JP2999512B2 - 防水ゴム栓の挿入方法 - Google Patents

防水ゴム栓の挿入方法

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【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、被覆電線の端末に防水ゴム栓を介して接続
端子を取り付けるようにした防水形接続端子における防
水ゴム栓の挿入方法に関する。
(従来の技術) この種の防水形接続端子では、第2図のように被覆電
線11の端末に挿入させた防水ゴム栓12を介して、例えば
タブコンタクト等による雄形の接続端子13が取り付けら
れてワイヤーアッセンブリが構成されており、これと接
続される他方の防水形接続端子は、図示しないがリセプ
タクルコンタクト等による雌形の接続端子が取り付けら
れた同様のワイヤーアッセンブリが構成されている。
上記した他方の防水形接続端子には、基端側が防水ゴ
ム栓に圧入状態で嵌着されて雌形の接続端子の周囲を被
覆するラッパ状の可撓管材14が装着され、前記雄形の接
続端子13と雌形の接続端子とを嵌合接続させた際にこの
可撓管材14の先端側が防水ゴム栓12に圧入状態で嵌着さ
れ、当該可撓管材14によって内部の接続部へ水滴等が侵
入しないようにシールするものである。
上記のワイヤーアッセンブリを行う場合には、第3図
のように端末の絶縁被覆11bをストリップして芯線11aで
あるより線を露出させた電線11と、円筒体12aの外周に
複数のシール用の環状フランジ12bを突設させた防水ゴ
ム栓12と、接続端子13の嵌合接続片13aと芯線挾持片13b
および被覆挾持片13cを各々構成する各素材片15a,15b,1
5cを展開した形状に導電性金属板を打抜き加工した端末
素材15を用意する。
前記電線11は、防水ゴム栓12の後端側から通孔12c内
へ挿入し、第4図のように芯線11aを円筒体12aの前端側
へ突設させた状態で当該芯線11aに隣接する絶縁被覆11b
の外周に防水ゴム栓12を嵌合被着する。その後に、図示
しない端子圧着機で端子素材15を加圧成形し、素材片15
aを嵌合接続片13aに形成させると共に、素材片15bが芯
線11aを抱合状に圧着する芯線挾持片13bを、素材片15c
が絶縁被覆11bを抱合状に圧着する被覆挾持片13cを各々
構成するように加工される。
尚、前記した一連の作業は電線の自動端末処理装置に
よって連続状態で順次行われる。
そして、前記したように電線11に防水ゴム栓12を挿入
するのに従来ではいくつかの方法が採られている。
まず第5図(A)に示す方法は、端末の絶縁被覆11b
をストリップして芯線11aを露出させた電線11をそのま
ま防水ゴム栓12の通孔12cに挿入する。
また第5図(B)に示す方法は、端末の絶縁被覆11b
をストリップしない状態で電線11を防水ゴム栓12の通孔
12cに挿入し、その後に端末の被覆被覆11bをストリップ
する。
上記した2つの方法は最も一般的な方法であるが、防
水効果を高めるために防水ゴム栓12の通孔12cに対して
電線11の絶縁被覆11bが密嵌状態で挿入されるので、両
者間には遊び寸法がなく次のような問題点を生ずる。
前者の場合には、挿入時に電線11に曲りが生じて挿入
が困難になったり、芯線11aの一部が通孔12cの内壁面に
突き刺さって変形したり、解れて挿入後における接続端
子の圧着作業が困難になる等の問題が生じる。
また後者の場合には、前者の場合と同様に挿入時に電
線11に曲りが生じて挿入が困難になったり、挿入後に端
末被覆をストリップするために前記端子圧着機とは別に
被覆剥ぎ取り機を設置して加工処理する広い場所の確保
が必要となる等の問題点があった。
更に、これらの電線11の曲りや芯線11aの突き刺さり
変形および解れを防止できるようにするために、第6図
に示す方法も採られている。
この方法では、防水ゴム栓12の通孔12c内へ当該通孔1
2cを拡径する状態で挿入されるガイド筒16と、このガイ
ド筒16の前方に配備される集線リング17が使用される。
この集線リング17は、分割して取り外しできるように
上下に二つ割りした同形半円状の各リング片を合体して
構成され、その内周面には次第に縮径して芯線11aをガ
イド筒16へ導くテーパー状のガイド孔17aが形成されて
いる。
挿入に際しては、端末の絶縁被覆11bをストリップし
て芯線11aを露出させた電線11を集線リング17のガイド
孔17aへ差し込むと、当該ガイド孔17aに沿って芯線11a
が案内されながら電線11をガイド筒16内へ挿通させるこ
とができる。そして、挿通させた後にガイド筒16を防水
ゴム栓12の通孔12c内から後方へ引き抜くと共に、集線
リング17を分解して取り外すことによって、前記した第
4図の状態のように電線11に防水ゴム栓12を装着させる
ことができる。
(発明が解決しようとする課題) 前記した第6図の方法では、挿入時に電線11に曲りが
生じて挿入が困難になったり、芯線11aの一部が通孔12c
の内壁面に突き刺さって変形したりする前記第5図の方
法による課題は解決されると共に、第6図(A)のよう
に芯線11aがきちっと束ねられている場合は問題ない
が、第6図(B)のように芯線11aが末広がり状に解れ
ている場合には次のような問題点が生ずる。
すなわち、芯線11aの解れ具合によって当該芯線11aの
先端部がテーパー状のガイド孔17aへ当接する角度が鋭
角状になって、本来は摺動案内すべきガイド孔17aが逆
に芯線11aを更に末広がり状に解れさせてしまう。
そこで本発明では、このよう課題を解決し得る防水ゴ
ム栓の挿入方法の提供を目的とするものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨は、絶縁被覆の端末をストリップして芯
線を露出させた被覆電線の当該端末に防水ゴム栓を挿入
する方法において、前記防水ゴム栓にガイドピンを挿入
しておくと共に、前記絶縁被覆を送出しパイプ内に挿入
しておき、この送出しパイプを前記絶縁被覆と一緒に防
水ゴム栓内へ差込んで、当該送出しパイプの先端に当接
した前記ガイドピンを押出しながら防水ゴム栓に挿通さ
せ、その後に送出しパイプを防水ゴム栓から引抜くこと
によって絶縁被覆の端末に防水ゴム栓を挿入するように
した防水ゴム栓の挿入方法である。
(実施例) 以下に、本発明による防水ゴム栓の挿入方法を第1図
で図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
この方法には、防水ゴム栓2とガイドピン3とクラン
パー4および送出しパイプ5が使用される。
防水ゴム栓2は、前記した従来の防水ゴム栓12と同様
形状のものであり、被覆電線1の端末が挿通される通孔
2cを備えた円筒体2aでその外周には複数のシール用の環
状フランジ2bが突設されている。
ガイドピン3は、先端に円錐台形のテーパー部3aが形
成された円柱体である。
クランパー4は、外周面に適合する嵌合凹部が形成さ
れた円筒を上下に二分割した半円筒状による一対のクラ
ンパー4A,4Bによって構成されている。
送出しパイプ5は、先端側に挿入筒部5aが後端側に把
持筒部5bを各々形成する長尺の筒状体である。
次に、本発明による防水ゴム栓の挿入方法の手順を説
明する。
先ず第1図(A)に示すように、防水ゴム栓2の通孔
2c方向からガイドピン3を差し込んだ状態で、防水ゴム
栓2の外周にクランパー4A,4Bを嵌着して当該防水ゴム
栓2が変形しないように保形させる。
また送出しパイプ5には、絶縁被覆1bの端末をストリ
ップして芯線1aを露出させた被覆電線1が挿通され、当
該被覆電線1の芯線1aをクランパー4の前面部に位置さ
せておく。
続いて第1図(B)に示すように、送出しパイプ5を
矢印方向にスライドさせて挿入筒部5aの先端部を防水ゴ
ム栓2の通孔2c内に挿入してガイドピン3のテーパー部
3aに近接させる。尚、この際に送出しパイプ5は、被覆
電線1の曲りや芯線1aの解れを修正しながら前進する。
続いて第1図(C)に示すように、クランパー4A,4B
を送出しパイプ5の方向へスライドさせ、挾持されてい
る防水ゴム栓2を送出しパイプ5の挿入筒部5aの外周に
挿通させると、当該挿入筒部5aの先端に当接したガイド
ピン3が防水ゴム栓2から押出される。これにより、被
覆電線1を芯線1aが防水ゴム栓2から突出する位置まで
挿通させる。
続いて第1図(D)に示すように、送出しパイプ5を
矢印方向に引抜いくと防水ゴム栓2が被覆電線1の絶縁
被覆1bの端末に挿入される。
尚、上記した第1図(D)の状態から第1図(A)の
状態へ移行するまでの動作を簡単に説明すると次のとお
りである。
第1図(D)の状態でクランパー4A,4Bを分割させて
被覆電線1の外周から取り外した後、端子圧着機が設置
されている前方(図面で右側)へ移動させ、当該被覆電
線1の端末に接続端子を圧着させる。この先端側に接続
端子が装着された被覆電線1は当該被覆電線1の後端側
に隣接配備された図示しない送出しローラによって送出
しパイプ5の前方へ繰出され、図示しない測長機によっ
て計測しながら所定の長さ分だけ繰出された所で切断機
で切断されると共に、この切断によって新たに先端部と
なる被覆電線1の絶縁被覆がストリップされる。その後
に、第1図(A)の状態に復帰させ、新たな防水ゴム栓
2の挿入作業が開始される。
〔発明の効果〕
以上に説明したように本発明の被覆電線に防水ゴム栓
を挿入する方法によれば、被覆電線の曲りや芯線の突き
刺さりが生じないので、容易且つ確実に挿入することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例による防水ゴム栓の挿入方法を
示す工程図、第2図は本発明の実施対象となる防水形接
続端子の組立て状態を示す斜視図、第3図は同分解状態
を示す斜視図、第4図は防水ゴム栓が挿入された被覆電
線の平面図、第5図と第6図は従来例による防水ゴム栓
の挿入方法を示す説明図である。 〔符号の説明〕 1……被覆電線、1a……芯線 1b……絶縁被覆、2……防水ゴム栓 2a……筒状体、2b……環状フランジ 2c……通孔、3……ガイドピン 3a……テーパー部 4,4A,4B……クランパー 5……送出しパイプ、5A……嵌合筒部 5B……把持筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/00 H01R 13/52 H01B 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送出しパイプに挿入された端末をストリッ
    プした被覆電線と、通孔にガイドピンを差し込んだ防水
    ゴム栓を用い、被覆電線は送出しパイプの挿入筒部から
    ストリップ端末が突出する状態から、送出しパイプをス
    ライドさせてストリップ端末を送出しパイプの挿入筒部
    内に収容させると共に、挿入筒部先端を防水ゴム栓内の
    ガイドピンに当接した送出しパイプでガイドピンを押出
    しながら、ストリップ端末が収容された挿入筒部を防水
    ゴム栓の通孔に挿通させた後に、防水ゴム栓から挿入筒
    部を引抜くことで絶縁電線のストリップ端末に防水ゴム
    栓を挿入させることを特徴とした防水ゴム栓の挿入方
    法。
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