JP3230689B2 - 陰極線管 - Google Patents
陰極線管Info
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
Description
易に得られ、高コントラストでかつ静電誘導によるパネ
ル帯電を防止した陰極線管に関する。
はかるために、従来技術においては、特定の光学特性
(透過率、分光特性など)を持つようにガラス生地自体
を着色したガラスパネルを用いた陰極線管が使用されて
きた。尚、ここでパネルとは陰極線管の前面部分を指す
ものである。
滅時の静電誘導によって帯電し、この帯電静電気により
大気中の塵埃を吸着、堆積してパネル面を汚して画像を
見にくくし、また、人間が触れた場合に静電気の放電に
よって不快な感じを与えるという問題があった。
止する方法として、パネル外表面に透明導電膜層を設け
ることが、例えば特開昭61−16452号、特開昭6
3−160140号公報等で開示されている。この種の
透明導電膜層の形成については、導電性物質を含有する
溶液をパネル外表面に吹き付け塗布して防眩効果と同時
に帯電防止効果を保持させる方法、あるいは、シランア
ルコキシド、たとえば、エチルシリケ−トの加水分解な
どによって形成したシリカゾル溶液にアンチモンをド−
プした酸化錫の微粒子を分散させ、該分散液をパネル外
表面に塗布、焼成することによって該面に導電性膜を形
成する方法が提案されている。この場合、シリカゾル
は、それ自体導電性である酸化錫微粒子をガラスパネル
外表面に結着させるバインダとして作用するものであ
り、焼成によってシリカゾルの脱水縮合反応が進行し、
該面に強く結合した硬い導電性膜が形成される。
に安定な酸化錫によって導電性を付与されているため、
導電性が比較的長期にわたって維持されるという優れた
特性を有している。
来技術による帯電防止陰極線管には次のような問題点が
あった。
有する溶液を吹きつけ塗布することによって得られる帯
電防止陰極線管においては、得られる透明導電膜の可視
光透過率は約50%、表面固有抵抗は109 Ω/□程度
の値で、防眩効果および帯電防止効果は十分満足する
が、解像度およびコントラストを低下させて、映像の鮮
明性が重視される場合の製品としては不向きであった。
例えば、使用者によってはグレア形の帯電防止陰極線管
を要求する場合がある。また、後者のような処方で得ら
れた導電膜は、耐水性が比較的小さいため、陰極線管を
高温・高湿条件下に長時間放置すると劣化を生じたりす
る場合があるという欠点を有していた。
た課題を解決して、帯電防止効果を有すると同時に十分
な解像度およびコントラスト特性を有する帯電防止陰極
線管を提供することにある。
パネル外表面に、カルボン酸錫塩と過酸化物とを水性媒
体中で反応させてなる透明導電膜形成性の錫化合物透明
水溶液を塗布、焼成して透明導電膜を設けることを特徴
とする製造方法により、好適に達成される。透明導電膜
形成性の錫化合物透明水溶液(以下、特定錫水溶液と略
称する)とは、すでに導電性を保持している錫化合物微
粒子あるいは粉末を含有しているものは含まず、敢くま
でもその後における焼成によりはじめて導電性が付与さ
れるものをいう。
ル基2個以下且つ炭素原子4個以下で構成されるカルボ
ン酸錫塩と過酸化物との反応でなるものが特に好まし
い。好適に採用される該反応に用いられるカルボン酸錫
塩としては、例えば蟻酸第一錫、酢酸第一錫、蓚酸第一
錫、酒石酸第一錫などが挙げられるが、本発明の目的達
成上蓚酸第一錫が最も好ましい。
と反応して特定錫水溶液を形成させ得るものである限り
使用することができ、例えばH2 O2 ;Li2 O2 ,N
a2O2 ,K2 O2 ,Rb2 O2 ,Cs2 O2 、などの
過酸化アルカリ金属塩類;HNO4 ,H3 PO5 ,H4
P2 O8 ,H2 S2 O8 などのペルオキソ酸のアルカリ
金属、アンモニウム等の塩類;t-ブチル−ヒドロペルオ
キシド、ジメチル−ベンジル−ヒドロペルオキシド等の
ヒドロペルオキシド類;ジ(3−カルボキシ−プロパノ
イル)ペルオキシド、sec-ブタノイル−t−ブチル−ペ
ルオキシド、アセチル−t−ブチル−ペルオキシド等の
ペルオキシド類などが挙げられる。なお、過酸化アルカ
リ金属類やペルオキソ酸の塩類を用いる場合には、残存
するアルカリ金属が導電性等を損なう原因となることが
あるので、上記H2 O2 、及びヒドロペルオキシド類や
ペルオキシド類のような有機過酸化物が好ましい。
ン酸錫塩と反応して特定錫水溶液を形成させることがで
きる限り制約は認められないが、例えば過酸化物として
H2O2 を用いる場合には、該錫塩1モルに対して1.
5モル以上、好ましくは1.6〜2.2モルの範囲内に
設定することにより最終的に得られる酸化錫透明導電膜
の均質性や導電性を一層向上させることができる。
が、反応生成溶液の粘度上昇やゲル化を来さない範囲で
アルコ−ル、アセトン等の水混和性有機溶剤を併用して
も構わない。該水溶液の製造手段としては、水性媒体中
にカルボン酸錫塩を添加、攪拌し、所望量の過酸化物を
添加、反応させる。
膜の導電性を一層向上させるために、カルボン酸錫塩1
モルに対して0.01〜0.6モル、好ましくは0.0
3〜0.5モルの割合でド−パントを反応系に共存させ
ることが好ましい。かかるド−パントとしては、例えば
Cu,Ag,Au等のIb族、Cd等のIIb族、C
e、Eu等のIIIa族、V、Nb、Ta等のVa族、
P,As,Sb,Bi等のVb族、Cr,Mo,W等の
VIa族、Re等のVIIa族、Ru,Rh,Pd,O
s,Ir,Pt等のVIIIa族の元素、及びフッ素を
含有する化合物が挙げられ、中でもIb,Va,Vb,
VIa,VIII族及びフッ素から選ばれる元素を含有
する化合物が好ましく、特に、Sb2 O3,Sb2 O4,S
b6 O13等の酸化アンチモン及びSnF2、NH4 F等の
フッ素化合物を反応系に共存させることにより、均一な
反応生成物である特定錫水溶液を形成させることができ
最終的にきわめて優れた導電性を有する酸化錫透明導電
膜を提供することができるので、望ましい。
り沸騰する場合があるので、沸点以下の温度で反応を行
なわせる時には、カルボン酸錫塩の濃度を概ね20重量
%以下、好ましくは18重量%以下に設定することが望
ましい。
時間で、水溶性反応生成物である特定錫水溶液が得ら
れ、このまま或いは適宜濃縮した後、パネル外表面に塗
布、焼成して酸化錫被覆導電性陰極線管を作成すること
ができる。なおここで塗布とは、単に塗るのみならず、
該水溶液に浸すことや該水溶液を吹き付けることも含む
意味である。焼成条件としては、概ね400〜1000
℃、好ましくは500〜800℃の温度で、0.5〜5
時間、好ましくは1〜3時間の範囲内の条件が採用され
る。なお、塗布量については、最終的に透明導電膜被覆
陰極線管が得られる限り制約はない。
よって具体的に説明する。常温の水に蓚酸第一錫及び蓚
酸第一錫1モル当たり0.1モルの三酸化アンチモンを
添加し、攪拌下に35重量%の過酸化水素水を蓚酸第一
錫1モル当たり2モル添加して30分間反応させて、透
明導電膜形成性の錫化合物透明水溶液(A)を作成し
た。なお、反応系における蓚酸第一錫の濃度は、15重
量%に設定した。
酸化セリウム等の研磨材及びシリロン(商品名、ヘンケ
ル−白水社製)等のアルカリ洗剤を用いて清浄化した。
そして、これに(A)液をスピンナを用いて上記パネル
前表面上に均一に塗布した後、500℃の温度で30分
間焼成して透明導電膜を形成した。ここで、上記スピン
ナによる塗布は、溶液滴下量10ml、スピンナ回転速
度100rpm、時間1分間の条件で行なった。表1
に、得られた透明導電膜の特性を表示した。
ン受像機にセットし、受像機のスイッチ遮断時の表面電
位とその減衰について測定を行なった。即ち、パネルフ
ェ−ス面中央から50mm離れた位置について、シシド
静電気製静電気測定器スタチロンTHを用い、温度20
〜23℃、相対湿度30〜35%の環境条件下で測定を
行なった。
電位は約13KVで、200秒経過後もほとんど変化を
示さないのに対して、本発明陰極線管パネルの表面電位
は0.5KV以下であり、また、ほとんど瞬時に0KV
となる結果を示し、十分な帯電防止効果を有しているこ
とがわかった。
極線管の場合、帯電防止効果を有すると同時に十分な解
像度およびコントラスト特性を有するものであることが
確認された。
同じ条件で塗布、焼成した。 アンチモンド−プ酸化錫微粒子0.9重量部 硝酸アルミニウム9水和物 0.2重量部 エチルアルコ−ル 90重量部 水 6重量部 表1に、得られた透明導電膜の特性を併記したが、透明
性,導電性,硬度,解像度共に劣るものであった。
る。 膜厚;膜の重量と膜のみかけ密度から重量法によりその
平均値を求めた。 透過率;日立分光光度計:U−2000を用い660n
mの波長での透過率を測定。 シート抵抗;四探針法により測定。 膜表面;目視判定。 鉛筆硬度;三菱鉛筆ユニを使用。
方法を本発明構成の通りとすること、すなわちパネル外
表面に特定錫水溶液による透明導電膜を設ける方法とす
ることによって、従来技術の有していた課題を解決し
て、高コントラストでかつ優れた帯電防止効果を有する
陰極線管を容易にしかも安価に提供することができた。
そのうえ、本発明の方法は水を主とする水性媒体を採用
することが出来たため、特定錫水溶液の塗布・焼成にお
ける作業空間や外部環境への負荷の問題が解消する。
Claims (1)
- 【請求項1】パネル外表面に、カルボン酸錫塩と過酸化
物とを水性媒体中で反応させてなる透明導電膜形成性の
錫化合物透明水溶液を塗布、焼成して透明導電膜を設け
ることを特徴とする陰極線管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1826892A JP3230689B2 (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1826892A JP3230689B2 (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 陰極線管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07111141A JPH07111141A (ja) | 1995-04-25 |
| JP3230689B2 true JP3230689B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=11966912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1826892A Expired - Fee Related JP3230689B2 (ja) | 1992-01-06 | 1992-01-06 | 陰極線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3230689B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-06 JP JP1826892A patent/JP3230689B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07111141A (ja) | 1995-04-25 |
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