JPH01157992A - 硝酸パラジウムキレート錯体触媒の再生方法 - Google Patents
硝酸パラジウムキレート錯体触媒の再生方法Info
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- JPH01157992A JPH01157992A JP62316435A JP31643587A JPH01157992A JP H01157992 A JPH01157992 A JP H01157992A JP 62316435 A JP62316435 A JP 62316435A JP 31643587 A JP31643587 A JP 31643587A JP H01157992 A JPH01157992 A JP H01157992A
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- palladium
- palladium nitrate
- monochelate
- nitrate
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
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- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の分野]
本発明は、硝酸パラジウムモノキレート錯体の製造法に
関する。
関する。
[発明の背景]
パラジウム塩と塩基性二座配位子とから形成されるパラ
ジウム塩のキレート錯体を、0−フタル酸ジエステルを
酸化カップリングさせてビフェニルテトラカルボン酸テ
トラエステルを製造する際の触媒として使用することが
提案されている(特開昭60−51150号公報および
特開昭60−51151号公報)。
ジウム塩のキレート錯体を、0−フタル酸ジエステルを
酸化カップリングさせてビフェニルテトラカルボン酸テ
トラエステルを製造する際の触媒として使用することが
提案されている(特開昭60−51150号公報および
特開昭60−51151号公報)。
また、パラジウム塩、塩基性二連配位子および銅塩から
なる触媒が、0−フタル酸ジエステルを酸化カップリン
グさせてビフェニルテトラカルボン酸テトラエステルを
製造する際に使用できることは、すでに知られている。
なる触媒が、0−フタル酸ジエステルを酸化カップリン
グさせてビフェニルテトラカルボン酸テトラエステルを
製造する際に使用できることは、すでに知られている。
上記酸化カップリング反応は高温で行なわれるため、触
媒を添加する際に上記各成分をただ単に混合物として添
加する場合には、パラジウム塩が分解し、触媒活性の失
われた金属パラジウムとして析出することがある。一方
、パラジウム塩と塩基性二連配位子とから形成された錯
体は熱安定性に優れているため、上記酸化カップリング
反応において金属パラジウムが析出することなく有利に
使用することができる。上記特開昭60−51151号
公報には、パラジウム塩として無機酸パラジウム塩、特
に硝酸パラジウムを使用した場合に、さらに熱安定性に
優れたパラジウム塩のキレート錯体が得られることが記
載されている。
媒を添加する際に上記各成分をただ単に混合物として添
加する場合には、パラジウム塩が分解し、触媒活性の失
われた金属パラジウムとして析出することがある。一方
、パラジウム塩と塩基性二連配位子とから形成された錯
体は熱安定性に優れているため、上記酸化カップリング
反応において金属パラジウムが析出することなく有利に
使用することができる。上記特開昭60−51151号
公報には、パラジウム塩として無機酸パラジウム塩、特
に硝酸パラジウムを使用した場合に、さらに熱安定性に
優れたパラジウム塩のキレート錯体が得られることが記
載されている。
上記公報に記載されたパラジウム塩のキレート錯体の製
造法は、硝酸パラジウムに対してほぼ等モルの塩基性二
連配位子を反応させる方法であフて、このようにして−
数式[II]: L−Pd (NO3) 2 ・・・[11](ただ
し、Lは、塩基性二連配位子を表わす)で表ねされる硝
酸パラジウムモノキレート錯体が得られる。しかし、上
記の方法において塩基性二連配位子を硝酸パラジウムに
対して過剰に用いると、−数式[I] ; L2・Pd(NO3)2・・・[I] (ただし、Lは、塩基性二連配位子を表わす)で表わさ
れる硝酸パラジウムビスキレート錯体ができる。
造法は、硝酸パラジウムに対してほぼ等モルの塩基性二
連配位子を反応させる方法であフて、このようにして−
数式[II]: L−Pd (NO3) 2 ・・・[11](ただ
し、Lは、塩基性二連配位子を表わす)で表ねされる硝
酸パラジウムモノキレート錯体が得られる。しかし、上
記の方法において塩基性二連配位子を硝酸パラジウムに
対して過剰に用いると、−数式[I] ; L2・Pd(NO3)2・・・[I] (ただし、Lは、塩基性二連配位子を表わす)で表わさ
れる硝酸パラジウムビスキレート錯体ができる。
本発明者の検討によれば、上記の二種の錯体はいずれも
上記酸化カップリング反応の触媒として使用することが
できるが、硝酸パラジウムビスキレート錯体は、硝酸パ
ラジウムモノキレート錯体に比較して誘導期(反応開始
後、反応速度が充分大きくなるまでに必要とする時間)
が長いことが判明した。
上記酸化カップリング反応の触媒として使用することが
できるが、硝酸パラジウムビスキレート錯体は、硝酸パ
ラジウムモノキレート錯体に比較して誘導期(反応開始
後、反応速度が充分大きくなるまでに必要とする時間)
が長いことが判明した。
[発明の目的]
本発明は、硝酸パラジウムビスキレート錯体から、硝酸
パラジウムモノキレート錯体を製造する方法を提供する
ことを目的とする。
パラジウムモノキレート錯体を製造する方法を提供する
ことを目的とする。
[発明の要旨]
本発明は、−数式[工]:
L2・Pd(NO3)2・・・[I]
(ただし、Lは、塩基性二連配位子を表わす)で表わさ
れる硝酸パラジウムビスキレート錯体と、該錯体に対し
て等モル以上の量の硝酸パラジウムとを水溶液中にて反
応させ、−数式[II]:L−P d (N O3)
2 ・・・[II](ただし、しは、塩基性二連配位
子を表わす)で表わされる硝酸パラジウムモノキレート
錯体を生成させることを特徴とする硝酸パラジウムモノ
キレート錯体の製造法にある。
れる硝酸パラジウムビスキレート錯体と、該錯体に対し
て等モル以上の量の硝酸パラジウムとを水溶液中にて反
応させ、−数式[II]:L−P d (N O3)
2 ・・・[II](ただし、しは、塩基性二連配位
子を表わす)で表わされる硝酸パラジウムモノキレート
錯体を生成させることを特徴とする硝酸パラジウムモノ
キレート錯体の製造法にある。
[発明の詳細な説明]
本発明の方法は、−数式[工];
L2・Pd(NO,3)2 ・・・[I](ただし、L
は、塩基性二連配位子を表わす)で表わされる硝酸パラ
ジウムビスキレート錯体(以下、ビス錯体と略記するこ
とがある)を、−数式[] %式%[] (ただし、Lは、塩基性二連配位子を表わす)で表わさ
れる硝酸パラジウムモノキレート錯体(以下、千)錯体
と略記することがある)に変換する場合に適用すること
ができる。
は、塩基性二連配位子を表わす)で表わされる硝酸パラ
ジウムビスキレート錯体(以下、ビス錯体と略記するこ
とがある)を、−数式[] %式%[] (ただし、Lは、塩基性二連配位子を表わす)で表わさ
れる硝酸パラジウムモノキレート錯体(以下、千)錯体
と略記することがある)に変換する場合に適用すること
ができる。
モノ錯体とビス錯体とが混合物を形成している際には両
者を分離することが困難であるので、該混合物に含まれ
るビス錯体をモノ錯体に変換してモノ錯体のみを得る場
合に、本発明の方法は特に有利に適用することができる
。
者を分離することが困難であるので、該混合物に含まれ
るビス錯体をモノ錯体に変換してモノ錯体のみを得る場
合に、本発明の方法は特に有利に適用することができる
。
上記の混合物としては、たとえば新たにモノ錯体を調製
する際に塩基性二連配位子をパラジウム塩に対して等モ
ルよりも多く用いて、ビス錯体が生成した混合物を挙げ
ることができる。パラジウム塩および塩基性二連配位子
から上記錯体を製造する方法は特開昭60−51150
号公報に詳しく記載されており、上記パラジウム塩とし
て無機パラジウム塩、特に硝酸パラジウムを有利に使用
できることが特開昭60−51151号公報に記載され
ている。
する際に塩基性二連配位子をパラジウム塩に対して等モ
ルよりも多く用いて、ビス錯体が生成した混合物を挙げ
ることができる。パラジウム塩および塩基性二連配位子
から上記錯体を製造する方法は特開昭60−51150
号公報に詳しく記載されており、上記パラジウム塩とし
て無機パラジウム塩、特に硝酸パラジウムを有利に使用
できることが特開昭60−51151号公報に記載され
ている。
上記混合物としては、パラジウム成分とともに銅を含ん
でいてもよく、パラジウム塩、塩基性二連配位子および
銅塩からなる触媒を用いて、o −フタル酸ジエステル
を酸化カップリングさせてビフェニルテトラカルボン酸
テトラエステルを製造した反応液中から回収された金属
パラジウムおよび金属銅の混合物から金属パラジウムを
上記酸化カップリング反応の触媒として再生する際に、
塩基性二連配位子を金属パラジウムに対して等モルより
も多く用いて、モノ錯体とともにビス錯体が生成した混
合物を挙げることもできる。上記反応液中から回収され
た金属パラジウムおよび金属銅の混合物から、金属パラ
ジウムを上記酸化カップリング反応の触媒として再生す
る方法については、特開昭60−102939号公報の
実施例4に詳しい記載がある。
でいてもよく、パラジウム塩、塩基性二連配位子および
銅塩からなる触媒を用いて、o −フタル酸ジエステル
を酸化カップリングさせてビフェニルテトラカルボン酸
テトラエステルを製造した反応液中から回収された金属
パラジウムおよび金属銅の混合物から金属パラジウムを
上記酸化カップリング反応の触媒として再生する際に、
塩基性二連配位子を金属パラジウムに対して等モルより
も多く用いて、モノ錯体とともにビス錯体が生成した混
合物を挙げることもできる。上記反応液中から回収され
た金属パラジウムおよび金属銅の混合物から、金属パラ
ジウムを上記酸化カップリング反応の触媒として再生す
る方法については、特開昭60−102939号公報の
実施例4に詳しい記載がある。
上記塩基性二連配位子は、1.10−フェナントロリン
、もしくは、2,2°−ビピリジンであることが好まし
い。
、もしくは、2,2°−ビピリジンであることが好まし
い。
本発明の方法は、ビス錯体と、該錯体に対して等モル以
上の硝酸パラジウムとを、水溶液中にて反応させ、モノ
錯体を生成させることを特徴とする。
上の硝酸パラジウムとを、水溶液中にて反応させ、モノ
錯体を生成させることを特徴とする。
上記硝酸パラジウムは、水溶液として使用することが好
ましい。硝酸パラジウムを水溶液とすることにより、該
水溶液を上記各錯体の溶媒とすることができるので好都
合である。上記硝酸パラジウム水溶液は、硝酸パラジウ
ムを水に溶解して調製してもよいが、硝酸パラジウムに
は潮解性があるので、金属パラジウム(パラジウム黒と
もいう)を濃硝酸に溶解したのち水で希釈して調製する
ことが好ましい。上記金属パラジウムは、塩化パラジウ
ム、硫酸パラジウム、および酢酸パラジウムなどのパラ
ジウム塩を還元することにより容易に得ることができる
。濃硝酸の濃度は、50%以上であることが好ましく、
さらに好ましくは60%以上である。その使用量は、金
属パラジウムを溶解し、溶液が酸性を示す程度で充分で
あり、通常は金属パラジウム1モル当り、150〜10
100Oの範囲である。金属パラジウムの溶解が不充分
であるときには、金属パラジウムを還元して賦活しても
よい。上記の金属パラジウムの賦活方法については、特
公昭53−20009号公報に詳細な記載がある。上記
の金属パラジウムを濃硝酸に溶解したのち水を加えて希
釈し、硝酸パラジウム水溶液を調製する。希釈水の量は
特に限定するものではないが、金属パラジウム10g当
り100〜1000rnJZで充分である。
ましい。硝酸パラジウムを水溶液とすることにより、該
水溶液を上記各錯体の溶媒とすることができるので好都
合である。上記硝酸パラジウム水溶液は、硝酸パラジウ
ムを水に溶解して調製してもよいが、硝酸パラジウムに
は潮解性があるので、金属パラジウム(パラジウム黒と
もいう)を濃硝酸に溶解したのち水で希釈して調製する
ことが好ましい。上記金属パラジウムは、塩化パラジウ
ム、硫酸パラジウム、および酢酸パラジウムなどのパラ
ジウム塩を還元することにより容易に得ることができる
。濃硝酸の濃度は、50%以上であることが好ましく、
さらに好ましくは60%以上である。その使用量は、金
属パラジウムを溶解し、溶液が酸性を示す程度で充分で
あり、通常は金属パラジウム1モル当り、150〜10
100Oの範囲である。金属パラジウムの溶解が不充分
であるときには、金属パラジウムを還元して賦活しても
よい。上記の金属パラジウムの賦活方法については、特
公昭53−20009号公報に詳細な記載がある。上記
の金属パラジウムを濃硝酸に溶解したのち水を加えて希
釈し、硝酸パラジウム水溶液を調製する。希釈水の量は
特に限定するものではないが、金属パラジウム10g当
り100〜1000rnJZで充分である。
上記硝酸パラジウム水溶液に、ビス錯体、あるいは、ビ
ス錯体が含まれる混合物を添加する。硝酸パラジウムの
使用量は、ビス錯体に対して等モル以上であることが必
要であり、1〜2倍モル、特に1〜1.2倍モルの範囲
にあることが好ましい。硝酸パラジウムは過剰に用いて
も差支えないが、パラジウムの溶存量が増大する傾向が
ある。
ス錯体が含まれる混合物を添加する。硝酸パラジウムの
使用量は、ビス錯体に対して等モル以上であることが必
要であり、1〜2倍モル、特に1〜1.2倍モルの範囲
にあることが好ましい。硝酸パラジウムは過剰に用いて
も差支えないが、パラジウムの溶存量が増大する傾向が
ある。
また、硝酸パラジウムの使用量が、ビス錯体に対して等
モル未満である場合には、生成物がモノ錯体とビス錯体
との混合物になるので好ましくない。
モル未満である場合には、生成物がモノ錯体とビス錯体
との混合物になるので好ましくない。
次いで上述の水溶液を20〜250℃、好ましくは20
〜100℃の範囲に加熱し、10分〜10時間反応させ
る。反応終了後、反応液を硝酸酸性にして、モノ錯体を
完全に析出させたのち、該錯体を濾過して分離、回収す
る。
〜100℃の範囲に加熱し、10分〜10時間反応させ
る。反応終了後、反応液を硝酸酸性にして、モノ錯体を
完全に析出させたのち、該錯体を濾過して分離、回収す
る。
錯体を濾過したのちの濾液にはパラジウムが溶存してい
る。このパラジウムは、特願昭62−号明細書に記載の
方法により回収することができる。
る。このパラジウムは、特願昭62−号明細書に記載の
方法により回収することができる。
前述の、パラジウム塩、塩基性二連配位子および銅塩か
らなる触媒を用いて、0−フタル酸ジエステルを酸化カ
ップリングさせてビフェニルテトラカルボン酸テトラエ
ステルを製造した反応液中から回収された金属パラジウ
ムおよび金属鋼の混金物からモノ錯体を再生する場合に
は、硝酸パラジウム−塩基性二連配位子錯体の外に、さ
らに硝酸銅−塩基性二連配位子錯体が形成され、生成物
がこれら各種錯体からなる混合物になることがある。上
記硝酸銅−塩基性二連配位子錯体についても、パラジウ
ムビスキレート錯体をパラジウムモノキレート錯体に変
換する方法と同様にして、該銅錯体に配位している塩基
性二座配位子から形成されるパラジウムモノキレート錯
体に相当する量に対して等モル以北の硝酸パラジウムを
反応させることにより、パラジウムモノキレート錯体に
変換することができる。
らなる触媒を用いて、0−フタル酸ジエステルを酸化カ
ップリングさせてビフェニルテトラカルボン酸テトラエ
ステルを製造した反応液中から回収された金属パラジウ
ムおよび金属鋼の混金物からモノ錯体を再生する場合に
は、硝酸パラジウム−塩基性二連配位子錯体の外に、さ
らに硝酸銅−塩基性二連配位子錯体が形成され、生成物
がこれら各種錯体からなる混合物になることがある。上
記硝酸銅−塩基性二連配位子錯体についても、パラジウ
ムビスキレート錯体をパラジウムモノキレート錯体に変
換する方法と同様にして、該銅錯体に配位している塩基
性二座配位子から形成されるパラジウムモノキレート錯
体に相当する量に対して等モル以北の硝酸パラジウムを
反応させることにより、パラジウムモノキレート錯体に
変換することができる。
[発明の効果]
本発明の方法により、硝酸パラジウムビスキレート錯体
、特に、硝酸パラジウムモノキレート錯体と混合物を形
成している硝酸パラジウムビスキレート錯体を、工業的
に容易な操作により、硝酸パラジウムモノキレート錯体
に変換し、実質的にビス錯体を含まないモノ錯体のみを
得ることができる。
、特に、硝酸パラジウムモノキレート錯体と混合物を形
成している硝酸パラジウムビスキレート錯体を、工業的
に容易な操作により、硝酸パラジウムモノキレート錯体
に変換し、実質的にビス錯体を含まないモノ錯体のみを
得ることができる。
次に本発明の実施例を示す。
[実施例1]
0−フタル酸エステルの三量化反応液から回収したパラ
ジウムと銅との混合物2gを濃硝酸5m1に溶解したの
ち、水で希釈して、全量104gの水溶液を得た。該水
溶液には、1.64重量%のパラジウムおよび0.29
重量%の銅が含有されていることが、原子吸光分析によ
り確認された。この水溶液13gは、硝酸パラジウム2
ミリモルおよび硝酸銅0.6ミリモルを含有する。
ジウムと銅との混合物2gを濃硝酸5m1に溶解したの
ち、水で希釈して、全量104gの水溶液を得た。該水
溶液には、1.64重量%のパラジウムおよび0.29
重量%の銅が含有されていることが、原子吸光分析によ
り確認された。この水溶液13gは、硝酸パラジウム2
ミリモルおよび硝酸銅0.6ミリモルを含有する。
上記水溶液13gに、1.10−フェナントロリン−水
塩0.515g (2,6ミリモル)を添加して、80
℃にて30分加熱した。反応液を放冷後、0.5N−硝
酸10mILを加え、析出した固体0.905gを濾取
した。該固体の元素分析の結果を、モノ(1,10−フ
ェナントロリン)ジニトラトパラジウム(千)錯体と略
記する)およびビス(1,10−フェナントロリン)ジ
ニトラトパラジウム(ビス錯体と略記する)の元素組成
の計算値とともに示す。
塩0.515g (2,6ミリモル)を添加して、80
℃にて30分加熱した。反応液を放冷後、0.5N−硝
酸10mILを加え、析出した固体0.905gを濾取
した。該固体の元素分析の結果を、モノ(1,10−フ
ェナントロリン)ジニトラトパラジウム(千)錯体と略
記する)およびビス(1,10−フェナントロリン)ジ
ニトラトパラジウム(ビス錯体と略記する)の元素組成
の計算値とともに示す。
CHN
実験値 37.72 2.16 14.49
千ノ錯体の計算値 35,10 1.96. 13
.65ビス錯体の計算値 48.79 2.73
14.22(モノ錯体: Cl2Ha N406 Pd
=410.62)(ビス錯体: C24H16N 60
a P d = 590.83)元素分析およびIR
スペクトルから、上記の固体は、モノ錯体とビス錯体と
の混合物であることがわかった(モノ錯体:ビス錯体=
76 : 24、モル比)。
千ノ錯体の計算値 35,10 1.96. 13
.65ビス錯体の計算値 48.79 2.73
14.22(モノ錯体: Cl2Ha N406 Pd
=410.62)(ビス錯体: C24H16N 60
a P d = 590.83)元素分析およびIR
スペクトルから、上記の固体は、モノ錯体とビス錯体と
の混合物であることがわかった(モノ錯体:ビス錯体=
76 : 24、モル比)。
硝酸パラジウム0.069g (0,3ミリモル)を含
む水溶液5ml1.に、上記で得られた黄色固体0.5
gを加えて、1時間還流した。反応液を放冷後、6N−
硝酸を0.5mM加えて、黄色固体0.510gを得た
。この固体のIRスペクトルは、標品のモノ(1,10
−フェナントロリン)ジニトラトパラジウムと一致した
。次にこの固体の元素分析の結果を示す。
む水溶液5ml1.に、上記で得られた黄色固体0.5
gを加えて、1時間還流した。反応液を放冷後、6N−
硝酸を0.5mM加えて、黄色固体0.510gを得た
。この固体のIRスペクトルは、標品のモノ(1,10
−フェナントロリン)ジニトラトパラジウムと一致した
。次にこの固体の元素分析の結果を示す。
HN
実験値 35.33 +、90 13.69計
算値 35,10 1.96 1:1.65(C
+2Ha N4 0s Pd=410.62)[実
施例2] 硝酸パラジウム0.046g ((12ミリモル)を含
む水溶液5mLLに、ビス(1,10−7,1ナンドロ
リン)ジニトラトパラジウム0.118g (0,2ミ
リモル)を加えて、1時間遠流した。反応液を放冷後、
6N−硝酸を0.5mfi加えて、黄色の固体0.15
4gを得た。この固体のIRスペクトルは、標品のモノ
(1,10−フェナントロリン)ジニトラトパラジウム
と一致した。収率は、94%であった。次にこの固体の
元素分析の結果を示す。
算値 35,10 1.96 1:1.65(C
+2Ha N4 0s Pd=410.62)[実
施例2] 硝酸パラジウム0.046g ((12ミリモル)を含
む水溶液5mLLに、ビス(1,10−7,1ナンドロ
リン)ジニトラトパラジウム0.118g (0,2ミ
リモル)を加えて、1時間遠流した。反応液を放冷後、
6N−硝酸を0.5mfi加えて、黄色の固体0.15
4gを得た。この固体のIRスペクトルは、標品のモノ
(1,10−フェナントロリン)ジニトラトパラジウム
と一致した。収率は、94%であった。次にこの固体の
元素分析の結果を示す。
HN
実験値 :15.55 1.94 13.92計
算値 35.10 1.96 13.65(C+
2Ha N、o6Pd=410.62)上記で使用した
、ビス(1,10−フエナントロリン)ジニトラトパラ
ジウムは、次のようにして合成した。
算値 35.10 1.96 13.65(C+
2Ha N、o6Pd=410.62)上記で使用した
、ビス(1,10−フエナントロリン)ジニトラトパラ
ジウムは、次のようにして合成した。
モノ(1,10−フェナントロリン)ジニトラトパラジ
ウム2.053g (5ミリモル)と1.10−フェナ
ントロリン−水塩1.031g(5,2ミリモル)とを
酢酸50m1に溶解し、該溶液を1時間遠流した。放冷
後、沈殿を濾過し、クロロホルムで洗浄、乾燥して、ビ
ス(1゜10−フェナントロリン)ジニトラトパラジウ
ム2.750gを得た(収率93%)。さらに水から再
結晶して黄色板状結晶を得た。次にこの黄色板状結晶の
元素分析の結果を示す。
ウム2.053g (5ミリモル)と1.10−フェナ
ントロリン−水塩1.031g(5,2ミリモル)とを
酢酸50m1に溶解し、該溶液を1時間遠流した。放冷
後、沈殿を濾過し、クロロホルムで洗浄、乾燥して、ビ
ス(1゜10−フェナントロリン)ジニトラトパラジウ
ム2.750gを得た(収率93%)。さらに水から再
結晶して黄色板状結晶を得た。次にこの黄色板状結晶の
元素分析の結果を示す。
CHN
実験値 48.96 2.73 14.49計算
値 48.79 2.73 14.22(C24
H+aN a Os P d = 590.83)[実
施例3] 硝酸パラジウム0.115g(0,5ミリモル)を含む
水溶液10mfiに、ビス(2,2°−ビピリジン)ジ
ニトラトパラジウム0.271g(0,5ミリモル)を
加えて、30分間還流した。反応液を放冷後、6N−硝
酸を0.5mu加えて、黄色の固体0.367gを得た
。この固体のIRスペクトルは、標品のモノ(2,2’
−ビピリジン)ジニトラトパラジウムと一致した。収
率は、95%であった。次に元素分析の結果を示す。
値 48.79 2.73 14.22(C24
H+aN a Os P d = 590.83)[実
施例3] 硝酸パラジウム0.115g(0,5ミリモル)を含む
水溶液10mfiに、ビス(2,2°−ビピリジン)ジ
ニトラトパラジウム0.271g(0,5ミリモル)を
加えて、30分間還流した。反応液を放冷後、6N−硝
酸を0.5mu加えて、黄色の固体0.367gを得た
。この固体のIRスペクトルは、標品のモノ(2,2’
−ビピリジン)ジニトラトパラジウムと一致した。収
率は、95%であった。次に元素分析の結果を示す。
CHN
実験値 31.20 2.0? 14.53計
算値 :Il、07 2.08 14.49(C
+。H8N40.Pd=386.60)上記で使用した
、ビス(2,2’ −ビピリジン)ジニトラトパラジウ
ムは、次のようにして合成した。
算値 :Il、07 2.08 14.49(C
+。H8N40.Pd=386.60)上記で使用した
、ビス(2,2’ −ビピリジン)ジニトラトパラジウ
ムは、次のようにして合成した。
モノ(2,2°−ビピリジン)ジニトラトパラジウム0
.773g(2ミリモル)と2,2°−ビピリジン0.
328g (2,1ミリモル)とをメタノール20ml
1に溶解し、該溶液を30分間還流した。放冷後、沈殿
を濾過し、クロロホルムで洗浄、乾燥して、ビス(2,
2’ −ビピリジン)ジニトラトパラジウム0.964
gを得た(収率89%)。次に元素分析の結果を示す。
.773g(2ミリモル)と2,2°−ビピリジン0.
328g (2,1ミリモル)とをメタノール20ml
1に溶解し、該溶液を30分間還流した。放冷後、沈殿
を濾過し、クロロホルムで洗浄、乾燥して、ビス(2,
2’ −ビピリジン)ジニトラトパラジウム0.964
gを得た(収率89%)。次に元素分析の結果を示す。
HN
実験値 44.73 2.94 15.80計算
値 44.26 2.97 15.48(C20
H+eN s Os P d = 542.79)[参
考例] パラジウム錯体0.4ミリモルおよび酢酸銅−水塩0.
12ミリモルを触媒に用いて、0−フタル酸ジメチル(
以下、DMPと略記する)119gを300mfiフラ
スコ中で空気を300mjZ/分で通気し、500rp
mで攪拌しながら220℃にて、酸化カップリング反応
を行なった。
値 44.26 2.97 15.48(C20
H+eN s Os P d = 542.79)[参
考例] パラジウム錯体0.4ミリモルおよび酢酸銅−水塩0.
12ミリモルを触媒に用いて、0−フタル酸ジメチル(
以下、DMPと略記する)119gを300mfiフラ
スコ中で空気を300mjZ/分で通気し、500rp
mで攪拌しながら220℃にて、酸化カップリング反応
を行なった。
添付した図面に、パラジウム錯体に、モノ(1,10−
フェナントロリン)ジニトラトパラジウム(O印)、お
よび、ビス(1,10−フェナントロリン)ジニトラト
パラジウム(×印)を用いた場合のDMPの二組化によ
る3、3°、4゜4゛−ビフェニルテトラカルボン酸テ
トラメチルの収率の経時変化曲線を示す。
フェナントロリン)ジニトラトパラジウム(O印)、お
よび、ビス(1,10−フェナントロリン)ジニトラト
パラジウム(×印)を用いた場合のDMPの二組化によ
る3、3°、4゜4゛−ビフェニルテトラカルボン酸テ
トラメチルの収率の経時変化曲線を示す。
それぞれの錯体を用いた場合の曲線の傾きの変化から、
ビス錯体がモノ錯体に比較して誘導期が長いことが明ら
かである。
ビス錯体がモノ錯体に比較して誘導期が長いことが明ら
かである。
第1図は、パラジウム錯体を触媒に用いて、0−フタル
酸の酸化カップリング反応を行なった際の3.3°、4
.4’ −ビフェニルテトラカルボン酸テトラメチルの
収率の経時変化曲線を示したものであり、O印はパラジ
ウム錯体にモノ(1゜lO−フェナントロリン)ジニト
ラトパラジウムを、x印はビス(1,10−フェナント
ロリン)ジニトラトパラジウムを用いた場合をそれぞれ
示す。 特許出願人 宇部興産株式会社 代 理 人 弁理士 柳川秦男
酸の酸化カップリング反応を行なった際の3.3°、4
.4’ −ビフェニルテトラカルボン酸テトラメチルの
収率の経時変化曲線を示したものであり、O印はパラジ
ウム錯体にモノ(1゜lO−フェナントロリン)ジニト
ラトパラジウムを、x印はビス(1,10−フェナント
ロリン)ジニトラトパラジウムを用いた場合をそれぞれ
示す。 特許出願人 宇部興産株式会社 代 理 人 弁理士 柳川秦男
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1。一般式[ I ]; L_2・Pd(NO_3)_2・・・[ I ](ただし
、Lは、塩基性二座配位子を表わす)で表わされる硝酸
パラジウムビスキレート錯体と、該錯体に対して等モル
以上の量の硝酸パラジウムとを水溶液中にて反応させ、
一般式[II];L−Pd(NO_3)_2・・・[II] (ただし、Lは、塩基性二座配位子を表わす)で表わさ
れる硝酸パラジウムモノキレート錯体を生成させること
を特徴とする硝酸パラジウムモノキレート錯体の製造法
。 2。硝酸パラジウムの使用量が、硝酸パラジウムビスキ
レート錯体に対して、1〜2倍モルの範囲であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の硝酸パラジウム
モノキレート錯体の製造法。 3。硝酸パラジウムの使用量が、硝酸パラジウムビスキ
レート錯体に対して、1〜1.2倍モルの範囲であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の硝酸パラジ
ウムモノキレート錯体の製造法。 4。塩基性二座配位子が、1,10−フェナントロリン
、もしくは、2,2’−ビピリジンであることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の硝酸パラジウムモノキ
レート錯体の製造法。 5。硝酸パラジウムビスキレート錯体が、硝酸パラジウ
ムモノキレート錯体と混合物を形成していることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の硝酸パラジウムモノ
キレート錯体の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62316435A JPH072214B2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | 硝酸パラジウムキレート錯体触媒の再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62316435A JPH072214B2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | 硝酸パラジウムキレート錯体触媒の再生方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01157992A true JPH01157992A (ja) | 1989-06-21 |
| JPH072214B2 JPH072214B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=18077053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62316435A Expired - Lifetime JPH072214B2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | 硝酸パラジウムキレート錯体触媒の再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH072214B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011037717A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Ube Industries Ltd | ビフェニルテトラカルボン酸テトラエステルの製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6051151A (ja) * | 1983-08-30 | 1985-03-22 | Ube Ind Ltd | ビフェニルテトラカルボン酸エステルの製法 |
-
1987
- 1987-12-15 JP JP62316435A patent/JPH072214B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6051151A (ja) * | 1983-08-30 | 1985-03-22 | Ube Ind Ltd | ビフェニルテトラカルボン酸エステルの製法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011037717A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Ube Industries Ltd | ビフェニルテトラカルボン酸テトラエステルの製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH072214B2 (ja) | 1995-01-18 |
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