JPS645614B2 - - Google Patents
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- JPS645614B2 JPS645614B2 JP57177552A JP17755282A JPS645614B2 JP S645614 B2 JPS645614 B2 JP S645614B2 JP 57177552 A JP57177552 A JP 57177552A JP 17755282 A JP17755282 A JP 17755282A JP S645614 B2 JPS645614 B2 JP S645614B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyethylene
- density polyethylene
- weight
- ethylene
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明はポリエチレン樹脂組成物とエチレン―
酢酸ビニル共重合体けん化物などの樹脂とを積層
してなる積層物に関する。 従来からポリエチレンは透明性、柔軟性、衛生
性、加工性等の諸性質にすぐれ、かつ比較的安価
に得られることから、各種食品や化学品などの包
装や容器として広い範囲で用いられている。しか
し、ポリエチレンは気体透過性が大きいなどの欠
点があるため、包装や容器の資材としては単独で
は用いられず、他の材料、例えばポリアミド、エ
チレン―酢酸ビニル共重合体ケン化物などの高分
子材料との積層物が検討されている。 しかしながらポリエチレンは無極性材料である
ためほとんど接着力を有しておらず、積層物とし
て利用するには様々な問題がある。 近年、これらの欠点を改善するために、(1)ポリ
エチレンを不飽和カルボン酸またはその無水物で
変性する方法、(2)変性ポリエチレンに他の重合
体、例えばエチレン―酢酸ビニル共重合体ケン化
物、熱可塑性ポリエステル、ポリビニルアルコー
ルなどをブレンドする方法などが提案されている
(特開昭53−39381号公報、特開昭52−124080号公
報、特開昭52−103480号公報)。 しかし、これらの方法で得られた積層物は、そ
の初期接着力は充分であるが、耐久性に劣り、経
時的に接着性が低下するという欠点がある。また
耐環境応力亀裂性を充分でなく、化学品の容器や
鋼管の防食被覆などに適用するには困難があり、
利用上大きな制限があつた。 本発明の目的は、上記の欠点を解消した接着
性、耐環境応力亀裂性にすぐれたポリエチレン樹
脂組成物を用いた積層物を提供することである。 すなわち、本発明は[A](a)エチレンと0.2〜
20モル%の炭素数4〜8のα―オレフインからな
る直鎖状低密度ポリエチレン99.9〜65重量%と(b)
不飽和カルボン酸もしくはその誘導体によつて変
性された前記直鎖状低密度ポリエチレンまたは高
密度ポリエチレン0.1〜35重量%からなるポリエ
チレン樹脂組成物と[B]エチレン―酢酸ビニル
共重合体けん化物、ポリアミド、ポリエステルお
よびポリオレフインよりなる群から選ばれた樹脂
とを積層してなる積層物を提供するものである。 本発明のポリエチレン樹脂組成物積層物におけ
る[A](a)成分である直鎖状低密度ポリエチレン
は、エチレンと0.2〜20モル%、好ましくは1〜
10モル%の他のα―オレフインとからなるもので
ある。ここでα―オレフインの量が共重合体の
0.2モル%未満の場合には耐久接着性および耐環
境応力亀裂性が不充分であり、20モル%を越える
と強度その他の物性が著しく低下するので好まし
くない。また、エチレンと共重合させる他のα―
オレフインとしては、炭素数4〜8のもの、具体
的にはブテン―1、ペンテン―1、ヘキセン―
1,4―メチルペンテン―1、オクテン―1など
があり、これらを1種あるいは2種以上を併用す
ればよい。 この直鎖状低密度ポリエチレンは、中圧ないし
低圧でイオン重合(気相重合、溶液重合)などに
よつて製造されるもので、密度が0.910〜
0.960g/cm3、好ましくは0.915〜1/930g/cm3、
メルトインデツクス(MI)が0.1〜30g/10分、
好ましくは0.5〜12g/10分のものである。すなわ
ち、本質的にエチレンと共重合するところのα―
オレフインの残基のみからなる短鎖分枝を有する
エチレン共重合体であり、直鎖状低密度ポリエチ
レンとして近時知られるようになつたエチレン共
重合体である。 したがつて、従来高圧法ラジカル重合により得
られていた長鎖分枝を有する低密度ポリエチレン
共重合体とは本質的に異なるものである。 一方、本発明の[A](b)成分としては、上記の
直鎖状低密度ポリエチレンまたは高密度ポリエチ
レンを不飽和カルボン酸もしくはその誘導体によ
つて変性したものを用いる。ここで高密度ポリエ
チレンとは、従来中、低圧法により得られている
密度0.940〜0.970g/cm3のポリエチレンをいい、
他のα―オレフインとの共重合体を含む。 ここで不飽和カルボン酸としては、アクリル
酸、メタアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、クロトン酸、シトラコン酸、ソルビン
酸、メサコン酸、アンゲリカ酸などがある。ま
た、その誘導体としては、酸無水物、エステル、
アミド、イミド、金属塩などがあり、例えば無水
マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン
酸、アクリル酸メチル、メタアクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、マレイン
酸モノエチルエステル、アクリルアミド、ヤレイ
ン酸モノアミド、マレイミド、N―ブチルマレイ
ミド、アクリル酸ナトリウム、メタアクリル酸ナ
トリウムなどをあげることができる。 これらの不飽和カルボン酸またはその誘導体に
よつて上記直鎖状低密度ポリエチレンまたは高密
度ポリエチレンを変性するには、その方法は特に
制限されず公知の種々の方法を用いて行なうこと
ができる。例えば直鎖状低密度ポリエチレン等と
無水マレイン酸等を溶媒の存在下あるいは不存在
下でラジカル開始剤を添加し、加熱することによ
り進行する。反応に際しては、スチレンなどの他
のビニルモノマーあるいは液状ゴム、熱可塑性ゴ
ムなどのゴム類を共存させることもできる。 このようにして変性された直鎖状低密度ポリエ
チレンまたは高密度ポリエチレン中の不飽和カル
ボン酸またはその誘導体の含有量は通常は0.001
〜15重量%、好ましくは0.005〜10重量%、更に
好ましくは0.05〜5重量%の範囲である。この変
性体は、必ずしもすべてが変性されたものでなく
てもよく、未変性ポリエチレンをブレンドしたも
のであつてもよい。 本発明のポリエチレン樹脂組成物積層物におい
ては、[A](a)成分として直鎖状低密度ポリエチ
レンを用い、[A](b)成分として変性された直鎖
状低密度ポリエチレンまたは高密度ポリエチレン
のいずれかを用いる。 ここで[A](a)成分と[A](b)成分の配合割合
は、[A](a)成分が99.9〜65重量%、好ましくは
98〜80重量%であり、[A](b)成分が0.1〜35重量
%、好ましくは2〜20重量%である。 以上の如き構成の本発明の[A]層として用い
るポリエチレン樹脂組成物は、他の樹脂に対する
接着性が著しくすぐていると共に、その接着力は
熱、水、塩水などを加えても劣化することがな
く、しかも耐環境応力亀裂性もすぐれたものであ
る。従つてこの樹脂組成物は他の樹脂と積層物を
形成したり、他の樹脂とのブレンドを作る場合に
すぐれた性質を発揮する。なお、上記樹脂組成物
には、上述した成分のほかに、必要に応じて相溶
性のあるゴム、エチレン―酢酸ビニル共重合体な
どを加えることもできる。ゴムとしてはエチレン
―プロピレンコポリマー、エチレン―プロピレン
―ジエンターポリマーなどのエチレン―プロピレ
ンゴムが好ましく、上記樹脂組成物100重量部に
対して25重量部以下、好ましくは3〜15重量部の
範囲で配合することが有効である。また、酸化防
止剤、紫外線吸収剤等の各種添加剤等を適宜加え
ることができることは勿論である。 本発明のポリエチレン樹脂組成物積層物は上記
のポリエチレン樹脂組成物(〔A〕層)と特定の
材料(〔B〕層)とを積層してなる積層物である。
ここで〔B〕層を構成する材料として、エチレン
―酢酸ビニル共重合体けん化物、ポリアミド、ポ
リエステルまたはポリオレフインを用いる。エチ
レン―酢酸ビニル共重合体けん化物としては、そ
の組成は特に限定されないが、好ましくはエチレ
ン含量が25〜50モル%のエチレン―酢酸ビニル共
重合体を、そのけん化度が93%以上、望ましくは
96%以上となるようにけん化することにより得ら
れるものがよい。この範囲外のものであると、ガ
スバリヤー性、耐油性などに劣るものとなるので
好ましくない。 また、ポリアミドはジアミンとジカルボン酸の
縮合、アミノ酸の自己縮合およびラクタムの開環
重合により得られる酸アミド結合を有する線状合
成高分子であり、具体的には6―ナイロン(ポリ
カプロアミド);6,6―ナイロン(ポリヘキサ
メチレンアデイフアミド);6,10―ナイロン
(ポリヘキサメチレンセバカミド);11―ナイロン
(ポリウンデカミド);12―ナイロン等が使用でき
る。 次に、ポリエステルとしては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど
がある。また、ポリオレフインとしては、各種の
ものがあるが、例えば高密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン、直鎖状低、中密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレンあるいはこれらの共重合体等
をあげることができる。 本発明の積層物は、ポリエチレン樹脂組成物層
(〔A〕層)とエチレン―酢酸ビニル共重合体けん
化物などの層(〔B〕層)からなる二層積層物で
あるが、必要に応じてA−B−A、B−A−B、
ポリオレフイン―A−B、ポリオレフイン―A−
B−A−ポリオレフインなどの多層積層物とする
こともできる。 本発明の積層物は、熱圧着法、ダイ内ラミネー
ト法、ダイ外ラミネート法等の公知の手段を適用
することにより所望のシート、フイルムを得、さ
らにはブロー成形によりブロー成形品を得ること
ができる。 このようにして得られた本発明の積層物は、層
間接着(剥離)強度が著しく向上しており、しか
もガスバリヤー性、耐油性、耐水性などの性質も
改良されており、また熱成形性が良好であると共
に耐環境応力亀裂性においてもすぐれているとい
う特色を有している。そのためこの積層物は、各
種食品、飲料あるいは化学品等の包装もしくは容
器の資材として利用されるほか、各種用途の鋼管
の被覆資材などとして有効に利用しうるものであ
る。 次に、本発明の実施例を示す。 製造例 (1) 変性ポリエチレンAの製造 低密度エチレン共重合体(MI26g/10分、密度
0.92g/cm2、ブテン―1含有量2.1重量%)100重
量部、無水マレイン酸10重量部およびジクミルパ
ーオキサイド0.5重量部をキシレン600重量部に加
えて加熱溶解し、125℃で2時間撹拌しながら反
応させた。次いで、反応物を大量のアセトン中に
入れ、反応生成物を沈澱分別し、乾燥して無水マ
レイン酸変性ポリエチレンAを得た。得られた変
性ポリエチレンの無水マレイン酸含有量は3.0重
量%であり、またMIは0.9g/10分であつた。 (2) 変性ポリエチレンBの製造 原料ポリエチレンとして、MI13g/10分、密度
0.95g/cm3の高密度ポリエチレンを用いたこと以
外は上記(1)と同様の操作を行ない、変性ポリエチ
レンBを得た。得られた変性ポリエチレンの無水
マレイン酸含有量は3.5重量%あり、またMIは
0.1g/10分あつた。 (3) 変性ポリエチレンCの製造 低密度ポリエチレン(MI23g/10分、密度
0.90g/cm3)を用いて上記(1)と同様の操作を行な
い、変性ポリエチレンCを得た。得られた変性ポ
リエチレンの無水マレイン酸含有量は3.1重量%
あり、またMIは0.8g/10分あつた。 実施例1〜9および比較例1〜3 第1表[A]層配合組成からなる配合物を200
℃で混練押し出ししてペレツトを得た。このペレ
ツトと[B]層として、それぞれエチレン―酢酸
ビニル共重合体けん化物、6―ナイロン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリオレフインを共押し
出し成形して各層200μの二層シートを製造した。
成形温度は樹脂組成物/エチレン―酢酸ビニル共
重合体ケン化物の場合は220℃、樹脂組成物/6
―ナイロンの場合は240℃、樹脂組成物/ポリエ
チレンテレフタレートの場合は260℃、樹脂組成
物/ポリオレフインの場合は200℃であり、引取
速度は5m/分であつた。180゜剥離強度の結果を
第1表および第2表に示す。
酢酸ビニル共重合体けん化物などの樹脂とを積層
してなる積層物に関する。 従来からポリエチレンは透明性、柔軟性、衛生
性、加工性等の諸性質にすぐれ、かつ比較的安価
に得られることから、各種食品や化学品などの包
装や容器として広い範囲で用いられている。しか
し、ポリエチレンは気体透過性が大きいなどの欠
点があるため、包装や容器の資材としては単独で
は用いられず、他の材料、例えばポリアミド、エ
チレン―酢酸ビニル共重合体ケン化物などの高分
子材料との積層物が検討されている。 しかしながらポリエチレンは無極性材料である
ためほとんど接着力を有しておらず、積層物とし
て利用するには様々な問題がある。 近年、これらの欠点を改善するために、(1)ポリ
エチレンを不飽和カルボン酸またはその無水物で
変性する方法、(2)変性ポリエチレンに他の重合
体、例えばエチレン―酢酸ビニル共重合体ケン化
物、熱可塑性ポリエステル、ポリビニルアルコー
ルなどをブレンドする方法などが提案されている
(特開昭53−39381号公報、特開昭52−124080号公
報、特開昭52−103480号公報)。 しかし、これらの方法で得られた積層物は、そ
の初期接着力は充分であるが、耐久性に劣り、経
時的に接着性が低下するという欠点がある。また
耐環境応力亀裂性を充分でなく、化学品の容器や
鋼管の防食被覆などに適用するには困難があり、
利用上大きな制限があつた。 本発明の目的は、上記の欠点を解消した接着
性、耐環境応力亀裂性にすぐれたポリエチレン樹
脂組成物を用いた積層物を提供することである。 すなわち、本発明は[A](a)エチレンと0.2〜
20モル%の炭素数4〜8のα―オレフインからな
る直鎖状低密度ポリエチレン99.9〜65重量%と(b)
不飽和カルボン酸もしくはその誘導体によつて変
性された前記直鎖状低密度ポリエチレンまたは高
密度ポリエチレン0.1〜35重量%からなるポリエ
チレン樹脂組成物と[B]エチレン―酢酸ビニル
共重合体けん化物、ポリアミド、ポリエステルお
よびポリオレフインよりなる群から選ばれた樹脂
とを積層してなる積層物を提供するものである。 本発明のポリエチレン樹脂組成物積層物におけ
る[A](a)成分である直鎖状低密度ポリエチレン
は、エチレンと0.2〜20モル%、好ましくは1〜
10モル%の他のα―オレフインとからなるもので
ある。ここでα―オレフインの量が共重合体の
0.2モル%未満の場合には耐久接着性および耐環
境応力亀裂性が不充分であり、20モル%を越える
と強度その他の物性が著しく低下するので好まし
くない。また、エチレンと共重合させる他のα―
オレフインとしては、炭素数4〜8のもの、具体
的にはブテン―1、ペンテン―1、ヘキセン―
1,4―メチルペンテン―1、オクテン―1など
があり、これらを1種あるいは2種以上を併用す
ればよい。 この直鎖状低密度ポリエチレンは、中圧ないし
低圧でイオン重合(気相重合、溶液重合)などに
よつて製造されるもので、密度が0.910〜
0.960g/cm3、好ましくは0.915〜1/930g/cm3、
メルトインデツクス(MI)が0.1〜30g/10分、
好ましくは0.5〜12g/10分のものである。すなわ
ち、本質的にエチレンと共重合するところのα―
オレフインの残基のみからなる短鎖分枝を有する
エチレン共重合体であり、直鎖状低密度ポリエチ
レンとして近時知られるようになつたエチレン共
重合体である。 したがつて、従来高圧法ラジカル重合により得
られていた長鎖分枝を有する低密度ポリエチレン
共重合体とは本質的に異なるものである。 一方、本発明の[A](b)成分としては、上記の
直鎖状低密度ポリエチレンまたは高密度ポリエチ
レンを不飽和カルボン酸もしくはその誘導体によ
つて変性したものを用いる。ここで高密度ポリエ
チレンとは、従来中、低圧法により得られている
密度0.940〜0.970g/cm3のポリエチレンをいい、
他のα―オレフインとの共重合体を含む。 ここで不飽和カルボン酸としては、アクリル
酸、メタアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、クロトン酸、シトラコン酸、ソルビン
酸、メサコン酸、アンゲリカ酸などがある。ま
た、その誘導体としては、酸無水物、エステル、
アミド、イミド、金属塩などがあり、例えば無水
マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン
酸、アクリル酸メチル、メタアクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、マレイン
酸モノエチルエステル、アクリルアミド、ヤレイ
ン酸モノアミド、マレイミド、N―ブチルマレイ
ミド、アクリル酸ナトリウム、メタアクリル酸ナ
トリウムなどをあげることができる。 これらの不飽和カルボン酸またはその誘導体に
よつて上記直鎖状低密度ポリエチレンまたは高密
度ポリエチレンを変性するには、その方法は特に
制限されず公知の種々の方法を用いて行なうこと
ができる。例えば直鎖状低密度ポリエチレン等と
無水マレイン酸等を溶媒の存在下あるいは不存在
下でラジカル開始剤を添加し、加熱することによ
り進行する。反応に際しては、スチレンなどの他
のビニルモノマーあるいは液状ゴム、熱可塑性ゴ
ムなどのゴム類を共存させることもできる。 このようにして変性された直鎖状低密度ポリエ
チレンまたは高密度ポリエチレン中の不飽和カル
ボン酸またはその誘導体の含有量は通常は0.001
〜15重量%、好ましくは0.005〜10重量%、更に
好ましくは0.05〜5重量%の範囲である。この変
性体は、必ずしもすべてが変性されたものでなく
てもよく、未変性ポリエチレンをブレンドしたも
のであつてもよい。 本発明のポリエチレン樹脂組成物積層物におい
ては、[A](a)成分として直鎖状低密度ポリエチ
レンを用い、[A](b)成分として変性された直鎖
状低密度ポリエチレンまたは高密度ポリエチレン
のいずれかを用いる。 ここで[A](a)成分と[A](b)成分の配合割合
は、[A](a)成分が99.9〜65重量%、好ましくは
98〜80重量%であり、[A](b)成分が0.1〜35重量
%、好ましくは2〜20重量%である。 以上の如き構成の本発明の[A]層として用い
るポリエチレン樹脂組成物は、他の樹脂に対する
接着性が著しくすぐていると共に、その接着力は
熱、水、塩水などを加えても劣化することがな
く、しかも耐環境応力亀裂性もすぐれたものであ
る。従つてこの樹脂組成物は他の樹脂と積層物を
形成したり、他の樹脂とのブレンドを作る場合に
すぐれた性質を発揮する。なお、上記樹脂組成物
には、上述した成分のほかに、必要に応じて相溶
性のあるゴム、エチレン―酢酸ビニル共重合体な
どを加えることもできる。ゴムとしてはエチレン
―プロピレンコポリマー、エチレン―プロピレン
―ジエンターポリマーなどのエチレン―プロピレ
ンゴムが好ましく、上記樹脂組成物100重量部に
対して25重量部以下、好ましくは3〜15重量部の
範囲で配合することが有効である。また、酸化防
止剤、紫外線吸収剤等の各種添加剤等を適宜加え
ることができることは勿論である。 本発明のポリエチレン樹脂組成物積層物は上記
のポリエチレン樹脂組成物(〔A〕層)と特定の
材料(〔B〕層)とを積層してなる積層物である。
ここで〔B〕層を構成する材料として、エチレン
―酢酸ビニル共重合体けん化物、ポリアミド、ポ
リエステルまたはポリオレフインを用いる。エチ
レン―酢酸ビニル共重合体けん化物としては、そ
の組成は特に限定されないが、好ましくはエチレ
ン含量が25〜50モル%のエチレン―酢酸ビニル共
重合体を、そのけん化度が93%以上、望ましくは
96%以上となるようにけん化することにより得ら
れるものがよい。この範囲外のものであると、ガ
スバリヤー性、耐油性などに劣るものとなるので
好ましくない。 また、ポリアミドはジアミンとジカルボン酸の
縮合、アミノ酸の自己縮合およびラクタムの開環
重合により得られる酸アミド結合を有する線状合
成高分子であり、具体的には6―ナイロン(ポリ
カプロアミド);6,6―ナイロン(ポリヘキサ
メチレンアデイフアミド);6,10―ナイロン
(ポリヘキサメチレンセバカミド);11―ナイロン
(ポリウンデカミド);12―ナイロン等が使用でき
る。 次に、ポリエステルとしては、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど
がある。また、ポリオレフインとしては、各種の
ものがあるが、例えば高密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン、直鎖状低、中密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレンあるいはこれらの共重合体等
をあげることができる。 本発明の積層物は、ポリエチレン樹脂組成物層
(〔A〕層)とエチレン―酢酸ビニル共重合体けん
化物などの層(〔B〕層)からなる二層積層物で
あるが、必要に応じてA−B−A、B−A−B、
ポリオレフイン―A−B、ポリオレフイン―A−
B−A−ポリオレフインなどの多層積層物とする
こともできる。 本発明の積層物は、熱圧着法、ダイ内ラミネー
ト法、ダイ外ラミネート法等の公知の手段を適用
することにより所望のシート、フイルムを得、さ
らにはブロー成形によりブロー成形品を得ること
ができる。 このようにして得られた本発明の積層物は、層
間接着(剥離)強度が著しく向上しており、しか
もガスバリヤー性、耐油性、耐水性などの性質も
改良されており、また熱成形性が良好であると共
に耐環境応力亀裂性においてもすぐれているとい
う特色を有している。そのためこの積層物は、各
種食品、飲料あるいは化学品等の包装もしくは容
器の資材として利用されるほか、各種用途の鋼管
の被覆資材などとして有効に利用しうるものであ
る。 次に、本発明の実施例を示す。 製造例 (1) 変性ポリエチレンAの製造 低密度エチレン共重合体(MI26g/10分、密度
0.92g/cm2、ブテン―1含有量2.1重量%)100重
量部、無水マレイン酸10重量部およびジクミルパ
ーオキサイド0.5重量部をキシレン600重量部に加
えて加熱溶解し、125℃で2時間撹拌しながら反
応させた。次いで、反応物を大量のアセトン中に
入れ、反応生成物を沈澱分別し、乾燥して無水マ
レイン酸変性ポリエチレンAを得た。得られた変
性ポリエチレンの無水マレイン酸含有量は3.0重
量%であり、またMIは0.9g/10分であつた。 (2) 変性ポリエチレンBの製造 原料ポリエチレンとして、MI13g/10分、密度
0.95g/cm3の高密度ポリエチレンを用いたこと以
外は上記(1)と同様の操作を行ない、変性ポリエチ
レンBを得た。得られた変性ポリエチレンの無水
マレイン酸含有量は3.5重量%あり、またMIは
0.1g/10分あつた。 (3) 変性ポリエチレンCの製造 低密度ポリエチレン(MI23g/10分、密度
0.90g/cm3)を用いて上記(1)と同様の操作を行な
い、変性ポリエチレンCを得た。得られた変性ポ
リエチレンの無水マレイン酸含有量は3.1重量%
あり、またMIは0.8g/10分あつた。 実施例1〜9および比較例1〜3 第1表[A]層配合組成からなる配合物を200
℃で混練押し出ししてペレツトを得た。このペレ
ツトと[B]層として、それぞれエチレン―酢酸
ビニル共重合体けん化物、6―ナイロン、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリオレフインを共押し
出し成形して各層200μの二層シートを製造した。
成形温度は樹脂組成物/エチレン―酢酸ビニル共
重合体ケン化物の場合は220℃、樹脂組成物/6
―ナイロンの場合は240℃、樹脂組成物/ポリエ
チレンテレフタレートの場合は260℃、樹脂組成
物/ポリオレフインの場合は200℃であり、引取
速度は5m/分であつた。180゜剥離強度の結果を
第1表および第2表に示す。
【表】
【表】
Claims (1)
- 1 [A](a)エチレンと0.2〜20モル%の炭素数
4〜8のα―オレフインからなる直鎖状低密度ポ
リエチレン99.9〜65重量%と(b)不飽和カルボン酸
もしくはその誘導体によつて変性された前記直鎖
状低密度ポリエチレンまたは高密度ポリエチレン
0.1〜35重量%からなるポリエチレン樹脂組成物
と[B]エチレン―酢酸ビニル共重合体けん化
物、ポリアミド、ポリエステルおよびポリオレフ
インよりなる群から選ばれた樹脂とを積層してな
る積層物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57177552A JPS5968351A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | ポリエチレン樹脂組成物積層物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57177552A JPS5968351A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | ポリエチレン樹脂組成物積層物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5968351A JPS5968351A (ja) | 1984-04-18 |
| JPS645614B2 true JPS645614B2 (ja) | 1989-01-31 |
Family
ID=16032942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57177552A Granted JPS5968351A (ja) | 1982-10-12 | 1982-10-12 | ポリエチレン樹脂組成物積層物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPS5968351A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1982
- 1982-10-12 JP JP57177552A patent/JPS5968351A/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104017304A (zh) * | 2014-06-01 | 2014-09-03 | 上海韬鸿化工科技有限公司 | 耐寒护套料及电缆 |
| CN104017304B (zh) * | 2014-06-01 | 2016-03-30 | 上海韬鸿化工科技有限公司 | 耐寒护套料及电缆 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5968351A (ja) | 1984-04-18 |
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