【発明の詳細な説明】
ヘテロサイクリック化合物群
本発明は、驚くべき強さと好ましい副作用プロファイルを有する、治療的に活
性なヘテロサイクリック化合物群に関するものである。この新規化合物群は哺乳
類の前脳および海馬の認識機能に対する刺激物質として有用である。
西側諸国において健康状態が全体的に改善されたため、現在では高齢化関連疾
患がかつてよりずっと一般的になっており、未来においてはおそらくさらにずっ
と一般的になるであろう。
高齢化関連症状の1つは認識機能の減退である。この症状は特にアルツハイマ
ー疾患として知られる病理生理学的疾患において顕著である。この疾患は無名質
の一部である基底神経節におけるユ、スカリンコリン作動性ニューロンの90%
までの退化と結びつき、これによっで引き起こされている可能性が高い。これら
のニューロンは前頭葉前部皮質および海馬に突き出しており、前脳および海馬の
認識機能、すなわち学習、連想、整理および認識を全体的に刺激する効果を有す
る。
コリン作動性ニューロンは退化しているが、前脳および海馬のシナプス後ムス
カリンレセプターはまだ存在しているのがアルツハイマー疾患の特徴である。そ
れゆえ、ムスカリンコリン作動性アゴニストはアルツハイマー疾患を処置し、そ
の進行を停止させ、そして高齢者の認識機能を改善するのに有用である。
また、ムスカリンコリン作動性レセプターにおいて活性な化合物群は有用な鎮
痛薬でもあり、したがって猛烈な痛みの症状の処置に有用である。
さらに、ムスカリンコリン作動性レセプター活性化合物は緑内障、精神異常、
不安、躁病、双極性障害、精神分裂症または精神分裂型症状、うつ病、睡眠障害
、てんかん、大脳虚血および胃腸運動障害の処置に有用である。
したがって、ムスカリンコリン作動性活性を有する新規化合物が望まれている
。ムスカリンコリン作動性レセプター活性化合物にはムスカリンコリン作動性レ
セプターの望ましくない調節に起因する副作用を付随するものもあり、例えばそ
の
ような望ましくない調節により過剰流涎症および胃腸の不調が引き起こされるこ
ともある。それゆえ、最も望ましいムスカリンコリン作動性化合物は高い活性を
有し、同時に、過剰流涎症の発生率が低いなどの好ましい副作用プロファイルを
有するものである。
特許請求している化合物は驚くほど強く、また好ましい副作用プロファイルを
示すのが最も好ましい。この特許請求している化合物の研究により、一特定の本
発明化合物は非常に望ましいムスカリンレセプター活性化合物であり、特に有用
な医薬活性化合物となり得ることが示唆される。
本発明は式I:
[式中、
WはSまたはOであり;
R8は水素およびC1−C4アルキルからなる群から選択され;
R10'はC2−C5アルキニルであり;
R11'はアリールまたは5〜6員ヘテロサイクリック環であり、これらのそれぞ
れはハロゲン、−CN、C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、−OCF3、−
CF3、−CONH2、−CSNH2;−OH、−COR6'、CH2−OHおよび−
NH2からなる群から独立して選択される1つまたはそれ以上の置換分で置換さ
れていることもあり;
Gは以下のアザサイクリックまたはアザビサイクリック環系の1つから選択され
:あるいはGは、置換されていることもあるC3−C8シクロアルキル(ここにシク
ロアルキル置換分はR1およびR2から選択される)または置換されていることも
あるC1-6−アルキル(ここに置換は−NR6R7である)であり;
R6およびR7は独立して水素およびC1-6−アルキルからなる群から選択され;
あるいはR6およびR7は窒素原子といっしょになって4−から6−員環を形成す
ることもあり;
R1およびR2は独立して、水素、C1-15−アルキル、C2-5−アルケニル、C2-5
−アルキニル、C1-10−アルコキシ、および−OH、−COR6'、CH2−OH
、ハロゲン、−NH2、カルボキシ、
およびフェニルからなる群から独立して選択される1つまたはそれ以上の置換分
によって置換されているC1-5−アルキルからなる群から選択され;
R9およびR9'はそれぞれ水素、ハロゲン、C1-4−アルコキシ、C1-4−アルキ
ル、−CN、−OCF3、−CONH2および−CSNH2からなる群から独立し
て選択され;
R6'は水素、C1-6−アルキルであり;
R3は水素、C1-5−アルキル、C2-5−アルケニルおよびC2-5−アルキニルから
なる群から選択され;
nは0、1または2であり;
mは0、1または2であり;
pは0、1または2であり;
qは1または2であり;
rは0、1または2であり;.....
は単結合または2重結合である]
で示される化合物、および製薬的に許容されるその塩および溶媒和物を提供する
。
好ましい化合物はR10'がプロパラギルであるものである。
本発明はさらに式Iの化合物および1つまたはそれ以上の担体または希釈剤を
含む製剤を提供する。
さらに本発明は、ムスカリンレセプターによって媒介される症状の処置方法で
あって、その処置を必要としている哺乳類に式Iの化合物の有効量を投与するこ
とを特徴とする方法を提供する。
本発明は各々の立体異性体型の本発明化合物並びに純粋なジアステレオマー、
純粋な光学異性体およびラセミ型の本発明化合物にまで及ぶことが理解されよう
。
本明細書中に用いる用語「処置」は肉体および/または精神状態の予防、また
は肉体および/または精神状態が確立した際の、その生じた肉体および/または
精神状態の改善もしくは除去、またはそのような状態の特徴的症状の緩解を含む
。
本明細書中で用いる用語「ムスカリンコリン作動性レセプターとの相互作用」
は、ムスカリンコリン作動性レセプターを遮断し、あるいはこのレセプターを調
節する化合物を含む。この用語は、化合物がムスカリンコリン作動性レセプター
においてアゴニスト、部分的アゴニストおよび/またはアンタゴニストとして働
く場合に観察される作用を含む。
本明細書中に用いる「ムスカリンレセプターによって媒介される症状」とは、
ムスカリンレセプターにおいてムスカリンレセプターアンタゴニスト、アゴニス
トまたは混合アゴニストとして作用する化合物を投与することによって処置され
得る症状を表す。このような症状には、アルツハイマー疾患、猛烈な痛みの症状
、緑内障、精神異常、不安、躁病、双極性障害,精神分裂症または精神分裂型症
状、うつ病、睡眠障害、てんかん、大脳虚血および胃腸運動障害が含まれるが、
これらに限定されない。
本明細書中で用いる用語「ハロゲン」はCl、Br、FおよびIを意味する。
特に好ましいハロゲンにはCl、BrおよびIが含まれる。特に好ましいハロゲ
ンはClである。
本明細書中に用いる用語「から選択される1つまたはそれ以上」は1〜3個の
置換分から、を表すのがより好ましい。この用語は1〜2個の置換分から、を表
すのがさらに好ましい。
本明細書中に用いる「アリール」は、当業者が一般にその用語に帰属させる意
味を有する。それゆえ、この用語はその環構造がベンゼン、ナフタレン、フェナ
ントレン、アントラセンなどの特性を有している分子を意味する。例えば、アリ
ールラジカルはフェニル、ベンジル,ナフタレンなどであり得るが、これらに限
定されない。
本明細書中に用いる用語「h+」はアルコキシド金属を表す。本明細書中に用
いる用語「アルコキシド金属」はアルコキシド形成に適当な金属を意味する。こ
のようなアルコキシド金属には、Li+'、K+、Na+、Cs+およびCa++が含
まれるがこれらに限定されない。特に好ましいアルコキシド金属にはLi+、K+
およびNa+が含まれる。
本明細書中に用いる用語「5または6員ヘテロサイクリック基」とは1〜4個
のN、OまたはS原子を含むか、あるいはそれらを組み合わせて含む基を意味し
、このヘテロサイクリック基は炭素または窒素原子がC1-6−アルキル、−CF3
、
フェニル、ベンジル、またはチエニルで置換されていることもあり、あるいはヘ
テロサイクリック基の1つの炭素原子が酸素原子といっしょになってカルボニル
基を形成し、あるいはこのヘテロサイクリック基はフェニル基を縮合しているこ
ともある。用語「5または6員ヘテロサイクリック基」には、1個のヘテロ原子
を有する5−員ヘテロサイクル(例えば、チオフェン、ピロール、フラン);第
1,2位または第1,3位に2個のヘテロ原子を有する5−員ヘテロサイクル(
例えば、オキサゾール、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、プリン);3
個のヘテロ原子を有する5−員ヘテロサイクル(例えば、トリアゾール、チアジ
アゾール);3−ヘテロ原子を有する5−員ヘテロサイクル;1個のヘテロ原子
を有する6−員ヘテロサイクル(例えば、ピリジン、キノリン、イソキノリン、
フェナントリン、5,6−シクロヘプテノピリジン);2個のヘテロ原子を有す
る6−員ヘテロサイクル(例えば、ピリダジン、シンノリン、フタラジン、ピラ
ジン、ピリミジン、キナゾリン);3個のヘテロ原子を有する6−員ヘテロサイ
クル(例えば、1,3,5−トリアジン);および4個のヘテロ原子を有する6
−員ヘテロサイクルが含まれるが、これらに限定されない。特に好ましいのは、
チオフェン、ピリジンおよびフランである。
本明細書中に用いる、用語「Cn'−C4アルキル」(ここにn’は1または2
であり得る)は、1〜4個の炭素原子を有する分岐鎖状または直鎖状アルキル基
を表す。代表的なC1−C4アルキル基にはメチル、エチル、n−プロピル、イソ
−プロピル、ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどが
含まれるが、これらに限定されない。
用語「C1−C4アルコキシ」はメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシな
ど(これらに限定されない)のようなカルボキシ基を表す。アルコキシ置換分は
アルコキシ基の酸素原子を介して親分子に結合している。
製薬的に許容される塩の例には、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、
酢酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、クエン酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩の
ような無機もしくは有機酸の付加塩または類似の製薬的に許容される無機もしく
は有機酸の付加塩が含まれ、さらに当業者に既知のJournal of Pharmaceutical
Science,66,2(1977)に表記されている製薬的に許容される塩が含まれる。また
当業者に既知の方法を用いて、本発明の化合物と標準的な低分子量の溶媒との溶
媒和物を形成させることができる。
以後の反応式の記載中、以下の置換分は特に断らない限り、次のような意味を
有する。すなわち、
Wは酸素または硫黄を表し;
Rは水素、アミノ、ハロゲン、NHR6,NR6R7、R4、−OR4、−SR4、−
SOR4、−SO2R4、C3-10−シクロアルキル、C4-12−(シクロアルキルア
ルキル)、−Z−C3-10−シクロアルキルおよび−Z−C4-12−(シクロアルキ
ルアルキル)からなる群から選択され;
R4はC1-15−アルキル、C2-15−アルケニルおよびC2-15−アルキニルからな
る群から選択され、これらはそれぞれ、ハロゲン(群)、−CF3、−CN、Y
、フェニノレおよびフェノキシ(ここにフェニルまたはフェノキシは、ハロゲン
、−CN、C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、−OCF3、−CF3、−CO
NH2および−CSNH2からなる群から独立して選択される1つまたはそれ以上
の置換分で置換されていることもある)からなる群から独立して選択される1つ
またはそれ以上の置換分で置換されていることもあり;
Rはフェニルまたはベンジルオキシカルボニルであり、これらはそれぞれ、ハロ
ゲン、−CN、C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、−OCF3、−CF3、−
CONH2および−CSNH2からなる群から独立して選択される1つまたはそれ
以上の置換分で置換されていることもあり;あるいは
Rは−OR5Y、−SR5Y、OR5−Z−Y、−SR5ZY、−O−R5−Z−R4
および−S−R5−Z−R4からなる群から選択され;
Zは酸素または硫黄であり;
R5はC1-15−アルキル、C2-15−アルケニルおよびC2-15−アルキニルであり
;
Yは5または6員ヘテロサイクリック基であり;
Gは以下のアザサイクリックまたはアザビサイクリック環系の1つから選択されあるいはGは置換されていることもあるC3−C8シクロアルキル(ここに、シク
ロアルキル置換分はR1およびR2から選択される)または置換されていることも
あるC1-6−アルキル(ここに、置換分は−NR6R7である)であり;
R6およびR7は独立して、水素およびC1-6−アルキルからなる群から選択され
;あるいは、R6およびR7は窒素原子といっしょになって4−〜6−員環を形成
し;
R1およびR2は独立して、水素、C1-15−アルキル、C2-5−アルケニル、C2-5
−アルキニル、C1-10−アルコキシ、および−OH、−COR6'、CH2−OH
、ハロゲン、−NH2、カルボキシ、
およびフェニルからなる群から独立して選択される1つまたはそれ以上の置換分
によって置換されているC1-5−アルキルからなる群から選択され;
R9およびR9'はそれぞれ、水素、ハロゲン、C1-4−アルコキシ、C1-4−アル
キル、−CN、−OCF3、−CONH2および−CSNH2からなる群から独立
して選択され;
R6'は水素、C1-6−アルキルであり;
R3は水素、C1-5−アルキル、C2-5−アルケニルおよびC2-5−アルキニルから
なる群から選択され;
nは0、1または2であり;
mは0、1または2であり;
pは0、1または2であり;
qは1または2であり;
rは0、1または2であり;.....
は単結合または2重結合である。
本発明の化合物は反応式I’および反応式Iに例示の化学工程を用いて製造す
ることができる。例示した工程の出発物質は市販されており、あるいは当業者に
既知の方法を用いて製造できる。
反応式I’ 反応式Iに用いたR、h+およびGは上記定義のとおりである。反応式Iに用
いた用語「Hal」はClおよびBrを表す。反応式Iの工程に好ましい酸化剤
はオキソンおよび過ヨウ素酸ナトリウムである。オキソンは反応式Iの工程に特
に好ましい酸化剤である。反応式Iに例示する、式3の化合物(式中、OR基は
R4基によって置換される)は当分野に周知の方法を用いて製造できる。例えば
、米国特許番号第5,043,345号参照。
さらに、式Iの化合物は以下の反応式IIおよびII’に例示する工程を用いて製
造することができる。
反応式II’ 反応式IIおよびII’中に用いたPはhalまたはSO2R9であってよく;Qは
N、OまたはSであってよく;R24は水素、R4、R5、R6およびR7からなる群
から選択され;
R25はSOR4およびSO2R4からなる群から選択され;
他のすべての意味は上記定義のとおりである。
他の式Iの化合物は反応式IIIに例示する工程を用いて製造できる。
反応式III 反応式IIIに用いたHal、W、rおよびGは上記定義のとおりである。反応
式IIIに用いたR22およびR23は独立して水素、R6およびR7からなる群から選
択される。
本発明の中間体の一部は反応式IVに例示の工程を用いて製造できる。
反応式IV
反応式IVにおいて、R8、Si、R10、R11、R12、R13、R14、R15'、R15
およびR16は上記定義のとおりである。例えば、R8N[(R10R11R12Si)
(R13R14R15'Si)はリチウムビス(トリ−2−プロピルシリル)アミド、
ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド、カリウムビス(トリメチルシリル
)アミド、リチウムビス(トリ−2−プロピルシリル)アミド、ナトリウムビス
(エチルジメチルシリル)アミド、カリウムビス(1−プロピルエチルメチルシ
リル)アミド、リチウムビス(トリ−フェニルシリル)アミド、ナトリ
ウムビス(トリ−フェニルメチルシリル)アミド、カリウムビス(2−ブチル−
2−プロピルメチルシリル)アミド、リチウム(トリ−2−プロピルシリル)(
2−ブチルジエチルシリル)アミド、ナトリウム(トリメチルシリル)(トリフェ
ニルシリル)アミド、カリウム、(ジメチルフェニルシリル)(エチルジメチル
シリル)アミドなどであり得るが、これらに限定されない。化合物10から化合
物11を製造するのに反応式IIIの工程を用いる場合、R15およびR16はそれぞ
れ水素であるのが最も好ましい。中間体10は標準ニトロソ化手法を用いて、ニ
トロソ化できる。好ましいニトロソ化試薬は亜硝酸イソアミルであるが、他の既
知のニトロソ化試薬も使用できる。反応式IIIにおいて、用語「Cu(Br,I
)」は臭化銅(I)、臭化銅(II)またはヨウ化銅(I)を表す。臭化銅(I)
、臭化銅(II)またはヨウ化銅(I)試薬が反応式IIIに例示した工程の生成物
の置換を促すことは当業者であれば認識するところであろう。
本発明の化合物の一部は、リン(III)化合物およびアゾジカルボキシレート
のジエステルの存在下でヒドロキシアルキルアミン(G−OH)(ここに、Gは
前記定義の意味を有する)を用い、反応式VおよびV’に例示の1,2,5−チ
アジアゾイルオキシアルキルアミンを得る工程によって製造するのがより好まし
いことがある。
反応式V’
反応式V
G基は2−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタンである。
R’は−OR4および−SR4からなる群から選択され、
R4はC1-15−アルキル、C2-15−アルケニル、C2-15−アルキニルおよび5−
員ヘテロサイクルからなる群から選択され、これらはそれぞれハロゲン(群)、
−CF3、−CN、Y、フェニルおよびフェノキシ(ここにフェニルまたはフェ
ノキシはハロゲン、−CN、C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、−OCF3
または−CF3からなる群から独立して選択される1つまたはそれ以上の置換分
で置換されていることもある)からなる群から独立して選択される1つまたはそ
れ以上の置換分で置換されていることもあり;あるいは、
R’はフェニルまたはベンジルオキシカルボニルであり、これらはそれぞれハロ
ゲン、−CN、C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシ、−OCF3および−CF3
からなる群から独立して選択される1つまたはそれ以上の置換分で置換されてい
ることもあり;あるいは、
R’は−OR5Y、−SR5Y、OR5−Z−Y、−SR5ZY、−O−R5−Z−
R4および−S−R5−Z−R4からなる群から選択され;
Zは酸素または硫黄であり;
R5はC1-15−アルキル、C2-15−アルケニルおよびC2-15−アルキニルからな
る群から選択され;
Yは5−員ヘテロサイクリック基であり;
R1'はフェニル、C1-15−アルキル、C2-5−アルケニル、C2-5−アルキニルお
よび(NR2')3からなる群から選択され;
R2'およびR3'は独立して水素、C1-15−アルキル、C2-5−アルケニル、C2-5
−アルキニル、およびハロゲンおよびフェニルからなる群から選択される1つま
たはそれ以上の置換分で置換されているC1-5−アルキルからなる群から選択さ
れ;
Wは酸素または硫黄であり;
R6,およびR7は独立してC1-6−アルキルであり;あるいは、
R6およびR7は窒素原子といっしょになって4−〜6−員環を形成することもあ
り;
R1およびR2は独立して、水素、C1-15−アルキル、C2-5−アルケニル、C2-5
−アルキニル、C1-10−アルコキシ、および−OH、−COR6'、CH2−OH
、ハロゲン、−NH2、カルボキシ、およびフェニルからなる群から独立して選択される1つまたはそれ以上の置換分
によって置換されているC1-5−アルキルからなる群から選択され;
R9およびR9'はそれぞれ、水素、ハロゲン、C1-4−アルコキシ、C1-4−アル
キル、−CN、−OCF3、−CONH2および−CSNH2からなる群から独立
して選択され;
R6'は水素またはC1−C3アルキルであり;
R3はC1-5−アルキル、C2-5−アルケニルおよびC2-5−アルキニルからなる群
から選択され;
nは0、1または2であり;
mは0、1または2であり;
pは0、1または2であり;
qは1または2であり;
rは0、1または2であり;.....
は単結合または二重結合である。
好ましいR1'基にはフェニル、C1-15−アルキルおよび(NR2')3が含まれる
。反応式IVの工程は、Gにおいてヒドロキシル基を保有する炭素原子での立体化
学を転化させる方法を提供するため、特に利点がある。
反応式VIおよびVI’に例示したもう1つの新規工程は、リン(III)化合物お
よびアゾジカルボキシレートのジエステルの存在下に、3,4−ジヒドロキシ−
1,2,5−チアジアゾールをG−OH(ここに、Gは上記定義のとおりである
)と連続反応させ、単離されていないヒドロキシ−1,2,5−チアジアゾール
エーテルI”を得、次いでリン(III)化合物およびアゾジカルボキシレートの
ジエステルの存在下に、I”をR4OH(ここにR4は前記定義のとおりである)
と反応させ、ムスカリンアゴニストおよびアンタゴニストとして有用な3,4−
ジヒドロキシ−1,2,5−チアジアゾールのジエーテルを得ることを含む。(
Org.Prep.& Procedures 1969,1,255−258参照)。反応式VIに例示した置換
分は前記定義のとおりである。
反応式VI’
反応式VI 一方、上記のようにアルコールの添加順序を逆にし、単離されていないヒドロ
キシ−1,2,5−チアジアゾールエーテルIIを得、次いでこれを同じ最終ムス
カリン活性化合物に変換することができる。
反応式VIIによって例示される工程は、リン(III)化合物およびアゾジカルボ
キシレートのジエステルの存在下に、フェノールまたはヒドロキシヘテロアリー
ル化合物と化合物IIIとを反応させ、化合物IVを生成させる。
反応式VII
化合物IIIにおいて、G(CH2)rWは2−アザ−ビシクロ[2.2.1]ヘ
プタンであり、R6'はR7、−OR7、−SR7、−SOR7、−SO2R7、C3-10
−シクロアルキル、C4-12−(シクロアルキルアルキル)、−Z−C3-10−シク
ロアルキルおよび−Z−C4-12−(シクロアルキルアルキル)からなる群から選
択され;
R7はC1-15−アルキル、C2-15−アルケニル、C2-15−アルキニルであり、こ
れらはそれぞれハロゲン(群)、−CF3、−CN、Y、フェニルおよびフェノ
キシ(ここ(こフェニルまたはフェノキシはハロゲン、−CN、C1-4−アルキ
ル、C1-4−アルコキシ、−OCF3および−CF3からなる群から選択される1
つまたはそれ以上の置換分で置換されていることもある)からなる群から独立し
て選択される1つまたはそれ以上の置換分で置換されていることもあり;
ただし、R6'の少なくとも1つのアルキル原子はヒドロキシル基で置換されてい
るか、あるいはR6'は−OR8Y、−SR8Y、OR8−Z−Y、−SR8ZY、−
O−R8−Z−R7および−S−R8−Z−R7(ここに−OR8Y)−SR8Y、O
R8−Z−Y、SR8ZY、−O−R8−Z−R7および−S−R8−Z−R7それぞ
れはアルキルヒドロキシルで置換されている)からなる群から選択される置換分
であり;
Yは5または6−員ヘテロサイクリック基であり;
Zは酸素または硫黄であり;
R8はC1-15−アルキル、C2-15−アルケニル、C2-15−アルキニルであり;
アリールおよびヘテロアリールはハロゲン、−CN、C1-4−アルキル、C1-4−
アルコキシ、C1-4−アルキルチオ、C1-4−アルキルスルホン、C1-4−アルキ
ルスルホキシド、−OCF3、NO2、N(R7)2および−CF3からなる群から
独立して選択される1つまたはそれ以上の置換分で置換されていることもあり;
ヘテロアリール基は1〜4個のN、OまたはS原子を含むか、あるいはそれらを
組み合わせて含む5または6−員ヘテロサイクルである。
反応式VIIIに例示されている本発明のもう1つの工程は、両極性非プロトン性
溶媒の存在または不存在下に、3−ハロ−4−アルキルチオ−1,2,5−チア
ジ
アゾールを水性水酸化アルキル金属で処理することによって3−ヒドロキシ−4
−アルキルチオ−1,2,5−チアジアゾールを合成することである。この反応
式では、Halは前記定義の意味を有し、Mはアルカリ金属であり、WはOまた
はSである。
反応式VIII
RRは水素、R4、C3-10−シクロアルキル、C4-12−(シクロアルキルアルキ
ル)、R4−Z−C3-10−シクロアルキルおよびR4−Z−C4-12−(シクロアル
キルアルキル)であり;Wは酸素または硫黄であり;
R4はC1-15−アルキル、C2-15−アルケニルおよびC2-15−アルキニルからな
る群から選択され、これらはそれぞれハロゲン、−CF3、Y、フェニルおよび
フェノキシ(ここにフェニルまたはフェノキシはハロゲン、C1-4−アルキル、
C1-4−アルコキシおよび−CF3からなる群から選択される1つまたはそれ以上
の置換分で置換されていることもある)からなる群から独立して選択される1つ
またはそれ以上の置換分で置換されていることもあり;あるいは、
RRはフェニルまたはベンジルオキシカルボニルであり、これらはそれぞれハロ
ゲン、C1-4−アルキル、C1-4−アルコキシおよび−CF3からなる群から選択
される1つまたはそれ以上の置換分で置換されていることもあり;あるいは、
RRはR4−OR5Y、R4−SR5Y、R4−OR5−Z−Y、R4−SR5ZY、R4
−O−R5−Z−R4またはR4−S−R5−Z−であり;
Zは酸素または硫黄であり;
R5はC1-15−アルキル、C2-15−アルケニルおよびC2-15−アルキニルからな
る群から選択され;
Yは5または6−員ヘテロサイクリック基であり;並びに、
R6,およびR7は独立して水素、C1-6−アルキルであり、あるいはR6およびR7
は窒素原子といっしよになって4−〜6−員環を形成することもあり;
R1およびR2は独立して水素、C1-15−アルキル、C2-5−アルケニル、C2-5−
アルキニル、C1-10−アルコキシ、または−OH、−COR6'、CH2−OH、
ハロゲン、−NH2、カルボキシまたはフェニルで置換されているC1-5−アルキ
ルであり;
R6'は水素またはC1−C3アルキルであり;
WはOまたはSであり;
HalはCl、Br、F、Iから選択され、WがOであるときはHalはSO2
R4'とすることができ;
R4'はC1−C3アルキルまたはフェニルである。
化合物(11)は1,2,5−ヂアジアゾール化合物の製造に有用な中間体で
ある。中間体11が、反応式I、IIおよびIIIの工程で例示した1,2,5−チ
アジアゾール化合物の製造に有用であることは当業者であれば認識するところで
あろう。
G置換分が保護基によって保護ざれた第2級窒素を含む場合、その保護基は当
業者に既知の標準的方法を用いて除去することができる。特に好ましい保護基は
カルバミン酸塩(エステル)である。保護基に関する特に有用な参考文献はGree
ne,Protecting Groups in Organic Synthesis,(John Wiley & Sons,New Yor
k,1981)である。
反応物の濃度は重要ではない。当業者は、望ましい反応速度および生成収量を
得るために反応物の濃度を変えることができる。
記載の工程を実行するための時間の長さは重要ではない。化学では常にそうな
のであるが、反応速度は温度および製造するその化合物のような種々の要因に依
存する。一連の反応は、薄層クロマトグラフィー(TLC)、高速液体クロマト
グラフィー(HPLC)、ガスクロマトグラフィー(GC)、および核磁気共鳴
分光学(NMR)のような方法を用いて追跡し、反応の完全性の程度を検出する
。実施者はこの工程を用い、反応時問を延長することによって最大収量を得るこ
と
ができる。一方、実施者は、経済的な完全性の程度に達した時点で反応を打ち切
ることにより、最大の生産高を求めることもできる。
以下の工程の各ステップの生成物が油状物である場合は、標準的方法によって
単離できる。このような方法には、蒸留、フラッシュクロマトグラフィー、HP
LCなどが含まれる。
本明細書中に用いる「ムスカリンコリン作動性系(システム)の機能不全」は
当業者に受け入れられている意味を有する。例えば、この用語は緑内障、精神異
常、精神分裂症または精神分裂型症状、うつ病、睡眠障害、てんかんおよび胃腸
運動障害のような症状を表すが、いかなる意味においてもこれらに限定されない
。他のこのような症状にはアルツハイマー疾患および失禁がある。
本発明の化合物の薬理学的性質は、これらが3H−オキソトレモリン−M(3H
−Oxo)の特異的結合を阻害ずる能力を求めることによって示すことができる
。Birdsdall N.J.M.,Hulme E.C.,およびBurgen A.S.V.(1980).“The Char
acter of Muscarinic Receptors in Different Regions of the Rat Brain”.P
roc.Roy.Soc.London(Series B)207,1。
3H−Oxoは、CNSのムスカリンレセプターを(レセプターのアゴニスト
ドメインに対して選択的に)ラベルする。3つの異なる部位が3H−Oxoによ
ってラベルされる。これらの部位は、それぞれ1.8、20および3000nM
のアフィニティーを有する。本実験条件を用いて、この高アフィニティーおよび
中アフィニティーの部位のみを決定する。
3H−oxo結合に対する本発明化合物の阻害効果はムスカリンアセチルコリ
ンレセプターに対するアフィニティーを反映する。
特に断らない限り、製造はすべで0〜4℃で行う。雄性Wistarラット(
150〜250g)由来の新鮮な皮質(0.1〜1g)を20nMヘペスpH:
7.4、10mL中で5〜10秒問、Ultra−Turraxホモジナイザー
でホモジナイズする。ホモジナイザーを緩衝液10mLですすぎ、懸濁液を集め
、40,000×gで15分間遠心する。得られたペレットを緩衝液で3回洗浄
する。このペレットを、緩衝液2×10mL中で前記のように徐々にホ
モジナイズし、40,000×gで10分間遠心する。
最終のペレットを20mMヘペスpH:7.4(100mL/原組織g)中で
ホモジナイズし、結合アッセイに用いる。この0.5mL量に試験溶液25μL
および3H−オキソトレモリン(最終濃度1.0nM)25μLを加え、25℃
で30分間混合およびインキュベートする。試験物質としてアレコリン(最終濃
度1μg/mL)を用い、非特異的結合を3回求める。インキュベート後、この
サンプルに氷冷緩衝液5mLを加え、吸引下に直接Whatman GF/Cガラス繊維フ
ィルターに注ぎ、直ちに氷冷緩衝液5mLで2回洗浄する。フィルター上の放射
能量を通常の液体シンチグラフィー計測によって求める。「特異的結合」は「全
結合」−「非特異的結合」とする。
試験物質を(必要ならば5分以下の問、スチームバスで加熱して)水10mL
に濃度2.2mg/mLで溶解する。IC50を計算する前に、特異的結合の25
〜75%阻害を得なければならない。試験値はIC50(3H−oxoの特異的結
合を50%阻害する試験物質の濃度(nM))として得られる。
IC50=(用いた試験物質濃度)×(Cx/Co−Cx)nM
ここに、Coはコントロールアッセイにおける特異的結合であり、Cxは試験アッ
セイにおける特異的結合である。(計算は通常質量作用動力学を仮定する)。
さらに本発明化合物の薬理的性質は、3HPRZ(ピレンゼピン、[N−メチ
ル−3H])がラット大脳皮質膜に結合するのを阻害する能力を求めることによ
っても示すことができる。
ピレンゼピンはムスカリンレセプターのサブタイプに選択的に結合する。この
タイプは、「ピレンゼピン感受性部位」とするのがより適切であろうが、歴史的
に「M1−部位」と呼ばれる。ピレンゼピンはM1−部位に選択的であるが、M2
−部位とも相互作用する。
特に断らない限り、製造はすべで0〜4℃で行う。雄性Wistarラット(
150〜200g)由来の新鮮な皮質(0.1〜19)を20mMヘペスpH:
7.4、10mL中で5〜10秒間、Ultra−Turraxホモジナイザー
でホモジナイズする。ホモジナイザーを緩衝液2×10mLですすぎ、懸
濁液を集め、40,000×gで15分間遠心する。得られたペレットを緩衝液
で3回洗浄する。このペレットを、緩衝液3×10mL中で前記のように徐々に
ホモジナイズし、40,000×gで10分間遠心する。
最終のペレットを20mMヘペスpH:7.4(100mL/原組織g)中で
ホモジナイズし、結合アッセイに用いる。この0.5mL量に試験溶液20μL
および3HPRZ(最終濃度1.0nM)25μLを加え、20℃で60分間混
合およびインキュベートする。試験物質としてアトロピン(最終濃度1,μg/
mL)を用い、非特異的結合を3回求める。インキュベート後、このサンプルに
氷冷緩衝液5mLを加え、吸引下に直接Whatman GF/Cガラス繊維フィルターに
注ぎ、直ちに氷冷緩衝液5mLで2回洗浄する。フィルター上の放射能量を通常
の液体シンチグラフィー計測によって求める。「特異的結合」は「全結合」−「
非特異的結合」とする。
試験物質を水10mLに濃度0.22mg/mLで溶解する。IC50を計算す
る前に、特異的結合の25〜75%阻害を得なければならない。
試験値はIC50(3HPRZの特異的結合を50%阻害する試験物質の濃度(
nM))として得られる。
IC50=(用いた試験物質濃度)×(Cx/Co−Cx)nM
ここに、Coはコントロールアッセイにおける特異的結合であり、Cxは試験アッ
セイにおける特異的結合である。(計算は通常質量作用動力学を仮定する)。
さらに薬理活性および唾液分泌を生じる傾向は以下の方法を用いて求め,確認
することができる。すなわち、以下のA9 L−mlアッセイを用いて、化合物
を試験することができる。
A9 L−ml細胞におけるホスホイノシトール加水分解の刺激:
A9−L−ml細胞をダルベッコ修正必須培地を含む75mLフラスコ中にて
コンフルエンスになるまで培養した。アッセイ前の48時間、細胞を1μCi/
mLミオ[2−3H]イノシトール(Amersham Inc、16.3Ci/mmolでプレ
ラベルした。アッセイ当日、細胞を1mM EDTA中の0.25%トリプシン
に対して30秒暴露することにより分離した。この細胞を遠心(300×g、
5分間)によって集め、10mMLiCl、142mM NaCl、5.6mM
KCl、2.2mM CaCl2、1mM MgCl2、3.6mM NaHCO3、
5.6mM D−グルコースおよび30mMヘペスナトリウムを含む、酸素を送
り込んだヘペス緩衝液、pH7.4中に再懸濁した。種々の濃度の薬物の存在下
、細胞を37Cで45分間インキュベートした。氷冷10mMLiCl3mLを
加えて反応を終了させ、超音波破砕し、20,000×gで遠心した。得られた
上清をギ酸塩(エステル)形態のAlcce11 QMA陰イオン交換SEP−PAKカートリッ
ジ(Waters Associates,Milford,MA)上にデカンテーションした。このカート
リッジを水10mL、次いで5mMホウ酸ナトリウム10mLで洗浄した。[3
H]PIを0.1ギ酸アンモニウム/0.01mMギ酸/5mMホウ酸ナトリウ
ム4mLで計測するためのシンチレーションバイアル中へ直接溶出した。データ
は1mMカルバコールの存在下で刺激された総[3H]PIパーセントとして表
す。半最大値(EC50)は4パラメータロジスティックモデルを用いた7点曲線
の平均から求めた。
マウスの唾液分泌:
体重20〜30gのマウスを唾液分泌試験に用いた。5グループのマウスに、蒸
留水に溶解した10mg/kg投与量の化合物を注入した。30分後、唾液分泌
および震顫を尺度0、1または2で評点した。ここに、0=効果なし、1=穏や
かな唾液分泌または震顫、2=著しい唾液分泌または震顫である。平均評点が1
であった化合物は1より低い評点どなるまで、1/2対数少ない投与量で試験し
た。評点が1となった最も少ない化合物投与量を、最少有効投与量(MED)で
表した。
本発明の化合物は幅広い投与量範囲にわたって有効である。例えば、ヒト成人
の処置では、一日当たり約0.05〜約100mg、好ましくは約0.1〜約1
00mgの投与量を用いることができる。最も好ましい投与量は一日当たり約0
.1mg〜約70mgである。ムスカリンコリン作動性系の機能不全によって生
じた中枢神経系の疾患を患った患者の処置方法の選択において、一日当たり約2
0〜約70mgの投与量で始め、症状が調節下にある場合に投与量を一日当たり
約
0.1〜約10mgぐらいまで減らすことがしばしば必要となることがある。的
確な投与量は投与様式、投与剤型、処置対象および処置対象の体重、担当の医師
または薬を処方する介護人の選択および経験に依存するであろう。
投与経路は、活性化合物を適当なあるいは所望の作用部位へ効率的に輸送する
、経口、非経口、例えば直腸、経皮、脂肪貯留槽内、皮下、静脈内、筋肉内また
は鼻腔内のようないかなる経路でもよいが、経口経路が好ましい。
代表的な組成物には、担体または希釈剤であり、あるいは担体で希釈され、あ
るいはカプセル、サシエ、ペーパーまたは他の容器の形であり得る担体中に包含
される、製薬的に許容される賦形剤を伴う式Iの化合物または製薬的に許容され
るその酸付加塩が含まれる。組成物を製造するには、通常の医薬組成剤の製造技
術を用いることができる。例えば、活性化合物を通常、担体と混合し、あるいは
担体で希釈し、あるいはアンプル、カプセル、サシエ、ペーパーまたは他の容器
の形態の担体中に含ませる。担体が希釈剤として働く場合は、これは活性な化合
物のビヒクル、賦形剤、または媒体として働く、固形、半固形、液状物質であり
得る。活性な化合物は顆粒状固形容器、例えばサシエ中に含ませることができる
。いくつかの適当な担体の例には、水、塩溶液、アルコール、ポリエチレングリ
コール、ポリヒドロキシエトキシル化ひまし油、ゼラチン、ラクトース、アミロ
ース、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ケイ酸、脂肪酸モノグリセリドおよ
びジグリセリド、ペンタエリトリトール脂肪酸エステル、ヒドロキシメチルセル
ロース、およびポリビニルピロリドンがある。また製剤は湿潤剤、乳化剤および
懸濁化剤、保存剤、甘味料、または香料を含んでいてもよい。本発明の製剤は当
業者に周知の方法を用いて、患者に投与後、活性成分が敏速に、持続してあるい
は遅延して放出されるように製剤化することができる。
医薬製造物を滅菌し、所望ならば助剤、乳化剤、浸透圧に作用する塩、緩衝液
および/または着色料など(これらは活性化合物と有害に反応しない)と混合で
きる。
非経口投与には、注射溶液剤または懸濁剤、好ましくはポリヒドロキシル化ひ
まし油に溶解した活性成分の水溶液が特に適切である。
経口投与には、タルクおよび/またはカルボヒドレート担体または結合剤をな
どを有する錠剤、糖衣錠またはカプセル剤が特に適切である。錠剤、糖衣錠また
はカプセル剤に好ましい担体にはラクトース、コーンスターチ、および/または
ポテトスターチが含まれる。甘味ビヒクルを用いることができる場合は、シロッ
プ剤またはエリキシル剤を用いることができる。
概して、化合物は単位投与量当たり、製薬的に許容される担体中、約0.1〜
約100mgを含む単位剤型で投与される。
本発明の化合物は動物に対して投与するのにふさわしいものとすることができ
る。そのような動物には家畜動物、例えば家畜、実験動物および家庭のペット、
および非家畜動物、例えば野生生物の両方が含まれる。動物は脊椎動物であるの
がより好ましい。本発明の化合物を哺乳類に投与するのが最も好ましい。動物は
家畜哺乳類またはヒトであるのが特に好ましい。最も好ましい哺乳類はヒトであ
る。上記目的のため、本発明の化合物はえさ添加物として投与することができる
。
本発明の実施をより完全に示すため、以下に実施例を挙げる。これらの実施例
は本発明を単に例示するためのものであり、いかなる意味においても本発明の範
囲を限定するためのものではない。
製剤例1
本発明の方法で用いるのに適当な、代表的錠剤は、通常の技術を用いて製造で
き、以下のものを含むことができる。
製剤例2
ゼラチン硬カプセル剤を以下の成分を用いて製造する: 上記成分を混合し、210.1mg量を各ゼラチン硬カプセルに充填する。
製剤例3
投与量5mLあたり薬物1mgを含有する各懸濁剤を以下のように製造する:
薬物をNo.45メッシュ米国ふるいに通し、カルボキシメチルセルロースナ
トリウムおよびシロップ剤と混合し、滑らかなペーストとする。安息香酸溶液、
香料および着色料を水で希釈し、攪拌しながらペーストに加える。次いで十分な
水を加え、必要な量とする。
本発明の中間体および工程は有益なムスカリンレセプター活性を有する化合物
の製造に有用である。本発明の化合物はそのような有用なムスカリンレセプター
活性を有する。本発明の範囲内のある化合物およびある状態が好ましい。以下の
表に表記されている状態、発明態様および化合物の性質を独立して組み合わせ、
種々の好ましい化合物および工程状態を生じさせることができる。以下の本発明
態様の表記はいかなる意味においても本発明の範囲を限定するためのものではな
い。
式Iで示される化合物のいくつかの好ましい性質は次のとおりである:
A)R9がクロロであり、R8が水素であり;
B)R9がクロロであり、パラ位にあり;
C)式Iの化合物がエンドであり;
D)R8がエチルまたはイソプロピルであり;
E)R9がメトキシであり;
F)WがOであり;
G)WがSであり;
H)式II
[式中、Rは
からなる群から選択される]
で示される化合物;
I)上記本明細書中、文字Hで示される側鎖を有する化合物(ここにWは酸素
基)
J)R8がエチルであり、R9がフルオロであり、R9がパラ位にある化合物
K)Gがアザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、である。
以下の実施例に沿って、本発明をさらに詳細に記載する。これらの実施例は本
発明を例示するためのものであり、いかなる意味においても本発明の範囲を限定
するものと考えるべきではない。
製造例1 3−クロロ−4−(1−ブチルチオ)−1,2,5−チアジアゾール
シアン(36g、0.69mol)の気泡を−10℃に保ったエーテル(250
mL)に吹き込んだ。この溶液にジエチルアミン(3mL)を滴加し、次いで1
−ブチルチオール(47mL、0.64mol)を、温度が−5℃を超えないよう
な速度で滴加した。この反応物を5時問0℃以下に保ち、次いで環境温度で一晩
攪拌した。容器の温度が50℃に達するまで、エーテルを反応物から蒸留した。
この反応物を環境温度にまで冷却した後、DMF(50mL)中の一塩化硫黄(
55mL.0.688mo)の溶液に加え、5℃に冷却した。冷却をやめ、反応物
を一晩攪拌した。この反応物を氷−水浴で冷却し、温度を40℃以下に保ちなが
ら、注意して水を加え、過剰の一塩化硫黄を破壊した。この液体を半固形硫黄沈
殿物からデカンテーションし、硫黄残留物をヘキサンでトリチュレートした。水
層をヘキサン(3×)で抽出し、抽出物を集め、トリチュレート物を水、NaH
CO3水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥し、溶媒を蒸発させた。残留物を2mm
Hg下で蒸留し、黄色液状物(24.6g)を得た。b.p.105−110℃
。(化合物1)。
製造例2 3−ブチルチオ−4−ヒドロキシ−1,2,5−チアジアゾール
化合物1(20.9g)、DMSO(20mL)および2N NaOH(20
5mL)の溶液を一晩加熱還流した。この溶液を15℃にまで冷却し、pHが1
になるまで濃HClを加えた。固形物を集め、水で洗浄し、乾燥し、固形物(1
7.68g)を得た。ヘプタンから再結晶し、白色結晶を得た。m.p.72−
72.5℃。(化合物300)。製造例3 (±)エキソ−3−ブチルチオ−4−(1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプチ ル−3−オキシ)−1,2,5−チアジアゾール
THF(20mL)中のトリフェニルホスフィン(0.7g)および化合物3
00(0.5g)の溶液を氷−水で冷却した。ジエチルジアゾジカルボキシレー
ト(0.4mL)を滴加し、次いで(±)エンド−3−ヒドロキシ−1−アザビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン(0.29g)を加えた。冷却をやめ、1時間後
に溶媒を蒸発させた。残留物を冷水に懸濁し、酸性化し、エーテルで抽出した。
水層を塩基性にし、Et0Acで抽出した。抽出物を乾燥し、溶媒を蒸発させ、
5%−EtOH−0.5%NH4OH−CHCl3で溶出する放射状クロマトグラ
フィーで残留物を精製し、透明な油状物を得た。HCl塩を白色結晶(0.44
g)としてEtOAcから結晶化した。m.p.147−148℃。(化合物3
01)。
製造例4
3−プロピルチオ−4−ヒドロキシ−1,2,5−チアジアゾール
3−クロロ−4−プロピルチオ−1,2,5−チアジアゾール(10g)、2
N NaOH(100mL)、およびDMSO(10mL)の混合物を24時間
加熱還流した。この溶液を冷却し、エーテルで抽出した。水層を濃HClで酸性
化し、氷−水中で3時間冷却した。得られた固形物を集め、少量の冷水で洗浄し
、白色固形物(8.15g)を得た。ヘプタンから再結晶し、白色結晶を得た。
m.
p.84−85℃。
製造例5(±)エキソ−3−プロピルチオ−4−(1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプ チル−3−オキシ)−1,2,5−チアジアゾール
THF(110mL)中のトリフェニノレホスフィン(3.96g)および3
−プロピルチオ−4−ヒドロキシ−1,2,5−チアジアゾール(2.62g)
の溶液を氷−水中で冷却した。ジエチルジアゾジカルボキシレート(2.27m
L)を滴加し、次いで(±)エンド−3−ヒドロキシ−1−アザビシクロ[2.
2.1]ヘプタン(1.64g)を加えた。冷却をやめ、23時間後に溶媒を蒸
発させた。残留物を冷水に懸濁し、酸性化し、エーテルで抽出した。水層を塩基
性化し、エーテルで抽出した。抽出物を乾燥し、溶媒を蒸発させ、5%−EtO
H−0.5%NH4OH−CHCl3で溶出する放射状クロマトグラフィーで残留
物を精製し、透明な油状物、2.69gを得た。HCl塩を白色結晶としてCH
Cl3−エーテルから結晶化した。m.p.176−177℃。
実施例1(±)エキソ−3−プロピルスルポニル−4−(1−アザビシクロ[2.2.1 ]ヘプチル−3−オキシ)−1,2,5−チアジアゾール
(±)エキソ−3−プロピルチオ−4−(1−アザビシクロ[2.2.1]ヘ
プチル−3−オキシ)−1,2,5−チアジアゾール(2.0g)を1N HC
l(9mL)および水(15mL)の混合液に溶解し、氷−水中で冷却した。こ
の溶液にオキソン(6.94g)の水溶液(35mL)を滴加した。冷却をやめ
、反応物を5.5時間攪拌した。過剰の酸化剤を重亜硫酸ナトリウムで破壊し、
反応物を氷−水中で再び冷却した。この溶液を5N NaOHで塩基性化し、E
tOAcで抽出し、黄色油状物(2.01g)を得た。
実施例2(±)エキソ−3−(3−(4−クロロフェニル)プロピニルオキシ)−4− (1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル−3−オキシ)−1,2,5−チア ジアゾール
THF(15mL)中の3−(4−クロロフェニル)プロピノール(0.25
g)の溶液を氷−水中で冷却し、カリウムtert−ブトキシド(0.17g)
を加えた。約10分後、(±)エキソ−3−プロピルスルホニル−4−(1−ア
ザビシクロ[2.2.1]ヘプチル−3−オキシ)−1,2,5−チアジアゾー
ル(0.2g)を加え、反応物を1時間攪拌した。この反応物を5N HCl(
1mL)でクエンチし、溶媒を蒸発させた。残留物を冷水に懸濁し、抽出した。
水性溶液を塩基性化し、抽出した。抽出物を乾燥し、溶媒を蒸発させ、残留物を
塩に変換し、再結晶した。
実施例3
エンド−3−(3−ブチルチオ−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ
)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩
乾燥THF(5mL)中のエンド−3−ヒドロキシ−1−アザビシクロ[2.
2.1]ヘプタン(J.Med.Chem.1992,35,2392-2406)(225mg)2.
0mmol)の溶液を95%カリウムt−ブトキシド(260mg、2.0mmol)で
処理した。30分後、反応物を氷−水中で冷却した。この冷却溶液に3−クロロ
−4−ブチルチオ−1,2,5−チアジアゾール(420mg)2.0mmolの一
部を加えた。冷却をやめ、4時間後、反応物を1.5時間加熱還流した。溶媒を
蒸発させ、残留物を冷水に懸濁し、4N HClで酸性化した。この混合物をエ
ーテル(2×−廃棄)で抽出した。水層を塩基性化し、混合物をジクロロメタン
(3×)で抽出した。ジクロロメタン抽出物を水で洗浄し、乾燥(MgSO4)
し、溶媒を蒸発させた。残留物をアセトンにとり、生成物をアセトン中の蓚酸、
次いでエーテルで沈殿させ、標題化合物240mg(32%)を得た。M.p.
125−126℃。化合物1。
実施例4
以下に示した試薬を用い、実施例3の記載と同じ手法により、以下の化合物を
製造した。
エンド−3−ヒドロキシ−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタンおよび3−
クロロ−4−プロピルチオ−1,2,5−チアジアゾールからエンド−3−(3
−プロピルチオ−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:38%。M.p.136−137
℃。化合物2。
実施例5
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩
水(30mL)および1N HCl(13.5mL)中のエンド−3−(3−
プロピルチオ−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩(実施例2)(4.1g、11.3mmol)の
溶液を氷−水中で冷却した。水(60mL)中のオキソン(10.5g、17.
1mmol)を10分間かけて反応物に加えた。冷却をやめ、反応物を16時間攪拌
した。反応物を氷−水中で冷却し、次いでNH3で塩基性化した。この混合物を
エーテル(6×)で抽出した。抽出物を乾燥(MgSO4)し、蒸発させた。生
成物をアセトンにとり、アセトン中の蓚酸で沈殿させ、3.2g(73%)を得
た。M.p.168−169℃。化合物3。
実施例6
エンド−3−(3−[3−(4−フルオロフェニル)−2−プロピニル−1−オ
キシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[
2.2.1]ヘプタン蓚酸塩
乾燥THF(30mL)中の水素化ナトリウム(90mg、3.0mmol)およ
び3−(4−フルオロフェニル)−2−プロピン−1−オール(225mg、1
.
5mmol)の懸濁液を窒素下、室温で1時間攪拌した。次いでこの反応物を氷−水
中で冷却し、エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾ
ール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(303m
g、1.0mmol)を加えた。16時間後、冷却反応物を水でクエンチし、生成物
をエーテル(3×)で抽出した。抽出物を乾燥(MgSO4)し、溶媒を蒸発さ
せた。生成物をアセトンにとり、アセトン中の蓚酸、次いでエーテルで沈殿させ
、標題化合物180mg(41%)を得た。M.p.163−165℃。化合物
4。
実施例7
以下に示した試薬を用い、実施例6の記載と実質的に同じ手法により、以下の
化合物を製造した。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および3−フェニ
ル−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−[3−フェニル−2−プ
ロピニル−1−オキシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1
−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:81%。M.p.158
−159℃。化合物5。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および3−(3−
メトキシフェニル)−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−[3−
(3−メトキシフェニル)−2−プロピニル−1−オキシ]−1,2,5−チア
ジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸
塩。収率:47%。M.p.142−143℃。化合物6。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および3−メチル
−2−ブテン−1−オールからエンド−3−(3−[3−メチル−2−ブテニル
−1−オキシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:55%。M.p.112−115
℃。化合物7。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩およびシクロプロ
ピルエタノールからエンド−3−(3−[2−シクロプロピルエチル−1−オキ
シ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2
.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:74%。M.p.132−133℃。化合物
8。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および4−フルオ
ロベンジルアルコールからエンド−3−(3−[4−フルオロベンジルオキシ]
−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2
.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:62%。M.p.144−145℃。化合物9。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩およびクロチルア
ルコールからエンド−3−(3−[2−ブテニル−1−オキシ]−1,2,5−
チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
蓚酸塩。収率:67%。M.p.129−131℃。化合物10。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2−ブチン
−1−オールからエンド−3−(3−[2−ブチニル−1−オキシ]−1,2,
5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン蓚酸塩。収率:73%。M.p.194−196℃。化合物11。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2−ヒドロ
キシエチルメチルスルフィドからエンド−3−(3−メチルチオエトキシ−1,
2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ−[2.2.1
]ヘプタン蓚酸塩。収率:60%。M.p.117−119℃。化合物12。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2−メトキ
シエタノールからエンド−3−(3−メトキシエトキシ−1,2,5−チアジア
ゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。
収率:78%。M.p.139−141℃。化合物13。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および4−(トリ
フルオロメトキシ)ベンジルアルコールからエンド−3−(3−[4−トリフル
オロメトキシベンジルオキシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ
)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:77%。M.p.
116−119℃。化合物14。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および4,4,4
−トリフルオロブタノールからエンド−3−(3−[4,4,4−トリフルオロ
ブチル−1−オキシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−
アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:73%。M.p.135−
137℃。化合物15。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2−フルオ
ロ−4−(トリフルオロメチル)ベンジルアルコールからエンド−3−(3−[
2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)−ベンジルオキシ]−1,2,5−
チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
蓚酸塩。収率:73%。M.p.112−114℃。化合物16。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および4−(3−
メトキシフェニル)−3−ブチン−2−オールからエンド−3−(3−[4−(
3−メトキシフェニル)−3−ブチン−2−イルオキシ]−1,2,5−チアジ
アゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩
。収率:62%。M.p.102−103℃。化合物17。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および3−(4−
クロロフェニル)−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−[3−(
4−クロロフェニル)−2−プロピニル−1−オキシ]−1,2,5−チアジア
ゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。
収率:40%。M.p.118−122℃。化合物18。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および1−(3−
メトキシフェニル)−1−ペンチン−3−オールからエンド−3−(3−[1−
(3−メトキシフェニル)−1−ペンチン−3−イルオキシ]−1,2,5−チ
アジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚
酸塩。収率:25%。M.p.98−101℃。化合物19。
エンド−3−(3−ブチルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イル
オキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および1−(3−メ
トキシフェニル)−4−メチル−1−ペンチン−3−オールからエンド−3−(
3−[1−(3−メトキシフェニル)−4−メチル−1−ペンチン−3−イルオ
キシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[
2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:35%。M.p.144−147℃。化合物
20。
エンド−3−(3−ブチルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イル
オキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2,2,2−
トリフルオロエタノールからエンド−3−(3−[2,2,2−トリフルオロエ
チル−1−オキシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−ア
ザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:54%。M.p.153−1
56℃。化合物21。
エンド−3−(3−ブチルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イル
オキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩およびシクロブチル
メタノールからエンド−3−(3−シクロブチルメチルオキシ−1,2,5−チ
アジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚
酸塩。収率:46%。M.p.96−99℃。化合物22。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩(実施例5)およ
び3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2−プロピン−1−オールからエ
ンド−3−(3−(3−(3−トリフルオロメチルフェニル)−2−プロピニル
−1−オキシ)−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。M.p.131−135℃。化合物23
。
エンド−3−(3−プロピルスルポニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および(Z)−5
−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−2−ペンテン−4−イン−1−オー
ルからエンド−(Z)−3−(3−(5−(4−フルオロフェニル)−3−メチ
ル−2−ペンテン−4−イン−1−イルオキシ)−1,2,5−チアジアゾール
−4−イルオキシ)−1−アザビジクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。M.p
.174−177℃。化合物24。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および(E)−5
−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−2−ペンテン−4−イン−1−イル
オキシ)からエンド−(E)−3−(3−(5−(4−フルオロフェニル)−3
−メチル−2−ペンテン−4−イン−1−イルオキシ)−1,2,5−チアジア
ゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。
M.p.82−84℃。化合物25。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および(3−ピリ
ジル)−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−(3−ピリジル)−
2−プロピン−1−イルオキシ)−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキ
シ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、二蓚酸塩。M.p.136−
139℃。化合物26。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および5−(4−
フルオロフェニル)−2−ペンテン−4−イン−1−オールからエンドー(E/
Z)−3−(3−(5−(4−フルオロフェニル)−2−ペンテン−4−イン−
1−イルオキシ)−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザ
ビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。M.p.185−188℃。化合物2
7。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および(2−ピリ
ジル)−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−(2−ピリジル)−
2−プロピン−1−イルオキシ)−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキ
シ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、二蓚酸塩。M.p.158−
160℃。化合物28。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および3−(3−
フリル)−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−(3−(3−フリ
ル)−2−プロピン−1−イルオキシ)−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。M.p.146
−148℃。化合物29。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2,2,3
,3,4,4,4−ヘプタフルオロブタン−1−オールからエンド−3−(3−
(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル−1−オキシ)−1,2
,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン蓚酸塩。M.p.128−131℃。化合物30。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および3−(3−
フルオロフェニル)−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−(3−
(3−フルオロフェニル)−2−プロピン−1−イルオキシ)−1,2,5−チ
アジアゾール−4−イルオキシ−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸
塩。M.p.℃。化合物31。実施例8
エンド−3−(3−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)−1,2,5−
チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
蓚酸塩
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−
イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩(300mg、
0.76mmol)および炭酸カリウム(210mg、1.52mmol)のDMF溶液
(10mL)に窒素下、水硫化ナトリウム(225mg、3.00mmol)を加え
た。この溶液を80−100℃で4時間攪拌した。次いでこの溶液を室温にまで
冷却し、炭酸カリウム(1.05g、7.6mmol)および3,3,3−トリフル
オロプロピルヨーダイド(510mg、228mmol)を加えた。10分後、氷−
水および6N HClを加え、pH2.0にした。水層をエーテル(3×)で洗
浄し、次いでNaOHで塩基性化し、pH11.0にした。生成物をエーテル(
3×)で抽出し、乾燥(MgSO4)し、溶媒を蒸発させた。残留物をアセトン
にとり、生成物をアセトン中の蓚酸、次いでエーテルで沈殿させ、標題化合物2
30mg(72%)を得た。M.p.186−187℃。化合物32。
実施例9
以下に示した試薬を用い、実施例8の記載と実質的に同じ手法により、以下の
化合物を製造した。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩およびトリフルオ
ロブチルブロミドからエンド−3−(3−(4,4,4−トリフルオロブチルチ
オ)−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2
.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:61%。M.p.114−115℃。化合物
33。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および4−シアノ
ベンジルブロミドからエンド−3−(3−[4−シアノベンジルチオ]−1,2
,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン蓚酸塩。収率:15%。M.p.196−197℃。化合物34。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]へプタン蓚酸塩および3−ブロモ
プロピオニトリルからエンド−3−(3−[2−シアノエチルチオ]−1,2,
5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン蓚酸塩。収率:42%。M.p.168−169℃。化合物35。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2,4−ジ
フルオロベンジルブロミドからエンド−3−(3−[2,4−ジフルオロベンジ
ルチオ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ
[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:67%。M.p.98−100℃。化合
物36。
エンド−3−(3−ブチルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イル
オキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩(実施例8)および
1−ブロモ−2−フルオロエタンからエンド−3−(3−[2−フルオロエチル
−1−チオ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:59%。M.p.131−133℃
。化合物37。
実施例10
以下に示した試薬を用い、実施例5の記載と同じ手法で、以下の化合物を製造
した。
エンド−3−(3−ブチルチオ−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ
)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩からエンド−3−(3−ブ
チルスルホニル−1,2,5−ヂアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。化合物38。
実施例11
エンド−3−(3−[3−(3−チエニル)−2−プロピン−1−イルオキシ]
−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2
.1]ヘプタン蓚酸塩
a)ジイソプロピルアミン(100mL)中のビス(トリフェニルホスフィン)
−パラジウム(II)クロライド(3.00mg、0.42mmol)およびヨウ化銅
(I)(100mg、0.50mmol)の懸濁液に3−ブロモチオフェン(4.9
g、30mmol)を窒素下で加えた。窒素下で、1.5時間還流した後、プロパル
ギルアルコール(3.0g)33mmol)のジイソプロピルアミン溶液(50mL
)を加えた。5時間還流した後、反応混合物を冷却し、ろ過し、減圧下で濃縮し
た。残留物を、エーテル/石油エーテル(1:1)を溶出液として用いるフラッ
シュクロマトグラフィーにかけ、粗生成物として3−(3−チエニル)−2−プ
ロピン−1−オール2g(48%)を得た。
b)乾燥THF(10mL)中の3−(3−チエニル)−2−プロピン−1−オ
ール(276mg、2.0mmol)および水素化ナトリウム(80%)(90mg
、3.0mmol)の溶液を窒素下、室温で1時間攪拌した。乾燥THF(5mL)
中のエンド−3−(3−ブチルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−
イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(317mg、1.0
mmol)の溶液を加えた。16時間後、この反応物を水でクエンチし、THFを蒸
発させた。生成物をエーテル(3×)で抽出した。この抽出物を乾燥(MgS
O4)し、ろ過し、溶媒を蒸発させた。生成物をアセトンにとり、アセトン中の
蓚酸で沈殿させ、標題化合物123mg(30%)を得た。M.p.133−1
36℃。化合物39。
実施例12
エンド−3−(3−[3−(2−チエニル)−2−プロピン−1−イルオキシ]
−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2
.1]ヘプタン蓚酸塩
a)ジイソプロピルアミン(100mL)中のテトラキス(トリフェニルホスフ
ィン)パラジウム(300mg、0.25mmol)およびヨウ化銅(I)(100
mg、0.5Ommol)の懸濁液に2−ヨードチオフェン(6.3g、30mmol)
を窒素下で加えた。室温で1.5時間攪拌した後、プロパルギルアルコール(3
.0g、33mmol)のジイソプロピルアミン溶液(50mL)を加えた。室温で
16時間後、混合物をろ過し、減圧下で濃縮した。残留物を、ジクロロメタンを
溶出液として用いるフラッシュクロマトグラフィーにかけ、粗生成物として3−
(2−チエニル)−2−プロピン−1−オール3.0g(73%)を得た。
b)乾燥THF(10mL)中の3−(2−チエニル)−2−プロピン−1−オ
ール(276mg)2.0mmol)および水素化ナトリウム(80%)(90mg
)3.0mmol)の溶液を窒素下、室温で1時間攪拌した。乾燥THF(5mL)
中のエンド−3−(3−ブチルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−
イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン(317mg)1.0
mmol)の溶液を加えた。16時間撹拌後、この反応物を水でクエンチし、THF
を蒸発させた。生成物をエーテルで抽出した。得られた生成物をHCl塩として
沈殿させ、標題化合物253mg(70%)を得た。M.p.180−184℃
。化合物40。
実施例13
エンド−3−(3−[1−シクロプロピルエチル−1−オキシ]−1,2,5−
チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
蓚酸塩
乾燥THF(5mL)中の水素化ナトリウム(50mg、1.5mmol)および
a−メチルシクロプロパンメタノール(100μL、1.0mmol)の懸濁液を室
温で1時間攪拌した。次いで反応物にエンド−3−ブチルスルホニル−1,2,
5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン(160mg、0.5mmol)を加えた。16時間後、反応物を氷−水でクエ
ンチし、炭酸カリウムを加え、生成物をジクロロメタン(3×)で抽出した。こ
の抽出物を乾燥(MgSO4)し、溶媒を蒸発させた。生成物をアセトンにとり
、アセトン中の蓚酸、次いでエーテルで沈殿させ、標題化合物145mg(50
%)を得た。M.p.134−137℃。化合物41。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および3−フェニ
ル−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−[3−フェニル−2−プ
ロピニル−1−オキシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1
−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:81%。M.p.158
−159℃。化合物5。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および3−(3−
メトキシフェニル)−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−[3−
(3−メトキシフェニル)−2−プロピニル−1−オキシ]−1,2,5−チア
ジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸
塩。収率:47%。M.p.142−143℃。化合物6。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および3−メチル
−2−ブテン−1−オールからエンド−3−(3−[3−メチル−2−ブテニル
−1−オキシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:55%。M.p.112−115
℃。化合物7。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩およびシクロプロ
ピルエタノールからエンド−3−(3−[2−シクロプロピルエチル−1−オキ
シ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2
.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:74%。M.p.132−133℃。化合物
8。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および4−フルオ
ロベンジルアルコールからエンド−3−(3−[4−フルオロベンジルオキシ]
−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2
.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:62%。M.p.144−145℃。化合物9。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩およびクロチルア
ルコールからエンド−3−(3−[2−ブテニル−1−オキシ]−1,2,5−
チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
蓚酸塩。収率:67%。M.p.129−131℃。化合物10。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]へプタン蓚酸塩および2−ブチン
−1−オールからエンド−3−(3−[2−ブチニル−1−オキシ]−1,2,
5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン蓚酸塩。収率:73%。M.p.194−196℃。化合物11。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2−ヒドロ
キシエチルメチルスルフィドからエンド−3−(3−メチルチオエトキシ−1,
2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ−[2.2.1
]ヘプタン蓚酸塩。収率:60%。M.p.117−119℃。化合物12。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および3−メチル
−2−ブテン−1−オールからエンド−3−(3−[3−メチル−2−ブテニル
−1−オキシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:55%。M.p.112−115
℃。化合物7。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩およびシクロプロ
ピルエタノールからエンド−3−(3−[2−シクロプロピルエチル−1−オキ
シ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2
.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:74%。M.p.132−133℃。化合物
8。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および4−フルオ
ロベンジルアルコールからエンド−3−(3−[4−フルオロベンジルオキシ]
−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2
.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:62%。M.p.144−145℃。化合物9。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩およびクロチルア
ルコールからエンド−3−(3−[2−ブテニル−1−オキシ]−1,2,5−
チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
蓚酸塩。収率:67%。M.p.129−131℃。化合物10。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2−ブチン
−1−オールからエンド−3−(3−[2−ブチニル−1−オキシ]−1,2,
5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン蓚酸塩。収率:73%。M.p.194−196℃。化合物11。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2−ヒドロ
キシエチルメチルスルフィドからエンド−3−(3−メチルチオエトキシ−1,
2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ−[2.2.1
]ヘプタン蓚酸塩。収率:60%。M.p.117−119℃。化合物12。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2−メトキ
シエタノールからエンド−3−(3−メトキシエトキシ−1,2,5−チアジア
ゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。
収率:78%。M.p.139−141℃。化合物13。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および4−(トリ
フルオロメトキシ)ベンジルアルコールからエンド−3−(3−[4−トリフル
オロメトキシベンジルオキシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ
)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:77%。M.p.
116−119℃。化合物14。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および4,4,4
−トリフルオロブタノールからエンド−3−(3−[4,4,4−トリフルオロ
ブチル−1−オキシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−
アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:73%。M.p.135−
137℃。化合物15。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2−フルオ
ロ−4−(トリフルオロメチル)ベンジルアルコールからエンド−3−(3−[
2−フルオロ−4−(トリフルオロメチル)−ベンジルオキシ]−1,2,5−
チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン
蓚酸塩。収率:73%。M.p.112−114℃。化合物16。
エンド−3−(3−ブチルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イル
オキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および1−(3−メ
トキシフェニル)−4−メチル−1−ペンチン−3−オールからエンド−3−(
3−[1−(3−メトキシフェニル)−4−メチル−1−ペンチン−3−イルオ
キシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ−
[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:35%。M.p.144−147℃。化
合物20。
エンド−3−(3−ブチルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イル
オキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩およびシクロブチル
メタノールからエンド−3−(3−シクロブチルメチルオキシ−1,2,5−チ
アジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚
酸塩。収率:46%。M.p.96−99℃。化合物22。
エンド−3−(3−ブチルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イル
オキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2,2,2−
トリフルオロエタノールからエンド−3−(3−[2,2,2−トリフルオロエ
チル−1−オキシ]−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−ア
ザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。収率:54%。M.p.153−1
56℃。化合物21。
エンド−3−(3−プロピルスルポニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および(Z)−5
−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−2−ペンテン−4−イン−1−オー
ルからエンド−(Z)−3−(3−(5−(4−フルオロフェニル)−3−メチ
ル−2−ペンテン−4−イン−1−イルオキシ)−1,2,5−チアジアゾール
−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。M.p
.174−177℃。化合物24。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および4−(3−
メトキシフェニル)−3−ブチン−2−オールからエンド−3−(3−[4−(
3−メトキシフェニル)−3−ブチン−2−イルオキシ]−1,2,5−チアジ
アゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩
。収率:62%。M.p.102−103℃。化合物17。
エンド−3−(3−プロピルスルポニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および2,2,3
,3,4,4,4−ヘプタフルオロブタン−1−オールからエンド−3−(3−
(2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル−1−オキシ)−1,2
,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘ
プ
タン蓚酸塩。M.p.128−131℃。化合物30。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および3−(3−
フリル)−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−(3−(3−フリ
ル)−2−プロピン−1−イルオキシ)−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。M.p.146
−148℃。化合物29。
エンド−3−(3−プロピルスルポニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および(2−ピリ
ジル)−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−(2−ピリジル)−
2−プロピン−1−イルオキシ)−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキ
シ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、二蓚酸塩。M.p.158−
160℃。化合物28。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および(3−ピリ
ジル)−2−プロピン−1−オールからエンド−3−(3−(3−ピリジル)−
2−プロピン−1−イルオキシ)−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキ
シ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン、二蓚酸塩。M.p.136−
139℃。化合物26。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および(E)−5
−(4−フルオロフェニル)−3−メチル−2−ペンテン−4−イン−1−イル
オキシ)からエンド−(E)−3−(3−(5−(4−フルオロフェニル)−3
−メチル−2−ペンテン−4−イン−1−イルオキシ)−1,2,5−チアジア
ゾール−4−イルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。
M.p.82−84℃。化合物25。
エンド−3−(3−プロピルスルホニル−1,2,5−チアジアゾール−4−イ
ルオキシ)−1−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩および5−(4−
フルオロフェニル)−2−ペンテン−4−イン−1−オールからエンド−(E/
Z)−3−(3−(5−(4−フルオロフェニル)−2−ペンテン−4−イン−
1−イルオキシ)−1,2,5−チアジアゾール−4−イルオキシ)−1−アザ
ビシクロ[2.2.1]ヘプタン蓚酸塩。M.p.185−188℃。化合物2
7。
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(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61K 31/433 A61K 31/41 604
31/444 31/44 614
C07D 417/14 C07D 417/14
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ
,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU
,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,
CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G
B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG
,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,
LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N
O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG
,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,
US,UZ,VN,YU
(72)発明者 ウォード,ジョン・エス
アメリカ合衆国46227インディアナ州 イ
ンディアナポリス、イースト・ブランズウ
ィック・アベニュー241番