JP2000319253A - 含窒素複素環化合物及びその製造方法 - Google Patents

含窒素複素環化合物及びその製造方法

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JP2000319253A JP2000071044A JP2000071044A JP2000319253A JP 2000319253 A JP2000319253 A JP 2000319253A JP 2000071044 A JP2000071044 A JP 2000071044A JP 2000071044 A JP2000071044 A JP 2000071044A JP 2000319253 A JP2000319253 A JP 2000319253A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窒素を有していない芳香環上に1−ピペラジ
ニル基や、アリールアミノ基、ジアリールアミノ基、ア
ゾール基等を有するヘテロ環化合物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は各々独立して水素、アルキル基、
フェニル基、置換フェニル基、フリル基又はチエニル基
を表し、R3は水素又はアリール基を表し、R4は置換ア
ミノ基、アルコキシ基、ニトロ基又はハロゲンを表し、
mは1又は2であり、nは0又は1を表す。)で示され
る含窒素複素環化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、含窒素複素環化合
物に関するものである。さらに詳しくは、1−アミノイ
ンドール誘導体及び1−アミノ−4H−キノリン誘導体
である1位がアミノ置換された含窒素複素環化合物及び
その中間体に関する。これらの含窒素複素環化合物は医
農薬原料及び電子材料原料等として有用な化合物であ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、1位がアミノ置換された含窒素複
素環化合物としては、特開平7−53376号公報に1
−(ピリジルアミノ)インドール類が強迫疾患治療剤と
して記載されている。また、特開昭60−142955
号公報には1−(フェニルアミノ)インドール類が開示
されている。
【0003】また、1−アミノインドールの合成法とし
ては、o−ニトロソフェニルエチルアミンの電気化学的
な変換法が報告されている(B.A.F−Uribe
ら、European Journal of Org
anic Chemistry, 1999年,2巻、
419−430頁)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】抗うつ剤等の脳機能改
善薬には、アリールピペラジン構造が重要な役割を有し
ている。例えば、Drug Development
Research,22(1993),R.A.Gle
nnonら,p.25−36、Medicinal R
esearch Reviews,13(1993),
R.M.Pindlerら,p.259−325、Jo
uanal of MedicinalChemist
ry,32(1989),R.A.Glennonら,
p.1921−1926等には、アリールピペラジン類
が抗うつ剤等の脳機能改善薬としてよく用いられ、この
構造が薬理活性上極めて重要であることが記載されてい
る。
【0005】また、有機合成化学協会誌、52(199
4)p.1083−1088には、ジアリールアミンが
染料・医農薬等の中間体や、電子材料中間材料として極
めて有用であることが記載されており、さらに、宮田清
蔵監修「有機EL素子とその工業化最前線」、エヌ・テ
ィー・エス社、p.22−27、p.104−106に
は、電子輸送能の優れているトリアリールアミンが有機
エレクトロルミネッセンスの正孔輸送剤として用いられ
ていることが記載されている。
【0006】このように、モノアリールアミン構造よ
り、共役系がより長く延びているジアリールアミン及び
トリアリールアミン構造の方が、上記用途については物
性的にも機能的にも優れており、また有機エレクトロル
ミネッセンスの正孔輸送剤等の電子材料には、ジアリー
ルアミン、トリアリールアミン、N−アリールアゾール
構造が必須である。
【0007】しかしながら、前記した従来公知の含窒素
複素環化合物は、窒素を有していない芳香環上の置換基
の種類が限られており、置換基の位置も3位及び5位に
限られていた。そして、このような芳香環上に1−ピペ
ラジニル基や、アリールアミノ基、ジアリールアミノ
基、アゾール基を有する1位がアミノ置換された含窒素
複素環化合物はこれまで知られていなかった。
【0008】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、窒素を有していない芳香環上に1−
ピペラジニル基や、アリールアミノ基、ジアリールアミ
ノ基、アゾール基等を有するヘテロ環化合物及びこれら
の化合物の原料ともなる芳香環上にハロゲンを有する含
窒素複素環化合物を提供することである。なお、本発明
において「アゾール」とは、ピロールやインドール等の
芳香族性を有する環状アミンを意味する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決するため鋭意検討を重ねた結果、本発明の含窒素
複素環化合物及びその製造方法を見出し、本発明を完成
するに至った。
【0010】即ち本発明は、下記一般式(1)
【0011】
【化3】
【0012】(式中、R1及びR2は各々独立して水素、
アルキル基、フェニル基、置換フェニル基、フリル基又
はチエニル基を表し、R3は水素又はアリール基を表
し、R4は置換アミノ基、アルコキシ基、ニトロ基又は
ハロゲンを表し、mは1又は2であり、nは0又は1を
表す。)で示される含窒素複素環化合物、その中間体で
ある下記一般式(2)
【0013】
【化4】
【0014】(式中、R1及びR2は各々独立して水素、
アルキル基、フェニル基、置換フェニル基、フリル基又
はチエニル基を表し、R3は水素又はアリール基を表
し、Xはハロゲンを表し、mは1又は2であり、nは0
又は1を表す。)で示されるハロゲン化含窒素複素環化
合物、及び上記一般式(2)で示される化合物を原料に
した上記一般式(1)で示される化合物の製造方法であ
る。
【0015】以下、本発明を更に詳細に説明する。
【0016】本発明の上記一般式(1)示される含窒素
複素環化合物又は一般式(2)で示されるハロゲン化含
窒素複素環化合物において、置換基R1及びR2は、各々
独立して水素、アルキル基、フェニル基、置換フェニル
基、フリル基又はチエニル基を表す。アルキル基として
は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基等であり、置換フェニル基としては、例えば、4−ト
リル基、4−(ターシャーリーブチル)フェニル基、4
−フルオロフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニ
ル基、4−メトキシフェニル基等を挙げることができ
る。
【0017】本発明の上記一般式(1)示される含窒素
複素環化合物又は一般式(2)で示されるハロゲン化含
窒素複素環化合物において、置換基R3は、水素、アリ
ール基であり、アリール基の具体例としてはフェニル
基、4−トリル基、4−フルオロフェニル基、3−トリ
フルオロメチルフェニル基、4−メトキシフェニル基、
4−ビフェニル基等を挙げることができる。
【0018】本発明の上記一般式(1)で示される含窒
素複素環化合物において、置換基R4は置換アミノ基を
表す。置換アミノ基の具体例としては、1−ピペラジニ
ル基、4−メチル−1−ピペラジニル基、3−メチル−
1−ピペラジニル基、1−ホモピペラジニル基、N−フ
ェニル−N−メチルアミノ基、ジフェニルアミノ基、ジ
(p−トリル)アミノ基、N−(1−ナフチル)−N−
フェニルアミノ基、N−(2−ナフチル)−N−フェニ
ルアミノ基、N−(2−フルオレニル)−N−フェニル
アミノ基、1−ピロリル基、1−インドリル基又は9−
カルバゾリル基等が挙げられる。
【0019】上記一般式(2)で示されるハロゲン化含
窒素複素環化合物において、置換基Xはハロゲンを表
す。ハロゲンの具体例としては、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素である。
【0020】本発明の上記一般式(1)で示される含窒
素複素環化合物の具体例としては、以下のものを挙げる
ことができる。即ち、4−(1−ピペラジニル)−1−
(ジメチルアミノ)インドール、4−(1−ピペラジニ
ル)−1−(ジフェニルアミノ)インドール、4−(1
−ピペラジニル)−1−(N−フェニル−N−メチルア
ミノ)インドール、4−(1−ピペラジニル)−1−
{(N−(2−フリル)−N−メチルアミノ}インドー
ル、4−(1−ピペラジニル)−1−{(N−(2−チ
エニル)−N−メチルアミノ}インドール、4−(1−
ピペラジニル)−1−{(N−(4−トリフルオロメチ
ルフェニル)−N−メチルアミノ}インドール、4−
(1−ピペラジニル)−1−(ジメチルアミノ)−2−
フェニルインドール、4−(N−フェニル−N−メチル
アミノ)−1−(ジメチルアミノ)インドール、4−
(N−フェニル−N−メチルアミノ)−1−(ジフェニ
ルアミノ)インドール、4−(ジフェニルアミノ)−1
−(ジフェニルアミノ)インドール、4−{N−(1−
ナフチル)−N−フェニルアミノ}−1−(ジフェニル
アミノ)インドール、4−(1−ピロリル)−1−(ジ
メチルアミノ)インドール、6−(1−ピロリル)−1
−(ジメチルアミノ)インドール、4−(1−インドリ
ル)−1−(ジメチルアミノ)インドール、6−(1−
ピペラジニル)−1−(ジメチルアミノ)インドール、
6−(1−ピロリル)−1−(ジメチルアミノ)インド
ール、4−(1−ホモピペラジニル)−1−(ジメチル
アミノ)インドール、4−(3−メチル−1−ピペラジ
ニル)−1−(ジメチルアミノ)インドール、4−ジ
(p−トリル)アミノ−1−(ジメチルアミノ)インド
ール、6−(9−カルバゾリル)−1−(ジメチルアミ
ノ)インドール、4,6−ビス(ジフェニルアミノ)−
1−(ジメチルアミノ)インドール、1−(ジメチルア
ミノ)−4−クロロインドール、1−(ジフェニルアミ
ノ)−4−クロロインドール、1−(ジメチルアミノ)
−4−クロロ−2−フェニルインドール、1−(ジメチ
ルアミノ)−5−クロロインドール、1−(ジメチルア
ミノ)−6−クロロインドール、1−(ジメチルアミ
ノ)−7−クロロインドール、1−(ジメチルアミノ)
−4−フルオロインドール、1−(ジメチルアミノ)−
4−ブロモインドール、1−(N−フェニル−N−メチ
ルアミノ)−5−クロロインドール、1−(ジメチルア
ミノ)−4−メトキシインドール、1−(ジメチルアミ
ノ)−4−ブトキシインドール、1−(ジメチルアミ
ノ)−4−ニトロインドール、1−(ジメチルアミノ)
−4,5−メチレンジオキシインドール、1−(ジメチ
ルアミノ)−5,6−メチレンジオキシインドール等の
インドール誘導体や、1−(ジメチルアミノ)−5−
(1−ピロリル)−4H−キノリン、1−(ジメチルア
ミノ)−5−(9−カルバゾリル)−2−フェニル−4
H−キノリン、1−(ジメチルアミノ)−7−(1−ピ
ペラジニル)−4H−キノリン、1−(ジメチルアミ
ノ)−6−(1−ピペラジニル)−4H−キノリン、1
−(ジメチルアミノ)−5−(1−ピペラジニル)−4
H−キノリン、1−(ジメチルアミノ)−5−(ジフェ
ニルアミノ)−4H−キノリン、1−(ジメチルアミ
ノ)−5,7−ビス(ジフェニルアミノ)―2−フェニ
ル−4H−キノリン、1−(ジメチルアミノ)−5−ク
ロロ−4H−キノリン、1−(ジメチルアミノ)−5−
ニトロ―4H−キノリン、1−(ジメチルアミノ)−5
−クロロ―2−フェニル−4H−キノリン、1−(ジメ
チルアミノ)−7−クロロ−4H−キノリン、1−(ジ
メチルアミノ)−6−クロロ−4H−キノリン、1−
(ジメチルアミノ)−6,7−メチレンジオキシ−4H
−キノリン等の4H−キノリン誘導体等が例示される。
【0021】また、本発明の上記一般式(2)で示され
るハロゲン化含窒素複素環化合物の具体例としては、以
下のものを挙げることができる。即ち、4−クロロ−1
−(ジメチルアミノ)インドール、4−クロロ−1−
(ジフェニルアミノ)インドール、4−クロロ−1−
(N−フェニル−N−メチルアミノ)インドール、4−
クロロ−1−{(N−(2−フリル)−N−メチルアミ
ノ}インドール、4−クロロ−1−{(N−(2−チエ
ニル)−N−メチルアミノ}インドール、4−クロロ−
1−{(N−(4−トリフルオロメチルフェニル)−N
−メチルアミノ}インドール、4−クロロ−1−(ジメ
チルアミノ)−2−フェニルインドール、4−ブロモ−
1−(ジメチルアミノ)インドール、4−ヨード−1−
(ジフェニルアミノ)インドール、4−フルオロ−1−
(ジフェニルアミノ)インドール、6−クロロ−1−
(ジフェニルアミノ)インドール、5−クロロ−1−
(ジメチルアミノ)インドール、6−ブロモ−1−(ジ
メチルアミノ)インドール、7−クロロ−1−(ジメチ
ルアミノ)インドール、4,6−ジクロロ−1−(ジメ
チルアミノ)インドール、4,6−ジブロモ−1−(ジ
メチルアミノ)インドール等のインドール誘導体や、1
−(ジメチルアミノ)−5−クロロ−4H−キノリン、
1−(ジメチルアミノ)−5−クロロ―2−フェニル−
4H−キノリン、1−(ジメチルアミノ)−7−クロロ
−4H−キノリン、1−(ジメチルアミノ)−6−クロ
ロ−4H−キノリン、1−(ジメチルアミノ)−5−ブ
ロモ−4H−キノリン、1−(ジメチルアミノ)−5−
ヨード−4H−キノリン、1−(ジメチルアミノ)−
5,7−ジクロロ―2−フェニル−4H−キノリン等の
4H−キノリン誘導体等が例示される。
【0022】以下に本発明の一般式(1)で示される含
窒素複素環化合物、及び一般式(2)で示されるハロゲ
ン化含窒素複素環化合物の製造方法について説明する。
なお、本発明の一般式(1)で示される含窒素複素環化
合物、及び一般式(2)で示されるハロゲン化含窒素複
素環化合物の製造方法が以下に示す製造方法に限られる
ものではないことはいうまでもない。
【0023】一般式(2)で示される含窒素複素環化合
物は、例えば、以下のように合成することができる。即
ち、下記一般式(3)
【0024】
【化5】
【0025】(式中、R1及びR2は、それぞれ独立に水
素、アルキル基、フェニル基、置換フェニル基、フリル
基、チエニル基を表し、R3は水素、アリール基を表
し、Xはハロゲンを表し、mは1又は2であり、nは0
又は1を表す。)で示されるヒドラゾン誘導体を、ホス
フィンとパラジウム化合物からなる触媒と塩基の存在
下、分子内環化させることによって合成することができ
る。
【0026】該反応においてはパラジウム化合物とホス
フィンを組み合わせて触媒として反応系に加える。添加
方法は、反応系にそれぞれ単独に加えても、予め錯体の
形に調製して添加してもよい。
【0027】パラジウム化合物としては例えば、塩化パ
ラジウム(II)、臭化パラジウム(II)、酢酸パラ
ジウム(II)、トリス(ジベンジリデンアセトン)二
パラジウム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)
二パラジウムクロロホルム錯体(0)、テトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(0)等を用いるこ
とができる。パラジウム化合物の使用量は、上記一般式
(2)で示される化合物に対し、パラジウム換算で0.
001〜10モル%であり、より好ましくは、パラジウ
ム換算で0.005〜5モル%である。
【0028】ホスフィンの具体例としてはトリ(ターシ
ャリーブチル)ホスフィン、1−(N,N−ジメチルア
ミノメチル)−2−(ジターシャーリーブチルホスフィ
ノ)フェロセン、1−(メトキシメチル)−2−(ジタ
ーシャーリーブチルホスフィノ)フェロセン、1,1’
−ビス(ジターシャーリーブチルホスフィノ)フェロセ
ン、2,2’−ビス(ジターシャーリーブチルホスフィ
ノ)−1,1’−ビナフチル、2−メトキシ−2’−
(ジターシャーリーブチルホスフィノ)−1,1’−ビ
ナフチル、2−(ジターシャリーブチルホスフィノ)ビ
フェニル、2−(ジターシャリーブチルホスフィノ)−
2’−ジメチルアミノビフェニル、2−(ジターシャリ
ーブチルホスフィノ)−2’−ジメチルアミノ−1,
1’−ビナフチル、(ジターシャリーブチルホスフィ
ノ)フェロセン、9,9−ジメチル−4,5−ビス(ジ
ターシャリーブチルホスフィノ)キサンテン等のターシ
ャーリーブチル−リン結合を有するホスフィンである。
ホスフィンの使用量は、パラジウム化合物に対して0.
5〜10倍モルが適当であり、より好ましくはパラジウ
ム化合物に対して0.8〜5倍モルの範囲である。
【0029】使用される塩基としては、炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸リチウム、炭酸ルビジウム、炭酸
セシウム等の炭酸塩、及びターシャリーブトキシリチウ
ム、ターシャリーブトキシナトリウム、ターシャリーブ
トキシカリウム等である。これらの塩基の使用量は、上
記一般式(3)で示される化合物に対してモル比で0.
7〜3.2の範囲であり、より好ましくは0.9〜2.
4の範囲である。
【0030】上記反応は、通常は不活性溶媒下に実施さ
れる。使用できる溶媒としてはベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素溶媒を好ましく用いることが
できる。
【0031】上記反応は、常圧下、窒素、アルゴン等の
不活性ガス雰囲気下に実施されるが、加圧条件下に実施
することもできる。反応温度は20℃〜300℃の範囲
で実施されるが、より好ましくは50℃〜200℃の範
囲である。反応時間は、反応条件、上記一般式(3)で
示される化合物、及びパラジウム化合物等により異なる
が、数分乃至は72時間の範囲から選択すればよい。反
応終了後、常法に従い処理することにより目的とする化
合物を得ることができる。なお、該合成法を下式に示
す。
【0032】
【化6】
【0033】なお、上記一般式(3)で示されるヒドラ
ゾン誘導体において、(X)m中のXは、置換アミノ
基、アルコキシ基又はニトロ基であってもよく、その場
合は、上式の反応により、同様の反応条件下で、上記一
般式(1)で示される含窒素複素環化合物を直接得るこ
とができる。
【0034】上記一般式(2)で示されるハロゲン化含
窒素複素環化合物の原料である上記一般式(3)で示さ
れるヒドラゾン誘導体の合成法の一例を、以下に説明す
る。
【0035】上記一般式(3)で示されるハロゲン化ア
リール基を有するヒドラゾン誘導体の内、nが0である
ものについては、例えば以下のようにして合成すること
ができる。即ち、ベンゼン環の2位にハロゲンであるX
及びベンゼン環上にもうひとつのハロゲンであるXを有
するベンジルハライド(A)をエーテル中、マグネシウ
ムと接触させることにより対応するベンジルグリニャー
ル試薬を調製した後、N,N−ジメチルカルボン酸アミ
ド(R3CONMe2)と反応させる。生成物の置換基を
有するベンジルケトン又はベンジルアルデヒド(R3
H)(B)とヒドラジン化合物(R12NNH2)をト
ルエン中、反応せしめることで、本発明の製造法の原料
であるnが0であるヒドラゾン誘導体(3)を合成する
ことができる。2,6−ジクロロベンジルクロライド、
2,4−ジクロロベンジルクロライド、及び2,5−ジ
クロロベンジルクロライド等の各種のハロゲン置換され
たベンジルハライド(A)は市販されており、容易に入
手することが可能である。また、ジクロロトルエン類も
入手容易であり、側鎖メチル基は常法により塩素化ある
いは臭素化せしめてハロゲン置換されたベンジルハライ
ド(A)とすることもできる。このように該製法の原料
となるヒドラゾン誘導体は、入手容易な化合物から合成
することができるものである。該合成法によるヒドラゾ
ン誘導体の収率は、ハロゲン置換されたベンジルハライ
ド(A)から通算して50〜60%である。なお、該合
成法を下式に示す。
【0036】
【化7】
【0037】また、一般式(3)で示されるハロゲン化
アリール基を有するヒドラゾン誘導体の内、nが1であ
るものについては、例えば、以下のようにして合成する
ことができる。即ち、アセトアルデヒドあるいはアリー
ルメチルケトンのN−シクロヘキシルイミン(A)とリ
チウムジイソプロピルアミド(LDA)から調製したリ
チオムエナミドと、ベンゼン環の2位にハロゲンである
X及びベンゼン環上にもうひとつのハロゲンであるXを
有するベンジルハライド(B)とTHF中反応せしめる
ことにより、対応する置換基を有するカルボニル化合物
(C)を得ることができる。該N−シクロヘキシルイミ
ン(A)及びその対応するリチオムエナミドの発生につ
いては、文献記載の方法[Organic Synth
eses,Collective Volume V
I,(1988),p.901−904]に従って実施
することもできる。化合物(C)とヒドラジン化合物
(R12NNH2)をトルエン中反応せしめることで、
該製造法の原料であるnが1であるヒドラゾン誘導体
(2)を合成することができる。該合成法によるヒドラ
ゾン誘導体の収率は、ハロゲン置換されたベンジルハラ
イド(B)から通算して50〜70%である。なお、該
合成法を下式に示す。
【0038】
【化8】
【0039】一方、上記一般式(1)で示される含窒素
複素環化合物は、例えば、以下のように合成することが
できる。即ち、上記一般式(2)で示されるハロゲン化
含窒素複素環化合物を原料に用い、ホスフィンとパラジ
ウム化合物を触媒として用い、アミン及び塩基の存在
下、反応させることによって合成することができる。ア
ミンとしては、ピペラジン、1−メチルピペラジン、2
−メチルピペラジン、ホモピペラジン、N−フェニル−
N−メチルアミン、ジフェニルアミン、ジ(p−トリ
ル)アミン、N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミ
ン、N−(2−ナフチル)−N−フェニルアミン、N−
(2−フルオレニル)−N−フェニルアミン、ピロー
ル、、インドール、カルバゾール等が挙げられる。これ
らのアミンの使用量は、上記一般式(2)で示される化
合物に対してモル比で0.7〜6.0、好ましくは0.
7〜3.2の範囲である。該反応で用いる触媒、塩基、
及び反応条件については、前述のR4がハロゲンである
含窒素複素環化合物の合成の場合と同様の化合物及び条
件を使用することができる。なお、該合成法を以下に示
す。
【0040】
【化9】
【0041】また、上記一般式(1)で示される含窒素
複素環化合物は、例えば、以下のように合成することも
できる。即ち、上記一般式(3)で示されるヒドラゾン
誘導体を、ホスフィンとパラジウム化合物を触媒として
用い、アミン及び塩基の存在下、反応させることによっ
て合成することができる。
【0042】アミンとしては、ピペラジン、1−メチル
ピペラジン、2−メチルピペラジン、ホモピペラジン、
N−フェニル−N−メチルアミン、ジフェニルアミン、
ジ(p−トリル)アミン、N−(1−ナフチル)−N−
フェニルアミン、N−(2−ナフチル)−N−フェニル
アミン、N−(2−フルオレニル)−N−フェニルアミ
ン、ピロール、インドール、カルバゾール等が挙げられ
る。これらアミンの使用量は、上記一般式(3)で示さ
れる化合物に対してモル比で0.7〜6.0、好ましく
は0.7〜3.2の範囲である。
【0043】該反応で用いる触媒、塩基、及び反応条件
については、前述のR4がハロゲンである含窒素複素環
化合物(2)の合成の場合と同様の化合物及び条件を使
用することができる。該合成法を以下に示す。
【0044】
【化10】
【0045】
【発明の効果】本発明の含窒素複素環化合物は、インド
ール環の4位にも置換基を有する新規化合物であり、医
農薬原料及び電子材料原料等として極めて有用な化合物
である。
【0046】また、本発明の方法によれば、入手容易な
ハロゲン化アリール基を有するヒドラゾン誘導体を原料
に用い、パラジウム化合物とホスフィンからなる触媒を
用いることにより合成することが可能な中間体から簡便
な製造方法により、本発明の含窒素複素環化合物を合成
することができるため、工業上極めて有用である。
【0047】さらに、本発明の1位がアミノ置換された
含窒素複素環化合物は、その窒素−窒素結合は還元的に
容易に切断することができるので、1位が水素である化
合物の原料としても有用である。
【0048】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
【0049】参考例1 (2,6−ジクロロフェニルアセトアルデヒド N,N
−ジメチルヒドラゾンの合成)温度計、滴下ロート、3
方コック、及びメカニカルスターラーを備えた200m
lの三口フラスコを窒素置換し、マグネシウム1.85
g(76mmol)及びジエチルエーテル30mlを加
えた。滴下ロートに2,6−ジクロロベンジルクロライ
ド(東京化成品)13.5g(69mmol)及びジエ
チルエーテル40mlからなる溶液を加え、反応系内の
温度が30℃前後になるように滴下した。30分間室温
で熟成後、氷冷し、N,N−ジメチルホルムアミド6g
(82mmol)を滴下した。室温で1時間熟成後、氷
冷し、3N塩酸50mlを投入した。分相し、ジエチル
エーテルで抽出し、合わせた有機相を無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥した。濾過、濃縮後、得られた残渣にメチルタ
ーシャーリーブチルエーテル5mlを添加し、加熱溶解
させた。室温まで冷却後、析出した結晶を濾過し、2,
6−ジクロロフェニルアセトアルデヒドの結晶8.1g
(43mmol)を得た。収率62%。
【0050】30mlの一口フラスコに1.0gのモレ
キュラーシーブ4Aを加え、窒素置換した。上記で得ら
れた2,6−ジクロロフェニルアセトアルデヒド1.0
1g(5.3mmol)を加え、トルエン4mlに溶解
させた。氷冷し、N,N−ジメチルヒドラジン351m
g(5.8mmol)を投入した。室温で3時間攪拌
後、濾過し濾液を減圧下、濃縮した。残渣を2mmHg
の減圧下蒸留し、2,6−ジクロロフェニルアセトアル
デヒド N,N−ジメチルヒドラゾン1.14g(4.
9mmol)を得た。収率93%。
【0051】参考例2 (3−(2,6−ジクロロフェニル)プロピオンアルデ
ヒド N,N−ジメチルヒドラゾンの合成)Organ
ic Syntheses(Collective V
olumeVI,1988年,901−904頁)の方
法に従って、アセトアルデヒドN−シクロヘキシルイミ
ン(N−エチリデンシクロヘキシルアミン)6.9g
(52.6mmol)の調製及びリチウムジイソプロピ
ルアミドとの反応を実施した。
【0052】一方、温度計、3方コック、及びマグネチ
ックスターラーを備えた100mlの三口フラスコを窒
素置換し、2,6−ジクロロベンジルクロライド(東京
化成品)10.2g(52.2mmol)及びテトラヒ
ドロフラン25mlを加えた。この溶液に上記で合成し
たリチウム塩化合物を、反応系内の温度が15〜20℃
に保たれるように滴下した。2時間室温で熟成後、氷冷
し3N塩酸を投入し、反応を終了させた。ジエチルエー
テルで抽出し、有機相を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。濾過、濃縮後、得られた残渣に10gのモレキュラ
ーシーブ4Aを加え、窒素置換した。トルエン10ml
に溶解後、氷冷し、N,N−ジメチルヒドラジン3.4
5g(57.4mmol)を投入した。室温で3時間攪
拌後、濾過し濾液を減圧下、濃縮した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(溶媒;ヘキサン:酢酸エ
チル=20:1)で精製し、3−(2,6−ジクロロフ
ェニル)プロピオンアルデヒド N,N−ジメチルヒド
ラゾン7.42g(30.3mmol)を得た。収率5
8%(2,6−ジクロロベンジルクロライド基準)。
【0053】実施例1 温度計、3方コック、マグネチックスターラーを備えた
30mlの三口フラスコを窒素置換し、トリス(ジベン
ジリデンアセトン)二パラジウム(0)(ストレム製、
31.5mg,パラジウムとして0.069mmol,
基質2,6−ジクロロフェニルアセトアルデヒド N,
N−ジメチルヒドラゾンに対して3.0mol%)、タ
ーシャリーブトキシナトリウム264mg(2.74m
mol)、o−キシレン5ml、1−(N,N−ジメチ
ルアミノメチル)−2−(ジターシャーリーブチルホス
フィノ)フェロセン40.1mg(0.104mmo
l)、2,6−ジクロロフェニルアセトアルデヒド
N,N−ジメチルヒドラゾン529mg(2.29mm
ol)をこの順番に加えた。120℃まで昇温した後、
その温度で8時間撹拌した。室温まで冷却後、水10m
lを添加し、ジエチルエーテルで抽出した。無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、濃縮した。残渣をアルミナカラムク
ロマトグラフィーで精製し(溶媒;ヘキサン:ジエチル
エーテル=80:1)、目的物の4−クロロ−1−(ジ
メチルアミノ)インドールを156mg(0.80mm
ol)得た。収率35%、GC純度99%。
【0054】1H NMR(400MHz,CDCl3
TMS):δ=2.89(s,6H), 6.58
(d,J=3.4Hz,1H), 7.05−7.18
(m,2H), 7.43(d,J=3.4Hz,1
H), 7.45(d,J=7.4Hz,1H).13 C NMR(100MHz,CDCl3,TMS)δ
=47.00, 47.48, 99.07, 10
8.55, 119.40, 121.83,122.
45, 123.99, 126.04, 135.8
2。
【0055】実施例2 2,6−ジクロロフェニルアセトアルデヒド N,N−
ジメチルヒドラゾンの代わりに、実施例1で合成した4
−クロロ−1−(ジメチルアミノ)インドールを基質に
用い、パラジウムを基質に対して1.0mol%用い、
ピペラジンを基質に対して4当量用いた以外は、実施例
1と同様な操作を繰り返した。但し、アルミナカラムク
ロマトグラフィーの溶媒は酢酸エチル:メタノール=1
0:1〜5:1を用いた。4−(1−ピペラジニル)−
1−(ジメチルアミノ)インドールを収率95%で得
た。
【0056】1H NMR(400MHz,CDCl3
TMS):δ=1.75(brs,NH), 2.88
(s,6H), 3.09(t,J=4.7Hz,4
H), 3.19(t,J=4.7Hz,4H),
6.48(d,J=3.4Hz,1H), 6.57
(d,J=7.4Hz,1H), 7.13(t,J=
7.4Hz,1H), 7.23(d,J=8.7H
z,1H), 7.33(d,J=4.0Hz,1
H).13 C NMR(100MHz,CDCl3,TMS)δ
=46.48, 47.32, 51.50, 52.
15, 52.85, 53.40, 99.19,
104.64, 106.54, 118.72, 1
19.57,122.42, 136.07, 14
6.05。
【0057】実施例3 2,6−ジクロロフェニルアセトアルデヒド N,N−
ジメチルヒドラゾンの代わりに、3−(2,6−ジクロ
ロフェニル)プロピオンアルデヒド N,N−ジメチル
ヒドラゾンを用い、ターシャリーブトキシナトリウムの
代わりに炭酸セシウムを用い、120℃で8時間反応さ
せた以外は、実施例1と同様な操作を繰り返した。5−
クロロ−1−(ジメチルアミノ)−4H−キノリンを収
率35%で得た。
【0058】1H NMR(400MHz,CDCl3
TMS):δ=2.67(s,6H), 2.85−
2.94(m,2H), 3.02−3.08(m,2
H), 7.19(t,J=7.4Hz,1H),
7.31(d,J=6.7Hz,1H), 7.63
(d,J=7.4Hz,1H).13 C NMR(100MHz,CDCl3,TMS)δ
=28.12, 28.50, 46.24, 46.
84, 47.61, 120.03, 129.1
6, 130.74, 140.93, 145.8
0, 166.88。
【0059】実施例4 2,6−ジクロロフェニルアセトアルデヒド N,N−
ジメチルヒドラゾンの代わりに2−クロロ−4−フルオ
ロフェニルアセトアルデヒド N,N−ジメチルヒドラ
ゾンを用いた以外は実施例1と同様な操作を繰り返し
た。6−フルオロ−1−(ジメチルアミノ)インドール
の収率は74%であった。
【0060】1H NMR(400MHz, CDC
3, TMS): δ= 2.88(s,6H),
6.45(d,J=3.3Hz, 1H), 6.84
(dt,J=2.2Hz,8.4Hz,1H), 7.
21(dd,J=2.2Hz,9.8Hz,1H),
7.36(d,J=3.6Hz,1H), 7.46
(dd,J=8.4Hz,5.1Hz,1H)。
【0061】実施例5 2,6−ジクロロフェニルアセトアルデヒド N,N−
ジメチルヒドラゾンの代わりに2−クロロ−4,5−メ
チレンジオキシフェニルアセトアルデヒド N,N−ジ
メチルヒドラゾンを用いた以外は実施例1と同様な操作
を繰り返した。5,6−メチレンジオキシ−1−(ジメ
チルアミノ)インドールの収率は30%であった。
【0062】1H NMR(400MHz, CDC
3, TMS): δ= 2.87(s,6H),
5.92(s,2H),6.35(d,J=3.3H
z, 1H), 6.94(s,1H), 7.02
(s,1H), 7.26(d,J=3.3Hz,1
H)。
【0063】実施例6 温度計、3方コック、マグネチックスターラーを備えた
30mlの三口フラスコを窒素置換し、ピペラジン52
1mg(6.0mmol)、トリス(ジベンジリデンア
セトン)二パラジウム(0)(ストレム製、21.2m
g,パラジウムとして0.046mmol,基質2,6
−ジクロロフェニルアセトアルデヒドN,N−ジメチル
ヒドラゾンに対して3.0mol%)、ターシャリーブ
トキシナトリウム331mg(3.44mmol)、o
−キシレン5ml、1−(N,N−ジメチルアミノメチ
ル)−2−(ジターシャーリーブチルホスフィノ)フェ
ロセン26.7mg(0.069mmol)、及び2,
6−ジクロロフェニルアセトアルデヒド N,N−ジメ
チルヒドラゾン350mg(1.51mmol)を、こ
の順番に加えた。120℃まで昇温した後、その温度で
20時間撹拌した。室温まで冷却後、水10mlを添加
し、ジエチルエーテルで抽出した。無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、濃縮した。残渣をアルミナカラムクロマトグ
ラフィーで精製し(溶媒;酢酸エチル:メタノール=
5:1)、目的物の4−(1−ピペラジニル)−1−
(ジメチルアミノ)インドールを111mg(0.45
mmol)得た。収率30%。
【0064】1H NMR(400MHz, CDC
3, TMS)は実施例2で得られたものと同一であっ
た。
【0065】実施例7 2,6−ジクロロフェニルアセトアルデヒド N,N−
ジメチルヒドラゾンの代わりに、2,6−ジクロロフェ
ニルアセトアルデヒド N−フェニル−N−メチルヒド
ラゾンを用いた以外は、実施例6と同様な操作を繰り返
した。4−(1−ピペラジニル)−1−(N−フェニル
−N−メチルアミノ)インドールの収率は32%であっ
た。
【0066】1H NMR(400MHz, CDC
3, TMS): δ= 2.88−2.95(m,4
H), 3.04−3.10(m,4H), 3.20
(s,3H), 6.84(t,J=7.3Hz,1
H), 7.00(t,J=5.8Hz,1H),
7.03(t,J=4.8Hz,1H), 7.14−
7.28(m,7H)。
【0067】実施例8 ピペラジンの代わりに、N−メチルアニリン(194m
g,1.81mmol)を用いた以外は、実施例6と同
様な操作を繰り返した。4−(N−フェニル−N−メチ
ルアミノ)−1−(ジメチルアミノ)インドールの収率
は34%であった。
【0068】1H NMR(400MHz, CDC
3, TMS): δ= 2.91(s,6H),
3.41(s,3H), 6.10(d,J=3.3H
z,1H), 6.77(t,J=7.3Hz,1
H), 6.81(d,J=7.7Hz,2H),
6.91(dd,J=7.3Hz,1.1Hz,1
H),7.15−7.22(m,3H),7.27
(d,J=3.6Hz,1H),7.38(d,J=
8.0Hz,1H)。
【0069】実施例9 2,6−ジクロロフェニルアセトアルデヒド N,N−
ジメチルヒドラゾンの代わりに2,4−ジクロロフェニ
ルアセトアルデヒド N,N−ジメチルヒドラゾンを用
い、1−(N,N−ジメチルアミノメチル)−2−(ジ
ターシャーリーブチルホスフィノ)フェロセンの代わり
に、トリ(ターシャリーブチル)ホスフィンを用い、ピ
ペラジンの代わりにピロール(154mg,2.30m
mol)を用い、ターシャリーブトキシナトリウムの代
わりに炭酸ルビジウムを用いた以外は、実施例6と同様
な操作を繰り返した。6−(1−ピロリル)−1−(ジ
メチルアミノ)インドールの収率は21%であった。
【0070】1H NMR(400MHz, CDC
3, TMS): δ= 2.94(s,6H),
6.35(t,J=2.2Hz, 2H), 6.51
(d,J=3.6Hz,1H), 7.16(t,J=
2.2Hz,2H), 7.18(dd,J=8.4H
z,1.8Hz,1H), 7.44(d,J=3.3
Hz,1H), 7.59(d,J=8.1Hz,1
H), 7.58(d,J=1.8Hz,1H)。
【0071】実施例10 2,4−ジクロロフェニルアセトアルデヒド N,N−
ジメチルヒドラゾンの代わりに2,6−ジクロロフェニ
ルアセトアルデヒド N,N−ジメチルヒドラゾンを用
い、トリス(ジベンジリデンアセトン)二パラジウムを
34.8mg(パラジウムとして基質に対して5.0m
ol%)用いた以外は実施例9と同様な操作を繰り返し
た。4−(1−ピロリル)−1−(ジメチルアミノ)イ
ンドールの収率は54%であった。
【0072】1H NMR(400MHz, CDC
3, TMS): δ= 2.94(s,6H),
6.38(t,J=2.2Hz, 2H), 6.65
(d,J=3.3Hz,1H), 7.07(d,J=
7.3Hz,1H), 7.17(t,J=2.2H
z,2H), 7.25(t,J=7.3Hz,1
H),7.45(d,J=3.3Hz,1H), 7.
51(d,J=7.3Hz,1H)。
【0073】実施例11 2,4−ジクロロフェニルアセトアルデヒド N,N−
ジメチルヒドラゾンの代わりに2,6−ジクロロフェニ
ルアセトアルデヒド N,N−ジメチルヒドラゾンを用
い、ピロールの代わりにインドール(212mg,1.
81mmol)を用い、トリス(ジベンジルデンアセト
ン)二パラジウムを34.8mg(パラジウムとして基
質に対して5.0mol%)用いた以外は実施例9と同
様な操作を繰り返した。4−(1−インドリル)−1−
(ジメチルアミノ)インドールの収率は40%であっ
た。
【0074】1H NMR(400MHz, CDC
3, TMS): δ= 2.96(s,6H),
6.36(d,J=3.3Hz, 1H), 6.71
(d,J=3.3Hz,1H), 7.12−7.19
(m,2H),7.21(d,J=7.3Hz,1
H), 7.32(t,J=7.7Hz,1H),
7.42(d,J=3.3Hz,1H), 7.43−
7.46(m,1H),7.48(d,J=3.3H
z,1H), 7.60(d,J=8.4Hz,1
H),7.68−7.73(m,1H)。
【0075】なお、実施例1〜実施例11の基質及び生
成物を表1及び表2に示した。
【0076】
【表1】
【0077】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/24 A61P 25/24 25/28 25/28 C07D 215/58 C07D 215/58 403/04 403/04 491/056 491/056 Fターム(参考) 4C031 QA08 4C063 AA01 BB02 CC06 DD04 EE01 EE03 4C086 AA03 AA04 BC13 BC28 BC50 CB22 GA07 GA12 NA14 ZA12 ZA15 4C204 BB01 BB02 BB05 CB03 DB01 EB01 FB35 GB24 GB32

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 (式中、R1及びR2は各々独立して水素、アルキル基、
    フェニル基、置換フェニル基、フリル基又はチエニル基
    を表し、R3は水素又はアリール基を表し、R4は置換ア
    ミノ基、アルコキシ基、ニトロ基又はハロゲンを表し、
    mは1又は2であり、nは0又は1を表す。)で示され
    る含窒素複素環化合物。
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、R4が置換アミ
    ノ基を表すことを特徴とする請求項1に記載の含窒素複
    素環化合物。
  3. 【請求項3】 一般式(1)において、R4が、1−ピ
    ペラジニル基、4−アルキル−1−ピペラジニル基、3
    −メチル−1−ピペラジニル基、1−ホモピペラジニル
    基、N−フェニル−N−メチルアミノ基、ジアリールア
    ミノ基、1−ピロリル基、1−インドリル基又は9−カ
    ルバゾリル基であることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の含窒素複素環化合物。
  4. 【請求項4】 一般式(1)において、R1及びR2が各
    々独立してアルキル基を表すことを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載の含窒素複素環化合物。
  5. 【請求項5】 一般式(1)において、R1及びR2が各
    々独立してフェニル基又は置換フェニル基を表すことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の含
    窒素複素環化合物。
  6. 【請求項6】 一般式(1)においてmが1であること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    含窒素複素環化合物。
  7. 【請求項7】 一般式(1)において、n=0であり、
    かつR4が4位であることを特徴とする請求項6に記載
    の含窒素複素環化合物。
  8. 【請求項8】 一般式(1)において、n=1であり、
    かつR4が5位であることを特徴とする請求項6に記載
    の含窒素複素環化合物。
  9. 【請求項9】 下記一般式(2) 【化2】 (式中、R1及びR2は各々独立して水素、アルキル基、
    フェニル基、置換フェニル基、フリル基又はチエニル基
    を表し、R3は水素又はアリール基を表し、Xはハロゲ
    ンを表し、mは1又は2であり、nは0又は1を表
    す。)で示されるハロゲン化含窒素複素環化合物。
  10. 【請求項10】 一般式(2)においてmが1であるこ
    とを特徴とする請求項9に記載のハロゲン化含窒素複素
    環化合物。
  11. 【請求項11】 ホスフィン類とパラジウム化合物を触
    媒として用い、塩基の存在下、請求項9又は請求項10
    に記載のハロゲン化含窒素複素環化合物をアミンと反応
    させることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれ
    かに記載の含窒素複素環化合物の製造方法。
  12. 【請求項12】 アミンが、ピペラジン、1−メチルピ
    ペラジン、2−メチルピペラジン、ホモピペラジン、N
    −フェニル−N−メチルアミン、ジフェニルアミン、ジ
    (p−トリル)アミン、N−(1−ナフチル)−N−フ
    ェニルアミン、N−(2−ナフチル)−N−フェニルア
    ミン、N−(2−フルオレニル)−N−フェニルアミ
    ン、ピロール、インドール及びカルバゾールからなる群
    より選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする
    請求項11に記載の製造方法。
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