JPS6411214B2 - - Google Patents
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- JPS6411214B2 JPS6411214B2 JP20131884A JP20131884A JPS6411214B2 JP S6411214 B2 JPS6411214 B2 JP S6411214B2 JP 20131884 A JP20131884 A JP 20131884A JP 20131884 A JP20131884 A JP 20131884A JP S6411214 B2 JPS6411214 B2 JP S6411214B2
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- Japan
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- fatty acid
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Description
<産業上の利用分野>
本発明はポリオレフイン樹脂へ帯電防止性及び
防曇性を付与する方法に関する。 一般に合成高分子材料は、疎水性が強く、その
結果としての帯電性等のために、該材料を用いた
成形品の製造工程やその成形品の使用段階におい
て、種々の加工上のトラブル、静電シヨツク、塵
埃付着、更には水滴凝集等、多くの問題を招き易
い。ポリオレフイン樹脂についても同様であり、
例えば、その成形品であるフイルムやシートを包
装用や農業用等に使用する場合、前述したような
その帯電性による問題や多湿雰囲気における成形
品表面への微少水滴の凝集等が大きな障害とな
る。 そこで、ポリオレフイン樹脂へ帯電防止性及び
防曇性を付与することが要請されるが、該要請に
応える工業上最も有利な手段として、ポリオレフ
イン樹脂へ帯電防止剤をはじめとする親水性化合
物を添加混合する方法がある。 本発明はかかる方法に関し、特定の組み合わせ
た添加剤をポリオレフイン樹脂へ混合することに
より、該ポリオレフイン樹脂本来の外観等その他
の諸物性を損なうことなく、該ポリオレフイン樹
脂へ経時安定性の優れた帯電防止性及び防曇性を
付与する方法に関するものである。 <従来の技術とその問題点> 従来、種々の添加剤を加えることによつてポリ
オレフイン樹脂へ帯電防止性や防曇性を付与する
方法として、次のような多くの提案がある。例え
ば、N,N―ビスヒドロキシエチルアルキルアミ
ンを主剤としポリマーを併用する方法(特公昭48
−17746)、主剤に多価アルコール脂肪酸エステル
を併用する方法(特公昭44−925)、主剤に脂肪族
アルコールを併用する方法(特公昭46−1253)、
主剤にグリセリンモノ脂肪酸エステルと有機ホス
フアイトとを併用する方法(特開昭58−79042)、
主剤にN,N―ビスヒドロキシエチルアルキルア
ミン脂肪酸エステルを併用する方法(特公昭55−
12060)、主剤にアルカノールアミドを併用する方
法(特開昭56−2333)、N,N―ビスヒドロキシ
エチルアルキルアミン脂肪酸エステルを用いる方
法(特開昭58−191729)或いはこれにグリセリン
モノ脂肪酸エステルを併用する方法(特開昭54−
48866)、ベタイン型両性界面活性剤を用いる方法
(特公昭49−5746)、炭素数が18より大きい脂肪酸
ジエタノールアミドを用いる方法(特開昭54−
14452)、脂肪酸ジエタノールアミドとソルビタン
脂肪酸エステルとを併用する方法(特開昭53−
69247号)等がある。 ところが、これら従来の提案中に多く見られ
る、N,N―ビスヒドロキシエチルアミン或いは
このエステル化誘導体を使用する方法によると、
それらが成形品表面へ経時的にブリードする性質
が強いため、初期に所望の効果を与えるだけの量
を使用した場合には経時後にブリード過多となつ
て成形品であるフイルムやシート等では表面汚れ
やブロツキング等の問題を起し易く、逆に経時後
に好ましい効果を与える程度の量を使用したので
は初期に所望の効果が得られず、他の成分を併用
しても、実用上経時的に安定した効果を得難い。
また、ベタイン型両性界面活性剤を使用する方法
によると、これが成形品表面へ移行する性質が弱
いため、添加後に加熱やコロナ処理等の何らかの
工程を必要とする一般には採用し難い煩わしさが
ある。脂肪族のアルカノールアミド類を使用する
方法もほぼ同様である。更に、アンチブロツキン
グ性やストリツプ性等を補なうために種々の成分
を併用する他の従来提案によつても、実際には所
望通りの効果が得られなかつたり、効果の経時的
劣化を促したり、或いは成形品表面を白化したり
する等、多くの問題があるのが実情である。 <発明が解決しようとする問題点> 本発明は、ポリオレフイン樹脂へ充分な帯電防
止性及び防曇性を付与することを前提として、叙
上の如き従来提案の問題点すなわち、 付与した帯電防止性及び防曇性が経時的に劣
化する等、不安定であるという問題点、 白化、着色、表面ベタツキ等、外観その他の
諸物性に悪影響を及ぼすという問題点、 加熱、コロナ処理等、煩わしい工程が必要で
あるという問題点、 以上の問題点を解決するものである。 <問題点を解決するための手段> しかして本発明者らは、前述の問題点を解決す
るべく鋭意研究した結果、所定のグリセリン脂肪
酸エステルとジエタノールアミドとの混合物にお
いて、双方の重量比及び該混合物中の炭素数の分
布状態を特定した添加剤を適用すると、双方の単
体からは予測できない所期効果の得られることを
見出し、本発明を完成するに到つた。 すなわち本発明は、次のAに該当するグリセリ
ン脂肪酸エステルとBに該当するジエタノールア
ミドとから成り、双方の重量比がA/B=8/2
〜2/8であつて、双方が次の(1)又は(2)を充足す
る添加剤を、ポリオレフイン樹脂に対し0.05〜
2.0重量%となるように添加することを特徴とす
るポリオレフイン樹脂への帯電防止性及び防曇性
付与方法に係る。 A:炭素数12〜22の脂肪酸を使用して誘導され
る、モノエステルの含有率が90重量%以上であ
るグリセリン脂肪酸エステル。 B:炭素数12〜22の脂肪酸を使用して誘導される
ジエタノールアミド。 (1) 使用する脂肪酸の炭素数の差が4以内のとも
に同じ炭素数範囲にあるAに該当する各成分と
Bに該当する各成分との合計量がA及びBの全
体量の80重量%以上であり、且つ上記各成分の
合計量中において双方の重量比がAに該当する
各成分の合計量/Bに該当する各成分の合計量
8/2〜2/8であること。 (2) 使用する脂肪酸の炭素数が同じであるAに該
当する成分とBに該当する成分とが対を形成し
て1対以上存在し、これらの各対において双方
の重量比がAに該当する成分/Bに該当する成
分=8/2〜2/8であり、且つ上記対を形成
する双方の各成分の合計量がA及びBの全体量
の70重量%以上であること。 本発明で使用する前記Aのグリセリン脂肪酸エ
ステルの具体例としては、グリセリンモノラウレ
ート、グリセリンモノミリステート、グリセリン
モノパルミテート、グリセリンモノステアレー
ト、グリセリンモノベヘネート等が挙げられる。
通常グリセリン脂肪酸エステルは、エステル化或
いはエステル交換反応によりモノ、ジ及びトリエ
ステルの混合物として得られるので、この場合に
本発明では、該混合物を精製し、モノエステルの
含有率が90重量%以上としたものを使用する必要
がある。これより低純度のものでは本発明の目的
性能が得られない。 また、本発明で使用する前記Bのジエタノール
アミドの具体例としては、ラウリン酸ジエタノー
ルアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、パ
ルミチン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジ
エタノールアミド、ベヘニン酸ジエタノールアミ
ド等が挙げられる。これらは通常、等モルのジエ
タノールアミドと脂肪酸或いは脂肪酸エステルと
からアミド化やアミノリシスによつて得られる。 本発明において、前記AとBとを用いる際の重
量比はA/B=8/2〜2/8であることが必要
である。この重量比範囲を外れると、AとBとの
好ましい相互作用が失なわれる。例えば、Aが多
すぎると、目的性能それ自体の減少或いは該性能
の経時的減少や成形品表面の白化等が生じ、逆に
Bが多すぎると成形品表面にベタツキが生じるよ
うになる。 また本発明において、前記AとBとの前述した
ような混合物中におけるアシル基の炭素数(Aや
Bを誘導する際に使用する脂肪酸の炭素数)の分
布も双方の好ましい相互作用を発揮させるために
は重要である。該炭素数はいずれも12〜22の範囲
にあることが必要であつて、この範囲内において
双方の該炭素数が近いほどその効果をより良く発
揮し、かかる意味で該炭素数の分布状態に関して
は前述した(1)又は(2)の条件を充足することが必要
なのであり、したがつて(1)及び(2)の条件を同時に
充足する場合に本発明の効果は最も優れたものと
なるのである。前記アシル基の炭素数が12〜22の
範囲を外れたり、或いは該炭素数の分布状態に関
して前述した(1)又は(2)の条件を充足しない場合に
は、本発明の所期効果は得られない。 以上説明したAとBとから成る添加剤はポリオ
レフイン樹脂に対して0.05〜2.0重量%使用する
ことが必要である。多すぎても、逆に少なすぎて
も本発明の所期効果は得られない。 <作用等> 本発明における添加剤の使用方法は特に限定さ
れるものではない。ポリオレフイン樹脂に対し、
(1)及び/又は(2)の条件を充足するようにして、A
及びBを別々に加えても、又は予め双方を混合し
た後に加えてもよく、更には樹脂に直接加えて
も、又は一旦高濃度のマスターバツチとした後に
加えてもよい。 本発明の適用できる樹脂はポリオレフイン樹脂
全般であり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リブタジエンの他に、これらに酢酸ビニル、エチ
ルアクリレート、アクリル酸等の他のモノマーを
共重合した樹脂等である。そして本発明の効果
は、インフレーシヨン、キヤステイング、押出成
形、射出成形等の成形加工法や、フイルム、シー
ト、繊維等の成形品形態による制約を受けない。 尚、本発明の効果を損なわない範囲で、他の目
的のために滑剤、安定剤、アンチブロツキング剤
等を本発明の実施に際して併用しても差し支えな
い。 <発明の効果> 以上説明した通り本発明には、加熱やコロナ処
理等の煩わしい余分な工程を必要とせず、そして
ポリオレフイン樹脂本来の外観その他の諸物性に
悪影響を及ぼすことなく、ポリオレフイン樹脂へ
経時的に安定で且つ充分な帯電防止性及び防曇性
を付与することができる効果がある。 <実施例> 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の構成
及び効果をより具体的にするが、本発明はここに
挙げる実施例に限定されるものではない。 実施例1〜5、比較例1〜9 低密度ポリエチレン樹脂(住友化学社製、スミ
カセンF―208―1)へ、第1表記載の各添加剤
をそれぞれ4重量%又は0.8重量%(比較例5)
となるように、ロール混練機を用いて温度150℃
で混練後、シートカツターにより3mm角ペレツト
状のマスターバツチを作成した。 次いで、各マスターバツチ5重量部と前記低密
度ポリエチレン樹脂95重量部とを混合後、シリン
ダー温度180〜210℃、ブローアツプ比2.0の条件
にてインフレーシヨン成形を行ない、厚さ30μの
フイルムを作成し、これを試料とした。 実施例6〜8、比較例10〜11 低密度ポリエチレン樹脂に代えて直鎖低密度ポ
リエチレン樹脂(三井石油化学社製、ウルトゼツ
クス3021F)を、また第1表記載の各添加剤に代
えて第2表記載の各添加剤を使用し、マスターバ
ツチの各添加剤濃度を8重量%にしたこと以外、
実施例1〜5の場合と同様にした。 実施例9〜12、比較例12〜17 ポリプロピレン樹脂(住友化学社製、ノーブレ
ンF―6411)へ、第3表記載の各添加剤をそれぞ
れ0.6重量%又は2.2重量%(比較例13)となるよ
うに、ラボプラストミル(東洋精機社製)を用い
て温度200℃で5分間混練後、温度200℃、圧力
350Kg/cm2の条件にて1分間プレスを行ない、厚さ
約100μのシートを作成しこれを試料とした。 そして、以上の各試料を用い、次のように測定
乃至評価した。結果を第4表〜第6表に示した。 ●表面状態(外観) 各試料を20℃×60%RHの恒温恒湿室に放置
し、3日後及び2か月後において、それぞれ表面
の白化の度合を次の基準で肉眼評価した。 ◎:全く白化していない 〇:部分的に薄く白化している △:全体が薄く白化している ×:全体が濃く白化している ●帯電防止性 各試料を20℃×60%RHの恒温恒湿室に放置
し、3日後及び2か月後において、放置条件と同
じ条件下で表面抵抗を測定した。 ●防曇性 100ml容のビーカーに20℃の水30mlを入れ、こ
れを20℃×60%RHの恒温恒湿室に3日又は2か
月放置した各試料で密閉し、5℃の冷蔵庫中に1
時間放置後、各試料の内面への水滴付着状態を次
の基準で肉眼評価した。 5:水滴の付着がほとんどなく、透明である。 4:大きな水滴がわずかに付着しているが、透
明である。 3:部分的に水滴の付着が認められるが、透明
感はある。 2:多くの水滴が付着し、透明性が低下してい
る。 1:微小水滴が全面に付着し、透明性が不良で
ある。
防曇性を付与する方法に関する。 一般に合成高分子材料は、疎水性が強く、その
結果としての帯電性等のために、該材料を用いた
成形品の製造工程やその成形品の使用段階におい
て、種々の加工上のトラブル、静電シヨツク、塵
埃付着、更には水滴凝集等、多くの問題を招き易
い。ポリオレフイン樹脂についても同様であり、
例えば、その成形品であるフイルムやシートを包
装用や農業用等に使用する場合、前述したような
その帯電性による問題や多湿雰囲気における成形
品表面への微少水滴の凝集等が大きな障害とな
る。 そこで、ポリオレフイン樹脂へ帯電防止性及び
防曇性を付与することが要請されるが、該要請に
応える工業上最も有利な手段として、ポリオレフ
イン樹脂へ帯電防止剤をはじめとする親水性化合
物を添加混合する方法がある。 本発明はかかる方法に関し、特定の組み合わせ
た添加剤をポリオレフイン樹脂へ混合することに
より、該ポリオレフイン樹脂本来の外観等その他
の諸物性を損なうことなく、該ポリオレフイン樹
脂へ経時安定性の優れた帯電防止性及び防曇性を
付与する方法に関するものである。 <従来の技術とその問題点> 従来、種々の添加剤を加えることによつてポリ
オレフイン樹脂へ帯電防止性や防曇性を付与する
方法として、次のような多くの提案がある。例え
ば、N,N―ビスヒドロキシエチルアルキルアミ
ンを主剤としポリマーを併用する方法(特公昭48
−17746)、主剤に多価アルコール脂肪酸エステル
を併用する方法(特公昭44−925)、主剤に脂肪族
アルコールを併用する方法(特公昭46−1253)、
主剤にグリセリンモノ脂肪酸エステルと有機ホス
フアイトとを併用する方法(特開昭58−79042)、
主剤にN,N―ビスヒドロキシエチルアルキルア
ミン脂肪酸エステルを併用する方法(特公昭55−
12060)、主剤にアルカノールアミドを併用する方
法(特開昭56−2333)、N,N―ビスヒドロキシ
エチルアルキルアミン脂肪酸エステルを用いる方
法(特開昭58−191729)或いはこれにグリセリン
モノ脂肪酸エステルを併用する方法(特開昭54−
48866)、ベタイン型両性界面活性剤を用いる方法
(特公昭49−5746)、炭素数が18より大きい脂肪酸
ジエタノールアミドを用いる方法(特開昭54−
14452)、脂肪酸ジエタノールアミドとソルビタン
脂肪酸エステルとを併用する方法(特開昭53−
69247号)等がある。 ところが、これら従来の提案中に多く見られ
る、N,N―ビスヒドロキシエチルアミン或いは
このエステル化誘導体を使用する方法によると、
それらが成形品表面へ経時的にブリードする性質
が強いため、初期に所望の効果を与えるだけの量
を使用した場合には経時後にブリード過多となつ
て成形品であるフイルムやシート等では表面汚れ
やブロツキング等の問題を起し易く、逆に経時後
に好ましい効果を与える程度の量を使用したので
は初期に所望の効果が得られず、他の成分を併用
しても、実用上経時的に安定した効果を得難い。
また、ベタイン型両性界面活性剤を使用する方法
によると、これが成形品表面へ移行する性質が弱
いため、添加後に加熱やコロナ処理等の何らかの
工程を必要とする一般には採用し難い煩わしさが
ある。脂肪族のアルカノールアミド類を使用する
方法もほぼ同様である。更に、アンチブロツキン
グ性やストリツプ性等を補なうために種々の成分
を併用する他の従来提案によつても、実際には所
望通りの効果が得られなかつたり、効果の経時的
劣化を促したり、或いは成形品表面を白化したり
する等、多くの問題があるのが実情である。 <発明が解決しようとする問題点> 本発明は、ポリオレフイン樹脂へ充分な帯電防
止性及び防曇性を付与することを前提として、叙
上の如き従来提案の問題点すなわち、 付与した帯電防止性及び防曇性が経時的に劣
化する等、不安定であるという問題点、 白化、着色、表面ベタツキ等、外観その他の
諸物性に悪影響を及ぼすという問題点、 加熱、コロナ処理等、煩わしい工程が必要で
あるという問題点、 以上の問題点を解決するものである。 <問題点を解決するための手段> しかして本発明者らは、前述の問題点を解決す
るべく鋭意研究した結果、所定のグリセリン脂肪
酸エステルとジエタノールアミドとの混合物にお
いて、双方の重量比及び該混合物中の炭素数の分
布状態を特定した添加剤を適用すると、双方の単
体からは予測できない所期効果の得られることを
見出し、本発明を完成するに到つた。 すなわち本発明は、次のAに該当するグリセリ
ン脂肪酸エステルとBに該当するジエタノールア
ミドとから成り、双方の重量比がA/B=8/2
〜2/8であつて、双方が次の(1)又は(2)を充足す
る添加剤を、ポリオレフイン樹脂に対し0.05〜
2.0重量%となるように添加することを特徴とす
るポリオレフイン樹脂への帯電防止性及び防曇性
付与方法に係る。 A:炭素数12〜22の脂肪酸を使用して誘導され
る、モノエステルの含有率が90重量%以上であ
るグリセリン脂肪酸エステル。 B:炭素数12〜22の脂肪酸を使用して誘導される
ジエタノールアミド。 (1) 使用する脂肪酸の炭素数の差が4以内のとも
に同じ炭素数範囲にあるAに該当する各成分と
Bに該当する各成分との合計量がA及びBの全
体量の80重量%以上であり、且つ上記各成分の
合計量中において双方の重量比がAに該当する
各成分の合計量/Bに該当する各成分の合計量
8/2〜2/8であること。 (2) 使用する脂肪酸の炭素数が同じであるAに該
当する成分とBに該当する成分とが対を形成し
て1対以上存在し、これらの各対において双方
の重量比がAに該当する成分/Bに該当する成
分=8/2〜2/8であり、且つ上記対を形成
する双方の各成分の合計量がA及びBの全体量
の70重量%以上であること。 本発明で使用する前記Aのグリセリン脂肪酸エ
ステルの具体例としては、グリセリンモノラウレ
ート、グリセリンモノミリステート、グリセリン
モノパルミテート、グリセリンモノステアレー
ト、グリセリンモノベヘネート等が挙げられる。
通常グリセリン脂肪酸エステルは、エステル化或
いはエステル交換反応によりモノ、ジ及びトリエ
ステルの混合物として得られるので、この場合に
本発明では、該混合物を精製し、モノエステルの
含有率が90重量%以上としたものを使用する必要
がある。これより低純度のものでは本発明の目的
性能が得られない。 また、本発明で使用する前記Bのジエタノール
アミドの具体例としては、ラウリン酸ジエタノー
ルアミド、ミリスチン酸ジエタノールアミド、パ
ルミチン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジ
エタノールアミド、ベヘニン酸ジエタノールアミ
ド等が挙げられる。これらは通常、等モルのジエ
タノールアミドと脂肪酸或いは脂肪酸エステルと
からアミド化やアミノリシスによつて得られる。 本発明において、前記AとBとを用いる際の重
量比はA/B=8/2〜2/8であることが必要
である。この重量比範囲を外れると、AとBとの
好ましい相互作用が失なわれる。例えば、Aが多
すぎると、目的性能それ自体の減少或いは該性能
の経時的減少や成形品表面の白化等が生じ、逆に
Bが多すぎると成形品表面にベタツキが生じるよ
うになる。 また本発明において、前記AとBとの前述した
ような混合物中におけるアシル基の炭素数(Aや
Bを誘導する際に使用する脂肪酸の炭素数)の分
布も双方の好ましい相互作用を発揮させるために
は重要である。該炭素数はいずれも12〜22の範囲
にあることが必要であつて、この範囲内において
双方の該炭素数が近いほどその効果をより良く発
揮し、かかる意味で該炭素数の分布状態に関して
は前述した(1)又は(2)の条件を充足することが必要
なのであり、したがつて(1)及び(2)の条件を同時に
充足する場合に本発明の効果は最も優れたものと
なるのである。前記アシル基の炭素数が12〜22の
範囲を外れたり、或いは該炭素数の分布状態に関
して前述した(1)又は(2)の条件を充足しない場合に
は、本発明の所期効果は得られない。 以上説明したAとBとから成る添加剤はポリオ
レフイン樹脂に対して0.05〜2.0重量%使用する
ことが必要である。多すぎても、逆に少なすぎて
も本発明の所期効果は得られない。 <作用等> 本発明における添加剤の使用方法は特に限定さ
れるものではない。ポリオレフイン樹脂に対し、
(1)及び/又は(2)の条件を充足するようにして、A
及びBを別々に加えても、又は予め双方を混合し
た後に加えてもよく、更には樹脂に直接加えて
も、又は一旦高濃度のマスターバツチとした後に
加えてもよい。 本発明の適用できる樹脂はポリオレフイン樹脂
全般であり、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リブタジエンの他に、これらに酢酸ビニル、エチ
ルアクリレート、アクリル酸等の他のモノマーを
共重合した樹脂等である。そして本発明の効果
は、インフレーシヨン、キヤステイング、押出成
形、射出成形等の成形加工法や、フイルム、シー
ト、繊維等の成形品形態による制約を受けない。 尚、本発明の効果を損なわない範囲で、他の目
的のために滑剤、安定剤、アンチブロツキング剤
等を本発明の実施に際して併用しても差し支えな
い。 <発明の効果> 以上説明した通り本発明には、加熱やコロナ処
理等の煩わしい余分な工程を必要とせず、そして
ポリオレフイン樹脂本来の外観その他の諸物性に
悪影響を及ぼすことなく、ポリオレフイン樹脂へ
経時的に安定で且つ充分な帯電防止性及び防曇性
を付与することができる効果がある。 <実施例> 以下、実施例及び比較例を挙げて本発明の構成
及び効果をより具体的にするが、本発明はここに
挙げる実施例に限定されるものではない。 実施例1〜5、比較例1〜9 低密度ポリエチレン樹脂(住友化学社製、スミ
カセンF―208―1)へ、第1表記載の各添加剤
をそれぞれ4重量%又は0.8重量%(比較例5)
となるように、ロール混練機を用いて温度150℃
で混練後、シートカツターにより3mm角ペレツト
状のマスターバツチを作成した。 次いで、各マスターバツチ5重量部と前記低密
度ポリエチレン樹脂95重量部とを混合後、シリン
ダー温度180〜210℃、ブローアツプ比2.0の条件
にてインフレーシヨン成形を行ない、厚さ30μの
フイルムを作成し、これを試料とした。 実施例6〜8、比較例10〜11 低密度ポリエチレン樹脂に代えて直鎖低密度ポ
リエチレン樹脂(三井石油化学社製、ウルトゼツ
クス3021F)を、また第1表記載の各添加剤に代
えて第2表記載の各添加剤を使用し、マスターバ
ツチの各添加剤濃度を8重量%にしたこと以外、
実施例1〜5の場合と同様にした。 実施例9〜12、比較例12〜17 ポリプロピレン樹脂(住友化学社製、ノーブレ
ンF―6411)へ、第3表記載の各添加剤をそれぞ
れ0.6重量%又は2.2重量%(比較例13)となるよ
うに、ラボプラストミル(東洋精機社製)を用い
て温度200℃で5分間混練後、温度200℃、圧力
350Kg/cm2の条件にて1分間プレスを行ない、厚さ
約100μのシートを作成しこれを試料とした。 そして、以上の各試料を用い、次のように測定
乃至評価した。結果を第4表〜第6表に示した。 ●表面状態(外観) 各試料を20℃×60%RHの恒温恒湿室に放置
し、3日後及び2か月後において、それぞれ表面
の白化の度合を次の基準で肉眼評価した。 ◎:全く白化していない 〇:部分的に薄く白化している △:全体が薄く白化している ×:全体が濃く白化している ●帯電防止性 各試料を20℃×60%RHの恒温恒湿室に放置
し、3日後及び2か月後において、放置条件と同
じ条件下で表面抵抗を測定した。 ●防曇性 100ml容のビーカーに20℃の水30mlを入れ、こ
れを20℃×60%RHの恒温恒湿室に3日又は2か
月放置した各試料で密閉し、5℃の冷蔵庫中に1
時間放置後、各試料の内面への水滴付着状態を次
の基準で肉眼評価した。 5:水滴の付着がほとんどなく、透明である。 4:大きな水滴がわずかに付着しているが、透
明である。 3:部分的に水滴の付着が認められるが、透明
感はある。 2:多くの水滴が付着し、透明性が低下してい
る。 1:微小水滴が全面に付着し、透明性が不良で
ある。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
じ。
【表】
合も同じ。
【表】
【表】
第4表〜第6表における、各比較例に対する各
実施例の結果からも、本発明の効果は明白であ
る。
実施例の結果からも、本発明の効果は明白であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次のAに該当するグリセリン脂肪酸エステル
とBに該当するジエタノールアミドとから成り、
双方の重量比がA/B=8/2〜2/8であつ
て、双方が次の(1)又は(2)を充足する添加剤を、ポ
リオレフイン樹脂に対し0.05〜2.0重量%となる
ように添加することを特徴とするポリオレフイン
樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法。 A:炭素数12〜22の脂肪酸を使用して誘導され
る、モノエステルの含有率が90重量%以上であ
るグリセリン脂肪酸エステル。 B:炭素数12〜22の脂肪酸を使用して誘導される
ジエタノールアミド。 (1) 使用する脂肪酸の炭素数の差が4以内のとも
に同じ炭素数範囲にあるAに該当する各成分と
Bに該当する各成分との合計量がA及びBの全
体量の80重量%以上であり、且つ上記各成分の
合計量中において双方の重量比がAに該当する
各成分の合計量/Bに該当する各成分の合計量
=8/2〜2/8であること。 (2) 使用する脂肪酸の炭素数が同じであるAに該
当する成分とBに該当する成分とが対を形成し
て1対以上存在し、これらの各対において双方
の重量比がAに該当する成分/Bに該当する成
分=8/2〜2/8であり、且つ上記対を形成
する双方の各成分の合計量がA及びBの全体量
の70重量%以上であること。 2 特許請求の範囲第1項の記載において、(1)及
び(2)を同時に充足するポリオレフイン樹脂への帯
電防止性及び防曇性付与方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59201318A JPS6178854A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | ポリオレフイン樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59201318A JPS6178854A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | ポリオレフイン樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013227A Division JPH0621198B2 (ja) | 1990-01-22 | 1990-01-22 | ポリオレフィン樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6178854A JPS6178854A (ja) | 1986-04-22 |
| JPS6411214B2 true JPS6411214B2 (ja) | 1989-02-23 |
Family
ID=16439017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59201318A Granted JPS6178854A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | ポリオレフイン樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6178854A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6262836A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-19 | Kao Corp | 帯電防止用マスタ−ペレツト |
| JPH0742364B2 (ja) * | 1987-02-27 | 1995-05-10 | 花王株式会社 | ポリオレフィン樹脂射出成形品への帯電防止性付与方法 |
| JP2601509B2 (ja) * | 1988-04-08 | 1997-04-16 | 旭化成工業株式会社 | 防曇性フイルム用ポリエチレン樹脂組成物 |
| WO2014142218A1 (ja) * | 2013-03-14 | 2014-09-18 | 三井化学東セロ株式会社 | 鮮度保持フィルム |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04143618A (ja) * | 1990-10-05 | 1992-05-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 位置検出装置 |
| JPH04307329A (ja) * | 1991-04-03 | 1992-10-29 | Copal Co Ltd | 光学式変位検出装置 |
| JPH04351918A (ja) * | 1991-05-30 | 1992-12-07 | Nippondenso Co Ltd | エンコーダ |
| JPH0540046A (ja) * | 1991-08-07 | 1993-02-19 | Nikon Corp | アブソリユ−ト・エンコ−ダ用照明装置 |
| US7566863B2 (en) * | 2006-10-16 | 2009-07-28 | Chang Christopher C | Optical encoder with diffractive encoder member |
| JP5562076B2 (ja) * | 2010-03-10 | 2014-07-30 | キヤノン株式会社 | 光学式エンコーダおよび変位計測装置 |
| US8723103B2 (en) * | 2011-11-08 | 2014-05-13 | Mitutoyo Corporation | Optical encoder readhead configured to block stray light with dummy vias |
-
1984
- 1984-09-25 JP JP59201318A patent/JPS6178854A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6178854A (ja) | 1986-04-22 |
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