JP2000263680A - 建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材 - Google Patents
建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材Info
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- JP2000263680A JP2000263680A JP6939499A JP6939499A JP2000263680A JP 2000263680 A JP2000263680 A JP 2000263680A JP 6939499 A JP6939499 A JP 6939499A JP 6939499 A JP6939499 A JP 6939499A JP 2000263680 A JP2000263680 A JP 2000263680A
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- sheet
- heat insulating
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Abstract
(57)【要約】
【課題】アルミニウム製等の熱伝導性の建装部材の表裏
の間をプラスチック等により遮断したり、あるいは建装
部材を二重または三重に使用して熱の伝導を抑制するこ
となく、熱の伝導、特に外気の低温を建造物の内部に伝
えることを極力解消すると共に、結露水分の吸水機能を
持たせようとするものである。 【解決手段】断熱性シート11を使用し、かつ、そのシ
ートに吸水性樹脂層12を均一で一様に積層形成する
か、または模様状に形成することにより、上記の課題の
解決ができた。
の間をプラスチック等により遮断したり、あるいは建装
部材を二重または三重に使用して熱の伝導を抑制するこ
となく、熱の伝導、特に外気の低温を建造物の内部に伝
えることを極力解消すると共に、結露水分の吸水機能を
持たせようとするものである。 【解決手段】断熱性シート11を使用し、かつ、そのシ
ートに吸水性樹脂層12を均一で一様に積層形成する
か、または模様状に形成することにより、上記の課題の
解決ができた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建装部材に適用し
て、その表面に断熱性を与えると共に、表面に吸水機能
を与えることが可能な建装部材用断熱性複合シートと、
その建装部材用断熱性複合シートを適用した断熱性建装
部材とに関する。
て、その表面に断熱性を与えると共に、表面に吸水機能
を与えることが可能な建装部材用断熱性複合シートと、
その建装部材用断熱性複合シートを適用した断熱性建装
部材とに関する。
【0002】
【従来の技術】建築物は本来、居住者を外部環境から遮
蔽し保護することを目的としており、風雨を防ぎ、寒暖
の変化を緩和するものである。このため、建築物を構成
する素材としては、雨漏りせず、風を遮り、ある程度の
断熱性を備えたものが従来から使用されてきた。最近
は、季節的な暖冷房を行なうだけではなく、年間を通
じ、また1日中、空調が行なわれ、エネルギー消費が増
大していることから、エネルギー効率の向上が図られて
いる。
蔽し保護することを目的としており、風雨を防ぎ、寒暖
の変化を緩和するものである。このため、建築物を構成
する素材としては、雨漏りせず、風を遮り、ある程度の
断熱性を備えたものが従来から使用されてきた。最近
は、季節的な暖冷房を行なうだけではなく、年間を通
じ、また1日中、空調が行なわれ、エネルギー消費が増
大していることから、エネルギー効率の向上が図られて
いる。
【0003】建築物の内外に貼られた仕上げ用の壁材の
間には、通常、断熱材が充填されてはいるものの、ド
ア、ガラス戸、および窓等の開口部材については、十分
な断熱対策が講じられていない。特にわが国は温帯に位
置するため、年間の日照時間が長く、夏期においては通
風を要するため、冬季の気温の低い欧米主要国にくらべ
て、開口部が大きい特徴があり、エネルギー効率的に不
利な点となっている。
間には、通常、断熱材が充填されてはいるものの、ド
ア、ガラス戸、および窓等の開口部材については、十分
な断熱対策が講じられていない。特にわが国は温帯に位
置するため、年間の日照時間が長く、夏期においては通
風を要するため、冬季の気温の低い欧米主要国にくらべ
て、開口部が大きい特徴があり、エネルギー効率的に不
利な点となっている。
【0004】開口部材によく使われるガラスは、比較
的、熱の不良導体であるが、開口部材のパネル本体やガ
ラスを囲んで支える窓枠には、一部に鉄製や塩ビ製のも
のが使われているのを除けば、アルミニウム製のものが
多用されており、アルミニウムが熱の良導体であるため
に、熱を伝えやすい。アルミニウム製の建装部材は、錆
びにくい、腐らない、軽量で施工や使用が楽である、清
潔感がある、および塗装が不要である等の利点を有する
が、熱の良導体であるために、暖房、冷房の効率を悪く
するだけでなく、冬季等に、屋外の低温の影響で室内側
の表面に結露を生じ、やがて、流れ落ちることもある。
アルミニウム製のものを鉄製に変えても、鉄も熱の不良
導体というほどのものではないので、本質的には差がほ
とんど無いと言ってよい。
的、熱の不良導体であるが、開口部材のパネル本体やガ
ラスを囲んで支える窓枠には、一部に鉄製や塩ビ製のも
のが使われているのを除けば、アルミニウム製のものが
多用されており、アルミニウムが熱の良導体であるため
に、熱を伝えやすい。アルミニウム製の建装部材は、錆
びにくい、腐らない、軽量で施工や使用が楽である、清
潔感がある、および塗装が不要である等の利点を有する
が、熱の良導体であるために、暖房、冷房の効率を悪く
するだけでなく、冬季等に、屋外の低温の影響で室内側
の表面に結露を生じ、やがて、流れ落ちることもある。
アルミニウム製のものを鉄製に変えても、鉄も熱の不良
導体というほどのものではないので、本質的には差がほ
とんど無いと言ってよい。
【0005】建装部材の表裏の間をプラスチック等の素
材で充填し、熱的に遮断したり、建装部材を二重または
三重に使用する方法もあるが、前者の方法によると、建
装部材の強度を低下させ、後者の方法によると、建装部
材のうち、アルミニウム等の金属素材を2倍または3倍
使用するため、高価になる不利が避けられない。
材で充填し、熱的に遮断したり、建装部材を二重または
三重に使用する方法もあるが、前者の方法によると、建
装部材の強度を低下させ、後者の方法によると、建装部
材のうち、アルミニウム等の金属素材を2倍または3倍
使用するため、高価になる不利が避けられない。
【0006】また、水分の結露は、断熱性向上の対策を
講じても、温・湿度の条件によっては起こり得るもの
で、断熱性付与のための素材の強度や許容される厚みの
点で、実現される断熱性の程度に限度があり、結露を完
全に避けることは難しい。そこで、断熱性の向上を図る
一方で、生じた結露を他の手段、例えば水分の吸収によ
って解消することが必要になる。なお、断熱性を与える
手段と、結露を解消する手段とは、互いに補完的関係に
あることが望ましい。断熱性が全く考慮されていない建
装部材では、結露で生じる水分量が多く、吸収では処理
しきれないからであり、逆に、吸収の能力が高い手段が
講じられていたとしても、断熱性が劣っていると、結露
した水分量が累積的に増加するため、吸収の能力の限度
を越える恐れがあるからで、断熱性が付与されてなく、
吸水性の機能のみが与えられた建装部材は意味がない。
講じても、温・湿度の条件によっては起こり得るもの
で、断熱性付与のための素材の強度や許容される厚みの
点で、実現される断熱性の程度に限度があり、結露を完
全に避けることは難しい。そこで、断熱性の向上を図る
一方で、生じた結露を他の手段、例えば水分の吸収によ
って解消することが必要になる。なお、断熱性を与える
手段と、結露を解消する手段とは、互いに補完的関係に
あることが望ましい。断熱性が全く考慮されていない建
装部材では、結露で生じる水分量が多く、吸収では処理
しきれないからであり、逆に、吸収の能力が高い手段が
講じられていたとしても、断熱性が劣っていると、結露
した水分量が累積的に増加するため、吸収の能力の限度
を越える恐れがあるからで、断熱性が付与されてなく、
吸水性の機能のみが与えられた建装部材は意味がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明におい
ては、アルミニウム製等の熱伝導性の建装部材の表裏の
間をプラスチック等により遮断したり、あるいは建装部
材を二重または三重に使用して熱の伝導を抑制すること
なく、熱の伝導、特に外気の低温を建造物の内部に伝え
ることを極力解消し、かつ、建装部材に結露で生じた水
分を吸収させる機能を与えようとするものである。
ては、アルミニウム製等の熱伝導性の建装部材の表裏の
間をプラスチック等により遮断したり、あるいは建装部
材を二重または三重に使用して熱の伝導を抑制すること
なく、熱の伝導、特に外気の低温を建造物の内部に伝え
ることを極力解消し、かつ、建装部材に結露で生じた水
分を吸収させる機能を与えようとするものである。
【0008】
【課題を解決する手段】そこで、関連のある素材を検討
したところ、断熱性のシート状物を使用し、かつ、その
シートに吸水性のある樹脂層を形成することにより、上
記の課題が解決することが判明し、このことに基づい
て、本発明に到達した。
したところ、断熱性のシート状物を使用し、かつ、その
シートに吸水性のある樹脂層を形成することにより、上
記の課題が解決することが判明し、このことに基づい
て、本発明に到達した。
【0009】請求項1の発明は、断熱性シートの表面に
吸水性樹脂層を積層してあることを特徴とする建装部材
用断熱性複合シートに関するものである。
吸水性樹脂層を積層してあることを特徴とする建装部材
用断熱性複合シートに関するものである。
【0010】請求項2の発明は、請求項1において、断
熱性シートが、片面に低透湿性シートが積層してあるも
のであることを特徴とする建装部材用断熱性複合シート
に関するものである。
熱性シートが、片面に低透湿性シートが積層してあるも
のであることを特徴とする建装部材用断熱性複合シート
に関するものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項1において、断
熱性シートが、その両面に低透湿性シートが積層された
ものであって、さらに片面の低透湿性シート上に吸水性
樹脂層を積層してあることを特徴とする建装部材用断熱
性複合シートに関するものである。
熱性シートが、その両面に低透湿性シートが積層された
ものであって、さらに片面の低透湿性シート上に吸水性
樹脂層を積層してあることを特徴とする建装部材用断熱
性複合シートに関するものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1〜3いずれか
において、断熱性シートが、発泡した樹脂、中空粒子を
分散した樹脂、中空繊維を分散した樹脂、織布、不織
布、紙、またはフェルト等の繊維質シート、表面に微小
な凹凸を有するシート、または積層したフィルム間に多
数の低い円柱状等の気泡を密封したシートから選ばれた
ことを特徴とする建装部材用断熱性複合シートに関する
ものである。
において、断熱性シートが、発泡した樹脂、中空粒子を
分散した樹脂、中空繊維を分散した樹脂、織布、不織
布、紙、またはフェルト等の繊維質シート、表面に微小
な凹凸を有するシート、または積層したフィルム間に多
数の低い円柱状等の気泡を密封したシートから選ばれた
ことを特徴とする建装部材用断熱性複合シートに関する
ものである。
【0013】請求項5の発明は、請求項1〜4いずれか
において、化粧が施されたことを特徴とする建装部材用
断熱性複合シートに関するものである。
において、化粧が施されたことを特徴とする建装部材用
断熱性複合シートに関するものである。
【0014】請求項6の発明は、請求項5において、着
色、印刷、エンボス、またはワイピング塗装の少なくと
もいずれかにより化粧が施されたことを特徴とする建装
部材用断熱性複合シートに関するものである。
色、印刷、エンボス、またはワイピング塗装の少なくと
もいずれかにより化粧が施されたことを特徴とする建装
部材用断熱性複合シートに関するものである。
【0015】請求項7の発明は、請求項5または6にお
いて、化粧を保護する保護層がさらに積層された建装部
材用断熱性複合シートに関するものである。
いて、化粧を保護する保護層がさらに積層された建装部
材用断熱性複合シートに関するものである。
【0016】請求項8の発明は、熱伝導性の素材からな
る板、またはパネルに、請求項1〜7いずれか記載の建
装部材用断熱性複合シートが積層されたことを特徴とす
る断熱性建装部材に関するものである。
る板、またはパネルに、請求項1〜7いずれか記載の建
装部材用断熱性複合シートが積層されたことを特徴とす
る断熱性建装部材に関するものである。
【0017】請求項9の発明は、熱伝導性の素材からな
る押し出し型材に、請求項1〜7いずれか記載の建装部
材用断熱性複合シートが積層されたことを特徴とする断
熱性建装部材に関するものである。
る押し出し型材に、請求項1〜7いずれか記載の建装部
材用断熱性複合シートが積層されたことを特徴とする断
熱性建装部材に関するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の建装部材用断熱性複合シ
ート10は、図1(a)を引用して説明すると、断熱性
シート11の片面(図1(a)では上面)に吸水性樹脂
を主成分とする吸水性樹脂層12が積層された構造とさ
れたことにより、断熱性に加えて、水分の吸収性を有す
るものである。この構造のものは、通常、断熱性シート
11側が、断熱性を付与すべき対象側に向けられ、従っ
て、吸水性樹脂層12は外側を向く。
ート10は、図1(a)を引用して説明すると、断熱性
シート11の片面(図1(a)では上面)に吸水性樹脂
を主成分とする吸水性樹脂層12が積層された構造とさ
れたことにより、断熱性に加えて、水分の吸収性を有す
るものである。この構造のものは、通常、断熱性シート
11側が、断熱性を付与すべき対象側に向けられ、従っ
て、吸水性樹脂層12は外側を向く。
【0019】図1(a)における吸水性樹脂層12は、
均一で一様な層として描かれているが、図1(b)に示
すように、均一で一様な構造でなく、吸水性樹脂層12
が、間隔を空けて形成されていてもよく、図1(c)〜
(e)に平面図で示すような、縦横の幅狭の線状の吸水
性樹脂層12からなる方眼模様状(図1(c))、スト
ライプ模様状(図1(d))、水玉模様状(図1
(e))、あるいは、これら以外の任意の模様状に形成
することができる。また、これらの模様を断熱性シート
11上に形成する際の角度も自由に決めてよい。なお、
図1(d)に示すような水平方向のストライプ模様状の
場合、模様の水平方向と、建装部材を建造物に施工した
際の水平方向が一致するように、模様を形成すると、結
露で生じた水滴が下方に流れる場合に、各ストライプが
その流れを阻止しやすい。
均一で一様な層として描かれているが、図1(b)に示
すように、均一で一様な構造でなく、吸水性樹脂層12
が、間隔を空けて形成されていてもよく、図1(c)〜
(e)に平面図で示すような、縦横の幅狭の線状の吸水
性樹脂層12からなる方眼模様状(図1(c))、スト
ライプ模様状(図1(d))、水玉模様状(図1
(e))、あるいは、これら以外の任意の模様状に形成
することができる。また、これらの模様を断熱性シート
11上に形成する際の角度も自由に決めてよい。なお、
図1(d)に示すような水平方向のストライプ模様状の
場合、模様の水平方向と、建装部材を建造物に施工した
際の水平方向が一致するように、模様を形成すると、結
露で生じた水滴が下方に流れる場合に、各ストライプが
その流れを阻止しやすい。
【0020】本発明の建装部材用断熱性複合シートに適
用する吸水性樹脂層12は、水に対して高い吸着、吸収
能力を備えている吸水性の樹脂を主成分として構成され
たものである。これら吸水性の樹脂の中でも、自重の数
十倍程度以上の吸水機能を備えた「高吸水性高分子」と
呼ばれる高吸水性の樹脂を素材として使用して構成する
ことがより好ましい。
用する吸水性樹脂層12は、水に対して高い吸着、吸収
能力を備えている吸水性の樹脂を主成分として構成され
たものである。これら吸水性の樹脂の中でも、自重の数
十倍程度以上の吸水機能を備えた「高吸水性高分子」と
呼ばれる高吸水性の樹脂を素材として使用して構成する
ことがより好ましい。
【0021】吸水性の樹脂は、具体的には、(1)デン
プンやセルロース系樹脂、あるいはそれらのグラフト重
合体またはカルボキシメチル化したもの、(2)ポリビ
ニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリ
アクリル酸樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリオキシ
エチレン樹脂等の水溶性高分子、あるいは(3)これら
水溶性高分子を不溶性化させるため、グラフト重合を行
なったもの、架橋剤により共重合体を行なったもの、水
溶性ポリマーを3次元化したもの、自己橋かけ重合させ
たもの、電離放射線照射により架橋させたもの、または
グラフト重合させたもの、もしくは結晶構造を導入した
もの、(3)疎水性モノマーへを親水化させるため、カ
ルボキシメチル化したもの、、親水性モノマーのグラフ
ト反応を行なったもの、ニトリル基、エステル基の加水
分解反応を行なったもの、等である。これらの吸水性の
樹脂は、実際には、橋かけしたポリアクリル酸塩系のも
の、イソブチレン/マレイン酸塩系、デンプン/ポリア
クリル酸塩系、ポリビニルアルコール/ポリアクリル酸
塩系、橋かけポリビニルアルコール系、橋かけカルボキ
シメチルモルロース等が各化学メーカーより市販されて
おり、これらの市販品の中から、用途に合わせて選択し
使用することができる。これら樹脂は、水または/およ
び溶剤で溶解ないし分散させて塗料ないしインキとし
て、公知の塗布方法、または印刷方法により断熱性シー
ト11上(低透湿性シート13を伴なう場合で、低透湿
性シート13上に適用する場合もある。)に適用し、厚
み5〜1000μm程度の吸水性樹脂層12を形成す
る。
プンやセルロース系樹脂、あるいはそれらのグラフト重
合体またはカルボキシメチル化したもの、(2)ポリビ
ニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、ポリ
アクリル酸樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリオキシ
エチレン樹脂等の水溶性高分子、あるいは(3)これら
水溶性高分子を不溶性化させるため、グラフト重合を行
なったもの、架橋剤により共重合体を行なったもの、水
溶性ポリマーを3次元化したもの、自己橋かけ重合させ
たもの、電離放射線照射により架橋させたもの、または
グラフト重合させたもの、もしくは結晶構造を導入した
もの、(3)疎水性モノマーへを親水化させるため、カ
ルボキシメチル化したもの、、親水性モノマーのグラフ
ト反応を行なったもの、ニトリル基、エステル基の加水
分解反応を行なったもの、等である。これらの吸水性の
樹脂は、実際には、橋かけしたポリアクリル酸塩系のも
の、イソブチレン/マレイン酸塩系、デンプン/ポリア
クリル酸塩系、ポリビニルアルコール/ポリアクリル酸
塩系、橋かけポリビニルアルコール系、橋かけカルボキ
シメチルモルロース等が各化学メーカーより市販されて
おり、これらの市販品の中から、用途に合わせて選択し
使用することができる。これら樹脂は、水または/およ
び溶剤で溶解ないし分散させて塗料ないしインキとし
て、公知の塗布方法、または印刷方法により断熱性シー
ト11上(低透湿性シート13を伴なう場合で、低透湿
性シート13上に適用する場合もある。)に適用し、厚
み5〜1000μm程度の吸水性樹脂層12を形成す
る。
【0022】図1における断熱性シート11は、図2
(a)、または図2(b)に示すように、片面に低透湿
性シート13を積層したものであってもよいし、両面に
低透湿性シート13および13’を積層したものであっ
てもよい。断熱性シート11が、片面に低透湿性シート
13を有する場合(図2(a))には、吸水性樹脂層1
2を積層する位置は、低透湿性シート13の上面、また
は断熱性シート11の下面の2通りあるが、吸水性樹脂
層12を低透湿性シート13の上面に設ける場合には、
断熱性シート11の吸湿を防止する意味で、均一で一様
な吸水性樹脂層12を形成することが望ましい。なお、
断熱性シート11の両面に低透湿性シート13、および
13’を積層した場合には、低透湿性シート13、およ
び13’の端部どうしを熱シールするか接着して、断熱
性シート12を2枚の低透湿性シート13、および1
3’により密封すると、端面から断熱性シート11への
湿気の侵入を防止できるので好ましい。
(a)、または図2(b)に示すように、片面に低透湿
性シート13を積層したものであってもよいし、両面に
低透湿性シート13および13’を積層したものであっ
てもよい。断熱性シート11が、片面に低透湿性シート
13を有する場合(図2(a))には、吸水性樹脂層1
2を積層する位置は、低透湿性シート13の上面、また
は断熱性シート11の下面の2通りあるが、吸水性樹脂
層12を低透湿性シート13の上面に設ける場合には、
断熱性シート11の吸湿を防止する意味で、均一で一様
な吸水性樹脂層12を形成することが望ましい。なお、
断熱性シート11の両面に低透湿性シート13、および
13’を積層した場合には、低透湿性シート13、およ
び13’の端部どうしを熱シールするか接着して、断熱
性シート12を2枚の低透湿性シート13、および1
3’により密封すると、端面から断熱性シート11への
湿気の侵入を防止できるので好ましい。
【0023】低透湿性シート13は、隣接する断熱性シ
ート11への透湿を抑制するか、実質上無くし、断熱性
シート11が湿気を吸収する等により、断熱性が低下す
ることを防止するものである。低透湿性シート13と断
熱性シート11との積層は、接着剤を使用するか、熱シ
ールによって行なう。ただし、建装部材用断熱性複合シ
ート10の表裏の両面に低透湿性シート13および1
3’を配置し、しかも、低透湿性シート13、13’の
端面どうしをシールする場合には、低透湿性シート13
と建装部材用断熱性複合シート10とを接着しないこと
もあり得る。一般的には、低透湿性シート13を積層し
ても、断熱性シート11の端面は、空気中に露出するた
め、端面からの吸湿が問題になる場合には、前記したよ
うに低透湿性シート13および13’の端面どうしをシ
ールするか、露出した端面に樹脂塗料を塗布するか、火
炎で素材を溶融させる等してシールするとよい。
ート11への透湿を抑制するか、実質上無くし、断熱性
シート11が湿気を吸収する等により、断熱性が低下す
ることを防止するものである。低透湿性シート13と断
熱性シート11との積層は、接着剤を使用するか、熱シ
ールによって行なう。ただし、建装部材用断熱性複合シ
ート10の表裏の両面に低透湿性シート13および1
3’を配置し、しかも、低透湿性シート13、13’の
端面どうしをシールする場合には、低透湿性シート13
と建装部材用断熱性複合シート10とを接着しないこと
もあり得る。一般的には、低透湿性シート13を積層し
ても、断熱性シート11の端面は、空気中に露出するた
め、端面からの吸湿が問題になる場合には、前記したよ
うに低透湿性シート13および13’の端面どうしをシ
ールするか、露出した端面に樹脂塗料を塗布するか、火
炎で素材を溶融させる等してシールするとよい。
【0024】低透湿性シート13、13’の素材として
は、例えば、プラスチックのフィルムが好ましく、プラ
スチックとしては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリメチレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポ
リ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニ
ルアルコール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート
樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン
ナフタレート−イソフタレート共重合樹脂、ポリメタク
リル酸メチル樹脂、ポリメタクリル酸エチル樹脂、ポリ
アクリル酸ブチル樹脂、ナイロン6又はナイロン66等
で代表されるポリアミド樹脂、三酢酸セルロース樹脂、
セロファン、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリアリレート樹脂、又はポリイミド樹脂等があ
る。
は、例えば、プラスチックのフィルムが好ましく、プラ
スチックとしては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン
樹脂、ポリメチレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポ
リ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニ
ルアルコール樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹
脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ビニ
ルアルコール共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート
樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン
ナフタレート−イソフタレート共重合樹脂、ポリメタク
リル酸メチル樹脂、ポリメタクリル酸エチル樹脂、ポリ
アクリル酸ブチル樹脂、ナイロン6又はナイロン66等
で代表されるポリアミド樹脂、三酢酸セルロース樹脂、
セロファン、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹
脂、ポリアリレート樹脂、又はポリイミド樹脂等があ
る。
【0025】低透湿性シート13には、透湿性の低いポ
リ塩化ビニリデン樹脂等の樹脂バインダーを用いて調製
された別の塗料を塗布するか、金属ないし金属酸化物の
薄膜を形成して気体透過を抑制しておくとよい。これら
金属薄膜においては、一酸化ケイ素と二酸化ケイ素のよ
うに酸化数の異なる金属酸化物どうしの混合物であった
り、ケイ素化合物とアルミニウム酸化物との混合物であ
ってもよいし、無機酸化物を主体とした有機基と結合し
たものであってもよい。
リ塩化ビニリデン樹脂等の樹脂バインダーを用いて調製
された別の塗料を塗布するか、金属ないし金属酸化物の
薄膜を形成して気体透過を抑制しておくとよい。これら
金属薄膜においては、一酸化ケイ素と二酸化ケイ素のよ
うに酸化数の異なる金属酸化物どうしの混合物であった
り、ケイ素化合物とアルミニウム酸化物との混合物であ
ってもよいし、無機酸化物を主体とした有機基と結合し
たものであってもよい。
【0026】薄膜の形成方法としては、例えば、イオン
ビーム法、電子ビーム法等の真空蒸着法、またはスパッ
タリング法等の物理気相成長法、もしくは、プラズマ化
学気相成長法、熱化学気相成長法、または光化学気相成
長法等の化学気相成長法が利用できる。薄膜の厚みは、
好ましくは、50〜3000Åであり、より好ましくは
100〜1000Åである。50Å未満では気体透過を
抑制する効果がほとんど無く、3000Åを越えると薄
膜にクラックが生じて気体透過性が低下する恐れがある
上、材料費も割高となる。なお、熱伝導性からすると若
干不利ではあるが、断熱性シート21が湿気を吸収する
のを防止する観点からは、金属箔を積層したり、上記の
合成樹脂シートを構成する合成樹脂と同様な樹脂をバイ
ンダーとする塗料の塗膜を形成して、低湿性シートに代
えることもできる。
ビーム法、電子ビーム法等の真空蒸着法、またはスパッ
タリング法等の物理気相成長法、もしくは、プラズマ化
学気相成長法、熱化学気相成長法、または光化学気相成
長法等の化学気相成長法が利用できる。薄膜の厚みは、
好ましくは、50〜3000Åであり、より好ましくは
100〜1000Åである。50Å未満では気体透過を
抑制する効果がほとんど無く、3000Åを越えると薄
膜にクラックが生じて気体透過性が低下する恐れがある
上、材料費も割高となる。なお、熱伝導性からすると若
干不利ではあるが、断熱性シート21が湿気を吸収する
のを防止する観点からは、金属箔を積層したり、上記の
合成樹脂シートを構成する合成樹脂と同様な樹脂をバイ
ンダーとする塗料の塗膜を形成して、低湿性シートに代
えることもできる。
【0027】本発明の建装部材用断熱性複合シート10
は、後に述べるように、建装部材の表面に積層するもの
であり、最外層に露出するものであるので、何らかの化
粧(装飾と言ってもよい)を施したものであることが望
ましい。化粧の施し方としては種々のものがあるが、着
色、印刷、エンボス、またはワイピング塗装が代表的で
あり、これらのうちから任意に選択して、1種または2
種以上が組み合わせて施されてあってもよい。
は、後に述べるように、建装部材の表面に積層するもの
であり、最外層に露出するものであるので、何らかの化
粧(装飾と言ってもよい)を施したものであることが望
ましい。化粧の施し方としては種々のものがあるが、着
色、印刷、エンボス、またはワイピング塗装が代表的で
あり、これらのうちから任意に選択して、1種または2
種以上が組み合わせて施されてあってもよい。
【0028】図3は化粧の様子を示すもので、図3
(a)は建装部材用断熱性複合シート10に着色を施し
た状態を示す。着色は、図3(a)にイメージ的に示す
ように、断熱性シート10の厚み方向全体に施されてい
ても、観察側になる片側の表面のみに施されていてもよ
い。また、着色しただけでもよいが、さらに、保護層2
が積層してあってもよい。保護層2の積層は任意であっ
て、図3(b)〜図3(d)を引用して行なう説明にお
いても、その都度の説明は省くが、同様である。図3
(b)は、断熱性シート10に印刷して模様を施した状
態を示すもので、模様は着色層3aと絵柄3bとからな
っているが、着色層3aは省いてもよい。図3(c)
は、エンボス4を施した状態を示し、図3(d)は、エ
ンボス4の部分に、ワイピング塗装により着色剤5を充
填した様子を示す。
(a)は建装部材用断熱性複合シート10に着色を施し
た状態を示す。着色は、図3(a)にイメージ的に示す
ように、断熱性シート10の厚み方向全体に施されてい
ても、観察側になる片側の表面のみに施されていてもよ
い。また、着色しただけでもよいが、さらに、保護層2
が積層してあってもよい。保護層2の積層は任意であっ
て、図3(b)〜図3(d)を引用して行なう説明にお
いても、その都度の説明は省くが、同様である。図3
(b)は、断熱性シート10に印刷して模様を施した状
態を示すもので、模様は着色層3aと絵柄3bとからな
っているが、着色層3aは省いてもよい。図3(c)
は、エンボス4を施した状態を示し、図3(d)は、エ
ンボス4の部分に、ワイピング塗装により着色剤5を充
填した様子を示す。
【0029】化粧を施す部位は、建装部材用断熱性複合
シート10の表裏のいずれの面でもよいが、化粧を施し
た側の面を外向きにするか、あるいは、そうでない場合
には、素材を通して化粧が透視できるように施す。保護
層2で化粧上を被覆する場合は、保護層2は下層の透視
性の確保の点から、無色透明または有色透明であること
が望ましい。
シート10の表裏のいずれの面でもよいが、化粧を施し
た側の面を外向きにするか、あるいは、そうでない場合
には、素材を通して化粧が透視できるように施す。保護
層2で化粧上を被覆する場合は、保護層2は下層の透視
性の確保の点から、無色透明または有色透明であること
が望ましい。
【0030】保護層2は、合成樹脂塗料の塗膜で構成す
るか、場合によっては、合成樹脂フィルムの積層によっ
て構成してもよい。合成樹脂塗料の塗膜としては、熱可
塑性樹脂を用いたものでもよいが、ポリウレタン樹脂等
の熱硬化性樹脂の硬化した塗膜が耐久性の点で優れてお
り、さらに電離放射線硬化性のポリマーまたはプレポリ
マーを用いて調製した電離放射線硬化性樹脂組成物の塗
布、および電離放射線の照射により架橋硬化させて得ら
れる塗膜で構成すると、なお、一層、下層の保護効果が
向上する。ただ、この保護層2が下層の吸水性樹脂層1
2を完全に覆ってしまうと、吸水を妨げるので、保護層
2は全面に形成せず、格子状や網の目状に形成するとよ
く、あるいは、図1(b)〜図1(e)に示すような場
合には、吸水性樹脂層12上にのみ形成し、吸水性樹脂
層12の垂直の立ち上がり部分から吸水を行なわせると
よい。
るか、場合によっては、合成樹脂フィルムの積層によっ
て構成してもよい。合成樹脂塗料の塗膜としては、熱可
塑性樹脂を用いたものでもよいが、ポリウレタン樹脂等
の熱硬化性樹脂の硬化した塗膜が耐久性の点で優れてお
り、さらに電離放射線硬化性のポリマーまたはプレポリ
マーを用いて調製した電離放射線硬化性樹脂組成物の塗
布、および電離放射線の照射により架橋硬化させて得ら
れる塗膜で構成すると、なお、一層、下層の保護効果が
向上する。ただ、この保護層2が下層の吸水性樹脂層1
2を完全に覆ってしまうと、吸水を妨げるので、保護層
2は全面に形成せず、格子状や網の目状に形成するとよ
く、あるいは、図1(b)〜図1(e)に示すような場
合には、吸水性樹脂層12上にのみ形成し、吸水性樹脂
層12の垂直の立ち上がり部分から吸水を行なわせると
よい。
【0031】着色は、建装部材用断熱性複合シート10
に直接に塗装、または含浸する等して施すか、断熱性シ
ート12、低透湿性シート13、または吸水性樹脂層1
2のいずれか1つ、2つまたは全てを着色して施す。あ
るいは、素材フィルム製造と同時に着色しておくか、シ
ート化した後、染色、塗装等により、シートを着色す
る。なお、着色は、顔料、染料を必要に応じてバインダ
ー樹脂と混練して作った塗料組成物を使用して行なう。
に直接に塗装、または含浸する等して施すか、断熱性シ
ート12、低透湿性シート13、または吸水性樹脂層1
2のいずれか1つ、2つまたは全てを着色して施す。あ
るいは、素材フィルム製造と同時に着色しておくか、シ
ート化した後、染色、塗装等により、シートを着色す
る。なお、着色は、顔料、染料を必要に応じてバインダ
ー樹脂と混練して作った塗料組成物を使用して行なう。
【0032】印刷は、建装部材用断熱性複合シート10
に行なってもよいが、建装部材用断熱性複合シート10
の観察側の表面が凹凸形状を有する場合には、その面に
印刷を鮮明に行なうには支障がある。そのような場合に
は、直接印刷せず、転写した方が印刷効果が上がる。片
面が凹凸を有しない場合には、そこに印刷して観察側か
ら見える限り、凹凸のない側に印刷してもよい。印刷の
際に、模様のみを印刷してもよいが、下地色を整える意
味で、均一な着色層3aを形成しておいてから、模様3
bを印刷するとよい。なお、低透湿性シート13として
は、表面が平坦なものを使用することが普通なので、低
透湿性シート13が観察側になる限り、その表面に印刷
するとよく、低透湿性シート13が透明であれば、その
裏面への印刷を行なってもよい。吸水性樹脂層12上に
印刷を行なう場合には、印刷で吸水性樹脂層12を被覆
する割合が低ければ、特に考慮しない通常のインキを用
いて形成してもよいが、被覆する割合が高い場合には、
水分を透過するインキを使用するとよい。
に行なってもよいが、建装部材用断熱性複合シート10
の観察側の表面が凹凸形状を有する場合には、その面に
印刷を鮮明に行なうには支障がある。そのような場合に
は、直接印刷せず、転写した方が印刷効果が上がる。片
面が凹凸を有しない場合には、そこに印刷して観察側か
ら見える限り、凹凸のない側に印刷してもよい。印刷の
際に、模様のみを印刷してもよいが、下地色を整える意
味で、均一な着色層3aを形成しておいてから、模様3
bを印刷するとよい。なお、低透湿性シート13として
は、表面が平坦なものを使用することが普通なので、低
透湿性シート13が観察側になる限り、その表面に印刷
するとよく、低透湿性シート13が透明であれば、その
裏面への印刷を行なってもよい。吸水性樹脂層12上に
印刷を行なう場合には、印刷で吸水性樹脂層12を被覆
する割合が低ければ、特に考慮しない通常のインキを用
いて形成してもよいが、被覆する割合が高い場合には、
水分を透過するインキを使用するとよい。
【0033】エンボスは、通常、型ロールを使用する
か、平らな板状の型を使用して加熱・加圧することによ
り形成する。エンボスは積層した建装部材用断熱性複合
シート10、蓄熱性層11、断熱性層12、または低透
湿性シート13のいずれにも行なえ、必ずしも、表面に
凹凸を形成せず、内部に形成することもある。建装部材
用断熱性複合シート10にエンボスの熱・圧力がかかっ
た際に、建装部材用断熱性複合シート10がつぶれてし
まう懸念があるときは、浅目に行なうのがよいが、断熱
性シートの多くは、復元性がある。エンボスの模様は種
々あり、木目、石目、布目、またはその他のものがあ
る。
か、平らな板状の型を使用して加熱・加圧することによ
り形成する。エンボスは積層した建装部材用断熱性複合
シート10、蓄熱性層11、断熱性層12、または低透
湿性シート13のいずれにも行なえ、必ずしも、表面に
凹凸を形成せず、内部に形成することもある。建装部材
用断熱性複合シート10にエンボスの熱・圧力がかかっ
た際に、建装部材用断熱性複合シート10がつぶれてし
まう懸念があるときは、浅目に行なうのがよいが、断熱
性シートの多くは、復元性がある。エンボスの模様は種
々あり、木目、石目、布目、またはその他のものがあ
る。
【0034】エンボスした後は、そのままでもよいが、
エンボスによって生じた凹部にインキ状のものを充填す
るワイピング塗装が行なえる。ワイピング塗装自体は、
エンボス4の部分にインキ状の着色剤5をたらして、ス
キージーのようなものでかき取ることにより簡便に行
え、印刷に類似した効果を与えるが、印刷よりも着色剤
の転移量が多いので、より深みが得られる。以上の着
色、印刷、エンボス、またはワイピング塗装等は、任意
に組み合わせて行ない、建装材用断熱性複合シート1
に、素材の持つ感じに加えて、外観の意匠を与える。
エンボスによって生じた凹部にインキ状のものを充填す
るワイピング塗装が行なえる。ワイピング塗装自体は、
エンボス4の部分にインキ状の着色剤5をたらして、ス
キージーのようなものでかき取ることにより簡便に行
え、印刷に類似した効果を与えるが、印刷よりも着色剤
の転移量が多いので、より深みが得られる。以上の着
色、印刷、エンボス、またはワイピング塗装等は、任意
に組み合わせて行ない、建装材用断熱性複合シート1
に、素材の持つ感じに加えて、外観の意匠を与える。
【0035】本発明の建装部材用断熱性複合シート10
は、各種の建装部材に貼る等して断熱材として使用する
ことができる。図4は、枠6の表裏に、板状体7および
7’を積層した熱伝導性のパネル8状の建装部材の片面
に建装部材用断熱性複合シート10を積層して蓄熱性、
あるいはさらに断熱性とした例であり、積層は粘着剤、
接着剤を介して行なうか、熱シール、あるいは、粘着テ
ープ、釘、針金等で止め付けてもよい。このため、建装
部材用断熱性複合シート10には予め、粘着剤を適用し
ておくとよく、次の図6を引用して説明する別のタイプ
の建装部材においても同様である。建装部材用断熱性複
合シート10が断熱性層12を伴なう場合には、断熱性
層12側が建装部材を向くように積層する。これは、次
の図5を用いた説明においても同様である。図4のよう
な構造としたものは、ドア、壁面、天井面、または床面
等に、あるいは、断熱の必要なキャビネット等に利用で
き、ある程度広い面積の断熱が行なえる。
は、各種の建装部材に貼る等して断熱材として使用する
ことができる。図4は、枠6の表裏に、板状体7および
7’を積層した熱伝導性のパネル8状の建装部材の片面
に建装部材用断熱性複合シート10を積層して蓄熱性、
あるいはさらに断熱性とした例であり、積層は粘着剤、
接着剤を介して行なうか、熱シール、あるいは、粘着テ
ープ、釘、針金等で止め付けてもよい。このため、建装
部材用断熱性複合シート10には予め、粘着剤を適用し
ておくとよく、次の図6を引用して説明する別のタイプ
の建装部材においても同様である。建装部材用断熱性複
合シート10が断熱性層12を伴なう場合には、断熱性
層12側が建装部材を向くように積層する。これは、次
の図5を用いた説明においても同様である。図4のよう
な構造としたものは、ドア、壁面、天井面、または床面
等に、あるいは、断熱の必要なキャビネット等に利用で
き、ある程度広い面積の断熱が行なえる。
【0036】図5は、アルミニウム等でできた、中空角
柱の一つの側面が長さ方向に沿って、中央付近を一定幅
で除去された形の熱伝導性の押し出し型材9の表面に、
本発明の建装部材用断熱性複合シート10を積層した断
熱性建装部材の例である。押し出し型材9の形状として
は、他のものであってもよい。積層は粘着剤、または接
着剤を介して行なうとよいが、他の方法も取ることかで
きる。ただし、単なる円柱や角柱の場合には、建装部材
用断熱性複合シート10を熱収縮性の素材が構成してお
き、円柱や角柱よりも若干太めのチューブ状に作製して
被せ、加熱することにより、必ずしも接着剤を伴わない
積層も可能であり、また、これら以外の積層の方法も取
ることができる。なお、この図5では、建装部材用断熱
性複合シート10を押し出し型材の表面の全面に積層し
ているが、必要に応じて、貼る部分を変えてもよい。
柱の一つの側面が長さ方向に沿って、中央付近を一定幅
で除去された形の熱伝導性の押し出し型材9の表面に、
本発明の建装部材用断熱性複合シート10を積層した断
熱性建装部材の例である。押し出し型材9の形状として
は、他のものであってもよい。積層は粘着剤、または接
着剤を介して行なうとよいが、他の方法も取ることかで
きる。ただし、単なる円柱や角柱の場合には、建装部材
用断熱性複合シート10を熱収縮性の素材が構成してお
き、円柱や角柱よりも若干太めのチューブ状に作製して
被せ、加熱することにより、必ずしも接着剤を伴わない
積層も可能であり、また、これら以外の積層の方法も取
ることができる。なお、この図5では、建装部材用断熱
性複合シート10を押し出し型材の表面の全面に積層し
ているが、必要に応じて、貼る部分を変えてもよい。
【0037】
【実施例】基材として、厚み25μmの2軸延伸したポ
リエチンテレフタレート(=PET)樹脂フィルムの片
面に厚み0.1μmのアルミニウムの蒸着層を形成した
ものを2枚準備した。片方のPET樹脂フィルムのアル
ミニウム蒸着層側に印刷を施し(基材1)、他方のPE
T樹脂フィルムは印刷を施さず(基材2)、いずれのフ
ィルムもPET露出面にコロナ放電処理を行なった。印
刷してある基材1のPET樹脂露出面と、印刷してない
基材2のPET樹脂露出面とを向かい合わせ、その間
に、厚み1mm、発泡倍率30倍のポリエチレン発泡シ
ートを接着剤を使用して貼り合わせて、3層構造の防湿
された断熱性シートを作成した。
リエチンテレフタレート(=PET)樹脂フィルムの片
面に厚み0.1μmのアルミニウムの蒸着層を形成した
ものを2枚準備した。片方のPET樹脂フィルムのアル
ミニウム蒸着層側に印刷を施し(基材1)、他方のPE
T樹脂フィルムは印刷を施さず(基材2)、いずれのフ
ィルムもPET露出面にコロナ放電処理を行なった。印
刷してある基材1のPET樹脂露出面と、印刷してない
基材2のPET樹脂露出面とを向かい合わせ、その間
に、厚み1mm、発泡倍率30倍のポリエチレン発泡シ
ートを接着剤を使用して貼り合わせて、3層構造の防湿
された断熱性シートを作成した。
【0038】吸水性樹脂層を形成するためのインキ組成
物を次のようにして準備した。 (インキ組成物) ・ポリビニルピロリドン樹脂(平均分子量;36万) 5重量部 ・ポリビニルブチラール樹脂(平均分子量;3.6万) 5重量部 ・アミルアルコール 100重量部 上記の各成分を、まず、十分に攪拌し、溶解させた後、
スクリーン印刷法により、先に作成した防湿された断熱
性シートの、印刷を施してある側の面上に上記インキ組
成物を格子状に印刷して乾燥させ、厚み100μmの吸
水性樹脂層を形成した。
物を次のようにして準備した。 (インキ組成物) ・ポリビニルピロリドン樹脂(平均分子量;36万) 5重量部 ・ポリビニルブチラール樹脂(平均分子量;3.6万) 5重量部 ・アミルアルコール 100重量部 上記の各成分を、まず、十分に攪拌し、溶解させた後、
スクリーン印刷法により、先に作成した防湿された断熱
性シートの、印刷を施してある側の面上に上記インキ組
成物を格子状に印刷して乾燥させ、厚み100μmの吸
水性樹脂層を形成した。
【0039】得られた建装材用断熱性複合シートの断熱
性の評価方法は次のようにした。厚み1mmのアルミニ
ウム板で作った箱型の舟を準備し、舟底の一部に上記実
施例で得た試料の建装部材用断熱性複合シートを、両面
粘着テープで貼り合わせた後、室温(25℃)の環境下
で、氷水の入った水槽に舟を浮かべた。浮かべた後、3
0分間置いて、温度が平衡状態になったときの、建装材
用断熱性複合シートの吸水性樹脂層12のない部分の表
面温度(「表1」中、「試料表面温度T1」で表示)と
の舟の底板の露出部分の温度(「表1」中、「アルミニ
ウム温度T2」で表示)とを3片の試料について測定
し、両温度の差を温度差(T1−T2)として求めた結
果を、「表1」に示す。
性の評価方法は次のようにした。厚み1mmのアルミニ
ウム板で作った箱型の舟を準備し、舟底の一部に上記実
施例で得た試料の建装部材用断熱性複合シートを、両面
粘着テープで貼り合わせた後、室温(25℃)の環境下
で、氷水の入った水槽に舟を浮かべた。浮かべた後、3
0分間置いて、温度が平衡状態になったときの、建装材
用断熱性複合シートの吸水性樹脂層12のない部分の表
面温度(「表1」中、「試料表面温度T1」で表示)と
の舟の底板の露出部分の温度(「表1」中、「アルミニ
ウム温度T2」で表示)とを3片の試料について測定
し、両温度の差を温度差(T1−T2)として求めた結
果を、「表1」に示す。
【0040】また得られた建装材用断熱性複合シートの
吸水性の評価は、0.1g/cm2の水を吸水性樹脂層
の表面にスプレーして、10分間待ってから、シート表
面における液滴粒子の存在の有無を確認した。結果を
「表2」に示す。シート表面が吸水性樹脂層で被覆され
ているため、液敵は一瞬存在するものの、直ちに吸水さ
れ、その後、液滴粒子は全く観察されなかった。
吸水性の評価は、0.1g/cm2の水を吸水性樹脂層
の表面にスプレーして、10分間待ってから、シート表
面における液滴粒子の存在の有無を確認した。結果を
「表2」に示す。シート表面が吸水性樹脂層で被覆され
ているため、液敵は一瞬存在するものの、直ちに吸水さ
れ、その後、液滴粒子は全く観察されなかった。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【0044】請求項1の発明によれば、建装部材に貼る
等して断熱性と共に結露して生じた水滴を吸収し、見た
目の水滴付着の抑制効果を与えた建装部材用断熱性複合
シートを提供できる。
等して断熱性と共に結露して生じた水滴を吸収し、見た
目の水滴付着の抑制効果を与えた建装部材用断熱性複合
シートを提供できる。
【0045】請求項2の発明によれば、低透湿性シート
を有している側からの透湿を防止でき、かつ、保護機能
が付与された建装部材用断熱性複合シートを提供でき
る。
を有している側からの透湿を防止でき、かつ、保護機能
が付与された建装部材用断熱性複合シートを提供でき
る。
【0046】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、両面から、透湿を防止でき、かつ、断熱
性シートの保護ができる建装部材用断熱性複合シートを
提供できる。
の効果に加え、両面から、透湿を防止でき、かつ、断熱
性シートの保護ができる建装部材用断熱性複合シートを
提供できる。
【0047】請求項4の発明によれば、請求項1〜3い
ずれかの発明の効果に加え、入手が容易で加工しやすい
断熱性シートを用いて構成した建装部材用断熱性複合シ
ートを提供できる。
ずれかの発明の効果に加え、入手が容易で加工しやすい
断熱性シートを用いて構成した建装部材用断熱性複合シ
ートを提供できる。
【0048】請求項5の発明によれば、請求項1〜4い
ずれかの発明の効果に加え、建装材用断熱性複合シート
に化粧が施されているので、人目に付く部分に使用して
も周囲の建装材との間に違和感が生じにくい。
ずれかの発明の効果に加え、建装材用断熱性複合シート
に化粧が施されているので、人目に付く部分に使用して
も周囲の建装材との間に違和感が生じにくい。
【0049】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
の効果に加え、確立された安定な手法により化粧が施さ
れた建装材用断熱性複合シートとすることができる。
の効果に加え、確立された安定な手法により化粧が施さ
れた建装材用断熱性複合シートとすることができる。
【0050】ー請求項7の発明によれば、請求項5また
は6いずれかの発明の効果に加え、化粧面に保護層を有
しているので、化粧が摩耗、汚染して損なわれることを
抑制できる。
は6いずれかの発明の効果に加え、化粧面に保護層を有
しているので、化粧が摩耗、汚染して損なわれることを
抑制できる。
【0051】請求項8の発明によれば、建装材のうち、
板やパネル状のものに適用して、それらの断熱性、吸水
性を向上させることができる。
板やパネル状のものに適用して、それらの断熱性、吸水
性を向上させることができる。
【0052】請求項9の発明によれば、押し出し型材に
建装材用断熱性複合シートを適用することによって、そ
の断熱性、吸水性を向上させることができる。
建装材用断熱性複合シートを適用することによって、そ
の断熱性、吸水性を向上させることができる。
【図1】建装材用断熱性複合シートの断面図、および平
面図である。
面図である。
【図2】低透湿性シートを伴った断熱性シートの断面図
である。
である。
【図3】化粧の態様を示す断面図である。
【図4】パネルに積層した状態の断面図である。
【図5】押し出し型材に積層した状態の断面図である。
2 保護層 3 印刷 4 エンボス 5 着色剤 6 枠 7 板状体 8 パネル 9 押し出し型材 10 建装部材用断熱性複合シート 11 断熱性シート 12 吸水性樹脂層 13 低透湿性シート
フロントページの続き (72)発明者 永田 良平 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 中村 瑠奈 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 羽音 大作 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 佐藤 公治 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2E001 DB05 DD01 FA03 FA11 FA14 FA33 GA06 GA22 GA23 GA24 GA42 GA65 GA76 GA85 HB01 HB04 HD11 JC03 JD02 LA04 LA12 LA16 4F100 AB10 AK01B AK02 AK04 AK23 AK42 AT00 AT00A AT00C BA04 BA07 BA10B BA10D DD01A DD21A DG10A DG12A DG15A DJ01 DJ01A EH66 EJ55 GB08 HB31 HB31D JD04C JD15 JD15B JJ02 JJ02A JL07
Claims (9)
- 【請求項1】 断熱性シートの表面に吸水性樹脂層を積
層してあることを特徴とする建装部材用断熱性複合シー
ト。 - 【請求項2】 断熱性シートが、片面に低透湿性シート
が積層してあるものであることを特徴とする請求項1記
載の建装部材用断熱性複合シート。 - 【請求項3】 断熱性シートが、その両面に低透湿性シ
ートが積層されたものであって、さらに片面の低透湿性
シート上に吸水性樹脂層を積層してあることを特徴とす
る請求項1記載の建装部材用断熱性複合シート。 - 【請求項4】 断熱性シートが、発泡した樹脂、中空粒
子を分散した樹脂、中空繊維を分散した樹脂、織布、不
織布、紙、またはフェルト等の繊維質シート、表面に微
小な凹凸を有するシート、または積層したフィルム間に
多数の低い円柱状等の気泡を密封したシートから選ばれ
たことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の建装部
材用断熱性複合シート。 - 【請求項5】 化粧が施されたことを特徴とする請求項
1〜4いずれか記載の建装部材用断熱性複合シート。 - 【請求項6】 着色、印刷、エンボス、またはワイピン
グ塗装の少なくともいずれかにより化粧が施されたこと
を特徴とする請求項5記載の建装部材用断熱性複合シー
ト。 - 【請求項7】 化粧を保護する保護層がさらに積層され
た請求項5または6記載の建装部材用断熱性複合シー
ト。 - 【請求項8】 熱伝導性の素材からなる板、またはパネ
ルに、請求項1〜7いずれか記載の建装部材用断熱性複
合シートが積層されたことを特徴とする断熱性建装部
材。 - 【請求項9】 熱伝導性の素材からなる押し出し型材
に、請求項1〜7いずれか記載の建装部材用断熱性複合
シートが積層されたことを特徴とする断熱性建装部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6939499A JP2000263680A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6939499A JP2000263680A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000263680A true JP2000263680A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13401356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6939499A Withdrawn JP2000263680A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 建装部材用断熱性複合シートおよび断熱性建装部材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000263680A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180003463U (ko) * | 2017-06-02 | 2018-12-12 | 김중기 | 단열패널 |
| WO2024014707A1 (ko) * | 2022-07-12 | 2024-01-18 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지층을 포함한 복합 단열재 |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP6939499A patent/JP2000263680A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180003463U (ko) * | 2017-06-02 | 2018-12-12 | 김중기 | 단열패널 |
| KR200492469Y1 (ko) | 2017-06-02 | 2020-10-20 | 김중기 | 단열패널 |
| WO2024014707A1 (ko) * | 2022-07-12 | 2024-01-18 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지층을 포함한 복합 단열재 |
| KR20240009013A (ko) * | 2022-07-12 | 2024-01-22 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지층을 포함한 복합 단열재 |
| EP4360870A4 (en) * | 2022-07-12 | 2025-01-01 | Lg Chem, Ltd. | Composite insulating material comprising super absorbent polymer layer |
| KR102927477B1 (ko) * | 2022-07-12 | 2026-02-13 | 주식회사 엘지화학 | 고흡수성 수지층을 포함한 복합 단열재 |
| US12605918B2 (en) | 2022-07-12 | 2026-04-21 | Lg Chem, Ltd. | Composite insulating material comprising super absorbent polymer layer |
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