JP2000501458A - ネガティブ染料およびネガティブ染料を用いる着色法 - Google Patents

ネガティブ染料およびネガティブ染料を用いる着色法

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Abstract

(57)【要約】 7を上回るpHで、ポリアミドに結合した少なくとも3種の発色団からなる水溶性の反応性染料を支持体の上に塗布することからなる支持体の着色法。前記方法で使用するのに適する染料が記載されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ネガティブ染料およびネガティブ染料を用いる着色法 本発明は、反応性染料、該反応性染料の製造法および使用法に関する。 セルロース支持体を着色するための反応性染料の使用は、久しく公知である。 環境保護関連法は、染物工場に、排水、例えば塩および定着していない染料を含 有する水を一層厳格に管理することを求めており、排水処理は、現在では染物工 場にとって主要な費用となっている。かかる費用を削減するために、排水量が少 ない方法で使用でき、この場合、例えば染料が高い定着率および/または定着処 理の間に必要とする塩が少ないような反応性染料に対する需要がある。前記の特 性および高度に深みのある陰影を付着させる能力を有する反応性染料は、特に有 用である。 本発明によれば、7を上回るpHで、ポリアミドに結合した少なくとも3種の 発色団からなる水溶性の反応性染料を支持体の上に塗布することからなる支持体 の着色のための方法が提供される。 水溶性の反応性染料は、ポリアミドに結合した有利に3種、4種または5種、 更に有利に3種または4種、殊に3種の発色団からなる。発色団は、互いに異な っていてもよいが、しかし、有利には、互いに同じものである。 発色団が結合しているポリアミンは、置換されていてもよい脂肪族基によって 互いに結合している有利に少なくとも3個のアミノ基、更に有利に3〜6個、殊 に3個または4個のアミノ基からなる。アミノ基は、有利に、(−HN−CH2 −および−CH2−N(−)−CH2−中に記載されているような)1個または2 個の−CH2−基に結合している。有利なポリアミンは、例えば式(I)の線状 ポリアミンまたは式(II)の分枝鎖状ポリアミン: 〔式中、R1は、互いに独立にHであるかまたは置換されていてもよいアルキル であり、nは、2〜10、有利に2〜6、更に有利に2の値であり、pは、2〜 6、更に有利に2または3の値である〕である。 染料の反応性は、有利に、ポリアミン中のアミノ基に発色団を結合させる反応 性トリアジン基を用いて得られる。反応性トリアジン基は、有利に、2位、4位 または6位に不安定原子または基を有するs−トリアジン基、例えば式: 〔式中、Yは、不安定原子または基である〕で示される基である。 上記の、有利にアミノ基が−CH2−基に結合しており、かつ発色団が反応性 トリアジン基を用いて窒素原子に結合していることに鑑み、水溶性の反応性染料 には、式(III): 〔式中、 mは、1〜6であり、 Qは、Hまたは置換されていてもよいアルキルまたはアルキレンであり、 Yは、不安定原子または基であり、 Dは、発色団である〕 で示される少なくとも3個、更に有利に3個、4個または5個、殊に3個または 4個、なかでも殊に3個の基を有していることが有利である。 有利なmは、2、3または4、更に有利に2または 3、殊に2である。 Qは、有利にH、C1〜C4−アルキルまたはC2〜C4−アルキレン、更に有利 にH、メチルまたは−CH2−CH2−、殊にHまたは−CH2−CH2−である。 このことから、Qが、Hまたは置換されていてもよいアルキルである場合には 、発色団Dは、連鎖末端の発色団であり、Qが、置換されていてもよいアルキレ ンである場合には、Dは、側鎖の発色団であるということが理解される。 従って、ジエチレントリアミンに結合した3個の発色団からなる染料は、2個 の末端発色団および1個の側鎖発色団を有していることになる。ポリアミンが、 トリス(2−アミノエチル)アミンである場合には、相応する染料は、3個の末 端発色団および0個の側鎖発色団を有していることになる。 本発明の1つの実施態様を代表する染料の1つの有利な種類は、式:N(Z)3 〔式中、それぞれのZは、互いに独立に、上記により定義された式(III) のものであり、この場合、Qは、Hまたは置換されていてもよいアルキル、有利 にHまたはC1〜C4−アルキル、殊にHである〕で示される染料である。 処理中に使用できる染料の第二の有利な種類は、式(IV): 〔式中、 tは、2、3または4であり、 rは、3、4または5であり、 qは、(t+3)−rであり、 Y、R1、mおよびDは、上記のものである〕である。 少なくとも1個のDがアゾ発色団とは別の発色団である式(III)の染料は 、本発明の1つの別の特徴をなすものである。 R1は、有利にHまたはC1〜C4−アルキル、更に有利にHである。 不安定原子または基の場合、トリアジン核への化学結合によって結合している 原子または基であり、この場合、原子または基は、穏和なアルカリ性水性条件下 で、トリアジン核とセルロースとの間に共有結合を形成させるためにセルロース のヒドロキシル基によって置換可能である。前記の原子または基の例としては、 ハロゲン原子、例えばFおよびCl、スルホン酸基、チオシアノ基、第四級アン モニウム基、例えばトリア ルキルアンモニウム基および置換されていてもよいピリジニウム基、例えば3− カルボキシピリジニウム基および4−カルボキシピリジニウム基を挙げることが できる。 R1、Qまたは脂肪族基が置換されている場合には、置換基は、有利に、ヒド ロキシ、アミノ、ハロゲン原子、カルボキシおよびスルホから選択されている。 本発明の1つの有利な実施態様の染料の場合、−SO2CH=CH2基およびア ルカリ水溶液を用いる処理により−SO2CH=CH2基(例えば−SO2CH2C H2OSO3H、−SO2CH2CH2SSO3H、−SO2CH2CH2OPO3Hおよ び−SO2CH2CH2Cl)に変換可能な基を含有していない。有利に、本発明 の染料中の反応性の基だけが、反応性トリアジン基なのである。 発色団は、有利に互いに独立に、アゾ基、アントラキノン基、フタロシアニン 基、トリフェノジオキサジン基またはホルマザン基である。 有利なアゾ基は、モノアゾ基およびジアゾ基である。有利なモノアゾ基は、式 :L−N=N−L1−NR1−(式中、Lは、アリール基またはヘテロアリール基 であり、L1は、アリレン基であり、かつR1は、前記のものである)である。 それぞれ、アリール基またはアリレン基が独立に、単環もしくは二環のアリー ル基またはアリレン基であ ることは有利である。有利なアリール基は、置換されていてもよいフェニルおよ び置換されていてもよいナフチルであり、有利なアリレン基は、置換されていて もよいフェニレンおよび置換されていてもよいナフチレンである。有利なヘテロ アリール基は、ピリドニルおよびピラゾロニルである。 第1の有利なモノアゾ基は、式(2): 〔式中、 Xは、Hまたはスルホであり、 LおよびR1は、上記のものである〕 で示されるものまたはその塩である。 Lは、有利に、置換されていてもよいフェニル基またはナフチル基、殊にフェ ニル基またはナフチル基であり、この場合、少なくとも1個のスルホ置換基を有 している。更に、L上に存在していてもよい場合による置換基には、ハロゲン原 子、殊に塩素、アルキル基、殊にC1〜C4−アルキル、なかでも殊にメチル、ア シルアミノ基、殊にアセチルアミノ、ベンズアミドまたはスルホン化ベンズアミ ド、アミノ、ヒドロキシおよびアルコキシ基、殊にC1〜C4−アルコキシ、なか でも殊にメトキシが含まれる。 少なくとも1個のスルホ置換基を有するフェニル基の例としては、2−スルホ フェニル、3−スルホフェニルもまたは4−スルホフェニル、2−スルホ−4− ニトロフェニル、2−スルホ−5−ニトロフェニル、4−スルホ−2−メチルフ ェニル、5−スルホ−2−メチルフェニル、2−スルホ−4−メチルフェニル、 5−スルホ−2−メトキシフェニル、2−スルホ−4−メトキシフェニル、4− スルホ−2−クロロフェニル、5−アセトアミド−2−スルホフェニル、5−ス ルホ−2−カルボキシフェニル、2,4−ジスルホフェニル、2,5−ジスルホ フェニルおよび3,5−ジスルホフェニルが挙げられる。 少なくとも1個のスルホ置換基を有するナフチル基の例としては、1−スルホ ナフト−2−イル、1,5−ジスルホナフト−2−イル、1,5,7−トリスル ホナフト−2−イル、3,6,8−トリスルホナフト−2−イル、5,7−ジス ルホナフト−2−イル、6−スルホナフト−2−イル、4−スルホナフト−1− イル、5−スルホナフト−1−イル、6−スルホナフト−1−イルまたは7−ス ルホナフト−1−イル、4,8−ジスルホナフト−1−イル、3,8−ジスルホ ナフト−1−イル、2,5,7−トリスルホナフト−1−イルおよび3,5,7 −トリスルホナフト−1−イルが挙げられる。 L1上に存在していてもよい有利な場合による置換基は、Lについての上記の ものである。 式(2)の基の場合、−NR1−は、有利に6位、7位または8位、殊に6位 または8位に存在している。−NR1が、8位に存在している場合には、Xは、 5位または6位のスルホ基である。 第二の有利なモノアゾ基は、式(3): 〔式中、 R3は、HまたはC1〜C4−アルキルであり、 R2は、H、C1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルカノイルまたは置換され ていてもよいベンゾイル、殊にベンゾイルまたはスルホベンゾイル、アセチル、 プロパノイル、n−ブタノイルまたはイソブタノイルであり、 XおよびR1は、上記のものである〕 で示されるものまたはその塩である。 第三の有利なモノアゾ基は、式(4):〔式中、 Phは、置換されていてもよいフェニル基、殊にスルホフェニルであり、 R4は、CN、CH3またはカルボキシであり、 R1およびXは、上記のものである〕 で示されるものまたはその塩である。 有利なジアゾ基は、式(5): L−N=N−A−N=N−B−NR1− (5) 〔式中、 AおよびBは、互いに独立に置換されていてもよいフェニレンまたはナフチ レンであり、 R1およびLは、上記のものである〕 で示されるものまたはその塩である。 有利に、Bが、置換されていてもよいナフチレンであり、Aが、置換されてい てもよいフェニレンである。AまたはB上に存在していてもよい場合による置換 基は、有利に独立に、ハロゲン原子、殊に塩素、アルコキシ、殊にC1〜C4−ア ルコキシ、アルキル、殊にメチル、スルホ、カルボキシ、ヒドロキシ、アミノ、 アシルアミノ、殊にアセトアミドとして、ベンズアミ ドおよびスルホン化ベンズアミドおよびピリミジニルアミノもしくはトリアジニ ルアミノセルロース反応性基から選択されている。 AおよびBによって表された基の例としては、フェニレン、2−メチル−1, 4−フェニレン、スルホフェニレン、ウレイドフェニレン、7−スルホ−1,4 −ナフチレン、6−スルホ−1,4−ナフチレン、8−スルホ−1,4−ナフチ レンおよび6−ヒドロキシ−4−スルホ−1,5−ナフチレンが挙げられる。 有利なアントラキノン基は、式(6) 〔式中、アントラキノン核は、場合によっては5位、6位、7位または8位にス ルホン酸基を有しており、Vは、有利にベンゼン系の二価の有機結合基であり、 R1は、上記のものである〕 で示されるものまたはその塩である。 Vは、有利にフェニレン、ジフェニレンまたは4,4′−二価スチルベンまた はアゾベンゼン基であり、この場合、これらはスルホン化されていてもよい。有 利に、Vは、その中に存在するそれぞれのベンゼン環 のために1個のスルホン酸基を有している。 有利なフタロシアニン基は、式(7) 〔式中、Pcは、メタロ−フタロシアニン核、有利に銅もしくはニッケルフタロ シアニンであり、それぞれのR1は、上記のものであり、それぞれのWは、独立 に、ヒドロキシ基または置換または非置換のアミノ基であり、V1は、二価の有 機結合基、有利に1,4−アルキレン基またはフェニレン結合基であり、aおよ びbは、互いに独立に、1、2または3であり、aとbとの総和は4以下である 〕 で示されるものまたはその塩である。 有利なトリフェノジオキサジン基は、式(8): 〔式中、 それぞれのY1は、独立に、1個の共有結合、2 ,4−アルキレン、フェニレンまたはスルホフェニレンであり、 Uは、HまたはSO3Hであり、 W1は、置換されていてもよいトリアジン基であり、 T1およびT2は、有利にCl、メチルまたはエチルである〕 で示されるものまたはその塩である。 W1は、有利に、1個または2個の不安定原子または基を有するトリアジン基 である。 有利なホルマザン基は、式(9) 〔式中、 X1は、H、SO3HまたはClであり、 それぞれのpは、独立に、0、1または2の値であり、 R1は、上記のものであり、 但し、ホルマザン基は、少なくとも1個、有利に 少なくとも2個のスルホ基を有している〕 で示されるものまたはその塩である。 有利に、pは、1の値である。 本発明による染料は、有利に液状媒体中での少なくとも2個の反応性の基を有 する1種以上の反応性染料と、ポリアミンとの縮合からなる方法によって製造で きる。有利に、縮合は、10℃〜70℃、殊に20℃〜50℃、なかでも殊に2 0℃〜40℃で実施される。液状媒体は、水性媒体、殊に水である。縮合は、有 利に、5.5〜11、有利に5.5〜9.5、更に有利に6〜9、殊に7.5〜 8.5の範囲内のpHで実施される。有利に、過剰量の反応性染料、ポリアミン 1モル当たり反応性染料3〜5モルが使用され、ポリアミンがトリス(アミノア ルキル)アミンである場合には、更に有利に2.5〜3.5モル、殊に約3モル が使用される。 処理中に使用できる適当なポリアミンの例には、トリス(2−アミノエチル) アミン、ジエチレントリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチレンテトラ ミン、モノ−N−(2−アミノエチル)ジプロピレントリアミン、N,N′−ビ ス(3−アミノプロピル)ブチレンジアミン、モノ−N−(2−ヒドロキシエチ ル)トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミンおよびペンタエチレン ヘキサミンが含まれる。有利に、ポリアミンは、分子量599以下である。 染料の式を、本明細書中ではその遊離酸の形で示したが、本発明には、アルカ リ金属、例えばカリウム、ナトリウム、リチウムとの塩または混合されたナトリ ウム/リチウム塩の形での染料および染料の使用も含まれる。 着色法は、有利に、pH7.1〜13、更に有利に10〜12で実施される。 7を上回るpH水準は、酸形成剤の存在下で着色法を実施することによって達成 することができる。 支持体は、有利にアミノ基またはヒドロキシル基を有する天然または人工の編 織布材料、例えば羊毛、絹、ポリアミドおよび変性されたポリアクリロニトリル 繊維のような編織布材料および更に有利にセルロース編織布材料、殊に木綿であ る。このためには、染料を、7を上回るpHで、例えばエキゾースト染色、パデ ィングまたは印刷によって編織布材料に塗布することができる。編織布材料は、 光輝性の陰影を着色され、かつ光処理および湿式処理、例えば洗浄に対する良好 な堅牢性を有している。 この新規染料は、セルロース編織布材料を着色するのに特に有用である。この ためには、この染料は、有利に、7を上回るpHで、酸形成剤を用いる処理と一 緒にセルロース編織布材料に塗布される。 有利な酸形成剤には、アルカリ金属の炭酸塩、重炭酸塩、水酸化物、メタケイ 酸塩およびこれらの混合物 、例えば重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、水酸化ナ トリウム、および相応するカリウム塩が含まれる。染料は、卓越した付着および 高度な定着によって有用である。 新規染料は、アミン基を含有する編織布材料、例えば羊毛およびポリアミド編 織布材料に穏和なアルカリ性浴液から塗布することができる。着色法は、一定ま たはほぼ一定のpHで実施することができ、即ち、浴液のpHは、染色処理の間 に一定またはほぼ一定であるかまたは望ましい場合には、浴液のpHが染色処理 の各段階で変化することができる。 染料は、液体または固形、例えば顆粒または粉砕された形であってもよい。 本発明は、以下の実施例によって説明されるが、本発明はそれによって制限さ れるものではなく、この場合、全ての部および%の記載は、別記しない限り重量 に関するものである。 例1の製造 工程a) 1−ヒドロキシ−2−(1,5−ジスルホンナフト−2−イルアゾ)−6−[ N−(4,6−ジクロロ−s−トリアジン−2−イル)メチルアミノ]−ナフタ レン−3−スルホン酸を、N−アセチル−2−メチルアミノ−5−ヒドロキシナ フタレン−7−スルホン酸上に、ジアゾ化された2−アミノナフタレン−1,5 −ジスルホン酸をカップリングさせ、アセチル基を、2Nの水酸化ナトリウム溶 液中で80℃に加熱して除去し、かつ生じた染料塩基を、0〜5℃で塩化シアヌ ールと反応させることによって製造した。 工程b) トリス(β−アミノエチル)アミン(1.246g)を、水(250ml)中 の工程a)からの生成物(36g、Ml 1221)の撹拌溶液に添加した。個 の混合物を、pH8.5、で50℃で2時間撹拌し、冷却し、かつメタノール変 性アルコールを撹拌しながら緩徐に添加した。沈殿した染料を捕集し、乾燥させ て、λmax484nmを有する目的生成物(23g、Ml 2914)を生じさ せた。 工程c)−染色 前記の目的生成物を、水性ソーダ灰中でのエキゾースト染色によって木綿の上 に塗布したところ、良好に付着し、かつ高い定着率を有していることが見出され た。 例2の製造 工程a) 2−(1−スルホナフチル−2−アゾ)−8−(4 ,6−ジクロロ−s−トリアジン−2−イルアミノ)−1−ヒドロキシ−ナフチ レン−3,6−ジスルホン酸を、0〜5℃およびpH6での塩化シアヌールと1 −ヒドロキシ−2−(1−スルホナフチル−2−アゾ)−8−アミノナフチレン −3,6−ジスルホン酸との縮合によって製造した。 工程b) トリス(β−アミノエチル)アミン(0.684g、濃度96%)を、水(2 50ml)中の工程a)からの生成物(0.0148m)の撹拌溶液に添加した 。この混合物を、50℃およびpH8.5で5時間撹拌した。更に、工程a)か らの生成物の少量(0.0029モル)を添加し、かつ個の混合物を50℃で更 に2時間撹拌した。この混合物を室温にまで冷却し、塩溶液(8%w/v)を撹 拌しながら添加し、生じた沈殿物を捕集し、かつ乾燥させて、λmax518nm およびεmax102.166を有する目的生成物(11.0g、濃度76%)を生 じさせた。 工程c)−染色 前記の目的生成物を、塩および水性ソーダ灰の存在下でのエキゾースト染色に よって木綿の上に塗布したところ、良好な付着および定着を有していることが見 出された。 例3 の製造 工程a) 1−ヒドロキシ−2−(2−スルホ−4−メチルフェニルアゾ)−8−(4, 6−ジクロロ−s−トリアジン−2−イルアミノ)ナフタレン−3,6−ジスル ホン酸を、1−ヒドロキシ−8−(ジクロロ−s−トリアジニルアミノ)ナフタ レン−3,6−ジスルホン酸上に、ジアゾ化された2−アミノ−5−メチルベン ゼンスルホン酸をカップリングさせることによって製造した。 工程b) トリス(β−アミノエチル)アミン(1.01g)を水(300ml)中の工 程a)からの生成物(43 g、Ml 1599)の溶液に添加した。この混合物を、50℃およびpH8. 5で2時間撹拌し、次に、室温にまで冷却した。メタノール変性アルコールを、 撹拌しながら緩徐に添加し、生じた沈殿物を捕集し、かつ乾燥させて、λmax5 16nmを有する目的生成物(30g)を生じさせた。 工程c)−染色 前記の目的生成物を、塩およびソーダ灰の存在下にエキゾースト染色によって 木綿の上に塗布したところ、良好な付着および定着を有していることが見出され た。 例4 工程a) 例2の方法を繰り返すが、トリス−(β−アミノエチル)アミンの代わりに、 ジエチレントリアミンの当モル量を使用した。生じた生成物は、λmax518n mを有していた。 工程b)−染色 工程a)からの生成物を、90℃で、塩およびソーダ灰の存在下に木綿の上に 塗布したところ、良好な付着および定着率を有していることが見出された。 例5 例3の方法を繰り返すが、トリス−(β−アミノエチル)アミンの代わりに、 ジエチレントリアミンの当モル量を使用した。生じた生成物は、λmax516n mを有していた。 工程b)−染色 工程a)からの生成物を、塩およびソーダ灰の存在下に木綿の上に塗布したと ころ、良好な付着を有していることが見出された。 例6 工程a) 1−ヒドロキシ−6−[N−メチル−N−(ジクロロ−s−トリアジニル)] −アミノ−2−[3−メチル−4−(2,5−ジスルホフェニルアゾ)フェニル アゾ]ナフタレン−3−スルホン酸(0.0248ミ リモル)およびトリス(β−アミノエチル)アミン(0.0083ミリモル)の 溶液を、pH8.5および45〜50℃で6時間撹拌した。冷却の際に、塩化カ リウム溶液(7.5%w/v)を添加し、沈殿物を捕集し、かつ乾燥させて、λ max522nm、εmax128.000を有する目的生成物を生じさせた。 工程b) 工程a)からの生成物を、ソーダ灰およびNaClの存在下に木綿の上に塗布 したところ、良好な定着および付着を有していることが見出された。 例7 式(10): 〔式中、pは、2であり、Dは、1−ヒドロキシ−2−(2′−スルホフェニル アゾ)−3,6−ジスルホナフチル−8−アミノ基である〕で示される反応性染 料の製造。 工程a) ジエチレントリアミン(8.7ミリモル)を、水(200ml)中の8−ジク ロロ−s−トリアジニルアミノ−1−ヒドロキシ−2(2′−スルホフェニルア ゾ)ナフタレン−3,6−ジスルホン酸(27.3ミリモル)の溶液に添加した 。この混合物を、50℃およびpH8.5で8時間撹拌した。冷却の際に、この 溶液を、メタノール変性アルコール(1リットル)に添加し、沈殿した固体を捕 集し、かつ乾燥させて、λmax506nmを有する目的生成物(7.8ミリモル )を生じさせた。 工程b)−染色 前記の目的生成物を、NaClおよびソーダ灰の存在下にエキゾースト染色に よって木綿の上に塗布した。 例8 pが2であり、Dが式: である式(10)の染料の製造 工程a) 1−(4−スルホフェニル)−3−カルボキシ−4−(2−スルホ−4−ジク ロロ−s−トリアジニルアミノ−フェニルアゾ)ピラゾール−5−オンを、pH 6.5での1−(4−スルホフェニル)−3−カルボキシ−4−(4−アミノ− 2−スルホフェニルアゾ)ピラゾール−5−オンと塩化シアヌールとの縮合によ って製造した。 工程b) ジエチレントリアミン(8.3ミリモル)を、水(200ml)中の工程a) からの生成物(26.3ミリモル)の溶液に添加した。50℃およびpH8.5 で4時間の撹拌後に、この混合物を、撹拌しながらメタノール変性アルコールに 添加した。沈殿物を濾別し、乾燥させて、λmax449nmを有する目的生成物 (4.5ミリモル)を生じさせた。 工程c)−染色 前記の目的生成物を、塩およびソーダ灰の存在下にエキゾースト染色によって 木綿の上に塗布したところ、良好な付着および定着を有していることが見出され た。 例9 pが2であり、Dが式: である式(10)の染料の製造 工程a) N−(ジクロロ−s−トリアジニル)−3−ウレイド−4−(3,6,8−ト リスルホナフチル−2−アゾ)アニリンを、0°〜5°およびpH6.5で塩化 シアヌールと3−ウレイド−4−(3,6,8−トリスルホナフチル−2−アゾ )アニリンとの縮合によって製造した。 工程b) ジエチレントリアミン(5.4ミリモル)を、水(200ml)中の工程a) からの生成物(16.2ミリモル)の溶液に添加した。この混合物を、50℃お よびpH8.5で15時間撹拌した。室温への冷却後に、この混合物をメタノー ル変性アルコール(740p、1リットル)に添加し、沈殿した固体を捕集し、 かつ乾燥させて、λmax431nmを有する目的生成 物(4ミリモル)を生じさせた。 工程c) 前記の目的生成物を、ソーダ灰およびNaClの存在下にエキゾースト染色に よって木綿の上に塗布したところ、良好な定着を有していることが見出された。 例10 工程a) 例3の工程b)の方法を繰り返すが、工程a)の生成物の代わりに、1−ヒド ロキシ−2−(2′−スルホ−5′−アセチルアミノフェニルアゾ)−8−(4 ,6−ジクロロ−s−トリアジン−2−イルアミノ)ナフタレン−3,6−ジス ルホン酸を使用した。生じた反応性染料は、λmax505nmを有していた。 工程b)−染色 前記の目的生成物を、NaClおよびソーダ灰の存在下にエキゾースト染色に よって木綿の上に塗布したところ、良好な定着を有していることが見出された。 例11 pが2であり、Dが式:である式(10)の染料の製造 例7の方法を繰り返すが、8−ジクロロ−s−トリアジニルアミノ−1−ヒド ロキシ−2(2′−スルホフェニルアゾ)ナフタレン−3,6−ジスルホン酸の 代わりに、1−ヒドロキシ−2−(フェニルアゾ)−8−(4,6−ジクロロ− s−トリアジン−2−イルアミノ)ナフタレン−3,6−ジスルホン酸を使用し た。 生じた染料は、λmax509nmを有しており、かつエキゾースト染色によっ て木綿に塗布した場合に、良好な付着および定着を有していることが見出された 。 例12 pが2であり、Dが式: である式(10)の染料の製造 例7の方法を繰り返すが、8−ジクロロ−s−トリアジニルアミノ−1−ヒド ロキシ−2(2′−スルホフェニルアゾ)ナフタレン−3,6−ジスルホン酸の 代わりに、6−(N−ジクロロ−s−トリアジニルメチルアミノ)−1−ヒドロ キシ−2−(1,5−ジスルホナフチル−2−アゾ)ナフタレン−3−スルホン 酸を使用した。 生じた染料は、λmax484nmを有しており、かつエキゾースト染色によっ て木綿に塗布した場合に、良好な付着および定着を有していることが見出された 。 例13 例2の方法を繰り返すが、トリス(β−アミノエチル)アミノの代わりに、式 : H2N−(CH26−NH−(CH26−NH2 のアミンの当量を使用した。 生じた染料は、λmax516nmを有しており、かつエキゾースト染色によっ て木綿に塗布した場合に、良好な付着および定着を有していることが見出された 。 例14 pが6であり、Dが1−ヒドロキシ−2′−(2−スルホフェニルアゾ)−3 ,6−ジスルホナフチル− 8−アミノ基である式(10)の反応性染料の製造 例7の方法を繰り返すが、ジエチレントリアミンの代わりに、式: H2N(CH26NH(CH26NH2 で示されるアミンの当量を使用した。 生じた染料は、λmax516nmを有しており、かつエキゾースト染色によっ て木綿に塗布した場合に、良好な付着および定着を有していることが見出された 。 例15 式(11): 〔式中、x+y+zは、5〜6であり、Qは、式(12):である〕で示される染料の製造 8−ジクロロ−s−トリアジニルアミノ−1−ヒドロキシ−2−(1−スルホ ナフト−2−イルアゾ)ナフタレン−3,6−ジスルホン酸(Ml 1705、 33g)の溶液を、JeffamineTM T403(Texaco Corporationからのもの) (Ml 440、0.0059m)と混合し、この溶液をpH8.5および60 ℃で15時間撹拌した。冷却した後に、塩(20%w/v)を撹拌溶液に添加し 、沈殿した固体を捕集し、脱塩し(透析管処理(visking tubing))、かつメタ ノール変性アルコールを用いて再沈殿させて、λmax523nm;εmax1060 00の目的生成物(11.0g、Ml 3000)を生じさせた。 例16 1−ヒドロキシ−2−(2−スルホ−4−メトキシフェニルアゾ)−7−N− (4,6−ジクロロ−s−トリアジニル)メチルアミノナフタレン−3−スルホ ン酸(0.033モル)の溶液を、pH7で水中に溶解した。トリス(β−アミ ノエチル)アミン(1.46g、0.01モル)を前記溶液に添加し、かつこの 混合物を50℃およびpH10で3時間撹拌した。この混合物を冷却し、かつ全 ての不溶性の物質を除去するために篩別した。塩(15%w/v)を添加し、生 じた沈殿物を捕集し、かつ乾燥させて、λmax502nmを有する目的生成物を そのナトリウム塩として生じさせた(14.3g、Ml 2000)を生じさせ た。 例17 の製造 工程(a) アセトン中に溶解した塩化シアヌール(6g)を、強力に撹拌しながら、氷/ 水に添加し、次に2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸を添加した。この混合物 を、0℃およびpH3で1.5時間撹拌し、篩別し、かつpHを2.0に調節し た。2Nの亜硝酸ナトリウム溶液(16.5ml、0.033モル)を、0℃お よびpH2で添加した。2時間後に、1−ヒドロキシ−7−アミノナフタレン− 3−スルホン酸(0.03モル)を添加し;この混合物を、0℃およびpH2で 6時間撹拌して、8−(2−スルホ−5−[ジクロロ−s−トリアジニルアミノ ]フェニルアゾ)−7−アミノ−1−ヒドロキシナフタレン−3−スルホン酸の 溶液を生じさせた。 工程b) トリス(β−アミノエチル)アミン(1.31g)を、工程a)の生成物に添 加し、かつこの混合物を50℃およびpH9.5で4時間撹拌した。20への冷 却後に、この混合物を篩別し、かつ塩(20%w/v)を撹拌した濾液に添加し た。沈殿した目的生成物のナトリウム塩を捕集し、かつ簡素うっせた。 例18 例17を繰り返すが、トリス(β−アミノエチル)アミンの代わりに、ジエチ レントリアミンを使用した。 目的染料が、8.6gの収量、λmax536nmで得られた。 目的染料は、アルカリ性の条件下でのエキゾースト染色によって木綿の上に塗 布することができる。 例19 1−アミノ−4−(3′−ジクロロ−s−トリアジニルアミノ−4′−スルホ フェニルアミノ)アントラキノン−2−スルホン酸(0.03モル)を、水中に 溶解した。トリス(β−アミノエチル)アミン(1.31g、0.009モル) を添加し、この混合物を5加熱して50℃にし、かつpH9.5で5時間撹拌し た。pHを6.5にまで低下させ、かつこの混合物を室温にまで冷却した。塩( 20%w/v)を撹拌しながら添加し、生じた沈殿物を捕集し、かつ乾燥させて 、目的生成物をそのナトリウム塩として生じさせた(12.5g)。目的染料は 、λmax580nmを有していた。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.支持体を着色するための方法において、7を上回るpHで、ポリアミンに結 合した少なくとも3種の発色団からなる水溶性の反応性染料を支持体上に塗布す ることからなることを特徴とする、支持体の着色法。 2.水溶性の反応性染料が、ポリアミンに結合した3種、4種または5種の発色 団からなる、請求項1に記載の方法。 3.ポリアミンが線状または分枝鎖状のポリアミンである、請求項1または2に 記載の方法。 4.発色団が結合しているポリアミンが、置換されていてもよい脂肪族基によっ て互いに結合した少なくとも3個のアミノ基からなる、請求項1から3までのい ずれか1項に記載の方法。 5.発色団が反応性トリアジン基を用いてポリアミンに結合している、請求項1 から4までのいずれか1項に記載の方法。 6.ポリアミンが、式(I)または(II): 〔上記式中、それぞれ、R1は、独立にHまたはア ルキルであり、nは、2〜10の値およびpは、2〜6の値である〕で示される ポリアミンである、請求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。 7.水溶性の反応性染料が、式(III): 〔式中、 mは、1〜6であり、 Qは、Hまたは置換されていてもよいアルキルまたはアルキレンであり、 Yは、不安定原子または基であり、 Dは、発色団である〕で示される少なくとも3個の基を有する、請求項1か ら6までのいずれか1項に記載の方法。 8.水溶性の反応性染料を、7を上回るpHで、エキゾースト染色、パディング または印刷によって支持体に塗布する、請求項1から7までのいずれか1項に記 載の方法。 9.式N(Z)3〔式中、Zは、互いに独立に式(III): (式中、 mは、1〜6であり、 Qは、Hまたは置換されていてもよいアルキルであり、 Yは、不安定原子または基であり、 Dは、発色団である)で示されるものである〕で示される水溶性の反応性染 料。 10.式(IV): 〔式中、 tは、2、3または4であり、 rは、3、4または5であり、 R1は、Hまたはアルキルであり、 qは、(t+3)−rであり、 Yは、不安定原子または基であり、 mは、1〜6であり、 Dは、発色団であり、 少なくとも1個のDは、アゾ発色団とは別の発色団である〕で示される、水 溶性の反応性染料。
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