JPH01148861A - 延伸直交不織布の製法 - Google Patents

延伸直交不織布の製法

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JPH01148861A
JPH01148861A JP62173929A JP17392987A JPH01148861A JP H01148861 A JPH01148861 A JP H01148861A JP 62173929 A JP62173929 A JP 62173929A JP 17392987 A JP17392987 A JP 17392987A JP H01148861 A JPH01148861 A JP H01148861A
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Shigezo Kojima
小島 茂三
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宏 矢沢
Haruhisa Tani
谷 春久
Setsuya Tsuyama
津山 節也
Yasuo Sasaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タテヨコ方向に強度のある不織布の製法に関
し、さらに詳しくは未配向で伸度のある長繊維ランダム
不織布をタテに延伸した後、経緯積層接合するか、また
はタテ延伸された長繊維不織布とヨコに延伸された長繊
維不織布を積層接合することよりなる延伸後直交積層さ
れた強度のある不織布の製法に関する。
〔従来技術及び本発明が解決しようとする問題点〕従来
のランダム不織布はカサ高性や風合いは良いが、織物の
ような強度を求めることは出来なつかた。ランダム不織
布は透水性やフィルター特性等も良い。近年ジオテキス
タイル(土木用繊維資材)として、不織布が注目されて
きているが、それはその透水性やフィルター特性による
。しかし、ランダム不織布をジオテキスタイルとして使
用する最大の問題点は、強度がないと云う点である。
強い不織布の製法として、本発明人等はタテ方向に強い
ウェブとヨコに強い不織布を積層接着する直交不織布を
数多く提案してきた。−例として、フィラメントトウの
製造装置を使用する特公昭59−6943があり、その
具体的直交させる手段として特公昭53−38783の
経緯積層機による積層方法を提案した。しかし、このト
ウ製造装置を使用する方法は、トウの製造設備が高速量
産型であり、多品種少量生産の不織布製造には不適であ
る。本発明はスパンボンド不織布など長繊維ランダム不
織布を原料とし、これを延伸加工することにより、直交
不織布を製造する具体的手段を提供するものである。
従来の不織布を単に延伸加工することは当業者であれば
容易に考えることであるが、現実に延伸してみてもフィ
ラメントの延伸や配向、フィラメントの並び方の再配列
は実現出来ず、強い不織布にはならなかった。このこと
は延伸の手段が不適当であることもあるが、不織布を延
伸することの研究が不十分であった。
本発明は従来の不織布が何故充分に延伸することが出来
ないか、延伸するためには、その原料となる不織布と、
延伸手段の両方面より研究した結果、次のような結論に
達した。通常のランダム不織布は、フィラメントの絡合
いや接着で結合されているが、フィラメントの強度に比
較してそれらの結合力の方が弱いために、延伸工程では
単にこの結合を破壊するだけで、フィラメントの延伸や
再配列は実現できなかった。また延伸の手段も悪く、単
なる延伸ではこのように絡合いや接着力で出来ている不
織布は、厚みのムラ、絡合いのムラ、接着力のムラなと
があり、延伸の力を掛けると、広い面積の一番弱い所に
応力が集中して、その箇所より破断してしまい、高倍率
の延伸は実現出来なっかた。
〔問題点を解決するための手段〕
これらの問題を、鋭意研究した結果、以下に述べる解決
する手段に到達した。
原料であるランダム不織布としては、短繊維の集合体で
ある湿式や乾式の不織布は、短繊維間の結合力は、絡み
合や接着力で強く結合していなければ、強い不織布にな
りえないが、このような、不織布を延伸しても結合部分
が邪魔して、延伸が困難になる。また、このような短繊
維からなる不織布に延伸力を加えても、全ての短繊維に
均一に延伸力を伝えることが困難である。また、延伸に
不適合な不織布として、長繊維からなる不織布であって
も、あまりシミもファインなデニール(0,1デニール
以下)であったり、フィラメントの中に気泡や多量の異
物を含むフィラメントからなる不織布も延伸性が悪い、
さらに、従来の長繊維不織布は、強度もあることを目指
すために、紡糸の段階など、不織布にする前工程で、強
いフィラメントにしてしまっていることに問題がる。こ
れでは絡合いや接着力よりもフィラメントの強度が強く
、延伸工程では単にこの結合を破壊するだけで、フィラ
メントの延伸や再配列は実現できない0本発明の一つの
点は、原料であるフィラメントは、まだ殆ど延伸されて
おらない状態(未延伸または未配向フィラメント)で、
不織布に加工されていることである。未配向のフィラメ
ントは次のような特性がある。■降伏点強度が低く、小
さい力で伸ばすことが出来る。■延伸適温にしてやれば
充分伸度があり、数百パーセントの伸びを示す。■延伸
適温で伸ばされたフィラメントは室温では強い強度を示
す、これらの特性より、未配向フィラメントは適温の延
伸作業により、充分強いフィラメントにすることが出来
る。この未配向フィラメントから出来ている不織布を、
延伸適温で延伸すると、絡み合い強度より低いか、ある
いはあまり変わらない張力で不織布全体として延伸され
る。フィラメント自身も延伸されるが組織自身も不織布
全体の延伸の過程でフィラメントの再配列が起こり、全
体として延伸方向に配列することを実験により確かめた
。そのような延伸により、タテ/ヨコの強度比が7対3
程度であった不織布も、5対1以上10対1程度までア
ップすることがa認出来た。
本発明で未配向フィラメントと定義されているのは、勿
論厳密な意味で配向度がゼロを意味するものではなく、
適温で延伸すれば、更に数百パーセント(望ましくは2
00%以上)延伸が可能であるフィラメントを意味する
。延伸性の良いフィラメントを紡糸するには、あまりド
ラフトをかけないで、エアー噴射などで、ドラフトがか
かる場合は、エアーを融点以上まで加熱しておくと、配
向が小さくなることが判った。
本発明の長繊維ランダム不織布は、通常の不織布の製法
で作成される場合のように、多少はタテまたはヨコに配
列されている場合を含み、通常はタテ方向に若干配列し
ている場合が多い、このようなタテに配列している不織
布を、後述するヨコ延伸を行うと、ヨコに配列している
フィラメント成分が少ないので、延伸効果が少ない。そ
こでヨコ成分を増やし、しかも延伸性の良いフィラメン
トからなる不織布の製法として、フィラメントを紡糸す
る紡口の周囲に数個のエアー孔を設け、斜めにエアーを
噴出させ、フィラメントをスパイラル状に飛散させ、さ
らにその外側に2箇所エアー孔を設け、2つのエアーが
不織布の進行方向に対して直角の方向へ噴射し紡口の延
長線上で交差するようにすると、不織布のフィラメント
はヨコに配列した成分が多くなることが判明した。これ
らのエアーが紡糸するポリマーの融点以上に加熱されて
いると、フィラメントの飛散も良く、出来たフィラメン
トもエアーによるドラフトにも拘らず、配向が少ない。
この考え方で、外側のエアーを不織布の進行方向に拡げ
ることにより、タテにフィラメントの配列した不織布も
製造可能であり、タテ延伸や圧延する不織布原料として
も適している。
未配向フィラメントよりなる不織布を製造する際、フィ
ラメント間の結合は二−ドルパ、ンチなどの機械的結合
でも良いが、未配向フィラメントが接着性の良い特性を
活かし、エンボスのみで不織布状に接合することが出来
る。また、フィラメントを接着性ポリマーとのコンジュ
ゲートや、別に接着ポリマーを紡糸して、混合しても良
い、粉末状接着剤やエマルジョン接着剤等の接着剤も利
用出来る。これらの接着は最終的にはタテに強いウェブ
とヨコに強いウェブとを接合する際に、また接着剤が必
要な場合が多いので、それらと用途面からの要請等より
総合的に判断して決定される。
延伸の手段も従来の繊維やフィルムの延伸として多数の
方法があるが、本発明の未配向フィラメントよりなる不
織布の延伸手段として、最も適合性のあるものを鋭意研
究した結果、次の手段が最適であると判明した。タテ延
伸では近接延伸および圧延延伸が最も適している。ヨコ
延伸では溝付きローラによる方法と、プーリによるヨコ
延伸が本発明に最適である。これらの装置については、
図面の説明の項で詳述するので、ここでは各延伸手段の
特徴のみ記す。
一般に不織布は、厚みムラとフィラメントの絡み合いの
ムラがあり、さらに悪いことに厚みの薄い所は絡み合い
も小さいと2重に悪くなる。このような不織布をタテ方
向に延伸するのに、従来のような単に加熱下でニップロ
ール間で延伸する方法では、不織布のムラと、加熱した
場合の熱のムラと重なり、このような不均一の状態のも
のを広い面積で力をかけても、一番弱い所に応力集中し
て、均一で安定した高倍率延伸は不可能であることが実
験の結果判明した。そこで、予め予熱して来た不織布に
、延伸の応力の掛かる場所を狭い範囲に制限し、その狭
い範囲で急激に延伸すると、その範囲ではフィラメント
が絡んだり接着したりしているので、多少の厚みムラが
あっても、フィラメントの絡みのムラがあっても、均一
に延伸出来ることが実験結果判明した。その具体的手段
が近接延伸であり、圧延であり、溝ロールによるヨコ延
伸である。
タテの延伸手段として近接延伸や圧延は、フィルムやネ
ットでは既に行われている手段ではあり、本発明人等は
既にこれらについても先願発明がある。特公昭81−5
5456および特開昭62−97829であり、本発明
はそれら先発明の追加的発明ともいえる。近接延伸はロ
ーラ延伸で、延伸間距離を極端に狭めて行った場合で、
通常のフィルムの延伸などでは延伸後のフィルムの巾が
延伸前と比較して、あまり狭くならないこと、延伸フィ
ルムが透明性が良いこと、タテ延伸フィルムであるにも
拘らずタテ方向の引裂強度があまり弱くならないこと等
を目的にして用いられる技術である。本発明で近接延伸
を用いるのは全く別で、不織布を均一延伸する手段とし
て用いたものである。均一延伸出来る原理を考察してみ
るに、延伸ゾーンをフィラメントのランダムに往復して
いる分布の範囲以下にすると、延伸されているフィラメ
ントが延伸後と延伸前との間に多数のフィラメントが渡
っているようになるので、延伸応力が掛かってもフィラ
メントが延伸されて、厚みムラ等に応力が集中して、延
伸切れになることがない。
圧延はこの近接延伸の延伸ゾーンを不織布の厚み以下に
して、加熱された状態の不織布を押し潰しながらタテに
応力を掛けて行った場合で、原理的には近接延伸より優
れていると言えるが、広幅装置では装置費が高いこと、
運転条件範囲が狭く、圧延後の不織布にシワが入り易い
等の問題点もある゛。
次ぎに、ヨコ延伸方法について述べる。
フィルムや綱状体等のウェブをヨコに延伸する方法とし
て、通常行われているテンタ一方式は装置費が巨額に昇
ること、床面積が広く必要なこと、加熱のエネルギー効
率が悪いこと等で欠点が多いが、特に不織布のように、
多品種少量生産が多い場合は適当な延伸手段とは云えな
い。本発明人等は先願発明として、フィルムや網状体を
ヨコに延伸する手段として、プーリを利用する簡便であ
るが確実に、しかも、延伸倍率や熱処理の程度を簡単に
変える事のできる延伸方法を提案した(特公昭57−3
0368および特開昭62−97825)、この方法を
本発明の未配向フィラメントよりなる長繊維ランダム不
織布の延伸に適応すると、数々の利点を見いだした。装
置が簡便で装置費が安く、床面積が小さく、エネルギー
効率が良い等の点の他に、不織布は用途により製品中を
自由に変える必要があること、原料の厚みや絡み合の程
度で延伸倍率を微妙に変更しなければならないので、こ
の簡便な延伸方法はそれらの巾の変更や延伸倍率の変更
を運転操作中でも簡単に行うことが出来る。これらの利
点により、プーリによるヨコ延伸が本発明に非常に適し
ていることを見いだした。プーリによるヨコ延伸手段を
具体的に説明すると、左右一対の同一周速をもつプーリ
を、中心線を隔てて左右対称にその外周が末広がり軌道
を持つように配置し、左右プーリの外周上に形成されて
いるベルト溝へはめ込まれる張力下のベルトを、プーリ
のほぼ末広がり軌道上を循環させ、左右プーリの間の狭
まった箇所に該不織布を導入し、その両耳端部をプーリ
のベルト溝とベルトの間で把持し、一対のプーリがつく
る末広がり軌道上でヨコに延伸する。加熱は熱水延伸の
場合はプーリの末広がり軌道部分を熱水に浸すことで、
熱水の持つ熱伝導の良さを利用して、コンパクトな延伸
装置にすることが可能であり、また熱風加熱の場合は熱
風が不織布を貫通するようにすることが、熱伝導率が良
く、装置をコンパクトに簡便に出来る利点がある。しか
し、不織布が厚く熱風が通らない場合は不織布の表と裏
より、加熱する必要がある。不織布がプーリに入った最
初は、あまり急激に延伸されない平行部があり、この部
分は予熱ゾーンとして利用出来る。延伸最後の部分にも
あまり急激に延伸されない部分があるが、この部分は熱
処理ゾーンとして利用できる。したがつって、不織布を
プーリより離す位置により、殆ど熱処理されていない状
態でも取り出せるし、定長熱処理、収縮熱処理状態まで
種々の熱処理条件を作ることが可能である。
もう一つのヨコ延伸手段として、−本のローラの径が軸
方向に多数の山谷山谷となっていゐ溝付きローラを使用
し、この一対の溝付きロールを組み合わせて、一方の溝
付きロールの山部ともう片方の溝付きロールの谷部が噛
合するようになし、その間で本発明の不織布をニップす
ることにより、ヨコに延伸する。ヨコに延伸された不織
布を巾出しした徨、さらにこのような溝付ロールを通し
て、ヨコに延伸を行う、このような操作を多段に行うこ
とにより延伸倍率を高くし、−段では不均一な伸びがあ
った箇所も多段に通すことにより横方向全体として均一
な延伸が可能になった。この方法の利点は装置が非常に
簡単であること、そして不織布をヨコ方向に多数に分割
して少しずつ延伸出来る点にある。このことは不織布の
ように厚みや絡み合の不均一な物質の延伸には最適であ
る。この溝付ロールによる延伸は既にフィルム等で行わ
れている方法(特公昭59−32307)であるが、本
発明は未配向のフィラメントよりなる不織布、しかもそ
のフィラメントの多くがヨコに配列している不織布を延
伸する手段に用いたことに特徴があり、さらに、このヨ
コ延伸された不織布とタテ延伸された不織布と積層接合
することに特徴がある。
次ぎに経緯積層手段について述べる。
タテ方向に延伸された不織布を、経緯積層する手段は、
先にあげた特公昭53−38783が有効であり、これ
以外にもやはり本発明人等の先発明である特公昭55−
51058や特公昭49−48580等も使用できる。
その方法を具体的に説明すると、タテウェブの走行方向
に対して、直角方向より供給したヨコウェブを、はぼタ
テウェブの巾に合わせて切断し、ヨコウェブの重なりを
最小になるように調節しつつ、連続的にタテウェブに重
ねて行き、その後タテウェブとヨコウェブとを接着して
経緯直交不織布となす方法である。
この方式の最大の特徴は、非常に生産性の高い装置であ
る点で、3m以上の広幅機でも40〜50m / m 
i nの速度で経緯積層出来る。また、直交積層でタテ
配向不織布とヨコ配向不織布を接着することにより、延
伸過程で外れたり切れたりしたフィラメント間の結合力
も補修される効果もある。
この経緯直交積層により、タテヨコともに強い不織布と
なり、同一坪量の通常のランダム不織布に比較して、引
張強度は3倍以上、その他衝撃強度、引裂強度、穴開は
強度、ミシン目強度等も数倍向上する。また、ヤング率
も5倍以上になり、伸度も少なくなるので、従来不織布
の欠点であった外力に対しての寸法安定性も格段と改善
できる。
また、タテ延伸されたウェブとヨコ延伸されたウェブを
積層接着することは、本発明人等の先発明として、フィ
ルムを原料にしたヨコ延伸ウェブ(特公昭62−282
28)や、遠心紡糸したフィラメントをヨコ延伸した場
合(特公昭57−35301)等で行っており、それら
の発明の追加的発明とも言えるが、本発明は未配向の長
繊維ランダム不織布を原料としている点が特徴である。
このようにタテ延伸ウェブ、ヨコ延伸ウェブを積層接着
すると、物性的には既述の経緯直交積層の場合と同様に
非常に強くなる、その他、経緯直交積層より優れている
点として、経緯直交の場合、並べられたヨコウェブの境
目が多少型なり、そこがムラ部として目立つが、タテ延
伸ウェブとヨコ延伸ウェブとの積層接着の場合は、この
ようなイレギュラーな部分は無く、全体として均一な不
織布になる。
本発明は■(未配向)の■(長繊維)■(ランダム不織
布)を原料として、それを■(タテに延伸または圧延)
して、タテ方向に強い不織布を作り、これを■(経緯直
交積層接合)することにより、強度のある不織布を製造
する方法であり、本発明のもう一つは■(未配向)の■
(長繊維)■(ランダム不織布)を原料として、それを
■(タテに延伸されまたは圧延)されたタテ方向に強い
不織布と、■(ヨコ↓こ延伸)されヨコに強い不織布を
■(積層接合)して、強度のある不織布を製造する方法
である。番号を付は括弧した一つ一つは既に公知であり
、その多くは他の分野で本発明人等の先願発明したもの
であるが、強い不織布を作るために、これらを組合せ、
高品質な製品を高速で安定して製造出来る最も有効な手
段を発明するに到った。
本発明に利用される不織布の原料としては、HDPEや
PPなどのポリオレフィンおよびポリエステル、ポリア
ミド、塩ビ系、アクリルニトリル系、ポリビニルアルコ
ール系、ポリウレタンなど9延伸性で延伸により強度の
上がるポリマーであればいずれも使用可能である。
〔図面による説明〕
以下実施の様体を図面で具体的に説明する。
第1図は、本発明の目的とする経緯直交不織布の概略図
を示したもので、タテ延伸されタテに配向配列している
不織布1の走行方向に対して、直角方向より供給したヨ
コウェブ2(1と同様長さ方向に延伸され、長さ方向に
フィラメントが配向配列した不織布)を、はぼタテウェ
ブの巾に合わせて切断し、ヨコウェブ(2°、2“、・
・・)の重なりを最小になるように調節しつつ、連続的
にタテウェブに重ねて行き、その後タテウェブとヨコウ
ェブとを接着して経緯直交不織布となす。この直交積層
装置の詳細は、既述特公昭53−38783等に示しで
あるので、ここでは省略する。
経緯直交後のタテ不織布とヨコ不織布との接着は、タテ
不織布、ヨコ不織布の両方または片方に含有する接着成
分(主成分ポリマーと共押出されたフィラメント、別に
紡糸されたフィラメント、短繊維、粉末、泡)を用いて
加熱接着しても良いし、経緯積層後に接着剤エマルジョ
ン等液状接着剤に漫した後、余分な接着剤を絞り取り、
必要に応じて熱ドラム(または熱風チャンバーや赤外線
炉等)を通して乾燥した後、製品とされる。勿論タテウ
ェブとヨコウェブとの接合は、ニードルパンチングなど
機械的接合が有利な場合もある。
第2図は、本発明の別の形態である、タテ延伸不織布と
ヨコ延伸不織布とを積層接合した場合で、タテに延伸さ
れタテに配向している不織布1とヨコに延伸されヨコに
配向配列している不織布3を積層し、ピンチロール4.
4′を経て、加熱シリンダー5を経て、熱圧着ロール6
で圧着され、積層不織布7となす。積層接着の接着剤は
第1図の場合と同様で、エマルジョンの場合はピンチロ
ール4に糊バスを設け、その糊の中にデイツプして接着
剤を供給する。
第3図は、未配向でタテに配向しているフィラメントよ
りなる長i4I維不織布の製造の例で、A図はその紡糸
ノズルの平面図で、Bは紡糸装置の側面図である。紡口
8より目的とする不織布を構成するフィラメントの融液
が吐出され、この紡口8の周囲に、エアー孔(10−L
 10−2.10−3、・・・通常は3〜8個)が設け
られている。これらのエアー孔は若干斜めに間けられて
おり、出てきたエアーが紡出されたポリマー′#j!液
9と紡口8より数センチル十数センチ以内で交差し、融
fl+9はスパイラル状に回転される。回転されたフィ
ラメントは、エアー孔10−1.10−2、・惨の外側
に設けられた別のエアー孔11.11°により今度は不
織布の進行方向に散らされる。下に走行するスクリーン
メツシュ12上にタテに配列した成分を多くした形で蓄
積され、タテに配列を主体とした不織布13となる。ノ
ズル1個では散布中は通常30〜50ミリメータであり
、長さ方向には100〜300ミリメータの範囲である
から、このノズルをヨコに多数何着べて製品の巾とする
また、フィラメントの密度とラインのスピードの両方を
増したい時は、ライン進行方向にも多段に設置する必要
がある。タテ方向に綺麗に拡がり、しかも出来たフィラ
メントが出来るだけ、分子配向しないようにするために
はエアー孔(10−1,10−2、・・・、11.11
゛)より噴出されるエアーは融点以上数十度まで加熱し
ておく必要があることが実験の結果判明した。ポリマー
の種類によっては、このエアーの加熱は2種類のエアー
の内、片方だけでも良い場合がある。第3図のようなノ
ズルは、ホットメルト接着剤を塗布するノズルとして、
市販されている(例えば、ノードソン(株)スプレーガ
ンHMS−20)が、本発明はこのようなノズルを使用
し、未配向で、しかもタテに配列したフィラメントより
不織布の製法に利用した点に特徴があり、さらにこれを
タテに延伸し、これを経緯直交積層するか、または別に
ヨコに延伸された不織布と積層接着する点に特徴がある
。第3図のノズルを90度回転して、11゜11’のエ
アーで拡がるパターンをヨコ(不織布の進行方向と直角
方向)に拡がるようにして、このノズルをヨコに多数差
べてヨコ延伸用ヨコ配列フィラメントよりなる不織布の
製造にも利用することが出来る。
第4図はタテ延伸の手段の一例で、未配向フィラメント
よりなる長繊維不織布14を、ピンチロール15.15
°を経て、加熱シリンダ16で予熱され、小径ロール1
7.17゛へ導かれる。17.17°間の狭い距離でタ
テ延伸され、シリンダ18で熱処理され、シリンダ19
で冷却されピンチロール20でニップされ、広幅タテ延
伸不織布21として引取られる。このプロセスは17.
17′のロール径を小さくすること、モして17.17
’ 間の距離を出来るだけ狭くすることがポイントであ
る。
第5図は圧延装置の一例で、未配向フィラメントよりな
る長1a維不織布14を、ピンチロール22.22′よ
りターンロール23を経て、圧延ロール24.24″へ
導かれる。圧延ロール24.24゛は加熱されており、
24で予熱され不織布の厚み以下に調整されている24
.24゛間で押し潰しながら24と24°間の速度差で
タテに延伸(圧延)される。そして、24°で熱処理さ
れつつ圧着ロール25でニップされ、圧延不織布26と
して引き取られる。この圧延方式の特徴は原反不織布に
多少のムラがあっても、高倍率に延伸出来ることにあり
、さらに、圧延された不織布が全体として、パール状の
光沢を帯びさせることが出来るなど全く別の性能を持た
せることも可能である。
次ぎに、ヨコ延伸手段の例を示す。
第6図はヨコ方向に配列している成分の多い未配向フィ
ラメントよりなる不織布27を、ターンロール28を経
て、二つのプーリ29.29°が末広がりの軌道を持つ
ように配置されているその一番狭くなっている箇所に導
かれる。延伸プーリの末広がり軌道にはベルト(または
ローブ)30.30゛が張力下に循環しており、この一
番狭い部分でベルトとプーリ間で不織布270両耳端部
を把持し、延伸プーリ29.29°の作る末広がり軌道
で不織布27をヨコに延伸して末広がり軌道の一番広が
った所でベルト30.30°より離れターンロール31
を経て、ヨコ延伸不織布33として引き取られる。末広
がりの延伸部はチャンバ32で覆われており、熱風や温
浴、赤外線などで加熱される。熱風の場合不織布を貫通
するように加熱すると熱効率が良い。
第7図は、溝ロールによるヨコ延伸の例で、溝ロール3
4.34゛を34の山部と34°の谷部が噛み合うよう
に配置し、その間に未配向フィラメントよりなる不織布
(ヨコに配列していることが望ましい)35を導入し、
山と谷との凹凸で不織布35をヨコに延伸する。延伸さ
れた不織布を巾出しし、さらに多段にこの工程を繰り返
すことにより、延伸倍率を高くする。この方式は両耳端
部の延伸効率が悪くなるが、その対策として溝ロール3
4.34′の両端部を発泡体や超軟質ゴムなどの低弾性
体で、はぼ溝ロール34.34°の山部と同じ高さのロ
ールとなし、不織布350両耳端部を把持することによ
り、両耳端部の延伸効率を良くすることが出来る。また
別の方法として、不織布35の両耳端部に糸や薄いテー
プ(例えばポリオレフィンの延伸テープ)等を張力を掛
けて添わした状態で、この延伸工程を行うことにより、
両耳端部の延伸効率を良くすることが出来る。またベル
トやローブを循環する溝を溝ロール34.34°の両耳
端部に切って、そのベルトやローブで不織布の両耳端部
を把持してヨコ延伸してもよい。
〔発明の効果〕
ランダム不織布の持つ透水性とフィルター特性やドレー
プ性等に加えて、織布のような引張強度や引裂強度、衝
撃強度も有るようにすることが出来れば、不織布の用途
も画期的に広げることが出来る。本発明はランダム不織
布を原料にして、このような強度を持たすことを可能に
した。しかも、厚みムラや強度のバラツキも少なく、安
定した品質にすることが可能である。
不織布のもう一つの重要な特性はコストが安くなければ
ならない点である。本発明は通常の不織布製造ラインの
後に、追加工程が加わっているので、コストアップにつ
ながると考えられるが、必ずしもそうではない。その理
由は、 ■ 同じ坪量であれば、ランダム不織布に比較して、3
倍以上の強度があるので、坪量を少なくしても充分要求
性能を満足出来る。
■ 原料の不織布をタテ方向に延伸されるので、延伸倍
率だけラインスピードがアップされることになり、不織
布の製造速度が非常に速くなる。
■ 本発明、に使用されたB置は皆シンプルであるため
、装置費が安く、床面積が少なく、作業員も少なくてす
む。このため、工程の固定費も少なくて済む。
■ 本発明のプロセスは、スピードも速く、しかも、装
置がコンパクトに出来ているため、加熱や駆動などのエ
ネルギーロスが少なく、比例費も多くならない。
このように、高性能の品質を安く製造出来るので、ジオ
テキスタイルなど土木用不織布や、強さとドレイブ性を
利用した塩ビやゴムシートの補強用不織布など、新分野
が開ける。したがって今まての不織布では性能の点で限
られた用途しか使用できなかった不織布も、織布と同様
の強度を持ち、不織布のドレイブ性、風合い、透水性、
フィルター特性等により、全く新しい新用途が展開出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はタテ延伸不織布を経緯直交積層する方式を示し
たもので、第2図はタテ延伸不織布とヨコ延伸不織布の
積層方式を示した。第3図Aはタテに配列したフィラメ
ントを紡糸するノズルを示し、Bはタテに配列したフィ
ラメントよりなる不織布の製造方式を示した。第4図は
不織布の近接タテ延伸装置の概略を示し、第5図は不織
布の圧延装置の概略を示した。第6図は不織布のプーリ
によるヨコ延伸装置を示し、第7図は溝ロールによる不
織布のヨコ延伸装置を示した。 主な記号の説明 1.2はタテ延伸された不織布 3はヨコ延伸された不織布 5は加熱シリンダ 8は紡糸ノズル 10−1.10−2・・・11.11゛はエアー孔16
.18は加熱シリンダ 17.17°は小径ロールでこの間でタテ延伸24.2
4’は圧延ロールでこの間で圧延29.29゛は延伸プ
ーリでこの間でヨコ延伸34.34°は溝ロールでこの
間でヨコ延伸出願人 株式会社 高分子加工研究所 草 ITi!I 岑3図 /Z 第4回 メ5図 茅6回 羊7回 手  続  補  正  書 昭和62年10月16日 1、事件の表示 特願昭62年特願昭第173929号 2、発明の名称 延伸直交不織布の製法 3、補正をする者 事件との関係  出 願 人 住所 〒173  東京都板橋区加賀1丁目9番2号昭
和62年9月22日(発送臼) 6、補正により増加する発明の数:なし明細書の補正の
内容 (1)  10頁5行目、「直角の方向へ」を抹消し、
その箇所へ「玉n旦」を挿入する。 (2)  10頁5〜6行目、「交差するようにすると
、」の後にrエアーはパシて准−aに・して   口に
ムがり、」を挿入する。 (3)  21頁下から9行目より23頁13行目まで
の第3図の説明を抹消し、その萄所へ次の第3図の説明
を挿入する。 らのエアー は  、めに けられており、 てきたエ
アーが車用されたポリマー融液9と紡口8■した。ポリ
マーの  によっては、このエア1二」 (4)  28頁下から144行目第3図Aは・・・・
」より下から111行目・・・・製造方式を示した。」
までを抹消し、次の文を挿入する。rmはその・ 布L
jL置をラ ンの正 より た・ 、     −+ 
  1    啼  5 二Cユ、1−状(5)  2
8頁下から2行目「8は紡糸ノズル」を抹消し、rJJ
を挿入する。 図面の補正 図面第3図A、Bを抹消し、添付図面第3図A、B、C
図に置き換える。 以  上 出願人 株式会社 高分子加工研究所

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)未配向フィラメントを紡糸してからなる長繊維ラ
    ンダム不織布において、その構成するフィラメントが実
    質的に延伸され分子配向が起こるように、タテ方向に延
    伸または圧延させ、その延伸された不織布を直交積層接
    合させることを特徴とする延伸直交不織布の製法。
  2. (2)未配向フィラメントを紡糸してからなる長繊維ラ
    ンダム不織布において、構成するフィラメントが実質的
    に延伸され分子配向が起こるように、タテ方向に延伸ま
    たは圧延した不織布と、未配向フィラメントを紡糸して
    からなる長繊維ランダム不織布を構成するフィラメント
    が実質的に延伸され分子配向が起こるようにヨコ方向に
    延伸した不織布とを、積層接合させることを特徴とする
    延伸直交不織布の製法。
  3. (3)特許請求の範囲(1)および(2)におけるタテ
    方向に延伸または圧延させた不織布のタテ/ヨコの引張
    強度比が5倍以上あることを特徴とする延伸直交不織布
    の製法。
  4. (4)特許請求の範囲(1)および(2)におけるタテ
    延伸方法において、延伸適温に加熱されている該不織布
    の延伸における延伸ゾーンが不織布巾の1/10以内で
    、延伸倍率を2倍以上にタテ方向に延伸させることを特
    徴とする延伸直交不織布の製法。
  5. (5)特許請求の範囲(1)および(2)におけるタテ
    圧延延伸方法において、該不織布の厚さより小さな間隔
    をもって配置され、かつ互いに反対方向に回転する一対
    の圧延ロールの間で、押潰しながら圧延させることを特
    徴とする延伸直交不織布の製法。
  6. (6)特許請求の範囲(1)および(2)における未配
    向フィラメントが、延伸適温での伸度が200%以上あ
    ることを特徴とする延伸直交不織布の製法。
  7. (7)特許請求の範囲(1)および(2)における未配
    向フィラメントの紡糸において、フィラメントを飛散さ
    せるのに、紡糸するポリマーの融点以上に加熱されたエ
    アーを使用することを特徴とする延伸直交不織布の製法
  8. (8)特許請求の範囲(1)および(2)における未配
    向フィラメントを紡糸してからなるタテ延伸または圧延
    用不織布の製法において、ノズルより押出されたフィラ
    メントを、スパイラル状に旋回する加熱エアーで散らし
    、その後、さらに進行方向に対して平行にお互いのエア
    ーが交差するように噴射させることによりタテ方向に並
    んだフィラメント成分を多くすることを特徴とする延伸
    直交不織布の製法。
  9. (9)特許請求の範囲(2)における未配向フィラメン
    トを紡糸してからなるヨコ延伸用不織布の製法において
    、ノズルより押出されたフィラメントを、スパイラル状
    に旋回する加熱エアーで散らし、その後、さらに進行方
    向に対して直角方向にお互いのエアーが交差するように
    噴射させることによりヨコ方向に並んだフィラメント成
    分を多くすることを特徴とする延伸直交不織布の製法。
  10. (10)特許請求の範囲(2)におけるヨコ延伸方法に
    おいて、左右一対の同一周速をもつプーリを中心線を隔
    てて左右対称にその外周が末広がり軌道を持つように配
    置し、左右プーリの外周上に形成されているベルト溝へ
    はめ込まれる張力下のベルトを、プーリのほぼ末広がり
    軌道上を循環させ、左右プーリの間の狭まった箇所に該
    不織布を導入し、その両耳端部をプーリのベルト溝とベ
    ルトの間で把持し、一対のプーリがつくる末広がり軌道
    上でヨコに延伸させることを特徴とする延伸直交不織布
    の製法。
  11. (11)特許請求の範囲(2)におけるヨコ延伸方法に
    おいて、一対の多数の溝を有する溝ロールを組み合わせ
    、一方のロールの溝部と他方のロールの山部が噛合うよ
    うに配置し、該不織布をこの一対の溝付きロール間に通
    した後、不織布を巾出し、この工程を多段に繰り返すこ
    とにより、不織布をヨコに延伸させることを特徴とする
    延伸直交不織布の製法。
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