明細書
ポリテ トラメチ レンカーボネー トジオールよ リ誘導され る熱可塑性ポリ ウレタン
技術分野
本発明は、 熱可塑性ポリ ウレタンに関する。 更に詳細には、 本発明は、 ポリテ トラメチレンカーボネー トジオールよ リ誘 導される、 塗料、 接着剤、 ラテックス成型品材料などと して 有用な、 耐光性、 耐ォレイ ン酸性、 耐加水分解性、 耐アルコ ール性に優れた新規な熱可塑性ポリ ウレタンに関する。 又、 本発明は、 該熱可塑性ポリ ウレタンをその有機溶剤に溶解し てなるコーティ ング組成物、 そして該コーティ ング組成物を 用いて繊維質基材を加工して得られる前記の優れた諸特性を 有する積層合成皮革及び含浸複合人工皮革に関する。 更に又、 該熱可塑性ポリ ウレタ ンの製造に用いるポリ テ ト ラメ チ レン カーボネー トジオールの新規な製造法に関するものである。 背景技術
熱可塑性ポリ ウレタンは強靱性、 耐油性、 耐摩耗性等の特 性が高く評価され、 その市場性が拡大されているが、 従来知 られているものは耐光性が不十分であリ 、 長期間の使用によ つて黄変するものが多いなどの問題があった。 例えば、 ポリ ウレタン成型材料の用途では、 ファ ッショ ン性の高い時計バ ン ド等の用途においては、 この黄変は特に問題とな リ 、 その
経時による変色を目立たなくするために黒色に着色したもの が一般的であった。 更に、 近年になリ、 熱可塑性ポリ ウレタ ンを、 時計バン ドの様な人の皮膚に直接触れる製品の材料に 用いた場合、 汗に含まれる皮脂成分のォレイ ン酸でポリ ウレ タンが劣化するこ とが判明し、 これらに用いるポリ ウレタン においては、 耐ォレイ ン酸性が重要な物性である事が認識さ れる様になった。 こ の様な製品の例と してはその他に、 自動 車部品のステアリ ングホイール、 ギアシフ ト レバー等があげ られる。
また、 ポリ ウレタンコーティ ング剤は、 積層合成皮革、 含 浸複合人工皮革等のレザー分野でも、 熱可塑性ポリ ウレタン の耐摩耗性、 風合い、 外観等が高く評価され、 靴、 鞠、 ベル ト、 手袋、 ソ フ ァー、 自動車のシー ト等の各種用途において 使用されてきた。 しかしながら、 これらの製品において用い られるポリ ウ レタンは、 そのほとんどがポリエステル系ある いはポリエーテル系ポリ ウ レタンであるため、 数々の問題が 発生している。 例えば、 ソ フ ァーや事務用椅子等の家具、 あ るいは自動車座席シー ト等長期間人体と直接接触使用される 用途においては、 ポリエステル系ポリ ウ レタン樹脂の加水分 解にょ リ 、 表面が粘着性を帯び、 ベタツキが発生したリ 、 著 しいものにあっては、 ポリ ウ レタン樹脂層が劣化して、 基材 ょ リ剥離してしま う等の現象が発生し、 長期間の使用には到 底耐え得ないものであった。 また、 ポリエーテル系ポリ ウ レ
タ ンの場合は、 耐加水分解性は優れている ものの、 耐ォレイ ン酸性が不十分であるばかリではなく 、 この様な用途におい ては非常に重要な特性である、 人の整髪料に含まれるアルコ ールに対する耐性も不十分であるため、 やはリ使用期間が長 く なる とポリ ウレタン樹脂層が劣化して使用に耐えられなく なる。 これらの問題を解決するために、 1 , 6 —へキサンジ オールよ リ誘導されるポリ カーボネー ト系ポリ ウレタンの使 用が提案されている (日本国特開昭 5 6 — 6 3 0 7 9号公報 日本国特開昭 5 9 — 1 0 0 7 7 8号公報、 日本国特開昭 5 9 — 1 0 0 7 7 9号公報を参照) 。
これら 1 , 6 — へキサンジオールよ リ誘導されるポリカー ボネー ト系ポリ ウレタンにおいて、 ジィ ソシァネー ト と して 芳香族系ジィ ソシァネー トを用いて得られるポリ ウ レタンは 確かに耐加水分解性、 耐アルコール性、 耐ォレイ ン酸性等は ポリ エステル系ポリ ウレタ ンやポリエーテル系ポリ ウ レタン に比べて向上するものの、 耐光性が劣るため長期間使用する と変色が著しく 、 樹脂層の劣化も起こる。 また一方、 ジイ ソ シァネー ト と して脂肪族ジィ ソシァネー トを用いて得られる ポリ ウ レタンは、 耐光性、 耐加水分解性は向上するも のの、 耐アルコール性、 耐ォレイ ン酸性において充分とは言えず、 実用上問題がぁリ解決が望まれている。
また、 他方、 ポリ カーボネー ト系ポリ ウ レタンに関しては ポリ カーボネー トジオールが高価であるこ と も、 大きな問題
であ リ 、 一般に、 工業化され、 市販されている 1 , 6 —へキ サンジオール用いたポリ カーボネー トジオールに代わる、 性 能的にも優れ、 価格的にも優位なポリ カーボネー トジオール が望まれている。
このよ う な状況にあって、 本発明者等は、 従来の熱可塑性 ポリ ウ レタンについての欠点を解決すべく鋭意研究の結果、 1 , 4一ブタ ンジオールを原料と して製造される数平均分子 量が 5 0 0〜 1 0, 0 0 0 のポリ テ ト ラメチ レンカーボネー トジオールをカーボネー ト ジオールと して用い、 しかも有機 ジイ ソシァネー ト と して脂肪族ジイ ソシァネー ト を用いる と 耐光性、 耐加水分解性、 耐アルコール性及ぴ耐ォレイ ン酸性 の全てに優れた熱可塑性ポリ ウ レタンが得られる こ と を意外 にも知見した。
ポリ テ ト ラ メ チレンカーボネ一 トジオールよ リ誘導される ポリ ウ レタンについてはわずかに報告がぁ リ 、 例えば、 P 0 l y m e r 、 V o l . 3 3 , N o . 7 , 第 1 3 8 4 〜 1 3 9 0頁, 1 9 9 2 にはポ リ テ ト ラメ チレンカーボネー ト ジォー ルによ リ誘導される架橋タイプのポリ ウ レタンが報告されて いるが、 射出成型、 押し出し成型等の用途では成型性に劣り . またコーティ ング剤と しての用途でも粘度が高く な リ 実用的 でなく 、 さ らにェマルジョ ンと しての用途で 安定性に問題 がある。 一方、 ポリ テ ト ラメ チレンカーボネー ト ジオールよ リ誘導される熱可塑性のポ リ ウ レタンについて も、 イ タ リ ア
特許 7 1 0 9 4 0号および P o l y m e r (K o r e a ) , V o l . , 1 4, N o . 5, 第 4 8 7〜 4 9 6頁, 1 9 9 0 年に報告されているが、 いずれも有機ジィ ソシァネー ト と し て 4 , 4,一ジフエニルメ タンジイ ソシァネー トを用いてお リ、 耐光性に劣るという問題を有している。
本発明の熱可塑性ポリ ウ レタンの原料の 1 つと して用いる ポリテ トラメチレンカーボネー トジオールの 1, 4一ブタン ジオールからの製造方法については、 日本国特開昭 5 5 - 5 6 1 2 4号公報及び日本国特開昭 6 3 — 1 2 8 9 6号公報等 に示されるよ うに、 市販されているポリへキサメチレンカー ボネー トジオールと同様に、 1, 4一ブタンジオールとジァ ルキルカーボネー ト、 ジァ リールカーボネー トまたはアルキ レンカーボネー ト等のカーボネー ト とをエステル交換させる 方法が知られている。 しかしながら、 これらの方法で反応を 行う と、 カーボネー ト と 1, 4一ブタンジオールまたは生成 した低分子量のポリ マーの末端が反応してテ ト ラ ヒ ドロフラ ン (以下 「 T H F」 という) が副生するため分子量が上がり にく く 、 生産性に問題があった。 そこで、 これを防ぐために 反応温度を下げる等の工夫がなされてきたが、 反応温度を下 げた場合はブチ レンカーボネー トが副生し、 やはリ分子量が 上が り にく く 、 生産性を向上させる と言った 点から問題は 解決されず、 また副生する T H Fによ リ減圧反応が困難とな リ、 さ らには真空ポンプを通して大気中に放出される T H F
の濃度を下げるために吸収塔等の設備が別途必要となるため 工業的に有利にポリテ トラメチ レンカーボネー トジオールを 生産するこ とは不可能であった。
本発明者等による、 本発明の熱可塑性ポリ ウ レタ ンの原料 であるポリテ トラメチレンカーボネー トジオールの工業的に 有利な製造方法についての研究の結果、 上記のエステル交換 反応を酸性化合物の存在下で行なう と、 意外にも、 副反応が 顕著に抑制され、 分子量の比較的大きいポリテ トラメチレン カーボネー トジオールが収率良く 工業的に有利に製造される こ とが知見された。
本発明は上記の諸知見に基づいてなされたものである。 発明の開示
従って、 本発明の 1 つの目的は、 耐光性、 耐加水分解性、 耐アルコール性及び耐ォレイ ン酸性の全てに優れた新規な熱 可塑性ポリ ウ レタンを提供するこ とにある。
本発明のも う 1 つの目的は、 耐光性、 耐加水分解性、 耐ァ ルコール性及び耐ォレイ ン酸性の全てに優れた上記熱可塑性 ポリ ウ レタンがその有機溶剤に溶解してなるコーティ ング組 成物並びにこのコーティ ング組成物を用いて繊維質基材を加 ェして得られる積層合成皮革及び含浸複合人工皮革を提供す るこ とにある。
本発明の更に他の 1 つの目的は、 上記熱可塑性ポリ ウ レタ ンの原料であるポリ テ トラメチレンカーボネー トジオールの
工業的に有利な製造法を提供するこ とにある。 本発明の上記及びその他の諸目的、 諸特徴ならびに諸利益 は、 添付の図面を参照しながら行なう以下の詳細な説明及び 添付の請求の範囲の記載よ リ 明らかになる。 添付の図面において ; 第 1 図は、 本発明の熱可塑性ポリ ウレタンの原料である、 実施例 1 で得られたポリ テ トラメチレンカーボネー トジォ一 ルの I Rスペク トルを示す図でぁリ ; 第 2図は、 本発明のコーティ ング組成物を合成皮革用基材 上に塗布し、 乾燥して表皮層とするこ とによって得られる積 層合成皮革 (実施例 1 2で得られたもの) の縦断面図である, 即ち、 本発明によれば、 数平均分子量が 5 0 0〜 1 0, 0 0 0 のポリテ トラメチ レ ンカーボネー トジオール成分 ( 1 ) と脂肪族ジイ ソ シァネー ト成分 ( 2 ) とからなる、 次式 :
o o o o
II II II II
O C N-Y -N C-fO X O C N-Y-N C r O X O C N-Y-N C O (A) H H H H
O
II
(式中、 は+~^ 1¾^0〇0^(。112丁(但し、 mは 3〜8 5 の平均値を有する数である) であり;
Yは脂肪族ジィソシァネート残基でぁリ;
ηは 1〜50の平均値を有する数である。 ) で表わされるプレボリマー (Α) から誘導されるプレボリマ 一成分、及ぴ
分子量が 3 0 0以下のジオール、 分子量が 3 0 0以下のジ ァミ ン、 ヒ ドラジン及び水からなる群から選ばれる活性水素 を有する鎖延長剤(Β)から誘導される鎖延長剤成分から構成 され、
該プレポリ マー (Α) が該鎖延長剤(Β )によ リ鎖延長され てなる熱可塑性ポリ ウレタンであって、
該熱可塑性ポリ ウレタンは、 3 0, 0 0 0〜 2 0 0, 0 0 0の数平均分子量を有し、 且つ 5重量%以下のゲル含有量を 有してなる熱可塑性ポリ ウ レタンが提供される。
本発明の熱可塑性ポリ ウ レタンは、 例えば、 ポリテ トラメ チレンカーボネー トジオールと脂肪族ジィ ソシァネー ト とを 反応させて、 得られるプレボリマー (Α) を、 鎖延長剤 ( Β ) によ リ鎖延長して製造されるものである。
プレボリマー (Α) の製造に用いるポリテ ト ラメチレン力 ーボネー トジオールは、 数平均分子量が 5 0 0〜 1 0 , 0 0 0であ リ 、 好ま しく は 8 0 0〜 5, 0 0 0である。
また、 脂肪族ジイ ソシァネー ト と しては、 ¾鎖、 分岐及び 環状のいずれのタイプも用いるこ とができるが、 脂肪族基の
炭素数が 4〜 1 3であるものが好ま しい。 直鎖の脂肪族ジィ ソシァネー ト と しては、 テ ト ラメ チレンジイ ソシァネー ト、 ペンタメチレンジィ ソシァネー ト、 へキサメ チレンジィ ソシ ァネー ト、 ォク タメ チ レンジィ ソ シァネー ト等が挙げられる。 また、 環状の脂肪族ジイ ソシァネー ト と しては、 1 一メ チル シク ロ へキシ レン一 2, 4 ー ジイ ソ シァネー ト (水添 T D I ) 、 1, 2—ジメ チルシク ロへキシレン一 ω, ω, ージイ ソシ ァネー ト (水添 X D I ) 、 イ ソフォ ロ ンジイ ソシァネー ト
( I P D I ) 、 ジシク ロへキシルメ タン一 4, 4 , ージイ ソ シァネー ト (水添 MD I ) 等が挙げられる。
なお、 これに関連して注目すべき こ とは、 上記脂肪族ジィ ソシァネー トに代えて芳香族ジィ ソシァネー ト を用いる と、 後述する比較例 5〜 6 に示される よ う に、 耐光性が著しく 劣 リ 、 変色や機械的強度の劣下が起きて、 実用に供し得ない。 また、 プレボリ マー ( A ) は、 式 ( 1 ) で示される よ う に、 テ ト ラメ チレンカーボネー ト成分、 ウ レタン結合及びジィ ソ シァネー ト成分で構成され、 両末端にイ ソシァネー ト基を有 する非架橋タイプの直鎖状プレボリ マーであって、 熱可塑性 を示す。 式 ( 1 ) において、 m及び nの値は、 目的とする熱 可塑性ポリ ウ レタンの数平均分子量 ( 3 0 , 0 0 0〜 2 0 0 , 0 0 0 ) に応じて、 適宜選択される。
鎖延長剤 ( B ) と しては、 分子量が 3 0 0以下のジオール、 分子量が 3 0 0以下のジァ ミ ン、 ヒ ドラジン及び水よ リ なる
群から選ばれる鎖延長剤を用いるこ とができる。 具体的には エチレングリ コール、 1 , 4 一ブタンジオール、 1, 5 —ぺ ンタンジオール、 ネオペンチルグリ コール、 1, 6 —へキサ ンジオール等のジオール類、 エチレンジァ ミ ン、 プロ ピレン ジァ ミ ン、 へキサメ チレンジァ ミ ン、 ト リ レンジァ ミ ン、 キ シリ レンジァ ミ ン、 ジフエ二ルジァ ミ ン、 ジア ミ ノ ジフエ二 ルメ タン、 ジアミ ノ シク ロへキシルメ タ ン、 ピぺラジン、 2 ーメチルビペラジン、 ィ ソフォ ロ ンジア ミ ン等のジア ミ ン類 ヒ ドラジン及び水等を挙げることができる。
この鎖延長剤 ( B ) を用いるこ とによ リ 、 本発明の熱可塑 性ポリ ウレタンは、 非架橋性となって熱可塑性を示し、 成形 加工が容易に可能となリ、 コーティ ング組成物と して使用す る場合にも安定で良好な塗工性能を示す。 なお、 後述する比 較例 1 1 に示すよ う に、 鎖延長剤と して、 本発明に用いられ る特定の鎖延長剤 ( B ) の代り に架橋性 ト リ オールを用いる と鎖延長反応中に反応溶液の粘度が急激に上昇するため、 安 定なコ一ティ ング組成物は得られない。
鎖延長剤 ( B ) のプレボリマー (A ) に对する割合は、 目 的とする熱可塑性ポリ ウ レタ ンの数平均分子量に応じて適宜 選択するこ とができるが、 一般的には、 鎖延長剤 ( B ) の活 性水素の、 プレボリマー (A ) の N C Oに対するモル比は、 好ま しく は、 2〜 0 . 5 (但し 1 は除く ) であ リ 、 ょ リ好ま しく は 1 . 2〜 0 . 8 (但し 1 は除く) である。
本発明の熱可塑性ポリ ウ レタ ンの製造方法と しては、 ウ レ タン化反応に関する公知技術が用いられる。 例えば、 ポリ テ ト ラメ チレンカーボネー ト ジオールと脂肪族ジイ ソシァネー トを反応させるこ と によ り 、 N C O末端のウ レタンプ レポ リ マー (A ) を合成し、 これに鎖延長剤 ( B ) を加えて、 高分 子量化して、 目的とする熱可塑性ポリ ウ レタ ンを得るプレボ リ マー法を有利に用いるこ とができ る。
このよ う な熱可塑性ポリ ウ レタ ンの合成反応においては、 必要に応じて、 適宜の量の三級ア ミ ンゃ錫、 チタンの有機金 属塩等のウ レタン化反応において公知の重合触媒を用いる こ と も可能である。 例えば、 岩田敬治著 "ポリ ウ レタン技術" (日本国、 日刊工業新聞社刊行) 第 2 3 〜 3 2 頁 ( 1 9 7 6 年) に記載の各種重合触媒を用いる こ とができ る。
また、 熱可塑性ポ リ ウ レタ ンの合成反応は、 脂肪族ジイ ソ シァネー トに不活性な溶媒を用いて行な う こ と もでき る。 例 えば、 ジメ チルホルムアミ ド、 ジェチルホルムア ミ ド、 ジメ チルスルホキシ ド、 ジメ チルァセ トア ミ ド、 テ ト ラ ヒ ドロ フ ラ ン、 メ チルイ ソプチルケ ト ン、 ジォキサン、 シク ロへキサ ノ ン、 ベンゼン、 トルエン等の溶媒を単独でまたは二種以上 を用いるこ とができ る。
また、 熱可塑性ポリ ウ レタンの合成反応には、 必要に応じ て、 末端停止剤を添加して末端を封鎖してもよい。 末端停止 剤と しては、 メ タ ノール、 エタ ノ ール等の低級脂肪族モノ ア
ノレコール、 あるいはエチレンァミ ン、 イ ソプロ ピルァミ ン、 ジェチルアミ ン、 2 —ェチルへキシルアミ ン等の炭素数が 2 〜 1 2程度のアルキルァミ ンなどを挙げるこ とができる。
また、 本発明の熱可塑性ポリ ウレタンの別の製造方法と し ては、 溶媒を用いてブレポリマー (A) を合成し、 このプレ ポリマー (A) を水に乳化分散した後で鎖延長剤 (B ) を加 えて高分子量化し、 次いで脱溶剤し、 熱可塑性ポリ ウ レタン をラテックスの状態で製造するこ と もできる。
本発明の熱可塑性ポリ ウレタンの数平均分子量は 3 0, 0 0 0〜 2 0 0, 0 0 0であリ、 好ま しく は 4 0, 0 0 0〜 1 0 0, 0 0 0である。 数平均分子量が 3 0, 0 0 0を下回る と、 得られる熱可塑性ポリ ウ レタンの耐光性や機械的物性が 充分ではなく 、 例えば、 後述する比較例 4に示すよ う に耐光 性が極端に劣る。 一方、 2 0 0, 0 0 0 を超える と、 加工性 が劣リ 、 後述する比較例 1 0に示すよ う にコーティ ング組成 物の粘度が顕著に高く なリ 、 実用に供し得なく なる。
また、 本発明の熱可塑性ポリ ウ レタンのゲル含有量は 5重 量%以下であ リ、 実質的に 0重量%であるこ とが好ま しい。 ゲル含有量が 5重量%を超えると、 加工性に劣リ 、 実用に供 し得なく なる。 また、 溶剤に対する溶解性に劣るため、 安定 な粘度を有するコーティ ング剤組成物を得る ^: とができない, 本発明の他の態様によれば、 上記熱可塑性ポリ ウ レタンを その有機溶剤に溶解してなるコーティ ング組成物が提供され
る。
本発明のコーティ ング組成物は、 本発明の熱可塑性ポリ ゥ レタンを上記脂肪族ジイ ソシァネー トに不活性な溶媒を用い て合成したものをそのまま使用するこ と もでき るが、 粘度の 調整、 乾燥性のコン トロール等の目的で、 さ らにエタノール ブタノール、 ィ ソプロパノ ール等のアルコールを加えてもよ い (例えば、 日本国特公昭 6 3 — 2 9 6 8 7号公報を参照) また、 本発明の熱可塑性ポリ ウレタン及びコーティ ング組 成物の耐熱性、 耐光性、 加工性等を改良する 目的で、 さ らに 公知の各種添加剤を使用を してもよい。 これらの添加剤と し ては、 例えば、 フエノール系酸化防止剤、 アミ ン系酸化防止 剤、 硫黄系酸化防止剤、 リ ん系酸化防止剤等の酸化防止剤あ るいは、 ベンゾフ エ ノ ン系、 サリ チレー ト系、 ベンゾ ト リ ア ゾール系、 金属錯塩系、 ヒ ンダー ドァミ ン系の紫外線吸収剤 さ らには、 強化繊維、 充填剤、 着色剤、 離型剤、 難燃剤等を 挙げるこ とができる (例えば、 日本国特開平 3 — 1 1 1 4 1 9号公報 (対応 D E P 3 9 3 0 9 9 9 5 . 9 ) , 日本国特 公昭 5 3 — 3 0 7 6 0号公報及び特開昭 5 7 — 1 1 7 5 2 3 号公報を参照) 。
即ち、 本発明の熱可塑性ポリ ウレタンは、 基本的には、 数 平均分子量が 5 0 0〜 1 0 , 0 0 0のポリ テ ト ラメ チレン力 ーボネー トジオール成分 ( 1 ) と脂肪族ジイ ソシァネー ト成 分 ( 2 ) とからなる、 次式 :
O O O O
O
II
(式中、 は~^0112^"0〇0½ (3112 ^ (但し、 mは 3〜85 の平均値を有する数である) であリ;
Yは脂肪族ジイソシァネート残基でぁリ;
nは 1〜50の平均値を有する数である。 ) で表わされるプレボリマー (A) を、 分子量が 3 0 0以下の ジオール、 分子量が 3 0 0以下のジァミ ン、 ヒ ドラジン及び 水からなる群から選ばれる活性水素を有する鎖延長剤(B )と 反応させ、 該プレポリマー (A) を該鎖延長剤(B)によ リ鎖 延長させて得られ、 3 0 , 0 0 0〜 2 0 0, 0 0 0の数平均 分子量を有し、 且つ 5重量%以下のゲル含有量を有してなる 生成物と実質的に同一のものである。
本発明の更に他の態様によれば、 繊維質基材の少く と も一 方の面に上記熱可塑性ポリ ウ レタンがフ ィ ルム状で直接に又 は間接に結合されてなる積層合成皮革が提供される。
本発明の積層合成皮革は、 第 2図に示すよ う に、 上記コ ー ティ ング組成物を合成皮革用の繊維質基材 (以下単に、 「基
1 δ
材」 という) 上に塗布し、 これを乾燥して表皮層と したもの である。
繊維質基材の例と して、 セルロ ース繊維、 再生セルロース 繊維等の天然繊維、 ポ リ エステル、 ナイ ロ ン、 ビニロ ン、 ァ ク リル等の合成繊維を単独、 あるいは 2種以上用いた編物及 ぴ織物を挙げるこ とができる。
本発明の積層合成皮革は公知の種々の方法で製造すること ができる。 例えば、 基材の少く と も一方の表面にコーティ ン グ組成物を直接塗布するか、 基材に、 発泡ウ レタン層などの 中間層を設け又は設けないで、 接着層を形成し、 それを介し て間接にコーティ ング組成物を塗布するかした後、 溶剤を除 去する。 さ らに、 本発明のコーティ ング組成物のフ ィ ルムを 形成して、 それを基材に接着剤を介して貼リ合わせてもよい し、 さ らにコ一ティ ング組成物を離型フ ィ ルムの上に塗布し てコーティ ング組成物からなる皮膜を形成し、 こ の皮膜表面 を接着層を介して基材に貼リ合わせた後に、 離型フ ィ ルムを 剥離して積層合成皮革と してもよい。 上記方法のう ち、 離型 フ ィ ルムを用いる方法が好ま しい。
積層合成皮革の製造に使用される接着剤と しては、 例えば 本発明のコーティ ング組成物そのものを用いてもよいし、 あ るいは他のポリ ウ レタン樹脂からなる別のコーティ ング組成 物を用いてもよ く 、 またこれらのコーティ ング組成物にさ ら にポリ イ ソシァネー ト等の硬化剤を混合したもの等を用いる
こ と もできる。
接着方法と しては、 基材または本発明のコーティ ング組成 物の皮膜に接着剤を塗布した後に、 基材と皮膜とを貼リ合わ せ、 次いで、 溶剤を揮発させてもよいし、 あるいは接着剤を 基材及び皮膜の両方に塗布し、 溶剤を揮発させた後に、 基材 と皮膜とを圧着してもよい。
本発明に使用される離型フィルムと しては、 例えば、 シリ コン系離型フ ィ ルム、 ポリ プロ ピレン系離型フ ィ ルム、 ポリ エステル系離型フ ィ ルムなどが挙げられる。
また、 本発明によれば、 繊維質基材の複数の繊維間の隙間 に、 上記熱可塑性ポリ ウレタンが実質的に均一に存在して、 該隙間を充填すると共に該複数の繊維を結合してなる含浸複 合人工皮革が提供される。
含浸複合人工皮革は、 上記積層合成皮革のよ う に繊維質基 材の表面が、 熱可塑性ポリ ウ レタンで覆われているものでは なく 、 繊維質基材を、 熱可塑性ポリ ウ レタ ンがその有機溶剤 に溶解してなるコ ーティ ング組成物で含浸して、 コ ーティ ン グ組成物に含まれる固形分と しての熱可塑性ポリ ウ レタ ンを 繊維質基材中に保持させ、 繊維質基材の複数の繊維間の隙間 に、 熱可塑性ポリ ウ レタンが実質的に均一に存在して、 該隙 間を充填する と と もに該複数の繊維を結合す §よ う に構成さ れたものである。
含浸複合人工皮革の繊維質基材と しては、 例えば、 表面を
起毛した不織布 (以下、 「起毛不織布」 という) が用いられ る。 この起毛不織布と しては、 起毛部分を構成し得る極細繊 維のみを交絡して得た交絡シー トあるいは極細繊維と補強材 と しての編物又は織物とを積層したものを交絡して得た交絡 シー トなどが用いられる。
極細繊維の素材、 繊維長等は任意に選択可能であるが、 極 細繊維の繊度は、 スエー ド調ゃヌバック調のシー ト状物の表 面品位の緻密さやライティ ング効果を得るために、 0 . 5 デニール以下であることが好ま しい。 極細繊維の素材と して は、 ポ リ エステル、 ポ リ ア ミ ド、 ポ リ ア ク リ ロ ニ ト リ ル、 セ ルロース、 キュプラ等が好ましいが、 一部に後処理で溶解除 去するこ とが可能なポリ ビニルアルコール ( P V A ) 繊維を 含むこ とが好ま しい。 繊維長と しては、 1 〜 5 0 m mにカツ ト された短繊維状のものや、 1 0 0 m m以上あるいは実質的 に長繊維状のもの等、 目的に応じて使い分けられるこ とがで きる。 このよ うな極細繊維の製造方法と しては、 公知の方法. 例えば、 海島繊維法、 混合繊維法、 直接紡糸法、 メ ル トプロ 一法、 スパンボン ド法等を用いるこ とが出来る。
一方、 上記極細繊維の補強材である編物及び織物と しては. 横編ニッ ト、 ト リ コ ッ ト等の編物、 平織等の組織を持った織 物等が好ま しく用いられる。 これらの編物又は織物の構成原 糸と しては、 ス ト レー ト糸、 仮撚加工糸などが好ま しい。
含浸複合人工皮革は、 公知の種々の方法で製造される。 例
えば、 まず、 上記後処理で溶解除去するこ とが可能な P V A 繊維を一部に含む極細繊維からラ ンダムウェーバーやク ロ ス レイヤーあるいは抄造法等にょ リ不織布を形成した後、 ニー ドルパンチや高圧柱状水流などにょ リ極細繊維同士を交絡さ せて一体化するこ とによ リ 、 極細繊維からなる起毛交絡シー トが得られる。 あるいは、 極細繊維からなる不織布を形成し た後、 編物及び 又は織物をまんなかに挿入するなどして積 層した後、 極細繊維と編物及び/又は織物相互を交絡するこ とにょ リ、 極細と編物及び/又は織物からなる起毛交絡シー トが得られる。
次いで、 これらの起毛交絡シー トに、 起毛部分を保護する 目的でカルボキシメチルセルロース ( C M C ) 水溶液をコー ティ ングした後、 コーティ ング組成物に浸漬し、 次いで起毛 交絡シー ト中の P V A繊維及び C M Cを抽出 · 除去し、 乾燥 するこ とによ リ 、 含浸複合人工皮革が得られる。
本発明の更に他の態様によれば、 本発明の熱可塑性ポリ ゥ レタンの原料であるポリテ トラメチレンカーボネー トジォ一 ルの工業的な有利な製造方法であって、 1, 4 -ブタンジォ 一ノレと 、 ジァノレキノレカーボネー ト 、 ジァ リ ーノレカーボネ一 ト 及びアルキ レンカーボネー ト の群から選ばれるカーボネー ト とを、 酸性化合物の存在下で反応させるこ と を特徴とする次 式 :
o
II
H-EO-(-C H2^rO C÷?-0- C H2^T-OH ( 1 )
(式中、 pは 3〜 8 5の平均値を有する数である。 ) で表わされるポリ テ ト ラメ チレンカーボネー ト ジオールの製 造方法が提供される。
カーボネー ト と してのジアルキルカーボネー ト と しては、 ジメチルカーボネー ト、 ジェチルカーボネー ト及びジブチル カーボネー ト等が挙げられ、 ジァ リ ールカーボネー ト と して は、 ジフエ二ルカーボネー ト及びジナフチルカーボネー ト等 が挙げられ、 アルキレンカーボネー ト と しては、 エチレン力 ーボネー ト、 プロ ピレンカーボネー ト等が挙げられる。 これ らのカーボネー トを単独であるいは 2種以上を組合わせて用 いる こ とができ る。
また、 1, 4一ブタ ンジオールとカーボネー ト との比率は 通常モル比で 1 0 : 1〜 1 : 1 0、 好ま しく は 1 : 2〜 2 : 1の範囲で選ばれる。
ポ リ テ ト ラメ チレンカーボネー トジオールの合成反応は、 例えば、 次式 ( 2 ) 、 ( 2 ' ) のよ う に表される。
X
a H0 CH 2^-0 H 十 b c = o c HX + d H Y
Y
O
II
+ H~tO~ C H O C 0~ C H O H (2)
又は
II
+ H-f-O - C Η2·)-τΟ C JrO- C H2-HO H (2,) 上記の式 ( 2 ) または式 ( 2,) において、 X及び Yは、 それぞれアルコキシ基またはフエノ キシ基であ リ 、 X及び Y は同一であっても異なっていてもよい。 a , b , c , d及び e はそれぞれ化学量論で定まる定数でぁリ 、 P は 3〜 8 5の平 均値を有する数でぁ リ、 qは整数である。 この反応は、 1 , 4一ブタンジオールとカーボネー トのェ ステル交換反応でぁリ、 かつ平衡反応であるため、 副生する アルコール類を系内から除去するこ とによ リ反応が進行する
この反応の副生物と してはテ トラ ヒ ドロフラン (T H F ) と 1, 4一ブタンジオールの環状カーボネー トであるブチレン カーボネー ト (B C ) がぁリ、 その生成メカニズムと しては 以下の 2つの経路 (パス) が考えられる。 即ち、 経路 1 は、 次式 ( 3 ) 、 ( 3 ' ) で示されるよ う に、 1, 4一ブタンジ オールとカーボネー トからの直接脱炭酸や直接環化にょ リ T H F と B Cが生成する経路でぁリ 、 1, 4一ブタンジオール またはカーボネー トの濃度の高い反応初期において支配的で ある。
又は
上記の式 ( 3 ) または式 ( 3 ' ) において、 X及び Yは、 それぞれアルコキシ基またはフエノキシ基であ リ 、 X及び Y は同一であっても異なっていてもよい。 a, b, c , d及び e はそれぞれ化学量論で定まる定数でぁリ 、 qは整数である。 一方、 ポリテ トラメチ レンカーボネー トジオールの合成反 応の別の経路である経路 2は、 下記式 ( 4 ) で示されるよ う に、 1, 4一ブタンジオールとカーボネー ト とから生成した ポリテ トラメチ レンカーボネー ト の末端が、 環化及び環化脱
34
2 3
炭酸して生成する経路でぁリ 、 ポリマー濃度の高い反応後期 において支配的である。
0 o
O
H~tO+C Η -Ο CB-m-O (C H^-rOH (4) 式 ( 4 ) において、 p は 3 ~ 8 5の平均値を有する 整数である。
上記式 ( 3 ) 、 ( 3 ' ) 及び ( 4 ) に示すよ う に、 ポリ テ トラメチ レンカーボネー トジオールの合成反応において、 反 応初期では副反応にょ リ反応速度が低下し、 反応後期ではポ リマー (ポリテ トラメチ レンカーボネー ト) の末端が副反応 によ リ切断されるため、 分子量が上がり にく く 、 ポリ テ トラ メチレンカーボネー トジオールを効率良く生成させるこ とが 困難となる。
これらの副反応の原因と しては、 その詳細は明らかでない が、 通常の熱分解、 系内に存在する微量金属による分解、 微 量アルカ リ による分解、 反応触媒による分解促進などによる
34
24
ものと考えられる。 これらの副反応を抑制するために、 反応 温度を低下する方法や、 触媒を使用しない方法等が考えられ るが、 反応速度の低下をもたらすため有用ではなく 、 一方、 微量成分を除去する方法も考えられるが、 副反応が熱分解反 応であるこ とを考慮すると、 副生物を十分に抑制できるとは 考えられない。 しかるに、 後述する実施例 1 〜 6 と比較例 1 〜 3 に示すよ うに、 酸性化合物を添加すると、 そのメカニズムは明らかで ないが、 高温での副反応を抑制するのみならず、 特に上記式
( 4 ) に示される経路を完全に抑制し、 T H Fの生成量が著 しく低下し、 数平均分子量が 5 0 0〜 1 0, 0 0 0 (上記式
( 1 ) において、 p = 3〜 8 5に対応するもの) 、 好ま しく は 5 0 0〜 5, 0 0 0のポリテ トラメチレンカーボネー トジ オールが高収率で、 工業的に極めて有利に得られるこ とが意 外にも知見された。
本発明のポリテ トラメチレンカーボネー トジオールの製造1 方法と しては、 前記式 ( 2 ) 又は ( 2,) に示すよ うな、 1 , 4 一ブタンジオールとカーボネー トをエステル交換する方法、 あるいは下記式 ( 5 ) 又は ( 5 ' ) に示すよ うな 1 , 4ーブ タンジオールとカーボネー トをエステル交換し、 数平均分子 量が 3 0 0〜 1 0 0 0程度の低分子量のポリテ ラメチレン カーボネー トジオールを合成し、 次に反応モノ マ一を除去し た後、 再びカーボネー トを加えて鎖延長反応を行う方法、
b l
r木 K Co C ίίi
H Y ) H o +c→ =
34 rレ1
26
ぞれアルコキシ基またはフエノキシ基でぁ リ、 X及び Yは同
—であってもよい。 3 , 13, ( , (1及び 6 はそれぞれ化学量論 で定まる定数でぁリ 、 r は 2〜 8の平均値を有する数であり P は 3〜 8 5 の平均値を有する数でぁリ 、 qは整数である。
さ らには、 下記式 ( 6 ) 又は ( 6 ' ) に示すよ うな低分子 量のポリテ トラメチレンカーボネー トジオール同士を自己縮 合する方法が挙げられる。
34
2 7
X
( 1 ) a H CHC Η2ΉΟ H + b = O → c HX + d H Y +
Y
O
H-E-0 C H O C H 2^rO H ( 6 ) 又は
(1 ) a HO- C 0 → e H O- C H
2- O H
O
O
II
(2 ) H-E-0 C H 2- -0 C ÷rO-(-C H ,- -O H ― H 0-(-C H 2- rO H
上記式 ( 6 ) または式 ( 6,) において、 X及び Yはそれ ぞれアルコキシ基またはフエノキシ基でぁリ 、 X及び γは同 一であっても異なってもよい。 a, b, c , d及び e はそれぞ れ化学量論で定まる定数でぁリ 、 r は 2〜 8 の平均値を有す る数でぁリ、 P は 3〜 8 5の平均値を有する数でぁリ 、 qは 整数である。
P
4
2 8
しかし、 上記した方法のいずれの方法を用いてもよい。 い ずれの方法においても酸性化合物の存在下に反応させるこ と が重要である。
ポリ テ トラメチレンカーボネー トジオールの合成反応にお いて、 副生するアルコール類を系外に選択的に除去するため に、 反応器に蒸留塔をつけて反応を行う こ とが好ま しい。 反応温度は、 反応方法によ り異なるが、 好ま しく は、 1, 4一ブタンジオールが多く残存する反応初期は、 副反応を抑 えるため通常 8 0 °C〜 2 0 0 °Cの間で適当に選択し、 ポリマ 一濃度が増す反応後期は、 1 2 0 °C〜 2 5 0 °Cの間で適当に 選択するのが好ましい。
反応圧力は、 副生するアルコール類を効率良く 除去するた めに、 常圧〜 0 . l m m H gの範囲で適当に選択する。
なお、 反応形式は、 回分式、 半回分式、 連続式のいずれで あっても好い。
ポリテ トラメチレンカーボネー トジオールの製造のための 本発明の方法において用いる酸性化合物と しては、 燐酸、 亜 燐酸、 酸性燐酸エステル、 亜リ ン酸エステル、 燐酸エステル が好ま しい。 具体的には、 燐酸、 亜燐酸、 ホスホン酸メチル ホスホ ン酸ジメ チルホスホ ン酸ェチル、 ホスホ ン酸ジェチル ホスホン酸プロ ピル、 ホスホン酸ジプロ ピル、.ホスホ ン酸ィ ソプロ ピル、 ホスホ ン酸ジイ ソプロ ピル、 ホス ホン酸ブチル ホスホン酸ジブチル、 ホスホ ン酸ラウ リ ノレ、 ホスホン酸ジラ
4
2 9
ゥ リル、 ホスホン酸ステア リル、 ホスホン酸ジステア リル、 ホスホン酸ジベンジル、 ホスホン酸ジォクチル、 ホスホン酸 ジォレイル、 ホスホン酸ジフ: ニル等の酸性燐酸エステル、 亜燐酸モノ メ チル、 亜燐酸ジメチル、 亜燐酸 ( 2 —ェチルへ キシル) 、 亜燐酸ジ ( 2—ェチルへキシル) 、 亜燐酸 (ラウ リルフエニル) 等の亜燐酸エステル燐酸ジベンジル、 燐酸ジ
— n—プチル、 燐酸ジセチル、 燐酸ジデシル、 燐酸ジ ( 2 — ェチルへキシル) 、 燐酸ジー n—へキサデシル、 燐酸ジフエ ニル等の燐酸エステルが挙げられる。
酸性化合物の添加量は、 一般に、 原料の仕込全量 (例えば. 式 ( 2 ) 又は ( 2 ' ) で示される方法においては、 1 , 4一 ブタンジオール及びカーボネー トの合計重量) に対して 1 p p m〜 : L 0, 0 0 0 p p m、 好ま しく は 5〜 5 0 0 p p mの 範囲で用いられる。 これら添加量が 1 0, O O O p p mを超 えると、 反応を阻害し、 l p p m未満である と、 副反応の抑 制効果を奏するこ とができない。
また、 酸性化合物の添加方法と しては、 反応中一括して添 加してもよいし、 連続的に添加しても良い。 さ らに、 酸性化 合物は反応中のどの段階で添加しても良いが、 一般には上記 式 ( 5 ) で表わされるよ うなポリマー濃度が高く なる反応の 中期〜後期にかけて添加するのが効果的である-。
ポリテ トラメチレンカーボネー トジオールの合成反応にお いては、 無触媒でも反応は進行するが、 触媒を用いて反応す
34
30
る こ と もでき る。 触媒と しては、 公知のエステル交換触媒を 用いる こ とができ (例えば、 U S P 4 4 4 0 9 3 7 , U S P 3 4 2 6 0 4 2, U S P 3 6 6 3 5 6 9, 日本国特開 昭 5 5 — 5 6 1 2 4号公報及び日本国特公表昭 6 2 — 5 0 1 0 8 0号公報を参照) 、 例えば、 酢酸鉛、 酸化亜鉛ジェ トキ シ鉛、 ジプロポキシ鉛等の鉛化合物、 チタニウムテ ト ラプロ ポキシ ド、 チタニウムテ ト ラプ トキシ ド等のチタン化合物、 ナ ト リ ウム、 カ リ ウム、 リ チウム、 ルビジウム、 セシウム、 マグネシウム、 カルシウム、 ス ト ロ ンチウム、 ノ リ ウム、 ァ ノレミ ニゥム、 コバノレ ト、 ゲルマニウム、 セ リ ウム、 マンガン. アンチモン、 錫、 亜鉛等の金属、 これらの金属の塩、 酸化物, 錯体、 アルコキシ ド等が挙げられる。 触媒の添加量は、 一般に、 1 , 4一ブタ ンジオール及び力 ーボネー トの合計重量に対して l p p m〜 l , O O O p p m, 好ま しく は 5〜 5 0 O p p mの範囲で用いられる。
このよ う に して得られたポリ、テ ト ラメ チレンカーボネー ト ジオールは、 本発明の熱可塑性ポリ ゥ レタンの製造原料と し て有用であるのみならず、 熱可塑性エラス トマ一のソフ トセ グメ ン ト、 高分子可塑剤等の用途に使用が可能である。
発明を実施するための最良の形態 以下に、 実施例を挙げて本発明をさ らに詳細に説明するが 本発明は、 これらに限定されるものではない。 なお、 実施例 中の 「部」 は、 他に特に規定しない限リ 、 重量部を意味する また、 実施例中の熱可塑性ポリ ウレタ ンの物性は、 以下の 方法で評価した。 ( 1 ) 耐光性 : 熱可塑性ポリ ウレタン試料 (幅 1 0 mm, 長さ 6 0 mm, 厚み Ι Ο Ο μ πι) を、 フエ ドメータ (日本国、 スガ試験機社 製) を用いて、 6 3 °Cで 1 0 0時間、 暴露テス トを行った。 次いで、 試料を取リ 出し、 黄変度 (Δ Ε値) を色彩色差計
( C R— 2 0 0、 日本国、 ミ ノルタ社製) を用いて測定する と ともに、 フ ィルム強度保持率を、 以下の条件で J I S K 一 7 3 1 1 に準じて測定した後、 下記式にょ リ求めた。 測定機 : テ ンシロ ン引っ張リ試験機
(R T A— 1 0 0 、 日本国、 オリ エンテック 社製) 把握長 : 3 0 m m 引っ張リ速度 : 3 0 0 mmZ分 測定雰囲気 : 2 5 °C, 6 5 %相対湿度 ( R H ) フエ ドメ一タ暴露後の
フ ィ ルム強度(k g / c m2)
フ イノレム強度 = X 1 0 0 保持率(%) フ ドメ ータ暴露前の
フ ィ ルム強度( k g / c m2)
4
32
( 2 ) 耐ォレイ ン酸性 : 熱可塑性ポリ ウレタン試料 (幅 1 0 mm, 長さ 6 0 mm、 厚み 1 0 0 /z m) をォレイ ン酸中に室温にて 1 週間浸漬後、 膨潤度及びフ イ ルム強度保持率を下記式にょ リ求めた。
(浸漬後の質量( g )—浸漬前の質量( g )) 膨潤度(%) = X 100 浸漬前の質量( g ) 浸漬後のフ ィ ルム強度(k g / c m2) フ ィ ルム強度 = X 100 保持率(%) 浸漬前のフ ィ ルム強度(k g Z c m2) なお、 フ ィ ルム強度保持率は、 上記 ( 1 ) 耐光性の場合と 同一の条件で、 J I S K— 7 3 1 1 に準じて測定した。
( 3 ) 耐アルコール性 : 熱可塑性ポリ ウ レタン試料 (幅 1 0 mm, 長さ 6 0 mm、 厚み 1 0 0 μ ιη) をエタノール中に室温にて 1週間浸漬後、 膨潤度及びフ ィルム強度保持率を上記 ( 2 ) 耐ォレイ ン酸性 の場合と同一の条件で測定し、 同一の式に基づいて求めた。
( 4 ) 耐加水分解性 : 熱可塑性ポリ ウ レタン試料 (幅 1 0 mm, 長さ 6 0 mm、 厚み 1 0 0 m ) を 1 0 0 °C熱水中 7 日間浸漬した後、 分子 量をゲルパーミエーシヨ ンク ロマ トグラ フィー ( G P C ) に て測定し、 分子量保持率を下記式にょ リ求めた。 浸漬後のフィルムの分子量
分子量保持率 (%) = : ~
浸漬前のフ ィ ルムの分子量 ( 5 ) 熱可塑性ポリ ウ レタンの数平均分子量 :
P
34
33
熱可塑性ポリ ウ レタンのジメチルホルムアミ ド (DMF ) 1重量%溶液を作成し、 G P Cを用いて、 以下の条件にて熱 可塑性ポリ ウ レタンの数平均分子量 (標準ポリ スチレン換算) を求めた。
カラム : S h o d e x K D— 8 0 4及ぴ D D 8 0 5
( 2本直列) 、 日本国、 昭和電工社製
カラムオーブン C T 0— 6 A、
日本国、 島津製作所社製 温度 4 0 °C
流速 m 1 Z分
検出器 示差屈折計 (R I D— 6 A
日本国、 島津製作所社製) データ処理装置 : C P— 8 0 0 0 、 日本国、 東ソ一社 製
( 6 ) 熱可塑性ポリ ウ レタンのゲル含有量 :
熱可塑性ポリ ウ レタン 1 0 gを 2 0 0 m 1 の三角フラスコ に秤量し、 D M F 9 0 gを加えて、 5 0 °Cに温調したシエ ー カーにて 6 0分振と う した。 次いで、 4 0 0メ ッシュ金網に てろ過し、 未溶解分をろ別し、 該未溶解分を乾燥後、 重量を 測定し、 下記式にょ リゲル含有量を求めた。
ゲル含有量 (重量%)
= (未溶解分の重量( g ) / l 0 ( g )) X 1 0 0
実施例 1
工程 ( 1 )
攪拌機、 温度計及び分留管を備えた 3 リ ッ ト ルの反応器に、 エチレンカーボネー ト 1 5 8 4 g ( 1 8モル) 、 1 , 4ーブ タ ンジオール 1 4 4 0 g ( 1 6モル) 及び酢酸鉛 3 m g を入 れ、 温度 1 3 0。C、 圧力 1 7 mmH g〜 3 5 mmH gで 1 0 時間反応させた。 この際、 分留管の塔頂から共沸組成の未反 応エチレンカーボネー ト と副生したエチレンダ リ コールが留 出し、 またコール ド トラ ップには仕込の 1 , 4一ブタンジォ ールに対して 2モル%のテ トラ ヒ ドロ フラ ン (以下 「T H F j とい う) の生成が見られた。
工程 ( 2 )
次に、 圧力を常圧に戻し、 エチ レンカーボネー ト 3 1 7 g ( 3 . 6モル) を添加した後、 温度を 1 5 0 °Cに上げ、 圧力
1 7 mmH g〜 3 5 mmH gで 8時間反応させた。 この時も 分留管の塔頂からは共沸組成の未反応のエチ レンカーボネー ト と副生エチレンダリ コールが留出し、 コール ド ト ラ ップに は、 仕込の 1 , 4一ブタンジオールに対して 2モル0 /0の T H Fが生成していた。 この時、 反応器内にはポリ テ ト ラメ チレ ンカーボネー トジオール 1 8 0 0 gが生成してぉ リ 、 その数 平均分子量を G P Cにて測定した結果、 約 1 5 0 0 (水酸基 価 = 7 7 . 3 m g ' K OHZ g ) であった。
工程 ( 3 )
次に、 再び圧力を常圧に し、 酸性化合物と して燐酸ジ ( 2 ーェチルへキシル) 0. l g を添加し、 分留管を取リ 外し、 直接排気でき るよ う に した後、 温度を 1 5 0 °Cと し、 圧力を 6 mmH gに して 1 時間で、 未反応モノ マーを分離した。 工程 ( 4 )
次に、 温度を 1 9 0 °Cと し、 圧力を 4 mmH gに し、 1, 4一ブタンジオールを留出させながら 5時間反応させて、 数 平均分子量が 2 0 5 0 (水酸基価 = 5 4 . 6 m g · K O H/ g ) のポリ テ ト ラメ チレンカーボネー ト ジオール 1 7 4 0 g を得た。 この時、 副生 T H Fは仕込の 1, 4—ブタ ンジォー ルに対して 1 モル0 /0生成していた。 反応初期からの副生した T H Fの全量は仕込の 1 , 4一ブタ ンジオールに対して 5モ ル%であった。 生成したポ リ テ ト ラメチレンカーボネー トジ オールの I Rスぺク トルチヤ一ト を第 1 図に示す。 比較例 1
工程 ( 3 ) において、 燐酸ジ ( 2 —ェチルへキシル) を添 加しなかった以外は実施例 1 と 同様に して、 ポ リ テ ト ラメ チ レンカーボネー トジオールを合成した。
工程 ( 1 ) において副生した T H Fは仕込みの 1, 4ーブ タ ンジオールに対して 2モル%であった。
また、 工程 ( 2 ) において、 ポ リ テ ト ラメ チレンカーボネ 一ト ジオールが 1 8 2 0 g生成してぉ リ 、 その数平均分子量
34
36
は 1 4 5 0 (水酸基価 = 8 0 m g ' K O HZ g ) であった。 また、 T H Fは仕込の 1 , 4一ブタンジオールに対して 4モ ル%副生していた。
次に、 工程 ( 3 ) において、 上記した通 リ 、 燐酸ジ ( 2 — ェチルへキシル) を添加せず、 分留管を取リ外して未反応モ ノ マーを分離した。
その後、 工程 ( 4 ) において、 圧力を 4 mmH gに し温度 を 1 9 0 °Cに して反応を行ったが、 T H Fの副生が多く 減圧 度が 6 m m H g よ リ 下がらなかったため、 6 m m H gの条件 で 1, 4一ブタンジオールを留出させながら 1 0時間反応さ せた。 丁 H Fの副生はモノ マー分離時に仕込みの 1, 4ーブ タンジオールに対して 4モル%、 ブタンジオール留出時に 8 モル。/。であリ 、 数平均分子量が 1 5 0 0 (水酸基価 = 7 7 . 3 m g - K O H/ g ) であるポリ テ ト ラ メ チレンカーボネー ト ジオール 1 5 3 0 gを得た。 さ らに反応を続けたがポリ マ 一の分解が激しく 高分子量化は困難であった。 なお、 反応初 期からの副生 T H Fの全量は仕込の 1 , 4 ーブタ ンジオール に対して 1 6モル0 /0と多かった。
実施例 2
燐酸ジ ( 2 —ェチルへキシル) を 0. 5 g (実施例 1 の 5 倍) 添加した以外は、 実施例 1 と同様に して分留管の塔頂か ら共沸組成の未反応エチレンカーボネー ト と副生エチレング
リ コールを留出させて、 丁 H Fをコール ド トラ ップで回収し た。 反応器内には数平均分子量 1 4 8 0のポリ テ トラメチ レ ンカーボネー トジオール 1 8 0 0 gが生成してぉリ 、 副生し た T H Fは仕込の 1, 4—ブタンジオールに対して 4モル% であった。
次に、 分留管を取リ外し、 直接排気できるよ う にした後、 圧力を 6 mniH gにして 1 時間で未反応モノ マーを分離した, 次に圧力を 4 mmH gにし温度を 1 9 0でと し 1, 4 ーブタ ンジオールを留出させながら 5時間反応させ、 数平均分子量 力 S 2 1 5 0 (水酸基価 = 5 2. l m g ' K O HZ g ) のポリ テ トラメチレンカーボネー トジオール 1 7 1 0 g を得た。 こ の時、 T H Fは仕込の 1, 4—ブタンジオールに対して 0. 4モル%生成していた。 反応初期からの副生した T H Fの全 量は仕込の 1, 4一ブタンジオールに対して 4 . 4モル0 /0で めった。
実施例 3
反応後半部のモノ マー分離後の条件を、 圧力 3 mm H g、 温度 2 0 0 °C、 反応時間 1 0時間と した以外は、 実施例 1 と 同様の方法で反応を行った。 その結果、 数平均分子量が 3 5 0 0 (水酸基価 = 3 2 m g ' K O HZ g ) のポリ テ トラメチ レンカーボネー トジオール 1 5 0 0 gを得た。 こ の時、 副生 した T H Fの全量は仕込の 1 , 4一ブタンジオールに対して 5. 5モル%であった。
34 r
3 8 実施例 4
酸性化合物と して燐酸ジー n— へキサデシルを 0. 2 g用 いた以外は、 実施例 1 と同様の方法で反応を行った。 その結 果、 数平均分子量が 1 9 0 0 (水酸基価 = 5 8 . 9 m g · K O H/ g ) のポリ テ ト ラメ チレンカーボネー ト ジオール 1 7 0 0 g を得た。 この時、 副生した T H Fの全量は仕込の 1 , 4一ブタンジオールに対して 4. 8モル%であった。 実施例 5
酸性化合物と して亜燐酸を 0. 2 g用いた以外は、 実施例 1 と 同様の方法で反応を行った。 その結果、 数平均分子量が 2 0 0 0 (水酸基価 = 5 8 . O m g ' K O HZ g ) のポリ テ ト ラ メ チレンカーボネー トジオール 1 7 3 0 g を得た。 この 時、 副生した T H Fの全量は仕込の 1 , 4 —ブタンジオール に対して 4. 9モル0 /0であった。 実施例 6
比較例 1 の方法で製造した数平均分子量 1 5 0 0のポリ テ ト ラメ チレンカーボネー トジオール 2 0 0 gを 5 0 0 m l ナ ス フ ラ ス コ に採リ 、 酸性化合物と して燐酸ジ ( 2—ェチルへ キシル) 1 0 m gを加え、 温度 1 9 0。C、 圧力 3 mmH gで 2時間 1 , 4 一ブタ ンジオールを留出させなが ら反応した。
生成したポリ テ トラメチレンカーボネー トジオール 1 9 0 g の数平均分子量は 2 5 0 0 (水酸基価 = 4 6 . 4 m g · K O H / g ) であった。 比較例 2
燐酸ジ ( 2 —ェチルへキシル) を添加しなかった以外は実 施例 6 と同様の方法で反応を行った。 その結果、 T H F 5 g が副生し、 数平均分子量の増加はみられなかった。 比較例 3
燐酸ジ ( 2 —ェチルへキシル) を添加せず、 かつ反応条件 を温度 2 0 0 °C、 圧力 2 m m H gで 1 0時間と した以外は実 施例 6 と同様に反応を行った。 その結果、 T H F 1 0 gが生 成し、 数平均分子量の増加はみられなかった。 実施例 7
実施例 1 で得られたポリ テ トラメチ レン力一ボネー トジォ ール 2 0 5部、 へキサメ チ レンジイ ソシァネー ト 1 0 0. 8 部を攪拌装置、 温度計及び、 冷却管を備えた反応器に仕込み 1 0 0 °Cで 4時間反応し、 N C O末端のプレボリ マーを得た, 該プレポリマーに鎖延長剤と して、 1, 4—ブタンジオール 4 4 . 6 3部、 末端停止剤と して n—ブタノール 0. 6 0部 及び触媒と してジブチル錫ジラ ウ レー ト 0 . 0 0 7部を加え
4
40
て、 ニーダー内蔵のラボ用万能押出機 [ L A B O用万能押出 機 1: 1 — 3 5型、 日本国、 笠松化工研究所社製] にて 1 7 0 °Cで 2時間反応させた後、 ポリ ウ レタ ンを得た。 次いで、 このポ リ ウ レタンをス ク リ ューで押し出してス ト ラン ドと し ペ レタイザ一にかけてペレッ トを作製した。 得られたポリ ウ レタ ンペレッ ト の数平均分子量は 8 5, 0 0 0 、 ゲル含有量 は 0重量0 /0であった。 該ポリ ウ レタンペレッ ト を用いて、 加 圧成型機にて厚さ 1 0 0 μ πιのシー トを作製し、 該シー ト よ リ テス ト ピースを作製して、 耐光性を測定した。 結果を第 1 表に示す。
実施例 8
実施例 1 で得たポリ テ ト ラメ チレンカーボネー トジオール 2 0 5部、 ジシク ロへキシルメ タ ン一 4 , 4 ' —ジイ ソシァ ネー ト (水添 M D I ) 5 2 . 4部及びジプチル錫ジラ ウ レー ト 0. 0 1 3部を攪拌装置、 温度計及び冷却管のついた反応 器に仕込み、 1 2 0 °Cで 4時間反応させ、 N C O末端のプレ ポリ マーを得た。 該プレポリ マーに鎖延長剤と しての 1, 4 一ブタ ンジオール 8 . 1 5部と反応停止剤と しての n—ブタ ノ ール 1 . 5部を加え、 ニーダー内蔵のラボ用万能押出機
( L A B O用万能押出機 1: 1 ー 3 5型、 日本国、 笠松化工 研究所社製) にて 1 7 0 eCで 3時間反応させた。 次いで、 ス ク リュ一タイプの押出機でス トラ ン ドにした後、 ペレタイザ
一にかけてペレツ トを作製した。 得られたポリ ウ レタ ンペ レ ッ トの数平均分子量は 8 0, 0 0 0、 ゲル含有量は 0重量。 /0 であった。 該ポリ ウ レタンペレッ トを用いて、 加圧成型機に て、 厚さ 1 0 0 mのシー トを作製し、 該シー トよ りテス ト ピースを作製して、 耐光性を測定した。 結果を第 1表に示す 実施例 9
1, 4一ブタンジオール 4 4 . 2 1部を用い、 かつ n—ブ タノール 1 . 2 8部を用いた以外は実施例 7 と同様にして、 数平均分子量が 4 0, 0 0 0、 ゲル含有量が 0重量%のポリ ウレタンペレツ トを得た。 該ポリ ウレタンペレツ トを用いて 加圧成型機にて厚さ 1 0 0 μ mのシ一 トを作製し、 該シー ト ょ リテス ト ピースを作製して、 耐光性を測定した。 結果を第 1表に示す。 比較例 4
1 , 4—ブタンジオール 4 3 . 4 2部を用い、 かつ n—ブ タノ ール 2 . 6 0部を用いた以外は実施例 7 と同様にして、 数平均分子量が 2 0, 0 0 0、 ゲル含有量が 0重量%のポリ ウ レタンペレツ トを得た。 該ポリ ウレタンペレツ トを用いて 加圧成型機にて厚さ 1 0 0 のシー トを作製し、 該シ一 ト ょ リテス ト ピースを作製し、 耐光性を測定した。 その結果を 第 1表に示す。
34
42 比較例 5
実施例 1 で得たポリ テ ト ラメ チレンカーボネー トジオール 6 7 9 . 6部及び 4 , 4,ージフエニルメ タ ンジイ ソシァネ ー ト (MD I ) 1 1 0. 5部を攪拌装置、 温度計及び冷却管 のついた反応器に仕込み、 6 0 °Cで 2時間反応させ、 N C O 末端のプレボ リ マーを得た。 二液混合機 ( T T一 1 0 0 1 、 日本国、 オー トマシーン開発社製) を用いて、 8 0 °Cに加温 したプレボリ マー溶液と、 常温の鎖延長剤と しての 1 , 4一 ブタンジオール 8 . 1 5部と、 常温の末端停止剤と しての n ーブタ ノ ール 1 . 5部と を混合した。 次いで、 ニーダー内蔵 のラボ用万能押出機 ( L A B O用万能押出機 1 ー 3 5型 曰本国、 笠松化工研究所社製) にて 1 2 0 °Cにセッ ト したス ク リ ューで押し出 して、 ス トラ ン ドに した後、 ペレタイザ一 にかけてペレツ ト を作製した。 得られたポリ ウ レタ ンの数平 均分子量は 8 0, 0 0 0、 ゲル含有量は 0重量%であった。 該ポリ ウ レタ ンペレッ トを用いて、 加圧成型機にて、 厚さ 1 O O ju mのシー ト を作製し、 該シー ト よ り テス ト ピースを作 製して、 耐光性を測定した と ころ、 シー トが溶融して しまい, 物性測定が不能であった。 その結果を第 1表に示す。 比較例 6
得たポリ テ ト ラメ チレンカーボネー ト ジオールに代えてポ
リへキサメ チレンカーボネー ト ジオール (カルボジオール D— 2 0 0 0、 日本国、 東亜合成社製) を用いた以外は比較 例 5 と同様にして、 数平均分子量 8 0, 0 0 0、 ゲル含有量 0重量%のポリ ウ レタンペレツ ト を得た。 該ポリ ウ レタンぺ レッ トを用いて、 加圧成型機にて、 厚さ 1 0 0 mのシー ト を作製し、 該シー トよ リテス ト ピースを作製し、 耐光性を測 定した。 結果を第 1表に示す。
第 1表
註) HD I : へキサメチレンジイソシァネー ト
水添 MD I : ジシクロへキシルメタン一 4 , 4 '—ジイ ソシァネー ト MD I : 4 , 4'—ジフエ-ルメタンジイソシァネー ト
C4- P C D L : ポリテ トラメチレンカーボネー トジオール
C6— P CD L : ポリへキサメチレン力一ボネ一 トジオール
1 , - B D : 1 , 4ーブタンジオール
実施例 1 0
実施例 1 で得たポリテ トラメチレンカーボネー トジオール 2 0 5 0部、 ジメチルホルムアミ ド 6 3 9 6部を還流冷却器、 温度計及び攪拌装置を備えた反応器に入れ、 充分に攪拌混合 した後、 4, 4,ーメ チレンビス (シク ロへキシルジイ ソシ ァネー ト) (水添 MD I ) 5 2 4部、 ジブチル錫ジラウレ一 ト 2 0 p p mを添加して、 8 0 °Cで 3時間反応し、 N C O末 端のプレボリ マーを得た。 イ ソフォロ ンジァ ミ ン ( I P D A) 1 6 3 . 0 6部を添加して、 2時間程度鎖延長反応を行った 後、 反応停止剤と してジブチルァミ ン 8 . 8 5部を添加して 1時間反応を続けた。 得られたポリ ウレタ ン溶液は固形分 3 0 %、 数平均分子量 8 0, 0 0 0、 ゲル含有量 0重量。/。であ つた。
次いで、 ガラス板上に、 得られたポリ ウ レタン溶液を塗工 し、 8 0 °Cで 1 5時間乾燥後、 さ らに減圧下で 5 0 °Cで 4時 間乾燥して、 膜厚 1 0 0 μ mのシー トを得た。 得られたシー トの、 耐加水分解性、 耐ォレイ ン酸性及び耐アルコール性を 測定した。 結果を第 2表に示す。 実施例 1 1
水添 M D I に代えてィ ソフォ ロ ンジィ ソシァネー トを用い た以外は、 実施例 1 0 と同様にして、 固形分 3 0 %、 数平均 分子量 8 0, 0 0 0 、 ゲル含有量 0重量%のポリ ウレタン溶
液を得た。 該ポリ ウ レタン溶液をガラス板上に塗工し、 実施 例 1 0 と同様にして、 膜厚 Ι Ο Ο μ πιのシー ト を得た。 得ら れたシー ト の耐加水分解性、 耐ォレイ ン酸性及び耐アルコー ル性を測定した。 結果を第 2表に示す。 比較例 7
ポリ テ トラメチレンカーボネー ト ジオールに代えてポリ へ キサメ チ レンカーボネー トジオール ( D — 2 0 0 0 、 日本国 東亜合成社製) を用いた以外は、 実施例 1 0 と 同様に してポ リ ウ レタン溶液を得た。 該ポリ ウ レタ ン溶液をガラス板上に 塗工し、 実施例 1 0 と同様にして、 膜厚 l O O ^ niのシー ト を得た。 得られたシー ト の耐加水分解性、 耐ォレイ ン酸性及 び耐アルコール性を測定した。 結果を第 2表に示す。 比較例 8
ポ リ テ トラメチレンカーボネー ト ジオールに代えてポリ 力 プロ ラ ク ト ンジオール (プラクセル 2 2 0 N、 日本国、 ダ ィセル化学社製) を用いた以外は、 実施例 1 0 と 同様にして ポリ ウ レタ ン溶液を得た。 該ポリ ウ レタ ン溶液を実施例 1 0 と 同様に してガラス板上に塗工し、 膜厚 1 Ο Ο μ ιηのシー ト を得た。 得られたシー ト の耐加水分解性、 耐ォレイ ン酸性及 び耐アルコール性を測定した。 結果を第 2表に示す。
比較例 9
ポリテ トラメチレンカーボネー トジオールに代えて、 ポリ テ トラメチ レングリ コール ( P TMG— 2 0 0 0、 日本国、 三菱化成社製) を用いた以外は、 実施例 1 0 と同様にしてポ リ ウレタ ン溶液を得た。 実施例 1 0 と同様にして、 該ポリ ウ レタ ン溶液をガラス板上に塗工し、 膜厚 1 0 0 mのシー ト を得た。 得られたシー ト の耐加水分解性、 耐ォレイ ン酸性及 び耐アルコール性を測定した。 結果を第 2表に示す。 比較例 1 0
イ ソフォロンジァミ ンの使用量を 1 6 8 . 1 部に変え、 ジ ブチルァミ ンの使用量を 2 . 8 3部に変えた以外は、 実施例 1 0 と同様にして、 固形分 3 0 %、 数平均分子量 2 5 0 , 0 0 0のポリ ウ レタン溶液を製造した。 合成中に粘度が上昇し 攪拌不能となった。 比較例 1 1
鎖延長剤と して I P D Aに代えて、 ト リ メチロールプロパ ンを用いた以外は、 実施例 1 0 と同様にしてポリ ウ レタン溶 液の合成を試みた。 その結果、 鎖延長剤を入れて延長反応を 始める と、 やがて粘度が急激に上昇し、 撹拌 置の攪拌棒に ポリマーが卷き付き、 攪拌不能となった。
第 2表 (続く)
註) 水添 MD I : ジシクロへキシルメタン一 4 , 4 ' 一ジィ ソシァネー C4一 P CD L : ポリテ トラメチレンカーボネー トジォ一ル
I P DA : イ ソフォロンジァミ ン
I P D I : イ ソフォロ ンジイ ソシァネー ト
C P C D L : ポリへキサメチレンカーボネ一 トジオール
P C L : ポリ力プロラク トンジオール
P TMG : ポリテ トラメチレングリ コール
TM P : ト リ メチロ一ルブロパン
第 2表 (続き)
合成中に粘度が上昇し、 撹拌不能となリ物性測定不能 合成中に粘度が上昇し、 撹拌不能となリ物性測定不能
実施例 1 2
シリ コ ンペーパー表面に、 実施例 1 0で得たポリ ウ レタ ン溶液を乾燥厚みが 4 5 μ πιになるよ う に塗布した後、 加熱 乾燥してポリ ウ レタン皮膜層と した。 このポリ ウ レタ ン皮膜 層上にイ ソフォロ ンジイ ソシァネー ト ( I P D I ) /ポ リ テ ト ラメ チレングリ コール ( P TMG— 2 0 0 0、 日本国、 三 菱化成社製) ΖΝ— ( 2 — ヒ ドロキシェチル) プロ ピレンジ ァ ミ ン モノエタノールア ミ ンノヒ ドラ ジンヒ ドラー ト (モ ル比 : 2 0 / 1 0 Ζ 5 Ζ 4 Ζ 2 ) ょ リ なる主剤に、 水添加キ シ リ レンジィ ソシァネー ト を架橋剤と して添加 した P TMG 系二液型ポリ ウ レタン接着剤を、 目付け量 1 30 gZm2、 厚み 1 1 8 /z mで塗布してポリ ウ レタン接着層と した。 この 接着層に合成皮革用基材と しての綿起毛布の起毛面を貼り合 わせ、 1 2 0 °Cにて 4分間加熱し、 接着剤を反応固化させた 後、 シ リ コ ンペーパー離型紙を剥離し、 積層合成皮革を得た, 得られた積層合成皮革の縦断面図を第 2図に示す。 第 2図に おいて、 1 は積層合成皮革用基材を、 2 はポリ ウ レタ ン接着 層を、 及び 3 は熱可塑性ポ リ ウ レタン皮膜層をそれぞれ示す, 得られた該合成皮革の物性を評価した。 結果を第 3表に示す, 実施例 1 3
実施例 1 0で得たポリ ウ レタン溶液に代えて実施例 1 1 で 得たポリ ウ レタン溶液を用いた以外は、 実施例 1 2 と 同様に
して積層合成皮革を得て、 該合成皮革の物性を評価した。 結 果を第 3表に示す。 比較例 1 2
実施例 1 0で得たポリ ウ レタン溶液に代えて比較例 7で得 たポリ ウレタン溶液を用いた以外は、 実施例 1 2 と同様にし て積層合成皮革を得た。 該合成皮革の物性を評価した。 結果 を第 3表に示す。 比較例 1 3
実施例 1 0で得たポリ ウ レタン溶液に代えて比較例 8で得 たポリ ウレタン溶液を用いた以外は、 実施例 1 2 と同様にし て積層合成皮革を得た。 該積層合成皮革の物性を評価した。 結果を第 3表に示す。 比較例 1 4
実施例 1 0で得たポリ ウ レタン溶液に代えて比較例 9で得 たポリ ウレタン溶液を用いた以外は、 実施例 1 2 と同様にし て積層合成皮革を得た。 該積層合成皮革の物性を評価した。 結果を第 3表に示す。
第 3表
註) 水添 MD I : ジシク 口へキシルメタン一 4 , 4 'ージイ ソシァネー ト C4- P C D L : ポリテ トラメチレンカーボネー トジオール
I PDA : イ ソフォロンジァミン
I PD I : イソフォロンジイソシァネー ト
C 6 - P C D L : ポリへキサメチレンカーボネ一 トジオール
P C L : ポリ力プロラク トンジオール
P T G : ポリテ トラメチレングリ コール
実施例 1 4
直接紡糸法によって得られた 0. 1デニールの単糸のポリ エチレンテ レフタ レー ト (以下 「 P E T」 と略す。 ) 繊維を 3 mmに切断する と と もに、 ポリ ビュルアルコ ール (以下 「 P V A」 と略す。 ) の 1 デニール、 カ ッ ト長 3 mmの短繊 維を準備し、 P E T繊維 Z P V A繊維重量比 : 7 0ノ 3 0 ) で混合し、 抄造法にて 目付け量 8 0 gZm2のシー ト 2枚を 得た。
これらシー ト 2枚の間に 7 5デニールノ 3 6 フィ ラ メ ン ト の P E T繊維の仮撚加工糸からなる平織組織の 目付け量 5 0 gZm2の織物を、 サン ドイ ッチ状に挿入し、 積層シー ト と した。 こ の積層シー トの表面および裏面から交互に、 0 . 2 mmのオリ フ ィ スを有する多数のノ ズルから 1 5 k g / c m2の圧力の噴射水で処理し、 極細繊維と織物と を充分に 三次元交絡させ、 交絡シー ト を得た。
次いで、 この交洛シー ト を乾燥後、 2 4 0 メ ッシュのェメ リ —ペーパーを装着したベル トサンダーでこ の交絡シー トの 表面及び裏面をそれぞれ起毛した。 次に、 こ の交絡シー ト の 裏面側の起毛面にカルボキシメ チルセルロ ース ( CM C ) の 水溶液 (濃度 : 2 0〜 3 0重量%) を厚さ 0 . 1 mmと なる よ う に ドク ターナイ フでコー ト し、 乾燥した。
—方、 実施例 1 0で得たポリ ウ レタン溶液をジメ チルホル ムア ミ ドで希釈して、 ポリ ウ レタ ン固形分が 1 5重量%とな
るよ う に調整し、 整泡剤 ( S F 8 4 2 7、 日本国 東レ ' ダウコ ーニングシ リ コ ン社製) を上記ポ リ ウ レタンの固形分 に対して 1 0重量%添加してポリ ウ レタ ンのコーティ ング組 成物を得た。
このポリ ウ レタンコーティ ング組成物の溶液に、 上記 CM Cをコーティ ングした交絡シー トを含浸した後、 2 0 °Cの水 中で凝固させ、 次いで、 乾燥した。 その後、 沸縢水中で約 2 0分かけて、 P V A繊維および C M Cを抽出除去した後、 乾 燥し、 シー ト状物を得た。
このシー ト状物をロ コ式染色機で、 シー ト状物の重量に対 して分散染料 (商品名 : ス ミ カロ ン レ ッ ド ( S u m i k a r ο η R e d ) - S Β L) 住友化学工業社製) 1 0重量% で染色し、 続いて、 シー ト状物の重量に対してハイ ドロサル ファイ ト ソーダ 5重量%で還元洗浄した。 さ らに、 アク リ ル 酸エステル系の制電剤 (商品名 : ナイ スポル ( N i c e p o
1 e ) F E— 1 8、 日本国、 日華化学社製) と シ リ コ ン系の 撥水剤 (商品名 : アサヒガー ド ( A s a h i — g u a r d ) A G— 7 7 0 、 日本国、 旭ガラス社製) と の 1 重量%水分散 液にシー ト を含浸し、 マンダルで絞液後、 1 4 0 °Cの温度に 設定したピンテンター ドライヤーで、 3 %のオーバーフィー ド率で 5分間の滞留時間で乾燥した。 なお、 上記制電剤と撥 水剤と の重量比は 1 : 1 と した。
得られたシー ト状物は、 スエー ド調の緻密な表面立毛を有
し、 優れたライティ ング効果を持ち、 べ トツキが無く優れた 手触リ を示した。 該シー ト状物の耐加水分解性、 耐ォレイ ン 酸性及び耐アルコール性を評価した。 結果を第 4表に示す。 実施例 1 5
実施例 1 0で得たポリ ウ レタン溶液に代えて実施例 1 1 で 得たポリ ウレタン溶液を用いた以外は実施例 1 4 と同様にし て、 シー ト状物を得た。 該シー ト状物の耐加水分解性、 耐ォ レイ ン酸性及び耐アルコール性を評価した。 結果を第 4表に 示す。 比較例 1 5
実施例 1 0で得たポリ ウ レタン溶液に代えて比較例 7で得 たポリ ウレタン溶液を用いた以外は実施例 1 4 と同様にして シー ト状物を得た。 該シー ト状物の耐加水分解性、 耐ォレイ ン酸性及ぴ耐アルコール性を評価した。 結果を第 4表に示す, 比較例 1 6
実施例 1 0で得たポリ ウ レタン溶液に代えて比較例 8で得 たポリ ウレタン溶液を用いた以外は実施例 1 4 と同様にして シー ト状物を得た。 該シー ト状物の耐加水分解性、 耐ォレイ ン酸性及び耐アルコール性を評価した。 結果を第 4表に示す
比較例 1 7
実施例 1 0で得たポリ ウ レタン溶液に代えて比較例 9で得 たポリ ウレタン溶液を用いた以外は実施例 1 4 と同様にして シー ト状物を得た。 該シー ト状物の耐加水分解性、 耐ォレイ ン酸性及び耐アルコール性を評価した。 結果を第 4表に示す,
第 4表
註) 水添 MD I : ジシク 口へキシルメ タン一 4, 4 'ージイ ソシァネー ト C4一 P CD L : ポリ テ トラメチレンカーボネ一 ト ジオール
I PDA : ィ ソフォ ロンジァ ミ ン
I PD I : イ ソフォ ロンジイ ソシァネー ト
C6- P C D L : ポリへキサメチレン力一ボネ一 トジオール
P C L : ポリ 力プロ ラク ト ンジオール
P T G : ポリ テ ト ラメチレングリ コ一ル
図面の簡単な説明
第 1 図は、 本発明の熱可塑性ポリ ウレタンの原料である、 実施例 1 で得られたポリテ トラメチレンカーボネー トジォ一 ルの I Rスぺク トノレを示す図である。
第 2図は、 本発明のコーティ ング組成物を合成皮革用基材 上に塗布し、 乾燥して表皮層とするこ とによって得られる積 層合成皮革 (実施例 1 2で得られたもの) の縦断面図である。 第 2図において、 1 は積層合成皮革用基材を、 2はポリ ウレ タン接着層を、 及び 3は熱可塑性ポリ ウ レタン皮膜層をそれ ぞれ示す。 産業上の利用可能性
本発明の熱可塑性ポリ ウ レタンは、 耐光性、 耐加水分解性、 耐ォレイ ン酸性及び耐アルコール性の全てにおいて優れてい る。 従って、 該熱可塑性ポリ ウレタ ンをその有機溶剤に溶解 してなるコーティ ング組成物、 そして該コーティ ング組成物 を用いて基材を加工して得られる積層合成皮革及び含浸複合 人工皮革の用途などに有利に用いるこ とができ る。 更に、 本 発明の他の態様である、 酸性化合物を用いるポリテ トラメチ レンカーボネー トジオールの新規な製造方法は、 副反応を顕 著に抑制して目的ジオールを収率良く得るこ とができるので、 本発明の熱可塑性ポリ ウレタンの原料であるポ リ テ トラメチ レンカーボネー トジオールの製造に特に有利に用いるこ とが
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