JP2684084B2 - ハニカムコアの製造方法 - Google Patents

ハニカムコアの製造方法

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JP2684084B2
JP2684084B2 JP4537589A JP4537589A JP2684084B2 JP 2684084 B2 JP2684084 B2 JP 2684084B2 JP 4537589 A JP4537589 A JP 4537589A JP 4537589 A JP4537589 A JP 4537589A JP 2684084 B2 JP2684084 B2 JP 2684084B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、例えば、ブラインド、流体の流れの方向を
変換するための整流板等に用いられるハニカムコア。す
なわち、セル端面に対して、各セルのセル軸が傾斜状に
位置してなるハニカムコアの製造方法に関する。
「従来の技術」 従来、係るハニカムコア(第6図参照)を成形するに
あたっては、第8図乃至第10図に示す如く、一般に、通
常のハニカムコア(セル端面に対して、各セルのセル軸
が直角に位置しているハニカムコア)を成形する製造過
程で形成されるハニカムコア用積層体A、すなわち、長
尺基材シートBの一方の面に、適宜接着剤塗布手段を介
して、例えば、塗布された接着剤Cが長尺基材シートB
の長手方向に沿って位置すべく、その幅方向に所定のピ
ッチPで、条線状に接着剤Cが塗布された長尺基材シー
トBを、長手方向に所定の長さ毎に、その幅方向に切断
(第8図破線位置)することにより形成された所定枚数
の基材シートDを、前記塗布された接着剤Cが交互に半
ピッチずつずれて位置する位置関係に重着することによ
って形成されたブロック状のハニカムコア用積層体Aを
用い、このハニカムコア用積層体Aを構成する基材シー
トDの一辺に対して、所定の傾斜角をもって、所定の幅
毎に切断する(第10図仮想線の位置毎)ことによって未
展張状態のハニカムコアEを形成し、この未展張状態の
ハニカムコアEを、基材の重着方向Wに展張することに
よってハニカムコアを成形していた。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、このような、通常のハニカムコアを成形す
る製造過程で形成されるブロック状のハニカムコア用積
層体を用いることにより成形されて従来の係るハニカム
コアの製造方法にあっては、次の問題が指摘されてい
た。
第1に、ハニカムコアは、未展張状態のハニカムコア
の切断面が、展張後、成形されたハニカムコアの面とな
るので、この切断面の精度が極めて重視されている。故
に、高い切断精度を得るために未展張状態のハニカムコ
アの形成は、一般に、前後方向に移動可能に水平状態に
設けられたテーブルと、このテーブルにテーブルの移動
方向に沿って形成されてスリット状の切欠案内部に案内
されて鉛直方向に作動するバンドソーとからなる切断装
置により、テーブル上に、所定の位置関係に固定された
ハニカムコア用積層体を、切断線に沿って所定の幅毎に
切断することによって形成されている。
ところで、通常のハニカムコアを成形する製造過程で
形成されたハニカムコア用積層体から、通常のハニカム
コアを成形するための未展張状態のハニカムコアを形成
する際には、ハニカムコア用積層体を構成する各基材シ
ート間における塗布された接着剤により形成された条線
状に位置する接合部に直交する方向に所定の幅毎に切断
することによって未展張状態のハニカムコアの形成が可
能なため、切断装置への取付けに際しては、切断方向に
沿って位置する相対する両面を、略その全長に亘って取
付倍材等を介し、挟持状態にテーブルに強固に取付ける
ことができるので、切断中に取付けられたハニカムコア
用積層体が移動することはく、もって、容易に切断面の
精度に優れた未展張状態のハニカムコアを形成すること
ができると共に、また、その取付作業も極めて容易であ
る。
然るに、従来、この発明に係るハニカムコアを成形す
るにあったては、このようなハニカムコア用積層体を斜
めに切断することによって未展張状態のハニカムコアを
形成していたため、切断装置への取付けに際し、その切
断角度の位置決め、正しい切断幅の設定等が極めて面倒
なため、取付けに際し多くの工数を要していた。相対す
る両面を、略その全長に亘って固定することができない
等、強固に取付けることができないので、取付状態が不
安定で、切断中にハニカムコア用積層体が移動し易く、
もって、高い精度の切断面が得られないことがあった。
第2に通常のハニカムコアを成形する製造過程で形成
られるブロック状のハニカムコア用積層体のサイズにつ
いては、一般に、規格品の長尺基材シートを用いて形成
されているため、例えば、その幅等の規格によって数種
類の規格サイズに形成され、成形されるハニカムコアの
サイズにより、適宜選択して用いられている。
したがって、ハニカムコア用積層体を斜め方向に切断
することによって形成されていた従来の製造方法にあっ
ても、形成される未展張状態のハニカムコアのサイズに
よって、用いるハニカムコア用積層体のサイズを選択す
ることにより、或る程度の無駄の発明を減少させること
は可能であるが、何れにしても、ハニカムコア用積層体
を斜め方向に切断することによって形成されていたた
め、程度の差こそあれ各隅部に、廃棄せざるを得ない可
なりの無駄部分が生ずることは否めず、ために、歩留り
が極めて悪く、コスト高となる問題があった。
従来の製造方法にあっては、このような点が指摘され
ていた。
本発明は、このような実情に鑑み、上記従来例の問題
点を解決すべくなされたものであって、接着剤塗布工程
において、その長手方向若しくは幅方向に対して、所定
の傾斜角をもって所定ピッチで条線状に接着剤が塗布さ
れた長尺基材シートを、所定の長さ毎に切断することに
より形成された所定枚数の基材シートを、所定の位置関
係に重着することによって形成されたハニカムコア用積
層体から未展張状態のハニカムコアを形成するようする
ことによって、ハニカムコア用積層体の切断装置への取
付けが容易で、しかも、強固に取付けることができるの
で、容易に切断面の精度に優れた未展張状態のハニカム
コアを形成することができ、その上、歩留りの著しい向
上が可能で、もって、大幅なコスト低減を図ることが可
能な、ハニカムコア面、すなわち、セル端面に対して各
セルのセル軸が、所望の角度傾斜して位置するハニカム
コアの製造方法を提案することを目的としたものであ
る。
「課題を解決するための手段」 本発明は、上記目的を達成すべくなされたもので、そ
の技術的解決手段は、次のとおりである。
本発明に係るハニカムコアの製造方法は、次の接着剤
の塗布工程、基材シートの形成工程、ハニカムコア用積
層体の形成工程、未展張状態のハニカムコアの形成工
程、展張工程等を有してなっている。
接着剤の塗布工程では、長尺基材シートの一方の面
に、その長手方向若しくは幅方向に対して、所定の傾斜
角をもって、所定のピッチで所定幅の条線状に接着剤が
塗布される。
基材シートの形成工程では、接着剤が塗布された長尺
基材シートを、この長尺基材シートの長手方向に所定の
長さ毎に、その幅方向に沿って切断することによって、
基材シートが形成される。
ハニカムコア用積層体の形成工程では、所定枚数の基
材シートを、それぞれ塗布された接着剤が交互に半ピッ
チずつずれて位置すべく、順次、所定の位置関係に重ね
ると共に、重ねられた所定枚数の基材シートを重着する
ことによって、ブロック状のハニカムコア用積層体が形
成される。
未展張状態のハニカムコアの形成工程では、ハニカム
コア用積層体を、基材シートの重着方向に位置する基準
となるべき面に沿って所定の幅毎に切断することによっ
て、未展張状態のハニカムコアが形成される。
展張工程では、未展張状態のハニカムコアを、基材の
重着方向に引張り力を加えて展張することによって、セ
ル端面に対して各セルのセル軸が、所望の角度で傾斜し
て位置するハニカムコアが成形される。
「作用」 本発明に係るハニカムコアの製造方法は、このような
手段よりなるので、次の如く作用する。
接着剤の塗布工程において、一方の面に、その長手方
向若しくは幅方向に対して、所定の傾斜角をもって、所
定ピッチで所定幅の条線状に接着剤が塗布された長尺基
材シートを、この長尺基材シートの長手方向に所定の長
さ毎に、その幅方向に沿って切断することによって形成
された基材シートには、その基準となるべき辺、すなわ
ち、長尺基材シートの時点におけるその長手方向若しく
は幅方向に沿って位置していた辺に対して、所定の傾斜
角をもって、所定のピッチで所定幅の条線状に接着剤が
塗布されている。
したがって、これら所定枚数の基材シートを、基準と
なるべき辺を揃え、かつ、塗布された接着剤が交互に半
ピッチずつずれて位置すべく、順次重ねると共に、重ね
られた所定枚数の基材シートを重着することによって形
成されたブロック状のハニカムコア用積層体は、これを
構成する各基材シートが、ハニカムコア用積層体におけ
る基材シートの重着方向に位置する各基材シートの基準
となるべき辺によって形成された基準となるべき面に対
して、それぞれ所定の角度をもって傾斜した状態に、各
基材シートに条線状に塗布された接着剤によって互いに
接着された構成よりなっている。
よって、係る構成よりなるハニカムコア用積層体から
未展張状態のハニカムコアを形成するには、ハニカムコ
ア用積層体における基準となるべき面を基準として、こ
の基準となるべき面と平行に、所定の幅毎に切断するこ
とによって、未展張状態のハニカムコアを形成すること
ができるので、未展張状態のハニカムコアの形成時、ハ
ニカムコア用積層体の切断装置におけるテーブルへの取
付けは、その基準となるべき面が、テーブルの移動方向
に沿って位置すると共に、バンドソーと所定の間隔を存
して位置する位置関係に、基準となるべき面と、反対側
の基準となるべき面とを、略全長に亘って取付部材等を
介して挟持状態にテーブル上へ固定することができるた
め、その取付けは極めて容易であると共に、また、先の
切断が終了した後の次の切断のための再セットも容易で
ある。
また、強固に取付けることができるので、切断中にハ
ニカムコア用積層体が移動することはなく、よって、切
断面の精度に優れた未展張状態のハニカムコアの形成が
可能である。
しかも、未展張状態のハニカムコアは、ハニカムコア
用積層体の基準となるべき面を基準として、この基準と
なるべき面と平行に所定の幅毎に切断することによって
形成されるので、歩留りが極めて良く、もって、コスト
の大幅低減を図ることができる。
この未展張状態のハニカムコアを、基材の重着方向に
展張することによって、ハニカムコアが成形される。
したがって、長尺基材シートの長手方向若しくは幅方
向に対して、所定の角度で傾斜した状態に、所定のピッ
チで所定幅の条線状に接着剤を塗布する工程以外は、通
常のハニカムコアと略同一の成形手段によって成形する
ことができるので、その成形は容易である。
「実施例」 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明す
る。
第1図は、塗布ローラの正面図、第2図は、接着剤が
塗布された状態の長尺基材シートの要部の平面図、第3
図は、所定枚数の基材シートを所定の位置関係に重ねる
と共に、これらを重着することによりハニカムコア用積
層体を形成する工程を示す斜視説明図、第4図は、ハニ
カムコア用積層体を切断装置に取付けた状態を説明する
平面概略図、第5図は、未展張状態のハニカムコアの斜
視概略図、第6図は、ハニカムコアの斜視概略図であ
る。
図において、1は塗布ローラであり、この塗布ローラ
1は、円筒状の本体部2の外周に、その全周に亘って、
塗布ローラ1の軸心に対して、所定の傾斜角をもって、
所定のピッチPで所定幅の溝状の接着剤塗布部3が形成
されている。
なお、この実施例においては、溝状の接着剤塗布部3
が形成されているが、接着剤塗布部の構成については、
例えば、接着剤が塗布される基材の材質等によって、凸
状の接着剤塗布部を設けてもよい。
そして、この塗布ローラ1は、巻出し装置(図示せ
ず)に回動可能に支承されたロール状の基材シート(図
示せず)からガイドローラ、送りローラ(図示せず)等
を介して繰出される長尺基材シート4の一方の面に当接
する状態に、長尺基材シート4の幅方向に沿って配設さ
れており、長尺基材シート4の移動に伴い回転するよう
になっている。そして、この回転により、その溝状の接
着剤塗布部3内に、適宜接着剤補給装置(図示せず)を
介して補給された接着剤5を、長尺基材シート4の一面
に塗布するようになっている。
この塗布ローラ1により接着剤5が塗布された長尺基
材シート4は、第2図に示す如く、長尺基材シート4の
幅方向に対して、所定の傾斜角、すなわち、後述の成形
されたハニカムコア9における各セル9aのセル軸が、セ
ル9aの端面に対して所望の角度で傾斜して位置する状態
となるべく設定された傾斜角をもって、所定のピッチ
P、かつ、所定幅の条線状に接着剤5が塗布されてい
る。
接着剤5が塗布された長尺基材シート4を、長尺基材
シート4の長手方向に所定の長さ毎に、その幅方向に切
断することによって、基材シート6が形成される。
次に、第3図に示す如く、所定枚数の基材シート6
を、その基準辺6a、すなわち、長尺基材シート4の時点
における幅方向に沿って位置していた辺よりなる基準辺
6aを揃えると共に、基材シート6における塗布された接
着剤5が交互に半ピッチずつずれて位置する位置関係に
順次重ね、最後に、接着剤5が塗布されていない基材シ
ート6を重ねた後、これを加圧、加熱することによっ
て、互いに隣接する基材シート6が、それぞれ塗布され
ていた接着剤5により形成された各接合部5aにおいて接
着されることにより、所定枚数の基材シート6は重着さ
れ、ブロック状のハニカムコア用積層体7が形成され
る。
このようにして形成されたブロック状のハニカムコア
用積層体7を、次に、第4図に示す如く、前後方向に移
動可能に水平状態に設けられたテーブル11と、このテー
ブル11に、テーブル11の移動方向に沿って形成されたス
リット状の切欠案内部12に案内されつつ鉛直方向に作動
するバンドソー13とからなる切断装置10に、その切断幅
が所定の幅となるべく、予め、バンドソー13と所定の間
隔を存し、かつ、テーブル11の移動方向と平行にテーブ
ル11上に固定された後述のハニカムコア用積層体7にお
ける基準面7aの長さより長い長さを有する切断幅調節部
材14に、ハニカムコア用積層体7の一方の基準面7a、す
なわち、ハニカムコア用積層体7を形成する各基材シー
ト6の基準辺6aによって形成された一方の基準面7aを当
接せしめると共に、反対側の基準面7aに切断幅調節部材
14と略同一長さを有する取付部材15を圧接状態に当接せ
しめ、この取付部材15をテーブル11に固定することによ
ってハニカムコア用積層体7は、切断幅調節部材14と取
付部材15とによって、挟持状態に強固にテーブル11上に
固定される。次に、バンドソー13を作動せしめ、テーブ
ル11を前方へ移動せしめることによって、ハニカムコア
用積層体7における切断幅調節部材14側の端部は、この
切断幅調節部材14に当接している基準面7aを基準とし
て、この基準面7aと平行な所定幅に切断され、未展張状
態のハニカムコア8が形成される。
この最初の切断終了後、テーブル11を後方へ移動せし
め、残りのハニカムコア用積層体7と取付部材15とを、
共に切断幅調節部材14の方向方向へ移動させ、前記同様
にテーブル11上に固定し、再びテーブル11を前方へ移動
せしめることによって、今度は、前回の切断面を基準面
7aとして所定幅に切断され、次の未展張状態のハニカム
コア8が形成される。順次、このように切断を繰返すこ
とによりハニカムコア用積層体7は、その基準面7aを基
準として所定幅毎に順次切断され、複数の未展張状態の
ハニカムコア8が形成される。
なお、ハニカムコア用積層体7の形成手段等によっ
て、基準となるべき面の平面精度が十分に得られない場
合等には、予め、基準となるべき面の端部を切断によっ
て切落とし、前記同様の基準面7aを形成した後、この基
準面7aを基準として未展張状態のハニカムコア8を形成
するようにすればよい。
形成された未展張状態のハニカムコア8を、それを構
成する各帯状基材16の重着方向Wに引張り力を加えて展
張することにより各帯状基材16は、条線状に位置する各
接合部5aの測縁に沿ってそれぞれ折曲され、第6図に示
す如き、折曲された帯状基材16により形成されたセル壁
9bによって構成されたセル9aのセル軸が、セル9aの端部
に対して所望の角度で傾斜して位置するハニカムコア9
が成形される。
ところで、未展張状態のハニカムコア8を展張するこ
とによってハニカムコア9を成形する過程において、未
展張状態のハニカムコア8における各帯状基材16は、所
定の位置毎、すなわち、各接合部5aの縁部に沿って折曲
され、この折曲された帯状基材16によりセル9aを構成す
るセル壁9bが形成されるので、成形されたハニカムコア
9における各帯状基材16によって形成されたセル壁9bが
位置する方向、いわゆる、リボン方向Lの長さは、未展
張状態のハニカムコア8の時点における帯状基材16の長
手方向の長さに比し、その長さは短くなる。したがっ
て、このリボン方向Lの長さが変化することに起因し、
未展張状態のハニカムコア8の時点における切断面に対
する条線状に位置する接合部5aの傾斜角と、この切断面
によって形成されたハニカムコア9におけるセル9aの端
面に対するセル壁9bの条線状に位置する接合部5aの傾斜
角、すなわち、セル9aのセル軸の傾斜角とは若干変化す
るが、この角度が変化する量は、塗布ローラ1に接着剤
塗布部3を形成する段階で、予め、その変化量を見越し
て接着剤塗布部3の傾斜角を設定することによって、容
易に、セル9aの端面に対して各セル9aのセル軸が、所望
の角度で傾斜して位置するハニカムコア9を得ることが
できる。
本発明に係るハニカムコアの製造方法は、以上、説明
した如くなっている。
よって、本発明に係るハニカムコアの製造方法によれ
ば、本体部2の外周に、その軸心に対して所定の傾斜角
をもって、所定のピッチPで所定幅の溝状の接着剤塗布
部3が形成された塗布ローラ1を用いて、長尺基材シー
ト4の幅方向に対して、所定の傾斜角をもって、所定の
ピッチP、かつ、所定幅の条線状に接着剤5を塗布する
工程以外は、通常のハニカムコアと略同一の成形手段に
よって成形することができるので、その成形は容易であ
る。
そして、特に、接着剤5が塗布された長尺基材シート
4を、その長手方向に所定の長さ毎に、その幅方向に沿
って切断することによって形成された所定枚数の基材シ
ート6を、所定の位置関係(第3図参照)に重ね、これ
を重着することによって形成されたハニカムコア用積層
体7は、これを構成する各基材シート6間に位置する条
線状の各接合部5aが、ハニカムコア用積層体7の基準面
7aに対して、所定の角度で傾斜した状態に位置してい
る。したがって、ハニカムコア用積層体7の基準面7aを
基準として、基準面7aと平行に、所定の幅毎に切断する
ことにより未展張状態のハニカムコア8の形成が可能な
ため、未展張状態のハニカムコア8の形成時、ハニカム
コア用積層体7の切断装置10への取付けが容易であると
共に、強固に取付けることができるので、切断中に、取
付けられたハニカムコア用積層体7が移動することはな
く、切断面の精度に優れた未展張状態のハニカムコア8
を形成することができる。また、無駄の発生も極めて僅
かである。
「その他」 第7図および第8図は、本発明の他の実施例を示すも
ので、第7図は、塗布ローラの正面図、第8図は、接着
剤が塗布された状態の長尺基材シートの要部の平面図で
ある。
この実施例に用いられる塗布ローラ1は、本体部2の
外周に、その長手方向の中心を境として対称に、塗布ロ
ーラ1の軸心に対して、所定の傾斜角をもって、所定の
ピッチPで所定幅の溝状の接着剤塗布部3が形成されて
いる。
そして、この塗布ローラ1は、その本体部2の長手方
向の中心と、長尺基材シート4の幅方向の中心とが一致
する位置関係に、長尺基材シート4の幅方向に沿って配
設されている。
よって、この塗布ローラ1により接着剤5が塗布され
た長尺基材シート4には、第8図に示す如く、長尺基材
シート4における幅方向の中心を境として対称に、長尺
基材シート4の幅方向に対して、所定の傾斜角をもっ
て、所定のピッチP、かつ、所定幅の条線状に接着剤5
が塗布されている。
次に、このような状態に接着剤5が塗布された長尺基
材シート4から基材シート6を形成する際には、前記実
施例と同様に、先ず、長尺基材シート4の長手方向に所
定の長さ毎に、その幅方向に切断する。次に、この切断
された基材シートを、さらに、対称に塗布された接着剤
5の境目に沿って切断することによって基材シート6が
形成される。
このようにして形成された所定枚数の基材シート6
を、前記実施例と同様(第3図参照)に重着することに
よってブロック状のハニカムコア用積層体7を形成する
ことができる。
なお、この実施例によれば、塗布ローラ1における接
着剤塗布部3が、本体部2の長手方向の中心を境として
左右対称に、傾斜した状態に形成されているので、接着
剤5の塗布時、連続して送られてくる長尺基材シート4
が、一方に片寄ったり、左右に振れる等の事態が生ずる
ことはない。したがって長尺基材シート4の片寄り等を
防止するための例えば、振れ止め防止装置等が不要とな
る。
「発明の効果」 以上、詳述した如く、本発明に係るハニカムコアの製
造方法によれば、接着剤塗布工程において、その長手方
向若しくは幅方向に対して、所定の傾斜角をもって、所
定のピッチで条線状に接着剤が塗布された長尺基材シー
トを、所定の長さ毎に切断することによって形成された
所定枚数の基材シートを、所定の位置関係に重着するこ
とによって形成されたハニカムコア用積層体から未展張
状態のハニカムコアを形成し、この未展張状態のハニカ
ムコアを展張することによりハニカムコアを形成するよ
うにすることによて、ハニカムコア用積層体の切断装置
への取付けが容易で、しかも、強固に取付けることがで
きるので、容易に切断面の精度に優れた未展張状態のハ
ニカムコアを形成することができ、その上、歩留りの著
しい向上が可能で、もって、大幅なコスト低減を図るこ
とができる。
このように、この種従来例に存した問題点が一掃され
る等、本発明の発揮する効果は顕著にして大なるものが
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は、本発明の一実施例を示すもので、
第1図は、塗布ローラの正面図、第2図は、接着剤が塗
布された状態の長尺基材シートの要部の平面図、第3図
は、所定枚数の基材シートを所定の位置関係に重ねると
共に、これらを重着することによりハニカムコア用積層
体を形成する工程を示す斜視説明図、第4図は、ハニカ
ムコア用積層体を切断装置に取付けた状態を説明する平
面概略図、第5図は、未展張状態のハニカムコアの斜視
概略図、第6図は、ハニカムコアの斜視概略図である。 第7図および第8図は、他の実施例を示すもので、第7
図は、塗布ローラの正面図、第8図は、接着剤が塗布さ
れた状態の長尺基材シートの要部の平面図である。 第9図乃至第11図は、従来例を示すもので、第9図は、
接着剤が塗布された状態の長尺基材シートの要部の平面
図、第10図は、ハニカムコア用積層体の斜視概略図、第
11図は、未展張状態のハニカムコアを形成する工程を示
す平面説明図である。 1……塗布ローラ、2……本体部、3……接着剤塗布
部、4……長尺基材シート、5……接着剤、5a……接合
部、6……基材シート、6a……基準辺、7……ハニカム
コア用積層体、7a……基準面、8……未展張状態のハニ
カムコア、9……ハニカムコア、9a……セル、9b……セ
ル壁、10……切断装置、16……帯状基材、P……ピッ
チ、L……リボン方向、W……重着方向。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺基材シートの一方の面に、その長手方
    向若しくは幅方向に対して、所定の傾斜角をもって、所
    定のピッチ、かつ、所定の幅を有する条線状に接着剤を
    塗布する工程と、該接着剤が塗布された長尺基材シート
    を、長尺基材シートの長手方向に所定の長さ毎に、その
    幅方向に沿って切断して基材シートを形成する工程と、
    形成された所定枚数の基材シートを、前記塗布された接
    着剤が交互に半ピッチずつずれて位置すべく、順次重ね
    ると共に、重ねられた所定枚数の基材シートを重着して
    ハニカムコア用積層体を形成する工程と、該ハニカムコ
    ア用積層体を、ハニカムコア用積層体を構成する各基材
    シートの重着方向に位置する基準となるべき面を基準と
    して、該基準となるべき面と平行に所定の幅毎に切断し
    て、未展張状態のハニカムコアを形成する工程と、該未
    展張状態のハニカムコアを、前記基材の重着方向に展張
    することによりハニカムコアを成形する展張工程とを有
    してなることを特徴とするハニカムコアの製造方法。
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