JPH01206996A - 1.3―ジヒドロキシ―8―デセン―5―オンを含む免疫賦活剤及び制癌剤 - Google Patents

1.3―ジヒドロキシ―8―デセン―5―オンを含む免疫賦活剤及び制癌剤

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JPH01206996A
JPH01206996A JP3083988A JP3083988A JPH01206996A JP H01206996 A JPH01206996 A JP H01206996A JP 3083988 A JP3083988 A JP 3083988A JP 3083988 A JP3083988 A JP 3083988A JP H01206996 A JPH01206996 A JP H01206996A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は免疫賦活作用及び制癌作用を有する1゜3−ジ
ヒドロキシ−8−デセン−5−オンの新規な製造法に関
し、また、これを有効成分とする免疫賦活剤及び制癌剤
に関するものである。
〔従来の技術〕
1.3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オンがストレ
プトミセス・フイムブリアタス(S trep tom
ycesf imbriatus)Tii2335株に
よって生産されることは既に知られている(Helve
tica Chimica Acta  第66巻12
53〜1261頁(1983年))。しかしながら、そ
の生産方法について検討してみると微生物の培養及び生
成物の構成、採取方法は、すべて実験室規模で行われて
おり、その収量も明示されておらず工業的発明とは言い
得ないものである。
而うして、1.3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オ
ンンがストレプトミセス・シラッス(S trep L
o…ycescirratus)に属する菌株によって
生産されることは未だ知られていなかったし、また、こ
の物質が免疫賦活作用を有し、更に、制癌作用を有する
ことも知られていなかった。
本発明は、免疫賦活作用、制癌作用を有する1゜3−ジ
ヒドロキシ−8−デセン−5−オンを新らしい微生物を
使用して効率よく工業的規模で生産する方法を見出し、
新らしい免疫賦活剤及び制癌剤を提供しようとするもの
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
新らしい免疫賦活剤や制癌剤の出現は病気の有効な治療
を可能にするため待ち望まれているところである。
本発明者らは、昭和60年6月、微生物化学研究所にお
いて研究所構内の土壌より分離された放線菌の一菌株M
f1663−mF3が、マウスに移植した固型癌の増殖
を強く抑制する物質をその培養濾液中に生産することを
発見し、この生理活性物質を精製単離した。本活性物質
についてその化学構造を詳細に検討した結果、1983
年、W、 K、 −5chierleinとり、Wut
hierがHe1vetica Chimica Ac
taに報告した1、3−ジヒドロキシ−8−デセン−5
−オンであると同定した。
本発明においては、この生理活性物質を効率よく醗酵法
により得るとともに、従来まで知られていなかった免疫
賦活作用や制癌作用を有することを見出し、新しい免疫
賦活剤及び制癌剤を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、以下に述べる形態学的研究及びその性状
から、前記MH663−mF3菌株をストレプトミセス
・シラッス(且皿旦匣圧照 cirratus)に属す
る新菌株であると同定した。
〔本物質の理化学的性状〕
本菌株を放線菌の培養に通常用いられる方法に従って培
養することにより培地中に生理活性物質が生産される。
この生理活性物質は無色油状の物質であり、下記の立体
化学構造式を有し、次の物性をする(3S、81E)−
1,3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オン((3S
、8B)−1,3−dihydroxy−8−dece
n−5−on)である。
分子式:01゜Hl。0゜ 質量分析: (EI−MASS電子イオン化質量分析)
186(M”)  、168(M” −H2O)比施光
度: 〔α)  +30.2°(cO,5,クロロホル
ム) 紫外部吸収極大:吸収極大(nm)、括弧内はlog(
ε)メタノール中:279.8(1,45)赤外部吸収
極大:波数((J−’) 1702.1660.982 なお、添付図面の第1図に本物質の臭化カリウム錠によ
る赤外部吸収スペクトルを示す。
第1図において、横軸は波数(cta −’ )を、縦
軸は透過率(%)を表わす。
溶解性:メタノール、酢酸エチル、クロロホルムに易溶
であり、水に難溶である。
薄層シリカゲルクロマトグラフィーのRf値:メルク社
 シリカゲル TLCプレート 隘5721、酢酸エチ
ルで展開、0.36核磁気共鳴スペクトル: 重クロロホルム中のプロトン核磁気共鳴スペクトルを添
付図面の第2図に示す。図の横軸はppraを表わす。
なお、内部基準はテトラメチルシランである。更にまた
、重クロロホルム中の13c核磁気共鳴スペクトルを第
1表に示す。
注:Sは一重線、 dは二重線、 tは三重線、 qは四重線、 内部基準:テトラメチルシラン 〔微生物の同定〕 1、形態 Ml1663−mF3株は、顕微鏡下で、よく分枝した
基中菌糸より螺旋形成を有する気菌糸を伸長し、輪生技
は認められない。成熟した胞子鎖は、10〜50個の胞
子の連鎖を認め、胞子の大きさは0.5−0゜7 Xo
、8−1.1 ミクロン位である。なお、胞子の表面は
平滑である。
2、各種培地における生育状態 色の記載について〔〕内に示す標準は、コンテイナー・
コーポレーション・オプ・アメリカのカラー・ハーモニ
イー・マニュアル(ContainerCorpora
tion of AmericaのCo1or Har
mony Manual)を用いた。
(1)  シュクロース・硝酸塩寒天培地(27℃培養
)うす黄の発育上に白〜茶白(3ha、 Pearl)
の気菌糸を着生する。溶解性色素は、わずかに黄色味を
帯びる程度である。
(2)グルコース・アスパラギン寒天培地(27℃培養
) うす黄(11/Jc、 t、t、 Aitique G
old ) 〜にぶ黄(2ic、 l1oney Go
ld)の発育上に、茶白の気菌糸を部分的に着生する。
溶解性色素は、黄色味を帯びる。
(3)グリセリン・アスパラギン寒天培地(ISP−培
地5.27℃培養) うす黄色(2ic、 Honey Gold) 〜うす
黄茶(2ne、 Mustard Gold)の発育上
に、茶白〜うす茶(4ec、 B15que)あるいは
明るい茶灰の気菌糸を部分的に着生する。気菌糸は、培
養後14日目頃より湿潤化し、明るい茶(4ng。
Lt、 Brown )を呈する。溶解性色素は、かす
かに黄色味を帯びる程度である。
(4)スターチ・無機塩寒天培地(ISP−培地4.2
7℃培養) うす黄(2gc+ Bas+boo〜2 ic+ )I
oney Gold)の発育上に、茶色〜うす茶、ある
いは明るい茶灰の気菌糸を着生する。気菌糸は、培養後
10日目頃より湿潤化し、明るい茶を呈する。
溶解性色素は、かすかに黄色味を帯びる程度である。
(5)チロシン寒天培地Cl5P=培地7.27℃培養
)うす黄(2gC,Bamboo〜2 ic、 l1o
ney Gold)の発育上に、白〜茶色、あるいはう
す茶〔4ec、 B15que)の気菌糸を着生する。
気菌糸は、培養後14日目頃より湿潤化し、明るい茶を
呈する。溶解性色素は、かすかに黄色味を帯びる程度で
ある。
(6ン 栄養寒天培地(27℃培養) うす黄茶(21e、 Mustard) 〜うす茶(3
ng。
Yellow Maple)の発育上に灰味白の気菌糸
を着生する。溶解性色素は、茶色味を帯びる。
(7)  イースト・麦芽寒天培地(ISP−培地2.
27℃培養) うす黄茶(2ne、 Mustard Gold)の発
育上に、茶白〜うす茶、あるいは明るい茶灰の気菌糸を
着生する。気菌糸は、培養後14日目頃より湿潤化し、
明るい茶を呈する。溶解性色素は、かすかに黄色味を帯
びる程度である。
(8)オートミール寒天培地(ISP−培地3.27℃
培養) 無色〜うす黄の発育上に、茶白〜うす茶気菌糸を着生す
る。気菌糸は、培養後14日目頃より湿潤化し、明るい
茶を呈する。溶解性色素は、かすかに黄色味を帯びる程
度である。
(9)グリセリン・硝酸塩寒天培地(27℃培養)無色
〜うす黄の発育上に、白の気菌糸をうつすらと着生し、
溶解性色素は、認められない。
Ql  スターチ寒天培地(27℃培養)うす黄の発育
上に、白〜茶白(4ca、 Pearl Pink)気
菌糸を着生するが、培養後10日目頃より気菌糸は湿潤
化し、うす茶(31e。
Cinnamon) 〜明るい茶(4pg、 DK、 
LuggageTan )を呈する。溶解性色素は、黄
色味を帯びる。
Qll  リンゴ酸石灰寒天培地(27℃培養)うす黄
の発育上に、白〜茶白(3ba、 Pearl〕気菌糸
を着生する。気菌糸は、培養後lO0日目頃り湿潤化し
、うす茶(31e、 Cinn−amon) 〜明るい
茶(4’g+ t、t、 Brown )を呈する。溶
解性色素は認められない。
0乃 セルロース(27℃培養) 発育は無色、条目の気菌糸を着生する。溶解性色素は認
められない。
0罎 ゼラチン穿刺培養 15%単純ゼラチン培地(20℃培養)では、発育はう
す黄(2ic、 1loney Gold) 〜うす黄
茶、白の気菌糸をわずかに着生し、溶解性色素は黄色味
を帯びる。グルコース・ベプl−7・ゼラチン培地(2
7℃培養)の場合、発育はうす黄だいだい(3gc、 
Lt、 Tan ) 〜うす茶(3ie+ Camel
) 、気菌糸は着生せず、溶解性色素はかすかに茶色味
を帯びる程度である。
Ca 脱脂牛乳(37℃培養) 発育はうす黄、気菌糸は着生せず、溶解性色素は認めら
れない。
3、生理的性質 (1)  生育温度範囲 スターチ・イースト寒天培地(可溶性デンプン1.0%
、イースト・エキス0.2%紐寒天3.0%、pH7,
0)を用い、20℃、24℃、27℃、30℃、37℃
、50℃の各温度で試験した結果50℃を除いてそのい
ずれの温度でも生育したが、至適温度は30〜37℃付
近である。
(2)ゼラチンの液化(15%単純ゼラチン培地、20
℃培養;グルコース・ペプトン・ゼラチン培地、27℃
培養) 15%単純ゼラチン培地では培養後122日目頃りわず
かに液化を認め、その作用は弱い方である。グルコース
・ペプトン・ゼラチン培地の場合、培養後21日間の観
察では液化を認めなかったが、300日目頃り弱い液化
作用が観察された。
(3)スターチの加水分解(スターチ・無機塩寒天培地
及びスターチ寒天培地、いずれも27℃培養) いずれの培地においても、培養後3日目頃より氷解性が
認められ、その作用は中等度〜強い方である。
(4)脱脂牛乳の凝固・ペプトン化(脱脂牛乳、37℃
培養) 培養後5日目頃より凝固状を呈し、2〜3日間で完了後
、ペプトン化がはじまる。ペプトン化は、極めてゆっく
りと進行する。凝固作用は、中等度〜強い方であり、ペ
プトン化は弱い方である。
(5)メラニン様色素の生成(トリプトン・イースト・
プロス、l5P−培地l;ペプトン・イースト・鉄寒天
培地、l5P−培地6;チロシン寒天培地、l5P−培
地7;いずれも27℃培養) トリプトン・イースト・プロス及びペプトン・イースト
・鉄寒天培地では陽性、チロシン寒天培地では陰性であ
る。
(6)炭素源の利用性(プリドハム・ゴトリーブ寒天培
地、l5P−培地9;27℃培養)グルコース、L−ア
ラビノース、D−キシロース、D−フラクトース、シュ
クロース、イノシトール、ラムノース、ローマンニトー
ルヲ利用して発育し、ラフィノースは利用しない。
(7)  リンゴ酸石灰の溶解(リンゴ酸石灰寒天培地
、27℃培養) 培養後5日目頃より、リンゴ酸石灰の溶解を認め、その
作用は中等度〜強い方である。
(8)硝酸塩の還元反応(0,1%硝酸カリウム含有ペ
プトン水、l5P−培地8;27℃培養)陽性である。
(9)セルロースの分解(濾紙片添加合成液、27℃培
養) 陰性である。
以上の性状を要約すると、MH663−mF3株は、そ
の形態上気菌糸に螺旋形成を有し、輪生技及び胞子嚢は
認めない。胞子の表面は平滑である。種々の培地で、う
す黄〜うす黄茶の発育上に条目〜うす茶、あるいは明る
い茶灰の気菌糸を着生し、溶解性色素はかすかに黄色味
を帯びる。多くの培地で、気菌糸は培養後144日目頃
り湿潤化し、明るい茶を呈する。メラニン様色素は、ト
リプトン・イースト・ブロス及びペプトン・イースト・
鉄寒天培地で陽性、チロシン寒天培地では陰性である。
蛋白分解力は弱い方、スターチの氷解性は中等度〜強い
方である。なお、細胞壁に含まれる2、6−ジアミノピ
メリン酸はLL−型であった。
これらの性状により、MH663−mF3株はストレプ
トミセス5勺1■ザ1遼蛙に属するものと考えられ、N
4dの既知菌種を検索すると、次の3種があげられる。
すなわち、ストレプトミセス・フミヅス(Strept
omyces  humidus、文献1 、 Int
ernationalJournal of Syst
ematic Bacteriology、 18巻、
334ページ、 1968年;文献2.「ジヒドロスト
レプトマイシンの製造法」特公昭35−12647号)
、ストof Systematic Bacterio
logy、 19巻、434ページ。
1969年)及びストレプトミセス・シラソス(Str
eptomyces  cirratus、文献1 、
 InternationalJournal of 
Systematic Bacteriology+ 
22巻。
284ページ、 1972年;文献2 、 Kashi
yama et al、:Cirramycin、a 
 new antibiotic、Journal  
ofAntibiotics、 Ser、A+ 16巻
59−66ページ、 1963年)である。このうち、
ストレプトミセス・フミヅスとは、そのメラニン様色素
の生成能及び湿潤化した気菌糸が黒色を呈する点等で区
別される。また、ストレプトミセス・グリセオラベンヅ
スとは、L−アラビノース、D−キシロース、シュクロ
ース、イノシトール、ラムノース、D−マンニトールの
利用性に相異が認められる。そこで、最も類似すると考
えられるストレプトミセス・シラソスIMCS−075
1(ISP 5479)株とMl1663−mF3株と
を実地に比較検討した。その成績の大要をストレプトミ
セス・シラソスの文献記録とともに次の第2表に示す。
第2表から明らかなように、MH663−mF3株とス
トレプトミセス・シラッスとは炭素源の利用性を除き、
よく一致した性状を示した。しかし、イノシトール及び
D−マンニトールの利用性の相違は両者の大きな相異点
とは考えられない。これらのことから、?Lt1663
−mFa株をストレプトミセス・シラッスに最も近縁で
あると考えられる。そこでMf1663−mF 3株を
ストレプトミセス・シラッス(Stre tow ce
s  cirratus)  MH663−mF3と同
定した。
なお、MH663−mF3株を工業技術院微生物工業技
術研究所に寄託申請し、昭和62年11月17日、徽工
研菌寄第971O号として受託された。
〔l、3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オンの製造
〕本発明においては、1.3−ジヒドロキシ−8−デセ
ン−5−オンは下記の方法により製造することが出来る
。即ち、ストレプトミセス・シラッスに属する1、3−
ジヒドロキシ−8−デセン−5−オンを生成する能力を
有する菌株(好ましくはストレプトミセス・シラッスM
II663−+aF3株)を通常、放線菌を培養する方
法に従って培養することにより培養液中に大量蓄積させ
ることができ、常法に従って採取することができる。
用いる培地中の栄養源としては、放線菌の栄養源として
用いられる公知のものが使用できる。例えば市販されて
いる大豆粉、ニスサンミート、ペプトン、肉エキス、コ
ーン・ステイープ・リカー、綿実粉、落花生粉、乾燥酵
母、酵母エキス、NZアミン、カゼイン、硝酸ナトリウ
ム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウムなどの窒素源
、およびグリセリン、しょ糖、でん粉、グルコース、ガ
ラクトース、マルトース、デキストリン、乳tJ!、I
nつ、大豆油、脂肪、アミノ酸などの炭素源、および食
塩、燐酸塩、炭酸カルシウム、硫酸マグネシウム、塩化
コバルト、塩化マンガンなどの無機塩を使用できる。そ
の他必要に応じて微量の金属塩、消泡剤として勅、植、
鉱物油などを添加することができる。此等は生産菌が利
用し得、そして本物質の生産に有効なものはすべて使用
することができ、培養の初期から全量培地に添加するこ
ともでき、また、培養の途中で適量ずつフィードするこ
ともできる。培養条件は好気的な液体培養が好ましく、
培養温度は通常20〜40℃ (好ましくは25〜37
℃)であり、5日〜2週間程度の培養時間を必要とする
。此等の条件は使用する菌の性質に応じて適宜選択して
行うことができる。
〔1,3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オンの精製
・採取〕 培養液より1.3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オ
ンを精製・採取するには通常の精製・採取手段を使用す
ることができる。即ち溶剤抽出法、イオン交換樹脂法、
吸着または分配カラムクロマト法、ゲル濾過法、透析法
、沈澱法等を単独でまたは適宜組み合わせて抽出及び精
製することができる。
〔1,3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オンの正常
動物に対する免疫賦活作用と制癌効果〕 1.3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オンは正常動
物に対し各種の免疫賦活作用を有するとともに、制癌作
用をも有することが本発明者らによって確かめられた0
次にこれ等の試験例を示す。
バ11生1 1、抗体産生に対する作用 マウスの羊赤血球に対する抗体産生への本物質の効果を
検討した。羊赤血球1xlOB個を、発熱物質を含まな
い生理食塩水0.1−に浮遊させて、これを雌性・8週
令のCDF 、マウスに静注して免疫し、同時に10%
DMSOを含む生理食塩水に溶解した本物質の各量を腹
腔内投与した。4日後、マウス牌細胞中の抗体産生細胞
数をCuninghamらの方法(Guningham
、A、T、and A、Szenberg:  rPu
rtherimproven+ents  in th
e plaque technique fordet
ecting single antibody−fo
rming cells、J +r1ma+unolo
gyJ 14.599−600(196B)参照〕に準
じて算定した。その結果、第3表に示す様に本物質の4
00μg/マウスの投与は、抗体産生細胞を有意に増加
させ、本物質に抗体産生を促進する作用があることが明
らかにされた。
坐3表 マウスにおける羊赤血球に対する 抗体産生への効果 申傘P<0.05 1)羊赤血球での免疫と同時に投与。
2、細胞性免疫に対する作用 Lagrangeらの方法(Lagrange、 P、
H,* G、B、Macka−ness and T、
E、Miller : rlnfluence of 
doseand route of antigen 
1njection on the immun−ol
ogical 1nduction of T cel
ls、J +  rJ、 f!xp。
Med、J 139.528−542(1974)参照
)に準じて、羊赤血球を抗原として得られるマウスの遅
延型過敏症(DTllと略称する)を指標として、本物
質の細胞性免疫に対する作用を検討した。羊赤血球をl
Xl0’個、静注して免疫を施し、同時に1回あるいは
、1日1回3日間又は4日間本物質を腹腔内あるいは経
口投与した。免疫の4日後、マウス足跡に  ・1×1
011個の羊赤血球を皮下注射して反応を誘起し、24
時間後、足踏の腫張をノギスで測定して、その効果を調
べた。結果は第4表に示した通りである。腹腔内、経口
投与とも、免疫と同時に1回投与した群よりも、3日間
あるいは4日間連続投与した群において、顕著なりTH
反応の促進が見られ、本物質が細胞性免疫反応促進に作
用することが明らかにされた。
3、 マクロファージに対する作用 (イ)マクロファージの賞食能に対する作用l5hiz
ukaらの方法(Ishizuka、M、、 S、l5
hi−zeki、 T、Masuda、 A、Momo
se、 T、^oyagi、 T。
Takeuchi及びH,Umezawa: rStu
dies on effectsof forphen
icinol on immune response
、J +rJ、 AntibioticsJ 35.1
042−1048(19B2)参照〕に従い、チオグリ
コレート培地を腹腔的投与して誘導したマウス腹腔内マ
クロファージの酵母に対する賞食能に対する効果を検討
した。
CDF、マウス(8週令、雌性)にチオグリコレート培
地を腹腔的投与と、マクロファージ採取の3日前あるい
は1日前に本物質を腹腔的投与し、腹腔内マクロファー
ジの酵母に対する賞食能を調べた。その結果、第5表に
示した通り、3日前あるいは1日前投与のいずれでも本
物質6.25μg/マウス〜400μg/マウスの投与
により、マクロファージ亥食能の顕著な先進が見られた
匹−−一互一一一鷹 腹腔内マクロファージの食食能に対する効果1)  I
n腔内マクロファージ採集3日前あるいは1日前に腹腔
的投与。
(0)マクロファージのスーパーオキサイドアニオン(
Ol)産生に対する作用 Kitagawa and Johnstonの方法(
Kitagaina。
S、 and RoB、Johnston、 Jr、:
  rRelationshipbetween me
mbrane potential changes 
andsuperoxide−releasing c
apacity in residentand ac
tivated mouse peritoneal 
macrophagesJ +rJ、Imn+uno1
.J 135.3417−3423(1985)参照〕
に準じ、マクロファージの0□−産生に対する効果を検
討した、CDF 、マウス(8〜11週令、雌性)に本
物質を腹腔内あるいは経口投与した1日後、腹腔内マク
ロファージを採取し、フェリチトクロームCの還元を0
□−の産生の指標とした。結果は第6表に示した通り本
物質の腹腔内投与7.8μg/マウス〜500μg/マ
ウスあるいは経口投与31.3μg/マウス〜500μ
g/マウスで著しい0□−の産生の凡退が見られた。
1)腹腔内マクロファージ採集1日前に投与。
(ハ)マクロファージ細胞増殖阻止作用に対する効果 プロテオースペプトン培地を腹腔的投与して誘導したマ
ウス腹腔内マクロファージのマウスEL−4細胞に対す
る増殖阻止作用への効果を検討した。CDF +マウス
(8週令、雌性)に10%プロテオースペプトン培地を
腹腔的投与しマクロファージ採取の7日前、5日前ある
いは3日前に本物質を100μg/マウス腹腔内投与し
た。採取した腹腔内マクロファージ(2X 10’個/
培地)とEL−4細胞(I X 10’個/培地)を−
緒に培養し、トリチウムラベルしたチミジンの取り込み
を放射活性で表わした、その結果、第7表に示した通り
、7日前、5日前、3日前投与のいずれでも、マクロフ
ァージのEL−4細胞に対する増殖阻止作用の先進が見
られた。
第    7    表 腹腔内マクロファージのEL−4リンノ\肝細胞に対す
る増殖阻止作用への効果 1) 100μg/マウスを腹腔的投与した。
試験肛 1MC固形癌に対する制癌効果 IMC細胞1×10b個をCDF +マウス(100週
令雌性)に皮下注射によって移植し、各投与スケジュー
ルによって本物質を腹腔的投与し、28日後の腫瘍の重
量を測定し、制癌効果(抑制率1%)を求めた。結果は
第8表に示した通り、各投与スケジュールにおいて50
0μg/マウス〜2■/マウスの投与量で本物質を投与
した場合に著名な腫瘍増殖抑制効果を示した。
〔免疫賦活剤及び制癌剤の製剤〕
以上によって明らかなように、1.3−ジヒドロキシ−
8−デセン−5−オンは各種の免疫賦活作用を有すると
ともに制癌作用をも有することが認められる。マウスに
対する急性毒性試験では本物質の500 mg/ kg
の静脈内投与では死亡例は認められない。よって、本物
質は安全な物質であると考えられ、免疫賦活剤及び制癌
剤として有用でありあるいは各種癌化中療法剤の補助薬
として有用である。
本物質、及びこれを含む医薬薬剤の投与形態は経口、注
射、直腸坐剤のいずれでもよい。注射剤を調製する場合
には、上記の有効成分化合物に液状の担体、並びにpH
調整剤、緩衝剤、安定化剤、賦形剤等を添加し、常法に
より凍結乾燥して凍結乾燥注射剤を製造することができ
、また有効成分化合物にpH調整剤、緩衝剤、安定化剤
、等張剤、局麻剤等を添加し、常法により皮下、筋肉内
、静脈内用注射剤を製造することもできる。
経口用固形製剤を調製する場合には、有効成分化合物に
固体状の賦形剤例えばチターチ、さらに必要に応じて結
合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味剤、矯臭剤を加え
た後、常法により錠剤、被覆錠剤、課粒剤、散剤、又は
カプセル剤等を製造することができる。
経口液状製剤を調製する場合には、有効成分化合物を無
毒の溶剤、例えばエタノールにとかし、更に矯味剤、緩
衝剤、安定化剤、矯臭剤等を加えて常法により溶液剤、
シロップ剤、又はドライシロップ剤とすることができる
直腸坐剤製剤を調製する場合には、有効成分化合物に賦
形剤、さらに必要に応じて界面活性剤を加えたのち、常
法により坐剤とすることができる。
好ましい投与方法としては、動物の場合、腹腔内注射、
皮下注射、静脈又は動脈への血管内注射及び局所投与等
の注射剤として、ヒトの場合は静脈又は動脈への血管内
注射又は局所投与等の注射剤として投与され、その投薬
量は動物試験の結果及び種々の情況を勘案して総投与量
が一定量を越えない範囲で、連続的又は間けつ的に投与
することができる。しかし、その投与量は投与方法、患
者、又は被処理動物の状況例えば年令、体重、性別、感
受性、食餌、投与時間、投与方法、併用する薬剤、患者
又はその病気の程度に応じて適宜に変えて投与すること
はもちろんである。投与量及び投与回数は病気と病状に
応じて専門医の適量決定試験によって決定されなければ
ならない。一般に、−日一回2.5曙ハg〜100■/
kgの投与量が適当と認められる。これらの投与条件は
、経口投与においても同様に考慮される。
次に本発明の実施例を掲げるが、本発明の範囲はこれに
限定されるものではない。
実施例1 〔ストレプトミセス・シラッスMH663−mF3株の
培養〕 ストレプトミセス・シラッスMH663−mFa株(微
工研菌寄第9710号)の1白金耳ずつを5本の500
−の回転培養用フラスコ中のS培地110t’に植菌し
、30℃におて2日間培養し、種培養液とした。
S培地の組成は、ガラクトース2%、デキストリン2%
、バタトソイトン(米国DIFCO社) 1%、コーン
・ステイープ・リカー(味の素社)0.5%、硫酸アン
モニウム0.2%、炭酸カルシウム0.2%、消泡剤1
滴(pH7,4)である。種培養液2.5−ずつをR培
地130mj!ずつを分注した500−の坂ロフラスコ
230本(培地301分)に植菌し、27℃において5
日間、毎分130往復の振盪培養を行った。R培地の組
成は、グリセリン3.0%、魚粉(BP104、焼津水
産化学工業)2.0%、炭酸カルシウム0.2%(pl
+7.4)である。培養液から、遠心分離法により21
Nの培養濾液を得た。
実施例2 (113−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オンのt!
縮・精製〕 実施例1で得られた培養濾液271に活性炭粉末(和光
0薬工業)270gを添加し、室温で時々攪拌しながら
30分間放置し濾過を行った。脱イオン水で洗浄後、4
1のメタノールを添加し、30分間放置後、濾過により
メタノール濾液を得た。このメタノール液を減圧下に濃
縮乾固することにより茶かっ色の油状物質を粗物質とし
て得た。
上記の如くで得られた茶かっ色の油状の粗物質を脱イオ
ン水に溶解し、IN水酸化ナトリウムでpHを8.0と
したのち、ノルマルブタノールによる抽出を3回行なっ
た。上層のノルマルブタノール液を減圧下に濃縮した。
濃縮したノルマルブタノール液に5gのシリカゲル粉末
を加え(ワコーゲルC−200、和光0薬工業)減圧下
で乾固させた。
この乾固させた粉末をヘキサンで平衡化したシリカゲル
(ワコーゲルC−200、和光0薬工業)カラム(2X
16cm)に添加した。ヘキサン:酢酸エチル(5: 
5) 50−で洗浄した後、ヘキサン:酢酸エチル(3
,5: 6.5) 500−で溶出した。1フラクシヨ
ン16gで分画し、フラクション46番から91番の分
画を合せて減圧下に濃縮乾固し、111■の粗物質を得
た。
上記の如く得られた粗物質の111■をアセニトリルに
溶解、高速液体クロマトグラフィー(C18逆相カラム
、センシューバックOOS 、センシュー工業、20’
 X 3000)にかけ、25%アセトニトリルから3
0%アセトニトリルへの直線的勾配溶出法により溶出し
た。 (70分、5mj/win)  1フラクション
5−で分画することにより、フラクション28番から4
2番の分画を合せて減圧下に濃縮乾固し、73.5mg
の粗物質を得た。
実施例3 〔1,3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オンの採取
〕実施例2で得られた粗物質73.5■をシリカゲル(
フコ−ゲルC−20O和光純薬工業)のカラム(2X1
6cm)にかけ、ヘキサン:酢酸エチル(3,5:6.
5)の混合溶媒で溶出した。1フラクシヨン17gで分
画し、フラクション46番から60番の分画を合せて減
圧下に濃縮乾固することにより、無色透明で油状物質と
して目的の1.3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オ
ンの49.1■を得た。
(α)   +30.2 ” (c O,5,クロロホ
ルム)猶、マウス(CDF 、マウス、10週、雌性)
に皮下注射によって移植された1MC癌細胞(IXIO
’個)は局所に固型癌として増殖するが、これに対する
抑制活性を指標として本発明の活性物質の抽出、精製が
行われる。従って、上記実施例1.2及び3においても
、活性物質はそのようにして抽出精製した。
実施例4 〔製 剤〕 実施例3で得られた1、3−ジヒドロキシ−8−デセン
−5−オンを5倍量の乳糖(w/w) 、50ccの蒸
留水に溶解して注射液を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で得られた(3S、8H)−1,3−ジ
ヒドロキシ−8−デセン−5−オンの赤外部吸収スペク
トルであり、第2図はプロトン核磁気共鳴スペクトルで
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ストレプトミセス・シラッスに属し、1,3−ジヒ
    ドロキシ−8−デセン−5−オンを生産する能力を有す
    る菌株を培養し、その培養液から1,3−ジヒドロキシ
    −8−デセン−5−オンを採取することを特徴ととする
    1,3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オンの製造法
    。 2、1,3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オンを有
    効成分として含む免疫賦活剤。 3、1,3−ジヒドロキシ−8−デセン−5−オンを有
    効成分として含む制癌剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224038A (ja) * 1999-04-30 2007-09-06 Bayer Schering Pharma Ag 6−アルケニル−,6−アルキニル−及び6−エポキシ−エポチロン誘導体類、それらの生成方法、及び医薬製剤へのそれらの使用

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