JPS64981B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS64981B2 JPS64981B2 JP10688482A JP10688482A JPS64981B2 JP S64981 B2 JPS64981 B2 JP S64981B2 JP 10688482 A JP10688482 A JP 10688482A JP 10688482 A JP10688482 A JP 10688482A JP S64981 B2 JPS64981 B2 JP S64981B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dibenzylidene sorbitol
- weight
- polyolefin
- present
- nuclear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は光学特性の優れたポリオレフイン組成
物に関する。 ポリオレフインの透明化については、従来より
多数の提案がなされている。例えば急冷結晶化を
行う方法や分岐の導入あるいはイオン基の導入に
よつて金属錯体を形成させる方法等が広く利用さ
れているが、これらの方法はいずれも結晶形態を
小さくするか結晶形態をとらせないように凝集を
防ぐ結果、結晶化度の低下を招き、機械的強度や
剛性を損なうという問題がある。また、造核剤の
添加による方法では結晶化度の低下はないもの
の、透明性の改良効果が生じるポリオレフインの
種類が多くの場合限られており、多くは逆に透明
性が悪くなるという問題がある。このため、結晶
化度を低下することなく透明性を向上させる方法
として、特開昭54−149752号、特公昭55−71732
号のようにジベンジリデンソルビトール又はその
核置換体の如き特殊な造核剤を配合する方法が提
案されている。本発明者らは、このジベンジリデ
ンソルビトール又はその核置換体の透明性改良効
果を一層向上させるべく研究の結果、特定のジベ
ンジリデンソルビトール核置換体を用いることに
より、ジベンジリデンソルビトール又はその核置
換体の中でも特に優れた効果を発揮することを見
出し、本発明に到達した。 すなわち、本発明は、ポリオレフイン100重量
部に対して、式 で表わされる、バラ位にイソプロピル基が置換し
たジベンジリデンソルビトール核置換体を、0.01
乃至3重量部配合してなることを特徴とするポリ
オレフイン組成物である。 本発明で用いられるジベンジリデンソルビトー
ル核置換体は、ジベンジリデンソルビトールの2
個のベンゼン環のパラ位に水素基の代わりにイソ
プロピル基が置換したものである。イソプロピル
基核置換体としては、そのほかにメタイソプロピ
ルジベンジリデンソルビトール及びオルソイソプ
ロピルジベンジリデンソルビトールがあるが、両
者とも透明化効果はほとんどなく、本発明のパラ
位置換体のみが特異的に顕著な透明化効果を示す
ことは驚くべきことである。また通常のイソプロ
ピル基核置換体は、上記に示した各種異性体の混
合物となつているが、これらの異性体混合物はパ
ラ位置換体の含有量が80重量%以上であれば、そ
の効果はパラ位置換体単独使用とほぼ同等の顕著
な効果を示す。しかし80重量%未満だと透明化効
果は劣る。 このジベンジリデンソルビトールのパラ位イソ
プロピル基核置換体を得るには、たとえば1モル
のソルビトールと2モルのp−イソプロピルベン
ズアルデヒドをベンゼン、シクロヘキサンなどの
溶媒中で硫酸、p−トルエンスルフオン酸などの
酸触媒の存在下に共沸脱水する。反応後脱溶媒
し、エチルアルコールを加えて結晶状物質とした
のち、水及びアルコールによる洗浄を行つて目的
化合物を得ることができる。このようにして得ら
れるジベンジリデンソルビトールのイソプロピル
基核置換体の置換位置の確認は、通常C13−
NMRにより行う。 ジベンジリデンソルビトール核置換体を配合す
るポリオレフインには、エチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、3−メチル−1−ペンテン等の単独重合
体あるいは2種以上のコモノマーからなる共重合
体である。 共重合体の場合には、共重合体成分として共役
ジエンのような多不飽和化合物を含むものであつ
てもよい。あるいはこれらの重合体の混合物とい
つた如何なるポリオレフインでもよい。 ポリオレフインに対するジベンジリデンソルビ
トール核置換体の配合割合は、ポリオレフイン
100重量部に対して0.01乃至3重量部、好ましく
は0.1乃至1重量部である。配合量が0.01重量部
未満だと透明性改善の効果が小さく、3重量部を
越えるとポリオレフイン本来の性質を損なうだけ
でなく、透明性が低下したりブリードアウトが生
じる。またポリオレフインに配合するジベンジリ
デンソルビトール核置換体は、本発明に用いるパ
ラ位にイソプロピル基が置換した核置換体のほか
に、前述したように本発明の目的を損わない範囲
で、他の位置にイソプロピル基が配位した核置換
体が混つていてもかまわない。 更に本発明のポリオレフイン組成物には、耐候
安定剤、耐熱安定剤、帯電防止剤、防曇剤、アン
チブロツキング剤、スリツプ剤、滑剤、顔料、染
料等の通常ポリオレフインに添加して使用される
各種配合剤を本発明の目的を損わない範囲で配合
しておいてもよい。 本発明のポリオレフイン組成物を得るには、ポ
リオレフインとジベンジリデンソルビトール核置
換体とを前記範囲内で公知の種々の方法、例えば
V−ブレンダー、リボンブレンダー、ヘンシエル
ミキサー、タンブラーブレンダー等で混合する方
法、混合後押出機等で造粒する方法、あるいは押
出機、ニーダー、バンバリーミキサー等で混練造
粒する方法を採りうる。また本発明のポリオレフ
イン組成物は周知の押出機、圧縮成型機等々を使
用してフイルム、シート、チユーブ、びん等任意
に成形することができる。 このようにして得られる本発明のポリオレフイ
ン組成物は、透明性等の光学的性質が優れるた
め、商品としての価値が向上する。 次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限りこれらの
例に何ら制約されるものではない。 実施例1〜5及び比較例1〜6 エチレン・4−メチル−1−ペンテンランダム
共重合体(メルトフローレート2.3g/10min、
密度0.920g/cm3)に第1表に示すジベンジリデ
ンソルビトール系化合物を配合し、200mmφ押出
機にて造粒ペレツト化した。このペレツトを用い
てプレス成型機により温度200℃、時間10分の条
件下厚さ1mmのシートを成型した。結果を第1表
に示す。 霞度(Haze);ASTM D 1003−52 剛性率 ;ASTM D 1043−72 結晶化温度;示差走査型熱量計(DSC)によ
る降温速度10℃/minでの発熱曲
線から求めた発熱ピークを示す最
高温度
物に関する。 ポリオレフインの透明化については、従来より
多数の提案がなされている。例えば急冷結晶化を
行う方法や分岐の導入あるいはイオン基の導入に
よつて金属錯体を形成させる方法等が広く利用さ
れているが、これらの方法はいずれも結晶形態を
小さくするか結晶形態をとらせないように凝集を
防ぐ結果、結晶化度の低下を招き、機械的強度や
剛性を損なうという問題がある。また、造核剤の
添加による方法では結晶化度の低下はないもの
の、透明性の改良効果が生じるポリオレフインの
種類が多くの場合限られており、多くは逆に透明
性が悪くなるという問題がある。このため、結晶
化度を低下することなく透明性を向上させる方法
として、特開昭54−149752号、特公昭55−71732
号のようにジベンジリデンソルビトール又はその
核置換体の如き特殊な造核剤を配合する方法が提
案されている。本発明者らは、このジベンジリデ
ンソルビトール又はその核置換体の透明性改良効
果を一層向上させるべく研究の結果、特定のジベ
ンジリデンソルビトール核置換体を用いることに
より、ジベンジリデンソルビトール又はその核置
換体の中でも特に優れた効果を発揮することを見
出し、本発明に到達した。 すなわち、本発明は、ポリオレフイン100重量
部に対して、式 で表わされる、バラ位にイソプロピル基が置換し
たジベンジリデンソルビトール核置換体を、0.01
乃至3重量部配合してなることを特徴とするポリ
オレフイン組成物である。 本発明で用いられるジベンジリデンソルビトー
ル核置換体は、ジベンジリデンソルビトールの2
個のベンゼン環のパラ位に水素基の代わりにイソ
プロピル基が置換したものである。イソプロピル
基核置換体としては、そのほかにメタイソプロピ
ルジベンジリデンソルビトール及びオルソイソプ
ロピルジベンジリデンソルビトールがあるが、両
者とも透明化効果はほとんどなく、本発明のパラ
位置換体のみが特異的に顕著な透明化効果を示す
ことは驚くべきことである。また通常のイソプロ
ピル基核置換体は、上記に示した各種異性体の混
合物となつているが、これらの異性体混合物はパ
ラ位置換体の含有量が80重量%以上であれば、そ
の効果はパラ位置換体単独使用とほぼ同等の顕著
な効果を示す。しかし80重量%未満だと透明化効
果は劣る。 このジベンジリデンソルビトールのパラ位イソ
プロピル基核置換体を得るには、たとえば1モル
のソルビトールと2モルのp−イソプロピルベン
ズアルデヒドをベンゼン、シクロヘキサンなどの
溶媒中で硫酸、p−トルエンスルフオン酸などの
酸触媒の存在下に共沸脱水する。反応後脱溶媒
し、エチルアルコールを加えて結晶状物質とした
のち、水及びアルコールによる洗浄を行つて目的
化合物を得ることができる。このようにして得ら
れるジベンジリデンソルビトールのイソプロピル
基核置換体の置換位置の確認は、通常C13−
NMRにより行う。 ジベンジリデンソルビトール核置換体を配合す
るポリオレフインには、エチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペ
ンテン、3−メチル−1−ペンテン等の単独重合
体あるいは2種以上のコモノマーからなる共重合
体である。 共重合体の場合には、共重合体成分として共役
ジエンのような多不飽和化合物を含むものであつ
てもよい。あるいはこれらの重合体の混合物とい
つた如何なるポリオレフインでもよい。 ポリオレフインに対するジベンジリデンソルビ
トール核置換体の配合割合は、ポリオレフイン
100重量部に対して0.01乃至3重量部、好ましく
は0.1乃至1重量部である。配合量が0.01重量部
未満だと透明性改善の効果が小さく、3重量部を
越えるとポリオレフイン本来の性質を損なうだけ
でなく、透明性が低下したりブリードアウトが生
じる。またポリオレフインに配合するジベンジリ
デンソルビトール核置換体は、本発明に用いるパ
ラ位にイソプロピル基が置換した核置換体のほか
に、前述したように本発明の目的を損わない範囲
で、他の位置にイソプロピル基が配位した核置換
体が混つていてもかまわない。 更に本発明のポリオレフイン組成物には、耐候
安定剤、耐熱安定剤、帯電防止剤、防曇剤、アン
チブロツキング剤、スリツプ剤、滑剤、顔料、染
料等の通常ポリオレフインに添加して使用される
各種配合剤を本発明の目的を損わない範囲で配合
しておいてもよい。 本発明のポリオレフイン組成物を得るには、ポ
リオレフインとジベンジリデンソルビトール核置
換体とを前記範囲内で公知の種々の方法、例えば
V−ブレンダー、リボンブレンダー、ヘンシエル
ミキサー、タンブラーブレンダー等で混合する方
法、混合後押出機等で造粒する方法、あるいは押
出機、ニーダー、バンバリーミキサー等で混練造
粒する方法を採りうる。また本発明のポリオレフ
イン組成物は周知の押出機、圧縮成型機等々を使
用してフイルム、シート、チユーブ、びん等任意
に成形することができる。 このようにして得られる本発明のポリオレフイ
ン組成物は、透明性等の光学的性質が優れるた
め、商品としての価値が向上する。 次に実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限りこれらの
例に何ら制約されるものではない。 実施例1〜5及び比較例1〜6 エチレン・4−メチル−1−ペンテンランダム
共重合体(メルトフローレート2.3g/10min、
密度0.920g/cm3)に第1表に示すジベンジリデ
ンソルビトール系化合物を配合し、200mmφ押出
機にて造粒ペレツト化した。このペレツトを用い
てプレス成型機により温度200℃、時間10分の条
件下厚さ1mmのシートを成型した。結果を第1表
に示す。 霞度(Haze);ASTM D 1003−52 剛性率 ;ASTM D 1043−72 結晶化温度;示差走査型熱量計(DSC)によ
る降温速度10℃/minでの発熱曲
線から求めた発熱ピークを示す最
高温度
【表】
実施例6及び比較例7〜8
プロピレン単独重合体(メルトフローレート
1.5g/10min)を用いて第2表に示すジベンジ
リデンソルビトール系化合物を配合した。この組
成物を用いて、実施例1と同様にしてプレスシー
トを製造し、霞度を測定した。結果を第2表に示
す。
1.5g/10min)を用いて第2表に示すジベンジ
リデンソルビトール系化合物を配合した。この組
成物を用いて、実施例1と同様にしてプレスシー
トを製造し、霞度を測定した。結果を第2表に示
す。
【表】
*1 重量部
*2、*3 第1表と同じ
*2、*3 第1表と同じ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフイン100重量部に対して、 式 で表わされる、バラ位にイソプロピル基が置換し
たジベンジリデンソルビトール核置換体を、0.01
乃至3重量部配合してなることを特徴とするポリ
オレフイン組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10688482A JPS58225143A (ja) | 1982-06-23 | 1982-06-23 | ポリオレフイン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10688482A JPS58225143A (ja) | 1982-06-23 | 1982-06-23 | ポリオレフイン組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58225143A JPS58225143A (ja) | 1983-12-27 |
| JPS64981B2 true JPS64981B2 (ja) | 1989-01-10 |
Family
ID=14444920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10688482A Granted JPS58225143A (ja) | 1982-06-23 | 1982-06-23 | ポリオレフイン組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58225143A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100254936B1 (ko) | 1995-10-18 | 2000-05-01 | 고토 기치 | 올레핀(공)중합체 조성물과 그 제조방법 및 올레핀(공)중합용 촉매와 그 제조방법 |
| EP0972800A4 (en) | 1997-04-02 | 2004-06-16 | Chisso Corp | MODIFIED OLEFIN (CO) POLYMER COMPOSITION, METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF AND MODIFIED OLEFIN (CO) POLYMER MOLD |
| US6303696B1 (en) | 1997-04-11 | 2001-10-16 | Chisso Corporation | Propylene (co)polymer composition using metallocene catalyst |
| TW504515B (en) | 1997-08-07 | 2002-10-01 | Chisso Corp | Olefin (co)polymer composition |
-
1982
- 1982-06-23 JP JP10688482A patent/JPS58225143A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58225143A (ja) | 1983-12-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0784502B2 (ja) | β―結晶形ポリプロピレン組成物又はエチレン―プロピレンブロック共重合体組成物及びその製法 | |
| CN103554650A (zh) | 含有山梨糖醇化合物的透明化剂组合物以及聚丙烯系树脂组合物的制造方法 | |
| JPS58129036A (ja) | プロピレン重合体組成物 | |
| JPS64981B2 (ja) | ||
| JPH02258852A (ja) | ポリプロピレンフイルム | |
| JPS6128695B2 (ja) | ||
| JP4801830B2 (ja) | ポリオレフィン系樹脂組成物 | |
| JPS60152543A (ja) | ポリプロピレン組成物 | |
| JP2891522B2 (ja) | ポリプロピレン樹脂組成物 | |
| JPS58157841A (ja) | プロピレン重合体組成物 | |
| JP3463841B2 (ja) | プロピレン重合体組成物 | |
| JPH023424B2 (ja) | ||
| KR100578390B1 (ko) | 가공성과 투명성이 우수한 폴리프로필렌 수지 조성물 | |
| KR100792116B1 (ko) | 내충격성 및 내스크레치성이 향상된 투명시트용폴리프로필렌 수지 조성물 | |
| JPH031339B2 (ja) | ||
| JPS6341551A (ja) | プロピレン重合体組成物 | |
| JP2897062B2 (ja) | ポリプロピレン樹脂組成物 | |
| JPH04323244A (ja) | 樹脂組成物 | |
| JP3424362B2 (ja) | オレフィン系重合体組成物 | |
| JPS62135551A (ja) | ポリプロピレン組成物 | |
| JPS59129239A (ja) | 結晶性ポリオレフイン系樹脂組成物 | |
| JPS62246947A (ja) | 樹脂組成物及び水冷インフレ−シヨンフイルム | |
| US3453227A (en) | Olefin polymer compositions containing 4-oxa-17-hexacosenamide | |
| KR100450385B1 (ko) | 폴리프로필렌 필름용 조성물 | |
| JPS5887024A (ja) | ポリプロピレン延伸フイルム |