JP4809162B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
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Description
しかしながら、外傷(火傷、紫外線などさまざまな刺激要因による炎症など)などにより皮膚は障害を受け、硬化し、角層は亀裂、剥落し、正常な状態の皮膚に比較して、大量の水分の喪失が起きてしまう。
しかしながら、添加剤が例えばアミノ酸の場合、アミノ酸の種類は多く、皮膚への浸透を考慮した最適の配合組み合わせなどに課題を残していた。また、糖類は保存中にメイラード反応によって着色成分を生みやすいうえに、アミノ酸や糖類などは腐敗しやすく、製品の安定性維持と表皮上における細菌叢の安定化などに課題が残されていた。
従って、細胞賦活作用を有し、保湿性に優れた、医薬品・医薬部外品・化粧品類に有用で、且つ、安定な添加物質を鋭意研究した。
本発明は、保湿作用や細胞賦活作用を有し、浸透性の高い、変色などの劣化が少なく安定な皮膚外用剤を提供する。
〔1〕
アミノ酸類のうち少なくともアルギニン、アスパラギン酸、イソロイシン、ロイシン、リジン及びスレオニン、又はそれらの塩類を含有し、かつ、キシリトールを含有する皮膚外用剤であって、アミノ酸またはそれらの塩の添加量について、アルギニンの添加量が20〜300μg/ml、アスパラギン酸の添加量が5〜60μg/ml、イソロイシンの添加量が30〜600μg/ml、ロイシンの添加量が30〜600μg/ml、リジンの添加量が30〜600μg/ml、スレオニンの添加量が30〜200μg/mlであり、キシリトールの添加量が50〜3000μg/mlである皮膚外用剤。
〔2〕
さらに、アミノ酸類のうちグリシン、ヒスチジン、セリン、バリン、チロシン、システインまたはフェニルアラニン、又はそれらの塩類の少なくとも一種を含む上記〔1〕に記載の皮膚外用剤。
〔3〕
ビタミンB類を含有する上記〔1〕または〔2〕に記載の皮膚外用剤。
〔4〕
ビタミンB類がビタミンB1またはビタミンB6である上記〔3〕に記載の皮膚外用剤。
〔5〕
ヒアルロン酸またはその塩を含有する上記〔1〕〜〔4〕のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
〔6〕
皮膚外用剤が化粧品または医薬部外品である上記〔1〕〜〔5〕のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
〔7〕
皮膚外用剤が化粧水、乳剤、クリーム、養毛剤、パックである上記〔6〕に記載の皮膚外用剤。
前記の目的は下記の1から8によって達成された。
1.アミノ酸類のうち少なくともアルギニンとアスパラギン酸とイソロイシンとロイシンとリジンとスレオニン又はそれらの塩類を含有し、かつ、キシリトールを含有する皮膚外用剤。
2.アミノ酸またはそれらの塩の添加量について、アルギニンの添加量が20〜400マイクロ重量パーセント、アスパラギン酸の添加量が3〜60マイクロ重量パーセント、イソロイシンの添加量が30〜600マイクロ重量パーセント、ロイシンの添加量が30〜600マイクロ重量パーセント、リジンの添加量が30〜600マイクロ重量パーセント、スレオニンの添加量が25〜500マイクロ重量パーセントである1.の皮膚外用剤。
3.キシリトールの添加量が30〜2000マイクロ重量パーセントである1.の皮膚外用剤。
4.アミノ酸類のうちグリシン、ヒスチジン、セリン、バリン、チロシン、システイン、フェニルアラニン又はそれらの塩類の少なくとも一種を含む1.〜3.の皮膚外用剤。
5. ビタミンB類を含有する1.〜4.の皮膚外用剤。
6.ビタミンB類がビタミンB1またはビタミンB6である5.の皮膚外用剤。
7.ヒアルロン酸またはその塩を含有する1.〜6.の皮膚外用剤。
8.皮膚外用剤が化粧品または医薬部外品である7.の皮膚外用剤。
本発明で必須として用いられるアミノ酸の添加量について詳細に説明する。
アルギニンの添加量は20〜400マイクロ重量パーセントが好ましく、40〜200マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、60〜120マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
アスパラギン酸の添加量は3〜60マイクロ重量パーセントが好ましく、8〜30マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、12〜20マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
イソロイシンの添加量は30〜600マイクロ重量パーセントが好ましく、50〜300マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、80〜200マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
リジンの添加量は30〜600マイクロ重量パーセントが好ましく、50〜300マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、80〜200マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
スレオニンの添加量は25〜250マイクロ重量パーセントが好ましく、40〜150マイクロ重量パーセントがさらに好ましく60〜120マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
グリシンの添加量は6〜120マイクロ重量パーセントが好ましく、16〜60マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、20〜40マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
ヒスチジンの添加量は8〜160マイクロ重量パーセントが好ましく、20〜90マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、30〜60マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
セリンの添加量は8〜160マイクロ重量パーセントが好ましく、20〜90マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、30〜60マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
スレオニンの添加量は30〜500マイクロ重量パーセントが好ましく、50〜200マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、70〜150マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
バリンの添加量は30〜500マイクロ重量パーセントが好ましく、50〜200マイクロ重量パーセントがさらに好ましく70〜150マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
チロシンの添加量は0.08〜1.6マイクロ重量パーセントが好ましく、0.2〜0.9マイクロ重量パーセントがさらに好ましく0.3〜0.6マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
システインの添加量は15〜300マイクロ重量パーセントが好ましく、30〜150マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、40〜80マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
フェニルアラニンの添加量は0.12〜2.4マイクロ重量パーセントが好ましく、0.2〜1.5マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、0.3-1.0マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
本発明で用いられるビタミンB類の添加量は0.8〜16マイクロ重量パーセントが好ましく、2〜9マイクロ重量パーセントがさらに好ましく、3-6マイクロ重量パーセントがもっとも好ましい。
本発明の皮膚外用剤には、種々の薬効剤を添加して併用することができる。そのような薬効剤は、例えば、活性酸素除去剤、抗酸化剤、細胞賦活剤、抗炎症剤、チロシナーゼ活性阻害剤、UV吸収剤及び保湿剤である。具体的な薬効剤としては、それぞれ以下に示すものが挙げられるが、無論、それらに限定されることは無い。
活性酸素除去剤としては、例えば、β-カロチン、α-カロチン、リコピン、ルテイン、アスタキサンチン、カプサンチン、フコキサンチン、ヘテロキサンチン、ロロキサンチン、ルテオキサンチン、リコフィル、リコキサンチン、ネオクロム、ネオキサンチン、ロドピン、ロドピナール、ロドピノール、ロドビブリン、トロリキサンチン、キサントフィル、ゼアキサンチンなどのカロチノイド類、スーパーオキシドディスムターゼ、マンニトール、ルチン及びその誘導体、ビリルビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセチン、クエルシトリン、カテキン、カテキン誘導体、没食子酸及びその誘導体、グルタチオン及びその誘導体並びにそれらの塩、オウゴン抽出物、イチョウ抽出物、ケイケットウ抽出物、サンザシ抽出物、マイカイカ抽出物、ユキノシタ抽出物、メリッサ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、パセリ抽出物、トルメンチラ抽出物、羅漢果抽出物、ヤシャジツ抽出物及びジコッピ抽出物等のフラボノイドを含む植物抽出物等が挙げられる。
細胞賦活剤としては、例えば、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン三リン酸、アデノシン一リン酸などのアデニル酸誘導体及びそれらの塩、リボ核酸及びその塩、グアニン、キサンチン及びそれらの誘導体並びにそれらの塩などの核酸関連物質;血清除蛋白抽出物、脾臓抽出物、胎盤抽出物、鶏冠抽出物、ローヤルゼリーなどの動物由来の抽出物;酵母抽出物、乳酸発酵抽出物、ビフィズス菌抽出物、霊芝抽出物などの微生物由来の抽出物;ニンジン抽出物、センブリ抽出物、ローズマリー抽出物、オウバク抽出物、ニンニク抽出物、ヒノキチオール、セファランチンなどの植物由来の抽出物;α−又はγ−リノレイン酸、エイコサペンタエン酸及びそれらの誘導体、コハク酸及びその誘導体並びにそれらの塩、エストラジオール及びその誘導体並びにそれらの塩、乳酸、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、サリチル酸などのα−ヒドロキシ酸及びそれらの誘導体並びにそれらの塩等を挙げることができる。
抗炎症剤としては、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、メフェナム酸、フェニルブタゾン、インドメタシン、イブプロフェン、ケトプロフェン、アラントイン、グアイアズレン及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ε−アミノカプロン酸、酸化亜鉛、ジクロフェナクナトリウム、アロエ抽出物、サルビア抽出物、アルニカ抽出物、カミツレ抽出物、シラカバ抽出物、オトギリソウ抽出物、ユーカリ抽出物、ムクロジ抽出物等が挙げられる。
チロシナーゼ活性阻害剤としては、システイン及びその誘導体(例えばN,N'−ジアセチルシスチンジメチル等)並びにその塩、センプクカ抽出物、ケイケットウ抽出物、サンペンズ抽出物、ソウハクヒ抽出物、トウキ抽出物、イブキトラノオ抽出物、クララ抽出物、サンザシ抽出物、シラユリ抽出物、ホップ抽出物、ノイバラ抽出物、ヨクイニン抽出物等が挙げられる。
チロシナーゼ活性阻害剤の濃度は、0.0001〜2%が好ましく、特に0.001〜0.5%が好ましい。 但し、植物抽出物を用いる場合には、乾燥固形分が上記の範囲内であれば問題ない。 なお、これらは、一種又は二種以上を組合わせて用いることができる。
保湿剤としては、尿素など合成化合物はもちろんのこと、天然保湿因子として知られているアミノ酸類、ピロリドンカルボン酸、乳酸塩などの低分子化合物を用いることができる。また、皮膚の構成成分であり、従来から化粧料に配合されているムコ多糖類及び/又はタンパク質が利用できる。
また、ムコ多糖類としては、例えばヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘパリン及びケラタン硫酸並びにこれらの塩類が挙げられ、特にヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸及びこれらの塩類を好適に用いることができる。
また、タンパク質としては、例えばコラーゲン、エラスチン、ケラチン及びこれらの誘導体並びにその塩類を挙げることができ、特にコラーゲンが好ましい。これらの各成分は、その起源について特に制約はなく、動物由来、微生物由来、合成品のいずれであってもよい。 天然起源の場合の抽出方法、精製処理方法についても特に制約はない。
更にまた、保湿剤配合量は、その成分の組み合わせによっても異なるが、一般には0.0001〜5%が好ましく、0.001〜3%がさらに好ましい。
ではないことは言うまでもない。
なお、実施例1〜3は、参考例1〜3とそれぞれ読み替えるものとする。また本発明組成物1〜3、本発明組成物2−1、2−2、及び試験液1(本発明)は、参考組成物1〜3、参考組成物2−1、2−2、及び試験液1(参考例)とそれぞれ読み替えるものとする。
表1、2の組成物を調製し、ガラス瓶に詰め、50℃恒温槽中に保存したものの経時安定性を肉眼にて調べた。
−:着色が見られない。
+ -:微着色。
+:着色。
まず、実施例1表1の組成物にメチルパラベン(みどり化学)を加え、表4の組成物を調製した。
上記のように調製した試験液49.5mlと前培養液0.5mlを200mlの三角フラスコに加え、25℃で振とうし、24時間後の生菌数を平板塗抹法で測定した。測定結果から滅菌率を以下の式で求めた。
滅菌率(%)=100-(48時間後の生菌数/初発菌数*100)(大きいほど抗菌性が強い)
滅菌性の結果を表5に示した。
透過試験用皮膚
10-20週齢のマウス雄ヘアレスマウス(九動(株))の腹部皮膚を摘出し、皮下脂肪を除去して用いた。
皮膚透過試験
皮膚試料をKeshany-Chien型拡散セルに装着した。試験液(後述)をドナー相に1ml加え、その上部をパラフィルムで密閉した。レセプター相には0.01mol/lリン酸緩衝生理食塩水(和光純薬)を加えて攪拌し、32℃でインキューベートし、24時間後にHPLC法でアミノ酸量を定量し、透過率を計算した。
アミノ酸定量法
島津製作所のHPLCアミノ酸分析システム(Prominence)を用い、OPA(オルトフタルアルデヒド)を反応試薬に用いるポストカラム蛍光検出法によって定量した。
20種類のアミノ酸(和光純薬:バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アルギニン、グルタミン、リジン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、システイン、スレオニン、メチオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、アスパラギン、グリシン、セリン)をそれぞれ0.1重量%になる量と、1,3−ブチレングリコール(和光純薬)1重量%になる量と、添加物(和光純薬)としてキシリトール1重量%になる量と0.01mol/lリン酸緩衝生理食塩水(和光純薬)を混合し、試験液1を調製した。
キシリトールの代わりにそれぞれ、グルコース、トレハロース、グリセリン、ソルビトール、マンニトールを同様に混合し、試験液2,3,4,5,6を調製した。
試験液を前述の皮膚透過試験法で試験し、透過した全アミノ酸の透過率を測定した結果を表6に示した。
また、本発明の添加物がキシリトールの場合の各アミノ酸の透過率を表7に示した。
精製IV型コラーゲン-酢酸溶液の調製
以下のプロトコール(1)〜(16)に従い、原料であるブタ眼球から精製高分子IV型コラーゲンを8mg得た。以下のプロトコールは4℃でおこなった。
(2)レンズに付着する硝子体などの不溶部位をハサミなどで出来る限り取り除く。
(3)冷PBS(phosphate buffered saline)50mlにコンプリート プロテアーゼインヒビターカクテル1錠(ロシュ社)を加え溶解後、レンズカプセルを入れ、2時間攪拌する。
(4)遠心分離(2000g、10分、4℃)し、上清に存在する不要部位を除去する。
(5)沈殿をコンプリート プロテアーゼインヒビターカクテル半錠(ロシュ社)を溶解した0.5M酢酸25mlに懸濁する。
(6)ホモジナイザー(IKA)を用いて細かく破砕する。
(7)細かく破砕したレンズカプセルを3日間攪拌し、IV型コラーゲンの抽出をおこなう。
(8)遠心分離(2000g、10分、4℃)し、上清(酢酸可溶性コラーゲン)と沈殿を分離する。
(9)この攪拌による抽出と遠心分離をもう一度繰り返す。
(10)遠心分離により得られた上清に終濃度1.7M になるように乳鉢で可能な限り結晶をすり潰した NaCl を添加する。
(11)一晩攪拌しコラーゲンを沈殿させる。
(12)遠心分離(5000g、30分、4℃)し、沈殿物を回収する。
(13)沈殿物に0.5M酢酸を加え、十分に溶解する。
(14)コラーゲン酸性水溶液を透析チューブ(三光純薬)に入れ、0.5M酢酸を用いて透析をおこなう。
(15)さらに、2mM塩酸で透析をおこなう。
(16)透析後のコラーゲン溶液を回収し、精製IV型コラーゲン溶液を得る。
1. 前述のIV型コラーゲン−酢酸溶液(1mg/ml)を滅菌した超純水で10倍に希釈して、48穴培養皿又はプレートに1平方センチ当たり50-100μl注ぐ。
2. 培養面全体に広がるように薄く引き延ばす。
3. クリーンベンチ内で培養皿又はプレートの蓋を開けて、25℃以下で乾燥させる。
4. 乾燥後、IV型コラーゲンフィルムから酸を除くため、培地で3回洗浄する。
5.ヒト正常角化細胞(三光純薬CC-2503-NZ)を1平方センチ当たり3500個播種する。
6. CO2インキュベーターにIVコラーゲンプレートを入れ、培養を開始する。
7. 2日毎に培地を交換し、8日間培養する。
増殖試験はMTT Cell Growth Assay Kitを用いておこなった。
試薬A: MTT, (3-(4,5-dimethylthiazol-2-yl)-2,5-diphenyl tetrasodium bromide), 50 mg/vial.
試薬B: PBS pH 7.4, 15 mL
試薬C: Color development solution (isopropanol with 0.04 N HCl), 100 mL
試薬Aに試薬B 10mlを加えてよく混合する。
冷暗所で一晩静置する。
AB試薬を0.22μmのフィルターでろ過滅菌をおこなう。
AB試薬を1cm2あたり30μl加えて、軽く混合する。
CO2インキュベーターで4時間培養する。
培養後、培養上清をチューブに移す。
試薬Cを1cm2あたり300μl加える。
混合後、培養上清を入れたチューブに移す。
1時間以内に吸光度(570nm)を測定する。
各添加物(和光純薬)を表8〜21の濃度になるように、ブレットキットKGM-2培地(表皮角化細胞用増殖培地)三光純薬CC-1307-NZに添加して、試験培地とした。
なお、表19の試験培地は公知の特開昭61-289016の実施例で示されたものと類似の組成である。
無添加の際の吸光度を100とし、それに対する相対濃度を表22、23に示した。
各アミノ酸の濃度による影響を本発明組成物3−4から3−13に示した。各アミノ酸について示した上限量で実質的に細胞増殖効果は飽和した。キシリトールの量は50μg/mlでは増殖効果がある(本発明組成物3−14)が、10μグラム/mlまで減少すると効果が失われ(比較組成物3−1)、ビタミンB類やアミノ酸類を添加しても増殖効果は無い(比較組成物3−1)。
本発明のアミノ酸を加えない場合、細胞増殖効果はまったく得られなかった(比較例3−3から3−8)。
公知のアミノ酸の組み合わせだけではヒト表皮細胞増殖効果は認められなかった(比較例3−9から3−11)。
作製例1
以下の組成でスキンケアローションを試作した。
以下の表24の濃度になるように各成分を70℃で混合し、水溶液とした後、室温に冷却した。
以下の組成でスキンケア用乳剤を試作した。
A液
表25の組成になるように各成分を70℃で混合し、水溶液とした。
表26の組成比になるように各成分を70℃で混合した。
A液65mlとB液15gを70℃で混合し、キサンタンガム(2%水溶液)20mlを加えて、均一になるまで70℃で混合した。その後、室温に冷却した。
以下の組成でスキンケア用クリームを試作した。
A液
表27の組成になるように各成分を70℃で混合し、水溶液とした。
表28の組成比になるように各成分を70℃で混合した。
A液51mlとB液40gを70℃で混合し、トリエタノールアミン1.0gを加えて、乳化均一になるまで70℃で混合した。その後、室温に冷却した。
スキンケアローション
評価方法
被験パネル
年齢27−35歳の健常女性10人で、平均年齢31.4歳
場所
温度約24℃、湿度約55パーセントの室内。
評価方法
洗浄後の前腕内側の無作為な位置に塗布し、使用感(官能感)を試験
官能試験結果を次の基準で点数化した。
3 まあ、よく感じられる
2 あまり感じられない
1 感じられない
A 3.2以上
B 2.7以上3.2未満
C 2.2以上2.7未満
D 1.7以上2.2未満
E 1.7未満
表24の組成を本発明とし、キシリトールを除いたものを比較例4−1、キシリトールをグルコースに代替したものを比較例4−2、トレハロースに代替したものを比較例4−3とした。
実施例5(保湿効果)
評価パネルは前と同様で、平均年齢33.6歳。
保湿効果は高周波インピーダンス法によって角質水分量を測定することによって評価した。
(アサヒバイオメッド社製 高感度角層膜厚水分計ASA-MXを用い、ダブル周波数位相差振幅検出方式)
スキンケア用乳剤
表25の組成を本発明とし、キシリトールを除いたものを比較例5−1、キシリトールをグルコースに代替したものを比較例5−2、トレハロースに代替したものを比較例5−3とした。
評価方法
評価パネルは前と同様で、平均年齢33.4歳。
毎日、朝と昼の二回、両手洗浄後、手甲部に塗布し、2週間連用することにより、使用効果試験を実施した。
試験結果を次の基準で点数化した。
皮膚賦活効果
3 まあ、感じられる
2 あまり感じられない
1 感じられない
B 2.7以上3.2未満
C 2.2以上2.7未満
D 1.7以上2.2未満
E 1.7未満
3 まあ、感じられる
2 あまり感じられない
1 感じられない
A 3.2以上
B 2.7以上3.2未満
C 2.2以上2.7未満
D 1.7以上2.2未満
E 1.7未満
Claims (7)
- アミノ酸類のうち少なくともアルギニン、アスパラギン酸、イソロイシン、ロイシン、リジン及びスレオニン、又はそれらの塩類を含有し、かつ、キシリトールを含有する皮膚外用剤であって、アミノ酸またはそれらの塩の添加量について、アルギニンの添加量が20〜300μg/ml、アスパラギン酸の添加量が5〜60μg/ml、イソロイシンの添加量が30〜600μg/ml、ロイシンの添加量が30〜600μg/ml、リジンの添加量が30〜600μg/ml、スレオニンの添加量が30〜200μg/mlであり、キシリトールの添加量が50〜3000μg/mlである皮膚外用剤。
- さらに、アミノ酸類のうちグリシン、ヒスチジン、セリン、バリン、チロシン、システインまたはフェニルアラニン、又はそれらの塩類の少なくとも一種を含む請求項1に記載の皮膚外用剤。
- ビタミンB類を含有する請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
- ビタミンB類がビタミンB1またはビタミンB6である請求項3に記載の皮膚外用剤。
- ヒアルロン酸またはその塩を含有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
- 皮膚外用剤が化粧品または医薬部外品である請求項1〜5のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
- 皮膚外用剤が化粧水、乳剤、クリーム、養毛剤、パックである請求項6に記載の皮膚外用剤。
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