367442B2 - - Google Patents
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- JPS6367442B2 JPS6367442B2 JP59233682A JP23368284A JPS6367442B2 JP S6367442 B2 JPS6367442 B2 JP S6367442B2 JP 59233682 A JP59233682 A JP 59233682A JP 23368284 A JP23368284 A JP 23368284A JP S6367442 B2 JPS6367442 B2 JP S6367442B2
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Description
「産業上の利用分野」
本発明は、基礎平面部の適所に変形突子が付設
されてなる窯業製役物素体を製造する圧縮成形方
法及び該圧縮成形方法に用いる圧縮成形装置に関
するものである。 「従来技術とその問題点」 第10図に示す如く、基礎平面部2の適所に変
形突子3が付設された役物素体1(同図は巾木タ
イル素子である場合を示す)がある。従来、該役
物素体1は、第11図に示す如き従来装置4によ
つて製造していた。同図は、従来装置4における
圧縮成形型部を示す側断面図である。該従来装置
4は、上型5、枠型6、下型7からなり、枠型6
内において下型7が下降してできる成形凹部内に
坏土を充填し、該枠型6内に前記上型5を装入し
て加圧することによつて前記の如き役物素体1
(第10図参照)を製造していた。 ところで、一般に圧縮成形によつて製造される
窯業素体は、原料の充填量を成形品の体積で除し
た値、すなわち、圧縮比が2となることが好まし
いとされている。そこで、前記従来装置4によつ
て製造された役物素体1について、基礎平面部2
と変形突子3とにおける圧縮比を夫々算出してみ
る。 基礎平面部2の圧縮比=長さb×高さH2×幅l/長さb
×高さh2×幅l =H2/h2 変形突子3の圧縮比=長さa×高さH1×幅l/長さa×
高さh1×幅l =H1/h1 となる。ここで、仮に役物素体1における基礎平
面部2の厚さ寸法h2を5mmとし、変形突子3の高
さ寸法h1を13.5mmと仮定する。このとき、前記基
礎平面部2の圧縮比(H2/h2)が2となるよう
にするには、前記従来装置4における基礎平面部
2用の成形凹部2′の深さ寸法H2を10mmとしなけ
ればならない。従つて、前記従来装置4における
変形突子3用の成形凹部3′の深さ寸法H1は、前
記成形凹部2′の深さ寸法H2に、基礎平面部2と
変形突子3との差(h1−h2)である8.5mmを加え
た寸法(18.5mm)となる。しかし、このことによ
つて、前記変形突子3の圧縮比(H1/h1)は1.37
となつてしまい、当該変形突子3の圧縮比が不足
する結果となる。このようなことから、従来装置
4によつて製造される窯業製役物素体1は、その
後の焼成工程においてひび割れ、反り、変形等が
発生していた。 一方、図示は省略するが、主に鉄鋼業界では、
前記の如き欠点を除去するために、上型及び下型
の加圧面が複数に分割された圧縮成形装置が知ら
れている。該鉄鋼業界における圧縮成形装置は、
各分割型相互の合型タイミングを適宜に変化させ
ることによつて、その成形凹部内に充填された原
料を移動させ、もつて原料にかかる加圧力を成形
凹部内において均一化して、焼結成形体の品質管
理をしていた。そして、これが圧縮成形方法にお
ける従来からの一般的技術通念となつていた。し
かし、このような方法においても、原料の材質や
含水率及び成形体の形状等、種々の条件における
微妙な変化によつて原料の移動度合が異なり、満
足な結果は得られなかつた。 「発明の構成」 (発明の目的) 本発明は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、圧縮成形方法における従来からの一
般的技術通念を真向から打ち破つた全く新規な窯
業製役物素体の圧縮成形方法(以下、本発明方法
という)及び窯業製役物素体の圧縮成形装置(以
下、本発明装置という)を提供することによつ
て、焼成後の役物製品にひび割れ、反り、変形等
が発生しないようにすることを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本発明方法の要旨とするところは、基礎平面部
の適所に変形突子が付設された窯業製役物素体を
製造する圧縮成形方法において、枠型内で互いに
相隣関係にある扁平下型及び変形部下型を下降さ
せ、前記扁平下型上の成形凹部は前記役物素体に
おける基礎平面部の2倍体積に等しい容積に設定
し、前記変形部下型上の成形凹部は前記役物素体
における変形突子の2倍体積と等しい容積に設定
し、次ぎに前記枠型上面に原料充填用粉マスを通
過させて前記両成形凹部に成形原料を充填し、前
記扁平下型へ下向きに対向する原料移動阻止型を
その加圧面が充填原料層の上面に接触するまで下
降させ、該扁平下型と原料移動阻止型とを両者の
上下間隔が不変のまま下降させ又は前記変形部下
型と枠型とを上昇させることにより前記扁平下型
の加圧面と変形部下型の加圧面との間の高低差が
前記役物素体における変形突子の突出量に等しく
なるように設定し、次ぎに前記変形部下型に下向
きに対応する変形部上型をその加圧面が前記枠型
内へ面した原料移動阻止型の加圧面と面一に連続
する位置まで下降させ、しかる後、前記扁平下型
及び変形部下型からなる結合下型と原料移動阻止
型及び変形部上型からなる結合上型とを相対的に
対向加圧して窯業製役物素体を製造する点にあ
る。 また、本発明装置の要旨とするところは、基礎
平面部の適所に変形突子が付設された窯業製役物
素体を製造する圧縮成形装置において、枠型内に
収納された下型が前記役物素体の基礎平面部を形
成する扁平下型と役物素体の変形突子を形成する
変形部下型とに分割され、前記枠型上方に待機す
る上型が前記扁平下型に対応する加圧面を備えた
原料移動阻止型と前記変形部下型に対応する加圧
面を備えた変形部上型とに分割され、前記原料移
動阻止型には前記変形部上型との隣接側面に原料
用の垂下誘導面が形成されており、これら扁平下
型、変形部下型、原料移動阻止型、変形部上型及
び枠型は各別の駆動機構によりそれぞれ単独に昇
降可能になされている点にある。 (実施例) 以下本発明を、その実施例を示す図面に基づい
て説明すると次のとおりである。 第1図は、前記第10図に示す如き役物素体1
を製造する態様の本発明装置を示す正面図、第2
図は同側面図である。第1図において、本発明装
置の最も特徴とする構造部分は矢符A部にある。 第3図は、前記第1図における矢符A部を拡大
して示す正面図である。同図に示すように、本発
明装置は、結合下型12と枠型11と結合上型8
とから構成されている。 枠型11は、従来装置4の枠型6(第11図参
照)と略々同様なものであつて、前記結合下型1
2と結合上型8とを対向させた状態で共に嵌め込
むようになされている。 結合下型12は、扁平下型13と変形部下型1
4とからなる。 扁平下型13は、その加圧面13aが扁平に形
成されており、その基部が下第1ボルスタ17に
固定されている。 変形部下型14は、枠型11内において前記扁
平下型13に隣接し、その基部が前記下第1ボル
スタ17を貫通して下第2ボルスタ18に固定さ
れている。 結合上型8は、原料移動阻止型9と変形部上型
10とからなる。 原料移動阻止型9は、前記結合下型12の扁平
下型13と対向して、役物素体1における基礎平
面部2用の成形凹部を形成するものであつて、そ
の基部が上第2ボルスタ16に固定されている。 変形部上型10は、前記結合下型12の変形部
下型14と対向して、役物素体1における変形突
子3用の成形凹部を形成するものであつて、その
基部が前記上第2ボルスタ16を貫通して上第1
ボルスタ15に固定されている。 そして、これら原料移動阻止型9、変形部上型
10、枠型11、扁平下型13、変形部下型14
は、前記第1図及び第2図に示すように、夫々独
自の駆動機構を備えている。つまり、変形部上型
10は第1シリンダー20によつて昇降し、原料
移動阻止型9は第2シリンダー21によつて昇降
し、枠型11は第3シリンダー22によつて昇降
し、変形部下型14は第4シリンダー23によつ
て昇降し、扁平下型13は第5シリンダー24に
よつて昇降する。 次ぎに、上記の如くして構成される本発明装置
の動きを第3図乃至第8図に基づいて説明する。 第3図に示すように、本発明装置は、原料移動
阻止型9及び変形部上型10が上方域に停止し、
且つ扁平下型13及び変形部下型14が下方域に
停止した状態で待機している。また、前記扁平下
型13は、該扁平下型13用の下第1ボルスタ1
7が、前記変形部下型14用の下第2ボルスタ1
8よりも僅か上方へ離隔するように待機してい
る。このとき、枠型11内において、扁平下型1
3の上部に形成される成形凹部は、その深さ寸法
が、役物素体1(第10図参照)における基礎平
面部2の厚さ寸法h2を2倍した値(2h2)に設定
されている。すなわち、該成形凹部の内容積は、
前記役物素体1における基礎平面部2の2倍体積
に等しい。また、枠型11内において、変形部下
型14の上部に形成される成形凹部は、その深さ
寸法が、前記役物素体1における変形突子3の高
さ寸法h1を2倍した値(2h1)に設定されている。
すなわち、該成形凹部の内容積は、前記役物素体
1における変形突子3の2倍体積に等しい。 まず、枠型11上面に原料充填用の粉マス(図
示省略)を通過させて、扁平下型13及び変形部
下型14によつて枠型11内に形成された両成形
凹部内に原料(坏土)を充填する。そして第4図
に示すように、上第2ボルスタ16を下降させて
原料移動阻止型9の加圧面9aを充填原料層19
の上面に接触させる。次ぎに前記原料移動阻止型
9と扁平下型13との上下間隔を不変の状態に保
持しつつ、第5図に示す如く上第2ボルスタ16
と下第1ボルスタ17とを下降させる。この下降
限度は、前記扁平下型13の加圧面13aと変形
部下型14の加圧面14aとの間の高低差が、前
記役物素体1(第10図参照)における変形突子
3の突出量(h1−h2)に等しくなる位置である。
また勿論、前記下降終点位置の変形部下型14
は、枠型11の厚さ域内に位置していなければな
らない。また、該下降終点位置においては、前記
扁平下型13用の下第1ボルスタ17と、変形部
下型14用の下第2ボルスタ18とが合致するよ
うに設定しておくことが好ましい。ところで、前
記原料移動阻止型9には、前記変形部上型10に
対する隣接側面に、略々垂直状に切り立つた原料
用の垂下誘導面9bが形成されている。そのた
め、上記の如く原料移動阻止型9及び扁平下型1
3を下降させても、変形部下型14上の原料は、
前記原料移動阻止型9の垂下誘導面9bによつて
扁平下型13上への流動を阻まれるようになつて
いる。従つて、変形部下型14上に充填された原
料も前記扁平下型13上に充填された原料も、そ
れぞれ充填当初の均一な密度分布が害されること
はない。そこで、第5a図に示す如く、変形部上
型10を、その下向きの加圧面10aが、前記成
形凹部内の充填原料層19上面に接触する位置ま
で下降させる。そして、第5b図に示す如く、引
続き、該変形部上型10を下降させて、その加圧
面10aが、隣接した原料移動阻止型9の加圧面
9aと面一になるようにする。そして、両加圧面
10a,9aを面一とした後は、双方の型10及
び9を、役物素体の形成寸法(二点鎖線で示す位
置)に合わせるように同時に圧下する。ところ
で、扁平下型13の加圧面13aに比して変形部
下型14における加圧面14aの受圧面積はかな
り小さく、該変形部下型14上の原料は圧縮比が
不足するかの如き錯覚を生む。しかし、前述した
如く、変形部上型10を下降させて、その加圧面
10aを原料移動阻止型9の加圧面9aと面一に
するとき(第5a図の状態から第5b図の状態へ
移るとき)に、前記変形部下型14上の原料は、
原料移動阻止型9の垂下誘導面9bによる流動阻
止作用を受けてその真下部へ少く加圧されるよう
になつている。そのため、変形部下型14上での
原料の充填密度は、予め他の部分よりも若干高く
なつており、変形部上型10及び原料移動阻止型
9による同時下降時には、双方の成形凹部内にわ
たる全域で圧縮比が均らされることとなる。な
お、前記変形部上型10の下降量は、第5a図に
より明らかなように、前記原料移動阻止型9及び
扁平下型13を、第4図に示した状態から第5図
に示した状態まで下降させた量(h1−h2)に対応
する。すなわち、この寸法(h1−h2)は、役物素
体1(第10図参照)における変形突子3の突出
量に等しい。結局、前記変形部上型10の単独下
降による原料加圧は、前記変形突子3の圧縮比
を、他の箇所と均等にするための予備加圧である
と言うことができる。上記の如き双方の型10及
び9による加圧状態を第6図に示す。そして、第
7図に示す如き枠型11を下降させると共に、第
8図に示す如く結合上型8を上昇させて脱型す
る。 次ぎに、前記従来装置4(第11図参照)によ
つて製造された役物素体と、本発明装置によつて
製造された役物素体とにおいて、夫々その複数箇
所における硬度を計測した結果を<表1>及び<
表2>に示す。<表1>は従来装置4によつて製
造された役物素体の硬度を示すものであつて、<
表2>は本発明装置によつて製造された役物素体
の硬度を示すものである。また、第9図は役物素
体における計測位置を示すものである。尚、計測
は、高分子計測器製作所製のラバーテスター(B
型硬度計)を使用して行つた。
されてなる窯業製役物素体を製造する圧縮成形方
法及び該圧縮成形方法に用いる圧縮成形装置に関
するものである。 「従来技術とその問題点」 第10図に示す如く、基礎平面部2の適所に変
形突子3が付設された役物素体1(同図は巾木タ
イル素子である場合を示す)がある。従来、該役
物素体1は、第11図に示す如き従来装置4によ
つて製造していた。同図は、従来装置4における
圧縮成形型部を示す側断面図である。該従来装置
4は、上型5、枠型6、下型7からなり、枠型6
内において下型7が下降してできる成形凹部内に
坏土を充填し、該枠型6内に前記上型5を装入し
て加圧することによつて前記の如き役物素体1
(第10図参照)を製造していた。 ところで、一般に圧縮成形によつて製造される
窯業素体は、原料の充填量を成形品の体積で除し
た値、すなわち、圧縮比が2となることが好まし
いとされている。そこで、前記従来装置4によつ
て製造された役物素体1について、基礎平面部2
と変形突子3とにおける圧縮比を夫々算出してみ
る。 基礎平面部2の圧縮比=長さb×高さH2×幅l/長さb
×高さh2×幅l =H2/h2 変形突子3の圧縮比=長さa×高さH1×幅l/長さa×
高さh1×幅l =H1/h1 となる。ここで、仮に役物素体1における基礎平
面部2の厚さ寸法h2を5mmとし、変形突子3の高
さ寸法h1を13.5mmと仮定する。このとき、前記基
礎平面部2の圧縮比(H2/h2)が2となるよう
にするには、前記従来装置4における基礎平面部
2用の成形凹部2′の深さ寸法H2を10mmとしなけ
ればならない。従つて、前記従来装置4における
変形突子3用の成形凹部3′の深さ寸法H1は、前
記成形凹部2′の深さ寸法H2に、基礎平面部2と
変形突子3との差(h1−h2)である8.5mmを加え
た寸法(18.5mm)となる。しかし、このことによ
つて、前記変形突子3の圧縮比(H1/h1)は1.37
となつてしまい、当該変形突子3の圧縮比が不足
する結果となる。このようなことから、従来装置
4によつて製造される窯業製役物素体1は、その
後の焼成工程においてひび割れ、反り、変形等が
発生していた。 一方、図示は省略するが、主に鉄鋼業界では、
前記の如き欠点を除去するために、上型及び下型
の加圧面が複数に分割された圧縮成形装置が知ら
れている。該鉄鋼業界における圧縮成形装置は、
各分割型相互の合型タイミングを適宜に変化させ
ることによつて、その成形凹部内に充填された原
料を移動させ、もつて原料にかかる加圧力を成形
凹部内において均一化して、焼結成形体の品質管
理をしていた。そして、これが圧縮成形方法にお
ける従来からの一般的技術通念となつていた。し
かし、このような方法においても、原料の材質や
含水率及び成形体の形状等、種々の条件における
微妙な変化によつて原料の移動度合が異なり、満
足な結果は得られなかつた。 「発明の構成」 (発明の目的) 本発明は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、圧縮成形方法における従来からの一
般的技術通念を真向から打ち破つた全く新規な窯
業製役物素体の圧縮成形方法(以下、本発明方法
という)及び窯業製役物素体の圧縮成形装置(以
下、本発明装置という)を提供することによつ
て、焼成後の役物製品にひび割れ、反り、変形等
が発生しないようにすることを目的とする。 (問題点を解決するための手段) 本発明方法の要旨とするところは、基礎平面部
の適所に変形突子が付設された窯業製役物素体を
製造する圧縮成形方法において、枠型内で互いに
相隣関係にある扁平下型及び変形部下型を下降さ
せ、前記扁平下型上の成形凹部は前記役物素体に
おける基礎平面部の2倍体積に等しい容積に設定
し、前記変形部下型上の成形凹部は前記役物素体
における変形突子の2倍体積と等しい容積に設定
し、次ぎに前記枠型上面に原料充填用粉マスを通
過させて前記両成形凹部に成形原料を充填し、前
記扁平下型へ下向きに対向する原料移動阻止型を
その加圧面が充填原料層の上面に接触するまで下
降させ、該扁平下型と原料移動阻止型とを両者の
上下間隔が不変のまま下降させ又は前記変形部下
型と枠型とを上昇させることにより前記扁平下型
の加圧面と変形部下型の加圧面との間の高低差が
前記役物素体における変形突子の突出量に等しく
なるように設定し、次ぎに前記変形部下型に下向
きに対応する変形部上型をその加圧面が前記枠型
内へ面した原料移動阻止型の加圧面と面一に連続
する位置まで下降させ、しかる後、前記扁平下型
及び変形部下型からなる結合下型と原料移動阻止
型及び変形部上型からなる結合上型とを相対的に
対向加圧して窯業製役物素体を製造する点にあ
る。 また、本発明装置の要旨とするところは、基礎
平面部の適所に変形突子が付設された窯業製役物
素体を製造する圧縮成形装置において、枠型内に
収納された下型が前記役物素体の基礎平面部を形
成する扁平下型と役物素体の変形突子を形成する
変形部下型とに分割され、前記枠型上方に待機す
る上型が前記扁平下型に対応する加圧面を備えた
原料移動阻止型と前記変形部下型に対応する加圧
面を備えた変形部上型とに分割され、前記原料移
動阻止型には前記変形部上型との隣接側面に原料
用の垂下誘導面が形成されており、これら扁平下
型、変形部下型、原料移動阻止型、変形部上型及
び枠型は各別の駆動機構によりそれぞれ単独に昇
降可能になされている点にある。 (実施例) 以下本発明を、その実施例を示す図面に基づい
て説明すると次のとおりである。 第1図は、前記第10図に示す如き役物素体1
を製造する態様の本発明装置を示す正面図、第2
図は同側面図である。第1図において、本発明装
置の最も特徴とする構造部分は矢符A部にある。 第3図は、前記第1図における矢符A部を拡大
して示す正面図である。同図に示すように、本発
明装置は、結合下型12と枠型11と結合上型8
とから構成されている。 枠型11は、従来装置4の枠型6(第11図参
照)と略々同様なものであつて、前記結合下型1
2と結合上型8とを対向させた状態で共に嵌め込
むようになされている。 結合下型12は、扁平下型13と変形部下型1
4とからなる。 扁平下型13は、その加圧面13aが扁平に形
成されており、その基部が下第1ボルスタ17に
固定されている。 変形部下型14は、枠型11内において前記扁
平下型13に隣接し、その基部が前記下第1ボル
スタ17を貫通して下第2ボルスタ18に固定さ
れている。 結合上型8は、原料移動阻止型9と変形部上型
10とからなる。 原料移動阻止型9は、前記結合下型12の扁平
下型13と対向して、役物素体1における基礎平
面部2用の成形凹部を形成するものであつて、そ
の基部が上第2ボルスタ16に固定されている。 変形部上型10は、前記結合下型12の変形部
下型14と対向して、役物素体1における変形突
子3用の成形凹部を形成するものであつて、その
基部が前記上第2ボルスタ16を貫通して上第1
ボルスタ15に固定されている。 そして、これら原料移動阻止型9、変形部上型
10、枠型11、扁平下型13、変形部下型14
は、前記第1図及び第2図に示すように、夫々独
自の駆動機構を備えている。つまり、変形部上型
10は第1シリンダー20によつて昇降し、原料
移動阻止型9は第2シリンダー21によつて昇降
し、枠型11は第3シリンダー22によつて昇降
し、変形部下型14は第4シリンダー23によつ
て昇降し、扁平下型13は第5シリンダー24に
よつて昇降する。 次ぎに、上記の如くして構成される本発明装置
の動きを第3図乃至第8図に基づいて説明する。 第3図に示すように、本発明装置は、原料移動
阻止型9及び変形部上型10が上方域に停止し、
且つ扁平下型13及び変形部下型14が下方域に
停止した状態で待機している。また、前記扁平下
型13は、該扁平下型13用の下第1ボルスタ1
7が、前記変形部下型14用の下第2ボルスタ1
8よりも僅か上方へ離隔するように待機してい
る。このとき、枠型11内において、扁平下型1
3の上部に形成される成形凹部は、その深さ寸法
が、役物素体1(第10図参照)における基礎平
面部2の厚さ寸法h2を2倍した値(2h2)に設定
されている。すなわち、該成形凹部の内容積は、
前記役物素体1における基礎平面部2の2倍体積
に等しい。また、枠型11内において、変形部下
型14の上部に形成される成形凹部は、その深さ
寸法が、前記役物素体1における変形突子3の高
さ寸法h1を2倍した値(2h1)に設定されている。
すなわち、該成形凹部の内容積は、前記役物素体
1における変形突子3の2倍体積に等しい。 まず、枠型11上面に原料充填用の粉マス(図
示省略)を通過させて、扁平下型13及び変形部
下型14によつて枠型11内に形成された両成形
凹部内に原料(坏土)を充填する。そして第4図
に示すように、上第2ボルスタ16を下降させて
原料移動阻止型9の加圧面9aを充填原料層19
の上面に接触させる。次ぎに前記原料移動阻止型
9と扁平下型13との上下間隔を不変の状態に保
持しつつ、第5図に示す如く上第2ボルスタ16
と下第1ボルスタ17とを下降させる。この下降
限度は、前記扁平下型13の加圧面13aと変形
部下型14の加圧面14aとの間の高低差が、前
記役物素体1(第10図参照)における変形突子
3の突出量(h1−h2)に等しくなる位置である。
また勿論、前記下降終点位置の変形部下型14
は、枠型11の厚さ域内に位置していなければな
らない。また、該下降終点位置においては、前記
扁平下型13用の下第1ボルスタ17と、変形部
下型14用の下第2ボルスタ18とが合致するよ
うに設定しておくことが好ましい。ところで、前
記原料移動阻止型9には、前記変形部上型10に
対する隣接側面に、略々垂直状に切り立つた原料
用の垂下誘導面9bが形成されている。そのた
め、上記の如く原料移動阻止型9及び扁平下型1
3を下降させても、変形部下型14上の原料は、
前記原料移動阻止型9の垂下誘導面9bによつて
扁平下型13上への流動を阻まれるようになつて
いる。従つて、変形部下型14上に充填された原
料も前記扁平下型13上に充填された原料も、そ
れぞれ充填当初の均一な密度分布が害されること
はない。そこで、第5a図に示す如く、変形部上
型10を、その下向きの加圧面10aが、前記成
形凹部内の充填原料層19上面に接触する位置ま
で下降させる。そして、第5b図に示す如く、引
続き、該変形部上型10を下降させて、その加圧
面10aが、隣接した原料移動阻止型9の加圧面
9aと面一になるようにする。そして、両加圧面
10a,9aを面一とした後は、双方の型10及
び9を、役物素体の形成寸法(二点鎖線で示す位
置)に合わせるように同時に圧下する。ところ
で、扁平下型13の加圧面13aに比して変形部
下型14における加圧面14aの受圧面積はかな
り小さく、該変形部下型14上の原料は圧縮比が
不足するかの如き錯覚を生む。しかし、前述した
如く、変形部上型10を下降させて、その加圧面
10aを原料移動阻止型9の加圧面9aと面一に
するとき(第5a図の状態から第5b図の状態へ
移るとき)に、前記変形部下型14上の原料は、
原料移動阻止型9の垂下誘導面9bによる流動阻
止作用を受けてその真下部へ少く加圧されるよう
になつている。そのため、変形部下型14上での
原料の充填密度は、予め他の部分よりも若干高く
なつており、変形部上型10及び原料移動阻止型
9による同時下降時には、双方の成形凹部内にわ
たる全域で圧縮比が均らされることとなる。な
お、前記変形部上型10の下降量は、第5a図に
より明らかなように、前記原料移動阻止型9及び
扁平下型13を、第4図に示した状態から第5図
に示した状態まで下降させた量(h1−h2)に対応
する。すなわち、この寸法(h1−h2)は、役物素
体1(第10図参照)における変形突子3の突出
量に等しい。結局、前記変形部上型10の単独下
降による原料加圧は、前記変形突子3の圧縮比
を、他の箇所と均等にするための予備加圧である
と言うことができる。上記の如き双方の型10及
び9による加圧状態を第6図に示す。そして、第
7図に示す如き枠型11を下降させると共に、第
8図に示す如く結合上型8を上昇させて脱型す
る。 次ぎに、前記従来装置4(第11図参照)によ
つて製造された役物素体と、本発明装置によつて
製造された役物素体とにおいて、夫々その複数箇
所における硬度を計測した結果を<表1>及び<
表2>に示す。<表1>は従来装置4によつて製
造された役物素体の硬度を示すものであつて、<
表2>は本発明装置によつて製造された役物素体
の硬度を示すものである。また、第9図は役物素
体における計測位置を示すものである。尚、計測
は、高分子計測器製作所製のラバーテスター(B
型硬度計)を使用して行つた。
【表】
【表】
【表】
(別態様の検討)
前記本発明装置の動きについて、第5図に示す
如く扁平下型13と原料移動阻止型9とを、その
相互間隔を保持したまま下降させるのに限らず、
変形部下型14と枠型11とを共に上昇させても
よい。このように、本発明方法及び本発明装置の
構成は、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で実施
の態様に応じて適宜変更可能なものである。 「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、本発明に係る窯
業製役物素体の圧縮成形方法及び圧縮成形装置
は、圧縮成形方法における従来からの一般的技術
通念を真向から打ち破つた全く新規なものである
といえる。つまり、従来の圧縮成形方法において
は、上型及び下型を複数に分割するという発想は
あつたものの、記述した如く、該発想の根源は、
各分割型相互の合型タイミングをずらして加圧す
ることによつて、成形凹部内の原料を適宜に移動
させ、もつて原料にかかる加圧力を成形凹部内に
おいて均一化していたのに対し、本発明方法及び
本発明装置では、成形凹部内における原料の移動
を阻止することによつて、役物素体における各部
の原料充填密度及び加圧力の作用配分を均一にす
るというものである。すなわち、本発明装置の要
部構造によく似たものが、仮に従来装置に存在し
ていたとしても、それは、目的、作用、効果の面
で全く異にするものであることはいうまでもな
い。また、上型及び下型は、複数の部分型に分離
形成されているものであるから、そのうちの一つ
の部分型が破損等した場合であつても、該破損箇
所のある部分型さえ取り外して修理すればよく、
その修理作業が簡単に行えると共に、修理費用も
安価になる等、幾多の優れた利点を有している。
如く扁平下型13と原料移動阻止型9とを、その
相互間隔を保持したまま下降させるのに限らず、
変形部下型14と枠型11とを共に上昇させても
よい。このように、本発明方法及び本発明装置の
構成は、本願発明の要旨を逸脱しない範囲で実施
の態様に応じて適宜変更可能なものである。 「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、本発明に係る窯
業製役物素体の圧縮成形方法及び圧縮成形装置
は、圧縮成形方法における従来からの一般的技術
通念を真向から打ち破つた全く新規なものである
といえる。つまり、従来の圧縮成形方法において
は、上型及び下型を複数に分割するという発想は
あつたものの、記述した如く、該発想の根源は、
各分割型相互の合型タイミングをずらして加圧す
ることによつて、成形凹部内の原料を適宜に移動
させ、もつて原料にかかる加圧力を成形凹部内に
おいて均一化していたのに対し、本発明方法及び
本発明装置では、成形凹部内における原料の移動
を阻止することによつて、役物素体における各部
の原料充填密度及び加圧力の作用配分を均一にす
るというものである。すなわち、本発明装置の要
部構造によく似たものが、仮に従来装置に存在し
ていたとしても、それは、目的、作用、効果の面
で全く異にするものであることはいうまでもな
い。また、上型及び下型は、複数の部分型に分離
形成されているものであるから、そのうちの一つ
の部分型が破損等した場合であつても、該破損箇
所のある部分型さえ取り外して修理すればよく、
その修理作業が簡単に行えると共に、修理費用も
安価になる等、幾多の優れた利点を有している。
第1図は本発明装置を示す正面図、第2図は同
側面図、第3図、第4図、第5図、第5a図、第
5b図、第6図、第7図及び第8図のそれぞれは
いずれも第1図中の矢符A部を拡大して示すもの
であつて本発明装置の稼働状況を順を追つて描い
た正面断面図、第9図はラバーテスターによる計
測位置を示す役物素体の裏面からの斜視図、第1
0図は役物素体を示す斜視図、第11図は従来装
置の圧縮成形型部を示す正面図である。 1……役物素体、2……基礎平面部、3……変
形突子、4……従来装置、8……結合上型、9…
…原料移動阻止型、10……変形部上型、11…
…枠型、12……結合下型、13……扁平下型、
14……変形部下型、9b……垂下誘導面。
側面図、第3図、第4図、第5図、第5a図、第
5b図、第6図、第7図及び第8図のそれぞれは
いずれも第1図中の矢符A部を拡大して示すもの
であつて本発明装置の稼働状況を順を追つて描い
た正面断面図、第9図はラバーテスターによる計
測位置を示す役物素体の裏面からの斜視図、第1
0図は役物素体を示す斜視図、第11図は従来装
置の圧縮成形型部を示す正面図である。 1……役物素体、2……基礎平面部、3……変
形突子、4……従来装置、8……結合上型、9…
…原料移動阻止型、10……変形部上型、11…
…枠型、12……結合下型、13……扁平下型、
14……変形部下型、9b……垂下誘導面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 基礎平面部の適所に変形突子が付設された窯
業製役物素体を製造する圧縮成形方法において、
枠型内で互いに相隣関係にある扁平下型及び変形
部下型を下降させ、前記扁平下型上の成形凹部は
前記役物素体における基礎平面部の2倍体積に等
しい容積に設定し、前記変形部下型上の成形凹部
は前記役物素体における変形突子の2倍体積と等
しい容積に設定し、次ぎに前記枠型上面に原料充
填用粉マスを通過させて前記両成形凹部に成形原
料を充填し、前記扁平下型へ下向きに対向する原
料移動阻止型をその加圧面が充填原料層の上面に
接触するまで下降させ、該扁平下型と原料移動阻
止型とを両者の上下間隔が不変のまま下降させ又
は前記変形部下型と枠型とを上昇させることによ
り前記扁平下型の加圧面と変形部下型の加圧面と
の間の高低差が前記役物素体における変形突子の
突出量に等しくなるように設定し、次ぎに前記変
形部下型に下向きに対応する変形部上型をその加
圧面が前記枠型内へ面した原料移動阻止型の加圧
面と面一に連続する位置まで下降させ、しかる
後、前記扁平下型及び変形部下型からなる結合下
型と原料移動阻止型及び変形部上型からなる結合
上型とを相対的に対向加圧して窯業製役物素体を
製造することを特徴とする窯業製役物素体の圧縮
成形方法。 2 基礎平面部の適所に変形突子が付設された窯
業製役物素体を製造する圧縮成形装置において、
枠型内に収納された下型が前記役物素体の基礎平
面部を形成する扁平下型と役物素体の変形突子を
形成する変形部下型とに分割され、前記枠型上方
に待機する上型が前記扁平下型に対応する加圧面
を備えた原料移動阻止型と前記変形部下型に対応
する加圧面を備えた変形部上型とに分割され、前
記原料移動阻止型には前記変形部上型との隣接側
面に原料用の垂下誘導面が形成されており、これ
ら扁平下型、変形部下型、原料移動阻止型、変形
部上型及び枠型は各別の駆動機構によりそれぞれ
単独に昇降可能になされていることを特徴とする
窯業製役物素体の圧縮成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23368284A JPS61110506A (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 | 窯業製役物素体の圧縮成形方法及び圧縮成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23368284A JPS61110506A (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 | 窯業製役物素体の圧縮成形方法及び圧縮成形装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61110506A JPS61110506A (ja) | 1986-05-28 |
| JPS6367442B2 true JPS6367442B2 (ja) | 1988-12-26 |
Family
ID=16958882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23368284A Granted JPS61110506A (ja) | 1984-11-06 | 1984-11-06 | 窯業製役物素体の圧縮成形方法及び圧縮成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61110506A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58147311A (ja) * | 1982-02-26 | 1983-09-02 | 株式会社後藤鉄工所 | 屈折形状タイルの成形方法 |
-
1984
- 1984-11-06 JP JP23368284A patent/JPS61110506A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61110506A (ja) | 1986-05-28 |
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