JP2958397B2 - 織機の布巻きロール交換装置 - Google Patents

織機の布巻きロール交換装置

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JP2958397B2
JP2958397B2 JP1207504A JP20750489A JP2958397B2 JP 2958397 B2 JP2958397 B2 JP 2958397B2 JP 1207504 A JP1207504 A JP 1207504A JP 20750489 A JP20750489 A JP 20750489A JP 2958397 B2 JP2958397 B2 JP 2958397B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は織機の布巻きロールを自動的に交換する装置
に関する。
従来の技術 この種の布巻きロール交換装置としては、例えば特開
昭60−171956号公報に示されたものがある。これは、下
記〜の工程で布巻きロールを交換する。
製織運転で織り出される織布が布巻きロールに所定量
巻き付けられて満巻状態になったとき、布巻きロールの
交換指示を行う。
布巻き交換指示により、工場のキャリアストアから空
布巻きロールを搭載したキャリアが呼び出されて上記織
機の前部に到着する。
キャリアに組み付けられた満巻移載アームが織機の満
巻布巻きロールを把持して織機からキャリア上に移動載
置する。
キャリアに組み付けられた空移載アームがキャリアか
ら織機に空布巻きロールを移動載置する。
織機からキャリア上に移動載置された満巻布巻きロー
ルに連なっている織布を切断し、この織布の織機側の切
断端部を織機に移動載置された空布巻きロールに巻き付
ける。
キャリアの移動により満巻布巻きロールを工場のキャ
リアストアに運搬する。
上述の布巻きロール交換装置においては、布巻きロー
ルの交換がキャリアに組み付けられた満巻移載アームや
空移載アームを駆動して行われるため、キャリアが到着
するまで、布巻きロールの交換ができず、結局のところ
織機を停止させて待つことになり、特に、複数の織機か
ら一度に呼び出しを受けたときには、織機を停止させて
キャリアを待つ時間が長くなり、織機の稼動率が大幅に
低下する。
そこで、本出願人は第7図(A)〜(G)に示す布巻
きロール交換装置を提案した。それは、 1.織機の布巻きロール200を回転させることにより織布
Cの巻き取りを行う巻き取り駆動部201よりも上部に設
けた空布巻きロールストッカ202に空布巻きロール203を
載置し、アクチュエータ208により進退動作する係止ピ
ン204を前進させて空布巻きロール203を係止する。(第
7図(A)) 2.前記布巻きロール200が所定の巻量(満巻)になった
とき、アクチュエータ209により進退動作する払い出し
部207を前進させて布巻きロール200を織機前方の布巻き
ロールストッカ205に払い出し、この払い出し部207を後
退させる。(第7図(B)) 3.前記係止ピン204のアクチュエータ208を作動させて、
係止ピン204を後退させ、前記空布巻きロール203を巻き
取り駆動部201に移動(落下)させる。(第7図
(C)) 4.布巻きロール200に連なる織布Cをカッタ206にて切断
し、切断した部位を空布巻きロール203に巻き付け、そ
の後布巻きロール200をキャリアKにて運搬する。(第
7図(D)〜(G)) ものである。
発明が解決しようとする課題 本出願人が提案した上記の布巻きロール交換装置にあ
っては、織機上に載置した空布巻きロールを満巻となっ
た布巻きロールに交換するものである為、キャリアが来
なくとも交換作業にかかれるので、織機は高稼動率とな
る。ところで、この装置は、織機に設けられた空布巻き
ロールストッカ上に空布巻きロールを載置して巻き取り
駆動部に落下させる際、通常行われる設計手法により、
個々の部材(例えば係止ピンと払い出し部等)を各々の
アクチュエータにて作動させており、こうしたアクチュ
エータを少なくする等、コストの面でも徹底した廉価化
が要望されている。
課題を解決するための手段 請求項1に記載の発明は、織機の布巻きロールを回転
させることにより織布の巻き取りを行う巻き取り駆動部
よりも上部に設けられた空布巻きロールストッカと、該
空布巻きロールストッカに載置された空布巻きロールを
保持,解放する係止機構と、前記布巻きロールが所定の
巻き付け量になったとき、アクチュエータを駆動して布
巻きロールを前記巻き取り駆動部よりも前方に設けた布
巻きロールストッカに移動させる払い出し機構と、前記
払い出し機構により布巻きロールが布巻きロールストッ
カに移動した後であって、かつ前記係止機構により空布
巻きロールが解放された後、空布巻きロールを巻き取り
駆動部に移動させる供給機構と、前記布巻きロールスト
ッカに移動した布巻きロールに連なる織布を切断するカ
ッタ機構と、該カッタ機構により切断された織布の切断
部を前記巻き取り駆動部に移動した空布巻きロールに巻
き付ける巻き付け機構とを備えた機構であることを前提
としている。
そして、前記払い出し機構には、該払い出し機構と同
一のアクチュエータで前記係止機構を解放する係止機構
との連動部と、前記払い出し機構の移動位置に応じた所
定タイミングで、前記係止機構により解放された空布巻
きロールを自重落下で巻き取り駆動部へ供給する供給機
構との連動部を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発
明における供給機構として、前記払い出し機構により布
巻きロールが布巻きロールストッカに移動し、前記係止
機構が解放動作した後に、空布巻きロールを受け止め
て、空布巻きロールが巻き取り駆動部の駆動軸線と平行
となるように位置修正し、前記払い出し機構が所定位置
に移動するのに連動して空布巻きロールを解放し、空布
巻きロールの自重落下にて巻き取り駆動部へ供給する受
け止め部を備えたことを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の
発明における供給機構として、前記払い出し機構により
布巻きロールが布巻きロールストッカに移動し、前記係
止機構が解放動作した後に、空布巻きロールを受け止め
て一時的に停止させ、前記払い出し機構が後退位置に移
動したとき、空布巻きロールを解放して空布巻きロール
の自重落下にて巻き取り駆動部へ供給する受け止め部を
備えたことを特徴とする。
作用 空布巻きロールストッカに空布巻きロールを保持して
ある状態において、製織運転の進行により巻き取り駆動
部に位置している布巻きロールに織布が所定量巻き付け
られると、この布巻きロールを払い出し機構の往動によ
り満巻布巻きロールストッカに移動載置し、この払い出
し機構を後方に復動する一方、この払い出し機構に連動
する係止機構の解放動作により空布巻きロールを空布巻
きロールストッカから巻き取り駆動部に供給機構を経由
して所定のタイミングで落下供給し、カッタ機構により
巻き取り駆動部上の空布巻きロールと満巻布巻きロール
ストッカ上の満巻布巻きロールとの間で織布を切断し、
巻き付け機構により織布の巻き取り駆動部側切断端部を
上記巻き取り駆動部に落下供給した空布巻きロールに巻
き付ける。
実施例 第1図(A)において、1は巻き取り駆動部、2は空
布巻きロールストッカ、3は係止機構、4は供給機構と
してのダンパ機構、5は満巻布巻きロールストッカ、6
は払い出し機構、7はカッタ機構、8は巻き付け機構で
ある。
なお、個々の機構の位置関係を理解し易くする為、第
1図(B)に、第1図(A)の要部を平面図で示した。
巻き取り駆動部1は織機のフレームを構成する左右に
対峙するサイドフレーム10の前下部に、周面を織布Cに
対する摩擦力と耐久性とを発揮する合成ゴムのような素
材で構成された前後ローラ11,12を設けた所謂サーフェ
イスドライブタイプになっている。前後ローラ11,12の
うちのいずれか一方、この実施例では後ローラ12がサイ
ドフレーム10の前上部に横架したサーフェイスローラ14
に図外のチェーン,タイミングベルト等の動力伝達機構
を介して連結されている。前ローラ11は前後ローラ11,1
2上に跨って紙筒状の布巻きロールAを載置した状態に
おいて、後ローラ12の矢印方向への駆動により、布巻き
ロールAと一緒に矢印方向に駆動回転する。この布巻き
ロールAには織機の製織運転で製織された織布Cが図外
のリード側からガイドバー13→サーフェイスローラ14→
プレスローラ15→ガイドバー16→後ローラ12の後方に設
けられたガイドバー17→前後ローラ11,12間に設けられ
たベントバー18→布巻きロールAと前ローラ11との間を
順次通って巻き付けられる。
空布巻きロールストッカ2はサイドフレーム10の前後
ローラ11,12よりも上部に前後ローラ11,12に向けて傾斜
状に設けられ、織機前方から見て略コ字形になってお
り、対峙する上下壁20,21と縦壁22との間に紙筒状の空
布巻きロールBの両端部を移動可能に挿入する。この空
布巻きロールBは前述の布巻きロールAと同一の構造で
ある。
係止機構3は空布巻きロールストッカ2に対して空布
巻きロールBを保持,解放するものであって、棒部材30
が空布巻きロールストッカ2の下壁21に形成した長穴31
より上壁20に向けて進入することにより下壁21上を滑り
降りようとする空布巻きロールBの両端部周面を棒部材
30と上壁20とに当接して保持する一方、棒部材30が空布
巻きロールストッカ2から退出することにより空布巻き
ロールBを解放する。この係止機構3の解放動作によ
り、空布巻きロールBが空布巻きロールストッカ2から
前後ローラ11,12に向けて落下する。
ダンパ機構4は空布巻きロールBを空布巻きロールス
トッカ2から前後ローラ11,12に向かう途中で受け止め
るダンパアーム40が設けられ、これに受け止められた空
布巻きロールBが復動する払い出し機構6に干渉するの
を防止するため、供給機構4との連動部として、払い出
し機構6にカム41を設けており、これにより払い出し機
構6が所定位置に移動したとき、空布巻きロールBを解
放して自重落下させるようになっている。ダンパアーム
40の前後方向中間部はサイドフレーム10にピン42で上下
方向に回動自在に連結され、ダンパアーム40の後端部に
は上方に向けて折り曲げられた受け止め部43が形成さ
れ、ダンパアーム40の前端部には錘44が取り付けられて
いる。錘44の重さは、空布巻きロールBが受け止め部43
に載っていない通常の状態では受け止め部43がピン42を
中心として上動してダンパアーム40が空布巻きロールス
トッカ2の下壁21に当接し、空布巻きロールBが受け止
め部43に載った状態では空布巻きロールBの重さにより
受け止め部43がピン42を中心として下動する重さになっ
ている。この下動時においてダンパアーム40は空布巻き
ロールストッカ2,係止機構3,払い出し機構6等に干渉し
ないようになっている。カム41は払い出し機構6のベー
スプレート60の自由端上縁部に形成されており、払い出
し機構6の払い出し部61が後退したときに受け止め部43
を解放して空布巻きロールBを巻き取り駆動部1の前後
ローラ11,12に移動させるべく払い出し機構6と受け止
め部43とを連動させるものであって、具体的には空布巻
きロールBが空布巻きロールストッカ2から受け止め部
43に載置される以前にダンパアーム40の下面を支持し、
空布巻きロールBが受け止め部43に載置されている状態
では復動する払い出し機構6の払い出し部61の上端が少
なくとも空布巻きロールBよりも後方に位置した以後に
ダンパアーム40の支持を解除する。
満巻布巻きロールストッカ5は所定量の織布Cの巻き
付けられた布巻きロールAを一時的に保管するものであ
って、サイドフレーム10の前ローラ11よりも前部に設け
られている。具体的には、満巻布巻きロールストッカ5
のベースブロック50がサイドフレーム10に跨って架設さ
れ、ベースブロック50の後上部にはストッカプレート51
が前傾状に取り付けられ、ベースブロック50の前上部に
はストッカバー52が取り付けられている。これらストッ
カプレート51とストッカバー52とは織機前後方向に所定
の間隔に離間しており、ストッカプレート51とストッカ
バー52との上に所定量の織布Cの巻き付けられた布巻き
ロールAが載置される。
払い出し機構6は、アクチュエータとしてのエアシリ
ンダ100の駆動により、織機後方から織機前方への往動
により巻き取り駆動機構1に位置している布巻きロール
Aの織布Cよりも織機左右方向に突出する両端部を前方
に押して布巻きロールAを前後ローラ11,12から満巻布
巻きロールストッカ5に移動載置した後、前後ローラ1
1,12間よりも後方に復動するものであって、サイドフレ
ーム10の前下部に設けられている。具体的には、払い出
し機構6は前ローラ11の支持軸11aの両端部に回動自在
に取り付けられたベースプレート60を備え、このベース
プレート60の自由端後縁部に払い出し部61を内側に向け
て突出形成してある。
カッタ機構7はサイドフレーム10の前ローラ11と満巻
布巻きロールストッカ5との間に設けられ、ベースブロ
ック50の後部に形成したカッタガイド70に沿って一方の
サイドフレーム10から他方のサイドフレーム10に向けて
移動する(第1図(A)においては紙面の表裏方向に移
動する)ことにより、満巻布巻きロールストッカ5上の
布巻きロールAと前後ローラ11,12上の空布巻きロール
Bとの間で織布Cを切断する。
巻き付け機構8はサイドフレーム10の前下部に設けら
れ、第5図に示すように織布Cの前ローラ側切断端部Ca
を、空布巻きロールストッカ2から前後ローラ11,12上
に移動載置された空布巻きロールBに巻き付けるもので
あって、吹き上げノズル80と分離ノズル81と吹き込みノ
ズル82とガイドプレート83とで構成されている。吹き上
げノズル80は切断直後に織布Cの前ローラ側切断端部Ca
を空布巻きロールB上に向けて吹き上げて重合させるも
のであって、カッタガイド70の後壁に取り付けたパイプ
84の周壁上後部に布幅方向に離間して設けられている。
パイプ84は織布Cの布幅方向に略直状に延長されてお
り、パイプ84の一端は図外の加圧空気供給源たるエアポ
ンプまたはエアタンクに図外の電磁駆動型の切り換え弁
を介して接続され、パイプ84の他端は封止されている。
分離ノズル81は空布巻きロールB上に重合した織布Cの
前ローラ側切断端部Caが空布巻きロールBと後ローラ12
との間から下方に突出したときに、この前ローラ側切断
端部Caを後ローラ12から分離するものであって、ベント
バー18に取り付けた角パイプ85の上壁面に布幅方向に離
間して設けられている。角パイプ85は織布Cの布幅方向
に略直状に延長されており、角パイプ85の一端は前述の
エアポンプまたはエアタンクに前述とは別の図外の電磁
駆動型の切り換え弁を介して接続され、角パイプ85の他
端は封止されている。吹き込みノズル82は後ローラ12か
ら分離した織布Cの前ローラ切断端部Caを空布巻きロー
ルBと前ローラ11との間に吹き込むものであって、前述
の角パイプ85の前壁に布幅方向に離間して設けられてい
る。
ここで、上記払い出し機構6には係止機構3が連結し
てあり、これら払い出し機構6と係止機構3とはサイド
フレーム10に組み付けた同一のアクチュエータとしての
エアシリンダ100で駆動する構造になっている。具体的
には係止機構3の棒部材30の下方に延設した他端部が払
い出し機構6のベースプレート60の前部に封止機構3と
の連動部を構成するピン101で連結されている。棒部材3
0の上下方向中間部はサイドフレーム10の空布巻きロー
ルストッカ2の下部近傍に取り付けたガイドプレート10
2のガイド孔103に移動可能に挿入されている。ピン101
にはエアシリンダ100の作動ロッド104端が連結されてい
る。エアシリンダ100のシリンダチューブ105はサイドフ
レーム10にピン106で連結されている。
以上の実施例構造によれば、第1(A),2図に示すよ
うに、エアシリンダ100が縮小し、払い出し機構6の払
い出し部61が後退限位置に停止し、係止機構3の棒部材
30が空布巻きロールストッカ2に進入し、空布巻きロー
ルストッカ2に空布巻きロールBが保持されている状態
において、先ず製織運転の進行により織布Cが巻き取り
駆動機構1に位置して従動回転している布巻きロールA
に巻き取られ、この布巻きロールAが所定の巻き付け量
になると、製織運転を継続したまま、エアシリンダ100
を伸長駆動する。すると第3図に示すように作動ロッド
104の伸長に連れて、払い出し機構6の払い出し部61が
支持軸11aを中心として前方に往動して布巻きロールA
を前後ローラ11,12上から前ローラ11の最上部よりも満
巻布巻きロールストッカ5側に押動し、布巻きロールA
が前ローラ12の最上部を越えて自重により一点鎖線示か
ら仮想線示のように前方へ移動して満巻布巻きロールス
トッカ5に載置される。このとき織布Cはベントバー18
から前ローラ11→ストッカプレート51を経て布巻きロー
ルAに連なっている。また払い出し機構6の払い出し部
61の往動によりカム41がダンパアーム40の受け止め部43
の下方に移動し、係止機構3の棒部材30がガイド孔103
に案内されながら一点鎖線示の軌跡を描いて空布巻きロ
ールストッカ2から退出し、空布巻きロールBが下壁21
を滑り降りて受け止め部43に載置され、受け止め部43が
空布巻きロールBの重さによりピン42を中心として少し
下動して払い出し機構6に設けたカム41に当接,支持さ
れる。
次に第3図に示す状態からエアシリンダ100を縮小駆
動する。すると、第4図に示すように作動ロッド104の
縮小に連れて、払い出し機構6の払い出し部61が支持軸
11aを中心として後方に復動し、払い出し部61の上端が
受け止め部43上の空布巻きロールBよりも後方に移動し
たところで、ダンパアーム40の先端が空布巻きロールB
の自重によりカム41に沿ってピン42を中心として下動
し、空布巻きロールBが受け止め部43から前後ローラ1
1,12の軸線(巻き取り駆動部1の駆動軸線)と平行とな
るように位置修正されつつ、前後ローラ11,12に誘導さ
れるように放出されて一点鎖線示のように前後ローラ1
1,12上に供給,載置される。このとき空布巻きロールB
は受け止め部43から払い出し部61に当接して前後ローラ
11,12に到着することもある。また、前記払い出し機構
6の復動作に伴って係止機構3の棒部材30が空布巻きロ
ールストッカ2内に進入する。
そして第4図に示すように織布Cの一部が空布巻きロ
ールBと前ローラ11との間に挟まれ前ローラ11から満巻
布巻きロールストッカ5に載置されている布巻きロール
Aに連なっている状態において、カッタ機構7を一方の
サイドフレーム10から他方のサイドフレーム10に向けて
移動することにより、第5図に実線で示すように前後ロ
ーラ11,12に載置されている空布巻きロールBと満巻布
巻きロールストッカ5に載置されている布巻きロールA
との間で織布Cが切断される。
この後、第5図に示すように巻き付け機構8により織
布Cの巻き取り駆動機構側切断端部としての前ローラ側
切断端部Caが前後ローラ11,12上の空布巻きロールBに
巻き付けられる。つまり、最初に吹き上げノズル80から
エアを矢印X1方向に噴射して、前ローラ側切断端部Caを
空布巻きロールB上に重合させた後、吹き上げノズル80
からのエア噴射を停止する。すると前ローラ側切断端部
Caは前ローラ11と空布巻きロールBとの従動回転に連れ
て空布巻きロールB上に重合したまま後ローラ12と空布
巻きロールBとの間を通って下方に突出する。このとき
分離ノズル81と吹き込みノズル82とからエアを矢印X2,X
3方向に噴出する。すると、後ローラ12と空布巻きロー
ルBとの間から突出している前ローラ側切断端部Caが分
離ノズル81からのエアにより後ローラ12から分離されて
角パイプ85と空布巻きロールBとの間を通ってガイドプ
レート83側に吹き寄せられた後、ガイドプレート83に沿
って流れる吹き込みノズル82からのエアにより空布巻き
ロールBと前ローラ11との間、具体的にはベントバー18
から前ローラ11に連なる織布Cと空布巻きロールBとの
間に吹き込まれて空布巻きローラBに一点鎖線示のよう
に巻き付けられる。この巻き付け完了により、分離ノズ
ル81と吹き込みノズル82とからのエア噴射を中止する。
これにより布巻きロール交換作業の1サイクルが終了す
る。
ところで上記前ローラ側切断端部Caがベントバー18か
ら連なる織布Cと空布巻きロールBとの間に吹き込まれ
て空布巻きロールBに巻き付けられた際に、後ローラ12
と空布巻きロールBとを第1図に示す矢印方向に通常回
転したまま、前ローラ11を強制的に停止または逆転し
て、切断端部Caを空布巻きロールBに、よりしっかりと
巻き付けるようにしてもよい。
この布巻きロール交換作業の1サイクルが終了した状
態において、布巻き交換指示により、図外の工場のキャ
リアストアから空布巻きロールを搭載して交換準備の整
ったキャリアを呼び出して織機の前部に到着させる一
方、キャリアに組み付けられた満巻移載アームが満巻布
巻きロールストッカ5上の所定量の織布が巻き付けれて
いる布巻きロールAを把持してキャリア上に移動載置す
るとともに、キャリアに組み付けられた空移載アームが
キャリアから空布巻きロールストッカ2に空布巻きロー
ルを供給した後、キャリアの移動により満巻布巻きロー
ルを工場のキャリアストアに運搬する。前記空布巻きロ
ールBをキャリアから空布巻きロールストッカ2に供給
した際には、払い出し機構6の復動に伴って係止機構3
の棒部材30が空布巻きロールストッカ2内に進入してい
るので、この空布巻きロールBは係止機構3で空布巻き
ロールストッカ2に保持されて、次回の布巻きロール交
換に備える。
この実施例によれば空布巻きロールBが空布巻きロー
ルストッカ2からダンパ機構4を介して巻き取り駆動機
構1に多段階に落下供給させるので、空布巻きロールス
トッカ2から巻き取り駆動機構1に移動する過程での空
布巻きロールBの姿勢の傾きを阻止することができると
ともに、巻き取り駆動機構1との衝突力を低減すること
ができる。
なお前記実施例では払い出し機構6と係止機構3の連
動部としてベースプレート60に棒部材30をピン101で連
結した場合を示したが、これに限らず、第6図に示す通
り、係止機構3として、固定軸300を中心に揺動するア
ーム302を設け、このアーム302の一端に空布巻きロール
Bを係止するブロック301を形成し、他端をベースプレ
ート60に形成したストッパピン600に係合するようにし
て連動させてもよい。
さらに図示は省略するが、例えば巻き取り駆動部を、
サイドフレームに組み付けた駆動軸で布巻きロールの両
端部を回転させる所謂センタードライブタイプに構成す
ることも可能である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、織機上で布巻きロール
の交換作業が行われるので、製織運転を停止することな
く、すぐさま布巻きロールをの交換作業が行え、織機の
稼働率を向上できる。
また、特に布巻きロールの交換装置の払い出し機構
は、該払い出し機構と同一のアクチュエータで係止機構
を解放する係止機構との連動部と、払い出し機構の移動
位置に応じた所定タイミングで、前記係止機構により解
放された空布巻きロールを自重落下により巻き取り駆動
部へ供給する供給機構との連動部を備えているので、払
い出し機構と係止機構、さらには供給機構の全てを同一
のアクチュエータにてタイミングをとって連動動作をさ
せることができ、装置を簡素化してコストダインが図れ
る上、織機をコンパクトにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】 第1図(A)は本発明の一実施例を示す側面図、第1図
(B)は第1図(A)の要部の平面図、第2図は同実施
例の布巻きロール交換作業の初期状態を示す作用説明
図、第3図は同実施例の所定量の織布の巻き付けられた
布巻きロールが満巻布巻きロールストッカに移動載置さ
れた状態を示す作用説明図、第4図は同実施例の空布巻
きロールが巻き取り駆動機構に供給される状態を示す作
用説明図、第5図は同実施例の巻き取り駆動機構に位置
している空布巻きロールに織布の切断端部を巻き付ける
状態を示す作用説明図、第6図は払い出し機構と係止機
構の連動部の他の実施例を示す説明図、第7図(A)〜
(G)は本出願人が提案した従来例を示す説明図であ
る。 1……巻き取り駆動機構、2……空布巻きロールストッ
カ、3……係止機構、4……ダンパ機構(供給機構)、
5……満巻布巻きロールストッカ、6……払い出し機
構、7……カッタ機構、8……巻き付け機構、41……カ
ム(連動部)、100……エアシリンダ(アクチュエー
タ)、101……ピン(連動部)。
フロントページの続き (72)発明者 筑間 孝之 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−148765(JP,A) 特開 平1−97241(JP,A) 実公 昭44−14968(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D03D 29/00 - 51/46 B65H 19/00 - 19/30 B65H 21/00 - 21/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】織機の布巻きロールを回転させることによ
    り織布の巻き取りを行う巻き取り駆動部よりも上部に設
    けられた空布巻きロールストッカと、 該空布巻きロールストッカに載置された空布巻きロール
    を保持,解放する係止機構と、 前記布巻きロールが所定の巻き付け量になったとき、ア
    クチュエータを駆動して布巻きロールを前記巻き取り駆
    動部よりも前方に設けた布巻きロールストッカに移動さ
    せる払い出し機構と、 前記払い出し機構により布巻きロールが布巻きロールス
    トッカに移動した後であって、かつ前記係止機構により
    空布巻きロールが解放された後、空布巻きロールを巻き
    取り駆動部に移動させる供給機構と、 前記布巻きロールストッカに移動した布巻きロールに連
    なる織布を切断するカッタ機構と、 該カッタ機構により切断された織布の切断部を前記巻き
    取り駆動部に移動した空布巻きロールに巻き付ける巻き
    付け機構と、 を備えた機構において、 前記払い出し機構には、該払い出し機構と同一のアクチ
    ュエータで前記係止機構を解放する係止機構との連動部
    と、前記払い出し機構の移動位置に応じた所定タイミン
    グで、前記係止機構により解放された空布巻きロールを
    自重落下で巻き取り駆動部へ供給する供給機構との連動
    部を備えたことを特徴とする織機の布巻きロール交換装
    置。
  2. 【請求項2】供給機構は、前記払い出し機構により布巻
    きロールが布巻きロールストッカに移動し、前記係止機
    構が解放動作した後に、空布巻きロールを受け止めて、
    空布巻きロールが巻き取り駆動部の駆動軸線と平行とな
    るように位置修正し、前記払い出し機構が所定位置に移
    動するのに連動して空布巻きロールを解放し、空布巻き
    ロールの自重落下にて巻き取り駆動部へ供給する受け止
    め部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の織機の
    布巻きロール交換装置。
  3. 【請求項3】供給機構は、前記払い出し機構により布巻
    きロールが布巻きロールストッカに移動し、前記係止機
    構が解放動作した後に、空布巻きロールを受け止めて一
    時的に停止させ、前記払い出し機構が後退位置に移動し
    たとき、空布巻きロールを解放して空布巻きロールの自
    重落下にて巻き取り駆動部へ供給する受け止め部を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の織機の布巻きロー
    ル交換装置。
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