JP2000077246A - 変成器 - Google Patents

変成器

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JP2000077246A
JP2000077246A JP10250083A JP25008398A JP2000077246A JP 2000077246 A JP2000077246 A JP 2000077246A JP 10250083 A JP10250083 A JP 10250083A JP 25008398 A JP25008398 A JP 25008398A JP 2000077246 A JP2000077246 A JP 2000077246A
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impedance
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隆史 畑内
Toshio Takahashi
利男 高橋
Yutaka Yamamoto
豊 山本
Teruhiro Makino
彰宏 牧野
Toshiro Sato
敏郎 佐藤
Kiyoto Yamazawa
清人 山沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄型化、小型化しても、昇圧比が高く、高変
換効率であり、しかも構造の簡略化が可能な変成器の提
供。 【解決手段】 一対の導体11,12からなる伝送線路
10と、誘電性と磁性を有するコアを備えた電圧変換部
2と、電圧変換部2の固有インピーダンスと異なるイン
ピーダンスを有する冷陰極管(負荷装置)20が具備さ
れてなる変成器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置のバ
ックライト用インバータ等に用いることができる変成器
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示装置のバックライト用
インバータには、昇圧トランスが備えられていることが
知られている。このような用途に用いられる昇圧トラン
スとしては、従来から巻線トランスが使用されている。
この巻線トランスは、バラスト・コンデンサを介して冷
陰極管に接続されている。この冷陰極管には、水銀が封
入されており、高い電圧が印加されることで発生した電
子が上記水銀に衝突し、紫外線を発生し、この紫外線が
管の内側に塗布された蛍光体を励起発光させ可視光に変
換されるようになっている。このような冷陰極管は、始
動時には電子を発生させるため高い電圧を印加する必要
があるが、しかし、一度放電を開始してしまえば、放電
を維持する電圧は始動電圧の1/3程度で済む。このと
き冷陰極管には5〜6mA程度の電流を流すだけで十分
であり、大電流は必要ない。従って、このような用途に
用いられる昇圧トランスに望まれる特性としては、冷陰
極管の放電開始時に出力電圧を一瞬上昇させることがで
き、定常時には放電維持電圧まで低下できることであ
る。
【0003】ところで、近年、液晶表示装置に対する小
型軽量化ならびに高性能化の要求はさらに高まってお
り、このような要求を満足するために、上記バックライ
ト用インバータの小型化、薄型化、高変換効率化が強く
要望されるようになってきている。しかしながら従来の
インバータにおいては、巻線トランスを使って薄型化を
実現しようとすると、変換効率が低下してしまうという
問題があった。この理由は、巻線トランスを薄くするた
めにコアの形状を扁平にすると、結果として巻線が長く
なって直流抵抗が増えてしまうためである。また、巻線
トランスを使用する場合は、設置面積が大きくなってし
まい、小型化に制約があった。
【0004】そこで、巻線トランスに代えて平板状のセ
ラミック素子からなる圧電トランスを備えたバックライ
ト用インバータが考えられている。この圧電トランス
は、高変換効率を維持したまま薄型化が可能であるが、
昇圧比が不足するため、巻線トランスを補助トランスと
して使用する場合があり、薄型化に制約があった。ま
た、圧電トランスの昇圧比や共振周波数は、上記素子の
形状や電気機械結合係数によって決まるため、素子の大
きさを小さくすると、共振周波数が高周波側にシフト
し、昇圧比も小さくなってしまうため、上記素子の大き
さをあまり小さくすることができず、巻線トランスと同
様に設置面積が大きくなってしまい、インバータの小型
化に制約があった。また、圧電トランスにおいて、高昇
圧比と高変換効率を両立させるためには、積層構造にし
たり、長辺が20〜30mmの長方形状にする必要があ
り、構造が比較的複雑となってしまう。
【0005】一方、インピーダンス変換作用を応用した
変成器としては、これまでに放電灯の点灯装置用に分布
定数線路として高周波同軸ケーブルを使用し、該高周波
同軸ケーブルを電圧変換器として使用した例が報告され
ている。この同軸ケーブルの絶縁体としては、使用周波
数にもよるが、通常、ポリエチレン(ε=2.3)かテ
フロン(ε=2.1)が使用されている。しかしながら
従来の変成器においては、同軸ケーブルの絶縁体の誘電
率が低く、例えば、1MHzで使用するためには同軸ケ
ーブルの長さを約49mにする必要があり、特に、液晶
表示装置のバックライト用インバータとして用いる場合
に、60kHz程度で使用するためには同軸ケーブルの
長さを約884mにする必要があり、小型化が困難であ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、薄型化、小型化しても、昇圧
比が高く、高変換効率であり、しかも構造の簡略化が可
能な変成器の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる変成器
は、少なくとも一対の導体からなる伝送線路と、誘電性
と磁性を有するコアを備えた電圧変換部を少なくとも具
備してなることを特徴とするものである。本発明に係わ
る変成器においては、上記電圧変換部の固有インピーダ
ンスと異なるインピーダンスを有する負荷装置が具備さ
れていることが好ましい。また、本発明に係わる変成器
においては、上記コアはMn−Znフェライト、Ni−
Znフェライト、Ni−Cuフェライトの群から選ばれ
た1種又は2種以上からなるものであってもよい。ま
た、本発明に係わる変成器においては、上記コアは、F
e、Co、Niの群から選ばれた1種又は2種以上の元
素Tと、Hf、Zr、W、Ti、V、Nb、Mo、C
r、Mg、Mn、Al、Si、Ca、Sr、Ba、C
u、Ga、Ge、As、Se、Zn、Cd、In、S
n、Sb、Te、Pb、Bi、希土類元素の群から選ば
れた1種又は2種以上の元素Mと、O、C、N、Bの群
から選ばれた1種又は2種以上の元素Dを含む軟磁性合
金粉末と、合成樹脂からなるものであることが好まし
い。
【0008】さらに、本発明に係わる変成器において
は、上記コアの100kHzにおける実効透磁率μが1
0〜20000であり、実効誘電率εが10〜5000
であることが好ましい。また、本発明に係わる変成器に
おいては、上記伝送線路の線路長Lが該伝送線路に印加
する電圧の周波数の1/4波長にほぼ等しいことが好ま
しい。また、本発明の係わる変成器においては、上記伝
送線路の一対の導体は、上記コアの間に設けられた内部
導体と、上記コアの外方に設けられた外部導体であって
もよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の変成器の一実施形
態について説明する。なお、以下に述べる実施の形態で
は、本発明の変成器が液晶表示装置のバックライト用イ
ンバータに適用された場合について述べる。図1は、本
発明の第一の実施形態の変成器の概略構成を示す斜視図
であり、図2はこの第一の実施形態の変成器の断面図で
ある。この第一の実施形態の変成器は、電圧変換部2
と、負荷装置としての冷陰極管20から概略構成されて
なるものである。
【0010】電圧変換部2は、コア部3と、伝送線路1
0から構成されている。コア部3は、図2に示すよう
に、誘電性と磁性を有するコア4の両面に第一の接着層
5を介して絶縁層6が形成され、さらに該絶縁層6上に
第二の接着層7が形成されてなるものである。コア4を
なす材料としては、Mn−Znフェライト、Ni−Zn
フェライト、Ni−Cuフェライトの群から選ばれた1
種又は2種以上からなるものを用いることが、コア4の
寸法を短くでき、変成器の小型化が可能である点で好ま
しい。
【0011】コア4は、100kHzにおける実効透磁
率μが10〜20000であることが好ましく、また、
コア4は、実効誘電率εが10〜5000であることが
好ましい。波長短縮効果は、実効透磁率μ、実効誘電率
εが大きいほど大きくなるため変成器が小型化できる。
しかし、伝送線路の特性インピーダンスは、実効透磁率
μが大きいほど高くなるが、実効誘電率εが大きくなる
と低くなるため、μとεには最適な範囲が存在する。よ
って、本発明においては、波長短縮効果を大きくし、か
つ、特性インピーダンスを所定の値にするには、μとε
は上記の範囲であることが好ましい。
【0012】絶縁層6をなす材料としては、ポリイミド
等が用いられる。伝送路線10は、一対の導体11,1
2からなるものである。これら一対の導体11,12
は、それぞれコア部3の周囲に巻かれたように形成され
ている。また、この伝送線路10では、コア部3の一方
の面側にある導体と他方の面側にある導体に流れる電流
の方向を逆(コア部の表裏で電流方向が逆)にして、磁
束を強め合う構造となっている。この第一の実施形態で
は、一方の導体11と他方の導体12がコア部3におい
て磁束が矢印MFの方向を向くように形成されている。
図中、符号Ia,Ibで示される矢印の向きは、導体1
1,12に流れる電流により発生する磁束の方向であ
る。このような伝送路線10をコア部3の周囲に形成す
る方法としては、例えば、一般的な被覆銅線を巻回す
る、絶縁層6上にメッキまたはスパッタで導体を形成す
る、接着層5・絶縁層6・第2の接着層7・導体が一体
で形成されたものを帯状に加工し、コア4の両面に所定
の形状で配置するなどの方法により形成することができ
る。
【0013】このような伝送路線10の一方の導体11
の出力側(受端側)の端子11aには、冷陰極管20が
接続されており、入力側(送端側)の端子11bには、
交流電源(図示略)と接続されたスイッチ回路(図示
略)が接続されている。また、他方の導体12の出力側
(受端側)の端子12aには、上記冷陰極管20が接続
されており、入力側(送端側)の端子12bには、上記
交流電源(図示略)と接続されたスイッチ回路(図示
略)が接続されている。伝送線路10の各導体11、1
2の線路長Lは、該伝送線路10に印加する交流電圧の
周波数(動作周波数)の1/4波長にほぼ等しいことが
好ましい。伝送路線10の線路長Lが該伝送線路10に
印加する交流電圧の周波数(動作動作周波数)の1/4
波長とほぼ等しくないと、電圧変換部2の固有インピー
ダンスより大きなインピーダンスを有する冷陰極管20
が接続された場合に、インピーダンス変換ならびに電圧
変換が行われず、好ましくない。
【0014】冷陰極管20としては、上述のような構成
の電圧変換部2の固有インピーダンスと異なるインピー
ダンスを有するものを用いるのが、負荷の両端に電圧変
換部2の固有のインピーダンスとの比に応じた倍率で入
力電圧と異なる電圧が加わる点で好ましい。さらに、こ
の冷陰極管20は、電圧変換部2の固有インピーダンス
より大きなインピーダンスを有するものを用いるのが、
負荷の両端に電圧変換部2の固有のインピーダンスとの
比に応じた倍率で入力電圧より高い電圧が加わる点でよ
り好ましい。この第一の実施形態の変成器では、磁束の
方向が図1の矢印MFで示される向きとなっている。
【0015】上述のような構成の第一の実施形態の変成
器では、寄生容量(分布定数)を回路定数に取り込み、
誘電性と磁性を有するコア4と、伝送線路10を使った
図3に示すような分布定数回路が構成されている。図3
中、符号V1は入力電圧、V2は受端電圧、I1は入力電
流、I2は受端電流、Z1は入力側から見たインピーダン
ス、Z2は出力側から見たインピーダンス、Z0は伝送線
路10の固有のインピーダンス、Lは各導体11、12
の線路長である。図3に示す分布定数回路は、下記式
(1)で表される。
【0016】
【数1】
【0017】上記式中、V1は入力電圧、V2は受端電
圧、I1は入力電流、I2は受端電流、Z1は入力側から
見たインピーダンス、Z2は出力側から見たインピーダ
ンス、Z0は伝送線路10の固有のインピーダンス、L
は各導体11、12の線路長、βは伝送線路10の伝搬
定数(β=2πf/v=2π/λ・・・(1−a)式)
である。(1−a)式でのvは伝搬速度(=fλ)、λ
は伝搬波長である。
【0018】本実施形態においては、導体11,12の
線路長Lは、それぞれ動作周波数のλ/4であるので、 βL=(2π/λ)×(λ/4)=π/2 となる。よって、式(1)は、下記式(4)で表せる。
【0019】
【数2】
【0020】上記式(4)を変形し、入力側から見たイ
ンピーダンスZ1を求めると、 Z1=V1/I1=(jZ0・I2)/((j/Z0)・V2) ・・・(5) ここでV2=Z2・I2であるので、 Z1=Z0/(Z2/Z0)=Z0 2/Z2 ・・・式(6) これは、伝搬波長/4=伝送線路長である場合において
は、固有のインピーダンス50オームの伝送線路の出力
側の端子に100オームのインピーダンスを接続した場
合、入力側から見ると25オームに見えることを示して
おり、受電端に接続されたインピーダンスZ2は、送
電端からはZ1に変換されて見える。よって、インピー
ダンス変換がされることになる。
【0021】また、上記式(4)から 以上のことから、電圧は他端の電流に比例し、電流は
他端の電圧に比例することがわかる。伝送線路の線路長
Lが伝搬波長/4のときにおいてのみ、上記並びに
の関係が成り立ち電圧変換が行われる。このように伝送
線路10の固有のインピーダンスと、負荷抵抗(負荷装
置の抵抗)の比率で昇圧比が決まるので、第一の実施形
態の変成器は、高電圧が必要な始動時に高抵抗、点灯時
に抵抗が下がる冷陰極管のインピーダンス特性に適して
いる。
【0022】次に、第一の実施形態の変成器の動作につ
いて、上記式(6)、式(7)及び図4を用いて説明す
る。図4は、第一の実施形態の変成器の伝送線路の昇圧
作用を説明するためのグラフである。図4のグラフにお
いて、横軸は出力側から見たインピーダンス(負荷イン
ピーダンス)Z2と伝送線路10の固有のインピーダン
スZ0の比を表している。ここで、入力電圧V1が定電圧
であるとする。負荷インピーダンスZ2が伝送線路10
の固有のインピーダンスZ0に等しい場合(Z2/Z0
1)は、伝送線路は整合状態となっており、図中A点に
示されているように送端と受端の電圧が等しいのが明ら
かである。Z2>Z0なる負荷を接続した場合(Z2/Z0
>1)は、上記式(6)よりZ1<Z0となって入力電流
1が増える。また、上記式(7)から、受端電圧V2
入力電圧I1に比例するので、図中B点に示されている
ように同じく増える。Z2>Z0の領域では、V2はV1
り大きくなっており昇圧されていることになる。よっ
て、線路長Lが動作周波数の1/4波長の伝送線路10
の負荷として、該線路10の固有のインピーダンスより
大きな負荷を接続すると、その負荷の両端には伝送線路
10の固有のインピーダンスとの比に応じた倍率で入力
電圧より高い電圧が加わる。
【0023】次に、第一の実施形態の変成器において、
上述のようなコア4を用いることにより、波長を短縮で
き、変成器を小型化できる理由について説明する。自由
空間における波長は下記式(8)で表される。 λ=v/f ・・・(8) 電圧変換部2の電界が発生する部分の誘電率・透磁率が
大きいと、進行波の伝搬速度vが遅くなる。この伝搬速
度vは、下記式(9)で示される。 v[m/s]=3×108×(ε1/2・μ1/2-1 ・・・(9) よって、その場合の波長は下記式(10)で示される。 λ=(v/f)・(ε1/2・μ1/2-1 ・・・(10) 上記(10)式から明らかなように誘電率、透磁率の値
に応じて波長短縮が生じ、すなわち、誘電率、透磁率が
大きくなるとこれに応じて波長も短くなっており、よっ
て、コア4を誘電率、透磁率が大きい材料から構成する
ことにより、波長を短縮でき、コア寸法も短くでき、変
成器の小型化が可能である。
【0024】従って、第一の実施形態の変成器にあって
は、一対の導体11,12からなる伝送線路10と、誘
電性と磁性を有するコア4を備えた電圧変換部2と、電
圧変換部2の固有インピーダンスと異なるインピーダン
スを有する冷陰極管(負荷装置)20が具備されたこと
により、波長を短縮でき、これによってコア寸法を短く
できるので、設置面積も小さくて済み、高昇圧比及び高
変換効率を維持したうえで変成器の小型化が可能であ
る。また、巻線トランス等の補助トランスを使用しなく
ても、高昇圧比と高変換効率を両立できるので、補助ト
ランスを用いる圧電トランスに比べて、薄型化が可能で
ある。また、電誘電性と磁性を有するコア4に伝送線路
10を設けるだけで、高昇圧比と高変換効率を両立させ
ることができ、構造の簡略化が可能である。
【0025】本実施形態の変成器においては、コア4を
なす材料として、Fe、Co、Niの群から選ばれた1
種又は2種以上の元素Tと、Hf、Zr、W、Ti、
V、Nb、Mo、Cr、Mg、Mn、Al、Si、C
a、Sr、Ba、Cu、Ga、Ge、As、Se、Z
n、Cd、In、Sn、Sb、Te、Pb、Bi、希土
類元素の群から選ばれた1種又は2種以上の元素Mと、
O、C、N、Bの群から選ばれた1種又は2種以上の元
素Dを含む軟磁性合金粉末と、合成樹脂からなるものを
用いるのが、コア4の透磁率及び誘電率を大きくでき、
波長短縮効果が十分となり、変成器を小型化できる点で
好ましい。
【0026】上記軟磁性合金粉末としては、例えば、以
下の組成式で示されるものが好適に用いられる。 Tabc (上記組成式中、TはFe,Co,Niの群から選ばれ
た1種または2種以上の元素を表し、MはHf,Zr,
W,Ti,V,Nb,Mo,Cr,Mg,Mn,Al,
Si,Ca,Sr,Ba,Cu,Ga,Ge,As,S
e,Zn,Cd,In,Sn,Sb,Te,Pb,B
i,希土類元素の群から選ばれた1種または2種以上の
元素を表し、DはO,C,N,Bの群から選ばれた1種
または2種以上の元素を表す。また、組成式中、組成比
を示すa,b,cは、原子%で、40≦a<87、0<
b≦20、0<c≦50なる関係を満足するものであ
る。)
【0027】上記合成樹脂としては、誘電損失が小さい
材料(即ちQの大きい材料でQが400以上のもの)が
用いられ、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リスチレン、パラフィン、ポリテトラフルオロエチレ
ン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂等が挙げられ
る。
【0028】上述のような軟磁性合金粉末と合成樹脂か
らなるコア4は、例えば、以下のようにして製造するこ
とができる。まず、組成式がTabcで示される軟磁
性合金粉末の組成になるように各原料を秤量する。ここ
での原料は、Tの粉末、Mの粉末が用いられる。Tの粉
末としては、Fe,Co,Niの群から選ばれた少なく
とも一種の元素の単体,酸化物,炭化物,炭酸塩,窒素
化物,ホウ化物のうちから選ばれた粉末が用いられる。
Mの粉末としては、Hf,Zr,W,Ti,V,Nb,
Mo,Cr,Mg,Mn,Al,Si,Ca,Sr,B
a,Cu,Ga,Ge,As,Se,Zn,Cd,I
n,Sn,Sb,Te,Pb,Bi,希土類元素の群か
ら選ばれた少なくとも1種の元素の単体,酸化物,炭化
物,炭酸塩,窒素化物,ホウ化物のうちから選ばれた粉
末が用いられる。上記希土類元素としては、周期表の3
A族に属するSc,Y,あるいは、La,Ce,Pr,
Nd,Pm,Sm,Eu,Gd,Td,Dy,Ho,E
r,Tm,Yb,Luなどのランタノイドの群から選ば
れる少なくとも1種の元素またはそれらの混合物が挙げ
られる。この際、Tの粉末は粒径が100μm以下、M
の粉末は粒径が2μm以下のものが望ましい。
【0029】次いで、Dのうち、O,C,Nを添加する
場合は、上述のTの粉末とMの粉末とをステンレス鋼製
ポット中に、ポットと同材質のステンレス球と共に封入
し、O,C,Nの群から選ばれた少なくとも一種の元素
の単体ガス,酸化物ガス,炭化物ガスのうちから選ばれ
たDのガスを充満させる。そして、高エネルギ型遊星式
ボールミルを用いて所定時間、粉砕、攪拌するメカニカ
ルアロイングにより、組成式がTabcで示される軟
磁性合金粉末が得られる。メカニカルアロイングの時間
は、2時間以上とするのが、bcc構造もしくはfcc
構造、または、これらが混在したTの結晶の微細化を十
分にできる点で好ましい。ここで得られた軟磁性合金粉
末は、平均結晶粒径が数nm〜数10nmオーダーのb
cc構造のTの微結晶相が、M,Dを多量に含む非晶質
相で取り囲まれたような構造を有する平均粒径が1〜2
μm程度の凝集粒子となる。この軟磁性合金粉末は、凝
集粒子を構成するbcc構造もしくはfcc構造、また
は、これらが混在したTの微結晶の平均粒径が微細であ
るため、優れた軟磁気特性を示し、また、bcc構造も
しくはfcc構造、またはこれらが混在したTの微結晶
が、高抵抗の非晶質相によって取り囲まれているため、
渦電流損失を小さく押えることができるという特徴があ
る。
【0030】次に、得られた軟磁性合金粉末を有機溶剤
を溶媒とする合成樹脂液に分散してスラリーを得た後、
このスラリーを3本ロールに繰り返し通して該スラリー
が粉末状になるまで混練し混練物を得る。この合成樹脂
を溶解させる有機溶剤としては、キシレン、トルエン、
ベンゼン等が挙げられる。合成樹脂への軟磁性合金粉末
の添加割合は、目的とするコア4の磁性と誘電性によっ
て適宜変更可能であるが、スラリー中の体積割合で50
〜80vol%程度となるように添加するのが好ましい。
軟磁性合金粉末の体積割合が50vol%未満である
と、透磁率が低くなるという不都合が生じる恐れがあ
り、一方、80vol%を超えると射出成形等により成
形するのが困難になるという不都合が生じる恐れがあ
る。
【0031】上記軟磁性合金粉末は合成樹脂液に分散、
混練する前に、空気,酸素,窒素,水蒸気のうちから選
択される雰囲気中またはこれらの混合雰囲気中で熱処理
を行うことが望ましい。ここでの加熱温度は、25℃〜
300℃程度、加熱時間は、0.5時間〜48時間程度
が好ましい。このようにすると、上記軟磁性合金粉末の
表面に酸化物からなる絶縁層が形成されるので、軟磁性
合金粉末の固有抵抗が上がり、高周波での誘電率をより
低くすることができる。なお、ここでの絶縁層は、酸化
膜に限らず、他の絶縁膜を用いて形成してもよい。
【0032】ついで、上記混練物を乾燥器等に入れて加
熱することにより有機溶剤を蒸発させたのち、プレス成
形機、射出成形機、押出装置等を用いて所望の形状に成
形して成形体を作製する。この後、この成形体を150
〜400℃程度、1時間程度加熱することにより、目的
とする磁性と誘電性とを有するコア4が得られる。ま
た、軟磁性合金粉末と合成樹脂からなるコア4は、Tの
粉末とMの粉末とを混合後、Dのガス雰囲気中で粉砕、
攪拌するのに代えて、Tの粉末と、Mの粉末と、Dの粉
末とを混合後、不活性ガス雰囲気中、あるいはO,C,
Nの群から選ばれた少なくとも一種の元素の単体ガス,
酸化物ガス,炭化物ガスのうちから選ばれたDのガス雰
囲気中で粉砕、攪拌する以外は先に述べた製造例と同様
にして製造することもできる。上記Dの粉末としては、
カーボンとBのうちから選ばれた少なくとも一種または
混合物が用いられる。また、この例では、上記Tの粉末
とMの粉末とDの粉末の粉砕、攪拌をDのガス雰囲気
下、またはArガス等の不活性ガス雰囲気下、あるいは
上記DのガスとArガス等の不活性ガスとの混合ガス雰
囲気下で行なわれ、上記混合ガス雰囲気下で行う場合に
は材料中の酸素,炭素,窒素量を調整することができ
る。
【0033】また、軟磁性合金粉末と合成樹脂からなる
コア4は、Tの粉末とMの粉末に代えて液体急冷法によ
り得られたT−M合金薄帯の粉砕物粉末を用いる以外
は、先に述べた製造例と同様にして製造することもでき
る。また、軟磁性合金粉末と合成樹脂からなるコア4
は、Tの粉末とMの粉末と、Dの粉末および/またはD
のガスに加えて液体急冷法により得られたT−M合金薄
帯の粉砕物粉末も用いる以外は、先に述べた製造例と同
様にして製造することもできる。
【0034】誘電損失が小さい合成樹脂と、組成式がT
abcで示される軟磁性合金粉末からコア4を構成す
ることにより、コア4の固有抵抗が108Ω・cm以上
となるうえ、合成樹脂が有する絶縁体(誘電体)として
の誘電特性と、軟磁性合金粉末が有する軟磁気特性とを
合わせ持つことができる。上述のような組成式がTab
cで示される軟磁性合金粉末と合成樹脂から構成した
コア4は、透磁率および誘電率が十分大きく、従って、
このようなコア4と伝送線路10からなる電圧変換部2
を具備する変成器にあっては、特に、波長短縮効果が十
分であり、コア寸法を短くでき、変成器の小型化が可能
である。
【0035】本発明の変成器は、図5に示すような構造
のものであってもよい。図5は、第二の実施形態の変成
器を示す断面図である。この第二の実施形態の変成器
が、図1ないし図2に示した第一の実施形態の変成器と
異なるところは、伝送線路10を覆うカバー22が最外
部に設けられた点である。上記カバー22は、感電防止
のために設けられたもので、絶縁材料から構成されてい
る。
【0036】また、本発明の変成器は図6ないし図7に
示すような構造のものであってもよい。図6ないし図7
は、本発明の変成器の第三の実施形態を示す図である。
この第三の実施形態の変成器は、コイル状導体31と膜
状導体32とからなる伝送線路10と、誘電性と磁性を
有するコア4を備えた電圧変換部2と、電圧変換部2の
固有インピーダンスと異なるインピーダンスを有する冷
陰極管(負荷装置)20を具備してなるものである。コ
イル状導体31の出力側(受端側)の端子31aには、
冷陰極管20が接続されており、入力側(送端側)の端
子31bには、交流電源(図示略)と接続されたスイッ
チ回路35が接続されている。また、膜状導体32の出
力側(受端側)の端子には、上記冷陰極管20が接続さ
れており、入力側(送端側)の端子には、上記交流電源
(図示略)と接続されたスイッチ回路35が接続されて
いる。第三の実施形態の変成器では、コイル状導体31
と膜状導体32の間の静電容量を使って昇圧比(ゲイ
ン)と動作周波数が調整できるようになっている。第三
の実施形態の変成器によれば、上述のような構成とした
ことにより、薄型化、小型化しても、昇圧比が高く、高
変換効率であり、しかも構造の簡略化が可能である。な
お、第三の実施形態の変成器においては、導体32がコ
ア4の一面の全面に形成された膜状のものである場合に
ついて説明したが、コイル状のものであってもよい。
【0037】また、本発明の変成器は図8に示すような
構造のものであってもよい。図8は、本発明の変成器の
第四の実施形態を示す図である。この第四の実施形態の
変成器は、誘電性と磁性を有する一対のコア4,4と、
これらコア4,4の間に設けられたコイル状の内部導体
41とコア4,4の外方に設けられた外部導体42,4
2とからなる伝送線路10を備えた電圧変換部2と、電
圧変換部2の固有インピーダンスと異なるインピーダン
スを有する冷陰極管(負荷装置)20を具備してなるも
のである。外部導体42,42は、コイル状のものであ
っても膜状のものであってよい。これら外部導体42,
42は、電位を同じにするために接続用導体43により
電気的に接続されている。第四の実施形態の変成器によ
れば、特に、コア4が2枚使用されているため、第三の
実施形態の変成器に比べてインダクタンスを大きくする
ことが可能で、静電容量(C)を大きくとることがで
き、回路の設計の自由度が高くなるという利点がある。
【0038】また、本発明の変成器は図9に示すような
構造のものであってもよい。図9は、本発明の変成器の
第五の実施形態を示す図である。この第五の実施形態の
変成器が、図8に示した第四の実施形態の変成器と異な
るところは、一対のコア4,4のうち一方のコア4の外
方のみに設けられた点である。
【0039】
【実施例】以下、本発明を、実施例および比較例によ
り、具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみ
に限定されるものではない。 (実施例1) 図5に示した第二の実施形態の変成器と同様の変成器を
作製した。ここで作製した変成器の電圧変換部2のコア
部3の厚みdは0.955mm、第一の接着層5と絶縁
層6と第二の接着層7の合計の厚みt1は0.325m
m、Mn−Znフェライトからなるコア4の厚みt2
0.89mm、導体11,12の厚みt3は0.03m
m、導体11,12の幅Wは1.24mmであった。ま
た、導体11,12の線路長Lは、それぞれ、0.34
mであった。なお、ここで作製した電圧変換部2には、
図5の第二の実施形態と同様にカバー22を設けたもの
である。ここで作製した変成器の電圧変換部のゲインフ
ェーズを測定した。ここでの測定には、インピーダンス
アナライザHP4194A(商品名;日本ヒューレット
パッカード株式会社製)を用いてゲインフェーズ(専用
の測定ジグ使用)の測定を出力側の端子に接続する終端
抵抗ZLを1kΩ、10kΩ、20kΩと変化させて行
った。測定周波数範囲は、共振近傍の点が細かくとれる
ように1MHzから40MHzとした。 終端抵抗ZL
は、炭素皮膜抵抗を用いた。測定結果を図10ないし図
12に示す。また、λ/4に同調したときの周波数f、
ゲインGvの値を以下に示す。
【0040】 ZL=1kΩ時 f=13.85(MHz)、Gv=1
8.22dB ZL=10kΩ時 f=13.59(MHz)、Gv=3
0.22dB ZL=20kΩ時 f=13.22(MHz)、Gv=4
5.29dB
【0041】図10ないし図12に示した結果からフェ
ーズ(入出力電圧の位相差)が−90(deg.)のと
き、ゲインが最大となっており、また、終端抵抗が大き
くなるほど高いゲイン(昇圧比)が得られていることが
わかる。
【0042】また、実施例の変成器を液晶表示装置のバ
ックライト用インバータとして使用する場合の必要な線
路長さを以下のようにして計算したところ、使用周波数
が60kHzにおいて12cmであった。この実施例の
変成器は、実効透磁率μ=1500であり、実効誘電率
ε=70000であった。
【0043】
【数3】
【0044】このように実施例の変成器では、磁性と誘
電性を有するコアの使用による波長短縮効果があるの
で、後述する同軸ケーブルを用いる比較例の変成器に比
べて線路長を大幅に短縮できることがわかる。
【0045】(比較例)高周波同軸ケーブルが電圧変換
器として備えられた従来の変成器(比較例の変成器)の
線路長は、884mであった。比較例の変成器の線路長
は、該変成器を液晶表示装置のバックライト用インバー
タとして使用するときの使用周波数が60kHzである
場合の必要な長さを以下のように計算して設定したもの
である。同軸ケーブルの絶縁体の実効誘電率ε=2であ
った。
【0046】
【数4】
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の変成器にあ
っては、一対の導体からなる伝送線路と、誘電性と磁性
を有するコアを備えた電圧変換部を少なくとも具備する
ものであるので、波長を短縮でき、これによってコア寸
法を短くできるので、設置面積も小さくて済み、高昇圧
比及び高変換効率を維持したうえで変成器の小型化が可
能である。また、巻線トランス等の補助トランスを使用
しなくても、高昇圧比と高変換効率を両立できるので、
補助トランスを用いる圧電トランスに比べて、薄型化が
可能である。また、電圧変換部を、電誘電性と磁性を有
するコアに伝送線路を設けただけの簡単な構成として
も、高昇圧比と高変換効率を両立させることができ、構
造の簡略化が可能である。
【0048】また、上記電圧変換部の固有インピーダン
スと異なるインピーダンスを有する負荷装置が具備され
たものにあっては、負荷の両端に上記電圧変換部の固有
のインピーダンスとの比に応じた倍率で入力電圧と異な
る電圧を加えることができ、特に、上記負荷装置が電圧
変換部の固有インピーダンスより大きなインピーダンス
を有するものである場合は、負荷の両端に電圧変換部の
固有のインピーダンスとの比に応じた倍率で入力電圧よ
り高い電圧を加えることができ、液晶表示装置のバック
ライト用インバータ等に好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態の変成器の概略構成
を示す斜視図である。
【図2】 図1の変成器を示す断面図である。
【図3】 第一の実施形態の変成器の分布定数回路を説
明するための図である。
【図4】 第一の実施形態の変成器の伝送線路の昇圧作
用を説明するための図である。
【図5】 本発明の第二の実施形態の変成器の概略構成
を示す断面図である。
【図6】 本発明の第三の実施形態の変成器の概略構成
を示す断面図である。
【図7】 図6の変成器の電圧変成部を説明するための
平面図である。
【図8】 本発明の第四の実施形態の変成器の概略構成
を示す断面図である。
【図9】 本発明の第五の実施形態の変成器の概略構成
を示す断面図である。
【図10】 終端抵抗が1kΩ時のゲイン−フェーズ特
性を示す図である。
【図11】 終端抵抗が10kΩ時のゲイン−フェーズ
特性を示す図である。
【図12】 終端抵抗が20kΩ時のゲイン−フェーズ
特性を示す図である。
【符号の説明】
2・・・電圧変換部、4・・・コア、10・・・伝送線路、11・
・・導体、12・・・導体、20・・・冷陰極管(負荷装置)、
31・・・導体、32・・・導体、41・・・内部導体、42・・・
外部導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑内 隆史 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式 会社内 (72)発明者 高橋 利男 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式 会社内 (72)発明者 山本 豊 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式 会社内 (72)発明者 牧野 彰宏 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式 会社内 (72)発明者 佐藤 敏郎 長野県長野市稲葉1006番−1 (72)発明者 山沢 清人 長野県長野市若里500番地

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対の導体からなる伝送線路
    と、誘電性と磁性を有するコアを備えた電圧変換部を少
    なくとも具備されてなることを特徴とする変成器。
  2. 【請求項2】 前記電圧変換部の固有インピーダンスと
    異なるインピーダンスを有する負荷装置が具備されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の変成器。
  3. 【請求項3】 前記コアはMn−Znフェライト、Ni
    −Znフェライト、Ni−Cuフェライトの群から選ば
    れた1種又は2種以上からなるものであることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の変成器。
  4. 【請求項4】 前記コアは、Fe、Co、Niの群から
    選ばれた1種又は2種以上の元素Tと、Hf、Zr、
    W、Ti、V、Nb、Mo、Cr、Mg、Mn、Al、
    Si、Ca、Sr、Ba、Cu、Ga、Ge、As、S
    e、Zn、Cd、In、Sn、Sb、Te、Pb、B
    i、希土類元素の群から選ばれた1種又は2種以上の元
    素Mと、O、C、N、Bの群から選ばれた1種又は2種
    以上の元素Dを含む軟磁性合金粉末と、合成樹脂からな
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の変
    成器。
  5. 【請求項5】 前記コアの100kHzにおける実効透
    磁率μが10〜20000であり、実効誘電率εが10
    〜5000であることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の変成器。
  6. 【請求項6】 前記伝送線路の線路長Lが該伝送線路に
    印加する電圧の周波数の1/4波長にほぼ等しいことを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の変成器。
  7. 【請求項7】 前記伝送線路の一対の導体は、前記コア
    の間に設けられた内部導体と、前記コアの外方に設けら
    れた外部導体であることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の変成器。
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