JPH0120733B2 - - Google Patents
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- JPH0120733B2 JPH0120733B2 JP55047664A JP4766480A JPH0120733B2 JP H0120733 B2 JPH0120733 B2 JP H0120733B2 JP 55047664 A JP55047664 A JP 55047664A JP 4766480 A JP4766480 A JP 4766480A JP H0120733 B2 JPH0120733 B2 JP H0120733B2
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03C—PHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
- G03C1/00—Photosensitive materials
- G03C1/76—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
- G03C1/85—Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by antistatic additives or coatings
- G03C1/853—Inorganic compounds, e.g. metals
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Description
本発明は帯電防止性を改良したハロゲン化銀写
真感光材料に関するものであり、特に写真特性に
悪影響を与えることなく帯電防止性を改良した写
真感光材料に関するものである。 写真感光材料は一般に電気絶縁性を有する支持
体および写真層から成つているので写真感光材料
の製造工程中ならびに使用時に同種または異種物
質の表面との間に接触摩擦または剥離をうけるこ
とによつて静電電荷が蓄積されることが多い。こ
の蓄積された静電電荷は多くの障害を引起すが、
最も重大な障害は現像処理前に蓄積された静電電
荷が放電することによつて感光性乳剤層が感光し
写真フイルムを現像処理した際に点状スポツト又
は樹枝状や羽毛状の線斑を生ずることである。こ
れがいわゆるスタチツクマークと呼ばれているも
ので写真フイルムの商品価値を著しく損ね場合に
よつては全く失なわしめる。例えば医療用又は工
業用X−レイフイルム等に現われた場合には非常
に危険な判断につながることは容易に認識される
であろう。この現象は現像してみて初めて明らか
になるもので非常に厄介な問題の一つである。ま
たこれらの蓄積された静電電荷はフイルム表面へ
塵挨が付着したり、塗布が均一に行なえないなど
の第2次的な故障を誘起せしめる原因にもなる。 かかる静電電荷は前述したように写真感光材料
の製造および使用時にしばしば蓄積されるのであ
るが例えば製造工程に於ては写真フイルムとロー
ラーとの接触摩擦あるいは写真フイルムの巻取
り、巻戻し工程中での支持体面と乳剤面の分離等
によつて発生する。また仕上り製品に於ては写真
フイルムを巻取り切換えを行なつた場合のベース
面と乳剤面との分離によつて、またはX−レイフ
イルムの自動撮影機中での機械部分あるいは螢光
増感紙との間の接触分離等が原因となつて発生す
る。その他包装材料との接触などでも発生する。
かかる静電電荷の蓄積によつて誘起される写真感
光材料のスタチツクマークは写真感光材料の感度
の上昇および処理速度の増加によつて顕著とな
る。特に最近においては、写真感光材料の高感度
化および高速塗布、高速撮影、高速自動処理化等
の苛酷な取り扱いを受ける機会が多くなつたこと
によつて一層スタチツクマークの発生が出易くな
つている。 これらの静電気による障害をなくすのに最も良
い方法は物質の電気伝導性を上げて蓄積電荷が放
電する前に静電電荷を短時間に逸散せしめるよう
にすることである。 したがつて、従来から写真感光材料の支持体や
各種塗布表面層の導電性を向上させる方法が考え
られ種々の吸湿性物質や水溶性無機塩、ある種の
界面活性剤、ポリマー等の利用が試みられてき
た。例えば米国特許第2882157号、同2972535号、
同3062785号、同3262807号、同3514291号、同
3615531号、3753716号、3938999号等に記載され
ているようなポリマー、例えば、米国特許第
2982651号、同3428456号、同3457076号、同
3454625号、同3552972号、同3655387号等に記載
されているような界面活性剤及び例えば米国特許
第3525621号に記載されているようなコロイダル
シリカ等が知られている。 しかしながらこれら多くの物質はフイルム支持
体の種類や写真組成物の違いによつて特異性を示
し、ある特定のフイルム支持体および写真乳剤や
その他の写真構成要素には良い結果を与えるが他
の異なつたフイルム支持体および写真構成要素で
は帯電防止に全く役に立たないばかりでなく、写
真性にも悪影響を及ぼす場合がある。そして更に
重要な事には、これら多くの物質はその導電性に
湿度依存性があり、低湿度下では導電層としての
機能を失なうという大きな欠点があつた。 又、特公昭35−6616号には酸化第二錫を帯電防
止処理剤として用いる技術について記載されてい
るが、かかる技術は無定形の酸化第二錫コロイド
を用いるものであつて、その導電性に湿度依存性
があり、低湿度下では導電層としての機能を失な
う材料であつて本質的には前述の種々の物質とは
何ら変わるものではない。 一方、例えば米国特許第3062700号、特開昭52
−113224号及び同55−12927号等において、電子
写真感光体あるいは静電記録体の導電性支持体用
る導電性素材としてその導電性が湿度にほとんど
依存しない結晶性の酸化亜鉛、酸化第二錫及び酸
化インジウム等の金属酸化物を用いる事が知られ
ている。しかしながら、これらの結晶性の金属酸
化物粒子をハロゲン化銀乳剤の帯電防止剤として
用いる事は全く知られておらず、更にこれらの導
電性素材がハロゲン化銀感光乳剤層とどの様な相
互作用を持つかは全く予想のつかないものであつ
た。ちなみに米国特許第3245833号に記載されて
いる導電性素材としてハロゲン化銀、ハロゲン化
銅が用いられているが、これらの導電性素材は米
国特許第3428451号に示すようにハロゲン化銀乳
剤層との間で相互作用を有し写真性に悪影響があ
ることが明示されているのである。 本発明の第1の目的は帯電防止された写真感光
材料を提供することである。 本発明の第2の目的は低湿時においても帯電防
止性の優れた写真感光材料を提供することであ
る。 本発明の第3の目的は写真特性を損うことなく
写真感光材料の帯電防止を行う有効な方法を提供
することである。 本発明のこれらの目的は、 ZnO、TiO2、SnO2、Al2O3、In2O3、SiO2、
MgO、BaO、、MoO3の中から選ばれた少なくと
も1種の結晶性金属酸化物あるいはこれらの複合
酸化物の微粒子であつて、かつ該微粒子が (1) 焼成により作製され、その後異種原子の存在
下に熱処理された微粒子であるもの (2) 焼成により作製されるときに異種原子を共存
させて得られた微粒子であるもの (3) 焼成により作製するときに酸素濃度を下げて
酸素欠陥を導入した微粒子であるもの のうちのいずれかであり、該微粒子をバインダー
中に分散した導電層をハロゲン化銀写真感光材料
中に少なくとも1層設けたことを特徴とする帯電
防止性の改良された写真感光材料によつて達成さ
れる。 本発明に用いられる導電性粒子として好ましい
のは結晶性の金属酸化物粒子であるが、酸素欠陥
を含むもの及び用いられる金属酸化物に対してド
ナーを形成する異種原子を少量含むもの等は一般
的に言つて導電性が高いので特に好ましく、特に
後者はハロゲン化銀乳剤にカブリを与えないので
特に好ましい。金属酸化物の例としてはZnO、
TiO2、SnO2、Al2O3、In2O3、SiO2、MgO、
BaO、MoO3等、あるいはこれらの複合酸化物が
良く、特にZnO、TiO2及びSnO2が好ましい。異
種原子を含む例としては、例えばZnOに対しては
Al、In等の添加、SnO2に対してはSb、Nb、ハ
ロゲン元素等の添加、またTiO2に対してはNb、
Ta等の添加が効果的である。これら異種原子の
添加量は0.01mol%〜30mol%の範囲が好ましい
が、0.1mol%〜10mol%であれば特に好ましい。 利用できる粒子サイズは10μ以下が好ましい
が、2μ以下であると分散後の安定性が良く使用
し易い。また光散乱性をできるだけ小さくする為
に、0.5μ以下の導電性粒子を利用すると透明感光
材料を形成することが可能となり大変好ましい。 本発明に使用される結晶性の金属酸化物から成
る導電性微粒子は前記の通り(1)〜(3)の方法によつ
て製造される。 第1の方法では微粒子表面の導電性を効果的に
向上させることができるが、熱処理中に粒子成長
が起る可能性があるので条件を選ぶ必要がある。
また、熱処理は還元雰囲気で行う方が良い場合が
ある。第2の方法は最も製造経費が少くて済むと
思われるので好ましい。例えば、SnO2の水和物
であるβ−スズ酸コロイド(無定形)を焼成炉中
に噴霧してSnO2微粒子を得る方法において、β
−スズ酸コロイド中に塩化アンチモン、硝酸アン
チモン、酸化アンチモンの水和物等を共存させて
おくと導電性SnO2微粒子を得ることができる。
また、別の例としてSnCl4、TiCl4を酸化分解し
てSnO2、TiO2を作製する所謂気相法において酸
化分解の時に異種原子の塩類を共存させると導電
性のSnO2、TiO2を得ることができる。 また金属の有機酸塩を加熱分解して金属酸化物
を得る方法において加熱分解の際に異種金属の塩
類を共存させる方法もある。 第3の方法の例としては酸素雰囲気中で金属を
蒸発させて金属酸化物微粒子を得る真空蒸発法に
おいて酸素量を不足気味にしておく方法、あるい
は酸素を十分に供給せずに金属、金属塩類を加熱
する方法がある。 本発明による導電層には、従来知られている導
電性高分子をそのバインダーの一部または全部と
して使用できる。これらの化合物は例えば、ポリ
ビニルベンゼンスルホン酸塩類、ポリビニルベン
ジルトリメチルアンモニウムクロライド、米国特
許第4108802号、同4118231号、同4126467号、同
4137217号等に記載の四級塩ポリマー類、米国特
許第4070189号、OLS2830767(US Ser
NO816127)等に記載された架橋型ポリマーラテ
ツクス類等である。 導電性粒子の使用量は写真感光材料1平方メー
トルあたり0.05〜20gが良く、0.1〜10gが特に
好ましい。 導電性粒子をより効果的に使用して導電層の抵
抗を下げる為に、導電層中における導電性粒子の
体積含有率は高い方が好ましいが、層としての強
度を十分に持たせる為に最低5%程度のバインダ
ーを含ませることが良く、導電性粒子の体積含有
率は5〜95%の範囲が望ましい。 しかし上記の範囲は使用する写真フイルムベー
スの種類、写真、組成物、形態又は塗布方式によ
つて異なることは勿論である。 本発明の写真感光材料の支持体として使用され
るものは例えばセルロースナイトレートフイル
ム、セルロースアセテートフイルム、セルロース
アセテートブチレートフイルム、セルロースアセ
テートプロピオネートフイルム、ポリスチレンフ
イルム、ポリエチレンテレフタレートフイルム、
ポリカーボネートフイルムその他これらの積層
物、等がある。更に詳細にはバライタ又はα−オ
レフインポリマー特にポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−ブテンコポリマー等炭素原子2
〜10個のα−オレフインのポリマーを塗布または
ラミネートした紙、を挙げることが出来る。 これらの支持体は感光材料の使用目的に応じ
て、透明なものと不透明なものの中から選択をし
て用いられる。また透明な場合にも無色透明のも
のだけでなく染料、顔料を添加して着色透明にす
ることが可能である。 支持体と写真乳剤層との接着力が不充分なとき
はそのどちらに対しても接着性を持つ層を下塗り
層として設けることが行われている。また接着性
を更に良化させるため支持体表面をコロナ放電、
紫外線照射、火炎処理等の慣用的に行われている
予備処理をしてもよい。 本発明の写真感光材料において各写真構成層は
また次のようなバインダーを含むことができる。
例えば親水性コロイドとしてゼラチン、コロイド
状アルブミン、カゼインなどの蛋白質;カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス等のセルロース化合物;寒天、アルギン酸ソー
ダ、でんぷん誘導体等の糖誘導体;合成親水性コ
ロイド例えばポリビニルアルコール、ポリ−N−
ピニルピロリドン、ポリアクリル酸共重合体、ポ
リアクリルアミドまたはこれらの誘導体および部
分加水分解物等が挙げられる。必要に応じてこれ
らのコロイドの二つ以上の混合物を使用する。こ
の中で最も用いられるのはゼラチンであるがここ
に言うゼラチンはいわゆる石灰処理ゼラチン、酸
処理ゼラチンおよび酵素処理ゼラチンを指す。ゼ
ラチンの一部または全部を合成高分子物質で置き
かえることができるほか、いわゆるゼラチン誘導
体すなわち分子中に含まれる官能基としてのアミ
ノ基、イミノ基、ヒドロキシ基またはカルボキシ
ル基をそれらと反応しうる基を1個持つた試薬で
処理、改質したもの、あるいは高分子物質の分子
鎖を結合させたグラフトポリマーで置きかえて使
用してもよい。 本発明に用いられる写真感光材料のハロゲン化
銀乳剤は通常、水溶性銀塩(例えば硝酸銀)溶液
と水溶性ハロゲン塩(例えば臭化カリウム)溶液
とをゼラチンの如き水溶性高分子溶液の存在下で
混合してつくられる。このハロゲン化銀としては
塩化銀、臭化銀のほかに混合ハロゲン化銀例えば
塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等を用いること
ができる。これらのハロゲン化銀粒子は公知、慣
用の方法に従つて作られる。勿論いわゆるシング
ルジエツト法、ダブルジエツト法、コントロール
ダブルジエツト法等を用いて作ることも有用であ
る。これらの写真乳剤はT.H.James及びC.E.K.
Mees著、「The Theory of the Photographic
Process」第3版、Mac Millan社刊;P.
Grafikides著、「Chemie Photographique」、
Paul Montel社刊等の成書にも記載され一般に用
いられているアンモニア法、中性法、酸性法等
種々の方法で調製し得る。このようにして調製し
たハロゲン化銀粒子を化学増感剤(例えばチオ硫
酸ナトリウム、N,N,N′−トリメチルチオ尿
素、一価金のチオシアナート錯塩、一価金のチオ
硫酸錯塩、塩化第一スズ、ヘキサメチレンテトラ
ミン等)の存在下で熱処理をし、粒子を粗大化し
ないで感度を上昇させることが出来る。 写真乳剤は必要に応じてシアニン、メロシアニ
ン、カルボシアニン等のポリメチン増感色素類の
単独あるいは組合せ使用、またはそれらとスチリ
ル染料等との組合せ使用によつて分光増感や強色
増感を行なうことができる。 また本発明に用いられる写真感光材料の写真乳
剤には感光材料の製造工程、保存中あるいは処理
中の感度低下やカブリの発生を防ぐために種々の
化合物を添加することができる。それらの化合物
は4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,
7−テトラザインデン−3−メチル−ベンゾチア
ゾール、1−フエニル−5−メルカプトテトラゾ
ールをはじめ多くの複素環化合物、含水銀化合
物、メルカプト化合物、金属塩類など極めて多く
の化合物が古くから知られている。使用できる化
合物の例としてはT.H.James及びC.E.K.Mees著、
「The Theory of the Photographic Process」
第3版(1966年)、MacMillan社刊に原文献を挙
げて記載されている。 ハロゲン化銀写真乳剤がカラー写真感光材料と
して用いられる場合にはカプラーをハロゲン化銀
乳剤層中に含ませてもよい。この様なカプラーは
4当量型のジケトメチレン系イエローカプラー、
2当量型のジケトメチレン系イエローカプラー、
例えば米国特許第3277157号、同3408194号、同
3551155号、特開昭47−26133号、同48−66836号
等に記載された化合物;4当量型又は2当量型の
ピラゾロン系マゼンタカプラーやインダゾロン系
マゼンタカプラー例えば米国特許第2600788号、
同3214437号、同3476560号、特開昭47−26133号
等に記載された化合物;α−ナフトール系シアン
カプラーやフエノール系シアンカプラー例えば米
国特許第2474293号、同3311476号、同3481741号、
等に記載された化合物などが用いられる。そのほ
かに米国特許第3227554号、同3253924号、同
3379529号、同3617291号、同3770436号等に記載
された現像抑制剤を放出しうるカプラーも使用す
ることができる。 本発明の写真感光材料におけるハロゲン化銀乳
剤層およびその他の親水性コロイド層は各種の有
機または無機の硬化剤(単独または組合せて)に
より硬化されうる。代表的な例としてはムコクロ
ル酸、ホルムアルデヒド、トリメチロールメラミ
ン、グリオキザール、2,3−ジヒドロキシ−
1,4−ジオキサン、2,3−ジヒドロキシ−5
−メチル−1,4−ジオキサン、サクシンアルデ
ヒド、グルタルアルデヒドの如きアルデヒド系化
合物;ジビニルスルホン、メチレンビスマレイミ
ド、1,3,5−トリアクリロイル−ヘキサヒド
ロ−s−トリアジン、1,3,5−トリビニルス
ルホニル−ヘキサヒドロ−s−トリアジンビス
(ビニルスルホニルメチル)エーテル、1,3−
ビス(ビニルスルホニルメチル)プロパノール−
2、ビス(α−ビニルスルホニルアセトアミド)
エタンの如き活性ビニル系化合物;2,4−ジク
ロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン・ナトリ
ウム塩、2,4−ジクロロ−6−メトキシ−s−
トリアジンの如き活性ハロゲン化合物;2,4,
6−トリエチレンイミノ−s−トリアジンの如き
エチレンイミン系化合物;などを挙げることが出
来る。 本発明の写真機成層には界面活性剤を単独また
は混合して添加してもよい。それらは塗布助剤と
して用いられるものであるが、時としてその他の
目的、例えば乳化分散、増感その他の写真特性の
改良、帯電列調整等のためにも適用される。 これらの界面活性剤はサポニン等の天然界面活
性剤、アルキレンオキシド系、グリセリン系、グ
リシドール系などのノニオン界面活性剤、高級ア
ルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類、ピリ
ジンその他の複素環類、ホスホニウムまたはスル
ホニウム類のカチオン界面活性剤;カルボン酸、
スルホン酸、リン酸、硫酸エステル、リン酸エス
テル等の酸性基を含むアニオンン界面活性剤、ア
ミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコー
ルの硫酸またはリン酸エステル類等の両性界面活
性剤である。また同様の目的の為にフツ素系界面
活性剤を使用することも可能である。 これら使用しうる界面活性剤化合物例の一部は
米国特許第2271623号、同2240472号、同2288226
号、同2739891号、同3068101号、同3158484号、
同3201253号、同3210191号、同3294540号、同
3415649号、同3441413号、同3442654号、同
3475174号、同3545974号、同3666478号、同
3507660号、英国特許第1198450号をはじめ小田良
平他著「界面活性剤の合成とその応用(槙書店、
1964年)およびA.W.ペリイ著「サーフエスアク
テイブ エージエンツ」(インターサイエンスパ
ブリケーシヨンインコーポレーテイド、1958年)、
J.P.シスリー「エンサイクロペデイア オブ ア
クテイブエージエンツ第2巻」(ケミカルパブリ
ツシユカンパニー、1964年)などの成書に記載さ
れている。 又、本発明に於ては、滑性化組成物、例えば米
国特許第3079837号、同第3080317号、同第
3545970号、同第3294537号及び日本公開特許昭52
−129520号に示されるような変性シリコーン等を
写真構成層中に含むことができる。 本発明の写真感光材料は写真構成層中に米国特
許第3411911号、同3411912号、特公昭53−5331号
等に記載のポリマーラテツクスを、又マツト剤と
してシリカ、硫酸ストロンチウム、硫酸バリウ
ム、ポリメチルメタクリレート等を含むことがで
きる。 本発明の実施によつて写真感光材料の製造工程
中および/あるいは使用時に起るスタチツクに起
因した故障が改善された。 例えば本発明の実施により写真感光材料の乳剤
面とバツク面との間の接触、乳剤面と乳剤面との
間の接触および写真感光材料が一般によく接触す
る物質例えばゴム、金属、プラスチツク及び螢光
増感紙等との接触に起因するスタチツクマークの
発生は著しく減少した。 次に本発明の効果を実施例を挙げて具体的に説
明するが本発明はこれに限定されるものではな
い。 実施例 1 酸化第二錫(平均粒径1.0μ) 100重量部 三塩化アンチモンの10%メタノール溶液10重量部 メタノール 50重量部 からなる混合物を10分間超音波分散し均一分散液
を得た。この分散液を110℃で1時間乾燥後、空
気中800℃で1時間焼成し、やや青味がかつた酸
化第二錫を得た。比抵抗は1000Kg/cm2の圧力で錠
剤状に成形して測定したところ6Ω−cmであつ
た。粒径は、用いた酸化第二錫の平均粒径とほぼ
同じであつた。平均粒径0.5μ、0.2μの酸化第二錫
からはそれぞれ比抵抗25Ω−cm、200Ω−cmの同
サイズの粒子が得られた。 実施例 2 酸化亜鉛 100重量部 Al(NO3)3・9H2Oの10%水溶液 5重量部 水 100重量部 からなる混合物を10分間超音波照射し均一分散液
を得た。この分散液を110℃で1時間乾燥後1×
10-4Torr600℃で5分間焼成し比抵抗2×102Ω
−cmの酸化亜鉛を得た。粒径は2μであつた。こ
の粒子をボールミルにより粉砕して平均粒径0.7μ
の粒子を得た。 実施例 3 金属錫100重量部と金属アンチモン1重量を濃
硝酸400重量部と反応させアンチモン酸とβ−ス
ズ酸からなるコロイド状沈澱物を得た。この沈澱
物を水1000重量部で3回遠心分離洗浄後、水500
重量部に希釈しコロイド分散液を得た。この分散
液を800℃に加熱された焼成炉中に噴霧し青味が
かつた酸化第二錫微粉末を得た。この微粉末は比
抵抗3.2Ω−cm、粒径0.5μであつた。 実施例 4 酸化チタン 100重量部 五塩化ニオブ10%メタノール溶液 10重量部 メタノール 100重量部 からなる混合物を10分間超音波照射し均一分散液
を得た。この分散液を110℃で1時間乾燥後、1
×10-4Torr、750℃で5分間焼成し青味がかつた
酸化チタン微粉末を得た。この微粉末は比抵抗
6.2×102Ω−cm、粒径1μであつた。 実施例 5 しゆう酸すず10部を電気炉中に入れ200℃/hr
の昇温速度で300℃まで加熱、2時間300℃を保持
後放冷して取りだした。黒茶色の微粒子(1μ以
下)が7.2部得られた。 このものの比抵抗ρν=1.8×10゜Ωcmであつた。 同様に1000℃まで加熱したものは比抵抗ρν=3
×106Ωcmである。 実施例 6 しゆう酸すず10部を薄い容器に入れメチレンク
ロライドをしゆう酸すずがひたる程度、加える。
この中にトリブトキシアンチモン(Sb(OC3H7)3
を0.1部を加え、撹拌し、80℃に温めメチレンク
ロライドを留去。電気炉で300℃/hrの昇温速度
で800℃まで加熱し放冷後電気炉より取り出した。
やゝ青味がかつた微粒子(1μ以下)が7.17部得ら
れた。 このものの比抵抗ρν=1.3×10゜Ωcmであつた。 実施例 7 実施例1〜6で得られた導電性粒子をポリビニ
ルアルコール(PVA)、ゼラチン中に分散させて
ポリエチレンテレフタレート(PET)フイルム
に塗布して導電層を作製した。PETフイルムは
水のぬれを良くする目的で表面をコロナ処理して
用いた。その結果を第1表にまとめた。粒子対バ
インダー比は重量比で5対1とした。
真感光材料に関するものであり、特に写真特性に
悪影響を与えることなく帯電防止性を改良した写
真感光材料に関するものである。 写真感光材料は一般に電気絶縁性を有する支持
体および写真層から成つているので写真感光材料
の製造工程中ならびに使用時に同種または異種物
質の表面との間に接触摩擦または剥離をうけるこ
とによつて静電電荷が蓄積されることが多い。こ
の蓄積された静電電荷は多くの障害を引起すが、
最も重大な障害は現像処理前に蓄積された静電電
荷が放電することによつて感光性乳剤層が感光し
写真フイルムを現像処理した際に点状スポツト又
は樹枝状や羽毛状の線斑を生ずることである。こ
れがいわゆるスタチツクマークと呼ばれているも
ので写真フイルムの商品価値を著しく損ね場合に
よつては全く失なわしめる。例えば医療用又は工
業用X−レイフイルム等に現われた場合には非常
に危険な判断につながることは容易に認識される
であろう。この現象は現像してみて初めて明らか
になるもので非常に厄介な問題の一つである。ま
たこれらの蓄積された静電電荷はフイルム表面へ
塵挨が付着したり、塗布が均一に行なえないなど
の第2次的な故障を誘起せしめる原因にもなる。 かかる静電電荷は前述したように写真感光材料
の製造および使用時にしばしば蓄積されるのであ
るが例えば製造工程に於ては写真フイルムとロー
ラーとの接触摩擦あるいは写真フイルムの巻取
り、巻戻し工程中での支持体面と乳剤面の分離等
によつて発生する。また仕上り製品に於ては写真
フイルムを巻取り切換えを行なつた場合のベース
面と乳剤面との分離によつて、またはX−レイフ
イルムの自動撮影機中での機械部分あるいは螢光
増感紙との間の接触分離等が原因となつて発生す
る。その他包装材料との接触などでも発生する。
かかる静電電荷の蓄積によつて誘起される写真感
光材料のスタチツクマークは写真感光材料の感度
の上昇および処理速度の増加によつて顕著とな
る。特に最近においては、写真感光材料の高感度
化および高速塗布、高速撮影、高速自動処理化等
の苛酷な取り扱いを受ける機会が多くなつたこと
によつて一層スタチツクマークの発生が出易くな
つている。 これらの静電気による障害をなくすのに最も良
い方法は物質の電気伝導性を上げて蓄積電荷が放
電する前に静電電荷を短時間に逸散せしめるよう
にすることである。 したがつて、従来から写真感光材料の支持体や
各種塗布表面層の導電性を向上させる方法が考え
られ種々の吸湿性物質や水溶性無機塩、ある種の
界面活性剤、ポリマー等の利用が試みられてき
た。例えば米国特許第2882157号、同2972535号、
同3062785号、同3262807号、同3514291号、同
3615531号、3753716号、3938999号等に記載され
ているようなポリマー、例えば、米国特許第
2982651号、同3428456号、同3457076号、同
3454625号、同3552972号、同3655387号等に記載
されているような界面活性剤及び例えば米国特許
第3525621号に記載されているようなコロイダル
シリカ等が知られている。 しかしながらこれら多くの物質はフイルム支持
体の種類や写真組成物の違いによつて特異性を示
し、ある特定のフイルム支持体および写真乳剤や
その他の写真構成要素には良い結果を与えるが他
の異なつたフイルム支持体および写真構成要素で
は帯電防止に全く役に立たないばかりでなく、写
真性にも悪影響を及ぼす場合がある。そして更に
重要な事には、これら多くの物質はその導電性に
湿度依存性があり、低湿度下では導電層としての
機能を失なうという大きな欠点があつた。 又、特公昭35−6616号には酸化第二錫を帯電防
止処理剤として用いる技術について記載されてい
るが、かかる技術は無定形の酸化第二錫コロイド
を用いるものであつて、その導電性に湿度依存性
があり、低湿度下では導電層としての機能を失な
う材料であつて本質的には前述の種々の物質とは
何ら変わるものではない。 一方、例えば米国特許第3062700号、特開昭52
−113224号及び同55−12927号等において、電子
写真感光体あるいは静電記録体の導電性支持体用
る導電性素材としてその導電性が湿度にほとんど
依存しない結晶性の酸化亜鉛、酸化第二錫及び酸
化インジウム等の金属酸化物を用いる事が知られ
ている。しかしながら、これらの結晶性の金属酸
化物粒子をハロゲン化銀乳剤の帯電防止剤として
用いる事は全く知られておらず、更にこれらの導
電性素材がハロゲン化銀感光乳剤層とどの様な相
互作用を持つかは全く予想のつかないものであつ
た。ちなみに米国特許第3245833号に記載されて
いる導電性素材としてハロゲン化銀、ハロゲン化
銅が用いられているが、これらの導電性素材は米
国特許第3428451号に示すようにハロゲン化銀乳
剤層との間で相互作用を有し写真性に悪影響があ
ることが明示されているのである。 本発明の第1の目的は帯電防止された写真感光
材料を提供することである。 本発明の第2の目的は低湿時においても帯電防
止性の優れた写真感光材料を提供することであ
る。 本発明の第3の目的は写真特性を損うことなく
写真感光材料の帯電防止を行う有効な方法を提供
することである。 本発明のこれらの目的は、 ZnO、TiO2、SnO2、Al2O3、In2O3、SiO2、
MgO、BaO、、MoO3の中から選ばれた少なくと
も1種の結晶性金属酸化物あるいはこれらの複合
酸化物の微粒子であつて、かつ該微粒子が (1) 焼成により作製され、その後異種原子の存在
下に熱処理された微粒子であるもの (2) 焼成により作製されるときに異種原子を共存
させて得られた微粒子であるもの (3) 焼成により作製するときに酸素濃度を下げて
酸素欠陥を導入した微粒子であるもの のうちのいずれかであり、該微粒子をバインダー
中に分散した導電層をハロゲン化銀写真感光材料
中に少なくとも1層設けたことを特徴とする帯電
防止性の改良された写真感光材料によつて達成さ
れる。 本発明に用いられる導電性粒子として好ましい
のは結晶性の金属酸化物粒子であるが、酸素欠陥
を含むもの及び用いられる金属酸化物に対してド
ナーを形成する異種原子を少量含むもの等は一般
的に言つて導電性が高いので特に好ましく、特に
後者はハロゲン化銀乳剤にカブリを与えないので
特に好ましい。金属酸化物の例としてはZnO、
TiO2、SnO2、Al2O3、In2O3、SiO2、MgO、
BaO、MoO3等、あるいはこれらの複合酸化物が
良く、特にZnO、TiO2及びSnO2が好ましい。異
種原子を含む例としては、例えばZnOに対しては
Al、In等の添加、SnO2に対してはSb、Nb、ハ
ロゲン元素等の添加、またTiO2に対してはNb、
Ta等の添加が効果的である。これら異種原子の
添加量は0.01mol%〜30mol%の範囲が好ましい
が、0.1mol%〜10mol%であれば特に好ましい。 利用できる粒子サイズは10μ以下が好ましい
が、2μ以下であると分散後の安定性が良く使用
し易い。また光散乱性をできるだけ小さくする為
に、0.5μ以下の導電性粒子を利用すると透明感光
材料を形成することが可能となり大変好ましい。 本発明に使用される結晶性の金属酸化物から成
る導電性微粒子は前記の通り(1)〜(3)の方法によつ
て製造される。 第1の方法では微粒子表面の導電性を効果的に
向上させることができるが、熱処理中に粒子成長
が起る可能性があるので条件を選ぶ必要がある。
また、熱処理は還元雰囲気で行う方が良い場合が
ある。第2の方法は最も製造経費が少くて済むと
思われるので好ましい。例えば、SnO2の水和物
であるβ−スズ酸コロイド(無定形)を焼成炉中
に噴霧してSnO2微粒子を得る方法において、β
−スズ酸コロイド中に塩化アンチモン、硝酸アン
チモン、酸化アンチモンの水和物等を共存させて
おくと導電性SnO2微粒子を得ることができる。
また、別の例としてSnCl4、TiCl4を酸化分解し
てSnO2、TiO2を作製する所謂気相法において酸
化分解の時に異種原子の塩類を共存させると導電
性のSnO2、TiO2を得ることができる。 また金属の有機酸塩を加熱分解して金属酸化物
を得る方法において加熱分解の際に異種金属の塩
類を共存させる方法もある。 第3の方法の例としては酸素雰囲気中で金属を
蒸発させて金属酸化物微粒子を得る真空蒸発法に
おいて酸素量を不足気味にしておく方法、あるい
は酸素を十分に供給せずに金属、金属塩類を加熱
する方法がある。 本発明による導電層には、従来知られている導
電性高分子をそのバインダーの一部または全部と
して使用できる。これらの化合物は例えば、ポリ
ビニルベンゼンスルホン酸塩類、ポリビニルベン
ジルトリメチルアンモニウムクロライド、米国特
許第4108802号、同4118231号、同4126467号、同
4137217号等に記載の四級塩ポリマー類、米国特
許第4070189号、OLS2830767(US Ser
NO816127)等に記載された架橋型ポリマーラテ
ツクス類等である。 導電性粒子の使用量は写真感光材料1平方メー
トルあたり0.05〜20gが良く、0.1〜10gが特に
好ましい。 導電性粒子をより効果的に使用して導電層の抵
抗を下げる為に、導電層中における導電性粒子の
体積含有率は高い方が好ましいが、層としての強
度を十分に持たせる為に最低5%程度のバインダ
ーを含ませることが良く、導電性粒子の体積含有
率は5〜95%の範囲が望ましい。 しかし上記の範囲は使用する写真フイルムベー
スの種類、写真、組成物、形態又は塗布方式によ
つて異なることは勿論である。 本発明の写真感光材料の支持体として使用され
るものは例えばセルロースナイトレートフイル
ム、セルロースアセテートフイルム、セルロース
アセテートブチレートフイルム、セルロースアセ
テートプロピオネートフイルム、ポリスチレンフ
イルム、ポリエチレンテレフタレートフイルム、
ポリカーボネートフイルムその他これらの積層
物、等がある。更に詳細にはバライタ又はα−オ
レフインポリマー特にポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−ブテンコポリマー等炭素原子2
〜10個のα−オレフインのポリマーを塗布または
ラミネートした紙、を挙げることが出来る。 これらの支持体は感光材料の使用目的に応じ
て、透明なものと不透明なものの中から選択をし
て用いられる。また透明な場合にも無色透明のも
のだけでなく染料、顔料を添加して着色透明にす
ることが可能である。 支持体と写真乳剤層との接着力が不充分なとき
はそのどちらに対しても接着性を持つ層を下塗り
層として設けることが行われている。また接着性
を更に良化させるため支持体表面をコロナ放電、
紫外線照射、火炎処理等の慣用的に行われている
予備処理をしてもよい。 本発明の写真感光材料において各写真構成層は
また次のようなバインダーを含むことができる。
例えば親水性コロイドとしてゼラチン、コロイド
状アルブミン、カゼインなどの蛋白質;カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス等のセルロース化合物;寒天、アルギン酸ソー
ダ、でんぷん誘導体等の糖誘導体;合成親水性コ
ロイド例えばポリビニルアルコール、ポリ−N−
ピニルピロリドン、ポリアクリル酸共重合体、ポ
リアクリルアミドまたはこれらの誘導体および部
分加水分解物等が挙げられる。必要に応じてこれ
らのコロイドの二つ以上の混合物を使用する。こ
の中で最も用いられるのはゼラチンであるがここ
に言うゼラチンはいわゆる石灰処理ゼラチン、酸
処理ゼラチンおよび酵素処理ゼラチンを指す。ゼ
ラチンの一部または全部を合成高分子物質で置き
かえることができるほか、いわゆるゼラチン誘導
体すなわち分子中に含まれる官能基としてのアミ
ノ基、イミノ基、ヒドロキシ基またはカルボキシ
ル基をそれらと反応しうる基を1個持つた試薬で
処理、改質したもの、あるいは高分子物質の分子
鎖を結合させたグラフトポリマーで置きかえて使
用してもよい。 本発明に用いられる写真感光材料のハロゲン化
銀乳剤は通常、水溶性銀塩(例えば硝酸銀)溶液
と水溶性ハロゲン塩(例えば臭化カリウム)溶液
とをゼラチンの如き水溶性高分子溶液の存在下で
混合してつくられる。このハロゲン化銀としては
塩化銀、臭化銀のほかに混合ハロゲン化銀例えば
塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等を用いること
ができる。これらのハロゲン化銀粒子は公知、慣
用の方法に従つて作られる。勿論いわゆるシング
ルジエツト法、ダブルジエツト法、コントロール
ダブルジエツト法等を用いて作ることも有用であ
る。これらの写真乳剤はT.H.James及びC.E.K.
Mees著、「The Theory of the Photographic
Process」第3版、Mac Millan社刊;P.
Grafikides著、「Chemie Photographique」、
Paul Montel社刊等の成書にも記載され一般に用
いられているアンモニア法、中性法、酸性法等
種々の方法で調製し得る。このようにして調製し
たハロゲン化銀粒子を化学増感剤(例えばチオ硫
酸ナトリウム、N,N,N′−トリメチルチオ尿
素、一価金のチオシアナート錯塩、一価金のチオ
硫酸錯塩、塩化第一スズ、ヘキサメチレンテトラ
ミン等)の存在下で熱処理をし、粒子を粗大化し
ないで感度を上昇させることが出来る。 写真乳剤は必要に応じてシアニン、メロシアニ
ン、カルボシアニン等のポリメチン増感色素類の
単独あるいは組合せ使用、またはそれらとスチリ
ル染料等との組合せ使用によつて分光増感や強色
増感を行なうことができる。 また本発明に用いられる写真感光材料の写真乳
剤には感光材料の製造工程、保存中あるいは処理
中の感度低下やカブリの発生を防ぐために種々の
化合物を添加することができる。それらの化合物
は4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,
7−テトラザインデン−3−メチル−ベンゾチア
ゾール、1−フエニル−5−メルカプトテトラゾ
ールをはじめ多くの複素環化合物、含水銀化合
物、メルカプト化合物、金属塩類など極めて多く
の化合物が古くから知られている。使用できる化
合物の例としてはT.H.James及びC.E.K.Mees著、
「The Theory of the Photographic Process」
第3版(1966年)、MacMillan社刊に原文献を挙
げて記載されている。 ハロゲン化銀写真乳剤がカラー写真感光材料と
して用いられる場合にはカプラーをハロゲン化銀
乳剤層中に含ませてもよい。この様なカプラーは
4当量型のジケトメチレン系イエローカプラー、
2当量型のジケトメチレン系イエローカプラー、
例えば米国特許第3277157号、同3408194号、同
3551155号、特開昭47−26133号、同48−66836号
等に記載された化合物;4当量型又は2当量型の
ピラゾロン系マゼンタカプラーやインダゾロン系
マゼンタカプラー例えば米国特許第2600788号、
同3214437号、同3476560号、特開昭47−26133号
等に記載された化合物;α−ナフトール系シアン
カプラーやフエノール系シアンカプラー例えば米
国特許第2474293号、同3311476号、同3481741号、
等に記載された化合物などが用いられる。そのほ
かに米国特許第3227554号、同3253924号、同
3379529号、同3617291号、同3770436号等に記載
された現像抑制剤を放出しうるカプラーも使用す
ることができる。 本発明の写真感光材料におけるハロゲン化銀乳
剤層およびその他の親水性コロイド層は各種の有
機または無機の硬化剤(単独または組合せて)に
より硬化されうる。代表的な例としてはムコクロ
ル酸、ホルムアルデヒド、トリメチロールメラミ
ン、グリオキザール、2,3−ジヒドロキシ−
1,4−ジオキサン、2,3−ジヒドロキシ−5
−メチル−1,4−ジオキサン、サクシンアルデ
ヒド、グルタルアルデヒドの如きアルデヒド系化
合物;ジビニルスルホン、メチレンビスマレイミ
ド、1,3,5−トリアクリロイル−ヘキサヒド
ロ−s−トリアジン、1,3,5−トリビニルス
ルホニル−ヘキサヒドロ−s−トリアジンビス
(ビニルスルホニルメチル)エーテル、1,3−
ビス(ビニルスルホニルメチル)プロパノール−
2、ビス(α−ビニルスルホニルアセトアミド)
エタンの如き活性ビニル系化合物;2,4−ジク
ロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン・ナトリ
ウム塩、2,4−ジクロロ−6−メトキシ−s−
トリアジンの如き活性ハロゲン化合物;2,4,
6−トリエチレンイミノ−s−トリアジンの如き
エチレンイミン系化合物;などを挙げることが出
来る。 本発明の写真機成層には界面活性剤を単独また
は混合して添加してもよい。それらは塗布助剤と
して用いられるものであるが、時としてその他の
目的、例えば乳化分散、増感その他の写真特性の
改良、帯電列調整等のためにも適用される。 これらの界面活性剤はサポニン等の天然界面活
性剤、アルキレンオキシド系、グリセリン系、グ
リシドール系などのノニオン界面活性剤、高級ア
ルキルアミン類、第4級アンモニウム塩類、ピリ
ジンその他の複素環類、ホスホニウムまたはスル
ホニウム類のカチオン界面活性剤;カルボン酸、
スルホン酸、リン酸、硫酸エステル、リン酸エス
テル等の酸性基を含むアニオンン界面活性剤、ア
ミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコー
ルの硫酸またはリン酸エステル類等の両性界面活
性剤である。また同様の目的の為にフツ素系界面
活性剤を使用することも可能である。 これら使用しうる界面活性剤化合物例の一部は
米国特許第2271623号、同2240472号、同2288226
号、同2739891号、同3068101号、同3158484号、
同3201253号、同3210191号、同3294540号、同
3415649号、同3441413号、同3442654号、同
3475174号、同3545974号、同3666478号、同
3507660号、英国特許第1198450号をはじめ小田良
平他著「界面活性剤の合成とその応用(槙書店、
1964年)およびA.W.ペリイ著「サーフエスアク
テイブ エージエンツ」(インターサイエンスパ
ブリケーシヨンインコーポレーテイド、1958年)、
J.P.シスリー「エンサイクロペデイア オブ ア
クテイブエージエンツ第2巻」(ケミカルパブリ
ツシユカンパニー、1964年)などの成書に記載さ
れている。 又、本発明に於ては、滑性化組成物、例えば米
国特許第3079837号、同第3080317号、同第
3545970号、同第3294537号及び日本公開特許昭52
−129520号に示されるような変性シリコーン等を
写真構成層中に含むことができる。 本発明の写真感光材料は写真構成層中に米国特
許第3411911号、同3411912号、特公昭53−5331号
等に記載のポリマーラテツクスを、又マツト剤と
してシリカ、硫酸ストロンチウム、硫酸バリウ
ム、ポリメチルメタクリレート等を含むことがで
きる。 本発明の実施によつて写真感光材料の製造工程
中および/あるいは使用時に起るスタチツクに起
因した故障が改善された。 例えば本発明の実施により写真感光材料の乳剤
面とバツク面との間の接触、乳剤面と乳剤面との
間の接触および写真感光材料が一般によく接触す
る物質例えばゴム、金属、プラスチツク及び螢光
増感紙等との接触に起因するスタチツクマークの
発生は著しく減少した。 次に本発明の効果を実施例を挙げて具体的に説
明するが本発明はこれに限定されるものではな
い。 実施例 1 酸化第二錫(平均粒径1.0μ) 100重量部 三塩化アンチモンの10%メタノール溶液10重量部 メタノール 50重量部 からなる混合物を10分間超音波分散し均一分散液
を得た。この分散液を110℃で1時間乾燥後、空
気中800℃で1時間焼成し、やや青味がかつた酸
化第二錫を得た。比抵抗は1000Kg/cm2の圧力で錠
剤状に成形して測定したところ6Ω−cmであつ
た。粒径は、用いた酸化第二錫の平均粒径とほぼ
同じであつた。平均粒径0.5μ、0.2μの酸化第二錫
からはそれぞれ比抵抗25Ω−cm、200Ω−cmの同
サイズの粒子が得られた。 実施例 2 酸化亜鉛 100重量部 Al(NO3)3・9H2Oの10%水溶液 5重量部 水 100重量部 からなる混合物を10分間超音波照射し均一分散液
を得た。この分散液を110℃で1時間乾燥後1×
10-4Torr600℃で5分間焼成し比抵抗2×102Ω
−cmの酸化亜鉛を得た。粒径は2μであつた。こ
の粒子をボールミルにより粉砕して平均粒径0.7μ
の粒子を得た。 実施例 3 金属錫100重量部と金属アンチモン1重量を濃
硝酸400重量部と反応させアンチモン酸とβ−ス
ズ酸からなるコロイド状沈澱物を得た。この沈澱
物を水1000重量部で3回遠心分離洗浄後、水500
重量部に希釈しコロイド分散液を得た。この分散
液を800℃に加熱された焼成炉中に噴霧し青味が
かつた酸化第二錫微粉末を得た。この微粉末は比
抵抗3.2Ω−cm、粒径0.5μであつた。 実施例 4 酸化チタン 100重量部 五塩化ニオブ10%メタノール溶液 10重量部 メタノール 100重量部 からなる混合物を10分間超音波照射し均一分散液
を得た。この分散液を110℃で1時間乾燥後、1
×10-4Torr、750℃で5分間焼成し青味がかつた
酸化チタン微粉末を得た。この微粉末は比抵抗
6.2×102Ω−cm、粒径1μであつた。 実施例 5 しゆう酸すず10部を電気炉中に入れ200℃/hr
の昇温速度で300℃まで加熱、2時間300℃を保持
後放冷して取りだした。黒茶色の微粒子(1μ以
下)が7.2部得られた。 このものの比抵抗ρν=1.8×10゜Ωcmであつた。 同様に1000℃まで加熱したものは比抵抗ρν=3
×106Ωcmである。 実施例 6 しゆう酸すず10部を薄い容器に入れメチレンク
ロライドをしゆう酸すずがひたる程度、加える。
この中にトリブトキシアンチモン(Sb(OC3H7)3
を0.1部を加え、撹拌し、80℃に温めメチレンク
ロライドを留去。電気炉で300℃/hrの昇温速度
で800℃まで加熱し放冷後電気炉より取り出した。
やゝ青味がかつた微粒子(1μ以下)が7.17部得ら
れた。 このものの比抵抗ρν=1.3×10゜Ωcmであつた。 実施例 7 実施例1〜6で得られた導電性粒子をポリビニ
ルアルコール(PVA)、ゼラチン中に分散させて
ポリエチレンテレフタレート(PET)フイルム
に塗布して導電層を作製した。PETフイルムは
水のぬれを良くする目的で表面をコロナ処理して
用いた。その結果を第1表にまとめた。粒子対バ
インダー比は重量比で5対1とした。
バインダー;ゼラチン9.15g/乳剤80g当り
ハロゲン化銀組成;AgI8.5mol%および
AgBr91.5mol% Br-Excess20mol% 銀量;4.42×10-2mol% ハロゲン化銀粒子の平均粒径;0.75μm 〔添加剤組成〕 ポリビニルベンゼンスルホン酸カリウム(2%溶
液);2c.c./乳剤80g当り ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ(1%溶
液);2c.c./乳剤80g当り 〔SnO2粉末/水分散物の分散条件〕 水34c.c.中にSnO2粉末をそれぞれ5mg、20mg、
80mg及び200mg分散した分散物。 上記の含有量でSnO2粉末を含む4種類のハロ
ゲン化銀乳剤をそれぞれ100μmのポリエチレン
テレフタレートフイルムに乾燥塗布銀量が3.2乃
至3.3g/m2となるように塗布し、乾燥してSnO2
粉末を含むハロゲン化銀写真感光材料を準備し
た。比較のために同様の方法でSnO2粉末を含ま
ないハロゲン化銀写真感光材料を準備した。 次にこの様にして作成された資料、更にこの資
料をドライサーモ(50℃、20%RH以下で7日
間)し、ウエツトサーモ(50℃、80%RHで7日
間)した資料について、それぞれハロゲン化銀乳
剤層のカブリ及び感度について調べた。現像液と
しては、D76現像液(イーストマンコダツク社
製)を用い、現像条件は20℃、8分とした。 その結果、SnO2粉末とハロゲン化銀粒子との
相互作用に基づくカブリの増加は認められなかつ
た。又ハロゲン化銀乳剤の感度の変化も認められ
なかつた。
AgBr91.5mol% Br-Excess20mol% 銀量;4.42×10-2mol% ハロゲン化銀粒子の平均粒径;0.75μm 〔添加剤組成〕 ポリビニルベンゼンスルホン酸カリウム(2%溶
液);2c.c./乳剤80g当り ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ(1%溶
液);2c.c./乳剤80g当り 〔SnO2粉末/水分散物の分散条件〕 水34c.c.中にSnO2粉末をそれぞれ5mg、20mg、
80mg及び200mg分散した分散物。 上記の含有量でSnO2粉末を含む4種類のハロ
ゲン化銀乳剤をそれぞれ100μmのポリエチレン
テレフタレートフイルムに乾燥塗布銀量が3.2乃
至3.3g/m2となるように塗布し、乾燥してSnO2
粉末を含むハロゲン化銀写真感光材料を準備し
た。比較のために同様の方法でSnO2粉末を含ま
ないハロゲン化銀写真感光材料を準備した。 次にこの様にして作成された資料、更にこの資
料をドライサーモ(50℃、20%RH以下で7日
間)し、ウエツトサーモ(50℃、80%RHで7日
間)した資料について、それぞれハロゲン化銀乳
剤層のカブリ及び感度について調べた。現像液と
しては、D76現像液(イーストマンコダツク社
製)を用い、現像条件は20℃、8分とした。 その結果、SnO2粉末とハロゲン化銀粒子との
相互作用に基づくカブリの増加は認められなかつ
た。又ハロゲン化銀乳剤の感度の変化も認められ
なかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ZnO、TiO2、SnO2、Al2O3、In2O3、SiO2、
MgO、BaO、MoO3の中から選ばれた少なくと
も1種の結晶性金属酸化物あるいはこれらの複合
酸化物の微粒子であつて、かつ該微粒子が (1) 焼成により作製され、その後異種原子の存在
下に熱処理された微粒子であるもの (2) 焼成により作製されるときに異種原子を共存
させて得られた微粒子であるもの (3) 焼成により作製するときに酸素濃度を下げて
酸素欠陥を導入した微粒子であるもの のうちいずれかであり、該微粒子をバインダー中
に分散した導電層をハロゲン化銀写真感光材料中
に少なくとも1層設けたことを特徴とする帯電防
止性の改良された写真感光材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4766480A JPS56143431A (en) | 1980-04-11 | 1980-04-11 | Photographic sensitive material with improved antistatic property |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4766480A JPS56143431A (en) | 1980-04-11 | 1980-04-11 | Photographic sensitive material with improved antistatic property |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56143431A JPS56143431A (en) | 1981-11-09 |
| JPH0120733B2 true JPH0120733B2 (ja) | 1989-04-18 |
Family
ID=12781521
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4766480A Granted JPS56143431A (en) | 1980-04-11 | 1980-04-11 | Photographic sensitive material with improved antistatic property |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56143431A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2663043B2 (ja) * | 1990-08-15 | 1997-10-15 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
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Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1980
- 1980-04-11 JP JP4766480A patent/JPS56143431A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56143431A (en) | 1981-11-09 |
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