JP2000284236A - 硬化膜付きプラスチックレンズ - Google Patents
硬化膜付きプラスチックレンズInfo
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- JP2000284236A JP2000284236A JP11095089A JP9508999A JP2000284236A JP 2000284236 A JP2000284236 A JP 2000284236A JP 11095089 A JP11095089 A JP 11095089A JP 9508999 A JP9508999 A JP 9508999A JP 2000284236 A JP2000284236 A JP 2000284236A
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- component
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外観が良好で各種耐久性に優れた硬化膜付きプ
ラスチックレンズを提供する。 【解決手段】特定の式で表されるジアリルフタレートプ
レポリマー、ジアルキレングリコールビスアリルカーボ
ネートプレポリマー、ビニル系化合物を主成分とするプ
ラスチックレンズ基材に、金属酸化物、シラン化合物を
主成分とするコーティング組成物により硬化膜を設け
る。また、該硬化膜表面上に無機物質からなる反射防止
膜を設ける。
ラスチックレンズを提供する。 【解決手段】特定の式で表されるジアリルフタレートプ
レポリマー、ジアルキレングリコールビスアリルカーボ
ネートプレポリマー、ビニル系化合物を主成分とするプ
ラスチックレンズ基材に、金属酸化物、シラン化合物を
主成分とするコーティング組成物により硬化膜を設け
る。また、該硬化膜表面上に無機物質からなる反射防止
膜を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化膜を設けた眼
鏡用プラスチックレンズに関する。さらには、硬化膜上
に反射防止膜を設けた眼鏡用プラスチックレンズに関す
る。
鏡用プラスチックレンズに関する。さらには、硬化膜上
に反射防止膜を設けた眼鏡用プラスチックレンズに関す
る。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製レンズ、特にジエチレングリ
コールビス(アリルカーボネート)樹脂レンズは、ガラ
スレンズに比較し、安全性、易加工性、ファッション性
などにおいて優れており、さらに近年、反射防止技術、
ハードコート技術、ハードコート+反射防止技術の開発
により、急速に普及してきた。しかし、ジエチレングリ
コールビス(アリルカーボネート)樹脂の屈折率は1.
50とガラスレンズに比べ低いために、近視用レンズで
は外周部がガラスレンズに比べ厚くなるという欠点を有
している。このため眼鏡用プラスチックレンズの分野で
は、高屈折率樹脂材料によって薄型化を図る技術開発が
積極的に行われている。そのための技術提案として、特
開昭61−134701号公報、特開昭63−4621
3号公報、特開平2−269714号公報、特開平3−
134005号公報、特開平5−339321号公報、
特開平7−252207号公報などでは1.55さらに
はそれ以上の屈折率を有する高屈折率樹脂材料が提案さ
れている。
コールビス(アリルカーボネート)樹脂レンズは、ガラ
スレンズに比較し、安全性、易加工性、ファッション性
などにおいて優れており、さらに近年、反射防止技術、
ハードコート技術、ハードコート+反射防止技術の開発
により、急速に普及してきた。しかし、ジエチレングリ
コールビス(アリルカーボネート)樹脂の屈折率は1.
50とガラスレンズに比べ低いために、近視用レンズで
は外周部がガラスレンズに比べ厚くなるという欠点を有
している。このため眼鏡用プラスチックレンズの分野で
は、高屈折率樹脂材料によって薄型化を図る技術開発が
積極的に行われている。そのための技術提案として、特
開昭61−134701号公報、特開昭63−4621
3号公報、特開平2−269714号公報、特開平3−
134005号公報、特開平5−339321号公報、
特開平7−252207号公報などでは1.55さらに
はそれ以上の屈折率を有する高屈折率樹脂材料が提案さ
れている。
【0003】一方、プラスチックレンズは傷が付き易い
という欠点がある為、シリコーン系のコーティング組成
物を塗布・硬化させた硬化膜をプラスチックレンズ表面
に設ける方法が一般的に行われている。しかし、高屈折
率プラスチックレンズに同様の方法を適用した場合に
は、プラスチックレンズと硬化膜の屈折率差による干渉
縞が発生し、外観不良の原因となる。この問題を解決す
るための技術提案として、特公昭61−54331号公
報、特公昭63−37142号公報のようにシリコーン
系コーティング組成物に使われている二酸化ケイ素微粒
子のコロイド状分散体を高屈折率を有するAl、Ti、
Zr、Sn、Sbの無機酸化物微粒子のコロイド状分散
体に置き換えるといったコーティング技術が開示されて
いる。また、特開平1−301517号公報では、二酸
化チタンと二酸化セリウムの複合系ゾルの製造方法が開
示されており、特開平2−264902号公報ではTi
とCeの複合無機酸化物微粒子、特開平3−68901
号公報ではTi、Ce及びSiの複合無機酸化物を有機
ケイ素化合物で処理した微粒子をコーティング組成物に
用いる技術が開示されている。
という欠点がある為、シリコーン系のコーティング組成
物を塗布・硬化させた硬化膜をプラスチックレンズ表面
に設ける方法が一般的に行われている。しかし、高屈折
率プラスチックレンズに同様の方法を適用した場合に
は、プラスチックレンズと硬化膜の屈折率差による干渉
縞が発生し、外観不良の原因となる。この問題を解決す
るための技術提案として、特公昭61−54331号公
報、特公昭63−37142号公報のようにシリコーン
系コーティング組成物に使われている二酸化ケイ素微粒
子のコロイド状分散体を高屈折率を有するAl、Ti、
Zr、Sn、Sbの無機酸化物微粒子のコロイド状分散
体に置き換えるといったコーティング技術が開示されて
いる。また、特開平1−301517号公報では、二酸
化チタンと二酸化セリウムの複合系ゾルの製造方法が開
示されており、特開平2−264902号公報ではTi
とCeの複合無機酸化物微粒子、特開平3−68901
号公報ではTi、Ce及びSiの複合無機酸化物を有機
ケイ素化合物で処理した微粒子をコーティング組成物に
用いる技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術の内、
特開昭61−134701号公報、特開昭63−462
13号公報、特開平2−269714号公報、特開平3
−134005号公報、特開平5−339321号公
報、特開平7−252207号公報などの高屈折率樹脂
材料は、これらの技術単独では眼鏡用プラスチックレン
ズとして要求される表面硬度、耐擦傷性等の耐久品質の
面で不十分であった。また、これらの高屈折率を得るた
めの化合物は、一般的に合成、精製に長い工程や特殊な
設備・装置を要し、レンズ成形に困難なものが多い。そ
の結果、眼鏡用プラスチックレンズとして高価なものと
なってしまっている。
特開昭61−134701号公報、特開昭63−462
13号公報、特開平2−269714号公報、特開平3
−134005号公報、特開平5−339321号公
報、特開平7−252207号公報などの高屈折率樹脂
材料は、これらの技術単独では眼鏡用プラスチックレン
ズとして要求される表面硬度、耐擦傷性等の耐久品質の
面で不十分であった。また、これらの高屈折率を得るた
めの化合物は、一般的に合成、精製に長い工程や特殊な
設備・装置を要し、レンズ成形に困難なものが多い。そ
の結果、眼鏡用プラスチックレンズとして高価なものと
なってしまっている。
【0005】また、前述のコーティング技術に関して
は、特公昭61−54331号公報、特公昭63−37
142号公報のコーティング組成物では、Al、Sbの
無機酸化物微粒子を用いた場合は硬化膜としての屈折率
に限界があり、1.55以上のレンズ基材に対しては干
渉縞を完全に抑えることは不可能であった。また、Z
r、Snの無機酸化物微粒子を用いる場合は、その分散
性が不安定であり多量に用いると透明な硬化膜を形成す
ることができなかった。さらに、Tiの酸化物は耐候性
が極めて劣るため、TiO2から形成される硬化膜は、
本発明におけるプラスチックレンズ基材と組み合わせた
場合、耐久性の面で課題があった。
は、特公昭61−54331号公報、特公昭63−37
142号公報のコーティング組成物では、Al、Sbの
無機酸化物微粒子を用いた場合は硬化膜としての屈折率
に限界があり、1.55以上のレンズ基材に対しては干
渉縞を完全に抑えることは不可能であった。また、Z
r、Snの無機酸化物微粒子を用いる場合は、その分散
性が不安定であり多量に用いると透明な硬化膜を形成す
ることができなかった。さらに、Tiの酸化物は耐候性
が極めて劣るため、TiO2から形成される硬化膜は、
本発明におけるプラスチックレンズ基材と組み合わせた
場合、耐久性の面で課題があった。
【0006】特開平2−264902号公報、特開平3
−68901号公報の二酸化チタン及び二酸化セリウム
の複合微粒子を用いるコーティング組成物では、二酸化
セリウムを二酸化チタンの耐候性改良のために複合化し
て用いているが、得られる硬化膜は耐候性の面で未だ不
十分であった。さらに、二酸化セリウムは黄色味を持つ
ためにこれらの複合ゾルから得られる硬化膜は多少なり
とも黄色味を帯びたものであった。
−68901号公報の二酸化チタン及び二酸化セリウム
の複合微粒子を用いるコーティング組成物では、二酸化
セリウムを二酸化チタンの耐候性改良のために複合化し
て用いているが、得られる硬化膜は耐候性の面で未だ不
十分であった。さらに、二酸化セリウムは黄色味を持つ
ためにこれらの複合ゾルから得られる硬化膜は多少なり
とも黄色味を帯びたものであった。
【0007】また、本発明におけるプラスチックレンズ
基材と、従来の技術に示したコーティング技術との組み
合わせでは、上記のような問題点に加え、耐熱性、落球
強度等の面でも劣るものであり、より適したコーティン
グ技術の探求が必要であった。
基材と、従来の技術に示したコーティング技術との組み
合わせでは、上記のような問題点に加え、耐熱性、落球
強度等の面でも劣るものであり、より適したコーティン
グ技術の探求が必要であった。
【0008】そこで本発明は、これらの課題を解決する
ものであり、その目的とするところは、基材レンズとコ
ーティング組成物による硬化膜の屈折率差による干渉縞
がなく、耐摩耗性、耐薬品性、耐温水性、耐熱性、耐候
性、落球強度等の各種耐久性に優れた眼鏡用プラスチッ
クレンズを安価に提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、基材レンズとコ
ーティング組成物による硬化膜の屈折率差による干渉縞
がなく、耐摩耗性、耐薬品性、耐温水性、耐熱性、耐候
性、落球強度等の各種耐久性に優れた眼鏡用プラスチッ
クレンズを安価に提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意検討を加えた。その結果、下記のA
成分を40〜89重量%、B成分を10〜59重量%、
C成分を1〜30重量%含む原料モノマーを重合させて
得られるプラスチックレンズ表面に、下記のD成分およ
びE成分を主成分とするコーティング組成物を塗布硬化
して得られる硬化膜を設けたことによって、本発明の目
的が達成されることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
達成するために鋭意検討を加えた。その結果、下記のA
成分を40〜89重量%、B成分を10〜59重量%、
C成分を1〜30重量%含む原料モノマーを重合させて
得られるプラスチックレンズ表面に、下記のD成分およ
びE成分を主成分とするコーティング組成物を塗布硬化
して得られる硬化膜を設けたことによって、本発明の目
的が達成されることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0010】A.下記一般式化5で表されるジアリルフ
タレートプレポリマー
タレートプレポリマー
【0011】
【化5】
【0012】B.下記一般式化6で表されるジアルキレ
ングリコールビスアリルカーボネートプレポリマー
ングリコールビスアリルカーボネートプレポリマー
【0013】
【化6】
【0014】C.下記一般式化7で表されるビニル系化
合物
合物
【0015】
【化7】
【0016】D.粒径1〜100ミリミクロンのSi,
Sn,Sb,Ce,Zr,Tiから選ばれる1種以上の
金属酸化物からなる微粒子および/またはSi,Al,
Sn,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,Z
r,In,Tiから選ばれる2種以上の金属酸化物から
構成される複合微粒子 E.下記一般式化8で表される有機ケイ素化合物
Sn,Sb,Ce,Zr,Tiから選ばれる1種以上の
金属酸化物からなる微粒子および/またはSi,Al,
Sn,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,Z
r,In,Tiから選ばれる2種以上の金属酸化物から
構成される複合微粒子 E.下記一般式化8で表される有機ケイ素化合物
【0017】
【化8】
【0018】また、本発明の硬化膜付きプラスチックレ
ンズは、前記D成分がTiの金属酸化物からなる微粒子
および/または少なくともTiの金属酸化物が含まれる
複合微粒子であることを特徴とする。
ンズは、前記D成分がTiの金属酸化物からなる微粒子
および/または少なくともTiの金属酸化物が含まれる
複合微粒子であることを特徴とする。
【0019】さらに本発明は、前記硬化膜付きプラスチ
ックレンズ表面に、無機物質からなる反射防止膜を積層
したことを特徴とする。
ックレンズ表面に、無機物質からなる反射防止膜を積層
したことを特徴とする。
【0020】以下、本発明について更に詳しく説明す
る。
る。
【0021】本発明のプラスチックレンズ基材の必須重
合性成分の1つであるA成分において、R2の炭素数が
5を越える場合には、プラスチックレンズの耐熱性及び
屈折率が低下する。また、同成分におけるmは、0〜2
0の整数であれば特に限定されるものではないが、製造
する際の分子量制御が困難であるので、一定の分布を有
するプレポリマーを好ましく用いることができる。該分
布としては、特に限定されるのもではないが、得られる
プラスチックレンズの耐衝撃性、屈折率、粘度等を特に
向上させるためには、m=0が20重量%〜70重量
%、m=1が20重量%〜40重量%、m=2が1重量
%〜20重量%、m=3が0重量%〜20重量%、m=
4が0重量%〜15重量%、m=5が0重量%〜10重
量%、6≦m≦20が0重量%〜10重量%であるのが
好ましい。この際m=1が20重量%未満の場合には、
粘度が著しく上昇するので好ましくなく、また70重量
%を越えると耐衝撃性が低下するので好ましくない。更
に6≦m≦20が10重量%を超える場合には粘度が著
しく上昇するので好ましくない。また、mが20を超え
る場合には、粘度が著しく上昇する。
合性成分の1つであるA成分において、R2の炭素数が
5を越える場合には、プラスチックレンズの耐熱性及び
屈折率が低下する。また、同成分におけるmは、0〜2
0の整数であれば特に限定されるものではないが、製造
する際の分子量制御が困難であるので、一定の分布を有
するプレポリマーを好ましく用いることができる。該分
布としては、特に限定されるのもではないが、得られる
プラスチックレンズの耐衝撃性、屈折率、粘度等を特に
向上させるためには、m=0が20重量%〜70重量
%、m=1が20重量%〜40重量%、m=2が1重量
%〜20重量%、m=3が0重量%〜20重量%、m=
4が0重量%〜15重量%、m=5が0重量%〜10重
量%、6≦m≦20が0重量%〜10重量%であるのが
好ましい。この際m=1が20重量%未満の場合には、
粘度が著しく上昇するので好ましくなく、また70重量
%を越えると耐衝撃性が低下するので好ましくない。更
に6≦m≦20が10重量%を超える場合には粘度が著
しく上昇するので好ましくない。また、mが20を超え
る場合には、粘度が著しく上昇する。
【0022】前記A成分を調整するには、例えばフタル
酸ジアリルエステルと、二価のアルコールとを、触媒の
存在下、好ましくは50〜200℃、2〜12時間、エ
ステル交換反応させる等して得ることができる。特にm
の分布を上記の範囲とするには、原料の量を規定し、温
度、時間、圧力を適宜調節することにより容易に調整す
ることができる。この際用いることができるフタル酸ジ
アリルエステルとしては、ジアリルフタレート、ジアリ
ルイソフタレート、ジアリルテレフタレート等を好まし
く挙げることができ、二価のアルコールとしては、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロ
パンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール等を好ましく挙げ
ることができる。また前記触媒としては、例えば水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、アルコラート、カルシウ
ム化合物、マグネシウム化合物、亜鉛化合物、カドミウ
ム化合物、チタン化合物、ゲルマニウム化合物、錫化合
物、鉛化合物、マンガン化合物、アンチモン化合物等を
好ましく挙げることができる。前記反応について、ジア
リルイソフタレートとエチレングリコールとを用いた反
応を具体的に例示すると、下記化学反応式化9により表
すことができる。
酸ジアリルエステルと、二価のアルコールとを、触媒の
存在下、好ましくは50〜200℃、2〜12時間、エ
ステル交換反応させる等して得ることができる。特にm
の分布を上記の範囲とするには、原料の量を規定し、温
度、時間、圧力を適宜調節することにより容易に調整す
ることができる。この際用いることができるフタル酸ジ
アリルエステルとしては、ジアリルフタレート、ジアリ
ルイソフタレート、ジアリルテレフタレート等を好まし
く挙げることができ、二価のアルコールとしては、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロ
パンジオール、1,4−ブタンジオール、1,3−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール等を好ましく挙げ
ることができる。また前記触媒としては、例えば水酸化
カリウム、水酸化ナトリウム、アルコラート、カルシウ
ム化合物、マグネシウム化合物、亜鉛化合物、カドミウ
ム化合物、チタン化合物、ゲルマニウム化合物、錫化合
物、鉛化合物、マンガン化合物、アンチモン化合物等を
好ましく挙げることができる。前記反応について、ジア
リルイソフタレートとエチレングリコールとを用いた反
応を具体的に例示すると、下記化学反応式化9により表
すことができる。
【0023】
【化9】
【0024】更に、前記A成分の使用量は、原料モノマ
ー全体に対して40〜89重量%とする必要がある。前
記A成分の使用量が40重量%未満の場合には、得られ
るプラスチックレンズの屈折率が低下し、89重量%を
超えると得られるプラスチックレンズの耐衝撃性及び色
相が低下する。
ー全体に対して40〜89重量%とする必要がある。前
記A成分の使用量が40重量%未満の場合には、得られ
るプラスチックレンズの屈折率が低下し、89重量%を
超えると得られるプラスチックレンズの耐衝撃性及び色
相が低下する。
【0025】また、本発明のプラスチックレンズ基材の
必須重合性成分の1つであるB成分において、R3の炭
素数が10を超える場合には、得られるプラスチックレ
ンズの耐熱性が低下するので好ましくない。また前記B
成分においてnは、1〜10の整数であれば特に限定さ
れるものではないが、製造に際して分子量を制御するこ
とが困難であるため、一定の分布を有するのが好まし
い。前記分布としては、n=1が20重量%〜60重量
%、n=2が25重量%〜40重量%、n=3が5重量
%〜25重量%、n=4が1重量%〜20重量%、5≦
n≦10が0重量%〜15重量%であるのが、得られる
プラスチックレンズの耐衝撃性、屈折率、粘度が向上す
るので好ましい。
必須重合性成分の1つであるB成分において、R3の炭
素数が10を超える場合には、得られるプラスチックレ
ンズの耐熱性が低下するので好ましくない。また前記B
成分においてnは、1〜10の整数であれば特に限定さ
れるものではないが、製造に際して分子量を制御するこ
とが困難であるため、一定の分布を有するのが好まし
い。前記分布としては、n=1が20重量%〜60重量
%、n=2が25重量%〜40重量%、n=3が5重量
%〜25重量%、n=4が1重量%〜20重量%、5≦
n≦10が0重量%〜15重量%であるのが、得られる
プラスチックレンズの耐衝撃性、屈折率、粘度が向上す
るので好ましい。
【0026】前記B成分を調整するには、例えばジアリ
ルカーボネートと、二価のアルコールとを触媒の存在
下、好ましくは50〜200℃、2〜12時間、エステ
ル交換反応させる等して得ることができ、特にnの分布
を上記の範囲とするには、原料の量を規定し、温度、時
間、圧力を適宜調節することにより容易に調整すること
ができる。この際使用することができる二価のアルコー
ルとしては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール等
を挙げることができ、また触媒は、前記プレポリマー1
の調整に際して用いる触媒等を挙げることができる。
ルカーボネートと、二価のアルコールとを触媒の存在
下、好ましくは50〜200℃、2〜12時間、エステ
ル交換反応させる等して得ることができ、特にnの分布
を上記の範囲とするには、原料の量を規定し、温度、時
間、圧力を適宜調節することにより容易に調整すること
ができる。この際使用することができる二価のアルコー
ルとしては、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール等
を挙げることができ、また触媒は、前記プレポリマー1
の調整に際して用いる触媒等を挙げることができる。
【0027】前記B成分の使用量は、原料モノマー全体
に対して10〜59重量%である。10重量%未満の場
合には、得られるプラスチックレンズの耐衝撃性、色
相、ハードコート密着性が低下し、59重量%を超える
と得られるプラスチックレンズの屈折率が低下する。
に対して10〜59重量%である。10重量%未満の場
合には、得られるプラスチックレンズの耐衝撃性、色
相、ハードコート密着性が低下し、59重量%を超える
と得られるプラスチックレンズの屈折率が低下する。
【0028】本発明におけるC成分である前記一般式化
7で表されるビニル系化合物の具体的な例としては、ジ
ベンジルフマレート、ジベンジルマレート、ビス(2−
クロロベンジル)フマレート、ビス(4−クロロベンジ
ル)フマレート、ビス(2−クロロベンジル)マレー
ト、ビス(4−クロロベンジル)マレート、ビス(2−
ブロモベンジル)フマレート、ビス(4−ブロモベンジ
ル)フマレート、ビス(2−ブロモベンジル)マレー
ト、ビス(4−ブロモベンジル)マレート等を好ましく
挙げることができる。
7で表されるビニル系化合物の具体的な例としては、ジ
ベンジルフマレート、ジベンジルマレート、ビス(2−
クロロベンジル)フマレート、ビス(4−クロロベンジ
ル)フマレート、ビス(2−クロロベンジル)マレー
ト、ビス(4−クロロベンジル)マレート、ビス(2−
ブロモベンジル)フマレート、ビス(4−ブロモベンジ
ル)フマレート、ビス(2−ブロモベンジル)マレー
ト、ビス(4−ブロモベンジル)マレート等を好ましく
挙げることができる。
【0029】前記C成分の使用量は、原料モノマー全体
に対して1〜30重量%の範囲であり、3〜20重量%
の範囲とするのが色相、耐衝撃性、耐熱性の点で特に好
ましい。前記使用量が1重量%未満の場合には、得られ
るプラスチックレンズの色相及び耐衝撃性が低下し、3
0重量%を超えると得られるプラスチックレンズの耐熱
性が低下する。
に対して1〜30重量%の範囲であり、3〜20重量%
の範囲とするのが色相、耐衝撃性、耐熱性の点で特に好
ましい。前記使用量が1重量%未満の場合には、得られ
るプラスチックレンズの色相及び耐衝撃性が低下し、3
0重量%を超えると得られるプラスチックレンズの耐熱
性が低下する。
【0030】本発明のプラスチックレンズ基材に用いる
重合性成分は、前記A成分、B成分C成分のみでもよい
が、他のビニルモノマーを併用することもできる。この
場合、使用可能な他のビニルモノマーとしては、スチレ
ン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレン、ジビニ
ルベンゼン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、安息香
酸ビニル、安息香酸アリル、ジビニルフタレート、ビニ
ルナフタレン、(メタ)アクリル酸、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−プ
ロピル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アク
リレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、n−
ブチル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレ
ート、メタアリル(メタ)アクリレート、ビニル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)
アクリレート、ナフチルメタアクリレート、エチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキ
シプロピル(メタ)アクリレート、3−アクリロイルオ
キシグリセリンモノメタクリレート、2,2−ビス
〔(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニル〕プロ
パン、2,2−ビス〔(メタ)アクリロイルオキシジエ
トキシフェニル〕プロパン、2,2−ビス〔(メタ)ア
クリロイルオキシ(2’−ヒドロキシプロピルオキシ)
フェニル〕プロパン、2−(メタ)アクリロイルオキシ
エチルコハク酸、ジイソプロピルフマレート、ジシクロ
ヘキシルフマレート、ジベンジルフマレート、ジベンジ
ルイタコネート、ジベンジルメサコネート、無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸等を好ましく挙げることができ、
使用に際しては単独若しくは混合物として用いることが
できる。前記他のビニルモノマーを使用する際における
使用量としては、重合性成分全体に対して10重量%以
下とするのが好ましい。
重合性成分は、前記A成分、B成分C成分のみでもよい
が、他のビニルモノマーを併用することもできる。この
場合、使用可能な他のビニルモノマーとしては、スチレ
ン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレン、ジビニ
ルベンゼン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、安息香
酸ビニル、安息香酸アリル、ジビニルフタレート、ビニ
ルナフタレン、(メタ)アクリル酸、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−プ
ロピル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アク
リレート、sec−ブチル(メタ)アクリレート、n−
ブチル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレ
ート、メタアリル(メタ)アクリレート、ビニル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)
アクリレート、ナフチルメタアクリレート、エチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキ
シプロピル(メタ)アクリレート、3−アクリロイルオ
キシグリセリンモノメタクリレート、2,2−ビス
〔(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニル〕プロ
パン、2,2−ビス〔(メタ)アクリロイルオキシジエ
トキシフェニル〕プロパン、2,2−ビス〔(メタ)ア
クリロイルオキシ(2’−ヒドロキシプロピルオキシ)
フェニル〕プロパン、2−(メタ)アクリロイルオキシ
エチルコハク酸、ジイソプロピルフマレート、ジシクロ
ヘキシルフマレート、ジベンジルフマレート、ジベンジ
ルイタコネート、ジベンジルメサコネート、無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸等を好ましく挙げることができ、
使用に際しては単独若しくは混合物として用いることが
できる。前記他のビニルモノマーを使用する際における
使用量としては、重合性成分全体に対して10重量%以
下とするのが好ましい。
【0031】本発明のプラスチックレンズ基材を調整す
るには、例えば前記原料モノマーに硬化剤を加えて、原
料モノマー組成物を調整し、直接所望の型内に仕込み、
加熱重合させる方法等を好ましく用いることができる。
この際重合系は、不活性ガス、例えば窒素、ヘリウム、
二酸化炭素等で置換若しくは雰囲気下とすることが好ま
しい。また、前記原料モノマー組成物を、好ましくは3
0℃〜70℃の温度にて予備重合させた後、型内に仕込
み加熱重合させることもできる。
るには、例えば前記原料モノマーに硬化剤を加えて、原
料モノマー組成物を調整し、直接所望の型内に仕込み、
加熱重合させる方法等を好ましく用いることができる。
この際重合系は、不活性ガス、例えば窒素、ヘリウム、
二酸化炭素等で置換若しくは雰囲気下とすることが好ま
しい。また、前記原料モノマー組成物を、好ましくは3
0℃〜70℃の温度にて予備重合させた後、型内に仕込
み加熱重合させることもできる。
【0032】また、前記加熱重合させる際の重合温度
は、使用する硬化剤により異なるが、20〜130℃の
範囲が好ましく、更に使用する硬化剤の10時間半減期
温度より20℃低い温度にて徐々に重合させることが好
ましい。また硬化時間の短縮、未反応モノマー及び硬化
剤の処理を目的として適時昇温してもよい。更に重合時
間としては、5〜48時間とするのが好ましい。
は、使用する硬化剤により異なるが、20〜130℃の
範囲が好ましく、更に使用する硬化剤の10時間半減期
温度より20℃低い温度にて徐々に重合させることが好
ましい。また硬化時間の短縮、未反応モノマー及び硬化
剤の処理を目的として適時昇温してもよい。更に重合時
間としては、5〜48時間とするのが好ましい。
【0033】更に前記加熱重合により得られる樹脂に
は、内部歪が存在するので、好ましくは80℃〜140
℃、より好ましくは90℃〜120℃の温度で30分以
上6時間未満、より好ましくは1〜4時間アニーリング
を行うのがよい。
は、内部歪が存在するので、好ましくは80℃〜140
℃、より好ましくは90℃〜120℃の温度で30分以
上6時間未満、より好ましくは1〜4時間アニーリング
を行うのがよい。
【0034】この際用いることができる硬化剤として
は、好ましくは選定10時間半減期温度が120℃以下
の有機過酸化物を使用することができ、具体的には例え
ば、過酸化ベンゾイル、ジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネー
ト、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシ
カーボネート、ターシャリーブチルパーオキシイソプロ
ピルカーボネート、ターシャリーブチルパーオキシベン
ゾエート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等を好ましく挙
げることができる。また使用に際しては単独若しくは混
合物として用いることができる。前記硬化剤の使用量と
しては前記原料モノマー全体に対して0.05〜5重量
%とするのが好ましく、更に好ましくは0.1〜4重量
%である。この時硬化剤の使用量が0.05重量%未満
であると、重合が不十分となり、得られるプラスチック
レンズの物性が低下し、また5重量%を超えると、重合
反応の制御が困難となり表面クラックが生じ易くなるの
で好ましくない。
は、好ましくは選定10時間半減期温度が120℃以下
の有機過酸化物を使用することができ、具体的には例え
ば、過酸化ベンゾイル、ジイソプロピルパーオキシジカ
ーボネート、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネー
ト、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシ
カーボネート、ターシャリーブチルパーオキシイソプロ
ピルカーボネート、ターシャリーブチルパーオキシベン
ゾエート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−
3,3,5−トリメチルシクロヘキサン等を好ましく挙
げることができる。また使用に際しては単独若しくは混
合物として用いることができる。前記硬化剤の使用量と
しては前記原料モノマー全体に対して0.05〜5重量
%とするのが好ましく、更に好ましくは0.1〜4重量
%である。この時硬化剤の使用量が0.05重量%未満
であると、重合が不十分となり、得られるプラスチック
レンズの物性が低下し、また5重量%を超えると、重合
反応の制御が困難となり表面クラックが生じ易くなるの
で好ましくない。
【0035】また、本発明のプラスチックレンズ基材の
原料モノマーにおいては、必要に応じて前記重合性成分
に更に染料、顔料等の着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、各種安定剤、帯電防止剤、フォトクロミック化合
物、蛍光増白剤、離型剤等を添加することもできる。
原料モノマーにおいては、必要に応じて前記重合性成分
に更に染料、顔料等の着色剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、各種安定剤、帯電防止剤、フォトクロミック化合
物、蛍光増白剤、離型剤等を添加することもできる。
【0036】次に本発明における硬化膜を形成するコー
ティング組成物について説明する。
ティング組成物について説明する。
【0037】本発明で使用するD成分の粒径1〜100
ミリミクロンのSi,Sn,Sb,Ce,Zr,Tiか
ら選ばれる1種以上の金属酸化物からなる微粒子および
/またはSi,Al,Sn,Sb,Ta,Ce,La,
Fe,Zn,W,Zr,In,Tiから選ばれる2種以
上の金属酸化物から構成される複合微粒子の具体的例と
しては、SiO2,SnO2,Sb2O5,CeO2,Zr
O2,TiO2の無機酸化物微粒子が、分散媒たとえば
水、アルコール系もしくはその他の有機溶媒にコロイド
状に分散させたものである。または、Si,Al,S
n,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,Zr,
In,Tiの無機酸化物の2種以上によって構成される
複合微粒子が水、アルコール系もしくはその他の有機溶
媒にコロイド状に分散したものである。さらにコーティ
ング液中での分散安定性を高めるためにこれらの微粒子
表面を有機ケイ素化合物またはアミン系化合物で処理し
たものを使用することも可能である。この際用いられる
有機ケイ素化合物としては、単官能性シラン、あるいは
二官能性シラン、三官能性シラン、四官能性シラン等が
ある。処理に際しては加水分解性基を未処理で行っても
あるいは加水分解して行ってもよい。また処理後は、加
水分解性基が微粒子の−OH基と反応した状態が好まし
いが、一部残存した状態でも安定性には何ら問題がな
い。またアミン系化合物としてはアンモニウムまたはエ
チルアミン、トリエチルアミン、イソプロピルアミン、
n−プロピルアミン等のアルキルアミン、ベンジルアミ
ン等のアラルキルアミン、ピペリジン等の脂環式アミ
ン、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等の
アルカノールアミンがある。これら有機ケイ素化合物と
アミン化合物の添加量は微粒子の重量に対して1から1
5%程度の範囲内で加える必要がある。いずれも粒子径
は約1〜300mμが好適であり、本発明のコーティン
グ組成物への適用種及び使用量は目的とする硬化膜性能
により決定されるものであるが、使用量は固形分の10
〜50重量%であることが望ましい。すなわち、10重
量%未満では、無機蒸着膜との密着性が不充分となる
か、もしくは、塗膜の耐擦傷性が不充分となる。また5
0重量%を越えると、塗膜にクラックが生じる。
ミリミクロンのSi,Sn,Sb,Ce,Zr,Tiか
ら選ばれる1種以上の金属酸化物からなる微粒子および
/またはSi,Al,Sn,Sb,Ta,Ce,La,
Fe,Zn,W,Zr,In,Tiから選ばれる2種以
上の金属酸化物から構成される複合微粒子の具体的例と
しては、SiO2,SnO2,Sb2O5,CeO2,Zr
O2,TiO2の無機酸化物微粒子が、分散媒たとえば
水、アルコール系もしくはその他の有機溶媒にコロイド
状に分散させたものである。または、Si,Al,S
n,Sb,Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,Zr,
In,Tiの無機酸化物の2種以上によって構成される
複合微粒子が水、アルコール系もしくはその他の有機溶
媒にコロイド状に分散したものである。さらにコーティ
ング液中での分散安定性を高めるためにこれらの微粒子
表面を有機ケイ素化合物またはアミン系化合物で処理し
たものを使用することも可能である。この際用いられる
有機ケイ素化合物としては、単官能性シラン、あるいは
二官能性シラン、三官能性シラン、四官能性シラン等が
ある。処理に際しては加水分解性基を未処理で行っても
あるいは加水分解して行ってもよい。また処理後は、加
水分解性基が微粒子の−OH基と反応した状態が好まし
いが、一部残存した状態でも安定性には何ら問題がな
い。またアミン系化合物としてはアンモニウムまたはエ
チルアミン、トリエチルアミン、イソプロピルアミン、
n−プロピルアミン等のアルキルアミン、ベンジルアミ
ン等のアラルキルアミン、ピペリジン等の脂環式アミ
ン、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等の
アルカノールアミンがある。これら有機ケイ素化合物と
アミン化合物の添加量は微粒子の重量に対して1から1
5%程度の範囲内で加える必要がある。いずれも粒子径
は約1〜300mμが好適であり、本発明のコーティン
グ組成物への適用種及び使用量は目的とする硬化膜性能
により決定されるものであるが、使用量は固形分の10
〜50重量%であることが望ましい。すなわち、10重
量%未満では、無機蒸着膜との密着性が不充分となる
か、もしくは、塗膜の耐擦傷性が不充分となる。また5
0重量%を越えると、塗膜にクラックが生じる。
【0038】続いて、E成分において、R7は重合可能
な反応基を有する有機基であり、ビニル基,アリル基,
アクリル基,メタクリル基,エポキシ基,メルカプト
基,シアノ基,イソシアノ基,アミノ基等の重合可能な
反応基を有するシラン化合物であり、R8は炭素数1〜
6の炭化水素基であるが、その具体的例としては、メチ
ル基,エチル基,ブチル基,ビニル基,フェニル基等が
挙げられる。またX1は加水分解可能な官能基でありそ
の具体的なものとして、メトキシ基,エトキシ基,メト
キシエトキシ基等のアルコキシ基、クロロ基,ブロモ基
等のハロゲン基、アシルオキシ基等が挙げられる。
な反応基を有する有機基であり、ビニル基,アリル基,
アクリル基,メタクリル基,エポキシ基,メルカプト
基,シアノ基,イソシアノ基,アミノ基等の重合可能な
反応基を有するシラン化合物であり、R8は炭素数1〜
6の炭化水素基であるが、その具体的例としては、メチ
ル基,エチル基,ブチル基,ビニル基,フェニル基等が
挙げられる。またX1は加水分解可能な官能基でありそ
の具体的なものとして、メトキシ基,エトキシ基,メト
キシエトキシ基等のアルコキシ基、クロロ基,ブロモ基
等のハロゲン基、アシルオキシ基等が挙げられる。
【0039】このシラン化合物の具体例として、ビニル
トリアルコキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニ
ルトリ(β−メトキシ−エトキシ)シラン、アリルトリ
アルコキシシラン、アクリルオキシプロピルトリアルコ
キシシラン、メタクリルオキシプロピルトリアルコキシ
シラン、メタクリルオキシプロピルジアルコキシメチル
シラン、γ−グリシドオキシプロピルトリアルコキシシ
ラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチ
ルトリアルコキシシラン、メルカプトプロピルトリアル
コキシシラン、γ−アミノプロピルトリアルコキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチ
ルジアルコキシシラン等がある。
トリアルコキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニ
ルトリ(β−メトキシ−エトキシ)シラン、アリルトリ
アルコキシシラン、アクリルオキシプロピルトリアルコ
キシシラン、メタクリルオキシプロピルトリアルコキシ
シラン、メタクリルオキシプロピルジアルコキシメチル
シラン、γ−グリシドオキシプロピルトリアルコキシシ
ラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチ
ルトリアルコキシシラン、メルカプトプロピルトリアル
コキシシラン、γ−アミノプロピルトリアルコキシシラ
ン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルメチ
ルジアルコキシシラン等がある。
【0040】このE成分は、2種以上混合して用いても
かまわない。
かまわない。
【0041】E成分の使用量は、全組成物の20〜60
重量%であることが望ましい。すなわち、20重量%未
満であると、無機蒸着膜との密着性が不充分となりやす
い。また60重量%を越えると、硬化膜にクラックを生
じさせる原因となり好ましくない。
重量%であることが望ましい。すなわち、20重量%未
満であると、無機蒸着膜との密着性が不充分となりやす
い。また60重量%を越えると、硬化膜にクラックを生
じさせる原因となり好ましくない。
【0042】本発明におけるコーティング組成物は、上
記主成分にさらにフェノール系酸化防止剤を添加するこ
とも有効である。具体例としては、2,6−ジ−t−ブ
チル−4−メチルフェノール、2,2’−メチレンビス
−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,
2’−メチレンビス−(4−エチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、4,4’−メチレンビス−(2,6−ジ−
t−ブチルフェノール)、1,3,5−トリメチル−
2,4,6−トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス−(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニール)−ブタ
ン、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、トリエチレングリコール−ビ
ス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサンジオ
ール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕、2,4−ビス−
(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5
−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジ
ン、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕、2,2−チオ−ジエチレンビス〔3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート〕、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,
N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル4
−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド),3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルフォスフォネ
ート−ジエチルエステル、1,3,5−トリメチル−
2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン、ビス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)カ
ルシウム、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)−イソシアヌレイト、オクチル化ジ
フェニルアミン、2,4−ビス〔(オクチルチオ)メチ
ル〕−O−クレゾール等が挙げられる。この中において
も、本発明においてチオビスフェノール系酸化防止剤が
最もその効果を発揮する。
記主成分にさらにフェノール系酸化防止剤を添加するこ
とも有効である。具体例としては、2,6−ジ−t−ブ
チル−4−メチルフェノール、2,2’−メチレンビス
−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,
2’−メチレンビス−(4−エチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、4,4’−メチレンビス−(2,6−ジ−
t−ブチルフェノール)、1,3,5−トリメチル−
2,4,6−トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス−(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニール)−ブタ
ン、4,4’−チオビス(3−メチル−6−t−ブチル
フェノール)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−
t−ブチルフェノール)、トリエチレングリコール−ビ
ス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサンジオ
ール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕、2,4−ビス−
(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5
−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジ
ン、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕、2,2−チオ−ジエチレンビス〔3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート〕、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,
N’−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル4
−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド),3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルフォスフォネ
ート−ジエチルエステル、1,3,5−トリメチル−
2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)ベンゼン、ビス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチル)カ
ルシウム、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)−イソシアヌレイト、オクチル化ジ
フェニルアミン、2,4−ビス〔(オクチルチオ)メチ
ル〕−O−クレゾール等が挙げられる。この中において
も、本発明においてチオビスフェノール系酸化防止剤が
最もその効果を発揮する。
【0043】また、本発明において、染色成分として多
官能性エポキシ化合物を添加することも有用である。多
官能性エポキシ化合物とは、塗料、接着剤、注型用など
に広く実用されているもので、例えば過酸化法で合成さ
れるポリオレフィン系エポキシ樹脂、シクロペンタジエ
ンオキシドやシクロヘキセンオキシドあるいはヘキサヒ
ドロフタル酸とエピクロルヒドリンから得られるポリグ
リシジルエステルなどの脂環式エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールAやカテコール、レゾシノールなどの多価フェノ
ールあるいは(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プ
ロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ジグリセロール、ソルビトールなどの多価アルコー
ルとエピクロルヒドリンから得られるポリグリシジルエ
ーテル、エポキシ化植物油、ノボラック型フェノール樹
脂とエピクロルヒドリンから得られるエポキシノボラッ
ク、フェノールフタレインとエピクロルヒドリンから得
られるエポキシ樹脂、グリシジルメタクリレートとメチ
ルメタクリレートアクリル系モノマーあるいはスチレン
などの共重合体、さらには上記エポキシ化合物とモノカ
ルボン酸含有(メタ)アクリル酸とのグリシジル基開環
反応により得らるエポキシアクリレートなどが挙げられ
る。
官能性エポキシ化合物を添加することも有用である。多
官能性エポキシ化合物とは、塗料、接着剤、注型用など
に広く実用されているもので、例えば過酸化法で合成さ
れるポリオレフィン系エポキシ樹脂、シクロペンタジエ
ンオキシドやシクロヘキセンオキシドあるいはヘキサヒ
ドロフタル酸とエピクロルヒドリンから得られるポリグ
リシジルエステルなどの脂環式エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールAやカテコール、レゾシノールなどの多価フェノ
ールあるいは(ポリ)エチレングリコール、(ポリ)プ
ロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセ
リン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ジグリセロール、ソルビトールなどの多価アルコー
ルとエピクロルヒドリンから得られるポリグリシジルエ
ーテル、エポキシ化植物油、ノボラック型フェノール樹
脂とエピクロルヒドリンから得られるエポキシノボラッ
ク、フェノールフタレインとエピクロルヒドリンから得
られるエポキシ樹脂、グリシジルメタクリレートとメチ
ルメタクリレートアクリル系モノマーあるいはスチレン
などの共重合体、さらには上記エポキシ化合物とモノカ
ルボン酸含有(メタ)アクリル酸とのグリシジル基開環
反応により得らるエポキシアクリレートなどが挙げられ
る。
【0044】多官能性エポキシ化合物の具体例として
は、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、トリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、テトラエチレングリコール
ジグリシジルエーテル、ノナエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、
テトラプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ノ
ナプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチル
グリコールヒドロキシヒバリン酸エステルのジグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロール
トリグリシジルエーテル、ジグリセロールジグリシジル
エーテル、ジグリセロールトリグリシジルエーテル、ジ
グリセロールテトラグリシジルエーテル、ペンタエリス
リトールジグリシジルエーテル、ペンタエリスリトール
トリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラ
グリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールテトラグ
リシジルエーテル、ソルビトールテトラグリシジルエー
テル、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
トのジグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル、等
の脂肪族エポキシ化合物、イソホロンジオールジグリシ
ジルエーテル、ビス−2,2−ヒドロキシシクロヘキシ
ルプロパンジグリシジルエーテル等の脂環族エポキシ化
合物、レゾルシンジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシ
ジルエーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテ
ル、オルトフタル酸ジグリシジルエステル、フェノール
ノボラックポリグリシジルエーテル、クレゾールノボラ
ックポリグリシジルエーテル等の芳香族エポキシ化合物
等が挙げられる。
は、1,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレン
グリコールジグリシジルエーテル、トリエチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、テトラエチレングリコール
ジグリシジルエーテル、ノナエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエ
ーテル、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテ
ル、トリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、
テトラプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ノ
ナプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチル
グリコールヒドロキシヒバリン酸エステルのジグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジルエー
テル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテ
ル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロール
トリグリシジルエーテル、ジグリセロールジグリシジル
エーテル、ジグリセロールトリグリシジルエーテル、ジ
グリセロールテトラグリシジルエーテル、ペンタエリス
リトールジグリシジルエーテル、ペンタエリスリトール
トリグリシジルエーテル、ペンタエリスリトールテトラ
グリシジルエーテル、ジペンタエリスリトールテトラグ
リシジルエーテル、ソルビトールテトラグリシジルエー
テル、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレー
トのジグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル、等
の脂肪族エポキシ化合物、イソホロンジオールジグリシ
ジルエーテル、ビス−2,2−ヒドロキシシクロヘキシ
ルプロパンジグリシジルエーテル等の脂環族エポキシ化
合物、レゾルシンジグリシジルエーテル、ビスフェノー
ルAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシ
ジルエーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテ
ル、オルトフタル酸ジグリシジルエステル、フェノール
ノボラックポリグリシジルエーテル、クレゾールノボラ
ックポリグリシジルエーテル等の芳香族エポキシ化合物
等が挙げられる。
【0045】上記した中でも、1,6−ヘキサンジオー
ルジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジル
エーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエー
テル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロー
ルトリグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル等の
脂肪族エポキシ化合物が特に好ましい。
ルジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリ
シジルエーテル、トリメチロールプロパンジグリシジル
エーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエー
テル、グリセロールジグリシジルエーテル、グリセロー
ルトリグリシジルエーテル、トリス(2−ヒドロキシエ
チル)イソシアヌレートのトリグリシジルエーテル等の
脂肪族エポキシ化合物が特に好ましい。
【0046】また、硬化膜の屈折率の調整または硬化膜
の耐久性を更に向上させるために、一般式がSi(O
R)4で表される四官能シラン化合物の添加も有用であ
る。具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエ
トキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトライソプ
ロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラフェノ
キシシラン、テトラアセトキシシラン、テトラアリロキ
シシラン、テトラキス(2−メトキシエトキシ)シラ
ン、テトラキス(2−エチルブトキシ)シラン、テトラ
キス(2−エチルヘキシロキシ)シラン等があげられ
る。これらは単独で用いても、2種以上を混合して用い
てもよい。また、これらは無溶媒下またはアルコール等
の有機溶剤中で、酸の存在下で加水分解して使用する方
が好ましい。
の耐久性を更に向上させるために、一般式がSi(O
R)4で表される四官能シラン化合物の添加も有用であ
る。具体例としては、テトラメトキシシラン、テトラエ
トキシシラン、テトラプロポキシシラン、テトライソプ
ロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラフェノ
キシシラン、テトラアセトキシシラン、テトラアリロキ
シシラン、テトラキス(2−メトキシエトキシ)シラ
ン、テトラキス(2−エチルブトキシ)シラン、テトラ
キス(2−エチルヘキシロキシ)シラン等があげられ
る。これらは単独で用いても、2種以上を混合して用い
てもよい。また、これらは無溶媒下またはアルコール等
の有機溶剤中で、酸の存在下で加水分解して使用する方
が好ましい。
【0047】このようにして得られるコーティング組成
物は、必要に応じ、溶剤に希釈して用いることができ
る。溶剤としては、アルコール類、エステル類、ケトン
類、エーテル類、芳香族類等の溶剤が用いられる。
物は、必要に応じ、溶剤に希釈して用いることができ
る。溶剤としては、アルコール類、エステル類、ケトン
類、エーテル類、芳香族類等の溶剤が用いられる。
【0048】尚、本発明におけるコーティング組成物は
上記成分の他に必要に応じて、少量の界面活性剤、帯電
防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、分散染料・油溶染
料・蛍光染料・顔料、フォトクロミック化合物、ヒンダ
ードアミン・ヒンダードフェノール系等の耐光耐熱安定
剤等を添加しコーティング液の塗布性および硬化後の硬
化膜性能を改良することもできる。
上記成分の他に必要に応じて、少量の界面活性剤、帯電
防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、分散染料・油溶染
料・蛍光染料・顔料、フォトクロミック化合物、ヒンダ
ードアミン・ヒンダードフェノール系等の耐光耐熱安定
剤等を添加しコーティング液の塗布性および硬化後の硬
化膜性能を改良することもできる。
【0049】さらに、該コーティング組成物の塗布にあ
たっては、プラスチックレンズ基材と硬化膜の密着性を
向上させる目的で、基材表面をあらかじめアルカリ処
理、酸処理、界面活性剤処理、無機あるいは有機物の微
粒子による研磨処理、プライマー処理またはプラズマ処
理を行うことが効果的である。
たっては、プラスチックレンズ基材と硬化膜の密着性を
向上させる目的で、基材表面をあらかじめアルカリ処
理、酸処理、界面活性剤処理、無機あるいは有機物の微
粒子による研磨処理、プライマー処理またはプラズマ処
理を行うことが効果的である。
【0050】また、塗布・硬化方法としては、ディッピ
ング法、スピンナー法、スプレー法あるいはフロー法に
よりコーティング液を塗布した後、40〜200℃の温
度で数時間加熱乾燥することにより、硬化膜を形成する
ことができる。特に熱変形温度が100℃未満のプラス
チックレンズ基材に対しては治工具で該レンズ基材を固
定する必要のないスピンナー法が好適である。
ング法、スピンナー法、スプレー法あるいはフロー法に
よりコーティング液を塗布した後、40〜200℃の温
度で数時間加熱乾燥することにより、硬化膜を形成する
ことができる。特に熱変形温度が100℃未満のプラス
チックレンズ基材に対しては治工具で該レンズ基材を固
定する必要のないスピンナー法が好適である。
【0051】本発明において、コーティング液のpH
は、4.5〜6.5が好ましい。即ち、pHが4.5未
満であるとコーティング液のポットライフが短くなり、
生産性が低下する。また6.5を越えると、耐擦傷性が
低下する。本発明において、コーティング液のpHと
は、コーティング液を純水で10倍に希釈した後の測定
値である。
は、4.5〜6.5が好ましい。即ち、pHが4.5未
満であるとコーティング液のポットライフが短くなり、
生産性が低下する。また6.5を越えると、耐擦傷性が
低下する。本発明において、コーティング液のpHと
は、コーティング液を純水で10倍に希釈した後の測定
値である。
【0052】また、シラノ−ルあるいは、エポキシ化合
物の硬化触媒を添加することも有用である。
物の硬化触媒を添加することも有用である。
【0053】好ましい硬化触媒としては、過塩素酸,過
塩素酸アンモニウム,過塩素酸マグネシウム等の過塩素
酸類、Cu(II),Zn(II),Co(II),Ni(I
I),Be(II),Ce(III),Ta(III),Ti(I
II),Mn(III),La(III),Cr(III),V(I
II),Co(III),Fe(III),Al(III),Ce
(IV),Zr(IV),V(IV)等を中心金属原子とする
アセチルアセトネ−ト、アミン,グリシン等のアミノ
酸、ルイス酸、有機酸金属塩等が挙げられる。この中で
も最も好ましい硬化触媒としては、過塩素酸マグネシウ
ム、Al(III),Fe(III)のアセチルアセトネ−ト
が挙げられる。添加量は、固形分濃度の0.01〜5.
0%の範囲内が望ましい。
塩素酸アンモニウム,過塩素酸マグネシウム等の過塩素
酸類、Cu(II),Zn(II),Co(II),Ni(I
I),Be(II),Ce(III),Ta(III),Ti(I
II),Mn(III),La(III),Cr(III),V(I
II),Co(III),Fe(III),Al(III),Ce
(IV),Zr(IV),V(IV)等を中心金属原子とする
アセチルアセトネ−ト、アミン,グリシン等のアミノ
酸、ルイス酸、有機酸金属塩等が挙げられる。この中で
も最も好ましい硬化触媒としては、過塩素酸マグネシウ
ム、Al(III),Fe(III)のアセチルアセトネ−ト
が挙げられる。添加量は、固形分濃度の0.01〜5.
0%の範囲内が望ましい。
【0054】また、硬化膜の膜厚としては、0.05〜
30μであることが好ましい。すなわち、0.05μ未
満では、基本となる性能が出ず、30μを越えると、表
面の平滑性が損なわれたり、光学的歪が発生する為好ま
しくない。
30μであることが好ましい。すなわち、0.05μ未
満では、基本となる性能が出ず、30μを越えると、表
面の平滑性が損なわれたり、光学的歪が発生する為好ま
しくない。
【0055】その塗布方法としては、浸漬法、スプレ−
法、ロ−ルコ−ト法、スピンコ−ト法、フロ−コ−ト法
等が挙げられる。
法、ロ−ルコ−ト法、スピンコ−ト法、フロ−コ−ト法
等が挙げられる。
【0056】このようにして得られた硬化膜の表面上
に、無機物質からなる反射防止膜を形成する硬化膜化方
法としては、真空蒸着法、イオンプレーティング法、ス
パッタリング法等が挙げられる。真空蒸着法において
は、蒸着中にイオンビームを同時に照射するイオンビー
ムアシスト法を用いてもよい。また、膜構成としては、
単層反射防止膜もしくは多層反射防止膜のどちらを用い
てもかまわない。
に、無機物質からなる反射防止膜を形成する硬化膜化方
法としては、真空蒸着法、イオンプレーティング法、ス
パッタリング法等が挙げられる。真空蒸着法において
は、蒸着中にイオンビームを同時に照射するイオンビー
ムアシスト法を用いてもよい。また、膜構成としては、
単層反射防止膜もしくは多層反射防止膜のどちらを用い
てもかまわない。
【0057】使用される無機物の具体例としては、Si
O2 ,SiO,ZrO2,TiO2,TiO,Ti2O3,
Ti2O5,Al2O3,Ta2O5,CeO2,MgO,Y2
O3,SnO2,MgF2,WO3などが挙げられる。これ
らの無機物は単独で用いるかもしくは2種以上の混合物
を用いる。
O2 ,SiO,ZrO2,TiO2,TiO,Ti2O3,
Ti2O5,Al2O3,Ta2O5,CeO2,MgO,Y2
O3,SnO2,MgF2,WO3などが挙げられる。これ
らの無機物は単独で用いるかもしくは2種以上の混合物
を用いる。
【0058】また、反射防止膜を形成する際には、前記
硬化膜の表面処理を行なうことが望ましい。この表面処
理の具体的例としては、酸処理,アルカリ処理,紫外線
照射処理,アルゴンもしくは酸素雰囲気中での高周波放
電によるプラズマ処理,アルゴンや酸素もしくは窒素な
どのイオンビーム照射処理などが挙げられる。
硬化膜の表面処理を行なうことが望ましい。この表面処
理の具体的例としては、酸処理,アルカリ処理,紫外線
照射処理,アルゴンもしくは酸素雰囲気中での高周波放
電によるプラズマ処理,アルゴンや酸素もしくは窒素な
どのイオンビーム照射処理などが挙げられる。
【0059】以下、実施例により更に詳細に説明する。
【0060】
【発明の実施の形態】実施例により本発明を更に詳しく
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0061】実施例−1 (1)プラスチックレンズ基材の作製 下記一般式化10で表されるプレポリマー60g、下記
一般式化11で表されるプレポリマー30g、及びジベ
ンジルフマレート10gからなる原料モノマーにジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート3gを混合し、原料
モノマー組成物を得た。得られた原料モノマー組成物
を、二枚のガラス板を粘着テープで固定して作成した型
内に注入し、恒温槽中にて硬化温度を40℃でから90
℃まで20時間かけて加熱した。加熱終了後、硬化した
プラスチックレンズ基材を型から取り出し、120℃に
て2時間アニーリング処理を行った。
一般式化11で表されるプレポリマー30g、及びジベ
ンジルフマレート10gからなる原料モノマーにジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート3gを混合し、原料
モノマー組成物を得た。得られた原料モノマー組成物
を、二枚のガラス板を粘着テープで固定して作成した型
内に注入し、恒温槽中にて硬化温度を40℃でから90
℃まで20時間かけて加熱した。加熱終了後、硬化した
プラスチックレンズ基材を型から取り出し、120℃に
て2時間アニーリング処理を行った。
【0062】
【化10】
【0063】
【化11】
【0064】(2)コーティング組成物の調整 メタノール826.5g、1,4−ジオキサン826.
5g、メチルセロソルブ分散二酸化チタン−三酸化鉄−
二酸化ケイ素複合微粒子ゾル(固形分濃度20重量%)
5483gおよびγ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン1700gを混合した。この混合液に0.05
N塩酸水溶液720gを撹拌しながら滴下し、さらに4
時間撹拌後一昼夜熟成させた。この液に1wt%水酸化
ナトリウム水溶液45g添加した後過塩素酸マグネシウ
ム10.5g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー
(株)製、商品名「L−7001」)3gおよびフェノ
ール系酸化防止剤(川口化学工業(株)製、商品名「ア
ンテージW−400」)12.5gを添加し4時間撹拌
後一昼夜熟成させて塗液とした。 (3)塗布および硬化 前記(1)で得られたプラスチックレンズ基材に、40
℃の5重量%苛性ソーダ水溶液で表面処理を施した後、
前記(2)で得られたコーティング組成物を浸漬法にて
塗布した。引き上げ速度は、18cm/minとした。
塗布後80℃で20分間風乾した後125℃で100分
間焼成を行なった。このようにして得られた硬化膜の厚
みは約2ミクロンであった。
5g、メチルセロソルブ分散二酸化チタン−三酸化鉄−
二酸化ケイ素複合微粒子ゾル(固形分濃度20重量%)
5483gおよびγ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン1700gを混合した。この混合液に0.05
N塩酸水溶液720gを撹拌しながら滴下し、さらに4
時間撹拌後一昼夜熟成させた。この液に1wt%水酸化
ナトリウム水溶液45g添加した後過塩素酸マグネシウ
ム10.5g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー
(株)製、商品名「L−7001」)3gおよびフェノ
ール系酸化防止剤(川口化学工業(株)製、商品名「ア
ンテージW−400」)12.5gを添加し4時間撹拌
後一昼夜熟成させて塗液とした。 (3)塗布および硬化 前記(1)で得られたプラスチックレンズ基材に、40
℃の5重量%苛性ソーダ水溶液で表面処理を施した後、
前記(2)で得られたコーティング組成物を浸漬法にて
塗布した。引き上げ速度は、18cm/minとした。
塗布後80℃で20分間風乾した後125℃で100分
間焼成を行なった。このようにして得られた硬化膜の厚
みは約2ミクロンであった。
【0065】(4)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズをプラズマ処理(アルゴン
プラズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大
気にむっかて順に、SiO2、ZrO2、SiO2、Zr
O2、SiO2の5層からなる反射防止多層膜を真空蒸着
法にて形成を行なった。各層の光学的膜厚は、最初のS
iO2層、次のZrO2とSiO2の等価膜層および次の
ZrO2層、最上層のSiO2層がそれぞれλ/4となる
様に形成した。なお、設計波長λは520nmとした。
プラズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大
気にむっかて順に、SiO2、ZrO2、SiO2、Zr
O2、SiO2の5層からなる反射防止多層膜を真空蒸着
法にて形成を行なった。各層の光学的膜厚は、最初のS
iO2層、次のZrO2とSiO2の等価膜層および次の
ZrO2層、最上層のSiO2層がそれぞれλ/4となる
様に形成した。なお、設計波長λは520nmとした。
【0066】(5)試験および評価結果 上記方法で得られたレンズをそれぞれ次に述べる方法で
試験を行ない、その結果を表1に示した。
試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0067】外観:染色を施さないレンズ(白レン
ズ)の着色の有無を肉眼で評価した。
ズ)の着色の有無を肉眼で評価した。
【0068】透過率:分光光度計で染色を施さないレ
ンズ(白レンズ)の可視光の平均透過率を測定した。
ンズ(白レンズ)の可視光の平均透過率を測定した。
【0069】干渉縞:干渉縞の発生の有無について、
背景を黒くした状態で蛍光灯の光をレンズ表面で反射さ
せ、光の干渉による虹模様の発生を肉視で観察した。判
定は次のようにして行った。
背景を黒くした状態で蛍光灯の光をレンズ表面で反射さ
せ、光の干渉による虹模様の発生を肉視で観察した。判
定は次のようにして行った。
【0070】 ○:虹模様が認められない △:かすかに虹模様が認められる ×:はっきりと虹模様が認められる 耐擦傷性:#0000スチールウールにより荷重1k
g/cm2で10往復させた後の硬化膜の状態をみた。
g/cm2で10往復させた後の硬化膜の状態をみた。
【0071】 ○:ほとんど傷がつかない △:少し傷がつく ×:多く傷がつく 密着性:70℃の温水中に2時間浸漬した後、レンズ
表面にナイフで縦横にそれぞれ1mm間隔で11本の平
行線状の傷を付け100個のマス目を作りセロファンテ
ープを接着・剥離後に硬化膜が剥がれずに残ったマス目
の数をみた。
表面にナイフで縦横にそれぞれ1mm間隔で11本の平
行線状の傷を付け100個のマス目を作りセロファンテ
ープを接着・剥離後に硬化膜が剥がれずに残ったマス目
の数をみた。
【0072】耐候性:キセノンロングライフフェード
メーター(スガ試験機(株)製)を用い、150時間暴
露した後、以下の評価を行った。
メーター(スガ試験機(株)製)を用い、150時間暴
露した後、以下の評価を行った。
【0073】ア.外観:染色を施さないレンズ(白レン
ズ)の着色の有無を肉眼で評価した。
ズ)の着色の有無を肉眼で評価した。
【0074】イ.透過率:試験後、分光光度計で染色を
施さないレンズ(白レンズ)の可視光の平均透過率を測
定した。
施さないレンズ(白レンズ)の可視光の平均透過率を測
定した。
【0075】ウ.密着性:試験後のレンズについて、前
記と同様のクロスカット・テープ試験を暴露面につい
て行った。
記と同様のクロスカット・テープ試験を暴露面につい
て行った。
【0076】耐熱性 メタルフレームに枠入れしたレンズを80℃の恒温槽に
30分入れ、室温迄冷却した後の膜クラックの発生の程
度をみた。
30分入れ、室温迄冷却した後の膜クラックの発生の程
度をみた。
【0077】 ○:ほとんど膜クラックがない △:少し膜クラックがある ×:多く膜クラックがある 実施例−2 (1)プラスチックレンズ基材の作製 前記一般式化10で表されるプレポリマー50g、前記
一般式化11で表されるプレポリマー20g、及びビス
(2−クロロベンジル)フマレート30gからなる原料
モノマーにジイソプロピルパーオキシジカーボネート
2.5gを混合し、原料モノマー組成物を得た。得られ
た原料モノマー組成物を、二枚のガラス板を粘着テープ
で固定して作成した型内に注入し、恒温槽中にて硬化温
度を40℃でから90℃まで20時間かけて加熱した。
加熱終了後、硬化したプラスチックレンズ基材を型から
取り出し、120℃にて2時間アニーリング処理を行っ
た。
一般式化11で表されるプレポリマー20g、及びビス
(2−クロロベンジル)フマレート30gからなる原料
モノマーにジイソプロピルパーオキシジカーボネート
2.5gを混合し、原料モノマー組成物を得た。得られ
た原料モノマー組成物を、二枚のガラス板を粘着テープ
で固定して作成した型内に注入し、恒温槽中にて硬化温
度を40℃でから90℃まで20時間かけて加熱した。
加熱終了後、硬化したプラスチックレンズ基材を型から
取り出し、120℃にて2時間アニーリング処理を行っ
た。
【0078】(2)コーティング組成物の調整 ブチルセロソルブ350g、1wt%水酸化ナトリウム
水溶液8g、メチルセロソルブ分散二酸化セリウム−二
酸化チタン−二酸化ケイ素複合微粒子ゾル(固形分濃度
20wt%)445gおよびメチルセロソルブ分散コロ
イド状シリカ(固形分濃度30wt%)22.5を混合
した後、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
106gおよびγ−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン39gを混合した。この混合液に0.05N
塩酸水溶液38gを撹拌しながら滴下を行ない4時間撹
拌後、この液にアルミニウムアセチルアセトネート2.
5g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製、
商品名「FZ−2110」)0.3gおよび フェノー
ル系酸化防止剤(シプロ化成(株)製、商品名「シーノ
ックス226M」)1.2gを添加し更に4時間撹拌後
一昼夜熟成させて塗液とした。
水溶液8g、メチルセロソルブ分散二酸化セリウム−二
酸化チタン−二酸化ケイ素複合微粒子ゾル(固形分濃度
20wt%)445gおよびメチルセロソルブ分散コロ
イド状シリカ(固形分濃度30wt%)22.5を混合
した後、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン
106gおよびγ−グリシドキシプロピルメチルジメト
キシシラン39gを混合した。この混合液に0.05N
塩酸水溶液38gを撹拌しながら滴下を行ない4時間撹
拌後、この液にアルミニウムアセチルアセトネート2.
5g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製、
商品名「FZ−2110」)0.3gおよび フェノー
ル系酸化防止剤(シプロ化成(株)製、商品名「シーノ
ックス226M」)1.2gを添加し更に4時間撹拌後
一昼夜熟成させて塗液とした。
【0079】(3)塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、前記(1)で得られた
プラスチックレンズ基材にスピンナー法にて塗布を行な
った。
プラスチックレンズ基材にスピンナー法にて塗布を行な
った。
【0080】コーティング条件は以下の通りである。
【0081】 回転数 500rpmで10秒(この間に塗液を塗布) 回転数 2000rpmで 1秒 回転数 500rpmで 5秒 塗布後80℃で20分間風乾した後、130℃で120
分間焼成を行なった。このようにして得られた硬化膜の
厚みは約2.3ミクロンであった。
分間焼成を行なった。このようにして得られた硬化膜の
厚みは約2.3ミクロンであった。
【0082】(4)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズをプラズマ処理(アルゴン
プラズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大
気にむっかて順に、ZrO2、SiO2、ZrO2、Si
O2の4層からなる反射防止多層膜を真空蒸着法にて形
成を行なった。各層の光学的膜厚は、最初のZrO2と
SiO2の等価膜層および次のZrO2層、最上層のSi
O2層がそれぞれλ/4となる様に形成した。なお、設
計波長λは520nmとした。
プラズマ400W×60秒)を行なった後、基板から大
気にむっかて順に、ZrO2、SiO2、ZrO2、Si
O2の4層からなる反射防止多層膜を真空蒸着法にて形
成を行なった。各層の光学的膜厚は、最初のZrO2と
SiO2の等価膜層および次のZrO2層、最上層のSi
O2層がそれぞれλ/4となる様に形成した。なお、設
計波長λは520nmとした。
【0083】(5)試験および評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0084】実施例−3 (1)プラスチックレンズ基材の作製 前記一般式化10で表されるプレポリマー80g、前記
一般式化11で表されるプレポリマー10g、及びビス
(2−クロロベンジル)マレート10gからなる原料モ
ノマーにジイソプロピルパーオキシジカーボネート2g
を混合し、原料モノマー組成物を得た。得られた原料モ
ノマー組成物を、二枚のガラス板を粘着テープで固定し
て作成した型内に注入し、恒温槽中にて硬化温度を40
℃でから90℃まで20時間かけて加熱した。加熱終了
後、硬化したプラスチックレンズ基材を型から取り出
し、120℃にて2時間アニーリング処理を行った。
一般式化11で表されるプレポリマー10g、及びビス
(2−クロロベンジル)マレート10gからなる原料モ
ノマーにジイソプロピルパーオキシジカーボネート2g
を混合し、原料モノマー組成物を得た。得られた原料モ
ノマー組成物を、二枚のガラス板を粘着テープで固定し
て作成した型内に注入し、恒温槽中にて硬化温度を40
℃でから90℃まで20時間かけて加熱した。加熱終了
後、硬化したプラスチックレンズ基材を型から取り出
し、120℃にて2時間アニーリング処理を行った。
【0085】(2)コーティング組成物の調整 イソプロピルセロソルブ400g、純水68gおよびメ
タノール分散二酸化スズ−二酸化タングステン複合微粒
子ゾル(固形分濃度30wt%)325gを混合した
後、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1
15gおよびγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン22gを混合した。この混合液に0.1N塩酸水溶
液38gを撹拌しながら滴下した。さらに5時間撹拌後
一昼夜熟成させた。この液にトリメチロールプロパンジ
グリシジルエーテル28g、Fe(III)アセチルアセ
トネート1.2g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカ
ー(株)製、商品名「L−7604])0.3gおよび
をヒンダードフェノール系酸化防止剤(日本チバガイギ
ー(株)製、商品名「イルガノックス1222」)1.
5gを添加し4時間撹拌後一昼夜熟成させて塗液とし
た。
タノール分散二酸化スズ−二酸化タングステン複合微粒
子ゾル(固形分濃度30wt%)325gを混合した
後、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン1
15gおよびγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン22gを混合した。この混合液に0.1N塩酸水溶
液38gを撹拌しながら滴下した。さらに5時間撹拌後
一昼夜熟成させた。この液にトリメチロールプロパンジ
グリシジルエーテル28g、Fe(III)アセチルアセ
トネート1.2g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカ
ー(株)製、商品名「L−7604])0.3gおよび
をヒンダードフェノール系酸化防止剤(日本チバガイギ
ー(株)製、商品名「イルガノックス1222」)1.
5gを添加し4時間撹拌後一昼夜熟成させて塗液とし
た。
【0086】(3)塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、上記(1)で得られた
プラスチックレンズ基材にスピンナー法にて塗布を行な
った。コーティング条件は、実施例−2と同様な方法で
行なった。
プラスチックレンズ基材にスピンナー法にて塗布を行な
った。コーティング条件は、実施例−2と同様な方法で
行なった。
【0087】塗布後80℃で15分間風乾した後、13
0℃で2時間焼成を行なった。このようにして得られた
硬化膜の厚みは約2.1ミクロンであった。
0℃で2時間焼成を行なった。このようにして得られた
硬化膜の厚みは約2.1ミクロンであった。
【0088】(4)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズを実施例−1のZrO2を
ZrO2とTi酸化物の混合物(ZrO2/Ti酸化物=
65/35(重量比))に変更したこと以外は、同様の方
法で反射防止膜を形成した。
ZrO2とTi酸化物の混合物(ZrO2/Ti酸化物=
65/35(重量比))に変更したこと以外は、同様の方
法で反射防止膜を形成した。
【0089】(5)試験および評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0090】実施例−4 (1)プラスチックレンズ基材の作製 前記一般式化10で表されるプレポリマー70g、前記
一般式化11で表されるプレポリマー20g、及びビス
(2−ブロモベンジル)フマレート10gからなる原料
モノマーにジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト2.5gを混合し、原料モノマー組成物を得た。得ら
れた原料モノマー組成物を、二枚のガラス板を粘着テー
プで固定して作成した型内に注入し、恒温槽中にて硬化
温度を40℃でから90℃まで20時間かけて加熱し
た。加熱終了後、硬化したプラスチックレンズ基材を型
から取り出し、120℃にて2時間アニーリング処理を
行った。
一般式化11で表されるプレポリマー20g、及びビス
(2−ブロモベンジル)フマレート10gからなる原料
モノマーにジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト2.5gを混合し、原料モノマー組成物を得た。得ら
れた原料モノマー組成物を、二枚のガラス板を粘着テー
プで固定して作成した型内に注入し、恒温槽中にて硬化
温度を40℃でから90℃まで20時間かけて加熱し
た。加熱終了後、硬化したプラスチックレンズ基材を型
から取り出し、120℃にて2時間アニーリング処理を
行った。
【0091】(2)コーティング組成物の調整 メチルセロソルブ421g、1wt%水酸化ナトリウム
水溶液112g、水分散五酸化アンチモン微粒子ゾル
(固形分濃度30wt%)330gを混合した後、γ−
グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン31g、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン120g
およびテトラメトキシシラン38gを混合した。この混
合液に0.1N塩酸水溶液61gを撹拌しながら滴下を
行ない4時間撹拌後一昼夜熟成させた。この液に、第一
塩化スズ4g、シリコン系界面活性剤(ビッグケミー
(株)製;商品名「BYK−300」)0.2gおよび
ヒンダードフェノール系酸化防止剤(日本チバガイギー
(株)製、商品名「イルガノックス1010」)1.5
gを添加し4時間撹拌後一昼夜熟成させて塗液とした。
水溶液112g、水分散五酸化アンチモン微粒子ゾル
(固形分濃度30wt%)330gを混合した後、γ−
グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン31g、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン120g
およびテトラメトキシシラン38gを混合した。この混
合液に0.1N塩酸水溶液61gを撹拌しながら滴下を
行ない4時間撹拌後一昼夜熟成させた。この液に、第一
塩化スズ4g、シリコン系界面活性剤(ビッグケミー
(株)製;商品名「BYK−300」)0.2gおよび
ヒンダードフェノール系酸化防止剤(日本チバガイギー
(株)製、商品名「イルガノックス1010」)1.5
gを添加し4時間撹拌後一昼夜熟成させて塗液とした。
【0092】(3)塗布および硬化 このようにして得られた塗液で、上記(1)で得られた
プラスチックレンズ基材にスプレー法にて塗布を行なっ
た。
プラスチックレンズ基材にスプレー法にて塗布を行なっ
た。
【0093】スプレーは、イワタワイダー61(ノズル
口径1mm)を用い、スプレー圧力3Kg/平方cm、
塗料吐出量100ml/minでおこなった。
口径1mm)を用い、スプレー圧力3Kg/平方cm、
塗料吐出量100ml/minでおこなった。
【0094】塗布後80℃で10分間風乾した後130
℃で2時間焼成を行なった。このようにして得られた硬
化膜の厚みは約4ミクロンであり、外観、染色性共に優
れたものであった。
℃で2時間焼成を行なった。このようにして得られた硬
化膜の厚みは約4ミクロンであり、外観、染色性共に優
れたものであった。
【0095】(4)反射防止薄膜の形成 上記(3)で得られたレンズを酸素ガスによるイオンビ
ーム照射処理(加速電圧500V×60秒)を行なった
後、基板から大気にむっかて順に、SiO2、ZrO2、
SiO2、TiO2、SiO2の5層からなる反射防止多
層膜を真空蒸着法にて形成を行なった。その際4層目の
TiO2 をイオンビームアシスト蒸着により成膜を行っ
た。蒸着各層の光学的膜厚は、最初のSiO2、次のZ
rO2とSiO2の等価膜層がλ/4、TiO2層がλ/
2、最上層のSiO2 層がλ/4となる様に形成した。
なお、設計波長λは520nmとした。
ーム照射処理(加速電圧500V×60秒)を行なった
後、基板から大気にむっかて順に、SiO2、ZrO2、
SiO2、TiO2、SiO2の5層からなる反射防止多
層膜を真空蒸着法にて形成を行なった。その際4層目の
TiO2 をイオンビームアシスト蒸着により成膜を行っ
た。蒸着各層の光学的膜厚は、最初のSiO2、次のZ
rO2とSiO2の等価膜層がλ/4、TiO2層がλ/
2、最上層のSiO2 層がλ/4となる様に形成した。
なお、設計波長λは520nmとした。
【0096】(5)試験および評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0097】実施例−5 (1)プラスチックレンズ基材の作製 前記一般式化10で表されるプレポリマー65g、前記
一般式化11で表されるプレポリマー30g、及びジベ
ンジルフマレート5gからなる原料モノマーにジノルマ
ルプロピルパーオキシジカーボネート4gを混合し、原
料モノマー組成物を得た。得られた原料モノマー組成物
を、二枚のガラス板を粘着テープで固定して作成した型
内に注入し、恒温槽中にて硬化温度を40℃でから90
℃まで20時間かけて加熱した。加熱終了後、硬化した
プラスチックレンズ基材を型から取り出し、120℃に
て2時間アニーリング処理を行った。
一般式化11で表されるプレポリマー30g、及びジベ
ンジルフマレート5gからなる原料モノマーにジノルマ
ルプロピルパーオキシジカーボネート4gを混合し、原
料モノマー組成物を得た。得られた原料モノマー組成物
を、二枚のガラス板を粘着テープで固定して作成した型
内に注入し、恒温槽中にて硬化温度を40℃でから90
℃まで20時間かけて加熱した。加熱終了後、硬化した
プラスチックレンズ基材を型から取り出し、120℃に
て2時間アニーリング処理を行った。
【0098】(2)コーティング組成物の調整 ブチルセロソルブ3111g、メタノール分散二酸化チ
タン−二酸化ジルコニウム−二酸化ケイ素複合微粒子ゾ
ル(固形分濃度20重量%)4590g、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン283gおよびγ−グ
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン1130g
を混合した。この混合液に0.05N塩酸水溶液275
gを撹拌しながら滴下し、さらに4時間撹拌後一昼夜熟
成させた。この液に、グリセロールジグリシジルエーテ
ル587g、Fe(III)アセチルアセトネート27
g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製、商
品名「L−7001」)3gおよびチオビスフェノール
系酸化防止剤(川口化学工業(株)製、商品名「アンテ
ージクリスタル」)17.5gを添加し4時間撹拌後一
昼夜熟成させて塗液とした。
タン−二酸化ジルコニウム−二酸化ケイ素複合微粒子ゾ
ル(固形分濃度20重量%)4590g、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン283gおよびγ−グ
リシドキシプロピルメチルジメトキシシラン1130g
を混合した。この混合液に0.05N塩酸水溶液275
gを撹拌しながら滴下し、さらに4時間撹拌後一昼夜熟
成させた。この液に、グリセロールジグリシジルエーテ
ル587g、Fe(III)アセチルアセトネート27
g、シリコン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製、商
品名「L−7001」)3gおよびチオビスフェノール
系酸化防止剤(川口化学工業(株)製、商品名「アンテ
ージクリスタル」)17.5gを添加し4時間撹拌後一
昼夜熟成させて塗液とした。
【0099】(3)塗布および硬化 上記(1)で得られたプラスチックレンズ基材に、アル
カリ処理を施した後、上記(2)で得られたコーティン
グ組成物を浸漬法にて塗布を行なった。引き上げ速度
は、20cm/minとした。塗布後95℃で30分間
風乾した後130℃で120分間焼成を行なった。この
ようにして得られた硬化膜の厚みは約2ミクロンであっ
た。
カリ処理を施した後、上記(2)で得られたコーティン
グ組成物を浸漬法にて塗布を行なった。引き上げ速度
は、20cm/minとした。塗布後95℃で30分間
風乾した後130℃で120分間焼成を行なった。この
ようにして得られた硬化膜の厚みは約2ミクロンであっ
た。
【0100】(4)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズを実施例−1と同様の方法
で、反射防止膜を設けた。
で、反射防止膜を設けた。
【0101】(5)試験および評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0102】比較例−1 (1)プラスチックレンズ基材の作製 ジアリルテレフタレート47.5g、ベンジルメタクリ
レート20g、及びジエチレングリコールビス(アリル
カーボネート)30gからなる原料モノマーにジイソプ
ロピルパーオキシジカーボネート3.5gを混合し、原
料モノマー組成物を得た。得られた原料モノマー組成物
を、二枚のガラス板を粘着テープで固定して作成した型
内に注入し、恒温槽中にて硬化温度を40℃でから90
℃まで20時間かけて加熱した。加熱終了後、硬化した
プラスチックレンズ基材を型から取り出し、120℃に
て2時間アニーリング処理を行った。
レート20g、及びジエチレングリコールビス(アリル
カーボネート)30gからなる原料モノマーにジイソプ
ロピルパーオキシジカーボネート3.5gを混合し、原
料モノマー組成物を得た。得られた原料モノマー組成物
を、二枚のガラス板を粘着テープで固定して作成した型
内に注入し、恒温槽中にて硬化温度を40℃でから90
℃まで20時間かけて加熱した。加熱終了後、硬化した
プラスチックレンズ基材を型から取り出し、120℃に
て2時間アニーリング処理を行った。
【0103】(2)コーティング組成物の塗布及び硬化 得られたプラスチックレンズ基材に、実施例1と同様の
コーティング組成物を同様の方法で塗布・硬化させた。
コーティング組成物を同様の方法で塗布・硬化させた。
【0104】(3)反射防止膜の形成 実施例−1と同様の方法で反射防止膜を形成した。
【0105】比較例−2 (1)プラスチックレンズ基材の作製 ジアリルイソフタレート60g、アリルベンゾエート2
0g、及びプロピルベンジルマレート20gからなる原
料モノマーにジイソプロピルパーオキシジカーボネート
3gを混合し、原料モノマー組成物を得た。得られた原
料モノマー組成物を、二枚のガラス板を粘着テープで固
定して作成した型内に注入し、恒温槽中にて硬化温度を
40℃でから90℃まで20時間かけて加熱した。加熱
終了後、硬化したプラスチックレンズ基材を型から取り
出し、120℃にて2時間アニーリング処理を行った。
0g、及びプロピルベンジルマレート20gからなる原
料モノマーにジイソプロピルパーオキシジカーボネート
3gを混合し、原料モノマー組成物を得た。得られた原
料モノマー組成物を、二枚のガラス板を粘着テープで固
定して作成した型内に注入し、恒温槽中にて硬化温度を
40℃でから90℃まで20時間かけて加熱した。加熱
終了後、硬化したプラスチックレンズ基材を型から取り
出し、120℃にて2時間アニーリング処理を行った。
【0106】(2)コーティング組成物の塗布及び硬化 得られたプラスチックレンズ基材に、実施例3と同様の
コーティング組成物を同様の方法で塗布・硬化させた。
コーティング組成物を同様の方法で塗布・硬化させた。
【0107】(3)反射防止膜の形成 実施例−2と同様の方法で反射防止膜を形成した。
【0108】比較例−3 (1)コーティング組成物の調製 ブチルセロソルブ3111g、水分散酸化アルミナゾル
4590g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン283gおよびγ−グリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン1130gを混合した。この混合液に
0.05N塩酸水溶液275gを撹拌しながら滴下し、
さらに4時間撹拌後一昼夜熟成させた。この液に、グリ
セロールジグリシジルエーテル587g、Fe(III)
アセチルアセトネート27g、シリコン系界面活性剤
(日本ユニカー(株)製、商品名「L−7001」)3
gおよびチオビスフェノール系酸化防止剤(川口化学工
業(株)製、商品名「アンテージクリスタル」)17.
5gを添加し4時間撹拌後一昼夜熟成させて塗液とし
た。
4590g、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ラン283gおよびγ−グリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン1130gを混合した。この混合液に
0.05N塩酸水溶液275gを撹拌しながら滴下し、
さらに4時間撹拌後一昼夜熟成させた。この液に、グリ
セロールジグリシジルエーテル587g、Fe(III)
アセチルアセトネート27g、シリコン系界面活性剤
(日本ユニカー(株)製、商品名「L−7001」)3
gおよびチオビスフェノール系酸化防止剤(川口化学工
業(株)製、商品名「アンテージクリスタル」)17.
5gを添加し4時間撹拌後一昼夜熟成させて塗液とし
た。
【0109】(2)塗布および硬化 実施例−1と同様のプラスチックレンズ基材に、アルカ
リ処理を施した後、上記(1)で得られたコーティング
組成物を浸漬法にて塗布を行なった。引き上げ速度は、
20cm/minとした。塗布後95℃で30分間風乾
した後130℃で120分間焼成を行なった。このよう
にして得られた硬化膜の厚みは約2ミクロンであった。
リ処理を施した後、上記(1)で得られたコーティング
組成物を浸漬法にて塗布を行なった。引き上げ速度は、
20cm/minとした。塗布後95℃で30分間風乾
した後130℃で120分間焼成を行なった。このよう
にして得られた硬化膜の厚みは約2ミクロンであった。
【0110】(3)反射防止薄膜の形成 上記の方法で得られたレンズを実施例−1と同様の方法
で、反射防止膜を設けた。
で、反射防止膜を設けた。
【0111】(4)試験および評価結果 このようにして得られたレンズは実施例−1と同様の方
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
法で試験を行ない、その結果を表1に示した。
【0112】
【表1】
【0113】
【発明の効果】本発明は、該プラスチックレンズ基材に
最も適した該硬化膜を形成することにより、基材レンズ
と硬化膜の屈折率差に起因する干渉縞のない外観に優れ
た硬化膜付きプラスチックレンズを得ることがでる。さ
らに従来のプラスチックレンズに比べ特に耐熱性及び耐
候性に優れた硬化膜付き眼鏡用プラスチックレンズを提
供することができる。
最も適した該硬化膜を形成することにより、基材レンズ
と硬化膜の屈折率差に起因する干渉縞のない外観に優れ
た硬化膜付きプラスチックレンズを得ることがでる。さ
らに従来のプラスチックレンズに比べ特に耐熱性及び耐
候性に優れた硬化膜付き眼鏡用プラスチックレンズを提
供することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記のA成分を40〜89重量%、B成
分を10〜59重量%、C成分を1〜30重量%含む原
料モノマーを重合させて得られるプラスチックレンズ基
材表面に、下記のD成分およびE成分を主成分とするコ
ーティング組成物を塗布硬化して得られる硬化膜を設け
たことを特徴とする硬化膜付きプラスチックレンズ。 A.下記一般式化1で表されるジアリルフタレートプレ
ポリマー 【化1】 B.下記一般式化2で表されるジアルキレングリコール
ビスアリルカーボネートプレポリマー 【化2】 C.下記一般式化3で表されるビニル系化合物 【化3】 D.粒径1〜100ミリミクロンのSi,Sn,Sb,
Ce,Zr,Tiから選ばれる1種以上の金属酸化物か
らなる微粒子および/またはSi,Al,Sn,Sb,
Ta,Ce,La,Fe,Zn,W,Zr,In,Ti
から選ばれる2種以上の金属酸化物から構成される複合
微粒子 E.下記一般式化4で表される有機ケイ素化合物 【化4】 - 【請求項2】 前記D成分がTiの金属酸化物からなる
微粒子および/または少なくともTiの金属酸化物が含
まれる複合微粒子であることを特徴とする請求項1記載
の硬化膜付きプラスチックレンズ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の硬化膜付きプラ
スチックレンズ表面に、無機物質からなる反射防止膜を
積層したことを特徴とする硬化膜付きプラスチックレン
ズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11095089A JP2000284236A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 硬化膜付きプラスチックレンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11095089A JP2000284236A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 硬化膜付きプラスチックレンズ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000284236A true JP2000284236A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=14128205
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11095089A Withdrawn JP2000284236A (ja) | 1999-04-01 | 1999-04-01 | 硬化膜付きプラスチックレンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000284236A (ja) |
-
1999
- 1999-04-01 JP JP11095089A patent/JP2000284236A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |