JPS646130Y2 - - Google Patents
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- JPS646130Y2 JPS646130Y2 JP1985057657U JP5765785U JPS646130Y2 JP S646130 Y2 JPS646130 Y2 JP S646130Y2 JP 1985057657 U JP1985057657 U JP 1985057657U JP 5765785 U JP5765785 U JP 5765785U JP S646130 Y2 JPS646130 Y2 JP S646130Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- insect repellent
- substance
- panel
- pest repellent
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- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
本考案は収納部分を構成する部材の少なくとも
一部にフラツシユパネルを使用してなり、害虫忌
避作用を有する新しい収納家具に関する。 従来より洋服ダンス等の収納家具には、該家具
内に収納される衣服等の防虫対策よりナフタリン
等の昇華性防虫剤を投入することが行われている
が、これらの防虫剤は約3〜4ケ月で効力を失な
うため、この期間毎に新しい防虫剤と取替えねば
防虫効果を持続できない。 本考案者らは兼てより収納家具自体に防虫対策
を施し、防虫剤等の別途投入を不要とした収納家
具を提供することを目的として種々研究を重ねて
きた。その過程において従来より軽量性、高強度
性、優れた寸法安定性等を具備する所から、収納
家具の構成部材として汎用されているフラツシユ
パネル殊にその空間部分に着目し、これに上記防
虫剤を装填する時には、該パネルを用いて上記目
的に合致する家具を収得できると考えた。しかし
ながらこの防虫剤装填パネルは、その表裏面に多
数の小孔を設けなければ、装填された防虫剤から
昇華する防虫性ガスによる所期の防虫効果は充分
に発揮できない反面、かかる小孔を設ける時に
は、防虫性ガスは比較的速やかに揮散し、長期に
亘る持続効果は発現されず、しかもフラツシユパ
ネル内の防虫剤の詰め替えは勿論極めて困難であ
り、また長期持続効果を期待して多量の防虫剤を
充填する時には、フラツシユパネル本来の軽量性
が阻害され、いずれの場合にも満足な長期持続性
のある防虫効果は奏し難いことを認めた。しかる
に本考案者らは引き続く研究において、N,N−
ジエチル−メタ−トルアミド(ジエチルトルアミ
ド)を始めとする一連の害虫忌避作用を有する物
質に着目し、之等を吸油性物質に含浸保持させて
後上記フラツシユパネルの内部空間に装填した
所、ナフタリン等の昇華性防虫剤を装填する場合
と異なりパネル表裏面に小孔を設けずとも、上記
吸油性物質に含浸保持された害虫忌避物質が、該
吸油性物質よりこれと接触するパネル構成部材中
に移行(浸透)し、液状形態のまま該部材中に均
一に拡散し、パネルの外表面に到達し、該面より
大気中に揮散する結果、極めて良好な害虫忌避効
果が長期に亘つて発現されることを見い出した。 本考案はこの新しい知見に基づいて完成された
ものである。 即ち本考案は、収納部分を構成する部材の少な
くとも一部にフラツシユパネルを使用した収納家
具において、該フラツシユパネルの内部空間に
2,3,4,5−ビス(Δ2−ブチル)−テトラヒ
ドロフルフラール、N,N−ジエチル−メタ−ト
ルアミド、ジ−ノルマル−プロピル イソシンコ
メロネート、ジ−ノルマル−ブチル サクシネー
ト、2−ハイドロキシエチルオクチルサルフアイ
ド及びジメチルフタレートから選ばれた少なくと
も1種の害虫忌避物質を1cm3当り約0.05〜0.5g
の割合で含浸保持した吸油性物質を、前記フラツ
シユパネル内部空間容積1当りに該害虫忌避物
質が約0.005〜0.5Kg存するように装填したことを
特徴とする収納家具に係る。 本考案の収納家具は、後述する害虫忌避効力試
験から明らかな通り実に数年にも及ぶ極めて優れ
た長期持続性のある忌避効果を具備するものであ
り、しかもその忌避作用はゴキブリを始めとする
各種の衛生害虫例えば蚊、ノミ、ナンキンムシ、
ハエ等並びにイガ、コイガ等の衣料害虫及びコク
ヌストモドキ、コクゾウムシ等の貯殻害虫の他ア
リ、ナメクジ等にも及ぶ。従つて本考案の収納家
具は、該家具内への之等害虫の侵入や該家具内で
の棲息を確実に防止できると共に、該家具付近へ
の上記害虫の飛来、接近等をも防止できるもので
あり、その実用的価値は極めて大きい。 本考案の収納家具は、収納部分を構成する部材
の少なくとも一部にフラツシユパネルを使用され
ていることが必要である。ここで収納家具として
は例えば洋服ダンス、和ダンス、整理ダンス、衣
裳箱等の箱物家具や流し台、食物収納庫、水屋、
吊り戸棚等の厨房用収納家具、茶ダンス、サイド
ボード、机、本箱等を例示でき、その構成部材と
しては例えば天板、中底板、底板、扉、引き戸、
側板、引き出し、盆等を例示できる。また上記構
成部材の少なくとも一部に用いられるフラツシユ
パネルとしては、通常のもの即ち枠を組み、必要
に応じ芯材を利用し、これに適当な薄板、合板等
を貼り付けたものをいずれも使用し得る。上記パ
ネルの構成材は、害虫忌避物質が浸透可能である
ことを前提として特に制限はなく、通常の各種天
然木材又はその合板を使用できる。好ましい木材
としては例えばイチイ、モミ、トドマツ、エゾマ
ツ、アカマツ、クロマツ、ヒメコマツ、ツガ、ス
ギ、オニグルミ、サワグルミ、ミズメ、マカン
バ、シイノキ、ブナ、ミズナラ、ハルニレ、ケヤ
キ、クス、シナノキ、ハリギリ、アオダモ、シオ
ジ、キリ、ペンシルシダ、ミヤトウ、カリン、ク
イーンチエリー、カツラ、ジヨンコン、カロフイ
ラム、タウン、ジエルトン、アガチス等を例示で
きる。また上記構成材としては、例えば合成木材
と呼ばれるポリスチレン、高密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、ABS樹脂、塩化ビニル系樹脂、
硬質ポリウレタン等のプラスチツクスの低発泡製
品や板紙、インシユレーシヨンボード等のフアイ
バーボードをも使用することができる。 また本考案において害虫忌避物質は、以下の化
合物群から選択される。 Γ 2,3,4,5−ビス(Δ2−ブチル)−テト
ラヒドロフルフラール(商品名レツパー111:
吉富製薬(株)製、以下レツパー111という) Γ N,N−ジエチル−メタ−トルアミド(以下
DETという) Γ ジ−ノルマル−プロピル イソシンコメロネ
ート(商品名レツパー333:吉富製薬(株)製、以
下レツパー333という) Γ ジ−ノルマル−ブチル サクシネート(以下
DNBSという) Γ 2−ハイドロキシエチルオクチルサルフアイ
ド(以下サルフアイドという) Γ ジメチルフタレート。之等忌避物はその1種
を単独に用いることもでき、2種以上を併用す
ることもできる。また上記忌避物質は必要に応
じて例えばN−(2−エチルヘキシル)−ビシク
ロ−〔2,2,1〕−5−ヘプテン−2,3−ジ
カルボキシイミド(商品名サイネピリン222:
吉富製薬(株)製)等の効力増強剤や6−(プロピ
ル−ピペロニル)−ブチルカビチルエーテル
(以下ピペロニルブトキサイドという)等の保
留剤と併用されてもよい。 本考案において上記害虫忌避物質を含浸保持さ
せる吸油物質は、フラツシユパネル内に装填でき
る限りいかなるものでもよいが、高吸油性、軽量
性等を考慮すれば、例えばハニカムコアー、段ボ
ール、紙、クラフト紙、上質紙等の紙類、木
粉、活性炭、タルク、クレー、ゼオライト、炭酸
カルシウム、パーライト、ケイ酸、ケイソウ土、
カオリン等の粉体、その成型物及びその焼成物、
ポリウレタンフオーム、ポリエチレンフオーム、
フオームラバー、スチロールフオーム、セルロー
ススポンジ、海綿等のフオーム状物、木綿、羊
毛、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、
ポリエステル、テトロン、石綿、ガラス等の繊維
や布、並びに上記したフラツシユパネルの構成材
とする木材の小片、オガ屑等を有利に使用でき
る。 上記害虫忌避物質の吸油性物質への含浸保持
は、通常の方法により行ない得る。その代表的な
方法としては例えば害虫忌避物質に、必要に応じ
て適当な希釈剤や蒸散乃至拡散調整剤等を配合
し、常温又は適当に加温後吸油性物質を浸漬し
て、減圧、加圧又は減圧−加圧条件下に上記吸油
性物質に含浸保持させる方法、害虫忌避物質を吸
油性物質に滴下して含浸保持させる方法又は塗布
して含浸保持させる方法等を例示できる。また吸
油性物質がプラスチツクス製の成型物やフオーム
等の場合には、之等の成型時等に害虫忌避物質を
練り込む方法をも適用できる。上記において適当
な希釈剤及び調整剤としては例えばメタノール、
エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、エチレングリコール、プロピレングリコール
等のグリコール類、酢酸メチル、酢酸エチル等の
エステル類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、セロソルブ、酢酸セロソルブ、エチル
セロソルブ等のセロソルブ類、ベンゼン、トルエ
ン等の芳香族炭化水素類、ジクロロエタン等のハ
ロゲン炭化水素類、パラフイン系炭化水素類、シ
ンナー、水等及び通常の界面活性剤例えばポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等を夫々
例示できる。また上記吸油性物質への害虫忌避物
質の含浸保持量は、通常用いる吸油性物質の飽和
含浸量までの適当な量、好ましくは該飽和含浸量
の約半量前後の量とするのがよく、これは吸油性
物質の1cm3当りに害虫忌避物質が、ほぼ0.05〜
0.5g程度含浸保持される場合に相当する。 本考案の害虫忌避作用を有する収納家具は、上
記の如くして調製される害虫忌避物質含浸保持吸
油性物質をフラツシユパネルの内部空間に装填し
たことによつて特徴付けられる。該装填量は、装
填すべき吸油性物質への害虫忌避物質の含浸保持
量、該害虫忌避物質の種類、吸油性物質の種類や
所望の害虫忌避効果、その持続効果等に応じて任
意に選択できる。通常フラツシユパネルの内部空
間容積1当り害虫忌避物質が0.005〜0.5Kg好ま
しくは0.01〜0.1Kg程度装填される量とするのが
適当である。 かくして本考案所期の長期に亘つて優れた害虫
忌避効果を持続発現し得る収納家具を収得でき
る。 以下本考案を更に詳しく説明するため、本考案
に用いるフラツシユパネルを作成する参考例及び
これを用いた試験箱における害虫忌避効力試験例
を示す。 参考例 1 まず下記第1表記載の各害虫忌避物質又はこれ
と希釈剤等の添加剤との混合物の所定量を、第1
表記載の各吸油性物質に含浸保持させて、害虫忌
避物質含浸保持吸油性物質試料を作成する。上記
含浸保持は、吸油性物質がハニカムコアー、段ボ
ール、ポリウレタンフオーム、木材小片、紙、
ポリエチレンフオームの場合には常圧含浸法によ
り、粉体の場合には噴霧後混合することにより行
なつた。第1表には用いた吸油性物質のかさ比重
を併記する。
一部にフラツシユパネルを使用してなり、害虫忌
避作用を有する新しい収納家具に関する。 従来より洋服ダンス等の収納家具には、該家具
内に収納される衣服等の防虫対策よりナフタリン
等の昇華性防虫剤を投入することが行われている
が、これらの防虫剤は約3〜4ケ月で効力を失な
うため、この期間毎に新しい防虫剤と取替えねば
防虫効果を持続できない。 本考案者らは兼てより収納家具自体に防虫対策
を施し、防虫剤等の別途投入を不要とした収納家
具を提供することを目的として種々研究を重ねて
きた。その過程において従来より軽量性、高強度
性、優れた寸法安定性等を具備する所から、収納
家具の構成部材として汎用されているフラツシユ
パネル殊にその空間部分に着目し、これに上記防
虫剤を装填する時には、該パネルを用いて上記目
的に合致する家具を収得できると考えた。しかし
ながらこの防虫剤装填パネルは、その表裏面に多
数の小孔を設けなければ、装填された防虫剤から
昇華する防虫性ガスによる所期の防虫効果は充分
に発揮できない反面、かかる小孔を設ける時に
は、防虫性ガスは比較的速やかに揮散し、長期に
亘る持続効果は発現されず、しかもフラツシユパ
ネル内の防虫剤の詰め替えは勿論極めて困難であ
り、また長期持続効果を期待して多量の防虫剤を
充填する時には、フラツシユパネル本来の軽量性
が阻害され、いずれの場合にも満足な長期持続性
のある防虫効果は奏し難いことを認めた。しかる
に本考案者らは引き続く研究において、N,N−
ジエチル−メタ−トルアミド(ジエチルトルアミ
ド)を始めとする一連の害虫忌避作用を有する物
質に着目し、之等を吸油性物質に含浸保持させて
後上記フラツシユパネルの内部空間に装填した
所、ナフタリン等の昇華性防虫剤を装填する場合
と異なりパネル表裏面に小孔を設けずとも、上記
吸油性物質に含浸保持された害虫忌避物質が、該
吸油性物質よりこれと接触するパネル構成部材中
に移行(浸透)し、液状形態のまま該部材中に均
一に拡散し、パネルの外表面に到達し、該面より
大気中に揮散する結果、極めて良好な害虫忌避効
果が長期に亘つて発現されることを見い出した。 本考案はこの新しい知見に基づいて完成された
ものである。 即ち本考案は、収納部分を構成する部材の少な
くとも一部にフラツシユパネルを使用した収納家
具において、該フラツシユパネルの内部空間に
2,3,4,5−ビス(Δ2−ブチル)−テトラヒ
ドロフルフラール、N,N−ジエチル−メタ−ト
ルアミド、ジ−ノルマル−プロピル イソシンコ
メロネート、ジ−ノルマル−ブチル サクシネー
ト、2−ハイドロキシエチルオクチルサルフアイ
ド及びジメチルフタレートから選ばれた少なくと
も1種の害虫忌避物質を1cm3当り約0.05〜0.5g
の割合で含浸保持した吸油性物質を、前記フラツ
シユパネル内部空間容積1当りに該害虫忌避物
質が約0.005〜0.5Kg存するように装填したことを
特徴とする収納家具に係る。 本考案の収納家具は、後述する害虫忌避効力試
験から明らかな通り実に数年にも及ぶ極めて優れ
た長期持続性のある忌避効果を具備するものであ
り、しかもその忌避作用はゴキブリを始めとする
各種の衛生害虫例えば蚊、ノミ、ナンキンムシ、
ハエ等並びにイガ、コイガ等の衣料害虫及びコク
ヌストモドキ、コクゾウムシ等の貯殻害虫の他ア
リ、ナメクジ等にも及ぶ。従つて本考案の収納家
具は、該家具内への之等害虫の侵入や該家具内で
の棲息を確実に防止できると共に、該家具付近へ
の上記害虫の飛来、接近等をも防止できるもので
あり、その実用的価値は極めて大きい。 本考案の収納家具は、収納部分を構成する部材
の少なくとも一部にフラツシユパネルを使用され
ていることが必要である。ここで収納家具として
は例えば洋服ダンス、和ダンス、整理ダンス、衣
裳箱等の箱物家具や流し台、食物収納庫、水屋、
吊り戸棚等の厨房用収納家具、茶ダンス、サイド
ボード、机、本箱等を例示でき、その構成部材と
しては例えば天板、中底板、底板、扉、引き戸、
側板、引き出し、盆等を例示できる。また上記構
成部材の少なくとも一部に用いられるフラツシユ
パネルとしては、通常のもの即ち枠を組み、必要
に応じ芯材を利用し、これに適当な薄板、合板等
を貼り付けたものをいずれも使用し得る。上記パ
ネルの構成材は、害虫忌避物質が浸透可能である
ことを前提として特に制限はなく、通常の各種天
然木材又はその合板を使用できる。好ましい木材
としては例えばイチイ、モミ、トドマツ、エゾマ
ツ、アカマツ、クロマツ、ヒメコマツ、ツガ、ス
ギ、オニグルミ、サワグルミ、ミズメ、マカン
バ、シイノキ、ブナ、ミズナラ、ハルニレ、ケヤ
キ、クス、シナノキ、ハリギリ、アオダモ、シオ
ジ、キリ、ペンシルシダ、ミヤトウ、カリン、ク
イーンチエリー、カツラ、ジヨンコン、カロフイ
ラム、タウン、ジエルトン、アガチス等を例示で
きる。また上記構成材としては、例えば合成木材
と呼ばれるポリスチレン、高密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、ABS樹脂、塩化ビニル系樹脂、
硬質ポリウレタン等のプラスチツクスの低発泡製
品や板紙、インシユレーシヨンボード等のフアイ
バーボードをも使用することができる。 また本考案において害虫忌避物質は、以下の化
合物群から選択される。 Γ 2,3,4,5−ビス(Δ2−ブチル)−テト
ラヒドロフルフラール(商品名レツパー111:
吉富製薬(株)製、以下レツパー111という) Γ N,N−ジエチル−メタ−トルアミド(以下
DETという) Γ ジ−ノルマル−プロピル イソシンコメロネ
ート(商品名レツパー333:吉富製薬(株)製、以
下レツパー333という) Γ ジ−ノルマル−ブチル サクシネート(以下
DNBSという) Γ 2−ハイドロキシエチルオクチルサルフアイ
ド(以下サルフアイドという) Γ ジメチルフタレート。之等忌避物はその1種
を単独に用いることもでき、2種以上を併用す
ることもできる。また上記忌避物質は必要に応
じて例えばN−(2−エチルヘキシル)−ビシク
ロ−〔2,2,1〕−5−ヘプテン−2,3−ジ
カルボキシイミド(商品名サイネピリン222:
吉富製薬(株)製)等の効力増強剤や6−(プロピ
ル−ピペロニル)−ブチルカビチルエーテル
(以下ピペロニルブトキサイドという)等の保
留剤と併用されてもよい。 本考案において上記害虫忌避物質を含浸保持さ
せる吸油物質は、フラツシユパネル内に装填でき
る限りいかなるものでもよいが、高吸油性、軽量
性等を考慮すれば、例えばハニカムコアー、段ボ
ール、紙、クラフト紙、上質紙等の紙類、木
粉、活性炭、タルク、クレー、ゼオライト、炭酸
カルシウム、パーライト、ケイ酸、ケイソウ土、
カオリン等の粉体、その成型物及びその焼成物、
ポリウレタンフオーム、ポリエチレンフオーム、
フオームラバー、スチロールフオーム、セルロー
ススポンジ、海綿等のフオーム状物、木綿、羊
毛、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、
ポリエステル、テトロン、石綿、ガラス等の繊維
や布、並びに上記したフラツシユパネルの構成材
とする木材の小片、オガ屑等を有利に使用でき
る。 上記害虫忌避物質の吸油性物質への含浸保持
は、通常の方法により行ない得る。その代表的な
方法としては例えば害虫忌避物質に、必要に応じ
て適当な希釈剤や蒸散乃至拡散調整剤等を配合
し、常温又は適当に加温後吸油性物質を浸漬し
て、減圧、加圧又は減圧−加圧条件下に上記吸油
性物質に含浸保持させる方法、害虫忌避物質を吸
油性物質に滴下して含浸保持させる方法又は塗布
して含浸保持させる方法等を例示できる。また吸
油性物質がプラスチツクス製の成型物やフオーム
等の場合には、之等の成型時等に害虫忌避物質を
練り込む方法をも適用できる。上記において適当
な希釈剤及び調整剤としては例えばメタノール、
エタノール、イソプロパノール等のアルコール
類、エチレングリコール、プロピレングリコール
等のグリコール類、酢酸メチル、酢酸エチル等の
エステル類、アセトン、メチルエチルケトン等の
ケトン類、セロソルブ、酢酸セロソルブ、エチル
セロソルブ等のセロソルブ類、ベンゼン、トルエ
ン等の芳香族炭化水素類、ジクロロエタン等のハ
ロゲン炭化水素類、パラフイン系炭化水素類、シ
ンナー、水等及び通常の界面活性剤例えばポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等を夫々
例示できる。また上記吸油性物質への害虫忌避物
質の含浸保持量は、通常用いる吸油性物質の飽和
含浸量までの適当な量、好ましくは該飽和含浸量
の約半量前後の量とするのがよく、これは吸油性
物質の1cm3当りに害虫忌避物質が、ほぼ0.05〜
0.5g程度含浸保持される場合に相当する。 本考案の害虫忌避作用を有する収納家具は、上
記の如くして調製される害虫忌避物質含浸保持吸
油性物質をフラツシユパネルの内部空間に装填し
たことによつて特徴付けられる。該装填量は、装
填すべき吸油性物質への害虫忌避物質の含浸保持
量、該害虫忌避物質の種類、吸油性物質の種類や
所望の害虫忌避効果、その持続効果等に応じて任
意に選択できる。通常フラツシユパネルの内部空
間容積1当り害虫忌避物質が0.005〜0.5Kg好ま
しくは0.01〜0.1Kg程度装填される量とするのが
適当である。 かくして本考案所期の長期に亘つて優れた害虫
忌避効果を持続発現し得る収納家具を収得でき
る。 以下本考案を更に詳しく説明するため、本考案
に用いるフラツシユパネルを作成する参考例及び
これを用いた試験箱における害虫忌避効力試験例
を示す。 参考例 1 まず下記第1表記載の各害虫忌避物質又はこれ
と希釈剤等の添加剤との混合物の所定量を、第1
表記載の各吸油性物質に含浸保持させて、害虫忌
避物質含浸保持吸油性物質試料を作成する。上記
含浸保持は、吸油性物質がハニカムコアー、段ボ
ール、ポリウレタンフオーム、木材小片、紙、
ポリエチレンフオームの場合には常圧含浸法によ
り、粉体の場合には噴霧後混合することにより行
なつた。第1表には用いた吸油性物質のかさ比重
を併記する。
【表】
次いで上記作成した各試料No.1〜12の夫々の所
定量を用いて、下記第2表記載の各種構成部材を
用いて作成されたフラツシユパネル(フラツシユ
厚内寸2cm厚)を作成する。
定量を用いて、下記第2表記載の各種構成部材を
用いて作成されたフラツシユパネル(フラツシユ
厚内寸2cm厚)を作成する。
【表】
【表】
<害虫忌避効力試験>
かくして得られた各フラツシユパネル1〜12に
つき以下の害虫忌避効力試験を行なう。即ち上記
各パネルを天板及び底板として用い、他はアガチ
ス板を用いて五面体の箱(開口部内寸3×10cm、
内寸15×10×3cm)を作成し、各試験箱を作成6
ケ月後、1年後及び3年後にチヤバネゴキブリ
400匹を飼育している飼育ケース内に3日間放置
し、4日目にチヤバネゴキブリの上記試験箱内へ
の侵入居住数の計数し、この数より下記基準に従
つて各供試フラツシユパネルの害虫忌避効果を判
定する。 〇 居住数 0 + 〃 1〜4匹 〃 5〜9匹 〃 10匹以上 結果を下記第3表に示す。尚第3表には、比較
のため上記試験と同一の試験を、上記フラツシユ
パネルNo.1において、害虫忌避物質含浸保持吸油
性物質に替えて、ナフタリン(昇華性防虫剤)を
収納すると共に箱内に臨む面に多数の小透孔を穿
設したパネルを用いた試験箱(対照No.a)、同上
記フラツシユパネルNo.1において、同質、同量の
害虫忌避物質を吸油性物質に含浸保持させること
なく箱内に臨む面の内面に直接塗布したパネルを
用いた試験箱(対照No.b)、及び上記対照No.bに
おいて、害虫忌避剤の塗布に替え、同質、同量の
害虫忌避剤を含有する塗料の塗膜を箱内に臨む面
の外面に形成したパネルを用いた試験箱(対照No.
c)の夫々につき行なつた結果を併記する。
つき以下の害虫忌避効力試験を行なう。即ち上記
各パネルを天板及び底板として用い、他はアガチ
ス板を用いて五面体の箱(開口部内寸3×10cm、
内寸15×10×3cm)を作成し、各試験箱を作成6
ケ月後、1年後及び3年後にチヤバネゴキブリ
400匹を飼育している飼育ケース内に3日間放置
し、4日目にチヤバネゴキブリの上記試験箱内へ
の侵入居住数の計数し、この数より下記基準に従
つて各供試フラツシユパネルの害虫忌避効果を判
定する。 〇 居住数 0 + 〃 1〜4匹 〃 5〜9匹 〃 10匹以上 結果を下記第3表に示す。尚第3表には、比較
のため上記試験と同一の試験を、上記フラツシユ
パネルNo.1において、害虫忌避物質含浸保持吸油
性物質に替えて、ナフタリン(昇華性防虫剤)を
収納すると共に箱内に臨む面に多数の小透孔を穿
設したパネルを用いた試験箱(対照No.a)、同上
記フラツシユパネルNo.1において、同質、同量の
害虫忌避物質を吸油性物質に含浸保持させること
なく箱内に臨む面の内面に直接塗布したパネルを
用いた試験箱(対照No.b)、及び上記対照No.bに
おいて、害虫忌避剤の塗布に替え、同質、同量の
害虫忌避剤を含有する塗料の塗膜を箱内に臨む面
の外面に形成したパネルを用いた試験箱(対照No.
c)の夫々につき行なつた結果を併記する。
【表】
上記第3表より本考案に従い害虫忌避物質保持
吸油性物質を装填したフラツシユパネルを用いて
作成された試験箱によれば、実に作成3年後にお
いても尚極めて害虫忌避効果を発現できることが
明らかである。 以下実施例を挙げる。 実施例 1 上記参考例において作成したフラツシユパネル
No.1と同様にして作成したフラツシユパネルを、
天板及び側板として用い洋服ダンス(幅1172mm、
奥行596mm、高さ1790mm、表面材カリン突板張、
表面塗装ニトロセルロース塗料の塗装、内装仕様
ウレタン樹脂塗料の塗装)を作成した。得られた
洋服ダンスは、長期に亘つて優れた害虫忌避効果
を持続するものであつた。 実施例 2 上記参考例において作成したフラツシユパネル
No.5と同様にして作成したフラツシユパネルを、
棚板及び側板として用い、食器戸棚(幅1230mm、
奥行450mm、高さ1800mm、表面材スギ板、表面塗
装ポリエステル樹脂塗料の塗装、内装仕様ポリエ
ステル樹脂塗料の塗装)を作成した。得られた食
器戸棚は、長期にわたつて優れた害虫忌避効果を
持続するものであつた。
吸油性物質を装填したフラツシユパネルを用いて
作成された試験箱によれば、実に作成3年後にお
いても尚極めて害虫忌避効果を発現できることが
明らかである。 以下実施例を挙げる。 実施例 1 上記参考例において作成したフラツシユパネル
No.1と同様にして作成したフラツシユパネルを、
天板及び側板として用い洋服ダンス(幅1172mm、
奥行596mm、高さ1790mm、表面材カリン突板張、
表面塗装ニトロセルロース塗料の塗装、内装仕様
ウレタン樹脂塗料の塗装)を作成した。得られた
洋服ダンスは、長期に亘つて優れた害虫忌避効果
を持続するものであつた。 実施例 2 上記参考例において作成したフラツシユパネル
No.5と同様にして作成したフラツシユパネルを、
棚板及び側板として用い、食器戸棚(幅1230mm、
奥行450mm、高さ1800mm、表面材スギ板、表面塗
装ポリエステル樹脂塗料の塗装、内装仕様ポリエ
ステル樹脂塗料の塗装)を作成した。得られた食
器戸棚は、長期にわたつて優れた害虫忌避効果を
持続するものであつた。
図面は本考案収納家具に用いられるフラツシユ
パネル例の1部にしてその中に害虫忌避物質保持
吸油性物質を装填したものの概略断面図である。 1……フラツシユパネル、2……害虫忌避物質
保持吸油性物質。
パネル例の1部にしてその中に害虫忌避物質保持
吸油性物質を装填したものの概略断面図である。 1……フラツシユパネル、2……害虫忌避物質
保持吸油性物質。
Claims (1)
- 収納部分を構成する部材の少なくとも一部にフ
ラツシユパネルを使用した収納家具において、該
フラツシユパネルの内部空間に2,3,4,5−
ビス(Δ2−ブチル)−テトラヒドロフルフラー
ル、N,N−ジエチル−メタ−トルアミド、ジ−
ノルマル−プロピル イソシンコメロネート、ジ
−ノルマル−ブチル サクシネート、2−ハイド
ロキシエチルオクチルサルフアイド及びジメチル
フタレートから選ばれた少なくとも1種の害虫忌
避物質を1cm3当り約0.05〜0.5gの割合で含浸保
持した吸油性物質を、前記フラツシユパネル内部
空間容積1当りに該害虫忌避物質が約0.005〜
0.5Kg存するように装填したことを特徴とする収
納家具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5765785U JPS60185944U (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 収納家具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5765785U JPS60185944U (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 収納家具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60185944U JPS60185944U (ja) | 1985-12-10 |
| JPS646130Y2 true JPS646130Y2 (ja) | 1989-02-16 |
Family
ID=30582390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5765785U Granted JPS60185944U (ja) | 1985-04-18 | 1985-04-18 | 収納家具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60185944U (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS567891Y2 (ja) * | 1972-07-03 | 1981-02-20 | ||
| JPS52110824A (en) * | 1976-03-16 | 1977-09-17 | Tsumura Juntendo Kk | Insect preventive agent |
| JPS546381U (ja) * | 1977-06-14 | 1979-01-17 |
-
1985
- 1985-04-18 JP JP5765785U patent/JPS60185944U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60185944U (ja) | 1985-12-10 |
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