JP2000322282A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JP2000322282A
JP2000322282A JP11132685A JP13268599A JP2000322282A JP 2000322282 A JP2000322282 A JP 2000322282A JP 11132685 A JP11132685 A JP 11132685A JP 13268599 A JP13268599 A JP 13268599A JP 2000322282 A JP2000322282 A JP 2000322282A
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Takashi Uchiumi
崇 内海
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    • G06F11/22—Detection or location of defective computer hardware by testing during standby operation or during idle time, e.g. start-up testing
    • G06F11/26—Functional testing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵ROMに評価プログラムが書き込めない
場合でも、ICEによる評価プログラムの実行処理が簡
単な操作で行える、記憶部内蔵のマイクロコンピュータ
を得る。 【解決手段】 デバッグ回路2は通常モード/RAM起
動モードを指示する制御信号S1に応じてリセットベク
トルV1/V2の生成を指示するリセットベクトル選択
信号S2を出力し、リセット回路3はリセット解除後に
リセットベクトル選択信号S2の指示によって、起動ア
ドレスA1/A2を指示するリセットベクトルV1/V
2を生成する。ICE1からデバッグ回路2を通じて、
RAM領域5に評価プログラム(開始アドレス=起動ア
ドレスA2)を登録した後、RAM起動モードを指示す
る制御信号S1をデバッグ回路2に与え、リセット解除
後にRAM領域5上の起動アドレスA2から評価プログ
ラムが実行されるように設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデバッグ回路を内
蔵したマイクロコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のROM内蔵マイクロコンピ
ュータのメモリ配置を示す説明図である。同図に示すよ
うに、メモリ領域はRAM領域5と内蔵ROM領域6と
からなり、内蔵ROM領域6上に起動アドレスA1が割
り当てられている。なお、内蔵ROMとしてフラッシュ
メモリあるいはマスクROMが考えられる。起動アドレ
スA1はリセット解除後のリセット解除時実行プログラ
ムの開始アドレスである。
【0003】リセット回路53はリセット解除後に起動
アドレスA1を指示するリセットベクトルV1を生成す
る。
【0004】このような構成の従来のROM内蔵マイク
ロコンピュータは、リセット解除後にリセット回路53
からリセットベクトルV1が生成されることにより、内
蔵ROM領域6上の起動アドレスA1からリセット解除
時実行プログラムを実行していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の従来のRO
M内蔵マイクロコンピュータを含むシステムをICE
(In Circut Emulator)によって評価する場合を考
える。
【0006】内蔵されたROMがフラッシュメモリの場
合、ICEからデバッグ回路を通じて、フラッシュメモ
リの内蔵ROM領域6に評価プログラム(開始アドレス
=起動アドレスA1)を登録し、リセット解除後に内蔵
ROM領域6上の起動アドレスA1から評価プログラム
が実行されるようにしていた。
【0007】しかしながら、何らかの理由でフラッシュ
メモリに書き込みが行えない場合、ICEの制御下で以
下の操作が必要であった。
【0008】まず、デバッグ回路を介してマイクロコン
ピュータのRAM領域5に評価プログラムを登録した
後、マイクロコンピュータを通常モードにして、ICE
の制御下で内蔵RAM上の評価プログラムの開始アドレ
スからの処理をマイクロコンピュータに実行させるとい
うデバッグ割込み処理を行う必要があった。このよう
に、ICEの制御下で強制的に評価プログラムを実行さ
せるという、ICEによる一連の操作は非常に煩雑であ
った。
【0009】また、内蔵されたROMがマスクROMの
場合、マスクROMには書き込みが行えないため、フラ
ッシュメモリに書き込みが行えない場合と同様、上記し
たICEによる一連の操作が必要であった。
【0010】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、内蔵した記憶部の限られた領域にしか評
価プログラムが書き込めない場合でも、ICE等の外部
評価装置による評価プログラムの実行処理が簡単な操作
で行える、記憶部内蔵のマイクロコンピュータを得るこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載のマイクロコンピュータは、外部評価装置からの評
価プログラムの登録が可能な記憶部を内蔵しており、C
PUと、前記外部評価装置からの前記評価プログラムの
前記記憶部への登録の支援動作、及び前記評価プログラ
ム実行時の支援動作を行うデバッグ回路とを備え、前記
デバッグ回路は、前記外部評価装置の制御下で前記評価
プログラム実行用アドレスを指示するリセットベクトル
選択信号を生成することが可能であり、リセット動作実
行後のリセット解除時にリセットベクトルを生成し、前
記リセットベクトルに基づき前記記憶部上に登録された
リセット解除時実行プログラムを前記CPUに実行させ
るリセット回路をさらに備え、前記リセット回路は、前
記リセットベクトル選択信号に基づき前記リセットベク
トルを決定する。
【0012】また、請求項2記載のマイクロコンピュー
タにおいて、前記評価プログラム実行用アドレスは前記
評価プログラムの開始アドレスを含み、前記リセット回
路は、前記リセットベクトル選択信号が前記評価プログ
ラムの開始アドレスを指示する場合、当該開始アドレス
からの起動を指示する前記リセットベクトルを生成し
て、前記リセット解除時プログラムとして前記評価プロ
グラムを前記CPUに実行させている。
【0013】請求項3記載のマイクロコンピュータにお
いて、前記記憶部は割り込みアドレスが格納可能な割り
込みレジスタを含み、前記評価プログラム実行用アドレ
スは前記割り込みレジスタのアドレスを含み、前記デバ
ッグ回路は、前記外部評価装置の制御下で前記評価プロ
グラムの開始アドレスを前記割り込みアドレスとして前
記割り込みレジスタに格納可能であり、前記リセット回
路は、前記リセットベクトル選択信号が前記割り込みレ
ジスタのアドレスを指示する場合、前記割り込みアドレ
スから始まる割り込み処理を指示するリセットベクトル
を生成して、前記リセット解除時プログラムとして前記
評価プログラムを前記CPUに実行させている。
【0014】請求項4記載のマイクロコンピュータにお
いて、前記リセットベクトル選択信号は前記記憶部上の
全アドレスが指定可能なリセットアドレス選択信号を含
んでいる。
【0015】請求項5記載のマイクロコンピュータにお
いて、前記リセットアドレス選択信号は複数の信号線を
介して前記リセット回路に伝播され、前記複数の信号線
は3値以上が認識可能な多値情報の伝播が可能であり、
前記リセット回路は、前記複数の信号線それぞれの多値
情報が判定可能な多値判定回路を含んでいる。
【0016】請求項6記載のマイクロコンピュータは、
前記デバッグ回路と前記リセット回路との間に介挿さ
れ、前記リセットベクトル選択信号が所定の条件を満足
して前記評価プログラムの開始アドレスを指示する場合
のみ、前記リセットベクトル選択信号による前記評価プ
ログラム実行用アドレスの指示を有効にするフェイルセ
ーフ回路をさらに備えている。
【0017】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1はこの発明
の実施の形態1であるマイクロコンピュータの構成を示
す説明図である。同図に示すように、マイクロコンピュ
ータ11内のデバッグ回路2はICE1に接続され、I
CE1から制御信号S1を受ける。
【0018】デバッグ回路2は通常モード/RAM起動
モードを指示する制御信号S1に応じてリセットベクト
ルV1/V2の生成を指示するリセットベクトル選択信
号S2をリセット回路3に出力する。また、デバッグ回
路2は、ICE1からの評価プログラム登録動作の支援
する処理や、ICE1の制御下でエミュレーション実行
時にマイクロコンピュータ11の内部状態を検知し、エ
ミュレーションの実行を支援するデバッグ処理も行う。
【0019】リセット回路3リセット動作実行後のリセ
ット解除後にリセットベクトル選択信号S2の指示によ
って、起動アドレスA1を指示するリセットベクトルV
1あるいは起動アドレスA2を指示するリセットベクト
ルV2を生成する。
【0020】マイクロコンピュータ11内のメモリはR
AM領域5及び内蔵ROM領域6からなり、内蔵ROM
領域6に起動アドレスA1が割り当てられるとともに、
RAM領域5に起動アドレスA2が割り当てられる。な
お、内蔵ROMとして、フラッシュメモリあるいはマス
クROMが考えられる。
【0021】CPU10は、リセット解除時にリセット
回路3のリセットベクトルに基づき、RAM領域5ある
いは内蔵ROM領域6に登録されたリセット解除時プロ
グラムを実行する。
【0022】このような構成の実施の形態1のマイクロ
コンピュータ11を含むシステムをICE1によって評
価する場合を考える。
【0023】通常時で、マイクロコンピュータ11に内
蔵されたROMがフラッシュメモリの場合、ICE1か
らデバッグ回路2を通じて、フラッシュメモリの内蔵R
OM領域6に評価プログラム(プログラム開始アドレス
=起動アドレスA1)を登録した後、通常モードを指示
する制御信号S1をデバッグ回路2に与え、リセット解
除後に内蔵ROM領域6上の起動アドレスA1から評価
プログラムが実行されるようにする。
【0024】何らかの理由でフラッシュメモリに書き込
みが行えない異常時は、ICE1からデバッグ回路2を
通じて、RAM領域5に評価プログラム(開始アドレス
=起動アドレスA2)を登録した後、RAM起動モード
を指示する制御信号S1をデバッグ回路2に与え、リセ
ット解除後にRAM領域5上の起動アドレスA2から評
価プログラムが実行されるようにする。
【0025】また、内蔵されたROMがマスクROMの
場合、マスクROMには書き込みが行えないため、フラ
ッシュメモリに書き込みが行えない異常時と同様な操作
でリセット解除後にRAM領域5上の起動アドレスA2
から評価プログラムが実行されるようにすることができ
る。
【0026】このように、実施の形態1のマイクロコン
ピュータ11は、マイクロコンピュータ11を通常時
(ROM起動)と異常(RAM起動)時とで、ICE1
から同様な操作でマイクロコンピュータ11に評価プロ
グラムを実行させることができる。
【0027】その結果、実施の形態1のマイクロコンピ
ュータは、内蔵したROMに評価プログラムが書き込め
ない場合でも、ICEによるRAM領域5に登録した評
価プログラムの実行処理を簡単な操作で行うことができ
るという効果を奏する。
【0028】<実施の形態2>図2はこの発明の実施の
形態2であるマイクロコンピュータの構成を示す説明図
である。同図に示すように、マイクロコンピュータ12
内のデバッグ回路22はICE1に接続され、ICE1
から制御信号S1を受ける。
【0029】デバッグ回路22は通常モード/割り込み
起動モードを指示する制御信号S1に応じて、リセット
ベクトルV1/V3の生成を指示するリセットベクトル
選択信号S22をリセット回路23に出力する。デバッ
グ回路22は実施の形態1のデバッグ回路2と同様な評
価プログラム登録支援処理やデバッグ処理も行う。
【0030】リセット回路23はリセット解除後にリセ
ットベクトル選択信号S22の指示によって、起動アド
レスA1を指示するリセットベクトルV1あるいは割込
みレジスタ領域7のアドレスを指示するリセットベクト
ルV3を生成する。
【0031】マイクロコンピュータ12内のメモリはR
AM領域5、内蔵ROM領域6及び割込みレジスタ領域
7からなり、内蔵ROM領域6に起動アドレスA1が割
り当てられる。なお、内蔵ROMとして、フラッシュメ
モリあるいはマスクROMが考えられる。
【0032】CPU10は、リセット解除時にリセット
回路23のリセットベクトルに基づき、RAM領域5あ
るいは内蔵ROM領域6に登録されたリセット解除時プ
ログラムあるいは割込みレジスタ領域7に格納された割
り込みアドレスから始まる割り込み処理によるリセット
解除時プログラムを実行する。
【0033】このような構成の実施の形態2のマイクロ
コンピュータ12を含むシステムをICE1によって評
価する場合を考える。
【0034】通常時は、実施の形態1のマイクロコンピ
ュータ11と同様の操作を行い、リセット解除後に内蔵
ROM領域6上の起動アドレスA1から評価プログラム
が実行されるようにする。
【0035】一方、フラッシュメモリの内蔵ROM領域
6の一部しか書き込み可能領域(起動アドレスA1を除
く)が行えない異常時では、ICE1からデバッグ回路
22を通じて、内蔵ROM領域6の書き込み可能領域に
評価プログラムを登録するとともに、割込みレジスタ領
域7の割り込みアドレスとして評価プログラムの開始ア
ドレスを登録した後、割り込み起動モードを指示する制
御信号S1をデバッグ回路22に与え、リセット解除後
に割り込み処理を実行させることにより、割込みレジス
タ領域7に格納された割り込みアドレス(評価プログラ
ムの開始アドレス)から評価プログラムが実行されるよ
うにする。なお、上記した方法で、RAM領域5に評価
プログラムを登録するようにすることもできる。
【0036】このように、実施の形態2のマイクロコン
ピュータは、割込みレジスタ領域7への評価プログラム
の開始アドレスの登録操作を除いて、通常時と異常(割
り込み起動)時とで同様な操作でマイクロコンピュータ
12に評価プログラムを実行させることができる。
【0037】その結果、実施の形態2のマイクロコンピ
ュータは、内蔵したROMの一部にしか評価プログラム
が書き込めない場合でも、ICEによる評価プログラム
の実行処理を簡単な操作で行うことができるという効果
を奏する。
【0038】<実施の形態3>図3はこの発明の実施の
形態3であるマイクロコンピュータの構成を示す説明図
である。同図に示すように、マイクロコンピュータ13
内のデバッグ回路32はICE1に接続され、ICE1
から制御信号S1を受ける。
【0039】デバッグ回路32は制御信号S1に基づ
き、制御信号S1の指示するアドレスを指定するリセッ
トアドレス選択信号S32をリセット回路33に出力す
る。リセットアドレス選択信号S32は、RAM領域5
及び内蔵ROM領域6の全アドレスにおける任意のアド
レスが指定可能な複数ビットからなる信号である。な
お、デバッグ回路32は、実施の形態1のデバッグ回路
2と同様に評価プログラム登録支援処理及びデバッグ処
理を行う。
【0040】リセット回路33はリセット解除後にリセ
ットアドレス選択信号S32が指定するアドレスを指示
するリセットベクトルVWを生成する。
【0041】マイクロコンピュータ13内のメモリはR
AM領域5及び内蔵ROM領域6からなり、内蔵ROM
領域6に起動アドレスA1が割り当てられる。なお、内
蔵ROMとして、フラッシュメモリあるいはマスクRO
Mが考えられる。
【0042】CPU10は、リセット解除時にリセット
回路33のリセットベクトルに基づき、RAM領域5あ
るいは内蔵ROM領域6に登録されたリセット解除時プ
ログラムを実行する。
【0043】このような構成の実施の形態3のマイクロ
コンピュータ13を含むシステムをICE1によって評
価する場合を考える。
【0044】通常時は、実施の形態1のマイクロコンピ
ュータ11と同様な操作によって、リセット解除後に内
蔵ROM領域6上の起動アドレスA1から評価プログラ
ムが実行されるようにする。
【0045】何らかの理由でフラッシュメモリに書き込
みが行えない第1の異常時でRAM領域5に評価プログ
ラムを書き込み場合、ICE1からデバッグ回路32を
通じて、RAM領域5に評価プログラムを登録するとと
もに、評価プログラムの開始アドレスを指示する制御信
号S1をデバッグ回路32に与え、リセット解除後にR
AM領域5上の評価プログラムが実行されるようにす
る。
【0046】また、フラッシュメモリの内蔵ROM領域
6の一部しか書き込み可能領域(起動アドレスA1を除
く)が行えない第2の異常時では、ICE1からデバッ
グ回路32を通じて、内蔵ROM領域6の書き込み可能
領域に評価プログラムを登録するとともに、評価プログ
ラムの開始アドレスを指示する制御信号S1をデバッグ
回路32に与え、リセット解除後に評価プログラムが実
行されるようにする。
【0047】このように、実施の形態3のマイクロコン
ピュータは、通常時と第1及び第2の異常時とで同様な
操作でマイクロコンピュータ13に評価プログラムを実
行させることができる。
【0048】その結果、実施の形態3のマイクロコンピ
ュータは、内蔵したROMに評価プログラムが全部また
は一部書き込めない場合でも、ICEによる評価プログ
ラムの実行処理を簡単な操作で行うことができる効果を
奏する。
【0049】また、起動アドレスA1以外に、RAM領
域5あるいは内蔵ROM領域6上の任意のアドレスを起
動アドレスに設定することができるため、評価プログラ
ムをRAM領域5あるいは内蔵ROM領域6の登録可能
な任意の領域に登録することができる。
【0050】<実施の形態4>図4はこの発明の実施の
形態4であるマイクロコンピュータ14の構成を示す説
明図である。同図に示すように、デバッグ回路42は制
御信号S1に基づき、制御信号S1の指示するアドレス
を指定するリセットアドレス選択信号S42をリセット
回路43に出力する。リセットアドレス選択信号S42
は、RAM領域5及び内蔵ROM領域6の全アドレスに
おける任意のアドレスが指定可能な複数ビットの信号で
複数の信号線45を介してリセット回路43に伝播され
る。複数の信号線45にはそれぞれ3値以上の多値の電
圧(多値情報)が設定される。
【0051】リセット回路43は多値判定回路44を内
蔵し、多値判定回路44は、複数の信号線45それぞれ
の電圧を変換して多値情報が認識可能な電圧変換機能を
有している。したがって、リセット回路43は多値判定
回路44の電圧変換機能によってリセットアドレス選択
信号S42の指定アドレスを認識し、リセット解除後に
上記アドレスを指示するリセットベクトルVWを生成す
る。
【0052】他の構成は図3で示した実施の形態3のマ
イクロコンピュータ13と同様であるため、説明を省略
する。
【0053】このような構成の実施の形態4のマイクロ
コンピュータ14は、実施の形態3のマイクロコンピュ
ータ13と同様の効果を奏する。さらに、実施の形態4
のマイクロコンピュータ14は、リセットアドレス選択
信号S42の各ビットに多値情報を与えているため、信
号線1本当たりの情報量を増加させることによりリセッ
トアドレス選択信号S42の伝播用の複数の信号線45
の信号線数を2値情報を伝達する場合に比べて削減する
ことができる。
【0054】<実施の形態5>図5は実施の形態5のマ
イクロコンピュータ15の構成を示す説明図である。同
図に示すように、デバッグ回路2とリセット回路3との
間にフェイルセーフ回路8を設けている。フェイルセー
フ回路8はリセットベクトル選択信号S2に基づき、チ
ェック済みリセットベクトル選択信号S8をリセット回
路3に出力する。
【0055】リセット回路3はリセット解除後にチェッ
ク済みリセットベクトル選択信号S8の指示によって、
起動アドレスA1を指示するリセットベクトルV1ある
いは起動アドレスA2を指示するリセットベクトルV2
を生成する。他の構成は図1で示した実施の形態1の構
成と同様であるため、説明を省略する。
【0056】図6はフェイルセーフ回路8の内部構成を
示す回路図である。同図に示すように、ポジティブエッ
ジトリガD型のフリップフロップFF1〜FFn(n≧
2)の入力D,出力Q間がn個直列に接続されている。
フリップフロップFF1〜FFnのトグル入力Tは共通
に周期Tで発振するクロックφが印加され、初段のフリ
ップフロップFF1のD入力にリセットベクトル選択信
号S2を受け、フリップフロップFF1〜FFnそれぞ
れのQ出力がANDゲートG1の入力に付与され、AN
DゲートG1の出力がチェック済みリセットベクトル選
択信号S8となる。
【0057】チェック済みリセットベクトル選択信号S
8が“L”の場合にリセットベクトルV1(通常モード
のベクトル)を指示し、“H”の場合にリセットベクト
ルV2(RAM起動モードのベクトル)を指示する。
【0058】したがって、フェイルセーフ回路8は、リ
セットベクトル選択信号S2が期間n・T以上“H”の
とき、はじめてチェック済みリセットベクトル選択信号
S8が“H”となるため、リセットベクトル選択信号S
2が誤って“H”となっても、その期間がn・T以内で
あれば、チェック済みリセットベクトル選択信号S8は
“L”を維持する。したがって、リセット回路3は、R
AM起動モードではなくROM起動(通常)モードと判
断してリセットベクトルを生成する。
【0059】このように、実施の形態5のマイクロコン
ピュータ15は、RAM起動モードの設定に時間制約条
件を持たせることにより、通常時のリセットベクトルV
1が誤って変更されないフェイルセーフ機能を持たせる
ことができる。
【0060】また、デバッグ回路2から“H”のリセッ
トベクトル選択信号S2を出力する際に、n回以上のパ
ルスのクロックφを併せて出力させる(この期間、リセ
ットベクトル選択信号S2は“H”を維持)ように、デ
バッグ回路2の動作を設定すれば、リセットベクトル選
択信号S2が誤って“H”となっても、クロックφはn
回以上のパルスを発生しないため、チェック済みリセッ
トベクトル選択信号S8は“L”を維持する。
【0061】このように、RAM起動モードの設定に追
加信号(n回以上のパルスのクロックφ)出力設定条件
を付加することにより、通常時のリセットベクトルV1
が誤って変更されないフェイルセーフ機能を持たせるこ
とができる。
【0062】実施の形態5のマイクロコンピュータで
は、実施の形態1の構成にフェイルセーフ回路8を付加
した構成を示したが、同様な原理で、実施の形態2〜実
施の形態4のマイクロコンピュータ12〜14において
も、通常時のリセットベクトルや割り込みベクトル等が
誤って変更されないように、時間設定及び追加信号出力
設定等のフェイルセーフ機能を設けることができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載のマイクロコンピュータのデバッグ回路
は、評価プログラム実行用アドレスを指示するリセット
ベクトル選択信号の生成が可能であり、リセット回路
は、リセットベクトル選択信号に基づきリセットベクト
ルを決定している。
【0064】したがって、外部評価装置から評価プログ
ラムを記憶部に登録する際、評価プログラム実行用アド
レスを指示するリセットベクトル選択信号を生成させた
後、マイクロコンピュータにリセットをかけることによ
り、リセット解除時実行プログラムとして評価プログラ
ムをCPUに自動的に実行させることができるため、内
蔵した記憶部の限られた領域にしか評価プログラムが書
き込めない場合でも、外部評価装置による評価プログラ
ムの実行処理を簡単な操作で行うことができる。
【0065】請求項2記載のリセット回路は、リセット
ベクトル選択信号が評価プログラムの開始アドレスを指
示する場合、当該開始アドレスからの起動を指示するリ
セットベクトルを生成して、リセット解除時プログラム
として評価プログラムをCPUに実行させるため、評価
プログラム登録後のリセット解除時に開始アドレスから
の始まる評価プログラムが自動的に実行される。
【0066】請求項3記載のマイクロコンピュータのリ
セット回路は、リセットベクトル選択信号が割り込みレ
ジスタのアドレスを指示する場合、割り込みアドレスか
ら始まる割り込み処理を指示するリセットベクトルを生
成して、リセット解除時プログラムとして評価プログラ
ムを前記CPUに実行させるため、評価プログラム登録
後のリセット解除時に評価プログラムの開始アドレスか
らから始まる割り込み処理が自動的に実行される。
【0067】請求項4記載のマイクロコンピュータにお
けるリセットベクトル選択信号は記憶部上の全アドレス
が指定可能なリセットアドレス選択信号を含むため、登
録可能な記憶部上の任意の領域に評価プログラムを登録
することができる。
【0068】請求項5記載のマイクロコンピュータのリ
セットアドレス選択信号を伝播する複数の信号線はそれ
ぞれ3値以上が認識可能な多値情報の伝播が可能である
ため、複数の信号線の信号線総数を2値情報を伝達する
場合に比べて削減することができる。
【0069】請求項6記載のマイクロコンピュータのフ
ェイルセーフ回路は、リセットベクトル選択信号が所定
の条件を満足して評価プログラムの開始アドレスを指示
する場合のみ、リセットベクトル選択信号による評価プ
ログラム実行用アドレスの指示を有効にするため、リセ
ットベクトル選択信号が評価プログラムの開始アドレス
を誤って指示する不具合を確実に回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるマイクロコン
ピュータを示す説明図である。
【図2】 実施の形態2のマイクロコンピュータを示す
説明図である。
【図3】 実施の形態3のマイクロコンピュータを示す
説明図である。
【図4】 実施の形態4のマイクロコンピュータを示す
説明図である。
【図5】 実施の形態5のマイクロコンピュータを示す
説明図である。
【図6】 図5のフェイルセーフ回路の内部構成を示す
回路図である。
【図7】 従来のマイクロコンピュータを示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ICE、2,22,32,42 デバッグ回路、
3,23,33,43リセット回路、8 フェイルセー
フ回路、10 CPU、44 多値判定回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部評価装置からの評価プログラムの登
    録が可能な記憶部を内蔵したマイクロコンピュータであ
    って、 CPUと、 前記外部評価装置からの前記評価プログラムの前記記憶
    部への登録の支援動作、及び前記評価プログラム実行時
    の支援動作を行うデバッグ回路とを備え、前記デバッグ
    回路は、前記外部評価装置の制御下で前記評価プログラ
    ム実行用アドレスを指示するリセットベクトル選択信号
    を生成することが可能であり、 リセット動作実行後のリセット解除時にリセットベクト
    ルを生成し、前記リセットベクトルに基づき前記記憶部
    上に登録されたリセット解除時実行プログラムを前記C
    PUに実行させるリセット回路をさらに備え、前記リセ
    ット回路は、前記リセットベクトル選択信号に基づき前
    記リセットベクトルを決定する、マイクロコンピュー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記評価プログラム実行用アドレスは前
    記評価プログラムの開始アドレスを含み、 前記リセット回路は、前記リセットベクトル選択信号が
    前記評価プログラムの開始アドレスを指示する場合、当
    該開始アドレスからの起動を指示する前記リセットベク
    トルを生成して、前記リセット解除時プログラムとして
    前記評価プログラムを前記CPUに実行させる、請求項
    1記載のマイクロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記記憶部は割り込みアドレスが格納可
    能な割り込みレジスタを含み、前記評価プログラム実行
    用アドレスは前記割り込みレジスタのアドレスを含み、 前記デバッグ回路は、前記外部評価装置の制御下で前記
    評価プログラムの開始アドレスを前記割り込みアドレス
    として前記割り込みレジスタに格納可能であり、 前記リセット回路は、前記リセットベクトル選択信号が
    前記割り込みレジスタのアドレスを指示する場合、前記
    割り込みアドレスから始まる割り込み処理を指示するリ
    セットベクトルを生成して、前記リセット解除時プログ
    ラムとして前記評価プログラムを前記CPUに実行させ
    る、請求項1記載のマイクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記リセットベクトル選択信号は前記記
    憶部上の全アドレスが指定可能なリセットアドレス選択
    信号を含む、請求項1あるいは請求項2記載のマイクロ
    コンピュータ。
  5. 【請求項5】 前記リセットアドレス選択信号は複数の
    信号線を介して前記リセット回路に伝播され、前記複数
    の信号線は3値以上が認識可能な多値情報の伝播が可能
    であり、 前記リセット回路は、前記複数の信号線それぞれの多値
    情報が判定可能な多値判定回路を含む、請求項4記載の
    マイクロコンピュータ。
  6. 【請求項6】 前記デバッグ回路と前記リセット回路と
    の間に介挿され、前記リセットベクトル選択信号が所定
    の条件を満足して前記評価プログラムの開始アドレスを
    指示する場合のみ、前記リセットベクトル選択信号によ
    る前記評価プログラム実行用アドレスの指示を有効にす
    るフェイルセーフ回路をさらに備える、請求項1ないし
    請求項5のうちいずれか1項に記載のマイクロコンピュ
    ータ。
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