JP2966367B2 - 辛子明太子入り蒲鉾及びその製造方法 - Google Patents

辛子明太子入り蒲鉾及びその製造方法

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JP2966367B2 JP9035310A JP3531097A JP2966367B2 JP 2966367 B2 JP2966367 B2 JP 2966367B2 JP 9035310 A JP9035310 A JP 9035310A JP 3531097 A JP3531097 A JP 3531097A JP 2966367 B2 JP2966367 B2 JP 2966367B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、辛子明太子、シシ
ャモの卵及びを明太子調味液を配合した辛子明太子入り
蒲鉾及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】魚肉ねり製品として、例えば、蒲鉾は古
くから食されている。蒲鉾の基本的な製法は、魚肉をす
り、食塩を加えてねり潰し、砂糖、みりん等の調味料を
加え、成形して蒸すことからなる。
【0003】蒲鉾は、生のままワサビじょうゆをつけ、
酒のさかなとして食されることが一般的である。蒲鉾
は、それ自体で美味ではあるが、さらに、味に変化を付
けるため、蒲鉾と他の食品とを組み合せて食することが
ある。例えば、スケトウダラの卵巣である明太子を明太
子調味液で熟成させ、味付けして製造した辛子明太子を
蒲鉾の表面に載せたり、蒲鉾に切れ目を入れ、そこに辛
子明太子を挾んで食することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の蒲鉾と辛子明太
子とを組み合せたものは、食した時、蒲鉾の風味と辛子
明太子の風味がそれぞれそのままの味覚として感じられ
るため、蒲鉾の風味と辛子明太子の風味とが調和した味
が感じられず、また、蒲鉾が弾力性を持っているのに対
して辛子明太子が軟らかいため、歯ざわりの良さにか
け、蒲鉾と辛子明太子とが調和した味覚を引き出すこと
ができない。
【0005】また、辛子明太子を蒲鉾の表面に載せた
り、蒲鉾に切れ目を入れて辛子明太子を挾んだりするた
め、調理に手間がかかるという欠点がある。
【0006】本発明は、蒲鉾の風味と辛子明太子の風味
とが調和し、かつ歯ざわりがよく、また、簡単に調理で
きる見た目には辛子明太子のように感じられる辛子明太
子入り蒲鉾及びその製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の辛子明太子入り
蒲鉾は、魚肉すり身、辛子明太子、明太子調味液、シシ
ャモの卵、澱粉、食塩、調味料を配合してなることを特
徴とする。
【0008】本発明の辛子明太子入り蒲鉾の製造方法
は、魚肉をすり潰しながら、澱粉、食塩、アミノ酸等の
調味料を加えて魚肉すり身を製造し、前記魚肉すり身に
辛子明太子及び明太子調味液を加えて混ぜ合わせ、続い
て、塩抜きし脱水したシシャモの卵を混合し、次いで、
得られた混合物を成形した後、蒸して弾力性を付与し、
さらに蒸すことからなる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の辛子明太子入り魚肉ねり
製品は、魚肉すり身、辛子明太子、シシャモの卵、澱
粉、アミノ酸等調味料、明太子調味液を配合する。
【0010】魚肉すり身としては、従来から蒲鉾の原料
である魚肉すり身を用い、例えば、スケトウダラ、鯛、
エソ等の魚肉すり身を用いる。
【0011】辛子明太子は、市販されている辛子明太子
でもよく、所望の辛さ、味に応じて選択する。一般的な
辛子明太子の製造方法は、スケトウダラの卵巣である明
太子を発酵調味液、清酒、醤油、昆布エキス、赤唐辛
子、アミノ酸等の調味料からなる明太子調味液で熟成
し、唐辛子、食塩、清酒、みりん、甘味料、アミノ酸等
の調味料で味付けする。
【0012】本発明に用いる明太子調味液は、前述の辛
子明太子の製造に使用する前述の、発酵調味液(みりん
に少量の塩を添加したもの)、清酒、醤油、昆布エキ
ス、赤唐辛子、アミノ酸等の調味料からなる明太子調味
液で、市販されているものでよい(例えば、福岡市 ま
る剛商店製「まる剛調味液」)。
【0013】シシャモの卵は、歯ざわりをよくするため
に塩抜きし脱水した粒状の卵を用いる。
【0014】魚肉のすり身、辛子明太子、シシャモの卵
及び明太子調味液の配合割合は、所望の製品に応じて調
整するが、魚肉のすり身を7重量部、辛子明太子を1〜
3重量部、シシャモの卵2〜4重量部、明太子調味液
0.3〜1重量部を配合すると、蒲鉾と辛子明太子とが
調和した味覚が得られる。澱粉はつなぎとして蒲鉾の製
造と同様に適宜の量を加える。
【0015】製造工程は、まず、スケトウダラ、鯛ある
いはエソ等の魚肉を適量の水を加えてすり潰しながら、
澱粉、食塩、卵白、みりんやアミノ酸等の調味液、適量
の水を加えてすり身を製造する。
【0016】製造された魚肉のすり身に辛子明太子及び
明太子調味液を加えて混ぜ合わせる。単に魚肉のすり身
に辛子明太子を加えただけでは明太子の風味が引き出せ
ず蒲鉾の風味が強くなるので、明太子調味液を加えこと
が重要である。
【0017】続いて、得られたすり身に、塩抜きし脱水
したシシャモの卵、必要に応じて辛子明太子の色を出す
ための着色料(赤102)を入れ、シシャモの卵がつぶ
れないように均一に混合する。
【0018】次いで、混合物を成形するが、成形は辛子
明太子をイメージさせるため、辛子明太子の形状と同様
の形状に成形する。
【0019】成形後、蒸して座りをさせて弾力性を付与
した後、さらに蒸して辛子明太子入り蒲鉾を製造する。
【0020】
【実施例】スケトウダラ80重量部及び鯛20重量部の
魚肉に水を適量加えてすりつぶしながら、魚肉100重
量部に対して澱粉3重量部、食塩2.1重量部、卵白4
重量部、みりん1重量部、アミノ酸等の調味料を適当量
加えながら、魚肉のすり身を製造する。
【0021】続いて、魚肉100重量部に対して、辛子
明太子30重量部、明太子調味液0.07重量部を魚肉
のすり身と混合し、辛子明太子入り魚肉のすり身を製造
する。
【0022】次いで、魚肉100重量部に対して、塩抜
きし、脱水したシシャモの卵40重量部をシシャモの卵
がつぶれないように辛子明太子入り魚肉のすり身と均一
に混合する。
【0023】得られた混合物を辛子明太子の形状に成形
した後、40°Cで50分蒸して座りをさせて弾力性を
付与した後、さらに90°Cで35分間蒸すことにより
辛子明太子入り蒲鉾が得られ、真空包装して製品とす
る。
【0024】図1は本発明の辛子明太子入り蒲鉾の斜視
図、図2は図1のA−A断面図で、得られた辛子明太子
入り蒲鉾は、図1に示すように辛子明太子の形状に成形
され、着色料で着色しているので、目を引き、また、魚
肉すり身1に辛子明太子2とシシャモの卵3が分散し、
明太子調味液が配合されているので、蒲鉾の風味と辛子
明太子の風味がミックスした全体として調和の取れた風
味であり、さらに、歯ごたえは弾力性に加えて、卵のプ
チプチした感触も得られ、今までの蒲鉾と辛子明太子と
の組合せでは得られない食感が得られた。
【0025】
【発明の効果】
(1) 魚肉すり身に辛子明太子だけでなく、明太子調
味液及びシシャモの卵を加えるので、蒲鉾の風味と辛子
明太子の風味とが調和し、かつ歯ざわりのよい食感に優
れた製品が得られる。
【0026】(2) 魚肉すり身と辛子明太子が混ざり
合っているので、そのままあるいは切るだけの簡単な調
理で、食することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の辛子明太子入り蒲鉾の斜視図であ
る。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 魚肉すり身 2 辛子明太子 3 シシャモの卵

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚肉すり身、辛子明太子、明太子調味
    液、シシャモの卵、澱粉、食塩、調味料を配合してなる
    ことを特徴とする辛子明太子入り蒲鉾。
  2. 【請求項2】 辛子明太子に模したことを特徴とする請
    求項1記載の辛子明太子入り蒲鉾。
  3. 【請求項3】 魚肉をすり潰しながら、澱粉、食塩、調
    味料を加えて魚肉すり身を製造し、前記魚肉すり身に辛
    子明太子及び明太子調味液を加えて混ぜ合わせ、続い
    て、塩抜きし脱水したシシャモの卵を混合し、次いで、
    得られた混合物を成形した後、蒸して弾力性を付与し、
    さらに蒸すことを特徴とする辛子明太子入り蒲鉾の製造
    方法。
JP9035310A 1997-02-19 1997-02-19 辛子明太子入り蒲鉾及びその製造方法 Expired - Fee Related JP2966367B2 (ja)

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