JPS647987B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS647987B2 JPS647987B2 JP56047286A JP4728681A JPS647987B2 JP S647987 B2 JPS647987 B2 JP S647987B2 JP 56047286 A JP56047286 A JP 56047286A JP 4728681 A JP4728681 A JP 4728681A JP S647987 B2 JPS647987 B2 JP S647987B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydroxy
- general formula
- methyl
- added
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は新規なイソカルボスチリル誘導体およ
びその酸付加塩に関する。これらの化合物は強い
β−アドレナリン遮断作用を有し、高血圧症、狭
心症、不整脈などの心臓疾患に有用な医薬として
期待されるものである。 従来、β−アドレナリン遮断作用を有し、狭心
症などの治療に有用な化合物として、例えば次式 で表わされる4−(3−第3級ブチルアミノ−2
−ヒドロキシ)プロポキシ−2−メチルイソカル
ボスチリル塩酸塩が知られている(特公昭53−
41673号参照)。しかしながら、特に呼吸器疾患例
えば喘息の既往歴のある人には気管のβ−レセプ
ターに対してはあまり作用せず、心臓のβ−レセ
プターに対してより一層選択性のあるβ−アドレ
ナリン遮断作用薬剤の出現が強く望まれていた。
本発明者らは種々研究を重ねた結果、β−遮断作
用を有ししかも心臓に対して選択性の高い化合物
を得ることに成功した。 本発明のイソカルボスチリル誘導体は、一般式 (式中R1はメトキシ基、メチル基、ニトロ基ま
たはアセトアミノ基を示し、R2は水素原子また
はメトキシ基を示し、R3は低級アルキル基を示
し、そしてR4は水素原子またはアセチル基を示
すが、ただしR1がメチル基、ニトロ基またはア
セトアミノ基の場合はR2は水素原子であるもの
とする)で表わされる4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル誘導体およびそのアセチル化物と一般式 (式中Xはハロゲン原子を示す)で表わされるエ
ピハロゲノヒドリンとを反応させて一般式 (式中R1、R2およびR3は前記と同じであり、Y
はヒドロキシル基を示し、Zはハロゲン原子を示
し、またYとZとは結合してエポキシ環を形成し
てもよい)で表わされる4−置換イソカルボスチ
リル誘導体を得、次にこれと第3級ブチルアミン
とを反応させて一般式 (式中R1、R2およびR3は前記と同じである)で
表わされるイソカルボスチリル誘導体を得、さら
に必要により酸を反応させてその酸付加塩を得る
ことができる。 本発明に係る前記一般式〔〕で表わされるイ
ソカルボスチリル誘導体およびその酸付加塩の製
造方法についてより具体的に説明する。前記一般
式〔〕で表わされる4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル誘導体およびそのアセチル化物と前記エ
ピハロゲノヒドリンとの反応は、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、金属ナトリウムまたはそのアルコラート等
の無機塩基、ピペリジン、トリエチルアミン等の
有機塩基の存在下で無溶媒下あるいは有機溶媒例
えばメタノール、エタノール等の低級アルコール
類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド
類、アセトン等のケトン類、ベンゼン、トルエン
等の芳香族炭化水素類を使用して行われる。特に
有機溶媒としては低級アルコール類が好ましい。
反応温度は室温から加熱下で実施することができ
るが、通常は35〜70℃の範囲で行われる。また反
応時間は1〜7時間程度で充分である。この反応
において使用するエピハロゲノヒドリンは一般式
〔〕で表わされる4−ヒドロキシイソカルボス
チリルおよびそのアセチル化物に対して1モル以
上、好ましくは2〜10倍モルの量で使用する。な
おエピハロゲノヒドリンとしては通常エピクロル
ヒドリンまたはエピブロムヒドリンが用いられ
る。前記方法によつて得られる反応物はシリカゲ
ルまたはアルミナカラムクロマトグラフイーおよ
び結晶化により単離できるが、単離せずに次の反
応に用いることもできる。前記一般式〔〕で表
わされる4−置換イソカルボスチリル誘導体と第
3級ブチルアミンとの反応は、無溶媒かあるいは
有機溶媒例えばメタノール、エタノール等の低級
アルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド
等のアミド類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭
化水素類を使用して行われる。この反応において
第3級ブチルアミンは、一般式で表わされる4
−置換イソカルボスチリル誘導体に対して少なく
とも1モル以上、好ましくは3〜5倍モルの量で
実施するのがよい。反応温度は室温から加熱の範
囲で適宜実施することができるが、通常は50〜
100℃の範囲で行われる。反応時間は1〜5時間
程度で充分である。前記方法によつて得られる反
応液を減圧下に濃縮し、目的生成物を適当な酸と
の塩の結晶として析出させ、再結晶化により容易
に精製することができる。前記の適当な酸との塩
としては、塩酸塩、硝酸塩、燐酸塩、蓚酸塩、く
えん酸塩および酒石酸塩等が挙げられる。 このようにして得られた一般式〔〕で表わさ
れるイソカルボスチリル誘導体の代表的な化合物
しては、 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)−プロポキシ−2,7−ジメチルイソカルボ
スチリル酸塩酸、 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−2,5−ジメチルイソカルボス
チリル塩酸塩、 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−2,6−ジメチルイソカルボス
チリル塩酸塩、 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−6,7−ジメトキシ−2−メチ
ルイソカルボスチリル塩酸塩、 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−2−メチル−6−−ニトロイソ
カルボスチリル塩酸塩、 6−アセトアミノ−4−(3−第3級ブチルア
ミノ−2−ヒドロキシ)プロポキシ−2−メチル
イソカルボスチリル塩酸塩 等が挙げられる。 本発明に係る化合物は静脈内注射、皮下注射、
筋肉内注射、経口等の方法で投与することがで
き、特に経口投与、静脈内注射が好ましい。成人
の治療に用いられる場合の投与量は1日当り100
〜1200mg好ましくは200〜500mgの範囲である。 なお、本発明の目的化合物を製造する際の原料
となる一般式〔〕で表わされる4−ヒドロキシ
イソカルボスチリル誘導体およびそのアセチル化
物は下記の製造工程(1)および(2)に従つて製造する
ことができる。 前記式中、R3は低級アルキル基を示し、RAは
メトオキシ基、メチル基またはニトロ基を示し、
そしてRBはメトオキシ基または水素原子を示す
が、ただしRAがメチル基またはニトロ基の場合
はRBは水素原子である。まず一般式〔〕で表
わされるフタリド誘導体を例えば溶媒の不存在下
でほぼ等モルの臭素と加熱下に反応させるか、ま
たは四塩化炭素、クロロホルムおよびベンゼン等
の溶媒中でほぼ等モルのN−ブロムこはく酸イミ
ドと加熱下に反応させて3位の炭素を臭素化す
る。次に得られた臭素化物を、水または水−ベン
ゼンの混合物で加熱下に加水分解して一般式
〔〕で表わされる3−ヒドロキシフタリド誘導
体を得る。得られた3−ヒドロキシフタリド誘導
体は結晶化などで精製することもできるが、精製
せずに次の反応に用いることもできる。次に一般
式〔〕で表わされる3−ヒドロキシフタリド誘
導体を例えば水−N,N−ジメチルホルムアミド
の混合溶媒中で水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム等の無機
塩基と作用せしめてカルボン酸金属塩とした後、
等モル好ましくは過剰の沃化メチル、臭化メチル
等のハロゲン化メチルと室温もしくは40〜50℃に
加熱して反応を行い、一般式〔〕で表わされる
フタルアルデヒド酸誘導体を得る。得られたフタ
ルアルデヒド酸誘導体はカラムクロマトグラフイ
ー等によりり精製することもできるが、精製せず
に次の反応に用いることもできる。次に一般式
〔〕で表わされるフタルアルデヒド酸誘導体を
例えばアセトン中で等モル量もしくはやや過剰量
のジヨーンズ試薬を用いて20℃前後で酸化反応を
行い一般式〔〕で表わされるフタル酸モノメチ
ルエステル誘導体を得る。フタル酸モノメチルエ
ステル誘導体は再結晶化などにより精製すること
ができる。次に一般式〔〕で表わされるフタル
酸モノメチルエステル誘導体を例えばクロロホル
ム、四塩化炭素、ベンゼン等の有機溶媒中で室温
もしくは30〜50℃の加熱下に塩化オキザラルと反
応させて酸塩化物を得、ついで酸塩化物をクロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類あ
るいはベンゼン、トルエン等の芳香族類の溶媒中
で一般式〔〕で表わされるN−低級アルキルグ
リシンメチルエステルと等モル量もしくはやや過
剰量のトリエチルアミンおよびピリジン等の有機
塩基の存在下に最初に氷冷下そして次いで加熱下
に反応させて一般式〔〕で表わされるフタル酸
モノアミド誘導体を得る。得られたフタル酸モノ
アミド誘導体は精製することなしに次の反応に用
いられる。次に一般式〔〕で表わされるフタル
酸モノアミド誘導体を例えばメタノール、エタノ
ール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン等の
芳香族類の溶媒中でほぼ等モルのアルカリ金属ア
ルコラートを加え、加熱処理して一般式〔XI〕で
表わされるイソカルボスチリル誘導体のナトリウ
ム塩を得る。次に得られたイソカルボスチリル誘
導体を例えば塩酸−メタノールもしくは塩酸−酢
酸等の混合溶媒中で加熱して、一般式〔′〕で
表わされる4−ヒドロキシイソカルボスチリル誘
導体を得る。 前記式中R3は低級アルキル基を示し、一般式
〔XI′〕は前記一般式〔XI〕で表わされる化合物群
より選択されたニトロ化合物の一般式を示す。ま
ず、一般式〔XI′〕で表わされるニトロイソカル
ボスチリル誘導体のナトリウムム塩を例えば水に
溶解させ、塩酸等の強酸で酸性にして一般式
〔XII〕で表わされるニトロイソカルボスチリル誘
導体を析出させる。次に得られたニトロイソカル
ボスチリル誘導体を例えばメタノール、エタノー
ル等のアルコール溶媒中で酸化白金等の触媒の存
在下に接触還元した後、ついで塩酸を加えて一般
式〔〕で表わされるアミノイソカルボスチリ
ル誘導体の塩酸付加塩として単離する。次に得ら
れたアミノイソカルボスチリル誘導体の塩酸付加
塩を例えば塩酸−メタノール等の塩酸含有溶媒中
で加熱する。ついで反応液を冷却すると析出して
くる一般式〔〕で表わされる化合物を単離す
ることなく、水酸化ナトリウム等塩基の存在下に
無水酢酸等のアセチル化剤を室温下に添加混合し
て一般式〔″〕で表わされる4−アセトキシイ
ソカルボスチリル誘導体を得る。 以上(1)および(2)に従つて製造された一般式
〔′〕および一般式〔″〕で表わされる4−ヒ
ドロキシイソカルボスチリル誘導体およびそのア
セチル化物の代表的な化合物としては 2,6−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル、 2,7−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル、 2,5−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル、 6,7−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−2−メ
チルイソカルボスチリル、 4−ヒドロキシ−2−メチル−6−ニトロイソ
カルボスチリル、 6−アセトアミノ−4−アセトキシ−2−メチ
ルイソカルボスチリル 等が挙げられる。 次に本発明をさらに具体的に示すために実施例
をあげて説明するが、本発明はそれに限定される
ものではない。なお参考例は本発明において使用
される出発物質の製造を示すものである。 実施例 1 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−2,7−ジメチルイソカルボ
スチリル塩酸塩 メタノール60mlに2,7−ジメチル−4−ヒド
ロキシイソカルボスチリル7.0g、28%ナトリウ
ムメチラート8.0gおよびエピクロルヒドリン
13.7gを加え、40〜45℃で5時間撹拌した。不溶
物を過により除き、液を減圧下に濃縮した。
残渣をクロロホルムで抽出し、5%水酸化ナトリ
ウム水溶液、水および飽和食塩水で洗い、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後に溶媒を留去すると、油状
残渣10.3gが得られた。これをベンゼン−アセト
ン(100:2)の混合溶媒に溶解し、アルミナ105
gを用いたカラムで精製し、得られた結晶4.1g
をベンゼン−n−ヘキサンから再結晶すると2,
7−ジメチル−4−(2,3−エポキシ)プロポ
キシイソカルボスチリル3.4gが得られた。融点
122〜124℃。 元素分析値(C14H15O3Nとして) C% H% N% 計算値:68.55 6.16 5.71 実測値:68.73 6.29 5.72 次に2,7−ジメチル−4−(2,3−エポキ
シ)プロポキシイソカルボスチリル1.0g、第3
級ブチルアミン1.8gおよびエタノール24mlの混
合物を4時間撹拌還流した。減圧下に濃縮し、残
渣にベンゼンを加え再び濃縮した。残渣をアセト
ン約50mlに溶解し、約9NHCl−イソプロパノー
ル液を滴下して弱酸性にする。冷却後結晶を過
し、真空乾燥した。これをエタノール−酢酸エチ
ルから再結晶すると1.1gの表題化合物が得られ
た。融点174.5〜176.5℃。白色粉末結晶。 元素分析値(C18H26O3N2・HClとして) C% H% N% Cl% 計算値:60.92 7.67 7.89 9.99 実測値: 6.074 7.58 7.83 10.04 IR(cm-1):3340、1660、1620、1605 NMR(重水中):δ1.63(9H、s)、δ2.42(3H、
s)、δ(3.36(3H、s)、δ6.33(1H、s)、
δ7.25〜7.53(3H、m) 実施例 2 前記実施例1と同様な方法により4−(3−第
3級ブチルアミノ−2−ヒドロキシ)プロポキシ
−2,5−ジメチルイソカルボスチリル塩酸塩を
得た。融点195.0〜197.5℃。白色粉末結晶。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3350、1660、1620、
1600 NMR(重水中):δ1.65(9H、s)、δ2.44(3H、s) δ3.42(3H、s)、δ6.43(1H、s) δ7.14〜7.62(3H、m) 実施例 3 前記実施例1と同様な方法により4−(3−第
3級ブチルアミノ−2−ヒドロキシ)プロポキシ
−2,6−ジメチルイソカルボスチリル塩酸塩を
得た。融点234.4〜237.0℃。白色粉末結晶。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3350、1660、1625、
1605 NMR(重水中):δ1.70(9H、s)、δ2.48(3H、
s)、 δ3.52(3H、s)、δ6.46(1H、s)、 δ7.10〜7.90(3H、m) 実施例 4 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−6,7−ジメトキシ−2−メ
チルイソカルボスチリル塩酸塩 6,7−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−2−メ
チルイソカルボスチリル1.45g、28%ナトリウム
メチラート1.2gおよびエピクロルヒドリン1.7g
をメタノール13mlに加え、60〜65℃で3時間撹拌
した。不溶物を別し、液を減圧下に濃縮し
た。残渣にアセトン約20mlを加え、析出した結晶
を過して少量のアセトンで洗つた後、真空乾燥
すると0.7gの6,7−ジメトキシ−4−(2,3
−エポキシ)プロポキシ−2−メチルイソカルボ
スチリルが得られた。 次に6,7−ジメトキシ−4−(2,3−エポ
キシ)プロポキシ−2−メチルイソカルボスチリ
ル0.7g、第3級ブチルアミン2.5g、メタノール
9mlおよびN,N−ジメチルホルムアミド4mlの
混合物を80〜90℃の油浴上で2時間撹拌した。冷
却後過し、液を減圧下に濃縮した。残渣にエ
タノール4mlおよび酢酸エチル4mlを加え、不溶
物を過により除き、液に約6N塩化水素−イ
ソプロパノール溶液を加えてPHを2〜3にした。
析出した結晶を過し、真空乾燥後エタノール−
酢酸エチルから再結晶すると0.15gの表題化合物
が得られた。融点208〜209℃。白色粉末結晶。 元素分析値(C19H28O5N2・HClとして) C% H% N% Cl% 計算値:56.92 7.29 6.99 8.84 実測値:56.69 7.21 6.93 8.72 IR(cm-1)(ヌジヨール):3220、1660、1585 NMR(重水中):δ1.15(9H、s)、δ3.53(3H、s) δ4.00(6H、s)、δ6.54(1H、s) δ7.22(1H、s)、δ7.76(1H、s) 実施例 5 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−2−メチル−6−ニトロイソ
カルボスチリル塩酸塩 4−ヒドロキシ−2−メチル−6−ニトロイソ
カルボスチリル1.5gおよび28%ナトリウムメチ
ラート1.45gをメタノール12mlに加え、約5分間
撹拌した後エピクロルヒドリン2.52gを加え、そ
して45〜50℃で4時間撹拌した。減圧下に濃縮し
た後残渣に水を加え、クロロホルムで抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後に減圧濃縮すると1.1gの4−(2,3−
エポキシ)プロポキシ−2−メチル−6−ニトロ
イソカルボスチリルが得られた。 次に4−(2,3−エポキシ)プロポキシ−2
−メチル−6−ニトロイソカルボスチリル1.0g、
第3級ブチルアミン1.6gおよびエタノールの混
合物を2時間撹拌還流した。減圧濃縮し、残渣に
ベンゼンを加えそして再び濃縮した。残渣をベン
セン−酢酸エチル−メタノール(4:4:1)の
混合溶媒10mlに溶解しそして放置した。析出した
結晶を過し真空乾燥すると、0.5gの4−(3−
第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキシ)プロポキ
シ−2−メチル−6−ニトロイソカルボスチリル
が得られた。これをエタノール−メタノール
(3:1)の混合溶媒に溶解し、3N塩化水素−エ
タノール溶液を加えてPHを2〜3にしそして氷冷
した。析出した結晶を過し、真空乾燥した後メ
タノール−酢酸エチルから再結晶すると0.3gの
表題化合物が得られた。融点254〜257℃。橙色粉
末結晶。 元素分析値(C17H23O5N3・HClとして) C% H% N% Cl% 計算値:52.92 6.27 10.89 9.19 実測値:52.51 6.27 10.76 8.88 IR(cm-1)(ヌジヨール):3200、3100、1640、
1620、1600、1520 NMR(重水中):δ1.50(9H、s)、δ3.37(3H、s) δ6.72(1H、s)、δ7.75〜7.90(3H、m) 実施例 6 6−アセトアミノ−4−(3−第3級ブチルア
ミノ−2−ヒドロキシ)プロポキシ−2−メチ
ルイソカルボスチリル塩酸塩 6−アセトアミノ−4−アセトキシ−2−メチ
ルイソカルボスチリル1.8gをメタノール15mlに
加え、窒素気流下に28%ナトリウムメチラート
2.79gを撹拌下に滴下すると6−アセトアミノ−
4−ヒドロキシ−2−メチルイソカルボスチリル
ナトリウム塩の溶液が得られた。これにエピクロ
ルヒドリン2.43gを加え、40〜45℃で3.5時間撹
拌した。不溶物を別し、液を減圧下に濃縮し
た。残渣に水を加え、クロロホルムで抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧下に濃縮し、残渣をメタノールか
ら再結晶すると0.73gの6−アセトアミノ−4−
(2,3−エポキシ)プロポキシ−2−メチルイ
ソカルボスチリルが得られた。 次に6−アセトアミノ−4−(2,3−エポキ
シ)プロポキシ−2−メチルイソカルボスチリル
0.7g、第3級ブチルアミン1.0gをエタノール15
mlに加え、2時間撹拌還流した。減圧下に濃縮
し、残渣にベンゼンを加えて再び濃縮した。アセ
トン−メタノール(6:1)の混合溶媒35mlを加
えて不溶物を別し、液に6N塩化水素−エタ
ノール溶液を加えてPHを2〜3にし、氷冷した。
析出した結晶を過し、真空乾燥後にメタノール
−酢酸エチルから再結晶すると0.24gの表題化合
物が得られた。融点252〜255℃。淡黄色粉末結
晶。 元素分析値(C19H27O4N3・HClとして) C% H% N% Cl% 計算値:57.35 7.09 10.56 8.91 実測値:57.22 6.93 10.43 8.78 IR(cm-1)(ヌジヨール):3240、3070、1670、
1620、1580 NMR(重水中):δ1.58(9H、s)、δ2.25(3H、s) δ3.32(3H、s)、δ6.40(1H、s) δ7.05〜7.75(3H、m) 参考例 1 2,6−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリルの製造 (1) 3−ヒドロキシ−6−メチル−フタリド6−
メチルフタリド32.9g、N−ブロムこはく酸イ
ミド41.5g、過酸化ベンゾイル0.5gおよび四
塩化炭素650mlの混合物を2時間撹拌還流した。
不溶物を別し液を濃縮して50.0gの濃縮物
を得た。その濃縮物にベンゼン154mlおよび水
99mlを加えて4時間撹拌還流した。水200mlお
よび炭酸水素ナトリウム58gを加えて抽出し、
水層をベンゼン150mlで洗い不溶物を別した
後、撹拌しながら塩酸をPH2〜3になるまで加
える。それを食塩で飽和にし酢酸エチルで抽出
し、酢酸エチル層を飽和食塩水で2回洗い無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後濃縮して3−ヒド
ロキシ−6−メチルフタリド23.2gを得た。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3320、1730 NMR(DMSO−d):δ2.40(3H、s)、δ6.60
(1H、s) δ7.53(3H) (2) 2−ホルミル−5−メチル安息香酸メチル3
−ヒドロキシ−6−メチルフタリド22.0gを
N,N−ジメチルホルムアミド110mlに溶解し、
これに水酸化ナトリウム5.4gを水14.3c.c.に溶
解した溶液を加え、室温において30分間撹拌し
た。次に沃化メチル16.3mlを加え外温40〜45℃
において7時間撹拌した。反応液を濃縮した
後、、水200mlを加えて100mlのベンゼンで3回
抽出した。ベンゼン層を水、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で順次洗つた後、活
性炭1.0gを加えて20分間撹拌した。別した
後、液を濃縮し2−ホルミル−5−メチル安
息香酸メチル19.4gを得た。 IR(cm-1)(ヌジヨール):1720、1690 NMR(CDCl3):δ2.25(3H、s)、δ3.95(3H、
s) δ7.3〜7.9(3H)、δ10.60(1H、s) (3) 2−メトキシカルボニル−4−メチル安息香
酸 2−ホルミル−5−メチル安息香酸メチル
18.0gをアセトン500mlに溶解し、その溶液に
三酸化クロム12.4g、蒸留水23.1mlおよび濃硫
酸10.7ml、水4.4c.c.から調製されたジヨーンズ
試薬を室温において撹拌下1.5時間で滴下した。
さらに1時間撹拌した後、イソプロピルアルコ
ール5mlを加えた。不溶物を別した後、液
を濃縮し、濃縮物を氷水100mlに注加してベン
センで3回抽出した。ベンゼン層を2%亜硫酸
水素ナトリウム水溶液100ml、水、飽和食塩水
で順次洗つた後、結晶の析出が始まるまで濃縮
し一晩冷却し結晶を別し、冷ベンセンで洗い
真空乾燥して2−メトキシカルボニル−4−メ
チル安息香酸14.6gを得た。 IR(cm-1)(ヌジヨール):1720、1687 NMR(CDCl3):δ2.40(3H、s)、δ3.85(3H、
s) δ7.25〜7.85(3H)、δ11.2(1H) (4) N−(2−メトキシカルボニル−4−メチル)
ベンゾイル−サルコシンメチルエステル 塩化オキサリル25gをクロロホルム44mlに溶
解した溶液にクロロホルム50ml中2−メトキシ
カルボニル−4−メチル安息香酸13.5g、溶液
を室温において撹拌下45分間で滴下した。さら
に室温において1時間40〜45℃の外温において
30分間撹拌した。減圧下、過剰の塩化オキサリ
ルおよび溶媒を留去し、さらにベンゼン30mlを
加えた2回留去した。得られた濃縮物とサルコ
シンメチルエステル塩酸塩12.6gおよびクロロ
ホルム80c.c.との混合物に氷冷下撹拌しつつトリ
エチルアミン28.1gを30分間で滴下し、その後
室温において2時間撹拌し、さらに30分間還流
した。反応液を氷水200c.c.中にうつし、水層を
クロロホルムで3回抽出した。クロロホルム層
を水、希塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液および飽和食塩水で順次洗い、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後濃縮してN−(2−メト
キシカルボニル−4−メチル)ベンゾイル−サ
ルコシンメチルエステル15.7gを得た。 IR(cm-1)(ニート):1740、1720、1640 NMR(CDCl3):δ2.40(3H、s)、δ3.02(3H)、
δ3.75(3H) δ3.85(3H、s)、δ4.35(2H、s) δ7.10〜8.00(3H) (5) 2.6−ジメチル−4−ヒドロキシ−3−メト
キシカルボニルイソカルボスチリルナトリウム
塩 N−(2−メトキシカルボニル−4−メチル)
ベンゾイル−サルコシンメチルエステル15.6g
をメタノール80mlに溶解し、撹拌還流下28%ナ
トリウムメチラート13mlを5分間で滴下した。
さらに2分間撹拌還流した後、充分に水冷し
た。結晶を別し、真空乾燥して2.6−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル
イソカルボスチリルナトリウム塩8.6gを得た。 IR(cm-1)(ヌジヨール):1690、1605 NMR(D2O):δ2.35(3H、s)、δ3.45(3H、
s)、δ3.95(3H、s)、δ7.10〜7.95(3H) (6) 2,6−ジメチル−4−ヒドロキシイソカル
ボスチリル 2,6−ジメチル−4−ヒドロキシ−3−メ
トキシカルボニルイソカルボスチリルナトリウ
ム塩8.0g、3N塩酸240c.c.およびメタノール50
c.c.の混合物を22時間窒素気流下に撹拌還流した
後、徐々に氷冷した。結晶を別し、氷水で洗
い、真空乾燥して2,6−ジメチル−4−ヒド
ロキシイソカルボスチリル2.9gを得た。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3100、1640、1620 NMR(DMSO−d):δ2.50(3H、s)、δ3.45
(3H、s)、δ6.85(1H、s)、δ7.20〜8.20
(3H) 参考例 2 前記参考例1と同様の方法により次の化合物を
製造した。 2,7−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル IR(cm-1)(ヌジヨール):3100、1640、1620 NMR(DMSO−d):δ2.47(3H、s)、3.47(3H、
s)、6.85(1H、s)、7.42〜8.05(3H) 2,5−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル IR(cm-1)(ヌジヨール):3100、1640、1620 6,7−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−2−メ
チルイソカルボスチリル IR(cm-1)(ヌジヨール):3600、1630、1610 NMR(DMSO−d):δ3.48(3H、s)、δ3.89
(3H、s)δ3.93(3H、s)、δ6.90(1H、s)、
δ7.26(1H、s)、δ7.61(1H、s) 4−ヒドロキシ−2−メチル−6−ニトロイソ
カルボスチリル IR(cm-1)(ヌジヨール):3100、1640、1620 NMR(DMSO−d):δ3.50(3H、s)、δ7.00
(1H、s)、δ8.0〜8.8(3H) 参考例 3 6−アセトアミノ−4−アセトキシ−2−メチ
ルイソカルボスチリルの製造 (1) 4−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−
2−メチル−6−ニトロイソカルボスチリル 4−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−
2−メチル−6−ニトロイソカルボスチリルナ
トリウム塩5.0gを水150mlに溶解し、3N塩酸
で酸性にすると黄色結晶が析出した。結晶を
過し、中性になるまで水洗した後、真空乾燥し
て上記目的化合物4.14gを得た。m.p.196.6〜
197.9℃。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3060、1650、1600、
1530 NMR(CDCl3):δ3.45(3H、s)、δ3.82(3H、
s) δ8.10〜8.80(3H)、δ11.25(1H、s) (2) 6−アミノ−4−ヒドロキシ−3−メトキシ
カルボニル−2−メチルイソカルボスチリル塩
酸塩 4−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−
2−メチル−6−ニトロイソカルボスチリル
8.0g、酸化白金()0.13gおよびメタノー
ル300mlを接触還元装置に仕込み、2200mlの水
素を吸収させた。その後、過し、液に6N
塩化水素性エタノール10mlを加えて冷凍室に一
晩放置すると結晶が析出した。結晶を過し、
氷冷メタノールで洗い真空乾燥して上記目的化
合物6.43gを得た。m.p.175.9〜179.3℃。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3350、1660、1625、
1580 NMR(DMSO−d):δ3.44(3H、s)、δ3.95
(3H、s)、δ7.25〜8.23(7HただしD2O置換
により3Hになる) (3) 6−アセトアミノ−4−アセトキシ−2−メ
チルイソカルボスチリル 6−アミノ−4−ヒドロキシ−3−メトキシ
カルボニル−2−メチルイソカルボスチリル塩
酸塩5.4g、3N塩酸150mlおよびメタノール18
mlの混合物を窒素気流下30時間撹拌した。その
後氷冷すると6−アミノ−4−ヒドロキシ−2
−メチルイソカルボスチリル塩酸塩が結晶とし
て析出した。それを単離することなく次に水酸
化ナトリウム21.8gを水50mlに溶解した溶液を
氷冷下5分間で滴下し、その後後、無水酢酸
20.7mlを室温において滴下すると結晶が析出し
はじた。結晶を過し、水洗し、真空乾燥する
と上記目的化合物2.27gが得られた。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3430、1750、1700 NMR(DMSO−d):δ2.15(3H、s)、δ2.40
(3H、s) δ3.50(3H、s)、δ7.35〜8.35(4H) δ10.45(1H、s) 次に本発明の化合物と前記特公昭53−41673号
公報記載の化合物とのβ−アドレナリン遮断の強
さを比較する。
びその酸付加塩に関する。これらの化合物は強い
β−アドレナリン遮断作用を有し、高血圧症、狭
心症、不整脈などの心臓疾患に有用な医薬として
期待されるものである。 従来、β−アドレナリン遮断作用を有し、狭心
症などの治療に有用な化合物として、例えば次式 で表わされる4−(3−第3級ブチルアミノ−2
−ヒドロキシ)プロポキシ−2−メチルイソカル
ボスチリル塩酸塩が知られている(特公昭53−
41673号参照)。しかしながら、特に呼吸器疾患例
えば喘息の既往歴のある人には気管のβ−レセプ
ターに対してはあまり作用せず、心臓のβ−レセ
プターに対してより一層選択性のあるβ−アドレ
ナリン遮断作用薬剤の出現が強く望まれていた。
本発明者らは種々研究を重ねた結果、β−遮断作
用を有ししかも心臓に対して選択性の高い化合物
を得ることに成功した。 本発明のイソカルボスチリル誘導体は、一般式 (式中R1はメトキシ基、メチル基、ニトロ基ま
たはアセトアミノ基を示し、R2は水素原子また
はメトキシ基を示し、R3は低級アルキル基を示
し、そしてR4は水素原子またはアセチル基を示
すが、ただしR1がメチル基、ニトロ基またはア
セトアミノ基の場合はR2は水素原子であるもの
とする)で表わされる4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル誘導体およびそのアセチル化物と一般式 (式中Xはハロゲン原子を示す)で表わされるエ
ピハロゲノヒドリンとを反応させて一般式 (式中R1、R2およびR3は前記と同じであり、Y
はヒドロキシル基を示し、Zはハロゲン原子を示
し、またYとZとは結合してエポキシ環を形成し
てもよい)で表わされる4−置換イソカルボスチ
リル誘導体を得、次にこれと第3級ブチルアミン
とを反応させて一般式 (式中R1、R2およびR3は前記と同じである)で
表わされるイソカルボスチリル誘導体を得、さら
に必要により酸を反応させてその酸付加塩を得る
ことができる。 本発明に係る前記一般式〔〕で表わされるイ
ソカルボスチリル誘導体およびその酸付加塩の製
造方法についてより具体的に説明する。前記一般
式〔〕で表わされる4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル誘導体およびそのアセチル化物と前記エ
ピハロゲノヒドリンとの反応は、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、金属ナトリウムまたはそのアルコラート等
の無機塩基、ピペリジン、トリエチルアミン等の
有機塩基の存在下で無溶媒下あるいは有機溶媒例
えばメタノール、エタノール等の低級アルコール
類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド
類、アセトン等のケトン類、ベンゼン、トルエン
等の芳香族炭化水素類を使用して行われる。特に
有機溶媒としては低級アルコール類が好ましい。
反応温度は室温から加熱下で実施することができ
るが、通常は35〜70℃の範囲で行われる。また反
応時間は1〜7時間程度で充分である。この反応
において使用するエピハロゲノヒドリンは一般式
〔〕で表わされる4−ヒドロキシイソカルボス
チリルおよびそのアセチル化物に対して1モル以
上、好ましくは2〜10倍モルの量で使用する。な
おエピハロゲノヒドリンとしては通常エピクロル
ヒドリンまたはエピブロムヒドリンが用いられ
る。前記方法によつて得られる反応物はシリカゲ
ルまたはアルミナカラムクロマトグラフイーおよ
び結晶化により単離できるが、単離せずに次の反
応に用いることもできる。前記一般式〔〕で表
わされる4−置換イソカルボスチリル誘導体と第
3級ブチルアミンとの反応は、無溶媒かあるいは
有機溶媒例えばメタノール、エタノール等の低級
アルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド
等のアミド類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭
化水素類を使用して行われる。この反応において
第3級ブチルアミンは、一般式で表わされる4
−置換イソカルボスチリル誘導体に対して少なく
とも1モル以上、好ましくは3〜5倍モルの量で
実施するのがよい。反応温度は室温から加熱の範
囲で適宜実施することができるが、通常は50〜
100℃の範囲で行われる。反応時間は1〜5時間
程度で充分である。前記方法によつて得られる反
応液を減圧下に濃縮し、目的生成物を適当な酸と
の塩の結晶として析出させ、再結晶化により容易
に精製することができる。前記の適当な酸との塩
としては、塩酸塩、硝酸塩、燐酸塩、蓚酸塩、く
えん酸塩および酒石酸塩等が挙げられる。 このようにして得られた一般式〔〕で表わさ
れるイソカルボスチリル誘導体の代表的な化合物
しては、 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)−プロポキシ−2,7−ジメチルイソカルボ
スチリル酸塩酸、 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−2,5−ジメチルイソカルボス
チリル塩酸塩、 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−2,6−ジメチルイソカルボス
チリル塩酸塩、 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−6,7−ジメトキシ−2−メチ
ルイソカルボスチリル塩酸塩、 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−2−メチル−6−−ニトロイソ
カルボスチリル塩酸塩、 6−アセトアミノ−4−(3−第3級ブチルア
ミノ−2−ヒドロキシ)プロポキシ−2−メチル
イソカルボスチリル塩酸塩 等が挙げられる。 本発明に係る化合物は静脈内注射、皮下注射、
筋肉内注射、経口等の方法で投与することがで
き、特に経口投与、静脈内注射が好ましい。成人
の治療に用いられる場合の投与量は1日当り100
〜1200mg好ましくは200〜500mgの範囲である。 なお、本発明の目的化合物を製造する際の原料
となる一般式〔〕で表わされる4−ヒドロキシ
イソカルボスチリル誘導体およびそのアセチル化
物は下記の製造工程(1)および(2)に従つて製造する
ことができる。 前記式中、R3は低級アルキル基を示し、RAは
メトオキシ基、メチル基またはニトロ基を示し、
そしてRBはメトオキシ基または水素原子を示す
が、ただしRAがメチル基またはニトロ基の場合
はRBは水素原子である。まず一般式〔〕で表
わされるフタリド誘導体を例えば溶媒の不存在下
でほぼ等モルの臭素と加熱下に反応させるか、ま
たは四塩化炭素、クロロホルムおよびベンゼン等
の溶媒中でほぼ等モルのN−ブロムこはく酸イミ
ドと加熱下に反応させて3位の炭素を臭素化す
る。次に得られた臭素化物を、水または水−ベン
ゼンの混合物で加熱下に加水分解して一般式
〔〕で表わされる3−ヒドロキシフタリド誘導
体を得る。得られた3−ヒドロキシフタリド誘導
体は結晶化などで精製することもできるが、精製
せずに次の反応に用いることもできる。次に一般
式〔〕で表わされる3−ヒドロキシフタリド誘
導体を例えば水−N,N−ジメチルホルムアミド
の混合溶媒中で水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム等の無機
塩基と作用せしめてカルボン酸金属塩とした後、
等モル好ましくは過剰の沃化メチル、臭化メチル
等のハロゲン化メチルと室温もしくは40〜50℃に
加熱して反応を行い、一般式〔〕で表わされる
フタルアルデヒド酸誘導体を得る。得られたフタ
ルアルデヒド酸誘導体はカラムクロマトグラフイ
ー等によりり精製することもできるが、精製せず
に次の反応に用いることもできる。次に一般式
〔〕で表わされるフタルアルデヒド酸誘導体を
例えばアセトン中で等モル量もしくはやや過剰量
のジヨーンズ試薬を用いて20℃前後で酸化反応を
行い一般式〔〕で表わされるフタル酸モノメチ
ルエステル誘導体を得る。フタル酸モノメチルエ
ステル誘導体は再結晶化などにより精製すること
ができる。次に一般式〔〕で表わされるフタル
酸モノメチルエステル誘導体を例えばクロロホル
ム、四塩化炭素、ベンゼン等の有機溶媒中で室温
もしくは30〜50℃の加熱下に塩化オキザラルと反
応させて酸塩化物を得、ついで酸塩化物をクロロ
ホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類あ
るいはベンゼン、トルエン等の芳香族類の溶媒中
で一般式〔〕で表わされるN−低級アルキルグ
リシンメチルエステルと等モル量もしくはやや過
剰量のトリエチルアミンおよびピリジン等の有機
塩基の存在下に最初に氷冷下そして次いで加熱下
に反応させて一般式〔〕で表わされるフタル酸
モノアミド誘導体を得る。得られたフタル酸モノ
アミド誘導体は精製することなしに次の反応に用
いられる。次に一般式〔〕で表わされるフタル
酸モノアミド誘導体を例えばメタノール、エタノ
ール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン等の
芳香族類の溶媒中でほぼ等モルのアルカリ金属ア
ルコラートを加え、加熱処理して一般式〔XI〕で
表わされるイソカルボスチリル誘導体のナトリウ
ム塩を得る。次に得られたイソカルボスチリル誘
導体を例えば塩酸−メタノールもしくは塩酸−酢
酸等の混合溶媒中で加熱して、一般式〔′〕で
表わされる4−ヒドロキシイソカルボスチリル誘
導体を得る。 前記式中R3は低級アルキル基を示し、一般式
〔XI′〕は前記一般式〔XI〕で表わされる化合物群
より選択されたニトロ化合物の一般式を示す。ま
ず、一般式〔XI′〕で表わされるニトロイソカル
ボスチリル誘導体のナトリウムム塩を例えば水に
溶解させ、塩酸等の強酸で酸性にして一般式
〔XII〕で表わされるニトロイソカルボスチリル誘
導体を析出させる。次に得られたニトロイソカル
ボスチリル誘導体を例えばメタノール、エタノー
ル等のアルコール溶媒中で酸化白金等の触媒の存
在下に接触還元した後、ついで塩酸を加えて一般
式〔〕で表わされるアミノイソカルボスチリ
ル誘導体の塩酸付加塩として単離する。次に得ら
れたアミノイソカルボスチリル誘導体の塩酸付加
塩を例えば塩酸−メタノール等の塩酸含有溶媒中
で加熱する。ついで反応液を冷却すると析出して
くる一般式〔〕で表わされる化合物を単離す
ることなく、水酸化ナトリウム等塩基の存在下に
無水酢酸等のアセチル化剤を室温下に添加混合し
て一般式〔″〕で表わされる4−アセトキシイ
ソカルボスチリル誘導体を得る。 以上(1)および(2)に従つて製造された一般式
〔′〕および一般式〔″〕で表わされる4−ヒ
ドロキシイソカルボスチリル誘導体およびそのア
セチル化物の代表的な化合物としては 2,6−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル、 2,7−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル、 2,5−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル、 6,7−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−2−メ
チルイソカルボスチリル、 4−ヒドロキシ−2−メチル−6−ニトロイソ
カルボスチリル、 6−アセトアミノ−4−アセトキシ−2−メチ
ルイソカルボスチリル 等が挙げられる。 次に本発明をさらに具体的に示すために実施例
をあげて説明するが、本発明はそれに限定される
ものではない。なお参考例は本発明において使用
される出発物質の製造を示すものである。 実施例 1 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−2,7−ジメチルイソカルボ
スチリル塩酸塩 メタノール60mlに2,7−ジメチル−4−ヒド
ロキシイソカルボスチリル7.0g、28%ナトリウ
ムメチラート8.0gおよびエピクロルヒドリン
13.7gを加え、40〜45℃で5時間撹拌した。不溶
物を過により除き、液を減圧下に濃縮した。
残渣をクロロホルムで抽出し、5%水酸化ナトリ
ウム水溶液、水および飽和食塩水で洗い、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後に溶媒を留去すると、油状
残渣10.3gが得られた。これをベンゼン−アセト
ン(100:2)の混合溶媒に溶解し、アルミナ105
gを用いたカラムで精製し、得られた結晶4.1g
をベンゼン−n−ヘキサンから再結晶すると2,
7−ジメチル−4−(2,3−エポキシ)プロポ
キシイソカルボスチリル3.4gが得られた。融点
122〜124℃。 元素分析値(C14H15O3Nとして) C% H% N% 計算値:68.55 6.16 5.71 実測値:68.73 6.29 5.72 次に2,7−ジメチル−4−(2,3−エポキ
シ)プロポキシイソカルボスチリル1.0g、第3
級ブチルアミン1.8gおよびエタノール24mlの混
合物を4時間撹拌還流した。減圧下に濃縮し、残
渣にベンゼンを加え再び濃縮した。残渣をアセト
ン約50mlに溶解し、約9NHCl−イソプロパノー
ル液を滴下して弱酸性にする。冷却後結晶を過
し、真空乾燥した。これをエタノール−酢酸エチ
ルから再結晶すると1.1gの表題化合物が得られ
た。融点174.5〜176.5℃。白色粉末結晶。 元素分析値(C18H26O3N2・HClとして) C% H% N% Cl% 計算値:60.92 7.67 7.89 9.99 実測値: 6.074 7.58 7.83 10.04 IR(cm-1):3340、1660、1620、1605 NMR(重水中):δ1.63(9H、s)、δ2.42(3H、
s)、δ(3.36(3H、s)、δ6.33(1H、s)、
δ7.25〜7.53(3H、m) 実施例 2 前記実施例1と同様な方法により4−(3−第
3級ブチルアミノ−2−ヒドロキシ)プロポキシ
−2,5−ジメチルイソカルボスチリル塩酸塩を
得た。融点195.0〜197.5℃。白色粉末結晶。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3350、1660、1620、
1600 NMR(重水中):δ1.65(9H、s)、δ2.44(3H、s) δ3.42(3H、s)、δ6.43(1H、s) δ7.14〜7.62(3H、m) 実施例 3 前記実施例1と同様な方法により4−(3−第
3級ブチルアミノ−2−ヒドロキシ)プロポキシ
−2,6−ジメチルイソカルボスチリル塩酸塩を
得た。融点234.4〜237.0℃。白色粉末結晶。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3350、1660、1625、
1605 NMR(重水中):δ1.70(9H、s)、δ2.48(3H、
s)、 δ3.52(3H、s)、δ6.46(1H、s)、 δ7.10〜7.90(3H、m) 実施例 4 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−6,7−ジメトキシ−2−メ
チルイソカルボスチリル塩酸塩 6,7−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−2−メ
チルイソカルボスチリル1.45g、28%ナトリウム
メチラート1.2gおよびエピクロルヒドリン1.7g
をメタノール13mlに加え、60〜65℃で3時間撹拌
した。不溶物を別し、液を減圧下に濃縮し
た。残渣にアセトン約20mlを加え、析出した結晶
を過して少量のアセトンで洗つた後、真空乾燥
すると0.7gの6,7−ジメトキシ−4−(2,3
−エポキシ)プロポキシ−2−メチルイソカルボ
スチリルが得られた。 次に6,7−ジメトキシ−4−(2,3−エポ
キシ)プロポキシ−2−メチルイソカルボスチリ
ル0.7g、第3級ブチルアミン2.5g、メタノール
9mlおよびN,N−ジメチルホルムアミド4mlの
混合物を80〜90℃の油浴上で2時間撹拌した。冷
却後過し、液を減圧下に濃縮した。残渣にエ
タノール4mlおよび酢酸エチル4mlを加え、不溶
物を過により除き、液に約6N塩化水素−イ
ソプロパノール溶液を加えてPHを2〜3にした。
析出した結晶を過し、真空乾燥後エタノール−
酢酸エチルから再結晶すると0.15gの表題化合物
が得られた。融点208〜209℃。白色粉末結晶。 元素分析値(C19H28O5N2・HClとして) C% H% N% Cl% 計算値:56.92 7.29 6.99 8.84 実測値:56.69 7.21 6.93 8.72 IR(cm-1)(ヌジヨール):3220、1660、1585 NMR(重水中):δ1.15(9H、s)、δ3.53(3H、s) δ4.00(6H、s)、δ6.54(1H、s) δ7.22(1H、s)、δ7.76(1H、s) 実施例 5 4−(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキ
シ)プロポキシ−2−メチル−6−ニトロイソ
カルボスチリル塩酸塩 4−ヒドロキシ−2−メチル−6−ニトロイソ
カルボスチリル1.5gおよび28%ナトリウムメチ
ラート1.45gをメタノール12mlに加え、約5分間
撹拌した後エピクロルヒドリン2.52gを加え、そ
して45〜50℃で4時間撹拌した。減圧下に濃縮し
た後残渣に水を加え、クロロホルムで抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後に減圧濃縮すると1.1gの4−(2,3−
エポキシ)プロポキシ−2−メチル−6−ニトロ
イソカルボスチリルが得られた。 次に4−(2,3−エポキシ)プロポキシ−2
−メチル−6−ニトロイソカルボスチリル1.0g、
第3級ブチルアミン1.6gおよびエタノールの混
合物を2時間撹拌還流した。減圧濃縮し、残渣に
ベンゼンを加えそして再び濃縮した。残渣をベン
セン−酢酸エチル−メタノール(4:4:1)の
混合溶媒10mlに溶解しそして放置した。析出した
結晶を過し真空乾燥すると、0.5gの4−(3−
第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキシ)プロポキ
シ−2−メチル−6−ニトロイソカルボスチリル
が得られた。これをエタノール−メタノール
(3:1)の混合溶媒に溶解し、3N塩化水素−エ
タノール溶液を加えてPHを2〜3にしそして氷冷
した。析出した結晶を過し、真空乾燥した後メ
タノール−酢酸エチルから再結晶すると0.3gの
表題化合物が得られた。融点254〜257℃。橙色粉
末結晶。 元素分析値(C17H23O5N3・HClとして) C% H% N% Cl% 計算値:52.92 6.27 10.89 9.19 実測値:52.51 6.27 10.76 8.88 IR(cm-1)(ヌジヨール):3200、3100、1640、
1620、1600、1520 NMR(重水中):δ1.50(9H、s)、δ3.37(3H、s) δ6.72(1H、s)、δ7.75〜7.90(3H、m) 実施例 6 6−アセトアミノ−4−(3−第3級ブチルア
ミノ−2−ヒドロキシ)プロポキシ−2−メチ
ルイソカルボスチリル塩酸塩 6−アセトアミノ−4−アセトキシ−2−メチ
ルイソカルボスチリル1.8gをメタノール15mlに
加え、窒素気流下に28%ナトリウムメチラート
2.79gを撹拌下に滴下すると6−アセトアミノ−
4−ヒドロキシ−2−メチルイソカルボスチリル
ナトリウム塩の溶液が得られた。これにエピクロ
ルヒドリン2.43gを加え、40〜45℃で3.5時間撹
拌した。不溶物を別し、液を減圧下に濃縮し
た。残渣に水を加え、クロロホルムで抽出した。
抽出液を飽和食塩水で洗い、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧下に濃縮し、残渣をメタノールか
ら再結晶すると0.73gの6−アセトアミノ−4−
(2,3−エポキシ)プロポキシ−2−メチルイ
ソカルボスチリルが得られた。 次に6−アセトアミノ−4−(2,3−エポキ
シ)プロポキシ−2−メチルイソカルボスチリル
0.7g、第3級ブチルアミン1.0gをエタノール15
mlに加え、2時間撹拌還流した。減圧下に濃縮
し、残渣にベンゼンを加えて再び濃縮した。アセ
トン−メタノール(6:1)の混合溶媒35mlを加
えて不溶物を別し、液に6N塩化水素−エタ
ノール溶液を加えてPHを2〜3にし、氷冷した。
析出した結晶を過し、真空乾燥後にメタノール
−酢酸エチルから再結晶すると0.24gの表題化合
物が得られた。融点252〜255℃。淡黄色粉末結
晶。 元素分析値(C19H27O4N3・HClとして) C% H% N% Cl% 計算値:57.35 7.09 10.56 8.91 実測値:57.22 6.93 10.43 8.78 IR(cm-1)(ヌジヨール):3240、3070、1670、
1620、1580 NMR(重水中):δ1.58(9H、s)、δ2.25(3H、s) δ3.32(3H、s)、δ6.40(1H、s) δ7.05〜7.75(3H、m) 参考例 1 2,6−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリルの製造 (1) 3−ヒドロキシ−6−メチル−フタリド6−
メチルフタリド32.9g、N−ブロムこはく酸イ
ミド41.5g、過酸化ベンゾイル0.5gおよび四
塩化炭素650mlの混合物を2時間撹拌還流した。
不溶物を別し液を濃縮して50.0gの濃縮物
を得た。その濃縮物にベンゼン154mlおよび水
99mlを加えて4時間撹拌還流した。水200mlお
よび炭酸水素ナトリウム58gを加えて抽出し、
水層をベンゼン150mlで洗い不溶物を別した
後、撹拌しながら塩酸をPH2〜3になるまで加
える。それを食塩で飽和にし酢酸エチルで抽出
し、酢酸エチル層を飽和食塩水で2回洗い無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後濃縮して3−ヒド
ロキシ−6−メチルフタリド23.2gを得た。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3320、1730 NMR(DMSO−d):δ2.40(3H、s)、δ6.60
(1H、s) δ7.53(3H) (2) 2−ホルミル−5−メチル安息香酸メチル3
−ヒドロキシ−6−メチルフタリド22.0gを
N,N−ジメチルホルムアミド110mlに溶解し、
これに水酸化ナトリウム5.4gを水14.3c.c.に溶
解した溶液を加え、室温において30分間撹拌し
た。次に沃化メチル16.3mlを加え外温40〜45℃
において7時間撹拌した。反応液を濃縮した
後、、水200mlを加えて100mlのベンゼンで3回
抽出した。ベンゼン層を水、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液、飽和食塩水で順次洗つた後、活
性炭1.0gを加えて20分間撹拌した。別した
後、液を濃縮し2−ホルミル−5−メチル安
息香酸メチル19.4gを得た。 IR(cm-1)(ヌジヨール):1720、1690 NMR(CDCl3):δ2.25(3H、s)、δ3.95(3H、
s) δ7.3〜7.9(3H)、δ10.60(1H、s) (3) 2−メトキシカルボニル−4−メチル安息香
酸 2−ホルミル−5−メチル安息香酸メチル
18.0gをアセトン500mlに溶解し、その溶液に
三酸化クロム12.4g、蒸留水23.1mlおよび濃硫
酸10.7ml、水4.4c.c.から調製されたジヨーンズ
試薬を室温において撹拌下1.5時間で滴下した。
さらに1時間撹拌した後、イソプロピルアルコ
ール5mlを加えた。不溶物を別した後、液
を濃縮し、濃縮物を氷水100mlに注加してベン
センで3回抽出した。ベンゼン層を2%亜硫酸
水素ナトリウム水溶液100ml、水、飽和食塩水
で順次洗つた後、結晶の析出が始まるまで濃縮
し一晩冷却し結晶を別し、冷ベンセンで洗い
真空乾燥して2−メトキシカルボニル−4−メ
チル安息香酸14.6gを得た。 IR(cm-1)(ヌジヨール):1720、1687 NMR(CDCl3):δ2.40(3H、s)、δ3.85(3H、
s) δ7.25〜7.85(3H)、δ11.2(1H) (4) N−(2−メトキシカルボニル−4−メチル)
ベンゾイル−サルコシンメチルエステル 塩化オキサリル25gをクロロホルム44mlに溶
解した溶液にクロロホルム50ml中2−メトキシ
カルボニル−4−メチル安息香酸13.5g、溶液
を室温において撹拌下45分間で滴下した。さら
に室温において1時間40〜45℃の外温において
30分間撹拌した。減圧下、過剰の塩化オキサリ
ルおよび溶媒を留去し、さらにベンゼン30mlを
加えた2回留去した。得られた濃縮物とサルコ
シンメチルエステル塩酸塩12.6gおよびクロロ
ホルム80c.c.との混合物に氷冷下撹拌しつつトリ
エチルアミン28.1gを30分間で滴下し、その後
室温において2時間撹拌し、さらに30分間還流
した。反応液を氷水200c.c.中にうつし、水層を
クロロホルムで3回抽出した。クロロホルム層
を水、希塩酸、水、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液および飽和食塩水で順次洗い、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後濃縮してN−(2−メト
キシカルボニル−4−メチル)ベンゾイル−サ
ルコシンメチルエステル15.7gを得た。 IR(cm-1)(ニート):1740、1720、1640 NMR(CDCl3):δ2.40(3H、s)、δ3.02(3H)、
δ3.75(3H) δ3.85(3H、s)、δ4.35(2H、s) δ7.10〜8.00(3H) (5) 2.6−ジメチル−4−ヒドロキシ−3−メト
キシカルボニルイソカルボスチリルナトリウム
塩 N−(2−メトキシカルボニル−4−メチル)
ベンゾイル−サルコシンメチルエステル15.6g
をメタノール80mlに溶解し、撹拌還流下28%ナ
トリウムメチラート13mlを5分間で滴下した。
さらに2分間撹拌還流した後、充分に水冷し
た。結晶を別し、真空乾燥して2.6−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル
イソカルボスチリルナトリウム塩8.6gを得た。 IR(cm-1)(ヌジヨール):1690、1605 NMR(D2O):δ2.35(3H、s)、δ3.45(3H、
s)、δ3.95(3H、s)、δ7.10〜7.95(3H) (6) 2,6−ジメチル−4−ヒドロキシイソカル
ボスチリル 2,6−ジメチル−4−ヒドロキシ−3−メ
トキシカルボニルイソカルボスチリルナトリウ
ム塩8.0g、3N塩酸240c.c.およびメタノール50
c.c.の混合物を22時間窒素気流下に撹拌還流した
後、徐々に氷冷した。結晶を別し、氷水で洗
い、真空乾燥して2,6−ジメチル−4−ヒド
ロキシイソカルボスチリル2.9gを得た。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3100、1640、1620 NMR(DMSO−d):δ2.50(3H、s)、δ3.45
(3H、s)、δ6.85(1H、s)、δ7.20〜8.20
(3H) 参考例 2 前記参考例1と同様の方法により次の化合物を
製造した。 2,7−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル IR(cm-1)(ヌジヨール):3100、1640、1620 NMR(DMSO−d):δ2.47(3H、s)、3.47(3H、
s)、6.85(1H、s)、7.42〜8.05(3H) 2,5−ジメチル−4−ヒドロキシイソカルボ
スチリル IR(cm-1)(ヌジヨール):3100、1640、1620 6,7−ジメトキシ−4−ヒドロキシ−2−メ
チルイソカルボスチリル IR(cm-1)(ヌジヨール):3600、1630、1610 NMR(DMSO−d):δ3.48(3H、s)、δ3.89
(3H、s)δ3.93(3H、s)、δ6.90(1H、s)、
δ7.26(1H、s)、δ7.61(1H、s) 4−ヒドロキシ−2−メチル−6−ニトロイソ
カルボスチリル IR(cm-1)(ヌジヨール):3100、1640、1620 NMR(DMSO−d):δ3.50(3H、s)、δ7.00
(1H、s)、δ8.0〜8.8(3H) 参考例 3 6−アセトアミノ−4−アセトキシ−2−メチ
ルイソカルボスチリルの製造 (1) 4−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−
2−メチル−6−ニトロイソカルボスチリル 4−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−
2−メチル−6−ニトロイソカルボスチリルナ
トリウム塩5.0gを水150mlに溶解し、3N塩酸
で酸性にすると黄色結晶が析出した。結晶を
過し、中性になるまで水洗した後、真空乾燥し
て上記目的化合物4.14gを得た。m.p.196.6〜
197.9℃。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3060、1650、1600、
1530 NMR(CDCl3):δ3.45(3H、s)、δ3.82(3H、
s) δ8.10〜8.80(3H)、δ11.25(1H、s) (2) 6−アミノ−4−ヒドロキシ−3−メトキシ
カルボニル−2−メチルイソカルボスチリル塩
酸塩 4−ヒドロキシ−3−メトキシカルボニル−
2−メチル−6−ニトロイソカルボスチリル
8.0g、酸化白金()0.13gおよびメタノー
ル300mlを接触還元装置に仕込み、2200mlの水
素を吸収させた。その後、過し、液に6N
塩化水素性エタノール10mlを加えて冷凍室に一
晩放置すると結晶が析出した。結晶を過し、
氷冷メタノールで洗い真空乾燥して上記目的化
合物6.43gを得た。m.p.175.9〜179.3℃。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3350、1660、1625、
1580 NMR(DMSO−d):δ3.44(3H、s)、δ3.95
(3H、s)、δ7.25〜8.23(7HただしD2O置換
により3Hになる) (3) 6−アセトアミノ−4−アセトキシ−2−メ
チルイソカルボスチリル 6−アミノ−4−ヒドロキシ−3−メトキシ
カルボニル−2−メチルイソカルボスチリル塩
酸塩5.4g、3N塩酸150mlおよびメタノール18
mlの混合物を窒素気流下30時間撹拌した。その
後氷冷すると6−アミノ−4−ヒドロキシ−2
−メチルイソカルボスチリル塩酸塩が結晶とし
て析出した。それを単離することなく次に水酸
化ナトリウム21.8gを水50mlに溶解した溶液を
氷冷下5分間で滴下し、その後後、無水酢酸
20.7mlを室温において滴下すると結晶が析出し
はじた。結晶を過し、水洗し、真空乾燥する
と上記目的化合物2.27gが得られた。 IR(cm-1)(ヌジヨール):3430、1750、1700 NMR(DMSO−d):δ2.15(3H、s)、δ2.40
(3H、s) δ3.50(3H、s)、δ7.35〜8.35(4H) δ10.45(1H、s) 次に本発明の化合物と前記特公昭53−41673号
公報記載の化合物とのβ−アドレナリン遮断の強
さを比較する。
【表】
上記表記した結果から、本発明の化合物は公知
の化合物に比して心蔵に対しての選択性が高いこ
とが理解できるであろう。
の化合物に比して心蔵に対しての選択性が高いこ
とが理解できるであろう。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中R1はメトキシ基、メチル基、ニトロ基ま
たはアセトアミノ基を示し、R2は水素原子また
はメトキシ基を示し、そしてR3は低級アルキル
基を示すが、ただしR1がメチル基、ニトロ基ま
たはアセトアミノ基の場合はR2は水素原子であ
るものとする)で表わされるイソカルボスチリル
誘導体およびその酸付加塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56047286A JPS57163367A (en) | 1981-04-01 | 1981-04-01 | Isocarbostyryl derivative |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56047286A JPS57163367A (en) | 1981-04-01 | 1981-04-01 | Isocarbostyryl derivative |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57163367A JPS57163367A (en) | 1982-10-07 |
| JPS647987B2 true JPS647987B2 (ja) | 1989-02-10 |
Family
ID=12771041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56047286A Granted JPS57163367A (en) | 1981-04-01 | 1981-04-01 | Isocarbostyryl derivative |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57163367A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57212161A (en) * | 1981-06-25 | 1982-12-27 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | Isocarbostyril derivative |
| JPS59116269A (ja) * | 1982-12-24 | 1984-07-05 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | イソカルボスチリル誘導体 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1590629A (en) * | 1976-09-23 | 1981-06-03 | Cam Gears Ltd | Powerassisted gear system |
-
1981
- 1981-04-01 JP JP56047286A patent/JPS57163367A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57163367A (en) | 1982-10-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| SU625610A3 (ru) | Способ получени 3,3,5,5тетрахлорфенол-3,4,5,6тетрабромсульфофталеина или 3,3-дибром -5,5-дихлорфенол3,4,5,6-тетрахлорсульфофталеина | |
| JP2532192B2 (ja) | 1−アミノ−2−フルオロシクロプロパン | |
| JPS61251650A (ja) | (z)−1−フエニル−1−ジエチルアミノカルボニル−2−アミノメチルシクロプロパン塩酸塩の製造方法 | |
| JPS647987B2 (ja) | ||
| JPS5825677B2 (ja) | 3−テトラゾ−ル−1−アザキサントン誘導体およびその製造法 | |
| WO2000015596A1 (fr) | Procede de preparation d'acides benzoiques fluores | |
| JPS6355512B2 (ja) | ||
| EP0000152B1 (en) | Oxaminic acids and esters, process for their preparation and pharmaceutical compositions containing them | |
| JPH07215952A (ja) | カテコール誘導体 | |
| JP3020040B2 (ja) | 2−オキソ−5−ヒドロキシクロマンの製造方法 | |
| JP2000119221A (ja) | (2,4,5−トリフルオロ−3−メトキシベンゾイル)酢酸エステル誘導体の製造方法及びその製造中間体 | |
| JPH05279305A (ja) | 3′−アミノ−2′−ヒドロキシアセトフェノンの製造方法 | |
| JP3234627B2 (ja) | ピラノ〔2,3−f〕キノリン誘導体 | |
| JPS60197644A (ja) | 2―メチルアミノ―1―プロパノール誘導体の製造法 | |
| JPS6324994B2 (ja) | ||
| CN120309497A (zh) | 一种奈多罗米中间体的制备方法 | |
| JPH07291902A (ja) | アリルキノン誘導体の製造方法および中間体 | |
| JPH041746B2 (ja) | ||
| JPS61246176A (ja) | アミノラクトンの調製方法 | |
| DK164453B (da) | Dibenzooeb,daathiopyran-6-carboxylsyreforbindelser, fremgangsmaade til fremstilling heraf og farmaceutiske praeparater indeholdende disse forbindelser | |
| JPH0812658A (ja) | シドノン類の製造法 | |
| JPH01163154A (ja) | テトラヒドロフタルイミド系化合物の製造法、その中間体および該中間体の製造法 | |
| JPS62111965A (ja) | インド−ル誘導体 | |
| JPH06100526A (ja) | フェノキシアルキルカルボン酸誘導体 | |
| JPS6246534B2 (ja) |