JP2758043B2 - パンチプレスのプログラミング方法及びnc装置 - Google Patents

パンチプレスのプログラミング方法及びnc装置

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JP2758043B2 JP1271879A JP27187989A JP2758043B2 JP 2758043 B2 JP2758043 B2 JP 2758043B2 JP 1271879 A JP1271879 A JP 1271879A JP 27187989 A JP27187989 A JP 27187989A JP 2758043 B2 JP2758043 B2 JP 2758043B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はパンチプレスのプログラミング方法及びNC装
置に関する。
(従来の技術) パンチプレス、例えば金型割り出し用のタレットと、
このタレットの回転により割り出された金型に対し平面
座標上での移動によりワーク供給するクランプ装置を有
するタレットパンチプレスでは、比較的長尺のワークに
つきリポジショニング、及びワークの前後を反転させて
加工しなければならない場合がある。
すなわち、ワーク長がクランプ移動領域を上回る場合
には、クランプ装置のワーク把持位置をつかみ換え、つ
かみ換え後の加工が終了後、例えば前記クランプ装置の
把持位置付近を加工すべくワークの前後を反転させるこ
とがある。
この場合、従来は、まずワークを原点位置付近へ戻し
反転し易い状態とすること、及びワーク反転に応じてプ
ログラム変換すべきこと、並びに前のリポジショニング
に対するオフセット量をキャンセルすべきことなどの数
値を示して多数のNC文(コード)にて記述しなければな
らなかった。
その一例を示すと、 G70×2470,Y1218.8 MOO G93×1200,Y−1.2 の如くである。G70はワークを原点位置へ戻すべくクラ
ンプ装置を移動させる命令、MOOは反転に伴うプログラ
ム変換及びプログラムストップ(スタート入力待ち)の
命令、G93はX及びY軸のオフセット量をキャンセルす
べくクランプ装置を移動させる命令である。
なお、X軸はワーク長手方向に沿った軸、Y軸は金型
に向かう方向の軸である。クランプ座標はワーク座標に
対して正(+)負(−)が反転した状態となる。Y軸に
つきリポジショニングの補正量(−1.2)が生ずるの
は、リポジショニングに際し、ワークの端縁誤差を吸収
するためにクランプ装置をワークから2.4mm離した上で
移動させ、再度の把持でその半分(1.2mm)だけ近接さ
せることとしたためである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のごとき従来よりのパンチプレス
のプログラミング方法にあっては、ワークの前後の反転
に関し、工程を追って数値指定するような方式であった
ため、複数のNC文を用いて、特にリポジショニングのオ
フセット量を考慮し数値指定しなければならず、プログ
ラム作業に多くの手間を要するという問題点があった。
また指定数値を誤った場合には誤動作を招く恐れがある
という問題点があった。
そこで、本発明は、リポジショニングに次いでワーク
の前後の反転が行われるような加工において、容易にプ
ログラミングすることができるパンチプレスのプログラ
ミング方法及びこの方法を実施できるNC装置を提供する
ことを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決する本発明は、その概要を第1図
(a)に示すように、比較的長尺のワークをクランプす
るクランプ装置のリポジショニングを行いつつ加工する
と共に、その後ワークの前後を反転した上で加工を続行
するパンチプレスのプログラミング方法において、ステ
ップ101で通常プログラミングを行うと共にステップ102
でのリポジショニングはワークからクランプ装置をY方
向に所定量離反しX方向に移動した後にY軸オフセット
を保持して再クランプすること、ステップ103でリポジ
ショニングに次ぐワークの前後の反転を伴う加工が生じ
た場合、ワークの前後の反転操作に関し、ステップ104
で前記ワークおよびクランプ装置を原点位置に位置決め
すること、及び反転ワークを加工すべく反転前のプログ
ラムを反転後のワークの加工に適応するようにプログラ
ムを変換すること、並びにプログラムストップ状態にす
ることを、例えばG52と、一つのNC文にて記述すること
を特徴とする。
また、第1図(b)に示すように比較的長尺のワーク
をクランプするクランプ装置のリポジショニングはワー
クからY方向にクランプ装置を所定量離反しX方向に移
動後にY軸オフセットを保持して再クランプして加工す
ると共に、その後ワークの前後を反転した上で加工を続
行するパンチプレスのNC装置において例えばGコード
(準備コード)を用いてNCプログラムを入力する入力部
105と、プログラム実行する実行部106と、NC文を解読す
る解読部107を有し、前記NCプログラムにリポジショニ
ングに次ぐワークの前後の反転についての一つのNC文例
えばG52が混在されるとき、ワークおよびこのワークを
把持するクランプ装置を原点位置に位置決めし、反転ワ
ークを加工すべく反転前のプログラムを反転後のワーク
の加工に適応するようにプログラムを変換し、プログラ
ムストップ状態とすることを特徴とする。
(作用) 以上の構成による本発明のパンチプレスのプログラミ
ング方法では、一つのNC文(G52)にてリポジショニン
グ後のワークの前後の反転処理を実行できる。ここに、
ここで用いられる特定NC文、例えばG52は、単にワーク
の前後の反転処理であることを示すだけのものであるの
で、プログラミングは極めて容易であり、数値の入力誤
りを生ずる恐れがない。
また、本発明のNC装置では、上記の如くして作成され
た特定コードG52を解読し、ワークおよびクランプ装置
を原点位置に位置決めし、反転前のプログラムを反転後
のワークの加工に適応するようにプログラムを変換し、
プログラムストップ状態とするので、次のスタートボタ
ンのオン操作で、ワークの前後の反転後の加工に移らせ
ることができ、操作も極めて単調である。
(実施例) 以下、本発明の実施例を説明する。
本例のパンチプレス機は、周知のタレットパンチプレ
ス機であるとする。
簡単に示すと、周知のタレットパンチプレス機は、多
数の金型装置ステーションを備えた上下2枚のタレット
を有し、両タレットを同期させて回転させることによ
り、上タレットに取付けたパンチと下タレットに取付け
たダイとをストライカ直下に持ち来たし、両金型間に介
在されるワークに適宜パンチ加工する。パンチ加工に代
えて絞り加工やニブリング加工などを行うこともある。
また、上記ワークの一端を把持し、該ワークの加工す
べき位置を前記ストライカ直下に割り出された金型に対
して接近離反させるクランプ装置は、平面座標(XY)上
で移動可能となっている。前記ストライカに対し接近離
反する方向をY、これと直交る方向をXとする。
一般には、第2図に示すように、テーブル上に設けら
れたワークWの端点P1をストッパピンに当ててX方向の
ワーク原点位置決めをし、このストッパに当てた点を有
する辺と直交する辺をクランプ装置CLPのジョーに当
て、把持させてY方向のワーク原点位置決めをする(a
図)。図示のように、ワーク座標をXYと定めると、相対
動作の関係からクランプ装置CLPの移動座標は正(+)
負(−)が逆となる。図中W1,W2,W3,W4はプログラム上
の加工点を示す。
そこで、加工開始されるが、ワークWがX方向に長
く、クランプ装置CLPの移動領域を越える場合には、い
わゆるリポジショニングが必要となる。
リポジショニングは、(b)図に示すように、まずワ
ークWをリポジショニング用の押圧具でテーブル上に押
圧固定した上で、上記ジョーを作動させてクランプ装置
からワークを外し、次いでクランプ装置をワークWから
Y方向に例えば2.4mm遠ざけ、所望の量△x(X軸オフ
セット)だけX方向に移動させたのち、再度1.2mmだけ
近づけて、ジョーを閉じて行われる。クランプ装置をワ
ークWから遠ざけ移動させると共に、計算上1.2mmだ離
した(この量をY軸オフセット△yと呼ぶ)状態でジョ
ーを閉じるのは、ワークWの曲がりや歪などの誤差を吸
収するためである。オフセット量△x,△yはプログラム
上で補正される。
一方、このようなリポジショニングを1回または複数
回実行後、前記クランプ装置CLPの近くに加工不能部分
(例えばW3,W4)が生ずることがある。これは、クラン
プ装置CLPと金型との干渉を避けるため、クランプ装置C
LPをストライカに対して接近できる距離を規制している
ためである。
この場合、ワークWを原点位置に戻し、クランプ装置
CLPを初期の原点位置に戻し、ワークの前後の反転後、
反転前のプログラムを反転後のワークの加工に適応する
ようにプログラムを変換し、(c)図においてW3,W4と
加工を続行することになる。
さて、本例では、このようなリポジショニング後のワ
ークの前後反転につき、第1図(a)に示す手順にて、
コードG52を記述する。
本例のコードG52は、第2図(c)に示すようにワー
クWを原点位置に戻し、クランプ装置CLPも原点位置に
戻し、反転ワークに合わせてプログラムを、反転後のワ
ークの加工に適応するように変換し、プログラムストッ
プ状態とすることを意味するNC文である。
また、本例では、第1図(b)に示すように、NC装置
でコードG52を解読できるようになっている。
したがって、本例では、オペレータは、ワークの前後
の反転後にワークの一端点P2をストッパに原点合わせ
し、この点を含む辺と直交する辺をクランプ装置CLPの
ジョーに突き当てY方向の位置決めをしたのち、ジョー
を閉じ、スタートボタンをオン操作することで、次の加
工(W3、リポジショニングしてW4)に移ることができ
る。
本例でのプログラミング方法では、X軸方向のリポジ
ショニングによるオフセット量△x,△yを何ら意識しな
くてよく、また、予めNC装置にワーク原点作業をし易い
ワーク位置及びクランプ位置(一般には共に原点位置)
を指定しておけばよいだけであるので、その操作は極め
て単純、容易であり、混同を生じて誤動作を発生させる
恐れもない。
以上、本例はタレットパンチプレスの例で示したが、
パンチプレスとレーザの複合機であっても同様である。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜
変形して実施できる。
[発明の効果] 以上の通り、本発明においてリポジショニングは、Y
軸方向にオフセットを保持してクランプ装置によってワ
ークを再クランプするので、ワークの歪などの誤差を吸
収してクランプすることができる。そして、リポジショ
ニング後にワークの前後の反転を行うとき、一つのNC文
でワークおよびクランプ装置を原点位置に移動させるこ
と、及び反転前のプログラムを反転後のワークの加工に
適応するようにプログラムを変換すること、並びにプロ
グラムストップ状態とすることを規約するようにしたパ
ンチプレスのプログラミング方法及びNC装置であるの
で、プログラミングは極めて容易であり、作業も極めて
単調であり、ユーザ操作性が極めて良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明のパンチプレスのプログラミング
方法の概要を示すフローチャート、第1図(b)は本発
明のパンチプレスのNC装置の概要を示すブロック図、第
2図はワーク及びクランプ装置の動作状態を示す説明図
である。 W……ワーク CLP……クランプ装置 P1……前後反転前のワークの原点合わせ位置 P2……前後反転後のワークの原点合わせ位置 W1,W2,W3,W4……加工位置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】比較的長尺のワークをクランプするクラン
    プ装置のリポジショニングを行いつつ加工すると共に、
    その後ワークの前後を反転した上で加工を続行するパン
    チプレスのプログラミング方法において、リボジショニ
    ングはワークからクランプ装置をY方向に所定量離反し
    X方向に移動した後にY軸オフセットを保持して再クラ
    ンプすること、ワークの前後反転操作に関し、前記ワー
    ク及びクランプ装置を原点位置に位置決めすること、及
    び反転ワークを加工すべく、反転前のプログラムを反転
    後のワークの加工に適応するようにプログラムを変換す
    ること、並びにプログラムストップ状態にすることを、
    一つのNC文にて記述することを特徴とするパンチプレス
    のプログラミング方法。
  2. 【請求項2】比較的長尺のワークをクランプするクラン
    プ装置のリポジショニングはワークからY方向にクラン
    プ装置を所定量離反しX方向に移動後にY軸オフセット
    を保持して再クランプして加工すると共に、その後ワー
    クの前後を反転した上で加工を続行するパンチプレスの
    NCプログラムを入力する入力部と、プログラム実行する
    実行部と、NC文を解読する解読部を有し、前記NCプログ
    ラムにリポジショニングに次ぐワーク前後反転について
    の一つのNC文が混在されるとき、ワーク及びこのワーク
    を把持するクランプ装置を予め定めた原点位置に位置決
    めし、反転ワークを加工すべく反転前のプログラムを反
    転後のワークの加工に適応するようにプログラムを変換
    し、プログラムストップ状態とすることを特徴とするパ
    ンチプレスのNC装置。
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