JPH0434522B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0434522B2 JPH0434522B2 JP58133506A JP13350683A JPH0434522B2 JP H0434522 B2 JPH0434522 B2 JP H0434522B2 JP 58133506 A JP58133506 A JP 58133506A JP 13350683 A JP13350683 A JP 13350683A JP H0434522 B2 JPH0434522 B2 JP H0434522B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substance
- culture
- medium
- methanol
- chloroform
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
Description
この発明は抗腫瘍作用を有するFR−900216物
質またはその医薬として許容され得る塩を含有す
る抗腫瘍剤に関するものである。 この発明のFR−900216物質は公知の化合物で
あり、その理化学的性質は次の通りである。 分子量:625(マススペクトル法) 推定分子式:C35H47NO9 融点:130−135℃(分解) 比旋光度:[α]20 D=+140゜(C=1、クロロ
ホルム中) 紫外線吸収スペクトル: λCH3OH max=232(ε=11、300)、238(sh.)、
285(shb)、296(ε=55、500)、380(ε=70、
300)、324(ε=51、900)nm 紫外線吸収スペクトル: νKBr nax:3450、3140、2960、2920、2860、
1730、1715(sh.)、1607、1575、1455、1445、
1435、1377、1360、1343、1305、1280、1260、
1225、1190、1170、1140、1107、1077、1045、
1030(sh.)、980、970、950、930、915、905、
895、875、860、850、835、825、790、780、
755、705、670、635cm-1 水素の核磁気共鳴スペクトル: 図に示す通り(溶媒:重クロロホルム、内部
標準:テトラメチルシラン) 炭素13の核磁気共鳴スペクトル:(重クロロ
ホルム中) 内部標準:テトラメチルシラン δ(ppm):9.65、11.41、11.71、13.77、
14.32、16.93、22.57、29.24、31.49、31.85、
34.16、35.86、36.40、37.98、45.32、54.18、
56.12、63.77、65.10、76.81、82.33、89.25、
120.80、123.77、126.44、129.29、135.97、136、
21、136.57、137.67、138.51、139.54、160.84、
168.01、169.34 溶剤に対する溶解性: 易溶:メタノール、エタノール、アセトン、
酢酸エチル 可溶:ヘキサン、エチルエーテル 不溶:水 呈色反応: ドラゲンドルフ反応 + 塩化第2鉄反応 − モーリツシユ反応 − ニンヒドリン反応 − エーリツヒ反応 − ヨード反応 + 塩基性、酸性、中性の区別: 弱塩基性 FR−900216物質は、昭和57年10月開催の第25
回天然物有機化合物討論会講演要旨集第491〜497
頁に記載されているリゾキシン(Rhizoxin)と
同一物質であり、その構造式は下記の通りであ
る。 FR−900216物質が抗腫瘍作用を有することは
この出願前には全く知られておらず、この発明の
発明者が初めて見出したものである。 FR−900216物質は、例えばリゾプス属に属す
るFR−900216物質生産菌のようなFR−900216物
質生産菌を培地に培養し、得られる培養物から
FR−900216物質を分離、採取することにより製
造することができる。この発明で使用するFR−
900216物質生産菌のうち、この発明者が京都府宇
治市の土壌から新たに分離した菌株(No.F−1360
と番号を付す)は、次のような菌学的性質を有す
る。 形態学的性質 (a) 肉眼的観察 () 麦芽エキス寒天培地上 生育は極めて旺盛で速く、30℃、3−5
日間の培養で直径80cm以上の巨大集落を形
成し、ペトリ皿を覆い尽くす。集落表面は
平坦で厚く培養初期には白色であるが、胞
子、胞子のうが形成され成熟するにつれて
次第に灰色ないし黒色となる。胞子のう、
胞子は非常に多く形成される。集落周辺部
はくもの巣状でペトリ皿や試験管壁面迄付
着して這い上がる。裏面の色は無色ないし
薄黄色。拡散性色素および浸出液は産出し
ない。芳香を放つ。25℃ではやや生育が遅
い。 () YpSs寒天培地上 麦芽エキス寒天培地と概ね同様である。 () ポテト・グルコース寒天培地上 麦芽エキス寒天培地と概ね同様である。 () ツアペツク寒天培地上 ほとんど生育しない。 (b) 顕微鏡的観察 胞子のうは薄膜に包まれており、成熟する
と袋が破れて中の多数の胞子が弾け出る。胞
子のうは直径30−200μ。球形。胞子は7.5×
15μ。楕円形で表面は平滑、少ししわがあ
る。基中菌糸は仮根(rhigoid)を形成し、
分生子柄は互いにストロン(stolon)で連結
している。隔壁(septa)は有しない。胞子
のう柄の先端に柱軸(columella)を形成す
る。 生理的性質 (a) 生育温度範囲 40−48℃(ポテト・グルコース寒天培地上) 胞子のう着生14−39℃(同上培地) 至適温度:33℃(同上培地) (b) ペツフアー氏液(Pfeffer solution)で10
℃では生育しない。25−42℃で生育する。 (c) 生育PH範囲PH2.5−12.0(麦芽汁およびYpSs
寒天培地上) (d) 有機酸を生産する。 以上の実験結果より総合的に判断するNo.F−
1360株は接合菌類Rhizopus属の1菌種であると
考えられる。従つて、このNo.F−1360株をリゾプ
ス・エスピーNo.F−1360(Rhizopus sp.No.F−
1360)と命名した。 このリゾプス・エスピーNo.F−1360はアメリカ
ン・タイプ・カルチユア・コレクシヨンに寄託番
号ATCCNo.20577として寄託されている。また、
このリゾプス・エスピーNo.F−1360は工業技術院
微生物工業技術研究所に微工研菌寄第5362号とし
て寄託されている。 この発明で使用するFR−900216物質生産菌、
例えばリゾプス属に属するFR−900216物質生産
菌は、例えばX線、紫外線などの照射処理、例え
ばナイトロジエン・マスタード、アゼセリン、亜
硝酸、2−アミノプリン、N−メチル−N′−ニ
トローN−ニトロソグアニジン(NTG)などの
変異誘起剤による処理、フアージ接触、形質転
換、形質導入、接合などの通常用いられる菌株変
異処理方法により、FR−900216物質の生産能を
高めることができる。 リゾプス属に属するFR−900216物質の生産菌
を培地に培養することにより行なわれるFR−
900216物質の生産は原則的には一般微生物の培養
方法に準ずるが、通常は液体培地による深部培養
法が有利である。培地に用いられる培地として
は、リゾプス属に属するFR−900216物質生産菌
が利用する栄養源を含有する培地であればよい。
すなわち、合成培地、半合成培地あるいは天然培
地が用いられ、培地組成は炭素源としては、例え
ばグルコース、シユークロース、マルトース、グ
リセリン、でん粉、液化でん粉等が用いられ、窒
素源として、例えば肉エキス、カゼイン加水分解
物、ペプトン、グルテンミール、コーンミール、
綿実粕、大豆粉、コーンスチープリカー、乾燥酵
母、酵母エキス、尿素、りん酸アンモニウム等が
用いられる。このほか、例えばりん酸水素2ナト
リウム、りん酸2水素カリウム、塩化マグネシウ
ム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の無機
塩も必要に応じて培地に添加される。 また、培養中発泡の著しい時には、例えば大豆
油、亜麻仁油等の植物油、オクタデカノール、テ
トラデカノール、ヘプタノール等の高級アルコー
ル類、シリコン化合物の消泡剤を適宜添加すれば
よい。 培養温度は30℃前後が適用であり、培養容量の
増大に従つて適宜種培養を行なうと好結果が得ら
れることが多い。本培養の培養時間は50〜100時
間位が適当であり、培地が濃厚になるのに従つ
て、培養時間をさらに延長してもよい。 以上述べた培養条件は使用生産菌株の特性に応
じてそれぞれの最適の条件を選択して適用され
る。 次に、培養により生成したFR−900216物質は
通常、培養物中の菌体内および菌体外の両方に蓄
積されることが多いので、一般には遠心分離、ろ
過等の手段により、菌体およびろ液(上澄液)に
分離した後、双方から一般抗生物質の製造に用い
られる手段により分離、精製および採取される。
すなわち、通常、菌体内の目的物質は溶媒抽出等
の抽出手段により菌体から分離抽出される。そし
てこの抽出物および上記ろ液(上澄液)に減圧濃
縮、溶媒抽出、液性変換、例えば陰イオン交換樹
脂、陽イオン交換樹脂、非イオン性吸着樹脂等の
樹脂による処理、例えば活性炭、けい酸、シリカ
ゲル、アルミナ、セルロース等の吸着剤による処
理、結晶化、再結晶等の手段を任意の順序に組合
せまたは反復して適用することにより、FR−
900216物質を分離、精製することができる。 また、このようにして得られたFR−900216物
質を常法により処理することによつてその医療と
して許容され得ることができる。 そのようなFR−900216物質の医薬として許容
され得る塩としては例えば無機もしくは有機酸と
の酸付加塩(例えば、酢酸塩、乳酸塩、マレイン
酸塩、フマール酸塩、修酸塩、くえん酸塩、メタ
ンスルホン酸塩、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、りん
酸塩等)等が挙げられる。 次にFR−900216物質の抗腫瘍作用を試験例に
よつて説明する。 試験例 1 マウス白血病L1210およびP388に対する抗腫瘍
作用: (1) 腹腔内投与: 試験法 マウス白血病L1210およびP388それぞれ
DBA/マウスに継代移植し移植後7日目の腹
腔より腹水を採取し、その腫瘍細胞を分離し、
さらに細胞数を調整し、細胞浮遊液とした。そ
の浮遊液の0.2ml(L1210では105細胞、P388で
は106細胞)をBDF1マウス(L1210の実験で
は、体重17.9−21.7gの7週令雌、P388の実験
では体重18.4−22.5gの8週令雌)の腹腔内に
移植した。FR−900216物質はメタノールに溶
解した後濃縮し、濃縮物を水に溶解して水溶液
とし、所定量1日1回4日間上記の腫瘍細胞を
移植したマウスの腹腔内に投与した。抗腫瘍活
性は各群の平均生存日数(T)の対照群の平均
生存日数(C)に対する百分率(T/C×100)で
示した。 結 果 表1に示した。
質またはその医薬として許容され得る塩を含有す
る抗腫瘍剤に関するものである。 この発明のFR−900216物質は公知の化合物で
あり、その理化学的性質は次の通りである。 分子量:625(マススペクトル法) 推定分子式:C35H47NO9 融点:130−135℃(分解) 比旋光度:[α]20 D=+140゜(C=1、クロロ
ホルム中) 紫外線吸収スペクトル: λCH3OH max=232(ε=11、300)、238(sh.)、
285(shb)、296(ε=55、500)、380(ε=70、
300)、324(ε=51、900)nm 紫外線吸収スペクトル: νKBr nax:3450、3140、2960、2920、2860、
1730、1715(sh.)、1607、1575、1455、1445、
1435、1377、1360、1343、1305、1280、1260、
1225、1190、1170、1140、1107、1077、1045、
1030(sh.)、980、970、950、930、915、905、
895、875、860、850、835、825、790、780、
755、705、670、635cm-1 水素の核磁気共鳴スペクトル: 図に示す通り(溶媒:重クロロホルム、内部
標準:テトラメチルシラン) 炭素13の核磁気共鳴スペクトル:(重クロロ
ホルム中) 内部標準:テトラメチルシラン δ(ppm):9.65、11.41、11.71、13.77、
14.32、16.93、22.57、29.24、31.49、31.85、
34.16、35.86、36.40、37.98、45.32、54.18、
56.12、63.77、65.10、76.81、82.33、89.25、
120.80、123.77、126.44、129.29、135.97、136、
21、136.57、137.67、138.51、139.54、160.84、
168.01、169.34 溶剤に対する溶解性: 易溶:メタノール、エタノール、アセトン、
酢酸エチル 可溶:ヘキサン、エチルエーテル 不溶:水 呈色反応: ドラゲンドルフ反応 + 塩化第2鉄反応 − モーリツシユ反応 − ニンヒドリン反応 − エーリツヒ反応 − ヨード反応 + 塩基性、酸性、中性の区別: 弱塩基性 FR−900216物質は、昭和57年10月開催の第25
回天然物有機化合物討論会講演要旨集第491〜497
頁に記載されているリゾキシン(Rhizoxin)と
同一物質であり、その構造式は下記の通りであ
る。 FR−900216物質が抗腫瘍作用を有することは
この出願前には全く知られておらず、この発明の
発明者が初めて見出したものである。 FR−900216物質は、例えばリゾプス属に属す
るFR−900216物質生産菌のようなFR−900216物
質生産菌を培地に培養し、得られる培養物から
FR−900216物質を分離、採取することにより製
造することができる。この発明で使用するFR−
900216物質生産菌のうち、この発明者が京都府宇
治市の土壌から新たに分離した菌株(No.F−1360
と番号を付す)は、次のような菌学的性質を有す
る。 形態学的性質 (a) 肉眼的観察 () 麦芽エキス寒天培地上 生育は極めて旺盛で速く、30℃、3−5
日間の培養で直径80cm以上の巨大集落を形
成し、ペトリ皿を覆い尽くす。集落表面は
平坦で厚く培養初期には白色であるが、胞
子、胞子のうが形成され成熟するにつれて
次第に灰色ないし黒色となる。胞子のう、
胞子は非常に多く形成される。集落周辺部
はくもの巣状でペトリ皿や試験管壁面迄付
着して這い上がる。裏面の色は無色ないし
薄黄色。拡散性色素および浸出液は産出し
ない。芳香を放つ。25℃ではやや生育が遅
い。 () YpSs寒天培地上 麦芽エキス寒天培地と概ね同様である。 () ポテト・グルコース寒天培地上 麦芽エキス寒天培地と概ね同様である。 () ツアペツク寒天培地上 ほとんど生育しない。 (b) 顕微鏡的観察 胞子のうは薄膜に包まれており、成熟する
と袋が破れて中の多数の胞子が弾け出る。胞
子のうは直径30−200μ。球形。胞子は7.5×
15μ。楕円形で表面は平滑、少ししわがあ
る。基中菌糸は仮根(rhigoid)を形成し、
分生子柄は互いにストロン(stolon)で連結
している。隔壁(septa)は有しない。胞子
のう柄の先端に柱軸(columella)を形成す
る。 生理的性質 (a) 生育温度範囲 40−48℃(ポテト・グルコース寒天培地上) 胞子のう着生14−39℃(同上培地) 至適温度:33℃(同上培地) (b) ペツフアー氏液(Pfeffer solution)で10
℃では生育しない。25−42℃で生育する。 (c) 生育PH範囲PH2.5−12.0(麦芽汁およびYpSs
寒天培地上) (d) 有機酸を生産する。 以上の実験結果より総合的に判断するNo.F−
1360株は接合菌類Rhizopus属の1菌種であると
考えられる。従つて、このNo.F−1360株をリゾプ
ス・エスピーNo.F−1360(Rhizopus sp.No.F−
1360)と命名した。 このリゾプス・エスピーNo.F−1360はアメリカ
ン・タイプ・カルチユア・コレクシヨンに寄託番
号ATCCNo.20577として寄託されている。また、
このリゾプス・エスピーNo.F−1360は工業技術院
微生物工業技術研究所に微工研菌寄第5362号とし
て寄託されている。 この発明で使用するFR−900216物質生産菌、
例えばリゾプス属に属するFR−900216物質生産
菌は、例えばX線、紫外線などの照射処理、例え
ばナイトロジエン・マスタード、アゼセリン、亜
硝酸、2−アミノプリン、N−メチル−N′−ニ
トローN−ニトロソグアニジン(NTG)などの
変異誘起剤による処理、フアージ接触、形質転
換、形質導入、接合などの通常用いられる菌株変
異処理方法により、FR−900216物質の生産能を
高めることができる。 リゾプス属に属するFR−900216物質の生産菌
を培地に培養することにより行なわれるFR−
900216物質の生産は原則的には一般微生物の培養
方法に準ずるが、通常は液体培地による深部培養
法が有利である。培地に用いられる培地として
は、リゾプス属に属するFR−900216物質生産菌
が利用する栄養源を含有する培地であればよい。
すなわち、合成培地、半合成培地あるいは天然培
地が用いられ、培地組成は炭素源としては、例え
ばグルコース、シユークロース、マルトース、グ
リセリン、でん粉、液化でん粉等が用いられ、窒
素源として、例えば肉エキス、カゼイン加水分解
物、ペプトン、グルテンミール、コーンミール、
綿実粕、大豆粉、コーンスチープリカー、乾燥酵
母、酵母エキス、尿素、りん酸アンモニウム等が
用いられる。このほか、例えばりん酸水素2ナト
リウム、りん酸2水素カリウム、塩化マグネシウ
ム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の無機
塩も必要に応じて培地に添加される。 また、培養中発泡の著しい時には、例えば大豆
油、亜麻仁油等の植物油、オクタデカノール、テ
トラデカノール、ヘプタノール等の高級アルコー
ル類、シリコン化合物の消泡剤を適宜添加すれば
よい。 培養温度は30℃前後が適用であり、培養容量の
増大に従つて適宜種培養を行なうと好結果が得ら
れることが多い。本培養の培養時間は50〜100時
間位が適当であり、培地が濃厚になるのに従つ
て、培養時間をさらに延長してもよい。 以上述べた培養条件は使用生産菌株の特性に応
じてそれぞれの最適の条件を選択して適用され
る。 次に、培養により生成したFR−900216物質は
通常、培養物中の菌体内および菌体外の両方に蓄
積されることが多いので、一般には遠心分離、ろ
過等の手段により、菌体およびろ液(上澄液)に
分離した後、双方から一般抗生物質の製造に用い
られる手段により分離、精製および採取される。
すなわち、通常、菌体内の目的物質は溶媒抽出等
の抽出手段により菌体から分離抽出される。そし
てこの抽出物および上記ろ液(上澄液)に減圧濃
縮、溶媒抽出、液性変換、例えば陰イオン交換樹
脂、陽イオン交換樹脂、非イオン性吸着樹脂等の
樹脂による処理、例えば活性炭、けい酸、シリカ
ゲル、アルミナ、セルロース等の吸着剤による処
理、結晶化、再結晶等の手段を任意の順序に組合
せまたは反復して適用することにより、FR−
900216物質を分離、精製することができる。 また、このようにして得られたFR−900216物
質を常法により処理することによつてその医療と
して許容され得ることができる。 そのようなFR−900216物質の医薬として許容
され得る塩としては例えば無機もしくは有機酸と
の酸付加塩(例えば、酢酸塩、乳酸塩、マレイン
酸塩、フマール酸塩、修酸塩、くえん酸塩、メタ
ンスルホン酸塩、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、りん
酸塩等)等が挙げられる。 次にFR−900216物質の抗腫瘍作用を試験例に
よつて説明する。 試験例 1 マウス白血病L1210およびP388に対する抗腫瘍
作用: (1) 腹腔内投与: 試験法 マウス白血病L1210およびP388それぞれ
DBA/マウスに継代移植し移植後7日目の腹
腔より腹水を採取し、その腫瘍細胞を分離し、
さらに細胞数を調整し、細胞浮遊液とした。そ
の浮遊液の0.2ml(L1210では105細胞、P388で
は106細胞)をBDF1マウス(L1210の実験で
は、体重17.9−21.7gの7週令雌、P388の実験
では体重18.4−22.5gの8週令雌)の腹腔内に
移植した。FR−900216物質はメタノールに溶
解した後濃縮し、濃縮物を水に溶解して水溶液
とし、所定量1日1回4日間上記の腫瘍細胞を
移植したマウスの腹腔内に投与した。抗腫瘍活
性は各群の平均生存日数(T)の対照群の平均
生存日数(C)に対する百分率(T/C×100)で
示した。 結 果 表1に示した。
【表】
(2) 経口投与:
試験法:
マウス白血病L1210をDBA/2マウスに継
代移植し移植後7日目の腹腔より腹水を採取
し、その腫瘍細胞を分離し、さらに細胞数を調
整し、細胞浮遊液とした。その浮遊液の0.2ml
(L1210では105細胞、P388では106細胞)を
BDF1マウス(体重17.9−21.7gの7週令雌)
の腹腔内に移植した。FR−900216物質はメタ
ノールに溶解した後濃縮し、濃縮物を水に溶解
して水溶液とし、所定量1日1回4日間上記の
腫瘍細胞を移植したマウスに経口投与した。抗
腫瘍活性は各群の平均生存日数(T)の対照群
の平均日数(C)に対する百分率(T/C×100)
で示した。 結 果 表2に示した。
代移植し移植後7日目の腹腔より腹水を採取
し、その腫瘍細胞を分離し、さらに細胞数を調
整し、細胞浮遊液とした。その浮遊液の0.2ml
(L1210では105細胞、P388では106細胞)を
BDF1マウス(体重17.9−21.7gの7週令雌)
の腹腔内に移植した。FR−900216物質はメタ
ノールに溶解した後濃縮し、濃縮物を水に溶解
して水溶液とし、所定量1日1回4日間上記の
腫瘍細胞を移植したマウスに経口投与した。抗
腫瘍活性は各群の平均生存日数(T)の対照群
の平均日数(C)に対する百分率(T/C×100)
で示した。 結 果 表2に示した。
【表】
試験例 2
マウス メラノーマB16に対する抗腫瘍作用
試験法
マウスメラノーマB16をDBA/2マウスに継
代移植し、移植後14日目の皮下より腫瘍を無菌的
に採取し、その1gをハンクス液10mlに混合し、
ホモジナイズした。この0.5mlをBDF1マウス(体
重19.7−24.8gの12週令雌)の腹腔に移植した
後、メタノールに溶解後濃縮し、濃縮物を水に溶
解して調製したFR−900216物質の水溶液の所定
量を1日1回4日間腹腔内に投与した。抗腫瘍活
性は試験例1と同様に算出した。 結 果 表3に示した。
代移植し、移植後14日目の皮下より腫瘍を無菌的
に採取し、その1gをハンクス液10mlに混合し、
ホモジナイズした。この0.5mlをBDF1マウス(体
重19.7−24.8gの12週令雌)の腹腔に移植した
後、メタノールに溶解後濃縮し、濃縮物を水に溶
解して調製したFR−900216物質の水溶液の所定
量を1日1回4日間腹腔内に投与した。抗腫瘍活
性は試験例1と同様に算出した。 結 果 表3に示した。
【表】
試験例 3
ヒト乳癌由来ヌードマウス移植癌MX−1に対
する抗腫瘍作用: 試験法 MX−1腫瘍移植後約1か月のSwiss−nu/nu
マウスを殺し、腫瘤を無菌的に剔出した。壊死部
を除去した後、ハンクス液で2−3mm角に鋏で細
切した後、腎皮膜に移植した。腫瘍移植後約2週
間後腫瘍体積が約100mm3に達した時期から、メタ
ノールに溶解後濃縮し、濃縮物を水に溶解して調
製したFR−900216物質の水溶液の所定量を4日
おきに腹腔内投与し、投与終了14日後に判定し
た。効果の判定は、各マウスの薬剤投与開始日の
腫瘍体積Voと、各マウスの効果判定日の腫瘍体
積Vを求め、相対比V/Voを計算する。効果判
定日の対照群、薬剤投与群のV/Voの平均値を
各々Cn、TnとするTn/Cn×100を治療効果の指
標とする。 その結果は、表4に示した。
する抗腫瘍作用: 試験法 MX−1腫瘍移植後約1か月のSwiss−nu/nu
マウスを殺し、腫瘤を無菌的に剔出した。壊死部
を除去した後、ハンクス液で2−3mm角に鋏で細
切した後、腎皮膜に移植した。腫瘍移植後約2週
間後腫瘍体積が約100mm3に達した時期から、メタ
ノールに溶解後濃縮し、濃縮物を水に溶解して調
製したFR−900216物質の水溶液の所定量を4日
おきに腹腔内投与し、投与終了14日後に判定し
た。効果の判定は、各マウスの薬剤投与開始日の
腫瘍体積Voと、各マウスの効果判定日の腫瘍体
積Vを求め、相対比V/Voを計算する。効果判
定日の対照群、薬剤投与群のV/Voの平均値を
各々Cn、TnとするTn/Cn×100を治療効果の指
標とする。 その結果は、表4に示した。
【表】
なお、FR−900216物質の急性毒性は下記の通
りであつた。 マウス(ddY) LD50 2.5mg/Kg(腹腔内) このようにFR−900216物質は優れた抗腫瘍作
用を有する。 この発明の目的化合物であるFR−900216物質
またはその医薬として許容され得る塩を腫瘍の治
療目的で投与するに当つては、FR−900216物質
を有効成分とし、これに医薬上許容される担体、
例えば経口もしくは非経口の有機もしくは無機、
固体または液体の賦形剤を加えた製剤の形で使用
できる。このような製剤としては、カプセル、錠
剤、顆粒剤などの固体製剤および液剤、けんだく
剤、乳剤などの液体製剤のほか坐剤などが含まれ
る。さらに必要に応じて前記製剤中に補助剤、安
定剤、湿潤剤、乳化剤、緩衝剤、その他繁用され
る添加剤を含有させることができる。FR−
900216物質またはその医薬として許容し得る塩の
投与量は患者の年令、状態、疾病の種類および病
状により異なるが、この発明の化合物を平均1回
につき、約100mg、200mg、400mgまたは1600mgの
量を投与すれば、腫瘍の治療に有効である。一般
にFR−900216物質またはその医薬として許容し
得る塩は1日当り約200mgないし4000mg、場合に
よつてはそれ以上の量で投与することができる。 次にFR−900216物質の製造例を説明する。 製造例 1 コーンスターチ1%、グルコース0.5%、グル
テンミール1%、乾燥酵母1%、コーンスチープ
リカー1%の組成の培地(滅菌前PH7.0)を275ml
容広口エルレンマイヤーフラスコ6本にそれぞれ
80mlずつ分注し、120℃で30分間滅菌する。これ
らにリゾプス・エスピーNo.F−1360の斜面培養物
をそれぞれ1白金耳ずつ接種し、ロータリーシエ
イカーで毎分250回転、30℃で48時間培養を行う。
別に可溶性でん粉2%、グリセリン0.5%、グル
テンミール1%、乾燥酵母1%、コーンスチープ
リカー1%の組成の培地(PH7.0)20を30容
ジヤーフアーメンターに注入し、120℃で30分間
滅菌する。次いで、これに上記培養物の全量を接
種し、通気1VVM、撹拌速度毎分200回転、培養
温度30℃で24時間培養し、これを種培養とする。 さらに、可溶性でん粉2%、グリセリン0.5%、
乾燥酵母1%、綿実粕1%、大豆粉0.5%、炭酸
カルシウム1%の組成の培地(PH7.0)15を200
容ジヤーフアーメンターに注入し、120℃で30
分間滅菌する。これに上記種培養物8を接種
し、通気量0.7VVM、撹拌速度毎分250回転、培
養温度30℃で72時間培養する。培養終了後、培養
物にけい藻土5Kgを加えてろ過する。得られた菌
体を含むケーキに酢酸エチル80を加えて撹拌
し、次いで酢酸エチル層を分取する。この菌体か
らの有効性分の抽出操作を再度くり返し、得られ
た酢酸エチル抽出物を1まで減圧濃縮する。濃
縮物を0.5%重曹水500mlで洗浄して酢酸エチル層
を分取する。この酢酸エチル層を無水硫酸ナトリ
ウムで脱水し300mlまで濃縮する。この濃縮物を
シリカゲルクロマトグライー(シリカゲル:2500
ml)に付し、クロロホルムでカラムを洗浄後、ク
ロロホルムとメタノールの混液(100:1)で溶
出する。目的物を含むクロロホルムメタノール溶
出画分(10)を減圧濃縮し、約20mlにまで濃縮
しヘキサン1.5を加えて、得られる沈澱をろ過
して集め、乾燥して目的物を含む粗粉末1.1gを
得る。この粗粉末を100mlのメタノールに溶解し
てNSゲル(日本精密化学社製)を用いた逆相ク
ロマトグラフイー(NSゲル:1500ml)に付し、
メタノールで溶出し細かく分画する。目的物を含
む溶出画分(800ml)を減圧濃縮し、約10mlにま
で濃縮しヘキサン1を加えて、得られる沈澱を
ろ過して集め、粉末630mgを得る。この粉末をシ
リカゲル薄層クロマトグラフイーに付し、クロロ
ホルムとメタノールの混液(20:1)で展開し、
目的物を含む画分をかきとつてクロロホルムメタ
ノール混液(10:1)で溶出する。溶出液80mlを
減圧濃縮し約5mlにまで濃縮してヘキサン500ml
を加えて得られる沈澱をろ過して集め、FR−
900216物質の白色粉末300mgを得る。 元素分析値(%):C66.30、H7.61、N2.18 製造例 2 コーンスターチ1%、グルコース0.5%、グル
テンミール1%、乾燥酵母1%、コーンスチープ
リカー1%の組成の培地(減菌前PH7.0)を275ml
容広口エルレンマイヤーフラスコ6本にそれぞれ
80mlずつ分注し、120℃で30分間減菌する。これ
らにリゾブス・エスピーNo.F−1360の斜面培養物
をそれぞれ1白金耳ずつ接種し、ロータリーシエ
イカーで毎分250回転、30℃で48時間培養を行う。
別に可溶性でん粉2%、グリセリン1%、グルコ
ース0.5%、グルテンミール1%、乾燥酵母1%、
コーンスチープリカー1%の組成の培地(PH7.0)
20を20容ジヤーフアーメンターに注入し、
120℃で30分間滅菌する。次いで、これに上記培
養物の全量を接種し、通気量1VVM、撹拌速度
毎分200回転、培養温度30℃で24時間培養しこれ
を種培養とする。 さらに可溶性でん粉2%、グリセリン1%、乾
燥酵母1%、綿実粕1%、大豆粉0.5%、炭酸カ
ルシウム1%の組成の培地(PH7.0)150を200
容ジヤーフアーメンターに注入し、120℃で30
分間滅菌する。これに上記種培養物8を接種
し、通気量0.7VVM、撹拌速度毎分250回転、培
養温度30℃で72時間培養する。 培養終了後、培養物にけい藻土5Kgを加えてろ
過する。得られた菌体を含むケーキに酢酸エチル
80を加え、撹拌した後濾過する。この操作を再
度くり返し、得られた酢酸エチル抽出物を1ま
で減圧濃縮する。濃縮物を0.5%重曹水500mlで洗
浄して酢酸エチル曹を分取する。この酢酸エチル
層を無水硫酸ナトリウムで脱水し300mlまで濃縮
する。この濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイー(シリカゲル:2500ml)に付し、クロロ
ホルムでカラムを洗浄後、クロロホルムとメタノ
ールの混液(100:1)で溶出する。目的物を含
むクロロホルムメタノール溶出画分(10)を減
圧濃縮し、約50mlにまで濃縮しヘキサン2を加
えて、得られる沈澱をろ過して集め、乾燥して目
的物を含む粗粉末2.5gを得る。この粗粉末を大
量分取用高速液体クロマトグラフ(日本ウオータ
ーズリミテツド社製、使用カラムはプレパツク
500/シリカ)にかけてクロロホルム−メタノー
ルの混液(100:1.5)の溶媒系を用いて活性画分
を得る。得られた活性画分を減圧濃縮し、ヘキサ
ン100mlを加えて、得られる沈澱をろ過して集め、
乾燥して粉末1.2gを得る。この粉末を再び同一
条件で大量分取用高速液体クロマトグラフにかけ
て同一処理をおこなうとFR−900216物質の白色
粉末500mgを得る。
りであつた。 マウス(ddY) LD50 2.5mg/Kg(腹腔内) このようにFR−900216物質は優れた抗腫瘍作
用を有する。 この発明の目的化合物であるFR−900216物質
またはその医薬として許容され得る塩を腫瘍の治
療目的で投与するに当つては、FR−900216物質
を有効成分とし、これに医薬上許容される担体、
例えば経口もしくは非経口の有機もしくは無機、
固体または液体の賦形剤を加えた製剤の形で使用
できる。このような製剤としては、カプセル、錠
剤、顆粒剤などの固体製剤および液剤、けんだく
剤、乳剤などの液体製剤のほか坐剤などが含まれ
る。さらに必要に応じて前記製剤中に補助剤、安
定剤、湿潤剤、乳化剤、緩衝剤、その他繁用され
る添加剤を含有させることができる。FR−
900216物質またはその医薬として許容し得る塩の
投与量は患者の年令、状態、疾病の種類および病
状により異なるが、この発明の化合物を平均1回
につき、約100mg、200mg、400mgまたは1600mgの
量を投与すれば、腫瘍の治療に有効である。一般
にFR−900216物質またはその医薬として許容し
得る塩は1日当り約200mgないし4000mg、場合に
よつてはそれ以上の量で投与することができる。 次にFR−900216物質の製造例を説明する。 製造例 1 コーンスターチ1%、グルコース0.5%、グル
テンミール1%、乾燥酵母1%、コーンスチープ
リカー1%の組成の培地(滅菌前PH7.0)を275ml
容広口エルレンマイヤーフラスコ6本にそれぞれ
80mlずつ分注し、120℃で30分間滅菌する。これ
らにリゾプス・エスピーNo.F−1360の斜面培養物
をそれぞれ1白金耳ずつ接種し、ロータリーシエ
イカーで毎分250回転、30℃で48時間培養を行う。
別に可溶性でん粉2%、グリセリン0.5%、グル
テンミール1%、乾燥酵母1%、コーンスチープ
リカー1%の組成の培地(PH7.0)20を30容
ジヤーフアーメンターに注入し、120℃で30分間
滅菌する。次いで、これに上記培養物の全量を接
種し、通気1VVM、撹拌速度毎分200回転、培養
温度30℃で24時間培養し、これを種培養とする。 さらに、可溶性でん粉2%、グリセリン0.5%、
乾燥酵母1%、綿実粕1%、大豆粉0.5%、炭酸
カルシウム1%の組成の培地(PH7.0)15を200
容ジヤーフアーメンターに注入し、120℃で30
分間滅菌する。これに上記種培養物8を接種
し、通気量0.7VVM、撹拌速度毎分250回転、培
養温度30℃で72時間培養する。培養終了後、培養
物にけい藻土5Kgを加えてろ過する。得られた菌
体を含むケーキに酢酸エチル80を加えて撹拌
し、次いで酢酸エチル層を分取する。この菌体か
らの有効性分の抽出操作を再度くり返し、得られ
た酢酸エチル抽出物を1まで減圧濃縮する。濃
縮物を0.5%重曹水500mlで洗浄して酢酸エチル層
を分取する。この酢酸エチル層を無水硫酸ナトリ
ウムで脱水し300mlまで濃縮する。この濃縮物を
シリカゲルクロマトグライー(シリカゲル:2500
ml)に付し、クロロホルムでカラムを洗浄後、ク
ロロホルムとメタノールの混液(100:1)で溶
出する。目的物を含むクロロホルムメタノール溶
出画分(10)を減圧濃縮し、約20mlにまで濃縮
しヘキサン1.5を加えて、得られる沈澱をろ過
して集め、乾燥して目的物を含む粗粉末1.1gを
得る。この粗粉末を100mlのメタノールに溶解し
てNSゲル(日本精密化学社製)を用いた逆相ク
ロマトグラフイー(NSゲル:1500ml)に付し、
メタノールで溶出し細かく分画する。目的物を含
む溶出画分(800ml)を減圧濃縮し、約10mlにま
で濃縮しヘキサン1を加えて、得られる沈澱を
ろ過して集め、粉末630mgを得る。この粉末をシ
リカゲル薄層クロマトグラフイーに付し、クロロ
ホルムとメタノールの混液(20:1)で展開し、
目的物を含む画分をかきとつてクロロホルムメタ
ノール混液(10:1)で溶出する。溶出液80mlを
減圧濃縮し約5mlにまで濃縮してヘキサン500ml
を加えて得られる沈澱をろ過して集め、FR−
900216物質の白色粉末300mgを得る。 元素分析値(%):C66.30、H7.61、N2.18 製造例 2 コーンスターチ1%、グルコース0.5%、グル
テンミール1%、乾燥酵母1%、コーンスチープ
リカー1%の組成の培地(減菌前PH7.0)を275ml
容広口エルレンマイヤーフラスコ6本にそれぞれ
80mlずつ分注し、120℃で30分間減菌する。これ
らにリゾブス・エスピーNo.F−1360の斜面培養物
をそれぞれ1白金耳ずつ接種し、ロータリーシエ
イカーで毎分250回転、30℃で48時間培養を行う。
別に可溶性でん粉2%、グリセリン1%、グルコ
ース0.5%、グルテンミール1%、乾燥酵母1%、
コーンスチープリカー1%の組成の培地(PH7.0)
20を20容ジヤーフアーメンターに注入し、
120℃で30分間滅菌する。次いで、これに上記培
養物の全量を接種し、通気量1VVM、撹拌速度
毎分200回転、培養温度30℃で24時間培養しこれ
を種培養とする。 さらに可溶性でん粉2%、グリセリン1%、乾
燥酵母1%、綿実粕1%、大豆粉0.5%、炭酸カ
ルシウム1%の組成の培地(PH7.0)150を200
容ジヤーフアーメンターに注入し、120℃で30
分間滅菌する。これに上記種培養物8を接種
し、通気量0.7VVM、撹拌速度毎分250回転、培
養温度30℃で72時間培養する。 培養終了後、培養物にけい藻土5Kgを加えてろ
過する。得られた菌体を含むケーキに酢酸エチル
80を加え、撹拌した後濾過する。この操作を再
度くり返し、得られた酢酸エチル抽出物を1ま
で減圧濃縮する。濃縮物を0.5%重曹水500mlで洗
浄して酢酸エチル曹を分取する。この酢酸エチル
層を無水硫酸ナトリウムで脱水し300mlまで濃縮
する。この濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイー(シリカゲル:2500ml)に付し、クロロ
ホルムでカラムを洗浄後、クロロホルムとメタノ
ールの混液(100:1)で溶出する。目的物を含
むクロロホルムメタノール溶出画分(10)を減
圧濃縮し、約50mlにまで濃縮しヘキサン2を加
えて、得られる沈澱をろ過して集め、乾燥して目
的物を含む粗粉末2.5gを得る。この粗粉末を大
量分取用高速液体クロマトグラフ(日本ウオータ
ーズリミテツド社製、使用カラムはプレパツク
500/シリカ)にかけてクロロホルム−メタノー
ルの混液(100:1.5)の溶媒系を用いて活性画分
を得る。得られた活性画分を減圧濃縮し、ヘキサ
ン100mlを加えて、得られる沈澱をろ過して集め、
乾燥して粉末1.2gを得る。この粉末を再び同一
条件で大量分取用高速液体クロマトグラフにかけ
て同一処理をおこなうとFR−900216物質の白色
粉末500mgを得る。
図面はFR−900216物質の水素の核磁気共鳴吸
収スペクトルを示す。
収スペクトルを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記構造式 を有するFR−900216物質またはその医薬として
許容され得る塩を含有することを特徴とする抗腫
瘍剤。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58133506A JPS6027390A (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | Fr−900216物質を含有する抗腫瘍剤 |
| ZA845372A ZA845372B (en) | 1983-07-21 | 1984-07-11 | Antitumor agent |
| PH30984A PH20405A (en) | 1983-07-21 | 1984-07-13 | Anti-tumor agent container fr.900216 substance or its pharmaceutically acceptable salts thereof |
| US06/631,244 US4680178A (en) | 1983-07-21 | 1984-07-16 | Antitumor agent comprising FR-900216 |
| DK348784A DK162631C (da) | 1983-07-21 | 1984-07-16 | Forbindelse, betegnet fr-900216, til anvendelse som terapeutisk aktivt stof, farmaceutisk praeparat indeholdende forbindelsen samt anvendelse af forbindelsen |
| IE1832/84A IE57748B1 (en) | 1983-07-21 | 1984-07-16 | Fr-900216 substance obtainable by cultivating atcc 20577 for use as an active therapeutic substance and pharmaceutical antitumor composition comprising fr-900216 substance |
| DE8484108444T DE3484155D1 (de) | 1983-07-21 | 1984-07-18 | Fr-900216-verbindung, durch kultivierung von atcc 20577 gewonnen, als aktive therapeutische verbindung genutzt, und sie enthaltende antitumorale pharmazeutische zusammensetzung von fr-900216. |
| EP84108444A EP0132772B1 (en) | 1983-07-21 | 1984-07-18 | Fr-900216 substance obtainable by cultivating atcc 20577 for use as an active therapeutic substance and pharmaceutical antitumor composition comprising fr-900216 substance |
| AU30853/84A AU560728B2 (en) | 1983-07-21 | 1984-07-19 | Fr-900216 (rhizoxin) |
| IL72451A IL72451A (en) | 1983-07-21 | 1984-07-19 | Pharmaceutical antitumor composition containing rhizoxin and method for the preparation thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58133506A JPS6027390A (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | Fr−900216物質を含有する抗腫瘍剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6027390A JPS6027390A (ja) | 1985-02-12 |
| JPH0434522B2 true JPH0434522B2 (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=15106361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58133506A Granted JPS6027390A (ja) | 1983-07-21 | 1983-07-21 | Fr−900216物質を含有する抗腫瘍剤 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6027390A (ja) |
| ZA (1) | ZA845372B (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6084220A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-13 | Norin Suisansyo Nogyo Kankyo Gijutsu Kenkyusho | 植物病原菌リゾ−プス・キネンシスの代謝産物リゾキシンを有効成分とする抗腫瘍剤 |
-
1983
- 1983-07-21 JP JP58133506A patent/JPS6027390A/ja active Granted
-
1984
- 1984-07-11 ZA ZA845372A patent/ZA845372B/xx unknown
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6027390A (ja) | 1985-02-12 |
| ZA845372B (en) | 1985-02-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0452280B2 (ja) | ||
| JPS6046960B2 (ja) | 抗生物質化合物類 | |
| JPH02257886A (ja) | Ws6049―b物質、その製造法およびそれを有効成分として含有する抗癌剤 | |
| JPS6310953B2 (ja) | ||
| KR0135600B1 (ko) | 항암 항생물질 mi43-37f11, 그 제조방법 및 그 용도 | |
| JPS6339000B2 (ja) | ||
| JPH03141290A (ja) | 抗腫瘍抗生物質bmy―41339 | |
| JPH0434522B2 (ja) | ||
| JPH1045738A (ja) | 抗生物質エポキシキノマイシンcおよびdとその製造法ならびに抗リウマチ剤 | |
| EP0132772B1 (en) | Fr-900216 substance obtainable by cultivating atcc 20577 for use as an active therapeutic substance and pharmaceutical antitumor composition comprising fr-900216 substance | |
| JP2821756B2 (ja) | Bu―3862t抗腫瘍性抗生物質 | |
| JPH07278041A (ja) | 抗腫瘍性物質be−24811及びその製造法 | |
| WO1998022612A1 (en) | Novel antitumor compounds and use thereof | |
| KR830002817B1 (ko) | 생물학적으로 활성인 fr-900156물질의 제조방법 | |
| JPH08239379A (ja) | 新規物質kr2827誘導体、その製造法および使用 | |
| JPH0676434B2 (ja) | 新規抗生物質pf1032物質ならびにその製造法 | |
| JP2594085B2 (ja) | 新規抗腫瘍抗生物質sf2575物質ならびにその製造法 | |
| JPH01308293A (ja) | 抗菌および抗腫瘍剤LL―E33288ε―IおよびLL―E33288ε―Br、前記剤を生産する方法および中間体 | |
| JPS6332437B2 (ja) | ||
| JPS623789A (ja) | 抗生物質トキマイシンaおよびその製造法 | |
| JPH0425950B2 (ja) | ||
| JP2000026468A (ja) | ヒト免疫不全ウイルス増殖阻害物質およびそれらの製造方法 | |
| JPH04108787A (ja) | 新規18員環マクロライド化合物 | |
| JPH03279379A (ja) | 新規化合物インダノナフトールaおよびb | |
| JPS61151149A (ja) | デイフアラニソ−ルa及びその製造法 |