JP3140988B2 - ワイヤレスキーパッド制御システム - Google Patents

ワイヤレスキーパッド制御システム

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JP3140988B2
JP3140988B2 JP09172155A JP17215597A JP3140988B2 JP 3140988 B2 JP3140988 B2 JP 3140988B2 JP 09172155 A JP09172155 A JP 09172155A JP 17215597 A JP17215597 A JP 17215597A JP 3140988 B2 JP3140988 B2 JP 3140988B2
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隆彦 西沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチメディアを
利用した教育システムにおいて、マイクを内蔵し、赤外
線を用いて信号を送受信するワイヤレスキーパッドの制
御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアを利用した教育シ
ステムとして、教室内に、受講者を撮影するTVカメ
ラ、講義用の画像等を表示する大型ディスプレイを設置
すると共に、各受講者の机上にマイクを備えたキーパッ
ドを設置し、受講者がこのキーパッドを操作することに
より、教室と講師の居る講義室との間で、質問、説明等
の音声情報、画像情報を伝送し、遠隔した講義室から講
義ができるようにしたシステムが考えられている。
【0003】図7は、上記教育システムの教室における
主要な構成を示したものである。同図において、1a〜
1nは教室内に配置される受講者用の机で、この机1a
〜1nの上にはキーパッド2a〜2nが固定して設けら
れる。上記キーパッド2a〜2nには、質問要求用の質
問キー、アンケートに答えるアンケートキーが設けられ
ていると共に、質問用のマイクが設けられている。
【0004】上記キーパッド2a〜2nは、通信制御装
置3を介してホストコンピュータ4に接続される。ま
た、教室内の上方部位には、質問キーを操作した受講者
を撮影するためのTVカメラ5が設置される。このTV
カメラ5は、電動雲台(図示せず)に設置され、ホスト
コンピュータ4からの指令により回転して任意の受講者
を撮影できるようになっている。そして、上記TVカメ
ラ5により撮影された質問者の映像信号は、上記通信制
御装置3から出力されるキーパッド2a〜2nのマイク
による質問者の音声信号と共に、伝送回線を介して遠隔
地点の講義室へ送られる。この講義室内には、図示しな
いが、大型ディスプレイ、制御用パソコン等が設けられ
ている。
【0005】上記の構成において、講義中に質問のある
受講者は、自分のキーパッドの質問キーを操作する。こ
の質問キーが操作されると、そのキーパッド固有のID
番号を含む質問要求データが通信制御装置3を介してホ
ストコンピュータ4へ送られる。ホストコンピュータ4
は、質問要求データ中のID番号から質問者の位置を認
識してTVカメラ5に制御信号を出力し、TVカメラ5
を質問者に指向させて、その映像信号を講義室へ伝送す
る。また、通信制御装置3は、キーパッドからの質問要
求を受け付けると、そのキーパッドに対して質問を許可
する。この状態で質問者例えばキーパッド2aを操作し
ている質問者がマイクに向かって質問を発すると、マイ
ク入力された音声信号がキーパッド2aから通信制御装
置3を介して講義室へ送信される。そして、講義室から
送られてくる解答は、通信制御装置3に入力され、スピ
ーカ等により音声出力される。上記のようにして各受講
者に対する講義が行なわれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の教育システムで
は、受講者の人数が一定でない場合、キーパッド2a〜
2nを使用しない講義の場合、机上に置かれているキー
パッドを片付けられず、邪魔になることが多い。
【0007】また、1つのキーパッドに1つの通信線を
接続させるため、工事が複雑になり、工事費が高くなる
と共に、机等の移動も不可能になる。このような問題を
解決する手段として、キーパッド2a〜2nと通信制御
装置3との間における信号の送受信を光通信により行な
う方法が考えられる。すなわち、光通信方式を採用する
ことにより、キーパッド2a〜2nを任意に移動させる
ことが可能となる。
【0008】しかし、キーパッド2a〜2nから通信制
御装置3へ送られる信号には、音声信号とキーパッド応
答信号が含まれている。従って、光通信方式を採用した
場合、一般的には図8に示すように、キーパッド2a〜
2nから通信制御装置3へ送られてくる音声信号及びキ
ーパッド応答信号を含む光信号を複数の受光素子6で受
光し、それらを電気信号に変換した後、混合増幅器7で
混合並びに増幅して出力端子8よりホストコンピュータ
4へ送信することになる。
【0009】上記受光素子6としては、キーパッド2a
〜2nの置かれる場所の全部を受信できる広い指向性を
持つ素子、または複数の素子により合成して広い指向性
を持つようにした素子を用いる必要がある。この方法で
は、雑音を受信し易く、2つ以上のキーパッドが誤って
同時送信した場合には、混信して応答信号のエラーが発
生する。
【0010】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、雑音の影響を受け難く、キーパッドの位置
を正確に検出することができ、しかも、音声信号のレベ
ルを高くして信号対雑音比(S/N比)を改善すること
ができるワイヤレスキーパッド制御システムを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ワイヤレスキーパッド制御システムは、質問キーを含む
複数の操作キー、音声入力用マイク、表示部、及び外部
機器と光信号にて通信する光信号送受信部を備えた移動
可能な複数のワイヤレスキーパッドと、このワイヤレス
キーパッドと上記光信号送受信部を介して光通信し、そ
の通信信号を外部制御装置に中継する光送受信制御装置
と、上記外部制御装置からの制御指令により上記複数の
ワイヤレスキーパッドに対して選択的に指向するTVカ
メラとにより構成され、上記外部制御装置は、上記光送
受信制御装置を中継し、各ワイヤレスキーパッドに対し
て、応答させたいワイヤレスキーパッドのアドレス信号
を含む位置確認用信号のアドレス信号を順次変えて出力
して応答を確認すると共に該応答信号から各ワイヤレス
キーパッドの位置を確認する位置確認手段と、この位置
確認手段により得られたワイヤレスキーパッドの位置情
報に基づいて光送受信制御装置をワイヤレスキーパッド
に対して最適な通信状態となるように制御する手段と、
上記各ワイヤレスキーパッドの位置確認を行なった後、
各ワイヤレスキーパッドにアドレス信号を順次出力して
質問要求の有無を確認する質問要求確認手段と、この質
問要求確認手段により確認した質問要求に対し、質問要
求受付け処理を行ない、質問要求を受け付けたワイヤレ
スキーパッドに質問許可データを送信すると共に上記位
置確認手段により確認したワイヤレスキーパッドの位置
の方向に上記TVカメラを指向制御する手段と、上記質
問許可データを受信したワイヤレスキーパッドから送信
される音声信号を上記光送受信制御装置にて中継して伝
送する音声信号伝送手段とを備えたことを特徴とするワ
イヤレスキーパッド制御システム。また、請求項2に係
る発明は、請求項1記載のワイヤレスキーパッド制御シ
ステムにおいて、光送受信制御装置は、ワイヤレスキー
パッドとの光通信において、外部制御装置からワイヤレ
スキーパッドへの要求及び表示制御データ、上記ワイヤ
レスキーパッドからの応答データ、音声信号を、各周波
数の帯域に分割して伝送することを特徴とする。
【0012】また、請求項3に係る発明は、請求項1記
載のワイヤレスキーパッド制御システムにおいて、光送
受信制御装置は、送受光の角度方向が順次異なるように
それぞれ異なる素子番号が設定された複数の光送受信素
子により光信号送受信部を構成し、上記外部制御装置か
らの指令により上記複数の光送受信素子を切換スイッチ
により順次切換え、送信している光送受信制御装置のI
D番号及び選択された光送受信素子の番号と対応させた
いワイヤレスキーパッドのアドレス信号と共にワイヤレ
スキーパッドに送信し、上記アドレス指定されたワイヤ
レスキーパッドが応答する信号中に、複数の光送受信制
御装置及び光送受信素子の中で、最強の受信信号が得ら
れた光送受信制御装置のID及び光送受信素子の番号を
含めて返送し、上記光送受信制御装置にて受信して上記
外部制御装置に転送することを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発明は、請求項1記載のワ
イヤレスキーパッド制御システムにおいて、光送受信制
御装置は、送受光の角度方向が順次異なるように設定さ
れた複数の光信号送信素子及び光信号受信素子からなる
光信号送受信部と、上記光信号送信素子を外部制御装置
からの指令により切換える送信用切換スイッチと、上記
光信号受信素子を外部制御装置からの指令により切換え
る受信用切換スイッチと、上記ワイヤレスキーパッドか
らの応答信号は上記各光信号受信素子から上記受信用切
換スイッチを通過させてフィルタにより音声信号を阻止
し、上記ワイヤレスキーパッドからの音声信号は各光信
号受信素子の出力信号を全て混合してフィルタにより応
答信号を阻止し、外部制御装置へ伝送する伝送手段とに
より構成したことを特徴とするワイヤレスキーパッド制
御システム。 また、請求項5に係る発明は、請求項1記
載のワイヤレスキーパッド制御システムにおいて、光送
受信制御装置は、外部制御装置からの指令により、位置
確認手段によるワイヤレスキーパッドの位置確認と、質
問要求確認手段によるワイヤレスキーパッドの質問要求
確認を交互に実行することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
るワイヤレスキーパッド制御システムの構成を示すブロ
ック図である。図1において、11a〜11nは赤外線
による通信機能を備えたキーパッドで、任意の机の上に
配置でき、また、受講者が手に持って教室内の任意の位
置に移動可能である。
【0015】また、教室の天井には、上記キーパッド1
1a〜11nと光通信する光送受信制御装置12が設け
られる。上記光送受信制御装置12は、それぞれ異なる
素子番号が設定された複数の光送受信素子からなる光信
号送受信部13を備えている。この光信号送受信部13
は、発光ダイオード(LED)とフォトダイオード(P
D)を例えば10個ずつ備え、各々9個の素子をリング
状に配置すると共に、その中心部に1個の素子を配置
し、同心円状としている。上記リング状に配置された各
発光ダイオード及びフォトダイオードは、それぞれ±2
0°の範囲、合計360°の範囲をカバーし、リング中
央に配置された素子は真下の領域をカバーしている。教
室が狭い場合には1つの光送受信制御装置12を設置す
るだけでよいが、教室が広い場合には、教室全体をカバ
ーするために複数個の光送受信制御装置12を設置す
る。このように複数個の光送受信制御装置12を設置す
る場合には、それぞれに固有のID番号を設定する。
【0016】上記光送受信制御装置12は、ホストコン
ピュータ15に接続され、該ホストコンピュータ15か
らの制御信号に基づいて上記複数個の光信号送受信部1
3の光送受信素子を切換え、キーパッド2a〜2nとの
間で光信号による送受信を行なう。
【0017】上記ホストコンピュータ15は、光送受信
制御装置12を介して、各キーパッド11a〜11nの
位置確認動作及び選択キーデータの要求動作を交互に行
ない、キーパッド11a〜11nからの質問要求を受け
付けると、そのキーパッドの位置情報をTVカメラ16
に出力する。このTVカメラ16は、教室内の上方位置
に、電動雲台により任意の方向に回転可能に設けられる
と共に、上記電動雲台を制御する制御装置を備えてい
る。この制御装置は、ホストコンピュータ15から送ら
れてくる位置情報により、TVカメラ16が質問者の方
向に向くように電動雲台を回転制御する。
【0018】上記TVカメラ16により撮影された映像
信号及びホストコンピュータ15から出力される音声信
号は、伝送回線17を介して講義室(図示せず)へ送信
される。また、講義室から送られてくる講義の音声信
号、映像信号、質問に対する解答、あるいはアンケート
等に関する信号は、伝送回線17を介してホストコンピ
ュータ15に入力され、教室内に設備されているスピー
カ、大型ディスプレイ等に出力される。
【0019】上記光送受信制御装置12は、例えば図2
に示すようにキーパッド11a〜11nとの間の光送受
信信号として、音声信号は380kHz,応答信号は4
50kHz、制御信号として460kHzの伝送帯域を
使用し、1つの赤外線上に周波数分割、多重化して伝送
するようにしている。
【0020】次に、上記キーパッド11a〜11nの回
路構成について図3により説明する。キーパッド11a
〜11nには、赤外線送受信部20が設けられる。この
赤外線送受信部20は、送受光の角度方向が異なる複数
の光送受信素子21からなり、切換器22、方向性結合
器23、モデム24を介してMPU25に接続される。
このMPU25は、予め設定されたキーパッド毎に異な
るID番号を記憶している。上記光送受信素子21は、
その位置がホストコンピュータ15により正しく識別さ
れるように、送受光の角度範囲が比較的狭く設定され
る。また、光送受信素子21の送受光の角度方向を順次
異ならせることにより、光送受信制御装置12に対し、
どの方向からでも送受光できるようにしている。
【0021】上記MPU25には、質問要求用の質問キ
ー26、質問取消キー27、アンケート集計用のアンケ
ートキー28が設けられる。上記MPU25は、切換器
22を切換えて複数個の光送受信素子21を順次選択
し、最大受信レベルが得られる位置で切換器22を停止
する。上記アンケートキー28としては、例えば1番か
ら5番まで、5つのキーが設けられる。
【0022】上記方向性結合器23には、マイク29が
変調器30を介して接続される。この変調器30は、M
PU25によりオン/オフ制御される。MPU25は、
ホストコンピュータ15により質問許可信号が送られて
きた場合に、変調器30をオン動作させ、その他の期間
は変調器30をオフ状態に保持している。すなわち、ホ
ストコンピュータ15により質問が許可された場合にの
み、マイク29からの入力が可能なようにしている。
【0023】また、キーパッド11a〜11nには、M
PU25から出力されるデータを表示する液晶表示部3
1が設けられる。上記赤外線送受信部20、質問キー2
6、質問取消キー27、アンケートキー28、マイク2
9、液晶表示部31等は、図4に示すようにキーパッド
の上面に設けられる。
【0024】一方、光送受信制御装置12は、図5に示
すように構成される。図5において、40はホストコン
ピュータ15に接続される外部入出力端子である。ホス
トコンピュータ15から外部入出力端子40に送られて
くる460kHzのキーパッド制御信号は、方向性結合
器41により選択され、復調器42で復調されてMPU
43に入力される。このMPU43は、必要に応じて設
定される独自のID番号を記憶しており、ホストコンピ
ュータ15からの制御信号に基づいて光信号送信用の切
換スイッチ45a及び光信号受信用の切換スイッチ45
bを切換え制御すると共に、キーパッドに対する制御信
号を作成する。このMPU43で作成されたキーパッド
制御信号は、変調器44で変調された後、切換スイッチ
45aを介して光信号送受信部13に設けられている複
数の発光素子(発光ダイオード:LED)13Aへ選択
的に送られる。この発光素子13Aは、キーパッド制御
信号を光信号としてキーパッド11a〜11nへ送信す
る。
【0025】また、キーパッド11a〜11nは、上記
キーパッド制御信号に対する応答信号あるいは音声信号
を光信号として光送受信制御装置12へ送信する。光送
受信制御装置12は、キーパッド11a〜11nから送
られてくる光信号を光信号送受信部13内の複数の受光
素子(フォトダイオード:PD)13Bで受信し、電気
信号に変換した後、それぞれ増幅器46で増幅し、切換
スイッチ45bを介してフィルタ47に入力する。この
フィルタ47は、450kHzのキーパッド応答信号の
みを選択し、方向性結合器41へ入力する。
【0026】また、上記増幅器46で増幅された信号
は、音声信号フィルタ・混合器48に入力される。この
音声信号フィルタ・混合器48は、キーパッド11a〜
11nから送られてくる信号の中から380kHzの音
声信号のみを選択して取り出し、混合して出力する。こ
の音声信号フィルタ・混合器48から出力される音声信
号及び上記フィルタ47から出力されるキーパッド応答
信号は、方向性結合器41を介して外部入出力端子40
よりホストコンピュータ15へ送られる。
【0027】図6は、上記光送受信制御装置12におけ
る光信号受信系の具体的な回路構成例を示したものであ
る。複数の受光素子13Bで受信した光信号を例えばM
OS−FETからなる複数の増幅器46で増幅し、切換
スイッチ45bで順次切換えてフィルタ47に入力す
る。このフィルタ47は、450kHzのキーパッド応
答信号のみを取り出して方向性結合器41に入力する。
また、上記各増幅器46の出力信号を例えばNPN型ト
ランジスタTrを用いて構成した混合器48aで混合
し、音声信号フィルタ48bに入力する。この音声信号
フィルタ48bは、380kHzの音声信号のみを取り
出して方向性結合器41に入力し、上記フィルタ47か
ら出力されるキーパッド応答信号と共にホストコンピュ
ータ15へ送出する。なお、上記混合器48a及び音声
信号フィルタ48bが図5に示した音声信号フィルタ・
混合器48に対応している。
【0028】次に上記実施形態の全体の動作を説明す
る。教室内の机上には、予めキーパッド11a〜11n
をそれぞれ1台ずつ配置し、その数をホストコンピュー
タ15に設定する。
【0029】そして、講義開始に先立ってホストコンピ
ュータ15に例えば手動操作あるいはタイマ動作により
制御開始指令を与える。ホストコンピュータ15は、制
御開始指令が与えられると、まず、光送受信制御装置1
2を動作させ、全てのキーパッド11a〜11nにアド
レス信号を番号順に出力して応答の確認を行なう。光送
受信制御装置12からキーパッド11a〜11nに送ら
れる光信号には、光送受信制御装置12のIDと光信号
送受信部13に設けられている発光素子の番号が含まれ
る。キーパッド11a〜11nは、自分のアドレスが送
られてくると、自分のID番号と、上記受信した信号
中、一番強い受信レベルとなった光送受信装置制御装置
12のIDと光送受信装置制御装置12の発光素子の番
号を含む応答信号を光送受信制御装置12へ送信する。
光送受信制御装置12は、上記キーパッド11a〜11
nの応答信号をホストコンピュータ15へ出力する。ホ
ストコンピュータ15は、上記キーパッド11a〜11
nの応答信号から、キーパッド11a〜11nと一番強
い光信号で通信できる発光素子13Aを認識することが
できる。上記のようにホストコンピュータ15は、キー
パッド11a〜11nに対して応答の確認動作を行なう
ことにより、その後は、各キーパッド11a〜11nに
対して最適な送受光素子を指定して通信を行なうことが
できる。この場合、光送受信制御装置12は、ホストコ
ンピュータ15からの制御信号に基づいて切換スイッチ
45a,45bを切換え、キーパッド11a〜11nと
の間で最適な状態で通信ができるようにする。
【0030】上記応答の確認動作を行なった後、光送受
信制御装置12は、MPU43によりキーパッド11a
〜11nのアドレス信号を順次出力すると共に、切換ス
イッチ45a,45bを順次切換えて全てのキーパッド
11a〜11nのキー操作状態を確認する。すなわち、
光送受信制御装置12は、キーパッド11a〜11nに
対し、操作されたキーデータ(選択キーデータ)の送信
を要求する。
【0031】上記のようにホストコンピュータ15は、
光送受信制御装置12を制御して、キーパッド11a〜
11nの位置確認動作と、選択キーデータの要求動作と
を交互に行なわせる。
【0032】一方、キーパッド11a〜11nは、光送
受信制御装置12から光信号が送られてくると、光送受
信素子21で受信し、その受信信号を切換器22、方向
性結合器23、モデム24を介してMPU25に入力す
る。このMPU25は、切換器22を順次切換えて光送
受信制御装置12からの信号を受信し、受信信号が一番
強い光送受信素子21の位置で切換器22を停止する。
すなわち、MPU25は、光送受信制御装置12からの
光信号に対し、最良の受信状態が得られるように切換器
22の切換制御を行なう。
【0033】また、講義室に居る講師は、講義室内に設
備されているOA機器、あるいは教室内に設備されてい
るOA機器を利用し、教室内のスピーカ、大型ディスプ
レイを通じて音声及び画像を出力して講義を行なう。
【0034】上記の講義中、あるいは質問時間におい
て、受講者は、質問がある場合に図3及び図4に示すキ
ーパッドの質問キー26を押下する。この質問キー26
が押下されると、MPU25は光送受信制御装置12か
ら自己のアドレスに対して選択キーデータの要求信号が
送られてきたときに、「質問要求」の信号を出力する。
【0035】上記MPU25から出力された「質問要
求」の信号は、モデム24で変調され、方向性結合器2
3、切換器22を介して光送受信素子21へ送られ、こ
の光送受信素子21より光送受信制御装置12へ送信さ
れる。
【0036】光送受信制御装置12は、キーパッド11
a〜11nからの光信号を受光素子13Bで受信し、電
気信号に変換した後、増幅器46、切換スイッチ45
b、フィルタ47、方向性結合器41を介して外部入出
力端子40よりホストコンピュータ15へ伝送する。
【0037】ホストコンピュータ15は、各キーパッド
11a〜11nから送られてくる質問要求信号を記憶
し、質問要求順に受付処理を行なう。すなわち、ホスト
コンピュータ15は、最初の質問要求を受け付けると、
そのキーパッドの質問要求データ中にある光送受信制御
装置12のIDと同装置に内蔵される発光素子の番号か
ら、キーパッドが設置されている位置を推定できる。ホ
ストコンピュータ15は、キーパッドの位置情報をTV
カメラ16の位置制御装置に出力し、TVカメラ16を
質問要求を受付けたキーパッドの方向に回転させ、受講
者を撮影する。
【0038】また、ホストコンピュータ15は、上記質
問要求を受付けたキーパッドに対して質問許可信号を光
送受信制御装置12を介して出力する。キーパッド11
a〜11nのMPU25は、質問許可信号を受信する
と、変調器30をオン動作させ、マイク29からの音声
入力を可能とする。受講者は、質問要求が許可されたこ
とを液晶表示部31に表示されるメッセージにより確認
し、音声による質問を行なう。このマイク29より入力
された質問、すなわち、音声信号は、変調器30で変調
されて光送受信素子21より送信され、光送受信制御装
置12を介してホストコンピュータ15へ送られる。ホ
ストコンピュータ15は、この質問者の音声信号を上記
TVカメラ16により撮影した映像信号と共に伝送回線
17を介して講義室へ伝送する。講義室に居る講師は、
質問に対する解答を音声情報あるいは映像情報として伝
送回線17によりホストコンピュータ15に送信する。
ホストコンピュータ15は、講義室から送られてきた解
答をスピーカにより音声出力し、また、必要に応じて大
型ディプレイに画像表示する。
【0039】以下、同様にして受講者の質問要求が順次
受け付けられて、質問及びその質問に対する解答が行な
われる。以下、同様にして受講者に対する講義が行なわ
れる。
【0040】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、キ
ーパッドから送信される光信号を指向性を持つ複数の受
光素子により受光し、応答信号については切換スイッチ
により切換えて取出すようにしているので、雑音の影響
を受け難くなり、且つ、キーパッドの位置を正確に検出
することができる。また、音声信号については全受光素
子の受信信号を合成して取り出すようにしているので、
信号のレベルを高くでき、信号対雑音比(S/N比)を
改善することができると共に、受講者が質問中にキーパ
ッドを動かした場合でも、会話が途切れるようなことは
ない。
【0041】また、光送受信制御装置は、キーパッドか
らの応答信号に基づいて、光信号が最大となる発光素子
を選択して駆動するようにしたので、キーパッドと光送
受信制御装置との間の通信を最良の状態に保持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るワイヤレスキーパッ
ド制御システムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態における音声信号、応答信号、制御
信号を伝送する伝送帯域の設定例を示す図。
【図3】同実施形態におけるキーパッドの構成を示すブ
ロック図。
【図4】同実施形態におけるキーパッドの外観構成を示
す上面図。
【図5】同実施形態における光送受信制御装置の構成を
示すブロック図。
【図6】同実施形態における光送受信制御装置の光信号
受信系の具体的な回路構成を示す図。
【図7】従来のマルチメディアを利用した教育システム
におけるワイヤレスキーパッド制御システムの構成を示
すブロック図。
【図8】従来の光送受信制御装置の要部を示す図。
【符号の説明】
11a〜11n キーパッド 12 光送受信制御装置 13 光信号送受信部 13A 発光素子 13B 受光素子 15 ホストコンピュータ 16 TVカメラ 17 伝送回線 20 赤外線送受信部 21 光送受信素子 22 切換器 23 方向性結合器 24 モデム 25 MPU 26 質問キー 27 質問取消キー 28 アンケートキー 29 マイク 30 変調器 31 液晶表示部 41 方向性結合器 42 復調器 43 MPU 44 変調器 45a,45b 切換スイッチ 46 増幅器 47 フィルタ 48 音声信号フィルタ・混合器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−18174(JP,A) 特開 平8−46942(JP,A) 特開 平8−79219(JP,A) 特開 昭60−7235(JP,A) 特開 平3−146986(JP,A) 実開 平6−66148(JP,U) 特許2544862(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09B 5/00 - 5/14 H04B 10/00 - 10/28 H04N 5/232

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 質問キーを含む複数の操作キー、音声入
    力用マイク、表示部、及び外部機器と光信号にて通信す
    る光信号送受信部を備えた移動可能な複数のワイヤレス
    キーパッドと、このワイヤレスキーパッドと上記光信号
    送受信部を介して光通信し、その通信信号を外部制御装
    置に中継する光送受信制御装置と、上記外部制御装置か
    らの制御指令により上記複数のワイヤレスキーパッドに
    対して選択的に指向するTVカメラとにより構成され、 上記外部制御装置は、上記光送受信制御装置を中継し、
    各ワイヤレスキーパッドに対して、応答させたいワイヤ
    レスキーパッドのアドレス信号を含む位置確認用信号の
    アドレス信号を順次変えて出力して応答を確認すると共
    に該応答信号から各ワイヤレスキーパッドの位置を確認
    する位置確認手段と、この位置確認手段により得られた
    ワイヤレスキーパッドの位置情報に基づいて光送受信制
    御装置をワイヤレスキーパッドに対して最適な通信状態
    となるように制御する手段と、上記各ワイヤレスキーパ
    ッドの位置確認を行なった後、各ワイヤレスキーパッド
    にアドレス信号を順次出力して質問要求の有無を確認す
    る質問要求確認手段と、この質問要求確認手段により確
    認した質問要求に対し、質問要求受付け処理を行ない、
    質問要求を受け付けたワイヤレスキーパッドに質問許可
    データを送信すると共に上記位置確認手段により確認し
    たワイヤレスキーパッドの位置の方向に上記TVカメラ
    を指向制御する手段と、上記質問許可データを受信した
    ワイヤレスキーパッドから送信される音声信号を上記光
    送受信制御装置にて中継して伝送する音声信号伝送手段
    とを備えたことを特徴とするワイヤレスキーパッド制御
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイヤレスキーパッド制
    御システムにおいて、光送受信制御装置は、ワイヤレス
    キーパッドとの光通信において、外部制御装置からワイ
    ヤレスキーパッドへの要求及び表示制御データ、上記ワ
    イヤレスキーパッドからの応答データ、音声信号を、各
    周波数の帯域に分割して伝送することを特徴とするワイ
    ヤレスキーパッド制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のワイヤレスキーパッド制
    御システムにおいて、光送受信制御装置は、送受光の角
    度方向が順次異なるようにそれぞれ異なる素子番号が設
    定された複数の光送受信素子により光信号送受信部を構
    成し、上記外部制御装置からの指令により上記複数の光
    送受信素子を切換スイッチにより順次切換え、送信して
    いる光送受信制御装置のID番号及び選択された光送受
    信素子の番号と対応させたいワイヤレスキーパッドのア
    ドレス信号と共にワイヤレスキーパッドに送信し、上記
    アドレス指定されたワイヤレスキーパッドが応答する信
    号中に、複数の光送受信制御装置及び光送受信素子の中
    で、最強の受信信号が得られた光送受信制御装置のID
    及び光送受信素子の番号を含めて返送し、上記光送受信
    制御装置にて受信して上記外部制御装置に転送すること
    を特徴とするワイヤレスキーパッド制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のワイヤレスキーパッド制
    御システムにおいて、光送受信制御装置は、送受光の角
    度方向が順次異なるように設定された複数の光信号送信
    素子及び光信号受信素子からなる光信号送受信部と、上
    記光信号送信素子を外部制御装置からの指令により切換
    える送信用切換スイッチと、上記光信号受信素子を外部
    制御装置からの指令により切換える受信用切換スイッチ
    と、上記ワイヤレスキーパッドからの応答信号は上記各
    光信号受信素子から上記受信用切換スイッチを通過させ
    てフィルタにより音声信号を阻止し、上記ワイヤレスキ
    ーパッドからの音声信号は各光信号受信素子の出力信号
    を全て混合してフィルタにより応答信号を阻止し、外部
    制御装置へ伝送する伝送手段とにより構成したことを特
    徴とするワイヤレスキーパッド制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のワイヤレスキーパッド制
    御システムにおいて、光送受信制御装置は、外部制御装
    置からの指令により、位置確認手段によるワイヤレスキ
    ーパッドの位置確認と、質問要求確認手段によるワイヤ
    レスキーパッドの質問要求確認を交互に実行することを
    特徴とするワイヤレスキーパッド制御システム。
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