JP2002107302A - 端子金具の検査方法及び検査装置 - Google Patents

端子金具の検査方法及び検査装置

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JP2002107302A JP2000296332A JP2000296332A JP2002107302A JP 2002107302 A JP2002107302 A JP 2002107302A JP 2000296332 A JP2000296332 A JP 2000296332A JP 2000296332 A JP2000296332 A JP 2000296332A JP 2002107302 A JP2002107302 A JP 2002107302A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子金具の電線接続部の特にかしめ片による
電線の固定状況の良否を確実に判別できる端子金具の検
査装置を提供する。 【解決手段】 端子金具の検査装置1は照明ランプ4と
CCDカメラ5と暗箱6と制御装置7とを備えている。
照明ランプ4とCCDカメラ5とは圧接端子200のか
しめ片212a,212bによって反射される照明ラン
プ4からの光がCCDカメラ5に入射しない位置に配さ
れている。暗箱6は照明ランプ4とCCDカメラ5の対
物側5aと圧接端子200を覆う。制御装置7はCCD
カメラ5が撮像した電線接続部204の映像に2値化処
理を施す。制御装置7はかしめ片212a,212b毎
に設けられこれらのかしめ片212a,212bの少な
くとも一部を含んだ2値画像中の検査対象領域内の黒と
なる面積に基いて良否を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子金具のかしめ
片による電線の固定状況の良否を判定する端子金具の検
査方法及び検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体としての自動車には、搭載される
種々のランプや種々のモータなどの電子機器にバッテリ
などの電源から電力を供給するためにワイヤハーネスが
配索されている。前記ワイヤハーネスは、複数の電線
と、これらの電線それぞれの端部に取り付けられた端子
金具としての圧接端子と、前記圧接端子を収容するコネ
クタハウジングなどを備えている。
【0003】前記圧接端子は、前記電線と電気的に接続
しかつこの電線を固定する電線接続部を備えている。前
記電線接続部は、前記電線を載置する壁と、前記電線と
圧接する圧接部と、かしめ片と、を備えている。圧接部
は、互いの間に電線を圧入する対の圧入刃を備えてい
る。
【0004】対の圧入刃間に電線を圧入し、前記圧入刃
が電線の被覆部を切り込んで芯線と接触することによ
り、前記圧接部は電線と電気的に接続する。かしめ片
は、前記壁の幅方向に沿った縁から立設している。かし
め片は、前記壁に向かって曲げられることにより、前記
壁に載置された電線を前記壁との間に挟んで固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した圧接端子は、
絶縁性を有する合成樹脂からなるコネクタハウジングの
端子収容溝内に挿入された後、電線が圧入刃間に圧入さ
れる。電線を圧入刃間に圧入する際に、周知の圧接装置
が用いられる。
【0006】前記圧接装置は、金属からなるブレード状
の圧接ブレードと、この圧接ブレードの移動方向を案内
する一対のガイドと、を備えている。圧接装置は、ま
ず、一対のガイドの相互間に電線接続部を挟む。その
後、圧接ブレードが、電線を圧入刃間に圧入するととも
に、かしめ片を前記壁に向かって曲げる。
【0007】前記圧接装置が、電線を圧入刃間に圧入す
る際、即ち、電線を電線接続部に圧接する際に、前記ガ
イドが位置ずれして、圧接ブレードがかしめ片に接触し
ないことがある。この場合、電線の圧接後にも、かしめ
片が、前記壁に対し立設しつづけ電線を固定しない。
【0008】また、前記コネクタハウジングが前記圧接
端子を複数並設する場合、ガイドが位置ずれすると、か
しめ片を曲げるべき圧接端子の隣りの圧接端子のかしめ
片と、前記圧接ブレードとが接触することがある。この
場合、前記隣りの圧接端子のかしめ片が、電線を固定す
る際とは逆向き即ち電線接続部の外方向に向かって曲げ
られて、電線を固定できなくなる。
【0009】圧接端子のかしめ片による電線の固定状況
の良否を判定するために、従来から、作業員による目視
検査を行っていた。目視検査では、作業員の習熟度によ
って不良品を良品と判定したり、作業員毎に良否の判定
基準がばらついて、不良品を良品として判定する恐れが
あった。そして、不良品をワイヤハーネスに組み込む恐
れがあった。
【0010】したがって、本発明の目的は、端子金具の
かしめ片による電線の固定状況の良否を確実に判定でき
る端子金具の検査方法及び検査装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の端子金具の
検査方法は、電線を載置する壁と前記壁に向かって曲げ
られて前記電線を前記壁との間に挟んで固定するかしめ
片とを有する電線接続部を備えた端子金具の検査方法に
おいて、前記電線が固定された前記電線接続部に光をあ
て、この光があてられた電線接続部の映像を2値化処理
し、この2値化処理によって得られる画像情報のしきい
値未満またはしきい値以上となる面積に基いて前記かし
め片による電線の固定状況の良否を判定することを特徴
としている。
【0012】請求項2に記載の本発明の端子金具の検査
装置は、電線を載置する壁と前記壁に向かって曲げられ
て前記電線を前記壁との間に挟んで固定するかしめ片と
を有する電線接続部を備えた端子金具の検査装置におい
て、前記電線接続部に光をあてる光源と、前記電線接続
部を撮像可能な撮像手段と、内面が暗色でかつ前記撮像
手段の少なくとも対物側と前記光源と前記端子金具とを
覆って、前記端子金具の電線接続部に外光があたること
を防ぐ暗箱と、を備え、前記かしめ片が反射する前記光
源からの光が前記撮像手段に入射しない位置に、前記撮
像手段と光源とを配置し、かつ前記電線の被覆部が明色
であるとともに、前記光源の光があてられた電線接続部
の映像を2値化処理し、この2値化処理によって得られ
る画像情報のしきい値未満またはしきい値以上となる面
積に基いて前記かしめ片による電線の固定状況の良否を
判定する判定手段を備えたことを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の本発明の端子金具の検査
装置は、請求項2に記載の端子金具の検査装置におい
て、前記撮像手段を、前記電線が固定された電線接続部
の壁と相対させ、前記光源と前記かしめ片とを結ぶ線分
と、前記電線接続部に固定された電線が沿う方向と、の
なす角θを設けて、前記光源を配置して、前記かしめ片
が反射する前記光源からの光が前記撮像手段に入射しな
い位置に前記撮像手段と光源とを配置したことを特徴と
している。
【0014】請求項4に記載の本発明の端子金具の検査
装置は、請求項3記載の端子金具の検査装置において、
前記光源を、前記角θが45度以下となる位置に配置し
たことを特徴としている。
【0015】請求項5に記載の本発明の端子金具の検査
装置は、電線を載置する壁と前記壁に向かって曲げられ
て前記電線を前記壁との間に挟んで固定するかしめ片と
を有する電線接続部を備えた端子金具の検査装置におい
て、前記電線接続部に光をあてる光源と、前記電線接続
部を撮像可能な撮像手段と、を備え、前記かしめ片が反
射する前記光源からの光が前記撮像手段に入射する位置
に、前記撮像手段と光源とを配置するとともに、前記光
源の光があてられた電線接続部の映像を2値化処理し、
この2値化処理によって得られる画像情報のしきい値未
満またはしきい値以上となる面積に基いて前記かしめ片
による電線の固定状況の良否を判定する判定手段を備え
たことを特徴としている。
【0016】請求項6に記載の本発明の端子金具の検査
装置は、請求項5に記載の端子金具の検査装置におい
て、前記撮像手段を、前記電線が固定された電線接続部
の壁と相対させ、前記光源を、前記撮像手段の近傍に配
置しかつ前記電線が固定された電線接続部の壁と相対さ
せるとともに、前記かしめ片が反射する前記光源からの
光が前記撮像手段に入射する位置に前記撮像手段と光源
とを配置したことを特徴としている。
【0017】請求項7に記載の本発明の端子金具の検査
装置は、請求項2ないし請求項6のうちいずれか一項に
記載の端子金具の検査装置において、前記判定手段が、
前記かしめ片による電線の固定状況の良否を判定する際
に、前記撮像手段が撮像した電線接続部の映像中の、前
記かしめ片毎に設けられかつ少なくとも前記かしめ片の
一部の映像を含んだ検査対象領域のしきい値未満または
しきい値以上となる面積に基いて、前記かしめ片による
電線の固定状況の良否を判定することを特徴としてい
る。
【0018】請求項8に記載の本発明の端子金具の検査
装置は、請求項7に記載の端子金具の検査装置におい
て、前記検査対象領域は、前記電線接続部に固定された
電線の幅方向に沿った中央に位置していることを特徴と
している。
【0019】請求項1に記載された本発明によれば、電
線が固定された電線接続部に光をあて、この電線接続部
の特にかしめ片の映像に基いて、良否の判定を行う。端
子金具がかしめ片も含めて金属からなるので、前記かし
め片が鏡状となって光を多く反射したり相対するものを
映すこととなる。
【0020】このため、電線接続部に光をあてると、端
子金具と電線とが反射する光の強さが異なる。前記かし
め片の映像を2値化処理することによって、かしめ片と
電線とを判別可能となる。したがって、かしめ片が前記
壁に向かって曲げられて電線を固定した状態と、かしめ
片が壁に対し立設したままの状態であったり、かしめ片
が電線接続部の外方向に向かって曲げられた状態と、を
判別可能となる。
【0021】請求項2に記載された本発明によれば、か
しめ片が反射する光源からの光が、撮像手段に入射しな
い位置に、撮像手段と光源とを配置している。このた
め、撮像手段からみて、かしめ片には暗色の暗箱の内面
が移る。また、電線の被覆部が明色である。このため、
撮像手段が得た電線接続部の映像を2値化処理すると、
電線を示す箇所が確実にしきい値以上となり、かつかし
め片を示す箇所が確実にしきい値未満となる。したがっ
て、電線とかしめ片とを確実に判別できる。
【0022】請求項3に記載された本発明によれば、光
源とかしめ片とを結ぶ線分と電線が沿う方向とのなす角
を設けて、光源を配置している。このため、かしめ片が
反射する光源からの光が、撮像手段により確実に入射し
ない。したがって、撮像手段が得た電線接続部の映像を
2値化処理すると、電線とかしめ片とをより確実に判別
できる。
【0023】請求項4に記載された本発明によれば、光
源とかしめ片とを結ぶ線分と電線が沿う方向とのなす角
が45度以下となる位置に光源を配置している。このた
め、かしめ片が反射する光源からの光が、撮像手段によ
り確実に入射しない。したがって、撮像手段が得た電線
接続部の映像を2値化処理すると、電線とかしめ片とを
より確実に判別できる。
【0024】請求項5に記載された本発明によれば、か
しめ片が反射する光源からの光が、撮像手段に入射する
位置に、撮像手段と光源とを配置している。このため、
撮像手段が得た電線接続部の映像を2値化処理すると、
かしめ片を示す箇所が確実にしきい値以上となり、かつ
電線を示す箇所が確実にしきい値未満となる。したがっ
て、電線とかしめ片とを確実に判別できる。
【0025】請求項6に記載された本発明によれば、撮
像手段を電線接続部の壁と相対させ、光源を前記壁と相
対させかつ撮像手段の近傍に配置している。このため、
かしめ片が反射する光源からの光が撮像手段により確実
に入射する。したがって、撮像手段が得た電線接続部の
映像を2値化処理すると、電線とかしめ片とをより確実
に判別できる。
【0026】請求項7に記載された本発明によれば、判
定手段が、かしめ片毎に設けられた検査対象領域のしき
い値以上またはしきい値未満となる面積に基いて、かし
め片の電線の固定状況を判定する。このため、検査対象
領域を複数のかしめ片に亘って設ける場合と比較して、
かしめ片による電線の固定状況を誤りなく判定できる。
【0027】請求項8に記載された本発明によれば、検
査対象領域が、電線の幅方向に沿った中央に位置してい
る。このため、前記検査対象領域に位置するかしめ片の
一部が、確実に暗箱の内面を映したり、光源からの光を
撮像手段に向かって反射する。したがって、撮像手段が
得た電線接続部の映像を2値化処理すると、電線とかし
め片とをより一層確実に判別できる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態にかかる
端子金具の検査装置(以下単に検査装置と呼ぶ)1を、
図1ないし図10を参照して説明する。図1及び図2な
どに示す検査装置1は、図10に示す端子金具としての
圧接端子200に電線210を圧接した後に、該圧接端
子200の後述するかしめ片212a,212bの電線
210による固定状況を検査する装置である。
【0029】検査装置1は、圧接端子200が、コネク
タハウジング201(図10に示す)に取り付けられ
て、電線210が圧接された後に、検査を施す。また、
本実施形態では、電線210の被覆部は、例えば、白、
薄い水色、薄い黄色などの明色となっている。
【0030】圧接端子200は、導電性を有する板金な
どが曲げられるなどして形成されている。圧接端子20
0は、前記導電性を有する板金の表面に、すずなど含ん
だメッキ層が施されている。即ち、圧接端子200は、
いわゆるスズメッキ端子となっている。このため、圧接
端子200は、表面が鏡面状になっている。圧接端子2
00は、図10に示すように、電気接触部203と、電
線接続部204と、を備えている。
【0031】電気接触部203は、筒状の筒部205
と、図示しない雄端子と接続するための弾性接触片20
6と、コネクタハウジング201に係合するためのラン
ス207と、を備えている。筒部205は、電線接続部
204の後述する壁208と側壁209とに連なってい
る。弾性接触片206は、筒部205内に設けられ、筒
部205内に侵入した雄端子を筒部205の内面に向か
って付勢して、前記雄端子が筒部205から抜けでない
ようにする。
【0032】ランス207は、帯状に形成されかつ筒部
205の外面側に設けられている。ランス207は、一
端部が筒部205と連なっているとともに他端部が筒部
205から接離するように弾性変形自在となっている。
ランス207は、コネクタハウジング201に係合し
て、圧接端子200が端子収容溝202内から抜け出る
ことを防止する。
【0033】電線接続部204は、電線210が載置さ
れる壁208と、一対の側壁209と、互いに相対する
三対の圧入刃211a,211bと、互いに相対する一
対のかしめ片212a,212bと、を備えている。壁
208は、表面が略平坦な帯板状に形成されている。側
壁209は、それぞれ、壁208の幅方向に沿った縁に
連なっている。側壁209は、それぞれ壁208に対し
立設しているとともに、互いに相対している。
【0034】三対の圧入刃211a,211bは、それ
ぞれ、壁208に対し立設している。三対の圧入刃21
1a,211bは、それぞれの側壁209から互いに近
づく方向に突出している。三対の圧入刃211a,21
1bは、互いの間に電線210を圧入することにより、
電線210の被覆部を切り込んで該電線210の芯線と
接触する。三対の圧入刃211a,211bは、前記電
線210と電気的に接続する。即ち、三対の圧入刃21
1a,211bは、電線210と圧接する。
【0035】一対のかしめ片212a,212bは、そ
れぞれ、壁208に対し立設している。かしめ片212
a,212bは、壁208に向かって曲げられることに
より、壁208との間に電線210を挟む。こうして、
一対のかしめ片212a,212bは、電線210を電
線接続部204に固定する。
【0036】コネクタハウジング201は、白色でかつ
絶縁性の合成樹脂からなる。コネクタハウジング201
は、図10に示すように、端子収容部213と、この端
子収容部213とヒンジを介して連結されたカバー21
4と、を備えている。
【0037】端子収容部213は、略矩形状のプレート
部215と、複数の端子収容溝202と、プレート部2
15と間隔を存して相対する天井壁216と、を備えて
いる。プレート部215は、端子収容溝202内に挿入
された圧接端子200が抜け出ることを防止する図示し
ないロック溝やロックアームを備えている。
【0038】端子収容溝202は、それぞれプレート部
215の表面から凹に形成されかつ並設されている。端
子収容溝202は、略直線状に延在しており長手方向に
沿って圧接端子200が挿入される。
【0039】天井壁216は、平面形状が略矩形状に形
成されており、端子収容溝202内に収容した圧接端子
200の電線接続部204を露出させかつ電気接触部2
03を覆うように配されている。また、プレート部21
5の天井壁216から離れた縁部には、外方向に向かっ
て突出した係合突起217が設けられている。
【0040】カバー214は、端子収容部213の端子
収容溝202に合致する電線保持用の突条218を複数
備えている。カバー214は、係合突起217に係合可
能なカバーロックアーム219を備えている。カバー2
14は、前記天井壁216の縁部に設けられた図示しな
いヒンジによって、端子収容部213に対し回動自在と
なっている。
【0041】さらに、前述したコネクタハウジング20
1は、組み立て前の状態では、端子収容部213の端子
収容溝202とカバー214の突条218とが、同じ向
きに開口部が位置した状態で、図示しないバンドによっ
て連結されている。即ち、カバー214が端子収容部2
13に対し裏返った状態で、端子収容部213とカバー
214とはバンドによって連結されている。
【0042】そして、組み立てられる際には、まず、端
子収容溝202の長手方向に沿って、圧接端子200が
挿入される。ランス207がコネクタハウジング201
に係合するなどして、圧接端子200は、端子収容溝2
02内に収容された状態で、コネクタハウジング201
に固定される。電線210は、圧入刃211a,211
b間に圧入されるとともに、かしめ片212a,212
bが曲げられるなどして、圧接端子200に固定され
る。
【0043】その後、前記検査装置1によって、かしめ
片212a,212bによる電線210のかしめ状況即
ち固定状況の検査が施される。全ての圧接端子200の
かしめ片212a,212bによる電線210の固定状
況が良好であると判定された場合には、バンドが除去さ
れ、カバー214がヒンジを中心として図中の矢印Kに
沿って回動される。
【0044】カバーロックアーム219が係合突起21
7に係合して、端子収容溝202と突条218とが合致
した状態で、端子収容部213とカバー214とが互い
に固定される。なお、圧接端子200とコネクタハウジ
ング201とで、コネクタ240を構成している。ま
た、検査装置1によって、少なくとも一つの圧接端子2
00のかしめ片212a,212bによる電線210の
固定状況が不良であると判定された場合には、コネクタ
240は不良品であると認定される。
【0045】検査装置1は、図1及び図2に示すよう
に、光源としての照明ランプ4と、撮像手段としてのC
CDカメラ5と、暗箱6と、判定手段としての制御装置
7と、入力装置14と、表示装置15と、出力装置16
と、を備えている。
【0046】照明ランプ4は、コネクタハウジング20
1の端子収容溝202内に挿入されかつ電線210が固
定された圧接端子200の電線接続部204に向かって
光をあてる。図1中に一点鎖線で示す光軸Pと、圧接端
子200の壁208即ち電線210が沿う方向と、のな
す角θを設けて、照明ランプ4を配置している。即ち、
照明ランプ4は、光軸Pと電線210が沿う方向との間
に角θが存在する位置に、配されている。また、望まし
くは、照明ランプ4は、前記角θが45度以下となる位
置に配置されるのが望ましい。
【0047】なお、前記光軸Pは、照明ランプ4とかし
め片212a,212bとを結ぶ線分をなしている。ま
た、図示例では、照明ランプ4は、前記角θが40度と
なる位置に配置されている。照明ランプ4として、例え
ば、周知の高輝度のハロゲンランプなどを用いることが
できる。
【0048】CCDカメラ5は、コネクタハウジング2
01の端子収容溝202内に挿入されかつ電線210が
固定された圧接端子200の電線接続部204を、撮像
可能である。CCDカメラ5は、図1中の二点鎖線Q
1,Q2間の範囲を撮像可能である。
【0049】CCDカメラ5は、圧接端子200の壁2
08と、正常にかしめされたかしめ片212a,212
bと、に相対する位置に配されている。CCDカメラ5
は、圧接端子200の特に電線接続部204の上方に配
置されている。図示例では、CCDカメラ5は、電線接
続部204の鉛直方向に沿った直上でかつ、図1中に二
点鎖線Qで示す光軸と、壁208となす角θ1が90度
となる位置に配されている。
【0050】CCDカメラ5は、図示例では、画素を構
成する撮像素子が2次元に配置された2次元CCD撮像
素子と、前記2次元CCD撮像素子に映像を導くレンズ
と、を備えている。CCDカメラ5は、2次元CCD撮
像素子が複数の段階で光の強弱を検知する。即ち、CC
Dカメラ5は、2次元に配置された各画素で光の強弱を
検知する。CCDカメラ5は、濃淡付きのいわゆる白黒
の映像を撮像する。
【0051】前述した構成により、照明ランプ4とCC
Dカメラ5とは、検査対象物としての圧接端子200の
かしめ片212a,212bが反射する照明ランプ4か
らの光がCCDカメラ5に入射しない位置に配されてい
る。
【0052】暗箱6は、箱状に形成されている。暗箱6
は、内側に、照明ランプ4とCCDカメラ5のレンズの
対物側5aと検査対象物としての圧接端子200と、を
収容して、これらの照明ランプ4とCCDカメラ5のレ
ンズの対物側5aと圧接端子200とを覆う。暗箱6
は、内面が、例えば、黒、濃い青、濃い緑色などの暗色
となっている。
【0053】入力装置14は、検査対象物としての圧接
端子200の品番や個数などの検査装置1の設定状況な
どを、制御装置7に入力するために用いられる。このよ
うに、入力装置14は、検査装置1の各種の操作を行う
ために用いられる。入力装置14として、周知のキーボ
ード、マウス、各種のスイッチや操作ボタンなどを用い
ることができる。
【0054】表示装置15は、検査装置1の運転状況ま
たは、検査した圧接端子200の良否などを表示する。
表示装置15として、周知のCRT(Cathode Ray Tub
e)ディスプレィや、液晶ディスプレィ(Liquid Crysta
l Display)などを用いることができる。
【0055】出力装置16は、検査装置1が検査した圧
接端子200の良否などを出力する。出力装置16とし
て、前記検査結果などを印字する周知のプリンタや、前
記検査結果などを電子情報としてCD−ROMなどの各
種の記録媒体に書込可能なCD−ROM駆動装置を用い
ることできる。
【0056】制御装置7は、図2に示すように、周知の
CPU(Central Processing Unit)9とROM(Read-
only Memory)10と、RAM(Random Access Memor
y)11と、を備えたコンピュータである。制御装置7
は、照明ランプ4とCCDカメラ5と入力装置14と表
示装置15と出力装置16とに接続している。制御装置
7は、照明ランプ4とCCDカメラ5と入力装置14と
表示装置15と出力装置16とを制御して、検査装置1
全体の制御をつかさどる。
【0057】制御装置7は、CCDカメラ5が撮像した
電線210が固定された圧接端子200の電線接続部2
04の映像を取り込んで一旦保存しておく。なお、この
映像は、2次元に配列された各画素での光の強さが例え
ば256段階の強弱で示されたデジタル画像情報となっ
ている。
【0058】制御装置7は、取り込んだ電線接続部20
4の映像に、予め定められるしきい値で2値化処理を施
す。なお、2値化処理の際に用いられるしきい値は、照
明ランプ4が圧接端子200にあてる光の強さ及び検査
対象物としての圧接端子200の品番などに応じて、適
宜定められる。
【0059】制御装置7は、2値化処理を施して得られ
た、各画素が白または黒となった2値画像のうち予め定
められる検査対象領域Ta,Tb(図4などに示す)中
の黒となった画素の数を算出する。なお、2値化処理し
た際に、前記しきい値未満である画素を以下黒となる画
素と呼び、しきい値以上である画素を以下白となる画素
と呼ぶ。
【0060】前記検査対象領域は、かしめ片212a,
212bが正常にかしめられた電線接続部204の映像
の中で、かしめ片212a,212bそれぞれに対応し
て設けられかつ、少なくともかしめ片212a,212
bの映像の一部を含んだ領域となっている。本実施形態
では、図4中の二点鎖線で囲まれた領域となっており、
平面形状が矩形状でかつ電線接続部204に固定された
電線210の幅方向に沿った中央に位置している。
【0061】また、制御装置7は、予め、検査対象物と
しての圧接端子200が取付られたコネクタハウジング
201の角などの特徴的な箇所と、前記検査対象領域T
a,Tbとの間の相対的な位置関係を記憶している。制
御装置7は、前記圧接端子200の電線接続部204の
映像の中から前記特徴的な箇所を抽出し、その後予め記
憶した相対的な位置関係に基いて、前記2値画像中の前
記検査対象領域Ta,Tbを定める。なお、前記検査対
象領域Ta,Tbの面積、形状及び位置は、検査対象物
としての圧接端子200の品番などに応じて、適宜定め
られる。
【0062】制御装置7は、前記検査対象領域Ta,T
bそれぞれの黒となった画素の数が、予め定められる基
準値以上であるか否かを判定する。制御装置7は、基準
値以上の場合には、かしめ片212a,212bが正常
にかしめられた良品と判定する。制御装置7は、基準値
未満の場合には、かしめ片212a,212bが正常に
かしめられていない不良品と判定する。
【0063】前述した構成の検査装置1は、例えば、特
開平10−154568号公報に示された圧接装置など
に組み込まれたり、前記圧接装置の近傍に配されたりす
る。検査装置1は、該圧接装置が、コネクタハウジング
201の端子収容溝202内に挿入された圧接端子20
0に電線210を圧接した後、電線接続部204のかし
め片212a,212bによる電線210の固定状況即
ちかしめ片212a,212bの曲げ状況を検査する。
【0064】本実施形態の検査装置1は、圧接端子20
0を検査する際には、まず、図9中のステップS1にお
いて、CCDカメラ5が、圧接端子200の電線接続部
204の映像を撮像して、制御装置7に向かって出力す
る。制御装置7は、一旦、CCDカメラ5からの画像情
報を記憶して、ステップS2に進む。
【0065】このステップS1で、CCDカメラ5が撮
像しかつ制御装置7に一旦記憶された画像情報は、光の
強さが256段階の強弱で示された2次元のデジタル画
像情報となっている。
【0066】なお、照明ランプ4とCCDカメラ5と
は、かしめ片212a,212bが反射する照明ランプ
4からの光がCCDカメラ5に入射しない位置に配され
ているため、かしめ片212a,212bを含んだ圧接
端子200には、暗箱6の内面が映って比較的黒くなっ
ている。さらに、電線210が明色でかつコネクタハウ
ジング201が白色であるので、これらの電線210及
びコネクタハウジング201は比較的白くなっている。
【0067】ステップS2では、制御装置7が、CCD
カメラ5からの画像情報に、所定のしきい値を用いた2
値化処理を施して、ステップS3に進む。2値化処理を
施して得られた画像情報としての2値画像は、図3に示
すように、圧接端子200を示す箇所200aが黒く、
コネクタハウジング201及び電線210を示す箇所2
01a,210aが白くなっている。なお、図3及び以
下に示す図4ないし図8では、2値画像の黒くなる箇所
200aを、密な平行斜線で示している。
【0068】ステップS3では、制御装置7が、前記2
値画像のうち図4に示す検査対象領域Ta,Tb中の黒
くなっている画素の数を算出して、ステップS4に進
む。このように、ステップS3では、制御装置7が、検
査対象領域Ta,Tb中の黒となる面積(しきい値未満
となる面積)即ちかしめ片212a,212bの黒とな
る面積(しきい値未満となる面積)を算出している。
【0069】ステップS4では、制御装置7が、ステッ
プS3で算出した画素数が基準値以上であるか否かを判
定する。基準値以上である場合には、ステップS5に進
み、基準値未満である場合にはステップS7に進む。ス
テップS5では、制御装置7が、検査対象物である圧接
端子200を、電線接続部204のかしめ片212a,
212bが正常にかしめられた良品として判定する。ス
テップS7では、制御装置7が、検査対象物である圧接
端子200を、電線接続部204のかしめ片212a,
212bが正常にかしめられていない不良品として判定
する。
【0070】このように、本実施形態の検査装置1は、
制御装置7が、検査対象領域Ta,Tb中の黒となる面
積即ちかしめ片212a,212bの黒となる面積を算
出し、この算出した面積に基いて、かしめ片212a,
212bによる電線210の固定状況の良否を判定して
いる。また、本発明では、勿論、検査対象領域Ta,T
b中の白となる面積(しきい値以上となる面積)即ちか
しめ片212a,212bの白となる面積(しきい値以
上となる面積)を算出し、この白となる面積に基いて、
良否を判定しても良い。
【0071】本実施形態によれば、前記角θが45度以
下となる位置に、照明ランプ4を配置している。このよ
うに、かしめ片212a,212bが反射する照明ラン
プ4からの光が、CCDカメラ5に入射しない位置に、
照明ランプ4とCCDカメラ5とを配置している。CC
Dカメラ5からみて、かしめ片212a,212bを含
めた圧接端子200には、暗色の暗箱6の内面が移る。
また、電線210の被覆部が明色である。
【0072】このため、CCDカメラ5が得た電線接続
部204の映像を2値化処理すると、図3ないし図8に
示すように、電線210を示す箇所210aが確実に白
くなりかつかしめ片212a,212bを示す箇所22
2a,222bが黒くなる。したがって、電線210を
示す箇所210aと、かしめ片212a,212bを示
す箇所222a,222bとを確実に判別できる。
【0073】このため、例えば、かしめ片212aが図
5に示すように壁208に対し立設したままの状態と、
かしめ片212a,212bが図4に示すように壁20
8に向かって曲げられて電線210を固定した状態と、
を容易に判別可能となる。
【0074】また、かしめ片212bが図6に示すよう
に電線接続部204の外方向に向かって曲げられた状態
と、かしめ片212a,212bが図4に示すように壁
208に向かって曲げられて電線210を固定した状態
と、を容易に判別可能となる。
【0075】したがって、2値画像中の白または黒とな
る面積(しきい値以上またはしきい値未満となる面積)
に基づくことによって、かしめ片212a,212bに
よる電線210の固定状況の良否を確実に判定できる。
【0076】さらに、かしめ片212a,212b毎に
設けられた検査対象領域Ta,Tb中の黒となる面積が
基準値以上であるか否かに基いて、かしめ片212a,
212bの電線210の固定状況を判定する。図5と図
6とに示したように、かしめ片212a,212bがか
しめ不良である場合には、前記検査対象領域Ta,Tに
は、黒となる面積が零か殆どなくなる。
【0077】このため、検査対象領域Ta,Tbをかし
め片212a,212b毎に設けることによって、基準
値を例えば検査対象領域Ta,Tbの面積の10%など
の比較的小さい値としても、検査対象領域を複数のかし
め片212a,212bに亘って設ける場合より、誤り
なく電線210の固定状況を判定できる。
【0078】また、圧接作業の際に、被覆部を構成する
樹脂からなる薄皮が、正常な状態にかしめられたかしめ
片212a,212b上に付着することがある。この場
合、2値画像は、図7に示すように、かしめ片212b
を示す箇所222bに白くなる部分が生じることがあ
る。
【0079】図7に示す場合でも、かしめ不良である場
合には検査対象領域Ta,Tb中には殆ど黒となる面積
がないので、基準値を比較的小さい値とすることによっ
て、被覆部を構成する樹脂からなる薄皮が付着した正常
にかしめられたかしめ片212bを、かしめ不良である
と判定しない。したがって、誤りなく電線210の固定
状況を判定できる。
【0080】さらに、圧接作業の際に、かしめ片212
a,212bの表面に凹凸が形成されることがある。こ
の場合、照明ランプ4からの光がかしめ片212a,2
12b上で乱反射して、2値画像は、図8に示すよう
に、かしめ片212a,212bを示す箇所222a,
222bに白くなる部分が生じることがある。
【0081】図8に示す場合も、前記図7に示した場合
と同様に、基準値を比較的小さい値とすることによっ
て、照明ランプ4からの光が乱反射した正常にかしめら
れたかしめ片212a,212bを、かしめ不良である
と判定しない。したがって、誤りなく電線210の固定
状況を判定できる。
【0082】前記検査対象領域Ta,Tbは、電線21
0の幅方向に沿った中央に位置している。このように、
前記検査対象領域Ta,Tbは、かしめ片212a,2
12bのかしめが良であるか否かで、2値画像が黒から
白に変化し易い位置に配されている。
【0083】このため、2値画像の電線210を示す箇
所210aとかしめ片212a,212bを示す箇所2
22a,222bとをより一層確実に判別できる。した
がって、2値画像中の白または黒となる面積に基づくこ
とによって、かしめ片212a,212bによる電線2
10の固定状況の良否を確実に判定できる。
【0084】次に、本発明の第2の実施形態にかかる検
査装置1を、図11ないし図19を参照して説明する。
なお、前述した第1の実施形態と同一構成部分には、同
一符号を付して説明を省略する。
【0085】本実施形態の検査装置1は、図11及び図
12に示すように、暗箱6を用いずに、照明ランプ4を
圧接端子200の壁208と正常にかしめられたかしめ
片212a,212bとに相対する位置に配している。
照明ランプ4は、CCDカメラ5の近傍に配されてい
る。照明ランプ4は、光軸Pと壁208とのなす角θが
90度に非常に近くなる位置に配されている。また、本
実施形態では、電線210の被覆部が明色でなくても良
く、暗色であっても良く、何色でも良い。
【0086】本実施形態では、照明ランプ4とCCDカ
メラ5とは、図11及び図12に示すように、検査対象
物としての圧接端子200のかしめ片212a,212
bが反射する照明ランプ4からの光がCCDカメラ5に
入射する位置に配されている。
【0087】本実施形態の制御装置7は、CCDカメラ
5が撮像した電線接続部204の映像を取り込んで一旦
保存しておく。なお、この映像は、前記第1の実施形態
と同様に、デジタル画像情報となっている。制御装置7
は、取り込んだ電線接続部204の映像に、予め定めら
れるしきい値で2値化処理を施す。なお、2値化処理の
際に用いられるしきい値は、前述した第1の実施形態と
同様に、適宜定められる。
【0088】制御装置7は、2値化処理を施して得られ
た、各画素が白または黒となった2値画像のうち予め定
められる検査対象領域Ta,Tb(図14などに示す)
中の白となった画素の数を算出する。
【0089】制御装置7は、前記検査対象領域Ta,T
bそれぞれの白となった画素の数が、予め定められる基
準値以上であるか否かを判定する。制御装置7は、基準
値以上の場合には、かしめ片212a,212bが正常
にかしめられた良品と判定する。制御装置7は、基準値
未満の場合には、かしめ片212a,212bが正常に
かしめられていない不良品と判定する。
【0090】本実施形態の検査装置1は、図19に示す
フローチャートに沿って、かしめ片212a,212b
による電線210の固定状況の良否を判定する。まず、
図19中のステップS11において、CCDカメラ5
が、圧接端子200の電線接続部204の映像を撮像し
て、制御装置7がCCDカメラ5からの画像情報を記憶
して、ステップS12に進む。
【0091】このステップS11で、CCDカメラ5が
撮像しかつ制御装置7に一旦記憶された画像情報は、2
次元のデジタル画像情報となっている。なお、照明ラン
プ4とCCDカメラ5とは、かしめ片212a,212
bが反射する照明ランプ4からの光がCCDカメラ5に
入射する位置に配されているため、かしめ片212a,
212bを含んだ圧接端子200は、照明ランプ4から
の光を反射して比較的白くなっている。さらに、電線2
10及びコネクタハウジング201は比較的黒くなって
いる。
【0092】ステップS12では、制御装置7が、CC
Dカメラ5からの画像情報に、所定のしきい値を用いた
2値化処理を施して、ステップS13に進む。2値化処
理を施して得られた2値画像は、図13に示すように、
圧接端子200を示す箇所200aが白く、コネクタハ
ウジング201及び電線210を示す箇所201a,2
10aが黒くなっている。なお、図13及び以下に示す
図14ないし図18では、2値画像の黒くなる箇所20
1a,210aを、密な平行斜線で示している。
【0093】ステップS13では、制御装置7が、前記
2値画像のうち図4に示す検査対象領域Ta,Tb中の
白くなっている画素の数を算出して、ステップS4に進
む。ステップS4では、制御装置7が、ステップS3で
算出した画素数が基準値以上であるか否かを判定する。
【0094】基準値以上である場合には、ステップS1
5に進み、基準値未満である場合にはステップS17に
進む。ステップS15では、制御装置7が、検査対象物
である圧接端子200を良品として判定する。ステップ
S17では、制御装置7が、検査対象物である圧接端子
200を不良品として判定する。
【0095】このように、本実施形態の検査装置1は、
制御装置7が、検査対象領域Ta,Tb中の白となる面
積(しきい値以上となる面積)即ちかしめ片212a,
212bの白となる面積(しきい値以上となる面積)を
算出し、この算出した面積に基いて、電線210の固定
状況の良否を判定している。また、本発明では、勿論、
検査対象領域Ta,Tb中の黒となる面積即ちかしめ片
212a,212bの黒となる面積を算出して、良否を
判定しても良い。
【0096】本実施形態によれば、照明ランプ4をCC
Dカメラ5の近傍に配置している。このように、かしめ
片212a,212bが反射する照明ランプ4からの光
が、CCDカメラ5に入射する位置に、照明ランプ4と
CCDカメラ5とを配置している。CCDカメラ5から
みて、かしめ片212a,212bを含めた圧接端子2
00は、照明ランプ4からの光があてられて光輝してい
る。
【0097】このため、CCDカメラ5が得た電線接続
部204の映像を2値化処理すると、図13ないし図1
8に示すように、電線210を示す箇所210aが確実
に黒くなりかつかしめ片212a,212bを示す箇所
222a,222bが白くなる。したがって、電線21
0を示す箇所210aと、かしめ片212a,212b
を示す箇所222a,222bとを確実に判別できる。
【0098】このため、例えば、かしめ片212aが図
15に示すように壁208に対し立設したままの状態
と、かしめ片212a,212bが図14に示すように
壁208に向かって曲げられて電線210を固定した状
態と、を容易に判別可能となる。
【0099】また、かしめ片212bが図16に示すよ
うに電線接続部204の外方向に向かって曲げられたこ
とと、かしめ片212a,212bが図14に示すよう
に壁208に向かって曲げられて電線210を固定した
状態と、を容易に判別可能となる。
【0100】したがって、2値画像中の白または黒とな
る面積に基づくことによって、かしめ片212a,21
2bによる電線210の固定状況の良否を確実に判定で
きる。
【0101】さらに、かしめ片212a,212b毎に
設けられた検査対象領域Ta,Tb中の白となる面積が
基準値以上であるか否かに基いて、かしめ片212a,
212bの電線210の固定状況を判定する。図15と
図16とに示したように、かしめ片212a,212b
がかしめ不良である場合には、前記検査対象領域Ta,
Tbは、殆ど黒くなる。
【0102】このため、検査対象領域Ta,Tbをかし
め片212a,212b毎に設けることによって、基準
値を例えば検査対象領域Ta,Tbの面積の10%など
の比較的小さい値としても、検査対象領域を複数のかし
め片212a,212bに亘って設ける場合と比較よ
り、誤りなく電線210の固定状況を判定できる。
【0103】また、圧接作業の際に、被覆部を構成する
樹脂からなる薄皮が、正常な状態にかしめられたかしめ
片212a,212b上に付着することがある。この場
合、2値画像は、図17に示すように、かしめ片212
bを示す箇所222bに黒くなる部分が生じることがあ
る。
【0104】図17に示す場合でも、かしめ不良である
場合には検査対象領域Ta,Tbが殆ど黒くなるので、
基準値を比較的小さい値とすることによって、被覆部を
構成する樹脂からなる薄皮が付着した正常にかしめられ
たかしめ片212bを、かしめ不良であると判定しな
い。したがって、誤りなく電線210の固定状況を判定
できる。
【0105】さらに、圧接作業の際に、かしめ片212
a,212bの表面に凹凸が形成されることがある。こ
の場合、照明ランプ4からの光がかしめ片212a,2
12b上で乱反射して、2値画像は、図18に示すよう
に、かしめ片212a,212bを示す箇所222a,
222bに黒くなる部分が生じることがある。
【0106】図18に示す場合も、前記図17に示した
場合と同様に、基準値を比較的小さい値とすることによ
って、照明ランプ4からの光が乱反射した正常にかしめ
られたかしめ片212a,212bを、かしめ不良であ
ると判定しない。したがって、誤りなく電線210の固
定状況を判定できる。
【0107】前記検査対象領域Ta,Tbは、電線21
0の幅方向に沿った中央に位置している。このように、
前記検査対象領域Ta,Tbは、かしめ片212a,2
12bのかしめが良であるか否かで、2値画像の白から
黒に変化し易い位置に配されている。
【0108】このため、2値画像の電線210を示す箇
所210aとかしめ片212a,212bを示す箇所2
22a,222bとをより一層確実に判別できる。した
がって、2値画像中の白となる面積に基づくことによっ
て、かしめ片212a,212bによる電線210の固
定状況の良否を確実に判定できる。
【0109】前述した第1及び第2の実施形態に示され
た検査装置1は、圧接端子200の電線接続部204に
光をあて、この電線接続部204の特にかしめ片212
a,212bの映像に基いて、良否の判定を行う。端子
金具200がかしめ片212a,212bも含めて金属
からなるので、鏡状となって光を多く反射したり相対す
るものを映すこととなる。
【0110】このため、電線接続部204に光をあてる
と、端子金具200と電線210とが反射する光の強さ
が異なることとなる。このため、前記電線接続部204
の映像を2値化処理することによって、かしめ片212
a,212bと電線210とを判別可能となる。
【0111】したがって、かしめ片212a,212b
が、壁208に対し立設したままの状態であったり、電
線接続部204の外方向に向かって曲げられた状態と、
前記壁208に向かって曲げられて電線210を固定し
た状態と、を容易に判別可能となる。したがって、かし
め片212a,212bによる電線210の固定状況の
良否を容易に判別可能である。
【0112】さらに、前述した第1及び第2の実施形態
に示された検査装置1は、圧接端子200のかしめ片2
12a,212bによる固定状況を検査している。しか
し、本発明の端子金具の検査装置は、圧着端子のかしめ
片にも適用できることは勿論である。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、電線接続部に光をあてると、端子金具と電線と
が反射する光の強さが異なるので、前記かしめ片の映像
を2値化処理することによって、かしめ片と電線とを判
別可能となる。
【0114】このため、かしめ片が、壁に対し立設した
ままの状態であったり、電線接続部の外方向に向かって
曲げられた状態と、前記壁に向かって曲げられて電線を
固定した状態と、を判別可能となる。したがって、2値
化処理した際のしきい値以上またはしきい値未満となる
面積に基づくことによって、かしめ片による電線の固定
状況の良否を確実に判定できる。
【0115】請求項2に記載された本発明は、撮像手段
からみて、かしめ片には暗色の暗箱の内面が移り、かつ
電線の被覆部が明色である。このため、撮像手段が得た
電線接続部の映像を2値化処理すると、電線が確実にし
きい値以上となりかつかしめ片が確実にしきい値未満と
なる。このため、電線とかしめ片とをより確実に判別で
きる。したがって、2値化処理した際のしきい値以上ま
たはしきい値未満となる面積に基づくことによって、か
しめ片による電線の固定状況の良否をより確実に判定で
きる。
【0116】請求項3に記載された本発明は、光源とか
しめ片とを結ぶ線分と、前記電線接続部に固定された電
線が沿う方向と、のなす角を設けて、光源を配置してい
る。このため、かしめ片が反射する光源からの光が、撮
像手段により確実に入射しなくなり、撮像手段が得た電
線接続部の映像を2値化処理すると、電線とかしめ片と
をより確実に判別できる。したがって、2値化処理した
際のしきい値以上またはしきい値未満となる面積に基づ
くことによって、かしめ片による電線の固定状況の良否
をより一層確実に判定できる。
【0117】請求項4に記載された本発明は、光源を、
該光源とかしめ片とを結ぶ線分と、前記電線接続部に固
定された電線が沿う方向と、のなす角が45度以下とな
る位置に配置している。このため、かしめ片が反射する
光源からの光が、撮像手段により確実に入射しなくな
り、撮像手段が得た電線接続部の映像を2値化処理する
と、電線とかしめ片とをより確実に判別できる。したが
って、2値化処理した際のしきい値以上またはしきい値
未満となる面積に基づくことによって、かしめ片による
電線の固定状況の良否をより一層確実に判定できる。
【0118】請求項5に記載された本発明は、かしめ片
が反射する光源からの光が、撮像手段に入射する位置
に、撮像手段と光源とを配置している。このため、撮像
手段が得た電線接続部の映像を2値化処理すると、かし
め片が確実にしきい値以上となりかつ電線が確実にしき
い値未満となる。このため、電線とかしめ片とをより確
実に判別できる。したがって、2値化処理した際のしき
い値以上またはしきい値未満となる面積に基づくことに
よって、かしめ片による電線の固定状況の良否をより確
実に判定できる。
【0119】請求項6に記載された本発明は、撮像手段
を電線接続部の壁と相対させ、光源を前記壁と相対しか
つ撮像手段の近傍に配置している。このため、かしめ片
が反射する光源からの光が撮像手段により確実に入射し
て、撮像手段が得た電線接続部の映像を2値化処理する
と、電線とかしめ片とをより確実に判別できる。したが
って、2値化処理した際のしきい値以上またはしきい値
未満となる面積に基づくことによって、かしめ片による
電線の固定状況の良否をより一層確実に判定できる。
【0120】請求項7に記載された本発明は、判定手段
が、かしめ片毎に設けられた検査対象領域中のしきい値
以上またはしきい値未満となる面積に基いて、かしめ片
の電線の固定状況を判定する。このため、検査対象領域
を複数のかしめ片に亘って設ける場合と比較して、かし
め片の電線の固定状況の判定に誤りが生じにくくなって
いる。したがって、かしめ片による電線の固定状況の良
否を確実に判定できることにくわえ、判定に誤りが生じ
難くなる。
【0121】請求項8に記載された本発明は、検査対象
領域が、電線の幅方向に沿った中央に位置している。こ
のため、かしめ片の良否によって、検査対象領域のしき
い値以上となる面積及びしきい値未満となる面積が変化
しやすい。したがって、電線とかしめ片とをより一層確
実に判別でき、2値化処理した際のしきい値以上または
しきい値未満となる面積に基づくことによって、かしめ
片による電線の固定状況の良否をより一層確実に判定で
きかつこの判定に誤りが生じ難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる端子金具の検
査装置の構成を示す説明図である。
【図2】図1に示された検査装置の構成を示すブロック
図である。
【図3】図1に示された検査装置のCCDカメラが撮像
した映像を2値化した2値画像を示す説明図である。
【図4】図3に示された2値画像において、正常にかし
められたかしめ片と検査対象領域とを示す説明図であ
る。
【図5】図3に示された2値画像において、かしめ片の
かしめ不良の一例を示す説明図である。
【図6】図3に示された2値画像において、かしめ片の
かしめ不良の他の例を示す説明図である。
【図7】図3に示された2値画像において、正常にかし
められたかしめ片に、被覆部を構成する合成樹脂からな
る薄皮が付着した状態を示す説明図である。
【図8】図3に示された2値画像において、正常にかし
められたかしめ片に、照明ランプからの光が乱反射した
状態を示す説明図である。
【図9】図1に示された検査装置による検査の流れを示
すフローチャートである。
【図10】本発明の検査装置によって検査される圧接端
子及び該圧接端子が取付られるコネクタハウジングの一
例を示す斜視図である。
【図11】本発明の第2実施形態にかかる端子金具の検
査装置の構成を示す説明図である。
【図12】図11に示された検査装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図13】図11に示された検査装置のCCDカメラが
撮像した映像を2値化した2値画像を示す説明図であ
る。
【図14】図13に示された2値画像において、正常に
かしめられたかしめ片と検査対象領域とを示す説明図で
ある。
【図15】図13に示された2値画像において、かしめ
片のかしめ不良の一例を示す説明図である。
【図16】図13に示された2値画像において、かしめ
片のかしめ不良の他の例を示す説明図である。
【図17】図13に示された2値画像において、正常に
かしめられたかしめ片に、被覆部を構成する合成樹脂か
らなる薄皮が付着した状態を示す説明図である。
【図18】図13に示された2値画像において、正常に
かしめられたかしめ片に、照明ランプからの光が乱反射
した状態を示す説明図である。
【図19】図11に示された検査装置による検査の流れ
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 端子金具の検査装置 4 照明ランプ(光源) 5 CCDカメラ(撮像手段) 5a 対物側 6 暗箱 7 制御装置(判定手段) 200 圧接端子(端子金具) 204 電線接続部 208 壁 210 電線 212a,212b かしめ片 θ なす角 P 光軸(線分) Ta,Tb 検査対象領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線を載置する壁と前記壁に向かって曲
    げられて前記電線を前記壁との間に挟んで固定するかし
    め片とを有する電線接続部を備えた端子金具の検査方法
    において、 前記電線が固定された前記電線接続部に光をあて、この
    光があてられた電線接続部の映像を2値化処理し、この
    2値化処理によって得られる画像情報のしきい値未満ま
    たはしきい値以上となる面積に基いて前記かしめ片によ
    る電線の固定状況の良否を判定することを特徴とする端
    子金具の検査方法。
  2. 【請求項2】 電線を載置する壁と前記壁に向かって曲
    げられて前記電線を前記壁との間に挟んで固定するかし
    め片とを有する電線接続部を備えた端子金具の検査装置
    において、 前記電線接続部に光をあてる光源と、 前記電線接続部を撮像可能な撮像手段と、 内面が暗色でかつ前記撮像手段の少なくとも対物側と前
    記光源と前記端子金具とを覆って、前記端子金具の電線
    接続部に外光があたることを防ぐ暗箱と、を備え、 前記かしめ片が反射する前記光源からの光が前記撮像手
    段に入射しない位置に、前記撮像手段と光源とを配置
    し、かつ前記電線の被覆部が明色であるとともに、 前記光源の光があてられた電線接続部の映像を2値化処
    理し、この2値化処理によって得られる画像情報のしき
    い値未満またはしきい値以上となる面積に基いて前記か
    しめ片による電線の固定状況の良否を判定する判定手段
    を備えたことを特徴とする端子金具の検査装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段を、前記電線が固定された
    電線接続部の壁と相対させ、 前記光源と前記かしめ片とを結ぶ線分と、前記電線接続
    部に固定された電線が沿う方向と、のなす角θを設け
    て、前記光源を配置して、前記かしめ片が反射する前記
    光源からの光が前記撮像手段に入射しない位置に前記撮
    像手段と光源とを配置したことを特徴とする請求項2記
    載の端子金具の検査装置。
  4. 【請求項4】 前記光源を、前記角θが45度以下とな
    る位置に配置したことを特徴とする請求項3記載の端子
    金具の検査装置。
  5. 【請求項5】 電線を載置する壁と前記壁に向かって曲
    げられて前記電線を前記壁との間に挟んで固定するかし
    め片とを有する電線接続部を備えた端子金具の検査装置
    において、 前記電線接続部に光をあてる光源と、 前記電線接続部を撮像可能な撮像手段と、を備え、 前記かしめ片が反射する前記光源からの光が前記撮像手
    段に入射する位置に、前記撮像手段と光源とを配置する
    とともに、 前記光源の光があてられた電線接続部の映像を2値化処
    理し、この2値化処理によって得られる画像情報のしき
    い値未満またはしきい値以上となる面積に基いて前記か
    しめ片による電線の固定状況の良否を判定する判定手段
    を備えたことを特徴とする端子金具の検査装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像手段を、前記電線が固定された
    電線接続部の壁と相対させ、 前記光源を、前記撮像手段の近傍に配置しかつ前記電線
    が固定された電線接続部の壁と相対させるとともに、前
    記かしめ片が反射する前記光源からの光が前記撮像手段
    に入射する位置に前記撮像手段と光源とを配置したこと
    を特徴とする請求項5記載の端子金具の検査装置。
  7. 【請求項7】 前記判定手段が、前記かしめ片による電
    線の固定状況の良否を判定する際に、前記撮像手段が撮
    像した電線接続部の映像中の、前記かしめ片毎に設けら
    れかつ少なくとも前記かしめ片の一部の映像を含んだ検
    査対象領域のしきい値未満またはしきい値以上となる面
    積に基いて、前記かしめ片による電線の固定状況の良否
    を判定することを特徴とする請求項2ないし請求項6の
    うちいずれか一項に記載の端子金具の検査装置。
  8. 【請求項8】 前記検査対象領域は、前記電線接続部に
    固定された電線の幅方向の中央に位置していることを特
    徴とする請求項7記載の端子金具の検査装置。
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