JP2003203568A - カラー陰極線管用フェースパネルの洗浄処理方法及び洗浄処理装置 - Google Patents
カラー陰極線管用フェースパネルの洗浄処理方法及び洗浄処理装置Info
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- JP2003203568A JP2003203568A JP2001400412A JP2001400412A JP2003203568A JP 2003203568 A JP2003203568 A JP 2003203568A JP 2001400412 A JP2001400412 A JP 2001400412A JP 2001400412 A JP2001400412 A JP 2001400412A JP 2003203568 A JP2003203568 A JP 2003203568A
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- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 新品フェースパネルと再生用フェースパネル
の夫々最適な洗浄条件を付加させることで、確実に洗浄
処理ができる洗浄処理装置を提供する。 【解決手段】 再生用フェースパネルの内面を洗浄する
洗浄溶液を、酸性弗化アンモニウム1〜5%溶液に対し
て少なくとも10%のタンニン酸を含む溶液で構成し、
この溶液で洗浄されたフェースパネル内面をスプレー洗
浄するようにした。また、新品フェースパネル35及び
再生用フェースパネル37とを混在して搬送する搬送装
置15に沿って、順次第1洗浄装置16、第1水洗装置
17、第2洗浄装置18及び第2水洗装置19を配置
し、第1洗浄装置16では上記洗浄溶液を用いて洗浄
し、第2洗浄装置18では弗酸を用いて洗浄し、第1及
び第2水洗装置17,19では純水を用いて高圧スプレ
ー水洗するように構成した。
の夫々最適な洗浄条件を付加させることで、確実に洗浄
処理ができる洗浄処理装置を提供する。 【解決手段】 再生用フェースパネルの内面を洗浄する
洗浄溶液を、酸性弗化アンモニウム1〜5%溶液に対し
て少なくとも10%のタンニン酸を含む溶液で構成し、
この溶液で洗浄されたフェースパネル内面をスプレー洗
浄するようにした。また、新品フェースパネル35及び
再生用フェースパネル37とを混在して搬送する搬送装
置15に沿って、順次第1洗浄装置16、第1水洗装置
17、第2洗浄装置18及び第2水洗装置19を配置
し、第1洗浄装置16では上記洗浄溶液を用いて洗浄
し、第2洗浄装置18では弗酸を用いて洗浄し、第1及
び第2水洗装置17,19では純水を用いて高圧スプレ
ー水洗するように構成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管用
フェースパネルの洗浄処理方法に係り、特に新規に製造
された新品のフェースパネルと、黒色光吸収層の形成段
階で不良品となりこれを洗浄処理をして再使用するため
の再生用フェースパネルとの夫々のフェースパネル内面
を洗浄して、内面を綺麗な状態にすることにより、良好
なフェースパネルが得られるカラー陰極線管用フェース
パネルの洗浄処理方法及び洗浄処理装置に関する。
フェースパネルの洗浄処理方法に係り、特に新規に製造
された新品のフェースパネルと、黒色光吸収層の形成段
階で不良品となりこれを洗浄処理をして再使用するため
の再生用フェースパネルとの夫々のフェースパネル内面
を洗浄して、内面を綺麗な状態にすることにより、良好
なフェースパネルが得られるカラー陰極線管用フェース
パネルの洗浄処理方法及び洗浄処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管は、図6に示す
ように、フェースパネル61とこのフェースパネル61
に接合された漏斗状のファンネル62からなる外囲器を
有し、そのフェースパネル61の内面には、3色蛍光体
層及び黒色光吸収層からなる蛍光体スクリーン63が設
けられ、この蛍光体スクリーン63に対向してそのフェ
ースパネル61の内側には、マスクフレーム64に取着
されたシャドウマスク65が配置され、このマスクフレ
ーム64には更にファンネル62方向に延在するインナ
ーシールド66も取着されている。この蛍光体スクリー
ン63は、青、緑、赤に発光するドット状もしくはスト
ライプ状の3色蛍光体層、及びこの3色蛍光体層の隙間
に黒色の光吸収層が設けられたブラックマトリクス形ま
たはブラックストライプ形といわれる蛍光体スクリーン
63として形成されている。
ように、フェースパネル61とこのフェースパネル61
に接合された漏斗状のファンネル62からなる外囲器を
有し、そのフェースパネル61の内面には、3色蛍光体
層及び黒色光吸収層からなる蛍光体スクリーン63が設
けられ、この蛍光体スクリーン63に対向してそのフェ
ースパネル61の内側には、マスクフレーム64に取着
されたシャドウマスク65が配置され、このマスクフレ
ーム64には更にファンネル62方向に延在するインナ
ーシールド66も取着されている。この蛍光体スクリー
ン63は、青、緑、赤に発光するドット状もしくはスト
ライプ状の3色蛍光体層、及びこの3色蛍光体層の隙間
に黒色の光吸収層が設けられたブラックマトリクス形ま
たはブラックストライプ形といわれる蛍光体スクリーン
63として形成されている。
【0003】一方、ファンネル62の円筒状のネック6
7内には、3電子ビーム68B,68G,68Rを放出
する電子銃69が配設されている。そして、この電子銃
69から放出される3電子ビーム68B,68G,68
Rを、ファンネル62の外側に装着された偏向ヨーク7
0によって偏向し、シャドウマスク65により選別して
蛍光体スクリーン63を水平、垂直走査することによっ
て、カラー画像を蛍光体スクリーン63上に再生表示す
るように構成されている。
7内には、3電子ビーム68B,68G,68Rを放出
する電子銃69が配設されている。そして、この電子銃
69から放出される3電子ビーム68B,68G,68
Rを、ファンネル62の外側に装着された偏向ヨーク7
0によって偏向し、シャドウマスク65により選別して
蛍光体スクリーン63を水平、垂直走査することによっ
て、カラー画像を蛍光体スクリーン63上に再生表示す
るように構成されている。
【0004】このようなカラー陰極線管の蛍光体スクリ
ーン63は、次のような製造過程を経て製作される。
ーン63は、次のような製造過程を経て製作される。
【0005】即ち、新規に作成されたフェースパネル6
1、あるいは黒色光吸収層を形成する段階で不良品とな
り、このフェースパネル61内面を洗浄処理して黒色光
吸収層を除去し再度蛍光体スクリーン63形成のために
供される再生用フェースパネル61の、各フェースパネ
ル61内面を脱脂洗浄する。この脱脂洗浄されたフェー
スパネル61内面に感光剤を塗布して感光膜を形成し、
この感光膜をシャドウマスク65を介して露光し、現像
して蛍光体層形成位置にマトリクス状もしくはストライ
プ状のパターンからなるレジストを形成する。次いでこ
のレジストの形成されたフェースパネル61内面に黒色
塗料を塗布して黒色塗料層を形成する。次いでこのレジ
スト上の黒色塗料層をレジストとともに剥離除去してマ
トリクス状あるいはストライプ状の黒色光吸収層を形成
する。
1、あるいは黒色光吸収層を形成する段階で不良品とな
り、このフェースパネル61内面を洗浄処理して黒色光
吸収層を除去し再度蛍光体スクリーン63形成のために
供される再生用フェースパネル61の、各フェースパネ
ル61内面を脱脂洗浄する。この脱脂洗浄されたフェー
スパネル61内面に感光剤を塗布して感光膜を形成し、
この感光膜をシャドウマスク65を介して露光し、現像
して蛍光体層形成位置にマトリクス状もしくはストライ
プ状のパターンからなるレジストを形成する。次いでこ
のレジストの形成されたフェースパネル61内面に黒色
塗料を塗布して黒色塗料層を形成する。次いでこのレジ
スト上の黒色塗料層をレジストとともに剥離除去してマ
トリクス状あるいはストライプ状の黒色光吸収層を形成
する。
【0006】ここまでの段階で不良品と判定されたもの
が、上述の再生用フェースパネル61として回されるこ
とになる。
が、上述の再生用フェースパネル61として回されるこ
とになる。
【0007】その後、この黒色光吸収層の隙間に蛍光体
と感光剤を主成分とする蛍光体スラリを塗布して蛍光体
スラリ層を形成し、この蛍光体スラリ層をシャドウマス
ク65を介して露光し現像して蛍光体層とし、これを3
色蛍光体層について繰返すことによって蛍光体スクリー
ン63が形成されている。
と感光剤を主成分とする蛍光体スラリを塗布して蛍光体
スラリ層を形成し、この蛍光体スラリ層をシャドウマス
ク65を介して露光し現像して蛍光体層とし、これを3
色蛍光体層について繰返すことによって蛍光体スクリー
ン63が形成されている。
【0008】この黒色光吸収層を形成する前段階でのフ
ェースパネル61の内面を洗浄するために、図7に示す
ように、各種洗浄及び水洗処理が行われる。この図7で
は、図中左側にフェースパネル61の内面に各ノズルか
ら洗浄溶液及び水洗水が噴射される状態を示し、図中右
側にその溶液等を示している。
ェースパネル61の内面を洗浄するために、図7に示す
ように、各種洗浄及び水洗処理が行われる。この図7で
は、図中左側にフェースパネル61の内面に各ノズルか
ら洗浄溶液及び水洗水が噴射される状態を示し、図中右
側にその溶液等を示している。
【0009】まず、第1ポジション(同図(a))にお
いて、フェースパネル61の内面を下向きにして洗浄用
のノズル71と向かい合わせ、このノズル71から15
%濃度の弗酸を噴射してフェースパネル61内面に塗布
し洗浄する。次いでフェースパネル61は、例えば10
秒間毎に第2ポジション(同図(b))に間欠移動させ
られる。この第2ポジションにおいて、ノズル72から
水洗用の水をフェースパネル61内面に向けて噴射し、
残存している黒色光吸収層及び洗浄溶液を洗い流してい
る。その後、第3ポジション(同図(c))に移動させ
られ、再度15%濃度の弗酸をノズル73から噴射し塗
布して洗浄を行い、次いで第4ポジション(同図
(d))において、ノズル74から水洗用の水を噴射し
て弗酸を洗い流すことにより、フェースパネル61内面
を洗浄処理していた。
いて、フェースパネル61の内面を下向きにして洗浄用
のノズル71と向かい合わせ、このノズル71から15
%濃度の弗酸を噴射してフェースパネル61内面に塗布
し洗浄する。次いでフェースパネル61は、例えば10
秒間毎に第2ポジション(同図(b))に間欠移動させ
られる。この第2ポジションにおいて、ノズル72から
水洗用の水をフェースパネル61内面に向けて噴射し、
残存している黒色光吸収層及び洗浄溶液を洗い流してい
る。その後、第3ポジション(同図(c))に移動させ
られ、再度15%濃度の弗酸をノズル73から噴射し塗
布して洗浄を行い、次いで第4ポジション(同図
(d))において、ノズル74から水洗用の水を噴射し
て弗酸を洗い流すことにより、フェースパネル61内面
を洗浄処理していた。
【0010】この洗浄処理に使用される弗酸は、低濃度
でもガラス面に対する洗浄能力は高いが、黒色光吸収層
を洗浄する際に、黒色光吸収層が形成されていない部
分、即ち蛍光体層が形成されるべきガラス面が露出して
いる非黒色光吸収層部分から、黒色光吸収層とガラス面
との界面内に入り込み、黒色光吸収層を根こそぎ落とす
という過程を経るために、処理工程中の限られたインデ
ックス時間(8〜30秒)内でフェースパネル61内面
を洗浄するには、高濃度の弗酸を使用する必要がある。
でもガラス面に対する洗浄能力は高いが、黒色光吸収層
を洗浄する際に、黒色光吸収層が形成されていない部
分、即ち蛍光体層が形成されるべきガラス面が露出して
いる非黒色光吸収層部分から、黒色光吸収層とガラス面
との界面内に入り込み、黒色光吸収層を根こそぎ落とす
という過程を経るために、処理工程中の限られたインデ
ックス時間(8〜30秒)内でフェースパネル61内面
を洗浄するには、高濃度の弗酸を使用する必要がある。
【0011】また、洗浄用の溶液として酸性弗化アンモ
ニウム溶液を使用した場合には、この溶液が黒色光吸収
層に浸透して直接作用させることが可能であるが、その
反面ガラス面の洗浄能力があまり高くない。このために
ガラス面の洗浄不足による欠点が発生するおそれがあ
る。特に黒色光吸収層が付いた状態の再生用フェースパ
ネル61の場合には、黒色光吸収層の膜残りが発生し、
またフェースパネル61内面に黒色光吸収層が残存して
いる時間が長過ぎると、洗浄溶液によるガラス内面のエ
ッチングが不均一に進行し、この結果、フェースパネル
61内面の凹凸がひどくなり、内面ギラツキ(内面焼
け)の問題となる。
ニウム溶液を使用した場合には、この溶液が黒色光吸収
層に浸透して直接作用させることが可能であるが、その
反面ガラス面の洗浄能力があまり高くない。このために
ガラス面の洗浄不足による欠点が発生するおそれがあ
る。特に黒色光吸収層が付いた状態の再生用フェースパ
ネル61の場合には、黒色光吸収層の膜残りが発生し、
またフェースパネル61内面に黒色光吸収層が残存して
いる時間が長過ぎると、洗浄溶液によるガラス内面のエ
ッチングが不均一に進行し、この結果、フェースパネル
61内面の凹凸がひどくなり、内面ギラツキ(内面焼
け)の問題となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、特に近時
においては環境面での配慮等から、弗化物等の有害物の
削減が急務となっており、可能な限り高濃度の弗酸の使
用は避ける方向で処理を行う必要がある。しかしなが
ら、弗酸による洗浄処理においては、高濃度の弗酸を使
用する必要があり、このために洗浄溶液による洗浄工程
を2つに分散して、夫々の工程で15%濃度の弗酸を用
いて処理するように工夫されている。
においては環境面での配慮等から、弗化物等の有害物の
削減が急務となっており、可能な限り高濃度の弗酸の使
用は避ける方向で処理を行う必要がある。しかしなが
ら、弗酸による洗浄処理においては、高濃度の弗酸を使
用する必要があり、このために洗浄溶液による洗浄工程
を2つに分散して、夫々の工程で15%濃度の弗酸を用
いて処理するように工夫されている。
【0013】即ち、新品フェースパネル61及び再生用
フェースパネル61の何れをも第1ポジションにおいて
15%濃度の弗酸でフェースパネル61内面を洗浄し、
新品フェースパネル61の場合には、次の第2ポジショ
ンで水洗処理を行うが、再生用フェースパネル61の場
合には、この水洗処理を行わずにその位置でホールドさ
れている。次いで第3ポジションで再び15%濃度の弗
酸を使用してフェースパネル61内面を洗浄し、最後の
第4ポジションにおいて水洗して、綺麗なフェースパネ
ル61内面を得るようにしている。
フェースパネル61の何れをも第1ポジションにおいて
15%濃度の弗酸でフェースパネル61内面を洗浄し、
新品フェースパネル61の場合には、次の第2ポジショ
ンで水洗処理を行うが、再生用フェースパネル61の場
合には、この水洗処理を行わずにその位置でホールドさ
れている。次いで第3ポジションで再び15%濃度の弗
酸を使用してフェースパネル61内面を洗浄し、最後の
第4ポジションにおいて水洗して、綺麗なフェースパネ
ル61内面を得るようにしている。
【0014】しかしながら、このような洗浄処理を行っ
ても、ガラス洗浄不足による欠点の発生、黒色光吸収層
付きの再生用フェースパネルの場合には、黒色光吸収層
の膜残りあるいは内面焼け等の問題が発生していた。
ても、ガラス洗浄不足による欠点の発生、黒色光吸収層
付きの再生用フェースパネルの場合には、黒色光吸収層
の膜残りあるいは内面焼け等の問題が発生していた。
【0015】本発明は、このような課題に対処するため
になされたもので、新品のフェースパネル及び再生用フ
ェースパネルの夫々に最適な洗浄条件を付加させること
で、確実に洗浄処理を行うことができるカラー陰極線管
用フェースパネルの洗浄処理方法及び洗浄処理装置を提
供することを目的とする。
になされたもので、新品のフェースパネル及び再生用フ
ェースパネルの夫々に最適な洗浄条件を付加させること
で、確実に洗浄処理を行うことができるカラー陰極線管
用フェースパネルの洗浄処理方法及び洗浄処理装置を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗浄装置及び
水洗装置を通してフェースパネルの内面を洗浄処理する
カラー陰極線管用フェースパネルの洗浄処理方法におい
て、洗浄装置において使用する洗浄溶液として酸性弗化
アンモニウム1〜5%溶液に対して少なくとも10%の
タンニン酸を含む洗浄溶液を用いて洗浄し、この洗浄さ
れたフェースパネル内面を水洗装置においてスプレー洗
浄するようにした。
水洗装置を通してフェースパネルの内面を洗浄処理する
カラー陰極線管用フェースパネルの洗浄処理方法におい
て、洗浄装置において使用する洗浄溶液として酸性弗化
アンモニウム1〜5%溶液に対して少なくとも10%の
タンニン酸を含む洗浄溶液を用いて洗浄し、この洗浄さ
れたフェースパネル内面を水洗装置においてスプレー洗
浄するようにした。
【0017】また、フェースパネルの内面を下向きにし
て所定時間間隔で間欠搬送する搬送装置と、この搬送装
置の進行方向上でフェースパネル側と反対側に順次並設
された第1洗浄装置、第1水洗装置、第2洗浄装置及び
第2水洗装置とを備え、第1洗浄装置には酸性弗化アン
モニウム溶液を収容する溶液槽及びこの溶液をフェース
パネル内面に向けて噴射するノズルを有し、第1及び第
2水洗装置には、純水を収容する水槽及びこの純水をフ
ェースパネル内面に向けて高圧噴射するノズルを有し、
第2洗浄装置には弗酸溶液を収容する溶液槽及びこの溶
液をフェースパネル内面に向けて噴射するノズルを有
し、これら各装置によってフェースパネル内面を選択的
に洗浄処理を行うように装置を構成した。
て所定時間間隔で間欠搬送する搬送装置と、この搬送装
置の進行方向上でフェースパネル側と反対側に順次並設
された第1洗浄装置、第1水洗装置、第2洗浄装置及び
第2水洗装置とを備え、第1洗浄装置には酸性弗化アン
モニウム溶液を収容する溶液槽及びこの溶液をフェース
パネル内面に向けて噴射するノズルを有し、第1及び第
2水洗装置には、純水を収容する水槽及びこの純水をフ
ェースパネル内面に向けて高圧噴射するノズルを有し、
第2洗浄装置には弗酸溶液を収容する溶液槽及びこの溶
液をフェースパネル内面に向けて噴射するノズルを有
し、これら各装置によってフェースパネル内面を選択的
に洗浄処理を行うように装置を構成した。
【0018】このような洗浄処理方法及び洗浄処理装置
によれば、新品のフェースパネルはもとより再生用フェ
ースパネルが混在適用された場合においても、確実にフ
ェースパネル内面を洗浄することが可能となり、欠点の
発生や内面焼け等を生じることがないカラー陰極線管用
フェースパネルを得ることが可能となり、またこれらを
自動化ラインとして構成することも可能とすることがで
きるものである。
によれば、新品のフェースパネルはもとより再生用フェ
ースパネルが混在適用された場合においても、確実にフ
ェースパネル内面を洗浄することが可能となり、欠点の
発生や内面焼け等を生じることがないカラー陰極線管用
フェースパネルを得ることが可能となり、またこれらを
自動化ラインとして構成することも可能とすることがで
きるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の陰極線管用フェー
スパネルの洗浄処理方法及び洗浄処理装置について、図
面を参照して詳細に説明する。
スパネルの洗浄処理方法及び洗浄処理装置について、図
面を参照して詳細に説明する。
【0020】本発明に係るカラー陰極線管用フェースパ
ネルの洗浄処理に用いる洗浄処理装置の概要を図1に示
す。
ネルの洗浄処理に用いる洗浄処理装置の概要を図1に示
す。
【0021】即ち、多数の耐薬品性材料から構成される
ゴムローラ11を、進行方向上に一列となるように所定
の間隔で配列する。このゴムローラ11は一端に歯車
(図示せず)を備え、この歯車は無端チェーン12と噛
合されている。このチェーン12には駆動歯車13が噛
合され、この歯車13をモータ14によって回転駆動す
ることによりチェーン12に回転力を与え、ゴムローラ
11を回転するようにして搬送装置15が構成されてい
る。
ゴムローラ11を、進行方向上に一列となるように所定
の間隔で配列する。このゴムローラ11は一端に歯車
(図示せず)を備え、この歯車は無端チェーン12と噛
合されている。このチェーン12には駆動歯車13が噛
合され、この歯車13をモータ14によって回転駆動す
ることによりチェーン12に回転力を与え、ゴムローラ
11を回転するようにして搬送装置15が構成されてい
る。
【0022】この搬送装置15の下側には、搬送装置1
5の進行方向に対応して順次第1洗浄装置16、第1水
洗装置17、第2洗浄装置18及び第2水洗装置19が
所定の間隔を置いて配置されている。
5の進行方向に対応して順次第1洗浄装置16、第1水
洗装置17、第2洗浄装置18及び第2水洗装置19が
所定の間隔を置いて配置されている。
【0023】この第1洗浄装置16には第1洗浄溶液槽
20が備えられ、この溶液槽20にバルブ21を介して
スプレー用のノズル22が取付けられており、このノズ
ル22はゴムローラ11間の隙間部分に位置している。
同様に、第1水洗装置17にも第1水洗水槽23が備え
られ、バルブ24を介してスプレー用のノズル25が取
着され、ゴムローラ11の隙間部分に対向して配置され
ている。同じく第2洗浄装置18にも第2洗浄溶液槽2
6が備えられ、バルブ27及びスプレー用のノズル28
が設けられ、第2水洗装置19にも同様に第2水洗水槽
29とバルブ30及びスプレー用のノズル31とが設け
られており、これらノズル28,31も同様に、ゴムロ
ーラ11の隙間部分と対向するように配置されている。
20が備えられ、この溶液槽20にバルブ21を介して
スプレー用のノズル22が取付けられており、このノズ
ル22はゴムローラ11間の隙間部分に位置している。
同様に、第1水洗装置17にも第1水洗水槽23が備え
られ、バルブ24を介してスプレー用のノズル25が取
着され、ゴムローラ11の隙間部分に対向して配置され
ている。同じく第2洗浄装置18にも第2洗浄溶液槽2
6が備えられ、バルブ27及びスプレー用のノズル28
が設けられ、第2水洗装置19にも同様に第2水洗水槽
29とバルブ30及びスプレー用のノズル31とが設け
られており、これらノズル28,31も同様に、ゴムロ
ーラ11の隙間部分と対向するように配置されている。
【0024】一方、搬送装置15の受入れ側には、ゴム
ローラ11の隙間部分に、このゴムローラ11を介して
互いに対向する位置にフォトダイオード32とフォトセ
ンサー33が配置されており、フォトセンサー33の出
力はマイクロコンピュータ等の制御回路34に供給され
るように接続され、この制御回路34はまた各バルブ2
1,24,27,30並びにモータ14とも接続され
て、夫々を制御するようになされている。
ローラ11の隙間部分に、このゴムローラ11を介して
互いに対向する位置にフォトダイオード32とフォトセ
ンサー33が配置されており、フォトセンサー33の出
力はマイクロコンピュータ等の制御回路34に供給され
るように接続され、この制御回路34はまた各バルブ2
1,24,27,30並びにモータ14とも接続され
て、夫々を制御するようになされている。
【0025】このように構成されている洗浄処理装置に
おいては、制御回路34によってモータ14が間欠回転
駆動され、これに伴ってチェーン12が駆動されて各ゴ
ムローラ11を間欠回転させる。このゴムローラ11の
上に内面を洗浄すべき新品フェースパネル35と、ブラ
ックマトリクスもしくはブラックストライプ型の黒色光
吸収層の形成時に不良品と判定され、再度内面の洗浄が
必要となった黒色光吸収層36が内面に付着している状
態の再生用フェースパネル37とを混載した状態で、フ
ェースパネル35,37の内面がゴムローラ11側に面
するように下向きにして同一方向に順次載置する。勿論
新品フェースパネル35単独、もしくは再生用フェース
パネル37単独で、あるいは所定数量ずつグルーピング
して混載しても差支えない。
おいては、制御回路34によってモータ14が間欠回転
駆動され、これに伴ってチェーン12が駆動されて各ゴ
ムローラ11を間欠回転させる。このゴムローラ11の
上に内面を洗浄すべき新品フェースパネル35と、ブラ
ックマトリクスもしくはブラックストライプ型の黒色光
吸収層の形成時に不良品と判定され、再度内面の洗浄が
必要となった黒色光吸収層36が内面に付着している状
態の再生用フェースパネル37とを混載した状態で、フ
ェースパネル35,37の内面がゴムローラ11側に面
するように下向きにして同一方向に順次載置する。勿論
新品フェースパネル35単独、もしくは再生用フェース
パネル37単独で、あるいは所定数量ずつグルーピング
して混載しても差支えない。
【0026】この搬送装置15上に載置された新品フェ
ースパネル35もしくは再生用フェースパネル37は、
フォトダイオード32の発光する光をフォトセンサー3
3で受けるように構成された光検知装置38によって、
新品か再生用のフェースパネル35,37かを判定され
る。例えば新品フェースパネル35の場合には、フォト
ダイオード32の光はフェースパネル35が透明なため
にそのままフォトセンサー33に入力され、このフォト
センサー33の出力が制御回路34に伝達されて、対象
品が新品フェースパネル35と判定される。反対に再生
用フェースパネル37の場合には、フェースパネル37
の内面に黒色光吸収層36が存在するために、この黒色
光吸収層36によってフォトダイオード32の光は遮ら
れてフォトセンサー33側には到達されず、または所定
の透過光量とならず、これをもって制御回路34では対
象品が再生用フェースパネル37であると判定する。こ
のようにして新品フェースパネル35及び再生用フェー
スパネル37とを搬送装置15に載置した状態で、洗浄
処理前に対象品の品種を自動的に判別している。
ースパネル35もしくは再生用フェースパネル37は、
フォトダイオード32の発光する光をフォトセンサー3
3で受けるように構成された光検知装置38によって、
新品か再生用のフェースパネル35,37かを判定され
る。例えば新品フェースパネル35の場合には、フォト
ダイオード32の光はフェースパネル35が透明なため
にそのままフォトセンサー33に入力され、このフォト
センサー33の出力が制御回路34に伝達されて、対象
品が新品フェースパネル35と判定される。反対に再生
用フェースパネル37の場合には、フェースパネル37
の内面に黒色光吸収層36が存在するために、この黒色
光吸収層36によってフォトダイオード32の光は遮ら
れてフォトセンサー33側には到達されず、または所定
の透過光量とならず、これをもって制御回路34では対
象品が再生用フェースパネル37であると判定する。こ
のようにして新品フェースパネル35及び再生用フェー
スパネル37とを搬送装置15に載置した状態で、洗浄
処理前に対象品の品種を自動的に判別している。
【0027】この判別された各フェースパネル35,3
7は搬送装置15によって各処理ポジションに、例えば
10秒間隔毎に間欠駆動されて搬送される。この間欠駆
動の時間設定は制御回路34によって設定され、制御回
路34でモータ14の電源をオンオフ制御することによ
って可能である。このようにして最初の第1ポジション
である第1洗浄装置16に到着し、対象品が光検知装置
38の出力によって新品フェースパネル35と判定され
た新品フェースパネル35の場合には、所定の停止時間
となる10秒間は当該ポジションに停止しているが、第
1洗浄装置16のバルブ21は制御回路34によって閉
じられており、洗浄処理は行われない。同様に新品フェ
ースパネル35が次の第2ポジションである第1水洗装
置17に到達しても、バルブ24が制御回路34によっ
て閉じられて水洗処理は行われない。
7は搬送装置15によって各処理ポジションに、例えば
10秒間隔毎に間欠駆動されて搬送される。この間欠駆
動の時間設定は制御回路34によって設定され、制御回
路34でモータ14の電源をオンオフ制御することによ
って可能である。このようにして最初の第1ポジション
である第1洗浄装置16に到着し、対象品が光検知装置
38の出力によって新品フェースパネル35と判定され
た新品フェースパネル35の場合には、所定の停止時間
となる10秒間は当該ポジションに停止しているが、第
1洗浄装置16のバルブ21は制御回路34によって閉
じられており、洗浄処理は行われない。同様に新品フェ
ースパネル35が次の第2ポジションである第1水洗装
置17に到達しても、バルブ24が制御回路34によっ
て閉じられて水洗処理は行われない。
【0028】一方、光検知装置38で対象品が再生用フ
ェースパネル37と判定されている場合には、第1洗浄
装置16位置に搬送されて停止すると、第1洗浄装置1
6のバルブ21が制御回路34によって開放され、ノズ
ル22から第1洗浄溶液が噴射されて再生用フェースパ
ネル37内面に洗浄溶液を塗布して洗浄する。次いで1
0秒間経過すると搬送装置15が駆動を開始し、第2ポ
ジションの第1水洗装置17位置まで再生用フェースパ
ネル37を搬送して停止する。このポジションで制御回
路34によってバルブ24が開放され、第1水洗水槽2
3から水洗水がノズル25より噴射されてフェースパネ
ル37内面を水洗する。この第1及び第2ポジションの
第1洗浄装置16及び第1水洗装置17では、新品フェ
ースパネル35に対しては動作を停止し、再生用フェー
スパネル37が到着した場合のみに、夫々動作するよう
に制御回路34によって制御されている。
ェースパネル37と判定されている場合には、第1洗浄
装置16位置に搬送されて停止すると、第1洗浄装置1
6のバルブ21が制御回路34によって開放され、ノズ
ル22から第1洗浄溶液が噴射されて再生用フェースパ
ネル37内面に洗浄溶液を塗布して洗浄する。次いで1
0秒間経過すると搬送装置15が駆動を開始し、第2ポ
ジションの第1水洗装置17位置まで再生用フェースパ
ネル37を搬送して停止する。このポジションで制御回
路34によってバルブ24が開放され、第1水洗水槽2
3から水洗水がノズル25より噴射されてフェースパネ
ル37内面を水洗する。この第1及び第2ポジションの
第1洗浄装置16及び第1水洗装置17では、新品フェ
ースパネル35に対しては動作を停止し、再生用フェー
スパネル37が到着した場合のみに、夫々動作するよう
に制御回路34によって制御されている。
【0029】これに対して第3ポジションの第2洗浄装
置18では、いずれのフェースパネル35,37であっ
ても動作をし、このポジションに到達した段階で制御回
路34の指示に基づきバルブ27が開放されて、ノズル
28から第2洗浄溶液槽26内の洗浄溶液が噴射され
て、各フェースパネル35,37内面に洗浄溶液を塗布
し洗浄される。この洗浄が終了した後に、フェースパネ
ル35,37は第4ポジションに搬送装置15によって
搬送され、同様に制御回路34の指示に基づきバルブ3
0が開放されて、水洗水槽29からの水洗水がノズル3
1を介して噴射され、前段階での洗浄に使用された洗浄
溶液を洗い流すようにフェースパネル35,37内面を
水洗することで、フェースパネル35,37内面の洗浄
水洗処理が完了する。
置18では、いずれのフェースパネル35,37であっ
ても動作をし、このポジションに到達した段階で制御回
路34の指示に基づきバルブ27が開放されて、ノズル
28から第2洗浄溶液槽26内の洗浄溶液が噴射され
て、各フェースパネル35,37内面に洗浄溶液を塗布
し洗浄される。この洗浄が終了した後に、フェースパネ
ル35,37は第4ポジションに搬送装置15によって
搬送され、同様に制御回路34の指示に基づきバルブ3
0が開放されて、水洗水槽29からの水洗水がノズル3
1を介して噴射され、前段階での洗浄に使用された洗浄
溶液を洗い流すようにフェースパネル35,37内面を
水洗することで、フェースパネル35,37内面の洗浄
水洗処理が完了する。
【0030】必要ならば、この第4ポジションの後に第
5ポジションを設定して、乾燥したエアーをフェースパ
ネル35,37内面に噴射して、フェースパネル35,
37内面を乾燥させる乾燥装置(図示せず)を配置する
ことも可能である。
5ポジションを設定して、乾燥したエアーをフェースパ
ネル35,37内面に噴射して、フェースパネル35,
37内面を乾燥させる乾燥装置(図示せず)を配置する
ことも可能である。
【0031】なお、各バルブ21,24,27,30は
モータ14の駆動と制御回路34によって同期がとられ
ており、モータ14が停止して搬送装置15が停止して
いる所定の期間だけ、バルブ21,24,27,30が
夫々選択的に開放されるように制御されており、光検知
装置38を搬送装置15上にフェースパネル35,37
が載置されたか否かも検知させるように、あるいは別の
検出手段によって構成すれば、この検出出力に応じてフ
ェースパネル35,37が載置されていない搬送装置1
5上の場所を特定することが可能となるので、同期駆動
されている対応する各装置16,17,18,19のバ
ルブ21,24,27,30を、その非載置期間だけ閉
鎖して、不要な溶液もしくは水洗水の噴射を停止させる
ことが可能であり、洗浄溶液や水洗水を無駄に噴射する
等の不要なトラブルを防止することが可能となる。また
ノズル22,25,28,31からの噴射の制御は、各
装置16,17,18,19に配置されている各槽2
0,23,26,29に付加されている加圧器(図示せ
ず)側を制御するように構成しても差支えない。
モータ14の駆動と制御回路34によって同期がとられ
ており、モータ14が停止して搬送装置15が停止して
いる所定の期間だけ、バルブ21,24,27,30が
夫々選択的に開放されるように制御されており、光検知
装置38を搬送装置15上にフェースパネル35,37
が載置されたか否かも検知させるように、あるいは別の
検出手段によって構成すれば、この検出出力に応じてフ
ェースパネル35,37が載置されていない搬送装置1
5上の場所を特定することが可能となるので、同期駆動
されている対応する各装置16,17,18,19のバ
ルブ21,24,27,30を、その非載置期間だけ閉
鎖して、不要な溶液もしくは水洗水の噴射を停止させる
ことが可能であり、洗浄溶液や水洗水を無駄に噴射する
等の不要なトラブルを防止することが可能となる。また
ノズル22,25,28,31からの噴射の制御は、各
装置16,17,18,19に配置されている各槽2
0,23,26,29に付加されている加圧器(図示せ
ず)側を制御するように構成しても差支えない。
【0032】このように構成され各処理を行う洗浄装置
の各ポジション毎に配置された第1及び第2洗浄装置1
6,18、第1及び第2水洗装置17,19について、
更に図2を参照して詳細に説明する。
の各ポジション毎に配置された第1及び第2洗浄装置1
6,18、第1及び第2水洗装置17,19について、
更に図2を参照して詳細に説明する。
【0033】即ち、図2において、図中左側にフェース
パネル35,37の内面に各ノズル22,25,28,
31から洗浄溶液及び水洗水が噴射される状態を示し、
図中右側にその溶液等を示している。
パネル35,37の内面に各ノズル22,25,28,
31から洗浄溶液及び水洗水が噴射される状態を示し、
図中右側にその溶液等を示している。
【0034】まず、第1ポジションとなる第1洗浄装置
16(同図(a))では、再生用フェースパネル37の
内面に残存している黒色光吸収層36を洗浄するため
に、酸性弗化アンモニウム溶液を再生用フェースパネル
37内面にノズル22によって塗布し洗浄する。この
際、酸化弗化アンモニウム溶液をそのまま使用してもよ
いが、所定処理時間(例えば8〜30秒)内に洗浄する
ためには、溶液濃度を5%以上となるように設定する必
要があるが、濃度が0.1〜0.5%のタンニン酸を酸
性弗化アンモニウムの全液量に対して10%以上添加す
ると、酸性弗化アンモニウム溶液の濃度を1〜5%に下
げることが可能となり、しかも洗浄効果を低下させるこ
となく洗浄することが可能となる。これはタンニン酸が
黒色光吸収層の表面を粗くし、酸性弗化アンモニウム溶
液が黒色光吸収層に浸透し易くなるためで、タンニン酸
の混入濃度を酸化弗化アンモニウムの10%になるよう
に設定すると最も効果的であり、これ以上添加してもそ
の効果については特に変化しないことが判明した。
16(同図(a))では、再生用フェースパネル37の
内面に残存している黒色光吸収層36を洗浄するため
に、酸性弗化アンモニウム溶液を再生用フェースパネル
37内面にノズル22によって塗布し洗浄する。この
際、酸化弗化アンモニウム溶液をそのまま使用してもよ
いが、所定処理時間(例えば8〜30秒)内に洗浄する
ためには、溶液濃度を5%以上となるように設定する必
要があるが、濃度が0.1〜0.5%のタンニン酸を酸
性弗化アンモニウムの全液量に対して10%以上添加す
ると、酸性弗化アンモニウム溶液の濃度を1〜5%に下
げることが可能となり、しかも洗浄効果を低下させるこ
となく洗浄することが可能となる。これはタンニン酸が
黒色光吸収層の表面を粗くし、酸性弗化アンモニウム溶
液が黒色光吸収層に浸透し易くなるためで、タンニン酸
の混入濃度を酸化弗化アンモニウムの10%になるよう
に設定すると最も効果的であり、これ以上添加してもそ
の効果については特に変化しないことが判明した。
【0035】次に、酸性弗化アンモニウム溶液の塗布に
よって剥離溶解し、フェースパネル37内面に残存して
いる黒色光吸収層と洗浄溶液を、第2ポジションである
第1水洗装置17(同図(b))において水洗する。こ
の水洗装置17では4L/min以上の流量で、且つ
0.7MPa以上の圧力で純水をスプレー用のフラット
ノズル25からフェースパネル37内面に向けて噴射
し、フェースパネル37内面を高圧洗浄する。
よって剥離溶解し、フェースパネル37内面に残存して
いる黒色光吸収層と洗浄溶液を、第2ポジションである
第1水洗装置17(同図(b))において水洗する。こ
の水洗装置17では4L/min以上の流量で、且つ
0.7MPa以上の圧力で純水をスプレー用のフラット
ノズル25からフェースパネル37内面に向けて噴射
し、フェースパネル37内面を高圧洗浄する。
【0036】ここで洗浄圧を変化させて、酸性弗化アン
モニウム及びタンニン酸濃度とフェースパネルの洗淨力
との相関関係を実験によって確認をした。
モニウム及びタンニン酸濃度とフェースパネルの洗淨力
との相関関係を実験によって確認をした。
【0037】即ち、図3乃至図5は、夫々酸性弗化アン
モニウム1%、3%、5%溶液に対するタンニン酸濃度
(%)を変化させた際の洗浄度を調べたもので、図3は
1L/minの流量で且つ0.2MPaの圧力で水洗し
た場合を、図4は2.7L/minの流量で且つ0.5
MPaの圧力で水洗した場合を、図5は4L/minの
流量で且つの0.7MPaの圧力で水洗を行った場合の
洗浄度を示したものである。
モニウム1%、3%、5%溶液に対するタンニン酸濃度
(%)を変化させた際の洗浄度を調べたもので、図3は
1L/minの流量で且つ0.2MPaの圧力で水洗し
た場合を、図4は2.7L/minの流量で且つ0.5
MPaの圧力で水洗した場合を、図5は4L/minの
流量で且つの0.7MPaの圧力で水洗を行った場合の
洗浄度を示したものである。
【0038】この際の洗浄度の判定としては、黒色光吸
収層付フェースパネルを水洗処理した場合の洗浄具合
を、以下の5段階評価として判定したもので、第1洗浄
装置16での酸性弗化アンモニウム溶液のフェースパネ
ル内面への塗布洗浄、及び第1水洗装置17での純水の
水洗時間は、夫々7秒間に設定して実施したものであ
る。
収層付フェースパネルを水洗処理した場合の洗浄具合
を、以下の5段階評価として判定したもので、第1洗浄
装置16での酸性弗化アンモニウム溶液のフェースパネ
ル内面への塗布洗浄、及び第1水洗装置17での純水の
水洗時間は、夫々7秒間に設定して実施したものであ
る。
【0039】洗浄度ランク
1:全く落ちない
2:ほとんど落ちない
3:部分的に残る
4:ほぼ完全に落ちる(不良率0.05%以上)
5:完全に落ちる(不良率0.05%未満)
この洗浄度ランクでは、ランク4及び5に該当するもの
が再生用フェースパネル37での再利用が可能な領域と
なる。
が再生用フェースパネル37での再利用が可能な領域と
なる。
【0040】この図3乃至図5からも明らかなように、
洗浄処理が充分に行われているランク4以上となるよう
にするためには、いずれの場合でもタンニン酸濃度が
0.3%以上であって、3%及び5%濃度の酸性弗化ア
ンモニウム溶液を夫々の洗浄圧で加えれば良いことが判
る。この中でも最高のランク5にするためには、流量4
L/minで洗浄圧を0.7MPaに設定すると一番効
果的なことが判明した。
洗浄処理が充分に行われているランク4以上となるよう
にするためには、いずれの場合でもタンニン酸濃度が
0.3%以上であって、3%及び5%濃度の酸性弗化ア
ンモニウム溶液を夫々の洗浄圧で加えれば良いことが判
る。この中でも最高のランク5にするためには、流量4
L/minで洗浄圧を0.7MPaに設定すると一番効
果的なことが判明した。
【0041】そこで、この第1水洗装置17において
は、最も効果的に水洗することが可能な4L/min以
上の流量で0.7MPa以上の圧力となる条件に設定し
てある。しかもこの水洗では、純水といわれる脱イオン
水を用いてガラス欠点の発生を抑制している。この水洗
水として市水や工業用水等を使用すると、次の第2洗浄
装置18における洗浄処理中に、市水や工業用水中に含
まれるカルシウムイオン等のアルカリ土類金属が洗浄溶
液として使用される弗酸と反応し、アルカリ土類金属弗
化物が形成され、それがフェースパネル37内面に付着
してガラス欠点を発生させてしまうことがあり、この対
策として純水を使用し、且つ高圧洗浄を施すことによっ
て、残存している黒色光吸収層を洗い流すことができ、
黒色光吸収層の残存による黒色光吸収層の膜欠点も発生
しない。
は、最も効果的に水洗することが可能な4L/min以
上の流量で0.7MPa以上の圧力となる条件に設定し
てある。しかもこの水洗では、純水といわれる脱イオン
水を用いてガラス欠点の発生を抑制している。この水洗
水として市水や工業用水等を使用すると、次の第2洗浄
装置18における洗浄処理中に、市水や工業用水中に含
まれるカルシウムイオン等のアルカリ土類金属が洗浄溶
液として使用される弗酸と反応し、アルカリ土類金属弗
化物が形成され、それがフェースパネル37内面に付着
してガラス欠点を発生させてしまうことがあり、この対
策として純水を使用し、且つ高圧洗浄を施すことによっ
て、残存している黒色光吸収層を洗い流すことができ、
黒色光吸収層の残存による黒色光吸収層の膜欠点も発生
しない。
【0042】次いで、第3ポジションである第2洗浄装
置18(同図(c))において、濃度10%の弗酸をノ
ズル28からフェースパネル35,37内面に噴射して
フェースパネル35,37内面を洗浄する。この洗浄段
階ではフェースパネル35,37内面の仕上げとしての
洗浄であるために、洗浄のために使用する弗酸の濃度は
特に高くする必要はなく、3%〜10%の濃度の弗酸を
使用する。この弗酸濃度としては5%前後あれば充分で
あって、仮に10%以上の高濃度の弗酸を使用しても、
洗浄能力には大差がないにも関わらず、反対に高濃度と
なりすぎてフェースパネル35,37の内面焼けや内面
傷が発生する弊害が生ずるおそれがある。
置18(同図(c))において、濃度10%の弗酸をノ
ズル28からフェースパネル35,37内面に噴射して
フェースパネル35,37内面を洗浄する。この洗浄段
階ではフェースパネル35,37内面の仕上げとしての
洗浄であるために、洗浄のために使用する弗酸の濃度は
特に高くする必要はなく、3%〜10%の濃度の弗酸を
使用する。この弗酸濃度としては5%前後あれば充分で
あって、仮に10%以上の高濃度の弗酸を使用しても、
洗浄能力には大差がないにも関わらず、反対に高濃度と
なりすぎてフェースパネル35,37の内面焼けや内面
傷が発生する弊害が生ずるおそれがある。
【0043】この洗浄が終了した後に、第4ポジション
である第2水洗装置(同図(d))において、ノズル3
1から4L/minの流量で且つ0.7MPaの圧力の
純水をフェースパネル35,37内面に噴射して、弗酸
洗浄におけるフェースパネル35,37内面のガラス異
物と弗酸が反応して生じた硅弗化物等の残留物を洗い流
して、一連の洗浄処理を終了する。その後、この洗浄処
理が終了したフェースパネル35,37を乾燥させて、
蛍光体スクリーン作成に供するものである。
である第2水洗装置(同図(d))において、ノズル3
1から4L/minの流量で且つ0.7MPaの圧力の
純水をフェースパネル35,37内面に噴射して、弗酸
洗浄におけるフェースパネル35,37内面のガラス異
物と弗酸が反応して生じた硅弗化物等の残留物を洗い流
して、一連の洗浄処理を終了する。その後、この洗浄処
理が終了したフェースパネル35,37を乾燥させて、
蛍光体スクリーン作成に供するものである。
【0044】ここで、本発明に係る洗浄処理方法によっ
て洗浄したフェースパネルに黒色光吸収層を形成した実
施品と、これらの処理条件を変えて黒色光吸収層を形成
した比較品とを比較して、その効果の確認を行った。
て洗浄したフェースパネルに黒色光吸収層を形成した実
施品と、これらの処理条件を変えて黒色光吸収層を形成
した比較品とを比較して、その効果の確認を行った。
【0045】実施品1
10秒毎にフェースパネルを移動させて、各ポジション
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面にタンニン酸
0.5%を含む酸性弗化アンモニウム5%溶液を塗布し
て洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水洗装置1
7において、流量が4L/minの純水を0.7MPa
の圧力でスプレーし、第3の処理ポジションとなる第2
洗浄装置18において、10%濃度の弗酸を塗布して洗
浄し、第4のポジションとなる第2水洗装置19におい
て、流量が4L/minの純水を0.7MPaの圧力で
スプレーすることで、フェースパネル内面の洗浄処理を
終了させた後に、このフェースパネル内面に黒色光吸収
層を作成した。
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面にタンニン酸
0.5%を含む酸性弗化アンモニウム5%溶液を塗布し
て洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水洗装置1
7において、流量が4L/minの純水を0.7MPa
の圧力でスプレーし、第3の処理ポジションとなる第2
洗浄装置18において、10%濃度の弗酸を塗布して洗
浄し、第4のポジションとなる第2水洗装置19におい
て、流量が4L/minの純水を0.7MPaの圧力で
スプレーすることで、フェースパネル内面の洗浄処理を
終了させた後に、このフェースパネル内面に黒色光吸収
層を作成した。
【0046】実施品2
10秒毎にフェースパネルを移動させて、各ポジション
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面にタンニン酸
0.1%を含む酸性弗化アンモニウム1%溶液を塗布し
て洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水洗装置1
7において、流量が4L/minの純水を0.7MPa
の圧力でスプレーし、第3の処理ポジションとなる第2
洗浄装置18において、3%濃度の弗酸を塗布して洗浄
し、第4のポジションとなる第2水洗装置19におい
て、流量が4L/minの純水を0.7MPaの圧力で
スプレーすることで、フェースパネル内面の洗浄処理を
終了させた後に、このフェースパネル内面に黒色光吸収
層を作成した。
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面にタンニン酸
0.1%を含む酸性弗化アンモニウム1%溶液を塗布し
て洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水洗装置1
7において、流量が4L/minの純水を0.7MPa
の圧力でスプレーし、第3の処理ポジションとなる第2
洗浄装置18において、3%濃度の弗酸を塗布して洗浄
し、第4のポジションとなる第2水洗装置19におい
て、流量が4L/minの純水を0.7MPaの圧力で
スプレーすることで、フェースパネル内面の洗浄処理を
終了させた後に、このフェースパネル内面に黒色光吸収
層を作成した。
【0047】比較品1
10秒毎にフェースパネルを移動させて、各ポジション
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面にタンニン酸
0.5%を含む酸性弗化アンモニウム5%溶液を塗布し
て洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水洗装置1
7において、流量が4L/minの工業用水を0.7M
Paの圧力でスプレーし、第3の処理ポジションとなる
第2洗浄装置18において、10%弗酸を塗布して洗浄
し、第4のポジションとなる第2水洗装置19におい
て、流量が4L/minの純水を0.7MPaの圧力で
スプレーすることで、フェースパネル内面の洗浄処理を
終了させた後に、このフェースパネル内面に黒色光吸収
層を作成した。
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面にタンニン酸
0.5%を含む酸性弗化アンモニウム5%溶液を塗布し
て洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水洗装置1
7において、流量が4L/minの工業用水を0.7M
Paの圧力でスプレーし、第3の処理ポジションとなる
第2洗浄装置18において、10%弗酸を塗布して洗浄
し、第4のポジションとなる第2水洗装置19におい
て、流量が4L/minの純水を0.7MPaの圧力で
スプレーすることで、フェースパネル内面の洗浄処理を
終了させた後に、このフェースパネル内面に黒色光吸収
層を作成した。
【0048】比較品2
10秒毎にフェースパネルを移動させて、各ポジション
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面に15%弗酸
を塗布して洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水
洗装置17ではそのままホールドし、第3の処理ポジシ
ョンとなる第2洗浄装置18において、15%濃度の弗
酸を塗布して洗浄し、第4のポジションとなる第2水洗
装置19において、流量が4L/minの純水を0.7
MPaの圧力でスプレーすることで、フェースパネル内
面の洗浄処理を終了させた後に、このフェースパネル内
面に黒色光吸収層を作成した。
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面に15%弗酸
を塗布して洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水
洗装置17ではそのままホールドし、第3の処理ポジシ
ョンとなる第2洗浄装置18において、15%濃度の弗
酸を塗布して洗浄し、第4のポジションとなる第2水洗
装置19において、流量が4L/minの純水を0.7
MPaの圧力でスプレーすることで、フェースパネル内
面の洗浄処理を終了させた後に、このフェースパネル内
面に黒色光吸収層を作成した。
【0049】比較品3
10秒毎にフェースパネルを移動させて、各ポジション
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面にタンニン酸
0.1%を含む酸性弗化アンモニウム1%溶液を塗布し
て洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水洗装置1
7において、流量が1L/minの純水を0.2MPa
の圧力でスプレーし、第3の処理ポジションとなる第2
洗浄装置18において、10%濃度の弗酸を塗布して洗
浄し、第4のポジションとなる第2水洗装置19におい
て、流量が4L/minの純水を0.7MPaの圧力で
スプレーすることで、フェースパネル内面の洗浄処理を
終了させた後に、このフェースパネル内面に黒色光吸収
層を作成した。
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面にタンニン酸
0.1%を含む酸性弗化アンモニウム1%溶液を塗布し
て洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水洗装置1
7において、流量が1L/minの純水を0.2MPa
の圧力でスプレーし、第3の処理ポジションとなる第2
洗浄装置18において、10%濃度の弗酸を塗布して洗
浄し、第4のポジションとなる第2水洗装置19におい
て、流量が4L/minの純水を0.7MPaの圧力で
スプレーすることで、フェースパネル内面の洗浄処理を
終了させた後に、このフェースパネル内面に黒色光吸収
層を作成した。
【0050】比較品4
10秒毎にフェースパネルを移動させて、各ポジション
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面に酸性弗化ア
ンモニウム5%を含む酸性弗化アンモニウム5%溶液を
塗布して洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水洗
装置17において、流量が4L/minの純水を0.7
MPaの圧力でスプレーし、第3の処理ポジションとな
る第2洗浄装置18において、10%濃度の弗酸を塗布
して洗浄し、第4のポジションとなる第2水洗装置19
において、流量が4L/minの純水を0.7MPaの
圧力でスプレーすることで、フェースパネル内面の洗浄
処理を終了させた後に、このフェースパネル内面に黒色
光吸収層を作成した。
でのフェースパネルの停止期間中に洗浄処理を施す洗浄
処理装置を使用し、第1の処理ポジションとなる第1洗
浄装置16において、フェースパネル内面に酸性弗化ア
ンモニウム5%を含む酸性弗化アンモニウム5%溶液を
塗布して洗浄し、第2の処理ポジションとなる第1水洗
装置17において、流量が4L/minの純水を0.7
MPaの圧力でスプレーし、第3の処理ポジションとな
る第2洗浄装置18において、10%濃度の弗酸を塗布
して洗浄し、第4のポジションとなる第2水洗装置19
において、流量が4L/minの純水を0.7MPaの
圧力でスプレーすることで、フェースパネル内面の洗浄
処理を終了させた後に、このフェースパネル内面に黒色
光吸収層を作成した。
【0051】これら実施品1及び2と、比較品1乃至4
において、新品フェースパネル1000枚と再生用フェ
ースパネル500枚を用意し、夫々の方法で洗浄処理し
て、この洗浄処理が終了した各フェースパネルの内面に
黒色光吸収層を形成した後に、フェースパネルの黒色光
吸収層の膜欠点の発生率、及び内面ギラツキがひどく不
良品と判定されるものの発生率を調査した。その調査の
結果を表1に示す。
において、新品フェースパネル1000枚と再生用フェ
ースパネル500枚を用意し、夫々の方法で洗浄処理し
て、この洗浄処理が終了した各フェースパネルの内面に
黒色光吸収層を形成した後に、フェースパネルの黒色光
吸収層の膜欠点の発生率、及び内面ギラツキがひどく不
良品と判定されるものの発生率を調査した。その調査の
結果を表1に示す。
【表1】
この表1からも判るように、実施品1では、新品フェー
スパネルにおいては黒色光吸収層による膜欠点及び内面
ギラツキともに全く見られなかった。また再生用フェー
スパネルの場合でも、黒色光吸収層の膜欠点が僅か0.
02%見受けられたものの殆ど問題がない状態にまで抑
制されており、内面ギラツキに関しては発見されなかっ
た。更に、実施品2においては、新品フェースパネル及
び再生用フェースパネルともに0.03%及び0.06
%と若干の黒色光吸収層による膜欠点が散見されたが、
殆ど問題となるような数量ではなく、また内面ギラツキ
はともに発生していない。
スパネルにおいては黒色光吸収層による膜欠点及び内面
ギラツキともに全く見られなかった。また再生用フェー
スパネルの場合でも、黒色光吸収層の膜欠点が僅か0.
02%見受けられたものの殆ど問題がない状態にまで抑
制されており、内面ギラツキに関しては発見されなかっ
た。更に、実施品2においては、新品フェースパネル及
び再生用フェースパネルともに0.03%及び0.06
%と若干の黒色光吸収層による膜欠点が散見されたが、
殆ど問題となるような数量ではなく、また内面ギラツキ
はともに発生していない。
【0052】これに対して比較品1乃至4においては、
新品フェースパネル及び再生用フェースパネルのいずれ
もが黒色光吸収層による膜欠点を発生しており、膜欠点
の発生が比較的少ない場合でも、内面ギラツキが発生し
ている等、洗浄処理が充分になされているとは言い難い
状態となっている。特に比較品3の再生用フェースパネ
ルの場合には、不良となった前段階で形成されていた黒
色光吸収層が充分に洗浄除去されずに残存しているもの
が大多数を占める結果となっていた。
新品フェースパネル及び再生用フェースパネルのいずれ
もが黒色光吸収層による膜欠点を発生しており、膜欠点
の発生が比較的少ない場合でも、内面ギラツキが発生し
ている等、洗浄処理が充分になされているとは言い難い
状態となっている。特に比較品3の再生用フェースパネ
ルの場合には、不良となった前段階で形成されていた黒
色光吸収層が充分に洗浄除去されずに残存しているもの
が大多数を占める結果となっていた。
【0053】このように、本発明に係る洗浄処理装置に
よる洗浄処理方法を採用して新品及び再生用フェースパ
ネルの洗浄処理を行ったものは、比較品と比較してもは
るかに不良の発生率が低く、いかに効率的にしかも確実
に洗浄されているかが判る。しかもこれらの洗浄処理装
置は、自動化ラインとして組立てることも可能で、省人
力化に好適である。
よる洗浄処理方法を採用して新品及び再生用フェースパ
ネルの洗浄処理を行ったものは、比較品と比較してもは
るかに不良の発生率が低く、いかに効率的にしかも確実
に洗浄されているかが判る。しかもこれらの洗浄処理装
置は、自動化ラインとして組立てることも可能で、省人
力化に好適である。
【0054】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されることなく、例えばフェースパネルを移動させるた
めの搬送手段はチェーン駆動に限らず歯車駆動やベルト
駆動等でも可能であり、また光検知装置はフォトダイオ
ードやフォトセンサー以外の装置によっても構成するこ
とが可能で、その他にも種々の応用や変形が可能なこと
は言うまでもない。
されることなく、例えばフェースパネルを移動させるた
めの搬送手段はチェーン駆動に限らず歯車駆動やベルト
駆動等でも可能であり、また光検知装置はフォトダイオ
ードやフォトセンサー以外の装置によっても構成するこ
とが可能で、その他にも種々の応用や変形が可能なこと
は言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
再生用フェースパネルの黒色光吸収層を洗浄する工程
と、フェースパネル内面のガラス面を洗浄する工程で使
用される洗浄溶液を、最も効果のあがる溶液に設定する
ことにより、高濃度の有害物の発生を抑制し、しかもフ
ェースパネル内面のギラツキや洗浄不足による黒色光吸
収層の膜欠点を抑えることが可能となるばかりでなく、
これら洗浄処理工程を自動化することも可能にしたもの
である。
再生用フェースパネルの黒色光吸収層を洗浄する工程
と、フェースパネル内面のガラス面を洗浄する工程で使
用される洗浄溶液を、最も効果のあがる溶液に設定する
ことにより、高濃度の有害物の発生を抑制し、しかもフ
ェースパネル内面のギラツキや洗浄不足による黒色光吸
収層の膜欠点を抑えることが可能となるばかりでなく、
これら洗浄処理工程を自動化することも可能にしたもの
である。
【図1】本発明に係るカラー陰極線管用フェースパネル
の洗浄処理装置を説明するための概略説明図。
の洗浄処理装置を説明するための概略説明図。
【図2】本発明に係るカラー陰極線管用フェースパネル
の洗浄処理方法を説明するための説明図。
の洗浄処理方法を説明するための説明図。
【図3】本発明に係るカラー陰極線管用フェースパネル
の洗浄処理方法中で使用される水洗処理時の加圧水量と
洗浄度との相関関係を示す測定図。
の洗浄処理方法中で使用される水洗処理時の加圧水量と
洗浄度との相関関係を示す測定図。
【図4】同じく水洗処理時の加圧水量を変えた際の洗浄
度との相関関係を示す測定図。
度との相関関係を示す測定図。
【図5】同じく水洗処理時の加圧水量を更に変えた際の
洗浄度との相関関係を示す測定図。
洗浄度との相関関係を示す測定図。
【図6】従来のカラー陰極線管の構成を示す断面図。
【図7】従来のカラー陰極線管用フェースパネルの洗浄
処理方法を説明するための説明図。
処理方法を説明するための説明図。
15:搬送装置
16:第1洗浄装置
17:第1水洗装置
18:第2洗浄装置
19:第2水洗装置
20:第1洗浄溶液槽
22:バルブ
23:第1水洗水槽
25:バルブ
26:第2洗浄溶液槽
28:バルブ
29:第2水洗水槽
31:バルブ
32:フォトダイオード
33:フォトセンサー
35:新品フェースパネル
36:黒色光吸収層
37:再生用フェースパネル
38:光検知装置
Claims (7)
- 【請求項1】 洗浄装置及び水洗装置を通してフェース
パネルの内面を洗浄処理するカラー陰極線管用フェース
パネルの洗浄処理方法において、 前記洗浄装置において使用する洗浄溶液として酸性弗化
アンモニウム1〜5%溶液に対して少なくとも10%の
タンニン酸を含む洗浄溶液を用いて洗浄し、この洗浄さ
れたフェースパネル内面を水洗装置においてスプレー洗
浄することを特徴とするカラー陰極線管用フェースパネ
ルの洗浄処理方法。 - 【請求項2】 前記洗浄装置及び水洗装置には、夫々第
1及び第2の洗浄装置と第1及び第2の水洗装置とを含
み、これら洗浄及び水洗を交互に選択的に実施するよう
にせしめ、前記第1の洗浄装置では前記洗浄溶液を用い
て洗浄し、次いで純水を用いて高圧スプレー水洗し、更
に第2の洗浄装置にて3〜10%弗酸で洗浄し、その後
に純水を用いて高圧スプレー水洗することを特徴とする
請求項1記載のカラー陰極線管用フェースパネルの洗浄
処理方法。 - 【請求項3】 前記高圧スプレー水洗は、4L/min
以上の流量の純水を0.7MPa以上の圧力で行うこと
を特徴とする請求項2記載のカラー陰極線管用フェース
パネルの洗浄処理方法。 - 【請求項4】 フェースパネルの内面を下向きにして所
定時間間隔で間欠搬送する搬送装置と、この搬送装置の
進行方向上で前記フェースパネル側と反対側に順次並設
された第1洗浄装置、第1水洗装置、第2洗浄装置及び
第2水洗装置とを備え、前記第1洗浄装置には酸性弗化
アンモニウム溶液を収容する溶液槽及びこの溶液をフェ
ースパネル内面に向けて噴射するノズルを有し、第1及
び第2水洗装置には、純水を収容する水槽及びこの純水
をフェースパネル内面に向けて高圧噴射するノズルを有
し、前記第2洗浄装置には弗酸溶液を収容する溶液槽及
びこの溶液をフェースパネル内面に向けて噴射するノズ
ルを有し、これら各装置によってフェースパネル内面を
選択的に洗浄処理を行うことを特徴とするカラー陰極線
管用フェースパネルの洗浄処理装置。 - 【請求項5】 前記第1洗浄装置の溶液槽には、酸性弗
化アンモニウム1〜5%溶液に対して少なくとも10%
のタンニン酸を含む洗浄溶液を収容し、前記第2洗浄装
置の溶液槽には、3〜10%濃度の弗酸溶液を収容し、
前記ノズルからは4L/min以上の流量の純水を0.
7MPa以上の圧力で噴射させることを特徴とする請求
項4記載のカラー陰極線管用フェースパネルの洗浄処理
装置。 - 【請求項6】 前記搬送装置には、前記搬送されるフェ
ースパネル内面の黒色光吸収層の有無を検知する光検知
装置を配備し、この光検知装置の出力に応じて前記第1
洗浄装置及び第1水洗装置を選択的に稼動させることを
特徴とする請求項4または5記載のカラー陰極線管用フ
ェースパネルの洗浄処理装置。 - 【請求項7】 前記搬送装置には、新品フェースパネル
及び再生用フェースパネルとを混載させることを特徴と
する請求項4乃至6のいずれか1つに記載のカラー陰極
線管用フェースパネルの洗浄処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001400412A JP2003203568A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | カラー陰極線管用フェースパネルの洗浄処理方法及び洗浄処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001400412A JP2003203568A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | カラー陰極線管用フェースパネルの洗浄処理方法及び洗浄処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003203568A true JP2003203568A (ja) | 2003-07-18 |
Family
ID=27639863
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001400412A Pending JP2003203568A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | カラー陰極線管用フェースパネルの洗浄処理方法及び洗浄処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003203568A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100810196B1 (ko) | 2006-06-27 | 2008-03-06 | 한경덕 | 시알티용 디스플레이 패널의 내면복합코팅막의 박리세정용조성물 |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001400412A patent/JP2003203568A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100810196B1 (ko) | 2006-06-27 | 2008-03-06 | 한경덕 | 시알티용 디스플레이 패널의 내면복합코팅막의 박리세정용조성물 |
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