JP2002193154A - 履帯シュー - Google Patents
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Abstract
も、格別の精度を要せずして簡便な装着とガタ防止を可
能にした履帯シューを提供することを目的とする。 【解決手段】 ゴムパッド10を設けたシュー部材8が
接地部に装着された各履板2のリンク3、4を連結ピン
6によって無端状に連結して構成した履帯シュー1にお
いて、前記シュー部材8の一端部に履板2の側端縁に係
合するフック部11を形成するとともに、前記シュー部
材8の他端部に履板2の他側端縁に係止する側板12を
植設し、該側板12に取り付けられる係止部材13によ
り履板2の他側端縁を挟持固定するように構成したこと
を特徴とするもので、シュー部材8の一端部のフック部
11を履板2の一端部に係止した上で、該係止部を支点
として単にシュー部材8を揺動して履板2に添設した上
で、その整合作業に何らの困難を伴うことなく、係止部
材13を側板12に取り付けるだけで、履板2の他側端
縁をガタ等の発生を伴うことなく確実に挟持固定するこ
とが可能となる。
Description
あるいは農作業車等の無限軌道車両に装着されて使用さ
れ、ゴムパッドを設けたシュー部材が接地部に装着され
た各履板のリンクを連結ピンによって無端状に連結して
構成した履帯におけるシューに関する。
設車両や農作業車あるいは滑り易い傾斜雪上での走行が
多い雪上車等では、接地圧が低く走行が容易な履帯すな
わち無限軌道帯(クローラ)を装着した無限軌道車両が
多用されているが、騒音や道路保護対策上から履板の接
地部は金属に代わってゴムパッドが装着された履帯が多
用されるようになってきている。そして、履板に対する
ゴムパッド等のシュー部材の取付構造として種々のもの
が採用されている。図6は、そのような取付構造の1つ
の例を示し、特開平8−58647号公報に開示された
ものである。これは、トラックリンク101によって無
端状に連結される各シュープレート(履板)102に対
して、両端部にフック105、106を形成し下部にゴ
ム部材104を接着した芯金103を装着するものであ
るが、両端部にフック105、106が予め形成されて
いるために、シュープレート102の右端に芯金103
の右端のやや長いフック106を係止した上で芯金10
3を左へ移動し、芯金103の左端のフック105をシ
ュープレート102の左端に係止して芯金103を右方
向へスライドさせ、フック106とシュープレート10
2の右端との間に形成された空隙107にロックピン1
08を駆動方向(紙面に直交する方向)から打ち込んで
取り付けるようにしたものである。
は、シュープレート102への装着用の一対のフック1
05、106が、予め芯金103の両端部に形成されて
いるため、芯金103をシュープレート102に対して
左右に移動させる必要がある上に、空隙107にロック
ピン108を打ち込むために、走行中のガタ等の発生防
止のために空隙107とロックピン108との間の精度
が要求される他、長期間使用後にはゴム部材104がへ
たり、ロックピンが離脱する虞れがあった。そこで、本
件出願人は図7に示した特開平9−95267号公報に
開示された履帯シューを提案した。これは、ゴムパッド
30を接着した帯板29の履板22への装着をより簡便
化するために、帯板29の一端部にフック金具31を備
えるとともに、帯板29の他端部近傍にナット32を埋
め込んだもので、帯板29の一端部のフック金具31を
履板22の一端部に係止した上で、該係止部を支点とし
て単に帯板29を揺動して履板22に添設するだけで、
履板22の上面から挿入されたボルトを前記ナット32
に螺合すればよく、装着が単純化されて取り外し分解も
容易となる上、ボルトのナット32への螺合によって確
実に帯板29が履板22に装着されるので、格別な精度
を必要としない。
履帯シューの登場によって、さほどの精度を必要とせず
にシュー部材の履板への装着が簡便化されて作業効率が
向上することとなったものの、他端部側において、帯板
29におけるナット32への履板22の上面側からのボ
ルトの螺合の際には、僅かとは言え、螺合のための履板
22を介した整合作業を伴うことは避けられず、また、
ナット32を埋設するために帯板29における本体部の
構造変更も余儀なくされた。さらに、鉄履帯にはボルト
螺合用の孔が2つ必要であり、孔が開いていない場合は
穿孔作業が必要であった。
の課題を解決するとともに、本件出願人による前記提案
のものをさらに改良して、帯板の本体部に基本的な構造
改変を加えずとも、格別の精度を要せずして簡便な装着
とガタ防止を可能にした履帯シューを提供することを目
的とする。
ムパッドを設けたシュー部材が接地部に装着された各履
板のリンクを連結ピンによって無端状に連結して構成し
た履帯シューにおいて、前記シュー部材の一端部に履板
の側端縁に係合するフック部を形成するとともに、前記
シュー部材の他端部に履板の他側端縁に係止する側板を
植設し、該側板に取り付けられる係止部材により履板の
他側端縁を挟持固定するように構成したことを特徴とす
るものである。また本発明は、前記フック部および側板
を、シュー部材における帯板の両側端部に装着して構成
したことを特徴とするものである。また本発明は、前記
係止部材がスプリングピンであり、前記側板に設けられ
た係止孔に該スプリングピンを挿入係止させることによ
り、履板の他側端縁を挟持固定するように構成したこと
を特徴とするもので、これらを課題解決のための手段と
するものである。
て説明する。図1は、本発明の履帯シューの第1実施の
形態を示す図で、図1(A)は履帯および履帯を構成す
る履板に装着される履帯シューの分解斜視図、図1
(B)は履板への履帯シューの装着途中の正面図、図1
(C)は履板に履帯シューが装着された状態の正面図、
図1(D)は図1(C)のA−A断面図である。図1
(A)に示すように、本発明は、ゴムパッド10を設け
たシュー部材8が接地部に装着された各履板2のリンク
3、4を連結ピン6によって無端状に連結して構成した
履帯シューにおいて、前記シュー部材8の一端部に履板
2の側端縁に係合するフック部11を形成するととも
に、前記シュー部材8の他端部に履板2の他側端縁に係
止する側板12を植設し、該側板12に履板2の上面に
略平行に取り付けられる係止部材13により履板2の他
側端縁を挟持固定するように構成した。履帯1は、各履
板2の上面に取付ボルト5、5によって取り付けられた
左右一対の各連結リンク3、4における前部の内側部3
A、4Aと後部の外側部3B、4Bとを重合し、スプロ
ケット係合用のブッシュ7を外嵌した上で連結ピン6を
挿通して多数連結して構成したものである。
8の一端部にフック部11を形成するとともに、前記シ
ュー部材8の他端部に係止孔12Aを穿設した側板12
を植設(図示のようにフック部11および側板12を帯
板9に固着等により別部材として装着してもよいし、帯
板9と一体に構成してもよい)したもので、これら側板
12における係止孔12Aに、変形可能な弾性体等から
なる係止部材13から突設された係止ボルト13Aを挿
入してナット14により螺合することで、係止部材13
により履板2の他側端縁をガタ等の発生を伴うことなく
挟持固定するように構成したものである。帯板9の上面
には履帯1の幅方向に伸びる2条の突条9A、9Aが形
成され、これらの突条9A、9Aが、前記履板2の接地
面側の3条の接地ラグ2A、2A間の溝部に適合する形
状を呈しており、シュー部材8を履板2の接地面にガタ
なく装着することができる(図1(D)参照)。
のフック部11を履板2の一端部に係止した上で、該係
止部を支点として矢印のように単にシュー部材8の帯板
9を揺動して履板2に添設した上で、図1(C)に示す
ように、さほど精度を必要とせずにやや厚めの寸法に構
成された変形可能な弾性体等からなる係止部材13(係
止部材13の装着完了時に係止部材13が弾性変形して
履板2の上面を押圧する厚みとする)を帯板9の他端部
の側板12に取り付けるだけで、履板2の他側端縁をガ
タ等の発生を伴うことなく確実に挟持固定することが可
能となる。係止部材13の係止ボルト13Aの側板12
における係止孔12Aへの挿入してのナット14への螺
合作業は目視にて視認しつつ行えるので、その整合作業
に何らの困難を伴うことはない。
形態を示す要部斜視図である。本実施の形態では、係止
部材は、履板2の上面に対して一対のスプリングピン1
5、15を側板12の係止孔12Aに挿入係止して構成
したものである。スプリングピン15は図2(B)に示
すように軸方向にスリット15A(本実施の形態では波
スリット)を有する弾性材から構成されており、スプリ
ングピン15を側板12の係止孔12Aに挿入する際に
径方向に縮小し、その復元力にて係止孔12Aに係止固
定されるものである。なお、スプリングピン15は、側
板12の係止孔2Aに挿入していくに従い、履板2の上
面を押し付けるようにテーパ形状に構成されてもよい。
かくして、スプリングピン15の側板12への挿入係止
という簡素な装着にもかかわらず、シュー部材8をガタ
なく履板2に装着することができ、しかもその取外し作
業もきわめて容易である。
形態を示す全体および要部の正面図である。本実施の形
態のものは、前記図1や図2の例を基本構造としている
が、図3(A)に示すように、前記フック部11および
側板12を、シュー部材8における帯板9の両側端部に
装着して構成したことを特徴とする。すなわち、前述の
実施の形態では、これらフック部11および側板12は
帯板9と一体に構成されてもよいものであったが、本実
施の形態のものでは、帯板9を共通部品として標準化
し、シュー部材8が装着されるべき各種サイズの履板2
に適応させて、U字形等のフック部11およびL字形等
の側板12を適宜選定して前記共通部品である帯板9に
後づけにて接合ないし固定するものである。本実施の形
態のものは、このように構成された側板12に対して、
スプリングピン15を挿入するか、図3(B)に示す変
形例のように、スプリングピン15を斜めに挿入係止し
てシュー部材8をガタなく履板2に装着したものであ
る。
形態を示す正面図である。本実施の形態のものは、前記
図1の例を基本構造として、前記フック部11および側
板12を、シュー部材8における帯板9の両側端部に装
着するとともに、側板12に係止部材13を取り付ける
際に、別途用意した係止ボルト18を斜めに螺合するも
のである。かくして、係止部材13への係止ボルト18
の螺合進行に伴って、係止部材13が履板2の上面を挟
圧することになるので、共通部品化された帯板9を備え
たシュー部材8を多種サイズの履板2にガタなく装着す
ることができる。
形態を示す要部正面図である。本実施の形態のものは、
前記図3、図4の例を基本構造として、前記フック部1
1を被覆してゴム部分17を介在させたものである。こ
のような構成によって、本実施の形態のものでは、フッ
ク部11の精度をさらにラフにできるとともに、係合装
着された履板2の側端縁に対するシュー部材8の帯板9
のガタ防止機能や防音機能が発揮される。
たが、本発明の趣旨の範囲内で、ゴムパッドを含むシュ
ー部材の形状、形式、履板の形状、連結リンクによる連
結形態、フック部および側板の形状およびそれらの帯板
への装着形態、係止部材の形状、形式およびその側板へ
の取付形態(係止部材としてのスプリングピンの形式
等)等については適宜採用できるものである。
れば、ゴムパッドを設けたシュー部材が接地部に装着さ
れた各履板のリンクを連結ピンによって無端状に連結し
て構成した履帯シューにおいて、前記シュー部材の一端
部に履板の側端縁に係合するフック部を形成するととも
に、前記シュー部材の他端部に履板の他側端縁に係止す
る側板を植設し、該側板に取り付けられる係止部材によ
り履板の他側端縁を挟持固定するように構成したことに
より、シュー部材の一端部のフック部を履板の一端部に
係止した上で、該係止部を支点として単にシュー部材を
揺動して履板に添設した上で、その整合作業に何らの困
難を伴うことなく、係止部材を側板に取り付けるだけ
で、履板の他側端縁をガタ等の発生を伴うことなく確実
に挟持固定することが可能となる。
部材における帯板の両側端部に装着して構成した場合
は、シュー部材における帯板を共通部品化できて、多種
の部品を用意せずとも、多種サイズの履板にシュー部材
をガタなく装着することができる。さらに、前記係止部
材がスプリングピンであり、前記側板に設けられた係止
孔に該スプリングピンを挿入係止させることにより、履
板の他側端縁を挟持固定するように構成した場合は、ス
プリングピンの側板への挿入係止という簡素な装着にも
かかわらず、シュー部材をガタなく履板に装着すること
ができ、しかもその取外し作業もきわめて容易である。
このように本発明によれば、帯板の本体部に基本的な構
造改変を加えずとも、格別の精度を要せずして簡便な装
着とガタ防止を可能にした履帯シューが提供される。
で、図1(A)は履帯および履帯を構成する履板に装着
される履帯シューの分解斜視図、図1(B)は履板への
履帯シューの装着途中の正面図、図1(C)は履板に履
帯シューが装着された状態の正面図、図1(D)は図1
(C)のA−A断面図である。
部斜視図である。
体および要部正面図である。
部正面図である。
部正面図である。
説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴムパッドを設けたシュー部材が接地部
に装着された各履板のリンクを連結ピンによって無端状
に連結して構成した履帯シューにおいて、前記シュー部
材の一端部に履板の側端縁に係合するフック部を形成す
るとともに、前記シュー部材の他端部に履板の他側端縁
に係止する側板を植設し、該側板に取り付けられる係止
部材により履板の他側端縁を挟持固定するように構成し
たことを特徴とする履帯シュー。 - 【請求項2】 前記フック部および側板を、シュー部材
における帯板の両側端部に装着して構成したことを特徴
とする請求項1に記載の履帯シュー。 - 【請求項3】 前記係止部材がスプリングピンであり、
前記側板に設けられた係止孔に該スプリングピンを挿入
係止させることにより、履板の他側端縁を挟持固定する
ように構成したことを特徴とする請求項1または2に記
載の履帯シュー。
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